JP2017208886A - 長尺物掴み工具 - Google Patents
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Abstract
【課題】長尺物に対して安全に切り込みを入れることができる長尺物掴み工具を提供することを課題とする。【解決手段】開閉可能な一対の開閉部材2と、該一対の開閉部材2の間に配置され、長尺物を掴み可能な掴み部材3と、を備え、掴み部材3は、前記一対の開閉部材2の開閉動作に連動して長尺物を掴み或いは、該掴みを解除する動作を行い、且つ一対の開閉部材2から離れた位置で、掴んだ長尺物の長尺方向に沿って刃物をガイドするように構成されていることを特徴とする長尺物掴み工具1。【選択図】図1
Description
本発明は、長尺物を掴む長尺物掴み工具に関する。
例えば、電線同士を電気的に接続するために、電線の被覆を剥がし、芯線を露出させるという作業が行われる。かかる作業は、一般的に、作業者が一方の手で電線を把持し、他方の手で、図7に示すような電工ナイフ100等の刃物を把持し、電線の被覆に対して切り込みを入れていく(特許文献1)。
具体的には、作業者は、電線を一方の手で把持した状態で、他方の手で把持した電工ナイフ100によって、電線の周方向に沿って被覆に対して切り込みを入れていく。全周に亘って切り込みを入れた後、長手方向に沿って切り込みを入れていく。作業者は、長手方向に入れた切り込みに沿って被覆を開くようにして、被覆の先端部分を取り除く。
このような被覆除去作業では、電工ナイフ100を被覆に対して押さえ付けながら切り込みを入れていくため、電線がしっかりと固定されている必要がある。そのため、作業者は、電線を強く握った状態で、電線を把持した手に近い位置から被覆に対して切り込みを入れていく。
ところが、被覆された電線は、断面円形状であるし、その被覆表面は滑らかに形成されたものが多く、以上のような方法では、電工ナイフ100の刃先が被覆表面を滑り、作業者の手に接触するなどして、作業者が怪我をするという問題がある。
なお、このような問題は、電線の被覆を剥がす場合に限られるものではなく、作業者が、長尺物に切り込みを入れる場合全般に起こり得る。
そこで、本発明は、かかる実情に鑑み、長尺物に対して安全に切り込みを入れることができる長尺物掴み工具を提供することを課題とする。
本発明に係る長尺物掴み工具は、開閉可能な一対の開閉部材と、該一対の開閉部材の間に配置され、長尺物を掴み可能な掴み部材と、を備え、掴み部材は、前記一対の開閉部材の開閉動作に連動して長尺物を掴み或いは、該掴みを解除する動作を行い、且つ一対の開閉部材から離れた位置で、掴んだ長尺物の長尺方向に沿って刃物をガイドするように構成されていることを特徴とする。
該構成の長尺物掴み工具にあっては、開閉部材の開閉動作と、掴み部材の掴み・掴み解除動作とが連動しているので、作業者は、手指で開閉部材を把持して開閉操作することで、長尺物を掴み部材で掴むことができる。ここで、該掴み状態では、掴み部材が開閉部材から離れた位置で刃物をガイドするように構成されている。
即ち、長尺物を掴む部分(つまり、長尺物を掴んでいる掴み部材)と、掴み部材の掴み操作するための操作部分(つまり、開閉部材)とが離れた状態で、掴み部材で刃物をガイドすることができる。そのため、長尺物を把持する手指と、刃物の切り込み軌跡とが離れるので、切り込み中に刃物が手指に当たらない。
本発明の一態様として、前記掴み部材で長尺物を掴んだ状態では、前記一対の開閉部材の開閉先端部同士は、開閉方向で離間しており、掴み部材は、前記開閉先端部同士の間に刃物が位置するように該刃物をガイドしてもよい。
かかる構成によれば、開閉方向で離間した一対の開閉部材の開閉先端部同士の間に刃物を位置させた状態で刃物をガイドすることができるので、刃物を、手指から離した状態でガイドすることができる。
本発明の他態様として、前記掴み部材は、その先端が一対の開閉部材の先端から離間するように配置されて刃物をガイドするように構成されていてもよい。
かかる構成によれば、掴み部材の先端が一対の開閉部材から離間して刃物をガイドするので、刃物を、手指から離した状態でガイドすることができる。
本発明の別の態様として、前記一対の開閉部材は、開閉先端部同士が接離可能となるように、開閉基端部同士が枢着されており、前記掴み部材は、掴み基端部が前記一対の開閉部材の開閉基端部側に配置され、掴み先端部が前記一対の開閉部材の開閉先端部側に配置され、掴み基端部を起点にして掴み先端部が前記一対の開閉部材の接離方向で回動するように構成され、しかも、前記一対の開閉部材が離間するように開くと、長尺物を掴む領域が広くなるように回動し、前記一対の開閉部材が接近するように閉じると、長尺物を掴む領域が狭くなるように回動するようにしてもよい。
