JP2016219881A - ジョブ処理装置管理サーバプログラム - Google Patents

ジョブ処理装置管理サーバプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】依頼されたジョブを代理作業者が優先的に処理するように規制することのできるジョブ処理装置、管理サーバおよびそのプログラムを提供する。【解決手段】複合機10は、依頼人Aの端末30から、代理作業者Bと、代理作業者Bにジョブの投入操作を行わせる依頼ジョブの特定情報とを含む代理作業依頼を受信して記憶する。依頼人Aは代理作業者Bに原稿を渡して依頼ジョブの実行を依頼する。複合機10はログインユーザが、記憶している代理作業依頼に含まれる代理作業者か否かを判定し、代理作業者である場合は、少なくともその代理作業者が作業依頼を受けている依頼ジョブの投入を受けてそのジョブの実行が完了するまで、依頼ジョブ以外のジョブの実行を禁止する。【選択図】図1

Description

本発明は、依頼人から依頼を受けた代理作業者の操作に基づいてジョブを実行するジョブ処理装置、該ジョブ処理装置がネットワークを通じて接続される管理サーバおよびそのプログラムに関する。
本人が忙しい場合等に、プリンタや複合機にジョブを実行させるための各種の操作や出力物の取得を代理作業者に行わせたい場合がある。
このような要請に対応する機能として、依頼人がPC(パーソナルコンピュータ)等から印刷ジョブを投入する際にその出力を許可する代理作業者を指定しておき、指定された代理作業者がプリンタや複合機にログインした場合に、その印刷ジョブが実行される、所謂、代理プリントがある(特許文献1参照)。
また、依頼人が、自分の居る場所と異なる場所に置いてある原稿のコピーを代理作業者に依頼する場合に、依頼人が意図した適正な原稿がコピーされるように管理する代理コピーシステムが提案されている(特許文献2参照)。このシステムでは、スキャナで読み取った原稿の画像を依頼者に送信して、原稿が適正か否かの確認を求めるようになっている。
また、出力の許可されたユーザがプリンタや複合機などの画像形成装置にログインした際に、当該ユーザが許可ユーザに設定されたジョブが登録されているか否かを調べ、登録されていれば、その旨を報知する画像形成装置がある(特許文献3参照)。
特開2013−228788号公報 特開2013―165412号公報 特開2013―084179号公報
ジョブの実行に係る作業を代理作業者に依頼する場合、依頼人がジョブの実行を急いでいる場合であっても、依頼人の意思に反して、代理作業者がその依頼されたジョブを直ぐに処理しない場合や、代理作業者が依頼されたジョブの遂行を忘れてしまう場合がある。また、代理作業者が、依頼されたジョブ以外のジョブを優先的に実行し、依頼人の依頼したジョブが後回しにされることもある。
代理プリントの場合、依頼人によりジョブの投入作業が完了しているので、代理作業者がプリンタや複合機にログインした時点で該当のジョブを自動的に開始するといった制御が可能になる。しかし、代理作業者がジョブの投入操作の全部または一部を行う必要があったり原稿を読み取らせる作業が発生したりする場合には、代理作業者がログインしただけでジョブを自動的に開始させることはできない。そのため、前述したように、依頼人が依頼したジョブの実行が後回しにされてしまう場合が生じる。
本発明は、上記の問題を解決しようとするものであり、依頼されたジョブを代理作業者が速やかに処理するように規制することのできるジョブ処理装置、管理サーバおよびそのプログラムを提供することを目的としている。
かかる目的を達成するための本発明の要旨とするところは、次の各項の発明に存する。
[1]認証部と、
前記認証部によって認証されたログインユーザからジョブの投入操作を受け付ける操作部と、
投入されたジョブを実行するジョブ実行部と、
依頼人の端末から、代理作業者と、前記代理作業者にジョブの投入操作を行わせるジョブの特定情報とを含む代理作業依頼を受信する受信部と、
前記受信部が受信した前記代理作業依頼を記憶する記憶部と、
前記ログインユーザが前記記憶部に記憶されている前記代理作業依頼に含まれる代理作業者の場合は、少なくとも前記代理作業依頼に含まれている前記特定情報が示すジョブの実行が完了するまで、前記特定情報が示すジョブ以外のジョブの実行を禁止する制御部と、
を有する
ことを特徴とするジョブ処理装置。
上記発明および下記[8]、[15]に記載の発明では、代理作業依頼で依頼されたジョブを投入してその実行が完了するまで、代理作業者は、依頼されたジョブ以外のジョブを実行させることができなくなる。これにより、依頼されたジョブを代理作業者が優先的に速やかに処理するように規制でき、依頼人の依頼したジョブが後回しにされることが防止される。
[2]前記ログインユーザが前記記憶部に記憶されている前記代理作業依頼に含まれる代理作業者の場合は、前記代理作業依頼に含まれている前記特定情報が示すジョブの存在を表示部に表示する
ことを特徴とする[1]に記載のジョブ処理装置。
上記発明および下記[9]、[16]に記載の発明では、代理作業者がログインしたとき、その代理作業者が依頼されているジョブが表示される。依頼されたジョブの存在が忘れ去られないようにすることができる。
[3]前記特定情報が示すジョブは、スキャナで原稿を読み取る処理を含むジョブである
ことを特徴とする[1]または[2]に記載のジョブ処理装置。
上記発明および下記[10]、[17]に記載の発明では、原稿を読み取る処理を含むジョブでは、原稿をセットする作業が発生するため、依頼されたジョブ以外のジョブの実行を禁止することで、その作業を速やかに行うように代理作業者を動機付けることができる。
[4]前記特定情報には、原稿枚数が含まれており、
前記制御部は、前記代理作業依頼に含まれている前記特定情報が示すジョブの実行時に前記スキャナで読み取った原稿枚数と前記特定情報が示す原稿枚数とが一致しない場合は、前記特定情報が示すジョブの実行を中止する
ことを特徴とする[3]に記載のジョブ処理装置。
上記発明および下記[11]、[18]に記載の発明では、依頼人が設定した原稿枚数と読み取った原稿枚数が一致しない場合は、原稿が異なるなど不正な処理の可能性があるので、ジョブの実行を中止する。
[5]前記特定情報には、原稿枚数が含まれており、
前記制御部は、前記代理作業依頼に含まれている前記特定情報が示すジョブの実行時に前記スキャナで読み取った原稿枚数と前記特定情報が示す原稿枚数とが一致しない場合は、前記代理作業依頼の送信元の依頼人に、原稿枚数が不一致である旨を通知し、該通知に対して前記依頼人から実行を許可する応答を受けた場合は前記特定情報が示すジョブの実行を継続し、実行を許可する応答を受けない場合は前記特定情報が示すジョブの実行を中止する
ことを特徴とする[3]に記載のジョブ処理装置。
上記発明および下記[12]、[19]に記載の発明では、依頼人が代理作業依頼において設定した原稿枚数が間違っている場合もあるので、依頼人が設定した原稿枚数と読み取った原稿枚数が一致しない場合は依頼人に確認を求め、依頼人が承認した場合はジョブを継続実行する。
[6]前記特定情報には、原稿枚数の許容範囲が含まれており、
前記制御部は、前記代理作業依頼に含まれている前記特定情報が示すジョブの実行時に前記スキャナで読み取った原稿枚数が前記許容範囲内であれば、前記一致とみなす
