JP6460032B2 - 画像形成装置、画像形成システム及び画像形成プログラム - Google Patents

画像形成装置、画像形成システム及び画像形成プログラム Download PDF

Info

Publication number
JP6460032B2
JP6460032B2 JP2016075004A JP2016075004A JP6460032B2 JP 6460032 B2 JP6460032 B2 JP 6460032B2 JP 2016075004 A JP2016075004 A JP 2016075004A JP 2016075004 A JP2016075004 A JP 2016075004A JP 6460032 B2 JP6460032 B2 JP 6460032B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
image forming
linear velocity
forming apparatus
velocity information
printing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2016075004A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2017185658A (ja
Inventor
和樹 同前
和樹 同前
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kyocera Document Solutions Inc
Original Assignee
Kyocera Document Solutions Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kyocera Document Solutions Inc filed Critical Kyocera Document Solutions Inc
Priority to JP2016075004A priority Critical patent/JP6460032B2/ja
Publication of JP2017185658A publication Critical patent/JP2017185658A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6460032B2 publication Critical patent/JP6460032B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Accessory Devices And Overall Control Thereof (AREA)
  • Facsimiles In General (AREA)

Description

本発明は、印刷処理の短縮化に適した画像形成装置、画像形成システム及び画像形成プログラムに関する。
たとえば、プリンター、多機能プリンター、複合機などのMFP(Multifunction Peripheral)である画像形成装置においては、ネットワークを介してのユーザー端末からの印刷ジョブの登録が可能となっている機種がある。また、このような機種には、登録された印刷ジョブに対する印刷処理を、ネットワーク上の他の画像形成装置へ振り分けるタンデム印刷の機能が搭載されている場合もある。
このようなタンデム印刷に関わるものとして、特許文献1では、ネットワーク上で画像形成処理の実行可能な他の画像形成装置の数を計数し、計数結果に応じて各画像形成装置の画像形成データの管理に係る動作状態を変更する画像形成装置を提案している。
特開2014−233890号公報
上述した特許文献1での画像形成装置では、予め、たとえば優先印刷や独占印刷が設定されている画像形成装置を代替対象から外すことで、タンデム印刷が可能な画像形成装置を確保し、確保した画像形成装置に画像形成データを割り振りするので、タンデム印刷が効率よく行われる。
ところが、この画像形成装置では、タンデム印刷を引き受ける側の画像形成装置の印刷速度などに伴う処理時間を考慮せずに、画像形成データを割り振りしている。つまり、画像形成装置の処理時間は、経年劣化などによって低下する。この場合、単純に、タンデム印刷が可能な画像形成装置に画像形成データを割り振りすると、全体の印刷処理に要する時間を短縮できない場合がある、という問題があった。
本発明は、このような状況に鑑みてなされたものであり、上記問題点を解消することができる画像形成装置、画像形成システム及び画像形成プログラムを提供することを目的とする。
本発明の画像形成装置は、タンデム印刷を要求する側の第1の画像形成装置としての画像形成装置であって、通信制御部と、自己の線速情報及びタンデム印刷を引き受ける側の第2の画像形成装置から受け取った線速情報を、それぞれの機器識別情報に紐付けて管理する線速情報管理部と、前記第2の画像形成装置から受け取った印刷に関わる状態情報を機器識別情報に紐付けて管理し、タンデム印刷が設定されると前記状態情報に基づいて前記第2の画像形成装置を選別するタンデム印刷管理部と、前記線速情報管理部が管理している線速情報を確認し、選別された前記第2の画像形成装置に対しての印刷処理の割り振りを決定し、前記通信制御部を介して割り振った印刷情報を送信するシステム制御部とを備え、前記システム制御部は、前記第2の画像形成装置から印刷完了の送信が有ると、前記第2の画像形成装置が完了した印刷処理に対応する前記線速情報を求めて前記線速情報管理部に渡し、自己の印刷完了に応じて、自己の印刷処理が完了した印刷処理に対応する前記線速情報を求めて前記線速情報管理部に渡し、前記線速情報管理部に対し、管理している前記線速情報を、前記第2の画像形成装置が完了した印刷処理に対応する前記線速情報及び自己が完了した印刷処理に対応する前記線速情報に更新させることを特徴とする。
また、前記システム制御部は、前記第2の画像形成装置に対して前記状態情報を要求し、前記タンデム印刷管理部に対し、管理している前記状態情報を、前記第2の画像形成装置から受け取った状態情報に更新させることを特徴とする。
また、前記線速情報は、単位枚数当たりの処理時間であることを特徴とする。
また、前記印刷情報は、割り振った印刷データ、印刷指示内容及び認証情報を含むことを特徴とする。
