JP6456183B2 - 制御装置、通信システム、および消費電力制御方法 - Google Patents

制御装置、通信システム、および消費電力制御方法 Download PDF

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Description

本発明は、機器を制御する制御装置、通信システム、および消費電力制御方法に関する。
従来、電気機器の消費電力量を、目標値を用いて制御することが知られている。
たとえば、特許文献1には、上記の制御を行なうホームコントローラが開示されている。当該ホームコントローラは、電気機器の消費電力に関する情報を受信する。ホームコントローラは、さらに、受信される消費電力に関する情報に基づく電気機器の消費電力量と、目標との差分の積算値を算出する。ホームコントローラは、算出される差分の積算値から、電気機器の消費電力量の変化の傾向を検出する。ホームコントローラは、検出された変化の傾向に基づいて、消費電力が変化するように電気機器を制御するための情報を出力する。
また、特許文献2,3にも、電気機器の消費電力量を、目標値を用いて制御する構成が開示されている。
特開2014−14250号公報 特開2009−106086号公報 特開2012−191717号公報
しかしながら、従来の目標値を用いた制御では、以下のような問題を生じる。
1ヶ月間の電力使用量(消費電力量)の目標値を定めてから、当該目標値を1日分の目標値に変換する場合を例に挙げる。この場合、設定した目標値を1日分の目標値に分配する際に、分配の仕方が適切でなければ、目標値よりも多くの電力量を削減してしまうことがある。また、1日分の目標値と1日の実績値との差分の扱い方が適切でないと、同様に、目標値よりも多くの電力量を削減してしまうことがある。それゆえ、ユーザが予想していた以上に、快適性が損なわれてしまう状況が発生するおそれがある。
本願発明は、上記の問題点に鑑みなされたものであって、その目的は、目標値に基づいた精度の高い消費電力量の削減を可能とする制御装置、当該制御装置を備えた通信システム、および当該制御装置における消費電力制御方法に関する。
本発明のある局面に従うと、制御装置は、建物に備えられた機器の消費電力を削減するための制御を行なう。制御装置は、建物における消費電力の測定結果に基づき、予め定められた期間の開始時から期間内の予め定められたタイミング迄の消費電力の積算値を取得する積算値取得手段を備える。タイミングは、期間内に複数設けられている。制御装置は、各タイミングにおいて、建物における過去の消費電力量に基づいた基準データと、積算値と、指定された削減目標値分の電力量を削減するための演算により得られた電力に関する量とを用いて、開始時からタイミング迄の消費電力量の基準値を算出する基準値算出手段と、各タイミングにおいて、削減目標値と積算値と基準値とに基づき、削減目標値分の電力量が削減されているか否かを判断する判断手段とをさらに備える。制御装置は、削減目標値分の電力が削減されていない場合、機器の消費電力を削減するための制御を行なう。
好ましくは、電力に関する量は、前記制御に基づく制御量である。
好ましくは、制御量は、制御によって削減されたと推定される削減量である。
好ましくは、制御装置は、電気料金の削減目標金額の入力を受け付ける受付手段をさらに備える。制御装置は、削減目標金額に基づき、削減目標値を算出する。
好ましくは、基準データは、期間における消費電力の積算値の推移を正規化したものである。基準値算出手段は、正規化された値に予め算出された係数を乗じることにより、基準値を算出する。
好ましくは、基準値算出手段は、各タイミングにおいて、積算値と削減量との合計値と、基準値との差の絶対値を算出する。基準値算出手段は、各タイミングにおいて、絶対値の和が最少となるように係数を決定する。
本発明の他の局面に従うと、制御装置は、建物に備えられた機器の消費電力を削減するための制御を行なう。制御装置は、建物における過去の消費電力量に基づき予め定められた期間における消費電力の積算値の推移を正規化したデータと、期間の開始時から期間内における複数の予め定められたタイミングの各々のタイミング迄に消費された各電力量と、制御によって各タイミング迄に削減された各電力量と用いて、消費電力の削減目標値分の電力量が削減されているか否かを判断する。制御装置は、削減目標値分の電力が削減されていない場合、機器の消費電力を削減するための制御を行なう。
本発明のさらに他の局面に従うと、通信システムは、建物に備えられた機器の消費電力を削減するための制御装置と、制御装置に通信可能なサーバ装置とを備える。サーバ装置は、建物における消費電力の測定結果に基づき、予め定められた期間の開始時から期間内の予め定められたタイミング迄の消費電力の積算値を取得する。タイミングは、期間内に複数設けられている。サーバ装置は、各タイミングにおいて、建物における過去の消費電力量に基づいた基準データと、積算値と、指定された削減目標値分の電力量を削減するための演算により得られた電力に関する量とを用いて、開始時からタイミング迄の消費電力量の基準値を算出する。サーバ装置は、各タイミングにおいて、削減目標値と積算値と基準値とに基づき、削減目標値分の電力量が削減されているか否かを判断する。制御装置は、削減目標値分の電力が削減されていない場合、機器の消費電力を削減するための制御を行なう。
本発明のさらに他の局面に従うと、消費電力制御方法は、建物に備えられた機器の消費電力を削減するための制御装置において実行される。消費電力制御方法は、建物における消費電力の測定結果に基づき、予め定められた期間の開始時から期間内の予め定められたタイミング迄の消費電力の積算値を取得するステップを備える。タイミングは、期間内に複数設けられている。消費電力制御方法は、各タイミングにおいて、建物における過去の消費電力量に基づいた基準データと、積算値と、指定された削減目標値分の電力量を削減するための演算により得られた電力に関する量とを用いて、開始時からタイミング迄の消費電力量の基準値を算出するステップと、各タイミングにおいて、削減目標値と積算値と基準値とに基づき、削減目標値分の電力量が削減されているか否かを判断するステップと、削減目標値分の電力が削減されていない場合、機器の消費電力を削減するための制御を行なうステップとを備える。
