JP6450076B2 - 航空機、航空機のエンジンパイロン、および航空機の機体へのエンジン取付方法 - Google Patents

航空機、航空機のエンジンパイロン、および航空機の機体へのエンジン取付方法 Download PDF

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Description

本発明は、航空機、航空機のエンジンパイロン、航空機の機体へのエンジン取付方法、および航空機の製造方法に関する。
航空機のエンジンは、機体(主翼)にパイロンを介して支持される(例えば、特許文献1)。
主翼にエンジンを取り付ける際は、エンジンを覆うナセルやフェアリングを開き、主翼に設けられたパイロンの下方までエンジンを台車で運ぶ。そして、エンジンを吊りながら、ファスナや工具を用いてエンジンをパイロンに固定する。
米国特許出願公開2007/0245711
機体側の構造であるパイロンと、エンジンとの間には、種々の補器が集められて配置される。それらの補機は、エンジンまたはパイロンに組み付けられる。
それらの補機の存在により、パイロンにエンジンを取り付ける際、ファスナや工具を挿入したり、工具を動かすための作業用スペースをパイロンとエンジンとの間やその付近に確保できない場合がある。
その場合、パイロンまたはエンジンから、補器を構成する部材(例えばダクト等)を取り外して作業に必要なスペースを空けることはできるが、補器の部材を取り外してから、エンジン取付後に、その補器部材をパイロンまたはエンジンに組み付ける戻り作業が発生する。この戻り作業に大きな手間が掛かることは避けたい。
例えば、燃料、油圧、エンジン抽気等の配管が周囲に取り回された熱交換器のダクトを取り外し、エンジン取付後に戻すとなると、戻り作業に大きな手間が掛かる。その熱交換器ダクトを取り外すためには、周囲の配管も取り外す必要があるので、周囲の配管は取り外し可能な分割構造とする。
そして、周囲の配管を取り外してから熱交換器ダクトを取り外し、エンジンを取り付けた後、熱交換器ダクトを元の位置に組み付けてから、周囲の配管も元の位置に組み付けることとなるので、多くの戻り作業が発生する。
以上の課題に基づいて、本発明は、必要な作業スペースを確保しながら、作業効率よく機体にエンジンを取り付けることができる航空機、および航空機の機体へのエンジン取付方法を提供することを目的とする。
パイロンとエンジンとの間の補機部材のレイアウトと、工具の取り回し経路に基づいて、戻り作業が極力生じないように、本発明者が検討を重ねたところ、周囲に他の部材や配管等が配置されておらず、工具の取り回し経路に重なる補器部材を見つけることができた。それは、熱交換器のダクトの先端に設けられるフレーム状の部材であり、この部材は、ダクトの先端を取り囲んだ状態でダクトに組み付けられる。
しかし、熱交換器のダクトの先端のすぐ隣には、ファンケースがあり、エンジンの取り付けを終えた後、熱交換器のダクトの先端とファンケースとの間にそのフレーム状部材を差し込むスペースが足りない。そうすると、フレーム状部材の内側にダクト先端を挿入し、フレーム状部材によりダクト先端を取り囲むことができないので、ダクトにフレーム状部材を組み付けることができない。
以上を踏まえてなされた本発明は、エンジンを機体に支持するために用いられるパイロンと、エンジンとの間に、パイロンおよびエンジンの少なくとも一方である被組付部材に組み付けられた状態で配置されるエンジン補器を構成する補機部材を備える航空機であって、補機部材は、補機部材に接続される筒体の少なくとも端部を取り囲む包囲部と、筒体の端部から突出する突出部と、を有し、補機部材は、包囲部および突出部を含む全体として、パイロンの左側と右側とに分離可能に分割され、他の部材を取り除くことなく、パイロンの左側と右側とから筒体の外周にアクセスし、被組付部材に対して着脱可能であることを特徴とする。
本発明において、パイロンの左・右は、航空機の機体の左・右と同様である。
本発明においては、被組付部材に対して補機部材が着脱可能であるため、被組付部材から補機部材を予め取り外してからエンジンの取り付け作業を行うことができる。補機部材を取り外すと、補機部材において筒体とは重ならない突出部の分、パイロンとエンジンとの間に余分にスペースが残されるので、工具等を扱うための作業用スペースを確保することができる。