本発明の画像形成システムは、タンデム印刷を要求する第1の画像形成装置と、前記第1の画像形成装置にネットワークを介して接続され、前記要求に基づきタンデム印刷を引き受ける第2の画像形成装置とを備え、前記第1の画像形成装置は、第1の通信制御部と、自己の線速情報及び前記第2の画像形成装置から受け取った線速情報を、それぞれの機器識別情報に紐付けて管理する線速情報管理部と、前記第2の画像形成装置から受け取った印刷に関わる状態情報を機器識別情報に紐付けて管理し、タンデム印刷が設定されると前記状態情報に基づいて前記第2の画像形成装置を選別するタンデム印刷管理部と、前記線速情報管理部が管理している線速情報を確認し、選別された前記第2の画像形成装置に対しての印刷処理の割り振りを決定し、前記第1の通信制御部を介して割り振った印刷情報を送信する第1のシステム制御部とを有し、前記第2の画像形成装置は、前記印刷情報を受け取る第2の通信制御部と、前記印刷情報に基づき、印刷処理を実行し、印刷処理に要した時間及び機器識別情報を送信する第2のシステム制御部とを有し、前記第1のシステム制御部は、前記第2の画像形成装置から印刷完了の送信が有ると、前記第2の画像形成装置が完了した印刷処理に対応する前記線速情報を求めて前記線速情報管理部に渡し、自己の印刷完了に応じて、自己の印刷処理が完了した印刷処理に対応する前記線速情報を求めて前記線速情報管理部に渡し、前記線速情報管理部に対し、管理している前記線速情報を、前記第2の画像形成装置が完了した印刷処理に対応する前記線速情報及び自己が完了した印刷処理に対応する前記線速情報に更新させることを特徴とする。
本発明の画像形成プログラムは、線速情報管理部により、自己の線速情報及びタンデム印刷を引き受ける側の第2の画像形成装置から受け取った線速情報を、それぞれの機器識別情報に紐付けて管理する工程と、タンデム印刷管理部により、前記第2の画像形成装置から受け取った印刷に関わる状態情報を機器識別情報に紐付けて管理し、タンデム印刷が設定されると前記状態情報に基づいて前記第2の画像形成装置を選別する工程と、システム制御部により、前記線速情報管理部が管理している線速情報を確認し、選別された前記第2の画像形成装置に対しての印刷処理の割り振りを決定し、通信制御部を介して割り振った印刷情報を送信する工程とを、画像形成装置を制御するコンピューターに実行させ、前記システム制御部は、前記第2の画像形成装置から印刷完了の送信が有ると、前記第2の画像形成装置が完了した印刷処理に対応する前記線速情報を求めて前記線速情報管理部に渡し、自己の印刷完了に応じて、自己の印刷処理が完了した印刷処理に対応する前記線速情報を求めて前記線速情報管理部に渡し、前記線速情報管理部に対し、管理している前記線速情報を、前記第2の画像形成装置が完了した印刷処理に対応する前記線速情報及び自己が完了した印刷処理に対応する前記線速情報に更新させることを特徴とする。
本発明の画像形成装置、画像形成システム及び画像形成プログラムでは、線速情報管理部が、自己の線速情報及びタンデム印刷を引き受ける側の第2の画像形成装置から受け取った線速情報を、それぞれの機器識別情報に紐付けて管理し、タンデム印刷管理部が、第2の画像形成装置から受け取った印刷に関わる状態情報を機器識別情報に紐付けて管理し、さらにタンデム印刷が設定されると前記状態情報に基づいて第2の画像形成装置を選別し、システム制御部が、線速情報管理部が管理している線速情報を確認し、選別された第2の画像形成装置に対しての印刷処理の割り振りを決定し、通信制御部を介して割り振った印刷情報を送信する。
これにより、システム制御部は、線速情報管理部が管理している線速情報を確認することで、第2の画像形成装置の印刷処理に要した時間が経年劣化などによって低下しても、印刷処理の割り振りを、印刷処理に要した時間に合わせて決定することができる。
本発明の画像形成装置、画像形成システム及び画像形成プログラムによれば、印刷処理の割り振りを、印刷処理に要した時間に合わせて決定することができ、タンデム印刷での印刷処理に要する時間を短縮することができる。
本発明の画像形成システムの一実施形態を説明するための図である。 図1のタンデム印刷を要求する側のMFPの内部構成の一例を示す図である。 図1の画像形成システムにおける、タンデム印刷を要求する側のMFP及びタンデム印刷を引き受ける側のMFPの構成の概要を示す図である。 図1の画像形成システムにおける、タンデム印刷を要求する側のMFPでのタンデム印刷処理を説明するためのフローチャートである。 図1の画像形成システムにおける、タンデム印刷を引き受ける側のMFPでのタンデム印刷処理を説明するためのフローチャートである。
以下、本発明の画像形成システムの一実施形態を、図1〜図5を参照しながら説明する。なお、以下の説明においての画像形成システムに含まれる画像形成装置の一例としては、たとえば印刷機能、コピー機能、FAX機能、ネットワーク経由でのデータ送受信機能などを搭載した複合的な周辺機器であるMFP(Multifunction Peripheral)であるものとする。
まず、図1に示すように、画像形成システムは、複数のMFP100、100a、100bを備えている。これらのMFP100、100a、100bは、LAN(Local Area Network)などのネットワーク300を介して接続されている。なお、図1では、説明の便宜上、タンデム印刷を要求する側をMFP100として示し、タンデム印刷を引き受ける側をMFP100a、100bとして示している。
また、それぞれのMFP100、100a、100bは、ネットワーク300を介してPC(Personal Computer)などのユーザー端末200にも接続されている。なお、本実施形態では、プライベート印刷も可能となっている。すなわち、たとえばユーザー端末200側からいずれかのMFP100、100a、100bに対し、予め印刷ジョブを認証情報であるユーザー名及びパスワードを用いて登録しておき、MFP100、100a、100b側で予め登録したユーザー名及びパスワードの入力を受け付け、ログイン処理で必要となる認証を経ると、選択した印刷ジョブの印刷処理が実行される。また、印刷ジョブを登録したいずれかのMFP100、100a、100bがタンデム印刷を要求する側となる。なお、ユーザー端末200に限らず、スマートフォンなどの携帯端末からの印刷ジョブを、ユーザー名及びパスワードを用いてMFP100、100aに登録することもできる。また、印刷ジョブの登録や認証においては、パスワードのみの入力であってもよい。
次に、図2を参照し、MFP100、100a、100bの構成の一例について説明する。なお、本実施形態では、説明の都合上、MFP100、100a、100bの構成が同じ場合とする。このため、以下では、MFP100の構成を代表させて説明する。
MFP100は、スキャナー部101、プリンター部102、FAX部103、I/F(インターフェース)104、パネル部105、HDD106、制御部110を備えている。
スキャナー部101は、イメージセンサ(図示省略)によって読み取られる、図示しない原稿の画像をデジタルの画像データに変換し、制御部110に入力するデバイスである。プリンター部102は、制御部110から出力される印刷データに基づき、図示しない用紙上に画像を印刷するデバイスである。FAX部103は、制御部110から出力されるデータを、電話回線を通じ相手方となるファクシミリへと送信し、また、相手方ファクシミリからのデータを受信して制御部110に入力するデバイスである。
