JP2001286746A - 同心2軸竪型攪拌機の駆動部構造 - Google Patents

同心2軸竪型攪拌機の駆動部構造

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JP2001286746A
JP2001286746A JP2000113205A JP2000113205A JP2001286746A JP 2001286746 A JP2001286746 A JP 2001286746A JP 2000113205 A JP2000113205 A JP 2000113205A JP 2000113205 A JP2000113205 A JP 2000113205A JP 2001286746 A JP2001286746 A JP 2001286746A
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shaft
outer shaft
seal
inner shaft
reducer
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JP2000113205A
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Inventor
Yoshitaka Iwama
義隆 岩間
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Sumitomo Heavy Industries Ltd
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Sumitomo Heavy Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】使用条件(2K程度の低圧、150℃程度の中
温域)に対して適切なシール機能を有し、また攪拌槽の
上部台座上に駆動部全体を支持でき、シールのメンテナ
ンスも容易で低コストの同心2軸竪型攪拌機の駆動部構
造を提供する。 【構成】攪拌槽内にそれぞれ攪拌翼を有する内軸と外軸
が同心状に該槽の上部へ突出し、攪拌槽の上部に連結さ
れた架台を介して外軸用減速機を搭載し、外軸用減速機
の上方に内軸用減速機を連結し、内軸および外軸をそれ
ぞれ内軸用減速機および外軸用減速機を経て内軸用駆動
機および外軸用駆動機に連結した同心2軸攪拌機の駆動
部構造において、攪拌槽の上端部に形成された台座に架
台を支持するとともに台座と外軸との間に外軸シール部
を配置し、外軸用減速機の上方で外軸の上端と内軸との
間に内軸シール部を配置し、この内軸シール部の上方で
内軸を軸支する軸受部を外軸用減速機の上方の機枠に取
り付けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術の分野】本発明は、竪型円筒形の攪
拌槽に上部へ突出する同心状の内外2軸を設け、これら
の2軸にそれぞれ攪拌翼を取り付け、前記攪拌槽の上部
に配置した減速機およびシール部を介して槽外の駆動機
によって前記2軸をそれぞれ回転駆動する竪型攪拌機の
駆動部の構造、特に槽内圧力および温度が低圧、中温域
で使用される場合の同心2軸竪型攪拌機の駆動部構造に
関する。
【0002】
【従来の技術】この種の同心2軸攪拌機は竪型円筒形の
槽内から槽外上方へ突出した同心状の内軸および外軸を
それぞれの駆動機によってそれぞれ所要の速度で回転駆
動するが、この場合、槽上部の軸貫通部と前記外軸との
間および前記内軸と前記外軸との間をシールする必要が
あり、従来はこのシール部に、特に前記内軸と前記外軸
間のシール部に同心2軸メカニカルシールを用いてい
る。
【0003】図7を参照して従来の同心2軸攪拌機の概
略構造を説明すれば、円筒形の攪拌槽1内で外軸2の下
端側部に一対のアーム5を介してリボン形の外軸攪拌翼
6が取り付けられ、内軸3は槽1の下部まで伸長してそ
のほぼ中途部にパドルあるいは格子状の内軸攪拌翼7が
