JP6448505B2 - カードエッジコネクタ - Google Patents

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Description

本開示は、カードエッジコネクタに関するものである。
従来、プリント回路基板等の基板、すなわち、カードの先端であるカードエッジをプラグ部分として直接挿入して嵌(かん)合させる形式のコネクタとして、カードエッジコネクタが使用されている(例えば、特許文献1参照。)。
図11は従来のカードエッジコネクタを示す断面図である。
図に示されるように、カードエッジコネクタは、合成樹脂等の絶縁性材料から成るハウジング811を有し、該ハウジング811には、後方から複数の導線991が挿入されている。複数の導線991のうち、外側(図における上側及び下側)に位置する導線991の先端には第2端子951が接続され、該第2端子951は、前記ハウジング811内に形成され収容部817内に収容された状態で第1端子851の後端と嵌合している。
また、前記ハウジング811は、その周囲が外装部812によって覆われているとともに、その前面には開口部813が形成され、さらに、該開口部813の奥にはカード先端収容空間814が形成されている。該カード先端収容空間814は、図示されないカードのカードエッジが挿入される部分であり、該カードエッジの表面の接触パッドと接触するように、前記第1端子851の先端が露出している。
なお、前記ハウジング811の後端近傍には、防水のために第1シール部材841及び第2シール部材941が取付けられている。そして、前記導線991は、第2シール部材941に形成された貫通孔(こう)を通過する。
特開2014−044879号公報
しかしながら、前記従来のカードエッジコネクタにおいては、先端に第2端子951が接続された状態の導線991をハウジング811の後方から、第2シール部材941の貫通孔を通過させて挿入し、前記第2端子951を収容部817内に収容させた後、各第1端子851の後端を、ハウジング811の前方から収容部817内に挿入して、対応する第2端子951と嵌合させるようになっている。そのため、微小な第1端子851を、1本ずつ、収容部817内に挿入して対応する第2端子951と嵌合させる作業を繰返し多数回行わなければならず、組立作業が繁雑となり、時間が掛ってしまう。
また、第1端子851の後端と第2端子951との接触状態を良好に維持するためには、第1端子851の後端及び第2端子951相互の接触圧力、すなわち、接圧をある程度高くする必要があるが、接圧が高いと第1端子851の後端を第2端子951と嵌合させる際の抵抗が大きくなる。そして、微小な第1端子851を、1本ずつ、収容部817内に挿入して対応する第2端子951と嵌合させる作業においては、大きな抵抗に打勝つほどの大きな力を第1端子851に付与することは、不可能である。そのため、第1端子851の後端及び第2端子951相互の接圧を低くせざるを得ないので、第1端子851の後端と第2端子951との接触状態が不良となる可能性が高い。
ここでは、前記従来のカードエッジコネクタの問題点を解決して、第1端子及び第2端子相互の接圧を高くしても良好な組立作業性を維持することができ、第1端子と第2端子との接触状態が良好で、信頼性が高く、製造コストが低く、耐久性の高いカードエッジコネクタを提供することを目的とする。
そのために、カードエッジコネクタにおいては、接続電極を備えるカードと嵌合するハウジングを備えるカードエッジコネクタであって、前記ハウジングは、前記接続電極と接触する第1端子が装填(てん)された第1ハウジングと、導線の芯(しん)線に接続された第2端子が装填された第2ハウジングとを含み、前記第1ハウジングと第2ハウジングとが結合されると、前記第1端子と第2端子とが所定の接圧で相互に接触し、前記第1ハウジングはカード収容空洞を含み、該カード収容空洞の内周壁には弾性を有する樹脂等から成る環状の第1シール部材が配設され、これにより、前記カード収容空洞に収容されたカードは第1ハウジングに水密に嵌合され、該第1ハウジングは、後端に開口する第2ハウジング収容空洞を含み、前記第2ハウジングは、前記第2ハウジング収容空洞に収容される前方部と、該前方部の外周壁の一部の周囲を覆う筒部とを含み、前記前方部の外周壁における前記筒部に対応する部分に弾性を有する樹脂等から成る環状の第2シール部材が配設され、前記前方部の外周壁における前記第2シール部材の前方に第2シール押さえ部材が配設され、これにより、前記第1ハウジングと第2ハウジングとが結合されると、前記前方部は第2シール部材及び第2シール押さえ部材とともに第2ハウジング収容空洞に収容され、該第2ハウジング収容空洞の後端近傍は前方部と筒部との間に収容され、前記前方部の外周壁と第2ハウジング収容空洞の内周壁との隙間は前記第2シール部材によって水密に密封され、前記第2ハウジングは、後端に開口する後方空洞を含み、該後方空洞内には弾性を有する樹脂等から成る第3シール部材が配設され、これにより、前記後方空洞内を通過する、前記導線は第2ハウジングに水密に接続される。
