JP6447445B2 - 回転工具 - Google Patents

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Description

本発明は、回転機の主軸に取り付けられる回転工具に関する。
従来、切削加工機などの回転機の主軸に取り付けて使用する回転工具が知られている。
特許文献1に記載の回転工具は、円柱状本体に取り付けた刃具により、被加工物の穴の内壁のバリ取り加工を行うものである。この回転工具は、円柱状本体の内側に設けられたエアー通路に対し、外部の空気供給源からエアー配管を通じて空気が供給される構成である。エアー通路に供給された空気は、円柱状本体と刃具との隙間から噴出する。これにより、この回転工具は、被加工物のバリ取り加工をする際に生じた切粉を除去することが可能である。
特開第2014−124699号公報
しかしながら、特許文献1に記載の回転工具は、外部の空気供給源からエアー配管を通じて空気が供給される構成であるので、回転工具を設置する設備が複雑化し、また、その設備が大型化するといった問題がある。
本発明は、上述の点に鑑みてなされたものであり、空気供給源を用いることなく空気を吐出することが可能な回転工具を提供することを目的とする。
本発明の回転工具は、把持部、シャフト部、張出部、吸入口、流体通路および吐出口を備える。把持部は、回転機の主軸に取り付け可能である。シャフト部は、把持部から回転軸方向に延びる。張出部は、シャフト部から径方向外側に張り出す。吸入口は、張出部の回転方向に設けられる。流体通路は、吸入口に連通し、シャフト部の内側を延びる。吐出口は、流体通路に連通し、シャフト部の把持部とは反対側の端部に設けられる。
本発明の第一の態様では、把持部の外径は、シャフト部の外径より大きいものであり、把持部とシャフト部との接続箇所に設けられた段差部と張出部とが接続した構成である。
本発明の第二の態様では、張出部は、シャフト部の径方向外側において回転軸方向に複数個設けられるものであり、吸入口は、複数個の張出部にそれぞれ設けられる。
これにより、回転機の主軸と共に回転工具が回転すると、シャフト部の周りの空気が吸入口に取り込まれる。その空気は、吸入口から流体通路を通り、吐出口から吐出する。したがって、この回転工具は、例えばコンプレッサなどの空気供給源を用いることなく、回転機の動力を利用して空気を吐出することができる。
本発明の第1実施形態による回転工具の斜視図である。 図1のII−II線において回転工具の回転軸を含む断面図である。 図2のIII−III線の断面図である。 本発明の第2実施形態による回転工具の側面図である。 図4のV方向の矢視図である。 本発明の第3実施形態による回転工具の平面図である。 図6のVII方向の矢視図である。 図6のVIII方向の矢視図である。 本発明の第4実施形態による回転工具の斜視図である。 図9のX−X線において回転工具の回転軸を含む断面図である。 本発明の第5実施形態による回転工具の断面図である。 本発明の第6実施形態による回転工具の斜視図である。 本発明の第7実施形態による回転工具の斜視図である。 本発明の第8実施形態による回転工具の斜視図である。 図14のXV−XV線において回転工具の回転軸を含む断面図である。 図15のXVI−XVI線の断面図である。
以下、本発明の複数の実施形態を図面に基づき説明する。
(第1実施形態)
本発明の第1実施形態を図1から図3に示す。第1実施形態の回転工具1は、回転機としての切削加工機の主軸100に取り付けて使用するものである。この回転工具1は、例えば図示していない被加工物に対し切削加工等により穴を形成した後に、その穴の内側に溜まった切粉を除去することに用いられる。
回転工具1は、把持部2、シャフト部3、張出部4、吸入口5、流体通路6および吐出口7などの構成を備えている。この回転工具1は、例えば金属3Dプリンタにより、それらの構成が同一の材料により連続して一体に構成されているものである。金属3Dプリンタは、平らに敷いた微細な金属粉末にレーザーを照射して一層ずつ焼結させ、この工程を繰り返すことで3次元造形する粉末焼結法により、例えば内側に湾曲した空間を有するような種々の形状の製品を形成することが可能である。
