JP6459748B2 - 空気調和機 - Google Patents
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Description
図6のセミブリッジレスコンバータは、AC LineのL端子に直列に接続されるリアクタL1とAC LineのN端子に直列に接続されるリアクタL2と、リアクタL1の一端と他端とにそれぞれのアノード端子が接続され、それぞれのカソード端子が負荷Roの一端に接続されたダイオードDcとダイオードD1を備えている。
このような理由により、セミブリッジレスコンバータを備えた空気調和機において、高負荷の場合はアクティブフィルタとして動作させ、低負荷の場合はスイッチング損失を防止するためアクティブフィルタとしての機能を停止させる方法が考えられる。
前記セミブリッジレスコンバータは、
交流電源の一端が接続される第1入力端に一端が接続される第1リアクタと、
前記交流電源の他端が接続される第2入力端に一端が接続される第2リアクタと、
前記第1入力端と前記第2入力端との間に接続され前記交流電源の電圧の位相を検出して前記第1入力端が正電圧となる正の半周期と前記第1入力端が負電圧となる負の半周期を識別する位相信号として出力する位相検出部と、
前記正電圧入力端と前記負電圧入力端との間に接続された平滑コンデンサと、
前記第1リアクタの他端と前記第2入力端の間を接続/開放する第1スイッチング素子と、
前記第2リアクタの他端と前記第1入力端の間を接続/開放する第2スイッチング素子と、
前記第1スイッチング素子と前記第2スイッチング素子とにスイッチング信号を出力してアクティブフィルタ動作を実行するコンバータ制御部と、
前記位相信号が入力され前記インバータで駆動する負荷が予め定めた所定負荷より小さい負荷の時に前記コンバータ制御部による前記スイッチング信号の出力を停止させ、前記位相信号が正の半周期を示す期間内で前記第2スイッチング素子を閉にすると共に前記第1スイッチング素子を開にし、前記位相信号が負の半周期を示す期間内で前記第1スイッチング素子を閉にすると共に前記第2スイッチング素子を開にする動作切換手段とを備える。
位相検出部23は入力端21aが正電圧の間は位相信号をハイレベルに、また、負電圧の間は位相信号をローレベルにして出力する。
動作切換手段40は、負荷状態判定手段44と、状態信号生成手段42と、信号切換手段41と、ノット回路43とを備えている。
負荷状態判定手段44は、入力されたDC電流信号によりDC電流が予め定められた状態切換電流閾値(6アンペア)未満となった時、状態信号生成手段42へローレベル(低負荷信号)を出力する。DC電流が予め定められた状態切換電流閾値以上の場合はハイレベル(高負荷信号)を出力する。
図3(1)はセミブリッジレスコンバータ4に入力される交流電圧、図3(2)は位相検出部23から出力される交流電圧の位相信号、図3(3)は入力電流検出部24で検出される入力電流、図3(4)は動作切換手段40から出力されるスイッチング信号A’、図3(5)は動作切換手段40から出力されるスイッチング信号B’、図3(6)はDC電流検出部36で検出されるDC電流、図3(7)は動作切換手段40から出力される状態信号、をそれぞれ示している。
図4はセミブリッジレスコンバータ4が高負荷時に選択されるアクティブフィルタ動作から、低負荷時に選択される本発明によるパッシブフィルタ動作へ切り換える場合を説明する説明図である。
図4(1)はセミブリッジレスコンバータ4に入力される交流電圧、図4(2)は位相検出部23から出力される交流電圧の位相信号、図4(3)は入力電流検出部24で検出される入力電流、図4(4)は動作切換手段40から出力されるスイッチング信号A’、図4(5)は動作切換手段40から出力されるスイッチング信号B’、図4(6)はDC電流検出部36で検出されるDC電流、図4(7)は動作切換手段40から出力される状態信号、をそれぞれ示している。なお、t10〜t16は時刻である。
このため、図4(3)のt14以降に示すように、リアクタ29又はリアクタ30のいずれかと平滑コンデンサ35で構成されるローパスフィルタの動作により、各リアクタのいずれにも電流が流れていない場合の電流波形を示す点線に示す電流の立ち上がり/立ち下がりの変化時間よりも、実線で示すリアクタ29又はリアクタ30のいずれかに電流が流れる本願の場合の電流の立ち上がり/立ち下がりの変化時間の方が長くなり、電源高調波電流が低減されると共に力率が改善される。
さらに、リアクタに巻かれている巻線の表皮効果によりスイッチング周波数が低くなるほどインダクタンス値は大きくなる特性がある。このため、リアクタのインダクタンス特性を調整することにより、今後はパッシブフィルタとして使用するリアクタと、スイッチング周波数が数キロヘルツ以上のアクティブフィルタで使用するリアクタのインダクタンス値を最適にしてパッシブフィルタ動作時の力率をさらに改善することができる。