更に他のカードエッジコネクタにおいては、さらに、前記第1ハウジングは、前記第2ハウジング収容空洞の前端に位置する第1端子保持部含み、前記第1端子は、前記第1端子保持部によって保持される本体部と、該本体部の後端から後方に延出し、少なくとも後端が前記第1端子保持部の後方から前記第2ハウジング収容空洞内に突出するテール部とを含み、前記第2ハウジングは、前記第2端子を保持する第2端子収容孔が形成された前方部を含み、前記第2端子は、前記導線の芯線が接続された本体部と、該本体部の先端に接続された接触部とを含み、前記第1ハウジングと第2ハウジングとが結合されると、前記前方部が第2ハウジング収容空洞に収容され、前記テール部が接触部と接触する。
更に他のカードエッジコネクタにおいては、さらに、前記第2ハウジングは、前記第2端子の延在する方向と交差する方向に移動可能に前記前方部に配設され、前記第2端子の移動を可能とする開位置と前記第2端子の移動を不能とする閉位置との間で移動可能なリテーナを有し、前記第1ハウジングと第2ハウジングとが結合されると、前記リテーナは、一端面が前記第2ハウジング収容空洞の内周壁に対向し、前記閉位置において移動不能となる。
更に他のカードエッジコネクタにおいては、さらに、前記第1端子は、前記カードが第1ハウジングに嵌合されると前記接続電極に接触する接触部を含み、該接触部は、平板状の接触平板部と、該接触平板部の両端にそれぞれ接続された側面形状が半円に近似する第1湾曲部及び第2湾曲部とを含み、前記接触平板部が前記接続電極と接触すると、前記第1湾曲部及び第2湾曲部がばねとして機能する。
本開示によれば、カードエッジコネクタは、第1端子及び第2端子相互の接圧を高くしても良好な組立作業性を維持することができる。これにより、第1端子と第2端子との接触状態が良好となり、信頼性が向上し、製造コストが低減され、耐久性が向上する。
本実施の形態におけるカードエッジコネクタとカードとが嵌合した状態を示す斜視図であって、(a)はロックレバーが閉位置にある状態を示す図、(b)はロックレバーが開位置にある状態を示す図である。 本実施の形態におけるカードエッジコネクタとカードとが嵌合した状態を示す四面図であって、(a)は上面図、(b)は後面図、(c)は側面図、(d)は下面図である。 本実施の形態におけるカードエッジコネクタとカードとが嵌合する前の状態を示す斜視図であって、(a)はカード側から観た図、(b)はカードエッジコネクタ側から観た図である。 本実施の形態におけるカードエッジコネクタと相手方コネクタとが嵌合した状態を示す断面図であって図2(a)におけるA−A矢視断面図である。 本実施の形態におけるカードエッジコネクタの断面図であって図3(a)におけるB−B矢視断面図である。 本実施の形態におけるカードエッジコネクタの第1ハウジングと第2ハウジングとが結合する前の状態を示す斜視図であって、(a)は第1ハウジング側から観た図、(b)は第2ハウジング側から観た図である。 本実施の形態におけるカードエッジコネクタの第2ハウジングの部分断面斜視図であって図6(b)におけるC−C矢視断面を含む図である。 本実施の形態におけるカードエッジコネクタの第1ハウジングの部分断面斜視図であって図6(b)におけるD−D矢視断面を含む図である。 本実施の形態におけるカードエッジコネクタの第2ハウジングの断面図であって図6(b)におけるC−C矢視断面図であり、(a)はリテーナが閉位置にある状態を示す図、(b)はリテーナが開位置にある状態を示す図である。 本実施の形態におけるカードエッジコネクタの第2ハウジングからリテーナを取外した状態を示す斜視図であって、(a)は上側から観た図、(b)は下側から観た図である。 従来のカードエッジコネクタを示す断面図である。
以下、本実施の形態について図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は本実施の形態におけるカードエッジコネクタとカードとが嵌合した状態を示す斜視図、図2は本実施の形態におけるカードエッジコネクタとカードとが嵌合した状態を示す四面図、図3は本実施の形態におけるカードエッジコネクタとカードとが嵌合する前の状態を示す斜視図、図4は本実施の形態におけるカードエッジコネクタと相手方コネクタとが嵌合した状態を示す断面図であって図2(a)におけるA−A矢視断面図、図5は本実施の形態におけるカードエッジコネクタの断面図であって図3(a)におけるB−B矢視断面図、図6は本実施の形態におけるカードエッジコネクタの第1ハウジングと第2ハウジングとが結合する前の状態を示す斜視図、図7は本実施の形態におけるカードエッジコネクタの第2ハウジングの部分断面斜視図であって図6(b)におけるC−C矢視断面を含む図、図8は本実施の形態におけるカードエッジコネクタの第1ハウジングの部分断面斜視図であって図6(b)におけるD−D矢視断面を含む図である。なお、図1において、(a)はロックレバーが閉位置にある状態を示す図、(b)はロックレバーが開位置にある状態を示す図であり、図2において、(a)は上面図、(b)は後面図、(c)は側面図、(d)は下面図であり、図3において、(a)はカード側から観た図、(b)はカードエッジコネクタ側から観た図であり、図6において、(a)は第1ハウジング側から観た図、(b)は第2ハウジング側から観た図である。
