JP6458282B2 - 折り畳み式ステップ - Google Patents
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Description
一方、連結杆等の一般的なロック機構を採用した場合、ロック解除後に脚部を回転させて再びロックするまでの一連の操作、すなわち、起立状態と折り畳み状態との切り替え操作が面倒である。
本発明の目的は、起立状態と折り畳み状態との切り替え操作を簡単に行うことができる折り畳み式ステップを提供することにある。
図1は実施例1の折り畳み式ステップ1の起立状態の正面図、図2は実施例1の折り畳み式ステップ1の折り畳み状態の正面図、図3は実施例1の折り畳み式ステップ1の平面図である。
折り畳み式ステップ1は、例えば、車両の乗降時における段差の緩和や、洗車時における高所作業時等に用いられるものであって、ユーザーが片手で携行可能な重量に設定されている。
実施例1の折り畳み式ステップ1は、踏板2の長辺方向の中心線を挟んで左右対称な形状を有する。
脚部3の上部であって、踏板短辺方向の両端には、踏板長辺方向に延びる2つの側面部(正面側側面部3b,背面側側面部3c)が設けられている。2つの側面部3b,3cには支軸6が貫通している。脚部3は、支軸6に対し相対回転可能に設けられている。支軸6は、踏板短辺方向と平行に配置されている。支軸6は、踏板2の正面側側面2cおよび背面側側面2dに支持されている。支軸6は、正面側側面2cおよび背面側側面2dに形成された軸穴2h,2iに挿通されている。支軸6の両端には、両側面2c,2dの外側から抜け止めの用のワッシャー付きボルト2jがそれぞれ取り付けられている。踏板2の下面2bには、支軸6が貫通する第1ブラケット7および第2ブラケット8が固定されている。第1ブラケット7は正面側側面2cに近接して配置され、第2ブラケット8は背面側側面2dに近接して配置されている。
図6に示すように、脚部3のx軸方向両端には、円弧状の長穴18,18が形成されている。長穴18は、支軸6の回転中心Oを中心とする仮想円に沿う周方向形状を有する。長穴18には、係止ピン19がx軸方向に貫通している。係止ピン19は、x軸方向に沿って配置され、踏板2の正面側側面2cと第1ブラケット7との間、および背面側側面2dと第2ブラケット8との間に懸架されている。長穴18は脚部3と一体に回転し、第1端部18aおよび第2端部18bが係止ピン19と係合することで長穴18の周方向長さを超える脚部3の回転が規制される。
なお、折り畳み状態から起立状態への切り替え操作についても上記と同様であり、ストラップ5を引っ張った後、一対の脚部3,3を所定位置から起立位置までそれぞれ回転させればよい。
(1) 踏板2を支持する一対の脚部3,3が起立位置から踏板2の下面2bに沿う折り畳み位置まで回転可能な折り畳み式ステップ1であって、一対の脚部3,3にそれぞれ設けられ、脚部3が起立位置にあるとき脚部3を折り畳み位置の方向に付勢し、かつ、脚部3が折り畳み位置にあるとき脚部3を起立位置の方向に付勢するトーションコイルスプリング9と、一対の脚部3,3にそれぞれ設けられ、脚部3が起立位置にあるとき脚部3を起立位置に保持し、脚部3が折り畳み位置にあるとき脚部3を前記折り畳み位置に保持するロック機構11と、操作入力に応じて各ロック機構11,11による脚部のロックを解除するロック解除機構(ストラップ5,キャリッジ16,コイルスプリング17)と、を備えた。
よって、ロック解除後に一対の脚部3,3を起立位置(折り畳み位置)から所定位置まで回転させる操作、および一対の脚部3,3を所定位置から折り畳み位置(起立位置)でそれぞれロックする操作が不要であるため、起立状態と折り畳み状態との切り替え操作を簡単に行うことができる。
よって、ストラップ5への操作入力のみで一対の脚部3,3のロックを同時に解除できるため、ロック解除操作をワンタッチで実現できる。
よって、折り畳み式ステップ1を一方の手で持ったまま他方の手でロック解除操作を行うことができる。
よって、折り畳み式ステップ1の自重を利用して小さな力でロックを解除できる。
よって、ロックの安定性および耐久性に優れたロック機構11を簡素な構成で実現できる。
