JP2018092345A - 熱中症予防システム - Google Patents

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Yukio Nakano
幸夫 中野
和孝 堀田
Kazutaka Hotta
和孝 堀田
正盛 野林
Masamori Nohayashi
正盛 野林
崇 野瀬
Takashi Nose
崇 野瀬
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Abstract

【課題】各電気機器による消費電力量を個別に取得可能な電力量計を備えていない住宅の居住者が熱中症になるリスクが高いことを適切に判断する。【解決手段】熱中症予防システムに、住宅から総消費電力量を定期的に取得する電力量取得部と、基準期間に取得された各総消費電力量に基づく基準ロードカーブを記憶する第一記憶部と、エアコンの消費電力量の基準となる基準電力量を記憶する第二記憶部と、対象期間に総消費電力量が取得される度に当該総消費電力量と基準ロードカーブが示す当該取得時刻に対応する需要電力量との差分を算出する差分算出部と、環境情報を取得する環境情報取得部と、環境情報に含まれている住宅を含む地域の外気温が基準気温以上か否かを判定する環境判定部と、前記差分が基準電力量未満且つ前記外気温が基準気温以上の場合、住宅の居住者が熱中症になるリスクが高いと判断する判断部とを備える。【選択図】図1

Description

本発明は、住宅の居住者が熱中症になるリスクが高いことを判断する熱中症予防システムに関する。
近年、出願人が提案している特許文献1に記載のように、各電気機器による消費電力量を個別に取得可能な高価な電力量計を備えた住宅から、インターネット等の公衆のネットワークを介して各電気機器による消費電力量を個別に取得する技術が登場してきている。また、近年、住宅内で熱中症となった高齢者が誰にも気付かれることなく、住宅内で亡くなることが多くなっており、社会問題となっている。
特願2015−221875号公報
そこで、出願人は、上記技術を用いて、住宅周辺の外気温等の環境条件が熱中症になるリスクが高くなると考えられる所定の条件を満たした場合に、住宅から取得したエアコンによる消費電力量に基づいてエアコンが動作していないと判断すると、住宅の居住者や当該居住者の観察者等に、熱中症になるリスクが高いことを通知することを検討している。
しかし、現状、上記のような高価な電力量計を備えた住宅は少なく、電力供給会社から課金等の目的で提供された、各電気機器による消費電力量の総和である総消費電力量だけを取得可能な電力量計だけを備えた住宅が大半を占めている。このような住宅からは、エアコンによる消費電力量を個別に取得することができないため、上記の検討している方法で、当該住宅においてエアコンが動作しているか否かを判断することは困難であった。このため、上記の検討している方法で、当該住宅の居住者が熱中症になるリスクが高いことを判断することは困難であった。
本発明は、上記事情に鑑みてなされた発明であり、各電気機器による消費電力量を個別に取得可能な高価な電力量計を備えていない住宅の居住者が、熱中症になるリスクが高いことを適切に判断可能な熱中症予防システムを提供することを目的とする。
本発明による熱中症予防システムは、住宅における一以上の各電気機器による消費電力量の総和である総消費電力量を前記住宅から定期的に取得する電力量取得部と、所定の基準期間に前記電力量取得部が取得した各前記総消費電力量に基づき算出された、前記住宅における需要電力量の時系列変化を示す基準ロードカーブを記憶する第一記憶部と、前記住宅に備えられたエアコンによる消費電力量の基準となる所定の基準電力量を記憶する第二記憶部と、前記基準期間とは異なる対象期間において、前記電力量取得部が前記総消費電力量を取得する度に、当該総消費電力量と前記基準ロードカーブが示す、当該総消費電力量の取得時刻に対応する前記需要電力量との差分を算出する差分算出部と、前記住宅を含む地域の外気温を含む環境情報を取得する環境情報取得部と、前記環境情報に含まれている前記外気温が所定の基準気温以上であるか否かを判定する環境判定部と、前記差分算出部が算出した前記差分が前記基準電力量未満であり、且つ、前記環境判定部によって前記環境情報に含まれている前記外気温が前記基準気温以上であると判定された場合、前記住宅の居住者が熱中症になるリスクが高いと判断する判断部と、を備える。
本構成によれば、対象期間において住宅から総消費電力量が取得される度に、当該総消費電力量と基準ロードカーブが示す当該総消費電力量の取得時刻に対応する需要電力量との差分を算出する。これにより、当該住宅において、基準期間における当該取得時刻には動作しなかったが、対象期間における当該取得時刻に動作している電気機器による消費電力量を定期的に算出できる。
