JP6443674B2 - 電力変換装置 - Google Patents

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本発明は、入力電力と出力電力との間で変換を行う電力変換装置に関する。
車両のバッテリからの直流電力を交流電力に変換した後、モータへと供給する電力供給装置に関する従来技術があった(例えば、特許文献1参照)。このような電力供給装置においては、電力を変換するためのインバータ回路およびその制御回路を収容するケースを備えている。当該ケースは、インバータ回路および制御回路において短絡が発生することを防止するために、外部からの水の浸入がないように形成されている。しかしながら、そのためにケースの内外の連通を完全に遮断した場合、温度変化等により、ケース内部において負圧が発生する。このように、ケース内において負圧が発生すると、毛細管現象によって、却って外部からケース内部への水分の浸入が起こり得る。そのため、通常、電力供給装置のケースには、外部からの水分の浸入を防止するが、内外の空気の連通を許容する呼吸栓を設け、ケース内部における圧力変化の発生を防いでいる。
ところが、ケースに設けられた呼吸栓は、外部から水分を含んだ空気の進入を許しているため、ケース内において所定の環境が整った場合、空気中の水分が結露するという問題がある。ケース内に発生した結露は、インバータ回路および制御回路を短絡させ、これらの回路部の故障へと繋がる。
これに対して、上述した従来技術による電力供給装置においては、昇圧回路の一対の出力端子の間に抵抗素子を設け、抵抗素子と直列にスイッチを配置している。制御回路は、結露センサにより、ケース内において結露が生じたことを検出した場合、スイッチを閉じて抵抗素子に通電する。通電によって、抵抗素子にはジュール熱が発生するため、結露により生じた水は再び蒸発させられ、インバータ回路や制御回路等の短絡を防いでいる。
特開2008−104281号公報
しかしながら、上述した従来技術による電力供給装置においては、抵抗素子等の部品の能力以上に発熱させることはできない。したがって、電力供給装置が高温にある場合、抵抗素子がそれ以上に温度を上昇させることができず、高温多湿の状態にある電力供給装置においては、結露を防止することはできなかった。特に、電力供給装置が車両のエンジンルーム内に取り付けられている場合には、電力供給装置の内部は既に相当な高温状態にあり、結露による水を蒸発させることは困難であった。これに対し、部品の発熱能力を増大させようとすれば、大容量の発熱素子を必要とするために、電力供給装置が大型化し、車両への搭載性が悪化する。また、発熱素子による消費電力が増大し、電力供給装置の作動コストも増大する。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、装置全体を大型化せずに、電気部品への結露を防止することができる電力変換装置を提供することにある。
上述した課題を解決するために、請求項1に係る電力変換装置の発明は、ハウジング(8、8A)と、ハウジング内に収容され、入力電力と出力電力との間で変換を行う電力変換回路(2)と、を備えた電力変換装置(1)であって、ハウジングに取り付けられ、内外の空気の連通を許容するとともに、外部からの水分の浸入を防ぐ呼吸栓(9)と、ハウジング内の空気から吸熱し、結露させる、ペルチェ素子(43)を含む除湿手段(4)と、ハウジング内に設けられた湿度センサ(6)と、ハウジング内に設けられた温度センサ(7)と、湿度センサによって検出されたハウジング内湿度(H)と、温度センサによって検出されたハウジング内温度(t)とに基づいて、露点温度(td)を算出する露点演算ステップと、露点温度とハウジング内温度との差である露点温度差(Δt)と、ハウジング内温度を露点温度まで低下させるために必要な放熱量(Qc)とから、ペルチェ素子に通電する電流(Id)を取得する通電量取得ステップと、を含み、除湿手段の作動制御を行う除湿制御手段(52)と、を備えている。
この構成によれば、ハウジング内の空気から吸熱し、結露させる除湿手段と、ハウジング内湿度とハウジング内温度とに基づいて、除湿手段の作動制御を行う除湿制御手段とを備えている。これにより、除湿制御手段によって、除湿手段を作動させてハウジング内の空気から吸熱し、除湿手段に対し集中して結露させることができるため、電力変換回路といった電気部品への結露を防止することができる。
また、電力変換装置が既に高温状態にあっても、除湿手段は、それ以上に温度を上昇させる必要がないため、大容量の発熱素子を必要とせず、電力変換装置の大型化を避けることができる。
