JP6444970B2 - 変圧器、三相リアクトル、モータ駆動装置、機械および整流装置 - Google Patents

変圧器、三相リアクトル、モータ駆動装置、機械および整流装置 Download PDF

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Description

本発明は、ギャップを備えた変圧器に関する。
従来技術における変圧器は、複数の脚部を備えたU字形状またはE字形状の鉄心と、そのような鉄心に巻回されたコイルとを含んでいる。コイルは変圧器の外部に露出しているので、コイルから漏れた磁束によって、渦電流がコイル近傍の金属部分に発生する。これにより、コイル近傍の金属部分が発熱するという問題があった。特に、油入りトランスにおいては変圧器を金属製の格納容器に収納しているので、コイルから漏れた磁束により、金属製の格納容器が発熱するのを抑える必要がある。
このような問題を解決するために、特許文献1においてはコイルの周囲にシールド板を配置し、特許文献2においては、格納容器の内側にシールド板を貼付けている。これにより、コイル近傍の金属部分や、格納容器が発熱するのを抑えられる。
ところで、E字形状の鉄心を含む従来技術の三相変圧器においては、中央の相の磁路長と両端の相の磁路長とが異なっている。このため、中央の相の巻線数と両端の相の巻線数とを異ならせて、三相のバランスを調整する必要があるという課題があった。
ここで、特許文献3および特許文献4においては、放射状に配置された複数の磁心に巻回された主巻線と、複数の磁心の間の連結する磁心に巻回された制御巻線とを備えた三相電磁機器が開示されている。このような場合には、三相のバランスを調整することができる。
特公平5−52650号公報 特許第5701120号公報 特許第4646327号公報 特開2013−42028号公報
しかしながら、特許文献3および特許文献4においては、制御巻線が電磁機器の最外方に位置しているので制御巻線の磁束が外部に漏れるという問題がある。さらに、主巻線に加えて制御巻線を備える必要があるので、電磁機器が大型化するという問題もある。
さらに、変換器用変圧器において、直流側巻線と交流側巻線とが巻回された任意の数の脚部はギャップ付鉄心から構成されている。直流側巻線にはサイリスタが各々独立して接続されており、交流側巻線は互いに直列に接続されて電源に接続されている。このようなギャップ付鉄心は、いわゆる直列多重電圧形の変換装置用のものであり、その動作の速応性,電源側の力率及び高周波に関して良好な特性が得られる。
通常の変圧器の鉄心に関しては、珪素鋼板の抜き板接合部を小さくして磁気抵抗を小さくし、鉄損・励磁電流及び振動騒音を小さくしている。これに対し、変換器用変圧器の鉄心に関しては、以下の二つの理由により、ギャップを形成して、磁気抵抗をある程度大きくする必要がある。
(1)サイリスタの僅かなオンタイミングのずれや制御上のずれ、および変圧器を含む回路のインピーダンス特性の差などにより、直流成分の電流が発生する。この直流電流が直流側巻線に流れると、鉄心には直流偏磁が発生して鉄心は飽和する。その結果、励磁電流が増大し電力変換装置としての特性を悪化させると共に、変換器用変圧器における損失が増加し、振動騒音が大きくなる。直流偏磁の発生を完全に防止するのは困難である。従って、定格電流の1%程度の直流電流が流れたとしても、鉄心が飽和しないように適切なギャップを形成する必要がある。
(2)互いに直列に接続される交流側巻線の分担電圧を均一にして、電力変換装置としての動作を良好に維持する必要がある。このため、変換器用変圧器の各相間で励磁インピーダンスすなわち磁気抵抗を同一にする必要がある。鉄心にギャップを設けない場合には、鉄心の材質による磁気特性のバラツキや抜き板接合部の隙間の不揃などに起因して、磁気抵抗を同一にすることは困難である。これに対し、鉄心にギャップを設けた場合には、ギャップ長が等しくなるように製造管理することにより、励磁インピーダンスのバラツキを数%以内に抑えられる。
さらに、従来の電力変換装置において必要とされる変圧器の容量は数十MVA程度までであった。従って、変圧器の一つの脚部当たりのギャップの数が一つであっても、ギャップの厚さが数mm程度であり、問題にはならない。
しかしながら、必要とされる変圧器の容量が数百MVAとなる電力変換装置においては、変換器用変圧器の鉄心も大形になるので、ギャップの厚さを10mm以上にする必要がある。その結果、ギャップにおける磁束の広がりが大きくなり、鉄心の端面に垂直に入るフリンジング磁束成分が多くなって、局所加熱が増大する。さらに、一つのギャップに蓄えられる磁気エネルギが大きくなり、振動騒音を増大する。このため、実製品として設計・製造することがかなり困難となり、経済的でない。
本発明はこのような事情に鑑みてなされたものであり、磁束が周囲へ漏れるのを抑えると共に、大型化することのない変圧器を提供することを目的とする。
前述した目的を達成するために1番目の発明によれば、外周部鉄心と、前記外周部鉄心の内面に接するか、または、該内面に結合された少なくとも三つの鉄心コイルと、を含み、前記少なくとも三つの鉄心コイルのそれぞれは、鉄心と該鉄心に巻回された一次コイルおよび二次コイルの少なくとも一方とを含んでおり、前記少なくとも三つの鉄心のうちの互いに隣接する二つの鉄心の間もしくは前記少なくとも三つの鉄心と前記外周部鉄心の中心に位置する中心部鉄心との間には磁気的に連結可能なギャップが形成されている、変圧器が提供される。
2番目の発明によれば、1番目の発明において、前記少なくとも三つの鉄心コイルの数は3の倍数である。
3番目の発明によれば、1番目の発明において、前記少なくとも三つの鉄心コイルの数は4以上の偶数である。
4番目の発明によれば、1番目から3番目のいずれかの発明において、前記鉄心は複数の鉄心部分から構成されている。