その結果、前記差分が住宅に備えられたエアコンによる消費電力量の基準となる基準電力量以上である場合、当該住宅において、対象期間における前記取得時刻にエアコンが動作していると判断できる。これとは反対に、前記差分が前記基準電力量未満の場合には、対象期間における前記取得時刻に、当該住宅においてエアコンは動作していないと判断できる。
つまり、本構成によれば、前記差分が前記基準電力量未満であり、且つ、環境判定部によって外気温が基準気温以上であると判定された場合、前記住宅において、前記取得時刻に外気温が基準気温以上であるにも関わらず、エアコンが動作していないと判断できる。これにより、前記住宅の居住者が熱中症になるリスクが高いことを適切に判断することができる。
このようにして、本構成によれば、対象期間中、各電気機器による消費電力量を個別に取得可能な高価な電力量計を備えていない住宅からでも、前記総消費電力量を定期的に取得することで、定期的に当該住宅の居住者が熱中症になるリスクが高いか否かを適切に判断することができる。
また、前記判断部によって、前記住宅の居住者が熱中症になるリスクが高いと判断される度に、当該判断結果を、前記住宅の居住者又は当該居住者の観察者が利用可能な所定の宛先へ通知する通知部を更に備えてもよい。
本構成によれば、判断部によって住宅の居住者が熱中症になるリスクが高いと判断される度に、当該判断結果が当該住宅の居住者又は当該居住者の観察者に通知される。このため、当該通知を受けた住宅の居住者又は当該居住者の観察者は、住宅の居住者が熱中症になるリスクが高いことを迅速に把握することができる。その結果、当該住宅の居住者や当該居住者の観察者は、当該住宅のエアコンを動作させる等、熱中症になるリスクを軽減する対処を迅速に行うことができる。
また、前記対象期間は、夏に対応する期間であり、前記基準期間は、前記対象期間の直前の春に対応する期間であることが好ましい。
本構成において、基準ロードカーブは、対象期間である夏に対応する期間の直前の春に対応する期間に取得した総消費電力量に基づき算出されたものとなる。このため、基準ロードカーブにおける各時刻の需要電力量は、対象期間における各時刻の消費電力量よりも、春に対応する期間に動作しないと考えられるエアコンによる消費電力量だけ少なくなると考えられる。
これにより、本構成によれば、対象期間において住宅から総消費電力量が取得される度に、当該総消費電力量と当該基準ロードカーブが示す当該取得時刻に対応する需要電力量との差分を、エアコンによる消費電力量を表すものとして精度良く算出することができる。その結果、精度良く算出された前記差分を用いて、住宅の居住者が熱中症になるリスクが高いか否かを精度良く判断することができる。
また、前記環境情報には、前記住宅を含む地域の外気の湿度が更に含まれ、前記環境判定部は、前記環境情報に含まれている前記外気の湿度が所定の基準湿度以上であるか否かを更に判定し、前記判断部は、前記差分算出部が算出した前記差分が前記基準電力量未満であり、且つ、前記環境判定部によって前記環境情報に含まれている前記外気温が前記基準気温以上であると判定され、且つ、前記環境判定部によって前記環境情報に含まれている前記外気の湿度が前記基準湿度以上であると判定された場合、前記住宅の居住者が熱中症になるリスクが高いと判断してもよい。
本構成によれば、対象期間において住宅から総消費電力量が取得される度に前記差分を算出し、当該差分が前記基準電力量未満であり、且つ、環境判定部によって外気温が基準気温以上であると判定され、且つ、環境判定部によって外気の湿度が基準湿度以上であると判定された場合、前記住宅において、当該取得時刻に外気温が基準気温以上であり、且つ、外気の湿度が基準湿度以上であるにも関わらず、エアコンが動作していないと判断できる。これにより、住宅の居住者が熱中症になるリスクが高いことを適切に判断することができる。
また、前記基準電力量の入力を受け付ける受付部を更に備えてもよい。
本構成によれば、基準電力量を受付部によって受け付けられた基準電力量に変更することができる。これにより、判断部による基準電力量を用いた前記判断の精度を調整することができる。
本発明によれば、各電気機器による消費電力量を個別に取得可能な高価な電力量計を備えていない住宅の居住者が、熱中症になるリスクが高いことを適切に判断可能な熱中症予防システムを提供することができる。
熱中症予防システムの概略構成図である。 基準ロードカーブを算出して記憶する動作を示すフローチャートである。 基準ロードカーブの一例を示す図である。 住宅の居住者が熱中症になるリスクが高いか否かを判断する動作を示すフローチャートである。 対象期間において取得される総消費電力量の時系列変化の一例を示す図である。 対象期間において取得される総消費電力量と基準ロードカーブが示す当該総消費電力量の取得時刻に対応する需要電力量との差分及び外気温の時系列変化の一例を示す図である。
以下、本発明に係る熱中症予防システムの実施形態の一例について説明する。図1は、熱中症予防システム100の概略構成図である。図1に示すように、熱中症予防システム100は、ネットワーク9と、一以上の住宅H1〜Hn(n≧1)と、サーバー1と、を備えている。以下、一以上の住宅H1、H2〜Hnを総称して住宅Hと記載する。
