JP6452763B2 - 圧縮空気の気液分離装置 - Google Patents

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Description

本発明は、例えばエアーコンプレッサ等から供給される圧縮空気をエアーツールへ供給する際に好適で、圧縮空気中の水分を簡単な構成によって能率良く高精度に除去するとともに、その下流側に一または複数のエアークリーナを配置し、清浄で乾燥状態の圧縮空気をエアーツールへ供給し、また使用によって各エアークリーナの機能が低下した際、エアークリーナエレメントを簡便に交換可能にして所期の機能を速やかに回復し、そのメンテナンス作業を簡便に行なえる圧縮空気の気液分離装置に関する。
エアーコンプレッサから吐出された圧縮空気には水や油分が混在し、この圧縮空気をエアードライバーやインパクトレンチ、塗装ガン等のエアーツールへ供給すると、空気導管の内部が錆たり、エアーツール内部の構成部品が錆びて機能が低下し故障を起こす惧れがあるため、圧縮空気の吐出管路にエアードライヤである気液分離器を取付けて水分を除去し、乾燥した圧縮空気をエアーツールへ供給するようにしている。
前記気液分離器は、例えば中空円筒体の上部に上カバーを取付け、これらを締め付けリングで連結し、前記上カバーの両側の入口通路と出口通路に圧縮空気の導入管と排出管をねじ込み、その下部周面に円管状の上部周面をねじ込むとともに、上カバーの内側中央にネジ孔を形成し、このネジ孔にエア−案内子の上端部をねじ込み、その下部周面のネジ部に仕切管の上端部をねじ込んで取付ける。
前記仕切管の内側に略円筒状の複数の仕切り構造を上下に積み重ね、これを長尺のボルトを介してエアー案内子に連結する。前記仕切り構造は下部に凹部空間を形成し、上部に円錐形の凸部を突設し、この凸部に凹部空間に連通する透孔を形成し、該透孔を上下の仕切り構造間で左右に離間して配置する。
そして、前記入口通路から圧縮空気を導入し、これを中空円筒体とエアー案内子との間に導入し、エア−案内子の下方から最下位置の仕切り構造に導入し、その凹部空間から透孔へ移動して直上の仕切り構造へ導入し、その移動時に圧縮空気を移動壁面に衝突させて水分を凝結し、その水滴を凝集して水分を除去し除湿する。以降、前記動作を繰り返して上カバーから出口通路へ移動し、圧縮空気中の水分を分離するようにしていた(例えば、特許文献1参照)。
しかし、前記気液分離器は中空円筒体が長尺で、その内側の仕切管に複数の異形の仕切り構造を積み重ねて配置しているため、大形で部品点数が多く構成が複雑で製造が高価になり、また圧縮空気の移動経路が複雑で移動速度が減速され、壁面に対する衝突力が低下して水分の凝結が低下し、気液分離作用が概して低いという問題があった。
しかも、エアードライヤをエアーツールの連通路の適宜位置に配置しているため、気液分離効率が悪く、圧縮空気中の水分を十分に取り切れないままエアーツールへ供給せざるを得なかった。
上記問題を解決するものとして、空気入口と空気出口を設けたヘッダーに中空円筒状のケーシングを接続し、該ケーシングの中央に管状の円筒体を接続し、該円筒体の上部に変向器を接続し、その内部にテーパ孔状の拡幅部と、該拡幅部に連通する通路を形成し、前記円筒体の中間部周面に多数の空気孔を形成し、空気入口に導入した圧縮空気を変向器の受圧面に衝突させて水分を凝結し、その水滴を凝集して気液を分離するようにした圧縮空気除湿装置がある(例えば、特許文献2参照)。
しかし、前記圧縮空気除湿装置は、ケーシングの内側に円筒体を配置し、その上部に変向器を配置し、中間部に多数の空気孔を形成し、全体的にコンパクトに構成しているが部品点数が多く、高価になる等の問題があった。
また、他のエアードライヤとして、圧縮空気の吸入口と排風口を備えた蓋体に締付けリングを介して容器本体を接続し、該容器本体の内側に円管状の筒状仕切体を配置し、その内側に筒状の気液分離手段をねじ止め、該分離手段の上端部を蓋体の中央に接続し、前記気液分離手段は周面に複数の鍔部を突設し、その一の鍔部に内側の負圧中空室に連通する小孔を形成し、吸入口から導入した圧縮空気を容器本体と筒状仕切体との間に導き、筒状仕切体の内面と気液分離手段の鍔部に衝突させて圧縮空気中の水分を凝結し、その水滴を凝集して除去後、筒状仕切体の内側へ移動して小孔から負圧中空室へ導き、排風口から移動するようにしたものがある(例えば、特許文献3参照)。
しかし、前記エアードライヤは、長尺の容器本体を要する上に、筒状仕切体と異形の気液分離手段を要し、それらの構成が複雑で部品点数が多く、高価になるとともに、概して十分な気液分離作用が得られず、また圧縮空気中の水分や油分を除去することが難しかった。
前記問題を解決するものとして、入口と出口を備えた基部材に中空円筒状の第1および第2容器を対向して配置し、第1容器にオイルセパレ−タを配置し、第2容器に乾燥剤を収容し、前記オイルセパレータによって圧縮空気中の油滴や水滴を除去し、また前記乾燥剤によって圧縮空気中の水分を吸着し、更に第2容器に設けた乾燥器の内部にフィルタ装置を設け、オイルセパレータによって除去しきれないオイルミストや塵埃等の細かい粒子を除去するようにした圧縮空気乾燥装置がある(例えば、特許文献4参照)。
しかし、前記圧縮空気乾燥装置は、圧縮空気中の水分や油分を吸着し、オイルミストや塵埃等の細かい粒子を除去し得るが、大形かつ大重量で構造が複雑なため、高価で一般生産工場での設置や使用に馴染まない等の問題があった。
このような問題を解決する別の手段として、エアーコンプレッサ室と末端エアー機器を使用する工場を分離して配置し、エアーコンプレッサ室に配管した空気配管に、エアーコンプレッサとエアータンクと圧縮空気を乾燥するエアードライヤと、圧縮空気の異物を除去するエアーフィルタを介挿し、また前記工場にエアーコンプレッサ室の空気配管に連通する空気配管を配管し、該空気配管の上下流に分岐管を接続し、これらの分岐管にエアードライヤと末端エアー機器を接続し、末端エア−機器の直前にエアードライヤを配置し、エアードライヤを経由し長い空気配管を通過する間に温度変化の激しいことがあっても、また末端エアー機器周辺の室温がかなり低くても、エアードライヤにより一定の温度を確保することによって、末端エアー機器でのドレン水の発生を少なくするようにした圧縮空気の製造装置がある(例えば、特許文献5参照)。
しかし、前記製造装置は、末端エアー機器を使用する工場において、末端エアー機器でのドレン水の発生を少なくするために、空気配管に接続した分岐管に接続する末端エアー機器の直前にエアードライヤの配置を要するため、多数のエアードライヤの配置を要し、部品点数が増加するとともに構成が複雑化して高価になり、画一的な性能のエアードライヤや、単一のエアードライヤによる除湿作用には限界があり、乾燥した清浄な圧縮空気の供給に応じられない等の問題があった。