そして、エンジンの取り付けを終えた後、補機部材を被組付部材に組み付けようとするとき、補機部材の包囲部の内側に筒体の端部を挿入するために必要なスペースが残されていない場合であっても、補機部材の分割された部品によりパイロンの左右両側から筒体の外周を取り囲み、被組付部材に組み付けることができる。
本発明では、他の部材を取り除くことなく、パイロンの左側と右側とから筒体の外周にアクセスできるので、補機部材を被組付部材から取り外して作業スペースを空けるにあたり、他の部材を取り外す作業が発生しない。
したがって、被組付部材から取り外した補機部材をエンジン取付後に組み戻すだけで済むので、戻り作業の工数を抑えることができる。
以上により、必要な作業スペースを確保しながら、作業効率よく機体にエンジンを取り付けることができる。
本発明において、筒体の少なくとも一部は、蛇腹状に形成されることが好ましい。
そうすると、補機部材を取り外すことによって生じるスペースが、筒体の蛇腹を縮めることによって拡がるので、エンジンの取り付けに必要な作業用スペースを余裕を持って確保することができる。
本発明において、エンジンは、エンジン本体およびファンを備えるターボファンエンジンであり、エンジン補機は、パイロンとエンジン本体との間に配置され、ファンから流出するエアを熱源とする熱交換器であり、包囲部により、熱交換器を構成する筒体の少なくとも端部が取り囲まれるように構成することができる。
本発明において、パイロンとエンジン本体との間には、熱交換器である第1熱交換器と、ファンから流出するエアを熱源とする第2熱交換器とが前後に配置され、パイロンの前側および後側の少なくとも一方で、第1熱交換器または第2熱交換器を構成する筒体の端部が、包囲部により取り囲まれるように構成することもできる。
本発明における前・後は、航空機の機体の前・後を意味する。
上記構成によれば、パイロンとエンジンとの間に1つの熱交換器が配置される場合と比べて、パイロンとエンジンとの間が手狭となるため、パイロンの前側や後側で、エンジンをパイロンに取り付けるための作業用スペースが不足しがちとなる。そのため、本発明の補機部材を好適に用いることができる。
上述の熱交換器が、ファンに対向する筒体を備える場合、その筒体の端部が補機部材の包囲部により取り囲まれることが好ましい。
ファンに対向する筒体がファンに近接していると、補機部材の包囲部の内側に筒体を挿入し、包囲部により筒体の端部を取り囲むために必要なスペースが不足しがちとなる。そのため、本発明の補機部材を好適に用いることができる。
また、本発明は、エンジン本体およびファンを備えるターボファンエンジンを航空機の機体に支持するために用いられるエンジンパイロンであって、パイロンとエンジン本体との間に前後に配置され、ファンから流出するエアを熱源とする2つの熱交換器を支持し、上述の航空機の補機部材が組み付けられ、2つの熱交換器のうち前方に配置される熱交換器は、ファンに対向する筒体を有し、筒体の少なくとも前端は、補機部材の包囲部により取り囲まれることを特徴とする。
本発明は、上述の補機部材を利用して航空機の機体にエンジンを取り付ける方法にも展開することができる。
本発明の航空機の機体へのエンジン取付方法は、上述の航空機の補機部材を被組付部材から予め外した状態としておき、エンジンをパイロンに取り付けるステップと、エンジンの取り付けを終えた後、筒体の少なくとも端部の外周を補機部材によりパイロンの左側と右側とから取り囲み、被組付部材に補機部材を組み付けるステップと、を備えることを特徴とする。
また、本発明は、上記の各ステップを経て、航空機を製造する方法にも展開される。
本発明によれば、必要な作業スペースを確保しながら、作業効率よく航空機の機体にエンジンを取り付けることができる。
パイロンに未だ取り付けられていないターボファンエンジン(左側エンジン)を示す図である。 パイロンに未だ取り付けられていないターボファンエンジン(左側エンジン)を示す図である(吸気口フレームを取り外した状態)。 パイロンに取り付けられたターボファンエンジンを示す図である。 (a)および(b)ともに、吸気口フレームを示す模式図である。 エンジンをパイロンに取り付ける手順を示す図である。
