JP6446844B2 - スラスト針状ころ軸受 - Google Patents

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Description

本発明はスラスト針状ころ軸受に関する。
様々な機器の回転部分、例えば、自動車の変速機の支持にスラスト針状ころ軸受が多く用いられている(例えば、特許文献1及び2を参照。)。スラスト針状ころ軸受は、オイルポンプ等から供給された油を、軸受内部を介して、ポンプ作用でクラッチやプラネタリ等に送り出す役割を担っている。そのため、スラスト針状ころ軸受に必要な供給油量は、クラッチやプラネタリ等の他部位において必要な油量によって決定される。
特開2006−22846号公報 特開2013−79718号公報
しかし現状では、任意の場所に必要な油量を供給できない場合、別部品を取り付けて油流を調整し、必要油量を確保している状況にある。その結果、無駄な油量が発生し、オイルポンプ等の油供給手段の小型化が困難となっている。また、油流を調整する部品のためにコストが掛かっている。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、簡易な構成で軸受内部を通過する油量を調整することが可能なスラスト針状ころ軸受を提供することを目的とする。
本発明の上記目的は、下記の構成により達成される。
(1) 円周方向に所定間隔で放射状に配置された複数の針状ころと、前記複数の針状ころを円周方向に転動可能に保持する保持器と、を備え、径方向外側から径方向内側に向かって、又は径方向内側から径方向外側に向かって潤滑油が供給されるスラスト針状ころ軸受であって、
前記保持器は、
小径円環部と、
前記小径円環部の径方向外側に配置された大径円環部と、
前記小径円環部及び前記大径円環部を径方向に接続し、円周方向に所定間隔で配置された複数の柱部と、
前記小径円環部と前記大径円環部と円周方向に隣り合う前記柱部とによって形成され、
前記針状ころをそれぞれ保持する複数のポケット部と、
を備え、
複数の前記柱部のうち少なくとも一つの前記柱部には、軸方向側面に前記潤滑油の流れを妨げる少なくとも一つの凹部が形成され、
前記凹部は、軸方向から見て、径方向に延びる長辺を有する略矩形状であり、軸方向に延びる一対の円周方向側面と、該一対の円周方向側面を円周方向に接続する一対の径方向外側底面と径方向内側底面と、からなり、
前記径方向内側底面は、前記径方向外側底面より保持器側面に対する傾斜角度が大きい
ことを特徴とするスラスト針状ころ軸受。
(2) 前記柱部の軸方向両面に、前記凹部、又は前記凹部と凸部の両方が形成されることを特徴とする(1)に記載のスラスト針状ころ軸受。
本発明のスラスト針状ころ軸受によれば、柱部の軸方向側面に潤滑油の流れを妨げる少なくとも一つの凸部若しくは凹部のいずれか、又はその両方が形成されるので、軸受内部で柱部上を通過する油量(貫通油量)が制限される。このように、軸家受貫通油量を減らすことが可能となるので、無駄な油量を低減することができ、同時にオイルポンプ等の油供給手段の小型化も実現できる。
第1実施形態に係るスラスト針状ころ軸受用保持器の要部平面図である。 第1実施形態に係るスラスト針状ころ軸受用保持器の要部斜視図である。 変形例に係るスラスト針状ころ軸受用保持器の要部平面図である。 他の変形例に係るスラスト針状ころ軸受用保持器の要部平面図である。 第2実施形態に係るスラスト針状ころ軸受用保持器の要部斜視図である。 第2実施形態に係るスラスト針状ころ軸受用保持器の柱部の断面図である。
以下、本発明に係るスラスト針状ころ軸受に組み込まれる保持器(スラスト針状ころ軸受用保持器)の実施形態について、図面に基づいて詳細に説明する。
(第1実施形態)