上記の発明によれば、目標値に基づいた精度の高い消費電力量の削減が実現可能となる。
本実施の形態に係る通信システム1におけるシステム構成の概略図である。 基準データの典型例を表した図である。 消費電力量の削減制御を行なわなかったと仮定した場合における、建物900における現在時刻Tnの積算消費電力量E(t)を表した図である。 消費電力量の削減制御を行なわなかったと仮定した場合における、建物900における当日分(24時間分)の積算消費電力量α(係数α)を表した図である。 現在時刻Tnにおける、消費電力を削減するか否かの判定基準となる消費電力量を説明するための図である。 通信システム1を構成する各機器の機能的構成を説明するための機能ブロック図である。 制御装置10の制御部101の具体的構成を説明するための機能ブロック図である。 制御装置10の処理についての典型的な流れの一例を説明するためのフローチャートである。 端末装置12のハードウェア構成の典型例を表した図である。 中継器11のハードウェア構成の典型例を表した図である。 サーバ装置70のハードウェア構成の典型例を表した図である。
以下、図面を参照しつつ、本発明の各実施の形態に係る通信システムについて説明する。また、以下の説明では、同一の部材には同一の参照符号を付してある。それらの名称および機能も同じである。したがって、それらについての詳細な説明は繰り返さない。
<A.通信システムの概要>
図1は、本実施の形態に係る通信システム1におけるシステム構成の概略図である。図1を参照して、通信システム1は、中継器11と、端末装置12と、アクセスポイントである無線ルータ20と、スマートメータ30と、分電盤40と、電力計測装置50と、複数の家電61,62,63と、サーバ装置70とを備える。
以下では、中継器11と端末装置12とを含んだ構成を、「制御装置10」と称する。また、家電61,62,63の各々を区別しない場合には、「家電60」と称する。
無線ルータ20と、中継器11と、分電盤40と、電力計測装置50とは、住宅等の建物900内に設置されている。スマートメータ30は、典型的には、建物900の外に設置される。
スマートメータ30は、一定間隔毎(たとえば15分毎)に、消費電力量(使用電力量)を計測する。スマートメータ30は、遠隔による自動検針を行なうための通信機能を備える。さらに、スマートメータ30は、建物900内向けの通信機能を有する。具体的には、スマートメータ30は、中継器11と通信可能に構成されている。
分電盤40は、電力会社の電線を通じて建物900に送られてきた電力を分電する。分電盤40は、上流側から順に、主幹ブレーカ(サービスブレーカ)と、複数の分岐ブレーカ(安全ブレーカ)と、複数のCT(Current Transformer)センサとを含む(図6参照)。
電力計測装置50は、分電盤40と接続されている。電力計測装置50は、中継器11と無線通信が可能である。電力計測装置50は、分電盤40から受信した電流値と、分電盤40から取得した電圧値とに基づき、分岐ブレーカの負荷(家電60)の消費電力を計算する。
端末装置12は、サーバ装置70と、無線ルータ20およびインターネット等のネットワークとによって、サーバ装置70に通信可能に接続されている。建物900の住人は、端末装置12に対して、後述する削減目標値P等の入力を行なう。端末装置12は、入力された削減目標値Pを、無線ルータ20を介して、中継器11に送信する。また、端末装置12は、中継器11から送信されたデータを、無線ルータ20を介して受信する。
端末装置12は、典型的には、タブレット端末である。なお、端末装置12は、タブレット端末に限定されず、通信機能と表示機能を有する電子機器であれば、特に限定されるものではない。
中継器11は、端末装置12からの指令に基づき、家電60の動作を制御する。また、中継器11は、スマートメータ30および電力計測装置50から、消費電力量に関するデータを受信する。中継器11は、家電60から受信したデータを、無線ルータ20を介して、端末装置12に送信する。
なお、本実施の形態では、一例として、制御装置10および各家電60は、ECHONET Lite(登録商標)に対応しているものとして説明する。また、サーバ装置70の機能については、後述する。
<B.演算処理>
図2は、基準データの典型例を表した図である。基準データは、建物900における過去の消費電力量に基づいたデータである。基準データは、典型的には、関数として規定される。それゆえ、以下では、基準データを「関数F(t)」とも称する。なお、入力変数tは、時刻を表す。
図2を参照して、関数F(t)は、消費電力を予測するためのアルゴリズムを用いて生成される。基準データは、たとえば、当日と同じ月および同じ曜日の過去の消費電力量に基づいて生成される。また、関数F(t)は、当日の天気予報情報に含まれる気温の予想推移情報と、過去の消費電力量と気温情報との相関等から作成することも可能である。なお、関数F(t)は、端末装置12において生成されてもよいし、別の装置(たとえば、サーバ装置70)により生成された後、端末装置12に送信されてもよい。
関数F(t)における入力変数tの範囲は、予め定められた期間である。本実施の場合には、入力変数tの範囲は、0時から24時である。より詳しくは、関数F(t)は、単調増加関数であって、0時から24時における消費電力の積算値の推移を正規化したものある。つまり、上記範囲内の任意のtにおいて関数F(t)の値を0以上かつ1以下とするとともに、F(0時)=0、F(24時)=1としたものである。
なお、関数F(t)は、1次関数であってもよいし、2次以上の関数であってもよい。また、以下では、15分毎の関数F(t)の値を用いるため、関数F(t)は、階段関数であってもよい。また、基準データとして、関数F(t)の代わりに、15分毎の時間と0〜1の数値とが対応付けられたデータテーブルを用いてもよい。
