JP6453613B2 - 自発光式道路鋲 - Google Patents
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Description
すなわち本発明に係る自発光式道路鋲は、太陽電池と、該太陽電池が生起する電力を蓄える蓄電部と、該蓄電部から供給される電力で発光する発光体と、該発光体の点灯と消灯とを制御する制御部と、標準電波を受信するアンテナと、前記各部材を全て内側に収納する本体を備える自発光式道路鋲であって、前記制御部は前記アンテナの受信する標準電波の日本標準時に基づくタイミングでの前記発光体の点灯及び消灯を制御可能に設けられており、前記アンテナは前記太陽電池の外縁の外方に配置されて、該アンテナの真上に前記本体を構成するカバーのみが配置されていることを特徴とするものである。
また、太陽電池と、該太陽電池が生起する電力を蓄える蓄電部と、該蓄電部から供給される電力で発光する発光体と、該発光体の点灯と消灯とを制御する制御部と、標準電波を受信するアンテナと、前記各部材を全て内側に収納する本体を備える自発光式道路鋲であって、前記制御部は前記アンテナの受信する標準電波の日本標準時に基づくタイミングでの前記発光体の点灯及び消灯を制御可能に設けられており、前記アンテナは前記太陽電池の外縁の外方に配置されており、前記太陽電池、蓄電部、発光体、制御部、及びアンテナを内装する前記本体が合成樹脂で形成されると共に、前記アンテナの真上に前記本体を構成するカバーのみが配置されていることを特徴とするものである。
また、前記アンテナを前記太陽電池の外縁の外方に配置させるので、前記アンテナの真上に太陽電池が配置されず、アンテナが受信する標準電波が太陽電池に遮られにくくなされ、発光体の発光の同期が狂いにくくなされる。
また、前記本体の平面視からの形状を矩形に形成させ、この矩形の相対する二辺を通る中央線で区切られる前記本体の一方の側に前記昇圧回路部を配置させると共に、前記中央線で区切られる前記本体の他方の側に前記アンテナを配置させれば、前記昇圧回路部と前記アンテナとの間隔がより大きく設けられて、前記昇圧回路部から生じるノイズが前記アンテナに届きにくくなされ、前記アンテナによる標準電波の受信がより良好になされるので、好ましい。
図面において、1は自発光式道路鋲である。
本実施形態の自発光式道路鋲1は、略四角錐台形状に形成させた本体10を備えている。
前記本体10は、下方に開口する箱状に形成させた上カバー11と、この上カバー11の下端に取り付けてその開口を塞ぐ底板16とを備えた中空箱状に形成させている。
前記上カバー11と、底板16は、それぞれ合成樹脂で形成させており、具体的には、ポリカーボネート樹脂で形成させている。
本実施形態の自発光式道路鋲1には、本体10を上下に貫通する貫通孔Hを2個形成させており、この貫通孔Hに挿通させたアンカーボルトを設置面へ固定させて、自発光式道路鋲1を設置可能に設けている。また、アンカーボルトなどを用いずに、自発光式道路鋲1の下面に接着剤を塗布して、設置面へ接着固定させることも可能である。
前記上カバー11の天板13、及び各側壁12a〜12dは、透光性を有する合成樹脂を射出成型して一体的に形成させている。
また、4個の側壁12a〜12dのうち前方と後方に配置させた前記側壁12a、12bと、前記天板13とには、良好に光を透過させる矩形の透明窓14a、14b、15をそれぞれ形成させている。
前記太陽電池Sは、前記上カバー11の天板13の透光窓15の真下近傍に配置させており、透光窓15を透過する太陽光を受光させて発電させるように設けている。
具体的には、前記発光体4a〜4dは、本体10内に内装させる基板5の上面にそれぞれ取り付けており、前記発光体4a、4bは発する光の向きを水平方向前方へ向け、前記発光体4c、4dは発する光の向きを水平方向後方へ向けるように取り付けている。
詳細には、前記発光体4aは前記透光窓14aの図中左端付近に配置させ、前記発光体4bは前記透光窓14aの図中右端付近に配置させ、前記発光体4cは前記透光窓14bの図中左端付近に配置させ、前記発光体4dは前記透光窓14bの図中右端付近に配置させている。
尚、前記発光体4aと発光体4bとの間、及び前記発光体4cと発光体4dとの間には、照射された光を照射方向へ反射させる光の再帰反射性を有する反射体Rを複数並設させて取り付けている。
前記基板5は、前記太陽電池Sの下方に配置させて前記上カバー11へ取り付けており、この基板5の上面にはCPUからなる制御部6を取り付けている。
また、前記基板5の下方には充電池からなる蓄電部Bを2個配置させて基板5へそれぞれ接続させている。具体的には、前記各蓄電部Bは、底板16へ両面テープで貼着させて取り付けており、蓄電部Bと前記基板5とを電気ケーブルを介して電気的に接続させている。
このように、基板5を上カバー11へ取り付けると共に、蓄電部Bを底板4へ取り付け、基板5と蓄電部Bとの接続に電気ケーブルを用いることで、自発光式道路鋲1へ車両などが接触して衝撃を受けた場合に、前記基板5と蓄電部Bとの瞬間的な位置ずれを電気ケーブルで吸収できるので、電気的な断線が生じにくくなされる。
また、前記制御部6は発光体4a〜4dの点灯と消灯を制御しており、各発光体4a〜4dは制御部6からの制御によって点滅発光などを行うように設けている。
