JP6456653B2 - 切断工具及び切断方法 - Google Patents

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Description

「ジップタイ」としても知られるタイラップなどのファスナは、一般に、工業環境で様々な目的のために使用される。例えば、このようなタイラップは、一般に、束になっているワイヤを固定するために使用される。特にワイヤを配線する際に複数束のワイヤを結束するためにタイラップを使用することは一般的である。ワイヤ束を結束することは、ワイヤの設置を容易にするために同様の種類のワイヤをひとまとめにすることを可能にする。さらに、タイラップは、細長いワイヤがもつれることを防止し、より良好なワイヤの管理を可能にする。
周知のタイラップは、一体の固定機構を有する細長部分を含む。タイラップの先端は、固定機構の開口部に通される。固定機構は、細長部分の長手方向に沿って互いに離間された歯と係合するタブを含む。タブは、細長部分を固定機構に通して引っ張ると一連の歯と係合する。さらに、タブは、細長部分が取付け後に外れてしまうことを効果的に防止するラチェットとして機能する。
タイラップが、ワイヤ束の設置後に及び/又は後の保守点検作業中に外れてしまうことがたまにある。典型的には、作業者は、タイラップを取り外すために従来のワイヤカッター、ナイフ(razor knife)、又は同様の切断工具を使用する。タイラップを取り外している最中に、複数のワイヤのうちの1本を覆っている絶縁体が、切断工具によって多少傷つけられたり、又は切断されたりする場合がある。損傷した絶縁体は、修理を必要とし、又は、ワイヤ及び/若しくは束のワイヤの交換を必要とする場合があり、このような損傷は、費用のかかる及び/又は時間を消耗させる機能停止又は遅延をもたらす。さらに、場合によって、従来の切断工具は、ブレードを露出させており、これは、注意を必要とする軽傷を負わせることがあり、最終的にさらなる遅延をもたらすことがある。
上述した問題の少なくとも一部及び他の潜在的な問題に対処する方法及び装置を実現することが望ましい。さらに、ワイヤ束のワイヤに損傷を与えず、また工具の使用者を負傷させずにワイヤ束上のワイヤタイを切断するための方法及び工具を提供することは有益である。
本開示の例は、一般に、少なくとも1本のワイヤの周囲に巻き付けられたタイラップの切断に使用される切断工具及び切断方法に関する。一般に、例示的な実施態様は、少なくとも1本のワイヤの周囲に巻き付けられたタイラップの切断に使用される工具を含む。この工具は、端部及び該端部から離間された第2の部分を有する本体部分並びにタイラップを切断するように構成された刃先を有する、第2の部分に連結されたカッターを備えてもよい。第2の部分には、刃先と連絡する第2の部分スロットであって、口部及び該口部に実質的に対向する床部分を有する第2の部分スロットが形成されている。口部は、第1の幅を有し、床部分は、第2の幅を有し、第2の幅は、第1の幅よりも大きい。壁部分は、床部分に対して実質的な鋭角を成して口部の近傍から床部分の近傍まで延在する。
別の例示的な実施態様では、少なくとも1本のワイヤの周囲に巻き付けられたタイラップの切断に使用される工具を提供し、この工具は、端部及び該端部から離間された第2の部分を有する本体部分を備える。カッターは、第2の部分に連結されており、タイラップを切断するように構成された刃先を有する。カッターは、回転軸線を中心に回転するように構成されており、第1の側面及び該第1の側面の略反対側にある第2の側面を有する。第2の部分は、第1の直径を有し、回転軸線と実質的に同軸の略リング形状の第1の突起を含む。略半円形状の第2の突起は、回転軸線と実質的に同軸であり、第1の直径よりも大きな第2の直径を有する。第2の突起は、カッターの第1の側面に実質的に接触しており、第2の部分に対するカッターの回転を容易にする軸受面として機能するように構成されている。
別の例示的な実施態様では、少なくとも1本のワイヤの周囲に巻き付けられたタイラップの切断に使用される工具を提供する。この工具は、端部及び該端部から離間された第2の部分を有する本体部分を含む。略円盤形状のカッターは、第2の部分に回転可能に連結されている。カッターには、第1の側面及び該第1の側面の略反対側にある第2の側面並びに略周方向に延在する刃先が形成されている。また、第2の部分は、カッターの第1の側面の大部分を覆うシールドを有し、シールドには、それぞれカッターの第1の側面及び刃先と連絡する第1のシールドスロット及び第2のシールドスロットが形成されている。ハウジングは、本体部に揺動可能に連結されており、カッターの第2の側面の大部分を覆っている。ハウジングには、第1のハウジングスロット及び第2のハウジングスロットが形成されており、第1のハウジングスロット及び第2のハウジングスロットはそれぞれ、カッターの第2の側面及び刃先と連絡する。ハウジングは、刃先の第1の部分又は第2の部分の一方が、タイラップの切断に使用する目的で選択的に実質的に露出される一方で、刃先の第1の部分又は第2の部分の他方が、シールドによって実質的に覆われるように揺動されるよう構成されている。
別の例では、ハウジングは、第1の位置に揺動するように構成されており、そこでは、第1のハウジングスロットは、第1のシールドスロットと実質的に連絡し、刃先の第1の部分は、タイラップの切断に使用するために露出される。
別の例では、ハウジングは、さらに第2の位置に揺動するように構成されており、そこでは、第1のハウジングスロットは、第1のシールドスロットと実質的に連絡せず、刃先の第1の部分は、実質的に覆われる。
別の例では、ハウジングは、第3の位置に揺動するように構成されており、そこでは、第2のハウジングスロットは、第2のシールドスロットと実質的に連絡し、刃先の第2の部分は、タイラップの切断に使用するために露出される。
別の例示的な実施態様では、工具は、ハンドル空隙部が形成されたハンドルをさらに備え、工具の本体部分の第1の端部は、本体部が実質的にハンドル空隙部内の収納位置とハンドル空隙部から実質的に外側に延在する伸長位置との間でハンドルに対して揺動可能に連結されている。
別の例示的な実施態様では、本体部分には、第1の凹所、第2の凹所及び第3の凹所が形成されている。ロッキング部材は、ハウジングに連結されており、ハウジングが第1の位置にあるときは、本体部分と相対的な第1の位置にハウジングを解除可能にロックするように第1の凹所に係合し、ハウジングが第2の位置にあるときは、本体部分と相対的な第2の位置にハウジングを解除可能にロックするように第2の凹所に係合し、ハウジングが第3の位置にあるときは、本体部分と相対的な第3の位置にハウジングを解除可能にロックするように第3の凹所に係合する。
別の例示的な実施態様では、工具のシールドは、カッターが回転する回転軸線と、回転軸線と実質的に同軸の略リング形状であり、第1の直径を有する第1の突起を有する。さらに、シールドには、回転軸線と実質的に同軸の略リング形状であり、第1の直径よりも大きな第2の直径を有する第2の突起が設けられている。第1の突起及び第2の突起は、カッターの第1の側面に接触しており、シールドに対するカッターの回転を容易にする軸受面として機能するように構成されている。
別の例示的な実施態様では、第1のハウジングスロット、第2のハウジングスロット、第1のシールドスロット及び第2のシールドスロットのうちの少なくとも1つは、口部及び該口部に実質的に対向する床部分(口部は第1の幅を有し、床部分は第2の幅を有する)を有し、第2の幅は、第1の幅よりも大きい。また、壁部分は、床部分に対して実質的な鋭角を成して口部の近傍から床部分の近傍まで延在する。
別の例示的な実施態様では、少なくとも1本のワイヤの周囲に巻き付けられたタイラップの切断に使用される工具をさらに提供する。この工具は、ハンドル空隙部が形成されたハンドルを備え、少なくとも1つのアームは、ハンドルに対してアームが動くようにハンドルに連結された第1の部分を有するように形成されている。アームは、実質的にハンドル空隙部内の収納位置とハンドル空隙部から実質的に外側に延在する伸長位置との間で移動可能である。アームは、第1の部分から離間された第2の部分及び該第2の部分に連結されたカッターを有する。カッターには、第1の側面及び該第1の側面の略反対側にある第2の側面並びに略弓形の刃先が形成されている。さらに、第2の部分は、カッターの第1の側面の大部分を覆うシールドを有し、シールドには、それぞれカッターの刃先及び第1の側面と連絡する第1のシールドスロット及び第2のシールドスロットが形成されている。ハウジングは、アームに揺動可能に連結されており、カッターの第2の側面の大部分を覆っている。ハウジングには、それぞれカッターの刃先及び第2の側面と連絡する第1のハウジングスロット及び第2のハウジングスロットが形成されている。ハウジングは、第1の位置に揺動可能であり、そこでは、第1のハウジングスロットは、第1のシールドスロットと実質的に連絡し、刃先の第1の部分は、タイラップの切断に使用するために露出される。ハウジングは、さらに第2の位置に揺動可能であり、そこでは、第1のハウジングスロットは、第1のシールドスロットと実質的に連絡せず、刃先の第1の部分は実質的に覆われる。また、ハウジングは、第3の位置に揺動可能であり、そこでは、第2のハウジングスロットは、第2のシールドスロットと実質的に連絡し、刃先の第2の部分は、タイラップの切断に使用するために露出される。