把持部2は、円柱状に形成され、切削加工機の主軸100に設けられたチャックに取り付け可能である。これにより、回転工具1は、切削加工機の主軸100と共に回転可能である。
シャフト部3は、把持部2から回転軸方向に延びている。シャフト部3は、把持部2に接続する円柱部8と、その円柱部8に対し把持部2とは反対側に設けられたテーパ部9とを有する。
円柱部8の外径は、把持部2の外径より小さい。そのため、円柱部8と把持部2との接続箇所には、段差部10が設けられている。
テーパ部9は、円柱部8から把持部2とは反対側に向かい、外径が次第に小さくなる形状である。これにより、テーパ部9の先端を被加工物に形成した穴の内側に挿入し、その穴の内側に溜まった切粉を除去することが可能である。
張出部4は、シャフト部3の円柱部8から径方向外側に張り出している。また、張出部4は、把持部2の外径よりも径方向外側に張り出している。なお、図3では、張出部4と円柱部8との境界線を二点鎖線Bで示している。但し、この境界線は説明の便宜上記載したものであり、上述したように張出部4と円柱部8とは連続して一体に形成されているものである。
張出部4は、回転軸Oに垂直な断面視において、90°より大きい角度範囲θ1で設けられている。なお、これに限らず、張出部4の形状、および、張出部4を設ける角度範囲θ1などは、任意に設定することが可能である。
図1および図2に示すように、把持部2の径方向外側の外壁は、回転軸Oに平行な断面視において、外側に凸の略円弧状である。把持部2の径方向外側の外壁は、回転方向前側から後側に向かい、回転軸方向の幅が次第に小さくなっている。また、張出部4の把持部2側は、段差部10に接続している。
吸入口5は、張出部4の回転方向前側に設けられている。この吸入口5は、回転工具1が回転した際に、回転工具1の周りの空気を取り入れる空気取り入れ口として機能するものである。
流体通路6は、吸入口5に連通し、張出部4およびシャフト部3の内側を延びている。流体通路6は、主に張出部4の内側に設けられた旋回流路11、および、シャフト部3の内側に設けられた軸流路12を有する。
旋回流路11は、吸入口5から回転軸Oの周りを旋回するように設けられている。図2に示すように、旋回流路11は、吸入口5から軸流路12側に向かい流路断面積が次第に小さくなるように設けられている。旋回流路11は、回転軸Oに平行な断面視において、外側に凸の略半円に近い形状である。
また、図3に示すように、旋回流路11は、回転軸Oに垂直な断面視において、90°より大きい角度範囲θ2で設けられている。なお、これに限らず、旋回流路11の形状、および、旋回流路11を設ける角度範囲θ2などは、任意に設定することが可能である。
軸流路12は、旋回流路11から吐出口7に亘り、回転軸方向に延びている。シャフト部3の回転軸Oと軸流路12の中心軸とは一致している。軸流路12は、旋回流路11側から吐出口7に向かって流路断面積が次第に小さくなるテーパ状である。即ち、流体通路6は、吸入口5から吐出口7に亘り、旋回流路11および軸流路12のいずれも、流路断面積が次第に小さくなるように設けられている。したがって、旋回流路11および軸流路12を有する流体通路6は、吸入口5から取り入れた空気を昇圧することが可能である。
吐出口7は、シャフト部3の把持部2とは反対側の端部に設けられる。吐出口7の開口面積は、吸入口5の開口面積よりも小さい。したがって、吐出口7は、吸入口5から取り込まれ、流体通路6により昇圧された空気を吐出することが可能である。
第1実施形態は、次の作用効果を奏する。
(1)第1実施形態の回転工具1は、回転機の主軸100と共に回転すると、シャフト部3の周りの空気が吸入口5に取り込まれる。その空気は、吸入口5から流体通路6を通り、吐出口7から吐出する。したがって、この回転工具1は、例えばコンプレッサなどの空気供給源を用いることなく、回転機の動力により空気を吐出することができる。
