JP6446770B2 - 無菌充填システム - Google Patents

無菌充填システム Download PDF

Info

Publication number
JP6446770B2
JP6446770B2 JP2013195959A JP2013195959A JP6446770B2 JP 6446770 B2 JP6446770 B2 JP 6446770B2 JP 2013195959 A JP2013195959 A JP 2013195959A JP 2013195959 A JP2013195959 A JP 2013195959A JP 6446770 B2 JP6446770 B2 JP 6446770B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
container
laser
aseptic
lid
laser beam
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2013195959A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2015058975A (ja
Inventor
坂井 繁
繁 坂井
誠 澤田
誠 澤田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyo Seikan Kaisha Ltd
Original Assignee
Toyo Seikan Kaisha Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyo Seikan Kaisha Ltd filed Critical Toyo Seikan Kaisha Ltd
Priority to JP2013195959A priority Critical patent/JP6446770B2/ja
Publication of JP2015058975A publication Critical patent/JP2015058975A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6446770B2 publication Critical patent/JP6446770B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Closing Of Containers (AREA)

Description

本発明は、無菌条件下で容器に内容物を充填、密封する無菌充填システムに関するものであり、より詳細には、密封をレーザ溶着で行う無菌充填システムに関する。
殺菌済みの容器への殺菌された内容物の充填工程、及びこの内容物が充填された容器の密封工程を無菌環境下で行う、無菌充填システムは、従来より実用化されている。この無菌充填システムにおいては、薬剤や熱水等によって充填装置や密封装置等を含む無菌チャンバー内を殺菌し、無菌環境を形成している。
このような無菌充填システムにおける密封工程においては、容器及び蓋材の当接面をヒートシール性樹脂から形成し、ヒートシールにより溶着させて密封する技術が広く用いられている(特許文献1等)。
一般に、ヒートシールによる溶着は、簡便な方法であることから、無菌充填システムにかかわらず広く採用されているが、熱溶着工程、及びその後に行われる冷却工程に時間を要するため、短時間シールによる生産効率の向上が望まれている。また、飲料等の液体を充填するための容器においては、一旦開封した蓋により再度密封できることが要求されているが、ヒートシールによる蓋ではリシール性を確保することができないという問題がある。
このような問題を解決する密封方法として、レーザによる溶着も知られており、例えば、下記特許文献2には、容器本体に底蓋及び上蓋をレーザ溶着により溶着して一体化することが提案されている。
このようなレーザ溶着による包装体の部材の溶着においては、ヒートシールの場合に比してレーザビームを照射した後すぐ溶着されるため、溶着に要する時間が短縮されている。また、レーザ溶着による容器及び蓋材の密封方法においては、レーザビームの照射方向によって容器側壁部の外面側、内面側、或いはフランジ部等種々の溶着箇所を選択することができ、形状に制約を受けることなく確実に溶着を行うことが可能であり、優れた密封性を容器に付与することができるという利点もある。
特開平11−334709号公報 特開2000−128166号公報
レーザ溶着により密封する場合、溶着箇所に近いところからレーザ光を照射することがシール精度及びシール強度の点から望ましいことから、無菌充填システムにおいてレーザ溶着による密封を採用するには、レーザ光照射装置の照射ノズル(以下、レーザ光照射ノズルと称す)を無菌チャンバー内に設置し、前記無菌チャンバー内を薬剤や熱水等で殺菌した後にレーザ溶着により密封が行われる。