I/F104は、ネットワーク300を介し、MFP100a、100bやユーザー端末200などとの通信を受け持つ。なお、I/F104は、図示しないコンテンツサーバーやウェブサーバーなどとの通信を受け持ってもよい。パネル部105は、MFP100の印刷機能、コピー機能、FAX機能、ネットワーク経由でのデータ送受信機能や、各種設定のための表示を行うタッチパネルなどのデバイスである。HDD106は、MFP100の種々の機能を提供するためのアプリケーションプログラムなどを記憶している記憶デバイスである。また、HDD106は、たとえばユーザー端末200側から登録された印刷ジョブを記憶するユーザーボックスを有している。HDD106は、さらに、自己及び他のMFP100a、100bから取得した後述の状態情報及び線速情報を記憶する。
制御部110は、画像形成プログラムや制御プログラムなどを実行してMFP100全体の動作を制御するプロセッサーである。制御部110は、スキャナー制御部111、プリンター制御部112、FAX(Facsimile)制御部113、通信制御部114、RAM(Random Access Memory)115、ROM(Read−Only Memory)116、画像処理部117、認証管理部118、線速情報管理部119、タンデム印刷管理部120、パネル操作制御部121、HDD制御部122、システム制御部123を備えている。また、これらは、データバス124に接続されている。
スキャナー制御部111は、スキャナー部101の読み取り動作を制御する。プリンター制御部112は、プリンター部102の印刷動作を制御する。FAX制御部113は、FAX部103によるデータの送受信動作を制御する。通信制御部114は、I/F104を介し、ネットワーク300経由でのデータなどの送受信の制御を行う。
RAM115は、プログラムを実行するためのワークメモリーである。また、RAM115は、画像処理部117によって画像処理された印刷データを記憶する。ROM116には、各部の動作チェックなどを行う制御プログラムが記憶されている。画像処理部117は、スキャナー部101によって読み取られた画像データに対する画像処理(ラスタライズ)を行う。また、画像処理部117は、HDD106のユーザーボックスに登録された印刷ジョブに対する画像処理(ラスタライズ)を行う。なお、システム制御部123は、画像処理部117が画像処理した印刷データを、一旦、RAM115に記憶させる。
認証管理部118は、登録済みの認証情報を管理する。また、認証管理部118は、ログイン時において、パネル部105を介し入力される認証情報が登録済みの認証情報と一致するかどうかを確認する。認証情報は、たとえばHDD106のユーザーボックスに印刷ジョブを登録する際に使用したユーザー名及びパスワードを含む。なお、認証情報は、パスワードのみであってもよい。
線速情報管理部119は、自己の線速情報と、MFP100a、100bの線速情報とをそれぞれの機器識別情報と紐付けて管理する。また、線速情報管理部119は、タンデム印刷が完了する毎に、自己の線速情報と、MFP100a、100bの線速情報とを更新する。ここで、線速情報は、それぞれのMFP100、100a、100bが有する単位枚数当たりの処理時間を示すものであり、それぞれのMFP100、100a、100bの印刷速度などによって異なる。すなわち、たとえばA4サイズを基準とした場合でのMFP100のスペックがたとえば60ppm(pages per minute)であり、MFP100a、100bのスペックがたとえば30ppmであれば、単位枚数当たりの処理時間がそれぞれ異なる。また、それぞれの単位枚数当たりの処理時間は、経年劣化などに伴い、変化する。
そこで、タンデム印刷を要求する側がMFP100である場合、MFP100がタンデム印刷を引き受ける側のMFP100a、100bから線速情報を取得し、線速情報管理部119が管理する。また、線速情報管理部119は、MFP100a、100bから線速情報を受け取る度に、線速情報を更新する。また、線速情報管理部119は、自己の印刷処理が完了する度に、自己の線速情報を更新する。なお、タンデム印刷を要求する側がMFP100aである場合、同様に、MFP100aがMFP100、100bからの線速情報を取得して管理するとともに、自己の線速情報とMFP100、100bからの線速情報とを更新する。つまり、線速情報管理部119が管理する線速情報は、全てのMFP100、100a、100bにおいて、共有化される。
タンデム印刷管理部120は、タンデム印刷を引き受ける側のMFP100a、100bでの使用可能な用紙サイズや用紙タイプなどの用紙情報、カラー印刷が可能かどうかの印刷機能情報、トナーなどの消耗品の残量情報、タンデム印刷の可否を示す可否情報などの印刷に関わる状態情報を、MFP100a、100bの機器識別情報に紐付けて管理する。また、タンデム印刷管理部120は、タンデム印刷の可否を示す可否情報からタンデム印刷が可能なMFP100a、100bの数を管理する。また、タンデム印刷管理部120は、MFP100側でタンデム印刷が設定されると、状態情報に基づき、タンデム印刷が可能なMFP100a、100bを選別する。なお、タンデム印刷が不可能である場合の理由として、ユーザーの設定による用紙サイズ及び/又は用紙タイプに一致する用紙が無い場合、あるいは印刷ジャムなどにより用紙の使用ができない場合などが想定される。また、ユーザーの設定による用紙サイズ及び/又は用紙タイプに一致する用紙があるものの、残りの印刷枚数に見合った用紙が無い場合も想定される。
パネル操作制御部121は、パネル部105の表示動作を制御する。また、パネル操作制御部121は、パネル部105を介し、印刷、コピー、FAX、ネットワーク300経由でのデータ送受信などの開始、タンデム印刷の設定などを受け付ける。HDD制御部122は、HDD106に対するデータの読み出し及び書き込みなどを制御する。
システム制御部123は、各部の連携動作などを制御する。また、システム制御部123は、パネル部105を介してタンデム印刷の設定があると、タンデム印刷管理部120に対し、タンデム印刷に対応可能なMFP100a、100bを選別させる。また、システム制御部123は、MFP100a、100bからの状態情報と機器識別情報とを受け取ると、タンデム印刷管理部120に渡す。また、システム制御部123は、MFP100a、100bからの線速情報と機器識別情報とを受け取ると、線速情報管理部119に渡す。
また、システム制御部123は、パネル部105を介してタンデム印刷の設定があると、線速情報管理部119が管理している線速情報を確認し、対応可能なMFP100a、100bに対しての印刷処理の割り振りを決定し、通信制御部114を介して割り振った印刷データ、印刷指示内容及び認証情報を含む印刷情報を送信する。この場合、印刷指示内容は、たとえば2ページ分を30部印刷するとした要求となる。また、システム制御部123は、印刷処理の割り振りを決定する場合、予め設定されているアルゴリズムに基づいて実行する。また、システム制御部123は、MFP100a、100b側の単位枚数当たりの処理時間が経年劣化などによって低下した場合、予め設定されているアルゴリズムを変更し、全体での処理時間が短くなるように印刷処理の割り振りを決定する。
