JP6452363B2 - 波長変換体及び波長変換装置 - Google Patents

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Description

本発明は、発光源からの光の波長を変換する波長変換体及び波長変換装置に関する。
近年、LD(Laser Diode)素子等の発光素子を搭載した発光装置が、照明装置等に用いられている。このような発光装置においては、青色光を発するレーザ素子上に黄色蛍光体を含む波長変換体を配することで、白色を得ているものがある。特許文献1には、Al23からなる透光性セラミックスのマトリックスと、Ce(cerium)を含むYAG(Yttrium Aluminum Garnet)からなる蛍光体とを有するセラミックス複合体が開示されている。
特開2012−62459号公報
特許文献1に開示されているようなセラミックス複合体に半導体レーザ素子等の発光素子からの出射光を照射することによって、光の波長変換がしばしば行われる。この場合、出射する蛍光を増加させるために、発光素子の光量を増加させてセラミックス複合体内の蛍光体の濃度を高くすると、セラミックス複合体内において蛍光体の励起飽和が起きてしまい、蛍光出力が効率よく得られないという問題があった。
さらに、例えば、レーザ光を波長変換する際に、蛍光の光量を増加させるために複数の発光素子を用いて束になったレーザ光をセラミックス複合体に照射する場合がある。この場合には、レンズを用いて複数のレーザ光のビーム径を広げてレーザ光の光強度分布を平坦化することが困難であり、セラミックス複合体内の蛍光体の励起飽和を防止することが困難であった。
本発明は、上述の点に鑑みてなされたものであり、蛍光体の励起飽和を起こさずに、発光素子からの出射光を効率よく波長変換することが可能な波長変換体及び波長変換装置を提供することを目的とする。
本発明の波長変換体は、蛍光体プレートと、当該蛍光体プレートの一方の面側に配され、当該蛍光体プレートに対向する面と反対側の面にレーザビームが入射する入射表面を有する透過型の回折光学素子と、からなる波長変換体であって、当該回折光学素子は、当該入射表面から入射して透過した後のレーザビームの光軸に垂直な面内における光強度分布を平坦化させるように構成されていることを特徴とする。
また、本発明の波長変換体は、蛍光体プレートと、当該蛍光体プレートの一方の面側に配され、当該蛍光体プレートに対向する面にレーザビームを反射する反射表面を有する反射型の回折光学素子と、からなる波長変換体であって、当該回折光学素子は、当該反射表面において反射した後のレーザビームの光軸に垂直な面内における光強度分布を平坦化させるように構成されていることを特徴とする。
また、本発明の波長変換装置は、蛍光体プレートと、当該蛍光体プレートの一方の面側に配された回折光学素子と、複数のレーザビームを導光して当該回折光学素子の表面に複数のビームスポットを形成する光学系と、を有し、当該回折光学素子は、当該表面から入射して透過した後のレーザビームの光軸に垂直な面内における光強度分布を平坦化させるように構成されていることを特徴とする。
また、本発明の波長変換装置は、蛍光体プレートと、当該蛍光体プレートの一方の面側に配された反射型の回折光学素子と、複数のレーザビームを導光して当該蛍光体プレートの表面に複数のビームスポットを形成する光学系と、を有し、当該回折光学素子は、当該蛍光体プレートに対向する表面において反射した後のレーザビームの光軸に垂直な面内における光強度分布を平坦化させるように構成されていることを特徴とする。
本発明の実施例1である波長変換体の斜視図である。 図1の波長変換体の2−2断面に沿った断面図である。 波長変換体に励起光が入射した際の励起光の経路を示した図である。 比較例の波長変換体の断面図である。 比較実験の方法を示す図である。 比較実験の結果を表すグラフである。 比較例の波長変換体に励起光が入射した際の励起光の経路を示した図である 本発明の実施例2である波長変換体の断面図である。 本発明の実施例3である波長変換体の断面図である。 波長変換体に励起光が入射した際の励起光の経路を示した図である。 連携例である波長変換体の断面図である。 本発明の実施例4である発光装置の図である。 変形例である波長変換体の断面図である。
以下に、本発明の実施例1である波長変換体について、図1及び図2を参照しつつ説明する。図1は、本発明の実施例1である波長変換体10を示す斜視図である。図2は、図1の波長変換体10の2−2線に沿った断面図である。