しかしながら、無菌チャンバー内の殺菌に用いられる薬剤や熱水によって、上述したレーザ光照射ノズルが劣化されてしまうと共に、レーザ光照射ノズルの保護ガラスに噴霧された薬剤や熱水の水滴が残り、光軸のズレが生じてレーザ光の精度が低下するおそれがある。また水滴が蒸発乾燥した場合でも、保護ガラスの汚れとなってレーザ光の精度が低下し、その結果、シール不良や所定のシール強度が得られずに密封不良が発生するという問題があった。
また、無菌充填チャンバー内に、レーザ光照射ノズル或いはその一部が設置されているため、部品の交換や修理等を容易に行うことができないという問題もある。
従って本発明の目的は、レーザ溶着による密封手段を備えて成る無菌充填システムにおいて、無菌チャンバー内の薬剤や熱水を用いた殺菌によるレーザ光照射ノズルへの影響が低減されると共に、レーザ光の精度を低下させることなく確実な密封が可能な無菌充填システムを提供することである。
本発明の他の目的は、レーザ光照射ノズルが無菌チャンバー外にありながら、レーザ光照射ノズルを溶着箇所に近接可能で、溶着効率に優れた無菌充填システムを提供することである。
本発明によれば、無菌チャンバーと、該無菌チャンバー内を、殺菌剤による殺菌と無菌水による洗浄、又は無菌熱水による殺菌洗浄を行う手段、殺菌済みの容器及び蓋を供給する手段、該殺菌済み容器に殺菌された内容物を充填する充填手段、該内容物充填済み容器及び殺菌済み蓋をレーザ溶着により密封する密封手段を、前記無菌チャンバーの内側に備え、前記無菌チャンバーの外側に、レーザ光照射ノズルを収納する収納部を備えて成る無菌充填システムであって、前記収納部は、無菌チャンバー側面から無菌チャンバー内の前記容器及び蓋の溶着部に向かって突出し、該突出部分の先端にレーザ光透過部材を備えており、前記密封手段におけるレーザ照射が、前記無菌チャンバー外に設置されたレーザ光照射ノズルから照射され、前記レーザ光透過部材を透過して容器及び蓋の溶着箇所に照射されることを特徴とする無菌充填システムが提供される。
本発明の無菌充填システムにおいては、
.無菌チャンバーが、レーザ光透過部材の無菌チャンバー内表面の付着物を除去する付着物除去手段を有すること、
2.付着物除去手段が、無菌エアの噴射装置であること、
3.容器がフランジ付容器であり、該フランジ付容器に蓋が載置された状態でフランジ部分を上方から押圧する容器及び蓋の固定手段、及びレーザ照射に際してフランジ付容器を自転させる回転手段を有し、フランジ部分に下方からレーザ光を照射するようにレーザ光透過部材が設置されていると共に、該レーザ光透過部材表面が傾斜していること、
が好適である。
本発明の無菌充填システムにおいては、レーザ光照射ノズルが無菌チャンバー外に設置されるため、チャンバー内に噴霧される殺菌のための薬剤や熱水の影響を受けることがなく、前記レーザ光照射ノズルの劣化が有効に防止されると共に、部品交換や調整等も容易に行うことができる。
また、無菌チャンバーに形成されたレーザ光透過部材の付着物を除去する付着物除去手段が形成されていることにより、容器内に充填される内容物或いは殺菌のための薬剤や無菌水が付着した場合にもレーザ光透過部材の透明性が維持されるため、レーザの精度が損なわれることなく確実にレーザ溶着により密封することが可能になる。
更に、本発明の無菌充填システムにおいては密封手段がレーザ溶着により行われているため、適用し得る容器の形状等の制約がなく、しかも生産性よく内容物の充填及び密封を行うことができる。
本発明の無菌充填システムの一例の概略を説明するための参考図である。 図1に示した無機充填システムにおける密封工程を説明するための図である。 図2に示した密封工程のレーザ溶着を説明するための図である。
本発明の無菌充填システムは、無菌チャンバー内に、殺菌済みの容器及び蓋を供給する供給手段、殺菌済み容器に殺菌された内容物を充填する充填手段、内容物充填済み容器及び殺菌済み蓋をレーザ溶着により密封する密封手段を備えて成り、密封手段におけるレーザ照射が、無菌チャンバー外に設置されたレーザ光照射ノズルから照射されたレーザ光を、無菌チャンバーに形成されたレーザ光透過部材を透過させて容器及び蓋の溶着箇所に照射することが重要な特徴である。
図1は、カップ型容器を用いた場合における、無菌充填システムにおける各工程の流れの一例を示す参考図であり、全体を1で示す無菌チャンバー内には、容器を保持するカップホルダー2a,2b・・・2hを有する上流側ターレット3、カップホルダー4a,4b・・・4dを有する中間ターレット5、カップホルダー6a,6b・・・6fを有する下流側ターレット7が、上流側ターレット3から中間ターレット5を介して下流側ターレット7に容器が搬送されるように配置されている。
上流側ターレット3の回転に沿って、カップホルダー2aの位置に、殺菌済み容器を供給する容器供給手段Aが設置され、カップホルダー2b,2cの位置に殺菌された内容物を容器内に充填する充填手段B(図示せず)が設置されている。