5番目の発明によれば、4番目の発明において、前記複数の鉄心部分の間には磁気的に連結可能な鉄心部分ギャップが形成されている。
6番目の発明によれば、1番目から5番目のいずれかの発明において、前記外周部鉄心は、複数の外周部鉄心部分から構成されている。
7番目の発明によれば、6番目の発明において、前記複数の外周部鉄心部分の間には磁気的に連結可能な外周部鉄心部分ギャップが形成されている。
8番目の発明によれば、1番目から7番目のいずれかの発明において、前記少なくとも三つの鉄心コイルの前記鉄心と前記外周部鉄心との間には磁気的に連結可能な外周部鉄心ギャップが形成されている。
9番目の発明によれば、1番目から8番目のいずれかの発明において、前記変圧器の前記ギャップ、前記鉄心部分ギャップ、前記外周部鉄心部分ギャップ、ないし前記外周部鉄心ギャップには、非磁性材料であるギャップ材または絶縁紙または樹脂が挿入されているか、または充填されている。
10番目の発明によれば、1番目から9番目のいずれかの発明において、前記変圧器の前記外周部鉄心の内側には、非磁性材料であるギャップ材または絶縁材または樹脂が充填されている。
11番目の発明によれば、1番目から10番目のいずれかの変圧器を備えたモータ駆動装置が提供される。
12番目の発明によれば、11番目の発明のモータ駆動装置を備えた機械が提供される。
13番目の発明によれば、1番目から10番目のいずれかの変圧器を備えた整流装置が提供される。
14番目の発明によれば、13番目の発明の整流装置を備えた機械が提供される。
1番目の発明においては、鉄心に巻線を巻回した鉄心コイルを、外周部鉄心内に配置しているので、巻線から周囲への漏れ磁束を低減できる。さらに、従来技術のようなシールド板を設ける必要もなく、小型の変圧器を形成できる。また、3相変圧器においては、3相の磁路長が構造的に等しくなるので、設計と製造が容易になる。さらに、1次入力電圧と2次出力電圧の比は固定であるので、制御線が不要となり、変圧器をさらに小型化できる。
2番目の発明においては、変圧器を三相変圧器として使用できる。
3番目の発明においては、変圧器を単相変圧器として使用できる。
4番目の発明においては、コイルの取付が容易になり、変圧器の組立性を向上させられる。
5番目の発明においては、鉄心コイルの間のギャップと複数の鉄心部分の間の鉄心部分ギャップとの両方が形成されているので、1箇所あたりのギャップの寸法を小さくできる。そうすることで、ギャップから漏洩する磁束を少なくできるので、漏洩磁束によるコイル内の渦電流損を低減することができる。
6番目の発明においては、コイルの取付が容易になり、変圧器の組立性を向上させられる。このことは、特に大型の変圧器を作成するのに有利である。
7番目の発明においては、外周部鉄心部分ギャップを調整することにより、インダクタンスのアンバランスを容易に調整することができる。
8番目の発明においては、外周部鉄心と鉄心コイルとの間に外周部鉄心ギャップが形成されているので、鉄心コイルから発生する熱が外周部鉄心に伝達し難くなる。
9番目の発明においては、ギャップに接する鉄心の振動を抑制すると共に鉄心から発生する騒音を低減することができる。
10番目の発明においては、鉄心コイルと外周部鉄心との間の温度平衡を促進すると共に、鉄心コイルや外周部鉄心から発生する騒音を低減することができる。
11番目〜14番目の発明においては、変圧器を備えたモータ駆動装置、機械、および整流装置を容易に提供できる。
添付図面に示される本発明の典型的な実施形態の詳細な説明から、本発明のこれら目的、特徴および利点ならびに他の目的、特徴および利点がさらに明解になるであろう。
本発明の第一の実施形態に基づく変圧器の斜視図である。 図1に示される変圧器の断面図である。 第二の実施形態における変圧器の断面図である。 本発明の第三の実施形態に基づく変圧器の断面図である。 本発明の第四の実施形態に基づく変圧器の断面図である。 本発明の第五の実施形態に基づく変圧器の断面図である。 本発明の第六の実施形態に基づく変圧器の断面図である。 本発明の第七の実施形態に基づく他の変圧器の断面図である。 本発明の第八の実施形態に基づく変圧器の断面図である。 本発明の第九の実施形態に基づく変圧器の断面図である。 本発明の第十の実施形態に基づく変圧器の断面図である。 本発明の変圧器を含む機械または装置を示す図である。 従来技術における変圧器を示す略図である。 図2Aに示されるような変圧器を示す略図である。 本発明の第十一の実施形態に基づく変圧器の断面図である。 本発明の第十二の実施形態に基づく他の変圧器の断面図である。 本発明の第十三の実施形態に基づく変圧器の断面図である。 本発明の第十三の実施形態に基づく他の変圧器の断面図である。 本発明のさらに他の変圧器の断面図である。 本発明のさらに他の変圧器の断面図である。 本発明のさらに他の変圧器の断面図である。 本発明のさらに他の変圧器の断面図である。 本発明のさらに他の変圧器の断面図である。 本発明のさらに他の変圧器の断面図である。 本発明のさらに他の変圧器の断面図である。 本発明のさらに他の変圧器の断面図である。 本発明のさらに他の変圧器の断面図である。 本発明のさらに他の変圧器の断面図である。 本発明のさらに他の変圧器の断面図である。
以下、添付図面を参照して本発明の実施形態を説明する。以下の図面において同様の部材には同様の参照符号が付けられている。理解を容易にするために、これら図面は縮尺を適宜変更している。
図1は本発明の第一の実施形態に基づく変圧器の斜視図である。さらに、図2Aは図1に示される変圧器の断面図である。図1に示されるように、変圧器5は、断面が六角形状の外周部鉄心20と、外周部鉄心20の内面に接するかまたは結合している少なくとも三つの鉄心コイル31〜33とを含んでいる。なお、外周部鉄心20が円形または他の多角形形状であってもよい。