ことを特徴とする[4]または[5]に記載のジョブ処理装置。
上記発明および下記[13]、[20]に記載の発明では、正確な原稿枚数を依頼人が把握していない場合もあるので、代理作業依頼で設定する原稿枚数に幅を持たせることを可能にする。
[7]前記代理作業依頼の送信元の依頼人から、ジョブの実行完了確認の通知を受けたとき、前記禁止を解除する
ことを特徴とする[1]乃至[6]のいずれか1つに記載のジョブ処理装置。
上記発明および下記[14]、[21]に記載の発明では、たとえば、代理作業者が依頼されたジョブの結果物を依頼人に届け、依頼人がこれを確認した場合に、ジョブの実行確認完了の通知が依頼人の端末からジョブ処理装置に送信され、ジョブ処理装置はこれを受信したとき、代理作業者に対する規制(依頼されたジョブ以外のジョブの実行禁止)を解除する。
[8]認証部と、前記認証部で認証されたユーザのみからジョブの投入操作を受ける操作部と、投入されたジョブを実行するジョブ実行部を備えたジョブ処理装置がネットワークを通じて複数台接続された管理サーバであって、
依頼人の端末から、代理作業者と、前記代理作業者にジョブの投入操作を行わせるジョブの特定情報とを含む代理作業依頼を受信する代理作業依頼受信部と、
前記受信部が受信した前記代理作業依頼を記憶する代理作業依頼記憶部と、
前記ジョブ処理装置から認証されたログインユーザの通知を受信する通知受信部と、
前記通知されたログインユーザが前記記憶部に記憶されている前記代理作業依頼に含まれる代理作業者の場合は、少なくとも前記代理作業依頼に含まれている前記特定情報が示すジョブの実行が完了するまで、前記代理作業者による前記特定情報が示すジョブ以外のジョブの投入または前記代理作業者によって投入された前記特定ジョブ以外の実行を禁止するように前記通知の送信元のジョブ処理装置に指示する指示部と、
を有する
ことを特徴とする管理サーバ。
[9]前記指示部は、前記通知されたログインユーザが前記記憶部に記憶されている前記代理作業依頼に含まれる代理作業者の場合は、前記代理作業依頼に含まれている前記特定情報が示すジョブの存在を表示部に表示するように前記通知の送信元のジョブ処理装置に指示する
ことを特徴とする[8]に記載の管理サーバ。
[10]前記特定情報が示すジョブは、スキャナで原稿を読み取る処理を含むジョブである
ことを特徴とする[8]または[9]に記載の管理サーバ。
[11]前記特定情報には、原稿枚数が含まれており、
前記指示部は、前記代理作業依頼に含まれている前記特定情報が示すジョブの実行時に前記ジョブ処理装置が読み取った原稿枚数と前記特定情報が示す原稿枚数とが一致しない場合は、前記特定情報が示すジョブの実行を中止するように前記通知の送信元のジョブ処理装置に指示する
ことを特徴とする[10]に記載の管理サーバ。
[12]前記特定情報には、原稿枚数が含まれており、
前記指示部は、前記代理作業依頼に含まれている前記特定情報が示すジョブの実行時に前記ジョブ処理装置が読み取った原稿枚数と前記特定情報が示す原稿枚数とが一致しない場合は、前記代理作業依頼の送信元の依頼人に、原稿枚数が不一致である旨を通知し、該通知に対して前記依頼人から実行を許可する応答を受けたときは前記特定情報が示すジョブの実行を継続し、実行を許可する応答を受けない場合は前記特定情報が示すジョブの実行を中止するように前記ログインユーザの通知元のジョブ処理装置に指示する
ことを特徴とする[10]に記載の管理サーバ。
[13]前記特定情報には、原稿枚数の許容範囲が含まれており、
前記指示部は、前記代理作業依頼に含まれている前記特定情報が示すジョブの実行時に前記ジョブ処理装置が読み取った原稿枚数が、前記特定情報が示す原稿枚数の許容範囲内であれば、前記一致とみなす
ことを特徴とする[11]または[12]に記載の管理サーバ。
[14]前記依頼人から前記代理作業依頼に係るジョブの実行完了確認の通知を受けたとき、前記禁止を解除する
ことを特徴とする[8]乃至[13]のいずれか1つに記載の管理サーバ。
[15]認証部と、前記認証部で認証されたユーザのみからジョブの投入操作を受ける操作部と、投入されたジョブを実行するジョブ実行部を備えたジョブ処理装置がネットワークを通じて複数台接続された管理サーバの動作を制御するプログラムであって、
前記管理サーバを、
依頼人の端末から、代理作業者と、前記代理作業者にジョブの投入操作を行わせるジョブの特定情報とを含む代理作業依頼を受信する代理作業依頼受信部、
前記受信部が受信した前記代理作業依頼を記憶する代理作業依頼記憶部、
前記ジョブ処理装置から認証されたログインユーザの通知を受信する通知受信部、
前記通知されたログインユーザが前記記憶部に記憶されている前記代理作業依頼に含まれる代理作業者の場合は、少なくとも前記代理作業依頼に含まれている前記特定情報が示すジョブの実行が完了するまで、前記代理作業者による前記特定情報が示すジョブ以外のジョブの投入または前記代理作業者によって投入された前記特定ジョブ以外の実行を禁止するように前記通知の送信元のジョブ処理装置に指示する指示部、
として機能させる
ことを特徴とするプログラム。
[16]前記指示部は、前記通知されたログインユーザが前記記憶部に記憶されている前記代理作業依頼に含まれる代理作業者の場合は、前記代理作業依頼に含まれている前記特定情報が示すジョブの存在を表示部に表示するように前記通知の送信元のジョブ処理装置に指示する
ことを特徴とする[15]に記載のプログラム。
[17]前記特定情報が示すジョブは、スキャナで原稿を読み取る処理を含むジョブである
ことを特徴とする[15]または[16]に記載のプログラム。
[18]前記特定情報には、原稿枚数が含まれており、
前記指示部は、前記代理作業依頼に含まれている前記特定情報が示すジョブの実行時に前記ジョブ処理装置が読み取った原稿枚数と前記特定情報が示す原稿枚数とが一致しない場合は、前記特定情報が示すジョブの実行を中止するように前記通知の送信元のジョブ処理装置に指示する
ことを特徴とする[17]に記載のプログラム。
[19]前記特定情報には、原稿枚数が含まれており、
前記指示部は、前記代理作業依頼に含まれている前記特定情報が示すジョブの実行時に前記ジョブ処理装置が読み取った原稿枚数と前記特定情報が示す原稿枚数とが一致しない場合は、前記代理作業依頼の送信元の依頼人に、原稿枚数が不一致である旨を通知し、該通知に対して前記依頼人から実行を許可する応答を受けたときは前記特定情報が示すジョブの実行を継続し、実行を許可する応答を受けない場合は前記特定情報が示すジョブの実行を中止するように前記ログインユーザの通知元のジョブ処理装置に指示する
ことを特徴とする[17]に記載のプログラム。
[20]前記特定情報には、原稿枚数の許容範囲が含まれており、
前記指示部は、前記代理作業依頼に含まれている前記特定情報が示すジョブの実行時に前記ジョブ処理装置が読み取った原稿枚数が、前記特定情報が示す原稿枚数の許容範囲内であれば、前記一致とみなす
ことを特徴とする[18]または[19]に記載のプログラム。
[21]前記管理サーバを、
前記依頼人から前記代理作業依頼に係るジョブの実行完了確認の通知を受けたとき、前記禁止を解除するように機能させる
ことを特徴とする[15]乃至[20]のいずれか1つに記載のプログラム。