取り付けられている。槽上端の内外軸3,2の貫通孔の
周囲に台座8が形成され、この台座8上に外軸2と台座
8間をシールし、かつ内軸3と外軸2との間をシールす
る同心2軸メカニカルシールが設けられている。9は台
座8と外軸2間のメカニカルシール、10は外軸2と内
軸3間のメカニカルシールであり、これらが前記同心2
軸メカニカルシールを構成している。また、前記同心2
軸メカニカルシールのハウジング11と外軸2との間お
よび外軸2と内軸3との間にそれぞれ軸受部12,13
が設けられている。なお、前記同心2軸メカニカルシー
ルおよび前記軸受部の作動に必要な潤滑油等は外部から
ハウジング11を通して供給される。
【0004】攪拌槽1とは別体に架構15が設置され、
この架構15上に外軸用減速機16が搭載され、また該
外軸用減速機16の上部に外軸用回転駆動機17が設け
られている。また外軸用減速機16上には内軸用減速機
18を介して内軸用回転駆動機19が設けられ、外軸用
減速機16の上方で外軸2から突出した内軸3が内軸用
減速機18に連結され、これらの内軸用および外軸用駆
動機19,17により、内軸3および外軸2がそれぞれ
個別に、かつ互いに逆方向に回転駆動される。なお、攪
拌槽1の台座外側の槽上部鏡板20には被処理液その他
攪拌処理に必要な流体等を槽内に供給するノズル21が
設けられる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】一般にメカニカルシー
ルは、回転軸側に設けたリング体とハウジング側に取り
付けた固定リングとを前記回転軸に対して直角な面で接
触させ、回転側のリング体を、内蔵するバネ手段で前記
固定リングに押し付けてシールする構造であり、上述の
ように同心2軸攪拌機で内外2軸のシール部に用いられ
る同心2軸メカニカルシールは構造が複雑、高価であ
り、簡単に分解、修理することが難しいなどメンテナン
ス性も悪い。また、このような同心2軸攪拌機を低圧
(2K程度)および中温域(150℃程度)で使用する
際、メカニカルシールのような高性能なシールを機能的
に必要としない場合が多く、過剰品質となっている。
【0006】さらに上述のような同心2軸メカニカルシ
ールでは、そのハウジング11の外形が大きいため、外
軸用減速機16を攪拌槽上部の台座8に保持しようとす
ると、台座8の外径を大きくしなければならず、槽上部
鏡板20のスペースが小さくなり、ノズル21等の取り
付けができない。したがって通常は図7に示す如く外軸
用減速機16およびその上部に連結される駆動機17,
19を別置きとせざるを得ず、そのための架構15が必
要となり、設備全体の占有面積が大となるなどスペース
コストの上でも問題があった。
【0007】本発明は、このような従来の問題に鑑み、
使用条件(2K程度の低圧、150℃程度の中温域)に
対して適切なシール機能を有し、また攪拌槽の上部台座
上に駆動部全体を支持でき、シール部のメンテナンスも
容易で低コストの同心2軸竪型攪拌機の駆動部構造を提
供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、攪拌槽
内にそれぞれ攪拌翼を有する内軸と外軸が同心状に該槽
の内部から上部へ突出し、前記攪拌槽の上部に配置され
た架台を介して外軸用減速機を搭載し、前記外軸用減速
機の上方に内軸用減速機を連結し、前記内軸および前記
外軸をそれぞれ前記内軸用減速機および前記外軸用減速
機を経て内軸用駆動機および外軸用駆動機に連結した同
心2軸竪型攪拌機の駆動部構造において、前記攪拌槽の
上端部に形成された台座に前記架台を支持するとともに
該台座と前記外軸との間に外軸シール部を配置し、前記
外軸用減速機の上方で前記外軸の上端と前記内軸との間
に内軸シール部を配置し、前記外軸を前記外軸用減速機
に内蔵された軸受部で軸支し、かつ前記内軸シール部の
上方で前記内軸を軸支する軸受部を、前記内軸用減速機
と前記外軸用減速機とを連結する上部機枠に取り付けた
同心2軸竪型攪拌機の駆動部構造が提供される。
【0009】
【発明の実施の形態】次に、本発明を好適な実施形態に
