JPH0622665B2 - 外気遮断密閉型反応容器 - Google Patents
外気遮断密閉型反応容器Info
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- JPH0622665B2 JPH0622665B2 JP62209280A JP20928087A JPH0622665B2 JP H0622665 B2 JPH0622665 B2 JP H0622665B2 JP 62209280 A JP62209280 A JP 62209280A JP 20928087 A JP20928087 A JP 20928087A JP H0622665 B2 JPH0622665 B2 JP H0622665B2
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- JP
- Japan
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- stirring shaft
- shaft
- rotor
- magnet
- outside air
- Prior art date
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- Expired - Lifetime
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Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B01—PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
- B01F—MIXING, e.g. DISSOLVING, EMULSIFYING OR DISPERSING
- B01F33/00—Other mixers; Mixing plants; Combinations of mixers
- B01F33/45—Magnetic mixers; Mixers with magnetically driven stirrers
- B01F33/453—Magnetic mixers; Mixers with magnetically driven stirrers using supported or suspended stirring elements
- B01F33/4534—Magnetic mixers; Mixers with magnetically driven stirrers using supported or suspended stirring elements using a rod for supporting the stirring element, e.g. stirrer sliding on a rod or mounted on a rod sliding in a tube
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B01—PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
- B01F—MIXING, e.g. DISSOLVING, EMULSIFYING OR DISPERSING
- B01F33/00—Other mixers; Mixing plants; Combinations of mixers
- B01F33/45—Magnetic mixers; Mixers with magnetically driven stirrers
- B01F33/453—Magnetic mixers; Mixers with magnetically driven stirrers using supported or suspended stirring elements
- B01F33/4535—Magnetic mixers; Mixers with magnetically driven stirrers using supported or suspended stirring elements using a stud for supporting the stirring element
Landscapes
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
- Mixers With Rotating Receptacles And Mixers With Vibration Mechanisms (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、外気遮断密閉型反応容器、特に、内面にグラ
スライニングを施した密閉可能な中空容器の開口部に攪
拌軸を回転自在に支持する外気遮断密閉型反応容器に関
するものである。
スライニングを施した密閉可能な中空容器の開口部に攪
拌軸を回転自在に支持する外気遮断密閉型反応容器に関
するものである。
従来の技術 近来、医薬品や、特殊な合成樹脂や、健康食品や、バイ
オテクロノジーなどの各種の分野における製造過程にお
いて使用される反応缶や、攪拌機などの反応容器におい
ては、それらの製品の性質上、各種の原料を外気と遮断
の下に、特定の雰囲気の下に処理することが必要とされ
ている。
オテクロノジーなどの各種の分野における製造過程にお
いて使用される反応缶や、攪拌機などの反応容器におい
ては、それらの製品の性質上、各種の原料を外気と遮断
の下に、特定の雰囲気の下に処理することが必要とされ
ている。
また、この場合、反応缶や、攪拌機の各種の原料と直接
的に接触する面は、これらの原料により腐食されること
の無いものであることも、重要な要件の一つとされてい
る。
的に接触する面は、これらの原料により腐食されること
の無いものであることも、重要な要件の一つとされてい
る。
既に、このような要件を満足する反応缶や、攪拌機も、
種々の様式のものが、提案されている。
種々の様式のものが、提案されている。
しかしながら、それらのものの多くは、まだ、これらの
要件のすべてを完全に満足させることのできないもので
あることも事実である。
要件のすべてを完全に満足させることのできないもので
あることも事実である。
例えば、反応缶として、添付図面の第6図に略図により
示すような二重缶式攪拌羽根付き反応缶が知られてお
り、この反応缶においては、鋼製の二重壁構造の縦型の
有底円筒状容器Aの上部の開口部を、鋼製の鏡板Bによ
り閉鎖し、更に、この鏡板Bの中心部の上部に架台Cを
設置して垂直に取り付け、この架台Cの上部にモータD
を垂直に取り付け、また、架台Cの中心からは、鏡板B
の中心を垂直に下方へ延長して攪拌軸Eを適宜に懸垂し
て配置し、攪拌軸Eの下方部分には、攪拌羽根Fを取り
付け、更に、攪拌軸Eの上端部は、架台Cの内部におい
て、モータDから減速機構を介して駆動される駆動軸G
に、継手Hにより連結されるようになっている。また、
攪拌軸Eの上部には、メカニカルシールや、グランドパ
ッキンが配置され、更に、その周囲はシール箱Iにより
包囲され、このシール箱I内には、管Jを介してシール
剤が供給され、これにより、容器Aの内部を外気から密
封するようにしている。
示すような二重缶式攪拌羽根付き反応缶が知られてお
り、この反応缶においては、鋼製の二重壁構造の縦型の
有底円筒状容器Aの上部の開口部を、鋼製の鏡板Bによ
り閉鎖し、更に、この鏡板Bの中心部の上部に架台Cを
設置して垂直に取り付け、この架台Cの上部にモータD
を垂直に取り付け、また、架台Cの中心からは、鏡板B
の中心を垂直に下方へ延長して攪拌軸Eを適宜に懸垂し
て配置し、攪拌軸Eの下方部分には、攪拌羽根Fを取り
付け、更に、攪拌軸Eの上端部は、架台Cの内部におい
て、モータDから減速機構を介して駆動される駆動軸G
に、継手Hにより連結されるようになっている。また、
攪拌軸Eの上部には、メカニカルシールや、グランドパ
ッキンが配置され、更に、その周囲はシール箱Iにより
包囲され、このシール箱I内には、管Jを介してシール
剤が供給され、これにより、容器Aの内部を外気から密
封するようにしている。
しかしながら、このような構成を有する上記の反応缶に