図において、1は本実施の形態におけるカードエッジコネクタとしてのコネクタであり、一端(図3(a)における右下側端)、すなわち、前端には、カードとしての相手方ユニット201が嵌合される。該相手方ユニット201は、例えば、半導体メモリを備えるメモリカード、小型ハードディスク装置を備える携帯用ハードディスクユニット、CPU、MPU等の演算素子や半導体メモリを備える小型制御ユニット等であり、一端から突出する基板部214を備えるものであれば、いかなる種類のものであってもよい。
図3に示されるように、前記相手方ユニット201は、扁(へん)平な板状の本体部211と、該本体部211から前方に向けて延出する挿入部211bと、該挿入部211bの前端211aから前方に向けて延出する基板部214とを有する。前記挿入部211bは、本体部211よりもやや肉薄になっている。また、前記基板部214は、例えば、プリント回路基板等の板状の部材から成り、その前端214bの近傍、すなわち、エッジ部分が前記挿入部211bの前端211aから露出している。そして、前記基板部214のエッジ部分の上下両面には、接続電極として、相手方ユニット201の前後方向に延在する複数の導電性の電極パッド251が露出するように、所定のピッチで、幅方向に並んで形成されている。各電極パッド251は、前記基板部214が有する図示されない導電トレースと導通している。さらに、前記本体部211の左右両側端には、外方に向けて延出するロック用突起221が取付けられている。なお、前記相手方ユニット201の外周は、前記電極パッド251を除き、樹脂等の絶縁性の材料で覆われている。
前記コネクタ1は、複数のハウジング、例えば、樹脂等の絶縁性の材料から成る第1ハウジング11と樹脂等の絶縁性の材料から成る第2ハウジング111とを結合させて構成されたハウジング10を備える。前記第1ハウジング11には複数の導電性の第1端子51が装填され、前記第2ハウジング111には複数の導電性の第2端子151が装填されており、前記第1ハウジング11と第2ハウジング111とが結合されると、対応する第1端子51と第2端子151とは所定の接触圧力、すなわち、接圧で相互に接触して電気的に接続される。また、前記第2ハウジング111には、上下2層となるように幅方向に並んで配列された複数の導線191の先端が第2ハウジング111の後方から挿入されて接続されている。そして、各導線191の先端には第2端子151の本体部151aの基端が固定され、各導線191が備える図示されない導電性の芯線が本体部151aに電気的に接続されている。
図に示される例において、導線191は、径の細い導線191aと該導線191aよりも径の太い導線191bとを含んでいるが、いずれか一方のみであってもよい。そして、径の細い導線191aと径の太い導線191bとを統合的に説明する場合には、導線191として説明する。また、該導線191は、必ずしも、各々が1本の芯線を含む独立した複数本のワイヤを束ねたものである必要はなく、フレキシブルフラットケーブル(FFC:Flexible Flat Cable)等のように、平行に配列された複数本の芯線が一体化された平板状ケーブルであってもよい。
なお、本実施の形態において、コネクタ1及び相手方ユニット201に含まれる各部の構成及び動作を説明するために使用される上、下、左、右、前、後等の方向を示す表現は、絶対的なものでなく相対的なものであり、コネクタ1及び相手方ユニット201に含まれる各部が図に示される姿勢である場合に適切であるが、コネクタ1及び相手方ユニット201に含まれる各部の姿勢が変化した場合には姿勢の変化に応じて変更して解釈されるべきものである。
前記第1ハウジング11は、相手方ユニット201が嵌合される前方部11aと、第2ハウジング111が結合される後方部11bとを含んでいる。そして、前記前方部11aには、前端11cに開口するカード収容空洞13aが形成されている。また、前記前方部11aの左右両側端には、外方に向けて延出する枢軸11fが取付けられ、該枢軸11fには、ロックレバー21が姿勢変化可能に取付けられている。該ロックレバー21は、左右一対の平板状の枢動部材21aと、左右の枢動部材21aを連結する棒状の操作部材22とを含んでいる。そして、前記枢動部材21aには該枢動部材21aを厚さ方向に貫通する軸孔21cが形成されており、該軸孔21cが前記枢軸11fに回転可能に嵌(はめ)込まれている。これにより、左右の枢動部材21aは枢軸11fを中心として枢動可能となり、ロックレバー21は、図1(a)に示されるような閉位置と図1(b)に示されるような開位置との間で姿勢変化可能となる。
また、前記枢動部材21aには該枢動部材21aを厚さ方向に貫通する細長い溝部21bが形成され、該溝部21bの一端は、図3に示されるように、ロックレバー21が開位置にあるときに、前方部11aの前端11cの近傍における左右両側端に形成された切欠部11eと連通する。そして、相手方ユニット201の挿入部211bがカード収容空洞13a内に挿入される際に、前記相手方ユニット201のロック用突起221は、前記切欠部11eを通って、図1(b)に示されるように、前記溝部21b内に到達する。したがって、前記相手方ユニット201は、その挿入部211bのみならず、本体部211の一部もカード収容空洞13a内に進入する。この状態でロックレバー21を図1(a)に示されるような閉位置にすると、ロック用突起221が前記溝部21b内に閉込められるので、相手方ユニット201は、前方部11aに嵌合された状態でロックされ、コネクタ1から離脱不能となる。