ついて図面を参照して説明する。図1は本発明の1実施
例に係る同心2軸竪型攪拌機における駆動部構造で攪拌
槽上端部から上方の内軸および外軸のシール部、内軸お
よび外軸用減速機、内軸および外軸用駆動機の部分を示
した側面断面図であり、図2は図1のA部の拡大断面図
である。なお攪拌槽1の内部は本発明の要部ではなく、
図7に示した従来例のように外軸攪拌翼および内軸攪拌
翼がそれぞれ外軸および内軸に装着されて互いに逆方向
に回転し、被処理液の攪拌がなされる。攪拌槽1の上端
部中心に形成された内外軸貫通孔の周囲の槽上部外壁に
台座8が固着され、この台座8上に外軸用架台22が設
置されている。架台22上には外軸用減速機23、例え
ばパラマックス減速機(住友重機械工業株式会社の登録
商標)が搭載され、さらに前記減速機23上に上部機枠
25を介して外軸用駆動機26が搭載されている。
【0010】台座8と外軸2との間には外軸シール部、
この実施形態ではグランドパッキンシール部27が設け
られている。図1のA部を拡大した図2を参照すれば、
台座8に外軸2を囲包するパッキン箱28がボルト30
で固着され、このパッキン箱28の上端部に外軸2の軸
方向に変位可能なパッキン押え29が配置されている。
外軸2の外周とパッキン箱28との間に底リング31お
よび複数個のパッキン(グランドパッキン)32が軸方
向に配置され、パッキン押え29の上端のフランジ部を
通してパッキン箱28に螺入されるボルト33の締め付
けによってパッキン押え29を介してこれらのパッキン
32を軸方向に圧縮し、その圧縮力で該パッキン32を
径方向に拡げて外軸2外周とパッキン箱28内周に密着
させ、槽上部の軸貫通孔に対する外軸2のシールを行う
ようになっている。
【0011】外軸2は外軸用減速機23を貫通して上方
へ伸び、該減速機23の上端近傍で外軸2の軸端部と内
軸3との間に内軸シール部、この実施形態では2分割メ
カニカルシール50が設けられる。なお、外軸2は外軸
用減速機23内で外軸2と係合する減速機構部(図示省
略)を介して外軸用駆動機26の出力軸に連結されて回
転する。図3(A)は図1のB部を拡大した内軸シール
部の側面断面図、図3(B)は同図(A)の矢視Fから
みた2分割保持部材および保持部材押えと係合するボル
トの部分的な上面図である。また図4は図3の実施形態
における2分割メカニカルシール部に用いられる2分割
固定座の拡大斜視図である。図1に示される如く、外軸
2は外軸用減速機23の位置でスリーブ36に嵌合固着
され、このスリーブ36が外軸用減速機23に内蔵され
た外軸用軸受部37に軸支されている。スリーブ36の
上端は外軸用減速機23の上方へ伸長し、図3(A)に
示すように外軸2の上端はスリーブ36の上端部より若
干上方へ突出している。38はスリーブ上端で該スリー
ブ36を外軸2に固着する止めナットである。
【0012】図4に示すように、2分割固定座39は直
径方向に2分割されており、その分割面に対応する箇所
で該分割面に平行なボルト締付面57が形成されるよう
に固定座外側部がL形に切り欠かれている。一方の分割
座半体39aのボルト締付面57に形成されたボルト挿
入孔58と該挿入孔58に整合する相手側半体39bの
ねじ孔を用いてボルト59により分割座半体39a,3
9bどおしが接合される。また固定座39の側部には後
述する固定座回り止め用のボルト孔86が形成されてい
る。
【0013】図3および図4を参照すれば、外軸上端部
の外周部には環状の凹部2bが形成され、この凹部2b
の上側段差部に2分割固定座39の内周段差部85が係
合するように2分割固定座39が外軸2の外周部に装着
され、かつ回り止め用ボルト孔86に螺入した横ボルト
55と外軸2との接当によって外軸2に対する2分割固
定座39の回り止めがなされる。外軸上端面2aには、
同様に直径方向に2分割された環状の保持部材81が接
当されている。この2分割保持部材81の上端部近くの
外側段差部81aに、図3(B)に示すような保持部材
押え80が複数個放射状に係合して設けられており、隣