ネットワーク9は、電力供給会社が提供する専用通信網やインターネット等の公衆のネットワークによって構成されている。
住宅Hは、一以上の電気機器と、主幹ブレーカーBKと、電力量計PSと、を備えている。例えば、図1に示すように、住宅H1は、一以上の電気機器として、洗濯機M1、テレビM2、掃除機M3、炊飯器M4、及びエアコンM5を備えている。ただし、住宅Hが備える一以上の電気機器は、これらに限定されない。以下では、住宅Hが備える一以上の電気機器を総称して、電気機器Mと記載する。
主幹ブレーカーBKは、住宅Hへの配電線と住宅H内の不図示の一以上の各コンセントとの間に設けられ、所定の電流値よりも大きい電流値の電流が流れたコンセントへの電力の供給を強制的に遮断する。
電力量計PSは、課金等の目的で電力供給会社から提供され、各電気機器Mによる消費電力量の総和である総消費電力量を定期的(例えば、30分毎)に計測する。具体的には、電力量計PSは、主幹ブレーカーBKを介して各コンセントへ供給される電力量の総和を定期的に計測する。電力量計PSは、当該計測した電力量の総和を住宅Hにおける総消費電力量とし、当該総消費電力量を示す電力量情報を、ネットワーク9を介してサーバー1へ送信する。尚、電力量計PSは、例えば住宅Hの住所、電話番号、或いは電力量計PSの製品識別番号等の住宅Hを識別可能な情報(以降、住宅識別情報)を電力量情報に含めてサーバー1へ送信する。
サーバー1は、通信部18と、記憶部19と、制御部10と、を備えている。通信部18及び記憶部19は、不図示の制御バスを介して制御部10と通信可能に接続されている。
通信部18は、サーバー1が外部装置とネットワーク9を介して通信するための不図示の各種通信インターフェイス回路を備えている。外部装置には、例えば、上述した住宅Hが備える電力量計PSや、住宅Hが備える不図示の電話機やファクシミリ装置等の通信機器、不図示のメールサーバーやウェブサーバー等の外部サーバー、及び、サーバー1を操作するための不図示のパーソナルコンピュータ等の情報処理装置が含まれる。
記憶部19は、HDD(Hard Disk Drive)やSSD(Solid State Drive)等の記憶装置によって構成されている。記憶部19が有する記憶領域の一部は、第一記憶部191及び第二記憶部192として使用される。第一記憶部191及び第二記憶部192の詳細については後述する。
制御部10は、サーバー1の各部の動作を制御する。具体的には、制御部10は、所定の演算処理を実行する不図示のCPU(Central Processing Unit)、所定の制御プログラムが記憶されたEEPROM(Electrically Erasable Programmable Read‐Only Memory)等の不図示の不揮発性メモリー、データを一時的に記憶するための不図示のRAM(Random Access Memory)、現在日時を計時する不図示のタイマー回路、及びこれらの周辺回路等を備えている。現在日時とは、現在の日付(年月日)及び時刻(時分秒)を示す。
制御部10は、不揮発性メモリー等に記憶された制御プログラムをCPUに実行させることにより、電力量取得部11、環境情報取得部12、環境判定部13、差分算出部14、判断部15、通知部16及び受付部17として動作する。電力量取得部11、環境情報取得部12、環境判定部13、差分算出部14、判断部15及び通知部16の詳細については後述する。
受付部17は、通信部18が外部装置から送信されたサーバー1に入力する入力情報を受信した場合に、通信部18が受信した当該入力情報を取得し、当該入力情報の入力を受け付ける。尚、サーバー1に、液晶ディスプレイやスピーカー等の情報を出力可能な情報出力装置と、キーボードやマウス又はタッチパネル装置等、情報を入力可能な情報入力装置と、を備えるようにしてもよい。そして、情報出力装置に情報入力用の操作画面を表示し、ユーザーが当該操作装置を用いて入力した入力情報を、受付部17が受け付けるようにしてもよい。
以下、サーバー1の動作について説明する。当該説明の中で、電力量取得部11、環境情報取得部12、環境判定部13、差分算出部14、判断部15、通知部16、第一記憶部191及び第二記憶部192の詳細について説明する。図2は、基準ロードカーブを算出して記憶する動作を示すフローチャートである。
サーバー1は、図2に示す動作を行うことで、所定の基準期間において、各住宅Hから定期的に総消費電力量を取得し、当該取得した各総消費電力量に基づき各住宅Hにおける需要電力量の時系列変化を示す基準ロードカーブを算出して、第一記憶部191に記憶する。
具体的には、図2に示すように、サーバー1が起動すると、電力量取得部11は、住宅Hから電力量情報を定期的に取得し、当該取得した各電力量情報が示す総消費電力量を記憶部19に記憶する(S1)。
具体的には、S1において、電力量取得部11は、通信部18が住宅Hから定期的に送信されてくる電力量情報を受信する度に、通信部18から当該電力量情報を取得する。そして電力量取得部11は、当該取得した電力量情報に含まれている住宅識別情報と、当該電力量情報を受信したときの現在日時と、当該電力量情報が示す総消費電力量と、を対応付けて記憶部19に記憶する。