よって、ストラップ5をx軸負方向側に引っ張ってキャリッジ16をx軸負方向側に移動させることにより一対の脚部3,3のロックが同時に解除されるため、一対の脚部3,3のロック解除操作をワンタッチで実現できる。
よって、一対の脚部3,3のうちの一方が起立位置または折り畳み位置に到達していない場合であっても、他方が起立位置または折り畳み位置に到達した場合はコイルスプリング15の付勢力によってロックピン14が起立位置ロック穴12または折り畳み位置ロック穴13に挿入される。つまり、一対の脚部3,3をそれぞれ独立してロックできるため、脚部3をロックする操作をワンタッチで実現できる。
以上、本発明を実施するための形態を実施例に基づいて説明したが、本発明の具体的な構成は実施例に示した構成に限定されるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等があっても本発明に含まれる。
例えば、実施例1では、第1の付勢手段としてトーションコイルスプリング9を用いたが、2つのスプリングを用いてもよい。また、第1の付勢手段がスプリングフリー状態となる位置に所定の範囲を持たせてもよい。
踏板および脚部の形状は任意であり、脚部は少なくとも踏板を支持する起立位置から踏板下面に沿う折り畳み位置まで回転可能な形状であればよく、脚部の数は複数であればよい。
ロック解除機構の操作部は任意であり、押圧ボタンとしてもよい。
2 踏板
2a 上面
2b 下面
2c 正面側側面
2d 背面側側面
2e 左側側面
2f 右側側面
2g 支持片
2h,2i 軸穴
2j ワッシャー付きボルト
3 脚部
3a キャップ
3b 正面側側面部
3c 背面側側面部
4 把持部
5 ストラップ(操作部)
6 支軸
7 ブラケット
7a スプリング固定孔
8 ブラケット
9 トーションコイルスプリング(第1の付勢手段)
9a 第1端部
9b 第2端部
10 スプリング支持部
10a スリット
11 ロック機構
12 起立位置ロック穴
13 折り畳み位置ロック穴
14 ロックピン
14a スプリング受け
14b 第1係止部
14c 第2係止部
15 コイルスプリング(第3の付勢手段)
16 キャリッジ(保持部材)
16a 正面側側面
16b 背面側側面
17 コイルスプリング(第2の付勢手段)
18 長穴
18a 第1端部
18b 第2端部
19 係止ピン
Claims (4)
- 踏板を支持する複数の脚部が起立位置から踏板下面に沿う折り畳み位置まで回転可能な折り畳み式ステップであって、
前記複数の脚部にそれぞれ設けられ、前記脚部が起立位置にあるとき前記脚部を折り畳み位置の方向に付勢し、かつ、前記脚部が折り畳み位置にあるとき前記脚部を起立位置の方向に付勢する第1の付勢手段と、
前記複数の脚部にそれぞれ設けられ、前記脚部が前記起立位置にあるとき前記脚部を前記起立位置に保持し、前記脚部が前記折り畳み位置にあるとき前記脚部を前記折り畳み位置に保持するロック機構と、
操作入力に応じて前記各ロック機構による前記脚部のロックを解除するロック解除機構と、
を備えたことを特徴とする折り畳み式ステップ。 - 請求項1に記載の折り畳み式ステップにおいて、
前記ロック解除機構は、
操作入力を受ける操作部と、
前記操作部への操作入力に連動して動作し、前記複数の脚部のロックを同時に解除する解除部と、
を有することを特徴とする折り畳み式ステップ。 - 請求項2に記載の折り畳み式ステップにおいて、
前記踏板の側面には携行用の把持部が取り付けられ、
前記操作部は、前記側面に設けられていることを特徴とする折り畳み式ステップ。 - 請求項3に記載の折り畳み式ステップにおいて、
前記操作部は、前記側面から前記踏板の外側に向かって操作されることを特徴とする折り畳み式ステップ。
Priority Applications (1)
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JP2014227649A JP6458282B2 (ja) | 2014-11-10 | 2014-11-10 | 折り畳み式ステップ |
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ID=56015461
Family Applications (1)
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