JP6459309B2 - 印刷装置 - Google Patents

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  • Handling Of Sheets (AREA)
  • Paper Feeding For Electrophotography (AREA)

Description

本発明は印刷装置に関する。
特許文献1には、2段のトレイを内蔵する給紙カセットを備える印刷装置が開示されている。この印刷装置は2段のトレイのいずれか一方を有効トレイとする切換手段を有し、用紙は有効トレイから供給される。
特開2010−42893号公報
しかし、複数段のトレイのいずれを切換手段が有効トレイとしているかを印刷装置が検出できるようにするためにセンサーを追加する場合、製造コストが増大するという問題がある。
本発明は、センサーを追加せずに複数段のトレイのいずれを切換手段が有効トレイとしているかを特定できる印刷装置を実現することを目的の1つとする。
(1)上記目的を達成するための印刷装置は、それぞれが印刷媒体を保持する複数のトレイと、前記複数のトレイのいずれかを有効トレイとする切換手段とを備える給紙カセットと、前記有効トレイが保持する印刷媒体に印刷を行う印刷部と、前記給紙カセットが前記印刷部にセットされると、前記切換手段が前記複数のトレイのいずれを前記有効トレイとしているかをユーザーに設定させるユーザーインターフェースを画面に表示させる表示制御部と、を備える。
本発明によると、給紙カセットが印刷部にセットされると、画面にユーザーインターフェースを表示して有効トレイをユーザーに設定させるため、センサーを追加せずに複数段のトレイのいずれを切換手段が有効トレイとしているかを特定できる。
請求項に記載された各手段の機能は、構成自体で機能が特定されるハードウェア資源、プログラムにより機能が特定されるハードウェア資源、又はそれらの組み合わせにより実現される。また、これら各手段の機能は、各々が物理的に互いに独立したハードウェア資源で実現されるものに限定されない。
本発明の実施形態にかかる模式図。 本発明の実施形態にかかるデータ構造図。 本発明の実施形態にかかるフローチャート。 本発明の実施形態にかかる画面遷移図。 本発明の実施形態にかかるデータ構造図。 本発明の実施形態にかかるフローチャート。 本発明の実施形態にかかる画面遷移図。 本発明の実施形態にかかるフローチャート。 本発明の実施形態にかかる画面遷移図。 本発明の実施形態にかかるフローチャート。 本発明の実施形態にかかるデータ構造図。
以下、本発明の実施の形態を添付図面を参照しながら説明する。尚、各図において対応する構成要素には同一の符号が付され、重複する説明は省略される。
1.共通構成
本発明の実施例として図1に示すプリンター1は、下段トレイ51、上段トレイ52を備える給紙カセット50から印刷媒体としての用紙を引き出し、引き出した用紙に印刷するインクジェットプリンターである。給紙カセット50が備える2つのトレイのうち、印刷時に用紙が引き出されるトレイを有効トレイという。
給紙カセット50は、後述する印刷部に対して脱着可能に構成されている。プリンター1は、給紙カセット50の脱着を検出するセンサー40を備えている。給紙カセット50は、用紙束P1を保持する下段トレイ51と用紙束P2を保持する上段トレイ52とを備えている。下段トレイ51は給紙カセット50の外殻を構成している。上段トレイ52をスライド可能に下段トレイ51の内側に支持するガイド513が下段トレイ51の内側に設けられている。ガイド513は、用紙が下段トレイ51内を進む方向と平行に、上段トレイ52を案内する。ここで給紙されるときに用紙が下段トレイ51内を進む方向を前進方向といい、前進方向の逆方向を後退方向というものとする。また上段トレイ52が実線で示すように下段トレイ51に対して前進方向に最も進んだ位置を前進位置といい、上段トレイ52が点線で示すように下段トレイ51に対して後退方向に最も進んだ位置を後退位置というものとする。前進位置と後退位置のそれぞれにおいて上段トレイ52は下段トレイ51に対して係止される。
下段トレイ51には、所定のサイズの用紙を所定の位置に保持するためのスライドガイド511が設けられている。上段トレイ52にも、所定のサイズの用紙を所定の位置に保持するためのスライドガイド521が設けられている。プリンター1には、スライドガイド511、521の位置や用紙の性質を検出するセンサーが設けられていない。このためプリンター1は、下段トレイ51、上段トレイ52のそれぞれが保持する用紙のサイズと性質をユーザーに設定させる。
印刷部は、ピックアップローラー31、送紙ローラー30、24、23、27、26、分離ローラー25、従動ローラー29、28、22、21、印刷ヘッド14、印刷駆動部12、給紙駆動部13等を備えている。印刷ヘッド14は、インクを吐出するアクチュエーターとその駆動回路を備えている。印刷駆動部12は、印刷ヘッド14を紙送り方向に対して垂直な主走査方向に移動させるアクチュエーターとその駆動回路を含む。給紙駆動部13は、ピックアップローラー31と送紙ローラー30、24、23、27、26とを回転させるアクチュエーターとその駆動回路とを含む。
ピックアップローラー31は、揺動軸33の一端に回転軸を支持されている。揺動軸33の他端は図示しない軸受けに回転可能に支持されている。ピックアップローラー31を用紙束P1または用紙束P2に押し付けるように、揺動軸33を押し出す図示しないバネが設けられている。