支持基板11は、例えば、Al23からなるセラミックス基板または銅やアルミからなる金属基板である。支持基板11上には、Au(層厚300nm)、TiO2(層厚30nm)が順に積層されている接合層13が形成されている。接合層13上には、反射層15が形成されている。
反射層15は、接合層13によって支持基板11と接合されており、Ag(層厚150nm)からなる金属反射層15A、Al23(層厚10nm)からなる接続層15B、SiO2(層厚54nm)、Ta23(層厚42nm)、SiO2(層厚100nm)、Ta23(層厚54nm)、SiO2(層厚24nm)、Ta23(層厚54nm)がこの順に積層されている増反射層15C、及びSiO2(層厚500nm)からなる全反射層15Dからなっている。
反射層15上には波長変換部材としての蛍光体プレート17が配されている。蛍光体プレート17は、例えば、長さLが1mm、幅Wが1mm、厚さtが0.1mmの板状体である。
蛍光体プレート17は、LuAG(ルテチウムアルミニウムガーネット)に賦活剤としてCeが添加されたLuAG:Ce蛍光体を、例えば加圧・焼結することによって形成されている。すなわち、蛍光体プレート17内の蛍光体であるLuAG:Ceの濃度は100Vol.%である。
なお、蛍光体プレート17内の蛍光体であるLuAG:Ceの濃度は100Vol%未満であってもよい。その場合、蛍光体間に配する補間材として蛍光体プレート17内にAl23が含まれ、これにより体積補間がなされていてもよい。蛍光体プレート17に、レーザ素子等の発光源(図示せず)から出射された励起光(例えば、波長約450nm)が入射すると、蛍光体プレート17内の蛍光体が励起され、緑色蛍光(波長約510nm)が発せられる。
蛍光体プレート17の表面17S上には、光透過型の回折光学素子19が配されている。すなわち、蛍光体プレート17からみて反射層15の反対側に回折光学素子19が配されている。
回折光学素子19は、蛍光体プレート19に対向する面と反対側の面である表面19Sからコリメート光を入射させると他方の面から発散光を出射するように形成された回折格子構造を有している。回折光学素子19の回折格子構造は、表面19Sに各々が様々なパターンを有する回折格子構造セルがタイリングされた、グレーティングセルアレイ(GCA:Grating Cell Array)型の回折格子構造である。セルの各々には、例えば、ブレーズ型の回折格子構造が形成されている。
また、回折光学素子19は、例えば、ソーラボ(ThorLABS)社のED1-C20のように、コリメートされたレーザ光のようなガウシアン分布の光強度分布プロファイルを有するビーム光が回折光学素子19の表面19Sから入射して回折光学素子19を透過すると、光強度分布が平坦化され、回折光学素子19の表面と平行な面内において、トップハット型の光強度分布プロファイルを有する光となるように形成されている。回折光学素子19を通過した光は、略四角形または円形のパターンの照射光を形成し得る。
すなわち、回折光学素子19は、表面19Sから入射して透過したビーム光の光軸に垂直な面内における光強度分布を平坦化させるように構成されている。
図3に、波長変換体10を用いてレーザ光を波長変換した際の光の経路について説明する。図3において、励起光を実線矢印で表している。また、図3においては、図の明瞭化のために反射層15は1つの層として表している。また、蛍光体を励起していないレーザ光(励起光)のみを示し、励起光によって励起された蛍光体から発せられる蛍光は省略している。
図3に示すように、レーザ素子LDから出射したレーザ光は、レンズLによってコリメートされ、波長変換体10の上面すなわち回折光学素子19の光入射表面(表面19S)から入射する。
回折光学素子19に入射した励起光は、表面19SのGCA構造(図示せず)によって発散し、蛍光体プレート17の光入射表面(表面17S)から蛍光体プレート17内に侵入し、面内方向に広がりながら蛍光体プレート17内を進行する。
そして、励起光はその進路上にある蛍光体を励起しつつ進行し、反射層15に達する。反射層15に達した励起光は、反射層15によって反射され、さらに蛍光体プレート17をその面内方向に広がりながら進行しつつ進路上にある蛍光体を励起する。
このように、波長変換体10の上面からコリメートされたレーザ光を入射させると、レーザ光が回折光学素子19によって発散させられ、蛍光体プレート17内を面内方向に広がりつつ進行し、蛍光体プレート17の広い領域を励起光が通過する。
また、回折光学素子19を通過することによって、光束の中央部に集中的に光強度が強い領域ができるガウシアン分布の光強度分布プロファイルを有するコリメート光が、強度分布が平坦化されたトップハット型の光強度分布プロファイルを有する光に変換される。