図1及び図2に示すように、本実施形態の保持器1は、円周方向に所定間隔(等間隔)で放射状に配置された複数の針状ころ10を、円周方向に転動可能に保持する。
保持器1は、小径円環部2と、小径円環部2の径方向外側に同軸に配置された大径円環部3と、小径円環部2及び大径円環部3を径方向に接続し、円周方向に所定間隔(等間隔)で配置された複数の柱部4と、小径円環部2と大径円環部3と円周方向に隣り合う柱部4とによって形成され、針状ころ10をそれぞれ保持する複数のポケット部5と、を備える。
小径円環部2、大径円環部3、及び複数の柱部4は、軸方向両側面が軸方向に対して垂直な平面とされており、いわゆる面一の状態とされている。ここで、特に複数の柱部4の軸方向側面には、径方向外側部及び径方向内側部から軸方向に向かって突出する一対の凸部6a、6bが形成されている。
一対の凸部6a、6bは、円周方向に延びる略矩形状であり、角部が円弧状とされている。また、本実施形態では、柱部4が径方向外側に向かうにしたがって円周方向幅が大きくなるように形成されているので、これに対応するように、径方向外側の凸部6bの円周方向幅は、径方向内側の凸部6aの円周方向幅に比べて大きく設定されている。
このように構成された保持器1は、軸方向に対向して配置された一対の軌道輪(不図示)と、一対の軌道輪の間において円周方向に所定間隔で放射状に配置された複数の針状ころ10と、を備えるスラスト針状ころ軸受(不図示)に組み込まれる。このスラスト針状ころ軸受においては、径方向外側から径方向内側に向かって、又は径方向内側から径方向外側に向かって潤滑油が供給される。
図2には、オイルポンプ等の油供給手段によって径方向内側から径方向外側に向かって吐出された潤滑油の流動経路が、破線の矢印Aで示されている。ここで、本実施形態では、柱部4に凸部6a、6bが形成されるので、軸受内部で柱部4上を通過する油量(貫通油量)が制限される。このように、軸受貫通油量を減らすことが可能となるので、無駄な油量を低減することができ、同時にオイルポンプ等の油供給手段の小型化も実現できる。また、軸受貫通油量を調整する機能が向上する結果、本軸受以外の油が必要な部位の油量を意図的に増やすことが可能となる。また、軸受が保持器案内形式である場合、凸部6a、6bを設けたことによって保持器1と軌道輪(レース)との接触が減少するため、トルクを低減することが可能である。
なお、軸受を貫通する潤滑油の流れを妨げる形状であれば、凸部6a、6bの形状や数等は特に限定されず、所望の軸受貫通油量が得られるように適宜設定すれば、略矩形に限らず、略三角形、略台形、略円形等でもよい。例えば、図3に示すように、上述の凸部6a、6bを径方向に接続したような形状である単一の凸部6cを柱部4に設けても構わない。また、凸部6a、6b、6cは、全ての柱部4に形成する必要はなく、少なくとも一つの柱部4に形成すればよい。図4には、凸部6cが形成された柱部4と、凸部6cが形成されない柱部4と、を円周方向に交互に配置した保持器1が示されている。また、図1〜4においては、凸部6a、6b、6cが、柱部4の一方の軸方向側面に形成される構成を示したが、柱部4の軸方向両側面に形成してもよい。このように、凸部6a、6b、6cの形状、数、設けられる位置等を適宜設定することにより、軸受貫通油量を所望の値に調整することが可能である。
(第2実施形態)
次に第2実施形態に係る保持器1について説明する。図5及び図6に示すように、本実施形態では、柱部4の軸方向両側面に凸部6a、6b、6cが形成されず、凹部7が形成される。
凹部7は、軸方向から見て、径方向に延びる長辺を有する略矩形状である。また、凹部7は、軸方向に延びる一対の円周方向側面7aと、これら一対の円周方向側面7aを円周方向に接続する一対の底面7b、7cと、からなる。径方向内側の底面7bは、径方向外側の底面7cに比べて傾斜角度が大きく設定されている。
