JP2003268732A - 道路用発光装置及びこれを用いた報知システム - Google Patents

道路用発光装置及びこれを用いた報知システム

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JP2003268732A
JP2003268732A JP2002074249A JP2002074249A JP2003268732A JP 2003268732 A JP2003268732 A JP 2003268732A JP 2002074249 A JP2002074249 A JP 2002074249A JP 2002074249 A JP2002074249 A JP 2002074249A JP 2003268732 A JP2003268732 A JP 2003268732A
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light emitting
emitting device
road
blinking
tunnel
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JP2002074249A
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Keijiro Arauchi
慶二郎 荒内
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Original Assignee
Mamiya OP Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 通常は夫々の設定されたタイミングで点滅発
光するが、外部からの指示により、ある範囲内に設置さ
れた全ての発光装置が点滅発光するタイミングを整合す
ることができる道路用発光装置を提供する。 【解決手段】 ケース2に発光素子4,5,6と、前記
発光素子を点滅させる点滅制御回路10と、電源用バッ
テリ7とを備えた道路用発光装置1において、前記道路
用発光装置に信号受信装置11を設けて前記点滅制御回
路と電気的に接続し、整合点滅を指示する電波を受信す
ることにより、発光素子の点滅が整合されるようにし
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は道路の縁石(又はガ
ードレール)やトンネル内の縁石、或いは道路工事現場
等に設置される道路用発光装置に関し、詳しくは、夜間
に点滅発光することにより道路の縁石の位置や工事現場
の位置を通行者に知らせる道路用発光装置及びこれを用
いた報知システムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、道路の交差点や縁石には、夜間、
それらの位置を自動車のドライバや通行人等に知らせる
ために、縁石上に複数の発光装置が所定の間隔をおいて
設置されている。そして、その発光装置として、例えば
特開2000−1822号公報に記載の発明が提案され
ている。その発光装置は、ケースの側面に発光素子を取
り付け、且つケースには前記発光素子を点滅させる点滅
制御回路と電源用のバッテリや太陽電池を備え、そのケ
ース及び前記発光素子を透明のカバーで覆ったものであ
る。
【0003】この発光装置は、点滅制御回路の制御によ
って発光素子にバッテリから電流が流れると発光素子が
点滅する。発光素子から出射された光は、その外側を覆
う透明材料からなるカバー内を反射しながらカバー全体
に伝達される。これにより、発光素子と対抗する面以外
の方向からでも発光点滅状態を確認することができる。
そして、夜間になると取り付けられた複数個の発光素子
が予め設定された間隔で点滅発光して、自動車を運転す
るドライバ等に縁石(又はガードレール)の位置や、道
路の状況(カーブの大きさや道路の幅等)を知らせるよ
うになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかして、上記した従
来の発光装置は、該発光装置に取り付けられた複数個の
発光素子が予め設定された間隔で点滅発光する。そし
て、縁石(又はガードレール)上に所定の間隔をおいて
設置された各発光装置は、装置個々の設定されたタイミ
ングで点滅するが、位置表示の機能は十分に発揮されて
いる。
【0005】ところで、この道路用発光装置は、上記し
