JP6458288B2 - 遊技機 - Google Patents

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本発明は、操作手段を備える遊技機に関する。
例えば、下記特許文献1に記載されるように、遊技者が操作可能な操作手段を利用した演出を実行可能な遊技機が多く知られている。
特開2015−136543号公報
本発明が解決しようとする課題は、操作手段に関連付けて実行される演出の趣向性を向上させることにある。
上記課題を解決するためになされた本発明にかかる遊技機は、遊技者が操作可能な操作手段と、前記操作手段の少なくとも一部を模した部分を有する複数の部分要素が一体化されたかのような合体要素が成立するか否かの合体演出、および当該合体演出において前記合体要素が成立しなかった場合には移行せず、前記合体要素が成立した場合に移行する前記操作手段を利用した操作演出を実行することが可能な演出実行手段と、を備え、前記演出実行手段は、前記部分要素の一部が、可動体に形成された装飾の少なくとも一部である部分装飾であり、前記部分要素の他の一部が表示装置に表示される部分画像である合体演出を実行可能であることを特徴とする。
なお、部分要素は、必ず操作手段の「一部」である必要はない。少なくともいずれか一つの部分要素が、操作手段の全体を模した部分を有するものであってもよい。
上記本発明にかかる遊技機によれば、合体要素が成立し、操作手段が完成したかのような演出が発生したことを契機として、操作手段を利用した操作演出に移行するものであるため、一連の演出が分かりやすく、かつ趣向性の高い演出とすることが可能である。
また、部分要素の一部を可動体に形成された部分装飾とすることが可能である。つまり、合体演出は、可動体の装飾と、表示装置に表示される画像の合体が成立するか否かの演出(可動体と表示装置を用いた演出)とすることが可能である。
本発明によれば、操作手段に関連付けて実行される演出の趣向性を向上させることにある。
本発明の一実施形態にかかる遊技機の正面図である。 可動体を説明するための図である。 操作手段を説明するための図(遊技機の側面図)である。 第一合体演出の流れを説明するための図である。 第二合体演出の流れを説明するための図である。 操作演出の流れを説明するための図である。 第一結果演出および第二結果演出を説明するための図である。 第一結果演出および第二結果演出(図7とは異なる例)を説明するための図である。
以下、本発明にかかる遊技機1の一実施形態について図面を参照して詳細に説明する。まず、図1を参照して遊技機1の全体構成について簡単に説明する。
遊技機1は遊技盤90を備える。遊技盤90は、ほぼ正方形の合板により成形されており、発射装置908(発射ハンドル)の操作によって発射された遊技球を遊技領域902に案内する通路を構成するガイドレール903が略円弧形状となるように設けられている。
遊技領域902には、始動入賞口904、大入賞口906、アウト口などが設けられている。各種演出を実行する表示装置10の表示領域101は、遊技盤90に形成された開口901を通じて視認可能となる領域である。なお、図2、図3〜図8には、表示領域101の全部または一部を大まかに記載するが、その形状等は適宜変更可能である(開口901の形状や大きさ、表示装置10自体の形状や大きさを変更することで表示領域101の形状等を変更することができる)。
また、遊技領域902には、流下する遊技球が衝突することにより遊技球の流下態様に変化を与える障害物としての遊技釘が複数設けられている。遊技領域902を流下する遊技球は、遊技釘に衝突したときの条件に応じて様々な態様に変化する。
このような遊技機1では、発射装置908を操作することにより遊技領域902に向けて遊技球を発射する。遊技領域902を流下する遊技球が、始動入賞口904や大入賞口906等の入賞口に入賞すると、所定の数の賞球が払出装置により払い出される。
なお、遊技機1の枠体、遊技球を貯留する下皿や上皿など、本発明に関係のない遊技機1の構成要素は説明を省略する。これらについては公知の遊技機と同様の構造のものが適用できる。
