JP6456651B2 - 電力系統の周波数制御装置、それを備えた周波数制御システム、及び周波数制御方法並びに周波数制御プログラム - Google Patents

電力系統の周波数制御装置、それを備えた周波数制御システム、及び周波数制御方法並びに周波数制御プログラム Download PDF

Info

Publication number
JP6456651B2
JP6456651B2 JP2014210830A JP2014210830A JP6456651B2 JP 6456651 B2 JP6456651 B2 JP 6456651B2 JP 2014210830 A JP2014210830 A JP 2014210830A JP 2014210830 A JP2014210830 A JP 2014210830A JP 6456651 B2 JP6456651 B2 JP 6456651B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
power
output
frequency
power generation
rate
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2014210830A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2016082679A (ja
Inventor
明 八杉
明 八杉
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Heavy Industries Ltd filed Critical Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Priority to JP2014210830A priority Critical patent/JP6456651B2/ja
Publication of JP2016082679A publication Critical patent/JP2016082679A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6456651B2 publication Critical patent/JP6456651B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E40/00Technologies for an efficient electrical power generation, transmission or distribution
    • Y02E40/70Smart grids as climate change mitigation technology in the energy generation sector
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y04INFORMATION OR COMMUNICATION TECHNOLOGIES HAVING AN IMPACT ON OTHER TECHNOLOGY AREAS
    • Y04SSYSTEMS INTEGRATING TECHNOLOGIES RELATED TO POWER NETWORK OPERATION, COMMUNICATION OR INFORMATION TECHNOLOGIES FOR IMPROVING THE ELECTRICAL POWER GENERATION, TRANSMISSION, DISTRIBUTION, MANAGEMENT OR USAGE, i.e. SMART GRIDS
    • Y04S10/00Systems supporting electrical power generation, transmission or distribution
    • Y04S10/12Monitoring or controlling equipment for energy generation units, e.g. distributed energy generation [DER] or load-side generation
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y04INFORMATION OR COMMUNICATION TECHNOLOGIES HAVING AN IMPACT ON OTHER TECHNOLOGY AREAS
    • Y04SSYSTEMS INTEGRATING TECHNOLOGIES RELATED TO POWER NETWORK OPERATION, COMMUNICATION OR INFORMATION TECHNOLOGIES FOR IMPROVING THE ELECTRICAL POWER GENERATION, TRANSMISSION, DISTRIBUTION, MANAGEMENT OR USAGE, i.e. SMART GRIDS
    • Y04S10/00Systems supporting electrical power generation, transmission or distribution
    • Y04S10/14Energy storage units

Landscapes

  • Remote Monitoring And Control Of Power-Distribution Networks (AREA)
  • Supply And Distribution Of Alternating Current (AREA)
  • Charge And Discharge Circuits For Batteries Or The Like (AREA)

