JP6459888B2 - 回転電機 - Google Patents

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Description

この発明は、回転電機に関し、特に、耐圧防爆仕様の回転電機に関する。
回転電機の従来技術としては、例えば、特許文献1に開示された耐圧防爆形回転電機が知られている。特許文献1に開示された耐圧防爆形回転電機は、耐圧防爆構造にした機枠に収納した固定子巻線を有する固定子鉄心と、機枠に軸受を介して取付けた回転軸に固定した回転子と、機枠に固定した端子台と、回転軸の軸端に取付けた検出器とを備える。この耐圧防爆形回転電機は、機枠の外側に検出器と端子台を覆うカバー部材を設け、機枠内と検出器および端子台のそれぞれの収納空間を連通させるようにしている。具体的には、この機枠の端面にブラケットそれぞれが固定され、カバー部材は、一方のブラケットを囲い機枠の外側に検出器を覆って取付けてある。ブラケットとカバー部材との間には、検出器を覆う空間と端子台を取付けた空間とを連通する貫通孔が設けられている。したがって、機枠と検出器および端子台を連結する部分に防爆スキマを設けることがないので小形にすることができるとしている。
特開平11−150907号公報
しかしながら、特許文献1に開示された耐圧防爆形回転電機では、ブラケット、検出器および貫通孔のため空間部をカバー部材により形成する必要がある。このため、回転軸の軸方向における回転電機の長さは殆ど変らず、回転電機の軸方向の短縮化は不十分であるという問題がある。また、特許文献1に開示された耐圧防爆形回転電機では、回転電機を組み付けする際、検出器やコイル(固定子巻線)から引き出される配線を狭い貫通孔に通す必要があり、組付作業が煩雑になるという問題がある。特に、コイルからの配線が絶縁のためワニス処理され、ワニス処理された配線を曲げて貫通孔に通す場合には、組付作業はより煩雑となる。さらに、配線を曲げることによりワニス処理された部分が損傷すると、配線の絶縁性低下を招くおそれがある。
本発明は上記の問題点に鑑みてなされたもので、本発明の目的は、回転軸の軸方向における短縮化および組付作業の容易化を可能とする回転電機の提供にある。
上記の課題を解決するために、本発明は、回転軸を備えたロータと、前記ロータの周囲を覆い、ステータコアおよびコイルを有するステータと、前記ロータおよび前記ステータを収容するモータケースと、前記回転軸の回転を検出する回転センサと、前記コイルから引き出された配線を接続する端子台と、を備え、前記モータケースは、前記ロータおよび前記ステータを収容するモータ収容空間を有し、少なくとも一方の端部に開口を有する筒状のケース本体と、前記回転軸を支持し、前記開口を覆う端部カバー体と、を備えた回転電機において、前記モータケースは、前記端子台を収容する端子台収容空間を有し、前記ケース本体の外周に設けた端子台ケースを備え、前記ケース本体は、前記一方の端部から他方の端部へ向けて凹状に形成され、前記モータ収容空間と前記端子台収容空間を連通する切欠き部を備え、前記端子台ケースは、前記ケース本体と一体形成され、前記ケース本体の外周から径方向の外方へ張り出すケース壁体と、前記ケース壁体における前記一方の端部側に開口する端部開口部と、前記ケース壁体における張出方向の頂部に開口する頂部開口部と、防爆隙間を介して前記ケース壁体と接合され、前記頂部開口部を覆う頂部カバー体と、を備え、前記端部カバー体は、防爆隙間を介して前記ケース本体と接合され、前記開口を覆うカバー本体部と、防爆隙間を介して前記端子台ケースと接合され、前記端部開口部を覆うカバー拡張部と、を備え、前記端子台は、前記端子台収容空間に収容され、前記配線は、前記モータ収容空間から前記切欠き部を通じて前記端子台に接続され、前記回転センサは、前記切欠き部に配置されることを特徴とする。