更に前記問題を解決するものとして、エアーコンプレッサの下流にエアードライヤを配置し、該エアードライヤの下流に除塵装置と中空糸エアードライヤとを配置し、中空糸エアードライヤによって圧縮空気を精密に乾燥し、これをエアーツールへ供給するようにした圧縮空気の製造装置がある(例えば、特許文献6参照)。
しかし、前記製造装置は、単一のエアードライヤによって圧縮空気の水分を除去しているため、水分を十分に除去することができず、これを下流の除塵装置や中空糸エアードライヤへ移動すると、除塵装置や中空糸エアードライヤの機能が低下ないし劣化し、それらの寿命を低下させるとともに、使用によって機能が低下ないし劣化した場合、それらの位置が区々なため、そのメンテナンスに手間が掛かる等の問題があった。
特許第4789963号号公報 特開平6−178910号公報 特許第5467180号号公報 実開昭61−64324号公報 特開2007−130618号公報 特許第3390967号号公報
本発明はこのような問題を解決し、例えばエアーコンプレッサ等から供給される圧縮空気をエアーツールへ供給する際に好適で、圧縮空気中の水分を簡単な構成によって能率良く高精度に除去するとともに、その下流側に一または複数のエアークリーナを配置し、清浄で乾燥状態の圧縮空気をエアーツールへ供給し、また使用によって各エアークリーナの機能が低下した際、エアークリーナエレメントを簡便に交換可能にして所期の機能を速やかに回復し、そのメンテナンス作業を簡便に行なえる圧縮空気の気液分離装置を提供することを目的とする。
請求項1の発明は、清浄で乾燥した圧縮空気をエアーツールへ供給する供給管路にエアードライヤを配置し、該エアードライヤより上流側に気液を分離可能な凝結器を配置し、前記エアードライヤは、ドレン水を収容可能な有底筒状の筒状容器と、該筒状容器の上側開口部に装着したヘッドカバーと、該筒状容器内の上部に配置した中空の凝縮シリンダと、該筒状容器内の下部に配置したドレンと、からなり、前記ヘッドカバーの内部に供給管路に連通するインレットとアウトレットを設け、該インレットとアウトレットの空気通路に前記凝縮シリンダを介挿し、該凝縮シリンダ内の上部に複数の集気シリンダを配置し、該集気シリンダに小孔状の貫通孔を形成し、圧縮空気を断熱膨張可能にした圧縮空気の気液分離装置において、前記筒状容器を透明部材で構成し、該筒状容器の外側に空隙部を介して有底筒状の容器カバーを配置し、該容器カバーの周面に複数の開口部を形成し、該開口部から筒状容器を透視可能にし、筒状容器の内部状況やドレン水の貯留状況を視認でき、また空隙部によって筒状容器の温度上昇を防止し、更に筒状容器を容器カバーで保護して機械的な強度を補強するとともに、筒状容器の破裂に伴う容器破片の飛散を防止するようにしている。
請求項の発明は、凝結器をエアードライヤより上流側の近接位置に配置し、該凝結器を、ドレン水を収容可能な有底筒状の筒状容器と、該筒状容器の外側に配置した有底筒状の容器カバーと、前記筒状容器と容器カバーの上側に装着したヘッドカバーと、筒状容器内の下部に配置したオートドレンと、ヘッドカバーに配置した供給管路に連通するインレットとアウトレットと、で構成し、前記筒状容器内の上部に中空筒状の凝結シリンダを配置し、該凝結シリンダ内の上面に圧縮空気を直接衝突可能に設けるとともに、前記筒状容器を透明部材で構成し、該筒状容器の外側に空隙部を介して前記容器カバーを配置し、該容器カバーの周面に複数の開口部を形成し、該開口部から筒状容器を透視可能にし、凝結シリンダ内の上面に圧縮空気を直接衝突可能に設けて、圧縮空気中の水蒸気を大量かつ勢い良く衝突させて凝縮可能にし、水蒸気を効率良く除去するとともに、開口部によって筒状容器の内部を外部から透視可能にし、筒状容器の内部状況やドレン水の貯留状況を視認でき、また空隙部によって筒状容器の温度上昇を防止し、更に筒状容器を容器カバーで保護して機械的な強度を補強するとともに、筒状容器の破裂に伴う容器破片の飛散を防止するようにしている。
請求項の発明は、エアードライヤと凝結器の筒状容器と容器カバーを互いに同一に形成し、筒状容器と容器カバーを共用し、それらを合理的かつ安価に製作し得るようにしている。
請求項4の発明は、エアードライヤと凝結器の各ヘッドカバーの上端部を平坦面に形成し、これらの平坦面に断面L字形またはU字形の連結片を掛け渡して固定し、エアードライヤと凝結器とを近接して配置し、連結片の屈曲片を壁面に取付け可能にし、エアードライヤと凝結器の取付けを合理的に配置して壁面に取付けるようにしている。
請求項5の発明は、エアードライヤとエアーツールとの間に前記エアードライヤと同形の1または複数のエアークリーナを配置し、各エアークリーナはドレン水を収容可能な有底筒状の筒状容器と、該筒状容器の外側に配置する有底筒状の容器カバ−と、前記筒状容器と容器カバーの上側開口部に装着したヘッドカバーと、前記筒状容器内に配置したクリーナエレメント収納容器と、前記筒状容器の底部に配置した簡易ドレンと、からなり、前記ヘッドカバ−の内部に供給管路に連通するインレットとアウトレットを設け、該インレットとアウトレットの空気通路に前記クリーナエレメント収納容器を介挿し、該収納容器の底部に複数の通孔を形成するとともに、前記クリーナエレメント収納容器内にエアークリーナエレメントを収納可能な通気性を有する柔軟な透明の収納袋を収容し、前記通孔を介して圧縮空気をクリーナエレメント収納容器内を移動可能に設けるとともに、前記筒状容器の外側に空隙部を介して前記容器カバーを配置し、エアークリーナの各部品を共通し、合理的かつ安価に製作するとともに、その共通部品によって合理的に組み立てられるようにし、しかもクリーナエレメント収納容器の内部を視認可能にして、その汚損度やクリーナの使用状況を視認可能にしている。
請求項の発明は、各エアークリーナの容器カバーの周面に複数の開口部を形成し、該開口部から筒状容器を透視可能にし、筒状容器内を外側から視認可能にするとともに、開口部を空隙部に連通させて通気可能にし、筒状容器の温度上昇を防止するようにしている
請求項の発明は、各エアークリーナのヘッドカバー、筒状容器と容器カバー、前記エアードライヤのそれらと同一に形成し、各部品を共通化して合理的かつ安価に製作するようにしている。
請求項の発明は、各エアークリーナのヘッドカバーの上端部を平坦面に形成し、該平坦面に前記連結片の延設部を掛け渡して固定し、各エアークリーナと前記凝結器とエアードライヤとを横一列に配置し、前記連結片の屈曲片を壁面に取付け可能にし、各エアークリーナとエアードライヤと凝結器を合理的に配置し、それらを壁面に容易に取付けるようにしている。
