JP6458881B2 - 遠隔機器管理システム - Google Patents
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Description
IPsec通信モードには、「トランスポートモード」と「トンネルモード」の2つがある。トランスポートモードでは、IPパケット(以下単に「パケット」ともいう)のデータ部分のみの暗号化(ないしは認証)処理を行う。トンネルモードでは、パケットのヘッダ情報とデータ部分の両方の暗号化(ないしは認証)処理を行う。暗号化されたパケットを受信する側は、IPsecに対応しているデバイスによってパケットを復号する必要がある。
(1)ネットワーク上に接続されたOA機器の管理のために、ネットワーク管理者は多大な労力を消費する。
(2)顧客先へのOA機器の新規導入に対して、OA機器の構成管理が行われていないため、OA機器の稼動状況の把握が行えず、顧客の業務への負担が発生することがある。
(3)顧客先へのOA機器の新規導入により、IP通信を行うOA機器とIPsec通信を行うOA機器が混在する場合、その各OA機器を管理することができないため、管理できるようにシステム導入によりネットワークのセキュリティレベルを下げることになる。
上記通信装置に、上記一または複数の電子機器に対して複数の異なる通信方式での通信を順次実行し、応答があった場合に、該応答があった通信方式で該電子機器から機器情報を取得する機器情報取得手段と、その機器情報取得手段が上記機器情報を取得したとき、該機器情報と該機器情報取得時の通信方式とを対応付けて保持する記憶手段と、その記憶手段に保持された通信関連情報を上記管理装置へ送信する通信関連情報送信手段とを設け、
上記管理装置に、上記通信装置から上記通信関連情報を受信した場合に、その通信関連情報を蓄積して管理する通信関連情報管理手段を設けたことを特徴とする。
また、上記通信装置の上記設定手段は、上記機器情報取得手段が用いる上記各通信方式での通信の実行有無を設定する手段を有するとよい。
その場合、上記IPsec通信モードとして、トランスポートモードとトンネルモードとを有するとよい。
図1は、この発明による遠隔機器管理システム(画像形成装置管理システム)の構成例を示すブロック図である。
この遠隔機器管理システムは、サービスセンタに設置されている中央管理装置(単に「管理装置」ともいう)としてのセンタシステム1と、各顧客サイト(ユーザ側)A,Bにそれぞれ設置されている電子機器群とによって構成している。
顧客サイトAは、ルータ11と、そのルータ11およびインタネット5を介してセンタシステム1に通信可能に接続する通信アダプタ(通信装置)12と、電子機器である複写機13,プリンタ14等のOA機器(画像形成装置)と、それらのOA機器,ルータ11,および通信アダプタ12を相互に通信可能に接続するためのLAN等のネットワーク15とによってネットワークセグメントを構成している。
サーバ3aは、CPU31,リアルタイムクロック回路32,ROM33,RAM34,外部メモリ制御ユニット35,ネットワークI/Fユニット36,ハードディスク装置(以下「HDD」と略称する)37等によって構成されている。なお、サーバ3bもサーバ3aと同様の構成なので、ネットワークI/Fユニット36以外の各部の図示および説明は省略する。
リアルタイムクロック回路32は、時刻情報を発生するものであり、CPU31がそれを読み込むことによって現在の時刻を知ることができる。
ROM33は、CPU31が使用する制御プログラムを含む各種固定データを格納している読み出し専用メモリである。
RAM34は、CPU31がデータ処理を行う際に使用するワークメモリ等として使用する読み書き可能なメモリである。
ネットワークI/Fユニット36は、ネットワーク4に接続されている他のサーバ3bやルータ2等とのインタフェース制御を行う。
HDD37は、後述する通信関連情報およびセキュリティ情報を含む各種情報をそれぞれDB(データベース)として記憶できる記憶手段である。なお、サーバ3aに不揮発性メモリを備え、それに各種情報を記憶することもできる。