かかる構成によれば、長尺物掴み工具を把持した作業者が開き操作すると、一対の開閉部材が開いて、これに連動して掴み部材が回動し、長尺物を掴むための掴み領域が広がる。掴み領域に長尺物を入れ、閉じ操作すると、一対の開閉部材が閉じて、これに連動して掴み部材が回動し、掴み領域が狭くなるので、長尺物を掴むことができる。よって、かかる構成によれば、長尺物の掴み操作がし易くなっている。
本発明の別の態様として、前記掴み部材は、前記一対の開閉部材のうちの一方の開閉部材に対して、他方の開閉部材側へ所定距離離間した状態で連結され、他方の開閉部材とで、長尺物を掴むように構成されている。
かかる構成によれば、一方の開閉部材側にある手指が掴み部材から離れるので、刃物を安全にガイドすることができる。
以上より、本発明によれば、長尺物に対して安全に切り込みを入れることができる長尺物掴み工具を提供することができる。
被覆部を有する長尺物に対して、長尺物の長尺方向に切り込みを入れる作業においては、通常、作業者は、一方の手で長尺物を握り、他方の手で刃物を把持して該刃物の刃を長尺物に対して押し当てる。例えば、長尺物としての電線の被覆を剥がすような場合に、該電線の被覆が硬くて表面が滑らかに形成されていると、電線に押し当てられた刃物が被覆に対して勢いよく滑って作業者の手指に接触してしまう虞がある。このように、電線等に限られず、長尺物に切り込みを入れる作業は大変危険である。本実施形態に係る長尺物掴み工具は、作業者が電線等の長尺物に対して切り込みを入れる際に使用されるものであり、作業者が安全に作業することのできるものとなっている。本実施形態では、長尺物としての電線に対して刃物としての電工ナイフで切り込みを入れる場合について説明する。また、本実施形態では、作業者は、利き手で電工ナイフを把持して、利き手とは反対の手で長尺物掴み工具を把持するものとする。
以下、本発明の一実施形態に係る長尺物掴み工具1について、図面を参照しつつ説明する。
図1に示すように、本実施形態の長尺物掴み工具1は、作業者Hが把持して開閉可能な一対の開閉部材2と、電線Wを掴み可能な掴み部材3と、一対の開閉部材2のうちの一方の開閉部材2Aと掴み部材3とを連結するリンク部材4と、一対の開閉部材2同士を閉じるように付勢する付勢部材5(図4参照)と、作業者Hの手指を保護する保護部6と、各部材同士を回動可能に連結する複数の連結軸7と、を備える。
一対の開閉部材2は、作業者Hが手で握る部分である。本実施形態の長尺物掴み工具1は、作業者Hが片手で把持可能に構成されている。具体的には、一対の開閉部材2は、外周面が作業者Hの片手による把持部となるように構成されている。開閉部材2は、作業者がしっかりと握られるように、樹脂製の硬い材料で形成されている。開閉部材2は、開閉先端部21と開閉基端部22とを有する。一対の開閉部材2は、開閉先端部21同士が接離可能となるように構成されている。本実施形態の一対の開閉部材2は、開閉基端部22同士が枢着されている。一対の開閉部材2同士は、対向して配置されている。具体的には、一対の開閉部材2同士は、後述する掴み領域R1を介して対向している。本実施形態の一対の開閉部材2は、開閉先端部21同士が互いに接近するように、対向する開閉部材2に向かって内向するように配置されている。
一対の開閉部材2のうちの一方の開閉部材2Aは、作業者Hが把持した際に、作業者Hの人差し指から小指、及び人差し指から小指の付け根が沿う部分である。一対の開閉部材2のうちの他方の開閉部材2Bは、作業者Hが把持した際に、作業者Hの親指、及び親指の付け根が沿う部分である。
開閉部材2は、作業者Hの指を当接可能な胴部23と、対向する開閉部材2の開閉基端部22と胴部23とを連結する連結部24と、を有する。開閉部材2は、対向する開閉部材2側を向く内面25と、該内面25の反対側に位置する外面26とを有する。開閉部材2は、所定の厚みを有して、扁平に形成されている。開閉部材2は、長辺と短辺とを有する。開閉部材2は、電線Wの線方向に延びる辺が長辺となっており、電線Wの径方向に沿った幅方向に延びる辺が短辺となっている。また、長さ方向及び幅方向に直交する方向が厚み方向となっている。以下、長さ方向を上下方向Xとし、幅方向を左右方向として、開閉部材2の内面25を正面視した場合を基準に、左側を左方、右側を右方とする。以下、一方の開閉部材2Aと他方の開閉部材2Bとで共通する部位については、一方の開閉部材2Aに含まれる部位についてはAを付し、他方の開閉部材2Bに含まれる部材については、Bを付すものとする。