たように各発光装置が独自のタイミングで点滅するだけ
で、ある範囲内に設置された全ての発光装置が同時に点
滅するようには構成されていない。しかし、本発明者は
ある範囲に設置された全ての発光装置の点滅するタイミ
ングが整合されれば、視認性が高まり通行する自動車の
ドライバに多大な注意力を喚起できることに気が付い
た。例えば、道路で交通事故が発生した場合、その事故
現場の手前、又は事故現場付近に設置されている発光装
置が同時に点滅すれば、通行する車両のドライバに異常
事態が発生していることを知らせることができ、徐行走
行を促すことができる。そこで、各発光装置の点滅する
タイミングを整合させる手段として、各発光装置を配線
で接続する手段が考えられるが、この配線手段の場合に
は、配線を道路表面上に出さないように縁石等の内部に
埋設したり、配線を覆うカバー等の必要があること。ま
た、各発光装置の点滅タイミングに配線の長さ等による
誤差が生じ、整合がとれないこと等の不具合がある。
【0006】本発明は、上記点に着目し、通常は夫々の
設定されたタイミングで点滅発光するが、外部からの指
示により、ある範囲内に設置された全ての発光装置が点
滅発光するタイミングを整合することができる道路用発
光装置を提供することにある。又、他の目的は上記道路
用発光装置を用いた報知システムを提供することにあ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明が講じた技術的手段は、ケースと、前記ケース
に取り付けられた発光素子と、前記発光素子を点滅させ
る点滅制御回路と、電源用バッテリと、を有する道路用
発光装置において、外部からの電波(信号)を受けるこ
とで発光のタイミングを整合できるようにした。即ち、
具体的には、前記道路用発光装置に信号受信装置を設け
て前記点滅制御回路と電気的に接続し、整合点滅を指示
する電波を受信することにより、発光素子の点滅が整合
されるようにしたことを特徴とする(請求項1)。上記
発光素子としては、LED(発光ダイオード)やフィラ
メント形電球が挙げられる。又、電源用バッテリとして
は、該バッテリの他にバッテリに電力を供給する太陽電
池を配置してもよい。上記信号受信装置は、電波送信所
(福島局、九州局)から発信される時刻情報等、所定の
情報をのせた電波(標準電波)を受信し、その受信した
電波からパルス信号を得て、所定の情報を取得して出力
し、発光タイミングを整合させる。
【0008】又、ケースと、前記ケースに取り付けられ
た発光素子と、前記発光素子を点滅させる点滅制御回路
と、電源用バッテリと、前記発光素子及び前記ケースの
表面を覆うように取り付けられた透明な素材から成るカ
バーと、を有する道路用発光装置において、前記道路用
発光装置に信号受信装置を設けて前記点滅制御回路と電
気的に接続し、整合点滅を指示する電波を受信すること
により、発光素子の点滅が整合されるようにしたことを
特徴とする(請求項2)。
【0009】又、上記信号受信装置は電波(標準電波)
を受信するためにアンテナを有するが、トンネル内や山
の裏側等では電波の受信状況が悪くなるため、トンネル
等の電波受信に影響する場所でも安定した電波受信を可
能とする為、発信機能を装備してもよい。即ち、前記請
求項1又は請求項2記載の道路用発光装置に発信装置を
設け、整合点滅を指示する電波を受信することで前記発
信装置が信号を発信し、他の道路用発光装置を整合点滅
させるようにする(請求項3)。
【0010】更に、上記信号受信装置を装備した道路用
発光装置、及び同装置に発信装置を備えた道路用発光装
置を利用して、道路やトンネル内で発生した交通事故等
の異常事態を通行車両のドライバに報知する報知システ
ムを構築する。即ち、前記請求項1乃至請求項3何れか
1項に記載の道路用発光装置を、道路やトンネル内に設
置し、標準電波を前記道路用発光装置に装備した信号受
信装置が受信することで各発光装置が同時に点滅し、通
行車両に報知する報知システムを特徴とする(請求項
4)。
【0011】また、前記請求項1乃至請求項3何れか1
項に記載の道路用発光装置を、道路やトンネル内に設置
し、道路やトンネルで発生した異常事態情報をのせた標
準電波を前記道路用発光装置に装備した信号受信装置が
受信することで各発光装置が同時に点滅し、異常事態の
発生を通行車両に報知する異常事態報知システムを特徴
とする(請求項5)。
【0012】更に、前記請求項1乃至請求項3何れか1