別の例示的な実施態様では、第2のアームは、ハンドルに連結されており、第1の側面及び該第1の側面の略反対側にある第2の側面並びに弓形の刃先が形成されたカッターを含む。第2のアームの第2の部分は、カッターの第1の側面の大部分を覆うシールドを有し、第2のアームのシールドには、刃先の部分を露出させる少なくとも1つのシールドスロットが形成されている。ハウジングは、第2のアームに揺動可能に連結されており、カッターの第2の側面の大部分を覆っている。第2のアームのハウジングには、カッターの第2の側面及び刃先と連絡するハウジングスロットが形成されており、第2のアームのハウジングは、第1の位置に揺動可能であり、そこでは、ハウジングスロットは、シールドスロットと実質的に連絡し、刃先の部分が、タイラップの切断に使用するために露出される。また、ハウジングは、第2の位置に揺動可能であり、そこでは、ハウジングスロットは、シールドスロットと実質的に連絡せず、刃先の部分は実質的に覆われる。
別の例では、タイラップを切断する際に刃先の第1の部分及び第2の部分のうちの露出された一方を使用する前に刃先の第1の部分又は第2の部分のうちの露出された一方の近傍からワイヤを離間させる手段が設けられている。
別の例では、ハウジングには、第1のハウジングスロット及び第2のハウジングスロットの少なくとも一方と連絡している半径方向に延在する凹所が形成されており、この凹所は、切断中にワイヤタイを受け入れる。
別の例示的な実施態様では、複数のワイヤの周囲に巻き付けられたタイラップを切断するための切断工具を操作する方法を提供する。本方法は、細長い本体部材を用意するステップであって、本体部材が、該本体部材に回転可能に連結され、略弓形の刃先を有するカッターと該カッターの第1の側面を実質的に覆い、本体部材に連結されたシールドとを有し、シールドに、カッターの刃先と連絡する少なくとも1つのシールドスロットが形成されている、細長い本体部材を用意するステップと、カッターの第2の側面の大部分を覆う、本体部材に揺動可能に連結されたハウジングであって、カッターの刃先と連絡する少なくとも1つのスロットが形成されたハウジングを用意するステップと、を含む。本方法は、ハウジングスロットがシールドスロットと実質的に連絡せず、刃先の部分が実質的に覆われる第1の位置にハウジングを動かすステップと、ハウジングスロットがシールドスロットと実質的に連絡し、刃先の部分がタイラップの切断に使用するために露出される第2の位置にハウジングを動かすステップと、をさらに含む。
また、本方法は、ワイヤと略平行になるように本体部材を位置合わせするステップと、刃先の近傍からワイヤを離間させるステップと、ワイヤを切断することなくタイラップを少なくとも部分的に切断するために刃先をタイラップに押し付けるステップと、を含んでもよい。
さらなる変形形態では、方法の例示的な実施態様は、口部及び該口部に実質的に対向する床部分並びに壁部分を有する第1のハウジングスロット、第2のハウジングスロット、第1のシールドスロット及び第2のシールドスロットの少なくとも1つを用意するステップであって、口部が、第1の幅を有し、床部分が、第2の幅を有し、第2の幅が、第1の幅よりも大きく、壁部分が、床部分に対して実質的な鋭角を成して口部の近傍から床部分の近傍まで延在する、ステップを含んでもよい。本体部材は、少なくとも1本のワイヤと略平行な動作を用いて動かされ、タイラップが、壁部分に係合され、次に、タイラップの側部が切断されてもよい。次に、タイラップの側部の切断部が、床部分に向かって摺動されてもよい。
別の例示的な実施態様では、少なくとも1本のワイヤの周囲に巻き付けられたタイラップの切断に使用される工具を提供し、この工具は、端部及び該端部から離間された第2の部分を有する本体部分並びに第2の部分に連結されたカッターを有する。カッターには、第1の側面及び該第1の側面の略反対側にある第2の側面並びに刃先が形成されている。本体部の第2の部分は、カッターの第1の側面の大部分を覆うシールドを有し、シールドには、カッターの第1の側面及び刃先と連絡する少なくとも1つのシールドスロットが形成されている。カッターの第2の側面の大部分を覆うハウジングは、本体部に連結されており、ハウジングには、カッターの第2の側面、シールドスロット及びカッターの刃先と連絡する少なくとも1つのハウジングスロットが形成されている。また、ハウジングスロット及びシールドスロットの少なくとも一方は、口部及び該口部に実質的に対向する床部分を有し、口部は、第1の幅を有し、床部分は、第2の幅を有する。第2の幅は、第1の幅よりも大きく、壁部分は、床部分に対して実質的な鋭角を成して口部の近傍から床部分の近傍まで延在する。
別の例示的な実施態様では、少なくとも1本のワイヤ上のタイラップを切断するための切断工具を操作する方法を開示しており、この方法は、刃先を有するカッターを有する本体部材(カッターは、本体部材に回転可能に連結されている)とカッターの第1の側面を実質的に覆う、本体部分に揺動可能に連結されたハウジングであって、それぞれが刃先を選択的に露出させる第1のハウジングスロット及び第2のハウジングスロットが形成されたハウジングとを用意するステップを含む。第1のハウジングスロット及び第2のハウジングスロットの一方が、刃先の第1の部分を露出させるために選択され、ハウジングは、第1のハウジングスロット及び第2のハウジングスロットのうちの選択された一方が刃先の第1の部分を露出させるように揺動されるのと同時に、第1のハウジングスロット及び第2のハウジングスロットのうちの選択されていない他方の近傍にある刃先の第2の部分を実質的に覆う。ワイヤは、ハウジング及び本体部材の少なくとも一方の部分を用いて刃先の近傍から離間され、刃先の第1の部分は、ワイヤを切断することなくタイラップを少なくとも部分的に切断するためにタイラップに押し付けられる。本体部材を用意するステップは、カッターの第2の側面を実質的に覆う、本体部材に連結されたシールドであって、刃先の第1の部分を露出させる第1のシールドスロット及び刃先の第2の部分を露出させる第2のシールドスロットが形成されたシールドを用意するステップを含んでもよい。また、例示的な方法は、(第1のハウジングスロット及び第2のハウジングスロットのうちの選択された方が刃先の第1の部分を露出させるようにハウジングを揺動させるときに)第1のシールドスロットが、第1のハウジングスロット及び第2のハウジングスロットの選択された方と連絡することを含んでもよい。一実施態様では、例示的な方法は、第1のハウジングスロットによってその他の位置で露出されず、第2のハウジングスロットによって覆われない刃先の部分の全体を実質的に覆うためにハウジング及びシールドを使用するステップを含んでもよい。
本明細書に述べられている特徴、機能及び利点は、様々な例において個別に実現されてもよいし、又は本開示のさらに他の例示的な態様において組み合わされてもよい。これらのさらなる詳細は、以下の説明及び図面を参照することによって理解することができる。
以上のように一般的な観点から本開示の例示的な態様について説明してきたが、次に、必ずしも一定の縮尺で描かれていない添付図面を参照する。
ファスナを切断するために使用され得る例示的な切断工具の斜視図を示している。 図1に示す切断工具の斜視図を示す。 図1に示す切断工具の分解斜視図を示す。 図1に示す切断工具の分解斜視図を示す。 ファスナに係合している、図1に示す切断工具の部分の斜視図を示す。 図1に示す切断工具の斜視図を示す。 ファスナに係合するように使用者によって保持されている、図1に示す切断工具の斜視図を示す。 図1に示す切断工具から取り外された切断部材の斜視図を示す。 図1に示す切断工具から取り外された切断部材の斜視図を示す。 図1に示す切断工具から取り外された切断部材の斜視図を示す。 図1に示す切断工具から取り外された切断部材の斜視図を示す。 図1に示す切断工具から取り外された切断部材の分解図を示す。 図1に示す切断工具から取り外されたハウジング部材の部分を示す。 図1に示す切断工具から取り外された切断部材の部分側面図を示す。 図10の線11−11における断面図である。 本開示の例示的な実施態様に係るカッターの構造の概略図である。 本開示の一態様に係る切断工具の実施態様のフロー図である。 航空機の生産及び保守点検方法のフロー図である。 航空機のブロック図である。 本開示の例示的な実施態様に係る機能図である。
様々な実施態様の特定の特徴が、図示する場合もあれば、図示しない場合もあるが、これは、便宜を図っているに過ぎない。任意の図面における任意の特徴は、任意の他の図面における任意の特徴と組み合わせて参照及び/又は特許請求され得る。
次に、本開示の例が、添付図面を参照しながら以下でより完全に説明される。なお、添付図面には、本開示のすべての例ではなく、一部の例を示す。実際には、本開示の様々な例示的な態様は、多くの異なる形態で実施されてもよく、本明細書に記載されている例に限定されるものとして解釈されるべきではない。正確に言えば、これらの例は、本開示が、徹底的で完全なものとなり、本開示の範囲を当業者に余すところなく伝えるものとなるように挙げられている。同じ参照符号は、全体を通して同じ要素を指示している。