前記カード収容空洞13aの奥方、すなわち、後方(図4及び5における左方)には、該カード収容空洞13aと連通する第1端子接触空洞13cが形成されている。図4に示されるように、相手方ユニット201が前方部11aに嵌合された状態では、挿入部211bがカード収容空洞13a内に挿入され、基板部214が第1端子接触空洞13c内に挿入される。
また、該第1端子接触空洞13cの後端を画定する第1端子保持部12には、上下2層となるように幅方向に並んで配列された前後方向に延在する複数の第1端子収容孔12aが形成されている。図5に示されるように、各第1端子収容孔12a内には各第1端子51の本体部51aの少なくとも基端(後端)が収容されて保持され、各第1端子51の本体部51aの先端及び該先端に一体的に接続された接触部51cは、前記第1端子接触空洞13c内に位置する。該第1端子接触空洞13c内において、上側に配列された第1端子51の接触部51cと、下側に配列された第1端子51の接触部51cとは互いに対向し、図4に示されるように、基板部214を上下から挟込んで、該基板部214の上下両面に露出する電極パッド251と接触する。
なお、前記接触部51cは、図5に示されるように、本体部51aの先端から180度近く湾曲し、側面形状が半円に近似する第1湾曲部51c1と、該第1湾曲部51c1の後端から斜め後方に延在する平板状の接触平板部51c2と、該接触平板部51c2の後端から180度近く湾曲し、側面形状が半円に近似する第2湾曲部51c3と、該第2湾曲部51c3の先端に接続され、その先端が本体部51aに当接可能な本体当接部51c4とを含んでいる。
図4では必ずしも明瞭に示されていないが、互いに対向する接触部51c間に基板部214が進入すると、互いに最も接近している第2湾曲部51c3同士の間隔が押広げられるので、本体当接部51c4のほぼ全体が本体部51aに当接し、接触平板部51c2が本体部51aとほぼ平行となり、その結果、上下の各接触部51cは、長軸が本体部51aとほぼ平行な楕(だ)円形乃至小判型に近似した形状となる。これにより、基板部214の電極パッド251と接触する接触平板部51c2は、側面形状が半円に近似する第1湾曲部51c1及び第2湾曲部51c3によって両端が弾性的に支えられた状態となる。側面形状が半円に近い第1湾曲部51c1及び第2湾曲部51c3はソフトなばねとして機能し、しかも、両端がソフトなばねによって支えられるので、前記接触平板部51c2は、上下方向の変位量が大きく、また、上下に変位した際の基板部214の電極パッド251との接圧の変化量が小さくなる。したがって、前記基板部214の厚さ寸法にばらつきがあり、前記基板部214の両面に配設された電極パッド251同士の距離にばらつきがあっても、前記接触平板部51c2と電極パッド251との接触状態は、所定の接圧が維持され、接触抵抗が小さい状態で良好に、かつ、確実に維持される。
また、各第1端子51の本体部51aの後端から後方に延出するテール部51dは、細長い棒状となるように形成され、少なくともその先端(後端)が第1端子保持部12の後端より後方に突出し、第2端子151の本体部151aの先端に一体的に接続された接触部151cと接触する。
なお、カード収容空洞13a内には、その内周壁に嵌込まれるように、ゴム等の弾性を有する樹脂等から成る環状の第1シール部材31が配設されている。また、該第1シール部材31の前方には、環状の第1シール押さえ部材32がカード収容空洞13aの内周壁に嵌込まれ、これにより、前記第1シール部材31がカード収容空洞13a内から抜出ることが防止される。図4に示されるように、相手方ユニット201が前方部11aに嵌合された状態では、挿入部211bの外周壁とカード収容空洞13aの内周壁との間の隙(すき)間は、第1シール部材31によって水密に密封される。したがって、相手方ユニット201は、第1ハウジング11に水密に嵌合される。
さらに、前記後方部11bは、その後端に開口する第2ハウジング収容空洞13bが形成されている。該第2ハウジング収容空洞13bの前端は、第1端子保持部12によって画定されている。そして、該第1端子保持部12の後端より後方に突出する第1端子51のテール部51dの後端は、前記第2ハウジング収容空洞13b内に位置する。
前記第2ハウジング111は、後方部111aと、スカート部111b、前方部111cとを含んでいる。そして、該前方部111cには、上下2層となるように幅方向に並んで配列された前後方向に延在する複数の第2端子収容孔111eが形成されている。各第2端子収容孔111eは、前方部111cを前後方向に貫通し、その内部には各第2端子151が収容されて保持され、該第2端子151に接続された導線191の先端の一部も収容されている。