Description

本発明は、電力系統の周波数制御装置、それを備えた周波数制御システム、及び周波数制御方法並びに周波数制御プログラムに関するものである。
従来、電力系統は、電力需給の均衡を維持するため需給制御が行われており、例えば、発電電力および消費電力の変動に伴い周波数が変動するが、定格周波数に対して許容偏差内となるように周波数制御され、変動が抑制される。電力系統の周波数の調整は、数十分以上の周期(長周期)で変動する負荷調整を分担する経済負荷配分制御(Economic Dispatching Control;EDC制御)と、それ以下の周期(短周期)で変動する負荷調整を分担する負荷周波数制御(Load Frequency Control:以下「LFC制御」という)等を組み合わせて行われている。
LFC制御では、ガスタービン、蒸気タービン及び水力発電等の発電機の出力制御や二次電池の充放電制御により周波数を定格周波数に維持するよう制御し、短周期の変動を抑制している。
下記特許文献1には、電力系統へ電力を供給するLFC対象発電機と蓄電池を備える需給制御装置において、系統周波数と基準周波数から算出された地域要求量に基づいて必要発電電力を計算し、蓄電池の残存容量を目標値に近づけるように、必要発電電力を発電機指令値と蓄電池指令値とに配分して制御する技術が記載されている。
下記特許文献2には、需要変動周期が短周期でかつ変動幅の狭い変動であれば二次電池の充放電を制御し、周波数偏差が所定範囲を超える変動であれば水力発電機群、火力発電機群及び二次電池によって出力制御する技術が記載されている。
下記特許文献3には、電力系統の周波数偏差が予め定めた範囲内になるように二次電池の充放電制御を行い、二次電池の充電深度が基準値になるように補正する技術が記載されている。
特開2013−212044号公報 特許第4155674号公報 特開2012−16077号公報
ところで、米国PJM(ペンシルバニア、ニュージャージー(のJ)、メリーランド)市場では、周波数を定格周波数に維持するよう制御する応答速度がよい(例えば、90秒で1MWの出力増減が可能)と価値ある電力として売電(高い金額で売電)することが可能であるが、発電機は動的特性から、その応答には遅れが生じるものであり、ガスタービン、蒸気タービン及び水力発電等の発電設備のみでLFC制御を実行しようとすると、価値ある電力として売電するために要求される応答速度が得られないという問題があった。また、上記特許文献1の方法では、蓄電池の残存容量を目標値に近づけるように蓄電池が運用されているので、蓄電池の残存容量が目標値であれば蓄電池に制御を配分できず、LFC対象発電機で制御することになり、価値ある電力として売電するための応答速度を得るという課題は解決できない。また、二次電池は充放電量に制限があるので、二次電池の充放電で短周期の変動を抑制する特許文献2及び特許文献3の方法では、発電設備と比較して持続性が劣り、所望の出力が継続して得られないという問題があった。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであって、価値ある電力が応答性よく得られ、かつ、所望の出力が継続的に得られる電力系統の周波数制御装置、それを備えた周波数制御システム、及び周波数制御方法並びに周波数制御プログラムを提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明は以下の手段を採用する。
本発明は、電力系統に電力供給する発電設備及び蓄電装置が接続される電力系統の負荷周波数を制御する周波数制御装置であって、前記電力系統の周波数を検出する周波数検出手段と、前記電力系統の周波数と基準周波数との差に基づいて前記電力系統に電力供給する目標出力を算出する出力算出手段と、前記蓄電装置の充電率を検出する充電率検出手段と、前記蓄電装置の充電率に応じて、前記目標出力に対する前記蓄電装置の出力の割合の寄与率を決定する寄与率決定手段と、前記寄与率に基づいて前記蓄電装置の充放電量を制御し、かつ、前記寄与率に基づいて前記発電設備の発電出力を制御し、前記電力系統の周波数と前記基準周波数との差を抑制する制御手段とを具備し、前記寄与率決定手段は、前記蓄電装置の充電率に応じて、前記発電設備による出力の調整を開始させるタイミングを決定する電力系統の周波数制御装置を提供する。
本発明の構成によれば、電力系統に電力供給する発電設備と蓄電装置が電力系統に接続されており、検出された電力系統の周波数と基準周波数とに周波数変動があれば、その差に基づいて電力系統に電力供給する目標出力が算出される。目標出力に対する蓄電装置の出力の割合の寄与率が蓄電装置の充電率に応じて決定されると、寄与率に基づいて蓄電装置の充放電量が制御されるとともに、蓄電装置の寄与率に基づいて発電設備の発電出力が制御され、電力系統の周波数と基準周波数との差が抑制される。
これにより、蓄電装置の充電率が高ければ蓄電装置の寄与率を高くして蓄電装置から多く充放電させ発電設備を抑え気味で発電させ、蓄電装置の充電率が低ければ蓄電装置の寄与率を低くして蓄電装置から少なめに充放電させ発電設備を最大限発電させる等の運用ができる。このように、蓄電装置の充電率に応じて、蓄電装置の寄与率を調整することにより、LFC機能の応答性に変化を与えて周波数変動抑制制御を行うことができる。
上記電力系統の周波数制御装置の前記寄与率決定手段は、前記発電設備の出力変化率を、少なくとも前記蓄電装置の充電率に応じて決定することとしてもよい。
このように、蓄電装置の充電率に応じて発電設備の出力変化率を決定することで、簡便に寄与率が決定できる。
上記電力系統の周波数制御装置において、前記目標出力まで出力上昇制御する場合に、前記蓄電装置が放電されないようにする放電終止状態までの放電許容量が大きい程、前記発電設備の前記出力変化率を小さくすることが好ましい。
放電許容量が大きい程、発電設備の出力変化率を小さくすることで、蓄電装置の出力の割合の寄与率が大きくなり蓄電装置からの放電量を多くできるので、速やかな出力上昇に貢献できる。
上記電力系統の周波数制御装置において、前記目標出力まで出力低減制御する場合に、前記蓄電装置が充電されないようにする充電停止状態までの充電許容量が大きい程、前記発電設備の前記出力変化率を小さくすることが好ましい。
充電許容量が大きい程、発電設備の出力変化率を小さくすることで、蓄電装置の出力の割合の寄与率が大きくなり蓄電装置への充電量を多くできるので、速やかな出力低減に貢献できる。
上記電力系統の周波数制御装置の前記寄与率決定手段は、前記蓄電装置の充電率に応じて、前記発電設備による出力の調整を開始させるタイミングを決定することとしてもよい。
蓄電装置の充電率が高い場合には、蓄電装置からの出力を大きくすることができるので、発電設備による出力の調整(出力上昇及び出力低減)を開始させるタイミングを遅らせることにより、蓄電装置の出力の割合の寄与率を大きくできる。
このように、蓄電装置の充電率に応じて、発電設備の出力の調整を開始させるタイミングを決定することにより、蓄電装置の寄与率を簡便に調整できる。
上記電力系統の周波数制御装置において、前記目標出力まで出力上昇制御する場合に、前記蓄電装置が放電されないようにする放電終止状態までの放電許容量が大きい程、前記発電設備による出力の調整を開始させる前記タイミングを遅らせることが好ましい。
放電許容量が大きい程、発電設備による出力の調整を開始させるタイミングを遅らせることで、発電設備よりも先に蓄電装置からの出力調整が行われるので、蓄電装置によって速やかな出力上昇がなされる。
上記電力系統の周波数制御装置において、前記目標出力まで出力低減制御する場合に、前記蓄電装置が充電されないようにする充電停止状態までの充電許容量が大きい程、前記発電設備による出力の調整を開始させる前記タイミングを遅らせることが好ましい。
充電許容量が大きい程、発電設備による出力の調整を開始させるタイミングを遅らせることで、発電設備よりも先に蓄電装置からの出力調整が行われるので、蓄電装置によって速やかな出力低減がなされる。
本発明は、上記いずれかに記載の電力系統の周波数制御装置と、電力系統に電力供給する発電設備と、前記電力系統に電力供給する蓄電装置とを具備する周波数制御システムを提供する。
本発明は、電力系統に電力供給する発電設備及び蓄電装置が接続される電力系統の負荷周波数を制御する周波数制御方法であって、前記電力系統の周波数を検出する周波数検出工程と、前記電力系統の周波数と基準周波数との差に基づいて前記電力系統に電力供給する目標出力を算出する出力算出工程と、前記蓄電装置の充電率を検出する充電率検出工程と、前記蓄電装置の充電率に応じて、前記目標出力に対する前記蓄電装置の出力の割合の寄与率を決定し、前記蓄電装置の充電率に応じて、前記発電設備による出力の調整を開始させるタイミングを決定する寄与率決定工程と、前記寄与率に基づいて前記蓄電装置の充放電を制御し、かつ、前記寄与率に基づいて前記発電設備の発電出力を制御し、前記電力系統の周波数と前記基準周波数との差を抑制する制御工程とを有する電力系統の周波数制御方法を提供する。