このように構成された保持器1において、オイルポンプ等の油供給手段によって吐出された油の一部は、図5及び図6に破線の矢印Bで示すように、柱部4に対して径方向外側に向かうように流動する。しかしながら、本実施形態では、柱部4の軸方向両側面に凹部7が形成されるので、凹部7内において油が対流し、軸受内部で柱部4上を通過する油量(貫通油量)が制限される。したがって、第1実施形態の保持器1と同様の効果を奏することが可能である。また、軸受が保持器案内形式である場合、希薄潤滑環境下において凹部7に油が留まるので、焼き付きを防止することができる。
なお、本実施形態の凹部7も、上述した凸部6a、6b、6cと同様に、形状、数、設けられる位置等を適宜設定することにより、軸受貫通油量を所望の値に調整することが可能である。
尚、本発明は、前述した実施形態に限定されるものではなく、適宜変更、改良等が可能である。
例えば、凸部6a、6b、6c又は凹部7は、柱部4の一方の軸方向側面のみに設けてもよく、軸方向両面に設けてもよい。また、一方の軸方向側面に凸部6a、6b、6cを設け、他方の軸方向側面に凹部7を設けてもよい。また、一方の軸方向側面に凸部6a、6b、6c及び凹部7の両方を設けてもよい。すなわち、凸部6a、6b、6c及び凹部7の構成の組み合わせとしては、以下に示す(1)〜(9)が考えられる。
(1)一方の軸方向側面:凸部6a、6b、6c
(2)一方の軸方向側面:凹部7
(3)一方の軸方向側面:凸部6a、6b、6c及び凹部7
(4)軸方向両面:凸部6a、6b、6c
(5)軸方向両面:凹部7
(6)軸方向両面:凸部6a、6b、6c及び凹部7
(7)一方の軸方向側面:凸部6a、6b、6c、他方の軸方向側面:凹部7
(8)一方の軸方向側面:凸部6a、6b、6c及び凹部7、他方の軸方向側面:凸部6a、6b、6c
(9)一方の軸方向側面:凸部6a、6b、6c及び凹部7、他方の軸方向側面:凹部7
1 保持器
2 小径円環部
3 大径円環部
4 柱部
5 ポケット部
6a、6b、6c 凸部
7 凹部
7a 円周方向側面
7b、7c 底面
10 針状ころ

Claims (2)

  1. 円周方向に所定間隔で放射状に配置された複数の針状ころと、前記複数の針状ころを円周方向に転動可能に保持する保持器と、を備え、径方向外側から径方向内側に向かって、
    又は径方向内側から径方向外側に向かって潤滑油が供給されるスラスト針状ころ軸受であって、
    前記保持器は、
    小径円環部と、
    前記小径円環部の径方向外側に配置された大径円環部と、
    前記小径円環部及び前記大径円環部を径方向に接続し、円周方向に所定間隔で配置された複数の柱部と、
    前記小径円環部と前記大径円環部と円周方向に隣り合う前記柱部とによって形成され、
    前記針状ころをそれぞれ保持する複数のポケット部と、
    を備え、
    複数の前記柱部のうち少なくとも一つの前記柱部には、軸方向側面に前記潤滑油の流れを妨げる少なくとも一つの凹部が形成され、
    前記凹部は、軸方向から見て、径方向に延びる長辺を有する略矩形状であり、軸方向に延びる一対の円周方向側面と、該一対の円周方向側面を円周方向に接続する一対の径方向外側底面と径方向内側底面と、からなり、
    前記径方向内側底面は、前記径方向外側底面より保持器側面に対する傾斜角度が大きい
    ことを特徴とするスラスト針状ころ軸受。
  2. 前記柱部の軸方向両面に、前記凹部、又は前記凹部と凸部の両方が形成されることを特徴とする請求項1に記載のスラスト針状ころ軸受。
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