また、前記前方部111cの外周壁には、ゴム等の弾性を有する樹脂等から成る環状の第2シール部材132が嵌付けられ、さらに、該第2シール部材132の前方には、第2シール押さえ部材112が嵌付けられ、これにより、前記第2シール部材132が前方部111cから離脱することが防止される。前記第2シール押さえ部材112は、後端が開放され、前端が前壁112aによって閉止された有底筒状の部材であって、前記前方部111cの外側に嵌付けられる。
前記前壁112aには、複数の第2端子収容孔111eの各々に対応する位置に、複数の第1端子挿通孔112b及び第2端子補助収容孔112cが、前壁112aを前後方向に貫通するように形成されている。前記第1端子挿通孔112bは前壁112aの前面に開口し、前記第2端子補助収容孔112cは前壁112aの後面に開口し、かつ、第1端子挿通孔112bと第2端子補助収容孔112cとは互いに連通する。該第2端子補助収容孔112cは、第2端子収容孔111eと同程度の径を有し、前記第2端子151の接触部151cにおける第2端子収容孔111eから前方に突出した部分を収容する。また、前記第1端子挿通孔112bは、第2端子収容孔111eよりも小さな径であって、第1端子51のテール部51dは通過可能であるが、第2端子151の接触部151cは通過不能である程度の径を有する。したがって、前記第1端子挿通孔112bは、第2端子151が前方に変位することを防止するストッパとして機能する。
なお、前記前方部111cにはリテーナ121が取付けられている。該リテーナ121は、前記接触部151cにおける後述される下接触部151c2の後端に当接し、第2端子151が後方に変位することを防止する。また、各第2端子収容孔111eの下壁の前端部には、前端が上方に付勢された舌状部としてのランス111fが形成されている。該ランス111fは、前記第2端子151の接触部151cにおける第2端子収容孔111eより前方に位置する部分の後述される突部151c3の後端に当接し、第2端子151が後方に変位することを防止するストッパとして機能する。
そして、前記後方部111aには、その後端に開口する後方空洞111a1が形成され、該後方空洞111a1内には、ゴム等の弾性を有する樹脂等から成る第3シール部材131が嵌入されている。さらに、該第3シール部材131の後方には、第3シール押さえ部材113が嵌入され、これにより、前記第3シール部材131が後方空洞111a1内から抜出ることが防止される。また、前記第3シール部材131及び第3シール押さえ部材113には、複数の第2端子収容孔111eの各々に対応する位置に、複数の導線シール挿通孔131a及び導線挿通孔113bが、第3シール部材131及び第3シール押さえ部材113を前後方向に貫通するように形成されている。図4及び5に示されるように、第3シール押さえ部材113が第3シール部材131を後方から押圧することによって、後方空洞111a1の内周壁、後方空洞111a1内の前方部111cの後面、及び、各導線191の周囲は、第3シール部材131によって水密に密封される。これにより、導線191は、第2ハウジング111に水密に接続される。
また、前記スカート部111bは、前方部111cの外周壁と一体的に形成され、該外周壁から外方に向けて延出するフランジ部111b1と、該フランジ部111b1の先端から前方に向けて延出する筒部111b2とを含んでいる。該筒部111b2の内周壁と前方部111cの外周壁との間には、環状の凹溝部111dが形成され、該凹溝部111d内に前記第2シール部材132が位置する。
そして、第1ハウジング11と第2ハウジング111とが結合されると、前記凹溝部111d内に第1ハウジング11の後方部11bの後端近傍部分が嵌入される。これにより、後方部11bの第2ハウジング収容空洞13bの内周壁と前記前方部111cの外周壁との間の隙間は、第2シール部材132によって水密に密封される。したがって、第1ハウジング11と第2ハウジング111とは水密に結合される。また、前記第2ハウジング収容空洞13bの内周壁と前方部111cの外周壁との間に、摩擦力が大きい第2シール部材132が圧縮された状態で介在するので、第2ハウジング収容空洞13bと前方部111cとの結合状態、ひいては、第1ハウジング11と第2ハウジング111との結合状態が確実に維持される。
また、第1ハウジング11と第2ハウジング111とが結合されると、前記後方部11bの第2ハウジング収容空洞13b内に、第2ハウジング111の前方部111c及び該前方部111cの外側に嵌付けられた第2シール押さえ部材112が挿入されて収容される。すると、第1端子保持部12の後端より後方に突出する各第1端子51のテール部51dの後端は、第2シール押さえ部材112の前壁112aに形成された第1端子挿通孔112bを通過して第2端子補助収容孔112c内に進入し、第2端子151の接触部151cと係合して接触する。これにより、各第1端子51は、第2端子151を介して、対応する導線191の芯線と導通する。
次に、前記第2ハウジング111の構成について詳細に説明する。