S1の後、制御部10は、上記タイマー回路が計時した現在日時が基準期間を経過しているか否かを判定する(S2)。基準期間は、住宅Hにおいてエアコンが動作しないと考えられる期間に定められ、上記不揮発性メモリー又は記憶部19に予め記憶されている。本実施形態では、基準期間は、今年の春に対応する期間(例えば、2016年4月〜6月等)に定められているものとする。ただし、基準期間は、これに限らず、今年の秋に対応する期間(例えば2016年10月〜11月等)に定めてもよいし、年を限定せずに月単位で定めてもよい(例えば4月〜6月等)。
制御部10は、S2において、現在日時が基準期間を経過していないと判定した場合は(S2;NO)、処理をS1に戻す。その後は、S1以降の処理が行われる。一方、制御部10は、現在日時が基準期間を経過していると判定した場合(S2;YES)、各住宅Hにおける需要電力量の時系列変化を示す各住宅Hの基準ロードカーブを算出して、第一記憶部191に記憶する(S3)。そして、制御部10は、処理をS1に戻す。その後は、S1以降の処理が行われる。
以下、S3について詳述する。S3において、制御部10は、一日(24時間)を複数の時間帯に分割する。本実施形態では、制御部10は、時間単位を30分とし、一日を午前0時から30分単位で分割することで48個の時間帯(0時から0時30分までの時間帯、0時30分から1時までの時間帯、・・・)に分割するものとする。ただし、これに限らず、制御部10は、午前0時とは異なる時間から、30分とは異なる所定の時間単位で一日を複数の時間帯に分割してもよいし、一日を時間の長さが異なる複数の時間帯に分割してもよい。
そして、制御部10は、記憶部19から一の住宅識別情報を取得し、当該取得した住宅識別情報及び基準期間における0時から0時30分までの時間帯に含まれる時刻に対応付けられている総消費電力量を全て取得する。そして、制御部10は、当該取得した総消費電力量の代表値(例えば平均値や中央値等)を、当該一の住宅識別情報によって識別される住宅Hにおける当該時間帯の終了時点の需要電力量として算出する。
同様にして、制御部10は、当該一の住宅識別情報によって識別される住宅Hにおける、残りの47個の各時間帯の終了時点の需要電力量を算出する。そして、制御部10は、当該算出した48個の各時間帯の需要電力量を時系列に並べて接続した結果得られるグラフを、当該一の住宅識別情報によって識別される住宅Hの基準ロードカーブとして算出する。そして、制御部10は、当該算出した当該住宅Hの基準ロードカーブと、当該一の住宅識別情報と、を対応付けて第一記憶部191に記憶する。
このようにして、第一記憶部191に記憶された住宅Hの基準ロードカーブW0の一例を図3に示す。例えば、図3に示す住宅Hの基準ロードカーブW0は、当該住宅Hにおいて5時から15時までの時間帯では需要電力量が少なく、20時から3時までの時間帯では需要電力量が多いことを示している。
同様にして、制御部10は、S3において、他の住宅識別情報によって識別される住宅Hにおける各時間帯の終了時点の需要電力量を算出する。そして、制御部10は、当該算出した需要電力量を時系列に並べて接続した結果得られるグラフを、当該他の住宅識別情報によって識別される住宅Hの基準ロードカーブとして算出し、当該他の住宅識別情報と対応付けて第一記憶部191に記憶する。
また、サーバー1は、図4に示す動作を行うことで、基準期間とは異なる対象期間において、住宅Hから総消費電力量を定期的に取得する度に、住宅Hの居住者が熱中症になるリスクが高いか否かを判断する。図4は、住宅Hの居住者が熱中症になるリスクが高いか否かを判断する動作を示すフローチャートである。
具体的には、図4に示すように、制御部10は、上記タイマー回路が計時した現在日時が所定の対象期間内であるか否かを判定する(S11)。対象期間は、基準期間とは異なり、住宅Hにおいてエアコンが動作すると考えられる期間に定められ、上記不揮発性メモリー又は記憶部19に予め記憶されている。本実施形態では、対象期間は、今年の夏に対応する期間(例えば2016年7月〜9月等)に定められているものとする。つまり、本実施形態では、上述のように、基準期間は今年の春に対応する期間に定められているので、基準期間は、対象期間の直前の春に対応する期間に定められているといえる。尚、対象期間は、これに限らず、年を限定せずに月単位で定めてもよい(例えば7月〜9月等)。
制御部10によって現在日時が対象期間内であると判定された場合(S11;YES)、電力量取得部11は、通信部18が定期的に住宅Hから受信する電力量情報を取得する(S12)。次に、差分算出部14は、S12で取得された電力量情報が示す総消費電力量と、当該住宅Hの基準ロードカーブが示す、当該総消費電力量の取得時刻に対応する需要電力量と、の差分を算出する(S13)。