以下、添付図面を参照し、本発明の実施形態について説明する。
本発明の実施形態に係る航空機は、図1に示すターボファンエンジン10を備える。
ターボファンエンジン10は、図示しない主翼の下側にパイロン15を介して支持される。
ターボファンエンジン10は、エンジン本体12と、エンジン本体12よりも前方に配置されるファン13とを備える。
ターボファンエンジン10には、図示を省略するが、燃料制御装置、燃料ポンプ、点火装置、複数の熱交換器などの種々のエンジン補機が装備される。
また、ターボファンエンジン10には、図示を省略するが、エンジン本体12およびファン13を包囲するナセルと、ナセルの内側でエンジン本体12を包囲する図示しないコアカウルとが設けられる。ナセルは、エアを取り込むエアインレット14の後側に連続する。ナセルとコアカウルとの間には、ファン13から吐出されたエアが流れるバイパス流路が形成される。
パイロン15は、主翼に設けられる構造部材である。パイロン15は、前後方向に延出する箱状のパイロン本体151と、パイロン本体151およびエンジン本体12を連結する複数の支柱と、パイロン本体151および支柱を覆う整形覆い152とを備える。支柱の図示は省略する。
パイロン本体151の内部には、燃料、油圧、およびエンジン抽気の各々の配管(ユーティリティ配管)や電気配線等が収容される。
ターボファンエンジン10のエンジン補機およびエンジン補機に付随する配管等(以下、補機類)は、ナセルの内側で、エンジン本体12およびファン13の周囲に設置される。それらの補機類のうち、一部の補機類はパイロン本体151に設けられ、残りの補機類がエンジン本体12やファン13の外周に設けられる。
本実施形態では、パイロン本体151にエンジンオイルクーラ17およびプリクーラ18が設けられる。
上記のエンジンオイルクーラ17は、パイロン本体151の前側で、パイロン本体151の下面に吊り下げられることで支持される。
プリクーラ18は、エンジンオイルクーラ17よりも後方で、パイロン本体151の下面に吊り下げられる。
エンジンオイルクーラ17およびプリクーラ18の周囲には、ユーティリティ配管が取り回される。
エンジンオイルクーラ17は、ファン13から流出するエアを熱源(冷熱源)とし、エンジン本体12に用いられるエンジンオイルを冷却する熱交換器である。
プリクーラ18は、ファン13から流出するエアを熱源とし、エンジン本体12からの抽気を冷却する熱交換器である。高温・高圧のエンジン抽気をそのまま機内空調等における熱源として利用することは難しいため、プリクーラ18によりエンジン抽気を冷却してから、空調等に利用する。
エンジンオイルクーラ17およびプリクーラ18はそれぞれ、エンジン本体12に接続される配管を有する。それらの配管を介してエンジン本体12から大きな振動が伝わり、エンジンオイルクーラ17やプリクーラ18が破損することを避けるために、それらの配管には振動を減衰させるフレキシブルホースが用いられたり、振動を減衰させる機構が設けられる。
後述するように、エンジンオイルクーラ17の吸気ダクト171は、エンジン本体12に設けられる吸気口フレーム21と接続される。
矩形の環状に形成される吸気口フレーム21は、エンジン本体12のケースであるエンジンケース12Aに立設されており、ファン13から流出したエアの吸気口を形成する。
吸気口フレーム21および吸気ダクト171は、ファン13から流出したエアをエンジンオイルクーラ17のプレートフィンタイプの本体170に導く流路を形成する。
本体170には、排気ダクト173が接続されている。
エンジン本体12から吸気口フレーム21を介してエンジンオイルクーラ17へと伝わる振動を低減するため、吸気ダクト171は、長さ方向の少なくとも一部に蛇腹状に形成された振動減衰部172を有する。振動減衰部の形態は任意であり、複数のフランジ配管が連設された振動減衰部を構成することもできる。
さて、本実施形態は、ターボファンエンジン10を機体側の構造部材であるパイロン15に取り付けることに関する。