通信アダプタ21において、公衆通信回線網6からのデータは、まず回線切替回路41に入力される。ここでは、公衆通信回線網6側からの通信が通信アダプタ21に接続されているファクシミリ装置22宛のものであれば、公衆通信回線網6側をファクシミリ装置22に接続し、センタシステム1からの通信であれば、公衆通信回線網6側をモデム42に接続する。
これらの制御・処理は、ROM45内の制御プログラム(ファームウェアを含むソフトウェア)に従ってCPU44を中心に行われる。
ROM45は、CPU44が使用する制御プログラムを含む各種固定データを格納している。
スイッチ48は、各種モードを選択的に設定したり、各種指示等の情報を入力するためのものである。
表示部49は、各種情報を表示するものである。
通信アダプタ21は、自己に接続されている各OA機器に対して、絶えず周期的に、且つこれらに付与されたデバイスアドレス順にポーリング動作を行う。
複写機13,23の制御は、CPU101を中心としてROM102に記憶されている制御プログラムやデータに基づいて行われる。また、処理の中間結果や各種設定値,装置の状態などを蓄えるためにRAM103(記憶手段)を使用する。このRAM103は、電池によってバックアップされた不揮発性RAMとする。なお、RAM103とは別に、不揮発性メモリ又はHDD等の不揮発性記憶媒体を設けても構わない。
光学系制御ユニット105は、露光ランプを制御する。
高圧電源ユニット106は、帯電チャージャ,分離チャージャ,転写チャージャ,転写前チャージャ(PTC)にそれぞれ印加する高電圧、および現像ユニット内の現像ローラに印加する現像バイアス電圧を供給する。
ヒータ制御ユニット108は、定着ユニットの定着ローラを加熱する定着ヒータへの通電を制御して、定着ローラの表面温度を所定範囲に保持する。
センサ制御ユニット109は、ランプ光量センサの受光ゲイン,ADSセンサの受光ゲイン,Pセンサの受光ゲイン,PセンサのLEDの発光電圧等を可変するために使用する。
ネットワークI/Fユニット110は、通信アダプタ12,21との通信を行うユニットである。
ここで、複写機13,23のCPU101が、ROM102内の制御プログラムに従って動作し、操作部111からの各種指示等の情報を入力したり、RAM103,ネットワークI/Fユニット110,および操作部111等を制御することにより、この発明に関わる各種機能である通信モード設定手段,設定変更情報送信手段,設定変更指示手段,セキュリティ情報保持手段,およびセキュリティ情報更新手段としての機能を実現することができる。
以上、複写機13,23の制御系について説明したが、プリンタ14,24等の他のOA機器も、同様な制御系を備えているので、それらの図示および説明は省略する。
なお、説明の都合上、この遠隔機器管理システムにおける通信制御としては、顧客サイトBに設置されている通信アダプタ21と複写機23等の画像形成装置(以下「OA機器」ともいう)を含む電子機器との間の通信制御、およびその通信アダプタ21とセンタシステム1のサーバ3aとの間の通信制御についてのみ説明する。
このネットワーク環境においては、通信アダプタ21は、管理対象機器として登録されている各電子機器(OA機器,ルータ)の通信モードを把握していない状態で、その各電子機器を検索する機器検索機能が必要となる。
まず、第1実施例について説明する。
図5は、通信アダプタ21による検索条件設定処理の内容の一例を示すフローチャートである。
最後に、ステップS3へ進み、通信モード別の通信(各通信モードによる通信)の実行順序がUIによって指定入力された場合に、その通信モード別の通信の実行順序をRAM46に記憶して設定する。
また、通信アダプタ21のCPU44により、管理対象機器として登録されている各電子機器を検索する場合、IPアドレスの範囲を設定しておく必要がある。そのため、通信アダプタ21に検索条件を設定した後、UIから入力されるIPアドレスの範囲を対象IPアドレスとしてRAM46に記憶・設定する。
このIKE情報による処理は、IPsec通信モードによる通信時に使用するSA情報を決定するものであり、2つの段階に分けられる。