図3は、消費電力量の削減制御を行なわなかったと仮定した場合における、建物900における現在時刻Tnの積算消費電力量E(t)(以下、「推定積算消費電力量E(t)」とも称する)を表した図である。図3を参照して、推定積算消費電力量E(t)は、建物900における消費電力の積算値(以下、「積算消費電力量R(t)」とも称する)と、指定された削減目標値(P)分の電力量を削減するための演算により得られた電力に関する量との和として求められる。典型的には、当該電力に関する量は、上記削減制御に基づく制御量である。具体的には、当該電力に関する量(制御量)は、制御装置10の制御によって削減されたと推定される消費電力の積算値(以下、「積算削減量I(t)」と称する)である。
なお、本実施の形態では、15分毎に推定積算消費電力量E(t)を求める構成のため、時刻T1は0時15分であり、時刻T2は0時30分、時刻T3は0時45分である。また、図3においては、“n”は、2以上かつ96以下の任意の自然数である。
端末装置12は、スマートメータ30または電力計測装置50から取得した電力量に基づき、積算消費電力量R(t)を算出する。端末装置12は、たとえば、以下のような計算により積算削減量I(t)を求める。
端末装置12は、たとえばエアーコンディショナである家電62の設定温度を1℃(削減率A=10%)下げた場合、エアーコンディショナの実績消費電力Prを用いて、非制御電力Pp=Pr/(1−A/100)とする。非制御電力Ppの積算値を、家電62についての積算削減量とする。端末装置12は、各家電60に関する積算削減量の総和を積算削減量I(t)とする。
図4は、消費電力量の削減制御を行なわなかったと仮定した場合における、建物900における当日分(24時間分)の積算消費電力量α(以下、αを係数として用いることから、「係数α」とも称する)を表した図である。以下、係数αの算出方法を説明する。
端末装置12は、以下の式(1)に示すように、推定積算消費電力量E(Ti)(1≦Ti≦Tn)と、関数F(Ti)と、求める対象である係数αとを含む関数G(Tn)を利用することにより、係数αを求める。具体的には、端末装置12は、G(Tn)の値が最小となるような係数αを求める。
Figure 0006456183
一例として、積算消費電力量R(Tn)が8kWh、積算削減量I(Tn)が2kWh、F(Tn)が0.45であるとする。この場合、図4を参照して、推定積算消費電力量E(t)は、10(=8+2)kWhとなる。また、係数αは、式(1)を用いた上記演算により、20kWhとなったとする。このとき、0時から現在時刻Tn迄の消費電力量の基準値、具体的には関数F(Tn)にαを乗じた値(αF(Tn))は、9(=0.45×20)kWhとなる。
時刻Tnのときのαの値は、E(Tn)を考慮するため、E(Tn)を考慮しない1つ前のタイミングである時刻Tn−1のときのαの値とは異なる。また、同様に、時刻Tn−1のときのαの値は、E(Tn−1)を考慮するため、E(Tn−1)を考慮しない1つ前のタイミングである時刻Tn−2のときのαの値とは異なる。つまり、αの値は、15分毎の演算により変動する。
なお、現在時刻Tn迄の各F(Ti)の値が0の場合には、制御装置10(端末装置12および中継器11)は、消費電力量を削減する制御を行なわない。つまり、端末装置12は、係数αを求める必要はない。
図5は、現在時刻Tnにおける、消費電力を削減するか否かの判定基準となる消費電力量(以下、「閾値L(Tn)」とも称する)を説明するための図である。以下、ユーザが、当日分の削減目標値Pを、たとえば30%(3割)とした場合を例に挙げ説明する。なお、削減目標値Pの設定は、たとえば、端末装置12に対するユーザ入力により行なわれる。
端末装置12は、αF(Tn)から30%分の値を差し引き、当該差引後の値を閾値L(Tn)とする。つまり、端末装置12は、0.7×αF(Tn)を閾値L(Tn)とする。上記の例では、αF(Tn)は9kWhであったため、端末装置12は、閾値L(Tn)を6.3kWhとする。
端末装置12は、積算消費電力量R(Tn)と、閾値L(Tn)との大小関係を比較する。端末装置12は、積算消費電力量R(Tn)が閾値L(Tn)よりも多い場合(R(Tn)>L(Tn))には、家電60の消費電力量を減少させる制御を行なう。端末装置12は、積算消費電力量R(Tn)が閾値L(Tn)以下の場合(R(Tn)≦L(Tn))には、家電60の消費電力量を減少させる制御を行なわない。
上記の例では、積算消費電力量R(Tn)が8kWhで、閾値L(Tn)が6.3kWhであるため、積算消費電力量R(Tn)が閾値L(Tn)よりも多い。それゆえ、端末装置12は、中継器11を介して、家電60の消費電力を減少させる制御を行なう。具体的には、端末装置12は、予め記憶されたプログラムに基づき、消費電力を減少させる家電60の特定と、消費電力を削減するための制御量(たとえば、設定温度の変更量)を決定する。なお、上記の各処理は、時刻T1,T2,T3,…,T96の各々で行なわれる。
<C.機能的構成>
図6は、通信システム1を構成する各機器の機能的構成を説明するための機能ブロック図である。図6を参照して、通信システム1は、上述したように、制御装置10と、スマートメータ30と、分電盤40と、電力計測装置50と、複数の家電61,62,63とを備えている。制御装置10は、上述したように、中継器11と端末装置12とを組み合わせたものに該当する。なお、制御装置10は、HEMSコントローラとも称される。
(c1.制御装置10)
制御装置10は、制御部101と、表示部102と、記憶部103と、通信部104,105,106とを備える。
記憶部103は、オペレーティングシステム、アプリケーションプログラム、各種のデータを記憶している。記憶部103は、後述するROM(Read Only Memory)1202、RAM1203、フラッシュメモリ1204、(図9)等に対応する。