鉄心コイル31〜33のそれぞれは、鉄心41〜43と鉄心41〜43に巻回されたコイル51〜53とを含んでいる。なお、図1および図2A等に示されるコイル51〜53のそれぞれは一次コイルおよび二次コイルの両方を含みうる。これら一次コイルおよび二次コイルは同一の鉄心に重ね巻きしても、交互に巻回してもよい。また、一次コイルと二次コイルは別々の鉄心に巻回してもよい。なお、外周部鉄心20および鉄心41〜43は、複数の鉄板、炭素鋼板、電磁鋼板、アモルファスを積層するか、または圧粉鉄心、フェライトといった磁性体から作成される。
図2Aから分かるように、鉄心41〜43は互いに同一の寸法であり、外周部鉄心20の周方向に等間隔に配置されている。図2Aにおいては鉄心41〜43のそれぞれの半径方向外側端部は外周部鉄心20に接している。
さらに、図2A等においては鉄心41〜43のそれぞれの半径方向内側端部は外周部鉄心20の中心に向かって収斂しており、その先端角度は約120度である。そして、鉄心41〜44の半径方向内側端部は、磁気的に連結可能なギャップ101〜104を介して互いに離間している。
言い換えれば、第一の実施形態においては鉄心41の半径方向内側端部は、隣接する二つの鉄心42、44のそれぞれの半径方向内側端部とギャップ101、104を介して互いに離間している。他の鉄心42〜44についても同様である。なお、ギャップ101〜104の寸法は互いに等しいことが理想的であるが、等しくなくても良い。また、後述する実施形態においては、ギャップ101〜104等の表記および鉄心コイル31〜34等の表記を省略する場合がある。
このように、第一の実施形態においては鉄心コイル31〜33を外周部鉄心20の内側に配置している。言い換えれば、鉄心コイル31〜33は外周部鉄心20により取囲まれている。このため、コイル51〜53からの磁束が外周部鉄心20の外部に漏洩するのを低減できる。すなわち、従来技術よりも漏れ磁束が低減することで、漏れなくなった磁束が鉄心内を通過するため、自己インダクタンスに対する相互インダクタンスの割合が高くなるので、より低損失で効率的な変圧器を実現できる。
また、図1等に示される変圧器5を三相変圧器として使用することもできる。この場合、三相の磁路長が構造的に等しくなるので、設計および製造が容易である。さらに、1次入力電圧と2次出力電圧の比は固定であるため、従来技術の制御巻線が不要である。このため、変圧器5が大型化するのを避けることもできる。
さらに、図2Bは第二の実施形態における変圧器の断面図である。図2Bにおいては、鉄心41〜43のそれぞれが先端側鉄心部分41a〜43aと、基端側鉄心部分41b〜43bとから構成されている。
この場合には、基端側鉄心部分41b〜43bのみを外周部鉄心20に組付けた状態で、コイル51〜53を基端側鉄心部分41b〜43bに巻回する。次いで、先端側鉄心部分41a〜43aを図示されるように挿入すればよい。
これにより、コイル51〜53の取付が容易になり、組立性を向上させられるのが分かるであろう。この目的のために、先端側鉄心部分41a〜43aと基端側鉄心部分41b〜43bとの間の領域には、コイル51〜53が配置されないのが好ましい。また、鉄心41〜43のそれぞれが、三つ以上の鉄心部分から形成されていてもよい。
なお、先端側鉄心部分41a〜43aと基端側鉄心部分41b〜43bとの接触面ならびに基端側鉄心部分41b〜43bと外周部鉄心20との接触面は鏡面加工されるか、または嵌め合わせ構造にするのが好ましい。これにより、先端側鉄心部分41a〜43aと基端側鉄心部分41b〜43bとの間ならびに基端側鉄心部分41b〜43bと外周部鉄心20との間にギャップが形成されるのを避けられる。
図3は本発明の第三の実施形態に基づく変圧器の断面図である。図3に示される変圧器5は外周部鉄心20と、外周部鉄心20に磁気的に互いに連結する、前述したのと同様な鉄心コイル31〜36とを含んでいる。鉄心コイル31〜36のそれぞれは、半径方向に延びる鉄心41〜46と該鉄心に巻回されたコイル51〜56とを含んでいる。
図3に示される変圧器5の鉄心41〜46のそれぞれの半径方向内側端部の先端角度は約60度である。そして、鉄心41〜46の半径方向内側端部は、磁気的に連結可能なギャップ101〜106を介して互いに離間している。このように変圧器5は、3の倍数の数の鉄心コイル31〜36を含んでいてもよく、その場合には、変圧器5を三相変圧器として使用できる。
図4は本発明の第四の実施形態に基づく変圧器の断面図である。図4に示されるように、変圧器5は、外周部鉄心20と、外周部鉄心20に磁気的に互いに連結する四つの鉄心コイル31〜34とを含んでいる。図4においては、八角形状の外周部鉄心20の内側に鉄心コイル31〜34が配置されている。なお、外周部鉄心20は円形あるいは他の多角形形状であってもよい。これら鉄心コイル31〜34は変圧器5の周方向に等間隔で配置されている。なお、鉄心コイルは周方向に配置されていればよく必ずしも等間隔である必要はない。
図面から分かるように、それぞれの鉄心コイル31〜34は、半径方向に延びる鉄心41〜44と該鉄心に巻回されたコイル51〜54とを含んでいる。鉄心41〜44のそれぞれの半径方向外側端部は、外周部鉄心20に接するか、もしくは外周部鉄心20と一体的に形成されている。
さらに、鉄心41〜44のそれぞれの半径方向内側端部は外周部鉄心20の中心近傍に位置している。図4等においては鉄心41〜44のそれぞれの半径方向内側端部は外周部鉄心20の中心に向かって収斂しており、その先端角度は約90度である。なお、それぞれの先端角度が90度から小さくなるほど、ギャップの面積は拡大するが、より少ない電流で磁束飽和し易くなる。そして、鉄心41〜44の半径方向内側端部は、磁気的に連結可能なギャップ101〜104を介して互いに離間している。
言い換えれば、第四の実施形態においては鉄心41の半径方向内側端部は、隣接する二つの鉄心42、44のそれぞれの半径方向内側端部とギャップ101、104を介して互いに離間している。他の鉄心42〜44についても同様である。なお、ギャップ101〜104の寸法は互いに等しいことが理想的であるが、等しくなくても良い。また、後述する実施形態においては、ギャップ101〜104の表記および鉄心コイル31〜34等の表記を省略する場合がある。
