JP6452158B2 - コンクリート型枠用フォームの製造方法及びコンクリート型枠の製造方法 - Google Patents

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本発明は、表面板と、その表面板の裏面に溶接された取付部材とを備えたコンクリート型枠用フォームの製造方法及びコンクリート型枠の製造方法に関するものである。
特許文献1には、サイドフォームとインバートフォームとよりなる型枠が開示されている。通常、これらのサイドフォームやインバートフォームは、表面板と、その表面板の裏面に溶接固定された補強材とを備えている。そして、これらのフォームが並設されて、隣接するフォームの表面板の端縁が突き合わされ、その状態の表面板の外側面によってコンクリートの成形面が形成される。
特開平6−73996号公報
ところが、前記表面板は、その端縁が隣接する他の表面板から離れる後退方向に変形して、端縁間に隙間が形成されることが多い。つまり、表面板の裏面には、補強材やヒンジの板が溶接固定されるため、溶接作業時には、表面板が加熱されて熱膨張される。そして、溶接後の冷却によって前記表面板等は収縮するが、この場合、前記の熱膨張分だけ収縮して、元の寸法や形に戻るのではなく、熱膨張分以上に収縮する。このため、収縮部分の端縁が前記のように後退して、隣接する表面板間に隙間が生じる。
このように隙間が生じると、この隙間によりコンクリート成形面にスジが付くだけではなく、この隙間を介してコンクリートからセメントペースト,いわゆるノロが漏洩して、ノロ漏洩部分のコンクリートの成分が変化する結果となる。
従って、このような状況を未然に解決するために、各フォームの組付け後に、前記隙間を無くすために、表面板を叩打して圧延する作業や、隙間を別部材で埋めるような作業が必要になって、工程の複雑化を招くものであった。また、表面板が叩打されることにより、表面板のコンクリート成形面が粗状になって、打設されたコンクリートの表面の平滑度が低下するおそれがあった。
本発明の目的は、隣接するコンクリート型枠用フォームにおける表面板の端縁間に隙間が生じることを抑制できるようにすることにある。
以上の目的を達成するために、本発明においては、コンクリート成形面を構成する表面板の裏面に取付部材を溶接によって固定するコンクリート型枠用フォームの製造方法において、前記表面板として、前記溶接後の冷却にともなう収縮を補償する大きさのものを使用し、収縮部分の端縁に収縮を補償するための突出部を形成したことを特徴とする。
このように構成すれば、表面板が熱膨張後に収縮しても、その収縮が補償されて、表面板の端縁は、所定の形状に形成される。従って、複数の構造材を並設して、表面板を隣接させた場合、隣接する表面板の端縁間に隙間が形成されることを抑えることができる。
本発明によれば、表面板間に隙間が形成されることを抑制できるという効果を発揮する。
コンクリート型枠の施工状態を示す図。 フォーム間の連結部を示す断面図。 フォームの裏面図。 フォームの連結状態における表面板を示す図。 表面板の正面図 表面板の突き合わせ状態を示す正面図。
以下、本発明を具体化した実施形態を図面に従って説明する。
図1に示すように、本実施形態において、構造体11の組体12は、トンネルの内周面のコンクリートCを成形するためのコンクリート型枠として機能する。コンクリート型枠としての組体12は、天井部に位置する天フォーム121,この天フォーム121の両側に位置する側フォーム122及びこの側フォーム122の下部側に位置する下部フォーム123を備えている。そして、これらの組体12の周方向に配置された複数の各コンクリート型枠用フォーム121,122,123の組がトンネルの長さ方向に沿って連結される。
図2及び図3に示すように、各フォーム121,122,123は、コンクリートCの成形面を形成する表面板21と、この表面板21の裏面両側に溶接された補強材22と、この補強材22の両端部に溶接されたヒンジ板23とを備えている。ヒンジ板23には軸孔231が透設されている。補強材22とヒンジ板23は取付部材を構成している。
そして、図3及び図4に示すように、トンネルの周方向に隣接する他のフォーム121,122,123のヒンジ板23どうしが重ね合わされ、その状態のヒンジ板23の軸孔231に連結軸24が挿通されて、組体12の周方向において隣接する他のフォーム121,122,123が連結される。この連結状態においては、表面板21は、周方向に隣接する他の各フォーム121,122,123の表面板21の端縁どうしが突き合わされる。
なお、図4の左右に隣接するフォーム121,122,123は、図示しない固定手段によって表面板21の端縁どうしが隙間なく接合するように連結される。
以上のように構成された各フォーム121,122,123は、以下のようにして製造される。