ここで、システム制御部123による印刷処理の割り振りの一例について説明する。すなわち、たとえばA4サイズを基準とした場合でのMFP100のスペックがたとえば60ppm(pages per minute)であり、MFP100a、100bのスペックがたとえば30ppmであれば、単位枚数当たりの処理時間がそれぞれ異なる。
ここで、たとえばMFP100のHDD106に登録された印刷ジョブが、2ページ分を120部印刷するとした設定(本実施形態では、1ページを用紙1枚に印刷する片面印刷の設定とする。)となっているとする。この場合、合計240ページの印刷処理が必要となる。ここで、システム制御部123は、予め設定されているアルゴリズムに基づき、全体での処理時間が短くなるように印刷処理の割り振りを決定する。この場合、システム制御部123は、MFP100は60部を印刷し、MFP100a、100bは30部ずつを印刷すると決定する。
この場合、MFP100はスペックが60ppmであるため、単位枚数当たりの処理時間は60秒/60ページ=1(秒/ページ)であり、60部(120ページ)の印刷処理に要する時間は120ページ×1秒=120秒(2分)となる。また、MFP100a、100bは、スペックが30ppmであるため、単位枚数当たりの処理時間は60秒/30ページ=2(秒/ページ)であり、30部(60ページ)の印刷処理に要する時間は60ページ×2秒=120秒(2分)となる。この場合、全体での印刷処理に要する時間は、360秒(6分)となる。つまり、システム制御部123が、MFP100は60部を印刷し、MFP100a、100bは30部ずつを印刷すると決定することで、全体での処理時間が360秒(6分)に収まることになる。
一方、たとえばMFP100bの印刷処理に要する時間が経年劣化などによって2分10秒となったとする。この場合、システム制御部123が予め設定されているアルゴリズムに基づいて上記同様に、たとえばMFP100は60部を印刷し、MFP100a、100bは30部ずつを印刷すると決定したとする。このようにすると、MFP100bの印刷処理に要する時間が2分10秒であるため、全体での印刷処理に要する時間は、6分10秒となる。
ここで、システム制御部123は、予め設定されているアルゴリズムを変更し、全体での印刷処理に要する時間である、6分10秒より短くなるように、印刷処理の割り振りを決定する。すなわち、経年劣化などによって印刷処理に要した時間が延びたMFP100bの単位枚数当たりの処理時間は、130秒/60ページ=2.1666・・・(秒/ページ)となる。ここで、説明の便宜上、MFP100bの単位枚数当たりの処理時間を、2.166(秒/ページ)とする。
この場合、システム制御部123は、MFP100、100a、100bのそれぞれの線速情報、すなわち単位枚数当たりの処理時間を考慮し、全体での印刷処理に要する時間が6分10秒より短くなるように、MFP100、100a、100bに対する印刷処理の割り振りを決定する。すなわち、システム制御部123は、変更されたアルゴリズムに従い、MFP100は60部(120ページ)を印刷し、MFP100aは31部(62ページ)を印刷し、MFP100bは29部(58ページ)を印刷すると決定する。この例では、単位枚数当たりの処理時間が延びたMFP100bの割り振りを減少(1部減少)させて、その分を、タンデム要求を引き受ける側の他のMFP100aに割り振るアルゴリズムを用いている。
この場合、MFP100の120ページの印刷処理に要する時間は、上記同様に、120秒となる。MFP100aの印刷処理に要する時間は、62ページ×2秒=124秒となる。一方、MFP100bの印刷処理に要する時間は、58ページ×2.166秒=約125.628秒となる。この場合、全体での印刷処理に要する時間は、120秒+124秒+125.628秒=約369.628秒(約6分9秒強)となる。
なお、システム制御部123は、MFP100bの印刷処理に要する時間が延びた場合、MFP100に60部、MFP100aに31部、MFP100bに29部、とした印刷処理の割り振りを決定しているが、これに限らず、MFP100に61部、MFP100aに30部、MFP100bに29部、とした印刷処理の割り振りを決定してもよい。この例では、単位枚数当たりの処理時間が延びたMFP100bの割り振りを減少(1部減少)させて、その分を、タンデム要求を要求する側のMFP100に割り振るアルゴリズムを用いている。
この場合、MFP100の120ページの印刷処理に要する時間は、122ページ×1秒=122秒となる。MFP100aの印刷処理に要する時間は、60ページ×2秒=120秒となる。一方、MFP100bの印刷処理に要する時間は、58ページ×2.166秒=約125.638秒となる。この場合、全体での印刷処理に要する時間は、122秒+120秒+125.638秒=367.638秒(約6分8秒弱)となる。
また、他の例では、システム制御部123は、MFP100、100a、及び100bそれぞれの単位枚数当たりの処理時間の逆数(すなわち、単位時間当たりの処理枚数)の比に応じて、印刷処理の割り振りを決定してもよい。この場合、MFP100、100a、及び100bそれぞれの単位枚数当たりの処理時間の逆数の比は、1:1/2:1/2.166となる。従って、システム制御部123は、MFP100bの印刷処理に要する時間が延びた場合、MFP100に61部(=120部×1/(1+1/2+1/2.166))、MFP100aに31部(=120部×(1/2)/(1+1/2+1/2.166))、MFP100bに28部(=120部×(1/2.166)/(1+1/2+1/2.166))、とした印刷処理の割り振りを決定する。ここで、各部数は、小数点以下の値を四捨五入して算出されている。
この場合、MFP100の120ページの印刷処理に要する時間は、122ページ×1秒=122秒となる。MFP100aの印刷処理に要する時間は、62ページ×2秒=124秒となる。一方、MFP100bの印刷処理に要する時間は、56ページ×2.166秒=約121.296秒となる。この場合、全体での印刷処理に要する時間は、122秒+124秒+121.296秒=367.296秒(約6分7秒強)となる。
次に、図3〜図5を参照し、タンデム印刷処理について説明する。なお、以下においては、タンデム印刷を要求する側のMFP100と、タンデム印刷を引き受ける側のMFP100a、100bとを区別するために、図3のように符号を変えて示すとともに、説明に必要な構成のみを抜粋して示す。また、以下においては、たとえばユーザー端末200からの印刷ジョブが認証情報であるユーザー名及びパスワードを用いてHDD106に登録されているものとする。また、以下においては、HDD106に登録された印刷ジョブの印刷設定が2ページ分で120部となっているとする。また、以下においては、画像処理部117が画像処理した印刷ジョブの印刷データがRAM115に記憶されているとする。また、以下においては、パネル部105を介し、タンデム印刷が設定されたとする。また、以下においては、MFP100a、100b側でのタンデム印刷が可能となっているとする。また、以下においては、線速情報管理部119が、自己の線速情報と、MFP100a、100bの線速情報とを管理しているとする。ここで、線速情報は、上述したように、単位枚数当たりの処理時間である。