本発明は、電力系統に電力供給する発電設備及び蓄電装置が接続される電力系統の負荷周波数を制御する周波数制御プログラムであって、前記電力系統の周波数を検出する周波数検出処理と、前記電力系統の周波数と基準周波数との差に基づいて前記電力系統に電力供給する目標出力を算出する出力算出処理と、前記蓄電装置の充電率を検出する充電率検出処理と、前記蓄電装置の充電率に応じて、前記目標出力に対する前記蓄電装置の出力の割合の寄与率を決定し、前記蓄電装置の充電率に応じて、前記発電設備による出力の調整を開始させるタイミングを決定する寄与率決定処理と、前記寄与率に基づいて前記蓄電装置の充放電を制御し、かつ、前記寄与率に基づいて前記発電設備の発電出力を制御し、前記電力系統の周波数と前記基準周波数との差を抑制する制御処理をコンピュータに実行させるための電力系統の周波数制御プログラムを提供する。
本発明は、価値ある電力が応答性よく得られ、かつ、所望の出力が継続的に得られるという効果を奏する。
本発明に係る周波数制御システムの概略構成図である。 本発明に係る出力制御装置の概略構成図である。 充電率SOCが10〜20%であり、出力上昇制御する場合の蓄電システムの寄与率を説明するための図である。 充電率SOCが20〜50%であり、出力上昇制御する場合の蓄電システムの寄与率を説明するための図である。 充電率SOCが20〜50%の場合の蓄電システムの充電率と、発電システムに与える出力変化率の対応情報の一例を示した図である。 充電率SOCが50〜70%であり、出力上昇制御する場合の蓄電システムの寄与率を説明するための図である。 蓄電システムの充電率と、発電システムを制御開始する遅延時間の対応情報の一例を示した図である。 充電率SOCが70〜90%であり、出力上昇制御する場合の蓄電システムの寄与率を説明するための図である。 充電率SOCが70〜90%の場合の蓄電システムの充電率と、発電システムに与える出力変化率の対応情報の一例を示した図である。 充電率SOCが70〜90%であり、出力低減制御する場合の蓄電システムの寄与率を説明するための図である。 充電率SOCが50〜70%であり、出力低減制御する場合の蓄電システムの寄与率を説明するための図である。 充電率SOCが50〜70%の場合の蓄電システムの充電率と、発電システムに与える出力変化率の対応情報の一例を示した図である。 充電率SOCが20〜50%であり、出力低減制御する場合の蓄電システムの寄与率を説明するための図である。 充電率SOCが20〜50%の場合の蓄電システムの充電率と、発電システムを制御開始する遅延時間の対応情報の一例を示した図である。 充電率SOCが10〜20%であり、出力低減制御する場合の蓄電システムの寄与率を説明するための図である。 本発明に係る出力制御装置の出力上昇制御の動作フローである。 本発明に係る出力制御装置の出力低減制御の動作フローである。
以下に、本発明に係る電力系統の電力系統の周波数制御装置、それを備えた周波数制御システム、及び周波数制御方法並びに周波数制御プログラムの実施形態について、図面を参照して説明する。
図1は、一実施形態における周波数制御システム1の概略構成図を示している。
周波数制御システム1は、電力系統2と接続されており、出力制御装置(周波数制御装置)10と、発電システム(発電設備)4と、蓄電システム(蓄電装置)5とを備えている。
出力制御装置10は、例えば、発電システム4及び蓄電システム5が設置された現場から遠隔の建屋内にある中央操作室3等に設けられており、発電システム4及び蓄電システム5と情報を授受可能に接続されている。また、出力制御装置10は、電力系統2の周波数の情報を取得する。
本実施形態においては、蓄電システム5は、二次電池とパワーコンディショナ(以下「PCS」という。Power Conditioning Subsystem;電力変換装置)とが、コンテナ(筐体)等の閉空間に収容された大容量蓄電システム(Energy Storage System:以下「ESS」という)であることを例に挙げて説明するが、本発明はこれに限定されない。
蓄電システム5は、充放電制御装置19と、複数の電池システム18とを備えている。複数の電池システム18は、蓄電システム5の内部において、それぞれが並列に接続されている。電池システム18は、PCS18aと、二次電池18bと備えており、その内部においてPCS18aと二次電池18bとは直列に接続されている。
充放電制御装置19は、PCS18aに接続されており、PCS18aを制御し、各電池システム18の充放電制御を行う。また、充放電制御装置19は、出力制御装置10と情報を授受可能に接続されており、出力制御装置10から取得した指令に基づいて電池システム18を制御するとともに、二次電池18bの充電率SOC(State Of Charge)を電池の充放電特性から計測し、充電率SOCの情報を出力制御装置10に出力する。
なお、二次電池18bの満充電状態を充電率SOC100%とする場合に、本実施形態における好ましい充電率SOCは50%(基準値)として説明する。二次電池18bの過充電および過放電を防ぐため、充電がされないようにする充電停止状態から、放電がされないようにする放電終止状態との区間で制御されており、本実施形態においては、充電停止状態は充電率SOCを90%とし、放電終止状態は充電率SOCを10%とする。
PCS18aは、双方向の電力変換機能を有している。PCS18aは、電力系統2から取得した交流電力を直流電力に変換し、二次電池18b側に出力する。また、PCS18aは、二次電池18b側から放電された直流電力を交流電力に変換し、電力系統2側に送電する。なお、二次電池18bは、リチウム二次電池、鉛二次電池、ニッケル水素二次電池等である。例えば、充放電特性に優れるリチウム二次電池を用いることとする。
発電システム4は、発電設備16と、発電設備16を制御する発電設備制御装置17とを備えている。
発電設備16は、例えば、ガスタービン、蒸気タービン、及び水力発電等の発電機であり、発電設備制御装置17によって制御される。
発電設備制御装置17は、出力制御装置10と情報を授受可能に接続されており、出力制御装置10から取得した指令に基づいて発電設備16を制御するとともに、発電設備16の発電状態の情報等を出力制御装置10に出力する。
図2は、本実施形態に係る出力制御装置10の概略構成を示したブロック図である。
図2に示すように、本実施形態に係る出力制御装置10は、コンピュータシステム(計算機システム)であり、CPU(中央演算処理装置)21、RAM(Random Access Memory)等の主記憶装置22、補助記憶装置23、キーボードやマウスなどの入力装置24、及びディスプレイやプリンタなどの出力装置25、外部の機器と通信を行うことにより情報の授受を行う通信装置26などを備えている。
補助記憶装置23は、コンピュータ読取可能な記録媒体であり、例えば、磁気ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、DVD−ROM、半導体メモリ等である。この補助記憶装置23には、各種プログラム(例えば、周波数制御プログラム)が格納されており、CPU21が補助記憶装置23から主記憶装置22にプログラムを読み出し、実行することにより種々の処理を実現させる。
出力制御装置10は、変動周期が数分から十数分程度で、需要変動の短周期成分を対象とする需給バランス制御(LFC制御)をし、発電システム4の発電出力及び蓄電システム5の充放電を制御することにより、系統周波数を、定格周波数及びその許容偏差(以下、定格周波数及び許容偏差を含む範囲を「基準周波数」という)から逸脱しないように電力調整し、短周期の周波数変動を抑制する。
より具体的には、出力制御装置10は、図1に示されるように、周波数検出部(周波数検出手段)11と、出力算出部(出力算出手段)12と、充電率検出部(充電率検出手段)13と、寄与率決定部(寄与率決定手段)14と、制御部(制御手段)15とを備えている。
周波数検出部11は、電力系統2から周波数の情報を取得し、電力系統2の周波数を検出する。
出力算出部12は、検出された電力系統2の周波数と、電力系統2の基準周波数との差に基づいて電力系統2に電力供給する目標出力を算出する。具体的には、電力系統2の周波数と定格周波数との周波数変動値をΔfとし、その変動を抑制するための出力偏差をΔPとすると、ΔPは以下の(1)式により求められる。
ΔP=−kΔf (1)
ここで、kは係数とし、Δf>|0.2〔Hz〕|とする。
また、Δf<|0.2〔Hz〕|(つまり、検出された電力系統2の周波数が、定格周波数±0.2〔Hz〕)の場合には、不感帯とし、出力調整は行わない(ΔP=0)。
充電率検出部13は、蓄電システム5から蓄電システム5の充電率SOCの情報を取得し、蓄電システム5の充電率SOCを検出する。
寄与率決定部14は、蓄電システム5の充電率SOCに応じて、目標出力に対する蓄電システム5の出力の割合である寄与率を決定する。本実施形態においては、蓄電システム5の充電率SOCは、蓄電システム5の構成要素である複数の二次電池18bの充電率SOCの平均値を用いることとして説明する。