よって、蛍光体プレート17内の蛍光体が広い領域において満遍なく一様な強度の励起光により励起されることにより、一部領域の蛍光体に励起光が集中することによる励起飽和の発生を防止し、蛍光の発光量を増加させ、波長変換効率を高めることが可能である。また、励起光が発散されることで、蛍光体プレート17内での励起光の進行経路長が長くなり、より多くの蛍光体が励起されることとなり、蛍光の発光量が増加することになる。
[比較実験]
以下に、実施例1の波長変換体10と、実施例1と構造は同一であり蛍光体プレート17内の蛍光体濃度のみが異なるサンプル1乃至3、及び図4に示す波長変換体20であるサンプル4乃至7との比較実験を行った。図4に示すように、波長変換体20は、波長変換体10の構造において回折光学素子19の代わりにAR(Anti-Reflection)コート層21を設けた構造を有している。
ARコート層21は、蛍光体プレート17上に、TaO3(層厚23nm)、SiO2(層厚25nm)、Ta23(層厚58nm)、SiO2(層厚18nm)、Ta23(層厚41nm)、SiO2(層厚99nm)をこの順に積層して形成されている。
本比較実験において、蛍光体プレート17のサイズは、上述の実施例1で例示したサイズである長さL1mm、幅W1mm、厚さt0.1mmとしている。また、その他の層のサイズも上述の実施例1で例示したサイズとしている。
また、蛍光体プレート17内の蛍光体濃度(LuAG:Ceの体積濃度[Vol.%])は、サンプル4が100[Vol%]サンプル1及び5が90[Vol.%]、サンプル2及び6が75[Vol.%]、サンプル3及び7が50[Vol.%]としている。なお、蛍光体プレートに使用している蛍光体は、サンプル1乃至7ともに実施例1と同一である。
なお、実施例1及びサンプル1乃至7の蛍光体プレート内の蛍光体の賦活剤Ceの濃度(([Ce]/([Lu]+[Ce])×100)[atomic%])は5atomic%である。また、蛍光体濃度が100Vol%未満の蛍光体プレート17には補間材としてAl23が含まれている。
(実験方法)
比較実験に用いた装置を図5に波長変換体10を例にして示す。図5において、励起光を実線矢印、蛍光体プレートから発せられた蛍光を破線矢印で示す。図5に示すように、励起光を出射するレーザ素子LD(出射光の波長:450nm)を配置し、レーザ素子LDからの出射光(励起光)の光軸上に、ビームスプリッタBS、対物集光レンズL1及び波長変換体10をこの順に配置する。この際、波長変換体10は、対物集光レンズL1を通過した励起光が表面19Sから入射するように配向する。
さらに、ビームスプリッタBSからみてレーザ素子LDからの出射光の光軸と垂直の方向にダイクロイックミラーDM、集光レンズL2及び光検出器Dを配置する。この際、波長変変換体10から発せられる蛍光が、ビームスプリッタによって偏向されてダイクロイックミラーDM、集光レンズL2に達するように配置する。ダイクロイックミラーDMは、青色励起光(波長450nm前後)を反射して蛍光体プレート17の蛍光体から発せられる緑色蛍光(波長510nm前後)を透過する
すなわち、蛍光体プレート17から発せられる蛍光は、対物集光レンズL1によって集光され、ビームスプリッタによって偏向され、ダイクロイックミラーDMを透過し、集光レンズL2によって集光された後に光検出器Dに到達してその強度が測定される。
その一方、蛍光体を励起せずに波長変換体10から戻ってきた励起光は対物レンズL1を再度通過してビームスプリッタBSで偏向されるものの、ダイクロイックミラーDMによって反射されて光検出器Dには到達しない。従って、光検出器Dにおいては、蛍光体プレート17から発せられた緑色蛍光のみが蛍光出力として検出される。
レーザ素子LDから出射されて波長変換体に入射する励起光は、波長変換体の励起光入射表面(波長変換体10及びサンプル1乃至3の波長変換体においては、回折光学素子19の表面19S、サンプル4乃至7の波長変換体においてはARコート21層の表面21S)において1mm×1.5mmのビームスポットを形成するように照射されるものとし、光パワー密度は10W/cm2としている。
表1に実施例1及びサンプル1乃至7の蛍光体プレートの内の蛍光体濃度[Vol.%]及び回折光学素子19の有無、並びに測定結果である光検出器Dに到達した蛍光の光量である蛍光出力(約波長510nmの光の積分強度)を示す。また、図6に実験結果を横軸に蛍光体濃度[Vol%]、縦軸に蛍光出力[a.u.(任意単位)]をとった表で示す。なお、蛍光出力は、サンプル4の蛍光出力を基準(1.00)として表している。
Figure 0006452363
(実験結果及び考察)