制御部101は、記憶部103に記憶されているオペレーティングシステムおよびアプリケーションプログラムを実行することにより、制御装置10の動作を制御する。制御部101は、後述するCPU1201(図9)およびCPU1101(図10)に対応する。制御部101における処理の詳細については、後述する(図7)。
表示部102は、制御部101の指示に基づいて、各種の情報を表示する。表示部102は、ディスプレイ1291(図9)に対応する。
通信部104は、家電61〜63と通信するためのインターフェイスである。通信部105は、電力計測装置50と通信するためのインターフェイスである。通信部106は、スマートメータ30と通信するためのインターフェイスである。通信部104〜106は、無線通信IF1106(図10)に対応する。
(c2.スマートメータ30)
スマートメータ30は、電力計測部301と、通信部302とを備える。電力計測部301は、建物900で使用(消費)されている電力量を計測する。通信部302は、一定時間(たとえば、15分間)における消費電力量を表す情報を、一定時間が経過する度に、制御装置10に送信する。なお、上記一定時間は、制御装置10が上記のように15分単位で上述した消費電力の削減処理の要否を判断するため、15分の約数(たとえば、1分、3分、5分、15分)であることが好ましい。
(c3.分電盤40)
分電盤40は、主幹ブレーカ401と、複数の分岐ブレーカ402,403,404と、複数のCTセンサ405,406,407とを備える。
主幹ブレーカ401は、スマートメータ30と、複数の分岐ブレーカ402〜404とに接続されている。主幹ブレーカ401は、一定以上の電気(たとえば、契約電流)が流れると自動的に電気を遮断する。
複数の分岐ブレーカ402〜404は、典型的には、分電盤40から建物900の各部屋へ電気を送る分岐回路のそれぞれに取り付けられている。各分岐ブレーカは、対応する部屋において電気器具を使いすぎて過電流が流れた場合等に電気を自動的に遮断する。本実施の形態においては、複数の分岐ブレーカ402〜404は、一例として、それぞれ、1つの負荷(家電61、家電62、家電63)に電気的に接続されている。
複数のCTセンサ405〜407の各々は、交流電流を計測するためのセンサである。具体的には、CTセンサ405は、分岐ブレーカ402と家電61との間に設置されている。CTセンサ406は、分岐ブレーカ403と家電62との間に設置されている。CTセンサ407は、分岐ブレーカ404と家電63との間に設置されている。
各CTセンサ405〜407は、対応する家電61〜63で消費される電流を計測する。各CTセンサ405〜407は、算出した電流値を、電力計測装置50に送信する。
(c4.電力計測装置50)
電力計測装置50は、電力計測部501と、通信部502とを備える。
電力計測部501は、分電盤40の各CTセンサ405〜407から上記電流値を受信する。また、電力計測部501は、分岐ブレーカ402とCTセンサ405との間の電圧値と、分岐ブレーカ403とCTセンサ406との間の電圧値と、分岐ブレーカ404とCTセンサ407との間の電圧値とを取得する。電力計測部501は、受信した電流値と、計測した電圧値とから、電力を算出する。
電力計測部501は、算出した電力に基づき、一定時間(たとえば、1分間、3分間、5分間、または15分間)における消費電力量を計算する。電力計測部501は、上記計算を実行する度に、計算した消費電力量を表す情報を通信部502に送る。
通信部502は、電力計測部501から消費電力量を表す情報を受け付ける度に、当該消費電力量を、制御装置10に送信する。
(c5.制御装置10の制御部101)
図7は、制御装置10の制御部101の具体的構成を説明するための機能ブロック図である。図7を参照して、制御部101は、受付部810と、積算値取得部820と、基準値算出部830と、判断部840と、制御量決定部850と、命令生成部860とを備える。基準値算出部830は、第1の演算部831と、第2の演算部832と、第3の演算部833とを含む。
受付部810は、ユーザから削減目標値Pの入力を受け付ける。受付部810は、後述するタッチパネル1292に対応する。
積算値取得部820は、スマートメータ30および電力計測装置50から、上述した一定時間における消費電力量(以下、「消費電力量Rne」とも称する)を取得する。積算値取得部820は、スマートメータ30からの消費電力量Rneまたは電力計測装置50からの消費電力量Rneを用いて、0時から現在時刻Tn迄の消費電力の積算値(すなわち、積算消費電力量R(Tn))を計算する。このように、積算値取得部820は、建物900における消費電力の測定結果に基づき、予め定められた期間の開始時(0時)から当該期間内の予め定められたタイミングである現在時刻Tn迄の消費電力の積算値を取得する。また、積算値取得部820は、計算した積算消費電力量R(Tn)を、判断部840および基準値算出部830に送る。
基準値算出部830は、タイミング(Tn)において、関数F(Tn)と、積算消費電力量R(Tn)と、積算削減量I(Tn)とを用いて、0時からから時刻Tn迄の消費電力量の基準値(αF(Tn))を算出する。より詳しく説明すると、以下のとおりである。
第1の演算部831は、積算消費電力量R(Tn)と積算削減量I(Tn)とを足し合わせることにより、現在時刻Tnにおける推定積算消費電力量E(Tn)を求める。第1の演算部831は、制御量決定部850から得られた削減量(以下、「削減量Red」とも称する)を積算することにより、現在時刻Tn迄の積算削減量I(Tn)を計算する。
第2の演算部832は、各タイミング(時刻Ti(1≦i≦n))において、積算消費電力量R(Ti)と積算削減量I(Ti)との合計値(すなわち、推定積算消費電力量E(Ti))と、基準値(αF(Ti)との差の絶対値を算出する。第2の演算分は、各タイミング(Ti)において、上記絶対値の和が最小となるように係数αを算出する。具体的には、第2の演算部832は、上記の式(1)を用いて、関数G(Tn)の値が最小となる係数αを求める。