(2)第1実施形態の張出部4は、把持部2より径方向外側に張り出している。
これにより、吸入口5に取り込まれる空気量が増加する。そのため、回転工具1は、吐出口7から吐出する空気量を増加することができる。
(3)第1実施形態では、吸入口5の開口面積より、吐出口7の開口面積が小さい。
これにより、吐出口7は、その吐出口7から吐出する空気圧を高めることができる。
(4)第1実施形態では、流体通路6は、吸入口5から吐出口7に向かい流路断面積が次第に小さくなるように設けられている。
これにより、流体通路6は、その流体通路6を流れる空気を昇圧することが可能である。
(5)第1実施形態では、流体通路6は、旋回流路11および軸流路12を有する。旋回流路11は、吸入口5から回転軸Oの周りを旋回するように設けられている。軸流路12は、旋回流路11から吐出口7に亘り回転軸方向に延びている。
これにより、回転工具1は、旋回流路11内を回転軸Oの周回方向に流れる空気の流れを、軸流路12により回転軸方向に変え、吐出口7から回転軸方向へ吐出することが可能である。
(6)第1実施形態では、張出部4は、回転軸Oに垂直な断面視において、90°より大きい角度範囲θ1に設けられている。また、その張出部4の内側に設けられた旋回流路11も、回転軸Oに垂直な断面視において、90°より大きい角度範囲θ2で設けられている。
これにより、旋回流路11の距離が長くなるので、その流路断面積を徐々に小さくすることが可能である。したがって、旋回流路11は、吸入口5に取り込まれた空気を昇圧し、軸流路12へ速やかに流すことができる。
(7)第1実施形態では、旋回流路11は、吸入口5から軸流路12側に向かい流路断面積が次第に小さくなるように設けられている。
これにより、旋回流路11を流れる空気の流体抵抗が低減する。したがって、旋回流路11は、そこを流れる空気を昇圧することが可能である。
(8)第1実施形態では、軸流路12は、旋回流路11側から吐出口7に向かい流路断面積が次第に小さくなるテーパ状に設けられている。
これにより、軸流路12を流れる空気の流体抵抗が低減する。したがって、軸流路12は、そこを流れる空気を昇圧することが可能である。
(9)第1実施形態では、把持部2とシャフト部3との接続箇所に設けられた段差部10と張出部4とが接続している。
これにより、回転工具1は、張出部4の剛性を高めることができる。
(第2実施形態)
本発明の第2実施形態を図4および図5に示す。なお、以下に説明する複数の実施形態において、上述した第1実施形態と実質的に同一の構成には同一の符号を付して説明を省略する。
第2実施形態の回転工具1は、シャフト部3の径方向外側において回転軸方向に2個の張出部4が配設されている。2個の張出部4の回転方向前側には、それぞれ吸入口5が設けられている。即ち、2か所の吸入口5はいずれも、シャフト部3の回転軸方向に配設されている。
第2実施形態では、シャフト部3の回転軸方向に吸入口5の個数を増やすことで、それらの吸入口5から流体通路6に取り込まれる空気量を増加することが可能である。したがって、吐出口7から吐出する空気圧を高めることができる。なお、第2実施形態において、張出部4の数、および吸入口5の数は、任意に設定することが可能である。
(第3実施形態)
本発明の第3実施形態を図6および図7に示す。第3実施形態の回転工具1は、シャフト部3の径方向外側において回転方向に4個の張出部4が配設されている。この4個の張出部4は、図7に示すように、回転軸方向において同一の位置に配設されている。
4個の張出部4の回転方向前側には、それぞれ吸入口5が設けられている。即ち、4か所の吸入口5は、シャフト部3の回転方向に配設されている。また、4か所の吸入口5は、回転軸方向において同一の位置に配設されている。なお、4か所の吸入口5に連通する流体通路6は、シャフト部3の内側で連通しており、さらに吐出口7に連通している。
第3実施形態においても、シャフト部3の回転方向に吸入口5の個数を増やすことで、それらの吸入口5から流体通路6に取り込まれる空気量を増加することが可能である。したがって、吐出口7から吐出する空気圧を高めることができる。なお、第3実施形態においても、張出部4の数、および吸入口5の数は、任意に設定することが可能である。