前記アンテナ7は、日本標準時を放送する標準電波を受信可能なアンテナである。
前記制御部6は、アンテナ7が受信した標準電波の日本標準時に基づくタイミングで、前記発光体4a〜4dが点灯や消灯を行うよう制御可能に設けている。
前記自発光式道路鋲1は、標準電波に基づくタイミングで各発光体4a〜4dを点滅させることできるので、複数の自発光式道路鋲1の発光体4a〜4dの発光を同期させて、それぞれ同時に点滅させることが可能である。また、並設させた複数の自発光式道路鋲1の各発光体4a〜4dを所定の時間だけずらして順次点滅させることにより、光が流れるように視認される流れ発光を行うことも可能である。
このようにアンテナ7を配置させることで、アンテナ7が受信する標準電波を太陽電池Sが遮りにくくなされるので、アンテナ7が標準電波をより良好に受信することができる。
前記昇圧回路部8は、蓄電部Bから供給される電力の電圧を昇圧させるためのものであり、前記発光体4a〜4dの発光に適した電圧に昇圧させるものである。
即ち、前記昇圧回路部8は、前記制御部6からの駆動信号によって前記スイッチング素子82のオン・オフを周期的に繰り返させることで、前記チョークコイル81を流れる電流を周期的に変化させてこのチョークコイル81に誘導電流を発生させ、この誘導電流を利用して入力させた蓄電部Bからの電力をより高い電圧の電力として出力させるように設けたものである。
前記昇圧回路部8を備えることで、本体10に内層させて発光させる前記発光体4a〜4dを、異なる電圧の発光体に変更する場合でも、基板5の設計を変更する必要がなく、制御部6からの駆動信号を変更して昇圧回路部8から出力させる電圧を変更させて対応することができる。
このため、前記昇圧回路部8は、前記アンテナ7との間隔がより大きくなるように配置させて、昇圧回路部8からの前記ノイズの影響をアンテナ7が受けにくくなるように設けるのが好ましい。
前記自発光式道路鋲1は、図4に示すように、矩形の本体10の左右方向中央に引いた中央線C1に対し、前記アンテナ7を中央線C1の左側に配置させて本体10の左端付近に取り付けると共に、前記昇圧回路部8を前記中央線C1の右側に配置させて本体10の右端付近に取り付けることで、前記アンテナ7と昇圧回路部8との間隔を大きくし、アンテナ7が昇圧回路部8からのノイズの影響を受けにくくなされるように設けている。
基板5からのノイズの発生を低減させるために複数の発光体の発光に時間差を付ける場合には、5マイクロ秒以上の時間差をつけて行うのが好ましい。
また、複数の発光体の点灯や消灯を同時に行っているように視認させるためには、最初の発光体の点灯又は消灯が開始してから200マイクロ秒の間に最後の発光体の点灯又は消灯を行うのが好ましい。
しかしながら、本体10に内装するアンテナ7による標準電波の受信をより良好なものとするために、電波の透過を阻害しにくい合成樹脂のみで形成するのが好ましい。
10 本体
11 上カバー
12a〜12d 側板
13 天板
14a、14b 透明窓
15 透明窓
16 底板
4a〜4d 発光体
5 基板
6 制御部
7 アンテナ
8 昇圧回路部
81 チョークコイル
82 スイッチング素子
83 平滑コンデンサ
B 蓄電部
C1 中央線
C2 第二の中央線
H 貫通孔
R 反射体
S 太陽電池
Claims (3)
- 太陽電池と、該太陽電池が生起する電力を蓄える蓄電部と、該蓄電部から供給される電力で発光する発光体と、該発光体の点灯と消灯とを制御する制御部と、標準電波を受信するアンテナと、前記各部材を全て内側に収納する本体を備える自発光式道路鋲であって、前記制御部は前記アンテナの受信する標準電波の日本標準時に基づくタイミングでの前記発光体の点灯及び消灯を制御可能に設けられており、前記アンテナは前記太陽電池の外縁の外方に配置されて、該アンテナの真上に前記本体を構成するカバーのみが配置されていることを特徴とする自発光式道路鋲。
- 太陽電池と、該太陽電池が生起する電力を蓄える蓄電部と、該蓄電部から供給される電力で発光する発光体と、該発光体の点灯と消灯とを制御する制御部と、標準電波を受信するアンテナと、前記各部材を全て内側に収納する本体を備える自発光式道路鋲であって、前記制御部は前記アンテナの受信する標準電波の日本標準時に基づくタイミングでの前記発光体の点灯及び消灯を制御可能に設けられており、前記アンテナは前記太陽電池の外縁の外方に配置されており、
前記太陽電池、蓄電部、発光体、制御部、及びアンテナを内装する前記本体が合成樹脂で形成されると共に、前記アンテナの真上に前記本体を構成するカバーのみが配置されていることを特徴とする自発光式道路鋲。 - 前記本体内には、前記蓄電部から供給される電力の電圧を増大させる昇圧回路部が内装され、該昇圧回路部で昇圧された電力により前記発光体が発光するようになされており、
前記本体は平面視からの形状が矩形に形成され、
該矩形の相対する二辺を通る中央線で区切られる前記本体の一方の側に前記昇圧回路部が配置されると共に、前記中央線で区切られる前記本体の他方の側に前記アンテナが配置されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の自発光式道路鋲。
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