請求項の発明は、管状または板状の支持部材を垂直または斜状に配置し、該支持部材に前記供給管路を配管し、該供給管路に凝結器とエアードライヤ、および一または複数のエアークリーナを配置し、連結片の代わりに、支持部材に供給管路や凝結器、エアードライヤ、一または複数のエアークリーナを一体に組み付けるようにしている。
請求項10の発明は、支持部材を管状に構成し、その上下端部をキャップを介して閉塞し、該支持部材を屋内外に設置可能にし、支持部材の内部に供給管路や凝結器、エアードライヤを収容して、これらを保護するようにしている。
請求項11の発明は、支持部材を軸方向に二つ割りした一対の支持ピースを接合して構成し、支持部材の製作の容易化を図るとともに、支持部材内への供給管路や凝結器、エアードライヤ等の組み付けを容易に行なうようにしている。
請求項12の発明は、凝結器とエアードライヤ、エアークリーナの各ヘッドカバーを支持部材に固定し、支持部材に対する凝結器とエアードライヤ、エアークリーナ等の取付けないし取り外しを容易に行ない、メンテナンス作業を容易に行なえるようにしている。
請求項1の発明は、筒状容器を透明部材で構成し、該筒状容器の外側に空隙部を介して有底筒状の容器カバーを配置し、該容器カバーの周面に複数の開口部を形成し、該開口部から筒状容器を透視可能にしたから、筒状容器の内部状況やドレン水の貯留状況を視認でき、また空隙部によって筒状容器の温度上昇を防止し、更に筒状容器を容器カバーで保護して機械的な強度を補強するとともに、筒状容器の破裂に伴う容器破片の飛散を防止することができる。
請求項2の発明は、凝結器をエアードライヤより上流側の近接位置に配置し、該凝結器を、ドレン水を収容可能な有底筒状の筒状容器と、該筒状容器の外側に配置した有底筒状の容器カバーと、前記筒状容器と容器カバーの上側に装着したヘッドカバーと、筒状容器内の下部に配置したオートドレンと、ヘッドカバーに配置した供給管路に連通するインレットとアウトレットと、で構成し、前記筒状容器内の上部に中空筒状の凝結シリンダを配置し、該凝結シリンダ内の上面に圧縮空気を直接衝突可能に設けるとともに、前記筒状容器を透明部材で構成し、該筒状容器の外側に空隙部を介して前記容器カバーを配置し、該容器カバーの周面に複数の開口部を形成し、該開口部から筒状容器を透視可能にしたから、凝結シリンダ内の上面に圧縮空気を直接衝突可能に設けて、圧縮空気中の水蒸気を大量かつ勢い良く衝突させて凝縮可能にし、水蒸気を効率良く除去するとともに、開口部によって筒状容器の内部を外部から透視可能にし、筒状容器の内部状況やドレン水の貯留状況を視認でき、また空隙部によって筒状容器の温度上昇を防止し、更に筒状容器を容器カバ−で保護して機械的な強度を補強するとともに、筒状容器の破裂に伴う容器破片の飛散を防止することができる。
請求項3の発明は、エアードライヤと凝結器の筒状容器と容器カバーを互いに同一に形成したから、筒状容器と容器カバーを共用し、それらを合理的かつ安価に製作することができる。
請求項4の発明は、エアードライヤと凝結器の各ヘッドカバーの上端部を平坦面に形成し、これらの平坦面に断面L字形またはU字形の連結片を掛け渡して固定し、エアードライヤと凝結器とを近接して配置し、連結片の屈曲片を壁面に取付け可能にしたから、エアードライヤと凝結器の取付けを合理的に配置して壁面に取付けることができる。
請求項5の発明は、エアードライヤとエアーツールとの間に前記エアードライヤと同形の1または複数のエアークリーナを配置し、各エアークリーナはドレン水を収容可能な有底筒状の筒状容器と、該筒状容器の外側に配置する有底筒状の容器カバ−と、前記筒状容器と容器カバ−の上側開口部に装着したヘッドカバ−と、前記筒状容器内に配置したクリ−ナエレメント収納容器と、前記筒状容器の底部に配置した簡易ドレンと、からなり、前記ヘッドカバ−の内部に供給管路に連通するインレットとアウトレットを設け、該インレットとアウトレットの空気通路に前記クリ−ナエレメント収納容器を介挿し、該収納容器の底部に複数の通孔を形成するとともに、前記クリーナエレメント収納容器内にエアークリーナエレメントを収納可能な通気性を有する柔軟な透明の収納袋を収容し、前記通孔を介して圧縮空気をクリーナエレメント収納容器内を移動可能に設けるとともに、前記筒状容器の外側に空隙部を介して前記容器カバーを配置したから、エアークリーナの各部品を共通し、合理的かつ安価に製作するとともに、その共通部品によって合理的に組み立てられるようにし、しかもクリ−ナエレメント収納容器の内部を視認可能にして、その汚損度やクリーナの使用状況を視認することができる。
請求項6の発明は、各エアークリーナの容器カバーの周面に複数の開口部を形成し、該開口部から筒状容器を透視可能にしたから, 筒状容器内を外側から視認可能にするとともに、開口部を空隙部に連通させて通気可能にし、筒状容器の温度上昇を防止することができる。
請求項7の発明は、各エアークリーナのヘッドカバー、筒状容器と容器カバーを、前記エアードライヤのそれらと同一に形成したから、各部品を共通化して合理的かつ安価に製作することができる。
請求項8の発明は、各エアークリーナのヘッドカバ−の上端部を平坦面に形成し、該平坦面に前記連結片の延設部を掛け渡して固定し、各エアークリーナと前記凝結器とエアードライヤとを横一列に配置し、前記連結片の屈曲片を壁面に取付け可能にしたから、各エアークリーナとエア−ドライヤと凝結器を合理的に配置し、それらを壁面に容易に取付けることができる。
請求項9の発明は、管状または板状の支持部材を垂直または斜状に配置し、該支持部材に前記供給管路を配管し、該供給管路に凝結器とエアードライヤ、および一または複数のエアークリーナを配置したから、連結片の代わりに、支持部材に供給管路や凝結器、エアードライヤ、一または複数のエアークリーナを一体に設置し、横並びの代わりに設置スペ−スをコンパクトにすることができる。
請求項10の発明は、支持部材を管状に構成し、その上下端部をキャップを介して閉塞し、該支持部材を屋内外に設置可能にしたから、支持部材の内部に供給管路や凝結器、エアードライヤを収容して、これらを保護することができる。
請求項11の発明は、支持部材を軸方向に二つ割りした一対の支持ピースを接合して構成したから、支持部材の製作の容易化を図れるとともに、支持部材内への供給管路や凝結器、エアードライヤの組み付けを容易に行なうことができる。
請求項12の発明は、凝結器とエアードライヤ、エアークリーナの各ヘッドカバーを支持部材に固定したから、支持部材に対する凝結器とエアードライヤ、エアークリーナ等の取付けないし取り外しを容易に行なえ、メンテナンス作業を容易に行なうことができる。
本発明の第1の実施形態を示す正面図で、その凝結器とエアードライヤを示している。 図1の平面図を示している。 図1の底面図を示している。 本発明に適用した凝結器の右側面図を示している。 図1のA−A線に沿う断面図である。