大当たりの抽選は、図示されない制御基板(本実施形態では主制御基板)に設けられた当否判定手段が始動入賞口904への遊技球の入賞を契機として実行する(このような始動入賞口は複数設けられていてもよい)。具体的には、始動入賞口904への遊技球の入賞を契機として乱数源から数値が取得され、当該数値が予め定められた大当たりの数値と同じである場合には大当たりとなり、異なる場合にははずれとなる。公知の遊技機と同様に、大当たりとなる場合には、最終的に識別図柄(当否判定結果を報知するための図柄。その態様はどのようなものであってもよい)が所定の組み合わせ(例えば同じ図柄の三つ揃い)となることによって報知され、それ以外の組み合わせが表示された場合にははずれとなる。識別図柄は、ある当否判定結果を報知する演出の開始とともに変動を開始し(変動表示され)、最終的に当否判定結果を踏まえた組み合わせで停止することとなる。
本実施形態にかかる遊技機1は、最終的に識別図柄が当否判定結果を踏まえて所定の組み合わせで停止する前に、ある当否判定結果が大当たりとなる蓋然性を示唆することで、遊技の趣向性を向上させる種々の演出を実行することが可能である。本実施形態では、ある当否判定結果(以下、対象の当否判定結果と称することもある)が大当たりとなる蓋然性を示唆する演出の一態様として、合体演出およびそれを経て移行する可能性がある操作演出が実行可能である。なお、これらの演出は、図示されない演出制御手段(本実施形態では、主制御基板から各種コマンドを受信することを契機として動作するサブ制御基板に設けられている)によって制御される。
合体演出として、表示装置10(表示領域101に表示される画像)のみを利用して実行される第一合体演出と、表示装置10(表示領域101に表示される画像)と可動体20を利用して実行される第二合体演出が設定されている。また、操作演出は、遊技者が操作可能な操作手段30を利用して実行される演出である。
本実施形態における可動体20(図2等参照)は、略三角形状を呈する部分を有するいわゆる役物である。具体的には、演出位置において表示装置10の表示領域101の前で重なる一または複数の部材によって略三角形状の構造物が構築されるものである。原位置においては、当該複数の部材が遊技盤の後方に位置し(遊技盤に覆われ)、遊技者からは視認が困難または不可能な状態となる。可動体20は、略三角形状の構造物が形状を維持したまま原位置と演出位置との間をスライドするのみであってもよいし、原位置から演出位置に向かって移動するにつれて、もしくは移動した後、形状を変化させて略三角形状の構造物を構築するものであってもよい。つまり、本実施形態における可動体20は、駆動源等によってその位置を変化させることができるものであって、演出位置において略三角形状の構造物を構築することができるものであれば、どのようなものであってもよい。また、可動体20は、演出位置において構築される略三角形状の構造物以外の部分を有するものであってもよい。つまり、可動体20は、演出位置において、操作手段30の少なくとも一部を模した部分を有するものであればよい。なお、ここでいう「模した」とは、これを見た遊技者が、同じ対象を表したものであると認識できる程度に似通っていることをいい、全く同じ形態であってもよいし、多少の改変等を加えたものであってもよい(以下、「模した」というときにおいて同じ)。
以下、可動体20における合体演出に寄与する部分である、略三角形状の構造物を含む部分を部分装飾21と称することもあるが、本実施形態では、可動体20の全部が部分装飾21に相当するものである(「部分」は一部という概念だけでなく、「全部」という概念を含むものである(以下「部分」という修飾を付した場合において同じ))。
また、可動体20は、部分装飾21の態様を変化させることができるものである。本実施形態では、少なくとも演出位置において略三角形状の構造物を構築する部分、すなわち部分装飾21が回転可能に構成されている。可動体20の全体が回転することにより部分装飾21も回転する構成であってもよいし、可動体20における部分装飾21を構築する部分のみが回転するものであってもよい。本実施形態では、可動体20の全体で部分装飾21が構築されるから、可動体20の全体を回転させることができるように構成されている。
操作手段30(図3等参照)は、遊技者が力を加えることで移動するものである。操作手段30が所定量以上移動したときには、その移動が図示されない検出手段によって検出される。本実施形態における操作手段30は、「剣」を模した構造物である。操作手段30は、上下方向にスライド可能に設けられる。操作手段30は、図示されない付勢部材によって上側に付勢されており、遊技者が当該付勢部材の付勢力に抗して操作手段30を所定量下方に押し下げると、当該移動が検出手段によって検出されることになる。所定の操作有効時間内に操作手段30が操作されると、当該操作が演出に反映されることとなる。