なお、本実施形態においては、蓄電システム5の充電率SOCは、二次電池18bの充電率SOCの平均値を用いることとして説明するが、これに限定されない。例えば、平均値が所定の上限値(例えば、80%)を超えた場合は、複数の二次電池18bのうちの充電率SOCの最大値を採用し、平均値が所定の下限値(例えば、20%)を下回った場合は、複数の二次電池18bのうちの充電池SOCの最小値を採用してもよく、これにより過充電及び過放電を防止できる。
また、寄与率決定部14は、発電システム4の出力変化率の情報を有し、出力変化率に基づいて寄与率を調整してもよいし、発電システム4による出力の調整を開始させるタイミングを遅らせる遅延時間(指令値追従遅れ時間)の情報を有し、遅延時間に基づいて寄与率を調整してもよい。
具体的には、寄与率決定部14は、発電システム4の出力変化率を、少なくとも蓄電システム5の充電率に応じて決定し、寄与率を決定してもよい。
例えば、目標出力まで出力上昇制御する場合には、蓄電システム5の充電率による放電終止状態までの放電許容量(放電できる容量)が大きい程、発電システム4の出力変化率を小さくする。また、目標出力まで出力低減制御する場合には、蓄電システム5の充電率による充電停止状態までの充電許容量(充電できる空き容量)が大きい程、発電システム4の出力変化率を小さくする。
また、発電システム4の出力変化率は目標出力に達するまで、一定の値を維持する。
また、寄与率決定部14は、蓄電システム5の充電率に応じて、発電システム4による出力の調整を開始させるタイミングを決定し、寄与率を決定してもよい。
例えば、目標出力まで出力上昇制御する場合には、蓄電システム5の充電率による放電終止状態までの放電許容量が大きい程、発電システム4による出力の調整を開始させるタイミングを遅らせる。また、目標出力まで出力低減制御する場合には、蓄電システム5の充電率による充電停止状態までの充電許容量が大きい程、発電システム4による出力の調整を開始させるタイミングを遅らせる。
制御部15は、寄与率に基づいて蓄電システム5の充放電を制御し、かつ、寄与率に基づいて発電システム4の発電を制御し、電力系統2の周波数と基準周波数との差を抑制する。例えば、発電システム4の出力変化率を大きくする場合には蓄電システム5の寄与率は小さくなり、発電システム4の出力変化率が小さい場合には蓄電システム5の寄与率が大きくなる。また、蓄電システム5による周波数変動の抑制制御を開始する蓄電システム5の放電開始タイミング後、発電システム4による出力の調整(出力上昇及び出力低減)の開始タイミングに遅延時間を持たせれば、各開始タイミングを一致させた場合より蓄電システム5の寄与率を大きくできる。
以下に、本実施形態に係る出力制御装置10の寄与率の調整方法について説明する。本実施形態においては、蓄電システム5の充電率SOCを、(1)充電率SOCが50%より低いとき(SOC=10〜20%)、(2)充電率SOCが50%よりやや低いとき(SOC=20〜50%)、(3)充電率SOCが50%よりやや高いとき(SOC=50〜70%)、(4)充電率SOCが50%より高いとき(SOC=70〜90%)の4通りで寄与率の調整方法を変える場合を例に挙げて説明する。本実施形態においては、充電率SOCを4通りに分けて説明するが、これに限定されない。また、充電率SOCを区切る値もこれに限定されない。
図3〜図9は、電力系統2の周波数変動Δfを抑制するために、発電システム4及び蓄電システム5によって、目標出力として、出力ΔP=1〔MW〕を上昇させる制御について説明するための図である。なお、図で示される数値や蓄電システム5の寄与率は一例であり、これに限定されるものでない。
図3には、(1)充電率SOCが10〜20%の場合における、発電システム4と蓄電システム5の出力電力の配分を示した図である。横軸は時間を示し、縦軸は、出力電力を示しており、左下がりの斜線が付されている領域が蓄電システム5の放電量を示し、右下がりの斜線が付されている領域が発電システム4の発電量を示している。
横軸の時間は、例えば、a秒は90秒、b分は5分、c分は10分とし、a秒で1MWの出力を上昇させることを目標としている。
充電率SOCが10〜20%の場合には、放電終止状態まで迫っており放電許容量(放電できる容量)は十分とはいえないので、寄与率決定部14は、発電システム4からの供給量が最大となるように、蓄電システム5の寄与率を小さめにする。ここで、発電システム4の供給量の最大は、発電システム4の発電設備16の機械的制約に基づいて決まるものであり、例えば、出力変化率をθαとする。これにより、発電システム4の能力を最大限使用して周波数調整をする。
蓄電システム5の寄与率は小さめとしても、発電システム4と併せて蓄電システム5が放電制御され、蓄電システム5の応答追従性がよいことから、a秒で1MWに到達する様子が図3に示されている。
時刻t1において、出力上昇指令が解除されると、発電システム4は、所定の変化率(例えば、変化率θα)で発電出力を低減させ、蓄電システム5は充電率SOCが50%となるように、充電制御される。これにより、発電システム4による出力余剰分は蓄電システム5に充電され、速やかに発電システム4及び蓄電システム5の合計出力が、周波数抑制制御を開始する前の発電システム4及び蓄電システム5の合計出力と同様の出力を得られる。
図4には、(2)充電率SOCが20〜50%の場合における、発電システム4と蓄電システム5の出力電力の配分を示した図である。横軸は時間を示し、縦軸は、出力電力を示しており、左下がりの斜線が付されている領域が蓄電システム5の放電量を示し、右下がりの斜線が付されている領域が発電システム4の発電量を示している。
横軸の時間は、例えば、a秒は90秒、b分は5分とし、a秒で1MWの出力を上昇させることを目標としている。
充電率SOCが20〜50%の場合には、寄与率決定部14は、上記(1)のケースと比較して充電率SOCが放電終止状態まで放電許容量に多少余裕があるので、蓄電システム5の寄与率を少し大きくし、発電システム4の寄与を抑え気味にする。
図4では、発電システム4の出力変化率はθβとして示す(θβ<θαとし、θβを選択した場合の方が、発電システム4の出力電力の供給量の増加は緩やかとなる)。また、出力変化率θβの最小値は、当該発電システム4が、基準値(例えば、10分)で1MWの出力に到達する場合の傾きとする。
発電システム4と併せて蓄電システム5が放電制御され、蓄電システム5の寄与率を少し大きくしたことで、(1)のケースよりも蓄電システム5による放電量が多くなる。また、蓄電システム5の応答追従性がよいことから、発電システム4の出力を緩やかにしても、a秒で1MWに到達する様子が図4に示されている。
時刻t2において、出力上昇指令が解除されると、発電システム4は、所定の変化率(例えば、変化率θβ)で発電出力を低減させ、蓄電システム5は充電率SOCが50%となるように、充電制御される。これにより、発電システム4による出力余剰分は蓄電システム5に充電され、速やかに発電システム4及び蓄電システム5の合計出力が、周波数抑制制御を開始する前の発電システム4及び蓄電システム5の合計出力と同様の出力を得られる。
図5には、蓄電システム5の充電率SOCに対して、発電システム4に与える出力変化率の一例を示している。図5は、充電率SOCが20%の場合は、出力変化率は最大値であるθαとし、充電率SOCが50%に近づくほど出力変化率をθαより小さく設定する設定例である。つまり、充電率SOCが20%の場合より、充電率SOCが50%の場合の方が、発電システム4の寄与率が小さく(出力変化率が緩やかに)なり、蓄電池システム5の寄与率が大きくなる。
図6は、(3)充電率SOCが50〜70%の場合における、発電システム4と蓄電システム5の出力電力の配分を示した図である。横軸は時間を示し、縦軸は、出力電力を示しており、左下がりの斜線が付されている領域が蓄電システム5の放電量を示し、右下がりの斜線が付されている領域が発電システム4の発電量を示している。
横軸の時間は、例えば、a秒は90秒、c分は10分とし、a秒で1MWの出力を上昇させることを目標としている。
充電率SOCが50〜70%の場合には、放電終止状態まで放電許容量に余裕があるので、寄与率決定部14は、発電システム4の供給量を抑える。具体的には、発電システム4より先だって蓄電システム5による放電を開始させ、蓄電システム5の放電開始タイミングより遅れて(例えば、期間tβ。tβ>0)発電システム4が出力開始するように制御する。
このように、発電システム4の制御開始を最大限遅らせる(例えば、5分)ことによって、蓄電システム5の寄与率を大きくし、発電システム4の寄与率を減少させる。また、このとき発電システム4の出力変化率は、最大値のθαとする。
時刻t3において、出力上昇指令が解除されると、発電システム4は、所定の変化率(例えば、変化率θα)で発電出力を低減させ、蓄電システム5は放電を抑える。
図7には、蓄電システム5の充電率SOCに対して、発電システム4の制御開始を遅らせる遅延時間の一例を示している。図7は、充電率SOCが50%の場合は、遅延時間tβを0とし、充電率SOCが70%の場合は、遅延時間tβを5分に設定する設定例である。