図4のB−B線に沿う断面図である。 図1のC−C線に沿う断面図である。 図1のD−D線に沿う断面図である。 本発明に適用したエアードライヤの右側面図を示している。 図1のE−E線に沿う断面図である。
図9のF−F線に沿う断面図である。 図11のG−G線に沿う断面図である。 図12のH−H線に沿う断面図である。 本発明の第2の実施形態を示す正面図で、凝結器とエアードライヤと3個のエアークリーナを横一列に配置している。 第2の実施形態に適用したエアークリーナを示す右側面図である。
図14の平面図で、凝結器を省略している。 図14の底面図で、凝結器を省略している。 図14のJ−J線に沿う断面図で、凝結器を省略している。 本発明の第の実施形態の応用形態の要部を示す断面図で、オイルミスト除去用のエアークリーナに適用した状態を示している。 本発明の第の実施形態を示す断面図で、凝結器とエアードライヤと3個のエアークリーナを管状の支持部材内部に配置している。
以下、本発明を生成した高温高圧の圧縮空気を除湿ないし乾燥し清浄してエアーツールへ供給する図示の実施形態について説明すると、図1乃至図13において1はエアーコンプレッサ2で生成した圧縮空気を貯留するエアータンクで、その送出側の可及的に上流位置に圧縮空気の供給本線である幹線導管3を介して凝結器4を接続し、圧縮空気を最初に強力かつ効率良く気液分離し、その除湿空気を隣接する下流側のエアードライヤ5へ移送し、該ドライヤ5によって残存する水分を精密に気液分離して、送出側の幹線導管6を介しエアーツール7へ供給可能にしている。
この場合、凝結器4は、エアータンク1からの種々の設置状況や離隔距離を許容し、所期の気液分離効果を得られる。また、エアードライヤ5は凝結器4に近接して配置し、それらの離隔配置による圧縮空気の凝結を防止し得る。
図中、8は凝結器4とエアードライヤ5の上端部を連結する略L字形断面の鋼板製の連結片で、凝結器4とエアードライヤ5の上端面に載置し、その四隅にビス9をねじ込んで取付けられ、その屈曲片8aの四隅に長孔51が形成されている。
そして、前記長孔51にビスを挿入し、これを凝結器4ないしエアードライヤ5に面する壁面52にねじ込んで取付けている。図中、10は凝結器4とエアードライヤ5の相対する後述のアウトレットとインレットを接続した接続導管で、前記幹線導管3と連通可能にされている。
前記凝結器4は、合成樹脂製のヘッドカバー11と、該ヘッドカバー11に上部を連結した中空有底の透明または不透明、実施形態では不透明の合成樹脂製の筒状容器12と、該容器12の外側に配置した合成樹脂製の筒状の容器カバー13と、筒状容器12の内側に配置した中空筒状の合成樹脂製の凝結シリンダ14と、から構成されている。
前記ヘッドカバー11は図2のように、上部を略八角柱状に形成され、その相対する一対の側壁にインレット15とアウトレット16を形成し、それらのネジ孔に前記幹線導管3,6と接続導管10を接続している。
前記ヘッドカバー11の下端部に正方形板状のフランジ11aが突設され、このフランジ11aに容器カバー13の上端部が接続されている。
前記ヘッドカバー11のインレット15の奥部に通路17が形成され、またヘッドカバー11の下部内周面にネジ部18が形成され、該ネジ部18に筒状容器12の上端部がねじ込まれて接続されている。
前記筒状容器12は、実施形態では透明な合成樹脂によって成形され、その底部は略半球面状に形成され、その底部に貯留したドレン水を自動的に排出可能なオートドレン19が設置されている。
前記オートドレン19は例えば常閉形に構成され、常時は後述のピストン弁が閉弁可能にされ、筒状容器12内に凝縮水であるドレン水53が所定水位以上溜まると、支軸20に摺動可能に支持したフロート54を上動させて前記排水弁を開弁し、前記ドレン水53を排出可能にしている。
前記支軸20の下部に大小異径のネジパイプ56,57が設けられ、このうち大径のネジパイプ56が筒状容器12の底部の外側に突出され、この突出部にナット27がねじ込まれて、支軸20を筒状容器12に支持している。
また、小径のネジパイプ57が容器カバー13の底部に形成した通孔28の直下に突出し、この突出部に排出管58の一端がねじ込まれ、その他端が排出溜(図示略)に配管されている。
図中、59はフロート54の上端面に立設したL字形の支持金具で、その上部のピン孔にピン60が摺動可能に挿入され、該ピン60の一端が支軸20の上端部を貫通して、フロート54の上下変位を規制している。
前記支軸20の上端内部に空気弁(図示略)がピン60と同動可能に設けられ、該空気弁が支軸20内の空気通路(図示略)を開閉可能にしている。前記空気弁は常時は閉弁されて空気通路を閉塞し、支軸20の中間内部に流入した圧縮空気によってピストン弁(図示略)を閉塞し、ドレン水53の排出を阻止している。
そして、ドレン水53が所定量貯留し、フロート54が上動した際に空気弁が開弁し、筒状容器12内の圧縮空気を空気通路に導入し、支軸20の中間内部に設けたピストン弁を押し下げて、ネジパイプ56,57に連通する排出孔(図示略)を開放し、ドレン水53を排出可能にしている。
前記ヘッドカバー11の中央下部に、アウトレット16に連通するネジ孔21が形成され、該ネジ孔21に凝結シリンダ14の上端部に突設した連結管22のネジ部がねじ込まれている。
前記容器カバー13は、筒状容器12を内部に収容可能な中空有底の筒状の容器に構成され、その上端部に前記フランジ11aと同形の正方形板状のフランジ13aが突設され、その隅角部に形成したビス孔(図示略)にビス23を挿入し、これを隣接するフランジ11aの隅角部に形成したビス孔(図示略)にねじ込んで連結している。
図中、24は前記フランジ13aの上面に突設した位置決めピンで、前記フランジ11aの下端部に形成したピン孔に係合可能に配置されている。
前記容器カバー13の周面の対向位置に複数の開口部25が上下方向に配置され、内側の筒状容器12を透視可能にしている。図中、26は容器カバー13と筒状容器12との間に形成された空隙部で、筒状容器12の周面に空気を接触可能にしている。
その他、図中、27はオートドレン19のネジパイプ57にねじ込んだナットで、該ネジパイプ57の上下位置を調整可能にされ、28は容器カバー13の底部に形成した通孔で、外気に開口させている。
前記エアードライヤ5は外観上、凝結器4と同様に構成され、該エアードライヤ5はヘッドカバー11と同様のヘッドカバー29と、該ヘッドカバー29に上部を連結した筒状容器12と同様の中空有底の透明または不透明、実施形態では不透明の合成樹脂製の筒状容器30と、該容器30の外側に配置した容器カバー13と同様の合成樹脂製の筒状の容器カバー31と、筒状容器30の内側に配置した中空筒状の合成樹脂製の凝縮シリンダ32と、から構成されている。
前記ヘッドカバー29は図2のように、上部を略八角柱状に形成され、その相対する一対の側壁にインレット33とアウトレット34を形成し、それらのネジ孔に前記接続導管10と幹線導管6を接続している。
