JP6457335B2 - 樹脂サッシの製造方法 - Google Patents
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Description
上記使用済み樹脂サッシを粉砕してリサイクル粉末が作製される。
上記リサイクル粉末の特性評価が行われる。
上記特性評価の結果に基づいて上記リサイクル粉末に添加する添加剤が決定される。
上記リサイクル粉末と上記添加剤とを混合して混練物が作製される。
上記混練物が押出成形される。
この構成では、使用済みの樹脂サッシから得られるリサイクル粉末に不足する物性を添加剤によって補うことができる。このため、使用済みの樹脂サッシをリサイクルして新たに製造する樹脂サッシにおいて良好な物性が得られる。
上記バージン粉末の添加量は、上記リサイクル粉末と上記バージン粉末との合計量に対し、30重量%以下であってもよい。
この構成では、リサイクル粉末とポリ塩化ビニルのバージン粉末とを併用することにより、樹脂サッシの物性を容易に向上させることができる。
上記耐衝撃性が不足する場合に、上記添加剤として強化剤を用いてもよい。
これにより、耐衝撃性に優れた樹脂サッシを製造することができる。
上記熱安定性が不足する場合に、上記添加剤として熱安定剤を用いてもよい。
上記熱安定剤として、鉛系安定剤及びカルシウム・亜鉛系安定剤の少なくとも一方を用いてもよい。
これらにより、熱安定性に優れた樹脂サッシを製造することができる。
上記ゲル化時間が第1範囲より短い場合に、上記添加剤として滑剤を用いてもよい。
上記ゲル化時間が上記第1範囲より長い場合に、上記添加剤としてトルク向上剤を用いてもよい。
この構成により、リサイクル粉末と添加剤との混練物のゲル化時間が適切となり、良好に混練された溶融混練物を得ることができる。このように得られた溶融混練物は、押出機によって良好に押出成形可能である。
上記ゲル化初期トルクが第2範囲より高い場合に、上記添加剤として滑剤を用いてもよい。
上記ゲル化初期トルクが上記第2範囲より低い場合に、上記添加剤としてトルク向上剤を用いてもよい。
この構成により、リサイクル粉末と添加剤との混練物のゲル化初期トルクが適切となり、良好に混練された溶融混練物を得ることができる。このように得られた溶融混練物は、押出機によって良好に押出成形可能である。
この構成により、ゲル化時間を短くする効果、及びゲル化初期トルクを高くする効果がより良好に得られる。
図1は、本発明の一実施形態に係る樹脂サッシ10の平面図である。樹脂サッシ10は、矩形の窓1の外枠として構成され、窓ガラス40の外縁部を保持している。樹脂サッシ10は、ポリ塩化ビニルを主成分とするフレーム材20及びカバー材30を有する。
図4は、樹脂サッシ10のリサイクル方法を示すフローチャートである。以下、図4に沿って、樹脂サッシ10のリサイクル方法について説明する。
ステップS10では、建物から樹脂サッシ10を回収する。ステップS10では、まず固定部24,25を建物の開口部に固定する固定部材を取り外し、窓1を建物の開口部から取り外す。このとき、例えばシーリング材などの、樹脂サッシ10と建物の開口部との間に設けられている部材を除去する。
・1次切断及び良好な部位の選別
・コーナー部などの汚れが多い部位を除去するための2次切断
・軟質ポリ塩化ビニル、テープ、錆などの異物除去
・ウエスでの拭き取り、高圧洗浄、エアブローなどによる汚れの除去
・金属探知機による金属部材の探知及び除去
ステップS20では、ステップS10で回収されたフレーム材20及びカバー材30を粉砕することによりリサイクル粉末を作製する。ステップS20には、例えば、二軸粉砕機や高速渦流粉砕機などを用いることができる。後述のステップS50において混合を良好に行うために、リサイクル粉末の平均粒径は、300μm以下とすることが好ましい。
ステップS30では、ステップS20で得られたリサイクル粉末の評価を行う。より詳細には、ステップS30では、ステップS20で得られたリサイクル粉末をそのまま用いてフレーム材20を製造する場合の問題点を明らかにする。リサイクル粉末の評価方法は特定の方法に限定されない。