前半の段階では、後半の段階で利用する暗号化方式を決定すると共に、通信相手と双方で同じ暗号鍵を生成・共有する。暗号鍵を共有した後は、これを使って後半の段階へ進む。
通信アダプタ21のCPU44は、所定のタイミングで図6の処理ルーチンを開始し、まずステップS11の処理を行う。
例えば、管理対象機器として登録されている各電子機器の機器情報(遠隔管理用機種番号,モデル名,機種番号,機番,MIB情報等)をRAM46に保持しておき、その機器情報を持つ各電子機器との通信状態をチェックし、そのチェックの結果、その各電子機器のいずれかとの通信が不可になった場合に、図6の処理ルーチンを開始する。
あるいは、センタシステム1のサーバ3aにおいて、管理対象機器として登録されている各電子機器の機器情報をHDD(DB)37に蓄積(記憶)しておき、その機器情報を持つ各電子機器との通信状態をチェックし、そのチェックの結果、その各電子機器のいずれかとの通信が不可になった場合に、通信アダプタ21に対して機器検索の要求を送信することにより、通信アダプタ21のCPU44が図6の処理ルーチンを開始する。
次に、ステップS12〜14で管理対象機器として登録されている各電子機器のIPアドレス(対象IPアドレス)に対して、1IPアドレスずつ、IP通信モード,トランスポートモード,トンネルモードによる通信(接続)を順次行い、通信できた場合に、その通信モードにてそのIPアドレスの電子機器から機器情報を取得し、管理対象にすべき電子機器であるかどうかを判定する機器検索を行う。なお、ここでは説明を省略しているが、上述したように、IPsec通信モードであるトランスポートモード,トンネルモードによる通信をそれぞれ行う直前には、IKE情報による処理を行う。以降でも、同様とする。
機器検索が終了した後は、ステップS15へ移行し、その機器検索の結果に基づいて管理対象機器の登録を行う。つまり、機器検索によって取得した機器情報(管理対象機器とすべき電子機器の機器情報)をRAM46に記憶する。それによって、その機器情報を持つ電子機器が管理対象機器として登録されることになる。
センタシステム1のサーバ3aのCPU31は、通信アダプタ21から送られてくる通信関連情報およびSAD,SPDを受信すると、それらを機器管理情報としてHDD(DB)37に蓄積し、管理する。
図7は、その通信アダプタ21による機器検索処理の具体例を説明するための図である。
例えば、通信アダプタ21に設定されている検索条件である各通信モード別の通信の実行順序がIP通信モード,トランスポートモード,トンネルモードの順であり、ネットワークセグメントCに設置されている複写機23,231,プリンタ24,241、およびネットワークセグメントDに設置されているルータ300,複写機301,プリンタ302のIPアドレスと、それらに設定されている通信モードが図7に示すようになっている場合、通信アダプタ21は、IPアドレスの範囲「192.168.30.50-192.168.40.85」に対して、各通信モード(IP通信モード,トランスポートモード,トンネルモード)毎にIPアドレス「192.168.30.50」より1IPアドレスずつ機器検索を行う。
次のトランスポートモードによる機器検索時には、各IPアドレス「192.168.30.70」,「192.168.30.71」に対して順次、トランスポートモードによる通信でのPingを実施すると、その各IPアドレスの複写機23,プリンタ24から順次Ping応答があるため、その複写機23,プリンタ24から順次HTTPSもしくはSNMPにて機器情報を取得する。
なお、各通信モード別の機器検索を、ここでは1通信モード毎に各IPアドレスに対して順次繰り返し行うようにしたが、1IPアドレス毎に順次繰り返し行うようにしても構わない。この場合、Ping応答があったら、その時のIPアドレスに対する機器検索を終了し、次のIPアドレスに対する機器検索に移行するとよい。