前記ヘッドカバー29の下端部に正方形板状のフランジ29aが突設され、このフランジ29aに容器カバー31の上端部が接続されている。
前記ヘッドカバー29のインレット33の奥部に通路35が形成され、またヘッドカバー29の下部内周面にネジ部36が形成され、該ネジ部36に筒状容器30の上端部がねじ込まれて接続されている。
前記筒状容器30の底部は略半球面状に形成され、その底部にオートドレン37が設置されている。
前記オートドレン37は前記オートドレン19と実質的に同一に構成され、該オートドレン37は例えば常閉形に構成され、常時はピストン弁(図示略)が閉弁可能にされ、筒状容器30内に凝縮水であるドレン水38が所定水位以上溜まると、支軸61に摺動可能に支持したフロート62を上動して前記ピストン弁を開弁し、前記ドレン38を排出可能にしている。
前記支軸61の下部に大小異径のネジパイプ63,64が設けられ、このうち大径のネジパイプ63が筒状容器30の底部の外側に突出され、この突出部にナット65がねじ込まれて、支軸61を支持している。
また、小径のネジパイプ64が容器カバー31の底部に形成した通孔46の直下に突出し、この突出部に排出管67の一端がねじ込まれ、その他端が排出溜(図示略)に配管されている。
図中、68はフロート62の上端面に立設したL字形の支持金具で、その上部のピン孔にピン69が摺動可能に挿入され、該ピン69の一端が支軸61の上端部を貫通して、フロート62の上下変位を規制している。
前記支軸61の上端内部に空気弁(図示略)がピン69と同動可能に設けられ、該空気弁が支軸61内の空気通路(図示略)を開閉可能にしている。前記空気弁は常時は閉弁されて空気通路を閉塞し、支軸61の中間内部に流入した圧縮空気によってピストン弁(図示略)を閉塞し、ドレン水38の排出を阻止している。
そして、ドレン水38が所定量貯留し、フロート62が上動した際に空気弁が開弁し、筒状容器30内の圧縮空気を空気通路に導入し、支軸61の中間内部に設けたピストン弁を押し下げて、ネジパイプ63,64に連通する排出孔(図示略)を開放し、ドレン水38を排出可能にしている。
前記ヘッドカバー29の中央下部に、アウトレット34に連通するネジ孔39が形成され、該ネジ孔39に凝縮シリンダ32の上端部に突設した連結管40のネジ部がねじ込まれている。
前記容器カバー31は、筒状容器30を内部に収容可能な中空有底の筒状の容器に構成され、その上端部に前記フランジ11aと同形の方形板状のフランジ13aが突設され、その隅角部に形成したビス孔(図示略)にビス41を挿入し、これを隣接するフランジ13aの隅角部に形成したビス孔(図示略)にねじ込んで連結している。
図中、42は前記フランジ13aの上面に突設した位置決めピンで、前記フランジ29aの下端部に形成したピン孔に係合可能に配置されている。
前記容器カバー31の周面の対向位置に複数の開口部43が上下方向に配置され、内側の筒状容器30を透視可能にしている。図中、44は容器カバー31と筒状容器30との間に形成された空隙部で、筒状容器30の周面に空気を接触可能にしている。
前記凝縮シリンダ32の上部に、連結シリンダ47を介して円板状の基板48が設けられ、該基板48の下面に複数の集気シリンダ49が等角度位置に突設されている。
前記集気シリンダ49の環状壁49aの内側に小径の貫通孔50が形成され、該貫通孔50を移動した圧縮空気を連結シリンダ47内へ断熱膨張状態で噴出可能にされている。
このように構成した本発明の圧縮空気の気液分離装置は、エアータンク1とエアーツール7との間の、圧縮空気の供給本線である幹線導管3,6と接続導管19との間に、凝結器4とエアードライヤ5を配置している。
したがって、圧縮空気の供給本線から分岐した分岐線毎にその最上流部にエアードライヤを配置する場合に比べて、分岐線ないし支線の配管を要せず、圧縮空気の配管およびその作業並びにそれらのメンテナンスを簡潔かつコンパクトに行なえ、これを安価かつ合理的に行なえる。
しかも、凝結器4はエアータンク1からの離隔距離を問わないから、設置位置や設置環境を拘束されずに済み、種々の使用に応じられる。
前記凝結器4とエアードライヤ5は外観上、同様に構成され、それらの構成はヘッドカバー11と29、筒状容器12と30、容器カバー13と31が実質的に同一に構成され、対応する構成部材の共用化を図れるから、これを合理的かつ安価に製作し得、またメンテナンスの容易化を図れる。
前記凝結器4を組み立てる場合は、ヘッドカバー11の下部中央のネジ部21に、集気シリンダ14の連結管22のネジ部をねじ込み、また筒状容器12内の底部にオートドレン19を配置し、そのネジパイプ56を筒状容器12の底部の通孔に挿入して外側に突出し、この突出部にナット27をねじ込んで緊締し、オートドレン19を筒状容器12に固定する。
この後、ヘッドカバー11の下部内周面のネジ部18に筒状容器12の上端部のネジ部をねじ込み、該筒状容器12の外側に容器カバー13を被着し、それらのフランジ11aとフランジ13aを接合し、かつそれらのピン孔にピン24を挿入しビス孔にビス23を挿入して、これを他方のビス孔にねじ込んで、これらを連結する。
一方、エアードライヤ5を組み立てる場合は、凝結器4の組み立てと略同様の要領で行なう。
すなわち、ヘッドカバー29の下部中央のネジ部39に、凝縮シリンダ32の連結管40のネジ部をねじ込み、また筒状容器30内の底部にオートドレン37を配置し、そのネジパイプ63を筒状容器30の底部の通孔に挿入して外側に突出し、この突出部にナット65をねじ込んで緊締し、オートドレン37を筒状容器30に固定する。
この後、ヘッドカバー29の下部内周面のネジ部36に筒状容器30の上端部のネジ部をねじ込み、該筒状容器30の外側に容器カバー31を被着し、それらのフランジ31aとフランジ29aを接合し、かつそれらのピン孔にピン42を挿入して位置合わせし、それらのビス孔にビス41を挿入し、これを他方のビス孔にねじ込んで、これらを連結する
こうして凝結器4とエアードライヤ5を組み立て後、それらのアウトレット16とインレット33を対向配置し、凝結器4のアウトレット16に接続導管10の一端のネジ部をねじ込み、この他端のネジ部をエアードライヤ5のインレット33にねじ込み、凝結器4とエアードライヤ5とを接続導管10で連結する。
この後、凝結器4とエアードライヤ5のヘッドカバー11,29の上端部の平坦面に連結片8を載置し、それらのビス孔にビス9を挿入してねじ込み、凝結器4とエアードライヤ5とを連結片8を介して連結する。
こうして凝結器4とエアードライヤ5を連結後、連結片8の屈曲片8aを壁面52に接合し、その長孔51にビスを挿入し、これを壁面52側のビス孔にねじ込んで緊締し、凝結器4とエアードライヤ5を壁面52の同高位置に取付ける。