上段トレイ52が前進位置にセットされているとき、ピックアップローラー31は、上段トレイ52に保持されている用紙束P2に接触し、回転することにより用紙束P2の最上層の用紙を前進方向に引き出す。引き出された用紙は、送紙ローラー30、24、23、27、26、分離ローラー25、従動ローラー29、28、22、21によって給紙経路PPを搬送される。給紙経路PPを搬送される用紙に対して印刷ヘッド14によって印刷が行われる。すなわち上段トレイ52が前進位置にセットされているとき、上段トレイ52が有効トレイになる。上段トレイ52が後退位置にセットされているとき、ピックアップローラー31は、下段トレイ51に保持されている用紙束P1に接触し、回転することにより用紙束P1の最上層の用紙を前進方向に引き出す。すなわち上段トレイ52が後退位置にセットされているとき、下段トレイ51が有効トレイになる。このように下段トレイ51のガイド513と上段トレイ52は、下段トレイ51、上段トレイ52のいずれかを有効トレイとする切換手段を構成している。
プリンター1には、下段トレイ51と上段トレイ52のいずれが有効トレイであるかを検出するセンサーが備わっていない。このためプリンター1は、有効トレイをユーザーに設定させる。
プリンター1には、ユーザーに有効トレイと用紙のサイズと紙質を設定させるためのユーザーインターフェースをタッチパネル10の画面または外部の携帯型情報端末2の画面に表示させる制御部11が備えられている。またプリンター1は、WiFi、NFC(近接場通信)等で外部の携帯型情報端末2と通信するための通信部15を備えている。制御部11は、印刷駆動部12、給紙駆動部13、通信部15およびユーザーインターフェースを制御するコンピューターである。制御部11は、プロセッサ、主記憶、入出力機構および不揮発性の外部記憶を備え、外部記憶に記憶されている印刷制御プログラムを実行することにより印刷駆動部12、給紙駆動部13、通信部15およびユーザーインターフェースを制御する。
2.第一実施例
本実施例において下段トレイ51が保持可能な用紙のサイズと、上段トレイ52が保持可能な用紙のサイズとは、重複せずに互いに異なっている。下段トレイ51が保持可能な用紙サイズと、下段トレイ51について設定し得る用紙サイズの選択肢とは、「A4」および「B5」である。上段トレイ52が保持可能な用紙サイズと、上段トレイ52について設定し得る用紙サイズの選択肢とは、「2L」、「キングサイズ」および「L」である。
本実施例において制御部11は、図2に示すように、トレイ毎にトレイが保持する用紙のサイズと性質をユーザーの設定に従って記憶する。具体的には、用紙のサイズ毎に、いずれかのトレイと、当該サイズについて最後に設定された用紙の性質(光沢紙、マット紙、再生紙、普通紙)とが対応付けて不揮発性の外部記憶に記憶される。また最後に設定された用紙のサイズについては、最後に設定された用紙のサイズであることを識別するためのフラグ(図2では「前回」の文字がフラグを示している。)がトレイ毎に記憶される。さらに前回有効トレイに設定されたトレイについて、前回有効トレイに設定されたトレイであることを識別するためのフラグ(図2では「直近」の文字がフラグを示している。)このように制御部11は、ユーザーに設定される用紙の種類を、直前に設定された以外の種類も含めて、全体として5回分を、用紙のサイズ毎に1回分を、履歴として記憶する。以下、有効トレイと用紙のサイズと紙質の設定履歴を給紙カセット設定という。
次に、ユーザーに有効トレイと用紙のサイズと紙質を設定させるためのユーザーインターフェースについて説明する。センサー40が給紙カセット50の装着を検出すると、制御部11は図3に示す給紙カセット設定処理を起動する。本実施例の給紙カセット設定処理では、図4に示すユーザーインターフェースが制御部11によってタッチパネル10の画面に表示される。
まず制御部11は、有効トレイとして直近に設定されたトレイを選択状態にした有効トレイ設定画面をタッチパネル10に表示する(S12)。有効トレイ設定画面は、下段トレイ51、上段トレイ52のいずれを有効トレイとするかをユーザーに設定させるインターフェースである。図4Aに示すように、有効トレイ設定画面には、上段トレイ52を選択するためのアイコン101、下段トレイ51を選択するためのアイコン102、選択されているトレイを有効トレイとして設定するための「OK」アイコン105が配置される。選択されているトレイに対応するアイコン101、102のいずれか一方は、選択状態をユーザーが判別できるように強調表示される。
また上段トレイ52を選択するためのアイコン101の近傍には、上段トレイ52が有効となっている状態を見分けるための図画103が配置される。図画103は上段トレイ52が前進位置にセットされている給紙カセット50の外観を簡略化して描いたものである。すなわち、図画103は、上段トレイ52が有効トレイとなる給紙カセット50の外観を簡略化して描いたものである。また、下段トレイ51を選択するためのアイコン102の近傍には、下段トレイ51が有効となっている状態を見分けるための図画104が配置される。図画104は上段トレイ52が後退位置にセットされている給紙カセット50の外観を簡略化して描いたものである。すなわち、図画104は、下段トレイ51が有効トレイとなる給紙カセット50の外観を簡略化して描いたものである。
