JP6448670B2 - テンションローラ、張力調整装置及び電動機の製造方法 - Google Patents

テンションローラ、張力調整装置及び電動機の製造方法 Download PDF

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Description

本発明は、線材に張力を付与するテンションローラ、張力調整装置及び電動機の製造方法に関する。
従来より、電線等の線材に張力を付与するテンションローラを有する張力調整装置を用いて、完全整列巻のステータコアを備える電動機が製造されている。テンションローラは、例えばパウダーブレーキ又はサーボモータの電磁ブレーキとローラとを組み合わせたものが採用されており、動摩擦によって巻線中の線材に張力を付与するものである。線材が巻回されるステータコアが、長辺と短辺とを有する矩形状をなしている場合、線材が長辺に巻回されているときと、線材が短辺に巻回されているときとで、線材の巻き取り量が異なる。このように、線材の巻き取り量は、一定ではなく変動するため、テンションローラの回転速度が変化し、慣性力が発生する。この慣性力は、角速度の変化量によって決定され、巻線速度が上がると、それに伴って慣性力も増大する。そして、慣性力は、巻線中の張力を低下又は増加させる要因である。張力は、低下時と増加時とのいずれにおいても、問題が生じる。
先ず、張力が低下したときの問題点について説明する。製造されるステータの仕様は集中巻であり、短辺クロス方式にて予め決められた位置に巻線する完全整列巻である。この場合、狙った位置に正確に線材を巻くことが求められる。ここで、張力が低下すると、ステータコアとノズルとの間の線材が緩み、振動が発生する。即ち、張力が低下すると、狙った位置に正確に線材を巻くことが困難となる。このように、巻線速度が上がると、線材にかかる張力が低下するため、巻線の整列性が悪化する。
次に、張力が増加したときの問題点について説明する。巻線中の線材に強い外力が加わると、線材が大きく伸びる。これにより、線材を覆う絶縁被膜が破損して、線材の絶縁性が損なわれる。即ち、張力が増加すると、製品の品質が悪化する。
張力が低下又は増加する問題点を解消することを目的として、線材の線速を一定にして、ローラの角速度を一定に近づける技術が提案されている。特許文献1には、ダンサローラ又はダンサアーム等に巻かれた線材にかかるテンションを所定値に制御するテンション制御手段を有するテンション装置が開示されている。テンション制御手段は、シャトルプーリを移動させて線材の移動経路長を変更するスライド用モータを有している。このように、特許文献1は、線材の移動経路長を物理的に変化させることによって、長辺と短辺とを有する矩形状をなした巻芯に、張力の変動を抑えつつ線材を巻回しようとするものである。
また、特許文献2には、ダンサロールの位置によって線材にかかる張力の変動を検知し、その張力の変動に基づいて付与する張力を制御する巻線装置が開示されている。特許文献2は、線材に付与する張力を制御することにより、線材にかかる張力を一定に保持しようとするものである。
特開2007−221945号公報 特開平8−190864号公報
しかしながら、特許文献1に開示されたテンション装置は、複雑な構造を有している。また、特許文献2に開示された巻線装置は、長辺と短辺とを有する巻芯のような真円状ではない巻芯に線材が巻回されることについて何ら配慮されていない。
本発明は、上記のような課題を背景としてなされたもので、真円状ではない巻芯に線材が巻回される場合においても、簡易な構造で、線材にかかる張力の変動を抑制するテンションローラ、張力調整装置及び電動機の製造方法を提供するものである。