「剣」を模した構造物である操作手段30の「鍔」の部分には、略三角形状のマークを含む装飾が施されている。当該略三角形状のマークは、上記可動体20が構築する略三角形状の構造物と略同じである。つまり、可動体20が構築することができる構造物は、操作手段30の装飾の一部である略三角形状のマーク(エンブレム)を含む部分(以下、第一の部分31と称することもある)を模したものであるといえる。
第一合体演出について説明する。上述したように、第一合体演出は表示装置10を利用した演出である。図4に示すように、第一合体演出では、複数の部分画像が表示装置10の表示領域101に表示される。本実施形態では、第一部分画像11が表示された(図4(a)参照)後、当該第一部分画像11とともに第二部分画像12が表示領域101に表示される(図4(b)参照)。ただし、第一部分画像11と第二部分画像12が表示されるタイミングは問わない。例えば、両画像が同時に表示されるものであってもよい。また、第二部分画像12の方が第一部分画像11よりも先に表示されるものであってもよい。本実施形態では、第二部分画像12が表示された後、第一部分画像11と第二部分画像12が重なる領域が大きくなっていくような表示がなされる。
第一部分画像11は、操作手段30の第一の部分31を模した画像である。つまり、操作手段30の装飾の一部である略三角形状のマークを含む装飾を模した画像である。第二部分画像12も、第一部分画像11と同様、操作手段30の一部を模した画像である。本実施形態では、操作手段30の第一の部分31を除く部分の少なくとも一部(以下、第二の部分32と称することもある)を模した画像である。つまり、第二部分画像12は、操作手段30の「剣」の持ち手の部分や、刃の部分、略三角形状のマーク以外の鍔の部分を模した画像を含む。
第一合体演出は、第一部分画像11と第二部分画像12が合体するかどうか、具体的には両画像が一体化されたかのような合体画像41が成立するか否かを示す演出である。つまり、略三角形状のマークと、それ以外の部分が組み合わされて、操作手段30を模した合体画像41が成立するか否かを示す演出である。なお、合体画像41は、操作手段30の全体を模した画像であってもよいし、操作手段30の一部のみを模した画像であってもよい。合体画像41が成立した場合(図4(c)参照)には、詳細を後述する操作演出に移行することになる。合体画像41が成立しなかった場合(図4(d)参照)には、当該操作演出に移行せず、一連の演出が終了する。本実施形態では、そのまま対象の当否判定結果がはずれであることが報知されることとなる。つまり、合体画像41が成立した場合には、対象の当否判定結果が大当たりである可能性が残存することになるから、遊技者は合体画像41が成立することを願うことになる。
一方、図5に示す第二合体演出は、可動体20(部分装飾21)と第二部分画像12が合体するかどうか、具体的には両者が一体化されたかのような合体形態42が成立するか否かを示す演出である。つまり、略三角形状のマークである部分装飾21を構築する可動体20と、それ以外の部分を示す第二部分画像12が組み合わされて、操作手段30を模した合体形態42が成立するか否かを示す演出である。本実施形態では、原位置に位置していた可動体20が演出位置に移動し(図5(a)参照)、その後、第二部分画像12が表示される(図5(b)参照)。当該可動体20が演出位置に移動するタイミングと、第二部分画像12が表示されるタイミングの先後は問わない。第二部分画像12は可動体20と重なる範囲が次第に大きくなっていくように表示され、両者が組み合わされた合体形態42が構築される(図5(c)参照)か、または合体が成立しない(図5(d)参照)という演出の帰趨となる。
なお、第二合体演出における第二部分画像12は、操作手段30の第一の部分31を除く部分の少なくとも一部を模した画像であればよく、第一合体演出における第二部分画像12と同一であってもよいし、異なっていてもよい。つまり、第二部分画像12と合体するか否かを示す対象が、第一合体演出においては第一部分画像11であるのに対し、第二合体演出では可動体20という構造物であるため、それに合わせて第二部分画像12に変更を加えてもよい。また、合体形態42は、操作手段30の全体を模したものであってもよいし、操作手段30の一部のみを模したものであってもよい。合体形態42が成立した場合には、詳細を後述する操作演出に移行することになる。合体形態42が成立しなかった場合には、当該操作演出に移行せず、一連の演出が終了する。本実施形態では、そのまま対象の当否判定結果がはずれであることが報知されることとなる。つまり、合体形態42が成立した場合には、対象の当否判定結果が大当たりである可能性が残存することになるから、遊技者は合体形態42が成立することを願うことになる。