従って、図4に示されるように、ギャップ101〜104からなる単一の略X字形状のギャップが変圧器5の中心に形成されることになる。これらギャップ101〜104も変圧器5の周方向に等間隔で配置されている。
このように、第四の実施形態では、変圧器5の中心部に位置する中心部鉄心が不要であるので、変圧器5を軽量かつ簡易に構成することができる。さらに、四つの鉄心コイル31〜34が外周部鉄心20により囲まれているので、コイル51〜54から発生した磁界が外周部鉄心20の外部に漏洩することもない。また、ギャップ101〜104を任意の厚さで低コストで設けることができるので、従来構造の変圧器と比べて設計上有利である。
また、変圧器5が4以上の偶数の鉄心コイルを含んでいても良い。この場合には、変圧器5を単相変圧器として使用できるのが分かるであろう。さらに、コイルを互いに直列又は並列で接続することにより、入出力電圧又は定格電流を調整することができる。
図5は本発明の第五の実施形態に基づく変圧器の断面図である。図5に示される変圧器5における鉄心コイル31〜34の半径方向に延びる鉄心41〜44は、半径方向内側に位置する第一鉄心部分41a〜44aと半径方向外側に位置する第三鉄心部分41c〜44cと、第一鉄心部分41a〜44aと第三鉄心部分41c〜44cとの間に位置する第二鉄心部分41b〜44bとをそれぞれ含んでいる。
これら第一鉄心部分41a〜44aと第二鉄心部分41b〜44bとの間には磁気的に連結可能な第一鉄心部分ギャップ111a〜114aが形成されている。同様に、第二鉄心部分41b〜44bと第三鉄心部分41c〜44cとの間には磁気的に連結可能な第二鉄心部分ギャップ111b〜114bが形成されている。さらに、変圧器5は、第二鉄心部分41b〜43bおよび第三鉄心部分41c〜44cに巻回された共通のコイル51〜54を含んでいる。なお、コイル51〜54が第一鉄心部分41a〜44aにも巻回されていてもよい。
このような場合には、一つの鉄心、例えば鉄心41に対して、元々はギャップ101のみだったギャップが、ギャップ101、第一鉄心部分ギャップ111aおよび第二鉄心部分ギャップ111bに分割されるので、ギャップ一つ当たりの厚みは小さくなる。この場合のギャップの厚みとは、ギャップを分割後のギャップ101、第一鉄心部分41aおよび第二鉄心部分41bの間の距離、ならびに第二鉄心部分41bおよび第三鉄心部分41cの間の距離である。
図6は本発明の第六の実施形態に基づく変圧器の断面図である。図6に示される変圧器5の鉄心コイル31〜34は、半径方向に延びる鉄心41〜44と、該鉄心に巻回されたコイル51〜54とを含んでいる。鉄心41〜44のそれぞれの半径方向内側端部は前述した実施形態と同様に、ギャップ101〜104を介して互いに隣接している。
第六の実施形態においては、鉄心41〜44の半径方向外側端部と外周部鉄心20との間には磁気的に連結可能な外周部鉄心ギャップ111c〜114cがそれぞれ形成されている。変圧器5の動作時には、鉄心コイル31〜34において熱が発生する。第六の実施形態においては、外周部鉄心ギャップ111c〜114cが形成されているので、鉄心コイル31〜34から発生する熱が外周部鉄心20に伝達し難くなるという効果がある。
図7は本発明の第七の実施形態に基づく変圧器の断面図である。図7に示される変圧器5の鉄心コイル31〜34は図1を参照して説明したのと概ね同様である。第七の実施形態においては、外周部鉄心20が、複数、例えば四つの外周部鉄心部分21〜24より構成されている。図7においては、外周部鉄心部分21が鉄心41に接するかまたは一体的に構成されている。同様に、外周部鉄心部分22〜24は、それぞれ鉄心42〜44に接するかまたは一体的に構成されている。図7に示される実施形態においては、外周部鉄心20が大型である場合であっても、そのような外周部鉄心20を容易に製造できる。
図8は本発明の第八の実施形態に基づく変圧器の断面図である。第八の実施形態においては、外周部鉄心部分21と外周部鉄心部分22との間には、磁気的に連結可能な外周部鉄心部分ギャップ61が形成されている。同様に、外周部鉄心部分22と外周部鉄心部分23との間、外周部鉄心部分23と外周部鉄心部分24との間、および外周部鉄心部分24と外周部鉄心部分21との間には、磁気的に連結可能な外周部鉄心部分ギャップ62〜64がそれぞれ形成されている。
言い換えれば、外周部鉄心部分21〜24それぞれは互いに外周部鉄心部分ギャップ61〜64を介して配置されている。このような場合には、外周部鉄心部分21〜24の長さを調整することにより、外周部鉄心部分ギャップ61〜64を調整できる。その結果、変圧器5のインダクタンスのアンバランスを調整できるのが分かるであろう。
図8に示される変圧器5は、外周部鉄心部分ギャップ61〜64を有するという点でのみ、図7に示される変圧器5とは異なる。言い換えれば、この実施形態においては、隣接する外周部鉄心部分21〜24の間に外周部鉄心部分ギャップ61〜64は形成されていない。図7および図8に示される実施形態においては、外周部鉄心20が大型である場合であっても、そのような外周部鉄心20を容易に製造できる。
図9は本発明の第九の実施形態に基づく変圧器の断面図である。図9に示される変圧器5は図4を参照して説明した変圧器5と概ね同様であるので、再度の説明を省略する。図9に示されるように、変圧器5のギャップ101〜104には、樹脂製のギャップ材71が充填されている。