まず、図4を参照し、タンデム印刷を要求する側のMFP100でのタンデム印刷処理を説明する。
(ステップS101)
まず、タンデム印刷を要求する側のMFP100のシステム制御部123は、ログイン処理が完了したかどうかを判断する。この場合、システム制御部123は、認証管理部118がパネル部105を介して入力されたユーザー名及びパスワードと、既に管理している認証情報との一致を確認していなければログイン処理が完了していないと判断する(ステップS101:No)。
これに対し、システム制御部123は、認証管理部118がパネル部105を介して入力されたユーザー名及びパスワードと、既に管理している認証情報との一致を確認すれば、ログイン処理が完了したと判断し(ステップS101:Yes)、ステップS102に移行する。
なお、認証管理部118がパネル部105を介して入力されたユーザー名及びパスワードと、既に管理している認証情報とが不一致であると確認した場合、システム制御部123がパネル部105に不一致であるエラーを表示させてもよい。
(ステップS102)
システム制御部123は、タンデム印刷が設定されたかどうかを判断する。この場合、 システム制御部123は、パネル操作制御部121からのパネル部105を介してのタンデム印刷の設定が有ったことを示す通知が無ければ、タンデム印刷が設定されていないと判断する(ステップS102:No)。
これに対し、システム制御部123は、パネル操作制御部121からのパネル部105を介してのタンデム印刷の設定が有ったことを示す通知が有れば、タンデム印刷が設定されたと判断し(ステップS102:Yes)、ステップS103に移行する。
(ステップS103)
システム制御部123は、通信制御部114を介し、MFP100a及び100bに対して上述した用紙サイズや用紙タイプなどの用紙情報、カラー印刷が可能かどうかの印刷機能情報、トナーなどの消耗品の残量情報、タンデム印刷の可否を示す可否情報などの印刷に関わる状態情報を要求する。
システム制御部123は、通信制御部114を介し、MFP100a及び100bからの状態情報を受け取ると、タンデム印刷管理部120に渡す。
この場合、タンデム印刷管理部120は、システム制御部123から受け取った状態情報を機器識別情報に紐付けて管理する。また、タンデム印刷管理部120は、システム制御部123から新たに状態情報を受け取った場合、機器識別情報に紐付けて管理している状態情報を更新する。
(ステップS104)
システム制御部123は、タンデム印刷管理部120に対し、タンデム印刷に対応可能なMFP100a、100bを選別させる。
この場合、タンデム印刷管理部120は、システム制御部123から受け取った用紙情報、印刷機能情報、残量情報、可否情報などの状態情報を確認し、タンデム印刷に対応可能なMFP100a、100bを選別してシステム制御部123に通知する。
(ステップS105)
システム制御部123は、タンデム印刷管理部120が選別したMFP100a、100bに対し、線速情報管理部119が管理している線速情報に基づき、印刷処理の割り振りを決定する。
ここで、MFP100のHDD106に登録されている印刷ジョブの印刷設定が2ページ分で120部となっているとする。この場合、システム制御部123は、予め設定されているアルゴリズムに基づいた場合、上述したように、MFP100は2ページ分を60部印刷し、MFP100a、100bは2ページ分を30部ずつ印刷すると決定する。
ただし、線速情報管理部119が管理している線速情報において、たとえばMFP100bの単位枚数当たりの処理時間が、上述したように、2秒から2.166秒に低下している場合、システム制御部123は予め設定されているアルゴリズムを変更し、印刷処理の割り振りを決定する。
この場合、システム制御部123は、MFP100は2ページ分を60部印刷し、MFP100aは2ページ分を31部印刷し、MFP100bは2ページ分を29部印刷すると決定する。以下、この印刷処理の割り振りの決定に基づいた場合で説明する。
(ステップS106)
システム制御部123は、MFP100a、100bに対してそれぞれ割り振った印刷データと認証情報とを含む印刷情報を送信する。
この場合、MFP100aへの印刷情報には、2ページ分の印刷データ及び認証情報に加え、2ページ分を31部印刷するとした印刷指示内容も含まれる。また、MFP100bへの印刷情報には、2ページ分の印刷データ及び認証情報に加え、2ページ分を29部印刷するとした印刷指示内容も含まれる。
(ステップS107)
システム制御部123は、MFP100a、100bからの印刷完了の送信が有るかどうかを判断する。
この場合、システム制御部123は、通信制御部114からの印刷完了の送信の受信を知らせる通知を待ち(ステップS107:No)、通信制御部114からの印刷完了の送信の受信を知らせる通知を受け取ると、MFP100a、100bからの印刷完了の送信が有ると判断する(ステップS107:Yes)。
ここで、MFP100a、100bからの印刷完了の送信には、印刷処理に要した時間と機器識別情報とが含まれている。システム制御部123は、印刷処理に要した時間から単位枚数当たりの処理時間を求め、線速情報として線速情報管理部119に渡す。また、システム制御部123は、機器識別情報も渡す。
また、システム制御部123は、自己のプリンター制御部112からの印刷完了の通知を受け取っている場合、自己の単位枚数当たりの処理時間を求め、自己の線速情報として線速情報管理部119に渡す。なお、自己の単位枚数当たりの処理時間は、図示しないタイマーからの印刷処理が完了するまでの時間から求めることができる。
(ステップS108)
システム制御部123は、線速情報管理部119に対し、線速情報を更新させる。
この場合、線速情報管理部119は、MFP100a、100bの機器識別情報に紐付けて管理している線速情報を、システム制御部123から受け取った線速情報に更新する。また、線速情報管理部119は、自己の機器識別情報に紐付けて管理している自己の線速情報を、システム制御部123から受け取った自己の線速情報に更新する。
次に、図5を参照し、タンデム印刷を引き受ける側のMFP100a、100bの処理について説明する。なお、以下では、MFP100a及び100bが同じ処理を行うため、MFP100aを中心に説明する。
(ステップS201)
まず、タンデム印刷を引き受ける側のMFP100aのシステム制御部123aは、状態情報の要求を受け取ったかどうかを判断する。この場合、システム制御部123aは、通信制御部114aからの状態情報の要求のを受信を知らせる通知を待ち(ステップS201:No)、通信制御部114aからの状態情報の要求の受信を知らせる通知を受け取ると、状態情報の要求を受け取ったと判断し(ステップS201:Yes)、ステップS202に移行する。
(ステップS202)
システム制御部123aは、通信制御部114aを介し、MFP100a側での使用可能な用紙サイズや用紙タイプなどの用紙情報、カラー印刷が可能かどうかの印刷機能情報、トナーなどの消耗品の残量情報、タンデム印刷の可否を示す可否情報などの状態情報と、機器識別情報とを送信する。