本発明に係るテンションローラは、巻芯に巻回される線材に張力を付与するテンションローラにおいて、回転自在に設けられたローラ本体と、ローラ本体の外周に設けられてローラ本体と共に回転し、線材が巻回される環状の環状部と、を備え、環状部は、ローラ本体の径方向に移動自在の複数の小片部材で構成され、小片部材の夫々とローラ本体との間に設けられ、小片部材をローラ本体から離間する方向に付勢し、小片部材とローラ本体との間の距離を変位させる付勢部を備え、付勢部は、弾性部材が内部に設けられた複数の軸部を有し、複数の小片部材は、それぞれ複数の軸部に支持され、弾性部材によってローラ本体から離間する方向に付勢されており、複数の辺の辺長が相違した多角形状をなしている巻芯に巻回される線材に張力を付与し、小片部材は、線材にかかる張力に応じて移動するものであり、環状部は、複数の辺のうち最も辺長が短い辺に線材が巻回されているときに、その外周長が最も短くなって、弾性部材が最大撓みとなる構成である。
本発明によれば、付勢部は、小片部材の夫々とローラ本体との間に設けられ、小片部材をローラ本体から離間する方向に付勢する。このため、真円状ではない巻芯に線材が巻回される場合においても、簡易な構造で、線材にかかる張力の変動を抑制することができる。
本発明の実施の形態1に係る張力調整装置2を示す正面図である。 本発明の実施の形態1に係る張力調整装置2を示す斜視図である。 本発明の実施の形態1に係るテンションローラ1を示す正面図である。 本発明の実施の形態1に係るテンションローラ1を示す正面図である。 本発明の実施の形態1に係る電動機の製造方法を示す模式図である。 本発明の実施の形態1に係る電動機の製造方法を示す模式図である。 本発明の実施の形態1に係る電動機の製造方法を示す模式図である。 本発明の実施の形態1に係る電動機の製造方法を示す模式図である。
以下、本発明に係るテンションローラ、張力調整装置及び電動機の製造方法の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、以下に説明する実施の形態によって本発明が限定されるものではない。また、図1を含め、以下の図面では各構成部材の大きさの関係が実際のものとは異なる場合がある。
実施の形態1.
図1は、本発明の実施の形態1に係る張力調整装置2を示す正面図である。この図1に基づいて、張力調整装置2について説明する。図1に示すように、張力調整装置2は、例えば複数のテンションローラ1とプリテンショナ3とを有している。テンションローラ1は、巻芯6(図2参照)に巻回される電線等である線材4が、外周縁部に巻回されて、その線材4に張力を付与するものである。図1では、張力調整装置2が2個のテンションローラ1を有している例を示している。プリンテンショナは、例えば2個のローラから構成されており、2個のローラの間に線材4が通される。これにより、プリテンショナ3は、線材4を延ばして線材4に張力を付与する。また、線材4において、張力調整装置2よりも巻芯6側には、張力調整装置2とは別のテンションローラ1に巻回されている。
図2は、本発明の実施の形態1に係る張力調整装置2を示す斜視図である。図2に示すように、線材4において、張力調整装置2とは別のテンションローラ1と巻芯6との間には、ノズル5が設けられている。ノズル5は、線材4が巻芯6に巻回される位置を調整するものである。また、巻芯6は、例えば多角形状をなしており、複数の辺の辺長が相違している。この巻芯6は、例えば電動機のステータコアであり、回転モーメントを発生させる固定子である。ステータコアは、正面視において長方形状をなしており、両端部がインシュレータとなっている。なお、インシュレータは、一方が上部インシュレータ6aであり、他方が下部インシュレータ6bである。
巻芯6は、円板状の台座であるスピンドル7に載置されている。スピンドル7は、巻芯6を回転させるものであり、これにより、巻芯6に線材4が巻回される。なお、スピンドル7の回転速度は、例えば200rpm〜400rpmである。また、巻芯6は、多角形状に限らず、真円状でなければよい。例えば、巻芯6は、楕円状でもよく、多角形と楕円とが混在した形状でもよい。
図3は、本発明の実施の形態1に係るテンションローラ1を示す正面図である。図3を用いて、テンションローラ1について詳細に説明する。図3に示すように、テンションローラ1は、ローラ本体11と、環状部12と、付勢部13とを有している。ローラ本体11は、回転自在に設けられ、例えば線材4が巻回される中心軸であり、例えば正面視において矩形状をなしている。