図9は本実施の形態におけるカードエッジコネクタの第2ハウジングの断面図であって図6(b)におけるC−C矢視断面図、図10は本実施の形態におけるカードエッジコネクタの第2ハウジングからリテーナを取外した状態を示す斜視図である。なお、図9において、(a)はリテーナが閉位置にある状態を示す図、(b)はリテーナが開位置にある状態を示す図であり、図10において、(a)は上側から観た図、(b)は下側から観た図である。
図7に示されるように、第2端子151の接触部151cは、本体部151aの先端に一体的に接続された概略角筒状の部分である。そして、前記接触部151cは、図9に示されるように、角筒の上壁の途中から、前方斜め下方に向けて延出するカンチレバー状の接触ばね部151c1と、角筒の下壁に相当し、前後方向に延在する細長い板状の下接触部151c2と、角筒の先端において前記下接触部151c2よりも下方に突出する突部151c3とを含んでいる。なお、該突部151c3は、第2端子収容孔111eより前方であって、第2シール押さえ部材112の前壁112aに形成された第2端子補助収容孔112c内に位置する。
そして、第1ハウジング11と第2ハウジング111とが結合されると、第1端子51のテール部51dの後端は、第2シール押さえ部材112の前壁112aに形成された第1端子挿通孔112bを通過し、第2端子補助収容孔112c及び第2端子収容孔111e内に収容された接触部151cの角筒内に進入する。さらに、前記テール部51dの後端は、前記接触ばね部151c1の自由端、すなわち、先端と下接触部151c2との間に押込まれ、前記接触ばね部151c1の先端と下接触部151c2との間隔を押広げる。これにより、前記接触ばね部151c1が弾性的に変形してばね力を発揮し、前記下接触部151c2と協働して、前記テール部51dの後端を上下から押圧して挟込む。その結果、前記接触部151c及びテール部51d相互に接触圧力、すなわち、接圧が発生し、前記接触部151c及びテール部51dは、良好な接触状態を維持することができる。
また、前述のように、前記突部151c3の後端は、第2端子収容孔111eの下壁の前端部に形成されたランス111fの先端に当接し、これにより、第2端子151の接触部151cが後方へ変位することが防止される。さらに、前述のように、前記下接触部151c2の後端は、リテーナ121に当接し、これにより、第2端子151の接触部151cが後方へ変位することが防止される。
なお、本実施の形態におけるリテーナ121は、図10に示されるような部材であって、平板状の本体部121aと、該本体部121aを板厚方向に貫通するように形成された複数の上側端子通過孔121b1と下側端子通過孔121b2とを備える。各上側端子通過孔121b1は、上側に配列された第2端子収容孔111eの各々に対応する位置に第2端子収容孔111eの径と同等の径となるように形成され、各下側端子通過孔121b2は、下側に配列された第2端子収容孔111eの各々に対応する位置に第2端子収容孔111eの径と同等の径となるように形成されている。
一方、第2ハウジング111の前方部111cには、幅方向及び上下方向に延在するスリット状のリテーナ収容凹部111gが形成されている。該リテーナ収容凹部111gは、前記前方部111cの下面に開口する。また、第2シール押さえ部材112の下面にも、前記リテーナ収容凹部111gに対応する下面開口112dが形成されている。そして、前記リテーナ121は、図10に示されるような姿勢で、第2ハウジング111の下方から上昇させられて、リテーナ収容凹部111g内に挿入される。
図9(b)に示されるように、前記リテーナ121が開位置にある状態では、前記上側端子通過孔121b1及び下側端子通過孔121b2の各々は、対応する第2端子収容孔111eと一致しているので、第2端子151は、前記上側端子通過孔121b1及び下側端子通過孔121b2を通過することができる。すなわち、前記リテーナ121が開位置にあるときは、導線191の先端に接続された第2端子151を、第2ハウジング111の後方から移動させて、第2端子収容孔111e内に挿入することができる。なお、開位置にある状態では、前記リテーナ121の下端面は、第2シール押さえ部材112の下面よりも下方に突出している。
そして、前記リテーナ121を、開位置から上昇させて、図9(a)に示されるような閉位置にすると、前記上側端子通過孔121b1及び下側端子通過孔121b2の各々の下面は、対応する第2端子収容孔111eの下面よりも、上方に位置する。これにより、第2端子151の接触部151cにおける下接触部151c2の後端がリテーナ121に当接するようになるので、第2端子151の接触部151cが後方へ変位することが防止される。なお、閉位置にある状態では、前記リテーナ121の下端面は、第2シール押さえ部材112の下面とほぼ面一になる。したがって、図5に示されるように、第1ハウジング11の後方部11bの第2ハウジング収容空洞13b内に、第2ハウジング111の前方部111c及び該前方部111cの外側に嵌付けられた第2シール押さえ部材112を挿入して収容し、第1ハウジング11と第2ハウジング111とを結合することが可能となる。