なお、タンデム印刷が不可能である場合の理由として、上述したように、ユーザーの設定による用紙サイズ及び/又は用紙タイプに一致する用紙が無い場合、あるいは印刷ジャムなどにより用紙の使用ができない場合などが想定される。また、ユーザーの設定による用紙サイズ及び/又は用紙タイプに一致する用紙があるものの、残りの印刷枚数に見合った用紙が無い場合も想定される。
(ステップS203)
システム制御部123aは、印刷情報を受け取ったかどうかを判断する。この場合、システム制御部123aは、通信制御部114aからの印刷情報の受信を知らせる通知を待ち(ステップS203:No)、通信制御部114aからの印刷情報の受信を知らせる通知を受け取ると、印刷情報を受け取ったと判断し(ステップS203:Yes)、ステップS204に移行する。
ここで、MFP100aへの印刷情報には、上述したように、2ページ分の印刷データ及び認証情報に加え、たとえば2ページ分を31部印刷するとした印刷指示内容も含まれる。また、MFP100bへの印刷情報には、上述したように、2ページ分の印刷データ及び認証情報に加え、たとえば2ページ分を29部印刷するとした印刷指示内容も含まれる。
(ステップS204)
システム制御部123aは、ログイン処理が完了したかどうかを判断する。
この場合、システム制御部123aは、印刷情報に含まれる認証情報を認証管理部118aに管理させる。そして、システム制御部123aは、認証管理部118aからの管理の完了の通知を待ち(ステップS204:No)、認証管理部118aからの管理の完了の通知を受け取ると、ログイン処理が完了したと判断し(ステップS204:Yes)、ログインを許可する。
このように、タンデム印刷を引き受ける側のMFP100aでのログイン処理が自動的に行われるため、ユーザーはMFP100aにおいて、パネル部105aを介しユーザー名及びパスワードなどの認証情報を入力することなく、MFP100aを使用できる。
(ステップS205)
システム制御部123aは、MFP100側から受け取った印刷データに基づき、プリンター制御部112aに対して印刷を指示する。この場合、システム制御部123は、プリンター制御部112aに対し、2ページ分を31部印刷するとした指示を出す。これにより、プリンター制御部112aは、プリンター部102aに対し印刷を行わせる。
(ステップS206)
システム制御部123aは、印刷が完了したかどうかを判断する。
この場合、システム制御部123aは、プリンター制御部112aからの印刷完了の通知を受け取っていなければ印刷が完了していないと判断し(ステップS206:No)、プリンター制御部112aからの印刷完了の通知を待つ。これに対し、システム制御部123aは、プリンター制御部112aからの印刷完了の通知を受け取ると、印刷が完了したと判断し(ステップS206:Yes)、ステップS207に移行する。
(ステップS207)
システム制御部123aは、通信制御部114aを介し、印刷処理に要した時間を送信する。この場合、機器識別情報も同時に送信する。
このように、本実施形態では、線速情報管理部119が、自己の線速情報及びタンデム印刷を引き受ける側のMFP100a、100b(第2の画像形成装置)から受け取った線速情報を、それぞれの機器識別情報に紐付けて管理し、タンデム印刷管理部120が、MFP100a、100b(第2の画像形成装置)から受け取った印刷に関わる状態情報を機器識別情報に紐付けて管理し、さらにタンデム印刷が設定されるとMFP100a、100b(第2の画像形成装置)を選別し、システム制御部123が、線速情報管理部119が管理している線速情報を確認し、選別されたMFP100a、100b(第2の画像形成装置)に対しての印刷処理の割り振りを決定し、通信制御部114を介して割り振った印刷情報を送信する。
これにより、システム制御部123は、線速情報管理部119が管理している線速情報を確認することで、MFP100a、100b(第2の画像形成装置)の印刷処理に要した時間が経年劣化などによって低下しても、印刷処理の割り振りを、印刷処理に要した時間に合わせて決定することができ、タンデム印刷での全体の印刷処理に要する時間を短縮することができる。
また、本実施形態では、システム制御部123は、線速情報管理部119に対し、管理している線速情報を、印刷処理完了後のMFP100a、100b(第2の画像形成装置)から受け取った線速情報及び自己の線速情報に更新させるので、線速情報管理部119が最新の線速情報を管理することができる。
また、本実施形態では、システム制御部123は、MFP100a、100b(第2の画像形成装置)に対して状態情報を要求し、タンデム印刷管理部120に対し、管理している状態情報を、MFP100a、100b(第2の画像形成装置)から受け取った状態情報に更新させるので、タンデム印刷管理部120が最新の状態情報を管理することができる。
また、本実施形態では、たとえばタンデム印刷を要求する側がMFP100aである場合、MFP100aがMFP100、100bからの線速情報を取得して管理するとともに、自己の線速情報とMFP100、100bからの線速情報とを更新するので、線速情報を、全てのMFP100、100a、100bにおいて共有化できる。
また、線速情報は、単位枚数当たりの処理時間であるので、MFP100a、100b(第2の画像形成装置)の印刷処理に要した時間が経年劣化などによって低下しても、単位枚数当たりの処理時間を、印刷処理に要した時間に合わせて変更することができる。
また、MFP100からMFP100a、100bに送信される印刷情報は、割り振った印刷データに加え、印刷指示内容を含むので、MFP100a、100bのそれぞれに対して印刷指示内容により印刷処理の指示を変えることができる。また、印刷情報は、割り振った印刷データに加え、認証情報を含むので、MFP100a、100b側でのログイン処理が不要となる。
なお、MFP100、100a、100bの最初(出荷時、初回印刷時、又は初回タンデム印刷時)の線速情報は、各装置のスペックのから算出される値としてもよい。
また、本実施形態では、タンデム印刷の場合として説明したが、この例に限らず、たとえば使用中のMFP100側で用紙ジャムや用紙切れなどによる印刷エラーが生じた場合、MFP100a、100bに対して代替印刷を要求する場合にも適用可能である。
100、100a、100b MFP
101 スキャナー部
102、102a プリンター部
103 FAX部
104 I/F
105、105a パネル部
106、106a HDD
110 制御部
111 スキャナー制御部
112、112a プリンター制御部
113 FAX制御部
114、114a 通信制御部
115、115a RAM
116 ROM
117、117a 画像処理部
118、118a 認証管理部
119、119a 線速情報管理部
120、120a タンデム印刷管理部
121、121a パネル操作制御部
122、122a HDD制御部
123、123a システム制御部
200 ユーザー端末
300 ネットワーク