・シャルピー衝撃試験
・熱分解時間測定
・引張降伏応力測定
・曲げ弾性率測定
これらの測定は、例えば、無可塑ポリ塩化ビニル製建具用形材JISA5558に準拠して行うことができる。
ステップS40では、ステップS30で得られた評価結果に基づいてリサイクル粉末に添加する添加剤を決定する。つまり、リサイクル粉末をそのまま用いて樹脂サッシ10を製造する場合の問題点を克服するために有効な添加剤を決定する。添加剤としては、必要に応じて複数種類を組み合わせて用いてもよい。
ステップS50では、ステップS20で得られたリサイクル粉末と、ステップS30で決定された添加剤と、を混合して混練物を作製する。リサイクル粉末と添加剤との混合は、例えば、120〜140℃でのホットプレンドにより行うことができる。
ステップS60では、ステップS50で得られた混練物を異形押出成形することにより、フレーム材20の部材20a,20b,20c,20dを作製する。具体的には、図3に示す断面形状の部材を連続して押し出し、各部材20a,20b,20c,20dごとに切断する。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上述の実施形態にのみ限定されるものではなく種々変更を加え得ることは勿論である。
10…フレーム材
20…カバー材
30…窓ガラス
50…ガラス受台
51a,51b…気密材
100…樹脂サッシ
Claims (8)
- ポリ塩化ビニルを主成分とする使用済み樹脂サッシを回収し、
前記使用済み樹脂サッシを粉砕してリサイクル粉末を作製し、
前記リサイクル粉末から得られる成形体のシャルピー耐衝撃試験、熱分解時間測定、及び前記リサイクル粉末のゲル化特性評価の少なくとも1つの特性評価を行い、
前記特性評価の結果に基づいて前記リサイクル粉末に添加する添加剤を決定し、
前記リサイクル粉末と前記添加剤とを混合して混練物を作製し、
前記混練物を押出成形する
樹脂サッシの製造方法。 - 請求項1に記載の樹脂サッシの製造方法であって、
前記添加剤としてポリ塩化ビニルのバージン粉末を用い、
前記バージン粉末の添加量は、前記リサイクル粉末と前記バージン粉末との合計量に対し、30重量%以下である
樹脂サッシの製造方法。 - 請求項1又は2に記載の樹脂サッシの製造方法であって、
前記特性評価では、前記リサイクル粉末から得られる成形体のシャルピー耐衝撃試験により耐衝撃性を評価し、
前記耐衝撃性が不足する場合に、前記添加剤として強化剤を用いる
樹脂サッシの製造方法。 - 請求項1から3のいずれか1項に記載の樹脂サッシの製造方法であって、
前記特性評価では、前記リサイクル粉末から得られる成形体の熱安定性を評価し、
前記熱安定性が不足する場合に、前記添加剤として熱安定剤を用いる
樹脂サッシの製造方法。 - 請求項4に記載の樹脂サッシの製造方法であって、
前記熱安定剤として、鉛系安定剤及びカルシウム・亜鉛系安定剤の少なくとも一方を用いる
樹脂サッシの製造方法。 - 請求項1から5のいずれか1項に記載の樹脂サッシの製造方法であって、
前記特性評価では、前記リサイクル粉末のゲル化時間を評価し、
前記ゲル化時間が第1範囲より短い場合に、前記添加剤として滑剤を用い、
前記ゲル化時間が前記第1範囲より長い場合に、前記添加剤としてトルク向上剤を用いる
樹脂サッシの製造方法。 - 請求項1から6のいずれか1項に記載の樹脂サッシの製造方法であって、
前記特性評価では、前記リサイクル粉末のゲル化初期トルクを評価し、
前記ゲル化初期トルクが第2範囲より高い場合に、前記添加剤として滑剤を用い、
前記ゲル化初期トルクが前記第2範囲より低い場合に、記添加剤としてトルク向上剤を用いる
樹脂サッシの製造方法。 - 請求項6又は7に記載の樹脂サッシの製造方法であって、
前記トルク向上剤として、酸価が15以上18以下である酸化ポリエチレンワックスを用いる
樹脂サッシの製造方法。
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