ターボファンエンジン10の取り付けは、新規に設計された航空機を製造する際や、エンジンを換装した航空機を製造する際、あるいは、エンジンの不具合等に起因するエンジン交換の際に行われる。
ターボファンエンジン10を取り付ける際、ナセルおよびフェアリングが、各々の上部に前後方向に設けられたヒンジを中心として外側に開かれる。これによってパイロン本体151が露出する。
そのパイロン本体151の下方まで、台車19に載せたターボファンエンジン10を運搬する。
そして、ターボファンエンジン10をパイロン15に吊ることによって台車19から少し持ち上げ、パイロン本体151やパイロンの支柱にターボファンエンジン10をファスナで締結する。そのときに、ファスナや締結用の工具を挿入したり、工具を動かすことを可能とする作業用スペースが必要となる。
パイロン本体151の下部と、ターボファンエンジン10の外周との間には、パイロン本体151に吊り下げられたエンジンオイルクーラ17およびプリクーラ18や、エンジン本体12に設けられた補機類(以下、エンジン側補機類20)が存在する。
本実施形態は、ナセルの径に対するターボファンエンジン10の径が典型的なケースに比べて大きいため、ナセルの内周とエンジン本体12の外周との間の間隔が狭い。この狭い間隔に多数の補機類が配置されるために、補機類同士が近接している。ナセルの径は、地上高制限と、重量増を避けるために主脚を長くすることが難しいことから、上限が定まるので、ナセルとエンジン本体12との間の間隔を拡げるのは難しい。
ナセルとエンジン本体12との間の間隔が狭いために、パイロン15とエンジン本体12との間の間隔も狭い。このため、ターボファンエンジン10をパイロン本体151に取り付ける作業は、補機類と補機類との間に残された狭いスペースにファスナや工具を挿入し、工具を動かして行うこととなる。
上述のように、パイロン15とエンジン本体12との間の間隔が狭いことから、エンジンオイルクーラ17の下部がエンジン側補機類20に近接している。これらの間には、ターボファンエンジン10の取り付け後において所定のクリアランスが設定されるが、工具やファスナを扱うためにクリアランス以上のスペースが必要となる。そのため、台車19の台の高さを抑えることにより、エンジンオイルクーラ17とエンジン側補機類20との間に高さH1のスペースを確保している。
また、同様に、プリクーラ18とエンジン側補機類20との間にも、工具やファスナを扱うためにクリアランス以上のスペースが必要となるので、台車19の台の高さを抑えることにより、それらの間に高さH2のスペースを確保している。
一方、ターボファンエンジン10の軸線方向(前後方向)において、パイロン本体151の後端側と、プリクーラ18およびエンジンオイルクーラ17の間にはスペースが残される。
しかし、パイロン本体151の前端側には、吸気ダクト171および吸気口フレーム21が存在することにより、作業に必要なスペースが残されていない。
しかし、パイロン本体151の前端側には、工具やファスナを扱うための作業用スペースが必要である。
このため、吸気口フレーム21がエンジン本体12に対して着脱可能に構成されており、ターボファンエンジン10をパイロン15に取り付ける際には、図2に示すように、予め、吸気口フレーム21をターボファンエンジン10から取り外した状態としておく。それによって生じるスペースSを利用してターボファンエンジン10の取り付け作業を行う。
そして、図3に示すように、ターボファンエンジン10の取り付けを終えたなら、吸気ダクト171の前端に吸気口フレーム21を接続するとともに、エンジンケース12Aに吸気口フレーム21を組み付ける。
吸気口フレーム21は、図4(a)および(b)に示すように、吸気ダクト171の前端を取り囲む環状の包囲部211と、吸気ダクト171の前端よりも前方に突出し、ファン13のケースであるファンケース13Aの後端に対向する環状の突出部212と、突出部212よりも前方に延びるアーム部215と、包囲部211および突出部212の間に位置し、吸気ダクト171の前端に固定される固定部213と、エンジンケース12Aに固定される固定部214とを備える。
上述のスペースSの寸法は、突出部212およびアーム部215の前後方向の合計の寸法に相当する。