前記第1ハウジング11と第2ハウジング111とが結合された状態では、前記リテーナ121の下端面が第1ハウジング11の後方部11bの内壁面に対向するので、前記リテーナ121は、下方に変位不能となる。すなわち、前記リテーナ121は閉位置にある状態でロックされる。また、外部から内部までの第1ハウジング11と第2ハウジング111との隙間経路、すなわち、図5に示されるように、第2ハウジング111のスカート部111bにおける筒部111b2の前端から、筒部111b2の内壁面、フランジ部111b1の前面、及び、前方部111cの外周壁を経由するような経路において、リテーナ121は、第2シール部材132の下流側に位置するので、リテーナ121は、外部と水密に遮断されており、リテーナ121と周囲の部材との隙間から水等が進入する恐れがない。
このように、本実施の形態において、コネクタ1は、電極パッド251を備える相手方ユニット201と嵌合するハウジング10を備える。そして、ハウジング10は、電極パッド251と接触する第1端子51が装填された第1ハウジング11と、導線191の芯線に接続された第2端子151が装填された第2ハウジング111とを含み、第1ハウジング11と第2ハウジング111とが結合されると、第1端子51と第2端子151とが所定の接圧で相互に接触する。
これにより、第1ハウジング11と第2ハウジング111とを結合することにより、相手方ユニット201と嵌合するハウジング10を備えるコネクタ1を得ることができるので、第1端子51と第2端子151とが相互に接触する際の接圧を高くしても、コネクタ1を容易に、かつ、短時間で正確に得ることができ、コネクタ1の組立作業性が良好となり、製造コストを低減することができる。また、第1端子51と第2端子151とが相互に接触する際の接圧を高くすることによって、第1端子51と第2端子151との接続状態が良好で確実なものとなるので、コネクタ1の耐久性及び信頼性が向上する。
また、相手方ユニット201は第1ハウジング11に水密に嵌合され、導線191は第2ハウジング111に水密に接続され、第1ハウジング11と第2ハウジング111とは水密に結合される。したがって、コネクタ1は、湿度が高かったり、水が降り掛ったりするような過酷な環境でも、長期間に亘(わた)り使用可能である。
さらに、第1ハウジング11は、後端に開口する第2ハウジング収容空洞13bと、第2ハウジング収容空洞13bの前端に位置する第1端子保持部12とを含み、第1端子51は、第1端子保持部12によって保持される本体部51aと、本体部51aの後端から後方に延出し、少なくとも後端が第1端子保持部12の後方から第2ハウジング収容空洞13b内に突出するテール部51dとを含み、第2ハウジング111は、第2端子151を保持する第2端子収容孔111eが形成された前方部111cを含み、第2端子151は、導線191の芯線が接続された本体部151aと、本体部151aの先端に接続された接触部151cとを含み、第1ハウジング11と第2ハウジング111とが結合されると、前方部111cが第2ハウジング収容空洞13bに収容され、テール部51dが接触部151cと接触する。したがって、第1端子51のテール部51dと第2端子151の接触部151cとが相互に接触する際の接圧を高くしても、第1ハウジング11と第2ハウジング111とを結合させるだけで、第1端子51と第2端子151とを接続することができ、第1端子51と第2端子151とを接続する作業を容易に、かつ、短時間で行うことができる。
さらに、第2ハウジング111は、第2端子151の移動を可能とする開位置と第2端子151の移動を不能とする閉位置との間で移動可能なリテーナ121を有し、第1ハウジング11と第2ハウジング111とが結合されると、リテーナ121は、閉位置において移動不能となる。これにより、導線191に張力等の外力が付与されても、第2端子151が第2ハウジング111から抜出ることが確実に防止される。
さらに、第1端子51は、相手方ユニット201が第1ハウジング11に嵌合されると電極パッド251に接触する接触部51cを含み、接触部51cは、平板状の接触平板部51c2と、接触平板部51c2の両端にそれぞれ接続された側面形状が半円に近似する第1湾曲部51c1及び第2湾曲部51c3とを含み、接触平板部51c2が電極パッド251と接触すると、第1湾曲部51c1及び第2湾曲部51c3がばねとして機能する。したがって、接触平板部51c2は、両端がソフトなばねによって支えられた状態となり、変位量が大きくても電極パッド251との接圧の変化量が小さくなるので、電極パッド251の位置にばらつきがあっても、電極パッド251との接触を確実に維持することができる。
なお、本明細書の開示は、好適で例示的な実施の形態に関する特徴を述べたものである。ここに添付された特許請求の範囲内及びその趣旨内における種々の他の実施の形態、修正及び変形は、当業者であれば、本明細書の開示を総覧することにより、当然に考え付くことである。
本開示は、カードエッジコネクタに適用することができる。
1 コネクタ
10、811 ハウジング
11 第1ハウジング
11a、111c 前方部
11b、111a 後方部
11c、211a、214b 前端
11e 切欠部
11f 枢軸