以下、一方の開閉部材2Aについて説明する。図1及び図2に示すように、本実施形態の一方の開閉部材2Aは、胴部23Aと連結部24Aとが相対的に回動可能に連結されている。胴部23Aは、左右方向における左端に左胴部231Aと、左右方向における右側に右胴部232Aと、左胴部231Aと右胴部232Aとの間に中央胴部233Aと、を有する。胴部23Aは、長辺と短辺とを有する矩形の板状部材である。本実施形態では、左右方向における左胴部231A及び右胴部232Aの端面は面取りされており、各端面は、円弧状に湾曲した湾曲面となっている。左胴部231Aには、上下方向に貫通する胴部貫通孔231Cが形成されている。本実施形態では、胴部23Aは、内面25Aが径内方向を向き、外面26Aが径外方向を向く、円弧状に湾曲した形状となっている。中央胴部233Aには、保護部6を取り付けるためのスリットLが形成されている。
連結部24Aは、一対の連結本体241Aと、該一対の連結本体241Aの間に配置され、作業者Hの指の付け根を当接させる延設部242Aとを有する。本実施形態では、連結部24Aは、上下方向Xに延びる板状の部材である。
連結本体241Aは、所定の厚みを有し、所定の方向に延びる板状部材である。連結本体241Aは、上下方向Xにおける延設部242Aの各端面に、連結本体241Aの板厚方向と、上下方向Xとが一致するように配置されている。以下、延設部242Aの上端に配置された連結本体241Aを参照しつつ説明するが、延設部242Aの下端に配置された連結本体241Aも同様の構造である。連結本体241Aは、左右方向における左端に左連結本体2411Aと、左右方向における右側に右連結本体2412Aと、左連結本体2411Aと右連結本体2412Aとの間に中央連結本体2413Aと、を有する。
左連結本体2411A及び右連結本体2412Aは、左右方向外方に向けて湾曲した半円状に形成されている。左連結本体2411A及び右連結本体2412Aには、板厚方向に貫通する貫通孔が形成されている。以下、左連結本体2411Aに形成された貫通孔を左貫通孔241C、右連結本体2412Aに形成された貫通孔を右貫通孔241Dとする。本実施形態では、連結本体241Aは、上下方向Xに対向する面を上面及び下面として、中央連結本体2413Aにおける一方の面が径内方向を向き、他方の面が径外方向を向く、円弧状に湾曲した形状となっている。
延設部242Aは、左右方向における左端に左延設部2421Aと、左右方向における右側に右延設部2422Aと、左延設部2421Aと右延設部2422Aとの間に中央延設部2423Aと、を有する。延設部242Aは、長辺と短辺とを有する矩形の板状部材である。本実施形態では、左右方向における左延設部2421A及び右延設部2422Aの端面は面取りされており、各端面は、円弧状に湾曲した湾曲面となっている。左延設部2421Aには、上下方向Xに貫通する延設部貫通孔242Cが形成されている。本実施形態では、延設部242Aは、上下方向Xに対向する面を上面及び下面として、中央延設部2423Aにおける一方の面が径内方向を向き、他方の面が径外方向を向く、円弧状に湾曲した形状となっている。
連結部24Aは、連結本体241Aと延設部242Aとが連結されることによって構成されている。具体的には、連結本体241Aは、左貫通孔241Cの中心と延設部貫通孔242Cの中心とが一致するように延設部242Aの各端面上に配置されている。左連結本体2411Aの端面は、左延設部2421Aの端面と同一平面状に位置している。延設部242Aは、左右方向の長さが連結本体241Aの左右方向の長さよりも短く、右延設部2422Aの端縁が、連結本体241Aの右貫通孔241Dの開口端縁よりも左方に位置している。本実施形態の連結本体241Aは、延設部242Aの曲率と同じ曲率で、板面方向に湾曲しており、連結本体241Aの湾曲方向と延設部242Aの湾曲方向とが一致するように配置されている。この配置により、連結部24Aは、他方の開閉部材2Bから離間する方向に湾曲して形成されている。
一方の開閉部材2Aは、胴部23Aと連結部24Aとが連結されることによって構成されている。具体的には、胴部23Aは、連結部24Aに対して回動可能に連結されている。本実施形態では、胴部23Aは、連結本体241Aの右連結本体2412A間に、左胴部231Aが挟まれるように配置されている。胴部23Aは、胴部貫通孔231Cの中心と、連結本体241Aの右貫通孔241Dの中心とが一致するように配置され、胴部23Aと連結部24Aとは、連結軸71によって連結されている。該胴部23Aと連結部24Aとは、連結軸71を回動軸として、相対的に回動する。