第3の演算部833は、求められた係数αと関数F(Tn)とをかけることにより、現在時刻Tnにおける基準値(αF(Tn))を求める。つまり、第3の演算部833は、正規化された値に予め算出された係数αを乗じることにより、現在時刻Tnにおける基準値を求める。
基準値算出部830は、算出された基準値(αF(Tn))を判断部840に送る。なお、基準値算出部830は、上記の各タイミング(Ti)で上述した各処理を実行する。第1〜第3の演算部831〜833を用いた処理を繰り返す。
判断部840は、現在時刻Tnにおいて、削減目標値Pと積算消費電力量R(Tn)と基準値(αF(Tn))とに基づき、削減目標値P分の電力量が削減されているか否かを判断する。一例として、削減目標値Pが30%とすると、判断部840は、積算消費電力量R(Tn)と0.7×αF(Tn)とを比較する。判断部840は、積算消費電力量R(Tn)が0.7×αF(Tn)よりも大きいと判断した場合、積算消費電力量R(Tn)と0.7×αF(Tn)との差分を制御量決定部850に送る。
制御量決定部850は、上記差分だけの消費電力を削減するために制御すべき家電60を決定するとともに、当該決定されたか家電60の制御量を決定する。たとえば、制御量決定部850は、暖房運転中のエアーコンディショナである家電62の設定温度を、1℃下げる決定をする。さらに、制御量決定部850は、上記制御量により削減されると推定される削減量Redを基準値算出部830に送る。また、制御量決定部850は、決定した家電60および制御量を命令生成部860に送る。
命令生成部860は、決定された家電60を決定された制御量だけ制御させるための制御命令を生成する。命令生成部860は、生成された制御命令を、通信部104を用いて、当該決定された家電60に送信する。
なお、上記においては、積算消費電力量R(Tn)を端末装置12が計算する構成を例に挙げて説明したが、これに限定されるものではない。端末装置12は、スマートメータ30から積算消費電力量R(Tn)を取得してもよい。
<D.制御構造>
図8は、制御装置10の処理についての典型的な流れの一例を説明するためのフローチャートである。図8を参照して、ステップS2において、制御装置10の制御部101は、前回のタイミング(時刻Tn−1)と今回のタイミング(現在時刻Tn)との間における消費電力量Eneと、制御装置10の制御によって削減された削減量Redとを取得する。
ステップS4において、制御部101は、現在時刻Tn迄の推定積算消費電力量E(t)を算出する。具体的には、制御装置10は、E(Tn−1)にステップS2で求めたEneとRedとを加えることにより、E(Tn)を算出する。
ステップS6において、制御部101は、記憶部103から、基準データである関数F(t)を読み出す。ステップS8において、制御部101は、ユーザから削減目標値Pの入力を受け付ける。ステップS10において、制御部101は、係数α(すなわち、消費電力量の削減制御を行なわなかったと仮定した場合における、建物900における当日分(24時間分)の積算消費電力量)を、式(1)で示した関数G(t)を用いて算出する。
ステップS12において、制御部101は、入力された削減目標値Pを用いて閾値L(Tn)を算出する。ステップS14において、制御部101は、現在時刻Tn迄の積算消費電力量R(Tn)を算出する。ステップS16において、制御部101は、積算消費電力量R(Tn)が閾値L(Tn)よりも大きいか否かを判断する。大きいと判断された場合(ステップS16においてYES)、ステップS18において、制御部101は、家電60の消費電力を削減する制御を実行する。大きくないと判断された場合(ステップS16においてNO)、制御部101は、一連の処理を終了する。
<E.ハードウェア構成>
(e1.端末装置12)
図9は、端末装置12のハードウェア構成の典型例を表した図である。図9を参照して、端末装置12は、主たる構成要素として、プログラムを実行するCPU1201と、データを不揮発的に格納するROM1202と、CPU1201によるプログラムの実行により生成されたデータ、又は入力装置を介して入力されたデータを揮発的に格納するRAM1203と、データを不揮発的に格納するフラッシュメモリ1204と、LED1205と、スイッチ1206と、通信IF(Interface)1207と、電源回路1208と、タッチスクリーン1209と、操作キー1210と、カメラ1211と、GPS(Global Positioning System)受信機1212と、マイク1213とを含む。各構成要素は、相互にデータバスによって接続されている。タッチスクリーンは、ディスプレイ1291と、タッチパネル1292により構成される。
電源回路1208は、コンセントを介して受信した商用電源の電圧を降圧し、端末装置12の各部に電源供給を行なう回路である。スイッチ1206は、電源回路1208に給電を行なうか否かを切替えるための主電源用のスイッチ、およびその他の各種の押しボタンスイッチである。
タッチスクリーン1209は、各種のデータを表示および入力を受け付けるためのデバイスである。ディスプレイ1291は、画像を表示するための画面を含んで構成されている。
通信IF1207は、サーバ装置70に対するデータの送信処理およびサーバ装置70から送信されたデータの受信処理を行なう。LED1205は、端末装置12の動作状態を表す各種の表示ランプである。たとえば、LED1205は、端末装置12の主電源のオンまたはオフ状態、およびフラッシュメモリ1204への読み出しまたは書き込み状態等を表す。操作キー1210は、端末装置12のユーザが主電源のオンまたはオフ等するためのキー(操作ボタン)である。カメラ1211は、端末装置12の前にいる人物等の被写体を撮像するための撮像装置である。
GPS受信機1212は、GPSを用いて、端末装置12の現在位置を取得するための機器である。マイク1213は、端末装置12のユーザの音声等を集音するための装置である。本実施の形態では、マイク1213によって、発話されたキーワードが集音される。