除湿手段は、ペルチェ素子を含んでいることにより、小型で応答性に優れたものにすることができる。また、ハウジング内の空気の冷却のために、コンプレッサーを使用した場合に比べて、振動および騒音の発生を防ぐことができる。
除湿制御手段は、ハウジング内湿度とハウジング内温度とに基づいて、露点温度を算出する露点演算ステップと、露点温度とハウジング内温度との差である露点温度差と、ハウジング内温度を露点温度まで低下させるために必要な放熱量とから、ペルチェ素子に通電する電流を取得する通電量取得ステップとを含み、除湿手段の作動制御を行う。これにより、ハウジング内において結露を発生させるために、湿度センサによって検出されたハウジング内湿度と、温度センサによって検出されたハウジング内温度のみに基づいて、精度よく除湿手段を作動させることができる。また、除湿手段の作動制御を行うために、湿度センサと温度センサ以外の検出装置を必要とすることがない。
本発明の実施形態1によるインバータ装置の車両に取り付けられた状態を示した簡略的なブロック図 図1に示したインバータ装置のハウジング内部を表した断面図 図2のIII視図 ペルチェ素子の作動特性を表したグラフを示した図 実施形態2によるインバータ装置の内部を表した断面図 実施形態3によるインバータ装置の内部を表した断面図 実施形態4によるインバータ装置の内部を表した断面図 実施形態5によるインバータ装置の内部を表した断面図
<実施形態1の構成>
図1乃至図4に基づき、本発明の実施形態1によるインバータ装置1(電力変換装置に該当する)について説明する。本実施形態によるインバータ装置1は、走行用モータMRを駆動するために車両(図示せず)に搭載されている。しかしながら、インバータ装置1は、この用途に限られるものではなく、家庭用電機または一般産業用電機を作動させるために適用することも可能である。
図1に示した半導体モジュール2(電力変換回路に該当する)は、これに限られるものではないが、複数のIGBT(Insulated Gate Bipolar Transistor)21により形成されたインバータ回路である。半導体モジュール2の入力側には、平滑コンデンサ3を介して、車両電源BTが接続されている。平滑コンデンサ3は、車両電源BTからの電圧を平滑化し、その脈動を低減している。半導体モジュール2の出力側には、走行用モータMRの図示しないステータコイルに接続されている。半導体モジュール2は、車両の状態に応じて、車両電源BTからの直流電力(入力電力に該当する)を交流電力(出力電力に該当する)に変換し、走行用モータMRに供給する。また、半導体モジュール2は、走行用モータMRによって発電された交流電力を、直流電力に変換して車両電源BTに蓄電する。
除湿装置4(除湿手段に該当する)は、放熱板41と吸熱板42との間に、ペルチェ素子43が挟持された構造を有している。ペルチェ素子43は、複数の金属電極間に、P型半導体とN型半導体とが配置されて形成されている。ペルチェ素子43は、公知の構成であるため、これ以上の説明は省略する。除湿装置4は、通電されることにより、吸熱板42において吸熱(冷却)が行われ、その熱を放熱板41にて放熱する。吸熱板42によって、ハウジング8内の空気が冷却されることにより、空気から吸熱板42に対して結露する。
制御基板5は、エポキシ樹脂からなるプリント基板によって形成されている。制御基板5上(制御基板上に該当する)には、変換制御回路51(変換制御手段に該当する)と除湿制御回路52(除湿制御手段に該当する)とが形成されている。変換制御回路51は、半導体モジュール2の作動を制御し、一方、除湿制御回路52は、除湿装置4の作動を制御する。さらに、制御基板5には、結露センサ6(湿度センサに該当する)と、温度センサ7とが設けられている。結露センサ6および温度センサ7は、除湿制御回路52による除湿装置4の作動制御に使用される。
図2および図3に示したように、上述した半導体モジュール2、平滑コンデンサ3、除湿装置4、制御基板5、結露センサ6および温度センサ7は、ハウジング8内に収容されている。ハウジング8は、アルミニウム合金または合成樹脂材料にて箱型に形成されている。半導体モジュール2および平滑コンデンサ3は、ハウジング8の底板8a上において、互いに並ぶように固定されている(図3示)。制御基板5は、半導体モジュール2の上方において、水平方向に広がるようにハウジング8に固定されている。結露センサ6および温度センサ7は、制御基板5上に固定されており、制御基板5を介してハウジング8に取り付けられている。