本実施例では、後述するように下段トレイ51、上段トレイ52のいずれかを有効トレイとしてユーザーに設定させ、有効トレイについて用紙の種類(サイズと性質)をユーザーに設定させる。このため、ユーザーが有効トレイに設定した用紙のサイズに応じて用紙の搬送が制御され、ユーザーが有効トレイに設定した用紙の性質に応じてインクの吐出量が制御される。さらに、ユーザーの設定にかかわらず、上段トレイ52が前進位置にセットされているか後退位置にセットされているかによって、有効トレイ、すなわち印刷対象の用紙が引き出されるトレイが決まる。したがって、上段トレイ52の位置によって決まる有効トレイと異なるトレイをユーザーが有効トレイとして設定すると、実際に搬送される用紙のサイズと異なるサイズの用紙に応じた搬送が行われ、また、実際に搬送される用紙の性質と異なる性質の用紙に応じてインクの吐出量が制御される。いずれのトレイが有効トレイになるかを給紙カセット50の外観によって示す図画103、104を有効トレイ設定画面に表示することで、有効トレイの設定ミスおよび給紙カセット50のセットミスを防ぐことができる。なお、図画103、104は、選択されているトレイに応じていずれか一方を表示するようにしても良い。例えば、上段トレイ52が選択されている場合、図画104を表示せずに図画103を表示し、下段トレイ51が選択されている場合には図画103を表示せずに図画104を表示してもよい。
有効トレイ設定画面を表示しているタッチパネル10がタップを検出すると、制御部11はタップ対象がトレイを選択するためのアイコン101、102であるか、選択されているトレイを有効トレイとして設定するための「OK」アイコン105であるかを判定する(S13)。
タップ対象がトレイを選択するためのアイコン101、102である場合、制御部11はタップされたアイコンに応じたトレイを有効トレイとして選択し(S14)、ステップS13の判定を繰り返す。
タップ対象が選択されているトレイを有効トレイとして設定するための「OK」アイコン105である場合、制御部11は選択されているトレイを有効トレイに設定する(S15)。
続いて制御部11は、設定された有効トレイについて前回設定された用紙サイズを選択状態にした用紙サイズ設定画面をタッチパネル10に表示する(S16)。用紙サイズ設定画面には、用紙サイズを選択するためのアイコンと選択された用紙サイズを設定するためのアイコンとが配置される。用紙サイズを選択するためのアイコンとして、有効トレイについて設定可能な各用紙サイズのアイコンが配置される。また制御部11は、選択している用紙サイズを選択するためのアイコンを強調表示する。
図4Bは図2に示すようにユーザーの設定履歴を制御部11が記憶している状態で上段トレイ52が有効トレイとして設定された場合に制御部11が表示する用紙サイズ設定画面を示している。用紙サイズ設定画面には、用紙サイズを選択するためのアイコン106、107、108と、選択している用紙サイズを設定するための「OK」アイコン111が配置される。図2に示すようにユーザーの設定履歴を制御部11が記憶している場合、上段トレイ52に前回設定された用紙サイズは「L」であるため、制御部11は、「L」を選択した状態で用紙サイズ設定画面を表示する。また図4Cは図2に示すようにユーザーの設定履歴を制御部11が記憶している状態で下段トレイ51が有効トレイとして設定された場合に制御部11が表示する用紙サイズ設定画面を示している。図2に示すようにユーザーの設定履歴を制御部11が記憶している場合、下段トレイ51に前回設定された用紙サイズは「A4」であるため、制御部11は、「A4」を選択した状態で用紙サイズ設定画面を表示する。
用紙サイズ設定画面を表示させているタッチパネル10がタップを検出すると、制御部11はタップ対象が用紙サイズを選択するためのアイコン106−110であるか、選択されている用紙サイズを設定するための「OK」アイコン111であるかを判定する(S18)。
タップ対象が用紙サイズを選択するためのアイコン106−110である場合、制御部11はタップされたアイコンに応じた用紙サイズを選択し(S20)、ステップS18の判定を繰り返す。
タップ対象が選択されている用紙サイズを設定するための「OK」アイコン111である場合、制御部11は選択されている用紙サイズを設定する(S21)。
続いて制御部11は、設定された用紙サイズと組み合わせて前回設定された用紙性質を選択状態にした用紙性質設定画面をタッチパネル10に表示する(S23)。用紙性質設定画面には、用紙性質を選択するためのアイコンと選択された用紙性質を設定するためのアイコンとが配置される。また制御部11は、選択している用紙性質を選択するためのアイコンを強調表示する。
図4Dは図2に示すようにユーザーの設定履歴を制御部11が記憶している状態で、「L」が用紙サイズとして設定された場合に制御部11が表示する用紙性質設定画面を示している。用紙性質設定画面には、用紙性質を選択するためのアイコン112−115と、選択している用紙性質を設定するための「OK」アイコン116が配置される。図2に示すようにユーザーの設定履歴を制御部11が記憶している場合、「L」と組み合わせて前回設定された用紙種類は「光沢紙」であるため、制御部11は、「光沢紙」を選択した状態で用紙種類設定画面を表示する。また「A4」が用紙サイズとして設定された場合には、「A4」と組み合わせて前回設定された用紙種類は「再生紙」であるため、制御部11は、「再生紙」を選択した状態で用紙種類設定画面を表示する。
用紙性質設定画面を表示しているタッチパネル10がタップを検出すると、制御部11はタップ対象が用紙性質を選択するためのアイコン112−115であるか、選択されている用紙性質を設定するための「OK」アイコン116であるかを判定する(S23)。