端末装置12における処理は、各ハードウェアおよびCPU1201により実行されるソフトウェアによって実現される。このようなソフトウェアは、フラッシュメモリ1204に予め記憶されている場合がある。また、ソフトウェアは、その他の記憶媒体に格納されて、プログラムプロダクトとして流通している場合もある。あるいは、ソフトウェアは、いわゆるインターネットに接続されている情報提供事業者によってダウンロード可能なプログラムプロダクトとして提供される場合もある。このようなソフトウェアは、読取装置によりその記憶媒体から読み取られて、あるいは、通信IF1207等を介してダウンロードされた後、フラッシュメモリ1204に一旦格納される。そのソフトウェアは、CPU1201によってフラッシュメモリ1204から読み出され、RAM1203に実行可能なプログラムの形式で格納される。CPU1201は、そのプログラムを実行する。
同図に示される端末装置12を構成する各構成要素は、一般的なものである。したがって、本発明の本質的な部分は、RAM1203、フラッシュメモリ1204、記憶媒体に格納されたソフトウェア、あるいはネットワークを介してダウンロード可能なソフトウェアであるともいえる。なお、端末装置12の各ハードウェアの動作は周知であるので、詳細な説明は繰り返さない。
なお、記録媒体としては、DVD−RAMに限られず、DVD-ROM、CD−ROM、FD、ハードディスク、磁気テープ、カセットテープ、光ディスク、EEPROM、フラッシュROMなどの半導体メモリ等の固定的にプログラムを担持する媒体でもよい。また、記録媒体は、当該プログラム等をコンピュータが読取可能な一時的でない媒体である。また、ここでいうプログラムとは、CPUにより直接実行可能なプログラムだけでなく、ソースプログラム形式のプログラム、圧縮処理されたプログラム、暗号化されたプログラム等を含む。
(e2.中継器11)
図10は、中継器11のハードウェア構成の典型例を表した図である。図10を参照して、中継器11は、CPU1101と、発光素子1103と、有線通信IF1104と、電源1105と、無線通信IF1106と、プッシュボタン1108と、スライドスイッチ1109と、図示しないリセットスイッチとを備える。
有線通信IF1104は、無線ルータ20との間でEthernet(登録商標)を用いた通信を行なうためのインターフェイスである。電源1105は、CPU1101に電力を供給する。無線通信IF1106は、家電60との間で、EchonetLiteによる通信を行なうためのインターフェイスである。
CPU1101は、発光素子1103と、有線通信IF1104と、電源1105と、無線通信IF1106と、プッシュボタン1108と、スライドスイッチ1109とに接続されている。CPU1101は、中継器11の全体的な動作を制御する。CPU1101は、プッシュボタン1108およびスライドスイッチ1109からの入力を受け付ける。また、CPU1101は、発光素子1103に出力指示を出す。
(e3.サーバ装置70)
図11は、サーバ装置70のハードウェア構成の典型例を表した図である。図11を参照して、サーバ装置70は、主たる構成要素として、プログラムを実行するCPU751と、データを不揮発的に格納するROM752と、CPU751によるプログラムの実行により生成されたデータ、又は入力装置(図示せず)を介して入力されたデータを揮発的に格納するRAM753と、データを不揮発的に格納するHDD754と、LED755と、スイッチ756と、通信IF(Interface)757と、電源回路758と、モニタ759と、操作キー760とを含む。各構成要素は、相互にデータバスによって接続されている。
電源回路758は、コンセントを介して受信した商用電源の電圧を降圧し、サーバ装置70の各部に電源供給を行なう回路である。スイッチ756は、電源回路758に給電を行なうか否かを切替えるための主電源用のスイッチ、およびその他の各種の押しボタンスイッチである。モニタ759は、各種のデータを表示するためのデバイスである。
通信IF757は、中継器11に対するデータの送信処理および中継器11から送信されたデータの受信処理、並びに、端末装置12に対するデータの送信処理および端末装置12から送信されたデータの受信処理を行なう。
LED755は、サーバ装置70の動作状態を表す各種の表示ランプである。たとえば、LED755は、サーバ装置70の主電源のオンまたはオフ状態、およびHDD754への読み出しまたは書き込み状態等を表す。操作キー760は、サーバ装置70のユーザがサーバ装置70へデータを入力するための用いるキー(キーボード)である。
サーバ装置70における処理は、各ハードウェアおよびCPU751により実行されるソフトウェアによって実現される。このようなソフトウェアは、HDD754に予め記憶されている場合がある。また、ソフトウェアは、その他の記憶媒体に格納されて、プログラムプロダクトとして流通している場合もある。あるいは、ソフトウェアは、いわゆるインターネットに接続されている情報提供事業者によってダウンロード可能なプログラムプロダクトとして提供される場合もある。このようなソフトウェアは、読取装置によりその記憶媒体から読み取られて、あるいは、通信IF757等を介してダウンロードされた後、HDD754に一旦格納される。そのソフトウェアは、CPU751によってHDD754から読み出され、RAM753に実行可能なプログラムの形式で格納される。CPU751は、そのプログラムを実行する。
同図に示されるサーバ装置70を構成する各構成要素は、一般的なものである。したがって、本発明の本質的な部分は、RAM753、HDD754、記憶媒体に格納されたソフトウェア、あるいはネットワークを介してダウンロード可能なソフトウェアであるともいえる。なお、サーバ装置70の各ハードウェアの動作は周知であるので、詳細な説明は繰り返さない。