おいては、攪拌軸にメカニカルシールやグランドパッキ
ンが配置されており、それらが攪拌軸との間に摺動をす
るので、その結果生ずる摩耗により漏れの生ずる可能性
のあること、シール箱Iへシール剤を供給すること及び
このシール剤の供給手段が必要であるので、装置が高価
となる外、シール剤は、その供給のために、ある圧力の
下にあるが、容器A内が大概の場合に、真空ないしは低
圧に維持されるので、シール剤の圧力が、容器A内の圧
力よりも若干高いことを避けることができず、一方、シ
ール箱Iは、完全に密閉型とすることは不可能であるの
で、シール剤の一部が容器Aの内部へ漏れることを免れ
ることができず、すなわち、容器Aを完全に外気に対し
て遮断することは不可能であった。
おいては、攪拌軸にメカニカルシールやグランドパッキ
ンが配置されており、それらが攪拌軸との間に摺動をす
るので、その結果生ずる摩耗により漏れの生ずる可能性
のあること、シール箱Iへシール剤を供給すること及び
このシール剤の供給手段が必要であるので、装置が高価
となる外、シール剤は、その供給のために、ある圧力の
下にあるが、容器A内が大概の場合に、真空ないしは低
圧に維持されるので、シール剤の圧力が、容器A内の圧
力よりも若干高いことを避けることができず、一方、シ
ール箱Iは、完全に密閉型とすることは不可能であるの
で、シール剤の一部が容器Aの内部へ漏れることを免れ
ることができず、すなわち、容器Aを完全に外気に対し
て遮断することは不可能であった。
そして、反応容器を完全に外気に対して遮断するため
に、攪拌軸に設けられた従動マグネットを反応容器外に
配置した駆動マグネットを駆動することにより回転させ
るものも既に知られている(例えば、特開昭60−90
033号公報、実開昭61−106330号公報)が、
一般的に、両マグネットを水平な隔板を挟んで配置する
か、または、容器の底壁を間に介して配置するものであ
って、マグネットの表面積を大きくするのが難しく、両
マグネット間に攪拌軸を回転するに必要な吸引力を得る
ことが困難であった。
に、攪拌軸に設けられた従動マグネットを反応容器外に
配置した駆動マグネットを駆動することにより回転させ
るものも既に知られている(例えば、特開昭60−90
033号公報、実開昭61−106330号公報)が、
一般的に、両マグネットを水平な隔板を挟んで配置する
か、または、容器の底壁を間に介して配置するものであ
って、マグネットの表面積を大きくするのが難しく、両
マグネット間に攪拌軸を回転するに必要な吸引力を得る
ことが困難であった。
例えば、反応容器が高圧で使用されるものの場合には、
隔板を厚くする必要があるが、両マグネット間の距離が
増すので、必然的に攪拌軸の回転に十分なトルクを伝達
することが困難であった。
隔板を厚くする必要があるが、両マグネット間の距離が
増すので、必然的に攪拌軸の回転に十分なトルクを伝達
することが困難であった。
さらに、攪拌軸に円筒状の従動マグネットを取り付け、
それを周囲の駆動マグネッツトで駆動するものも知られ
ている(例えば、特公昭42−5299号公報)が、反
応容器を完全に外気に対し遮断しながら相互間の吸引力
を大きくすることについては、全く考慮が払われていな
い。
それを周囲の駆動マグネッツトで駆動するものも知られ
ている(例えば、特公昭42−5299号公報)が、反
応容器を完全に外気に対し遮断しながら相互間の吸引力
を大きくすることについては、全く考慮が払われていな
い。
発明が解決しようとする問題点 そこで、本発明は、上述の従来知られているものにおけ
る欠点を改良し、コンパクトで分解、組立が容易であ
り、かつマグネット間のトルク伝達性能が大きい、マグ
ネットカップリングによる攪拌軸駆動装置を有する外気
遮断密閉型反応容器を提供することを、その目的とする
ものである。
る欠点を改良し、コンパクトで分解、組立が容易であ
り、かつマグネット間のトルク伝達性能が大きい、マグ
ネットカップリングによる攪拌軸駆動装置を有する外気
遮断密閉型反応容器を提供することを、その目的とする
ものである。
問題点を解決するための手段 本発明は、この目的を達成するために、内面にグラスラ
イニングを施した密閉可能な中空容器の開口部に攪拌軸
を回転自在に支持する外気遮断密閉型反応容器に於い
て、中空容器の開口部に、耐食性材料よりなるプレート
を介して、気密に固定された、頂部が一体に閉鎖された
耐食性材料よりなる円筒状キャンを有し、攪拌軸が、キ
ャンの頂部内面に保持された上部軸受と前記プレートに
保持された下部軸受により、回転自在に支承され、攪拌
軸の両軸受間において、従動マグネットを円筒状に取り
付けたロータ組立体を攪拌軸に着脱自在に固定し、かつ
キャンの周壁部の外側に、原動機により駆動される円筒
状に構成した駆動マグネットを従動マグネットと対向し
て配設したことを特徴とするものである。
イニングを施した密閉可能な中空容器の開口部に攪拌軸
を回転自在に支持する外気遮断密閉型反応容器に於い
て、中空容器の開口部に、耐食性材料よりなるプレート
を介して、気密に固定された、頂部が一体に閉鎖された
耐食性材料よりなる円筒状キャンを有し、攪拌軸が、キ
ャンの頂部内面に保持された上部軸受と前記プレートに
保持された下部軸受により、回転自在に支承され、攪拌
軸の両軸受間において、従動マグネットを円筒状に取り
付けたロータ組立体を攪拌軸に着脱自在に固定し、かつ
キャンの周壁部の外側に、原動機により駆動される円筒
状に構成した駆動マグネットを従動マグネットと対向し
て配設したことを特徴とするものである。
作 用 中空容器の開口部に、耐食性材料よりなるプレートを介
して、気密に固定された、頂部が一体に閉鎖された耐食
性材料よりなる円筒状キャンを有し、この円筒状キャン
の頂部内面に保持された上部軸受と、プレートに保持さ
れた下部軸受により、攪拌軸を回転自在に支承し、両軸
受間において、従動マグネットを円筒状に取り付けたロ
ータ組立体を攪拌軸に着脱自在に固定し、かつ前記キャ
ンの周壁部の外側に、原動機により駆動される円筒状に
構成した駆動マグネットを従動マグネットと対向して配
設しているので、形状的に円筒状キャンの強度は大き
く、耐圧性に優れているので、その周壁部を薄くして、
マグネット間のトルク伝達性能を大きくすることができ
る。また、両軸受間において、従動マグネットを円筒状
に取り付けたロータ組立体が攪拌軸に着脱自在に固定さ
れているので、組立、分解が容易であるばかりでなく、
全体をコンパクトにすることができる。
して、気密に固定された、頂部が一体に閉鎖された耐食
性材料よりなる円筒状キャンを有し、この円筒状キャン
の頂部内面に保持された上部軸受と、プレートに保持さ
れた下部軸受により、攪拌軸を回転自在に支承し、両軸
受間において、従動マグネットを円筒状に取り付けたロ
ータ組立体を攪拌軸に着脱自在に固定し、かつ前記キャ
ンの周壁部の外側に、原動機により駆動される円筒状に
構成した駆動マグネットを従動マグネットと対向して配
設しているので、形状的に円筒状キャンの強度は大き
く、耐圧性に優れているので、その周壁部を薄くして、
マグネット間のトルク伝達性能を大きくすることができ
る。また、両軸受間において、従動マグネットを円筒状
に取り付けたロータ組立体が攪拌軸に着脱自在に固定さ
れているので、組立、分解が容易であるばかりでなく、
全体をコンパクトにすることができる。
攪拌軸の頂部に、攪拌軸の直径より大径の推力円板を有
する止め具を着脱可能に固着し、この止め具の上部突出
軸をキャンの頂部に保持された上部軸受に支承させると
ともに、推力円板を介して攪拌軸をロータ組立体に保持
させるようにすれば、組立、分解が容易である。
する止め具を着脱可能に固着し、この止め具の上部突出
軸をキャンの頂部に保持された上部軸受に支承させると
ともに、推力円板を介して攪拌軸をロータ組立体に保持
させるようにすれば、組立、分解が容易である。
攪拌軸の上端部に、径方向に突出するドライブピンを取
り付け、ロータ組立体にそのドライブピンを受けるため
のスロットを形成して、前記ドライブピンをそのスロッ
トで受けていれば、止め具の故障により攪拌軸との固着
が解ける場合でも、攪拌軸の落下を防ぐことができる。
り付け、ロータ組立体にそのドライブピンを受けるため
のスロットを形成して、前記ドライブピンをそのスロッ
トで受けていれば、止め具の故障により攪拌軸との固着