本明細書で説明されている実施態様は、弾性的な切断工程に関する。一般に、実施態様は、一束のワイヤなどの物体を包囲しているファスナを切断するための切断工具に関する。一適用例において、本明細書で説明されている切断工具は、一束のワイヤの周囲に配置されたタイラップを切断するために利用される。本明細書で説明されている実施態様は、タイラップに限定されないことが理解されるべきであり、さらに、タイラップ及びワイヤを利用した説明及び図面は例示に過ぎないことが理解されるべきである。本発明は、周知のタイラップに適合しながらも、切断されるファスナによって包囲されたワイヤに損傷を与えない安全な(人間工学的な)切断工程を実現する。したがって、本明細書で使用される場合、「タイ」、「タイラップ」、又は「ワイヤタイ」は、ワイヤを束にまとめるために使用可能なワイヤタイ、ジップタイ、ストラップ、糸、紐、バンド、鎖及びロープなどを含む。
出願人は、2011年12月6日に提出された米国特許出願公開第13/312,252号明細書及び2011年12月6日に提出された米国特許出願公開第13/312,290号明細書の全体を参照により本明細書に組み込む。
本開示の例示的な一実施態様を参照すると、図1は、切断工具(全体を通して符号10が付与されている)を示しており、この切断工具は、少なくとも1本のワイヤ13(図4及び図6に示すような一束13aのワイヤ13を含み得る)の周囲に延在するファスナ(タイラップ12(図4)などであるが、これに限定されない)を切断するために使用されてもよい。例示的な一実施態様では、タイラップ12は、固定機構16(図4)を有する細長部分14を含む。例示的な実施態様では、工具10は、ワイヤ束13aからタイラップ12を取り外すことを容易にするためにタイラップ12を少なくとも部分的に切断する。より具体的には、その有効性を高めるために、工具10は、ワイヤ束13aのワイヤ13に損傷を与えることなく、また使用者を負傷させることなくタイラップ12を切断する。
図1及び図2に示すように、工具10は、ハンドル空隙部22が形成されたハンドル(全体を通して符号20)を含む。把持部26aを含む細長い本体部分若しくは本体部材又はアーム(全体を通して符号26)は、ハンドル20に対して動くようにハンドル20に着脱可能に連結された第1の部分28を有して形成されている。アーム26は、図6に示すような収納位置と図1に示すような伸長位置との間で移動可能である。収納位置では、アーム26は、全体的にハンドル空隙部22内に保持され(図3B)、伸長位置では、アーム26は、様々な角度でハンドル20から外側に延在する(図2)。例えば、図1に示すように、アーム26は、ハンドル20に対してある角度で延在し、図2及び図5では別の角度で延在する。また、図6に示すように、アーム26は、アーム26が収納位置にある間に、タイ12を切断するために使用されてもよい。図3A及び図3Bに示すように、アーム26の基端は、ハンドル空隙部22に設けられた軸32を受け入れるための開口部34を含んでもよい。開口部34は、スロット35を含んでもよく、このスロットは、開口部34がスナップフィット関係で軸32を受け入れるまでアーム26が軸32の平坦部38(図3B)に摺動可能に係合することを可能にする。軸32が、開口部34に受け入れられると、アーム26は、軸32を中心に自由に揺動することができる。
アーム26は、その他方の端部(すなわち、先端)に第2の部分40(図3A)を含み、第2の部分40には、略円盤形状のブレード(又はカッター)42が、アーム26に対して旋回及び/又は回転運動するように取り付けられている。図9に示すように、カッター42には、実質的に弓形の又は周方向に延在する刃先44が形成されており、さらに、カッター42は、第1の側面46(図7B)及び第2の側面48(図9)(第1の側面46の略反対側にある)を含む。カッター42は、例示的な実施態様では円盤形状のものとして示すが、カッター42は、他の形状(一切れのパイに類似し得る扇形(図示せず)を含むが、これに限定されない)であってもよいことが理解されるべきである。
図7Bに示すように、アーム26の第2の部分は、カッター42の第1の側面46を実質的に覆うシールド(全体を通して符号50)を含む。シールド50には、少なくとも1つの第2の部分スロット(又はシールドスロット)が形成されており、また、シールド50は、カッターの刃先44の部分と連絡するシールドスロット52、54を含んでもよい。
ハウジング(全体を通して符号60)を図9に示し、このハウジングは、固定して及び/又は揺動可能に若しくは回転可能にアーム26に連結され、カッター42の第2の側面48を実質的に覆い得る。ハウジング60には、少なくとも1つのスロット(第1のハウジングスロット62及び第2のハウジングスロット64(これらはそれぞれ、ハウジング60の中央孔又は孔66から略半径方向外側に延在する)など)が形成されていてもよい。中央孔66は、ファスナ又は何らかの他の装置を含み得る軸(全体を通して符号68)を収容する。例示的な実施態様では、軸68は、シールド中央孔66aに受け入れられ、頭付ファスナ70、雌ネジ付シャフト部分72を含み、雌ネジ付シャフト部分72には、頭付ファスナ76の雄ネジ付シャフト部分74が螺合される。ワッシャ78は、ファスナ70とシールド50との間に配されてもよい。
図7Bを参照すると、シールド50には、凹所52a及び54aが形成されており、凹所52a及び54aはそれぞれ、スロット52、54に連通しており、スロット52、54から延在している。同様に図7Aを参照すると、ハウジング60には、凹所62a及び64aが形成されており、凹所62a及び64aはそれぞれ、スロット62、64に連通しており、スロット62、64から延在している。凹所52a、54a、62a及び64aはそれぞれ、それぞれのスロット(図7A及び図7B)から軸68(図9)に向かって略半径方向内側に延在している。凹所52a、54a、62a及び64aはそれぞれ、解放領域を形成するように構成されていることによってワイヤタイを切断する際のスロット52、54、62及び64の使用を容易にしており、この解放領域に向かってワイヤタイは、ワイヤタイが切断されたときに移動又は屈曲することができる。この結果、このようなワイヤタイが切断作業中にシールド50及び/又はハウジング60の部分に引っ掛かる(このことは、このようなワイヤタイの切断を潜在的に妨害し得る)可能性を低減する。
ハウジング60は、図7Bに示すように第1の位置に揺動させることが可能であり、そこでは、第1のスロット62は、シールドスロット54と実質的に連絡し、刃先44の第1の部分は、タイラップ12の切断に使用するために露出される。また、ハウジング60は、図2に示すように第2の位置に揺動させることが可能であり、そこでは、第1のスロット62(図7A)は、シールドスロット54(図7B)と実質的に連絡せず、刃先44の第1の部分は、実質的に覆われる。さらに、ハウジング60は、第3の位置に揺動させることが可能であり、そこでは、第2のスロット64は、シールドスロット52と実質的に連絡し、刃先44の第2の部分は、タイラップ12の切断に使用するために露出される。
図7A及び図7Bに示すように、アーム26は、ハウジング60に連結され、かつハウジング60から半径方向外側に延在するロッキング部材(全体を通して符号80)を含む。ロッキング部材80は、第1の位置、第2の位置及び第3の位置の間でロッキング部材80及びハウジング60を揺動させる(このとき、ロッキング部材80は、ロッキング部材80が通路90を移動するときにノッチ84、86、88のそれぞれに係合する)ために使用者の指の1本以上によって係合される上部隆起部82を含む。ロッキング部材80が図1に示すように第1の位置合わせノッチ84にあるとき、ハウジング60は、第1の位置にあり、そこでは、ハウジング60の第1のスロット62は、カッター42の刃先44と連絡する。同様に、シールドスロット54もまた刃先44と連絡し、この場合、刃先44は、図4に示すように露出され、ファスナを切断するために利用可能である。図2では、ロッキング部材80は、第3の位置合わせノッチ88にあり、この場合、ハウジング60の第1のスロット62及び第2のスロット64は、シールドスロット52、54のどちらとも連絡しておらず、刃先44は、タイ又は他の物品を不注意から切断することがないように遮断され、保護されている。ロッキング部材80は、第2の位置合わせノッチ86(図7B)にあるとき、ハウジング60の第2のスロット64は、シールドスロット52と連絡し、これにより、刃先44は、スロットを使用する切断のために露出される。