具体的には、S13において、差分算出部14は、第一記憶部191に記憶されている、S12で取得された電力量情報に含まれる住宅識別情報に対応付けられた基準ロードカーブを取得する。これにより、差分算出部14は、S12で取得された電力量情報に含まれる住宅識別情報によって識別される住宅Hの基準ロードカーブを取得する。そして、差分算出部14は、S12で取得された電力量情報が示す総消費電力量から、当該住宅Hの基準ロードカーブが示す、S12で当該総消費電力量が取得されたときの現在日時に対応する需要電力量を減算する。これにより、差分算出部14は、当該減算の結果(総消費電力量−需要電力量)を前記差分として算出する。
次に、判断部15は、S13で算出された前記差分が所定の基準電力量未満であるか否かを判定する(S14)。基準電力量は、住宅Hに備えられたエアコンによる消費電力量の基準として定められ、第二記憶部192に予め記憶されている。
尚、受付部17が、基準電力量を示す入力情報を受け付けた場合に、当該受け付けた入力情報が示す基準電力量を第二記憶部192に記憶するようにしてもよい。例えば、基準電力量は、一般的に住宅Hに備えられるエアコンが動作しているときに少なくとも消費される電力量と考えられる、当該エアコンの定格消費電力量と1よりも小さい所定の比率(例えば、5%〜30%)との積(=エアコンの定格消費電力量×前記比率)に定められている。
判断部15によって、S13で算出された前記差分が基準電力量未満であると判定された場合(S14;YES)、環境情報取得部12は、住宅Hを含む地域の環境に関する環境情報を取得する(S15)。環境情報には、例えば、住宅Hを含む地域の外気温や、住宅Hを含む地域の外気の湿度等が含まれる。
以下、S15について詳述する。記憶部19には、熱中症予防システム100に含まれる各住宅H(H1〜Hn(図1))の住宅識別情報と、当該各住宅Hを含む地域を示す地域情報と、が予め対応付けて記憶されている。地域情報は、例えば、各住宅Hを含む国を示す情報、各住宅Hを含む都道府県を示す情報及び各住宅Hを含む市区町村を示す情報のうちの、一以上の情報によって構成されている。
S15において、環境情報取得部12は、記憶部19から、S12で取得された電力量情報に含まれている住宅識別情報と対応付けられている地域情報を取得する。そして、環境情報取得部12は、当該取得した地域情報が示す地域の環境に関する環境情報の送信を要求する信号を、通信部18によって、ネットワーク9に接続された不図示の気象情報提供サーバーへ送信させる。これに応答して、気象情報提供サーバーが要求された環境情報をサーバー1へ返信し、通信部18が当該返信された環境情報を受信すると、環境情報取得部12は、通信部18によって受信された環境情報を取得する。
次に、環境判定部13は、S15で取得された環境情報に含まれている、住宅Hを含む地域の外気温が所定の基準気温以上であるか否かを判定する(S16)。基準気温は、例えば、住宅Hの居住者が熱中症になるリスクが高くなると考えられるときの、住宅Hを含む地域の外気温(例えば30℃)に定められ、住宅Hを含む地域を示す地域情報と対応付けて記憶部19に予め記憶されている。この場合、受付部17が、地域情報と基準気温とを示す入力情報を受け付けた場合に、当該受け付けた入力情報が示す地域情報と対応付けて、当該入力情報が示す基準気温を記憶部19に記憶するようにしてもよい。
また、基準気温は、このように地域毎に個別に定められていてもよいし、全地域で同一の基準気温が一つだけ定められ、記憶部19に予め記憶されていてもよい。この場合、受付部17が基準気温を示す入力情報を受け付けたときに、当該受け付けた入力情報が示す基準気温を記憶部19に記憶するようにしてもよい。
具体的には、基準気温が地域毎に個別に定められている場合、S16において、環境判定部13は、記憶部19から、S12で取得された電力量情報に含まれている住宅識別情報と対応付けられている地域情報を取得する。そして、環境判定部13は、記憶部19から、当該取得した地域情報に対応付けられている基準気温を取得する。そして、環境判定部13は、S15で取得された環境情報が示す、住宅Hを含む地域の外気温が当該取得した基準気温以上であるか否かを判定する。
一方、全地域で同一の基準気温が一つだけ定められている場合、S16において、環境判定部13は、記憶部19から当該基準気温を取得し、S15で取得された環境情報に含まれている住宅Hを含む地域の外気温が、当該取得した基準気温以上であるか否かを判定すればよい。
そして、判断部15は、S16において住宅Hを含む地域の外気温が基準気温以上であると判定された場合(S16;YES)、住宅Hの居住者が熱中症になるリスクが高いと判断する(S17)。
つまり、判断部15は、S14において、S13で差分算出部14が算出した前記差分が基準電力量未満であり(S14;YES)、且つ、S16において、環境判定部13によって環境情報に含まれている外気温が基準気温以上であると判定された場合に(S16;YES)、住宅Hの居住者が熱中症になるリスクが高いと判断する(S17)。