本発明では、ケース本体に設けた切欠き部を介してケース本体のモータ収容空間と端子台収容空間が連通しているほか、ケース本体の端部の開口部と端子台ケースの端部開口部が繋がっている。また、ケース本体の切欠き部に回転センサの一部又は全部が配置される。本発明によれば、回転電機を組み付けする際、端子台に回転センサやコイルから引き出される配線は端子台に接続し易くなる。また、ケース本体の切欠き部に回転センサを配置させることで、カバー体において回転軸の軸方向に空間部を設ける必要がなく、回転電機の回転軸の軸方向における短縮化を図ることができる。また、切欠き部が設けられていることにより、切欠き部を回転センサの収容のための空間として利用することができる。因みに、配線を曲げて端子台に接続する場合であっても、組付作業前に予め配線を曲げておいてから端子台に接続することができる。従って、ワニス処理した配線を曲げる必要がなく、配線においてワニス処理された部分の損傷が回避され、損傷による配線の絶縁性低下を招くことがない。
また、上記の回転電機において、前記端子台ケースは、前記頂部開口部と前記端部開口部を仕切る仕切り部を有し、前記仕切り部は、防爆隙間を介して前記頂部カバー体および前記端部カバーとそれぞれ接合される構成としてもよい。
この場合、ケース本体の端部の開口部と端子台ケースの端部開口部が一体となっても、防爆隙間を介してケース本体および端子台ケースに端部カバー体を接合することができる。
また、上記の回転電機において、前記端部カバー体は、前記回転センサを支持するセンサ支持部を備える構成としてもよい。
この場合、回転センサは端部カバー体のセンサ支持部により支持されて切欠き部に配置される。
また、上記の回転電機において、前記回転センサの配線が接続される回転センサ端子部を備え、前記回転センサ端子部は、前記端子台に内蔵されている構成としてもよい。
この場合、回転センサ端子部を端子台に内蔵することで、回転センサ端子部のための端子台を用意する必要がなく、部品点数やスペースを削減することができる。
本発明によれば、回転軸の軸方向における短縮化および組付作業の容易化を可能とする回転電機を提供することができる。
本発明の実施形態に係る電動モータを示す縦断面図である。 本発明の実施形態に係るリヤカバーが取り外された状態の電動モータの後面図である。 本発明の実施形態に係る電動モータの一部を分解して示す分解斜視図である。
以下、本発明の実施形態に係る回転電機としての電動モータについて図面を参照して説明する。図1に示す本実施形態の電動モータ10は耐圧防爆仕様の三相誘導電動機である。図1では、電動モータ10の右方を前方とし、左方を後方とする。電動モータ10は、ロータ11と、ロータ11の周囲を覆うステータ12と、ロータ11およびステータ12を収容するモータケース13と、を備えている。ロータ11は、ロータコア14とロータコア14の中心に挿通され、ロータコア14に固定された回転軸15を備えている。回転軸15の前端部は、モータケース13から突出しており、回転軸15の後端部はモータケース13に支持されている。ステータ12は、ロータコア14の周囲を覆う円筒状のステータコア16と、ステータコア16に巻かれたコイル17とを備える。ステータコア16の外周がモータケース13の内壁に固定されている。ステータコア16の前後の両端にはコイル17のコイルエンドが形成されている。後端のコイルエンドの上部から配線18が引き出されている。図2に示すように、配線18は、U相配線18U、V相配線18V、W相配線18Wである。U相配線18U、V相配線18VおよびW相配線18Wは、端部に圧着端子を備えている。
次に、モータケース13について説明する。モータケース13は、筒状のケース本体21とケース本体21に接合されるフロントカバー22およびリヤカバー23を備えている。ケース本体21は、筒状であって前後の両端部に開口24、25を備えているほか、ロータ11およびステータ12を収容可能なモータ収容空間S1を有する。ケース本体21の前端部の端面26には、ボルト27が螺入されるねじ孔(図示せず)が複数設けられている。図2、図3に示すように、ケース本体21の後端部の端面28には、ボルト27が螺入されるねじ孔29が多数設けられている。
図3に示すように、本実施形態のケース本体21は、後端部(一方の端部)から前端部(他方の端部)へ向けてケース本体21の一部を凹状に切欠くことにより形成された切欠き部30を備えている。切欠き部30はモータ収容空間S1と連通する。切欠き部30はU相配線18U、V相配線18VおよびW相配線18Wを容易に挿通する空間部を形成している。図3では、説明の便宜上、U相配線18U、V相配線18VおよびW相配線18Wの図示が省略されている。なお、図1では、切欠き部30に相当する範囲を二点鎖線Lにて示す。