本発明に係るジョブ処理装置、管理サーバおよびそのプログラムによれば、依頼されたジョブを代理作業者が速やかに処理するように規制することができる。
本発明の第1の実施の形態に係る複合機の使用環境の一例を示す図である。 複合機の概略構成を示すブロック図である。 入力端末の概略構成の一例を示すブロック図である。 代理作業依頼登録テーブルの一例を示す図である。 依頼ジョブに関して複合機が行う処理の概要を示す流れ図である。 依頼ジョブの実行に関して、依頼人、代理作業者、複合機のそれぞれが行う処理を関連付けて示す流れ図である。 図6の続きを示す流れ図である。 図7の続きを示す流れ図である。 代理作業依頼を作成する際に入力端末に表示される依頼ジョブの登録画面の一例を示す図である。 代理作業依頼を作成する際に入力端末に表示される依頼ジョブの管理メニューの一例を示す図である。 依頼済み通知を送信する際に入力端末に表示される原稿管理画面の一例を示す図である。 原稿枚数の確認依頼を受信した依頼人の入力端末に表示される原稿確認問い合わせ画面の一例を示す図である。 依頼内容と作業結果との一致を確認する際に依頼人の入力端末に表示される依頼ジョブ完了確認メニューの一例を示す図である。 本発明の第2の実施の形態に係る管理サーバを含む印刷システムの構成例を示す図である。 管理サーバの概略構成を示すブロック図である。 依頼ジョブの管理に関して管理サーバが行う処理を示す流れ図である。
以下、図面に基づき本発明の各種実施の形態を説明する。
図1は、本発明の第1の実施の形態に係るジョブ処理装置としての複合機10の使用環境の一例を示す図である。この例では、LAN(Local Area Network)などのネットワーク2に、本発明のジョブ処理装置としての複合機(MFPとも記す)10と、PC(パーソナルコンピュータ)などの入力端末30が接続されている。
複合機10は、原稿を光学的に読み取ってその複製画像を記録紙に印刷するコピー機能、読み取った原稿の画像データをファイルにして保存したり外部端末へネットワーク2を通じて送信したりするスキャン機能、入力端末30等からネットワーク2を通じて受信した印刷ジョブに基づいて記録紙上に文書や画像を印刷して出力する印刷機能などを備えている。複合機10は、認証されたログインユーザのみからジョブの投入操作を受け付ける。
複合機10は、依頼されたジョブを代理作業者が優先的に速やかに処理するように規制する機能を備えている。この機能の動作を簡単に説明する。
依頼人(図1ではユーザA)は、代理作業者(図1ではユーザB)にジョブを実行させたいとき、代理作業者と、この代理作業者に行わせたいジョブ(依頼ジョブとする)の特定情報とを含む代理作業依頼を入力端末30等から複合機10に送信する(図1:P1)。たとえば、原稿のコピーを依頼する場合、依頼するジョブの特定情報として、ジョブの種類(コピー)、原稿枚数、出力部数、仕上がり設定などを含む代理作業依頼を作成する。代理作業依頼を受信した複合機10は、受信した代理作業依頼を記憶する。
その後、依頼人は、代理作業者に原稿を渡し、上記のコピー作業の実施を依頼する(P2)。代理作業者は、原稿を持って複合機10の設置場所へ移動し、複合機10にログインし、依頼されたコピー作業を実施する(P3)。コピーの場合、原稿台に原稿をセットし、部数や仕上がり設定などのコピー条件を操作パネルで設定した後、スタートボタンを押下してジョブを複合機10に実行させる。
このとき、複合機10は、ログインユーザが、当該複合機10が記憶しているいずれかの代理作業依頼に含まれる代理作業者か否かを判定する。ログインユーザがいずれかの代理作業依頼に含まれる代理作業者と一致する場合は、該ログインユーザを代理作業者とする依頼ジョブが存在することを複合機10の操作パネルに表示して代理作業者に通知する。これにより、代理作業者が依頼ジョブの存在を忘れていた場合でも、その存在を代理作業者に思い起こさせて、依頼ジョブの遅滞ない実施を促すことができる。
また、複合機10は、代理作業依頼に含まれる特定情報が示すジョブ(依頼ジョブ)が代理作業者(ログインユーザ)によって投入されて、その実行が完了するまで、依頼ジョブ以外のジョブの投入や実行を禁止する。これにより、代理作業者は、依頼ジョブの実行が完了するまで依頼ジョブ以外のジョブを複合機10に実行させることができないので、依頼ジョブを速やかに実施するように代理作業者を規制することができる。すなわち、依頼ジョブ以外のジョブが優先的に実行されて依頼ジョブが後回しにされる、といった事態を防止することができる。
代理作業者は、依頼ジョブの実行によって出力された印刷物を依頼者のところに持って行き、これを依頼者に手渡して作業を終了する(P4)。依頼者は、返却された原稿や印刷物をチェックし、依頼した作業が正しく実施されたことが確認できたら、ジョブの実行完了確認の通知を入力端末30から複合機10に送信する(P5)。これを受けた複合機10は、代理作業者による依頼ジョブ以外のジョブの投入や該ジョブの実行の禁止を解除する。
図2は、複合機10の概略構成を示すブロック図である。複合機10は、当該複合機10の動作を統括的に制御する制御部11を有している。制御部11は、CPU(Central Processing Unit)などを主要部品として構成される。制御部11には、記憶部12、画像処理部13、画像読取部14、操作パネル15、画像形成部18、ネットワーク通信部19、認証部21、USB(Universal Serial Bus)接続部22等が接続されている。
制御部11のCPUは、OS(Operating System)プログラムをベースとし、その上で、ミドルウェアやアプリケーションプログラムなどのプログラムを実行する。
記憶部12は、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)、ハードディスク装置、不揮発メモリなどで構成され、各種のプログラムやデータが記憶される。記憶部12には、装置全体の動作を制御するプログラム、プリンタドライバ、アプリケーションプログラムなどが記憶される。制御部11のCPUがこれらのプログラムに従って各種の処理を実行することで複合機10としての機能が実現される。記憶部12には、依頼人の入力端末30等から受信した代理作業依頼が記憶される。
画像処理部13は、画像の拡大縮小、回転などの処理のほか、印刷データをイメージデータに変換するラスタライズ処理、画像データの圧縮、伸張処理などを行う。
画像読取部14は、原稿を光学的に読み取って画像データを取得する機能を果たす。画像読取部14は、例えば、原稿に光を照射する光源と、その反射光を受けて原稿を幅方向に1ライン分読み取るラインイメージセンサと、ライン単位の読取位置を原稿の長さ方向に順次移動させる移動ユニットと、原稿からの反射光をラインイメージセンサに導いて結像させるレンズやミラーなどからなる光学経路と、ラインイメージセンサの出力するアナログ画像信号をデジタルの画像データに変換する変換部などを備えて構成される。画像読取部14は、自動原稿搬送装置を備えており、原稿台にセットされた原稿束の中から原稿を1枚ずつ順に繰り出して、読み取ることができる。