なお、記録媒体としては、DVD−RAMに限られず、DVD-ROM、CD−ROM、FD、ハードディスク、磁気テープ、カセットテープ、光ディスク、EEPROM、フラッシュROMなどの半導体メモリ等の固定的にプログラムを担持する媒体でもよい。また、記録媒体は、当該プログラム等をコンピュータが読取可能な一時的でない媒体である。また、ここでいうプログラムとは、CPUにより直接実行可能なプログラムだけでなく、ソースプログラム形式のプログラム、圧縮処理されたプログラム、暗号化されたプログラム等を含む。
<F.まとめ>
(1)制御装置10は、建物900に備えられた家電60の消費電力を削減するための制御を行なう。制御装置10は、建物900における消費電力の測定結果に基づき、予め定められた期間(たとえば0時〜24時)の開始時(0時)から当該期間内の予め定められたタイミング迄の消費電力の積算値(積算消費電力量R(t))を取得する積算値取得部820を備える。上記タイミングは、上記期間内に複数回設けられている(時刻T1,T2,T3,…)。
制御装置10は、各タイミングにおいて、建物900における過去の消費電力量に基づいた基準データ(関数F(t))と上記積算値と上記制御によって削減されたと推定される削減量(積算削減量I(t))とを用いて、上記開始時から上記タイミング迄の消費電力量の基準値(αF(t))を算出する基準値算出部830をさらに備える。
制御装置10は、各タイミングにおいて記消費電力の削減目標値Pと上記積算値と上記基準値とに基づき、削減目標値P分の電力量が削減されているか否かを判断する判断部840をさらに備える。制御装置10は、削減目標値P分の電力が削減されていない場合、家電60の消費電力を削減するための制御を行なう。
上記の構成によれば、実績値である積算消費電力量R(t)のみならず、建物900における過去の消費電力量に基づいた基準データ(関数F(t))および上記制御によって削減されたと推定される削減量(積算削減量I(t))を用いて基準値(αF(t))を算出する。さらに、制御装置10は、複数のタイミングの各々において、基準値(αF(t))を用いて消費電力の削減の要否を判定し、削減が必要と判定された場合(すなわち、削減目標値P分の電力が削減されていない場合)には消費電力の削減するための制御を行なう。
したがって、制御装置10によれば、削減目標値Pに基づいた精度の高い消費電力量の削減が可能となる。
(2)制御装置10は、削減目標値Pの入力を受け付ける受付部810をさらに備える。したがって、ユーザが削減目標値Pの値を設定可能となる。
(3)上記タイミング(時刻T1,T2,T3,…)は、上記期間(0時〜24時)において予め定められた時間間隔(たとえば、15分間隔)で設定されている。したがって、一般的には、上記タイミングが予め定められた時間間隔で設定されていない場合よりも、急な状態変化をもたらすような制御の発生を抑制することができる。
(4)基準データ(関数F(t))は、上記期間における消費電力の積算値の推移を正規化したものである。基準値算出部830は、当該正規化された値に予め算出された係数αを乗じることにより、基準値(αF(Tn)等)を算出する。
(5)基準値算出部830は、各タイミングにおいて、上記積算値(積算消費電力量R(t))と上記削減量(積算削減量I(t))との合計値(推定積算消費電力量E(t))と、基準値(αF(t))との差の絶対値を算出する。基準値算出部830は、各タイミングにおいて、上記絶対値の和が最少となるように係数αを決定する。
(6)制御装置10は、以下のような構成を有するともいえる。制御装置10は、建物900に備えられた家電60の消費電力を削減するための制御を行なう。制御装置10は、建物900における過去の消費電力量に基づき予め定められた期間(たとえば0時〜24時)における消費電力の積算値の推移を正規化したデータ(関数F(t))と、当該期間の開始時(0時)から当該期間内における複数の予め定められたタイミング(時刻T1,T2,T3,…)の各々のタイミング迄に消費された各電力量(R(T1),R(T2),R(T3),…)と、上記制御によって各タイミング迄に削減された各電力量(I(T1),I(T2),I(T3),…)と用いて、消費電力の削減目標値P分の電力量が削減されているか否かを判断する。制御装置10は、削減目標値P分の電力が削減されていない場合、家電60の消費電力を削減するための制御を行なう。
<G.変形例>
(1)上記においては、制御装置10における制御部101の受付部810が削減目標値Pとして、削減割合を表した数字の入力を受け付ける構成を例に挙げて説明した。しかしながら、これに限定されず、たとえば、受付部810は、ユーザから、削減金額の入力を受け付けてもよい。
詳しくは、受付部810は、ユーザから、電気料金の削減目標金額の入力を受け付ける。この場合、制御部101は、受け付けた削減目標金額に基づき、削減目標値Pを算出する。
ところで、ユーザは、一般に、消費電力量よりも電気料金の方が気になる。したがって、上記の構成によれば、ユーザにとって利便性の高い制御装置10を提供できる。
(2)上記においては、制御装置10が基準値の算出等の各種の演算を行なう場合を例に挙げて説明したが、これに限定されるものではない。制御装置10における制御部101で実行される処理の一部をサーバ装置70に実行させてもよい。たとえば、制御部101の積算値取得部820における処理、基準値算出部830における処理、判断部840における処理、制御量決定部850における処理を、サーバ装置70に実行させてもよい。この場合には、サーバ装置70から送られてくる制御量に基づき、端末装置12が制御命令を生成すればよい。
<H.付記>
(1)制御装置は、削減目標値の入力を受け付ける受付手段をさらに備える。
(2)タイミングは、期間において予め定められた時間間隔で設定されている。