下方に延在するロッキングタブ94(図7B)は、ロッキング部材80の下面に設けられており、第1の位置、第2の位置及び第3の位置のそれぞれにロッキング部材80を保持するためにノッチ84、86及び88に係合可能である。ロッキング部材80は、実質的に弾性のある構造体から作製されてもよく、これにより、ハウジング60を揺動させることが求められているときに、ロッキング部材80を押し下げ、ロッキングタブ94の端部の足96に、障壁98a及び98bを乗り越えさせて、ノッチ84、86及び88の間を移動させることができる。使用者が、ロッキング部材80を解放すると、足96は、自動的にノッチ84、86、又は88内に収まる(ロッキング部材80が放されたときに、足96が、これらのノッチの1つに位置合わせされている場合)。
図9に示されているように、カッター42は、シールド50及びハウジング60を貫通する軸68によって形成される回転軸線42aを中心に回転し、シールド50は、軸68と実質的に同軸であり、第1の直径を有する実質的なリング形状を有する第1のボス部分又はボス突起100を含む。また、シールド50には、リング形状の又は半円形状の突起若しくは部分102が設けられていて、これは、軸68及びボス部分100と実質的に同軸である。部分102の直径は、第1のリング形状の部分100よりも大きく、一例において、部分102の高さは、図11に示すようにボス部分100よりも高い。図9Aに示すように、ハウジング60の下面は、表面60bから外側に延在する高くなった周縁部分60aと、カッター42に接触して、これを支持する複数の小突起部又は支柱部60c、60d及び60eと、を含む。中央孔66と実質的に同軸のボス部分又はボス突起60fもまた、表面60bから外側に延在しており、回転のためにカッター42に接触して、これを支持している(図9)。ボス突起60fは、カッター42のうちシールド50の部分100がある側とは反対の側にあり、一例において、わずかな隙間60g(図11)が、部分100、60fへのカッター42の束縛を最小限に抑えるために、また部分60f、100に対するカッター42の回転を助けるためにカッター42と部分100との間に設けられてもよい。ブレード全体の摩耗を低減するためにワイヤタイの切断中にアーム26に対するカッター42の自動回転運動が容易に行われ得るような態様で、カッター42の第1の側面46は、部分100及び102に当接し、カッター42の第2の側面48は、周縁部分60a並びに部分60c、60d、60e及び60fに当接する。カッター42の回転運動は、新しい刃先44のエッジ面がスロット52、54、62及び64を介して継続して露出されることを可能にするために望ましい場合がある。シールド50及びハウジング60に対するカッター42の回転は、多くの方法で行われてもよく、また、ある方法では、カッター42がこのようなワイヤタイにわずかに食い付くのに十分な程度にワイヤタイの断片(図示せず)又はタイラップ12を刃先44にわずかに係合させ、次に、アーム26を慎重に回転させる(この間、カッター42は、ワイヤタイに対して実質的に動かないように保持される)ことを含んでもよい。これにより、カッター42が回転されること並びに刃先44の新しい部分がスロット52、54、62及び64に提示されることが可能になり得る。
図7Bに示すように、シールド50は、3つのスペーサ部分110、112、114を含み、3つのスペーサ部分110、112、114はそれぞれ、中央孔66a(軸68)に対して略半径方向に延在しており、略楔形状である。さらに、図7Aに示すように、ハウジング60は、同様のスペーサ120、122、124を含み、スペーサ120、122、124もまた、中央孔66a(軸68)から半径方向外側に延在している。スロット62は、スペーサ120及び122の間にあり、スロット64は、スペーサ122及び124の間にある。図10に示すように、スペーサ120、122及び124はそれぞれ、それぞれの先端120a、122a及び124aを含む。シールドスロット52(図7B)は、スペーサ110及び112の間にあり、シールドスロット54は、スペーサ112及び114の間にある。シールドスペーサ110、112及び114並びにハウジングスペーサ120、122及び124はそれぞれ、(カッター42が、タイラップ12を切断するために使用される場合に)刃先44がタイラップ12を切断するためにタイラップ12に近付けられるとき、一束のワイヤ13aのワイヤ13を押圧して離間させる。実際に、タイラップ12を切断する際に刃先44の露出した部分を使用する前に刃先44の露出した部分の近傍からワイヤを離間させるための手段は、一例において、シールドスペーサ110、112及び114並びに/又はハウジングスペーサ120、122、124を含んでもよく、これらは、使用中に刃先44から実質的に所定の後退距離(setback distance)だけ離れた位置に一束13aのワイヤ13を維持する。このような距離は、スロット64に関しては図10の符号Sによって示されている。
図10及び図12に示すように、例示的な一実施態様では、刃先44とスペーサ120、122及び124の先端120a、122a及び124aのそれぞれとの間の後退距離Sは、以下の式によって計算及び/又は近似される関連する所定の距離であってもよい。
Figure 0006456653
図12に示すように、hは、回転軸線42aから先端までの距離である。この式中、wは、スロット64の幅であり、rは、カッター42の半径(すなわち、カッター42の回転軸線から刃先44までの距離)である。この式の非限定的な例示的な使用を挙げるならば、カッターの半径rが約0.551インチであり、スロット幅wが約0.15インチの場合、後退距離Sは、約0.040インチである。しかしながら、後退距離Sは、特定の用途、所望の結果などに応じて様々な異なる寸法であってもよく、上述した式を用いることによって到達される結果に限定されるものとして解釈されるべきではないことが理解されるべきである。スペーサは、切断処理中にワイヤ13に接触して、カッター42からワイヤ13を離間させ、カッター42から離れた位置にワイヤ13を維持する。例示的な実施態様では、スペーサは、刃先44の露出した部分を越えて延在する大きさに形成される。例示的な実施態様では、スペーサは、楔形状に形成される。代替的な実施態様では、スペーサは、任意の他の形状(丸い形状などであるが、これに限定されない)を有してもよい。スペーサの長さは、タイラップ12の厚さに対応するサイズに形成される。スペーサは、カッター42の周囲の保護領域を形成する。
スロット52、54、62及び64の設計の例示的な実施態様を図7B及び図10に示す。このようなスロットはそれぞれ、スロット64に関連する例によって示されている構造を含む。すなわち、各スロットの開口部又は口部130は、スロット64の底部又は床部132の幅(この幅はDとして特定される)よりも小さな幅wを有する。第1の側壁134は、口部130の近傍から床部132に向かって延在し、第2の側壁(全体を通して符号136)は、第1の側壁134に実質的に対向し、第2の側壁は、側壁134と略平行な第1の壁部分136a及び床部132に対して実質的な鋭角を成して第1の壁部分136aから床部132の近傍まで延在する第2の壁部分136bを有する。スロット52、54、62及び64のそれぞれの口部130(すなわち、ここでは、スロット幅wは、床部132の幅Dよりも狭い)に関するこの非対称的な構造は、露出される刃先44の長さを大きくすることなく、より大きなタイ(すなわち、口部130の幅wよりも大きな幅を有するタイ)の切断を可能にし、この結果、刃先44の露出を最小限に抑える。口部130は、引っ掛けて回転させるような動作(hook and roll type motion)で、タイの一方の縁が、口部130に入って、スロットの、幅Dよりも広い部分に向かって壁部分136aの下に潜り得るように、より大きなタイに対して斜めに近付けられてもよい。言い換えれば、例示的な実施態様では、アーム26が、ワイヤ又は複数のワイヤ13と略平行な動作で動かされて、鋭角を成す壁部分136bが、タイラップをその側部から切断し始めてもよい。次に、タイラップの切断部は、床部132の近傍の、スロットのより幅の広い部分に摺動されてもよい。これにより、口部130よりも幅の広いタイラップの切断が潜在的に可能となる。したがって、これにより、束13aのワイヤが損傷する可能性を低減し、さらに、使用者が切り傷を負うリスク又は何か他の物品が不注意から切られるか、若しくは損傷するリスクを低減し得る。
図6に示すように、工具10は、ハンドル20の片側又は両側のスロット142から外側に延在する弾性の及び/又は調節可能なストラップ(全体を通して符号140)を備えてもよい。図6に示すように、使用者(全体を通して符号U)は、ハンドル20の片側又は両側にあるストラップ140に自分の親指又は指を挿入してもよく、これにより、自分の手で工具10をより良く把持することを可能にする。また、ストラップ140は、図6に示すように、工具10の改善された把持を可能にすることによって、片手のみを使用する使用者によって操作される工具10の性能を強化することができる。例示的な実施態様では、ストラップ140は、使用者の個人的な好みに合わせてストラップを調節することを可能にする1つ以上のバックル144を含んでもよい。しかしながら、このようなバックル144又は他の調節装置(図示せず)は、必要に応じて使用されても、使用されなくてもよい。