項に記載の道路用発光装置を、トンネル内に設置すると
共に、前記トンネルの入口またはトンネル内にアンテナ
を設置し、標準電波をアンテナを介し、前記道路用発光
装置に装備した信号受信装置が受信することで各発光装
置が同時に点滅し、通行車両に報知する報知システムを
特徴とする(請求項6)。
【0013】更に又、前記請求項1乃至請求項3何れか
1項に記載の道路用発光装置を、トンネル内に設置する
と共に、前記トンネルの入口またはトンネル内にアンテ
ナを設置し、トンネルで発生した異常事態情報をのせた
標準電波をアンテナを介し、前記道路用発光装置に装備
した信号受信装置が受信することで各発光装置が同時に
点滅し、異常事態の発生を通行車両に報知する異常事態
報知システムを特徴とする(請求項7)。
【0014】上記請求項1、2記載の手段によれば、通
常は発光装置が個々に設定されたタイミングで点滅発光
するが、標準電波を受信することで各発光装置の発光タ
イミングが整合され、標準電波を受信した各発光装置は
同時に点滅発光する。よって、各発光装置がバラバラに
点滅発光する状態から同時点滅発光に変わるため、通行
車両のドライバにより一層の注意力を喚起することがで
きる。又、請求項3記載の手段によれば、発光装置が発
信装置を備えていることで、受信した電波を周囲の発光
装置に発信することができる。よって、トンネルの内部
など、電波が遮られる場所でも、発光装置相互で電波の
受け渡しができる為、前記発光タイミングの整合を安定
して行うことができる。そして、請求項4、5記載の手
段によれば、前記道路用発光装置を利用して車両のドラ
イバ等に、通行する道路等に通常と異なる事態が発生し
ていることを迅速に報知できる。又、請求項6、7記載
の手段によれば、トンネル内においても発光装置を利用
して、交通事故等の異常事態発生を素早く報知すること
が出来る。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づき詳細に説明する。図1は、道路用発光装置の外
観構成を示す斜視図で、発光装置1は、主に、ケース
2、カバー3、発光素子のLED(発光ダイオード)
4,5,6、バッテリ7、太陽電池8,9、点滅制御回
路10、及び信号受信装置11で構成されている。
【0016】ケース2は、例えば亜鉛ダイカスト等によ
り形成されており、ベース部21、本体部22、及び取
り付け片23,24を有している。ベース部21には、
カバー3を取り付ける為の孔21a,21b,21c,
21dが形成されている。本体部22の内部には、バッ
テリ7や点滅制御回路10等が内蔵されており、本体部
22の上面には、2枚の太陽電池8,9が取り付けられ
ている。
【0017】又、本体部22の正面側の側面221に
は、3つの凹部221a,221b,221cが形成さ
れている。凹部221a,221b,221cは、水平
面に沿って切った断面形状が円弧状となるように形成さ
れている。これらの凹部221a,221b,221c
からは夫々赤色のLED4,5,6の発光部分が突出さ
れている。
【0018】取り付け片23,24は、ベース部21の
左右に形成されており、その取り付け片23,24に
は、それぞれボルト挿通用の孔23a,24aが形成さ
れている。又、前記ベース部21上には、パッキン12
を挟んでカバー3が取り付けられている。カバー3は、
透明性を有し、且つ、耐衝撃性と、耐候性と、を備えた
素材が好ましく、例えば製造コストの安いポリカーボネ
イトの射出成形等により形成される。そして、そのカバ
ー3の上面には、本体部22に取り付けられる太陽電池
8,9と対向する位置に、レンズ3Lが該カバー3と同
質素材により連続して一体に形成されている。
【0019】前記カバー3の下面には、4個のボス部3
1,32,33,34が形成されている。また、各ボス
部31,32,33,34の先端には、図示されないネ
ジ孔が形成されている。そして、各ボス部31,32,
33,34がベース部21の孔21a,21b,21
c,21dに挿入され、下からネジ止めされることによ
り、カバー3全体がケース2に固定されている。
【0020】次に、発光装置1の内部構造について説明
する。前記ケース2の下側には、パッキン13を挟んで
底板14がネジ止めされ、これにより本体部22内が封
止されている。本体部22内には、基板15が取り付け
部材16によって取り付けられている。その取り付け部