一方の開閉部材2Aは、連結部24Aにおける左連結本体2411A側が開閉基端部22Aとなるように、また、胴部23Aにおける右胴部232A側が開閉先端部21Aとなるように、他方の開閉部材2Bに対して枢着される。本実施形態では、胴部23Aと連結部24Aとが同方向に湾曲するように胴部23Aと連結部24Aとが連結されており、一方の開閉部材2Aは、他方の開閉部材2Bから離間する方向に湾曲した形状となっている。
以下、他方の開閉部材2Bについて説明する。図1及び図3に示すように、胴部23Bは、左右方向における左端に左胴部231Bと、左右方向における右側に右胴部232Bと、左胴部231Bと右胴部232Bとの間に中央胴部233Bと、を有する。胴部23Bは、長辺と短辺とを有する矩形の板状部材である。本実施形態では、左右方向における左胴部231B及び右胴部232Bの端面は面取りされており、各端面は、円弧状に湾曲した湾曲面となっている。本実施形態では、胴部23Bは、内面25Bが径内方向を向き、外面26Bが径外方向を向く、円弧状に湾曲した形状となっている。中央胴部233Bには、保護部6を取り付けるためのスリットLが形成されている。
連結部24Bは、一対の連結本体241Bを有する。連結本体241Bは、所定の厚みを有し、所定の方向に延びる板状部材である。連結本体241Bは、上下方向Xにおける胴部23Bの各端面に、連結本体241Bの板厚方向と、上下方向Xとが一致するように配置されている。連結本体241Bは、左右方向における左端に左連結本体2411Bと、左右方向における右側に右連結本体2412Bと、左連結本体2411Bと右連結本体2412Bとの間に中央連結本体2413Bと、を有する。
左連結本体2411B及び右連結本体2412Bは、左右方向外方に向けて湾曲した半円状に形成されている。右連結本体2412B及び中央連結本体2413Bには、板厚方向に貫通する貫通孔が形成されている。以下、右連結本体2412Bに形成された貫通孔を右貫通孔242D、中央連結本体2413Bに形成された貫通孔を中央貫通孔242Eとする。本実施形態では、連結本体241Bは、上下方向Xに対向する面を上面及び下面として、中央連結本体2413Bにおける一方の面が径内方向を向き、他方の面が径外方向を向く、円弧状に湾曲した形状となっている。
左連結本体2411Bの端面は、左胴部231Bの端面と同一平面状に位置している。胴部23Bは、左右方向の長さが連結本体241Bの左右方向の長さよりも短く、右胴部232Bの端縁が、連結本体241Bの右貫通孔242D及び中央貫通孔242Eの開口端縁よりも左方に位置している。本実施形態の連結本体241Bは、胴部23Bの曲率と同じ曲率で、板面方向に湾曲しており、連結本体241Bの湾曲方向と胴部23Bの湾曲方向とが一致するように配置されている。この配置により、他方の開閉部材2Bは、一方の開閉部材2Aから離間する方向に湾曲して形成されている。
他方の開閉部材2Bは、連結部24Bにおける右連結本体2412B側が開閉基端部22Bとなるように、また、胴部23Bにおける左胴部231B側が開閉先端部21Bとなるように、一方の開閉部材2Aに対して枢着される。
一対の開閉部材2は、回動可能に連結されている。本実施形態では、一方の開閉部材2Aは、他方の開閉部材2Bにおける右連結本体2412B間に、開閉基端部22Aが挟まれるように配置されている。一方の開閉部材2Aは、連結部24Aの貫通孔の中心と、他方の開閉部材2Bの右貫通孔242Dの中心とが一致するように配置され、一対の開閉部材2同士は、連結軸72によって連結されている。一対の開閉部材2は、連結軸72を回動軸として、相対的に回動する。
掴み部材3は、一対の開閉部材2の間に配置され、電線Wを掴み可能に構成されている。掴み部材3は、一対の開閉部材2の開閉動作に連動して掴み、該掴みを解除する動作を行うように構成されている。掴み部材3は、一対の開閉部材2から離れた位置で、掴んだ電線Wの線方向に沿って電工ナイフFをガイドするように構成されている。
掴み部材3は、掴み基端部31が一対の開閉部材2の開閉基端部22側に配置され、掴み先端部32が一対の開閉部材2の開閉先端部21側に配置されている。掴み部材3は、掴み基端部31を起点にして掴み先端部32が一対の開閉部材2の接離方向で回動するように構成されている。また、掴み部材3は、一対の開閉部材2が離間するように開くと、電線Wを掴む領域が広くなるように回動し、一対の開閉部材2が接近するように閉じると、電線Wを掴む領域が狭くなるように回動する。