操作パネル15は、表示部16と、操作部17を備えている。表示部16は、液晶ディスプレイ(LCD…Liquid Crystal Display)などで構成され、各種の操作画面、設定画面などを表示する機能を果たす。操作部17は、スタートボタンなどの各種操作スイッチ、表示部16の表示面上に設けられたタッチパネル等で構成される。タッチパネルは、タッチペンや指などで押下された座標位置を検出する。
画像形成部18は、印刷データに応じた画像を記録紙上に画像形成する機能を果たす。ここでは、記録紙の搬送装置と、感光体ドラムと、帯電装置と、レーザーユニットと、現像装置と、転写分離装置と、クリーニング装置と、定着装置とを有し、電子写真プロセスによって画像形成を行う、所謂、レーザープリンタとして構成されている。画像形成部18は他の方式でもかまわない。
認証部21は、ユーザを認証する機能を果たす。認証方法は任意でよい。たとえば、ICカードの読み取り、静脈認証、ユーザIDとパスワードの入力などでユーザを認証する。
USB接続部22は、USBメモリを接続するためのインターフェイスである。
ネットワーク通信部19は、ネットワーク2を通じて入力端末30や他の外部装置と通信する機能を果たす。複合機10、ネットワーク通信部19を使用して入力端末30等から代理作業依頼を受信する。
図3は、入力端末30の概略構成の一例を示している。入力端末30は、CPU31に、ROM32、RAM33、ハードディスク装置34、ディスプレイ35、入力装置36、通信部37などを接続して構成される。
CPU31は、OSプログラムをベースとし、その上で、ミドルウェアやアプリケーションプログラムを実行する。ROM32やハードディスク装置34には、各種のプログラムが格納されており、これらのプログラムに従ってCPU31が各種の処理を実行することで入力端末30としての各機能が実現される。
RAM33は、CPU31が動作する際に各種のデータを一時的に記憶するワークメモリとして使用される。ディスプレイ35は、液晶モニタなどであり、入力装置36はキーボードやマウスなどである。
通信部37は、ネットワーク2を通じて複合機10やその他の外部装置と通信する機能を果たす。
図4は、依頼人に入力端末30等から受信した代理作業依頼が登録される代理作業依頼登録テーブル40の一例を示している。代理作業依頼登録テーブル40は複合機10の記憶部12に記憶される。
代理作業依頼登録テーブル40には、受信した代理作業依頼毎に、依頼番号、受け付け時刻、依頼人、代理業者、およびジョブの特定情報が記憶されている。この例では、ジョブの特定情報として、ジョブ種、原稿枚数、許容枚数、部数、仕上がり設定などが記憶されている。
依頼番号は、代理作業依頼に割り当てる識別番号であり、受信順に応じた番号等を複合機10が割り当てる。受け付け時刻は、代理作業依頼を複合機10が受信した日時である。
依頼人の情報には、依頼人の氏名、ユーザID、代理作業依頼の送信元の識別情報(IPアドレス)などが含まれる。代理作業者の情報には、代理作業者の氏名、ユーザIDなどが含まれる。
ジョブ種は、代理作業者に依頼した依頼ジョブの種類を示す。ジョブ種には、コピー、Scan to Email、Scan to USB、Scan to HDD/Box、などがある。Scan to Emailは、画像読取部14で読み取った原稿の画像を添付ファイルにした電子メールを作成し、指定された宛先に送信するジョブである。Scan to USBは、画像読取部14で読み取った原稿の画像をUSB接続部22に接続されているUSBメモリに保存するジョブである。Scan to HDD/Boxは、画像読取部14で読み取った原稿の画像を記憶部12のハードディスク装置内に設けたボックス(ユーザ別やグループ別の記憶領域)に保存するジョブである。
原稿枚数は、依頼人が指定した原稿枚数である。許容枚数は、依頼人が指定した原稿枚数と実際の原稿枚数との差の許容範囲を示す。たとえば、原稿枚数が30枚に、許容枚数が5枚に指定された場合、25枚〜35枚が許容範囲になる。部数は、原稿のコピーを何部作成するかを示す値であり、ジョブ種がコピーの場合に有効になる。仕上がり設定は、綴じ、折り、穴あけなどの後処理に関する設定内容を示す。
依頼人からジョブの実行完了確認の通知を複合機10が受け取ったとき、対応する代理作業依頼が代理作業依頼登録テーブル40から削除される。
図5は、依頼ジョブに関して複合機10が行う処理の流れを示している。複合機10は、依頼人から代理作業依頼を受信すると、これを代理作業依頼登録テーブル40に登録する(ステップS101)。その後、いずれかのユーザが自装置10にログインしたら(ステップS102;Yes)、そのログインユーザが、代理作業依頼登録テーブル40に登録されているいずれかの代理作業依頼に含まれる代理作業者と一致するか否かを判定する(ステップS103)。
ログインユーザが代理作業者でなければ(ステップS103;No)、ログインユーザによる任意のジョブの投入や実行を許可し(ステップS104)、投入されたジョブを実行する。
ログインユーザが代理作業者の場合は(ステップS103;Yes)、このログインユーザによる、依頼ジョブ以外のジョブの投入や投入されたジョブの実行を禁止する(ステップS105)。また、ログインユーザ宛ての依頼ジョブが存在することを操作パネル15の表示部16に表示する(ステップS106)。
その後、ログインユーザから何らかのジョブの投入の操作を受けたら(ステップS107)、投入されたジョブが、このログインユーザを代理作業者とする依頼ジョブと一致するか否かを判定する(ステップS108)。依頼ジョブと異なるジョブの場合は(ステップS108;No)、そのジョブの投入操作や実行を拒否してジョブの実行を中止する(ステップS109)。ジョブの一致性は、代理作業依頼に含まれるジョブの特定情報と、投入されたジョブの内容とを比較して判断する。
たとえば、依頼ジョブのジョブ種がコピーであるにもかかわらず、ログインユーザが投入したジョブがScan to Emailであった場合、依頼ジョブと投入されたジョブが不一致であると判断して、その実行を拒否する。
ログインユーザが投入したジョブが依頼ジョブと一致する場合は(ステップS108;Yes)、原稿台にセットされている原稿を画像読取部14で読み取る(ステップS110)。読み取った原稿枚数が、代理作業依頼で指定された原稿枚数と一致する(許容範囲に入っている場合を含む)か否かを判定する(ステップS111)。
原稿枚数が一致する場合は(ステップS111;Yes)、依頼ジョブを実行する(ステップS115)。その後、依頼人から、依頼ジョブの実行完了確認の通知を受けたら(ステップS116;Yes)、代理作業者による依頼ジョブ以外のジョブの投入・実行の禁止を解除し(ステップS117)、代理作業依頼登録テーブル40から該当の代理作業依頼を削除して、本処理を終了する。
読み取った原稿枚数が、代理作業依頼で指定された原稿枚数と一致しない(許容範囲に入っていない場合を含む)場合は(ステップS111;No)、読み取った原稿枚数と代理作業依頼で指定された原稿枚数とを依頼人の入力端末30に通知し、不一致であってもジョブの実行を承認するか否かを問い合わせる(ステップS112、S113)。
たとえば、依頼人が原稿を直接、代理作業者に手渡しせず、別の部屋に置いてあった原稿を代理作業者に取に行かせてその原稿のコピーを依頼したような場合には、依頼人自身が原稿枚数を正しく認識していない場合がある。このような場合、実際に読み取られた原稿枚数の通知を受けた依頼人が、代理作業依頼で指定した原稿枚数の方が間違いであったことに気付いて、ジョブの実行を承認する、といったことが想定される。