が解ける場合でも、攪拌軸の落下を防ぐことができる。
プレートに設けられた下部軸受によって支承された攪拌
軸の部分に、この攪拌軸に対して回動可能なスリーブを
設ければ、軸受、攪拌軸の摩耗を減少させることができ
る。
軸の部分に、この攪拌軸に対して回動可能なスリーブを
設ければ、軸受、攪拌軸の摩耗を減少させることができ
る。
駆動マグネットの下端部を従動マグネットより上方に位
置させることにより、駆動マグネットの吸引力により攪
拌軸を上方に引き上げるように付勢することができ、下
部軸受などの負担を軽くすることができる。
置させることにより、駆動マグネットの吸引力により攪
拌軸を上方に引き上げるように付勢することができ、下
部軸受などの負担を軽くすることができる。
実施例 以下、本発明をその実施例を示す添付図面の第1〜5図
に基づいて、詳細に説明をする。
に基づいて、詳細に説明をする。
まず、第1図は、本発明の1実施例による中空容器、例
えば、反応容器1の全体を示す一部切断正面図である
が、この反応容器1は、二重壁構造を有する有底円筒状
の縦型の容器本体2と、その上部の開口部の周辺を密閉
して閉鎖する部分球面状の内面を有する鏡板3と、上部
外面に同軸に直立して取り付けられた、ほぼ円筒状に形
成された架台4と、その上部に同軸心に取り付けられた
原動機、例えば、モータ5とから成り立っており、ま
た、容器本体2の中心軸に沿って垂直に攪拌軸などの回
転軸6が配置されており、その下端部付近には、この回
転軸6が、攪拌軸の場合には、数個の攪拌羽根7が水平
に取り付けられており、また、回転軸6の上端部は、後
に詳細に説明をするように、架台4内において、回転自
在に懸垂されており、更に、この回転軸6は、架台4内
において、モータ5から減速機構8などを介して駆動さ
れる、容器本体2の垂直中心線と同軸の駆動軸9によ
り、磁気的に回転駆動されるようになっている。
えば、反応容器1の全体を示す一部切断正面図である
が、この反応容器1は、二重壁構造を有する有底円筒状
の縦型の容器本体2と、その上部の開口部の周辺を密閉
して閉鎖する部分球面状の内面を有する鏡板3と、上部
外面に同軸に直立して取り付けられた、ほぼ円筒状に形
成された架台4と、その上部に同軸心に取り付けられた
原動機、例えば、モータ5とから成り立っており、ま
た、容器本体2の中心軸に沿って垂直に攪拌軸などの回
転軸6が配置されており、その下端部付近には、この回
転軸6が、攪拌軸の場合には、数個の攪拌羽根7が水平
に取り付けられており、また、回転軸6の上端部は、後
に詳細に説明をするように、架台4内において、回転自
在に懸垂されており、更に、この回転軸6は、架台4内
において、モータ5から減速機構8などを介して駆動さ
れる、容器本体2の垂直中心線と同軸の駆動軸9によ
り、磁気的に回転駆動されるようになっている。
次に、第2図は、架台4の部分の詳細を、その垂直中心
線X−Xの左半分について縦断して示した図であり、ま
た、第3図は、その主要な各部材を、斜視図により分解
して示したものである。
線X−Xの左半分について縦断して示した図であり、ま
た、第3図は、その主要な各部材を、斜視図により分解
して示したものである。
これらの図面から分かるように、鏡板3の中心開口部31
の外周の上面には、ある厚さを有し、中心開口101を有
する円板状のセラミック製のプレート10が、その外周下
面に適当な材料、例えば、四弗化エチレン樹脂製のガス
ケット11を介して気密に設置してある。また、このプレ
ート10の外周部の上面には、頂部を閉鎖された一体の中
空円筒状の、いわゆるコップ状を有しているセラミック
製のキャン12が、その開放底部の周面から水平に突出し
て一体に形成されたフランジ部121の下面において、同
様なガスケット13を介して置かれているが、これらのプ
レート10及びキャン12は、キャン12の下部フランジ部12
1において、適宜の形状を有するブシュ14により数個の
ボルト15を介して、鏡板3に強固に固着されており、こ
れにより、容器本体2の内部を、キャン12により、ガス
ケット11及び13と相俟って、外気に対して完全に遮断す
るようになっている。そして、これらのプレート10、キ
ャン12及びブシュ14は、それらの外周部において、ほぼ
円筒状の形状を有する架台4により、同軸心状に包囲さ
れているが、この架台4は、その下周部において、鏡板
3の上面に、適宜な手段により強固に固着されている。
なお、この場合、キャン12の外周面と、架台4の内周面
との間には、放射方向にある幅を有する環状空間が残さ
れる。
の外周の上面には、ある厚さを有し、中心開口101を有
する円板状のセラミック製のプレート10が、その外周下
面に適当な材料、例えば、四弗化エチレン樹脂製のガス
ケット11を介して気密に設置してある。また、このプレ
ート10の外周部の上面には、頂部を閉鎖された一体の中
空円筒状の、いわゆるコップ状を有しているセラミック
製のキャン12が、その開放底部の周面から水平に突出し
て一体に形成されたフランジ部121の下面において、同
様なガスケット13を介して置かれているが、これらのプ
レート10及びキャン12は、キャン12の下部フランジ部12
1において、適宜の形状を有するブシュ14により数個の
ボルト15を介して、鏡板3に強固に固着されており、こ
れにより、容器本体2の内部を、キャン12により、ガス
ケット11及び13と相俟って、外気に対して完全に遮断す
るようになっている。そして、これらのプレート10、キ
ャン12及びブシュ14は、それらの外周部において、ほぼ
円筒状の形状を有する架台4により、同軸心状に包囲さ
れているが、この架台4は、その下周部において、鏡板
3の上面に、適宜な手段により強固に固着されている。
なお、この場合、キャン12の外周面と、架台4の内周面
との間には、放射方向にある幅を有する環状空間が残さ
れる。
頂部が一体に閉鎖された円筒状キャン12の中心軸に沿っ
て、回転軸6が、容器本体2から、鏡板3の中心開口31
及びプレート10の中心開口101を貫いて、キャン12の頂
部の内面の近くまで延長されており、その上端部の中心
には、上部からセラミック製の止め具すなわち止めボル
ト16がねじ込まれている。そして、この止めボルト16に
は、その長手方向の中央部に水平に推力円板161が一体
に形成されており、その上下部には、同軸に上部突出軸
162及び下部軸部163が延長されており、下部軸部16
3が、それに形成されたねじにより、回転軸6の上端部
の中心に対応して形成されたねじ穴61に、強固にねじ込
まれている。また、この止めボルト16の上部突出軸162
は、その上端部を、キャン12の頂部に、その下面からあ
けられた環状の盲穴122の中に差し込まれ、その外周面
を、このキャン12の盲穴122の開口部に、その周面に同
軸心に形成された大径の環状溝123の内部に、回転及び
摺動自在に取り付けられた円筒形状の、例えば、炭化ケ
イ素、カーボングラファイト、黒鉛含浸四弗化エチレン
樹脂などから作られた上部軸受17により、回転自在に保
持されている。なお、本実施例においては、止め具とし
ての止めボルト16の推力円板161の下面と、回転軸6の
上端部との間には、この上端面と、その下部の周辺の一
部とを包囲するように、セラミック製の有底円筒形状の
上部カバー18が焼きばめされている。更に、この上部カ
バー18の上面と、推力円板161の下面との間には、四弗
化エチレン樹脂(商品名:テフロン)製などのガスケッ
ト19が配置されている。
て、回転軸6が、容器本体2から、鏡板3の中心開口31
及びプレート10の中心開口101を貫いて、キャン12の頂
部の内面の近くまで延長されており、その上端部の中心
には、上部からセラミック製の止め具すなわち止めボル
ト16がねじ込まれている。そして、この止めボルト16に
は、その長手方向の中央部に水平に推力円板161が一体
に形成されており、その上下部には、同軸に上部突出軸
162及び下部軸部163が延長されており、下部軸部16
3が、それに形成されたねじにより、回転軸6の上端部
の中心に対応して形成されたねじ穴61に、強固にねじ込
まれている。また、この止めボルト16の上部突出軸162
は、その上端部を、キャン12の頂部に、その下面からあ
けられた環状の盲穴122の中に差し込まれ、その外周面
を、このキャン12の盲穴122の開口部に、その周面に同