ケース本体21は、ケース本体21の外周において切欠き部30を囲う端子台ケース31を備えている。端子台ケース31は、ケース本体21の外周から径方向の外方へ張り出すケース壁体を備えている。ケース壁体は、ケース本体21の後端部から前端部へ向かう一対の側壁部32と側壁部32の前端部と接続されている正面壁部33とを備える。端子台ケース31は、一対の側壁部32および正面壁部33における張出方向の頂部に開口する頂部開口部34を備えるほか、一対の側壁部32における後端部側に開口する端部開口部35を備える。端部開口部35はケース本体21の開口25と繋がっている。端子台ケース31は、一対の側壁部32の張出方向における頂部において、側壁部32の後端部を接続する仕切り部36を備えている。仕切り部36は、頂部開口部34と端部開口部35を仕切る。端子台ケース31の端部開口部35側の端面39は、一対の側壁部32および仕切り部36の後部側の端面により形成されており、ケース本体21の後端部の端面28は同一面に形成されている。端子台ケース31の端部開口部35側の端面39には、ボルト27が螺入されるねじ孔38が形成されている。ケース本体21の端面28および端子台ケース31の端面39にはリヤカバー23が接合される。
端子台ケース31の頂部開口部34側の端面37は、一対の側壁部32、正面壁部33および仕切り部36のそれぞれの頂部側の端面により形成されている。端子台ケース31は、頂部開口部34を覆う方形の頂部カバー体40を備えている。頂部カバー体40には、ボルト41を挿通する挿通孔42が設けられている。頂部カバー体40はボルト41により、防爆隙間を介して端子台ケース31の頂部開口部34側の端面37と接合されている。防爆隙間については、国内防爆指針および国際規格により規定されている。端子台ケース31の内部には端子台収容空間S2が形成されている。端子台ケース31の頂部開口部34側の端面37には、ボルト41が螺入されるねじ孔43が形成されている。端子台収容空間S2は、端子台ケース31とケース本体21の一部とにより形成されている。端子台収容空間S2は、切欠き部30を介してモータ収容空間S1と連通する。端子台収容空間S2は、後述する端子台44を収容する空間部である。端子台ケース31の正面壁部33には貫通孔45が形成されており、貫通孔45は端子台44と接続される外部側の配線46の挿通を可能とする。配線46はU相配線46U、V相配線46V、W相配線46Wであるが、図1ではU相配線46Uのみが図示される。
次に、フロントカバー22およびリヤカバー23について説明する。フロントカバー22はケース本体21の開口24が円形であるため円形である。フロントカバー22の中心には、回転軸15を挿通する軸孔47が形成されている。フロントカバー22のケース側には回転軸15を支持する軸受48が備えられている。フロントカバー22の外側には軸孔47の気密性を図るためのシール部材49が設けられている。
フロントカバー22は、ケース本体21の前端部と防爆隙間を設定して接合される。本実施形態では、フロントカバー22は、ケース本体21の端面26と接合する第1接合面50と、第1接合面50から回転軸15の軸方向に平行であってケース本体21の内周面と接合する第2接合面51を有する。第1接合面50と第2接合面51が段差を形成することによりケース本体21の前端部とフロントカバー22との防爆隙間が確保されている。
本実施形態のリヤカバー23は端部カバー体に相当する。図3に示すように、リヤカバー23は、ケース本体21の開口25を覆うカバー本体部52と、カバー本体部52と一体形成され、端子台ケース31の端部開口部35を覆うカバー拡張部53を備えている。カバー本体部52は略円形の開口25の形状に合わせて略円形である。図1に示すように、カバー本体部52の中心には回転軸15の後端を支持する軸受54と、を備えている。カバー拡張部53は端子台ケース31の略方形の端部開口部35の形状に合わせて略方形である。リヤカバー23はカバー本体部52の中心付近を除きほぼ平板状である。リヤカバー23の外周縁の近くにはボルト27を挿通する挿通孔56が複数形成されている。