図8A及び図8Bに示すように、例示的な一実施態様では、工具10は、ハンドル20に取り付けられ得る第2の本体部分若しくは本体部材又はアーム(全体を通して符号150)を含む。アーム150は、アーム26と同様であり、先に説明したのと同じ構成要素を示すために、同様の参照符号が、アーム150に関して使用される。アーム150は、図6に示すようなハンドル空隙部22内の収納位置から図1、図2、図5及び図6に示すような様々な伸長位置まで移動可能である。アーム150は、凹所150b、ノッチ、又は他の外形を有するタブ150aを含んでもよく、この場合、タブ150aは、ハンドル空隙部22内の収納位置からアーム150を引っ張り出すためにタブ150aをつまんで掴む際に使用者を助ける。アーム150は、シールド152を含み、シールド152には、スロット52、54、62及び64に関して上述したような略非対称の構造を有するスロット154が形成されている。図8A及び図8Bに示すように、アーム150は、軸32を受け入れるための開口部160を含んでもよい。開口部160と連通するスロット162は、スロット162がスナップフィット関係で軸32の平坦部38に位置合わせされたときにハンドル20の軸32をアーム150に容易に挿入することを可能にする。
アーム150の先端は、シールド152によって実質的に覆われた第1の側面を有するカッター170及び上述したような非対称の構造を有するスロット176を有する揺動可能なハウジング(全体を通して符号174)を備える。また、ハウジング174は、使用者の親指及び/又は指によって係合されるロッキング部材178を含む。ロッキング部材178は、ロッキング部材178をノッチ180に係合することによって安全位置又は切断位置にハウジング174を選択的にロックするためにロッキング部材80と同様の態様で機能する。また、ロッキング部材178は、ノッチ180(図5)に係合可能な下方に延在する突起(図示せず)を含む。これにより、ハウジング174は、ハウジングスロット176が、ワイヤタイ又は他の物品を切断する目的で刃先44が露出されることを可能にするためにカッター170の刃先44及びシールド152のスロット154の両方と連絡する位置に揺動され得るようになっている。また、ハウジング174は、第2の位置に回転されてもよく、そこでは、スロット154、176及び刃先44は、もはや互いに同時に連絡せず、このため、刃先は、不注意から何か又は誰かに切り傷を付けることのない比較的「安全」な状態にある。必要に応じて、アーム26及び/又はアーム150は、ハンドル20から取り外されて、ハンドル20から切り離された個別の工具として使用されてもよい。
例示的な一実施態様では、カッター42は、約10mm(0.40インチ)〜約40mm(1.6インチ)の直径を有する円形状のブレードである。例示的な実施態様では、ブレード32の直径は、約28mmである。別の例示的な実施態様では、カッター42の直径は、約40mmである。カッター42は、サイズの異なる複数の細長部分14を少なくとも部分的に切断することに対応するサイズを有するように可変的に選択される。工具10が本明細書で説明されているように機能することを可能にする任意のサイズのカッター42を使用してもよい。
例示的な実施態様では、工具10を使用してワイヤ束にあるアーム26を切断する際、一般に使用者は、カッターの刃先44を露出させるハウジングスロット62、64を選択し、次に、選択されたハウジングスロットが刃先44の第1の部分を露出させるようにハウジングを揺動させてもよい。このとき、揺動ハウジングのもう一方のハウジングスロット62又は64の近傍にある、刃先の第2の部分は、シールド50によって覆われる。選択されたハウジングスロットによって露出されていない、刃先44のその他の部分は、ハウジング60及びシールド50によって覆われる。ワイヤは、ハウジング及び/又はシールドにおける少なくとも1つのスペーサを用いて刃先の近傍から離間され、刃先44のうち選択されたハウジングスロットによって露出された第1の部分は、細長部分によって取り囲まれたワイヤ又はワイヤ束を切断することなく細長部分14を切断するために細長部分14に押し付けられる。
より具体的には、例示的な方法は、使用者がハンドル20を把持して工具10を操作し、細長部分14の切断を容易にすることを含んでもよい。使用者は、用途及び/又は環状に応じて、アーム26又はアーム150によって保持された所望のカッターを選択してもよい。例えば、使用者がアーム26を選択する場合、使用者は、細長部分14を切断するためにどちらのシールドスロット52、54を使用するのかを選択してもよい。使用者が、シールドスロット54を選択したならば、刃先44は、スロット54において露出される必要がある。したがって、使用者は、スロット54とスロット62とを位置合わせすることによってスロット54で刃先44を露出させるためにハウジング60を第1の位置(ここでは、ロッキング部材80の足96は、ノッチ84に係合する)に回転させてもよい。工具は、位置合わせしたスロット54、62内で刃先44に対してタイラップ12の細長部分14を配置するために使用者によって操作されてもよい。スペーサ112、114及び120、122がそれぞれシールド50及びハウジング60を越えて延在していることから、スロット54、62を細長部分14の付近に配置するとき、スペーサは、束13aのワイヤに接触して、切断されるべき細長部分14の領域(したがって、刃先44)から離間するようにこのワイヤを変位させるため、刃先44は、このような変位されたワイヤに接触しない。このとき、工具10は、束13aのワイヤと略平行であってもよい(図6)。あるいは、使用者は、必要に応じてシールドスロット52を使用してもよく、この場合、使用者は、スロット52、64を位置合わせして、細長部分14を切断するためにこの場所の刃先44の部分を使用する。この場合は、スペーサ110、112及び122、124が、細長部分14の切断中に束13aのワイヤに接触して、これを細長部分14から離間するように変位させる。
図13に示すように、本開示の実施態様に係る別の例示的な方法は、カッターの刃先を露出させるハウジングスロットを選択するステップと、選択されたハウジングスロットが刃先44の第1の部分を露出させるようにハウジング60を揺動させるステップと、これと同時に、別のハウジングスロットの近傍にある、刃先44の第2の部分をシールド50によって覆わせるステップと、選択されたハウジングスロットによってその他の位置で露出されないか、又は他方のハウジングスロットによって覆われる、刃先のその他の部分を覆うためにハウジング60及びシールド50を使用するステップと、ハウジング及び/又はシールドにおける少なくとも1つのスペーサを用いて刃先44の近傍からワイヤの束13aのワイヤを離間させるステップと、タイラップ12によって取り囲まれたワイヤの束13aのワイヤを切断することなくタイラップを切断するために刃先44の第1の部分をタイラップ12に押し付けるステップと、を含んでもよい。
アーム26及び150を、ハンドル20に対して様々な角度で配置することができて、アーム26の工具及びアーム150の工具をハンドル20から取り外して、別個に使用することができる場合、堅く締め付けられた及び/又は到達の困難なワイヤタイは、工具10によってより容易にアクセスされ、切断され得る。
アーム150の工具の使用法は、アーム26の工具に関して上述したのと同様であること並びに代替的に使用者は、アーム26及び/又はアーム150をハンドル20から取り外して、同様の方法でアーム26及び/又はアーム150を使用することができることが理解されるべきである。
より詳細に図14及び図15を参照して、本開示の実施形態は、図14に示すような、航空機の製造及び保守点検方法200並びに図15に示すような航空機202との関連で説明されてもよい。試作の期間に、例示的な方法200は、航空機202の仕様及び設計204と材料調達206とを含んでもよい。生産の期間に、航空機202の構成要素及び部分組立品の製造208とシステム統合210とを行う。その後、航空機202は、就航214させるために認証及び搬送212を経てもよい。顧客によって就航されている間に、航空機202は、定期的な整備及び保守点検216(改良、再構成及び改修などをも含み得る)を予定される。
方法200の工程のそれぞれは、システムインテグレータ、サードパーティー及び/又は運営者(例えば、顧客)によって実行又は遂行されてもよい。本発明の説明のために、システムインテグレータは、任意の数の航空機の製造業者及び主システムの下請業者を含んでもよいが、これらに限定されず、サードパーティーは、任意の数のベンダー、下請業者及び供給者を含んでもよいが、これらに限定されず、運営者は、航空会社、リース会社、軍隊及び保守点検業者などであってもよい。
図15に示すように、例示的な方法200によって生産される航空機202は、複数のシステム220及び内部222と共に機体218を含んでもよい。高レベルシステム220の例は、推進システム224、電気システム226、油圧システム228及び環境システム230のうちの1つ以上を含む。任意の数の他のシステムが含まれてもよい。航空宇宙の例が示されているが、本発明の原理は、自動車産業などの他の産業に適用されてもよい。