つまり、充電率SOCが50%の場合より、充電率SOCが70%の場合の方が、遅延時間が長くなる(発電システム4の制御開始を遅らせる)分、蓄電池システム5の寄与率が上記(1)(2)のケースより大きくなり、発電システム4の寄与率が小さくなる。
図8は、(4)充電率SOCが70〜90%の場合における、発電システム4と蓄電システム5の出力電力の配分を示した図である。横軸は時間を示し、縦軸は、出力電力を示しており、左下がりの斜線が付されている領域が蓄電システム5の放電量を示し、右下がりの斜線が付されている領域が発電システム4の発電量を示している。
横軸の時間は、例えば、a秒は90秒、c分は10分とし、a秒で1MWの出力を上昇させることを目標としている。
充電率SOCが70〜90%の場合には、放電終止状態まで放電許容量にかなり余裕があるので、寄与率決定部14は、発電システム4の供給量を最大限抑える。
具体的には、発電システム4より先だって蓄電システム5による放電を開始させ、蓄電システム5の放電開始タイミングより遅れて(例えば、期間tβ。tβ>0)発電システム4が出力開始するように制御するとともに、発電システム4の出力変化率を最大値θαより緩やかに(出力変化率θβを選択する。θβ<θα)する。
このように、発電システム4の制御開始を遅らせ、かつ、発電システム4の出力変化率を最大値θαより小さいθβを選択することにより、発電システム4の寄与を上記(3)のケースより一層減少させ、蓄電システム5の寄与率を一層大きくする。
時刻t4において、出力上昇指令が解除されると、発電システム4は、所定の変化率(例えば、変化率θβ)で発電出力を低減させ、蓄電システム5は放電を抑える。
図9には、蓄電システム5の充電率SOC70〜90%に対して与える出力変化率の一例を示している。充電率SOC70%の場合は、出力変化率は最大値であるθαとし、充電率SOCが90%に近づくほど出力変化率をθαより小さく設定する設定例が示されている。つまり、充電率SOCが70%の場合より充電率SOCが90%の場合の方が(充電率SOCが高い場合の方が)、発電システム4の寄与が小さく(出力変化率が緩やかに)なり、蓄電池システム5の寄与率が大きくなる。
ここで、例として、1MW出力を得るのに目標a秒を90秒とした根拠は以下の通りである。
例えば、米国を代表する地域送電機関の1つである米国PJM市場においては、ESS等の高速応答調整電源に対する要求波形としては、ΔP/Δt≒11〔kW/sec〕(換言すると、90秒で1〔MW〕の出力)や、ΔP/Δt≒3.3〔kW/sec〕(換言すると、5分で1〔MW〕)を満たす波形を満足することが要求されている。ΔP/Δt≒11〔kW/sec〕(90秒で1〔MW〕の出力)の方が、速く出力が得られることから価値ある電力とされ、5分で1〔MW〕を出力される場合より高価格で売電できるようになっている。そのため、例として、1〔MW〕の出力を得るための目標時間として90秒として示した。
発電システム4の発電設備16のみでは、価値ある電力(例えば、1MW/90秒)を得ることができないので、本実施形態においては、発電システム4による出力制御と、応答性が得られる蓄電システム5による出力制御(充放電制御)とを組み合わせることによって、価値ある電力を得られるようにした。
図10〜図15は、電力系統2の周波数変動を抑制するために、発電システム4及び蓄電システム5によって1〔MW〕の出力を低減させる制御について説明するための図である。なお、図で示される数値や蓄電システム5の寄与率は一例であり、これに限定されるものでない。
図10には、(4)´充電率SOCが70〜90%の場合における、発電システム4と蓄電システム5の出力低減の配分を示した図である。横軸は時間を示し、縦軸は、出力電力を示しており、左下がりの斜線が付されている領域が蓄電システム5の充電量を示し、右下がりの斜線が付されている領域が発電システム4の出力低減量を示している。
横軸の時間は、例えば、a秒は90秒、b分は5分、c分は10分とし、a秒で1MWの出力を低減させることを目標としている。
充電率SOCが70〜90%の場合には、充電停止状態が迫っており、充電許容量(充電できる空き容量)は十分とはいえないので、寄与率決定部14は、発電システム4による出力低減が最大となるように、蓄電システム5の寄与率を小さめにする。ここで、発電システム4の出力低減の最大は、発電システム4の発電設備16の機械的制約に基づいて決まるものであり、例えば、出力変化率をθαとする。これにより、発電システム4の能力を最大限使用して周波数調整をする。
蓄電システム5の寄与率は小さめとしても、発電システム4と併せて蓄電システム5が充電制御され、蓄電システム5の応答追従性がよいことから、a秒で1MW低減される様子が図10に示されている。
時刻t5において、出力低減指令が解除されると、発電システム4は、所定の変化率(例えば、変化率θα)で出力上昇させ、蓄電システム5は充電率SOCが50%となるように、放電制御される。これにより、発電システム4による出力不足分は蓄電システム5が放電されて出力が補完されることにより、速やかに発電システム4及び蓄電システム5の合計出力が、周波数抑制制御を開始する前の発電システム4及び蓄電システム5の合計出力と同様の出力を得られる。
図11には、(3)´充電率SOCが50〜70%の場合における、発電システム4と蓄電システム5の出力低減の配分を示した図である。横軸は時間を示し、縦軸は、出力電力を示しており、左下がりの斜線が付されている領域が蓄電システム5の充電量を示し、右下がりの斜線が付されている領域が発電システム4の出力低減量を示している。
横軸の時間は、例えば、a秒は90秒、b分は5分とし、a秒で1MWの出力を低減させることを目標としている。
充電率SOCが50〜70%の場合には、寄与率決定部14は、上記(4)´のケースと比較して充電停止状態まで充電許容量に多少余裕があるので、発電システム4の寄与を抑え気味にし、蓄電システム5の寄与率を少し大きくする。
図4では、発電システム4の出力変化率はθβとして示す(θβ<θαとし、θβを選択した場合の方が、発電システム4の出力低減は緩やかとなる)。また、出力変化率θβの最小値は、当該発電システム4が、基準値(例えば、10分)で1MWの出力低減する場合の傾きとする。
発電システム4と併せて蓄電システム5が充電制御され、蓄電システム5の寄与率を少し大きくしたことで、(4)´のケースよりも蓄電システム5による充電量が多くなり、蓄電システム5の応答追従性がよいことから、発電システム4の出力低減を緩やかにしても、a秒で1MW低減できる様子が図11に示されている。
時刻t6において、出力低減指令が解除されると、発電システム4は、所定の変化率(例えば、出力変化率θβ)で出力上昇させ、蓄電システム5は充電率SOCが50%となるように、放電制御される。これにより、発電システム4による出力不足分は蓄電システム5が放電されることで補完され、速やかに発電システム4及び蓄電システム5の合計出力が、周波数抑制制御を開始する前の発電システム4及び蓄電システム5の合計出力と同様の出力を得られる。
図12は、蓄電システム5の充電率SOC50〜70%に対して与える出力変化率の一例を示している。充電率SOC50%の場合は、出力変化率は最小値とし、充電率SOCが70%に近づくほど出力変化率をθαに設定する設定例が示されている。つまり、充電率SOCが70%の場合より充電率SOCが50%の場合に、発電システム4の寄与を小さく(出力変化率を緩やかに)し、蓄電池システム5の寄与率を大きくする。
図13は、(2)´充電率SOCが20〜50%の場合における、発電システム4と蓄電システム5の出力低減の配分を示した図である。横軸は時間を示し、縦軸は、出力電力を示しており、左下がりの斜線が付されている領域が蓄電システム5の充電量を示し、右下がりの斜線が付されている領域が発電システム4の出力低減量を示している。
横軸の時間は、例えば、a秒は90秒、c分は10分とし、a秒で1MWの出力を低減させることを目標としている。
充電率SOCが20〜50%の場合には、充電停止状態まで充電許容量に余裕があるので、寄与率決定部14は、発電システム4による出力低減を抑える。具体的には、発電システム4より先だって蓄電システム5による充電を開始させ、蓄電システム5の充電開始タイミングより遅れて(例えば、期間tβ。tβ>0)発電システム4が出力低減開始するように制御する。
このように、発電システム4の出力低減制御の開始を遅らせることによって、発電システム4の寄与を減少させ、蓄電システム5の寄与率を大きくする。また、このとき発電システム4の出力変化率は、最大値のθαとする。
時刻t7において、出力低減指令が解除されると、発電システム4は、所定の変化率(例えば、変化率θα)で発電出力を上昇させ、蓄電システム5は充電を抑える。
図14は、蓄電システムの充電率SOCが20〜50%の場合に対する、発電システム4の出力低減制御を遅らせる遅延時間の一例を示している。図14は、充電率SOCが20%の場合は、遅延時間tβを5分とし、充電率SOCが50%の場合は、遅延時間tβを0分に設定する設定例である。