判断部15によって住宅Hの居住者が熱中症になるリスクが高いと判断された場合(S17)、通知部16は、当該判断結果を、住宅Hの居住者又は当該居住者の観察者が利用可能な所定の宛先へ通知する(S18)。
以下、S18について詳述する。記憶部19には、熱中症予防システム100に含まれる各住宅Hの居住者又は当該居住者の観察者が利用可能な宛先を示す宛先情報が、当該各住宅Hの住宅識別情報と対応付けて予め記憶されている。宛先情報には、住宅Hの居住者又は当該居住者の観察者が利用可能な、電話番号、FAX番号、メールアドレス等が含まれる。
S17において、判断部15によって住宅Hの居住者が熱中症になるリスクが高いと判断されると、通知部16は、S18において、記憶部19から、S12で取得された電力量情報に含まれている住宅識別情報に対応付けられている宛先情報を取得する。そして、通知部16は、通信部18によって、住宅Hの居住者が熱中症になるリスクが高いことを示す情報を、取得した宛先情報が示す宛先へ送信させる。
例えば、通知部16は、取得した宛先情報が電話番号を示す場合、通信部18によって、住宅Hの居住者が熱中症になるリスクが高いことを示す音声信号を送信させる。通知部16は、取得した宛先情報がFAX番号を示す場合、通信部18によって、住宅Hの居住者が熱中症になるリスクが高いことを示すファクシミリ信号(画像信号)を送信させる。通知部16は、取得した宛先情報がメールアドレスを示す場合、通信部18によって、住宅Hの居住者が熱中症になるリスクが高いことを示すメッセージを送信させる。
一方、判断部15は、S14において、S13で差分算出部14が算出した前記差分が基準電力量未満ではないと判定した場合(S14;NO)、及び、S16において、環境判定部13によって環境情報に含まれている外気温が基準気温未満であると判定された場合には(S16;NO)、住宅Hの居住者が熱中症になるリスクが高いとは判断しない。これらの場合(S14;NO、又は、S16;NO)及びS18の後、制御部10は、上記タイマー回路が計時した現在日時が対象期間を経過しているか否かを判定する(S19)。
S19において、制御部10は、現在日時が対象期間を経過していないと判定した場合は(S19;NO)、処理をS12に戻す。その後は、S12以降の処理が行われる。一方、S19において、制御部10は、現在日時が対象期間を経過していると判定した場合は(S19;YES)、処理を終了する。
次に、図4に示す動作の具体例について説明する。本具体例では、サーバー1が図2に示す動作を行うことで、図3に示す住宅Hの基準ロードカーブW0が第一記憶部191に記憶されているとする。また、その直後の対象期間におけるS12(図4)では、図5のグラフW1に示すように変動する当該住宅Hの総消費電力量が、0時から30分毎に取得されるものとする。つまり、S13(図4)で算出される、図5のグラフW1が示す当該住宅Hにおける総消費電力量と、図3の基準ロードカーブW0が示すS12で当該総消費電力量が取得された時刻(取得時刻)に対応する需要電力量との差分が、図6に示すグラフWdのように変動するものとする。以下、当該差分を差分Wdと記載する。
また、S15(図4)で取得される環境情報に含まれる当該住宅Hを含む地域の外気温は、図6のグラフWtに示すように変動するとする。以下、当該外気温を外気温Wtと記載する。また、図6に示すように、基準気温THtが30℃に定められ、基準電力量THaが200Wh/30分に定められているとする。
この場合、図6に示すように、S12(図4)で12時及び16時に総消費電力量が取得されたとき、当該取得された総消費電力量を用いてS13(図4)で算出される差分Wdは基準電力量THa未満となる。また、S12(図4)で12時及び16時に総消費電力量が取得されたとき、外気温Wtは基準気温THt以上になる。このため、S12(図4)で12時及び16時に総消費電力量が取得されたとき、判断部15は、S17(図4)において、住宅Hの居住者が熱中症になるリスクが高いと判断する。
(1)上記実施形態の構成によれば、対象期間において住宅Hから総消費電力量が取得される度に、当該総消費電力量と基準ロードカーブが示す、当該取得時刻に対応する需要電力量との差分を算出する。これにより、当該住宅Hにおいて、基準期間における当該取得時刻には動作しなかったが、対象期間における当該取得時刻に動作していると考えられる電気機器Mによる消費電力量を定期的に算出できる。
その結果、前記差分が住宅Hに備えられたエアコンによる消費電力量の基準となる基準電力量以上である場合、当該住宅Hにおいて、対象期間における前記取得時刻にエアコンが動作していると判断できる。これとは反対に、前記差分が前記基準電力量未満の場合には、対象期間における前記取得時刻に、当該住宅Hにおいてエアコンは動作していないと判断できる。
つまり、本構成によれば、前記差分が前記基準電力量未満であり、且つ、環境判定部13によって外気温が基準気温以上であると判定された場合、前記住宅Hにおいて、前記取得時刻に外気温が基準気温以上であるにも関わらず、エアコンが動作していないと判断できる。これにより、前記住宅Hの居住者が熱中症になるリスクが高いことを適切に判断することができる。