(1)通信アダプタ(通信装置)が、機器検索に用いるセキュリティ通信モード(IPsec通信モードであるトランスポートモード,トンネルモード)を含む複数の各通信モード別の通信の実行順序を予め設定しておき、管理対象機器として登録されている各電子機器と各通信モード別の通信を順次実行し、その各電子機器から通信可能な通信モードで機器情報を取得する機器検索を行い、その機器検索によって取得した機器情報とその機器情報取得時の通信モードとを対応付けて通信関連情報として保持するので、その通信関連情報を参照することにより、管理対象機器として登録されている上記各電子機器と異なる通信モードで確実に通信を行うことが可能になる。
したがって、通信アダプタが複数の電子機器と異なる通信モードで通信を行う環境であっても、ネットワーク管理者による管理業務の負担増、およびネットワークセキュリティの低下を回避することができ、電子機器の運用効率の向上を図ることができる。
(3)通信アダプタが、通信可能な通信モードで機器情報を取得した場合に、その機器情報を持つ電子機器に対する機器検索を終了すれば、その通信モードによる通信を繰り返し実行して機器検索を行わずに済むため、その分だけ通信アダプタの処理負担が減る。
(4)通信アダプタが、管理対象機器として登録されている各電子機器との通信状態をチェックし、そのチェックの結果、その各電子機器のいずれかとの通信が不可になった場合に、機器検索を開始すれば、機器検索を定期的に行う必要がないため、その分だけ通信アダプタの処理負担が減る。
(6)通信アダプタが、機器検索によって取得した機器情報とその機器情報取得時の通信モードとを対応付けて通信関連情報として保持した後、その通信関連情報をセンタシステムへ送信し、そのセンタシステムが、通信アダプタからの通信関連情報を受信し、HDDに蓄積して管理することにより、管理対象機器として登録されている各電子機器をセンタシステム側で確実に管理することができる。
次に、第2実施例について説明する。なお、この第2実施例では、第1実施例の処理に加えて以下に示す処理を行う。
図8は、複写機23による通信モード設定変更処理の内容の一例を示すフローチャートである。なお、プリンタ24等の他の電子機器も同様の処理を行うため、対応する図示および説明を省略する。
図9は、通信アダプタ21による通信関連情報更新処理の内容の一例を示すフローチャートである。
通信モードの設定変更が指示された場合には、ユーザインタフェースによって通信モードの指定もなされるため、ステップS22でその指定された通信モードの情報を含む設定変更情報を自己の機器情報と共に通信アダプタ21へ送信する。
その設定変更が完了すると、図8の処理ルーチンを終了する。
各電子機器のいずれかから設定変更情報を機器情報と共に受信した場合には、ステップS32でそれらの情報に基づいてRAM46に保持されている通信関連情報を更新する。
その後、ステップS33で更新後の通信関連情報をHTTPS通信にてセンタシステム1へ送信し、図9の処理ルーチンを終了する。
センタシステム1のサーバ3aのCPU31は、通信アダプタ21から更新後の通信関連情報を受信すると、その通信関連情報に基づいてHDD(DB)37に蓄積されている通信関連情報(実際にはそれを含む機器管理情報)を更新する。
図10は、その複写機23および通信アダプタ21による通信モードの設定変更に関する処理の具体例を説明するための図である。
通信アダプタ21のCPU44は、IPアドレス「192.168.30.70」の複写機23から設定変更情報を機器情報と共に受信すると、RAM46に保持されている通信関連情報のうち、受信した機器情報に対応する通信モードを設定変更情報によって指定された通信モードに更新し、その更新後の通信関連情報をセンタシステム1へ送信する。
次に、第3実施例について説明する。なお、この第3実施例では、第1実施例の処理に加えて以下に示す処理を行う。
図11は、センタシステム1による通信モードの設定変更情報送信処理の内容の一例を示すフローチャートである。
図12は、通信アダプタ21による通信関連情報更新処理の内容の他の例を示すフローチャートである。
通信モードの設定変更が指示された場合には、ユーザインタフェースによって設定変更対象の電子機器の機器情報の入力および通信モードの指定もなされるため、ステップS42で以下に示す処理を行う。