タップ対象がトレイを選択するためのアイコン112−115である場合、制御部11はタップされたアイコンに応じた用紙性質を選択し(S24)、ステップS23の判定を繰り返す。
タップ対象が選択されている用紙性質を設定するための「OK」アイコン116である場合、制御部11は選択されている用紙性質を設定し(S25)、給紙カセット設定処理を終了する。
以上述べた第一実施例によると、給紙カセット50が印刷部にセットされると、タッチパネル10の画面にユーザーインターフェースを表示して有効トレイをユーザーに設定させるため、センサーを追加せずに下段トレイ51、上段トレイ52のいずれを有効トレイとしているかを特定できる。そして、有効トレイ設定画面は、前回有効トレイに設定されたトレイが有効トレイとして選択された状態で表示されるため、有効トレイを設定するために必要なユーザーの操作数が確率的に低減される。また用紙サイズ設定画面も、前回有効トレイに設定された用紙サイズが選択された状態で表示されるため、用紙サイズを設定するために必要なユーザーの操作数が確率的に低減される。さらに用紙性質設定画面も、設定された用紙サイズと組み合わせて前回設定された用紙性質が選択された状態で表示されるため、用紙性質を設定するために必要なユーザーの操作数が確率的に低減される。
3.第二実施例
本実施例において下段トレイ51が保持可能な用紙のサイズと、上段トレイ52が保持可能な用紙のサイズとは、一部が重複し、一部が互いに異なっている。下段トレイ51が保持可能な用紙サイズと、下段トレイ51について設定し得る用紙サイズの選択肢は、「A4」、「B5」、「2L」、「キングサイズ」および「L」である。上段トレイ52が保持可能な用紙サイズと、上段トレイ52について設定し得る用紙サイズの選択肢とは、「2L」、「キングサイズ」および「L」である。第一実施例と同様に本実施例においても制御部11は、図5に示すように、トレイ毎にトレイが保持する用紙のサイズと性質をユーザーの設定に従って記憶する。
以下、ユーザーに有効トレイと用紙のサイズと紙質を設定させるためのユーザーインターフェースについて説明する。センサー40が給紙カセット50の装着を検出すると、制御部11は図6に示す給紙カセット設定処理を起動する。本実施例の給紙カセット設定処理では、図7に示すユーザーインターフェースが制御部11によってタッチパネル10の画面に表示される。
はじめに制御部11は、直近に設定された用紙サイズを選択状態にした用紙サイズ設定画面をタッチパネル10に表示する(S31)。用紙サイズ設定画面には、下段トレイ51、上段トレイ52の少なくともいずれかについて設定可能な用紙サイズを選択するためのアイコンと、選択された用紙サイズを設定するためのアイコンとが配置される。
図7Aは図5に示すようにユーザーの設定履歴を制御部11が記憶している状態で制御部11が表示する用紙サイズ設定画面を示している。用紙サイズ設定画面には、用紙サイズを選択するためのアイコン106−110と、選択している用紙サイズを設定するための「OK」アイコン111が配置される。図5に示すようにユーザーの設定履歴を制御部11が記憶している場合、下段トレイ51が前回に有効トレイとして設定され、下段トレイ51について前回「A4」が用紙サイズとして設定されているため、制御部11は、「A4」を選択した状態で用紙サイズ設定画面を表示する。
用紙サイズ設定画面を表示しているタッチパネル10がタップを検出すると、制御部11はタップ対象が用紙サイズを選択するためのアイコン106−110であるか、選択されている用紙サイズを設定するための「OK」アイコン111であるかを判定する(S32)。
タップ対象が用紙サイズを選択するためのアイコン106−110である場合、制御部11はタップされたアイコンに応じた用紙サイズを選択し(S33)、ステップS31の判定を繰り返す。
タップ対象が選択されている用紙サイズを設定するための「OK」アイコン111である場合、制御部11は選択されている用紙サイズを設定する(S34)。
続いて制御部11は、設定された用紙サイズと組み合わせて前回設定された用紙性質を選択状態にした用紙性質設定画面を第一実施例と同様にタッチパネル10に表示する(S35)。
用紙性質設定画面を表示しているタッチパネル10がタップを検出すると、制御部11はタップ対象が用紙性質を選択するためのアイコン112−115であるか、選択されている用紙性質を設定するための「OK」アイコン116であるかを判定する(S36)。
タップ対象がトレイを選択するためのアイコン112−115である場合、制御部11はタップされたアイコンに応じた用紙性質を選択し(S37)、ステップS36の判定を繰り返す。
タップ対象が選択されている用紙性質を設定するための「OK」アイコン116である場合、制御部11は、設定された用紙サイズを保持可能なトレイが1つであるか2つであるかを判定する(S38)。具体的には「A4」、「B5」、「2L」、「キングサイズ」および「L」のうち、「2L」、「キングサイズ」および「L」は下段トレイ51、上段トレイ52の2つで保持でき、「A4」および「B5」は下段トレイ51でのみ保持できる。このため、設定された用紙サイズが「A4」または「B5」である場合、制御部11は設定された用紙サイズを保持可能なトレイが1つであると判定する。