次いで、カップホルダー2dの位置に、殺菌された蓋を供給する蓋供給手段Cが設置され、その隣のカップホルダー2eの位置に、上方から蓋を押圧して容器と蓋を嵌合する嵌合手段D(図示せず)が設置されている。蓋が嵌合された内容物充填済みの容器は、カップホルダー2gの位置で、中間ターレット5のカップホルダー4aに受け渡され、カップホルダー4cの位置で、下流側ターレット7のカップホルダー6aに受け渡される。
カップホルダー6cの位置に、内容物が充填され蓋が嵌合された状態の容器及び蓋の溶着箇所にレーザ照射する密封手段E(図示せず)が設置され、充填密封が完了した容器がカップホルダー6eの位置から無菌チャンバー外に排出される。
図2は、図1に示した無菌チャンバー内の下流側ターレット7を側方から見た図であり、無菌チャンバー1には、チャンバー内に無菌エアを常時流入させてチャンバー内を陽圧化するための無菌エアフィルター8が設置されている。これにより、容器の搬入や搬出等の出入り口からチャンバー内へ外部のエアが流入することが防止される。
また、チャンバー1内には、ターレットや各種手段或いはチャンバー壁面及び底面等のチャンバー内の全てを殺菌して、チャンバー内1の無菌化を行う殺菌剤(薬剤や熱水等)を噴霧するためのノズル9,9・・・が複数個設置されている。
図2に示す具体例においては、内容物が充填されたフランジ付き容器20に蓋21が嵌合した状態で無菌チャンバー内の下流側ターレット7のカップホルダーに保持されている。図2の右側に位置する密封手段Eにおいては、下方から容器を押し上げる台座10aと共に、蓋を上方から押圧する押圧部材10bから成る固定手段10が設けられており、この固定手段10によって容器及び蓋の溶着箇所を圧着させる。また、この固定手段10は、レーザ照射に際して容器の開口部全周にレーザを照射させるために、容器を自転させる回転手段を兼ねている。そして、溶着箇所に斜め下方からレーザ光を照射可能なレーザ光照射ノズル11が、無菌チャンバー外、即ち外側面に設置されている。
図3は、本発明の無菌充填システムにおける密封工程をより詳細に説明するための図である。図3に示す態様においては、溶着箇所を上方から押圧し、溶着箇所を圧着させるための圧着部材12を備えていると共に、斜め下方からレーザ光が照射されるように、無菌チャンバー1の外側面から斜め上方に突出した形状のレーザ光照射ノズル11の収納部14が形成されている。そして、この収納部14の先端には垂直方向に対して傾斜するレーザ光透過部材13が設けられている。レーザ光照射装置は、レーザ発振器(図示せず)及びこのレーザ発振器で発生したレーザ光を照射すべき箇所に導くレーザ光照射ノズル11から成る。本発明においては、レーザ光照射ノズル11が収納部14に収納され、無菌チャンバー1外に設置されていることから、レーザ光照射ノズル11が殺菌剤等と接触して劣化すること等が有効に防止されていると共に、レーザ光照射ノズル11を、容器及び蓋の溶着箇所に近接した位置に設置することが可能になり、レーザ溶着の精度を向上することが可能になる。
殺菌された内容物が充填され、蓋21が嵌合された密封手段Eに搬送されるフランジ付容器20は、圧着部材12で溶着箇所を圧着した状態で、回転手段(図示せず)により自転させ、フランジ部22の下方からレーザ光を照射して密封する。
図3に示す具体例においては、レーザ光透過部材13は、レーザ光を斜め下方から溶着箇所に照射することから垂直方向に対して傾斜する傾斜面として無菌チャンバー1に形成されており、レーザ光透過部材13の無菌チャンバー1の内側表面に付着した殺菌剤等の水滴はこの傾斜に沿って流れ落ち、レーザ光透過部材13上に留まることが有効に防止される。また、図3に示す具体例では、レーザ光照射ノズル11を収納する収納部14の上方に、レーザ光透過部材13の表面に無菌エアを吹き付ける付着物除去手段の送風装置15が設置されている。これにより、レーザ光透過部材13に付着した水滴を迅速に除去・乾燥され、水滴或いは水滴跡が残らず、レーザの精度が損なわれることがない。
本発明の無菌充填システムにおいては、密封手段におけるレーザ光照射ノズルが無菌チャンバー外に設置されているので、無菌チャンバー内の殺菌に使用される殺菌剤によるレーザ光照射ノズルの劣化等のおそれがないことから、殺菌剤を用いた殺菌を好適に行うことができるが、勿論、熱水のみによる殺菌であってもよい。好適な殺菌方法としては、従来公知の各種殺菌剤を用いた殺菌を行った後、無菌水による洗浄を行う方法、或いは無菌熱水による殺菌洗浄による方法を挙げることができる。
従来公知の殺菌剤としては、これに限定されないが、過酢酸系殺菌剤、過酸化水素、次亜塩素酸ソーダ等を挙げることができる。
本発明の無菌充填システムにおいては、上述した具体例に限定されず、種々の変更が可能である。