表1及び図6に示すように、蛍光出力は、回折光学素子19を有する構造の波長変換体10において、実施例1では1.10、サンプル1では1.05、サンプル2では0.99、サンプル3では0.90となった。その一方、回折光学素子の無い波長変換素子20において、サンプル4では1.00(基準)、サンプル5では1.02、サンプル6では0.95、サンプル7では0.85となった。
この結果、蛍光体プレート17内の蛍光体濃度が同一であれば、回折光学素子19を有する波長変換体の方が、回折光学素子19が無い波長変換体よりも蛍光出力が大きいことが分かった。
また、回折光学素子19の無い波長変換体では、蛍光体濃度を90%から100%にすると蛍光体濃度が高くなったのにもかかわらず蛍光出力が低下するかまたはあまり変化しないことが分かった。
この現象について以下に説明する。図7に、サンプル4の波長変換体に、図3で示した場合と同様にレーザ素子からのレーザ光(励起光)レンズLでコリメートしたものを入射させた際の励起光(図中実線矢印)の経路を示す。
回折光学素子19が無いサンプル5乃至7の波長変換体20においては、蛍光体と共に添加される例えばAl23等の補間材により蛍光体プレート17内で励起光の散乱が起きるのに対し、サンプル4においては、蛍光体濃度が100Vol%であるため、蛍光体プレート17内での散乱は蛍光体表面における反射等によるものに限られる。
従って、図7に示すように、サンプル4においては、励起光はARコート層21を通過して蛍光体プレート17内に入射してほとんど散乱されずに蛍光体プレート17内を通過する。その後、励起光は反射層15によって反射されて、再度蛍光体プレート17内を通過し、ARコート21層の表面21Sから出射される。
このように、サンプル4において、励起光は蛍光体プレート17内ではほとんど散乱されない。従って、励起光は反射層15によって反射される前後において、蛍光体プレート17のほぼ同一の領域を通過することとなる。よって、蛍光体プレート17内の一部領域の蛍光体にのみ励起光が照射され、蛍光体の励起飽和が発生する。また同時に励起光の集中による蛍光体の温度消光も発生する。
その結果、回折光学素子19が無い構造の波長変換体において、蛍光体濃度を90%から100%にすると蛍光体濃度が高くなったのにもかかわらず蛍光出力が低下するかまたはあまり変化しないのである。
これに対し、実施例1について上述したように回折光学素子19を有する波長変換体10(実施例1、サンプル1乃至3)では、回折光学素子19により、入射した励起光が発散させられて蛍光体プレート17に入射する。従って、回折光学素子19が無い波長変換体に比して蛍光体プレート17の広い領域を励起光が通過し、より多くの蛍光体が励起されて蛍光が発せられる。
また、回折光学素子19を有する波長変換体10においては、回折光学素子19を通過することによって、光束の中央部に集中的に光強度が強い領域ができているガウシアン分布の光強度分布プロファイルを有するコリメートされた励起光が、光強度分布が平坦化されたトップハット型の一様な光強度分布プロファイルを有する励起光に変換される。
従って、蛍光体プレート17内において高い強度の励起光が集中的に通過する領域が無くなり、蛍光体の励起飽和が防止されるので、波長変換効率を高めることができ、さらに蛍光体濃度を増加させればさせるほど蛍光出力を高めることが可能である。
以下に、本発明の実施例2である波長変換体30について、図8を参照しつつ説明する。波長変換体30は、蛍光体プレート17と回折光学素子19との間に、透光性層31が配されている以外の構成について、実施例1の波長変換体10と同様の構成を有している。
透光性層31は、蛍光体プレート17上に配される透光性を有する層である。透光性層31は、透明YAGセラミックス等の透光性を有するセラミックス材で形成されている。波長変換体30においては、回折光学素子19と蛍光体プレート17との間に透光性層31が配されている。これにより、レーザ素子から発せられてコリメートされた励起光を波長変換体に入射させる場合、回折光学素子19で発散された光は、透光性層31内でさらに面内方向に広がった後に蛍光体プレート17に入射する。
従って、波長変換体30によれば、回折光学素子19から蛍光体プレート17を離間して配置することで、回折光学素子19と蛍光体プレート17との間で光がさらに拡散する。それにより、波長変換体10のように回折光学素子19と蛍光体プレート17が接している場合よりも蛍光体プレート17内のさらに広い領域に励起光を通過させて、さらに多くの蛍光体を励起することができる。それにより、蛍光体プレート17から発せられる蛍光をさらに増加させることが可能となり、波長変換効率をさらに高めることが可能である。