12 第1端子保持部
12a 第1端子収容孔
13a カード収容空洞
13b 第2ハウジング収容空洞
13c 第1端子接触空洞
21 ロックレバー
21a 枢動部材
21b 溝部
21c 軸孔
22 操作部材
31、841 第1シール部材
32 第1シール押さえ部材
51、851 第1端子
51a、121a、151a、211 本体部
51c、151c 接触部
51c1 第1湾曲部
51c2 接触平板部
51c3 第2湾曲部
51c4 本体当接部
51d テール部
111 第2ハウジング
111a1 後方空洞
111b スカート部
111b1 フランジ部
111b2 筒部
111d 凹溝部
111e 第2端子収容孔
111f ランス
111g リテーナ収容凹部
112 第2シール押さえ部材
112a 前壁
112b 第1端子挿通孔
112c 第2端子補助収容孔
112d 下面開口
113 第3シール押さえ部材
113b 導線挿通孔
121 リテーナ
121b1 上側端子通過孔
121b2 下側端子通過孔
131 第3シール部材
131a 導線シール挿通孔
132、941 第2シール部材
151、951 第2端子
151c1 接触ばね部
151c2 下接触部
151c3 突部
191、991 導線
191a 径の細い導線
191b 径の太い導線
201 相手方ユニット
211b 挿入部
214 基板部
221 ロック用突起
251 電極パッド
812 外装部
813 開口部
814 カード先端収容空間
817 収容部

Claims (4)

  1. (a)接続電極を備えるカードと嵌合するハウジングを備えるカードエッジコネクタであって、
    (b)前記ハウジングは、前記接続電極と接触する第1端子が装填された第1ハウジングと、導線の芯線に接続された第2端子が装填された第2ハウジングとを含み、
    (c)前記第1ハウジングと第2ハウジングとが結合されると、前記第1端子と第2端子とが所定の接圧で相互に接触し、
    (d)前記第1ハウジングはカード収容空洞を含み、該カード収容空洞の内周壁には弾性を有する樹脂等から成る環状の第1シール部材が配設され、これにより、前記カード収容空洞に収容されたカードは第1ハウジングに水密に嵌合され、
    (e)該第1ハウジングは、後端に開口する第2ハウジング収容空洞を含み、前記第2ハウジングは、前記第2ハウジング収容空洞に収容される前方部と、該前方部の外周壁の一部の周囲を覆う筒部とを含み、前記前方部の外周壁における前記筒部に対応する部分に弾性を有する樹脂等から成る環状の第2シール部材が配設され、前記前方部の外周壁における前記第2シール部材の前方に第2シール押さえ部材が配設され、これにより、前記第1ハウジングと第2ハウジングとが結合されると、前記前方部は第2シール部材及び第2シール押さえ部材とともに第2ハウジング収容空洞に収容され、該第2ハウジング収容空洞の後端近傍は前方部と筒部との間に収容され、前記前方部の外周壁と第2ハウジング収容空洞の内周壁との隙間は前記第2シール部材によって水密に密封され、
    (f)前記第2ハウジングは、後端に開口する後方空洞を含み、該後方空洞内には弾性を有する樹脂等から成る第3シール部材が配設され、これにより、前記後方空洞内を通過する前記導線は第2ハウジングに水密に接続されることを特徴とするカードエッジコネクタ。
  2. 前記第1ハウジングは、前記第2ハウジング収容空洞の前端に位置する第1端子保持部含み、
    前記第1端子は、前記第1端子保持部によって保持される本体部と、該本体部の後端から後方に延出し、少なくとも後端が前記第1端子保持部の後方から前記第2ハウジング収容空洞内に突出するテール部とを含み、
    前記第2ハウジングは、前記第2端子を保持する第2端子収容孔が形成された前方部を含み、
    前記第2端子は、前記導線の芯線が接続された本体部と、該本体部の先端に接続された接触部とを含み、
    前記第1ハウジングと第2ハウジングとが結合されると、前記前方部が第2ハウジング収容空洞に収容され、前記テール部が接触部と接触する請求項に記載のカードエッジコネクタ。
  3. 前記第2ハウジングは、前記第2端子の延在する方向と交差する方向に移動可能に前記前方部に配設され、前記第2端子の移動を可能とする開位置と前記第2端子の移動を不能とする閉位置との間で移動可能なリテーナを有し、
    前記第1ハウジングと第2ハウジングとが結合されると、前記リテーナは、一端面が前記第2ハウジング収容空洞の内周壁に対向し、前記閉位置において移動不能となる請求項1又は2に記載のカードエッジコネクタ。
  4. 前記第1端子は、前記カードが第1ハウジングに嵌合されると前記接続電極に接触する接触部を含み、
    該接触部は、平板状の接触平板部と、該接触平板部の両端にそれぞれ接続された側面形状が半円に近似する第1湾曲部及び第2湾曲部とを含み、
    前記接触平板部が前記接続電極と接触すると、前記第1湾曲部及び第2湾曲部がばねとして機能する請求項1〜のいずれか1項に記載のカードエッジコネクタ。
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