ジョブの実行を承認する旨の応答(許可応答)を依頼人の入力端末30から受けた場合は(ステップS113;Yes)、ステップS115に移行して依頼ジョブを実行する。
承認しない旨の応答(不許可応答)を受けた場合は(ステップS113;No)、投入された依頼ジョブの実行を中止し、複合機10の操作パネルに依頼ジョブのやり直しを表示する(ステップS114)。そして、ステップS107に戻って処理を継続する。
上記のように、代理作業依頼を受けてから、依頼ジョブの実行が完了して依頼人から実行完了確認の通知を受けるまで、代理作業者は依頼ジョブ以外のジョブの投入や実行を禁止するので、依頼ジョブが速やかに実行されるように規制することができる。
また、読み取った原稿枚数が代理作業依頼で指定された原稿枚数と一致しない場合は、警告を表示し、依頼人に確認を求めるので、不正なコピーを防止することができる。なお、依頼ジョブの原稿枚数が多量の場合や依頼時に原稿が手元にないような場合には、代理作業依頼の作成時に正確な原稿枚数を把握できないことがある。本実施の形態では、代理作業依頼において、原稿枚数に対する許容枚数(許容範囲)を設定できるので、代理作業依頼を作成する時点で原稿枚数を正確に把握できない場合にも対応することができる。
また、依頼ジョブの特定情報として、部数を設定しておけば、代理作業者の投入したジョブにおいて設定された部数と、代理作業依頼で指定した部数が異なる場合にも、ジョブが一致しないとしてジョブの実行が拒否されるので、原稿のセキュリティレベルの高い場合に代理作業者によって必要部数を超える不正なコピーが成されることを防止することができる。
図6、図7、図8は、依頼ジョブの実行に関して、依頼人、代理作業者、複合機10のそれぞれが行う作業や処理を関連付けて示す流れ図である。依頼人Aは、入力端末30から複合機10にログインし(ステップS201)、複合機10は依頼人Aによる遠隔からのログインを受け付ける(ステップS401)。
依頼者Aは、依頼ジョブの特定情報および代理作業者(ユーザB)を指定した代理作業依頼を作成し、これを複合機10に送信する(ステップS202)。代理作業依頼を受信した複合機10は、受信した代理作業依頼を自装置の代理作業依頼登録テーブル40に登録して記憶する(ステップS402)。
図9は、代理作業依頼を作成する際に入力端末30に表示される依頼ジョブの登録画面50の一例であり、図10は、代理作業依頼を作成する際に入力端末30に表示される依頼ジョブの管理メニュー60の一例である。
依頼ジョブの登録画面50では、ジョブ種(モード)、原稿サイズ、原稿種類(両面、片面)、コピー部数、出力時の用紙サイズ・倍率等の設定を受け付ける。依頼ジョブの管理メニュー60では、依頼人、原稿枚数、原稿枚数の許容範囲(枚数)等を設定する。
その後、依頼人Aは、代理作業者Bに原稿を渡してコピー作業を依頼する(ステップS203)。依頼作業者Bは依頼人Aから原稿を受け取り、コピー作業の依頼を受ける(ステップS301)。
依頼人Aは、原稿を代理作業者Bに渡してコピー作業を依頼した旨の依頼済み通知を依頼人Aの入力端末30から複合機10に対して送信する(ステップS204)。図11は、依頼済み通知を送信する際に入力端末30に表示される原稿管理画面70の一例を示している。この画面に対して必要な入力を行って送信ボタンを押下すると、依頼者Aの入力端末30から複合機10に対して依頼済み通知が送信される。
依頼済み通知を受信した複合機10は、代理作業者Bによる依頼ジョブ以外のジョブの投入や実行を禁止するように設定する(ステップS403)。なお、この設定は、代理作業者Bが複合機10にログインした時点で行ってもよい。
代理作業者Bは複合機10の設置場所へ移動し、複合機10にログインする(ステップS302)。複合機10はログインしたユーザが、代理作業依頼登録テーブル40に登録してある代理作業者Bであれば(ステップS404;Yes)、代理作業者B宛ての依頼ジョブが存在することを操作パネル15の表示部16に表示する(ステップS405)。
代理作業者Bは、表示内容を確認し、依頼人Aから依頼された原稿を複合機10の原稿台にセットする(ステップS303)。その後、依頼内容に従って依頼ジョブに関する各種設定および投入の操作を行い、スタートボタンを押下して依頼ジョブの実行を開始させる(ステップS304)。
複合機10は、投入されたジョブが、依頼人Aが代理作業者Bに依頼した依頼ジョブと一致するか否かを判定し、不一致の場合は、ジョブの実行を拒否する(ステップS406;No)。なお、この時点では、原稿枚数以外の要素でジョブの一致性を判断する。投入されたジョブが依頼ジョブと一致する場合は(ステップS406;Yes)、依頼ジョブの実行を開始する(ステップS407)。具体的には、原稿の読み取りを開始する。
複合機10は、読み取った原稿の枚数が、代理作業依頼で指定された原稿枚数と一致する(許容枚数が設定されている場合は許容範囲にある場合を含む)か否かを判定し、一致する場合は(ステップS408;Yes)、ステップS413に移行する。不一致の場合は(ステップS408;No)、操作パネル15の表示部16に原稿枚数が不一致であることを表示して警告すると共に、依頼人A(依頼人Aの入力端末30)に対して原稿枚数の確認依頼を送信する(ステップS409)。
図12は、原稿枚数の確認依頼を受信した依頼人Aの入力端末30に表示される原稿確認問い合わせ画面80の一例を示している。
原稿枚数の確認依頼を受信した依頼人Aの入力端末30は(ステップS205;Yes)、原稿確認問い合わせ画面80を表示する。これを見た依頼人Aは、確認依頼で通知された原稿枚数(実際に読み取られた原稿枚数)に問題があるか否かを判断する(ステップS206)。問題がない場合は(ステップS206;No)許可応答を(ステップS207)、問題がある場合は(ステップS206;Yes)不許可応答を(ステップS208)それぞれ依頼人Aの入力端末30から複合機10に送信する。なお、原稿確認問い合わせ画面80で、継続ボタンが押下されると許可応答が複合機10に送信され、やり直しボタンが押下されると不許可応答が複合機10に送信される。
複合機10は、原稿枚数の確認依頼に対する応答を依頼人Aの入力端末30から受信する(ステップS410;Yes)。受信した応答が不許可応答の場合は(ステップS411;No)、依頼ジョブの実行を中止し、操作パネル15の表示部16に依頼ジョブのやり直しを指示する表示を行って(ステップS412)、ステップS406に移行する。許可応答を受信した場合は(ステップS411;Yes)、ステップS413に移行する。代理作業者Bは、やり直しの指示が表示された場合は(ステップS305;Yes)、ステップS303に戻って依頼ジョブをジョブの投入からやり直す。
ステップS413では、複合機10は、依頼ジョブの実行を継続する。すなわち、読み取った原稿の画像を記録紙に画像形成して印刷物を出力する。そして、依頼ジョブの実行が完了したら、操作パネル15の表示部16にジョブの終了を表示すると共に、依頼人Aの入力端末30に対して依頼ジョブの終了を通知する(ステップS414)。依頼人Aは、入力端末30が複合機10から依頼ジョブの終了通知を受信したら(ステップS209;Yes)、代理作業者が依頼ジョブの出力物を届けに来るのを待つ(ステップS210;No)。