環状部12は、ローラ本体11の外周に設けられてローラ本体11と共に回転し、線材4が巻回される環状の部材である。そして、環状部12は、ローラ本体11の径方向に移動自在の複数の小片部材12aで構成されている。なお、小片部材12aは、例えば線材4にかかる張力に応じて移動するものである。図3では、環状部12が4個の円弧状の小片部材12aから構成されている例を示している。小片部材12aは、いずれも同じ形状を有しており、中心角は90°である。なお、小片部材12aは、夫々異なる形状を有していてもよい。
付勢部13は、小片部材12aの夫々とローラ本体11との間に設けられ、小片部材12aをローラ本体11から離間する方向に付勢し、小片部材12aとローラ本体11との間の距離を変位させるものである。図3では、8個の付勢部13が設けられた例を示している。付勢部13は、例えば小片部材12aとローラ本体11とを接続する軸部13aと、軸部13aの内部に設けられた弾性部材(図示せず)とを有している。そして、小片部材12aは、弾性部材によってローラ本体11から離間する方向に付勢されている。付勢部13は、いずれも同じ形状を有しており、例えば弾性部材として、圧縮バネ、板バネとしてもよく、シリンダとしてもよい。なお、付勢部13は、夫々異なる形状を有していてもよい。
また、図3では、環状部12の外周長が最も長くなるときのテンションローラ1を図示している。テンションローラ1において、線材4にかかる張力が最小であるときに、少なくとも一つの小片部材12aがローラ本体11から離れる方向に移動する。そして、環状部12の外周長が最も長くなる。このとき、ローラ本体11から離れる小片部材12aを付勢する付勢部13の弾性部材は自然長の状態である。なお、弾性部材は、自然長でなくともよい。この場合、付勢部13は、ストッパ等によって、弾性部材が若干撓んだ状態で止められ、伸び切って自然長に達することが規制される。図3では、いずれの小片部材12aもローラ本体11から最も離れる例を示しており、即ち、環状部12がローラ本体11から最も離れる。このように、図3では、テンションローラ1が最も拡径され、環状部12の外周長が最も長くなる。
図4は、本発明の実施の形態1に係るテンションローラ1を示す正面図である。図4では、環状部12の外周長が最も短くなるときのテンションローラ1を図示している。テンションローラ1において、線材4にかかる張力が最大であるときに、少なくとも一つの小片部材12aがローラ本体11に近づく方向に移動する。そして、環状部12の外周長が最も短くなる。このとき、ローラ本体11に近づく小片部材12aを付勢する付勢部13の弾性部材は最大撓みの状態である。図4では、いずれの小片部材12aもローラ本体11に最も近づく例を示しており、即ち、環状部12がローラ本体11に最も近づく。このように、図4では、テンションローラ1が最も縮径され、環状部12の外周長が最も短くなる。
図5〜図8は、本発明の実施の形態1に係る電動機の製造方法を示す模式図である。ここで、巻芯6であるステータコアを有する電動機を製造する電動機の製造方法について説明する。前述の如く、巻芯6は、例えば多角形状をなしており、複数の辺の辺長が相違している。本実施の形態1においては、巻芯6は、正面視において長方形状をなしており、2個の短辺と2個の長辺とを有している。
先ず、図5に示すように、巻芯6における複数の辺のうち最も辺長が短い辺、即ち短辺に線材4が巻回される。このとき、線材4にかかる張力が最大であり、環状部12の外周長が最も短い。次に、図6に示すように、巻芯6における複数の辺のうち最も辺長が長い辺、即ち長辺に線材4が巻回される。このとき、線材4にかかる張力が最小であり、環状部12の外周長が最も長い。
そして、図7に示すように、巻芯6における複数の辺のうち最も辺長が短い辺、即ち短辺に線材4が巻回される。このとき、線材4にかかる張力が最大であり、環状部12の外周長が最も短い。その後、図8に示すように、巻芯6における複数の辺のうち最も辺長が長い辺、即ち長辺に線材4が巻回される。このとき、線材4にかかる張力が最小であり、環状部12の外周長が最も長い。なお、本実施の形態1においては、巻線速度が一定の場合、巻芯6からプリテンショナ3までの線材4の長さが一定となるように、テンションローラ1の径が変化する。