以下に、本発明の実施例3である波長変換体40について、図9を参照しつつ説明する。波長変換体40は、波長変換体10の透過型の回折光学素子19を有さず、反射層15の代わりに反射型の回折格子である反射型回折光学素子41を有している。波長変換体40は、支持基板11、接合層13の、蛍光体プレート17については、実施例1の波長変換体10と同様のものを用いている。
反射型回折光学素子41は、接合層13によって支持基板11と接合されており、回折格子パターンが形成されている石英で形成されているパターン形成層41A上に、Au(例えば、層厚200〜400nm)Pt(例えば、層厚200〜400nm)、Ag(例えば、層厚200〜300nm)からなる金属層41Bがこの順に積層されて形成されている。
なお、パターン形成層41A上に金属層41Bを成膜することで、パターン形成層41A表面に形成されているパターンと同一のパターンが、金属層41Bの蛍光体プレート19に対向する面である表面41Sに回折格子構造として形成されることとなる。
反射型回折光学素子41は、回折格子構造が形成されている表面41Sからコリメート光を入射させると、当該反射光が発散光となるように形成された反射型の回折格子構造を有している。反射型回折光学素子41の回折格子構造は、表面41Sに各々が様々に異なった回折格子構造セルがタイリングされた、グレーティングセルアレイ(GCA:Grating Cell Array )型の回折格子構造である。セルの各々には、例えば、ブレーズ型の回折格子構造が形成されている。
また、反射型回折光学素子41は、例えば、コリメートされたレーザ光のようなガウシアン分布の光強度分布プロファイルを有するビーム光が反射型回折光学素子41の表面41Sにおいて反射すると、反射した光が反射型回折光学素子41の表面と平行な面内において、光強度分布が平坦化されたトップハット型の光強度分布プロファイルを有する光となるように形成される。反射型回折光学素子41によって反射された光は、略四角形または円形のパターンの照射光を形成し得る。
すなわち、回折光学素子41は、表面41Sで反射したビーム光の光軸に垂直な面内における光強度分布を平坦化させるように構成されている。
なお、表面41Sの回折格子パターン(回折格子構造)が金属層41Bのみで形成可能であれば、パターン形成層41Aを形成する必要は無い。
反射型回折光学素子41上には、蛍光体プレート17が配されている。上述のように、蛍光体プレート17は、実施例1の波長変換体10で用いたものと同様である。蛍光体プレート17は、蛍光体プレート17から反射型回折光学素子41への熱移動を促進するために、反射型回折光学素子41の表面41Sに密着するように形成されるのが好ましい。
図10に、波長変換体40の上面すなわち蛍光体プレート17の光入射表面(表面17S)から、レンズLによってコリメートされたレーザ光源LDからのレーザ光(励起光)を入射させた際の光の経路について説明する。図10において、励起光を実線矢印で表している。また、図10においては、図の明瞭化のために反射型回折光学素子41は1つの層として表している。また、励起光のみを示し、励起光によって励起された蛍光体から発せられる蛍光は省略している。
図10に示すように、コリメートされて蛍光体プレート17に入射した励起光は、その経路上にある蛍光体を励起しつつ蛍光体プレート17内を通過して、反射型回折光学素子41に達する。反射型回折光学素子41に達した励起光は、反射型回折光学素子41の表面41SのGCA構造(図示せず)によって発散されつつ反射され、蛍光体プレート17内に戻り、面内方向に広がりながら蛍光体プレート17内を進行しつつ進路上にある蛍光体を励起する。
このように、波長変換体10の上面からコリメートされたレーザ光を入射させると、レーザ光が反射型回折光学素子41によって発散させられ、蛍光体プレート17内を面内方向に広がりつつ進行し、蛍光体プレート17の広い領域を励起光が通過する。また、反射型回折光学素子41において反射することによって、光束の中央部に集中的に光強度が強い領域ができるガウシアン分布の光強度分布プロファイルを有するコリメート光が、光強度分布が平坦化されたトップハット型の一様な光強度分布プロファイルを有する光に変換される。
よって、反射型回折光学素子41によって反射され発散させられた励起光によって蛍光体プレート17内の蛍光体が満遍なく一様な強度の励起光により励起されることにより、一部の蛍光体に励起光が集中することによる励起飽和の発生を防止し、蛍光の発光量を増加させ、波長変換効率を高めることが可能である。また、励起光が発散されて蛍光体プレート17内での励起光の進行経路長が長くなることで、多くの蛍光体が励起されることとなり、蛍光の発光量が増加することになる。