例えば、レーザ光透過部材13の付着物の除去方法として、上述した送風装置15による無菌エアの吹き付けのみならず、無菌水の吹き付けと無菌エアの吹き付けを交互に行うような手段であってもよいし、或いはレーザ光透過部材13の表面を拭き取り可能なワイパー手段を設けることもできる。
また、レーザ光の照射方向も斜め下方からに限定されず、容器及び蓋(密封部材)の形状や溶着箇所におけるレーザにより発熱する部材の位置等に応じて、上方、下方、側方など何れの方向からも照射することができ、レーザ光の照射方向に応じて、レーザ光透過部材13を備えた収納部14を形成すればよい。尚、収納部14は、溶着箇所とレーザ光透過部材13の距離が50乃至200mmの範囲となるように形成することが、レーザ溶着を効率的に行う上で好適である。
更に、容器の搬送手段も、図1に示したように複数のターレットの回転により行う場合に限定されず、無菌チャンバー内を循環する複数のカップホルダーを有するコンベアであってもよい。
また、無菌チャンバーに形成するレーザ光透過部材13としては、殺菌剤に対する耐薬品性などの観点から、石英ガラス、ポリカーボネート等を例示することができる。尚、レーザ透過率は、使用するレーザの波長に対応する光について分光光度計を用いて透過率を測定し求めることができる。
また、レーザ光透過部材13の無菌チャンバー1内側の表面の撥水性を向上させるように表面処理したものであってもよい。
本発明の無菌充填システムの密封手段に使用するレーザとしては、従来レーザ溶着に用いられている、ガスレーザ、固体レーザ、或いは半導体レーザ等を用いることができ、容器、蓋に用いる材料の種類に応じて選択することができる。
レーザ発振器の出力は、これに限定されないが、20乃至150W、特に30乃至100Wの範囲にあることが好ましく、またレーザの波長は200nm乃至20μm、特に400nm乃至9μmの範囲にあることが好ましい。またレーザのスポット径が0.2乃至3mm、特に0.5乃至2mmの範囲にあることが包装体の密閉性の点から好ましい。
また、レーザの焦点距離は10乃至200mm、特に50乃至150mmの範囲にあることが、溶着による密閉性を確保しつつ、樹脂の劣化を防止する上で好ましい。
更に、レーザの掃引速度は、50乃至800mm/秒、特に100乃至750mm/秒の範囲にあることが、溶着による密閉性を確保しつつ、樹脂の劣化を防止する上で好ましい。
本発明の無菌充填システムは、レーザ溶着による密封が可能である限り種々の容器及び密封部材(蓋)の組合わせに使用することができ、このような容器及び密封部材は、少なくとも溶着部分のレーザの入射側においてレーザを透過可能な透明或いは半透明であることが必要であると共に、レーザを熱に変換するために、溶着部分の界面或いは界面近傍には発熱部が設けられていることが必要である。
レーザを透過可能な透明或いは半透明の層を形成し得る樹脂としては、従来包装容器に用いられていた熱可塑性樹脂を用いることができるが、レーザ透過率が70%以上、特に80%以上の熱可塑性樹脂であることが好適であり、このような熱可塑性樹脂としてはオレフィン系樹脂、ポリエステル樹脂等を挙げることができる。
また、溶着部分は、上述したレーザを透過可能な樹脂の中でも低−、中−、高−密度のポリエチレン、アイソタクチックポリプロピレン、プロピレン・エチレン共重合体、ポリブテン−1、エチレン・プロピレン共重合体、エチレン・ブテン−1共重合体、プロピレン・ブテン−1共重合体、エチレン・プロピレン・ブテン−1共重合体等のオレフィン系樹脂等を用いることが望ましく、特に融点が160℃以下の熱可塑性樹脂を用いることが容易に溶着できるので好適である。
発熱部は、容器又は密封部材(蓋)の何れか一方に形成されていればよいが、界面或いは界面近傍には形成されていることが溶着効率の点から好ましい。発熱部を構成し得るものとしては、金属箔や金属板等の金属、黒色等の着色塗料から成る塗膜、或いは鉄粉等の酸素吸収剤やカーボンブラック等を含有した樹脂、或いは溶着部自体をレーザ照射により自己発熱可能なポリアミド樹脂、ポリエステル樹脂、ポリウレタン樹脂等を挙げることができるが、生産性等の点から熱可塑性樹脂から成る着色層とすることが好適であり、単層或いは多層形態で用いることができる。
また、容器及び密封部材(蓋)の形状は、レーザのスポット径以上の幅を有する溶着箇所が形成され得る限りその形状は問わないが、図3に示したように、フランジ付容器と落とし蓋形状の成形蓋の組合わせのように、嵌合可能な組合わせであることにより好適にレーザ溶着することができる。
本発明の無菌充填システムは、レーザ溶着による密封手段を有することから、効率よくしかも確実に密封することができることから、高い生産性が要求される大量生産品の充填密封システムとして利用することができる。
1 無菌チャンバー、2,4,6 カップホルダー、3 上流側ターレット、5 中間ターレット、7 下流側ターレット、9 ノズル、11 レーザ光照射ノズル、13 レーザ光透過部材、14 収納部、15 送風装置、20 容器、21 蓋。