設定された用紙サイズを保持可能なトレイが1つであると判定すると、制御部11は、当該1つのトレイが有効トレイとしてセットされているかをユーザーに確認させるための確認画面をタッチパネル10に表示する(S40)。確認画面には、設定された用紙サイズを保持可能なトレイが有効となっている給紙カセット50の状態を見分けるための図画が配置される。具体的には、下段トレイ51が有効トレイとなる給紙カセット50の外観を簡略化して描いた図画104が確認画面に表示される。
確認画面には「OK」アイコン116および「NG」アイコン117が配置され、「OK」アイコン116または「NG」アイコン117がタップされるまで確認画面が表示される。なお、「OK」アイコン116および「NG」アイコン117を確認画面に配置せずに、一定時間経過を待って次の処理に移っても良い。また、設定された用紙サイズを保持可能なトレイが有効となっている給紙カセット50の状態を見分けるための図画を、用紙サイズ設定画面において、選択されている用紙サイズと対応付けて表示しても良い。具体的には、下段トレイ51のみで保持可能な用紙サイズが選択された場合に図画104を表示し、下段トレイ51および上段トレイ52の両方で保持可能な用紙サイズが選択された場合に図画104を非表示してもよい。
確認画面を表示しているタッチパネル10がタップを検出すると、制御部11はタップ対象が「OK」アイコン116、「NG」アイコン117のいずれであるかを判定する(S40)。
タップ対象が「NG」アイコン117である場合、制御部11は今回設定された用紙サイズおよび用紙種類の設定を破棄し(S42)、給紙カセット設定処理を最初から実行し直す。
タップ対象が「OK」アイコン116である場合、制御部11は、設定された用紙サイズを保持可能な唯一のトレイである下段トレイ51を有効トレイに設定し(S41)、給紙カセット設定処理を終了する。
一方、ステップS38において、設定された用紙サイズを保持可能なトレイが2つであると判定すると、制御部11は、第一実施例と同様に、直近に有効トレイとして設定されたトレイを選択状態にした有効トレイ設定画面をタッチパネル10に表示する(S43)。
続いて制御部11は、有効トレイ設定画面を表示しているタッチパネル10がタップを検出すると、制御部11はタップ対象がトレイを選択するためのアイコン101、102であるか、選択されているトレイを有効トレイとして設定するための「OK」アイコン105であるかを判定する(S44)。
タップ対象がトレイを選択するためのアイコン101、102である場合、制御部11はタップされたアイコンに応じたトレイを有効トレイとして選択し(S45)、ステップS44の判定を繰り返す。
タップ対象が選択されているトレイを有効トレイとして設定するための「OK」アイコン105である場合、制御部11は選択されているトレイを有効トレイに設定し(S46)、給紙カセット設定処理を終了する。
以上述べた第二実施例によると、下段トレイ51、上段トレイ52のいずれを有効トレイとしているかをユーザーに設定させる前に、印刷用紙のサイズをユーザーに設定させ、下段トレイ51のみが保持可能な印刷用紙のサイズが設定されると、下段トレイ51を有効トレイとみなして設定するため、ユーザーに要求する操作数を低減できる。また下段トレイ51を有効トレイとみなして設定する際にも、下段トレイ51を有効トレイとしているかをユーザーに確認するため、給紙カセットのセットミスを防止できる。
4.第三実施例
本実施例では、外部装置からプリンター1に印刷させる際の印刷制御方法について図8を参照しながら説明する。図8に示す印刷制御処理は、外部装置である携帯型情報端末2において印刷制御プログラムを起動した後に、携帯型情報端末2をプリンター1に接触させることによりプリンター1の通信部15と携帯型情報端末2の近接場通信が行われると起動する。
はじめに携帯型情報端末2の要求に応じて、プリンター1の制御部11が、有効トレイが保持している用紙のサイズと性質を携帯型情報端末2に送信し、これを携帯型情報端末2が受信することにより、携帯型情報端末2がプリンター1の用紙設定を共有する(S101、S201)。このときプリンター1の制御部11は、記憶している給紙カセット設定に基づいて、有効トレイが保持している用紙のサイズと性質を携帯型情報端末2に送信する。ここでプリンター1の通信部15は、近接場通信により用紙のサイズと性質を携帯型情報端末2に送信してもよいし、近接場通信によってSSIDやパスフレーズといったアカウント情報を共有した後に携帯型情報端末2とプリンター1のWi−Fi Direct通信を確立し、Wi−Fi Direct通信によって有効トレイが保持している用紙のサイズと性質を携帯型情報端末2に送信してもよい。このような通信制御方法については、例えば特願2014−154217に詳細に記載している。
プリンター1の有効トレイが保持している用紙のサイズと性質を取得すると、携帯型情報端末2はプリンター1の有効トレイが保持している用紙のサイズと性質を選択した状態で印刷条件設定画面を表示し、印刷条件をユーザーに設定させる。印刷条件設定画面を操作することにより、ユーザーは用紙の設定を変更したり、印刷要求を指示する。続いて携帯型情報端末2は、ユーザーの操作に従って印刷要求をプリンター1に送信する(S202)。印刷要求には、印刷対象と印刷用紙のサイズと性質の指定が含まれる。
印刷要求を受信すると、プリンター1の制御部11は、受信した印刷要求が指定する用紙のサイズと性質が、有効トレイが保持する用紙のサイズと性質に一致しているか否かを判定する(S102)。
受信した印刷要求が指定する用紙のサイズと性質が、有効トレイが保持する用紙のサイズと性質に一致している場合、プリンター1の制御部11は印刷要求に基づいて印刷部を制御して印刷を実行させる(S105)。