リヤカバー23は、ケース本体21の後端部および端子台ケース31の後端部に防爆隙間を設定して接合される。本実施形態では、リヤカバー23は、ケース本体21の端面28および端子台ケース31の端面39と接合する第1接合面57と、第1接合面57から回転軸15の軸方向Pに平行であってケース本体21の内周面と接合する第2接合面58を有する。第1接合面57と第2接合面58が段差を形成することによりケース本体21および端子台ケース31とリヤカバー23との防爆隙間が確保されている。
図1および図2に示すように、リヤカバー23のカバー本体部52におけるケース本体21側には、一対の回転センサ60をそれぞれ支持する一対のセンサ支持部59が備えられている。センサ支持部59は、カバー本体部52におけるケース本体21側からコイル17へ向けて張り出して形成されている。本実施形態では、回転軸15の後端部付近に、検出対象である多数のスリットを備えたスリット回転体61が固定されている。回転センサ60は、スリット回転体61のスリットを光学的に読み取るセンサである。2個の回転センサ60が設けられている理由は、回転軸15の回転方向(正回転、逆回転)を検知するためである。センサ支持部59に支持された回転センサ60は、モータ収容空間S1および切欠き部30にわたって配置されている。
次に、端子台収容空間S2に収容されている端子台44について説明する。端子台44は、コイル17から引き出された配線18と外部の配線46とを電気的に接続するためのものである。端子台44は、端子台収容空間S2において切欠き部30の前方となるようにケース本体21に固定されている。端子台44は端子部(図示せず)を備えており、端子部にはコイル17から引き出された配線18と外部の配線46が接続されている。配線18はモータ収容空間S1から切欠き部30を通じて円弧状に曲げられている。端子台44から端子台ケース31の外部へ引き出される配線46は、正面壁部33の貫通孔45を挿通される。貫通孔45には配線46が挿通されるシール部材62が介在され、正面壁部33の正面側にはシール部材62を押し付ける押圧部材63が固定されている。
本実施形態では、回転センサ60の配線(図示せず)が接続される回転センサ端子部64が備えられている。図1に示すように、回転センサ端子部64は、端子台44に内蔵されている。回転センサ端子部64には、回転センサ60から引き出されたセンサ配線(図示せず)が接続されるほか、端子台ケース31の外部から引き込まれた配線(図示せず)が回転センサ端子部64に接続されている。
次に、本実施形態に係る電動モータ10の組み付けについて説明する。モータケース13のケース本体21にステータ12を固定する。ステータ12はケース本体21の後部の開口25から挿入されて固定される。コイル17から引き出されている配線18はステータ12を固定する前に、端子台44の位置に合わせて円弧状に曲げられており、配線18には絶縁のためのワニス処理が施されている。次に、端子台44を端子台ケース31の端子台収容空間S2に収容し、ケース本体21に固定する。固定された端子台44に配線18を接続する。なお、予め端子台44をケース本体21に固定しておき、ステータ12の固定後に配線18を端子台44に接続してもよい。端子台44に固定された配線18は、モータ収容空間S1から切欠き部30を通じて端子台44に接続されている。
次に、ボルト27の締結によりフロントカバー22をケース本体21に接合する。フロントカバー22をケース本体21に接合した後、リヤカバー23に回転軸15を軸支させたロータ11をステータ12内に挿入するとともに、フロントカバー22の軸孔47に回転軸15を挿通させる。さらに、ボルト27の締結によりリヤカバー23をケース本体21および端子台ケース31に接合する。リヤカバー23には予め回転センサ60がセンサ支持部59に固定されており、回転センサ60とスリット回転体61との位置は調整されている。リヤカバー23の接合後に配線46を貫通孔45に挿通させ、端子台44に接続する。貫通孔45に配線46が挿通されたシール部材62を挿入し、さらに、シール部材62を押圧しつつ押圧部材63を正面壁部33に固定する。また、端子台44に内蔵されている回転センサ端子部64に回転センサ60から引き出されるセンサ配線を接続する。そして、外部の配線(図示せず)を回転センサ端子部64に接続する。