代理作業者Bは、依頼ジョブが終了した表示を確認した後、出力物と原稿を取り出し(ステップS307)、複合機10からログアウトする(ステップS308)。そして、出力物と原稿を依頼人Aに届ける(ステップS309)。
出力物と原稿を代理作業者Bから受け取った依頼人Aは(ステップS210;Yes)、受け取った出力物と原稿を確認し、原稿の返却状態が正常か否かおよび出力物が依頼内容に一致するか否かを判断する(ステップS212)。返却された原稿が正常で出力物が依頼内容に一致すると判断した場合は(ステップS212;Yes)、依頼ジョブの実行完了確認の通知を入力端末30から複合機10に対して送信する(ステップS213)。依頼内容に一致しないと判断した場合は(ステップS212;No)、依頼ジョブのやり直しを代理作業者Bに指示すると共に、依頼ジョブのやり直しが必要な旨の通知を入力端末30から複合機10に送信する(ステップS214)。
図13は、依頼内容と作業結果との一致を確認する際に依頼人Aの入力端末30に表示される依頼ジョブ完了確認メニュー90の一例を示している。この画面には依頼内容が表示される。完了ボタンを押下すると、依頼ジョブの実行完了確認の通知が複合機10に送信される。やり直しのボタンを押下すると、依頼ジョブのやり直しが必要な旨が複合機10に通知される。
代理作業者Bは、依頼人Aから作業完了の承認を受けた場合は(ステップS310;Yes)、この作業を終了し、作業のやり直しの指示を受けた場合は(ステップS310;No)、ステップS301に戻って作業をやり直す。
複合機10は、依頼ジョブの実行完了確認の通知を依頼人Aの入力端末30から受信した場合は(ステップS415;Yes、S416;Yes)、代理作業者Bに対して設定していた、依頼ジョブ以外のジョブの実行禁止を解除して(ステップS417)本処理を終了する。複合機10は、依頼ジョブのやり直しの指示を依頼人Aから受信した場合は(ステップS416;No)、ステップS403に戻って処理を継続する。
以上のように、代理作業者による依頼ジョブ以外のジョブの投入および実行を、依頼ジョブの実行が完了するまで禁止するので、代理作業者が依頼ジョブを後回しにして別のジョブを優先的に実行することを規制して、依頼ジョブを速やかに処理するように代理作業者を促すことができる。また、代理作業者が複合機10にログインしたとき、その代理作業者宛ての依頼ジョブがあることを表示して代理作業者に通知するので、代理作業者が依頼ジョブの存在を忘れていても、依頼ジョブの存在を思い起させて、速やかな実行を促すことができる。
また、代理作業依頼において、依頼人が指定した原稿枚数に対して許容枚数を設定できるので、代理作業依頼を作成する際に依頼人が原稿枚数を正確に把握していない場合でも、およその枚数を想定して、代理作業依頼を作成することができる。読み取った原稿枚数が許容枚数の範囲であれば、そのまま依頼ジョブが実行されるので、原稿枚数が完全一致しない場合に必ず依頼人に対して原稿枚数の確認を行う場合に比べて、依頼人に掛かる負担(原稿枚数の確認に応答する手間)を軽減することができる。
次に、本発明の第2の実施の形態について説明する。
第2の実施の形態では、ネットワーク2を介して複数の複合機10が接続されている管理サーバ100が、依頼ジョブに関する制御を行う。図14は、第2の実施の形態に係る管理サーバ100を含む印刷システム5の構成例を示している。
図15は、管理サーバ100の概略構成を示している。管理サーバ100は、CPU101に、ROM102、RAM103、ハードディスク装置104、入出力I/F部105、通信部106などを接続して構成される。
CPU101は、OSプログラムをベースとし、その上で、ミドルウェアやアプリケーションプログラムを実行する。ROM102やハードディスク装置104には、各種のプログラムが格納されており、これらのプログラムに従ってCPU101が処理を実行することで管理サーバ100としての機能が実現される。
RAM103は、CPU101が動作する際に各種のデータを一時的に記憶するワークメモリとして使用される。入出力I/F部105には、ディスプレイやキーボードなどが接続される。通信部106は、ネットワーク2を通じて複合機10、入力端末30、その他の外部装置と通信する機能を果たす。
印刷システム5では、依頼人は、代理作業者にジョブを実行させたいとき、第1の実施の形態と同様の代理作業依頼を作成して管理サーバ100に送信する。ここでは、依頼ジョブを、原稿をコピーするジョブとする。
その後、依頼人は、代理作業者に原稿を渡してコピー作業を依頼する。代理作業者は、原稿を持って、ネットワーク2に接続されている複数の中の任意の複合機10の設置場所に移動し、該複合機10にログインして依頼された作業を実施する。
図16は、依頼ジョブの制御に関して管理サーバ100が行う処理の流れを示している。管理サーバ100は、依頼人の入力端末30から代理作業依頼を受信すると、これを自装置のハードディスク装置104等に記憶する(ステップS501)。たとえば、図4に示す代理作業依頼登録テーブル40と同様の形式で記憶する。
依頼人が、原稿を持ってネットワーク2に接続されている任意の複合機10にログインすると、その複合機10(ここでは第1複合機とする)から管理サーバ100に対してログイン情報が通知される。管理サーバ100は、第1複合機10からログイン情報を受信すると(ステップS502;Yes)、該ログイン情報で通知されたログインユーザが代理作業者に指定されている代理作業依頼がハードディスク装置104に記憶されているか否かを調べる。すなわち、第1複合機10から通知されたログインユーザが、自装置の記憶しているいずれかの代理作業依頼で指定された代理作業者であるか否かを判定する(ステップS503)。
複合機10から通知されたログインユーザが代理作業者でなければ(ステップS503;No)、第1複合機10に対して、任意のジョブの投入や実行を許可する旨を通知する(ステップS504)。これにより、第1複合機10は、ログインユーザから任意のジョブを受け付け、そのジョブを実行する。
管理サーバ100は、第1複合機10から通知されたログインユーザが自装置の記憶しているいずれかの代理作業依頼(代理作業依頼Aとする)で指定された代理作業者である場合は(ステップS503;Yes)、第1複合機10に対して、代理作業依頼A(または代理作業依頼Aで指定されている依頼ジョブAの情報)を通知し(ステップS505)、依頼ジョブA以外のジョブの投入操作の受け付けや実行を禁止するように指示する(ステップS506)。
第1複合機10は、ログインユーザを代理作業者とする依頼ジョブAの存在を操作パネル15に表示する。第1複合機10は、ユーザからジョブの投入操作を受けると、投入されたジョブの情報(ジョブ種や設定内容)を管理サーバ100に送信する。管理サーバ100はこれを受信し(ステップS507)、第1複合機10に投入されたジョブが、代理作業依頼Aで指定された依頼ジョブAに一致するか否かを判断する(ステップS508)。