本実施形態では、掴み部材3は、一対の開閉部材2のうちの一方の開閉部材2Aに対して、他方の開閉部材2B側へ所定距離離間した状態で連結され、他方の開閉部材2Bとで、電線Wを掴むように構成されている。本実施形態では、掴み部材3は、他方の開閉部材2Bの胴部23Bとで電線Wを掴むように構成されている。具体的には、掴み部材3は、他方の開閉部材2Bに対向する対向面33と、胴部23Bの内面25Bとで、電線Wを掴む掴み領域R1(図4参照)を構成している。
以下、掴み部材3の対向面33を正面視した場合を基準に、左側を左方、右側を右方とする。掴み部材3は、左右方向における左端に左掴み部34と、左右方向における右端に右掴み部35と、左掴み部34と右掴み部35との間に中央掴み部36と、を有する。掴み部材3は、長辺と短辺とを有する矩形の板状部材である。本実施形態では、左右方向における左掴み部34及び右掴み部35の端面は面取りされており、各端面は、円弧状に湾曲した湾曲面となっている。左掴み部34には、上下方向Xに貫通する左貫通孔3Aが形成されている。また、中央掴み部36には、上下方向Xに貫通する中央貫通孔3Bが形成されている。本実施形態では、掴み部材3は、対向面33が径内方向を向き、外面が径外方向を向く、円弧状に湾曲した形状となっている。右掴み部35の端面は、上下方向Xに沿ってストレートに延びるように形成されている。
掴み部材3は、左掴み部34側が掴み基端部31となるように、また、右掴み部35側が掴み先端部32となるように、他方の開閉部材2Bに連結されている。本実施形態の掴み部材3は、掴み先端部32が他方の開閉部材2Bに接近するように、内向して配置されている。掴み部材3は、左貫通孔3Aの中心と他方の開閉部材2Bの中央貫通孔242Eの中心とが一致するように他方の開閉部材2Bにおける中央連結本体2413B間に配置されている。そして、掴み部材3は、左貫通孔3A及び中央貫通孔242Eに連結軸73が挿通されることで、他方の開閉部材2Bに対して回動可能に連結されている。また、掴み部材3は、一方の開閉部材2Aの湾曲方向と同方向に湾曲するように一対の開閉部材2間に配置されており、掴み部材3の対向面33と他方の開閉部材2Bの内面25Bとで、円形状の掴み領域R1を構成している。掴み部材3は、右掴み部35の湾曲面が、電工ナイフFをガイドするガイド部Tとなっている。
図4に示すように、掴み部材3は、電線Wを掴んでいない状態の掴み解除位置V1(図4(a)の状態)と電線Wを掴んだ状態の掴み位置V2(図4(b)の状態)との間を移動可能(往復可能)に構成されており、掴み解除位置V1及び掴み位置V2の何れの位置にあっても、掴み先端部32が一対の開閉部材2の開閉先端部21よりも開閉基端部22側(内側)に位置している。即ち、掴み部材3は、一対の開閉部材2の内面25によって形成される領域R2内に配置され、該領域R2内で電線Wを掴むように構成されているので、掴み部材3は、その掴み先端部32が一対の開閉部材2の開閉先端部21から離間するように配置されている。
図1に戻って示すように、リンク部材4は、上下方向Xで対向する一対のリンク本体41を有する。ここでは、上側のリンク部材4を参照しつつ説明する。リンク本体41は、所定の厚みを有し、所定の方向に延びる板状部材である。長手方向におけるリンク本体41の両端縁は、円弧を描くように、半円状に形成されている。リンク部材4には、長手方向における両端部に、板厚方向に貫通する貫通孔が形成されている。
リンク本体41は、一方の端部411が一方の開閉部材2Aに連結され、他方の端部412が掴み部材3に連結されている。本実施形態では、リンク本体41は、一方の端部411が、一方の開閉部材2Aにおける右連結本体2412Aと左胴部231Aとに挟まれ、連結軸71を回動軸として、一方の開閉部材2Aに対して回動可能に連結されている。また、リンク本体41は、他方の端部412が掴み部材3の上下方向Xにおける各端面に載置されており、連結軸74を回動軸として、掴み部材3に対して回動可能に連結されている。
本実施形態のリンク本体41は、一対の開閉部材2の開閉動作に連動して、掴み部材3を回動させる機能を有すると共に、掴み部材3を、一方の開閉部材2Aに対して他方の開閉部材2B側へ所定距離離間させる機能を有する。
図4に示すように、付勢部材5は、コイルばねである。付勢部材5は、ばね本体51と、一対の係止部52とを有する。一対の係止部52のうちの一方の係止部52Aは、連結軸71に係止されている。一対の係止部52のうちの他方の係止部52Bは、連結軸73に係止されている。