接した2つの保持部材押え80の間に挟まれるようにボ
ルト52が2分割固定座39の上端面のボルト孔60に
螺入されている。ボルト52の頭部と保持部材押え80
の上面の間に座金83が介在され、ボルト52の締め付
けで座金83および保持部材押え80を介して2分割保
持部材81が外軸上端面2aに固定されるとともに、外
軸2の外側部の前記上側段差部と係合した2分割固定座
39の軸方向固定がなされる。
【0014】内軸外周部には、上面に摺動接触面53a
をもつ内軸側回転環53が固着され、また、2分割保持
部材81の上端部内側には直径方向2分割の外軸側回転
環51が設けられている。この2分割外軸側回転環51
の下端面は摺動接触面51aとなっており、2分割保持
部材81の上端部にはバネ82が係止され、2分割外軸
側回転環51はこのバネ82の先端に係合して軸方向下
方へ押圧され、これによって2分割外軸側回転環51の
下端面と内軸側回転環53の上端面が所要の接触圧で摺
動接触し、この接触面51a,53aが外軸2と内軸3
とのシール部となる。
【0015】外軸2の上端部の内周部は、軸方向に或る
長さにわたって内径が大となっており、したがってこの
部分の内軸3外周と外軸2内周との間に空隙部56が形
成されている。なお、この空隙部56の機能に関しては
さらに後述する。この2分割メカニカルシール50を分
解する場合は、回り止め用の横ボルト55および2分割
固定座39の上端面のボルト孔60に螺入されたボルト
52を外して外軸2の半径方向から固定座半体39a,
39bどおしを離脱し、また2分割されている保持部材
81および外軸側回転環51を半径方向に取り外すこと
で容易に分解できる。メカニカルシール50の組み付け
も、内軸3の軸受部などを外すことなく外軸2に対して
半径方向から組み付けることができ、分解、組付の作業
が容易となる。
【0016】上述の実施形態は外軸2と内軸3間のシー
ル部として2分割メカニカルシール50を用いた例であ
るが、この部分をドライシールあるいはグランドパッキ
ンシールとすることもでき、僅かな部品変更で容易にシ
ール形態を変更できる。図5はグランドシールを採用し
た場合の内軸シール部61(外軸/内軸間シール部)を
示す部分的な縦断面図である。図3に示されるように外
軸上端部の内周面と内軸外周面との間に空隙部56が形
成されており、グランドシール採用の場合は、図3で2
分割メカニカルシール50を外し、この空隙部56に底
リングと複数個のパッキンを軸方向に重ねて装入する。
図5に示される如くパッキン押え29のフランジ部のボ
ルト挿通孔から2分割固定座39のボルト孔60(図
4)へボルト62を挿入してパッキン押え29でパッキ
ン32を軸方向に押圧し、パッキン32を径方向に拡げ
ることで両軸2,3間のシールがなされる。
【0017】また上述の実施形態では槽上部の軸貫通孔
に対する外軸2のシール部としてグランドシールを採用
したが、この部分をドライシールとすることも可能であ
る。図6は前記外軸シール部および前記外軸/内軸間シ
ール部にそれぞれドライシール部35を採用した場合の
本発明の他の実施形態を一部破断して示した縦断面図で
ある。槽上端の台座8上に、上端面を摺動接触面とする
固定環65が固着され、外軸外周には回転環押付部材6
6が固着され、さらに前記押付部材66に対して回転不
能かつ軸方向変位可能に外軸外周に回転環67が保持さ
れる。回転環67は外軸2とともに回転する。前記押付
部材66と回転環67との間には回転環67の軸方向変
位を可能とするOリング68が介在されている。回転環
67は下端面が固定環65に対する摺動接触面となって
おり、これらの面どおしが適切な接触圧で摺動接触し、
これによって外軸2のシールがなされる。
【0018】図6において、外軸用減速機のスリーブ3
6から上方へ突出した外軸2の外周には2分割固定座3
9がボルト69を介して固着され、このボルト69の頭
部と外軸上端面との間に支持部材70を介して外軸側回
転環71が固定されている。外軸側回転環71の上端面
にはシール面となる摺動接触面が形成されている。外軸