波長変換体40においては、最表面に回折格子構造が形成されていないために、蛍光体プレート17上に、上述のサンプル4乃至7の波長変換体20に用いたようなARコートを容易に形成することも可能である。このようにすることによって、波長変換されるべき励起光が波長変換体40の上面から入射する際に、上面で反射せずに波長変換体40内に入射する励起光を増加させることが可能である。
また、波長変換体40においては、支持基板11と蛍光体プレート17との間に、波長変換体10に設けられている増反射層15C及び全反射層15Dのような酸化物からなる層を形成する必要が無い。すなわち、蛍光体プレート17と支持基板11とが熱伝導率の良い材料からなる反射型回折光学素子41を介して熱的に接続される。
従って、蛍光体プレート17における蛍光体励起の際に発生する熱を支持基板側に良好に伝導させることが可能となり、蛍光体プレート17で発生する熱の放熱性を向上させることが可能である。
なお、図11に示すように、波長変換体40において、上記実施例2の波長変換体30と同様に、反射型回折光学素子41と蛍光体プレート17との間に透光性層31を設けることとしてもよい。これにより、上記実施例2の場合と同様に、レーザ素子から発せられてコリメートされた励起光を波長変換体に入射させる場合、反射型回折光学素子41で反射されて発散された光は、透光性層31内でさらに面内方向に広がった後に蛍光体プレート17に入射する。
すなわち、反射型回折光学素子41と蛍光体プレート17とを離間して配置することで、反射型回折光学素子41と蛍光体プレート17との間で励起光がさらに拡散する。それにより、反射型回折光学素子41と蛍光体プレート17が接している場合よりも蛍光体プレート17内のさらに広い領域に励起光を通過させて、さらに多くの蛍光体を励起することができる。それにより、波長変換体40から発せられる蛍光をさらに増加させることが可能となり、波長変換効率をさらに高めることが可能である。
以下に、図12を参照して、上記実施例の波長変換体10、青色レーザ素子、赤色LED及びDMD(Digital Micromirror Device)を用いた映像投影装置となる発光装置50について説明する。図12は、実施例4の発光装置50の概略図である。図において青色励起光を実線矢印で示し、緑色蛍光を二点鎖線矢印で示し、赤色光を一点鎖線矢印で示す。
発光装置50は、青色励起光(例えば、波長450nm)を出射する複数の青色レーザ素子からなる青色光源BLを有し、青色光源BLの出射光の光軸上に、レンズL、ハーフミラーHM、波長変換体10から発せられる緑色蛍光(例えば、波長510nm)を反射するダイクロイックミラーDM1、及び波長変換体10がこの順に配置されている波長変換装置51(破線内)を有している。
波長変換体10は、レンズL、ハーフミラーHM、ダイクロイックミラーDM1を通過した青色励起光が表面19Sから入射するように配向されている。
発光装置50は、さらに赤色光(例えば、波長660nm)を出射する赤色LED素子からなる赤色光源RLを有し、赤色光源RLからの出射光の光軸上に、波長変換体から発せられる緑色蛍光を反射するダイクロイックミラーDM2、青色光源BLからの青色励起光を反射するダイクロイックミラーDM3、DMDがこの順に配置されている。
発光装置50において、複数の青色レーザ素子からなる青色光源BLから出射した複数の光軸を有する青色励起光は、レンズLによってコリメートされる。その後、コリメートされた青色励起光はハーフミラーHMで一部が反射され、一部が透過する。反射された青色励起光は、ダイクロイックミラーDM3において再度反射され、DMDに向かう。
複数の青色レーザ素子から出射され、ハーフミラーHMを透過した青色励起光は、ダイクロイックミラーDM1を透過して波長変換体10の回折光学素子19の表面19Sに複数のビームスポットを形成する。この複数のビームスポットにおける青色励起光の光強度分布は、各々がピークを有する複数のガウシアン分布を重ね合わせたような分布プロファイルになっている。
表面19Sから入射し、回折光学素子19を透過した青色励起光は、上述したようにトップハット型の光強度分布を有する光となり、蛍光体プレート17に入射する。蛍光体プレート17に入射した青色励起光は波長変換体10内の蛍光体プレート(図示せず)内の蛍光体を励起し、蛍光体から緑色蛍光が発せられる。
発せられた緑色蛍光は、適切な光学系(図示せず)によってコリメートされ、ダイクロイックミラーDM1で反射される。その後、緑色蛍光はダイクロイックミラーDM2で再度反射され、ダイクロイックミラーDM3を透過してDMDに向かう。