このように、テンションローラ1は、複数の辺のうち最も辺長が短い辺に線材4が巻回されているときに、環状部12の外周長が最も短くなる構成であり、弾性部材が最大撓みの状態である。なお、テンションローラ1は、複数の辺のうち最も辺長が短い辺に線材4が巻回されているときに、弾性部材が最大の撓みに達していなくともよい。また、テンションローラ1は、複数の辺のうち最も辺長が長い辺に線材4が巻回されているときに、環状部12の外周長が最も長くなる構成であり、弾性部材が自然長である。そして、これらの工程が繰り返されることにより、巻芯6であるステータコアに線材4が巻回されて、電動機が製造される。
以上のとおり、電動機の製造方法は、環状部12の外周長が最も長い第1の状態で、巻芯6における複数の辺のうち最も辺長が長い辺に線材4を巻回する工程と、環状部12の外周長が第1の状態よりも短い第2の状態で、巻芯6における複数の辺のうち最も辺長が短い辺に線材4を巻回する工程とを備える。
次に、本発明の実施の形態1に係るテンションローラ1の作用について説明する。テンションローラ1は、付勢部13が、小片部材12aの夫々とローラ本体11との間に設けられ、小片部材12aをローラ本体11から離間する方向に付勢し、小片部材12aとローラ本体11との間の距離を変位させる。これにより、テンションローラ1は、環状部12の外周長が変化する。
真円状ではない巻芯6に線材4が巻回される場合、線材4の巻き取り量は一定ではなく、変化する。本実施の形態1では、上記のとおり、テンションローラ1は、環状部12の外周長が変化する。このため、線材4の巻き取り量が変化しても、この巻き取り量の差分は、テンションローラ1における環状部12の外周長の変化によって相殺される。従って、テンションローラ1は、真円状ではない巻芯6に線材4が巻回される場合においても、線材4にかかる張力の変動を抑制することができる。
また、テンションローラ1の径が変化することによって、線材4の移動の軌跡を変化させる。そして、テンションローラ1の径が変化することによって、線材4の巻き取り量によって変化する線材4の線速は一定となり、テンションローラ1の回転速度も一定となる。このため、テンションローラ1の回転速度の変化により生じる慣性力が低減される。従って、テンションローラ1は、線材4にかかる張力の変動を抑制することができる。また、線速が一定となるため、巻線速度を上げても、巻線の整列性及び品質が劣化しない。
更に、本実施の形態1では、真円状ではない巻芯6に線材4が巻回される場合においても、線材4にかかる張力の変動を、簡易な構造で抑制することができる。従来より、シャトルプーリを移動させて線材4の移動経路長を変更するスライド用モータを有するテンション制御手段を備えたテンション装置が知られている。従来技術は、これにより、張力の変動を抑制しようとするものである。これに対し、本実施の形態1は、シャトルプーリ及びスライド用モータ等の別の部材を使用せず、テンションローラ1を上記構成とすることのみで、張力の変動を抑制している。このように、本実施の形態1では、真円状ではない巻芯6に線材4が巻回される場合においても、線材4にかかる張力の変動を、簡易な構造で抑制することができる。
また、本実施の形態1では、巻芯6が、多角形状をなしており、複数の辺の辺長が相違している。そして、テンションローラ1は、複数の辺のうち最も辺長が短い辺に線材4が巻回されているときに、環状部12の外周長が最も短くなる。また、テンションローラ1は、複数の辺のうち最も辺長が長い辺に線材4が巻回されているときに、環状部12の外周長が最も長くなる。本実施の形態1は、環状部12の外周長の変化を利用して、線材4の移動経路長の差分を相殺している。
また、上記実施の形態1のように、付勢部13が弾性部材を有している場合、複数の辺のうち最も辺長が短い辺に線材4が巻回されているときに、弾性部材が最大撓みであり、環状部12がローラ本体11に最も近づき、テンションローラ1が最も縮径されて、環状部12の外周長が最も短くなる。また、複数の辺のうち最も辺長が長い辺に線材4が巻回されているときに、弾性部材が自然長であり、環状部12がローラ本体11から最も離れ、テンションローラ1が最も拡径されて、環状部12の外周長が最も長くなる。このように、本実施の形態1は、弾性部材の最大撓みを利用して、線材4の移動経路長の差分と、テンションローラ1における環状部12の外周長の差分とを合致させている。このため、弾性部材の撓みは、最小限で済む。従って、テンションローラ1の径の変化量を小さくすることができる。