(3)プログラムは、建物に備えられた機器の消費電力を削減するための制御装置を制御する。プログラムは、建物における消費電力の測定結果に基づき、予め定められた期間の開始時から期間内の予め定められたタイミング迄の消費電力の積算値を取得するステップを、制御装置のプロセッサに実行させる。タイミングは、期間内に複数設けられている。プログラムは、各タイミングにおいて、建物における過去の消費電力量に基づいた基準データと、積算値と、指定された削減目標値分の電力量を削減するための演算により得られた電力に関する量とを用いて、開始時からタイミング迄の消費電力量の基準値を算出するステップと、各タイミングにおいて、削減目標値と積算値と基準値とに基づき、削減目標値分の電力量が削減されているか否かを判断するステップと、削減目標値分の電力が削減されていない場合、機器の消費電力を削減するための制御を行なうステップとを、さらにプロセッサに実行させる。
今回開示された実施の形態は例示であって、上記内容のみに制限されるものではない。本発明の範囲は特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1 通信システム、61,62,63 家電、10 制御装置、11 中継器、12 端末装置、20 無線ルータ、30 スマートメータ、40 分電盤、50 電力計測装置、70 サーバ装置、101 制御部、102 表示部、103 記憶部、104,105,106,302,502 通信部、301,501 電力計測部、810 受付部、820 積算値取得部、830 基準値算出部、831 第1の演算部、832 第2の演算部、833 第3の演算部、840 判断部、850 制御量決定部、860 命令生成部、900 建物、A 削減率、R(t) 積算消費電力量、E(t) 推定積算消費電力量、Ene,Rne 消費電力量、I(t) 積算削減量、L(t) 閾値、P 削減目標値、Pp 非制御電力、Pr 実績消費電力、Red 削減量。

Claims (6)

  1. 建物に備えられた機器の消費電力を削減するための制御を行なう制御装置であって、
    前記建物における消費電力の測定結果に基づき、予め定められた期間の開始時から前記期間内の予め定められたタイミング迄の消費電力の積算値を取得する積算値取得手段を備え、
    前記タイミングは、前記期間内に複数設けられており、
    前記制御装置は、
    各前記タイミングにおいて、前記建物における過去の消費電力量に基づいた基準データと、前記積算値と、指定された削減目標値分の電力量を削減するための演算により得られた電力に関する量とを用いて、前記開始時から前記タイミング迄の消費電力量の基準値を算出する基準値算出手段と、
    各前記タイミングにおいて、前記削減目標値と前記積算値と前記基準値とに基づき、前記削減目標値分の電力量が削減されているか否かを判断する判断手段とをさらに備え、
    前記削減目標値分の電力が削減されていない場合、前記機器の消費電力を削減するための制御を行ない、
    前記電力に関する量は、前記制御に基づく制御量であり、
    前記制御量は、前記制御によって削減されたと推定される削減量である、制御装置。
  2. 電気料金の削減目標金額の入力を受け付ける受付手段をさらに備え、
    前記削減目標金額に基づき、前記削減目標値を算出する、請求項1に記載の制御装置。
  3. 前記基準データは、前記期間における消費電力の積算値の推移を正規化したものであり、
    前記基準値算出手段は、前記正規化された値に予め算出された係数を乗じることにより、前記基準値を算出する、請求項1または2に記載の制御装置。
  4. 前記基準値算出手段は、
    各前記タイミングにおいて、前記積算値と前記電力に関する量との合計値と、前記基準値との差の絶対値を算出し、
    各前記タイミングにおいて、前記絶対値の和が最少となるように前記係数を決定する、請求項3に記載の制御装置。
  5. 建物に備えられた機器の消費電力を削減するための制御装置と、前記制御装置に通信可能なサーバ装置とを備えた通信システムであって、
    前記サーバ装置は、
    前記建物における消費電力の測定結果に基づき、予め定められた期間の開始時から前記期間内の予め定められたタイミング迄の消費電力の積算値を取得し、
    前記タイミングは、前記期間内に複数設けられており、
    前記サーバ装置は、
    各前記タイミングにおいて、前記建物における過去の消費電力量に基づいた基準データと、前記積算値と、指定された削減目標値分の電力量を削減するための演算により得られた電力に関する量とを用いて、前記開始時から前記タイミング迄の消費電力量の基準値を算出し、
    各前記タイミングにおいて、前記削減目標値と前記積算値と前記基準値とに基づき、前記削減目標値分の電力量が削減されているか否かを判断し、
    前記制御装置は、
    前記削減目標値分の電力が削減されていない場合、前記機器の消費電力を削減するための制御を行ない、
    前記電力に関する量は、前記制御に基づく制御量であり、
    前記制御量は、前記制御によって削減されたと推定される削減量である、通信システム。
  6. 建物に備えられた機器の消費電力を削減するための制御装置における消費電力制御方法であって、
    前記建物における消費電力の測定結果に基づき、予め定められた期間の開始時から前記期間内の予め定められたタイミング迄の消費電力の積算値を取得するステップを備え、
    前記タイミングは、前記期間内に複数設けられており、
    前記消費電力制御方法は、
    各前記タイミングにおいて、前記建物における過去の消費電力量に基づいた基準データと、前記積算値と、指定された削減目標値分の電力量を削減するための演算により得られた電力に関する量とを用いて、前記開始時から前記タイミング迄の消費電力量の基準値を算出するステップと、
    各前記タイミングにおいて、前記削減目標値と前記積算値と前記基準値とに基づき、前記削減目標値分の電力量が削減されているか否かを判断するステップと、
    前記削減目標値分の電力が削減されていない場合、前記機器の消費電力を削減するための制御を行なうステップとを備え、
    前記電力に関する量は、前記制御に基づく制御量であり、
    前記制御量は、前記制御によって削減されたと推定される削減量である、消費電力制御方法。
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