第1複合機10に投入されたジョブが依頼ジョブA以外のジョブであれば(ステップS508;No)、管理サーバ100は、そのジョブの受け付けおよび実行を拒否する指示を第1複合機10に対して送信する(ステップS509)。第1複合機10に投入されたジョブが依頼ジョブAであれば(ステップS508;Yes)、管理サーバ100は、依頼ジョブAの実行許可を第1複合機10に対して送信する(ステップS510)。
管理サーバ100から依頼ジョブAの実行許可を受けた複合機10は、原稿の読み取り動作を実施し、読み取った原稿枚数を管理サーバ100に通知し、管理サーバ100はこれを受信する(ステップS511)。管理サーバ100は、第1複合機10から通知された原稿枚数が代理作業依頼Aで指定されている原稿枚数と一致する(許容範囲内に入っている場合を含む)か否かを判定する(ステップS512)。
原稿枚数が一致しない場合は(ステップS512;No)、依頼人の入力端末30に対して、原稿枚数の確認依頼を送信する(ステップS513)。管理サーバ100は、該確認依頼に対する応答として依頼人の入力端末30から不許可応答を受信した場合は(ステップS514;No)、第1複合機10に対して依頼ジョブAの実行中止およびやり直しを指示して(ステップS515)、ステップS507に戻る。
管理サーバ100は、原稿枚数の確認依頼に対する応答として依頼人の入力端末30から許可応答を受けた場合(ステップS514;Yes)、もしくは読み取った原稿枚数が代理作業依頼Aで指定された原稿枚数と一致する(許容範囲内に入っている場合を含む)場合は(ステップS512;Yes)、依頼ジョブAの継続実行を第1複合機10に対して指示する(ステップS516)。
その後、管理サーバ100は、依頼ジョブAの実行が完了した旨の通知を第1複合機10から受ける。さらに、依頼人から依頼ジョブAの実行完了確認の通知を受けたら(ステップS517;Yes)、第1複合機10に対して依頼ジョブA以外のジョブの実行禁止を解除する指示を送信して(ステップS518)本処理を終了する。
第2の実施の形態では、代理作業者がネットワーク2上のどの複合機10にログインした場合でも依頼ジョブ以外のジョブの実行を禁止することができる。
なお、代理作業依頼Aにおいて、依頼ジョブAを実行する複合機10を指定できるようにし、ネットワーク2上にある、指定された複合機10以外の複合機10での依頼ジョブAの実行を禁止するように制御してもよい。
以上、本発明の実施の形態を図面によって説明してきたが、具体的な構成は実施の形態に示したものに限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における変更や追加があっても本発明に含まれる。
管理サーバ100は単体で存在している必要はなく、複数台のサーバが共同して管理サーバ100の機能を実現してもよい。また、管理サーバ100の機能を、いずれかの複合機10あるいは複数台の複合機10が共同して担うように構成されてもよい。
代理作業依頼で指定する依頼ジョブは、画像読取部14で原稿を読み取る処理を含むジョブであり、コピージョブのほか、Scan to Email、Scan to USB、Scan to HDD/Boxなどのジョブであってもよい。なお、依頼ジョブは、画像読取部14で原稿を読み取る処理を含まないジョブであってもよい。
実施の形態では、代理作業者が、依頼ジョブを投入する操作、部数や仕上がりを設定する操作を行う例を示したが、代理作業依頼に含まれるジョブの特定情報を利用して複合機10が自動的に依頼ジョブに関する設定を行うようにしてもよい。すなわち、代理作業者は原稿を原稿台にセットして読み取り開始を指示する操作を行い、それ以外の設定は代理作業依頼に含まれる情報から自動的に設定してジョブの投入・実行が行われる構成とされてもよい。
実施の形態では、ジョブの実行完了確認を依頼人の入力端末30から受信した際に、依頼ジョブ以外のジョブの実行禁止を解除するようにしたが、複合機10が依頼ジョブの実行を完了した時点で、依頼ジョブ以外のジョブの実行禁止を解除する構成でもよい。
本発明は、サーバを管理サーバ100として機能させるプログラムであってもよい。
2…ネットワーク
5…印刷システム
10…複合機
11…制御部(CPU)
12…記憶部
13…画像処理部
14…画像読取部
15…操作パネル
16…表示部
17…操作部
18…画像形成部
19…ネットワーク通信部
21…認証部
22…USB接続部
30…入力端末
31…CPU
32…ROM
33…RAM
34…ハードディスク装置
35…ディスプレイ
36…入力装置
37…通信部
40…代理作業依頼登録テーブル
50…依頼ジョブの登録画面
60…依頼ジョブの管理メニュー
70…原稿管理画面
80…原稿確認問い合わせ画面
90…依頼ジョブ完了確認メニュー
100…管理サーバ
101…CPU
102…ROM
103…RAM
104…ハードディスク装置
105…入出力I/F部
106…通信部

Claims (21)

  1. 認証部と、
    前記認証部によって認証されたログインユーザからジョブの投入操作を受け付ける操作部と、
    投入されたジョブを実行するジョブ実行部と、
    依頼人の端末から、代理作業者と、前記代理作業者にジョブの投入操作を行わせるジョブの特定情報とを含む代理作業依頼を受信する受信部と、
    前記受信部が受信した前記代理作業依頼を記憶する記憶部と、
    前記ログインユーザが前記記憶部に記憶されている前記代理作業依頼に含まれる代理作業者の場合は、少なくとも前記代理作業依頼に含まれている前記特定情報が示すジョブの実行が完了するまで、前記特定情報が示すジョブ以外のジョブの実行を禁止する制御部と、
    を有する
    ことを特徴とするジョブ処理装置。
  2. 前記ログインユーザが前記記憶部に記憶されている前記代理作業依頼に含まれる代理作業者の場合は、前記代理作業依頼に含まれている前記特定情報が示すジョブの存在を表示部に表示する
    ことを特徴とする請求項1に記載のジョブ処理装置。
  3. 前記特定情報が示すジョブは、スキャナで原稿を読み取る処理を含むジョブである
    ことを特徴とする請求項1または2に記載のジョブ処理装置。
  4. 前記特定情報には、原稿枚数が含まれており、
    前記制御部は、前記代理作業依頼に含まれている前記特定情報が示すジョブの実行時に前記スキャナで読み取った原稿枚数と前記特定情報が示す原稿枚数とが一致しない場合は、前記特定情報が示すジョブの実行を中止する
    ことを特徴とする請求項3に記載のジョブ処理装置。
  5. 前記特定情報には、原稿枚数が含まれており、
    前記制御部は、前記代理作業依頼に含まれている前記特定情報が示すジョブの実行時に前記スキャナで読み取った原稿枚数と前記特定情報が示す原稿枚数とが一致しない場合は、前記代理作業依頼の送信元の依頼人に、原稿枚数が不一致である旨を通知し、該通知に対して前記依頼人から実行を許可する応答を受けた場合は前記特定情報が示すジョブの実行を継続し、実行を許可する応答を受けない場合は前記特定情報が示すジョブの実行を中止する
    ことを特徴とする請求項3に記載のジョブ処理装置。
  6. 前記特定情報には、原稿枚数の許容範囲が含まれており、
    前記制御部は、前記代理作業依頼に含まれている前記特定情報が示すジョブの実行時に前記スキャナで読み取った原稿枚数が前記許容範囲内であれば、前記一致とみなす