この場合には、樹脂をギャップ101〜104に単に充填して硬化させることによりギャップ材71を作成できる。このため、ギャップ材71を容易に作成することができる。なお、図9に示されるのと同様な略X字形状またはL字形状または板状のギャップ材71を予め作成し、樹脂を充填する代わりに、このギャップ材71をギャップ101〜104に挿入してもよい。このような場合においては、ギャップ材71がギャップ101〜104に接する鉄心の振動を抑制するため、鉄心から発生する騒音を低減できる。図5に示される鉄心部分ギャップと図8で示される外周部鉄心ギャップについても同様に、樹脂を充填することで容易にギャップ材を作成することができ、同様の効果を得ることができることは明らかであろう。
さらに、図10は本発明の第十の実施形態に基づく変圧器の断面図である。図10に示される変圧器5は図4を参照して説明した変圧器5と概ね同様であるので、再度の説明を省略する。図10に示されるように、変圧器5の外周部鉄心20の内部は樹脂製の絶縁材72によって充填されている。
この場合にも、樹脂を外周部鉄心20の内部に単に充填して硬化させることにより絶縁材72を容易に作成することができる。このような場合においては、絶縁材72が鉄心コイル31〜34や外周部鉄心20の振動を抑制することで、発生する騒音を低減できる。さらに、図10に示される実施形態においては、鉄心コイル31〜34と外周部鉄心20との間の温度平衡を促進することもできる。
図11は本発明の変圧器を含む機械または装置を示す図である。図11においては、変圧器5はモータ駆動装置において使用されている。そして、機械または装置がそのようなモータ駆動装置を含んでいる。
また、図11から分かるように、変圧器5は、太陽光発電などで直流から交流に変換するための整流装置に含まれていてもよい。そして、そのような整流装置が充電装置、例えば自動車用の充電装置に備えられていてもよい。このような場合には、変圧器5を含むモータ駆動装置、整流装置、機械、充電装置などを容易に提供できるのが分かるであろう。
ところで、図12は従来技術における変圧器を示す略図である。図12に示される変圧器100においては略E字形状の二つの鉄心150、160の間にコイル171〜173が配置されている。このため、コイル171〜173は互いに平行に配置されている。
図12においては、幅広矢印で示されるように隣接する二つのコイルに磁束が流れると、コイルの外側における磁束は幅狭矢印で示されるように互いに打ち消し合うように作用する。これにより、磁気抵抗が増えるので、図12に示される変圧器100のコイルの直流抵抗値は大きくなり、損失が増加する傾向にある。
図13は図2Aに示されるような変圧器を示す略図である。この場合には、隣接する二つのコイル、例えばコイル52、53は互いに平行でなく、約120°の角度をなしている。このため、幅広矢印で示されるように隣接する二つのコイルに磁束が流れたとしても、コイルの外側における磁束は幅狭矢印で示されるように互いに打ち消し合わない。従って、本発明の変圧器5においては磁気抵抗は増えない。このため、本発明における変圧器5のコイルの直流抵抗値は大きく増えず、損失の増加も少ない傾向にある。隣接する二つのコイルのなす角が大きいほど、隣接する二つのコイルに流れる磁束が閉磁路を形成する際に、お互いの直流抵抗値を増やすことなく、総損失が不必要に増加しないことは明らかであろう。
隣接する二つのコイルの間に鉄心を配置すると、コイルの外側に発生する磁束の流れを整える作用が働くため、コイルの直流抵抗値の増加をさらに抑制することができる。このため、図13に示される領域A等に追加の鉄心を配置するのが好ましい。ここで、図14は本発明の第十一の実施形態に基づく変圧器の断面図である。図14においては、図13の領域Aに対応した場所に、断面が二等辺三角形の追加鉄心45が配置されている。図示されるように、追加鉄心45の断面の頂角を含む辺は、コイル51、53の厚みよりも大きい。
図14においては、コイル51、53は外周部鉄心20の内面に接触している。このため、コイル51、53は、鉄心41、43と外周部鉄心20と追加鉄心45とにより取り囲まれている。言い換えれば、コイル51、53の断面のうちの三辺は鉄心41、43、外周部鉄心20および追加鉄心45に近接している。このような場合には、前述した効果が高いのが分かるであろう。
また、図14においては、突出部20a、20bが外周部鉄心20の内面から半径方向内側に突出している。これら突出部20a、20bはコイル51、52の間およびコイル52、53の間にそれぞれ突出している。突出部20a、20bの断面は略等脚台形状であり、突出部20a、20bはコイル51、53の外面に部分的に接触している。
図14から分かるように、突出部20aはコイル51、52の外面に接触している。突出部20bも同様である。従って、この場合には、コイル51、53の断面のうちの二辺が鉄心41、43および外周部鉄心20に完全に接触すると共に、コイル51、53の断面のうちの一辺が突出部20a、20bに部分的に接触している。この場合にも、前述したのと概ね同様の効果が得られるのが分かるであろう。なお、コイルと追加鉄心45または突出部20a、20bとの間に微少な隙間があってもよい。
図14に示される変圧器5おいて、コイル51〜53の間の全ての領域に追加鉄心45が配置されていてもよい。あるいは、図14に示される変圧器5おいて、コイル51〜53の間の全ての領域に前述したのと同様な突出部が形成されていてもよい。
さらに、図15は本発明の第十二の実施形態に基づく他の変圧器の断面図である。図15においては、図7のギャップ101〜104の領域に追加鉄心41d〜44dが配置されている。追加鉄心41d〜44dの断面は扇形である。なお、追加鉄心41d〜44dの断面が二等辺三角形であってもよい。
鉄心41〜44の半径方向内側端部は二つの先端面から構成されている。図15に示されるように、追加鉄心41d〜44dの二つの平坦面のそれぞれと、隣接する鉄心の先端面とは互いに平行である。そして、追加鉄心41d〜44dの平坦面と鉄心41〜44の先端面との間には磁気的に連結可能なギャップ101a〜104a、101b〜104bが形成されている。なお、図15において鉄心41〜44の二つの先端面がなす角度は60度よりも小さいのは明らかであろう。