その通信が成功した後、ステップS43でユーザインタフェースによって入力された設定変更対象の電子機器の機器情報および指定された通信モードに基づいてHDD(DB)37に蓄積されている通信関連情報を更新する。つまり、その通信関連情報中の入力した機器情報に対応する通信モードを指定された通信モードに更新する。
センタシステム1から設定変更情報を機器情報と共に受信した場合には、ステップS52で以下に示す処理を行う。
その通信が成功した後、ステップS53で受信した設定変更情報および機器情報に基づいてRAM46に保持されている通信関連情報を更新する。
各電子機器のCPU(複写機23のCPU101等)はそれぞれ、通信アダプタ21から設定変更情報を受信すると、その設定変更情報によって指定された通信モードに設定変更する。
図13は、そのセンタシステム1,通信アダプタ21,複写機23による通信モードの設定変更に関する処理の具体例を説明するための図である。
IPアドレス「192.168.30.70」の複写機23のCPU101は、通信アダプタ21から設定変更情報を受信すると、トランスポートモードからその設定変更情報によって指定されたIP通信モードに設定変更する。
次に、第4実施例について説明する。なお、この第4実施例では、第2実施例の処理に加えて以下に示す処理を行う。
図14は、通信アダプタ21によるセキュリティ情報選択・送信処理の内容の一例を示すフローチャートである。
図15は、複写機23によるセキュリティ情報更新処理の内容の一例を示すフローチャートである。なお、プリンタ24等の他の電子機器も同様の処理を行うため、対応する図示および説明を省略する。
セキュリティ情報の変更が指示された場合には、ステップS62で以下に示す処理を行う。
次に、ステップS64へ進み、管理対象の電子機器の中からセキュリティ情報の変更先がユーザインタフェースによって指定された場合に、その変更先の電子機器を選択する。
セキュリティ情報と変更先の電子機器の選択が終了すると、ステップS65でその選択したセキュリティ情報を選択した電子機器へHTTPS通信にて送信し、図14の処理ルーチンを終了する。
通信アダプタ21からセキュリティ情報を受信した場合には、ステップS72でRAM103に保持されているセキュリティ情報を受信したセキュリティ情報に更新し、図15の処理ルーチンを終了する。複写機23の初期設置後、セキュリティ情報を初めて受信した場合には、そのセキュリティ情報をそのままRAM103に保持する。
図16は、その通信アダプタ21および複写機23によるセキュリティ情報の更新に関する処理の具体例を説明するための図である。
IPアドレス「192.168.30.70」の複写機23のCPU101は、通信アダプタ21からセキュリティ情報を受信すると、RAM103に保持されているセキュリティ情報を受信したセキュリティ情報に更新する。更新後のセキュリティ情報は、IPsec通信を行う際に使用する。
次に、第5実施例について説明する。なお、この第5実施例では、第3実施例の処理に加えて以下に示す処理を行う。
図17は、センタシステム1によるセキュリティ情報選択・送信処理の内容の一例を示すフローチャートである。
図18は、通信アダプタ21によるセキュリティ情報送信処理の内容の一例を示すフローチャートである。
次に、ステップS84へ進み、管理対象の電子機器の中からセキュリティ情報の変更先がユーザインタフェースによって指定された場合に、その変更先の電子機器を選択する。
セキュリティ情報と変更先の電子機器の選択が終了すると、ステップS85でその選択したセキュリティ情報を選択した電子機器の機器情報と共に通信アダプタ21へHTTPS通信にて送信し、図17の処理ルーチンを終了する。
センタシステム1からセキュリティ情報を機器情報と共に受信した場合には、ステップS92へ進み、管理対象の電子機器を検索して、その中に受信した機器情報が示す電子機器があれば、その電子機器へ受信したセキュリティ情報をHTTPS通信にて送信する。
ここで、センタシステム1でセキュリティ情報の選択が指示された場合のセンタシステム1,通信アダプタ21,および複写機23によるセキュリティ情報の更新に関する処理について、もう少し詳しく説明する。