(第3実施形態の変形例)
上述した第3実施形態の変形例を図6および図8に示す。第3実施形態の変形例では、シャフト部3の回転方向に配設された4個の張出部4が、回転軸方向にずれた位置に配設されている。詳細には、4個の張出部4はいずれも、所定の張出部4と、その所定の張出部4に対し回転方向に90°異なる位置にある張出部4とが、1個の張出部4の回転軸方向の距離の半分の距離だけ上下方向にずれた位置に配設されている。
この第3実施形態の変形例においても、4個の張出部4の回転方向前側には、それぞれ吸入口5が設けられている。即ち、4か所の吸入口5は、シャフト部3の回転軸方向にずれた位置に配設されている。なお、4か所の吸入口5に連通する流体通路6は、シャフト部3の内側で連通しており、さらに吐出口7に連通している。
(第4実施形態)
本発明の第4実施形態を図9および図10に示す。第4実施形態の回転工具1は、シャフト部3に切削工具13を取り付け可能な取付部14を備えている。取付部14は、シャフト部3の先端側から把持部2側へ筒状に凹む凹部である。切削工具13は、その取付部14の内側に、例えば焼き嵌めにより取り付けられる。取付部14は、シャフト部3の加熱および冷却により、切削工具13を着脱することが可能である。なお、取付部14には、切削工具13に代えて、研削工具を取り付けてもよい。
第4実施形態では、吐出口7は、シャフト部3の把持部2とは反対側の端部において、取付部14の径方向外側に複数個設けられる。流体通路6が有する軸流路12は、シャフト部3の内側で複数の支流15に分岐している。複数の支流15はそれぞれ対応する複数の吐出口7に連通している。これにより、吸入口5から流体通路6に取り込まれた空気は、複数の吐出口7から吐出する。したがって、第4実施形態の回転工具1は、切削工具13または研削工具による加工時に被加工物から生じた切粉等を、吐出口7から吐出する空気により被加工物から除去することが可能である。
(第5実施形態)
本発明の第5実施形態を図11に示す。第5実施形態の回転工具1は、軸方向に通じるスルーホール16を有する切削工具13に対応したものである。回転工具1の吐出口7は、取付部14の深部に設けられている。これにより、吸入口5に取り込まれた空気は、吐出口7から切削工具13が有するスルーホール16を通り、切削工具13の先端から吐出する。したがって、第5実施形態の回転工具1においても、切削工具13等による加工時に被加工物から生じた切粉等を、スルーホール16から吐出する空気により除去することが可能である。
(第6実施形態)
本発明の第6実施形態を図12に示す。第6実施形態の回転工具1は、シャフト部3が円柱状に形成されている。シャフト部3の径方向外側の外壁には、複数の刃具17が取り付けられている。また、回転工具1の吐出口7は、シャフト部3の先端に設けられている。第6実施形態においても、複数の刃具17による加工時に被加工物から生じた切粉等を、吐出口7から吐出する空気により除去することが可能である。
(第7実施形態)
本発明の第7実施形態を図13に示す。第7実施形態の回転工具1は、流体通路6が有する旋回流路11の内壁に複数本のリブ18を備えている。この複数本のリブ18は、吸入口5側から軸流路12側に向けてシャフト部3の先端部側へ傾斜しつつ旋回するように設けられている。
これにより、回転工具1が回転すると、旋回流路11を流れる空気は、リブ18に沿って軸流路12へ押し込まれる。したがって、第7実施形態の回転工具1は、複数本のリブ18により、吐出口7から吐出する空気圧を高めることができる。
なお、第7実施形態において、リブ18の本数は、任意に設定することが可能である。
また、第7実施形態において、リブ18は、軸流路12の内壁に設けてもよい。
さらに、第7実施形態において、旋回流路11または軸流路12の内壁にリブ18を設けることに代えて、旋回流路11の内壁に溝を設けてもよい。
(第8実施形態)