上端面の上方近傍で内軸3の外周には、回転環押付部材
72が固着され、さらに前記押付部材72に対して回転
不能かつ軸方向変位可能に内軸外周に回転環73が保持
される。回転環73は内軸3とともに回転する。前記押
付部材72と回転環73との間には回転環73の軸方向
変位を可能とするOリング75が介在されている。回転
環73は下端面が外軸側回転環71に対する摺動接触面
となっており、これらの面どおしが適切な接触圧で摺動
接触し、これによって内軸3のシールがなされる。
【0019】外軸2および内軸3にはスラストおよびラ
ジアル両方向の攪拌反力がかかるが、これらの反力は、
外軸2については既に述べたように外軸用減速機23に
内蔵されている軸受部37にて受け、内軸3は外軸用減
速機23上の内軸シール部(図1では2分割メカニカル
シール50)より上方の内軸用減速機76、例えばサイ
クロ減速機(住友重機械工業株式会社の登録商標)およ
び内軸用駆動機77を支持している上部機枠25に装着
された軸受部78によって受ける。
【0020】
【発明の効果】以上説明したように、従来の同心2軸攪
拌機は内外2軸のシール部に同心2軸メカニカルシール
を組み込んだ構造となっており、低圧(2K程度まで)
および中温域(150℃程度まで)で使用する場合には
過剰性能でコスト高となっていたが、本発明によれば、
このような使用条件では充分シール機能を果たすシール
部を採用した構造とすることにより、駆動部の低価格化
に寄与できる。また内軸と外軸のシール構造が個別化さ
れているため、構造が簡素化され、メンテナンス性が向
上する。従来の同心2軸メカニカルシールに比べて構造
がきわめてコンパクトになるため、攪拌槽上端部の台座
で駆動部全体を支持することができ、別置き架構は不要
であり、槽上部のノズル配置に支障をきたさない。
【0021】また、メカニカルシールを2分割構造と
し、あるいはドライシール部に2分割固定座を用いるこ
とにより、シール部周囲の部品を分解、取り外しせずに
シール部分のみの分解、組立が可能であり、分解、組立
の作業が簡単、迅速に行える。さらにグランドシールの
パッキン装入用空隙部を設けた上に2分割メカニカルシ
ールあるいはドライシールを設置することにより、前記
2分割メカニカルシールあるいは前記ドライシールのメ
ンテナンス中はこの部分をグランドシールとして使用す
ることができ、攪拌機納入先のプラント操業に寄与でき
るなど、多くの効果がもたらされる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の1実施例に係る同心2軸竪型攪拌機に
おける駆動部構造で攪拌槽上端部から上方の内軸および
外軸のシール部および外軸用減速機、外軸用駆動機の部
分を示した側面断面図である。
【図2】図1のA部の拡大断面図である。
【図3】(A)は図1のB部を拡大した縦断面図、
(B)は2分割保持部材と保持部材押えの部分的な上面
図である。
【図4】図3に示す2分割メカニカルシールに用いられ
る2分割固定座の拡大斜視図である。
【図5】グランドシールを採用した場合の本発明の実施
形態に係る内軸シール部を示す部分的な縦断面図であ
る。
【図6】外軸シール部および内軸シール部にそれぞれド
ライシールを採用した場合の本発明の他の実施形態を一
部破断して示した縦断面図である
【図7】従来の同心2軸攪拌機の概略構造を示す縦断面
図である。
【符号の説明】
1 攪拌槽 2 外軸 3 内軸 8 台座 22 外軸用架台 23 外軸用減速機 25 上部機枠 26 外軸用駆動機 27 グランドパッキンシール部 32 パッキン 35 ドライシール部 37 外軸用軸受部 39 2分割固定座 50 2分割メカニカルシール 51 2分割外軸側回転環 53 内軸側回転環 56 空隙部 65 固定環 67 回転環 71 外軸側回転環 73 回転環 76 内軸用減速機 77 内軸用駆動機 78 内軸用軸受部 80 保持部材押え 81 2分割保持部材 82 バネ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3J041 AA02 BA04 BA11 BC01 BD06 DA16 3J043 AA16 BA02 CA12 DA09 DA10 HA02 4G037 DA05 EA04 4G078 AA13 BA05 BA07 CA15 CA19 DA01