次に、ボルト41の締結により端子台ケース31の端面37に頂部カバー体40を接合し、頂部カバー体40により頂部開口部34を塞ぐ。頂部カバー体40の端子台ケース31への接合により、電動モータ10の組み付けは完了する。
本実施形態に係る電動モータ10によれば、以下の作用効果を奏する。
(1)電動モータ10を組み付けする際、端子台44に回転センサ60やコイル17から引き出される第1の配線18は端子台44に接続し易くなる。また、ケース本体21の切欠き部30に回転センサ60の一部を配置させることで、リヤカバー23において回転軸15の軸方向に空間部を設ける必要がなく、電動モータ10の回転軸15の軸方向における短縮化を図ることができる。また、切欠き部30が設けられていることにより、切欠き部30を回転センサ60の収容のための空間として利用することができる。
(2)第1の配線18を曲げて端子台44に接続する場合であっても、組付作業前に予め第1の配線18を曲げておいてから端子台44に接続することができる。従って、ワニス処理した第1の配線18を曲げる必要がなく、第1の配線18においてワニス処理された部分の損傷が回避され、損傷による第1の配線18の絶縁性低下を招くことがない。また、ワニス処理後に第1の配線18を曲げる必要がないため、ワニス処理後に第1の配線18を曲げる場合と比較すると、第1の配線18は端子台44に接続し易く、組み付け作業が容易となる。ワニス処理後に第1の配線18を曲げる必要がないので、曲げによるワニスの割れや剥がれが生じることはない。
(3)ケース本体21の後端部の開口25と端子台ケース31の端部開口部35が一体となっても、防爆隙間を介してケース本体21および端子台ケース31にリヤカバー23を接合することができる。このため、電動モータ10に必要な耐圧防爆性能を得ることができる。
(4)回転センサ60を支持するセンサ支持部59がリヤカバー23に備えられることから、回転センサ60の殆どはリヤカバー23のセンサ支持部59により支持されてモータ収容空間S1に配置される。モータ収容空間S1からはみ出す回転センサ60の一部は切欠き部30に位置する。つまり、切欠き部30は、第1の配線18を通すための空間だけでなく、回転センサ60を収容する収容空間としての機能を果たすことができる。また、電動モータ10を分解することなく、リヤカバー23のケース本体21に対する着脱だけで、回転センサ60の着脱が可能である。
(5)回転センサ端子部64が端子台44に内蔵されるから、従来のように回転センサ端子部のための回転センサ端子台や、モータケースに接合され、回転センサ端子台を覆うカバー部材を用意する必要がない。従って、部品点数やスペースを削減することができる。モータケースに接合する回転センサ端子台のカバー部材が必要ないため、電動モータ10における防爆隙間の設定が必要な接合部が削減され、電動モータ10の軽量化を図ることができる。
本発明は、上記の実施形態に限定されるものではなく発明の趣旨の範囲内で種々の変更が可能であり、例えば、次のように変更してもよい。
○ 上記の実施形態では、第1の配線および第2の配線を3相に対応させて3本としたが、第1の配線および第2の配線は3本に制限されず、複数であればよく、例えば、2本や4本であってもよい。
○ 上記の実施形態では、端子台ケースは、頂部開口部と端部開口部を仕切る仕切り部を有し、仕切り部は、防爆隙間を介して頂部カバー体および端部カバーとそれぞれ接合されるとしたがこの限りではない。端子台ケースは、例えば、頂部開口部を備えない端部開口部以外は閉塞された構成であってもよく、この場合、仕切り部は存在しない。
○ 上記の実施形態では、端部カバー体としてのリヤカバーにセンサ支持部を設け、センサ支持部に回転センサを支持するとしたが、回転センサはリヤカバーのセンサ支持部に支持されるとは限らない。例えば、ケース本体における切欠き部の近傍にセンサ支持部を設けてもよい。