また、本実施例ではアクティブフィルタ動作とパッシブフィルタ動作で使用するリアクタを兼用しているが、これに限るものでなく、それぞれのフィルタで最適なインダクタンス値となる専用のリアクタ設け、状態信号によりこの専用リアクタを切り換えて使用するようにしてもよい。
2 室内機
3 室外機
4 セミブリッジレスコンバータ
21a 入力端
21b 入力端
22a 正出力端
22b 負出力端
23 位相検出部
24 入力電流検出部
25 ダイオード(第1ダイオード)
26 ダイオード(第3ダイオード)
27 ダイオード(第2ダイオード)
28 ダイオード(第4ダイオード)
29、30 リアクタ
31、32 スイッチング素子
33 ダイオード(第5ダイオード)
34 ダイオード(第6ダイオード)
35 平滑コンデンサ
36 DC電流検出部
37 DC電圧検出部
38 インバータ
38a 正入力端
38b 負入力端
39 モータ
40 動作切換手段
41 信号切換手段
42 状態信号生成手段
43 ノット回路
44 負荷状態判定手段
50 コンバータ制御部
60 室外機制御部
Claims (1)
- セミブリッジレスコンバータと、同セミブリッジレスコンバータの出力に接続される正電圧入力端と負電圧入力端とを備えたインバータと、同インバータで駆動される圧縮機のモータと、前記インバータにインバータ駆動信号を出力する制御部とを備えた空気調和機であって、
前記セミブリッジレスコンバータは、
交流電源の一端が接続される第1入力端に一端が接続される第1リアクタと、
前記交流電源の他端が接続される第2入力端に一端が接続される第2リアクタと、
前記第1入力端と前記第2入力端との間に接続され前記交流電源の電圧の位相を検出して前記第1入力端が正電圧となる正の半周期と前記第1入力端が負電圧となる負の半周期を識別する位相信号として出力する位相検出部と、
前記正電圧入力端と前記負電圧入力端との間に接続された平滑コンデンサと、
前記第1リアクタの他端と前記第2入力端の間を接続/開放する第1スイッチング素子と、
前記第2リアクタの他端と前記第1入力端の間を接続/開放する第2スイッチング素子と、
前記第1スイッチング素子と前記第2スイッチング素子とにスイッチング信号を出力してアクティブフィルタ動作を実行するコンバータ制御部と、
前記位相信号が入力され前記インバータで駆動する負荷が予め定めた所定負荷より小さい負荷の時に前記コンバータ制御部による前記スイッチング信号の出力を停止させ、前記位相信号が正の半周期を示す期間内で前記第2スイッチング素子を閉にすると共に前記第1スイッチング素子を開にし、前記位相信号が負の半周期を示す期間内で前記第1スイッチング素子を閉にすると共に前記第2スイッチング素子を開にする動作切換手段とを備えたことを特徴とする空気調和機。
Priority Applications (1)
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JP2015089547A JP6459748B2 (ja) | 2015-04-24 | 2015-04-24 | 空気調和機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2015089547A JP6459748B2 (ja) | 2015-04-24 | 2015-04-24 | 空気調和機 |
Publications (2)
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JP2016205738A JP2016205738A (ja) | 2016-12-08 |
JP6459748B2 true JP6459748B2 (ja) | 2019-01-30 |
Family
ID=57487477
Family Applications (1)
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JP2015089547A Active JP6459748B2 (ja) | 2015-04-24 | 2015-04-24 | 空気調和機 |
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2015
- 2015-04-24 JP JP2015089547A patent/JP6459748B2/ja active Active
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