図6に示す操作演出は、操作手段30を利用した演出である。本実施形態における操作演出は、操作手段30の操作が有効となる操作有効時間(このような操作有効時間の長さや残り時間等を示す表示がなされてもよい)が設定され、遊技者に操作手段30の操作を促す(図6(a)参照)。操作手段30の操作が検出された後、対象の当否判定結果が大当たりとなるものであれば(大当たりであることを示す成功演出とともに、またはその後)大当たりであることが報知される(図6(b)(c)参照)。はずれとなるものであれば(はずれであることを示す失敗演出とともに、またはその後)はずれであることが報知される(図6(d)(e)参照)。なお、本実施形態では、操作有効時間内に操作手段30の操作がなされなかった場合には、操作有効時間後、対象の当否判定結果を踏まえて、これらの演出が実行されることになる。操作手段30の操作がなされなかった場合に実行される専用の演出が設定されていてもよい。
ただし、かかる操作演出はあくまで一例である。操作手段30を利用した演出であれば操作演出はどのようなものであってもよい。また、操作演出の帰趨が、当否判定結果を直接示すものでなくてもよい。例えば、操作演出の帰趨が、その後の演出の進行を左右するもの(操作演出が、当否判定結果が大当たりとなる蓋然性を間接的に示唆するもの)としてもよい。
このように、本実施形態では、ある当否判定結果を報知するための演出の少なくとも一部として、合体演出から操作演出に至る一連の演出が発生することがある。そして、合体演出として、第一合体演出および第二合体演出が設定されている。第一合体演出および第二合体演出はいずれも、操作手段30の一部を模したものである部分要素同士が一体化されたかのような合体要素が成立するか否かを示す演出である。両演出は、第一合体演出が画像同士の一体化が成立するか否かを示す演出であるのに対し、第二合体演出が画像と可動体20(部分装飾21)の一体化が成立するか否かを示す演出であるということで相違し、一体化によって合体要素が成立した場合に、操作手段30が完成したかのような演出効果を発現する点において共通する。
したがって、本実施形態にかかる遊技機1によれば、合体要素が成立し、操作手段30が完成したかのような演出が発生したことを契機として、操作手段30を利用した操作演出に移行するものであるため、一連の演出が分かりやすく、かつ趣向性の高い演出とすることが可能である。
1)このように構成される第一合体演出と第二合体演出の関係が、例えば以下のように設定されているとよい。
1−1)合体演出発生時における合体要素が成立する蓋然性
一方の合体演出が発生した場合の方が、他方の合体演出が発生した場合よりも、合体要素が成立する蓋然性(操作演出に移行する蓋然性)が高くなるように設定されていることが望ましい。換言すれば、一方の合体演出が発生した場合の方が、他方の合体演出が発生した場合よりも、対象の当否判定結果が大当たりとなる蓋然性(いわゆる大当たり信頼度)が高くなるということであるから、遊技者にとって、一方の合体演出よりも他方の合体演出の方が発生したときの喜びが大きくなるように差が設定されているということである。
このように、上記第一合体演出と第二合体演出とに、合体要素が成立する蓋然性(いわゆる大当たり信頼度)に差が設定されていれば、表示装置10(画像)のみを利用した演出であるか、表示装置10(画像)と可動体20(部分装飾21)を利用した演出であるかに対する興味を高めること(特に、可動体20が利用されているか否かに対する興味を高めること)が可能となる。
本実施形態では、第一合体演出が発生した場合よりも、第二合体演出が発生した場合の方が、合体要素が成立する蓋然性が高くなるように設定されている。本実施形態にかかる遊技機1では、各種演出は、表示装置10に表示される画像によって実行されるケースが大半であり、このような画像のみを用いた演出よりもいわゆる大当たり信頼度が高い演出として可動体20が動作する演出が設定されている。そのため、可動体20を用いた演出である第二合体演出が発生した場合の方がより大当たり信頼度が高くなるように設定することが望ましい。
また、合体要素が成立する蓋然性が高い合体演出の方が、その発生頻度(発生する確率)が低くなるように設定されていることが望ましい。本実施形態では、第一合体演出よりも第二合体演出の方が、発生頻度が低くなるように設定されている。これにより、いわゆる大当たり信頼度の高い方の合体演出の希少性を高めることや、当該合体演出が発生したときの遊技者の期待感を高めることが可能である。