このようにして、本構成によれば、対象期間中、各電気機器Mによる消費電力量を個別に取得可能な高価な電力量計を備えていない住宅Hからでも、前記総消費電力量を定期的に取得することで、定期的に当該住宅Hの居住者が熱中症になるリスクが高いか否かを適切に判断することができる。
(2)上記実施形態の構成によれば、判断部15によって住宅Hの居住者が熱中症になるリスクが高いと判断される度に、当該判断結果が当該住宅Hの居住者又は当該居住者の観察者に通知される。このため、当該通知を受けた住宅Hの居住者又は当該居住者の観察者は、住宅Hの居住者が熱中症になるリスクが高いことを迅速に把握することができる。その結果、当該住宅Hの居住者や当該居住者の観察者は、当該住宅Hのエアコンを動作させる等、熱中症になるリスクを軽減する対処を迅速に行うことができる。
(3)上記実施形態では、対象期間が今年の夏に対応する期間に定められ、基準期間が今年の春に対応する期間に定められている。この場合、基準ロードカーブは、対象期間である夏に対応する期間の直前の春に対応する期間に取得した総消費電力量に基づき算出されたものとなる。このため、基準ロードカーブにおける各時点の需要電力量は、対象期間における各時点の消費電力量よりも、春に対応する期間に動作しないと考えられるエアコンによる消費電力量だけ少なくなると考えられる。
これにより、本構成によれば、対象期間において住宅Hから総消費電力量が取得される度に、当該総消費電力量と当該基準ロードカーブが示す当該取得時刻に対応する需要電力量との差分を、エアコンによる消費電力量を表すものとして精度良く算出することができる。その結果、精度良く算出された前記差分を用いて、住宅Hの居住者が熱中症になるリスクが高いか否かを精度良く判断することができる。
(4)また、上記実施形態の構成によれば、第二記憶部192に記憶されている基準電力量を、受付部17によって受け付けられた基準電力量に変更できる。これにより、判断部15による基準電力量を用いたS14(図4)の判断の精度を調整することができる。
尚、上記実施形態は、本発明に係る実施形態の例示に過ぎず、本発明を上記実施形態に限定する趣旨ではない。例えば、以下に示す変形実施形態であってもよい。
(1)S16(図4)において、環境判定部13が、S15で取得された環境情報に含まれている、住宅Hを含む地域の外気温が基準気温以上であるか否かを判定するだけでなく、当該環境情報に含まれている、住宅Hを含む地域の外気の湿度が所定の基準湿度以上であるか否かを更に判定するようにしてもよい。
これに合わせて、判断部15が、当該S16において住宅Hを含む地域の外気温が基準気温以上であると判定され、且つ、当該S16において住宅Hを含む地域の外気の湿度が基準湿度以上であると判定された場合に、S17を実行し、住宅Hの居住者が熱中症になるリスクが高いと判断するようにしてもよい。
つまり、判断部15が、S14において、S13で差分算出部14が算出した前記差分が基準電力量未満であると判定し(S14;YES)、且つ、当該S16において、環境判定部13によって環境情報に含まれている外気温が基準気温以上であると判定され、且つ、当該S16において、環境判定部13によって環境情報に含まれている外気の湿度が基準湿度以上であると判定された場合に、住宅Hの居住者が熱中症になるリスクが高いと判断するようにしてもよい。
具体的には、基準湿度は、基準気温と同様、例えば、住宅Hの居住者が熱中症になるリスクが高くなると考えられるときの住宅Hを含む地域の外気の湿度に定めて、住宅Hを含む地域を示す地域情報と対応付けて記憶部19に予め記憶すればよい。この場合、受付部17が、地域情報と基準湿度とを示す入力情報を受け付けた場合に、当該受け付けた入力情報が示す地域情報と対応付けて、当該入力情報が示す基準湿度を記憶部19に記憶するようにしてもよい。
この場合、環境判定部13は、当該S16において、記憶部19から、S12で取得された電力量情報に含まれている住宅識別情報と対応付けられている地域情報を取得し、記憶部19から、当該取得した地域情報に対応付けられている基準湿度を取得すればよい。そして、環境判定部13は、S15で取得された環境情報が示す、住宅Hを含む地域の外気の湿度が当該取得した基準湿度以上であるか否かを判定すればよい。
または、全地域で同一の基準湿度を一つだけ定め、記憶部19に予め記憶してもよい。この場合、受付部17が基準湿度を示す入力情報を受け付けたときに、当該受け付けた入力情報が示す基準湿度を記憶部19に記憶するようにしてもよい。
この場合、環境判定部13は、当該S16において、記憶部19から当該基準湿度を取得し、S15で取得された環境情報に含まれている住宅Hを含む地域の外気の湿度が、当該取得した基準湿度以上であるか否かを判定すればよい。