吸気口フレーム21は、固定部213が吸気ダクト171にファスナ等で締結されることにより、吸気ダクト171に対して着脱可能に固定される。
また、吸気口フレーム21は、固定部214がエンジンケース12Aにファスナ等で締結されることにより、エンジンケース12Aに対して着脱可能に固定される。
さて、ターボファンエンジン10の取り付けを終えると(図3)、ファンケース13Aの後端と、吸気ダクト171の前端との間には、吸気口フレーム21の前後方向の寸法よりも小さいスペースSしかあいていない。このため、吸気口フレーム21をスペースSに差し込もうとすると、吸気ダクト171およびファンケース13Aに干渉する。
吸気口フレーム21が環状に一体に構成されているとすると、包囲部211の内側に吸気ダクト171の前端をセットするには、吸気ダクト171よりも前方に吸気口フレーム21を配置して、そこから吸気口フレーム21を後側に動かすことが必要となる。
その場合、スペースSに吸気口フレーム21を側方から差し込めなければ、吸気口フレーム21を吸気ダクト171に接続してエンジン本体12に組み付けることは不可能である。
そこで、吸気口フレーム21は全体として、図4(a)に示すように、上下方向に沿った中心線Lの両側に二分割される。吸気口フレーム21は、左側フレーム部品21Lと、右側フレーム部品21Rとを備える。
左側フレーム部品21Lおよび右側フレーム部品21Rは、図4(a)の矢印で示すように、パイロン15の左側と右側とに分離可能であり、吸気ダクト171を包囲して一体に組み付けられる。
そうすると、スペースSに吸気口フレーム21を差し込めなくても、左側フレーム部品21Lおよび右側フレーム部品21Rを吸気ダクト171に対してパイロン15の左右両側からアクセスして一つに合わせることにより、包囲部211の内側に吸気ダクト171の前端をセットすることができる。その状態で固定部213を吸気ダクト171の前端に固定すると、吸気ダクト171に吸気口フレーム21が接続され、スペースSには突出部212およびアーム部215が配置される。
そして、エンジンケース12Aに固定部214を固定すると、エンジン本体12に吸気口フレーム21が組み付けられる。
吸気ダクト171に接続された吸気口フレーム21の左右両側には、他の補機類が存在しない。したがって、ナセルおよびその内側のコアカウルを開けば、他の補機類に妨げられることなく吸気ダクト171の外周にアクセスし、左側フレーム部品21Lおよび右側フレーム部品21Rをエンジンケース12Aから取り外すことが可能である。
そのため、吸気口フレーム21をエンジン本体12から取り外すにあたって他の補機類を取り除く作業が発生しない。
次に、図5を参照し、ターボファンエンジン10をパイロン15に取り付ける手順について説明する。
まず、機体が設置された場所に搬入されたターボファンエンジン10のエンジン本体12から、吸気口フレーム21を左側フレーム部品21L、右側フレーム部品21Rともに取り外す(ステップS11)。
但し、これらのフレーム部品21L,21Rがエンジン本体12に取り付けられておらず、ターボファンエンジン10とは分離した状態で搬入されれば、ステップS11は不要となる。
次いで、ターボファンエンジン10を台車19に載せてパイロン15の下方まで運搬する(ステップS12)。
そして、パイロン15にターボファンエンジン10を吊り下げ、取り付け作業を開始する(ステップS13)。
もし、吸気口フレーム21がエンジン本体12から未だ取り外されていなければ、エンジンの取り付け作業を開始する前に、吸気口フレーム21を取り外す。
そして、吊り下げられたターボファンエンジン10をパイロン本体151やパイロンの支柱にファスナで締結する。
このとき、パイロン本体151とエンジン本体12との間には、エンジンオイルクーラ17やプリクーラ18とエンジン側補機類20との間のスペース、エンジンオイルクーラ17とプリクーラ18との間のスペースに加えて、吸気ダクト171の前端とファンケース13Aの後端との間のスペースS(図2)も残される。このスペースSを含めて、パイロン本体151とエンジン本体12との間の空きスペースにファスナや工具を挿入して締結作業を行う。