1−2)操作演出の帰趨が成功となる蓋然性
第一合体演出を経て移行した操作演出と、第二合体演出を経て移行した操作演出とを比較した場合、一方よりも他方の方が当該操作演出の帰趨が遊技者にとって有利なものとなる(成功となる)蓋然性が高くなるように設定されているとよい。つまり、操作演出に移行したとき、その前に実行された合体演出が、一方の合体演出であった場合よりも、他方の合体演出であった場合の方が、操作演出が成功となる(本実施形態では対象の当否判定結果が大当たりとなる)蓋然性が高くなるように設定されているとよい。遊技者にとってみれば、操作演出に移行するのであれば、他方の合体演出を経て移行して欲しいということになる。
このように、第一合体演出と第二合体演出のいずれが発生したかによって、操作演出の帰趨が示唆されるようにすれば、表示装置10のみを利用した演出であるか、表示装置10と可動体20を利用した演出であるかに対する興味をさらに高めることが可能である。また、操作演出に移行した場合に当該操作演出が成功となる蓋然性が高い方の合体演出が発生したときの価値を高めることが可能である。
本実施形態では、第一合体演出を経て操作演出に移行した場合よりも、第二合体演出を経て操作演出に移行した場合の方が、当該操作演出が成功となる蓋然性が高くなるように設定されている。つまり、第二合体演出は、上記1−1)で述べたように操作演出に移行する蓋然性が高いだけでなく、操作演出に移行した場合に当該操作演出が成功となる蓋然性が高いということになるから、第二合体演出が発生することの価値がより高くなるということである。
2)上記第二合体演出の可動体20(部分装飾21)と部分画像が一体化されたかのような合体要素が成立する場合の結果演出として、複数種の結果演出が設定されているとよい。本実施形態では、第一結果演出と第二結果演出の二種類が設定されている。
2−1)第一結果演出は、成立した合体要素を構成する部分装飾21の態様が維持されるものである。つまり、合体要素が成立する際、可動体20は変位せず、部分装飾21はそのままの態様を維持する。本実施形態では、可動体20の部分装飾21、すなわち略三角形状の構造物における三角形の頂点が、いずれも下方を向かない状態が維持される(図7(a)(b)参照)。
2−2)第二結果演出は、成立した合体要素を構成する部分装飾21の態様が変化するものである。本実施形態では、合体要素が成立した後、可動体20が回転し、部分装飾21の態様が変化する。つまり、略三角形状の構造物の向きが変化する。本実施形態では、略三角形状の構造物の三角形の頂点がいずれも下方に向いていない状態から、いずれかの頂点が下方を向く状態に変化する(図7(a)(c)参照)。なお、部分装飾21の態様が変化するタイミングは適宜変更可能である。合体要素が成立する前や合体要素の成立と同時であってもよい。また、演出毎に部分装飾21の態様が変化するタイミングが異なる可能性がある設定としてもよい。
第一結果演出および第二結果演出のいずれも、合体要素が成立して操作演出が実行されることが確定するものである。第一結果演出を経て移行した操作演出と、第二結果演出を経て移行した操作演出を比較すると、一方よりも他方の方が当該操作演出の帰趨が遊技者にとって有利なものとなる(成功となる)蓋然性が高くなるように設定されているとよい。つまり、操作演出に移行したとき、その前に実行された第二合体演出の帰趨が、一方の結果演出であった場合よりも、他方の合体演出であった場合の方が、操作演出が成功となる(本実施形態では対象の当否判定結果が大当たりとなる)蓋然性が高くなるように設定されているとよい。遊技者にとってみれば、操作演出に移行するのであれば、他方の結果演出を経て移行して欲しいということになる。
このように、第一結果演出と第二結果演出のいずれが発生したかによって、操作演出の帰趨が示唆されるようにすれば、合体要素が成立した後、可動体20が有する部分装飾21の態様が変化するかどうかに対する興味をさらに高めることが可能である。
本実施形態では、第一結果演出を経て操作演出に移行した場合よりも、第二結果演出を経て操作演出に移行した場合の方が、当該操作演出が成功となる蓋然性が高くなるように設定されている。したがって、第二合体演出において、遊技者は、合体要素の成立を願うばかりでなく、合体要素が成立する場合には、可動体20が有する部分装飾21の態様が変化すること(可動体20が動作すること)を願いつつ演出に注目することとなる。上述したように、第二結果演出が発生する場合において部分装飾21の態様が変化するタイミングが複数種設定されている(一定でない)構成とすれば、第二合体演出に対する遊技者の注目を最後まで継続させることができる等の利点がある。例えば、本実施形態では、合体要素が成立した後、部分装飾21の態様が変化する可能性があるから、合体要素が成立した後も演出に対する遊技者の注目を継続させることが可能である。