Claims (4)

  1. 無菌チャンバーと、該無菌チャンバー内を、殺菌剤による殺菌と無菌水による洗浄、又は無菌熱水による殺菌洗浄を行う手段、殺菌済みの容器及び蓋を供給する手段、該殺菌済み容器に殺菌された内容物を充填する充填手段、該内容物充填済み容器及び殺菌済み蓋をレーザ溶着により密封する密封手段を、前記無菌チャンバーの内側に備え、前記無菌チャンバーの外側に、レーザ光照射ノズルを収納する収納部を備えて成る無菌充填システムであって、
    前記収納部は、無菌チャンバー側面から無菌チャンバー内の前記容器及び蓋の溶着部に向かって突出し、該突出部分の先端にレーザ光透過部材を備えており、
    前記密封手段におけるレーザ照射が、前記無菌チャンバー外に設置されたレーザ光照射ノズルから照射され、前記レーザ光透過部材を透過して容器及び蓋の溶着箇所に照射されることを特徴とする無菌充填システム。
  2. 前記無菌チャンバーが、前記レーザ光透過部材の無菌チャンバー内表面の付着物を除去する付着物除去手段を有する請求項1記載の無菌充填システム。
  3. 前記付着物除去手段が、無菌エアの噴射装置である請求項に記載の無菌充填システム。
  4. 前記容器がフランジ付容器であり、該フランジ付容器に蓋が載置された状態でフランジ部分を上方から押圧する容器及び蓋の固定手段、及びレーザ照射に際してフランジ付容器を自転させる回転手段を有し、フランジ部分に下方からレーザ光を照射するようにレーザ光透過部材が設置されていると共に、該レーザ光透過部材表面が傾斜している請求項1〜の何れかに記載の無菌充填システム。
JP2013195959A 2013-09-20 2013-09-20 無菌充填システム Active JP6446770B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013195959A JP6446770B2 (ja) 2013-09-20 2013-09-20 無菌充填システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013195959A JP6446770B2 (ja) 2013-09-20 2013-09-20 無菌充填システム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2015058975A JP2015058975A (ja) 2015-03-30
JP6446770B2 true JP6446770B2 (ja) 2019-01-09