○ 上記の実施形態では、端子台に回転センサ端子部を内蔵するとしたが、回転センサ端子部を必ずしも端子台に内蔵しなくてもよい。回転センサ端子部は、例えば、端子台の外周面に設けてもよく、端子台収容空間や切欠き部に設けられてもよい。
○ 上記の実施形態では、切欠き部に回転センサの一部が収容されたが、切欠き部には回転センサ以外の機器や部品を収容するようにしてもよい。
○ 上記の実施形態では、回転センサの殆どがモータ収容空間に位置し、切欠き部に回転センサの一部が位置するとしたがこの限りではない。例えば、回転センサを切欠き部にのみ位置するように設けてもよい。
○ 上記の実施形態では、回転電機として三相誘導電動機を例示したが、回転電機の種類を制限する趣旨ではない。回転電機としては、例えば、同期電動(発電)機であってもよい。
10 電動モータ
11 ロータ
12 ステータ
13 モータケース
14 ロータコア
15 回転軸
16 ステータコア
17 コイル
18(18U、18V、18W) 配線(モータ側)
21 ケース本体
22 フロントカバー
23 リヤカバー(端部カバー体)
24、25 開口
30 切欠き部
31 端子台ケース
32 側壁部
33 正面壁部
34 頂部開口部
35 端部開口部
36 仕切り部
40 頂部カバー体
44 端子台
46(46U、46V、46W) 配線(外部側)
52 カバー本体部
53 カバー拡張部
59 センサ支持部
60 回転センサ
64 回転センサ端子部
S1 モータ収容空間
S2 端子台収容空間
P 軸心(回転軸)

Claims (4)

  1. 回転軸を備えたロータと、
    前記ロータの周囲を覆い、ステータコアおよびコイルを有するステータと、
    前記ロータおよび前記ステータを収容するモータケースと、
    前記回転軸の回転を検出する回転センサと、
    前記コイルから引き出された配線を接続する端子台と、を備え、
    前記モータケースは、
    記ロータおよび前記ステータを収容するモータ収容空間を有し、少なくとも一方の端部に開口を有する筒状のケース本体と、
    前記回転軸を支持し、前記開口を覆う端部カバー体と、を備えた回転電機において、
    前記モータケースは、前記端子台を収容する端子台収容空間を有し、前記ケース本体の外周に設けた端子台ケースを備え、
    前記ケース本体は、前記一方の端部から他方の端部へ向けて凹状に形成され、前記モータ収容空間と前記端子台収容空間を連通する切欠き部を備え、
    前記端子台ケースは、
    前記ケース本体と一体形成され、前記ケース本体の外周から径方向の外方へ張り出すケース壁体と、
    前記ケース壁体における前記一方の端部側に開口する端部開口部と、
    前記ケース壁体における張出方向の頂部に開口する頂部開口部と、
    防爆隙間を介して前記ケース壁体と接合され、前記頂部開口部を覆う頂部カバー体と、を備え、
    前記端部カバー体は、
    防爆隙間を介して前記ケース本体と接合され、前記開口を覆うカバー本体部と、
    防爆隙間を介して前記端子台ケースと接合され、前記端部開口部を覆うカバー拡張部と、を備え、
    前記端子台は、前記端子台収容空間に収容され、
    前記配線は、前記モータ収容空間から前記切欠き部を通じて前記端子台に接続され、
    前記回転センサは、前記切欠き部に配置されることを特徴とする回転電機。
  2. 前記端子台ケースは、前記頂部開口部と前記端部開口部を仕切る仕切り部を有し、
    前記仕切り部は、防爆隙間を介して前記頂部カバー体および前記端部カバーとそれぞれ接合されることを特徴とする請求項1記載の回転電機。
  3. 前記端部カバー体は、前記回転センサを支持するセンサ支持部を備えることを特徴とする請求項1又は2記載の回転電機。
  4. 前記回転センサの配線が接続される回転センサ端子部を備え、
    前記回転センサ端子部は、前記端子台に内蔵されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項記載の回転電機。
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