赤色光源RLから出射した赤色光は適切な光学系(図示せず)によってコリメートされ、ダイクロイックミラーDM2及びDM3を透過してDMDに向かう。DMDは、DMDに到達した赤色光、緑色光及び青色光を、映像信号に対応した個々のミラーを動かしつつ投影レンズ(図示せず)方向へ反射して映像を生成する。
波長変換装置51を有する発光装置50によれば、青色光源BLから出射し波長変換体10内に入射する複数の光軸を有する青色励起光が、波長変換体10によって効率よく緑色蛍光に変換される。そのため、強度の強い緑色光を得ることが可能である。
複数の光源からの複数の光軸を有する励起光はレンズ等で均等に配光しようとしても、励起光強度が強い部分がどうしても形成されてしまう。従って、大光量の蛍光を得るために、出力の大きいレーザ素子を複数用い、光量の大きい励起光を波長変換体に照射して蛍光を得ようとすると、波長変換体内の蛍光体の励起状態に大きな差ができてしまい、励起飽和の発生の防止が困難であった。
しかし、本願の回折光学素子を有する構成の波長変換体を含む波長変換装置を用いることで、回折光学素子によって複数の光軸を有し複数のガウシアン分布を重ね合わせたような光強度分布プロファイルを有する光であっても、トップハット型の平坦な光強度分布プロファイルを有する光とすることができる。これにより、波長変換体内の蛍光体の励起状態を均一化することで励起飽和を防止し、効率よく蛍光を得ることが可能である。
図12において、青色光源BLは4つのレーザ素子からなるように示したが、レーザ光源の数はこれに限られない。また、青色光源BLは1つのレーザ素子からなってもよい。また、実施例4においては、波長変換体10を用いる発光装置を例に説明したが、波長変換体10の代わりに、実施例2の波長変換体30及び実施例3の波長変換体40を用いることとしてもよい。
なお、波長変換体40を用いる場合には、蛍光体プレート17の表面にビームスポットが形成されることとなる。
また、上記実施例においては、蛍光体としてLuAG:Ceを用いたが、YAG:Ce、TAG:Ce等他の蛍光体を用いることとしてもよい。また、上記実施例においては、接合層13を、Au及びTiO2を積層したものとしたが、はんだ層、AuSn共晶層としてもよい。また、接合層13は金属層に限られず、シリコーン樹脂層及びエポキシ樹脂層、並びにこれらにAgフィラーまたはグラファイトフィラー等の熱伝導性の良い材料を混入させた層としてもよい。
また、上記実施例においては、回折光学素子として回折格子構造を有する素子を用いたが、回折光学素子として、ホログラム構造を有するホログラム素子を用いてもよい。すなわち、上記回折格子構造と同様に、ガウシアン分布の光強度分布を有する光を透過させるかまたは反射させた場合に、当該透過または反射された光の光強度分布が平坦化され、トップハット型の光強度分布プロファイルを有する光が生成されるように形成されたホログラム構造を有するホログラム素子を用いてもよい。
また、上記実施例においては、波長変換体10、30、40が支持基板11を有することとしたが、反射層15、蛍光体プレート17及び回折光学素子19のみで、自構造の構造支持が可能であるならば支持基板11及び接合層13は無くともよい。
また、上記実施例においては、波長変換体10、30、40が支持基板11、接合層13及び反射層15を有することとしたが、図13に示す波長変換体60のように、これらを取り除き蛍光体プレート17及び回折光学素子19からなる光透過型の波長変換体としてもよい。また、反射層15のみを取り除き、支持基板11及び接合層13を透光性部材で形成することで、光透過型の波長変換体としてもよい。
上述した実施例における種々の数値、寸法、材料等は、例示に過ぎず、用途に応じて、適宜選択することができる。
10、30、40、60 波長変換体
11 支持基板
13 接合層
15 反射層
17 蛍光体プレート
17S 表面
19 回折光学素子
19S 表面
31 透光性層
41 反射型回折光学素子
41S 表面
50 発光装置
51 波長変換装置

Claims (16)

  1. 蛍光体プレートと、
    前記蛍光体プレートの一方の面側に配され、前記蛍光体プレートに対向する面と反対側の面にレーザビームが入射する入射表面を有する透過型の回折光学素子と、
    からなる波長変換体であって、
    前記蛍光体プレートと前記回折光学素子との間に透光性層が配され、
    前記回折光学素子は、前記入射表面から入射して透過した後のレーザビームの光軸に垂直な面内における光強度分布を平坦化させるように構成されていることを特徴とする波長変換体。