一対の開閉部材2は、外力のかからない自然姿勢S1から外力がかかって一対の開閉部材2同士が離間する方向に広がった離間姿勢S2へと変形可能となっている。一対の開閉部材2は、掴み部材3で電線Wを掴む前においては、自然姿勢S1を維持している。一対の開閉部材2は、自然姿勢S1において、開閉先端部21同士が開閉方向で離間している。一対の開閉部材2は、作業者Hの力で強制的に離間姿勢S2に変形される。一対の開閉部材2が離間姿勢S2にある状態で掴み部材3は電線Wを掴み、掴み部材3で電線Wを掴んだ状態では、一対の開閉部材2の開閉先端部21同士は、開閉方向で離間している。掴み部材3は、付勢部材5の復元力によって、電線Wを付勢した状態で掴むように構成されている。
図5に示すように、保護部6は、作業者Hの手首を保護する保護部本体61と、一対の開閉部材2の胴部23と係合する一対の係合部62と、を有する。保護部本体61は、電工ナイフFによって切断され難い材質で形成されている。保護部本体61は、例えば、一般的な切創防止用の手袋と同様の素材によって形成されている。保護部本体61は、一枚のシート状の部材である。係合部62は、保護部本体61の内側に一対設けられている。係合部62は、開閉部材2のスリットLに係合することで、上下方向Xに、開閉部材2に沿ってスライド可能に構成されている。保護部6は、下端側にスライドされることで、電工ナイフFの軌跡上に保護部本体61が位置するように、一対の開閉部材2に取り付けられている。保護部6は、一対の開閉部材2の開閉基端部22側を覆うと共に、開閉先端部21側が覆われないように、端部同士が離間した状態で一対の開閉部材2に巻きつけられる。
本実施形態に係る長尺物掴み工具1の説明は以上である。以下、本実施形態の長尺物掴み工具1の使い方について、図面を参照しつつ説明する。
図4(a)に示すように、長尺物掴み工具1は、電線Wを掴む前の状態においては、一対の開閉部材2は、自然姿勢S1となっている。作業者Hは、一方の開閉部材2Aに人差し指から小指を当接し、他方の開閉部材2Bに親指を当接して、一対の開閉部材2を把持する。
図4(b)に示すように、作業者Hが人差し指から小指の先端を胴部23Aに当接した状態で、指を付け根側に引くようにして曲げると、指の曲げ動作に従って、胴部23Aが連結部24Aの右連結本体2412Aを押すようにして、胴部23Aと連結部24Aとが連結軸71を中心に相対的に回動し始める。連結部24Aは、他方の開閉部材2Bに対して連結軸72を介して回動可能に連結されているので、指の曲げ動作に伴って、連結部24Aが連結軸72を中心に回動し、連結部24Aと他方の開閉部材2Bとが成す角度αが徐々に大きくなる。胴部23Aは、作業者Hの指に当接しながら開閉基端部22側に移動するので、一対の開閉部材2の開閉先端部21同士が離間する。
連結部24Aと他方の開閉部材2Bとが成す角度αが大きくなるに従って、リンク部材4が連結部24Aに引っ張られ、リンク部材4に連結された掴み部材3は、一方の開閉部材2A側に立ち上がり、他方の開閉部材2Bから離間する。
以上のように、胴部23Aが開閉基端部22側に移動するに伴って、一対の開閉部材2の開閉先端部21同士が離間すると同時に、掴み部材3の掴み先端部32と他方の開閉部材2Bの開閉先端部21Bとが離間する。
胴部23Aを十分に開閉基端部22側に引き付けて、一対の開閉部材2の開閉先端部21同士によって形成される開口P1が、掴み部材3の掴み先端部32と他方の開閉部材2Bの開閉先端部21Bとによって形成される開口P2よりも広くなるように一対の開閉部材2同士を離間させ、電線Wを掴み領域R1に配置する。このとき、一対の開閉部材2は、作業者Hによって強制的に開状態にされた離間姿勢S2となっており、電線Wを掴み領域R1に配置した状態で作業者Hが、指を元に戻すことによって、付勢部材5の復元力によって、一対の開閉部材2は自然姿勢S1に戻ろうとする。電線Wは、掴み部材3と他方の開閉部材2Bとによって付勢された状態で掴まれる。
図5に示すように、作業者Hは、長尺物掴み工具1を持ち易いように把持し、利き手で電工ナイフFを把持する。電工ナイフFの刃先を掴み部材3のガイド部Tに宛がいつつ、電線Wの被覆に食い込ませる。そして、電工ナイフFをガイド部Tに沿って下方に移動させることで、電線Wの被覆に切り込みを入れていく。
以上のように、上記実施形態の長尺物掴み工具1にあっては、開閉部材2の開閉動作と、掴み部材3の掴み・掴み解除動作とが連動しているので、作業者は、手指で開閉部材2を把持して開閉操作することで、電線Wを掴み部材3で掴むことができる。ここで、該掴み状態では、掴み部材3が開閉部材2から離れた位置で電工ナイフFをガイドするように構成されている。