Family

ID=52816804

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013195959A Active JP6446770B2 (ja) 2013-09-20 2013-09-20 無菌充填システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6446770B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6645097B2 (ja) * 2015-09-29 2020-02-12 東洋製罐株式会社 密封包装体

Family Cites Families (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0298525A (ja) * 1988-09-30 1990-04-10 Toppan Printing Co Ltd 殺菌装置及びその殺菌方法
JP3528971B2 (ja) * 1992-01-14 2004-05-24 大日本印刷株式会社 無菌充填装置
DE19736732A1 (de) * 1997-08-22 1999-03-11 Lzh Laserzentrum Hannover Ev Einrichtung und Verfahren zur Bearbeitung eines Werkstückes mittels elektromagnetischer Strahlung sowie Spiegel zur Reflexion von elektromagnetischer Strahlung, insbesondere von Laserlicht
JPH11334709A (ja) * 1998-05-22 1999-12-07 House Foods Corp 無菌包装品の製造方法
JP2000051327A (ja) * 1998-08-13 2000-02-22 Daiwa Can Co Ltd 缶蓋の殺菌装置
CN100445173C (zh) * 2001-09-05 2008-12-24 大日本印刷株式会社 物品的杀菌方法和杀菌装置
JP4752435B2 (ja) * 2005-10-07 2011-08-17 大日本印刷株式会社 Pet製ボトルの殺菌方法及び殺菌装置
US8349420B2 (en) * 2008-08-29 2013-01-08 Toyo Seikan Kaisha, Ltd. Packing body sealed by laser welding and method of sealing the same
JP5350212B2 (ja) * 2009-12-28 2013-11-27 キリンビバレッジ株式会社 充填ノズルの洗浄方法
JP6024152B2 (ja) * 2012-03-29 2016-11-09 東洋製罐株式会社 容器及び蓋のレーザ溶着による密封方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2015058975A (ja) 2015-03-30

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR101241563B1 (ko) 음료용 또는 식품용 밀봉 용기의 제조 방법
CN103269972B (zh) 使用电解水生产无菌饮料和无菌容器的系统
US11382996B2 (en) Method and apparatus for sterilizing sleeve
JP5812225B1 (ja) 成形蓋及びこの蓋の容器への嵌合方法並びに密封方法
JP2013203052A (ja) 容器及び蓋のレーザ溶着による密封方法
JP4833713B2 (ja) 密封容器の製造方法
JP4841992B2 (ja) 密封容器の製造装置及び密封容器の製造方法
JP6446770B2 (ja) 無菌充填システム
JP2011051627A (ja) 密封容器及びその製造方法
JP4855120B2 (ja) 密封容器の製造方法、容器密封システム及び蓋溶接機
JP2019023095A (ja) キャップの殺菌方法及び殺菌装置
JP2020172297A (ja) 無菌充填機及び無菌充填方法
JP6394644B2 (ja) キャップ殺菌装置および内容物充填システム
US11897742B2 (en) Cap sterilization device and content filling system
JP2013086848A (ja) 口栓付容器の無菌充填方法
JP2018016365A (ja) キャップ殺菌装置、内容物充填システムおよびキャップ殺菌方法
JP6881106B2 (ja) プリフォームの殺菌方法及び装置
JP6292254B2 (ja) キャップ殺菌装置および内容物充填システム
JP6395063B2 (ja) キャップ殺菌装置、内容物充填システムおよびキャップ殺菌方法
JP6886642B2 (ja) キャップ殺菌装置、内容物充填システム、キャップ殺菌方法および内容物充填方法
JP6886643B2 (ja) キャップ殺菌装置、内容物充填システム、キャップ殺菌方法および内容物充填方法
JP6807056B2 (ja) キャップ殺菌装置および内容物充填システム
JP5750882B2 (ja) 密封容器及びその製造方法
JP6886644B2 (ja) キャップ殺菌装置、内容物充填システム、キャップ殺菌方法および内容物充填方法
JP6788848B2 (ja) キャップ殺菌装置、内容物充填システム、キャップ殺菌方法および内容物充填方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20160824

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20170628

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20170704

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20170829

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20180130

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20180315

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20180525

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20181106

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20181119

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6446770

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150