Claims (6)

  1. タンデム印刷を要求する側の第1の画像形成装置としての画像形成装置であって、
    通信制御部と、
    自己の線速情報及びタンデム印刷を引き受ける側の第2の画像形成装置から受け取った線速情報を、それぞれの機器識別情報に紐付けて管理する線速情報管理部と、
    前記第2の画像形成装置から受け取った印刷に関わる状態情報を機器識別情報に紐付けて管理し、タンデム印刷が設定されると前記状態情報に基づいて前記第2の画像形成装置を選別するタンデム印刷管理部と、
    前記線速情報管理部が管理している線速情報を確認し、選別された前記第2の画像形成装置に対しての印刷処理の割り振りを決定し、前記通信制御部を介して割り振った印刷情報を送信するシステム制御部とを備え
    前記システム制御部は、
    前記第2の画像形成装置から印刷完了の送信が有ると、前記第2の画像形成装置が完了した印刷処理に対応する前記線速情報を求めて前記線速情報管理部に渡し、
    自己の印刷完了に応じて、自己の印刷処理が完了した印刷処理に対応する前記線速情報を求めて前記線速情報管理部に渡し、
    前記線速情報管理部に対し、管理している前記線速情報を、前記第2の画像形成装置が完了した印刷処理に対応する前記線速情報及び自己が完了した印刷処理に対応する前記線速情報に更新させる
    ことを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記システム制御部は、前記第2の画像形成装置に対して前記状態情報を要求し、前記タンデム印刷管理部に対し、管理している前記状態情報を、前記第2の画像形成装置から受け取った状態情報に更新させることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記線速情報は、単位枚数当たりの処理時間であることを特徴とする請求項1又は2に記載の画像形成装置。
  4. 前記印刷情報は、割り振った印刷データ、印刷指示内容及び認証情報を含むことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の画像形成装置。
  5. タンデム印刷を要求する第1の画像形成装置と、
    前記第1の画像形成装置にネットワークを介して接続され、前記要求に基づきタンデム印刷を引き受ける第2の画像形成装置とを備え、
    前記第1の画像形成装置は、
    第1の通信制御部と、
    自己の線速情報及び前記第2の画像形成装置から受け取った線速情報を、それぞれの機器識別情報に紐付けて管理する線速情報管理部と、
    前記第2の画像形成装置から受け取った印刷に関わる状態情報を機器識別情報に紐付けて管理し、タンデム印刷が設定されると前記状態情報に基づいて前記第2の画像形成装置を選別するタンデム印刷管理部と、
    前記線速情報管理部が管理している線速情報を確認し、選別された前記第2の画像形成装置に対しての印刷処理の割り振りを決定し、前記第1の通信制御部を介して割り振った印刷情報を送信する第1のシステム制御部とを有し、
    前記第2の画像形成装置は、
    前記印刷情報を受け取る第2の通信制御部と、
    前記印刷情報に基づき、印刷処理を実行し、印刷処理に要した時間及び機器識別情報を送信する第2のシステム制御部とを有し
    前記第1のシステム制御部は、
    前記第2の画像形成装置から印刷完了の送信が有ると、前記第2の画像形成装置が完了した印刷処理に対応する前記線速情報を求めて前記線速情報管理部に渡し、
    自己の印刷完了に応じて、自己の印刷処理が完了した印刷処理に対応する前記線速情報を求めて前記線速情報管理部に渡し、
    前記線速情報管理部に対し、管理している前記線速情報を、前記第2の画像形成装置が完了した印刷処理に対応する前記線速情報及び自己が完了した印刷処理に対応する前記線速情報に更新させる
    ことを特徴とする画像形成システム。
  6. 線速情報管理部により、自己の線速情報及びタンデム印刷を引き受ける側の第2の画像形成装置から受け取った線速情報を、それぞれの機器識別情報に紐付けて管理する工程と、
    タンデム印刷管理部により、前記第2の画像形成装置から受け取った印刷に関わる状態情報を機器識別情報に紐付けて管理し、タンデム印刷が設定されると前記状態情報に基づいて前記第2の画像形成装置を選別する工程と、
    システム制御部により、前記線速情報管理部が管理している線速情報を確認し、選別された前記第2の画像形成装置に対しての印刷処理の割り振りを決定し、通信制御部を介して割り振った印刷情報を送信する工程とを、画像形成装置を制御するコンピューターに実行させ
    前記システム制御部は、
    前記第2の画像形成装置から印刷完了の送信が有ると、前記第2の画像形成装置が完了した印刷処理に対応する前記線速情報を求めて前記線速情報管理部に渡し、
    自己の印刷完了に応じて、自己の印刷処理が完了した印刷処理に対応する前記線速情報を求めて前記線速情報管理部に渡し、
    前記線速情報管理部に対し、管理している前記線速情報を、前記第2の画像形成装置が完了した印刷処理に対応する前記線速情報及び自己が完了した印刷処理に対応する前記線速情報に更新させる
    ことを特徴とする画像形成プログラム。
JP2016075004A 2016-04-04 2016-04-04 画像形成装置、画像形成システム及び画像形成プログラム Expired - Fee Related JP6460032B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016075004A JP6460032B2 (ja) 2016-04-04 2016-04-04 画像形成装置、画像形成システム及び画像形成プログラム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016075004A JP6460032B2 (ja) 2016-04-04 2016-04-04 画像形成装置、画像形成システム及び画像形成プログラム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2017185658A JP2017185658A (ja) 2017-10-12
JP6460032B2 true JP6460032B2 (ja) 2019-01-30