そして、幹線導管3の一端のネジ部を凝結器4のインレット15にねじ込み、この他端のネジ部をエア−タンク1の接続ネジ部にねじ込み、これらを緊締する。
また、幹線導管6の一端のネジ部をエアードライヤ5のアウトレット34にねじ込み、この他端のネジ部をエア−ツール7の接続ネジ部にねじ込み、これらを緊締する。
このように凝結器4とエアードライヤ5は複数の構成部材を共有するため、これらの組み立てを容易かつ速やかに行なえ、組み立て後、これらをエアータンク1とエアーツール7に組み込む場合も、幹線導管3,6の間に近接して配置すれば良い。
したがって、圧縮空気の供給本線から分岐した分岐線毎に、その最上流部にエアードライヤを配置する場合に比べて、分岐線ないし支線の配管を要せず、それらの配管およびその作業並びにそれらのメンテナンスを簡潔かつコンパクトに行なえ、しかも安価かつ合理的に行なえる。この状況は図1のようである。
こうして組み付けた凝結器4とエアードライヤ5にエアータンク1側から高圧の圧縮空気を送り込むと、圧縮空気は幹線導管3に導かれて凝結器4のインレット15に導入され、その奥部の通路17から筒状容器12内に流入し、筒状容器12の内面と凝結シリンダ14の外面との間を移動し、凝結シリンダ14の下方から内側へ移動して、凝結シリンダ14の上部から連結管22を移動してアウトレット16へ送り出され、接続導管10からアウトレット16を経てエアードライヤ5へ移動する。
その際、圧縮空気は筒状容器12と凝結シリンダ14との狭小スペースに押し込まれて移動し、更に凝結シリンダ14の上面に衝突してアウトレット16へ移動する。
このため、圧縮空気中の水分が能率良く凝集して凝結し、その液滴が筒状容器12内に流下する。この場合、圧縮空気は流路の上流側で高圧を維持し、これが比較的広い流路を移動するから、大きな流量を維持して多量に凝集し凝結する。
したがって、圧縮空気中の水分が効率良く除去されて除湿され、多量のドレン水53が生成されて筒状容器12の底部に貯留する。
そして、前記ドレン水53が所定液面以上貯留すると、オートドレン19のフロート54が上動し、ピストン弁(図示略)を開弁して排出管58に排出される。
こうして凝結器4で水分を効率良く除去された圧縮空気が、接続導管10に導かれてエアードライヤ5のインレット33へ移動し、その奥部の通路35から筒状容器30内に流入し、筒状容器30の内面と凝結シリンダ32の外面との間を移動して、凝結シリンダ32の下方から内側へ流入する。
そして、前記圧縮空気は基板48の上面に衝突し、集気シリンダ49内の貫通孔50を移動して上部の連結管47へ流出し、圧縮空気中の水分が能率良く凝集して凝結し、その液滴が凝結シリンダ32から筒状容器43内に流下して、圧縮空気の除湿ないし乾燥が更に促され、アウトレット34から幹線導管6を経てエアーツール7へ移動する。
したがって、除湿ないし乾燥した圧縮空気をエアーツール7へ供給し得るとともに、凝縮された多量のドレン水38が筒状容器43の底部に貯留する。
そして、前記ドレン水38が所定液面以上貯留すると、オートドレン37のフロート62が上動し、ピストン弁(図示略)を開弁して排出管67に排出される。
この場合、筒状容器12,30を不透明に構成し、内部を視認できないようにしているが、例えばこれを透明に構成すれば開口部25,43から内部を透視できるから、筒状容器12,30の内部状況を視認でき、ドレン水38,53の貯留状況や凝結シリンダ14,32の現状、およびオートドレン19,37の状況を確認できることとなる。
また、容器カバー13,31は、空隙部26,44を介して筒状容器12,30の外側に配置されているから、それらの間に空気を流通させて筒状容器12,30の冷却を図れ、気液分離作用を増進し得るとともに、筒状容器12,30の破損による破片の飛散を防止し、また外部からの機械的な攻撃に耐えられる。
図14乃至図20は本発明の他の実施形態を示し、前述の実施形態と対応する構成部分に同一の符号を用いている。
このうち、図14乃至図18は本発明の第2の実施形態を示し、この実施形態は前記エアードライヤ5の下流側の圧縮空気の流路に、圧縮空気の異物を除去し清浄し乾燥するための互いに異なる複数のエアークリーナ70〜72を近接して配置している。
実施形態では上流側のエアークリーナ70にオイルミスト除去クリーナを配置し、その下流側のエアークリーナ71に乾燥・除湿除去クリーナを配置し、その下流側のエアークリーナ72に不純物除去クリーナを配置している。
前記エアークリーナ70〜72は、前記凝結器4またはエアードライヤ5と外観的に同様に構成され、これは前記ヘッドカバー11と実質的に同一のヘッドカバー73と、該カバー73に上部を連結した前記筒状容器12と実質的に同一の透明な筒状容器74と、該容器74の外側に配置した前記容器カバー13と実質的に同一の容器カバー75と、から構成され、これらの下端部には前記オートドレンの代わりに、簡単な構成の簡易ドレン76を設けている。
前記ヘッドカバー73の両側にインレット77とアウトレット78が設けられ、その下部中央にネジ孔79が形成され、該ネジ孔79に合成樹脂製の筒状のクリーナエレメント収納容器80が、その連結管81を介してねじ込まれて接続されている。
前記クリーナエレメント収納容器80は透明の円筒状に形成され、その底部に複数の通孔82が形成され、各収納容器80に後述する各種のクリーナエレメントが収容されている。
前記クリーナエレメント収納容器80の内部に、通気性を有する柔軟で透明な円筒状の収納袋83が収容され、該収納袋83に各種のクリーナエレメントが収容されている。
前記エレメントは、エアークリーナ70の場合はオイルミスト除去部材84として、微粒子状のナノ・カ−ボンを筒状若しくは円筒状にプレス成形したオイルミスト除去セグメントが収容され、収納袋83内を移動する圧縮空気に含まれるオイルミストを捕集可能にしている。
また、エアークリーナ71は乾燥・除湿部材85として、粒子状の活性アルミナが収容され、収納袋83内を移動する圧縮空気に含まれる水分または湿気を吸着可能にしている
更に、エアークリーナ72は不純物除去部材86として、多数の中空糸が収容され、収納袋83内を移動する圧縮空気を中空糸の中心孔に移動させ、圧縮空気に含まれる水蒸気や溶存ガスを中空糸膜に吸着して除去可能にしている。
この他、図中、8は各インレット77とアウトレット78を連結する前記接続導管10と同様な接続導管、8は容器カバー75の底部に形成した前記通孔46と同径の通孔、8は簡易ドレン76の螺軸にねじ込んだナットで、各筒状容器74の底部に簡易ドレン76の螺軸を立設可能にしている。
図中、90は各容器カバー75に形成した開口部で、前記開口部43と同様に形成され、また各筒状容器74と容器カバー75との間に、前記空隙部26,44と同様な空隙部9が形成されている。