更に、本実施の形態1に係る電動機は、上記のテンションローラ1を用いて製造されている。このため、電動機は、線材4が巻回されるステータコアが、真円状ではない巻芯6であっても、線材4にかかる張力の変動を抑制することができる。
1 テンションローラ、2 張力調整装置、3 プリテンショナ、4 線材、5 ノズル、6 巻芯、6a 上部インシュレータ、6b 下部インシュレータ、7 スピンドル、11 ローラ本体、12 環状部、12a 小片部材、13 付勢部、13a 軸部。

Claims (5)

  1. 巻芯に巻回される線材に張力を付与するテンションローラにおいて、
    回転自在に設けられたローラ本体と、
    前記ローラ本体の外周に設けられて前記ローラ本体と共に回転し、前記線材が巻回される環状の環状部と、を備え、
    前記環状部は、前記ローラ本体の径方向に移動自在の複数の小片部材で構成され、
    前記小片部材の夫々と前記ローラ本体との間に設けられ、前記小片部材を前記ローラ本体から離間する方向に付勢し、前記小片部材と前記ローラ本体との間の距離を変位させる付勢部を備え、
    前記付勢部は、弾性部材が内部に設けられた複数の軸部を有し、
    複数の前記小片部材は、それぞれ複数の前記軸部に支持され、前記弾性部材によって前記ローラ本体から離間する方向に付勢されており、
    複数の辺の辺長が相違した多角形状をなしている前記巻芯に巻回される前記線材に張力を付与し、
    前記小片部材は、前記線材にかかる張力に応じて移動するものであり、
    前記環状部は、
    複数の前記辺のうち最も辺長が短い辺に前記線材が巻回されているときに、その外周長が最も短くなって、前記弾性部材が最大撓みとなる構成であるテンションローラ。
  2. 前記小片部材は、前記線材にかかる張力に応じて移動するものであり、
    前記環状部は、
    複数の前記辺のうち最も辺長が長い辺に前記線材が巻回されているときに、その外周長が最も長くなる構成である請求項1記載のテンションローラ。
  3. 前記付勢部は、弾性部材を有し、
    前記小片部材は、前記弾性部材によって前記ローラ本体から離間する方向に付勢されている請求項1又は2記載のテンションローラ。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項に記載のテンションローラ
    を備える張力調整装置。
  5. 巻芯に巻回される線材に張力を付与するテンションローラにおいて、
    回転自在に設けられたローラ本体と、
    前記ローラ本体の外周に設けられて前記ローラ本体と共に回転し、前記線材が巻回される環状の環状部と、を備え、
    前記環状部は、前記ローラ本体の径方向に移動自在の複数の小片部材で構成され、
    前記小片部材の夫々と前記ローラ本体との間に設けられ、前記小片部材を前記ローラ本体から離間する方向に付勢し、前記小片部材と前記ローラ本体との間の距離を変位させる付勢部を備え、
    前記付勢部は、弾性部材が内部に設けられた複数の軸部を有し、
    複数の前記小片部材は、それぞれ複数の前記軸部に支持され、前記弾性部材によって前記ローラ本体から離間する方向に付勢されているテンションローラを用いて、複数の辺の辺長が相違する多角形状の巻芯であるステータコアを有する電動機を製造する電動機の製造方法において、
    前記環状部の外周長が最も長い第1の状態で、前記巻芯における複数の前記辺のうち最も辺長が長い辺に前記線材を巻回する工程と、
    前記環状部の外周長が前記第1の状態よりも短い第2の状態で、前記弾性部材が最大撓みとなって、前記巻芯における複数の前記辺のうち最も辺長が短い辺に前記線材を巻回する工程と、
    を備える電動機の製造方法。
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