なお、本実施形態では、第二結果演出が発生して操作演出に移行した場合、当該操作演出の帰趨が必ず遊技者にとって有利なものとなるように設定されている。つまり、本実施形態では、第二結果演出が発生した時点で、大当たりが確定する。
また、例えば、第一結果演出および第二結果演出のいずれの演出においても、可動体20が動作する設定とすることができる。例えば、合体要素が成立した後(図8(a)参照)、可動体20が回転して(図8(b)参照)から停止する構成とした上で、当該停止時の態様が動作前の態様から変化しないものを第一結果演出(図8(c)参照)とし、停止時の態様が動作前の態様から変化するものを第二結果演出(図8(d)参照)として設定することができる。つまり、可動体20(部分装飾21)は必ず動作するものの、その前後において態様が変化しないものを「態様が維持される」第一結果演出の一形態としてもよい。
以上、本発明の実施の形態について詳細に説明したが、本発明は上記実施形態(およびその具体例等)に何ら限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の改変が可能である。
例えば、上記実施形態にかかる遊技機1は、いわゆるぱちんこ遊技機であるが、スロットマシン等の他の遊技機に適用することも可能である。
また、上記実施形態の第一合体演出において用いられる第一部分画像11や第二部分画像12は、操作手段30の一部を模した画像であることを説明したが、少なくとも一方の画像が操作手段30の全部を模した画像であってもよい。つまり、第一部分画像11や第二部分画像12は、操作手段30の少なくとも一部を模した画像であればよい。例えば、第一部分画像11と第二部分画像12の両方ともが操作手段30の同じ箇所を模した部分を含む画像とし、当該部分が合体された(結びついた)合体画像41(合体要素)が成立するか否かの演出を第一合体演出としてもよい。同様に、第二合体演出において用いられる可動体20や第二部分画像12の少なくとも一方の画像が操作手段30の全部を模したものであってもよい。つまり、可動体20や第二部分画像12は、操作手段30の少なくとも一部を模したものであればよい。例えば、可動体20と第二部分画像12の両方ともが操作手段30の同じ箇所を模した部分を含むものとし、当該部分が合体された合体要素が成立するか否かの演出を第二合体演出としてもよい。
また、上記実施形態における合体演出(第一合体演出および第二合体演出)は、操作手段30の少なくとも一部を模した二つの部分要素(第一合体演出においては第一部分画像11と第二部分画像12、第二合体演出においては可動体20と第二部分画像12)が一体化されたかのような合体要素が成立するか否かを示す演出であることを説明したが、三つ以上の部分要素が一体化されたかのような合体要素が成立するか否かを示す演出としてもよい。
また、合体演出として、上記第一合体演出および第二合体演出以外の合体演出が設定されていてもよい。第二合体演出の結果演出として、上記第一結果演出および第二結果演出以外の結果演出が設定されていてもよい。操作演出として、複数種の操作演出が設定されていてもよい。つまり、上述した各種演出以外の演出が設定されたものとしてもよい。
上記実施形態から得られる具体的手段(遊技機)を以下に列挙する。
手段1にかかる遊技機は、遊技者が操作可能な操作手段と、前記操作手段の少なくとも一部を模した部分を有する複数の部分要素が一体化されたかのような合体要素が成立するか否かの合体演出、および当該合体演出において前記合体要素が成立した場合に移行する前記操作手段を利用した操作演出を実行することが可能な演出実行手段と、を備えることを特徴とする。
なお、部分要素は、必ず操作手段の「一部」である必要はない。少なくともいずれか一つの部分要素が、操作手段の全体を模した部分を有するものであってもよい。
手段1にかかる遊技機によれば、合体要素が成立し、操作手段が完成したかのような演出が発生したことを契機として、操作手段を利用した操作演出に移行するものであるため、一連の演出が分かりやすく、かつ趣向性の高い演出とすることが可能である。
手段2にかかる遊技機は、手段1に記載の遊技機において、前記演出実行手段は、前記合体演出として、前記部分要素の全部が、表示装置に表示される部分画像である第一合体演出を実行可能であることを特徴とする。