前記連結片8はエアークリーナ70〜72の増設分、長尺に延設され、その板面に複数のビス孔が形成され、延設した屈曲片8aに複数の長孔51が形成されている。図中、9は各インレット77の奥部に形成した通路で、各筒状容器74の内部上方に連通している。
このように構成した第2の実施形態では、凝結器4とエアードライヤ5で圧縮空気中の水分を大量かつ精密に除去後、この圧縮空気がエアークリーナ70に送り込まれ、そのインレット77から通路9を経て筒状容器74内に導入され、その下方へ移動する。
そして、前記圧縮空気はクリーナエレメント収納容器80の下方へ移動後、その底部から通孔82に導かれて前記収納容器80内へ移動し、収納袋83を通過して内部に収納されたクリーナエレメントであるオイルミスト除去部材84の間を上動し、圧縮空気に含まれるオイルミストが捕集される。
この後、前記圧縮空気は連結管81を上動してアウトレット78へ移動し、接続導管86を経てエアークリーナ71へ送り込まれる。
前記圧縮空気はエアークリーナ71のインレット77から通路91を経て筒状容器74内に導入され、その下方へ移動する。
そして、前記圧縮空気はクリーナエレメント収納容器80の下方へ移動後、その底部から通孔82に導かれて前記収納容器80内へ移動し、収納袋83を通過して内部に収納されたクリーナエレメントである乾燥・除湿部材85の間を上動し、圧縮空気に含まれる水分が除去される。
その後、前記圧縮空気は連結管81を上動してアウトレット78へ移動し、接続導管86を経てエアークリーナ72へ送り込まれる。
前記圧縮空気はエアークリーナ72のインレット77から通路91を経て筒状容器74内に導入され、その下方へ移動する。
そして、前記圧縮空気はクリーナエレメント収納容器80の下方へ移動後、その底部から通孔82に導かれて前記収納容器80内へ移動し、収納袋83を通過して内部に収納されたクリーナエレメントである不純物除去部材86の中空糸の中心孔を上動して、圧縮空気に含まれる不純物や溶存ガスを除去される。
その後、前記圧縮空気は連結管81を上動してアウトレット78へ移動し、接続導管86を経て空気幹線導管6へ送り出され、オイルミストを除去され、乾燥・除湿され、不純物を除去された清浄で乾燥した圧縮空気をエアーツール7へ供給する。したがって、エアーツール7の機能低下や故障の発生が抑制される。
この場合、圧縮空気が各エアークリーナ70〜72を移動する際、クリーナエレメント収納容器80の底面に衝突し、通孔82を通過し、前記収納容器80の上面に衝突して、微量の水分が凝集し凝結して各筒状容器74の底部に流下し貯留する。このため、各簡易ドレン76を適時操作して前記ドレン水を外部へ排出する。
一方、エアークリーナ70〜72は使用によって、各クリーナエレメント84〜86にオイルミストや湿気ないし水分、不純物等が捕集され吸着されて、徐々にクリ−ナ機能が低下する。
この状況は各クリーナエレメント84〜86の変色、変状によって確認し得るが、この状況は透明なクリーナエレメント収納容器80と、透明な筒状容器74と、透明な収納袋83によって、エアークリーナ70〜72の開口部89から視認し得る。
また、前記状況は、エアークリーナ70〜72の各簡易ドレン76を操作した際の、圧縮空気の排出量の多少や圧力等によっても確認し得る。
こうして、エアークリーナ70〜72の各クリーナエレメント84〜86の現状を確認し、クリーナエレメント84〜86の機能低下を確認後、凝結器4、エアードライヤ5、エアークリーナ70〜72に対する圧縮空気の供給を一旦停止し、対応するエアークリーナ70〜72を取外し、対応するクリーナエレメント84〜86を新規なものに交換して、この種装置のメンテナンスに対応する。
この場合のメンテナンス作業は、ビス41を取外し、対応するエアークリーナ70〜72の容器カバー75を取外し、その内側の筒状容器74の螺着を解除して取外し、対応するクリーナエレメント収納容器80を取外す。
そして、対応する新規なクリーナエレメント84〜86を収納袋83に収納したクリーナエレメント収納容器80を用意し、これを対応するヘッドカバー73の下面のネジ孔79にねじ込み、この外側に筒状容器74と容器カバー75を取付ける。
このようにして新規なクリーナエレメント84〜86の交換を簡便に行え、対応するエアークリーナ70〜72の機能を簡便に回復し得る。
更に、エアークリーナ70〜72の各筒状容器74の外側に、空隙部9を介して開口部90を備えた容器カバー75を取付け、それらの間に空気を流通させているから、筒状容器74の冷却を図れ、各クリーナ70〜72における気液分離効果を増進できるとともに、筒状容器74の破損による破片の飛散を防止し得、また外部からの機械的な攻撃に耐えられる。
図19は本発明の第の実施形態の応用形態の要部を示す断面図で、前記エアークリーナ70〜72の一部または全部に適用している。
このうち、図19はその一部のエアークリーナ70に適用し、そのクリーナエレメント収納容器80内の下部で収納袋83の直下に、通孔82に連通する通気スペース96を設け、該スペース96に前記複数の集気シリンダ49を配置し、該シリンダ49に貫通孔50を形成している。
そして、エアークリーナ70に導入された圧縮空気を通孔82からクリーナエレメント収納容器80内に導入し、これを通気スペース96に配置した集気シリンダ49に導いて、貫通孔50を移動し、収納袋83を経てクリーナエレメント84を移動させるようにしている。
このようにすることで、前述のように圧縮空気中の水分を凝縮し凝結水分を通孔82から落下し、筒状容器94の底部に滞留して圧縮空気を除湿し乾燥する。
この後、除湿し乾燥した圧縮空気をクリーナエレメント84に移動し、圧縮空気のオイルミスト等の夾雑物を除去する。
したがって、湿気によるクリーナエレメント84の捕集機能の低下を抑制し、寿命の向上を図って、長期に亘る使用を確保し得る。
それゆえ、前記構成を他のエアークリーナ71,72に適用すれば、各クリーナエレメント85,86の機能低下を抑制し、それらのクリーナ機能が増進し、その長期に亘る使用を確保し得る。
図20は本発明の第の実施形態を示し、この実施形態は凝結器4とエアードライヤ5、エアークリーナ70〜72を、連結片8と接続導管10を介し横一列にコンパクトに配置する代わりに、これらを垂直若しくは斜状に配置した管材または板体等の支持部材9に設置し、この実施形態では支持部材9として垂直の管材を使用し、設置スペースのコンパクト化を図るとともに、支持部材9の内部に配置することによって安全に保護し、室外設置の安全性を確保するようにしている。
この場合、凝結器4とエアードライヤ5、エアークリーナ70〜72の各ヘッドカバー11,29,73は、支持部材9にビス止めして置くことが望ましい。