即ち、電線Wを掴む部分(つまり、電線Wを掴んでいる掴み部材3)と、掴み部材3の掴み操作するための操作部分(つまり、開閉部材2)とが離れた状態で、掴み部材3で電工ナイフFをガイドすることができる。そのため、電線Wを把持する手指と、電工ナイフFの切り込み軌跡とが離れるので、切り込み中に電工ナイフFが手指に当たらない。
また、本実施形態では、掴み部材3で電線Wを掴んだ状態では、一対の開閉部材2の開閉先端部21同士は、開閉方向で離間しており、掴み部材3は、一対の開閉部材2の開閉先端部21同士の間に電工ナイフFが位置するように該電工ナイフFをガイドする。そのため、開閉方向で離間した一対の開閉部材2の開閉先端部21同士の間に電工ナイフFを位置させた状態で電工ナイフFをガイドすることができるので、電工ナイフFを、手指から離した状態でガイドすることができる。
さらに、本実施形態では掴み部材3は、その先端が一対の開閉部材2の先端から離間するように配置されて電工ナイフFをガイドするように構成されている。そのため、掴み部材3の先端が一対の開閉部材2から離間して電工ナイフFをガイドするので、電工ナイフFを、手指から離した状態でガイドすることができる。
本実施形態では、長尺物掴み工具1を把持した作業者Hが開き操作すると、一対の開閉部材2が開いて、これに連動して掴み部材3が回動し、電線Wを掴むための掴み領域R1が広がる。掴み領域R1に電線Wを入れ、閉じ操作すると、一対の開閉部材2が閉じて、これに連動して掴み部材3が回動し、掴み領域R1が狭くなるので、電線Wを掴むことができる。よって、かかる構成によれば、電線Wの掴み操作がし易くなっている。
本実施形態では、掴み部材3は、一方の開閉部材2Aから他方の開閉部材2B側に所定距離離間して配置されているため、一方の開閉部材2A側にある手指が掴み部材3から離れるので、電工ナイフFを安全にガイドすることができる。
本実施形態では、一対の開閉部材2が湾曲して形成されているため、作業者Hの手の平に沿うようになっており、作業者Hが把持しやすいものとなっている。
本実施形態では、掴み部材3で電線Wを付勢するように掴んだ状態で、一対の開閉部材2を把持することができるので、作業者Hの把持力以上の力で電線Wをしっかりと掴むことができる。
本実施形態では、保護部6は、下端側にスライドされることで、電工ナイフFの軌跡上に保護部本体61が位置するように、一対の開閉部材2に取り付けられている。そのため、電工ナイフFがガイド部Tを通り過ぎ、電線W上で電工ナイフFが滑っても、電工ナイフFの刃先が作業者Hの手首に接触すること防止することができる。
本実施形態では、一対の開閉部材2同士によって形成される領域R2内に電工ナイフFの刃先を位置させて、電線Wに切り込みを入れるようになっているので、切り込み中に電工ナイフFの刃先が電線W上を滑っても、作業者Hの手指と、電工ナイフFの刃先との間には、開閉部材2が存在するため、作業者Hの手指を確実にガードすることができる。
尚、本発明の長尺物掴み工具1は、上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論である。
上記実施形態では、掴み部材3は、掴み部材3と他方の開閉部材2Bとで電線Wを掴む場合について説明したが、これに限定されるものではない。図6に示すように、掴み部材3は、一対の板部30を有していてもよい。一対の板部30は、一対の開閉部材2の開閉動作に連動して掴み、該掴みを解除する動作を行い、且つ一対の開閉部材2から離れた位置で、掴んだ電線Wの線方向に沿って電工ナイフFをガイドするように構成されていてもよい。
具体的には、一対の板部30のうちの一方の板部30Aは、一方の開閉部材2Aに固定され、他方の板部30Bは、他方の開閉部材2Bに固定されていてもよい。そして、一対の開閉部材2の開閉先端部21同士が離間することで、一対の板部30の掴み先端部32同士が離間し、一対の開閉部材2の開閉先端部21同士が接近することで一対の板部30の掴み先端部32同士が接近してもよい。
上記実施形態では、長尺物が電線Wである場合について説明したが、これに限定されるものではない。長尺物は、一方向に延びる長尺なものであればよく、例えば、ホースや配管等であってもよい。即ち、長尺物掴み工具1は、電線Wの被覆を剥がす以外にも、層構造に形成された長尺物の外層を剥がしたり、塗料を取り除いたりする際にも使用することができる。
上記実施形態では、刃物が電工ナイフFである場合について説明したが、これに限定されるものではない。刃物には、ハサミやカッターナイフ等、長尺物に切り込みを入れられる鋭利なものが含まれる。