手段2にかかる遊技機のように、部分要素の全てが表示装置に表示される画像とすることが可能である。つまり、合体演出は、表示装置に表示される画像の合体が成立するか否かの演出(表示装置のみを用いた演出)とすることが可能である。
手段3にかかる遊技機は、手段1または手段2に記載の遊技機において、前記演出実行手段は、前記合体演出として、前記部分要素の一部が、可動体に形成された装飾の少なくとも一部である部分装飾であり、前記部分要素の他の一部が表示装置に表示される部分画像である第二合体演出を実行可能であることを特徴とする。
手段3にかかる遊技機のように、部分要素の一部を可動体に形成された部分装飾とすることが可能である。つまり、合体演出は、可動体の装飾と、表示装置に表示される画像の合体が成立するか否かの演出(可動体と表示装置を用いた演出)とすることが可能である。
手段4にかかる遊技機は、手段2を引用する手段3に記載の遊技機において、前記第一合体演出および前記第二合体演出の一方が発生した場合よりも、他方が発生した場合の方が、当該合体演出において前記合体要素が成立する蓋然性が高くなるように設定されていることを特徴とする。
手段4にかかる遊技機のように、上記第一合体演出と第二合体演出とに、合体要素が成立する蓋然性(信頼度)に差が設定されていれば、表示装置のみを利用した演出であるか、表示装置と可動体を利用した演出であるかに対する興味を高めること(特に、可動体が利用されているか否かに対する興味を高めること)が可能となる。
手段5にかかる遊技機は、手段2を引用する手段3、または手段4に記載の遊技機において、前記第一合体演出を経て移行した前記操作演出および前記第二合体演出を経て移行した前記操作演出の一方よりも、他方の方が、当該操作演出の帰趨が遊技者にとって有利なものとなる蓋然性が高くなるように設定されていることを特徴とする。
手段5にかかる遊技機のように、第一合体演出と第二合体演出のいずれが発生したかによって、操作演出の帰趨が示唆されるようにすれば、表示装置のみを利用した演出であるか、表示装置と可動体を利用した演出であるかに対する興味をさらに高めることが可能である。
手段6にかかる遊技機は、手段3から手段5のいずれかに記載の遊技機において、前記第二合体演出は、前記部分装飾と前記部分画像が一体化されたかのような前記合体要素が成立する場合の結果演出として、前記合体要素を構成する前記部分装飾の態様が維持される第一結果演出と、前記合体要素を構成する前記部分装飾の態様が変化する第二結果演出と、を含むことを特徴とする。
手段6にかかる遊技機のように、可動体の部分装飾の態様が変化することがあるようにすれば、合体要素が成立した後、部分装飾の態様が変化するかどうかに対する興味を高まるから、第二合体演出の趣向性をさらに高めることが可能である。
手段7にかかる遊技機は、手段6に記載の遊技機において、前記第一結果演出を経て移行した前記操作演出および前記第二結果演出を経て移行した前記操作演出の一方よりも、他方の方が、当該操作演出の帰趨が遊技者にとって有利なものとなる蓋然性が高くなるように設定されていることを特徴とする。
手段7にかかる遊技機のように、第一結果演出と第二結果演出のいずれが発生したかによって、操作演出の帰趨が示唆されるようにすれば、合体要素が成立した後、部分装飾の態様が変化するかどうかに対する興味をさらに高めることが可能である。
1 遊技機
10 表示装置
101 表示領域
11 第一部分画像
12 第二部分画像
20 可動体
21 部分装飾
30 操作手段
41 合体画像(第一部分画像と第二部分画像が一体化されたかのような合体要素)
42 合体形態(可動体(部分装飾)と第二部分画像が一体化されたかのような合体要素)

Claims (1)

  1. 遊技者が操作可能な操作手段と、
    前記操作手段の少なくとも一部を模した部分を有する複数の部分要素が一体化されたかのような合体要素が成立するか否かの合体演出、および当該合体演出において前記合体要素が成立しなかった場合には移行せず、前記合体要素が成立した場合に移行する遊技者に対し前記操作手段の操作が促される操作演出を実行することが可能な演出実行手段と、
    を備え、
    前記演出実行手段は、前記部分要素の一部が、可動体に形成された装飾の少なくとも一部である部分装飾であり、
    前記部分要素の他の一部が表示装置に表示される部分画像である
    合体演出を実行可能であることを特徴とする遊技機。
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