本明細書で実施されている装置及び方法は、生産及び保守点検方法200の段階のうちの任意の1つ以上の期間に用いられてもよい。例えば、生産工程208に対応する構成要素又は部分組立品は、航空機202が就航している間に生産される構成要素又は部分組立品と同様の方法で作製又は製造されてもよい。また、1つ以上の装置の実施形態、方法の実施形態、又はこれらの組合せは、航空機202の組立てを大幅に迅速化するか、又は航空機202のコストを低減することによって、例えば生産段階208及び210の期間に利用されてもよい。同様に、1つ以上の装置の実施形態、方法の実施形態、又はこれらの組合せは、例えば、航空機202の就航中に並びに整備及び保守点検216を行うために利用されてもよいが、これらに限定されない。
図16は、本開示の例示的な実施態様の機能的側面を示している。
本明細書で説明されている主題は、一般に切断工具に関し、より詳細には、タイラップを巻き付けたワイヤを解放するためにタイラップを切断する際に使用される切断工具に関する。工具は、切断処理中にタイラップに対するブレードの深さを制御する目的でブレードを調整することを容易にするために選択的に位置調整可能なスロットを含む。また、工具は、タイラップを巻き付けたワイヤに対するブレードの不注意な接触を防止するスペーサを含む。以上のように、本明細書で説明されている工具の使用は、ワイヤに損傷を与えることなく、また使用者を負傷させることなくタイラップの切断の信頼性及び/又は効率を向上させることを容易にする。
切断工具を使用するためのシステム及び方法の例示的な実施態様を詳細に上述した。システム及び方法は、本明細書で説明されている特定の実施態様に限定されるものではなく、それどころか、システムの構成要素及び/又は方法のステップは、本明細書で説明されている他の構成要素及び/又はステップとは別個に切り離して利用されてもよい。開示されている寸法の範囲は、その中のすべての部分的な範囲を含む。さらに、工具は、工具が本明細書で説明されているように機能することを可能にする任意の材料から作製されてもよい。また、各構成要素及び各方法ステップは、他の構成要素及び/又は方法ステップと組み合わせて使用されてもよい。様々な実施態様の特定の特徴が、一部の図面にしか示されていない場合があるが、これは、便宜を図っているに過ぎない。図面における任意の特徴は、任意の他の図面における任意の特徴と組み合わせて参照及び/又は特許請求されてもよい。
上記説明及び関連する図面に提示されている教示の利点を有する、本明細書に記載されている本開示の多くの改変及び他の例示的な態様は、本開示に関係する当業者によって想到される。したがって、本開示が、開示されている特定の例に限定されるべきではないこと及び本開示の改変及び他の例示的な態様が、添付の特許請求の範囲に包含されることを意図したものであることが理解されるべきである。さらに、上記説明及び関連する図面は、要素及び/又は機能の特定の例示的な組合せとの関連で例を示しているが、要素及び/又は機能の異なる組合せが、添付の特許請求の範囲から逸脱することなく代替的な例によって実現されてもよいことが理解されるべきである。例えば、明示的に上述されているのとは異なる、要素及び/又は機能の組合せもまた、添付の特許請求の範囲に記載され得るものとして考えられる。特定の用語が、本明細書では採用されているが、これらは、一般的かつ記述的な意味で使用されているに過ぎず、限定を目的としていない。さらに、本開示は、以下の付記項に係る実施形態を含む。
付記項1
少なくとも1本のワイヤの周囲に巻き付けられたタイラップの切断に使用される工具であって、
端部及び該端部から離間された第2の部分を有する本体部分と、
前記第2の部分に連結され、タイラップを切断するように構成された刃先を有するカッターと、
を備え、
前記第2の部分には、前記刃先と連絡する第2の部分スロットが形成されており、該第2の部分スロットが、
口部及び該口部に実質的に対向する床部分であって、前記口部が、第1の幅を有し、前記床部分が、第2の幅を有し、前記第2の幅が、前記第1の幅よりも大きい、口部及び床部分と、
前記床部分に対して実質的な鋭角を成して前記口部の近傍から前記床部分の近傍まで延在する壁部分と、
を有する工具。
付記項2
前記カッターには、第1の部分及び第2の部分並びに第1の側面及び該第1の側面の略反対側にある第2の側面が形成されており、
前記第2の部分が、前記カッターの前記第1の側面の大部分を覆っており、
前記本体部分に連結され、前記カッターの前記第2の側面の大部分を覆うハウジングをさらに備え、
前記ハウジングには、少なくとも1つのハウジングスロットが形成されており、該少なくとも1つのハウジングスロットが、タイラップの切断に使用する目的で前記刃先を露出させるために前記カッターの前記第2の側面、前記第2の部分スロット及び前記カッターの前記刃先と選択的に連絡される、
付記項1に記載の工具。
付記項2
前記ハウジングが、第1の位置に揺動可能であり、そこでは、前記ハウジングスロットが、前記第2の部分スロットと実質的に連絡し、前記刃先の前記第1の部分が、タイラップの切断に使用するために露出される、
付記項2に記載の工具。
付記項4
前記ハウジングが、第2の位置に揺動するように構成されており、そこでは、前記ハウジングスロットが、前記第2の部分スロットと実質的に連絡せず、前記刃先の前記第1の部分が実質的に覆われる、
付記項3に記載の工具。
付記項5
前記第2の部分が、シールドスロットが形成されたシールドを含み、
前記少なくとも1つのハウジングスロットが、第1のハウジングスロット及び第2のハウジングスロットを含み、
前記ハウジングが、第3の位置に揺動するように構成されており、そこでは、前記第2のハウジングスロットが、前記シールドスロットと実質的に連絡し、前記刃先の前記第2の部分が、タイラップの切断に使用するために露出される、
付記項4に記載の工具。
付記項6
ハンドル空隙部が形成されたハンドルをさらに備え、
前記本体部分の前記端部が、前記本体部が実質的に前記ハンドル空隙部内の収納位置と前記ハンドル空隙部から実質的に外側に延在する伸長位置との間で前記ハンドルに対して動くように前記ハンドルに連結されている、
付記項1に記載の工具。
付記項7
前記ハウジングに連結され、前記本体部分と相対的な前記第1の位置、前記第2の位置及び前記第3の位置のうちの少なくとも1つに前記ハウジングを選択的にロックするロッキング部材をさらに備える、付記項5に記載の工具。
付記項8
前記カッターに、回転軸線が設けられており、前記カッターが、前記カッターの前記刃先がタイラップを切断するために使用されるときに前記回転軸線を中心に自動的に回転するように構成されている、付記項2に記載の工具。
付記項9
前記第2の部分スロットの近傍にある第2の部分スペーサであって、前記ハウジングが前記第1の位置又は前記第2の位置のどちらかにあるときに前記少なくとも1本のワイヤと前記刃先との間の隙間を維持するように構成された、第2の部分スペーサと、
前記ハウジングスロットの近傍で前記ハウジングにつながっているハウジングスペーサであって、前記ハウジングが前記第1の位置又は前記第2の位置のどちらかにあるときに前記少なくとも1本のワイヤと前記刃先との間の隙間を維持するように構成された、ハウジングスペーサと、
をさらに備える、付記項4に記載の工具。
付記項10
前記カッターが、回転軸線を中心に回転するように構成されており、
前記ハウジングが、前記ハウジングスロットの近傍に、前記回転軸線に向かって実質的に半径方向に延在する少なくとも1つのタイラップ凹所を含み、
前記タイラップ凹所が、前記タイラップが切断されるときに前記タイラップが移動し得る解放領域を形成するように構成されている、
付記項2に記載の工具。
付記項11
前記カッターに、回転軸線が設けられており、
前記ハウジングスロットの近傍で前記ハウジングにつながっているハウジングスペーサであって、前記ハウジングが前記カッターの前記第2の側面、前記第2の部分スロット及び前記カッターの前記刃先と連絡しているときに前記少なくとも1本のワイヤと前記刃先との間の隙間を維持するように構成されたハウジングスペーサをさらに備え、
前記ハウジングスペーサに、先端が形成されており、前記ハウジングスペーサの前記先端と前記回転軸線との間に関連する所定の距離が設けられている、
付記項2に記載の工具。
付記項12
使用者の指の少なくとも1本を受け入れるために構成され、前記使用者が前記工具を保持することを容易にする可撓性ストラップをさらに備える、付記項1に記載の工具。
付記項13
タイラップを切断するために前記刃先を使用する前に前記刃先の近傍から前記ワイヤを離間させるための手段をさらに備える、付記項1に記載の工具。
付記項14
少なくとも1本のワイヤの周囲に巻き付けられたタイラップの切断に使用される工具であって、
端部及び前記端部から離間された第2の部分を有する本体部分と、
第2の部分に連結され、タイラップを切断するように構成された刃先を有するカッターと、
を備え、
前記カッターが、回転軸線を中心に回転するように構成されていて、第1の側面及び該第1の側面の略反対側にある第2の側面を有し、
前記第2の部分が、
第1の直径を有する、前記回転軸線と実質的に同軸の略リング形状の第1の突起と、