上記実施形態では、一方の開閉部材2Aは、作業者Hが把持した際に、作業者Hの人差し指から小指、及び人差し指から小指の付け根が沿う部分である場合について説明したがこれに限定されるものではない。一方の開閉部材2Aと他方の開閉部材2Bとは、逆に設けられていてもよい。即ち、一方の開閉部材2Aが親指側、他方の開閉部材2Bが人差し指から小指側に配置され、親指の曲げ動作に伴って一対の開閉部材2同士が開閉するものであってもよい。
上記実施形態では、一対の開閉部材2は、開閉先端部21同士が接離可能となるように、開閉基端部22同士が枢着されている場合について説明したがこれに限定されるものではない。一対の開閉部材2は、開閉基端部22同士が離間した状態で開閉可能に構成されていてもよい。即ち、一対の開閉部材2は、相対的に回動するものでなく、離間した状態で接離するものであってもよい。
上記実施形態では、一対の開閉部材2の胴部23は、湾曲した板状部材である場合について説明したが、これに限定されるものではない。一対の開閉部材2の胴部23は、ストレートな板状部材であってもよい。また、一対の開閉部材2は、湾曲していなくてもよく、左右方向に真っすぐ延びる、ストレートな形状であってもよい。
1…長尺物掴み工具、2…一対の開閉部材、2A…一方の開閉部材、2B…他方の開閉部材、21,21A,21B…開閉先端部、22,22A,22B…開閉基端部、23,23A,23B…胴部、24,24A,24B…連結部、25,25A,25B…内面、26,26A,26B…外面、231A,231B…左胴部、231C…胴部貫通孔、232A,232B…右胴部、233A,233B…中央胴部、241A,241B…連結本体、241C…左貫通孔、241D,242D…右貫通孔、242A…延設部、242C…延設部貫通孔、242E…中央貫通孔、2411A,2411B…左連結本体、2412A,2412B…右連結本体、2413A,2413B…中央連結本体、2421A…左延設部、2422A…右延設部、2423A…中央延設部、3…掴み部材、3A…左貫通孔、3B…中央貫通孔、30…一対の板部、30A…一方の板部、30B…他方の板部、31…掴み基端部、32…掴み先端部、33…対向面、34…左掴み部、35…右掴み部、36…中央掴み部、4…リンク部材、41…リンク本体、411…一方の端部、412…他方の端部、5…付勢部材、51…ばね本体、52,52A,52B…係止部、6…保護部、61…保護部本体、62…係合部、7,71,72,73,74…連結軸、F…電工ナイフ(刃物)、H…作業者、L…スリット、R1…掴み領域、R2…領域、S1…自然姿勢、S2…離間姿勢、T…ガイド部、V1…掴み解除位置、V2…掴み位置、W…電線(長尺物)、X…上下方向、α…角度、P1,P2…開口
Claims (5)
- 開閉可能な一対の開閉部材と、該一対の開閉部材の間に配置され、長尺物を掴み可能な掴み部材と、を備え、掴み部材は、前記一対の開閉部材の開閉動作に連動して長尺物を掴み或いは、該掴みを解除する動作を行い、且つ一対の開閉部材から離れた位置で、掴んだ長尺物の長尺方向に沿って刃物をガイドするように構成されていることを特徴とする長尺物掴み工具。
- 前記掴み部材で長尺物を掴んだ状態では、前記一対の開閉部材の開閉先端部同士は、開閉方向で離間しており、掴み部材は、前記開閉先端部同士の間に刃物が位置するように該刃物をガイドする、請求項1に記載の長尺物掴み工具。
- 前記掴み部材は、その先端が一対の開閉部材の先端から離間するように配置されて刃物をガイドするように構成されている、請求項1又は2に記載の長尺物掴み工具。
- 前記一対の開閉部材は、開閉先端部同士が接離可能となるように、開閉基端部同士が枢着されており、前記掴み部材は、掴み基端部が前記一対の開閉部材の開閉基端部側に配置され、掴み先端部が前記一対の開閉部材の開閉先端部側に配置され、掴み基端部を起点にして掴み先端部が前記一対の開閉部材の接離方向で回動するように構成され、しかも、前記一対の開閉部材が離間するように開くと、長尺物を掴む領域が広くなるように回動し、前記一対の開閉部材が接近するように閉じると、長尺物を掴む領域が狭くなるように回動する、請求項1〜3のいずれか1項に記載の長尺物掴み工具。
- 前記掴み部材は、前記一対の開閉部材のうちの一方の開閉部材に対して、他方の開閉部材側へ所定距離離間した状態で連結され、他方の開閉部材とで、長尺物を掴むように構成されている、請求項1〜4のいずれか1項に記載の長尺物掴み工具。
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