図19は、そのセンタシステム1,通信アダプタ21,複写機23によるセキュリティ情報の更新に関する処理の具体例を説明するための図である。
IPアドレス「192.168.30.70」の複写機23のCPU101は、通信アダプタ21からセキュリティ情報を受信すると、RAM103に保持されているセキュリティ情報を受信したセキュリティ情報に更新する。
3a,3b:サーバ 4,15,25,310:ネットワーク
5:インタネット 6:公衆通信回線網 7:アクセスポイント
12,21:通信アダプタ 13,23,231,301:複写機
14,24,241,302:プリンタ 22:ファクシミリ装置
26:専用I/F 31,44,101:CPU 32:リアルタイムクロック回路
35:外部メモリ制御ユニット 36,43,110:ネットワークI/Fユニット
37:ハードディスク装置 41:回線切替回路 42:モデム 47:電池
48:スイッチ 49:表示部 111:操作部
Claims (7)
- 管理装置と一または複数の電子機器とが通信装置を介して通信可能であり、前記管理装置により前記通信装置を介して前記電子機器を遠隔管理する遠隔機器管理システムにおいて、
前記通信装置に、
前記一または複数の電子機器に対して複数の異なる通信方式での通信を順次実行し、応答があった場合に、該応答があった通信方式で該電子機器から機器情報を取得する機器情報取得手段と、
前記機器情報取得手段が前記機器情報を取得したとき、該機器情報と該機器情報取得時の通信方式とを対応付けて保持する記憶手段と、
前記記憶手段に保持された通信関連情報を前記管理装置へ送信する通信関連情報送信手段とを設け、
前記管理装置に、
前記通信装置から前記通信関連情報を受信した場合に、その通信関連情報を蓄積して管理する通信関連情報管理手段を設けたことを特徴とする遠隔機器管理システム。 - 請求項1に記載の遠隔機器管理システムにおいて、
前記通信装置に、前記機器情報取得手段が用いる前記複数の異なる各通信方式での通信の実行順序を設定する設定手段を設けたことを特徴とする遠隔機器管理システム。 - 請求項2に記載の遠隔機器管理システムにおいて、
前記通信装置の前記設定手段は、前記機器情報取得手段が用いる前記各通信方式での通信の実行有無を設定する手段を有することを特徴とする遠隔機器管理システム。 - 請求項1から3のいずれか一項に記載の遠隔機器管理システムにおいて、
前記通信装置に、
前記一または複数の電子機器との通信状態をチェックする通信状態チェック手段と、該通信状態チェック手段によるチェックの結果、前記一または複数の電子機器のいずれかとの通信が不可になった場合に、前記機器情報取得手段に、前記一または複数の電子機器に対して複数の異なる通信方式での通信を順次実行し、応答があった場合に、該応答があった通信方式で該電子機器から機器情報を取得する処理を開始させる手段とを設けたことを特徴とする遠隔機器管理システム。 - 請求項1から3のいずれか一項に記載の遠隔機器管理システムにおいて、
前記管理装置に、
前記一または複数の電子機器との通信状態をチェックする通信状態チェック手段と、該通信状態チェック手段によるチェックの結果、前記一または複数の電子機器のいずれかとの通信が不可になった場合に、前記通信装置に対して、前記機器情報取得手段に、前記一または複数の電子機器に対して複数の異なる通信方式での通信を順次実行し、応答があった場合に、該応答があった通信方式で該電子機器から機器情報を取得する処理を開始させる手段とを設けたことを特徴とする遠隔機器管理システム。 - 請求項1から5のいずれか一項に記載の遠隔機器管理システムにおいて、
前記各通信方式は、IP通信モードおよびセキュリティ通信モードであるIPsec通信モードであることを特徴とする遠隔機器管理システム。 - 請求項6に記載の遠隔機器管理システムにおいて、
前記IPsec通信モードとして、トランスポートモードとトンネルモードとを有することを特徴とする遠隔機器管理システム。
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