ここで、吸気ダクト171の振動減衰部172が蛇腹状に形成されていると、振動減衰部172を縮め、余裕を持ってスペースSを確保することができる。
ターボファンエンジン10をパイロン15に取り付ける作業を終えると、ターボファンエンジン10に設けられる配管、配線等の接続作業を行う(ステップS14)。
このステップS14と前後して、吸気口フレーム21をエンジンオイルクーラ17の吸気ダクト171に接続し、エンジン本体12に組み付ける(ステップS15)。
ステップS15では、左側フレーム部品21Lおよび右側フレーム部品21Rにより、吸気ダクト171の外周を左右両側から取り囲み、包囲部211の内側に吸気ダクト171の前端をセットする。そして、固定部213を吸気ダクト171に締結することにより、吸気ダクト171に吸気口フレーム21を接続する。
さらに、固定部214をエンジンケース12Aに締結することにより、吸気口フレーム21をエンジン本体12に取り付ける。
上述のように、吸気口フレーム21の左右両側には他の補機類が存在していないので、吸気口フレーム21の取り外しに際して他の補機類を取り外す必要はない。このため、ターボファンエンジン10をパイロン15に取り付けた後は、吸気口フレーム21だけをエンジン本体12に戻せばよい。
以上のステップを経て、ターボファンエンジン10の取り付けを完了する。
なお、ターボファンエンジン10をパイロン15から取り外す際は、事前に、吸気口フレーム21のフレーム部品21L,21Rをエンジン本体12から取り外す。それによって生じるスペースS(図3)を利用してターボファンエンジン10の取り外し作業を行うことができる。
本実施形態によれば、吸気口フレーム21を取り外してスペースSを空けるにあたり、他の補機類を取り外す作業が発生しないので、エンジン本体12から取り外した吸気口フレーム21を、ターボファンエンジン10の取付後にエンジン本体12に戻すだけで済む。
仮に、吸気ダクト171を取り外すことでスペースSを空けるとなると、吸気ダクト171の周囲に取り回されたユーティリティ配管を分割構造としておき、ユーティリティ配管を部分的に取り除いてから吸気ダクト171を取り外すこととなる。その場合、ターボファンエンジン10の取付後に多くの戻り作業が生じるが、本実施形態では最小限の戻り作業しか生じない。
したがって、必要な作業スペースを確保しながら、作業効率よく機体にエンジンを取り付けることができる。
上記以外にも、本発明の主旨を逸脱しない限り、上記実施形態で挙げた構成を取捨選択したり、他の構成に適宜変更することが可能である。
吸気口フレーム21は、パイロン15の左側と右側とに分割されている限り、二分割にかぎらず、例えば四分割されていてもよく、部品の数は任意である。例えば、左側フレーム部品21Lおよび右側フレーム部品21Rの各々が上下に二分割されていてもよい。この場合、吸気口フレーム21の左右両側に位置する他の部材を上または下にかわしながら、各部品を吸気ダクト171に対して着脱することができる。
エンジンを取り付けるにあたり取り外す補機部材としては、必要とする作業用スペースの位置や寸法に応じて適宜の補機部材を採用することができる。その補機部材は、エンジンに組み付けられるものに限らず、パイロンに組み付けられるものであってもよい。
上下方向の作業用スペースを確保する必要がある場合は、上下に延出するダクトに接続される補機部材をエンジン取付前に取り外すことができる。
10 ターボファンエンジン
12 エンジン本体
12A エンジンケース(被組付部材)
13 ファン
13A ファンケース
15 パイロン
17 エンジンオイルクーラ(エンジン補機)
18 プリクーラ
19 台車
20 エンジン側補機類
21 吸気口フレーム(補機部材)
21L 左側フレーム部品
21R 右側フレーム部品
151 パイロン本体
170 本体
171 吸気ダクト(筒体)
172 振動減衰部
211 包囲部
212 突出部
213 固定部
214 固定部
215 アーム部
L 中心線
S スペース
S11〜S15 ステップ

Claims (13)