図15におけるギャップの数は八つであり、図7に示される場合ギャップの数の2倍である。従って、1箇所あたりのギャップの厚み、つまり追加鉄心41d〜44dの平坦面と鉄心41〜44の先端面との間の距離を半分にできるので、漏れ磁束を減少させられる。
ところで、図16および図17は本発明の第十三の実施形態に基づく変圧器の断面図である。これら図面においては、略正方形の変圧器5が示されている。図示されるように、互いに対向する鉄心42、44は、前述したのと同様な形状である。
これに対し、互いに対向する他の鉄心41、43の先端には、鉄心41、43の主要部分よりも幅広な幅広部41e、43eが設けられている。これら幅広部41e、43eの形状は菱形の一部分に相当する。ただし、幅広部41e、43eが他の形状であってもよい。
図示されるように、鉄心41、43の幅広部41e、43eと鉄心42、44との間には磁気的に連結可能なギャップ101〜104が形成されている。そして、図16に示されるギャップ101〜104の総長は、幅広部を有さない同形状の他の変圧器のギャップの総長よりも長い。従って、ギャップの総長を長くした場合には、インダクタンスを高めることが可能となる。
また、図17に示される変圧器5においては、互いに対向する鉄心41、43は、互いに対向する他の鉄心42、44よりも全体にわたって幅広である。このため、図17においては、互いに対向する鉄心41、43の先端は平坦になっており、鉄心41、43の間には追加のギャップ105が形成されている。
このため、図17に示される変圧器5のギャップ101〜104および追加ギャップ105の総長は、鉄心41、43の幅が鉄心42、44の幅と同様である場合の変圧器5のギャップの総長よりも長い。同様にこの場合には、インダクタンスを高めることが可能となる。
ところで、図18は、本発明の他の変圧器の断面図である。図18に示されるように、変圧器5は、外周部鉄心20と、外周部鉄心20に磁気的に互いに連結する四つの鉄心コイル31〜34とを含んでいる。さらに変圧器5の中心には、正方形の中心部鉄心80が配置されている。なお、中心部鉄心80は正方形である必要はなく、線対称または回転対称であるのが好ましい。また、鉄心コイルは周方向に配置されていればよく必ずしも等間隔である必要はない。
図面から分かるように、それぞれの鉄心コイル31〜34は、半径方向に延びる鉄心41〜44と該鉄心に巻回されたコイル51〜54とを含んでいる。鉄心41〜44のそれぞれの半径方向外側端部は、外周部鉄心20に接するか、もしくは外周部鉄心20と一体的に形成されている。
さらに、鉄心41〜44のそれぞれの半径方向内側端部は外周部鉄心20の中心近傍に位置している。図18においては鉄心41〜44のそれぞれの半径方向内側端部は平坦である。そして、鉄心41〜44の半径方向内側端部は、磁気的に連結可能なギャップ101〜104を介して中心部鉄心80に隣接している。なお、ギャップ101〜104の寸法は互いに等しいものとする。
この場合には、四つの鉄心コイル31〜34が外周部鉄心20により囲まれているので、コイル51〜54から発生した磁界が外周部鉄心20の外部に漏洩することはない。また、中心部鉄心80を含む後述する変圧器は、中心部鉄心80を有さない前述した変圧器と概ね同様な効果を有するものとする。
さらに、図18に示される変圧器および後述する他の実施例の変圧器は中心部鉄心80の寸法を変更することにより、インダクタンスを調整できるという効果を有する。つまり、ギャップ101〜104を任意の厚さで低コストで設けることができるので、従来構造の変圧器と比べて設計上有利である。
さらに、図19は本発明のさらに他の変圧器の断面図である。以下の実施例においても、図18に示される変圧器5と概ね同様な効果が得られるものとする。図19に示される変圧器5の鉄心41〜44の半径方向内側端部は外周部鉄心20の中心に向かって収斂しており、その先端角度は約90度である。
また、変圧器5の中心には、中心部鉄心80が配置されている。図示されるように、中心部鉄心80は四つの延長部81〜84を備えた略X字形状である。さらに、鉄心41〜44のそれぞれが時計回り方向に延びる略扇形の突起41p〜44pを半径方向内側端部の近傍に備えている。これら突起41p〜44pは図1において互いに隣接するコイルの端面の間の領域に延びている。これら突起41p〜44pが対面する他の鉄心41〜44の先端面の形状も、突起41p〜44pに対応して構成されている。なお、突起41p〜44pが反時計回りの方向に延びていてもよい。
そして、延長部81〜84のそれぞれの両側面は、鉄心41〜44の半径方向内側端部に隣接している。そして、中心部鉄心80の延長部81〜84の両側面と鉄心41〜44との間には磁気的に連結可能なギャップが形成されている。従って、ギャップの総長が長くなり、その結果、インダクタンスを高めることが可能となる。
図20は本発明のさらに他の変圧器の断面図である。鉄心41〜44の半径方向内側端部は外周部鉄心20の中心に向かって収斂しており、その先端角度は約90度である。ただし、図示されるように、鉄心41、43は、他の鉄心42、44よりも幅広である。
さらに、図20に示される変圧器5は、四つの延長部81〜84を備えた略X字形状の中心部鉄心80を備えている。鉄心41〜44の半径方向内側端部が隣接する二つの延長部81〜84の間に受容されるように、中心部鉄心80は形成されている。そして、中心部鉄心80の延長部81〜84の両側面と鉄心41〜44との間には磁気的に連結可能なギャップが形成されている。このため、前述したのと同様な効果が得られるのが分かるであろう。
さらに、図21は本発明のさらに他の変圧器の断面図である。図21に示される変圧器5は、外周部鉄心20と、略六角形状の中心部鉄心80と、前述したのと同様な鉄心コイル31〜36とを含んでいる。鉄心コイル31〜36のそれぞれは、半径方向に延びる鉄心41〜46と該鉄心に巻回されたコイル51〜56とを含んでいる。