図中、9,9は支持部材9の上下端部を閉塞するキャップで、下側のキャップ94に複数の通孔9が設けられ、これらの通孔9に凝結器4の排出管58と、エアードライヤ5の排出管67の中間部が挿入されて配管されている。この実施形態では若干長めで略U字形の接続導管10,86を要する以外は、前述の実施形態と実質的に同一である
このようにこの実施形態は、一つの支持部材9に凝結器4とエアードライヤ5、エアークリーナ70〜72を配置しているから、それらの設置スペースがコンパクトになり、またこれらを例えば軸方向に分割した二つ割り構造の支持ピースを接合して管状の支持部材9、すなわち二つ割りの支持ピースを接合して管状に構成する支持部材9に配置すれば、凝結器4やエアードライヤ5、エアークリーナ70〜72の組み付けおよび取外しを、簡便で安全かつ合理的に行なうことができ、またそれらのメンテナンスを簡便に行える。
本発明の圧縮空気の気液分離装置は、圧縮空気中の水分を簡単な構成によって能率良く高精度に除去するとともに、その下流側に一または複数のエアークリーナを配置し、清浄で乾燥状態の圧縮空気をエアーツールへ供給し、また使用によって各エアークリーナの機能が低下した際、エアークリーナエレメントを簡便に交換可能にして所期の機能を速やかに回復し、そのメンテナンス作業を簡便に行なえるから、例えばエアーコンプレッサ等から供給されるエアータンク内の圧縮空気をエアーツールへ供給する際に好適である。
3,6 供給管路(幹線導管)
4 凝結器
5 エアードライヤ
7 エアーツール
8 連結片
8a 屈曲片
10,86 接続導管
11,29 ヘッドカバー
12,30 筒状容器
13,31 容器カバー
14 凝結シリンダ
15,33 インレット
16,34 アウトレット
25,43 開口部
26,44 空隙部
32 凝縮シリンダ
38 ドレン(凝縮水)
49 集気シリンダ
50 貫通孔
53 ドレン水(凝縮水)
57 壁面
70〜72 エアークリーナ
73 ヘッドカバー
76 ドレン
77 インレット
78 アウトレット
80 クリーナエレメント収納容器
83 収納袋
84 クリーナエレメント(オイルミスト除去部材)
85 クリーナエレメント(乾燥・除湿部材)
86 クリーナエレメント(不純物除去部材)
89 開口部
90 空隙部
92 支持部材
93,94 キャップ
96 通気スペース

Claims (12)

  1. 清浄で乾燥した圧縮空気をエア−ツールへ供給する供給管路にエアードライヤを配置し、該エアードライヤより上流側に気液を分離可能な凝結器を配置し、該エアードライヤは、ドレン水を収容可能な有底筒状の筒状容器と、該筒状容器の上側開口部に装着したヘッドカバ−と、該筒状容器内の上部に配置した中空の凝縮シリンダと、該筒状容器内の下部に配置したドレン器と、からなり、前記ヘッドカバ−の内部に供給管路に連通するインレットとアウトレットを設け、該インレットとアウトレットの空気通路に前記凝縮シリンダを介挿し、該凝縮シリンダ内の上部に複数の集気シリンダを配置し、該集気シリンダに小孔状の貫通孔を形成し、圧縮空気を断熱膨張可能にした圧縮空気の気液分離装置において、前記筒状容器を透明部材で構成し、該筒状容器の外側に空隙部を介して有底筒状の容器カバ−を配置し、該容器カバ−の周面に複数の開口部を形成し、該開口部から筒状容器を透視可能にしたことを特徴とする圧縮空気の気液分離装置。
  2. 前記凝結器を前記エアードライヤより上流側の近接位置に配置し、該凝結器を、ドレン水を収容可能な有底筒状の筒状容器と、該筒状容器の外側に配置した有底筒状の容器カバ−と、前記筒状容器と容器カバ−の上側に装着したヘッドカバ−と、筒状容器内の下部に配置したオートドレンと、ヘッドカバ−に配置した供給管路に連通するインレットとアウトレットと、で構成し、前記筒状容器内の上部に中空筒状の凝結シリンダを配置し、該凝結シリンダ内の上面に圧縮空気を直接衝突可能に設けるとともに、前記筒状容器を透明部材で構成し、該筒状容器の外側に空隙部を介して前記容器カバ−を配置し、該容器カバ−の周面に複数の開口部を形成し、該開口部から筒状容器を透視可能にした請求項1記載の圧縮空気の気液分離装置。
  3. 前記エアードライヤと凝結器の筒状容器と容器カバーを互いに同一に形成した請求項2記載の圧縮空気の気液分離装置。
  4. 前記エアードライヤと凝結器の各ヘッドカバ−の上端部を平坦面に形成し、これらの坦面に断面L字形またはU字形の連結片を掛け渡して固定し、エアードライヤと凝結器とを近接して配置し、連結片の屈曲片を壁面に取付け可能にした請求項2記載の圧縮空気の気液分離装置。
  5. 前記エアードライヤとエアーツールとの間に前記エアードライヤと同形の1または複数のエアークリーナを配置し、各エアークリーナはドレン水を収容可能な有底筒状の筒状容器と、該筒状容器の外側に配置する有底筒状の容器カバ−と、前記筒状容器と容器カバ−の上側開口部に装着したヘッドカバ−と、前記筒状容器内に配置したクリ−ナエレメント収納容器と、前記筒状容器の底部に配置した簡易ドレンと、からなり、前記ヘッドカバ−の内部に供給管路に連通するインレットとアウトレットを配置し、該インレットとアウトレットの空気通路に前記クリ−ナエレメント収納容器を配置し、該収納容器の底部に複数の通孔を形成し、該通孔を介して圧縮空気をクリ−ナエレメント収納容器内に移動可能に設け、前記筒状容器の外側に空隙部を介して前記容器カバ−を配置した請求項1記載の圧縮空気の気液分離装置。
  6. 前記各エアークリーナの容器カバ−の周面に複数の開口部を形成し、該開口部から筒状容器を透視可能にした請求項5記載の圧縮空気の気液分離装置。
  7. 各エアークリーナのヘッドカバー、筒状容器と容器カバーを、前記エアードライヤのそれらと同一に形成した請求項5記載の圧縮空気の気液分離装置。
  8. 各エアークリーナのヘッドカバ−の上端部を平坦面に形成し、該平坦面に前記連結片の延設部を掛け渡して固定し、各エアークリーナと前記凝結器とエアードライヤとを横一列に配置し、前記連結片の屈曲片を壁面に取付け可能にした請求項5記載の圧縮空気の気液分離装置。
  9. 管状または板状の支持部材を垂直または斜状に配置し、該支持部材に前記供給管路を配管し、該供給管路に凝結器とエアードライヤ、および一または複数のエアークリーナを配置した請求項5記載の圧縮空気の気液分離装置。
  10. 前記支持部材を管状に構成し、その上下端部をキャップを介して閉塞し、該支持部材を屋内外に設置可能にした請求項記載の圧縮空気の気液分離装置。
  11. 前記支持部材を軸方向に二つ割りした一対の支持ピースを接合して構成した請求項10記載の圧縮空気の気液分離装置。
  12. 前記凝結器とエアードライヤ、エアークリーナの各ヘッドカバ−を支持部材に固定した請求項記載の圧縮空気の気液分離装置。
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