受信した印刷要求が指定する用紙のサイズと性質が、有効トレイが保持する用紙のサイズと性質に一致していない場合、プリンター1の制御部11は、給紙カセット操作案内画面をタッチパネル10に表示させる(S103)。具体的には図9A、図9B、図9Cに示すように、給紙カセット操作案内画面には、給紙カセットの操作方法を案内するメッセージと、印刷要求が指定する用紙を給紙カセットにセットする操作が完了した後に印刷開始を指示するためのアイコン121とを配置する。
印刷要求が指定する用紙のサイズを有効トレイで保持できる場合、印刷要求が指定する用紙を有効トレイにセットするようにユーザーに促す案内が給紙カセット操作案内画面に配置される。例えば図2に示すように給紙カセット設定を制御部11が記憶している状態において「2L」サイズを指定した印刷要求を受信すると、制御部11は図9Aに示す給紙カセット操作案内画面をタッチパネル10に表示させる。図2に示すように給紙カセット設定を制御部11が記憶している状態では、「L」サイズの用紙を保持している上段トレイ52が有効になっており、上段トレイ52は「2L」サイズの用紙を保持できる。したがって給紙カセット操作案内画面において、上段トレイ52に「2L」サイズの用紙をセットするように促せばよい。また図画103を給紙カセット操作案内画面に配置することにより、上段トレイ52が有効トレイになっていることをユーザーに認識させるとともに、有効トレイの切り換え操作が不要であることをユーザーに認識させることができる。
また印刷要求が指定する用紙を有効トレイでないトレイで保持している場合、有効トレイを切り換える操作を促す案内が給紙カセット操作案内画面に配置される。例えば図2に示すように給紙カセット設定を制御部11が記憶している状態において「A4」サイズの「再生紙」を指定した印刷要求を受信すると、制御部11は図9Bに示す給紙カセット操作案内画面をタッチパネル10に表示させる。図2に示すように給紙カセット設定を制御部11が記憶している状態では、「L」サイズの用紙を保持している上段トレイ52が有効になっており、下段トレイ51は印刷要求で指定されている「A4」サイズの「再生紙」を保持している。したがって給紙カセット操作案内画面において、有効トレイを下段トレイ51に切り換えるように促せばよい。また、下段トレイ51が有効になる給紙カセット50の外観を示す図画104を給紙カセット操作案内画面に配置することにより、ユーザーが給紙カセット50の操作方法を容易に理解できるようになる。
また印刷要求が指定する用紙をいずれのトレイでも保持しておらず、有効トレイでその用紙を保持できず、有効トレイでないトレイでのみその用紙を保持できる場合、有効トレイを切り換えるとともに、印刷要求が指定する用紙を切り換えた有効トレイにセットする操作を促す案内が給紙カセット操作案内画面に配置される。例えば図2に示すように給紙カセット設定を制御部11が記憶している状態において「B5」サイズの「普通紙」を指定した印刷要求を受信すると、制御部11は図9Cに示す給紙カセット操作案内画面をタッチパネル10に表示させる。図2に示すように給紙カセット設定を制御部11が記憶している状態では、「B5」サイズの用紙を保持できない上段トレイ52が有効になっており、下段トレイ51は印刷要求の指定と異なる「A4」サイズの「再生紙」を保持している。したがって給紙カセット操作案内画面において、有効トレイを下段トレイ51に切り換え、下段トレイ51に「B5」サイズの「普通紙」をセットするように促せばよい。また、下段トレイ51が有効になる給紙カセット50の外観を示す図画104を給紙カセット操作案内画面に配置することにより、ユーザーが給紙カセット50の操作方法を容易に理解できるようになる。
タッチパネル10が給紙カセット操作案内画面を表示しているとき、制御部11は、タッチパネル10が印刷開始を指示するためのアイコン121のタップを検出したかを判定し続ける(S104)。
タッチパネル10が印刷開始を指示するためのアイコン121のタップを検出すると、制御部11は印刷部を制御して印刷要求に基づいた印刷を実行させる(S105)。
5.第四実施例
本実施例では、外部装置からプリンター1に印刷させる際に、給紙カセット操作案内画面を外部装置に表示させる印刷制御方法について図10を参照しながら説明する。図10に示す印刷制御処理は、外部装置である携帯型情報端末2において印刷制御プログラムを起動した後に、携帯型情報端末2をプリンター1に接触させることにより近接場通信が行われると起動する。
はじめに携帯型情報端末2の要求に応じて、プリンター1の制御部11が、給紙カセット設定を携帯型情報端末2に送信し、これを携帯型情報端末2が受信することにより、携帯型情報端末2がプリンター1の給紙カセット設定を共有する(S110、S210)。
プリンター1の給紙カセット設定を共有すると、携帯型情報端末2は、第二実施例においてプリンター1の制御部11が実行するものとして説明した給紙カセット設定処理をステップS31からS36まで実行する。その結果、携帯型情報端末2のタッチパネルには図7Aおよび図7Bに示すユーザーインターフェースが表示される。
ステップS36において、タップ対象が、選択されている用紙性質を設定するための「OK」アイコン116であると判定すると、携帯型情報端末2は設定された用紙のサイズと性質を指定した印刷要求をプリンター1に送信する(S211)。
印刷要求を受信すると、プリンター1の制御部11は、受信した印刷要求が指定する用紙のサイズと性質が、有効トレイが保持する用紙のサイズと性質に一致しているか否かを判定する(S102)。