材16は、本体部22にネジ止めによって固定されてい
る。
【0021】前記基板15には、図1で示したLED
4,5,6が、半田付けされている。LED4は、図4
に示すように、本体部22の側面221に形成された孔
221aを介して、先端の発光部が表側に突出され、そ
の発光部と対向するカバー3の内側面には、凹部35が
形成されている。従って、LED4は、前記凹部35に
接触または近接して覆われるように取り付けられてい
る。尚、他のLED5,6についてもLED4と同様
に、側面221の図示されない孔を介して発光部が外部
に突出しており、カバー3に形成された図示されない凹
部と接触または近接して覆われるように取り付けられて
いる。
【0022】基板15には、LED4,5,6を点滅制
御するための点滅制御回路10が搭載されており、その
点滅制御回路10はバッテリ7を電源としてLED4,
5,6を制御する。又、前記本体部22の上面には、凹
部222が形成され、その凹部222にスポンジ17を
介して太陽電池8,9が載置されている。太陽電池8,
9は、カバー3に一体形成されたレンズ3Lを通して入
射する太陽光線の放射エネルギーを電気エネルギーに変
換し、前記バッテリ7に充電する。
【0023】図5は、点滅制御回路10の回路図であ
る。バッテリには太陽電池8,9が並列に接続され、且
つバッテリ7側から前記太陽電池8,9に電流が流れな
いように、ダイオードD1,D2が設けられている。前
記バッテリ7は、例えば2.4Vのニッカド電池を、太
陽電池8,9は、例えば3.6Vのアモルファス電池を
使用する。前記太陽電池8,9の電圧は、抵抗R5,R
6で分圧されてトランジスタTR3のベースに印加さ
れ、トランジスタTR3のコレクタは、抵抗R7を介し
てトランジスタTR4のベースに接続されている。前記
トランジスタTR4のコレクタは、インバータIC1の
入力端子と接続されている。また、インバータIC1の
入力端子には、コンデンサC1が接続されている。一
方、インバータIC1の出力端子は、抵抗R1を介して
入力側に接続されていると共に、抵抗R2及びコンデン
サC2からなる積分回路を介してトランジスタTR1の
ベースに接続されている。トランジスタTR1のエミッ
タは、抵抗R3を介してトランジスタTR2のベースに
接続されている。又、前記LED4,5,6は互いに並
列に接続されており、各アノードは抵抗R4を介してバ
ッテリ7と接続され、LED4,5,6のカソードは、
トランジスタTR2のコレクタと接続されている。
【0024】図6は信号受信装置11の構成の一例を示
すもので、信号受信装置11は、時刻情報を含む電波を
受信するアンテナ11aと、アンテナ11aで受信した
電波を復調してパルス信号を得る受信手段11bと、そ
の受信手段11bで得たパルス信号から所定の情報を取
得する情報取得手段11cと、前記情報取得手段11c
で取得された前記所定の情報を出力する情報出力手段1
1dで構成されている。上記信号受信装置11が受信す
る電波は、総務省の管轄下において福島局と九州局の二
箇所から発信され、その時刻情報を含む電波(標準電
波)に、本発明においては点滅発光のタイミングを整合
させるための情報、及び整合させる範囲を指定する地域
情報等を含ませる。これにより、複数の発光装置1の点
滅するタイミングを整合させることができ、視認性が高
まり通行する車両のドライバ等に多大な注意力を喚起さ
せることができる。特に、上記情報を電波に乗せるタイ
ミングとして、緊急事態が発生した時、例えば夜間に高
速道路やトンネル内で交通事故が発生し、その一方を関
係省庁から連絡を受けた時、現場付近に設置してある本
発光装置の点滅発光を整合させ、通行車両のドライバ等
に注意を促すようにすれば、ドライバ等に多大な注意力
を喚起させることができる。尚、整合した点滅発光の解
除は、整合解除の情報を含む電波を受信することで解除
され、解除後は元の点滅状態に復帰する。
【0025】上記信号受信装置11は、図6に示すよう
に、前記した発光装置1の点滅制御回路10に電気的に
接続し、信号受信装置11の情報出力手段11dからの
信号によって発光素子の発光タイミングが整合されるよ
うに構成されている。又、上記信号受信装置11には、
受信した電波を周囲に向けて発信する発信装置18を設
け、直接前記電波を受信しにくい場所においては、信号
受信装置11と発信装置18を備えた発光装置1’相互
で、或いは別途配置された中継用のアンテナ19,1