    ことを特徴とする請求項4または5に記載のジョブ処理装置。
  7. 前記代理作業依頼の送信元の依頼人から、ジョブの実行完了確認の通知を受けたとき、前記禁止を解除する
    ことを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1つに記載のジョブ処理装置。
  8. 認証部と、前記認証部で認証されたユーザのみからジョブの投入操作を受ける操作部と、投入されたジョブを実行するジョブ実行部を備えたジョブ処理装置がネットワークを通じて複数台接続された管理サーバであって、
    依頼人の端末から、代理作業者と、前記代理作業者にジョブの投入操作を行わせるジョブの特定情報とを含む代理作業依頼を受信する代理作業依頼受信部と、
    前記受信部が受信した前記代理作業依頼を記憶する代理作業依頼記憶部と、
    前記ジョブ処理装置から認証されたログインユーザの通知を受信する通知受信部と、
    前記通知されたログインユーザが前記記憶部に記憶されている前記代理作業依頼に含まれる代理作業者の場合は、少なくとも前記代理作業依頼に含まれている前記特定情報が示すジョブの実行が完了するまで、前記代理作業者による前記特定情報が示すジョブ以外のジョブの投入または前記代理作業者によって投入された前記特定ジョブ以外の実行を禁止するように前記通知の送信元のジョブ処理装置に指示する指示部と、
    を有する
    ことを特徴とする管理サーバ。
  9. 前記指示部は、前記通知されたログインユーザが前記記憶部に記憶されている前記代理作業依頼に含まれる代理作業者の場合は、前記代理作業依頼に含まれている前記特定情報が示すジョブの存在を表示部に表示するように前記通知の送信元のジョブ処理装置に指示する
    ことを特徴とする請求項8に記載の管理サーバ。
  10. 前記特定情報が示すジョブは、スキャナで原稿を読み取る処理を含むジョブである
    ことを特徴とする請求項8または9に記載の管理サーバ。
  11. 前記特定情報には、原稿枚数が含まれており、
    前記指示部は、前記代理作業依頼に含まれている前記特定情報が示すジョブの実行時に前記ジョブ処理装置が読み取った原稿枚数と前記特定情報が示す原稿枚数とが一致しない場合は、前記特定情報が示すジョブの実行を中止するように前記通知の送信元のジョブ処理装置に指示する
    ことを特徴とする請求項10に記載の管理サーバ。
  12. 前記特定情報には、原稿枚数が含まれており、
    前記指示部は、前記代理作業依頼に含まれている前記特定情報が示すジョブの実行時に前記ジョブ処理装置が読み取った原稿枚数と前記特定情報が示す原稿枚数とが一致しない場合は、前記代理作業依頼の送信元の依頼人に、原稿枚数が不一致である旨を通知し、該通知に対して前記依頼人から実行を許可する応答を受けたときは前記特定情報が示すジョブの実行を継続し、実行を許可する応答を受けない場合は前記特定情報が示すジョブの実行を中止するように前記ログインユーザの通知元のジョブ処理装置に指示する
    ことを特徴とする請求項10に記載の管理サーバ。
  13. 前記特定情報には、原稿枚数の許容範囲が含まれており、
    前記指示部は、前記代理作業依頼に含まれている前記特定情報が示すジョブの実行時に前記ジョブ処理装置が読み取った原稿枚数が、前記特定情報が示す原稿枚数の許容範囲内であれば、前記一致とみなす
    ことを特徴とする請求項11または12に記載の管理サーバ。
  14. 前記依頼人から前記代理作業依頼に係るジョブの実行完了確認の通知を受けたとき、前記禁止を解除する
    ことを特徴とする請求項8乃至13のいずれか1つに記載の管理サーバ。
  15. 認証部と、前記認証部で認証されたユーザのみからジョブの投入操作を受ける操作部と、投入されたジョブを実行するジョブ実行部を備えたジョブ処理装置がネットワークを通じて複数台接続された管理サーバの動作を制御するプログラムであって、
    前記管理サーバを、
    依頼人の端末から、代理作業者と、前記代理作業者にジョブの投入操作を行わせるジョブの特定情報とを含む代理作業依頼を受信する代理作業依頼受信部、
    前記受信部が受信した前記代理作業依頼を記憶する代理作業依頼記憶部、
    前記ジョブ処理装置から認証されたログインユーザの通知を受信する通知受信部、
    前記通知されたログインユーザが前記記憶部に記憶されている前記代理作業依頼に含まれる代理作業者の場合は、少なくとも前記代理作業依頼に含まれている前記特定情報が示すジョブの実行が完了するまで、前記代理作業者による前記特定情報が示すジョブ以外のジョブの投入または前記代理作業者によって投入された前記特定ジョブ以外の実行を禁止するように前記通知の送信元のジョブ処理装置に指示する指示部、
    として機能させる
    ことを特徴とするプログラム。
  16. 前記指示部は、前記通知されたログインユーザが前記記憶部に記憶されている前記代理作業依頼に含まれる代理作業者の場合は、前記代理作業依頼に含まれている前記特定情報が示すジョブの存在を表示部に表示するように前記通知の送信元のジョブ処理装置に指示する
    ことを特徴とする請求項15に記載のプログラム。
  17. 前記特定情報が示すジョブは、スキャナで原稿を読み取る処理を含むジョブである
    ことを特徴とする請求項15または16に記載のプログラム。
  18. 前記特定情報には、原稿枚数が含まれており、
    前記指示部は、前記代理作業依頼に含まれている前記特定情報が示すジョブの実行時に前記ジョブ処理装置が読み取った原稿枚数と前記特定情報が示す原稿枚数とが一致しない場合は、前記特定情報が示すジョブの実行を中止するように前記通知の送信元のジョブ処理装置に指示する
    ことを特徴とする請求項17に記載のプログラム。
  19. 前記特定情報には、原稿枚数が含まれており、
    前記指示部は、前記代理作業依頼に含まれている前記特定情報が示すジョブの実行時に前記ジョブ処理装置が読み取った原稿枚数と前記特定情報が示す原稿枚数とが一致しない場合は、前記代理作業依頼の送信元の依頼人に、原稿枚数が不一致である旨を通知し、該通知に対して前記依頼人から実行を許可する応答を受けたときは前記特定情報が示すジョブの実行を継続し、実行を許可する応答を受けない場合は前記特定情報が示すジョブの実行を中止するように前記ログインユーザの通知元のジョブ処理装置に指示する
    ことを特徴とする請求項17に記載のプログラム。
  20. 前記特定情報には、原稿枚数の許容範囲が含まれており、
    前記指示部は、前記代理作業依頼に含まれている前記特定情報が示すジョブの実行時に前記ジョブ処理装置が読み取った原稿枚数が、前記特定情報が示す原稿枚数の許容範囲内であれば、前記一致とみなす
    ことを特徴とする請求項18または19に記載のプログラム。
  21. 前記管理サーバを、
    前記依頼人から前記代理作業依頼に係るジョブの実行完了確認の通知を受けたとき、前記禁止を解除するように機能させる
    ことを特徴とする請求項15乃至20のいずれか1つに記載のプログラム。
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