前記第1の直径よりも大きな第2の直径を有する、前記回転軸線と実質的に同軸の略半円形状の第2の突起と、
を含み、
前記第2の突起が、前記カッターの前記第1の側面に実質的に接触しており、前記第2の部分に対する前記カッターの回転を容易にする軸受面として機能するように構成されている工具。
付記項15
前記本体部分に連結され、前記カッターの前記第2の側面の大部分を覆うハウジングをさらに備え、
前記ハウジングに、前記カッターの前記第2の側面と選択的に連絡する少なくとも1つのハウジングスロットが形成されており、
前記ハウジングが、
第1の高さを有する、前記回転軸線と実質的に同軸の略リング形状の第1の突起と、
前記ハウジングスロットの近傍にある周縁部分と、
複数の支柱部分と、
を含み、
前記第1の突起、前記周縁部分及び前記支柱部分がそれぞれ、前記カッターの前記第1の側面に実質的に接触しており、前記ハウジングに対する前記カッターの回転を容易にする軸受面として機能するように構成されている、
付記項14に記載の工具。
付記項16
少なくとも1本のワイヤの周囲に巻き付けられたタイラップの切断に使用される工具であって、
ハンドル空隙部が形成されたハンドルと、
前記ハンドルに対して前記アームが動くように前記ハンドルに連結された第1の部分を有する少なくとも1つのアームと、
を備え、
前記アームが、実質的に前記ハンドル空隙部内の収納位置と前記ハンドル空隙部から実質的に外側に延在する伸長位置との間で移動可能であり、
前記アームが、前記第1の部分から離間された第2の部分及び前記第2の部分に連結され、刃先を有するカッターを有し、
前記カッターには、第1の側面及び該第1の側面の略反対側にある第2の側面、並びに第1の部分及び第2の部分を有する略弓形の刃先が形成されており、
前記アームの前記第2の部分が、前記カッターの前記第1の側面の大部分を覆うシールドを有し、
前記シールドには、それぞれ前記カッターの前記刃先及び前記第1の側面と連絡する第1のシールドスロット及び第2のシールドスロットが形成されており、
前記アームに揺動可能に連結され、前記カッターの前記第2の側面の大部分を覆うハウジングを備え、
前記ハウジングには、それぞれ、前記カッターの前記刃先及び前記第2の側面と連絡する第1のハウジングスロット及び第2のハウジングスロットが形成されており、
前記ハウジングが、第1の位置に揺動可能であり、そこでは、前記第1のハウジングスロットが、前記第1のシールドスロットと実質的に連絡し、前記刃先の前記第1の部分が、タイラップの切断に使用するために露出され、前記第2のハウジングスロットが、前記第2のシールドスロットと実質的に連絡せず、前記刃先の前記第2の部分が実質的に覆われ、
前記ハウジングが、第2の位置に揺動可能であり、そこでは、前記第1のハウジングスロットが、前記第1のシールドスロットと実質的に連絡せず、前記刃先の前記第1の部分が実質的に覆われ、前記第2のハウジングスロットが、前記第2のシールドスロットと実質的に連絡し、前記刃先の前記第2の部分が、タイラップの切断に使用するために露出され、
前記ハウジングが、第3の位置に揺動可能であり、そこでは、前記第1のハウジングスロット及び前記第2のハウジングスロットの両方が、それぞれ前記第1のシールドスロット及び前記第2のシールドスロットと実質的に連絡せず、前記刃先の前記第1の部分及び前記第2の部分が実質的に覆われる工具。
付記項17
前記少なくとも1つのアームが、第2のアームを含み、該第2のアームが、
第1の部分及び該第1の部分から離間された第2の部分と、
前記第2のアームの前記第2の部分に連結されたカッターであって、第1の側面及び該第1の側面の略反対側にある第2の側面並びに弓形の刃先が形成された、カッターと、
を有する、第2のアームをさらに備え、
前記第2のアームの前記第2の部分が、前記第2のアームの前記カッターの前記第1の側面の大部分を覆うシールドを有し、
前記第2のアームの前記シールドには、前記第2のアームの前記刃先の部分を露出させる少なくとも1つのシールドスロットが形成されており、
前記第2のアームに揺動可能に連結され、前記第2のアームの前記カッターの前記第2の側面の大部分を覆うハウジングをさらに備え、
前記第2のアームの前記ハウジングには、前記第2のアームの前記刃先と連絡するハウジングスロットが形成されており、
前記第2のアームの前記ハウジングが、第1の位置に揺動可能であり、そこでは、前記第2のアームの前記ハウジングスロットが、前記第2のアームの前記シールドスロットと実質的に連絡し、前記第2のアームの前記刃先の前記部分が、タイラップの切断に使用するために露出され、
前記第2のアームの前記ハウジングが、第2の位置に揺動可能であり、そこでは、前記第2のアームの前記ハウジングスロットが、前記第2のアームの前記シールドスロットと実質的に連絡せず、前記第2のアームの前記刃先の前記部分が実質的に覆われる、
付記項16に記載の工具。
付記項18
少なくとも1本のワイヤの周囲に巻き付けられた、側部分を有するタイラップを切断するための切断工具を操作する方法であって、
本体部材を用意するステップであって、該本体部材が、該本体部材に回転可能に連結されたカッター及び該カッターの第1の側面を実質的に覆うシールドを有し、前記シールドには、前記カッターの略弓形の刃先の部分と連絡する少なくとも1つのシールドスロットが形成されている、ステップと、
前記本体部材に揺動可能に連結されたハウジングを用意するステップであって、前記ハウジングが、前記カッターの第2の側面の大部分を覆い、前記カッターの前記刃先と連絡する少なくとも1つのハウジングスロットが形成されている、ステップと、
第1の位置に前記ハウジングを動かすステップであって、前記ハウジングスロットが前記シールドスロットと実質的に連絡せず、前記刃先の前記部分が実質的に覆われる、ステップと、
第2の位置に前記ハウジングを動かすステップであって、前記ハウジングスロットが前記シールドスロットと実質的に連絡し、前記刃先の前記部分がタイラップの切断に使用するために露出される、ステップと、
前記刃先の近傍から前記ワイヤを離間させるステップと、
前記ワイヤを切断することなく前記タイラップを少なくとも部分的に切断するために、前記刃先を前記タイラップに押し付けるステップと、
を含む方法。
付記項19
口部及び該口部に実質的に対向する床部分を有する前記少なくとも1つのハウジングスロット又は前記少なくとも1つのシールドスロットを用意するステップであって、前記口部が、第1の幅を有し、前記床部分が、第2の幅を有し、前記第2の幅が、前記第1の幅よりも大きく、壁部分が、前記床部分に対して実質的な鋭角を成して前記口部の近傍から前記床部分の近傍まで延在する、ステップと、
前記少なくとも1本のワイヤと略平行な動作を用いて前記本体部材を動かすステップと、
前記タイラップを前記壁部分に係合させるステップと、
前記刃先によって前記タイラップの前記側部分を切断するステップと、
前記タイラップの前記側部分の切断部分を前記床部分に向かって摺動させるステップと、
をさらに含む、付記項18に記載の方法。
付記項20
複数の細長いワイヤ上のタイラップを切断するための切断工具を操作する方法であって、
細長い本体部材であって、該本体部材に回転可能に連結された、刃先を有するカッター及び前記本体部材に揺動可能に連結されたハウジングを有し、該ハウジングが、前記カッターの第1の側面を実質的に覆い、前記ハウジングに、それぞれ前記刃先を選択的に露出させる第1のハウジングスロット及び第2のハウジングスロットが形成されている、細長い本体部材を用意するステップと、
前記刃先の第1の部分を露出させるために前記第1のハウジングスロット及び前記第2のハウジングスロットの一方を選択するステップと、
前記第1のハウジングスロット及び前記第2のハウジングスロットのうちの選択された方が、前記刃先の前記第1の部分を露出させ、これと同時に、前記第1のハウジングスロット及び前記第2のハウジングスロットのうちの選択されていない方の近傍にある前記刃先の第2の部分が実質的に覆われるように前記ハウジングを揺動させるステップと、
前記ワイヤと略平行になるように前記本体部材を位置合わせするステップと、
前記ハウジング及び前記本体部材の少なくとも一方を用いて前記刃先の近傍からワイヤを離間させるステップと、
前記ワイヤを切断することなく前記タイラップを少なくとも部分的に切断するために前記刃先の前記第1の部分を前記タイラップに押し付けるステップと、
を含む方法。