つまり、充電率SOCが50%の場合より、充電率SOCが20%の場合の方が、遅延時間が長くなる(発電システム4の出力低減制御の開始を遅らせる)分、発電システム4の寄与が小さくなり、蓄電池システム5の寄与率は、上記(3)´のケースより大きくなる。
図15は、(1)´充電率SOCが10〜20%の場合における、発電システム4と蓄電システム5の出力低減の配分を示した図である。横軸は時間を示し、縦軸は、出力電力を示しており、左下がりの斜線が付されている領域が蓄電システム5の充電量を示し、右下がりの斜線が付されている領域が発電システム4の出力低減量を示している。
横軸の時間は、例えば、a秒は90秒、c分は10分とし、a秒で1MWの出力を低減させることを目標としている。
充電率SOCが10〜20%の場合には、充電停止状態まで充電許容量にかなり余裕があるので、寄与率決定部14は、発電システム4による出力低減を最大限抑える。
具体的には、発電システム4より先だって蓄電システム5による充電を開始させ、蓄電システム5の充電開始タイミングより遅れて(例えば、期間tβ。tβ>0)発電システム4の出力低減を開始するように制御するとともに、発電システム4の出力変化率を最大値θαより緩やかに(出力変化率θβを選択する。θβ<θα)する。
このように、発電システム4の出力低減制御の開始を遅らせ、かつ、発電システム4の出力変化率を最大値θαより小さいθβを選択することにより、発電システム4の寄与を上記(2)´のケースより一層減少させ、蓄電システム5の寄与率を一層大きくする。
時刻t8において、出力低減指令が解除されると、発電システム4は、所定の変化率(例えば、変化率θβ)で発電出力を上昇させ、蓄電システム5は充電を抑える。
以下に、本実施形態に係る出力制御装置10によるLFC制御について図16及び図17を用いて説明する。
図16は、出力制御装置10による出力上昇制御をする場合の動作フローである。
電力系統2から出力上昇指令を取得すると(図16のステップSA1)、電力系統2の周波数変動値Δfに基づいて、それを抑制するための出力ΔPが求められる(図16のステップSA2)。蓄電システム5の充電率SOCが70%以上90%未満であるか否かが判定され(図16のステップSA3)、70%以上90%未満であれば、蓄電システム4を放電制御し、遅延時間tβ後に、出力変化率(傾き)θβで発電システム5を出力制御する(図16のステップSA4)。70%以上90%未満でない場合には充電率SOCが50%以上70%未満か否かが判定される(図16のステップSA5)。50%以上70%未満である場合には、蓄電システム4を放電制御し、遅延時間tβ後に、出力変化率は最大値θαで発電システム5を出力制御する(図16のステップSA6)。
充電率SOCが50%以上70%未満でない場合には、充電率SOCが20%以上50%未満か否かが判定される(図16のステップSA7)。20%以上50%未満である場合には、遅延時間は設定せずに蓄電システム5と発電システム4とを制御開始させ、かつ、発電システム4の出力変化率は最大値θαより緩やかな変化率θβで制御する(図16のステップSA8)。充電率SOCが20%以上50%未満でない場合には、充電率SOCが10%より大きく20%未満であるか否かを判定する(図16のステップSA9)。充電率SOCが10%より大きく20%未満である場合には、遅延時間は設定せずに蓄電システム5と発電システム4とを制御開始させ、かつ、発電システム4の出力変化率を最大値θαに設定して発電システム4を制御する(図16のステップSA10)。
なお、いずれのケースにおいても蓄電システム5は、ステップSA4,ステップSA6,ステップSA8,ステップSA10で発電システム4の制御に基づいて決定される指令値に瞬時追従し、蓄電システム5及び発電システム4の合成出力が指令値と等しくなるように充放電量が制御される。
次に、図17は、出力制御装置10による出力低減制御をする場合の動作フローである。
電力系統2から出力低減指令を取得すると(図17のステップSB1)、電力系統2の周波数変動値Δfに基づいて、それを抑制するための出力ΔPが求められる(図17のステップSB2)。蓄電システム5の充電率SOCが70%以上90%未満であるか否かが判定され(図17のステップSB3)、70%以上90%未満であれば、遅延時間は設定せずに蓄電システム5と発電システム4とを制御開始させ、蓄電システム5は充電制御し、かつ、発電システム4の出力変化率を最大値θαに設定して発電システム4を制御する。(図17のステップSB4)。70%以上90%未満でない場合には充電率SOCが50%以上70%未満か否かが判定される(図17のステップSB5)。50%以上70%未満である場合には、遅延時間は設定せずに蓄電システム5と発電システム4とを制御開始させ、かつ、発電システム4の出力変化率は最大値θαより緩やかな変化率θβで制御する(図17のステップSB6)。
充電率SOCが50%以上70%未満でない場合には、充電率SOCが20%以上50%未満か否かが判定される(図17のステップSB7)。20%以上50%未満である場合には、蓄電システム4を充電制御し、その後遅延時間tβ後に、出力変化率は最大値θαで発電システム5を出力低減制御する(図17のステップSB8)。20%以上50%未満でない場合には、充電率SOCが10%より大きく20%未満であるか否かを判定する(図17のステップSB9)。充電率SOCが10%より大きく20%未満である場合には、蓄電システム4を充電制御し、遅延時間tβ後に、出力変化率(傾き)θβで発電システム5を出力低減制御する(図17のステップSB10)。
なお、いずれのケースにおいても蓄電システム5は、ステップSB4,ステップSB6,ステップSB8,ステップSB10で発電システム4の制御に基づいて決定される指令値に瞬時追従し、蓄電システム5及び発電システム4の合成出力が指令値と等しくなるように充放電量が制御される。
以上説明してきたように、本実施形態に係る電力系統の出力制御装置10、それを備えた周波数制御システム1、及び周波数制御方法並びに周波数制御プログラムによれば、電力系統2に電力供給する発電システム4と蓄電システム5が電力系統に接続されており、検出された電力系統2の周波数と基準周波数とに周波数変動Δfがあればこれを抑制するための出力偏差ΔPが算出される。目標出力までの出力偏差ΔPに対する蓄電システム5の寄与率が蓄電システム5の充電率SOCに応じて決定されると、寄与率に基づいて蓄電システム5の充放電が制御されるとともに、蓄電システム5の寄与率に基づいて発電システム4の発電が制御される。
これにより、出力の増加が必要なとき、蓄電システム5の充電率SOCが高ければ蓄電システム5の寄与率を高くして蓄電システム5から多く放電させて発電システム4を抑え気味で発電させ、蓄電システム5の充電率が低ければ蓄電システム5の寄与率を低くして蓄電システム5から少なめに放電させて発電システム5を最大限発電させる等の運用ができる。出力の減少が必要なときは、蓄電システム5の充電率SOCが高ければ蓄電システム5の寄与率を低くするため発電システム4を出力低減するが、その際の出力変化率を最大とし、蓄電システム5への充電量を少なくさせ、蓄電システム5の充電率が低ければ蓄電システム5の寄与率を高くするため、発電システム5を出力低減の出力変化率を緩やかにし、蓄電システム5の充電量を多くする等の運用ができる。
このように、蓄電システム5の充電率SOCに応じて、蓄電システム5の寄与率を調整することにより、LFC機能の応答性に変化を与えて周波数変動抑制制御を行うことができる。
一般的に、発電システム4が有する発電機(例えば、タービン発電機)の応答性は、機械的な制約によって蓄電システム5の充放電の応答性より劣るため従来のLFC制御では、短周期成分の変動に対して応答性が良くなかったが、本実施形態のように発電システム4と蓄電システム5とを組み合わせ、かつ、発電システム4の充電率SOCに応じて、蓄電システム5の寄与率を変動させることにより、価値ある電力(例えば、1MW/90秒)が応答性よく得られ、かつ、所望の出力が継続的に得られる。
また、発電システム4による出力上昇を開始するタイミング(または出力低減を開始するタイミング)を、蓄電システム5による充放電開始のタイミングより遅らせる場合には、蓄電システム5による充放電開始のタイミングと一致させた場合と比較して、蓄電システム5による寄与率が高くなる。このように、発電システム4による出力調整開始のタイミングを決定することによって、簡便に蓄電システム5の寄与率が設定できる。
なお、本発明は上述した実施形態に限定されることはなく、その要旨を逸脱しない範囲内において適宜変更することができる。
1 周波数制御システム
2 電力系統
3 中央操作室
4 発電システム(発電設備)
5 蓄電システム(蓄電装置)
10 出力制御装置(周波数制御装置)
11 周波数検出部(周波数検出手段)
12 出力算出部(出力算出手段)
13 充電率検出部(充電率検出手段)
14 寄与率決定部(寄与率決定手段)
15 制御部(制御手段)