図21に示される変圧器5の鉄心41〜46のそれぞれの半径方向内側端部は平坦である。そして、鉄心41〜46の半径方向内側端部は、磁気的に連結可能なギャップ101〜106を介して中心部鉄心80に隣接している。このように変圧器5は、6以上の偶数の数の鉄心コイル31〜36を含んでいてもよい。
図22は本発明のさらに他の変圧器の断面図である。図22に示される変圧器5における鉄心コイル31〜34の半径方向に延びる鉄心41〜44は、半径方向内側に位置する第一鉄心部分41a〜44aと半径方向外側に位置する第三鉄心部分41c〜44cとをそれぞれ含んでいる。
中心部鉄心80と第一鉄心部分41a〜44aとの間には磁気的に連結可能な鉄心部分ギャップ111a〜114aが形成されている。さらに、第一鉄心部分41a〜44aと第三鉄心部分41c〜44cの間には磁気的に連結可能な鉄心部分ギャップ111b〜114bが形成されている。
このような場合には、一つの鉄心、例えば鉄心41に対して、第一鉄心部分ギャップ111aおよび第二鉄心部分ギャップ111bが形成されるので、ギャップ一つ当たりの厚みは小さくなる。ギャップの厚みが小さくなるので、ギャップからの漏れ磁束も少なくなる。また、鉄心41〜44が複数の鉄心部分から構成されているので、変圧器5を容易に組み立てることができる。なお、当然のことながら、鉄心41〜44のそれぞれが、一列に配置された三つ以上の鉄心部分から構成されていてもよい。
図23は本発明のさらに他の変圧器の断面図である。図23においては、互いに隣接する二つの鉄心41〜43の間に追加鉄心41d〜44dが配置されている。追加鉄心41d〜44dの断面は扇形の一部分である。なお、追加鉄心41d〜44dの断面が二等辺三角形の一部分であってもよい。
鉄心41〜44の半径方向内側端部は二つの先端面と、二つの先端面の間の平坦面とを含んでいる。図23に示されるように、追加鉄心41d〜44dの二つの平坦面のそれぞれと、隣接する鉄心の先端面とは互いに平行である。追加鉄心41d〜44dの平坦面と鉄心41〜44の先端面との間には磁気的に連結可能なギャップ101a〜104a、101b〜104bが形成されている。さらに、鉄心41〜44の平坦面と中心部鉄心80との間にも磁気的に連結可能なギャップ101〜104が形成されている。さらに、追加鉄心41d〜44dの先端と中心部鉄心80との間にも磁気的に連結可能なギャップ(表記しない)が形成されている。
図23においてはギャップ総長が増えるので、インダクタンスを大きくすることができる。さらに、この場合には、1箇所あたりのギャップの厚みを小さくできるので、漏れ磁束をさらに減少させられる。
さらに、図24は本発明のさらに他の変圧器の断面図である。図24に示される変圧器5においては、鉄心41〜44の半径方向外側端部と外周部鉄心20との間には磁気的に連結可能な外周部鉄心ギャップ111c〜114cがそれぞれ形成されている。変圧器5の動作時には、鉄心コイル31〜34において熱が発生する。本実施形態においては、外周部鉄心ギャップ111c〜114cが形成されているので、鉄心コイル31〜34から発生する熱が外周部鉄心20に伝達し難くなるという効果がある。
図25は本発明の第六の実施形態に基づく変圧器の断面図である。図25に示される変圧器5においては、外周部鉄心20が、複数、例えば四つの外周部鉄心部分21〜24より構成されている。図25においては、外周部鉄心部分21が鉄心41に接するかまたは一体的に構成されている。同様に、外周部鉄心部分22〜24は、それぞれ鉄心42〜44に接するかまたは一体的に構成されている。図25に示される実施形態においては、外周部鉄心20が大型である場合であっても、そのような外周部鉄心20を容易に製造できる。
図26は本発明の他の変圧器の断面図である。図26に示される変圧器5において、外周部鉄心部分21〜24のそれぞれは外周部鉄心部分ギャップ61〜64を介して配置されている。このような場合には、外周部鉄心部分21〜24の長さを調整することにより、外周部鉄心部分ギャップ61〜64を調整できる。その結果、変圧器5のインダクタンスのアンバランスを調整できるのが分かるであろう。
図26に示される変圧器5は、外周部鉄心部分ギャップ61〜64を有するという点でのみ、図25に示される変圧器5とは異なる。図25および図26に示される実施形態においては、外周部鉄心20が大型である場合であっても、そのような外周部鉄心20を容易に製造できる。
図27は本発明のさらに他の変圧器の断面図である。図27に示される変圧器5においては、鉄心コイル31、34のコイル51、54の断面積は、鉄心コイル32、33のコイル52、53の断面積よりも大きい。さらに、鉄心コイル31、34の鉄心41、44は、鉄心コイル32、33の鉄心42、43よりも幅狭である。なお、ギャップ101〜104の寸法は互いに等しい。
言い換えれば、図27において二点鎖線で示されるように、変圧器5は、二つの鉄心コイル31、34からなる第一組と他の二つの鉄心コイル32、33からなる第二組とを含んでいる。第一組および第二組のそれぞれは、四つの鉄心コイル31〜34のうちの互いに隣接する二つの鉄心コイルを含んでいる。図27に示される変圧器5においては、第一組と第二組との間で、鉄心の寸法ならびにコイルの断面積および巻数が互いに異なるようにしている。なお、変圧器5の第一組におけるギャップの寸法が第二組におけるギャップの寸法とは異なるようにしてもよい。
従って、一つの変圧器5内に、特性の異なる二つの変圧器を実質的に含ませられる。従って、特性の異なる二つの変圧器のための設置スペースを少なくできる。また、二つの変圧器を互いに直列または並列で接続することにより、インダクタンス値を調整できるのが分かるであろう。