本発明の第8実施形態を図14から図16に示す。図15では、把持部2、円柱部8、テーパ部9および張出部4のそれぞれの境界線を二点鎖線Bで示し、図16では、張出部4とシャフト部3との境界線を二点鎖線Bで示している。但し、この境界線は、説明の便宜上記載したものであり、上述したとおり回転工具1は同一の材料により連続して一体に構成されているものである。
シャフト部3は、円柱部8とテーパ部9とを有する。円柱部8の外径は、把持部2の外径より小さい。また、テーパ部9の外径は、円柱部8の外径より大きい。そのため、把持部2と円柱部8との接続箇所には第1段差部10が設けられ、円柱部8とテーパ部9との接続箇所には第2段差部19が設けられている。
張出部4は、シャフト部3の円柱部8から径方向外側に張り出している。但し、第8実施形態の張出部4は、その外径が最大である箇所41においても、把持部2と略同一の外径である。吸入口5は、張出部4の外径が最大である箇所41の回転方向前側に設けられている。
図14および図15に示すように、把持部2の外径と、張出部4の最大外径と、テーパ部9の外径とは略同一である。張出部4の把持部2側は第1段差部10に接続し、張出部4のテーパ部9側は第2段差部19に接続している。
図16に示すように、張出部4は、回転軸Oに垂直な断面視において、ほぼ360°の角度範囲θ3で設けられている。張出部4は、その外径が最大である箇所41から回転方向後側に向かい、外径が次第に小さくなるように設けられている。
流体通路6は、吸入口5に連通し、張出部4およびシャフト部3の内側を延びている。流体通路6は、張出部4と円柱部8の内側に設けられた旋回流路11、および、主にテーパ部9の内側に設けられた軸流路12を有する。
旋回流路11は、回転軸Oに垂直な断面視において、吸入口5から回転軸Oの周りを旋回して、ほぼ450°の角度範囲θ4に設けられている。旋回流路11は、吸入口5から軸流路12側に向かって流路断面積が次第に小さくなるように設けられている。したがって、流体通路6は、この旋回流路11により、吸入口5から取り入れた空気を昇圧することが可能である。
なお、張出部4および旋回流路11の形状、および、張出部4および旋回流路11を設ける角度範囲θ3、θ4などは、任意に設定することが可能である。
軸流路12は、旋回流路11から吐出口7に亘り、回転軸方向に延びている。軸流路12は、旋回流路11側から吐出口7に向かい流路断面積が同一である。吸入口5から旋回流路11に取り込まれた空気は、昇圧された状態で軸流路12を流れ、吐出口7から吐出する。
第8実施形態においても、回転工具1は、例えばコンプレッサなどの空気供給源を用いることなく、回転機の動力により空気を吐出することができる。
(他の実施形態)
(1)上述した実施形態では、回転工具1は、回転機としての切削加工機に取り付けられるものとした。これに対し、他の実施形態では、回転工具1は、回転機としての手持ち式の加工機、または、研削加工機に取り付けて使用してもよい。
(2)上述した実施形態では、回転工具1の吐出口7は、シャフト部3の軸方向に設けられるものとした。これに対し、他の実施形態では、回転工具1の吐出口7は、シャフト部3の径方向に設けてもよい。
(4)上述した実施形態では、シャフト部3の外径は、把持部2の外径より小さいものとした。これに対し、他の実施形態では、シャフト部3の外径は、把持部2の外径と同一、または、把持部2の外径より大きくしてもよい。
(5)上述した実施形態では、回転工具1は、金属3Dプリンタにより形成するものとした。これに対し、他の実施形態では、回転工具1を所定の位置で分割した部材を切削加工等で形成した後、それらの部材を一体に接合することで形成してもよい。
このように、本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、上述した複数の実施形態を組み合わせることに加え、発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々の形態で実施可能である。
1・・・回転工具
2・・・把持部
3・・・シャフト部
4・・・張出部
5・・・吸入口