受信した印刷要求が指定する用紙のサイズと性質が、有効トレイが保持する用紙のサイズと性質と一致している場合、プリンター1の制御部11は印刷要求に基づいて印刷部を制御して印刷を実行させる(S105)。
受信した印刷要求が指定する用紙のサイズと性質が、有効トレイが保持する用紙のサイズと性質と一致していない場合、プリンター1の制御部11は、給紙カセット操作案内画面の表示要求を携帯型情報端末2に送信する(S112)。
表示要求を受信すると、携帯型情報端末2は、給紙カセット操作案内画面を携帯型情報端末2のタッチパネルに表示する(S212)。具体的には、図9A、図9B、図9Cに示すように、給紙カセット操作案内画面には、給紙カセットの操作方法を案内するメッセージと、印刷要求が指定する用紙を給紙カセットにセットする操作が完了した後に印刷開始を指示するためのアイコン121とを配置する。
このとき、携帯型情報端末2は、印刷要求が指定する用紙と、給紙カセット設定として記憶している有効トレイと、有効トレイが保持する用紙と、有効トレイではないトレイが保持する用紙と、それぞれのトレイが保持できる用紙とに基づいて給紙カセット操作画面を構成する。印刷要求が指定する用紙のサイズを有効トレイで保持できる場合、印刷要求が指定する用紙を有効トレイにセットするようにユーザーに促す案内が図9Aに示すように給紙カセット操作案内画面に配置される。また、印刷要求が指定する用紙を有効トレイでないトレイで保持している場合、有効トレイを切り換える操作を促す案内が図9Bに示すように給紙カセット操作案内画面に配置される。また、印刷要求が指定する用紙をいずれのトレイでも保持しておらず、有効トレイでその用紙を保持できず、有効トレイでないトレイでのみその用紙を保持できる場合、有効トレイを切り換えるとともに、印刷要求が指定する用紙を、切り換えた有効トレイにセットする操作を促す案内が図9Cに示すように給紙カセット操作案内画面に配置される。
携帯型情報端末2のタッチパネル21が給紙カセット操作案内画面を表示しているとき、携帯型情報端末2は、印刷開始を指示するためのアイコン121のタップをタッチパネルが検出したかを判定し続ける(S213)。
タッチパネルが印刷開始を指示するためのアイコン121のタップを検出すると、携帯型情報端末2は開始要求をプリンター1に送信して(S214)、プリンター1に印刷を実行させる(S105)。なお、携帯型情報端末2がプリンター1に送信する印刷要求が指定する用紙と、プリンター1の有効トレイが保持する用紙が一致している場合、プリンター1においてステップ112が実行されないため、携帯型情報端末2はステップS212からステップS214の処理を実行しないことになる。
本実施例では、携帯型情報端末2が給紙カセット設定を共有した状態で携帯型情報端末2のユーザーに印刷用紙の設定をさせるため、有効トレイに保持された用紙が選択された状態のユーザーインターフェースを用いてユーザーは印刷用紙を設定することができる。つまり、給紙カセット50を操作せずに印刷を実行させることができる用紙を設定して印刷を指示することが容易である。また、有効トレイに保持されていない用紙を設定して印刷を指示する場合であっても、給紙カセット操作案内画面が携帯型情報端末2に表示されるため、給紙カセット50が誤った状態にセットされたままで印刷が実行されることを防止できる。
6.第五実施例
携帯型情報端末2は、携帯型情報端末2からプリンター1に印刷要求を送信する度に用紙のサイズと性質を記憶し、印刷サイズ設定画面における用紙のサイズ選択に応じて、選択されたサイズと組み合わせて前回選択された用紙の性質を選択した印刷性質設定画面を表示し、選択した用紙のサイズと種類を指定した印刷要求をプリンター1に送信しても良い。
例えば図11に示すように携帯型情報端末2が10回の印刷要求分の用紙のサイズと種類の組み合わせの履歴を記憶するとする。このように携帯型情報端末2が用紙のサイズと種類を記憶している場合、プリンター1の給紙カセット50の状態にかかわらず、携帯型情報端末2は携帯型情報端末2で最後に設定された「A4」サイズの「普通紙」を選択した状態の用紙サイズ設定画面を表示する。そしてユーザーがこの用紙サイズ設定画面を操作して「2L」サイズを選択すると、携帯型情報端末2は「2L」サイズと最後に組み合わせた「光沢紙」を選択した状態の用紙性質設定画面を表示すればよい。
7.他の実施形態
尚、本発明の技術的範囲は、上述した実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加えたり、実施例の組み合わせを変更し得ることは勿論である。
例えば、給紙カセット設定処理において、用紙種類として用紙性質を用紙サイズより先に設定させ、設定された用紙性質と組み合わせて前回設定された用紙サイズを優先提示しても良い。
また、使用しているユーザーを識別できる場合には、ユーザーごとに履歴を記憶するようにしてもよい。
また、ユーザーが印刷を行う前の出荷時では、履歴にメーカーが想定するデフォルトの用紙性質及び用紙サイズの対応を記憶させておいてもよい。
また、用紙種類を設定するためのユーザーインターフェースにおいて、ドロップダウンリストやスクロールリストといったリストに用紙サイズまたは用紙性質の選択肢を配置してもよい。この場合、前回設定された用紙サイズまたは用紙性質を、リストの初期選択値とすることにより、優先提示すればよい。