Claims (9)

  1. 電力系統に電力供給する発電設備及び蓄電装置が接続される電力系統の負荷周波数を制御する周波数制御装置であって、
    前記電力系統の周波数を検出する周波数検出手段と、
    前記電力系統の周波数と基準周波数との差に基づいて前記電力系統に電力供給する目標出力を算出する出力算出手段と、
    前記蓄電装置の充電率を検出する充電率検出手段と、
    前記蓄電装置の充電率に応じて、前記目標出力に対する前記蓄電装置の出力の割合の寄与率を決定する寄与率決定手段と、
    前記寄与率に基づいて前記蓄電装置の充放電量を制御し、かつ、前記寄与率に基づいて前記発電設備の発電出力を制御し、前記電力系統の周波数と前記基準周波数との差を抑制する制御手段と
    を具備し、
    前記寄与率決定手段は、前記蓄電装置の充電率に応じて、前記発電設備による出力の調整を開始させるタイミングを決定する電力系統の周波数制御装置。
  2. 前記寄与率決定手段は、前記発電設備の出力変化率を、少なくとも前記蓄電装置の充電率に応じて決定する請求項1に記載の電力系統の周波数制御装置。
  3. 前記目標出力まで出力上昇制御する場合に、
    前記蓄電装置が放電されないようにする放電終止状態までの放電許容量が大きい程、前記発電設備の前記出力変化率を小さくする請求項2に記載の電力系統の周波数制御装置。
  4. 前記目標出力まで出力低減制御する場合に、
    前記蓄電装置が充電されないようにする充電停止状態までの充電許容量が大きい程、前記発電設備の前記出力変化率を小さくする請求項2に記載の電力系統の周波数制御装置。
  5. 前記目標出力まで出力上昇制御する場合に、
    前記蓄電装置が放電されないようにする放電終止状態までの放電許容量が大きい程、前記発電設備による出力の調整を開始させる前記タイミングを遅らせる請求項に記載の電力系統の周波数制御装置。
  6. 前記目標出力まで出力低減制御する場合に、
    前記蓄電装置が充電されないようにする充電停止状態までの充電許容量が大きい程、前記発電設備による出力の調整を開始させる前記タイミングを遅らせる請求項に記載の電力系統の周波数制御装置。
  7. 請求項1から請求項のいずれかに記載の電力系統の周波数制御装置と、
    電力系統に電力供給する発電設備と、
    前記電力系統に電力供給する蓄電装置と
    を具備する周波数制御システム。
  8. 電力系統に電力供給する発電設備及び蓄電装置が接続される電力系統の負荷周波数を制御する周波数制御方法であって、
    前記電力系統の周波数を検出する周波数検出工程と、
    前記電力系統の周波数と基準周波数との差に基づいて前記電力系統に電力供給する目標出力を算出する出力算出工程と、
    前記蓄電装置の充電率を検出する充電率検出工程と、
    前記蓄電装置の充電率に応じて、前記目標出力に対する前記蓄電装置の出力の割合の寄与率を決定し、前記蓄電装置の充電率に応じて、前記発電設備による出力の調整を開始させるタイミングを決定する寄与率決定工程と、
    前記寄与率に基づいて前記蓄電装置の充放電を制御し、かつ、前記寄与率に基づいて前記発電設備の発電出力を制御し、前記電力系統の周波数と前記基準周波数との差を抑制する制御工程
    有する電力系統の周波数制御方法。
  9. 電力系統に電力供給する発電設備及び蓄電装置が接続される電力系統の負荷周波数を制御する周波数制御プログラムであって、
    前記電力系統の周波数を検出する周波数検出処理と、
    前記電力系統の周波数と基準周波数との差に基づいて前記電力系統に電力供給する目標出力を算出する出力算出処理と、
    前記蓄電装置の充電率を検出する充電率検出処理と、
    前記蓄電装置の充電率に応じて、前記目標出力に対する前記蓄電装置の出力の割合の寄与率を決定し、前記蓄電装置の充電率に応じて、前記発電設備による出力の調整を開始させるタイミングを決定する寄与率決定処理と、
    前記寄与率に基づいて前記蓄電装置の充放電を制御し、かつ、前記寄与率に基づいて前記発電設備の発電出力を制御し、前記電力系統の周波数と前記基準周波数との差を抑制する制御処理
    をコンピュータに実行させるための電力系統の周波数制御プログラム。
JP2014210830A 2014-10-15 2014-10-15 電力系統の周波数制御装置、それを備えた周波数制御システム、及び周波数制御方法並びに周波数制御プログラム Active JP6456651B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014210830A JP6456651B2 (ja) 2014-10-15 2014-10-15 電力系統の周波数制御装置、それを備えた周波数制御システム、及び周波数制御方法並びに周波数制御プログラム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014210830A JP6456651B2 (ja) 2014-10-15 2014-10-15 電力系統の周波数制御装置、それを備えた周波数制御システム、及び周波数制御方法並びに周波数制御プログラム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2016082679A JP2016082679A (ja) 2016-05-16
JP6456651B2 true JP6456651B2 (ja) 2019-01-23