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】攪拌槽内にそれぞれ攪拌翼を有する内軸と
    外軸が同心状に該槽の内部から上部へ突出し、前記攪拌
    槽の上部に配置された架台を介して外軸用減速機を搭載
    し、前記外軸用減速機の上方に内軸用減速機を連結し、
    前記内軸および前記外軸をそれぞれ前記内軸用減速機お
    よび前記外軸用減速機を経て内軸用駆動機および外軸用
    駆動機に連結した同心2軸竪型攪拌機の駆動部構造にお
    いて、前記攪拌槽の上端部に形成された台座に前記架台
    を支持するとともに該台座と前記外軸との間に外軸シー
    ル部を配置し、前記外軸用減速機の上方で前記外軸の上
    端と前記内軸との間に内軸シール部を配置し、前記外軸
    を前記外軸用減速機に内蔵された軸受部で軸支し、かつ
    前記内軸シール部の上方で前記内軸を軸支する軸受部
    を、前記内軸用減速機と前記外軸用減速機とを連結する
    上部機枠に取り付けたことを特徴とする同心2軸竪型攪
    拌機の駆動部構造。
  2. 【請求項2】前記外軸シール部はグランドパッキンシー
    ルまたはドライシールで構成されることを特徴とする請
    求項第1項に記載した同心2軸竪型攪拌機の駆動部構
    造。
  3. 【請求項3】前記内軸シール部はグランドパッキンシー
    ルまたはドライシールで構成されることを特徴とする請
    求項第1項または第2項に記載した同心2軸竪型攪拌機
    の駆動部構造。
  4. 【請求項4】前記内軸シール部は2分割メカニカルシー
    ルで形成され、前記2分割メカニカルシールは、外軸の
    上端部外周に装着される2分割固定座と、外軸上端面に
    接当し、かつ内周部に外軸側回転環を保持する2分割保
    持部材と、前記2分割保持部材の内周部に軸方向に弾性
    変位可能に保持された2分割外軸側回転環と、前記2分
    割固定座の上側に位置して前記2分割保持部材の外側部
    から放射状にのび、かつ該2分割保持部材と係合する複
    数個の保持部材押えと、前記2分割固定座の上端面に螺
    入され、かつボルト頭部で前記保持部材押えを介して前
    記2分割保持部材を前記外軸上端面に固定するボルト手
    段と、前記内軸の外周部に固着され、かつ前記外軸側回
    転環と摺動接触する内軸側回転環と、前記2分割保持部
    材に取り付けられ、かつ前記外軸側回転環を前記内軸側
    回転環に押し付けるバネ手段とを有することを特徴とす
    る請求項第1項または第2項に記載した同心2軸竪型攪
    拌機の駆動部構造。
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KR101389621B1 (ko) * 2013-11-07 2014-04-29 김유학 수처리용 교반기
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JP2015157554A (ja) * 2014-02-24 2015-09-03 三菱航空機株式会社 航空機、航空機のエンジンパイロン、および航空機の機体へのエンジン取付方法
KR101620514B1 (ko) * 2015-07-17 2016-06-16 김유학 누유 방지형 다축 교반기
CN107803151A (zh) * 2017-11-22 2018-03-16 浙江谷地机械科技有限公司 一种真空乳化搅拌机组

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