また、給紙カセットも、複数のトレイも備えず、1つの給紙経路のみを持つ印刷装置に、印刷媒体の2回分以上の設定履歴を用いて特定の印刷媒体の種類の選択肢を優先提示するようにしてもよい。この場合、印刷部に印刷媒体がセットされたことを検出するセンサーを設けておき、印刷部に印刷媒体がセットされた場合に印刷媒体の種類を設定するためのユーザーインターフェースを画面表示すればよい。
また、給紙カセットに3段以上のトレイを設け、いずれか1つのトレイを有効トレイとする構成にも本発明を適用することができる。またそれぞれが複数段のトレイを備える複数の給紙カセットを備える印刷装置にも本発明を適用することができる。この場合、給紙カセット毎に有効トレイをユーザーに設定させればよい。またこの場合、給紙カセット毎、トレイ毎に、用紙種類の設定履歴を記憶すればよい。
また、タッチパネルの代わりに、指との接触を検出する機能を持たないディスプレイと、スイッチとを用いてユーザーインターフェースを操作させるように構成しても良い。また、選択肢を同時に複数を画面に表示してユーザーに選択をさせていたが、選択肢を同時に1つのみ画面に表示して、ユーザー操作に応じて順に切り替えて表示するようにしてもよい。この場合、最初に画面に表示させる選択肢が、履歴に基づいて選ばれた選択肢になる。また本発明は、インクジェットプリンターの他、ページプリンター等の他の印刷装置にも適用できることはいうまでもない。
1…プリンター、2…携帯型情報端末、10…タッチパネル、11…制御部、12…印刷駆動部、13…給紙駆動部、14…印刷ヘッド、15…通信部、21…タッチパネル、25…分離ローラー、29…従動ローラー、30…送紙ローラー、31…ピックアップローラー、33…揺動軸、40…センサー、50…給紙カセット、51…下段トレイ、52…上段トレイ、101…アイコン、102…アイコン、105…アイコン、106…アイコン、111…アイコン、112…アイコン、116…アイコン、117…アイコン、121…アイコン、511…スライドガイド、521…スライドガイド、513…ガイド、P1…用紙束、P2…用紙束、PP…給紙経路

Claims (8)

  1. それぞれが印刷媒体を保持する複数のトレイと、前記複数のトレイのいずれかを有効トレイとする切換手段とを備える給紙カセットと、
    前記有効トレイが保持する印刷媒体に印刷を行う印刷部と、
    前記給紙カセットが前記印刷部にセットされると、ーザーインターフェースを画面に表示させる表示制御部と、
    を備え
    前記複数のトレイの内、前記給紙カセットの前記切換手段によって前記有効トレイとした状態のトレイを、前記ユーザーインターフェースによってユーザーに設定させる印刷装置。
  2. 前記複数のトレイの少なくとも1組は、保持可能な印刷媒体の種類が互いに異なり、
    前記表示制御部は、前記ユーザーインターフェースにおいて、前記ユーザーによる前記有効トレイの設定に応じて、設定された前記有効トレイが保持可能な印刷媒体の種類を選択肢として複数提示するとともに、複数の前記選択肢のいずれかを前記有効トレイが保持する印刷媒体の種類としてユーザーに選択させる、
    請求項1に記載の印刷装置。
  3. 前記表示制御部は、印刷媒体の種類の指定をともなう印刷要求を受け付けると、前記ユーザーインターフェースにおいて選択された前記選択肢と前記印刷要求が指定する印刷媒体の種類とが一致するか否かを判定し、一致しない場合、前記印刷要求が指定する印刷媒体の種類を前記有効トレイが保持可能であるか否かに応じた方法による前記給紙カセットの操作をユーザーに案内する、
    請求項2に記載の印刷装置。
  4. 前記表示制御部は、前記ユーザーインターフェースにおいて、前記切換手段が前記複数のトレイのいずれを前記有効トレイとしているかを見分けるための情報を提示する、
    請求項1から3のいずれか一項に記載の印刷装置。
  5. 前記複数のトレイの少なくとも1組は、保持可能な印刷媒体の種類が互いに異なり、
    前記表示制御部は、前記給紙カセットが前記印刷部にセットされると、前記ユーザーインターフェースにおいて、
    前記切換手段が前記複数のトレイのいずれを前記有効トレイとしているかをユーザーに設定させる前に、前記複数のトレイのいずれか1つ以上が保持可能な印刷媒体の種類を選択肢として複数提示するとともに複数の前記選択肢のいずれかをユーザーに選択させ、
    前記複数のトレイのいずれか1つのみが保持可能な印刷媒体の種類が選択されると、当該1つのトレイを前記有効トレイとみなして設定し、
    前記複数のトレイのいずれか2つ以上が保持可能な印刷媒体の種類が選択されると、前記切換手段が前記複数のトレイのいずれを前記有効トレイとしているかをユーザーに設定させる、
    請求項1に記載の印刷装置。
  6. 前記表示制御部は、前記ユーザーインターフェースにおいて、前記複数のトレイのいずれか1つのみが保持可能な印刷媒体の種類が選択されると、前記切換手段が当該1つのトレイを前記有効トレイとしているかをユーザーに確認する、
    請求項5に記載の印刷装置。
  7. 前記表示制御部は、前記ユーザーインターフェースにおいて、前記切換手段が前記複数のトレイのいずれを前記有効トレイとしているかを見分けるための情報を提示する、
    請求項1に記載の印刷装置。
  8. 近接場通信により外部装置と通信する通信部をさらに備え、
    前記表示制御部は、前記通信部を介して前記外部装置における前記ユーザーインターフェースを制御する、
    請求項1から7のいずれか一項に記載の印刷装置。
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