軸心に形成された大径の環状溝123の内部に、回転及び
摺動自在に取り付けられた円筒形状の、例えば、炭化ケ
イ素、カーボングラファイト、黒鉛含浸四弗化エチレン
樹脂などから作られた上部軸受17により、回転自在に保
持されている。なお、本実施例においては、止め具とし
ての止めボルト16の推力円板161の下面と、回転軸6の
上端部との間には、この上端面と、その下部の周辺の一
部とを包囲するように、セラミック製の有底円筒形状の
上部カバー18が焼きばめされている。更に、この上部カ
バー18の上面と、推力円板161の下面との間には、四弗
化エチレン樹脂(商品名:テフロン)製などのガスケッ
ト19が配置されている。
また、回転軸6のプレート10の中心開口101を貫通する
箇所は、この中心開口101の上面に、円形フランジ部分2
01により支持されると共に中心開口101に対して回転及
び摺動可能に取り付けられた、ほぼ円筒形状の、例え
ば、炭化ケイ素、カーボングラファイト、黒鉛含浸四弗
化エチレン樹脂製などの下部軸受20により回転自在に支
持されているが、この下部軸受20の内周面と、回転軸6
の外周面との間には、垂直に直線状に切り込み211を入
れたセラミック製の、ほぼ円筒形状の長い下部スリーブ
21が配置されており、この下部スリーブ21は、セラミッ
クの有する弾性を利用して、回転軸6に固着されてお
り、このようにして、軸受20と、回転軸6とが直接的に
回転接触することが無く、炭化ケイ素製などの軸受20
は、セラミック製の下部スリーブ21と回転接触をするよ
うにされている。
箇所は、この中心開口101の上面に、円形フランジ部分2
01により支持されると共に中心開口101に対して回転及
び摺動可能に取り付けられた、ほぼ円筒形状の、例え
ば、炭化ケイ素、カーボングラファイト、黒鉛含浸四弗
化エチレン樹脂製などの下部軸受20により回転自在に支
持されているが、この下部軸受20の内周面と、回転軸6
の外周面との間には、垂直に直線状に切り込み211を入
れたセラミック製の、ほぼ円筒形状の長い下部スリーブ
21が配置されており、この下部スリーブ21は、セラミッ
クの有する弾性を利用して、回転軸6に固着されてお
り、このようにして、軸受20と、回転軸6とが直接的に
回転接触することが無く、炭化ケイ素製などの軸受20
は、セラミック製の下部スリーブ21と回転接触をするよ
うにされている。
下部スリーブ21の上部の外周面には、軸受20の上部にお
いて、それに水平に形成されたフランジ部分201の上面
と接触する下面を有するセラミック製の円筒状のロータ
ブッシュ22が、はめられているが、このロータブッシュ
22には、下部スリーブ21の外径に相当する内径を有する
偏心穴221があけられており、この偏心穴221により、下
部スリーブ21に固着されるようになっている。
いて、それに水平に形成されたフランジ部分201の上面
と接触する下面を有するセラミック製の円筒状のロータ
ブッシュ22が、はめられているが、このロータブッシュ
22には、下部スリーブ21の外径に相当する内径を有する
偏心穴221があけられており、この偏心穴221により、下
部スリーブ21に固着されるようになっている。
更に、回転軸6の上部部分の周囲には、円筒状キャン12
の内部に、ロータ組立体25が配置されており、このロー
タ組立体25は、回転軸6を、上下部において支持してい
る、ほぼ円筒形状のセラミック製のロータ本体26と、そ
れを間隔を置いて包囲するように配置された、ほぼ円筒
形状のセラミック製のロータカバー27とから成り立って
いる。先ず、ロータ組立体25の1部材を構成しているロ
ータ本体26は、上部の小径円筒部261と、下端部近くに
形成された大径円筒部262とから成り立っており、小径
円筒部261は、その上端部において、止めボルト16の推
力円板161をその下面により支持しており、また、大径
円筒部262には、その下端面に、ロータブッシュ22の呼
び寸法による外径よりも、やや大きな呼び寸法による内
径を有するように環状溝28をあけられており、この環状
溝28の内部には、その底面281にロータブッシュ22の上
面が密着するように保持されており、ロータ本体26を、
ロータブッシュ22及び下部軸受20を介して、プレート10
の上に支持している。また、回転軸6の上端部近くに
は、その周面の一部が平面状に切り欠かれてキー溝62が
形成されており、このキー溝62と、ロータ本体26の小径
円筒部261の上部中心開口の周面に、等間隔に形成され
た、数個の対応する円弧状の横断面を有するキー溝301
の1個との間には、対応する横断面を有する半月キー30
が配置され、回転軸6と、ロータ本体26との間における
回転運動の伝達が行われるようになっている。なお、こ
の回転運動の伝達は、回転軸6に緊密に取り付けられた
下部スリーブ21を貫通するようにあけられた偏心穴221
を有するロータブッシュ22の外周面と、ロータ本体26の
大径円筒部262の下面に形成された環状溝28の内周面に
よっても確保される。あるいは、この偏心穴221を有す
るロータブッシュ22によるロータ組立体25と回転軸6と
の間の連結の代わりに、第4図に示すように、ロータ本
体26の大径円筒部262の下端部の下面に形成された環状
溝28の周辺に、円弧状の横断面を有するキー溝401を形
成すると共にロータブッシュ22の周面の一部を平面状に
切り欠くことによりキー溝402を形成し、これらのキー
溝401及び402と、これらに対応する横断面を有する半月
キー403とによりキー継手40を構成し、このキー継手40
を介してロータ本体26をロータブッシュ22に連結し、一
方、ロータブッシュ22と、回転軸6とを、前者に同軸心
にあけられた回転軸6のための貫通穴の周面に、円弧状
の横断面を有するキー溝411を形成すると共に回転軸6
の周面の一部を平面状に切り欠くことによりキー溝412
を形成し、これらのキー溝411及び412と、これらに対応
する横断面を有する半月キー413とによりキー継手41を
構成し、このキー継手41を介してロータブッシュ22を回
転軸6に連結し、このようにして、終局的に、ロータ組
立体25を回転軸6に、両方のキー継手40,41を介して連
結することも可能である。
の内部に、ロータ組立体25が配置されており、このロー
タ組立体25は、回転軸6を、上下部において支持してい
る、ほぼ円筒形状のセラミック製のロータ本体26と、そ
れを間隔を置いて包囲するように配置された、ほぼ円筒
形状のセラミック製のロータカバー27とから成り立って
いる。先ず、ロータ組立体25の1部材を構成しているロ
ータ本体26は、上部の小径円筒部261と、下端部近くに
形成された大径円筒部262とから成り立っており、小径
円筒部261は、その上端部において、止めボルト16の推
力円板161をその下面により支持しており、また、大径
円筒部262には、その下端面に、ロータブッシュ22の呼
び寸法による外径よりも、やや大きな呼び寸法による内
径を有するように環状溝28をあけられており、この環状
溝28の内部には、その底面281にロータブッシュ22の上
面が密着するように保持されており、ロータ本体26を、
ロータブッシュ22及び下部軸受20を介して、プレート10
の上に支持している。また、回転軸6の上端部近くに
は、その周面の一部が平面状に切り欠かれてキー溝62が
形成されており、このキー溝62と、ロータ本体26の小径
円筒部261の上部中心開口の周面に、等間隔に形成され
た、数個の対応する円弧状の横断面を有するキー溝301
の1個との間には、対応する横断面を有する半月キー30
が配置され、回転軸6と、ロータ本体26との間における
回転運動の伝達が行われるようになっている。なお、こ
の回転運動の伝達は、回転軸6に緊密に取り付けられた
下部スリーブ21を貫通するようにあけられた偏心穴221
を有するロータブッシュ22の外周面と、ロータ本体26の
大径円筒部262の下面に形成された環状溝28の内周面に
よっても確保される。あるいは、この偏心穴221を有す
るロータブッシュ22によるロータ組立体25と回転軸6と
の間の連結の代わりに、第4図に示すように、ロータ本
体26の大径円筒部262の下端部の下面に形成された環状
溝28の周辺に、円弧状の横断面を有するキー溝401を形
成すると共にロータブッシュ22の周面の一部を平面状に
切り欠くことによりキー溝402を形成し、これらのキー
溝401及び402と、これらに対応する横断面を有する半月
キー403とによりキー継手40を構成し、このキー継手40
を介してロータ本体26をロータブッシュ22に連結し、一
方、ロータブッシュ22と、回転軸6とを、前者に同軸心
にあけられた回転軸6のための貫通穴の周面に、円弧状
の横断面を有するキー溝411を形成すると共に回転軸6
の周面の一部を平面状に切り欠くことによりキー溝412
を形成し、これらのキー溝411及び412と、これらに対応
する横断面を有する半月キー413とによりキー継手41を
構成し、このキー継手41を介してロータブッシュ22を回
転軸6に連結し、このようにして、終局的に、ロータ組
立体25を回転軸6に、両方のキー継手40,41を介して連
結することも可能である。
一方、ロータ組立体25の他部材を構成しているロータカ
バー27は、セラミック製の、有底のほぼ円筒状の形状を
有しており、その頂部には、ロータ本体26の小径円筒部
261の外径に相当する内径を有する穴271が形成され、こ
の穴271と、ロータ本体26の小径円筒部261との係合によ
り、ロータカバー27の上部部分を強固に支持する外、ロ
ータカバー27の内周部分272の内径を、ロータ本体26の
大径円筒部262の外径に対応させることにより、その下
部部分をロータ本体26の大径円筒部262により強固に支
持している。
バー27は、セラミック製の、有底のほぼ円筒状の形状を
有しており、その頂部には、ロータ本体26の小径円筒部
261の外径に相当する内径を有する穴271が形成され、こ
の穴271と、ロータ本体26の小径円筒部261との係合によ
り、ロータカバー27の上部部分を強固に支持する外、ロ
ータカバー27の内周部分272の内径を、ロータ本体26の
大径円筒部262の外径に対応させることにより、その下
部部分をロータ本体26の大径円筒部262により強固に支
持している。
また、ロータ組立体25を形成するロータ本体26と、ロー
タカバー27との間に形成される環状空間の内部には、永
久磁石から構成された円筒状の形状を有する従動マグネ
ット35がロータ本体26の小径円筒部261の外周面に適宜
に接着して取り付けられている。
タカバー27との間に形成される環状空間の内部には、永
久磁石から構成された円筒状の形状を有する従動マグネ
ット35がロータ本体26の小径円筒部261の外周面に適宜
に接着して取り付けられている。
また、架台4の内部には、モータ5により駆動される駆
動軸9の下端部に適宜に固定された、有底のほぼ中空円
筒状の形状を有する駆動体40が、回転軸6と同軸心に、
それに設置されたロータ組立体25の従動マグネット35に
対応する位置に、キャン12の外周面から遊間を有して配
置されており、この駆動体40の内周面には、従動マグネ
ット35に対向するように、それとほぼ同一の長さを有す
る永久磁石製の、円筒状の形状を有する駆動マグネット
41が、キャン12の外周面から遊間を有して回転軸6と同
軸心に配設されている。
動軸9の下端部に適宜に固定された、有底のほぼ中空円
筒状の形状を有する駆動体40が、回転軸6と同軸心に、
それに設置されたロータ組立体25の従動マグネット35に
対応する位置に、キャン12の外周面から遊間を有して配
置されており、この駆動体40の内周面には、従動マグネ
ット35に対向するように、それとほぼ同一の長さを有す
る永久磁石製の、円筒状の形状を有する駆動マグネット
41が、キャン12の外周面から遊間を有して回転軸6と同
軸心に配設されている。
なお、この場合、これらの駆動マグネット41と、従動マ
グネット35との間の相対的な軸方向の位置は、前者の下
端部よりも、数mm、例えば、約3mm垂直上方に位置する
ように配置することが、望ましい。
グネット35との間の相対的な軸方向の位置は、前者の下
端部よりも、数mm、例えば、約3mm垂直上方に位置する
ように配置することが、望ましい。
また、本発明による反応容器においては、上記の説明に
おいて、特に材料を例示した以外の材料は、適当な金属
材料製とすることができ、また、被処理材料に接触する
部分の金属材料の耐食性を改善するために、例えば、容
器本体2及び鏡板3の内面、回転軸6の外周面、攪拌羽
根7の外面などには、すべてグラスライニング層を設け
るのがよい。(例えば、このグラスライニング層は、第
2図に、G.L.として破線により示されている)。
おいて、特に材料を例示した以外の材料は、適当な金属
材料製とすることができ、また、被処理材料に接触する
部分の金属材料の耐食性を改善するために、例えば、容
器本体2及び鏡板3の内面、回転軸6の外周面、攪拌羽
根7の外面などには、すべてグラスライニング層を設け
るのがよい。(例えば、このグラスライニング層は、第
2図に、G.L.として破線により示されている)。
本発明の1実施例は、上記のような構成を有している
が、その動作を説明すると、次のようになる。反応容器
が、第1図に示すように組立てられた状態にあり、容器
本体2の内部に処理すべき材料が収容され、鏡板3によ
り密封された容器本体2が、その内部を、真空、又は、
加圧の下に維持され、また、容器本体2が、その二重壁
構造を利用し、それらの壁空間内に熱媒体を循環させる
ことにより、容器本体2の内部を所望の雰囲気とした
後、モータ5を駆動して、駆動軸9を回転させる。この
駆動軸9の回転は、それと一体に連結された駆動体40を
介して、それに連結された駆動マグネット41を回転させ
る。これに応じて、この駆動マグネット41と、キャン12
の周壁部で隔てて対向して配置されている従動マグネッ
ト35とは、1種の磁気クラッチとして作動をし、従動マ
グネット35は駆動マグネット41の回転に追随して駆動さ
れることとなる。従って、この従動マグネット35を固着
したロータ組立体25が、駆動マグネット41と同一方向に
回転駆動されることとなり、このロータ組立体25に、例
えば、くさび30及び偏心穴221を有するロータブッシュ2
2を介して連結されている回転軸6は、上部軸受17及び
下部軸受20により支承されて、回転駆動をされ、その下
部に取り付けられた、例えば、攪拌羽根7を回転させ
る。そして、容器本体2内の被処理材料に攪拌作用を与
えることとなる。この場合、回転軸6の重量負荷は、そ
の上端部にねじ止めされた止め具である止めボルト16の
推力円板161を介して、ロータ組立体25を構成している
ロータ本体26の小径円筒部261の上端部に伝達され、次
いで、その大径円筒部262の下面に形成された環状溝28
の底面281から、ロータブッシュ22及び下部軸受20を介
してプレート10へ伝達され、最終的には、鏡板3に伝達
されることとなる。また、この場合、駆動マグネット41
と従動マグネット35との間の相対的位置関係を、上記の
ように軸方向に差を設けることにより、回転軸6及び攪
拌羽根7の自重により、上記のように、ロータ本体26の
小径円筒部261の上面、大径円筒部262の下面に形成され
た環状溝28の底面281、ロータブッシュ22、下部軸受20
のフランジ部201を介してプレート10に伝達される推力
を、駆動マグネット41による従動マグネット35の吸引力
により、軽減させ、ロータブッシュ22の下面と、下部軸
受20のフランジ部分201の上面との間における相対的回
転に基づくそれらの面の摩耗を軽減させることが可能と
なる。
が、その動作を説明すると、次のようになる。反応容器
が、第1図に示すように組立てられた状態にあり、容器
本体2の内部に処理すべき材料が収容され、鏡板3によ
り密封された容器本体2が、その内部を、真空、又は、
加圧の下に維持され、また、容器本体2が、その二重壁
構造を利用し、それらの壁空間内に熱媒体を循環させる
ことにより、容器本体2の内部を所望の雰囲気とした
後、モータ5を駆動して、駆動軸9を回転させる。この
駆動軸9の回転は、それと一体に連結された駆動体40を
介して、それに連結された駆動マグネット41を回転させ
る。これに応じて、この駆動マグネット41と、キャン12
の周壁部で隔てて対向して配置されている従動マグネッ
ト35とは、1種の磁気クラッチとして作動をし、従動マ
グネット35は駆動マグネット41の回転に追随して駆動さ
れることとなる。従って、この従動マグネット35を固着
したロータ組立体25が、駆動マグネット41と同一方向に
回転駆動されることとなり、このロータ組立体25に、例
えば、くさび30及び偏心穴221を有するロータブッシュ2
2を介して連結されている回転軸6は、上部軸受17及び
下部軸受20により支承されて、回転駆動をされ、その下
部に取り付けられた、例えば、攪拌羽根7を回転させ
る。そして、容器本体2内の被処理材料に攪拌作用を与
えることとなる。この場合、回転軸6の重量負荷は、そ
の上端部にねじ止めされた止め具である止めボルト16の
推力円板161を介して、ロータ組立体25を構成している
ロータ本体26の小径円筒部261の上端部に伝達され、次
いで、その大径円筒部262の下面に形成された環状溝28
の底面281から、ロータブッシュ22及び下部軸受20を介
してプレート10へ伝達され、最終的には、鏡板3に伝達
されることとなる。また、この場合、駆動マグネット41
と従動マグネット35との間の相対的位置関係を、上記の
ように軸方向に差を設けることにより、回転軸6及び攪
拌羽根7の自重により、上記のように、ロータ本体26の
小径円筒部261の上面、大径円筒部262の下面に形成され
た環状溝28の底面281、ロータブッシュ22、下部軸受20
のフランジ部201を介してプレート10に伝達される推力
を、駆動マグネット41による従動マグネット35の吸引力
により、軽減させ、ロータブッシュ22の下面と、下部軸
受20のフランジ部分201の上面との間における相対的回
転に基づくそれらの面の摩耗を軽減させることが可能と
なる。
また、回転軸6を回転支持する上部軸受17及び下部軸受
20は、それぞれの支持部材、すなわち、キャン12及びプ
レート10に、回転及び摺動自在に保持されているので、
これらの軸受17,20を、回転軸6の回転角速度の実質的
に1/2の角速度で相対的に回転させることができ、従っ
て、これらの軸受の摩耗を、各軸受を各支持部材に固定
した場合に比べ、著しく低減させることが可能となる。
20は、それぞれの支持部材、すなわち、キャン12及びプ
レート10に、回転及び摺動自在に保持されているので、
これらの軸受17,20を、回転軸6の回転角速度の実質的
に1/2の角速度で相対的に回転させることができ、従っ
て、これらの軸受の摩耗を、各軸受を各支持部材に固定
した場合に比べ、著しく低減させることが可能となる。
更に、この回転軸6の回転の間、容器本体2の内部は、
その上部の開口部の周辺が、鏡板3の周辺により密封さ
れることと、回転軸6の上方部分が、鏡板3の中心開口
31を密封しているプレート10に密封して取り付けられた
キャン12の内部に収容されていることとにより、外気に
対して完全に遮断されている。従って、各種の被処理材
料の処理を、外気から完全に遮断して実施することが可
能である。
その上部の開口部の周辺が、鏡板3の周辺により密封さ
れることと、回転軸6の上方部分が、鏡板3の中心開口
31を密封しているプレート10に密封して取り付けられた
キャン12の内部に収容されていることとにより、外気に
対して完全に遮断されている。従って、各種の被処理材
料の処理を、外気から完全に遮断して実施することが可
能である。
また、容器本体2を始め、被処理材料と接触する金属材
料は、すべてグラスライニング層G.L.を設けられて
いる外、軸受として、炭化ケイ素、カーボングラファイ
ト、黒鉛含浸四弗化エチレン樹脂などが作られたものを
使用し、また、ガスケットとして、四弗化エチレン樹脂
(商品名:テフロン)、弗素ゴム(商品名:カルレッ
ツ、バイトン)、四弗化エチレン六弗化プロピレン樹脂
などから成るものを使用することにより、優れた耐食性
を発揮することができる。また、この場合、回転軸6の
上方部の外周面と、下部軸受20及びロータスリーブ22の
内周面との間に配置された下部スリーブ21は、回転軸6
の外周面に施されたグラスライニング層G.L.(第2
図参照)が、これらの下部軸受20との直接的な接触によ
る破損を防止する作用を行うものである。なお、回転軸
6の上端部分に焼きばめされた上部カバー18は、回転軸
6が、この上端部分までグラスライニング層G.L.を
形成することが、一般的には困難であることに鑑み、こ
のグラスライニング層G.L.が形成されていないこの
部分を保護することを意図されているものである。
料は、すべてグラスライニング層G.L.を設けられて
いる外、軸受として、炭化ケイ素、カーボングラファイ
ト、黒鉛含浸四弗化エチレン樹脂などが作られたものを
使用し、また、ガスケットとして、四弗化エチレン樹脂
(商品名:テフロン)、弗素ゴム(商品名:カルレッ
ツ、バイトン)、四弗化エチレン六弗化プロピレン樹脂
などから成るものを使用することにより、優れた耐食性
を発揮することができる。また、この場合、回転軸6の
上方部の外周面と、下部軸受20及びロータスリーブ22の
内周面との間に配置された下部スリーブ21は、回転軸6
の外周面に施されたグラスライニング層G.L.(第2
図参照)が、これらの下部軸受20との直接的な接触によ
る破損を防止する作用を行うものである。なお、回転軸
6の上端部分に焼きばめされた上部カバー18は、回転軸
6が、この上端部分までグラスライニング層G.L.を
形成することが、一般的には困難であることに鑑み、こ
のグラスライニング層G.L.が形成されていないこの
部分を保護することを意図されているものである。
次に、本発明の他の実施例を第5図に基づいて説明す
る。
る。
本実施例は、第2及び3図に示された実施例とは、主と
して、回転軸6の上方部分におけるグラスライニング層
を形成されていない部分の耐食性を改善するために、こ
の部分を密閉したことと、回転軸6の落下防止を図った
ことと、回転軸6の軸ねじれを抑制するようにしたこと
において相違するものである。なお、両実施例の対照を
容易とするために、第5図には、第2及び3図に示す実
施例と同一、又は、均等の要素には、後者においてそれ
らに付けられたものと同一の参照数字をそのまま、ある
いは、それに符号「−1」を付けて示してある。
して、回転軸6の上方部分におけるグラスライニング層
を形成されていない部分の耐食性を改善するために、こ
の部分を密閉したことと、回転軸6の落下防止を図った
ことと、回転軸6の軸ねじれを抑制するようにしたこと
において相違するものである。なお、両実施例の対照を
容易とするために、第5図には、第2及び3図に示す実
施例と同一、又は、均等の要素には、後者においてそれ
らに付けられたものと同一の参照数字をそのまま、ある
いは、それに符号「−1」を付けて示してある。
第5図を第2及び3図と比較すると分かるように、本実
施例においては、まず、前の実施例におけるプレート10
として、セラミック製の、ほぼ円筒形状を有し、小径の
下方部分10−11を鏡板3の開口部31を越えて下方へ延長
した、長い軸受サポート10−1が使用されており、その
下方部分10−11の内周面近くに形成された環状溝10−12
の中には、炭化ケイ素、カーボングラファイト、黒鉛含
浸四弗化エチレン樹脂製などの円筒形状の下部軸受20−
1を回転及び摺動自在に取り付けると共に、その内周面
と、回転軸6の外周面との間には、セラミック製の、ほ
ぼ円筒形状の下部スリーブ22−1を配置し、その上方部
に形成された大径のフランジ部22−11の下面により、下
部軸受20−1の上面を押圧し、また、このフランジ部22
−11の上面は、ロータ本体26−1の軸受サポート10−1
の下方部分10−11の内部まで延長された下方延長部26−
11の底面に形成された環状溝26−12の底面26−13により
押圧されている。このように、回転軸6の上方部分の下
方部を、下方へ延長された軸受サポート10−1の下方部
分10−11にの下部軸受20−1により支持するので、回転
軸6の軸ねじりを抑制することが可能となる。
施例においては、まず、前の実施例におけるプレート10
として、セラミック製の、ほぼ円筒形状を有し、小径の
下方部分10−11を鏡板3の開口部31を越えて下方へ延長
した、長い軸受サポート10−1が使用されており、その
下方部分10−11の内周面近くに形成された環状溝10−12
の中には、炭化ケイ素、カーボングラファイト、黒鉛含
浸四弗化エチレン樹脂製などの円筒形状の下部軸受20−
1を回転及び摺動自在に取り付けると共に、その内周面
と、回転軸6の外周面との間には、セラミック製の、ほ
ぼ円筒形状の下部スリーブ22−1を配置し、その上方部
に形成された大径のフランジ部22−11の下面により、下
部軸受20−1の上面を押圧し、また、このフランジ部22
−11の上面は、ロータ本体26−1の軸受サポート10−1
の下方部分10−11の内部まで延長された下方延長部26−
11の底面に形成された環状溝26−12の底面26−13により
押圧されている。このように、回転軸6の上方部分の下
方部を、下方へ延長された軸受サポート10−1の下方部
分10−11にの下部軸受20−1により支持するので、回転
軸6の軸ねじりを抑制することが可能となる。
また、本実施例においては、ロータ本体26−1の上端部
分の内周面には、2個のスロット26−14が、直径方向に
対向して、ある深さまで上面から軸方向に形成されてお
り、これらに対応して、回転軸6の上端部から、軸方向
に形成されたねじ穴61の上端部分の近くの周壁に、各ス
ロット26−14の底部に連通するように、放射方向に各1
個の横穴63を貫通してあけ、この各横穴63の内部には、
その周壁の内周面から、各スロット26−14の縦壁の底部
までの長さ及び対応する横断面を有する各ドライブピン
50を差し込み、このねじ穴61に、止めボルト16の下部軸
部163をねじ込んだ場合、その推力円板161の下部に形成
されている円筒状部164が、これらのドライブピン50の
自由端部を押圧するようにしてある。このようにして、
各ドライブピン50の先端部が、ロータ本体26−1に形成
されたスロット26−14の底部に支持されるようにし、万
一、止めボルト16が軸首部分から折損することがあって
も、回転軸6は、このドライブピン50と、スロット26−
14の底部との係合により、容器本体2の中に落下するこ
とを、有効に阻止し、被処理材料に悪影響を与えること
を防止することができるようにする。
分の内周面には、2個のスロット26−14が、直径方向に
対向して、ある深さまで上面から軸方向に形成されてお
り、これらに対応して、回転軸6の上端部から、軸方向
に形成されたねじ穴61の上端部分の近くの周壁に、各ス
ロット26−14の底部に連通するように、放射方向に各1
個の横穴63を貫通してあけ、この各横穴63の内部には、
その周壁の内周面から、各スロット26−14の縦壁の底部
までの長さ及び対応する横断面を有する各ドライブピン
50を差し込み、このねじ穴61に、止めボルト16の下部軸
部163をねじ込んだ場合、その推力円板161の下部に形成
されている円筒状部164が、これらのドライブピン50の
自由端部を押圧するようにしてある。このようにして、
各ドライブピン50の先端部が、ロータ本体26−1に形成
されたスロット26−14の底部に支持されるようにし、万
一、止めボルト16が軸首部分から折損することがあって
も、回転軸6は、このドライブピン50と、スロット26−
14の底部との係合により、容器本体2の中に落下するこ
とを、有効に阻止し、被処理材料に悪影響を与えること
を防止することができるようにする。
更に、ロータ本体26−1の上端面と、止めボルト16の推
力円板161の下面との間及びロータ本体26−1の下方延
長部26−11の内周面と、回転軸6の外周面との間には、
それぞれ、四弗化エチレン樹脂(商品名:テフロン)、
弗素ゴム(商品名:カルレッツ、バイトン)、四弗化エ
チレン六弗化プロピレン樹脂製などのOリング51及び52
が配置され、これらの間の回転軸6の部分が、容器本体
2内の雰囲気により腐食される恐れを無くすようにす
る。これは、回転軸6の上方部の一部分を除き、その主
体部が、第5図にG.L.として破線により現してある
グラスライニング層により被覆されているので、上記の
Oリング52は、このグラスライニング層G.L.を保護
することを主な目的とし、また、このOリング51とOリ
ング52とは、回転軸6の上方部分は、グラスライニング
層G.L.を施すことが、その構造上困難であり、その
部分の耐食性が劣ることに対処するために、この部分に
容器本体2からのガスなどの侵入することを阻止するこ
とを意図しているものである。
力円板161の下面との間及びロータ本体26−1の下方延
長部26−11の内周面と、回転軸6の外周面との間には、
それぞれ、四弗化エチレン樹脂(商品名:テフロン)、
弗素ゴム(商品名:カルレッツ、バイトン)、四弗化エ
チレン六弗化プロピレン樹脂製などのOリング51及び52
が配置され、これらの間の回転軸6の部分が、容器本体
2内の雰囲気により腐食される恐れを無くすようにす
る。これは、回転軸6の上方部の一部分を除き、その主
体部が、第5図にG.L.として破線により現してある
グラスライニング層により被覆されているので、上記の
Oリング52は、このグラスライニング層G.L.を保護
することを主な目的とし、また、このOリング51とOリ
ング52とは、回転軸6の上方部分は、グラスライニング
層G.L.を施すことが、その構造上困難であり、その
部分の耐食性が劣ることに対処するために、この部分に
容器本体2からのガスなどの侵入することを阻止するこ
とを意図しているものである。
その外、第5図に示すように、キャン12の底面と、軸受
サポート10−1の上端面との間にも、四弗化エチレン樹
脂製などのOリング53が配置されており、両者の間にお
けるシールを図ると共に面接触により軸受20−1の直角
度の精度の向上を図っている。
サポート10−1の上端面との間にも、四弗化エチレン樹
脂製などのOリング53が配置されており、両者の間にお
けるシールを図ると共に面接触により軸受20−1の直角
度の精度の向上を図っている。
このように、第5図に示された実施例は、第2及び3図
に示されたそれとは、細部の構造において多少の相違は
あるが、その全体としての構成及び作用においては、実
質的に相違は無いものである。
に示されたそれとは、細部の構造において多少の相違は
あるが、その全体としての構成及び作用においては、実
質的に相違は無いものである。
なお、上記の各実施例においては、容器本体2が垂直に
配置され、容器本体2の上部から、その垂直中心線に沿
って回転軸6が垂下されるものとして説明してあるが、
必要がある場合には、適当な設計変更を行うことによ
り、回転軸6を容器本体2の垂直中心線から偏心して垂
直に配置したり、あるいは、傾斜して配置したりするこ
とも可能であることは、無論のことである。
配置され、容器本体2の上部から、その垂直中心線に沿
って回転軸6が垂下されるものとして説明してあるが、
必要がある場合には、適当な設計変更を行うことによ
り、回転軸6を容器本体2の垂直中心線から偏心して垂
直に配置したり、あるいは、傾斜して配置したりするこ
とも可能であることは、無論のことである。
発明の効果 この発明によれば、頂部が一体に封鎖された耐食性材料
よりなる円筒状キャンを利用しているので、形状的に耐
圧性に優れ、それを介してマグネットが対向する周壁部
を薄くしてマグネット間のトルク伝達性能を大きくする
ことができる。また、両軸受間に両マグネットを配設さ
れているので、全体がコンパクトであるとともに、ロー
タ組立体が攪拌軸に着脱自在に固定されているので、組
立、分解が容易である。
よりなる円筒状キャンを利用しているので、形状的に耐
圧性に優れ、それを介してマグネットが対向する周壁部
を薄くしてマグネット間のトルク伝達性能を大きくする
ことができる。また、両軸受間に両マグネットを配設さ
れているので、全体がコンパクトであるとともに、ロー
タ組立体が攪拌軸に着脱自在に固定されているので、組
立、分解が容易である。
第1図は、本発明の1実施例による反応容器を示す全体
の縦断面図、第2図は、その回転軸の上方部分の左半分
を示す一部詳細縦断面図、第3図は、第2図の要部の分
解斜視図、第4図は、そのロータ本体、ロータブッシュ
及び回転軸の間の連結用継手の変形を示す斜視図、第5
図は、第2及び3図に示した実施例の変形を示す、第2
図と同様な一部詳細縦断面図、第6図は、従来のこの種
の外気遮断密閉型反応容器の典型的な例を示す略図であ
る。 1……反応容器、2……容器本体、3……鏡板、4……
架台、5……原動機、6……攪拌軸(回転軸)、9……
駆動軸、10……プレート、11,13,19……ガスケット、
12……キャン、16……止めボルト、161……推力円板、1
7……上部軸受、18……上部カバー、20……下部軸受、2
1……下部スリーブ、22……ロータブッシュ、25……ロ
ータ組立体、26……ロータ本体、27……ロータカバー、
30,403,413……半月キー、35……従動マグネット、40
……駆動体、41……駆動マグネット、50……ドライブピ
ン、51,52,53……Oリング。
の縦断面図、第2図は、その回転軸の上方部分の左半分
を示す一部詳細縦断面図、第3図は、第2図の要部の分
解斜視図、第4図は、そのロータ本体、ロータブッシュ
及び回転軸の間の連結用継手の変形を示す斜視図、第5
図は、第2及び3図に示した実施例の変形を示す、第2
図と同様な一部詳細縦断面図、第6図は、従来のこの種
の外気遮断密閉型反応容器の典型的な例を示す略図であ
る。 1……反応容器、2……容器本体、3……鏡板、4……
架台、5……原動機、6……攪拌軸(回転軸)、9……
駆動軸、10……プレート、11,13,19……ガスケット、
12……キャン、16……止めボルト、161……推力円板、1
7……上部軸受、18……上部カバー、20……下部軸受、2
1……下部スリーブ、22……ロータブッシュ、25……ロ
ータ組立体、26……ロータ本体、27……ロータカバー、
30,403,413……半月キー、35……従動マグネット、40
……駆動体、41……駆動マグネット、50……ドライブピ
ン、51,52,53……Oリング。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭60−90033(JP,A) 実開 昭61−106330(JP,U)
Claims (5)
- 【請求項1】内面にグラスライニングを施した密閉可能
な中空容器の開口部に攪拌軸を回転自在に支持する外気
遮断密閉型反応容器に於いて、 前記中空容器の開口部に、耐食性材料よりなるプレート
を介して、気密に固定された、頂部が一体に閉鎖された
耐食性材料よりなる円筒状キャンを有し、 前記攪拌軸が、前記キャンの頂部内面に保持された上部
軸受と前記プレートに保持された下部軸受により、回転
自在に支承され、 前記攪拌軸の両軸受間において、従動マグネットを円筒
状に取り付けたロータ組立体を前記攪拌軸に着脱自在に
固定し、かつ前記キャンの周壁部の外側に、原動機によ
り駆動される円筒状に構成した駆動マグネットを前記従
動マグネットと対向して配設したことを特徴とする外気
遮断密閉型反応容器。 - 【請求項2】前記攪拌軸の頂部には、攪拌軸の直径より
大径の推力円板を有する止め具が着脱可能に固着され、
この止め具の上部突出軸をキャンの頂部に保持された上
部軸受に支承させるとともに、攪拌軸がこの止め具の推
力円板を介して前記ロータ組立体に保持されることを特
徴とする特許請求の範囲第1項記載の外気遮断密閉型反
応容器。 - 【請求項3】前記攪拌軸の上端部には、この攪拌軸の径
方向に突出する少なくとも1個のドライブピンが取り付
けられ、前記ロータ組立体の攪拌軸のための貫通孔の内
周には、このドライブピンを受けるためのスロットがロ
ーラ組立体の頂部からその軸方向に形成されていること
を特徴とする特許請求の範囲第2項記載の外気遮断密閉
型反応容器。 - 【請求項4】前記プレートに設けられた下部軸受によっ
て支承される攪拌軸の部分に、この攪拌軸に対して回動
可能なスリーブを設けたことを特徴とする特許請求の範
囲第1項または第2項のいずれか1項に記載の外気遮断
密閉型反応容器。 - 【請求項5】前記駆動マグネットの下端部が、前記従動
マグネットの下端部より軸方向で上方に位置することを
特徴とする特許請求の範囲第1項記載の外気遮断密閉型
反応容器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62209280A JPH0622665B2 (ja) | 1987-08-25 | 1987-08-25 | 外気遮断密閉型反応容器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62209280A JPH0622665B2 (ja) | 1987-08-25 | 1987-08-25 | 外気遮断密閉型反応容器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6456127A JPS6456127A (en) | 1989-03-03 |
JPH0622665B2 true JPH0622665B2 (ja) | 1994-03-30 |
Family
ID=16570330
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP62209280A Expired - Lifetime JPH0622665B2 (ja) | 1987-08-25 | 1987-08-25 | 外気遮断密閉型反応容器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0622665B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US20230037242A1 (en) * | 2020-01-15 | 2023-02-02 | Jdc Corporation | Rotary Crushing Apparatus |
Families Citing this family (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
FR2788995B1 (fr) * | 1999-01-28 | 2001-04-06 | Mixel | Agitateur a entrainement magnetique et procede du reglage du couple limite de transmission d'effort d'un tel agitateur |
CN1190486C (zh) * | 2000-05-18 | 2005-02-23 | 周镭 | 菌体培养装置和方法及采用此类装置的菌体培养系统 |
JP2003065674A (ja) * | 2001-08-27 | 2003-03-05 | Ikebukuro Horo Kogyo Kk | コニカルドライヤー |
JP2006061877A (ja) * | 2004-08-30 | 2006-03-09 | Atom Medical Corp | 洗浄装置 |
CN110917984A (zh) * | 2019-12-31 | 2020-03-27 | 西安宝鑫自动化设备有限公司 | 一种食品加工用搅浆机 |
Family Cites Families (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5211464A (en) * | 1975-07-18 | 1977-01-28 | Hitachi Cable Ltd | Heat exchanging wall |
JPS5416624A (en) * | 1977-07-07 | 1979-02-07 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | Lithiummiodine base cell |
JPS6090033A (ja) * | 1983-10-25 | 1985-05-21 | Ishikawajima Harima Heavy Ind Co Ltd | 高温高圧用無漏洩撹拌機 |
JPS643482Y2 (ja) * | 1984-12-19 | 1989-01-30 |
-
1987
- 1987-08-25 JP JP62209280A patent/JPH0622665B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US20230037242A1 (en) * | 2020-01-15 | 2023-02-02 | Jdc Corporation | Rotary Crushing Apparatus |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6456127A (en) | 1989-03-03 |
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