Family

ID=55959211

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014210830A Active JP6456651B2 (ja) 2014-10-15 2014-10-15 電力系統の周波数制御装置、それを備えた周波数制御システム、及び周波数制御方法並びに周波数制御プログラム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6456651B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US12021387B2 (en) 2020-06-22 2024-06-25 Kabushiki Kaisha Toshiba Power storage control system

Families Citing this family (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6903882B2 (ja) * 2016-09-06 2021-07-14 日本電気株式会社 制御装置、制御方法、およびプログラム
GB201813875D0 (en) * 2018-08-24 2018-10-10 Open Energi Ltd Battery energy storage system
WO2020084688A1 (ja) * 2018-10-23 2020-04-30 三菱電機株式会社 系統システム、制御装置及び系統システムの制御方法
CN111799817B (zh) * 2019-04-01 2024-05-10 斗山重工业建设有限公司 发电站连接型能量存储系统及其控制方法
JP2021048696A (ja) 2019-09-18 2021-03-25 株式会社東芝 充放電装置
JP7374720B2 (ja) * 2019-10-31 2023-11-07 株式会社東芝 電力制御装置および電力制御方法
CN111564852B (zh) * 2020-03-25 2021-10-08 上海电力大学 一种含电动汽车的混合电力系统的频率控制方法和装置
DE112021007530T5 (de) * 2021-04-16 2024-03-14 Kabushiki Kaisha Toshiba Leistungssteuerungsvorrichtung und Leistungssteuerungsverfahren

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11196530A (ja) * 1997-12-26 1999-07-21 Hitachi Ltd 発電機負荷配分装置
WO2012177633A2 (en) * 2011-06-20 2012-12-27 The Aes Corporation Hybrid electric generating power plant that uses a combination of real-time generation facilities and energy storage system
JP6075116B2 (ja) * 2012-02-29 2017-02-08 富士電機株式会社 需給制御装置
WO2014123188A1 (ja) * 2013-02-08 2014-08-14 日本電気株式会社 電池制御装置、電池制御支援装置、電池制御システム、電池制御方法、電池制御支援方法、および記録媒体

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US12021387B2 (en) 2020-06-22 2024-06-25 Kabushiki Kaisha Toshiba Power storage control system

Also Published As

Publication number Publication date
JP2016082679A (ja) 2016-05-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6456651B2 (ja) 電力系統の周波数制御装置、それを備えた周波数制御システム、及び周波数制御方法並びに周波数制御プログラム
El-Bidairi et al. Optimal sizing of Battery Energy Storage Systems for dynamic frequency control in an islanded microgrid: A case study of Flinders Island, Australia
US9800051B2 (en) Method and apparatus for controlling energy flow between dissimilar energy storage devices
US9859828B2 (en) Power plant and energy storage system for provision of grid ancillary services
JP5664889B1 (ja) 時変ドループに基づく風力発電機の慣性制御方法
JP6075116B2 (ja) 需給制御装置
JP6116971B2 (ja) 制御装置及び方法並びにプログラム、それを備えたマイクログリッド
JP2010041802A (ja) 二次電池の制御装置および制御方法
JP2013162623A (ja) 給電システム
JP6300256B2 (ja) 太陽電池−蓄電池連携システムおよび電力変換制御装置
JPWO2011122669A1 (ja) 電力供給システム、電力供給方法および電力供給システムの制御プログラム
JP6338009B1 (ja) 電力貯蔵装置を用いた電力安定化システム及び制御装置
JP2012241576A (ja) 風力発電装置群の制御システム及び制御方法
JP5475019B2 (ja) 電力供給方法、コンピュータ読み取り可能な記録媒体および発電システム
WO2015118744A1 (ja) エネルギーマネジメントシステム
JP2016131434A (ja) エネルギー管理システム、エネルギー管理方法及びコンピュータプログラム
JP2016149839A (ja) 電力貯蔵装置の制御装置、風力発電システムおよび電力貯蔵装置の制御方法
JP2016010214A (ja) 消費電力制御装置および消費電力制御方法
JP6503155B2 (ja) 分散電源の出力変動抑制システム
JP5901495B2 (ja) 分散型電源装置の出力安定化制御装置
JP2018023262A (ja) 電力供給システム
JP6324731B2 (ja) 制御装置、それを備えた発電システム、及び制御方法並びに制御プログラム
JP6422682B2 (ja) 電力制御装置および電力制御方法
JP7117546B2 (ja) 電力制御装置、電力制御方法
JP6474017B2 (ja) 電力系統における周波数制御方法及び周波数制御システム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20170919

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20180627

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20180703

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20180831

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20181101

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20181120

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20181219

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6456651

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150