すなわち、図5に示すように、各フォーム121,122,123の表面板21には、補強材22及びヒンジ板23の溶接前の状態において、組体12の周方向における端縁の両端部であって、隣接する他のフォーム121,122,123と突き合される位置には、表面板21の収縮を補償するための突出部25が形成されている。この突出部25は、前記表面板21の幅端側がより突出するように傾斜されている。この突出高さT1は、表面板21の周方向の高さTに対して3000分の1〜5000分の1程度であり、例えば、前記高さTが1000ミリメートル(mm)の場合、突出高さT1は0.25mmである。また、突出部25の幅W1は、50〜200mm程度であって、例えば100mmである。なお、表面板21の幅Wは、750〜3000mm程度であって、例えば1500mmである。
そして、表面板21の裏面に補強材22が溶接固定されるとともに、その補強材22の両端部にヒンジ板23が溶接固定される。
これらの溶接に際して、表面板21は溶接によって加熱された部分が補強材22等とともに熱膨張されて、その熱膨張された部分に対応する端縁が張り出される。そして、冷却によって表面板21及び補強材22等の熱膨張部分が収縮されて、張り出し部が解消される。この場合、冷却による収縮量は、加熱による膨張量より多い。従って、表面板21の端縁に突出部25が形成されていない。これとは異なり、溶接前の状態において突出部25が形成されておらず、その端縁が直線状の場合は、図6に2点鎖線で示すように、加熱後の冷却により、表面板21の端縁は、後退する方向に変形される。このため、隣接する表面板21の端縁間に隙間Sが形成される。
これに対し、本実施形態においては、表面板21の収縮を補償する突出部25が形成されているため、前記の隙間Sの形成を防止できる。従って、構造体11を組み付けたときに、隣接する構造体11の表面板21の端縁が隙間なく接合される。すなわち、表面板21の収縮時に突出部25が残留されたり、逆に端縁が後退したりすることがなく、収縮後の端縁が直線状をなすように、突出部25の高さが設定されている。
なお、表面板21には、溶接後の冷却によって横方向への収縮が生じるが、その横方向への収縮の量はわずかであり、しかもわずかな隙間が生じても、前記固定手段の締め付けによるフォーム121,122,123どうしの連結固定により、その隙間は閉じられる。
従って、本実施形態においては、以下の効果がある。
(1)表面板21の端縁に、表面板21の収縮を補償するための突出部25が溶接前においてあらかじめ形成されているため、表面板21に対する補強材22等の溶接後、熱膨張分を越える収縮が生じても、表面板21の端縁間における隙間Sの形成を抑えることができる。従って、コンクリートの成形面にスジが付いたり、表面板21の端縁間からノロが漏出されたりすることを防止することができ、高品質なコンクリート成形面を得ることができる。
(2)表面板21の端縁間の隙間Sの形成を抑えることができるため、その隙間Sを無くすために表面板21を叩打する作業が不要になる。また、表面板21は叩打されることがないため、その表面板21のコンクリート成形面が粗状なることを防止でき、打設されたコンクリートの表面を平滑にすることができる。
(3)隙間Sの形成を抑えることができるため、その隙間Sを埋めるための作業が不要になる。
本発明は、前記実施形態に限定されるものではなく、以下のような態様で具体化してもよい。
・表面板21の端縁が直線状以外の形状、例えば円弧等の曲線状に形成された構成において、その端縁に収縮を補償するための突出部を形成すること
・表面板21の横方向(図5の左右方向)に接合される端縁に収縮を補償するための突出部を形成すること
11…コンクリート型枠用フォーム、12…コンクリート型枠、21…表面板、22…補強材、23…ヒンジ板、24…連結軸、25…突出部。

Claims (4)

  1. コンクリート成形面を構成する表面板の裏面に取付部材を溶接によって固定するコンクリート型枠用フォームの製造方法において、
    前記表面板として、前記溶接後の冷却にともなう収縮を補償する大きさのものを使用し、収縮部分の端縁に収縮を補償するための突出部を形成したコンクリート型枠用フォームの製造方法。
  2. 前記表面板として、収縮後の端縁が直線状をなす形状のものを使用する請求項1に記載のコンクリート型枠用フォームの製造方法。
  3. 前記取付部材は、前記表面板を補強する補強材と、その補強材の両端に溶接された軸受板とを備えた請求項1または2に記載のコンクリート型枠用フォームの製造方法。
  4. 請求項1〜のうちのいずれか一項に記載の製造方法によって製造されたコンクリート型枠用フォームを他のコンクリート型枠用フォームと並設してコンクリート型枠を構成するコンクリート型枠の製造方法。
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