10 切断工具、12 タイラップ、13 ワイヤ、13a 一束のワイヤ、14 細長部分、16 固定機構、20 ハンドル、22 ハンドル空隙部、26 アーム、26a 把持部、28 アームの第1の部分、32 ハンドルの軸、34 開口部、35 アームのスロット、38 平坦部、40 アームの第2の部分、42 カッター、42a 回転軸線、44 刃先、46 第1の側面、48 第2の側面、50 シールド、52,54 シールドスロット、52a,54a シールドの凹所、60 ハウジング、60a 周縁部、60b 表面、60c,60d,60e 支柱部、60f ハウジングのボス部、60g 隙間、62,64 ハウジングスロット、62a,64a ハウジングの凹所、66 中央孔、66a シールド中央孔、68 軸、70,76 頭付ファスナ、72 雌ネジ付シャフト部分、74 雄ネジ付シャフト部分、78 ワッシャ、80 ロッキング部材、82 隆起部、84,86,88 ノッチ、90 通路、94 ロッキングタブ、96 足、98a,98b 障壁、100 シールドのボス部、102 突起、110,112,114 シールドのスペーサ部、120,122,124 ハウジングのスペーサ、120a,122a,124a 先端、130 口部、132 床部、134 第1の側壁、136 第2の側壁、136a 第1の壁部分、136b 第2の壁部分、140 ストラップ、142 ストラップ用のスロット、144 バックル、150 第2のアーム、150a タブ、150b タブの凹所、152,154 第2のアームのシールドのスロット、160 第2のアームの開口部、162 第2のアームのスロット、170 第2のアームのカッター、174 第2のアームのハウジング、176 第2のアームのハウジングのスロット、178 第2のアームのロッキング部材、180 第2のアームのノッチ、202 航空機、218 機体、220 システム、222 内部、224 推進システム、226 電気システム、228 油圧システム、230 環境システム、D スロットの床部の幅、h 回転軸線からスペーサの先端までの距離、r カッターの半径、S 後退距離、U 使用者、w スロット幅

Claims (14)

  1. 少なくとも1本のワイヤの周囲に巻き付けられたタイラップの切断に使用される工具であって、
    端部及び該端部から離間された第2の部分を有する本体部分と、
    前記第2の部分に連結され、タイラップを切断するように構成された刃先を有し、第1のカッター部分及び第2のカッター部分並びに第1のカッター側面及び該第1のカッター側面の略反対側にある第2のカッター側面が形成されている、カッターと、
    前記本体部分に連結され、前記カッターの前記第2のカッター側面の大部分を覆う、ハウジングと、
    を備え、
    前記第2の部分が、前記カッターの前記第1のカッター側面の大部分を覆っており、前記第2の部分には、前記刃先と連絡する第2の部分スロットが形成されており、該第2の部分スロットが、
    口部及び該口部に実質的に対向する床部分であって、前記口部が、第1の幅を有し、前記床部分が、第2の幅を有し、前記第2の幅が、前記第1の幅よりも大きい、口部及び床部分と、
    前記床部分に対して実質的な鋭角を成して前記口部の近傍から前記床部分の近傍まで延在する壁部分と、
    を有し、
    前記ハウジングには、少なくとも1つのハウジングスロットが形成されており、該少なくとも1つのハウジングスロットが、タイラップの切断に使用する目的で前記刃先を露出させるために、前記カッターの前記第2のカッター側面、前記第2の部分スロット及び前記カッターの前記刃先と選択的に連絡する工具。
  2. 前記ハウジングが、第1の位置に揺動可能であり、前記ハウジングスロットが、前記第2の部分スロットと実質的に連絡し、前記刃先の前記第1のカッター部分が、タイラップの切断に使用するために露出される、請求項1に記載の工具。
  3. 前記ハウジングが、第2の位置に揺動するように構成されており、前記ハウジングスロットが、前記第2の部分スロットと実質的に連絡せず、前記刃先の前記第1のカッター部分が実質的に覆われる、請求項2に記載の工具。
  4. 前記第2の部分が、シールドスロットが形成されたシールドを含み、
    前記少なくとも1つのハウジングスロットが、第1のハウジングスロット及び第2のハウジングスロットを含み、
    前記ハウジングが、第3の位置に揺動するように構成されており、前記第2のハウジングスロットが、前記シールドスロットと実質的に連絡し、前記刃先の前記第2のカッター部分が、タイラップの切断に使用するために露出される、請求項3に記載の工具。
  5. ハンドル空隙部が形成されたハンドルをさらに備え、
    前記本体部分の前記端部が、前記本体部分が実質的に前記ハンドル空隙部内の収納位置と前記ハンドル空隙部から実質的に外側に延在する伸長位置との間で前記ハンドルに対して動くように、前記ハンドルに連結されている、請求項1に記載の工具。
  6. 前記ハウジングに連結され、前記本体部分と相対的な前記第1の位置、前記第2の位置及び前記第3の位置のうちの少なくとも1つに前記ハウジングを選択的にロックするロッキング部材をさらに備える、請求項4に記載の工具。
  7. 前記カッターに回転軸線が設けられており、前記カッターが、前記カッターの前記刃先がタイラップを切断するために使用されるときに前記回転軸線を中心に自動的に回転するように構成されている、請求項1に記載の工具。
  8. 前記第2の部分スロットの近傍にある第2の部分スペーサであって、前記ハウジングが前記第1の位置又は前記第2の位置のどちらかにあるときに前記少なくとも1本のワイヤと前記刃先との間の隙間を維持するように構成された、第2の部分スペーサと、
    前記ハウジングスロットの近傍で前記ハウジングにつながっているハウジングスペーサであって、前記ハウジングが前記第1の位置又は前記第2の位置のどちらかにあるときに前記少なくとも1本のワイヤと前記刃先との間の隙間を維持するように構成された、ハウジングスペーサと、
    をさらに備える、請求項3に記載の工具。
  9. 前記カッターが、回転軸線を中心に回転するように構成されており、
    前記ハウジングが、前記ハウジングスロットの近傍に、前記回転軸線に向かって略半径方向に延在する少なくとも1つのタイラップ凹所を含み、
    前記タイラップ凹所が、前記タイラップが切断されるときに前記タイラップが移動し得る解放領域を形成するように構成されている、請求項1に記載の工具。
  10. 前記カッターには、回転軸線が設けられており、
    前記ハウジングスロットの近傍で前記ハウジングにつながっているハウジングスペーサであって、前記ハウジングが前記カッターの前記第2のカッター側面、前記第2の部分スロット及び前記カッターの前記刃先と連絡しているときに前記少なくとも1本のワイヤと前記刃先との間の隙間を維持するように構成された、ハウジングスペーサをさらに備え、
    前記ハウジングスペーサには、先端が形成されており、前記ハウジングスペーサの前記先端と前記回転軸線との間には、関連する所定の距離が設けられている、請求項1に記載の工具。
  11. 使用者の指の少なくとも1本を受け入れるために構成された可撓性ストラップであって、前記使用者が前記工具を保持することを容易にする可撓性ストラップをさらに備える、請求項1に記載の工具。
  12. タイラップを切断するために前記刃先を使用する前に前記刃先の近傍から前記ワイヤを離間させるための手段をさらに備える、請求項1に記載の工具。
  13. 少なくとも1本のワイヤの周囲に巻き付けられた、側部分を有するタイラップを切断するための切断工具を操作する方法であって、
    本体部材を用意するステップであって、前記本体部材が、該本体部材に回転可能に連結されたカッターと前記カッターの第1の側面を実質的に覆うシールドとを有し、前記シールドには、前記カッターの略弓形の刃先の部分と連絡する少なくとも1つのシールドスロットが形成されている、ステップと、
    前記本体部材に揺動可能に連結されたハウジングを用意するステップであって、前記ハウジングが、前記カッターの第2の側面の大部分を覆い、前記カッターの前記刃先と連絡する少なくとも1つのハウジングスロットが形成された、ステップと、
    前記ハウジングを第1位置に動かすステップであって、前記ハウジングスロットが、前記シールドスロットと実質的に連絡せず、前記刃先の前記部分が、実質的に覆われる、ステップと、
    前記ハウジングを第2位置に動かすステップであって、前記ハウジングスロットが、前記シールドスロットと実質的に連絡し、前記刃先の前記部分がタイラップの切断に使用するために露出される、ステップと、
    前記刃先の近傍から前記ワイヤを離間させるステップと、
    前記ワイヤを切断することなく前記タイラップを少なくとも部分的に切断するために前記刃先を前記タイラップに押し付けるステップと、
    を含む方法。
  14. 口部及び該口部に実質的に対向する床部分を有する前記少なくとも1つのハウジングスロット又は前記少なくとも1つのシールドスロットを用意するステップであって、前記口部が第1の幅を有し、前記床部分が第2の幅を有し、前記第2の幅が、前記第1の幅よりも大きく、壁部分が、前記床部分に対して実質的な鋭角を成して前記口部の近傍から前記床部分の近傍まで延在するステップと、
    前記少なくとも1本のワイヤと略平行な動作を用いて前記本体部材を動かすステップと、
    前記タイラップを前記壁部分に係合させるステップと、
    前記刃先によって前記タイラップの前記側部分を切断するステップと、
    前記タイラップの前記側部分の切断部分を前記床部分に向かって摺動させるステップと、
    をさらに含む、請求項13に記載の方法。
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