9’を介して電波の送受信が行なわれるようにする。
尚、信号受信装置11又は信号発信装置18は、ケース
2内に設けた場合を説明しているが、ケース2の外側部
に設けてもよいことは言うまでもない。
【0026】次に、上記した発光装置を設置した異常情
報報知システムの一例を図7に基づいて説明する。図
は、トンネル手前の道路の縁石100に信号受信装置1
1を備えた発光装置1を、所定の間隔をおいて設置固定
し、トンネル200内の縁石(又は壁面)には信号受信
装置11と発信装置18を備えた発光装置1’を、所定
の間隔をおいて設置固定されている。尚、発光装置1,
1’の設置は、LED4,5,6が配置された側面22
1が進行方向と向かい合うように取り付けられている。
これにより、自動車のドライバは、ライトが直接当って
いないところでも、発光装置1,1’の存在を確認で
き、よって、長い距離に亘って縁石100の位置、トン
ネル200の縁石(壁面)を確認することができる。
又、カバー3にレンズ3Lが一体に形成されていること
で、カバー3全体が発光し、どの方向からでも確認でき
る。
【0027】そして、発光装置1,1’は、通常、各発
光装置1,1’で設定された点滅タイミングでバラバラ
に点滅発光し、上記の位置確認を可能ならしめる。しか
し、発光装置1,1’が設置されている場所付近で、例
えば交通事故が発生し、その事故発生の一報が関係省庁
から電波を送信する送信所に入ると、事故発生場所を含
む所定範囲に設置されている発光装置1,1’を指定す
る情報を、時刻情報と合わせて送信する。
【0028】そして、前記指定された範囲に設置されて
いる発光装置1,1’は、各発光装置1,1’の信号受
信装置11が前記電波を受信すると、点滅発光のタイミ
ングが整合され、指定範囲内に設置された全ての発光装
置1,1’は、同じタイミングで点滅発光するように制
御される。因って、指定範囲内の全ての発光装置1,
1’が、通常とは異なる同じタイミングで点滅発光する
ため、外部からの視認性が高まり、異常事態の発生等を
通行する自動車のドライバに報知し、注意を喚起するこ
とができる。尚、トンネル内や山の裏側等、電波の受信
が安定しない場所については、トンネルの出入口や内
部、及び道路上に中継用のアンテナ19,19’を設置
し、このアンテナを介して、或いは信号受信装置11及
び発信装置18を備えた発光装置1’相互で電波の受け
渡しを行い、電波の受け渡しが殆ど時間差無く行なわれ
るようにする。又、本発明に係る発光装置は、夜間の道
路工事等において、工事範囲の境界を示す表示灯とし
て、支柱の上端に取り付け、異常発生時に全体が同時に
点滅するようにすることもできる。更に、異常発生時以
外でも、夜間複数の発生装置1の点滅タイミングを整合
させるようにすれば、複数の発生装置1をバラバラに点
滅させるよりもドライバの目の負担を軽減することがで
き、安全運転をも図ることができる。
【0029】
【発明の効果】本発明の道路用発光装置は請求項1、2
記載の構成により、電波を受信することで発光タイミン
グを整合することができる。よって、通常は各発光装置
がバラバラに点滅発光していても、電波を受信すること
で各発光装置は同時に点滅発光し、自動車のドライバに
より一層の注意力を喚起させることが出来る。又、請求
項3記載の構成により、受信した電波の発信ができ、発
光装置同士での電波の受け渡しが可能となる。因って、
直接電波を受信しにくい場所でも、発光装置同士で、殆
ど時間差無く電波の受信ができる。従って、電波の受信
が不安定な場所でも、設置した発光装置の発光タイミン
グの整合を確実に行うことが出来る。そして、請求項4
記載の構成により、夜間、道路幅やカーブ等を車両のド
ライバに知らせる発光装置を利用し、同時に点滅発光さ
せることで視認性を高め、通行する車両のドライバ等に
多大な注意力を喚起させることができる。更に、請求項
5記載の構成により、通行する車両のドライバ等に、通
行している道路で交通事故等の異常事態が発生している
ことの報知を迅速に行うことが出来るシステムを提供で
きる。又、請求項6,7記載の構成により、電波の通り
にくいトンネル内においても、該トンネル内に設置した
各発光装置を整合させて点滅発光させることができ、ト
ンネル内における通行車両のドライバ等へ、注意力喚起
の報知を迅速且つ確実に行うことができる報知システム
を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る道路用発光装置の実施例を示す斜