さらに、図28は本発明のさらに他の変圧器の断面図である。図28に示される変圧器5の鉄心41、42は他の鉄心45、46よりも幅広であり、鉄心45、46は他の鉄心43、44よりも幅広である。さらに、鉄心41、42に巻回されるコイル51、52の断面積は他の鉄心45、46に巻回されるコイル55、56の断面積よりも小く、コイル55、56の断面積は他の鉄心43、44に巻回されるコイル53、54の断面積よりも小さい。
従って、図28において二点鎖線で示されるように、変圧器5は、二つの鉄心コイル31、32からなる第一組と、他の二つの鉄心コイル33、34からなる第二組と、さらに他の鉄心コイル35、36からなる第三組とを含んでいる。第一組〜第三組のそれぞれは、六つの鉄心コイル31〜36のうち、互いに隣接する二つの鉄心コイルを含んでいる。
図28に示される変圧器5においては、第一組〜第三組との間で、鉄心の寸法ならびにコイルの断面積および巻数が互いに異なるようにしている。なお、変圧器5の第一組におけるギャップの寸法が他の組におけるギャップの寸法とは異なるようにしてもよい。このような構成であるので、図27に示される場合と同様な効果が得られるのが分かるであろう。また、一つの変圧器5内に、特性の異なるまたは特性の等しい四つ以上の変圧器、つまり四つ以上の前述した組を含ませるようにしてもよい。この場合にも、同様な効果が得られるのは明らかであろう。
典型的な実施形態を用いて本発明を説明したが、当業者であれば、本発明の範囲から逸脱することなしに、前述した変更および種々の他の変更、省略、追加を行うことができるのを理解できるであろう。また、前述した実施形態のいくつかを適宜組み合わせることは本発明の範囲に含まれる。
5 変圧器
20 外周部鉄心
21〜24 外周部鉄心部分
31〜36 鉄心コイル
41〜46 鉄心
41a〜44a 第一鉄心部分、先端側鉄心部分
41b〜44b 第二鉄心部分、基端側鉄心部分
41c〜44c 第三鉄心部分
41d〜44d 追加鉄心
41e、43e 幅広部
41p〜44p 突起
45、45' 追加鉄心
51〜56 コイル
61〜63 外周部鉄心部分ギャップ
71、72 非磁性体であるギャップ材または絶縁紙または絶縁材または樹脂
80 中心部鉄心
81〜84 延長部
101〜104 ギャップ
111a〜114a 第一鉄心部分ギャップ
111b〜114b 第二鉄心部分ギャップ
111c〜114c 外周部鉄心ギャップ

Claims (18)

  1. 外周部鉄心(20)と、
    前記外周部鉄心の内面に接するか、または、該内面に結合され、前記外周部鉄心の半径方向にのみ延びる、少なくとも三つの鉄心コイル(31〜33)と、を含み、
    前記少なくとも三つの鉄心コイルのそれぞれは、鉄心(41〜43)と該鉄心に巻回された一次コイルおよび二次コイルの少なくとも一方(51〜53)とを含んでおり、
    前記少なくとも三つの鉄心のうちの互いに隣接する、前記一次コイルおよび二次コイルのうちの少なくとも一方が巻回されている二つの鉄心の半径方向内側端部のそれぞれは前記外周部鉄心の中心を含む単一のギャップを介して磁気的に連結されているか、
    もしくは、互いに隣接する、前記一次コイルおよび二次コイルのうちの少なくとも一方が巻回されている前記少なくとも三つの鉄心の半径方向内側端部のそれぞれは、前記外周部鉄心の中心を含む中心部鉄心とギャップを介して磁気的に連結されている、変圧器(5)。
  2. 前記少なくとも三つの鉄心コイルの数は3の倍数である請求項1に記載の変圧器。
  3. 前記少なくとも三つの鉄心コイルの数は4以上の偶数である請求項1に記載の変圧器。
  4. 前記鉄心は複数の鉄心部分(41a〜43b)から構成されている、請求項1ないし3のうちのいずれか1項に記載の変圧器。
  5. 前記複数の鉄心部分の間には磁気的に連結可能な鉄心部分ギャップ(111a〜114b)が形成されている、請求項4に記載の変圧器。
  6. 前記外周部鉄心は、複数の外周部鉄心部分(21〜24)から構成されている、請求項1ないし5のうちのいずれか一項に記載の変圧器。
  7. 前記複数の外周部鉄心部分の間には磁気的に連結可能な外周部鉄心部分ギャップ(61〜64)が形成されている、請求項6に記載の変圧器。
  8. 前記少なくとも三つの鉄心コイルの前記鉄心と前記外周部鉄心との間には磁気的に連結可能な外周部鉄心ギャップ(111c〜114c)が形成されている請求項1から7のうちのいずれか一項に記載の変圧器。
  9. 前記変圧器の前記ギャップには、非磁性材料であるギャップ材(71)または絶縁紙または樹脂が挿入されているか、または充填されている請求項1から8のうちのいずれか一項に記載の変圧器。
  10. 前記変圧器の前記鉄心部分ギャップには、非磁性材料であるギャップ材(71)または絶縁紙または樹脂が挿入されているか、または充填されている請求項5に記載の変圧器。
  11. 前記変圧器の前記外周部鉄心部分ギャップには、非磁性材料であるギャップ材(71)または絶縁紙または樹脂が挿入されているか、または充填されている請求項7に記載の変圧器。
  12. 前記変圧器の前記外周部鉄心ギャップには、非磁性材料であるギャップ材(71)または絶縁紙または樹脂が挿入されているか、または充填されている請求項8に記載の変圧器。
  13. 前記変圧器の前記外周部鉄心の内側には、非磁性材料であるギャップ材(72)または絶縁材または樹脂が充填されている請求項1から12のうちのいずれか一項に記載の変圧器。
  14. 前記鉄心の半径方向内側端部は前記外周部鉄心の中心に向かって収斂している、請求項1から13のうちいずれか一項に記載の変圧器
  15. 請求項1ないし14のうちのいずれか一項に記載の変圧器を備えたモータ駆動装置。
  16. 請求項15に記載のモータ駆動装置を備えた機械。
  17. 請求項1から14のうちのいずれか一項に記載の変圧器を備えた整流装置。
  18. 請求項17に記載の整流装置を備えた機械。
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