  1. エンジンを機体に支持するために用いられるパイロンと、前記エンジンとの間に、前記パイロンおよび前記エンジンの少なくとも一方である被組付部材に組み付けられた状態で配置されるエンジン補機を構成する補機部材を備える航空機であって、
    前記補機部材は、
    前記補機部材に接続される筒体の少なくとも端部を取り囲む包囲部と、
    前記筒体の端部から突出する突出部と、を有し、
    前記補機部材は、
    前記包囲部および前記突出部を含む全体として、前記パイロンの左側と右側とに分離可能に分割され、
    他の部材を取り除くことなく、前記パイロンの左側と右側とから前記筒体の外周にアクセスし、前記被組付部材に対して着脱可能である、
    ことを特徴とする航空機。
  2. 前記筒体の少なくとも一部は、蛇腹状に形成される、
    ことを特徴とする請求項1に記載の航空機。
  3. 前記エンジンは、
    エンジン本体およびファンを備えるターボファンエンジンであり、
    前記エンジン補機は、
    前記パイロンと前記エンジン本体との間に配置され、前記ファンから流出するエアを熱源とする熱交換器であり、
    前記包囲部により、
    前記熱交換器を構成する前記筒体の少なくとも端部が取り囲まれる、
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の航空機。
  4. 前記パイロンと前記エンジン本体との間には、前記熱交換器である第1熱交換器と、前記エアを熱源とする第2熱交換器とが前後に配置され、
    前記パイロンの前側および後側の少なくとも一方で、前記第1熱交換器または前記第2熱交換器を構成する前記筒体の端部が、前記包囲部により取り囲まれる、
    ことを特徴とする請求項3に記載の航空機。
  5. 前記包囲部により、
    前記ファンに対向する前記筒体の端部が取り囲まれる、
    ことを特徴とする請求項3又は4に記載の航空機。
  6. 前記エンジン補機は、
    前記パイロンと前記エンジンのエンジン本体との間に配置される熱交換器であり、
    前記筒体は、前記熱交換器の吸気ダクトである、
    ことを特徴とする請求項1から5のいずれか一項に記載の航空機。
  7. 前記熱交換器は、エンジンオイルクーラーである、
    ことを特徴とする請求項6に記載の航空機。
  8. 前記熱交換器は、前記パイロンに吊り下げられる、
    ことを特徴とする請求項6又は7に記載の航空機。
  9. 前記吸気ダクトは、前記補機部材としての吸気口フレームと接続される、
    ことを特徴とする請求項6から8のいずれか一項に記載の航空機。
  10. 前記被組付部材は前記エンジンである、
    ことを特徴とする請求項1から9のいずれか一項に記載の航空機。
  11. エンジン本体およびファンを備えるターボファンエンジンを航空機の機体に支持するために用いられるパイロンであって、
    前記パイロンと前記エンジン本体との間に前後に配置され、前記ファンから流出するエアを熱源とする2つの熱交換器を支持し、
    請求項1から10のいずれか一項に記載の航空機の前記補機部材が組み付けられ、
    2つの前記熱交換器のうち前方に配置される前記熱交換器は、
    前記ファンに対向する筒体を有し、
    前記筒体の少なくとも前端は、
    前記包囲部により取り囲まれる、
    ことを特徴とする航空機のエンジンパイロン。
  12. 請求項1から10のいずれか一項に記載の航空機の前記補機部材を利用して航空機の機体にエンジンを取り付ける方法であって、
    前記補機部材を前記被組付部材から予め外した状態としておき、前記エンジンを前記パイロンに取り付けるステップと、
    前記エンジンの取り付けを終えた後、前記筒体の少なくとも端部の外周を前記補機部材により前記パイロンの左側と右側とから取り囲み、前記被組付部材に前記補機部材を組み付けるステップと、を備える、
    ことを特徴とする航空機の機体へのエンジン取付方法。
  13. 請求項12に記載の航空機の機体へのエンジン取付方法における各ステップを経て、航空機を製造する方法。
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