  2. 前記回折光学素子からみて前記蛍光体プレートと反対側に反射層が形成されていることを特徴とする請求項1に記載の波長変換体。
  3. 前記回折光学素子は、前記入射表面に複数の回折格子パターンがタイリングされているグレーティングセルアレイ型の回折格子であることを特徴とする請求項1または2に記載の波長変換体。
  4. 蛍光体プレートと、
    前記蛍光体プレートの一方の面側に配され、前記蛍光体プレートに対向する面と反対側の面にレーザビームが入射する入射表面を有する透過型の回折光学素子と、
    からなる波長変換体であって、
    前記回折光学素子は、前記入射表面に複数の回折格子パターンがタイリングされているグレーティングセルアレイ型の回折格子であり、前記回折光学素子は、前記入射表面から入射して透過した後のレーザビームの光軸に垂直な面内における光強度分布を平坦化させるように構成されていることを特徴とする波長変換体。
  5. 前記回折光学素子からみて前記蛍光体プレートと反対側に反射層が形成されていることを特徴とする請求項4に記載の波長変換体。
  6. 蛍光体プレートと、
    前記蛍光体プレートの一方の面側に配され、前記蛍光体プレートに対向する面にレーザビームを反射する反射表面を有する反射型の回折光学素子と、
    からなる波長変換体であって、
    前記回折光学素子は、前記反射表面に複数の回折格子パターンがタイリングされているグレーティングセルアレイ型の回折格子であり、前記回折光学素子は、前記反射表面において反射した後のレーザビームの光軸に垂直な面内における光強度分布を平坦化させるように構成されていることを特徴とする波長変換体。
  7. 前記蛍光体プレートと前記回折光学素子との間に透光性層が配されていることを特徴とする請求項6に記載の波長変換体。
  8. 蛍光体プレートと、
    前記蛍光体プレートの一方の面側に配された回折光学素子と、
    複数のレーザビームを導光して前記回折光学素子の表面に複数のビームスポットを形成する光学系と、を有し、
    前記蛍光体プレートと前記回折光学素子との間に透光性層が配され、前記回折光学素子は、前記表面から入射して透過した後のレーザビームの光軸に垂直な面内における光強度分布を平坦化させるように構成されていることを特徴とする波長変換装置。
  9. 前記回折光学素子からみて前記蛍光体プレートと反対側に反射層が形成されていることを特徴とする請求項に記載の波長変換装置。
  10. 前記回折光学素子は、前記表面に複数の回折格子パターンがタイリングされているグレーティングセルアレイ型の回折格子であることを特徴とする請求項8または9に記載の波長変換装置。
  11. 蛍光体プレートと、
    前記蛍光体プレートの一方の面側に配された回折光学素子と、
    複数のレーザビームを導光して前記回折光学素子の表面に複数のビームスポットを形成する光学系と、を有し、
    前記回折光学素子は、前記表面に複数の回折格子パターンがタイリングされているグレーティングセルアレイ型の回折格子であり、前記回折光学素子は、前記表面から入射して透過した後のレーザビームの光軸に垂直な面内における光強度分布を平坦化させるように構成されていることを特徴とする波長変換装置。
  12. 前記回折光学素子からみて前記蛍光体プレートと反対側に反射層が形成されていることを特徴とする請求項11に記載の波長変換装置。
  13. 蛍光体プレートと、
    前記蛍光体プレートの一方の面側に配された反射型の回折光学素子と、
    複数のレーザビームを導光して前記蛍光体プレートの表面に複数のビームスポットを形成する光学系と、を有し、
    前記回折光学素子は、前記蛍光体プレートに対向する表面に複数の回折格子パターンがタイリングされているグレーティングセルアレイ型の回折格子であり、前記回折光学素子は、前記蛍光体プレートに対向する表面において反射した後のレーザビームの光軸に垂直な面内における光強度分布を平坦化させるように構成されていることを特徴とする波長変換装置。
  14. 前記蛍光体プレートと前記回折光学素子との間に透光性層が配されていることを特徴とする請求項13に記載の波長変換装置。
  15. 前記蛍光体プレートは、補間材としてAl 2 3 を含んでいることを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1つに記載の波長変換体。
  16. 前記蛍光体プレートは、補間材としてAl 2 3 を含んでいることを特徴とする請求項8乃至14のいずれか1つに記載の波長変換装置。
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