Family

ID=60044522

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016075004A Expired - Fee Related JP6460032B2 (ja) 2016-04-04 2016-04-04 画像形成装置、画像形成システム及び画像形成プログラム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6460032B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7216333B2 (ja) * 2019-03-26 2023-02-01 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 代替印刷システム、印刷管理システムおよび印刷管理プログラム

Family Cites Families (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH1185967A (ja) * 1997-09-04 1999-03-30 Ricoh Co Ltd 画像処理装置
JP4650158B2 (ja) * 2005-08-23 2011-03-16 セイコーエプソン株式会社 分散制御を実行するための印刷制御装置、及び、印刷装置
JP2007136697A (ja) * 2005-11-15 2007-06-07 Seiko Epson Corp 画像形成システム
JP2008049627A (ja) * 2006-08-25 2008-03-06 Casio Electronics Co Ltd 印刷装置
US8819694B2 (en) * 2007-12-20 2014-08-26 Samsung Electronics Co., Ltd. System and method for embedded load balancing in a multifunction peripheral (MFP)
JP5235540B2 (ja) * 2008-07-11 2013-07-10 キヤノン株式会社 情報処理システム、情報処理装置及び情報処理方法並びにプログラム
JP2010110976A (ja) * 2008-11-05 2010-05-20 Konica Minolta Business Technologies Inc 分散印刷システム
JP5435992B2 (ja) * 2009-03-16 2014-03-05 キヤノン株式会社 情報処理システム
JP2014233890A (ja) * 2013-05-31 2014-12-15 株式会社沖データ 画像形成装置及び画像形成装置の制御プログラム、並びに、画像形成管理装置及び画像形成管理プログラム、並びに、画像形成システム

Also Published As

Publication number Publication date
JP2017185658A (ja) 2017-10-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US9832339B1 (en) Image forming system, image forming method and information processing apparatus
JP6124019B2 (ja) 情報処理装置、画像形成装置、画像形成システム、画像形成方法およびプログラム
JP6264310B2 (ja) 画像形成用シート供給部選択方法、画像形成装置、情報処理装置
US20190317705A1 (en) Image Forming System and Image Forming Method
US9509866B2 (en) Image forming apparatus that executes fax job concurrently with print job while reducing delay in fax job processing, job execution method, and storage medium
KR20200038858A (ko) 인쇄 장치, 그 제어 방법, 및 비일시적 컴퓨터 판독가능 저장 매체
JP2015050612A (ja) 情報処理装置、ジョブ設定方法
US8988736B2 (en) Image forming apparatus that executes image-quality adjustment
JP6460032B2 (ja) 画像形成装置、画像形成システム及び画像形成プログラム
AU2014280953B2 (en) Information processing device, image processing device, image processing system, and program
JP2010214689A (ja) 印刷制御装置および印刷装置
JP5583720B2 (ja) 印刷システム
US20170344324A1 (en) Image Forming Apparatus That Ensures Improved Variety of Execution Restriction of Processing Including Charge in Image Forming Apparatus and Recording Medium Therefor
JP5622342B1 (ja) 印刷システム
US10545707B2 (en) Image forming system, information processing apparatus, and image forming method that prevents printing
JP2017175339A (ja) プログラム、画像形成装置および画像形成システム
JP2016219881A (ja) ジョブ処理装置管理サーバプログラム
JP6210022B2 (ja) 情報処理装置、メモリーアクセス調停方法
JP6187419B2 (ja) 画像処理装置、同装置における画像処理方法及び画像処理プログラム
JP6680253B2 (ja) 画像形成装置及び画像形成プログラム
JP2008179438A (ja) 画像形成装置及びプログラム
JP6091481B2 (ja) 画像処理装置、画面表示方法
US20180210384A1 (en) Image forming apparatus and display method of print setting screen thereof
JP5509151B2 (ja) Dma制御装置及びこれを含む画像形成装置
JP2020010160A (ja) 情報処理装置、画像形成システム、画像形成方法及びプログラム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20180126

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20180926

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20181002

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20181106

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20181204

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20181217

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6460032

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees