JP6449811B2 - 熱交換器 - Google Patents

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Description

本発明は、熱交換器に係り、特に、クーラント液等の液体と、空気等の気体との間で熱交換するものに関する。
従来、図9で示すような熱交換器301が知られている(たとえば、特許文献1参照)。
従来の熱交換器301は、コア部303と、タンク部305と、吸気流路形成部材(ケーシング)307とを備えて構成されている。コア部303は、内部を冷却流体が流通して外部を吸気が流通する複数のチューブ309を積層して構成されている。タンク部305は、複数のチューブ309内を流れる冷却流体の集合あるいは分配を行うようになっている。吸気流路形成部材307は、コア部303を覆うように配置されて吸気が流通する吸気流路311を形成している。
吸気流路形成部材307には、図9や図10で示すように、開口部313が設けられており、開口部313には、吸気流路形成部材307で形成された吸気流路311と吸気ダクト315とを接続するための接続プレート317が接合されている。つまり、吸気流路形成部材307の開口部313には、接合部319が形成されており、この接合部319では、接続プレート317を介して開口部313に吸気ダクト315が接続されている。
なお、吸気ダクト315は、接続プレート317のツメ317Aをカシメることによって、接続プレート317に設置されている。
特開2014−214955号公報
ところで、従来の熱交換器301に限らず、吸気を冷却する熱交換器(たとえば、CAC;チャージド・エアー・クーラ)では、吸気が系の外部(吸気流路311や吸気ダクト315の外部)に洩れてはならないので、接合部319を含め、系を密封する必要がある。
従来の熱交換器301では、開口部313を接続プレート317に差し込んでロウ付けした構成になっているが、開口部313や接続プレート317の加工精度には限界があり、差し込むだけでは、開口部313と接続プレート317との間の隙間を完全に無くすことは難しいという問題がある。
そして、接続プレート317を含む熱交換器301を焼き付けで生成するときに、より密接なロウ付けが望まれる。
なお、上記問題は、吸気以外の気体を冷却する熱交換器においても同様に発生する問題である。
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであり、ケーシングの開口部における接合部において、この接合部を構成する部位や部品の加工精度を特にあげることなく、上記接合部における隙間の発生を防止することができる熱交換器を提供することを目的とする。
本発明は、ガス側接続部と、前記ガス側接続部の内側に配置される内側枠部材と、前記ガス側接続部の外側に配置される外側枠部材と、前記内側枠部材の一部、前記外側枠部材の一部の少なくともいずれかで構成されており、前記内側枠部材と前記外側枠部材との接合部を閉塞する閉塞部とを有する熱交換器である。
本発明によれば、ケーシングの開口部における接合部において、この接合部を構成する部位や部品の加工精度を特にあげることなく、上記接合部における隙間の発生を防止することができることができるという効果を奏する。
本発明の実施形態に係る熱交換器の斜視図である。 図1に示す熱交換器の一部の断面斜視図である。 (a)は図1のIII−III断面を示す図あり、(b)は(a)において、閉塞部とガス側接続部との干渉を避けた例を示す図である。 本発明の実施形態に係る熱交換器の分解斜視図である。 (a)は図1のIII−III断面に対応した1つ目の変形例を示す図であり、(b)は(a)における斜視図を示す図であり、(c)は(a)において、閉塞部とガス側接続部との干渉を避けた例を示す図である。 (a)は図1のIII−III断面に対応した2つ目の変形例を示す図であり、(b)は(a)における斜視図を示す図であり、(c)は(a)において、閉塞部とガス側接続部との干渉を避けた例を示す図である。 (a)は図1のIII−III断面に対応した3つ目の変形例を示す図であり、(b)は(a)における斜視図を示す図であり、(c)は(a)において、閉塞部とガス側接続部との干渉を避けた例を示す図である。 (a)は図1のIII−III断面に対応した4つ目の変形例を示す図であり、(b)は(a)における斜視図を示す図であり、(c)は(a)において、閉塞部とガス側接続部との干渉を避けた例を示す図である。 従来の熱交換器の分解斜視図である。 従来の熱交換器の空気の流路の一部を形成する接続プレート近傍の概略構成を示す断面図である。
本発明の実施形態に係る熱交換器1は、たとえば、内燃機関の吸気と、冷却流体(クーラント液)との間で熱交換をするものであり、熱交換器1として、CAC(チャージド・エアー・クーラ)を掲げることができる。
ここで、説明の便宜のために、熱交換器1における所定の一方向を縦方向とし、この縦方向に直交する所定の一方向を横方向とし、縦方向と横方向とに直交する方向を高さ方向とする。なお、高さ方向は、必ずしも上下方向を示すものではない。
熱交換器1は、図1〜図4で示すように、熱交換部3と、第1のタンク5と、第2のタンク7と、外側枠部材(カシメプレート)9と、内側枠部材11とを備えて構成されている。
熱交換部3は、ケーシング13と、この内部のコア部15とを備えて構成されており、コア部15は、横方向に所定の間隔をあけて縦方向に延びている複数本のチューブ17と、これらのチューブ17の間に設けられているフィン19とを備えて構成されている。
第1タンク5は、縦方向の一方の端部に設けられており、第2のタンク7は、縦方向の他方の端部に設けられている。第1のタンク5内は、2つの空間に仕切られており、これらの空間のそれぞれは、第1のタンク5から突出している入口配管21、出口配管23に通じている。第2のタンク7内には1つの空間が形成されている。
また、ケーシング13の縦方向の両端のそれぞれは、第1タンク5および第2のタンク7によって塞がれており、ケーシング13の高さ方向の両端は、開口している。この開口している部位のそれぞれが、熱交換部3のガス側接続部(熱交換部ガス側接続部)25になっている。熱交換部ガス側接続部25は、高さ方向の一方の端(図1および図4では下側の端)のガス側接続部(熱交換部ガス側接続部)25Aと、高さ方向の他方の端(図1および図4では上側の端)のガス側接続部(熱交換部ガス側接続部)25Bとで構成されている。
そして、入口配管21から第1のタンク5の一方の空間内に入ったクーラント液が、一方の空間に接続されているチューブ17内を第2のタンク7に流れ、第2のタンク7内でUターンし、第1のタンク5の他方の空間に接続されているチューブ17内を第1のタンク5に流れ、出口配管23から出てくるようになっている(図1の矢印A1,A2参照)。
また、クーラント液が、上述したように流れているときに、熱交換部ガス側接続部25Aよりケーシング13内に入った吸気(空気)が、チューブ17とフィン19との間の間隙を通り、熱交換部ガス側接続部25Bよりケーシング13の外部に出てくるようになっている(図1の矢印A3,A4参照)。これにより、クーラント液による吸気の冷却がされるようになっている。
すなわち、熱交換部3は、吸気等のガスと、クーラント液等の液体との間で熱交換を行うように構成されている。
さらに説明すると、ケーシング13は、複数のケーシング部材(たとえば、お互いがほぼ同形状の2つのケーシング部材)13A,13Bで構成されており、熱交換部ガス側接続部25A,25Bは、熱交換部3を構成している複数のケーシング部材13A,13Bの一部で構成されている。
また、第1のタンク5は、図4等で示すように、矩形な深さの浅い枡状の蓋部材5Aと、矩形な深さの浅い枡状で底にチューブ17が接合される貫通孔が複数設けられている底部材5Bとで構成されており、第2のタンク7も、第1のタンク5と同様にして、蓋部材7Aと、底部材7Bとで構成されている。
なお、熱交換器1は、たとえば、ケーシング13等の各構成部品を仮組立しておいて、さらに、各構成部品(外側枠部材9や内側枠部材11等を含む)を焼き付けてお互いにロウ付けすることで形成されている。また、熱交換器1の外形は概ね直方体状になっている。
外側枠部材9や内側枠部材11は、各熱交換部ガス側接続部25A,25Bのそれぞれに設けられている(配置されている)。
ここで、熱交換部ガス側接続部25Bへの外側枠部材9と内側枠部材11との配置の形態について詳しく説明する。なお、熱交換部ガス側接続部25Aにも、外側枠部材9と内側枠部材11とが設けられているが、熱交換部ガス側接続部25Aへの外側枠部材9や内側枠部材11の設置形態は、熱交換部ガス側接続部25Bの場合と同様であるので、ここでは、熱交換部ガス側接続部25Bについて説明する。
外側枠部材9は、ガス側接続部25の外側に配置されるようになっており、内側枠部材11は、ガス側接続部25の内側に配置されるようになっている。
また、熱交換器1には、閉塞部27が設けられている。閉塞部27は、内側枠部材11の一部、外側枠部材9の一部の少なくともいずれかで構成されており、内側枠部材11と外側枠部材9との接合部を閉塞(シール)するようになっている。
さらに説明すると、閉塞部27は、内側枠部材11だけに一体で設けられているか、もしくは、外側枠部材9だけに一体で設けられているか、もしくは、内側枠部材11と外側枠部材9との両方に設けられている(内側枠部材11に一体で設けられておりかつ外側枠部材9にも一体で設けられている)。
ここで、閉塞部27が、外側枠部材9の一部と、内側枠部材11の一部とで構成されている(外側枠部材9と内側枠部材11とに設けられている)態様について、図2、図3を参照して詳しく説明する。
図2、図3で示す態様では、外側枠部材9の閉塞部27Aと、内側枠部材11の閉塞部27Bとがお互いに密接(密着)している。また、内側枠部材11の閉塞部27Bが、外側枠部材9の閉塞部27Aを覆っている(外側枠部材9の閉塞部27Aがガス側接続部25Bと内側枠部材11の閉塞部27Bとの間に位置している)。
図3(a)を参照してさらに説明すると、ガス側接続部25Bは、閉塞部27の態様にかかわらず、上述したように、ケーシング部材13A,13Bの一部で構成されており、たとえば、矩形等の環状に形成されている。すなわち、ガス側接続部25Bの環の外周が矩形の4辺で形成されており、環の内周は外周よりも僅かに小さい矩形の4辺で形成されており、環の内周の内側に矩形状の開口部が形成されている。
ケーシング部材13A,13Bは、所定形状の板状の素材が所定の箇所で適宜折れ曲がった状態の形状をしており、ガス側接続部25Bの断面(矩形な環を構成する各辺の延伸方向に対して直交する平面による断面)は、幅の狭い細長い矩形状になっている。そして、この矩形の幅方向が上記素材の厚さ方向と一致している。
内側枠部材11も、所定形状の板状の素材が所定の箇所で適宜折れ曲がった状態の形状をしている。また、内側枠部材11は、内側枠部材本体部29と、内側枠部材11の閉塞部27Bとを備えて構成されている。
内側枠部材本体部29も、たとえば、矩形な環状に形成されており、内側枠部材11の閉塞部27Bも、たとえば、矩形な環状に形成されている。また、内側枠部材本体部29の一方の開口部の外周から鍔状になって内側枠部材11の閉塞部27Bが外側に突出している。さらに、内側枠部材11の断面(環の辺の延伸方向に対して直交する平面による断面)は、「L」字状に形成されている。
内側枠部材本体部29の環の外径は、ガス側接続部25Bの環の内径とほぼ等しくなっている。
外側枠部材9も、所定形状の板状の素材が所定の箇所で適宜折れ曲がった状態の形状をしている。外側枠部材9は、外側枠部材本体部31と、外側枠部材9の閉塞部27Aとを備えて構成されている。
外側枠部材本体部31も、たとえば、矩形な環状に形成されている。ただし、外側枠部材本体部31の断面(環の辺の延伸方向に対して直交する平面による断面)は、「U」字状に形成されている。
すなわち、外側枠部材本体部31は、矩形な環状の内側部位(図3(a)で「U」字の右側の縦線に相当する部位)33と、矩形な環状の中間部位(「U」字の下部の円弧状の部位)と、矩形な環状の外側部位(「U」字の左側の縦線に相当する部位)とを備えて構成されている。
外側枠部材9の閉塞部27Aも、たとえば、矩形な環状に形成されている。また、外側枠部材9の閉塞部27Aは、外側枠部材本体部31の内側部位33から鍔状になって内側部位33の内側に突出している。さらに、外側枠部材本体部31の内側部位33と、外側枠部材9の閉塞部27Aとで形成される部位の断面(環の辺の延伸方向に対して直交する平面による断面)も、「L」字状に形成されている。
ガス側接続部25Bに外側枠部材9を設置した状態(外側枠部材9を仮組立てした状態)では、ガス側接続部25Bの上端部の外周が、外側枠部材本体部31の内側部位33の内周に当接しており、内側部位33の厚さ方向と、ガス側接続部25Bの厚さ方向とがお互いに一致している(図3参照)。
外側枠部材9を仮組立てした状態では、外側枠部材9の閉塞部27Aの厚さ方向が高さ方向と一致しており、外側枠部材9の閉塞部27Aが、ガス側接続部25Bの上端に当接し、外側枠部材本体部31からガス側接続部25Bの内側に突出している(図3(a)参照)。
また、外側枠部材9を仮組立てした状態では、図3(a)で示すように、外側枠部材9の閉塞部27Aの先端(図3(a)では右端)が、高さ方向から見て、ガス側接続部25Bの内周面と一致している。
次に、再び図3(a)を参照して、ガス側接続部25Bと外側枠部材9とに内側枠部材11を設置した状態(内側枠部材11を仮組立てした状態)について説明する。
内側枠部材11を仮組立てした状態では、ガス側接続部25Bの上端部の内周が、内側枠部材本体部29の外周に当接しており、内側枠部材本体部29の厚さ方向と、ガス側接続部25Bの厚さ方向とがお互いに一致している。
内側枠部材11を仮組立てした状態では、内側枠部材11の閉塞部27Bの厚さ方向が高さ方向と一致しており、内側枠部材11の閉塞部27Bが、外側枠部材9の閉塞部27Aの上面に当接し、内側枠部材本体部29からガス側接続部25Bの外側に突出している。これにより、内側枠部材11の閉塞部27Bが、外側枠部材9の閉塞部27Aを覆っている。
また、内側枠部材11を仮組立てした状態では、内側枠部材11の閉塞部27Bの先端が、高さ方向から見て、ガス側接続部25Bの外周面と一致している。
ところで、図3(b)で示すように、外側枠部材9を仮組立てした状態で、外側枠部材9の閉塞部27Aが、ガス側接続部25Bの上端の上方でガス側接続部25Bの上端から僅かに離れており、外側枠部材9の閉塞部27Aが、外側枠部材本体部31からガス側接続部25Bの外周面よりも内側に突出している構成であってもよい。
また、外側枠部材9を仮組立てした状態で、外側枠部材9の閉塞部27Aの先端(図3(b)では右端)が、高さ方向から見て、ガス側接続部25Bの内周面よりも僅かに外側に位置している構成であってもよい。
さらに、内側枠部材11を仮組立てした状態で、内側枠部材11と外側枠部材9とガス側接続部25Bとの間に「L」字状の間隙35が存在している構成であってもよい。
ここで、図3(b)で示す態様についてさらに詳しく説明する。
外側枠部材9の閉塞部27Aは、外側枠部材本体部31から直角に曲がって突出している。この場合、外側枠部材9の閉塞部27Aと外側枠部材本体部31との境界の曲げ部位の優角(270°)側は、図3(b)から明らかなように、円弧状になっている(優角側には曲げRが形成されている)。
一方、外側枠部材9の閉塞部27Aと外側枠部材本体部31との境界の曲げ部位の劣角(90°)側は、図3(b)では90°になってとがって示されているが、実際には、半径の小さい円弧状の部位が形成されている場合がある(半径が極小である曲げRが形成されている場合がある)。
内側枠部材11の閉塞部27Bと内側枠部材本体部29との境界においても、外側枠部材9と同様にして、劣角(90°)側で、半径の小さい円弧状の部位が形成されている場合がある(半径が極小である曲げRが形成されている場合がある)。
そこで、図3(b)で示すように、「L」字状の間隙35を設け、高さ方向で、ガス側接続部25Bと外側枠部材9の閉塞部27Aとを僅かに離し、外側枠部材9の曲げRとガス側接続部25Bの上端とがお互いに干渉することを防いでいる。また、「L」字状の間隙35を設け、横方向や縦方向で、外側枠部材9の閉塞部27Aと内側枠部材本体部29とを僅かに離し、内側枠部材11の曲げRと外側枠部材9の閉塞部27Aの先端とがお互いに干渉することを防いでいる。
また、上記説明では、内側枠部材本体部29と内側枠部材11の閉塞部27Bとが、たとえば、素材を折り曲げることで、一体成形されているが、内側枠部材本体部29と内側枠部材11の閉塞部27Bとを別個に形成し、この形成後、溶接等によって、内側枠部材本体部29と内側枠部材11の閉塞部27Bとを一体化してもよい。
また、外側枠部材9においても、内側枠部材11と同様に、外側枠部材本体部31と外側枠部材9の閉塞部27Aとを別個に形成し、この形成後、溶接等によって、外側枠部材本体部31と外側枠部材9の閉塞部27Aとを一体化してもよい。
ところで、外側枠部材9を仮組立てした状態で、外側枠部材本体部31の内側にガス側接続部25Bが圧入されている等、付勢力をもって、外側枠部材本体部31とガス側接続部25Bとがお互いに係合している形態であってもよいし、外側枠部材本端部31の内側にガス側接続部25Bが付勢力無しで設けられている形態であってもよい。
また、内側枠部材11を仮組立てした状態で、ガス側接続部25Bの内側に内側枠部材本体部29が圧入されている等、付勢力をもって、ガス側接続部25Bと内側枠部材本体部29とがお互いに係合している形態であってもよいし、ガス側接続部25Bの内側に内側枠部材本体部29が付勢力無しで設けられている形態であってもよい。
また、上述したように外側枠部材9の断面が「U」字状に形成されていることで、図3で示すように、ダクト37が外側枠部材9に設置されるようになっている。ダクト37は、外側枠部材9の保持部(カシメ部)39によって、外側枠部材9と一体化するようになっている。
そして、熱交換部ガス側接続部25Bに外側枠部材9を介してダクト37が設けられ、熱交換部ガス側接続部25Aに外側枠部材9を介してダクト37が設けられることで、ダクト37(熱交換部ガス側接続部25Aに設けられているダクト)内を流れてきた高温の吸気が、熱交換部ガス側接続部25Aとケーシング13内のコア部15と熱交換部ガス側接続部25Bとを通って冷却され、ダクト37(熱交換部ガス側接続部25Bに設けられているダクト)内を流れて内燃機関に至るようになっている。
ところで、熱交換器1を組み立てるときには、コア部15と第1のタンク5と第2のタンク7とを仮組立てし、ケーシング部材13A,13Bと内側枠部材11と外側枠部材9とを仮組立てする。次に、上述したように、仮組立てがされているものを加熱して、熱交換器1の構成部品同士をロウ付けする。このロウ付けによって、たとえば、図3に丸印で示す箇所41,43でシールがなされる。
次に、熱交換器1による熱交換について説明する。
入口配管21から第1のタンク5の一方の空間内にクーラント液が入り、この一方の空間に接続されているチューブ17内を第2のタンク7に流れ、第2のタンク7内でUターンし、第1のタンク5の他方の空間に接続されているチューブ17内を第1のタンク5に流れ、出口配管23から出ている(図1の矢印A1,A2参照)。
このときに、熱交換部ガス側接続部25Aよりケーシング13内に入った吸気(空気)が、チューブ17とフィン19との間の間隙を通り、熱交換部ガス側接続部25Bよりケーシング13の外部に出てくる(図1の矢印A3,A4参照)。これにより、クーラント液による吸気の冷却がされる。
熱交換器1によれば、閉塞部27A,27Bによって内側枠部材11と外側枠部材9との接合部が閉塞され、内側枠部材11と外側枠部材9とがお互いに密着するので、内側枠部材11や外側枠部材9の加工精度を特にあげなくても、内側枠部材11と外側枠部材9との間での隙間の発生を防止することができる。そして、熱交換器1を製造するときに、内側枠部材11と外側枠部材9とをより密接にロウ付けをすることができる(図3に参照符号41で示す箇所を密接にロウ付けすることができる)。
なお、内側枠部材11をガス側接続部25B(25A)内に挿入して熱交換器1を仮組立てした状態で、内側枠部材11とガス側接続部25B(25A)とがお互いに密着しているので、内側枠部材11とガス側接続部25B(25A)とを密接にロウ付けをすることができる(図3に参照符号43で示す箇所を密接にロウ付けすることができる)。
図3に参照符号41,43で示す箇所を密接にロウ付けすることができることで、ガス側接続部25、内側枠部材11、外側枠部材9の係合箇所におけるガス漏れを無くすことができる。
また、熱交換器1によれば、図3で示すように、閉塞部27が外側枠部材9の一部と内側枠部材11の一部とで構成されているので、外側枠部材9の閉塞部27Aと内側枠部材11の閉塞部27Bとの密着部の幅を広くすることができる(図3では左右方向の寸法を大きくすることができる)。
次に、1つ目の変形例に係る熱交換器1aについて、図5(a)、図5(b)を参照しつつ説明する。
1つ目の変形例に係る熱交換器1aは、外側枠部材9の閉塞部27Aと内側枠部材11の閉塞部27Bとの位置が高さ方向で逆転している点を除いては、図3等で示す熱交換器1と同様に構成されており、図3等で示す熱交換器1とほぼ同様の効果を奏する。
1つ目の変形例に係る熱交換器1aでは、外側枠部材9の閉塞部27Aが、内側枠部材11の閉塞部27Bを覆っている。すなわち、内側枠部材11の閉塞部27Bがガス側接続部25B(25A)と外側枠部材9の閉塞部27Aとの間に位置している。
なお、熱交換器1aについて、図3(b)で示した場合と同様にして、外側枠部材9と内側枠部材11とガス側接続部25との間に「L」字状の間隙35が形成されるようにしてもよい(図5(c))。
1つ目の変形例に係る熱交換器1aでは、図5に丸印で示す箇所41,43でシールがなされるようになっている。
次に、2つ目の変形例に係る熱交換器1bについて、図6を参照しつつ説明する。
2目の変形例に係る熱交換器1bは、係合部45が設けられている点が、図5に示す熱交換器1aと異なり、その他の点は、1つ目の変形例に係る熱交換器1aと同様に構成されており、図3等で示す熱交換器1とほぼ同様の効果を奏する。
すなわち、2つ目の変形例に係る熱交換器1bの外側枠部材9には、ガス側接続部25B(25A)と内側枠部材11とに係合する係合部(たとえば、カシメ部)45が設けられている。
カシメ部45は、外側枠部材9に一体で設けられている。カシメ部45は、外側枠部材9の環の長手方向の一部で、外側枠部材9の閉塞部27Aから環の内側に突出している。
カシメ部45をカシメた状態では、ガス側接続部25と内側枠部材11とが、外側枠部材9の内側部位33とカシメ部45とで挟まれている。
このように、係合部45がカシメられて、外側枠部材9がガス側接続部25B(25A)と内側枠部材11とに係合することで、仮組立てしてロウ付けする前であっても、ケーシング部材13(ガス側接続部25)と内側枠部材11と外側枠部材9とが確実に一体化している。
なお、熱交換器1bについて、図3(b)で示した場合と同様にして、外側枠部材9と内側枠部材11とガス側接続部25との間に「L」字状の間隙35が形成されるようにしてもよい(図6(c))。
2つ目の変形例に係る熱交換器1bでは、図6に丸印で示す箇所41,43でシールがなされるようになっている。
次に、3つ目の変形例に係る熱交換器1cについて、図7を参照しつつ説明する。
3つ目の変形例に係る熱交換器1cでは、閉塞部27が内側枠部材11の一部で構成されている点が、図3等で示す熱交換器1と異なり、その他の点は、熱交換器1と同様に構成されており、図3等で示す熱交換器1とほぼ同様の効果を奏する。
すなわち、3つ目の変形例に係る熱交換器1cでは、閉塞部27(27B)が内側枠部材11のみに設けられている。そして、閉塞部27(27B)と外側枠部材9の端部とがお互いに密接(密着)している。
よりくわしく説明すると、高さ方向から見て、閉塞部27(27B)が、外側枠部材9の内側部位33と、ガス側接続部25とを覆っている。
なお、熱交換器1cについて、図3(b)で示した場合と同様にして、外側枠部材9と内側枠部材11とガス側接続部25との間に間隙35が形成されるようにしてもよい(図7(c))。
3つ目の変形例に係る熱交換器1cでは、図7に丸印で示す箇所41,43でシールがなされるようになっている。
3つ目の変形例に係る熱交換器1cによれば、閉塞部27が内側枠部材11の一部のみで構成されているので、外側枠部材9の形状を簡素化することができ、ガス側接続部25への外側枠部材9と内側枠部材11との設置がしやすくなる。
次に、4つ目の変形例に係る熱交換器1dについて、図8を参照しつつ説明する。
4つ目の変形例に係る熱交換器1dでは、閉塞部27が外側枠部材9の一部で構成されている点が、図3等で示す熱交換器1と異なり、その他の点は、熱交換器1と同様に構成されており、図3等で示す熱交換器1とほぼ同様の効果を奏する。
すなわち、4つ目の変形例に係る熱交換器1dでは、閉塞部27(27A)が外側枠部材9のみに設けられている。そして、閉塞部27(27A)と内側枠部材11の端部とがお互いに密接(密着)している。
よりくわしく説明すると、高さ方向から見て、閉塞部27(27A)が、内側枠部材11と、ガス側接続部25とを覆っている。
なお、熱交換器1dについて、図3(b)で示した場合と同様にして、外側枠部材9と内側枠部材11とガス側接続部25との間に間隙35が形成されるようにしてもよい(図8(c))。
4つ目の変形例に係る熱交換器1cでは、図8に丸印で示す箇所41,43でシールがなされるようになっている。
4つ目の変形例に係る熱交換器1cによれば、閉塞部27が外側枠部材9の一部のみで構成されているので、内側枠部材11の形状を簡素化することができ、ガス側接続部25への内側枠部材11と外側枠部材9との設置がしやすくなる。
なお、上述した熱交換器1,1c,1dにおいて、図6で示す熱交換器1bと同様なカシメ部を設けてもよい。
また、上記熱交換器1,1a,1b,1c,1dでは、参照符号43で示す部位(内側枠部材11の内側枠部材本体部29とガス側接続部25とがお互いに接触している部位)でシールをしているが、これに代えてもしくは加えて、外側枠部材9の外側枠部材本体部31の内側部位33とガス側接続部25とがお互いに接触している部位でシールがなされていてもよい。この場合であっても、参照符号41で示す部位でのシールはなされているものとする。
1,1a,1b,1c,1d 熱交換器
9 外側枠部材
11 内側枠部材
25,25A,25B ガス側接続部
27,27A,27B 閉塞部
45 係合部(カシメ部)

Claims (5)

  1. ケーシングとこのケーシングの内部に配置されているコア部とを備えて構成されており、前記コア部によってガスと液体との間での熱交換を行う熱交換部と、
    前記ケーシングの一部で構成されており、前記ケーシングへ入るガスの出入口を形成している環状のガス側接続部と、
    前記ガス側接続部の内側に配置される環状の内側枠部材と、
    前記ガス側接続部の外側に配置される環状の外側枠部材と、
    を有し、前記内側枠部材と前記外側枠部材との接合部がシールされているとともに、前記ガス側接続部と前記内側枠部材との当接部がシールされており、
    前記内側枠部材の内側枠部材本体部の一方の開口部から鍔状になって外側に突出している閉塞部と、前記外側枠部材の端部との接合部がシールされていることを特徴とする熱交換器。
  2. ケーシングとこのケーシングの内部に配置されているコア部とを備えて構成されており、前記コア部によってガスと液体との間での熱交換を行う熱交換部と、
    前記ケーシングの一部で構成されており、前記ケーシングへ入るガスの出入口を形成している環状のガス側接続部と、
    前記ガス側接続部の内側に配置される環状の内側枠部材と、
    前記ガス側接続部の外側に配置される環状の外側枠部材と、
    を有し、前記内側枠部材と前記外側枠部材との接合部がシールされているとともに、前記ガス側接続部と前記内側枠部材との当接部がシールされており、
    前記外側枠部材の外側枠部材本体部の一方の開口部から鍔状になって内側に突出している閉塞部と、前記内側枠部材の端部との接合部がシールされていることを特徴とする熱交換器。
  3. ケーシングとこのケーシングの内部に配置されているコア部とを備えて構成されており、前記コア部によってガスと液体との間での熱交換を行う熱交換部と、
    前記ケーシングの一部で構成されており、前記ケーシングへ入るガスの出入口を形成している環状のガス側接続部と、
    前記ガス側接続部の内側に配置される環状の内側枠部材と、
    前記ガス側接続部の外側に配置される環状の外側枠部材と、
    を有し、前記内側枠部材と前記外側枠部材との接合部がシールされているとともに、前記ガス側接続部と前記内側枠部材との当接部がシールされており、
    前記内側枠部材の内側枠部材本体部の一方の開口部から鍔状になって外側に突出している閉塞部と、前記外側枠部材の外側枠部材本体部の一方の開口部から鍔状になって内側に突出している閉塞部との接合部がシールされていることを特徴とする熱交換器。
  4. 請求項3に記載の熱交換器において、
    前記内側枠部材の閉塞部が、前記外側枠部材の閉塞部を覆っていることを特徴とする熱交換器。
  5. 請求項3に記載の熱交換器において、
    前記外側枠部材の閉塞部が、前記内側枠部材の閉塞部を覆っていることを特徴とする熱交換器。
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