本変形実施形態の構成によれば、対象期間において住宅Hから総消費電力量が取得される度に前記差分を算出し、当該差分が前記基準電力量未満であり、且つ、環境判定部13によって外気温が基準気温以上であると判定され、且つ、環境判定部13によって外気の湿度が基準湿度以上であると判定された場合、前記住宅Hにおいて、前記取得時刻に外気温が基準気温以上であり、且つ、外気の湿度が基準湿度以上であるにも関わらず、エアコンが動作していないと判断できる。これにより、住宅Hの居住者が熱中症になるリスクが高いことを適切に判断することができる。
(2)制御部10が通知部16として動作しないようにし、S18(図4)を省略してもよい。
(3)制御部10がネットワーク9を介してアクセス可能な記憶装置の記憶領域を記憶部19として使用するようにしてもよい。
(4)サーバー1の起動後、図2に示す動作を定期的に開始するようにし、これに合わせて、S3(図2)の後、処理をS1(図2)に戻さずに、当該動作を終了するようにしてもよい。又は、サーバー1を定期的に再起動するようし、これに合わせて、S3(図2)の後、処理をS1(図2)に戻さずに、図2に示す動作を終了するようにしてもよい。
例えば、基準期間が年を限定せずに月単位で定められているとする。この場合、上述した実施形態のように、S3で基準ロードカーブを算出した後に処理をS1に戻すと、当該S1において、翌年の基準期間経過後に行われるS3では用いない、基準期間以外の期間の電力量情報を無駄に記憶部19に記憶する虞がある。これに対し、本変形実施形態の構成によれば、S3で基準ロードカーブを算出した後、図2に示す動作を終了するので、当該終了後、次の図2に示す動作を開始してS1を行うまでの期間、電力量情報は記憶部19に記憶されない。これにより、上述のように、基準期間以外の期間の電力量情報を無駄に記憶部19に記憶する虞を軽減することができる。
1 サーバー
9 ネットワーク
10 制御部
11 電力量取得部
12 環境情報取得部
13 環境判定部
14 差分算出部
15 判断部
16 通知部
17 受付部
18 通信部
19 記憶部
100 熱中症予防システム
191 第一記憶部
192 第二記憶部
H 住宅
M 電気機器
PS 電力量計

Claims (5)

  1. 住宅における一以上の各電気機器による消費電力量の総和である総消費電力量を前記住宅から定期的に取得する電力量取得部と、
    所定の基準期間に前記電力量取得部が取得した各前記総消費電力量に基づき算出された、前記住宅における需要電力量の時系列変化を示す基準ロードカーブを記憶する第一記憶部と、
    前記住宅に備えられたエアコンによる消費電力量の基準となる所定の基準電力量を記憶する第二記憶部と、
    前記基準期間とは異なる対象期間において、前記電力量取得部が前記総消費電力量を取得する度に、当該総消費電力量と前記基準ロードカーブが示す、当該総消費電力量の取得時刻に対応する前記需要電力量との差分を算出する差分算出部と、
    前記住宅を含む地域の外気温を含む環境情報を取得する環境情報取得部と、
    前記環境情報に含まれている前記外気温が所定の基準気温以上であるか否かを判定する環境判定部と、
    前記差分算出部が算出した前記差分が前記基準電力量未満であり、且つ、前記環境判定部によって前記環境情報に含まれている前記外気温が前記基準気温以上であると判定された場合、前記住宅の居住者が熱中症になるリスクが高いと判断する判断部と、
    を備える熱中症予防システム。
  2. 前記判断部によって、前記住宅の居住者が熱中症になるリスクが高いと判断される度に、当該判断結果を、前記住宅の居住者又は当該居住者の観察者が利用可能な所定の宛先へ通知する通知部を更に備える請求項1に記載の熱中症予防システム。
  3. 前記対象期間は、夏に対応する期間であり、
    前記基準期間は、前記対象期間の直前の春に対応する期間である請求項1又は2に記載の熱中症予防システム。
  4. 前記環境情報には、前記住宅を含む地域の外気の湿度が更に含まれ、
    前記環境判定部は、前記環境情報に含まれている前記外気の湿度が所定の基準湿度以上であるか否かを更に判定し、
    前記判断部は、前記差分算出部が算出した前記差分が前記基準電力量未満であり、且つ、前記環境判定部によって前記環境情報に含まれている前記外気温が前記基準気温以上であると判定され、且つ、前記環境判定部によって前記環境情報に含まれている前記外気の湿度が前記基準湿度以上であると判定された場合、前記住宅の居住者が熱中症になるリスクが高いと判断する請求項1から3の何れか一項に記載の熱中症予防システム。
  5. 前記基準電力量の入力を受け付ける受付部を更に備える請求項1から4の何れか一項に記載の熱中症予防システム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN113228125A (zh) * 2018-12-17 2021-08-06 希米科控股有限公司 中暑预防装置、中暑预防系统、中暑预防方法及程序

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