視図である。
【図2】同平面図である。
【図3】図2の(3)−(3)線に沿える断面図であ
る。
【図4】図2の(4)−(4)線に沿える断面図であ
る。
【図5】点滅制御回路の回路図である。
【図6】信号受信装置の概略及び点滅制御回路との接続
を示すブロック図である。
【図7】異常情報報知システムの概略を示す説明図であ
る。
【符号の説明】
1…発光装置 2…ケース 3…カバー 4,5,6…LED(発光素子) 7…バッテリ 8,9…太陽電池 10…点滅制御回路 11…信号受信装置 18…発信装置 19,19’…アンテナ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2D064 AA04 AA24 BA01 BA05 BA14 EA01 EA21 EA25 EB05 EB38 GA02 5C083 AA01 BB26 DD01 DD05 DD09 EE11 FF03 GG20 HH01 JJ30 5H180 AA01 BB04 BB09 BB15 GG03 GG11 GG18 HH14 HH24

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ケースと、前記ケースに取り付けられた
    発光素子と、前記発光素子を点滅させる点滅制御回路
    と、電源用バッテリと、を有する道路用発光装置におい
    て、前記道路用発光装置に信号受信装置を設けて前記点
    滅制御回路と電気的に接続し、整合点滅を指示する電波
    を受信することにより、発光素子の点滅が整合されるよ
    うにしたことを特徴とする道路用発光装置。
  2. 【請求項2】 ケースと、前記ケースに取り付けられた
    発光素子と、前記発光素子を点滅させる点滅制御回路
    と、電源用バッテリと、前記発光素子及び前記ケースの
    表面を覆うように取り付けられた透明な素材から成るカ
    バーと、を有する道路用発光装置において、前記道路用
    発光装置に信号受信装置を設けて前記点滅制御回路と電
    気的に接続し、整合点滅を指示する電波を受信すること
    により、発光素子の点滅が整合されるようにしたことを
    特徴とする道路用発光装置。
  3. 【請求項3】 前記道路用発光装置に発信装置を設け、
    整合点滅を指示する電波を受信することで前記発信装置
    が信号を発信し、他の道路用発光装置を整合点滅させる
    ことを特徴とする請求項1又は請求項2記載の道路用発
    光装置。
  4. 【請求項4】 前記請求項1乃至請求項3何れか1項に
    記載の道路用発光装置を、道路やトンネル内に設置し、
    標準電波を前記道路用発光装置に装備した信号受信装置
    が受信することで各発光装置が同時に点滅し、通行車両
    に報知することを特徴とする報知システム。
  5. 【請求項5】 前記請求項1乃至請求項3何れか1項に
    記載の道路用発光装置を、道路やトンネル内に設置し、
    道路やトンネルで発生した異常事態に関する情報をのせ
    た標準電波を前記道路用発光装置に装備した信号受信装
    置が受信することで各発光装置が同時に点滅し、異常事
    態の発生を通行車両に報知することを特徴とする異常事
    態報知システム。
  6. 【請求項6】 前記請求項1乃至請求項3何れか1項に
    記載の道路用発光装置を、トンネル内に設置すると共
    に、前記トンネルの入口またはトンネル内にアンテナを
    設置し、標準電波をアンテナを介し、前記道路用発光装
    置に装備した信号受信装置が受信することで各発光装置
    が同時に点滅し、通行車両に報知することを特徴とする
    報知システム。
  7. 【請求項7】 前記請求項1乃至請求項3何れか1項に
    記載の道路用発光装置を、トンネル内に設置すると共
    に、前記トンネルの入口またはトンネル内にアンテナを
    設置し、トンネルで発生した異常事態に関する情報をの
    せた標準電波をアンテナを介し、前記道路用発光装置に
    装備した信号受信装置が受信することで各発光装置が同
    時に点滅し、異常事態の発生を通行車両に報知すること
    を特徴とする異常事態報知システム。
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