6・・・流体通路
7・・・吐出口
100・・・回転機の主軸

Claims (14)

  1. 回転機の主軸(100)と共に回転する回転工具であって、
    前記主軸に取り付け可能な把持部(2)と、
    前記把持部から回転軸方向に延びるシャフト部(3)と、
    前記シャフト部から径方向外側に張り出す張出部(4)と、
    前記張出部の回転方向に設けられる吸入口(5)と、
    前記吸入口に連通し、前記シャフト部の内側を延びる流体通路(6)と、
    前記流体通路に連通し、前記シャフト部の前記把持部とは反対側の端部に設けられる吐出口(7)と、を備え
    前記把持部の外径は、前記シャフト部の外径より大きいものであり、
    前記把持部と前記シャフト部との接続箇所に設けられた段差部(10)と前記張出部とが接続した構成である回転工具。
  2. 前記張出部は、前記把持部より径方向外側に張り出したものである請求項1に記載の回転工具。
  3. 前記吸入口の開口面積より、前記吐出口の開口面積が小さい請求項1または2に記載の回転工具。
  4. 前記流体通路は、前記吸入口から前記吐出口に亘り流路断面積が次第に小さくなるように設けられたものである請求項1から3のいずれか一項に記載の回転工具。
  5. 前記流体通路は、
    前記吸入口から回転軸周りを旋回するように設けられた旋回流路(11)と、
    前記旋回流路から前記吐出口に亘り回転軸方向に延びる軸流路(12)と、を有する請求項1から4のいずれか一項に記載の回転工具。
  6. 前記旋回流路は、前記吸入口側から前記軸流路側に向けて流路断面積が次第に小さくなるように設けられたものである請求項5に記載の回転工具。
  7. 前記張出部は、回転軸に垂直な断面視において、90°より大きい角度範囲(θ1)に設けられており、
    前記旋回流路も、回転軸に垂直な断面視において、90°より大きい角度範囲(θ2)で、前記張出部の内側に設けられたものである請求項5または6に記載の回転工具。
  8. 前記軸流路は、前記旋回流路側から前記吐出口側に向かい流路断面積が次第に小さくなるテーパ状である請求項5から7のいずれか一項に記載の回転工具。
  9. 前記流体通路の内壁に設けられ、前記吸入口側から前記吐出口側に向けて前記シャフト部の先端部側へ傾斜しつつ旋回するように設けられたリブ(18)または溝をさらに備える請求項1から8のいずれか一項に記載の回転工具。
  10. 前記張出部は、前記シャフト部の径方向外側において回転軸方向に複数個設けられるものであり、
    前記吸入口は、複数個の前記張出部にそれぞれ設けられるものである請求項1からのいずれか一項に記載の回転工具。
  11. 回転機の主軸(100)と共に回転する回転工具であって、
    前記主軸に取り付け可能な把持部(2)と、
    前記把持部から回転軸方向に延びるシャフト部(3)と、
    前記シャフト部の径方向外側において回転軸方向に複数個設けられ、前記シャフト部から径方向外側に張り出す張出部(4)と、
    複数個の前記張出部の回転方向にそれぞれ設けられる吸入口(5)と、
    前記吸入口に連通し、前記シャフト部の内側を延びる流体通路(6)と、
    前記流体通路に連通し、前記シャフト部の前記把持部とは反対側の端部に設けられる吐出口(7)と、を備えた回転工具。
  12. 前記張出部は、前記シャフト部の径方向外側において回転方向に複数個設けられるものであり、
    前記吸入口は、複数個の前記張出部にそれぞれ設けられるものである請求項1から11のいずれか一項に記載の回転工具。
  13. 前記シャフト部に対し切削工具(13)または研削工具を取り付け可能な取付部(14)をさらに備える請求項1から12のいずれか一項に記載の回転工具。
  14. 前記把持部、前記シャフト部および前記張出部は、同一の材料により連続して一体に構成されたものである請求項1から13のいずれか一項に記載の回転工具。
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