JP6452567B2 - 建具 - Google Patents
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Description
また、パネル取付溝内の排水孔の周縁に排水部材のフランジを載置するように取り付けているために、パネル取付溝内の水が排水されるには、フランジを超えて排水孔に導入される必要がありスムーズな排水が行われず、フランジ下面と排水孔周縁との間に水が浸入し、その結果、枠体の室内側に排水される可能性があった。
図面を参照しながら、本発明の実施形態に係る建具を説明する。
本発明の実施形態に係る建具は、図1に示されるように、上枠11,下枠12及び左右の縦枠13,14を四周に組んでなり、建物開口部に固定してなる窓枠1に対して、上框21,下框22及び左右の縦框23,24を四周に組んで内周にガラス等パネルを装着してなる内障子2を図示しない固定手段により窓枠1の開口右側に固定して配置すると共に、同じく上框31,下框32及び左右の縦框33,34(図示はない。)を四周に組んで内周にガラス等パネルを装着してなる外障子3を窓枠1に設けた室外側レールに沿って開閉自在に配置してなる外動片引き窓として構成されている。
下框本体部221の室外側面は下方に垂下してその下端に室内側に屈曲してなる水平部分を有する室外側垂下壁221aが形成されるとともに、下框本体部221の室内側下面より下框22の全長に亘って室内側垂下壁221bが垂下され、窓枠1に対して内障子2を移動不能に固定した際に、室外側垂下壁221aと室内側垂下壁221bが下枠12の室内側レール121aの見込み方向両側に配置されることによって、下枠12と下框22との間から水等が直線的に侵入することを防止している。
そして、パネル取付溝222にセッティングブロックを介してガラス等パネル材が配置されている。
上記本発明の実施形態に係る建具においては、内障子2の下框22のパネル取付溝222に侵入した結露水等の水を室外側に排水するための排水構造を備えている。
以下、本発明の建具の排水構造について、説明する。
ガラス等パネルを取付ける下枠補助材としての機能を有する下框22には、図3に示すように、そのパネル取付溝222の底面に下框本体部221の中空部に至る貫通孔222aが形成されている。貫通孔222aは、パネル取付溝222の底面の室外側よりに下框22の長さ(左右見付け)方向に沿って複数箇所に形成されており、パネル取付溝222に進入した結露水等をすみやかに下框本体部221の中空部内に導くことができる。
したがって、パネル取付溝222に進入し、パネル取付溝222の貫通孔222aを通って下框本体部221の中空部に落下した結露水等は、そのまま排水孔221dから下框22の外部へと排水される。
以下、排水部材5について、図面を参考にして説明する。
排水部材5は、図5、6に示すように、一方側から他方側に向けて上面が下方に傾斜して水等を他方側へ導く導水部51と、導水部51の一方側上端部に形成される上方係止部52と、導水部51の他方側下端部に形成される下方係止部53とから構成されている。
その後、排水部材5が取り付けられた下框(下枠補助材)22を図示しない固定手段によって下枠12に固定することにより、窓枠1に対して内障子2を固定して取付けることができる。
このとき、排水部材5の上方係止部52を構成するフランジ部521が排水孔221dの室内側に配置されて排水孔221dの室外側には排水部材5の部位が存在しないので、貫通孔222aから落下したり下框本体部221の壁面を伝わって落下してきた結露水等は、排水孔221dの屋外側から排水孔221dにスムーズに導かれて排水することができる。
そして、排水部材5の導水部51の下方部位に切欠部512aが形成されているので、導水部51の上面を伝わった水は排水部材5の下端に至るまでにほとんどが室内側案内レールの室外側に排水され、排水部材5の下端部位において水が滞留せず、滞留する水が室内側へ吹き込むことを防止することができる。
また、排水部材は、その導水部に切欠部が形成され、切欠部より案内レールの室外側に水を落下して排水しているので、排水部材の下端で水が滞留することがなく、水の吹き込みを防止できるとともに、衛生的にも優れている。
11 :上枠
12 :下枠
121 :下枠本体部
121a :室内側レール
121b :室外側レール
121c :気密材取付片
122 :室内側壁
122a :気密材取付部
13 :縦枠
14 :縦枠
2 :内障子
21 :上框
22 :下框(下枠補助材)
221 :下框本体部
221a :室外側垂下壁(室外側垂下部)
221b :室内側垂下壁
221c :支持壁
221d :排水孔
222 :パネル取付溝
222a :貫通孔
23 :縦框
24 :縦框
3 :外障子
31 :上框
32 :下框
33 :縦框
34 :縦框
5 :排水部材
51 :導水部
511 :上方導水部
511a :係止爪
512 :下方導水部
512a :切欠部
52 :上方係止部
521 :フランジ部
521a :載置部
521b :壁部
521c :壁部
53 :下方係止部
531 :水平片
532 :リブ片
X :矢印
Claims (1)
- 開口部に配置される窓枠と、ガラス等のパネル体が取り付けられて窓枠に固定される下枠補助材と、下枠補助材のパネル体取付溝内に侵入した水を室外へ排水する排水部材とを備え、
下枠補助材は、その室外側から垂下する室外側垂下部を備えると共に、下枠補助材の底壁には排水孔が設けられており、
排水部材は、排水孔の室内側の縁部に係止する上方係止部と、上方係止部から室外側下方に向けて傾斜状に延設される導水部と、導水部の下部を室外側垂下部に係止する下方係止部とを有する
ことを特徴とする建具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015145342A JP6452567B2 (ja) | 2015-07-22 | 2015-07-22 | 建具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015145342A JP6452567B2 (ja) | 2015-07-22 | 2015-07-22 | 建具 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2017025590A JP2017025590A (ja) | 2017-02-02 |
JP6452567B2 true JP6452567B2 (ja) | 2019-01-16 |
Family
ID=57945574
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2015145342A Active JP6452567B2 (ja) | 2015-07-22 | 2015-07-22 | 建具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6452567B2 (ja) |
Family Cites Families (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JPS59177681U (ja) * | 1983-05-16 | 1984-11-28 | 中井産業株式会社 | 窓枠の排水装置 |
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JP2007284982A (ja) * | 2006-04-17 | 2007-11-01 | Sankyo Tateyama Aluminium Inc | 固定障子 |
-
2015
- 2015-07-22 JP JP2015145342A patent/JP6452567B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
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JP2017025590A (ja) | 2017-02-02 |
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