ハウジング8には、底板8aから立ち上がった側壁8bが形成されており、そのうちの一つの側壁8bには、呼吸栓9が取り付けられている。呼吸栓9は、ゴアテックス(登録商標)のような防水透湿性素材により一体に形成されたメンブレムフィルターである。呼吸栓9は、ハウジング8の内外の空気の連通を許容するとともに、外部からの水分の浸入を防いでいる。呼吸栓9は、ハウジング8の内外を連通させ、ハウジング8内において負圧が発生することを防止している。
除湿装置4は、ハウジング8の側壁8bにおいて、呼吸栓9の直下に取り付けられている。除湿装置4は、必ずしも、呼吸栓9の直下に取り付けられていなければならないわけではない。除湿装置4は、呼吸栓9を介して、ハウジング8内に流入した空気が到達可能な位置に配置されていればよく、側壁8bにおいて、呼吸栓9の直上または呼吸栓9の左右近傍に位置していてもよい。除湿装置4は、半導体モジュール2と水平方向に対向するように配置されている(図2示)。除湿装置4は、吸熱板42が半導体モジュール2の側に向き、放熱板41が側壁8b側に位置するように取り付けられている。除湿装置4の放熱板41には、複数の放熱フィン44が接続されており、放熱フィン44は、側壁8bを貫通してハウジング8の外部に延在している。
ハウジング8の底板8aには、除湿装置4と半導体モジュール2との間に位置するように、仕切板10が立設されている。仕切板10は、上下方向に延びるとともに、横方向(図3において左右方向)に所定の幅を有している。仕切板10は除湿装置4を覆っており、除湿装置4によって形成された結露が、半導体モジュール2側に飛散することを防止している。また、仕切板10の下方部からは、除湿装置4から落下した水分を案内するための水滴ガイド部10aが、側壁8b側に向けて突出している。一方、ハウジング8の底板8a上において、仕切板10と側壁8bとの間には、除湿装置4の作動により結露した水分が溜まる水分集積部8cが形成されている。
以下、図4を用いて、インバータ装置1における、除湿装置4の作動制御方法について説明する。除湿制御回路52は、結露センサ6によって検出されたハウジング内湿度Hと、温度センサ7によって検出されたハウジング内温度tとに基づいて、露点温度tdを算出する(露点演算ステップ)。露点温度tdは、例えば、下記数式によって算出される。
Figure 0006443674
次に、算出された露点温度tdとハウジング内温度tとの差である露点温度差Δt(=t−td)と、ハウジング内温度tを露点温度tdまで低下させるために必要な放熱量Qc(インバータ装置1自体の大きさ、形状等により決定される値)とから、ペルチェ素子43への通電電流Idを求める(通電量取得ステップ)。通電電流Idは、図4にしたがって取得することができる。
例えば、ハウジング内湿度Hが60%、ハウジング内温度tが70℃である場合、上記数式から露点温度tdは58.7℃となり、露点温度差Δtは11.3℃となる。この時、ハウジング内温度tを11.3℃まで低下させるために必要な放熱量Qcが、29Wであった場合、図4に基づいて、ペルチェ素子43への通電電流Idを3.0Aとして作動させればよい。除湿制御回路52は、ハウジング内温度tを露点温度td以下にするために、ペルチェ素子43を、図4におけるハッチングにて示した領域内にて作動させる。
除湿装置4のペルチェ素子43の作動により、吸熱板42においてハウジング8内の空気が冷却(ハウジング8内の空気から吸熱)されて結露する。所定量の水滴が吸熱板42に付着すると落下し、仕切板10の水滴ガイド部10aに導かれて、水分集積部8cに集められる。
一方、除湿装置4の作動により、吸熱板42から放熱板41へと移動した熱は、放熱フィン44を介して、ハウジング8の外部へと放出される。
<実施形態1の作用効果>
本実施形態によれば、ハウジング8内の空気から吸熱する除湿装置4と、ハウジング内湿度Hとハウジング内温度tとに基づいて、除湿装置4の作動制御を行う除湿制御回路52とを備えている。これにより、除湿制御回路52によって、除湿装置4を作動させてハウジング8内の空気から吸熱し、除湿装置4に対し集中して結露させることができるため、半導体モジュール2といった電気部品への結露を防止することができる。
また、インバータ装置1が既に高温状態にあっても、除湿装置4は、それ以上に温度を上昇させる必要がないため、大容量の発熱素子を必要とせず、インバータ装置1の大型化を避けることができる。
除湿装置4は、呼吸栓9を介して、ハウジング8内に流入した空気が到達可能な位置に配置されていることにより、呼吸栓9からハウジング8内に流入した空気に含まれた水分を、早期に確実に結露させることができる。
特に、除湿装置4は、ハウジング8の側壁8bにおいて、呼吸栓9の直下に取り付けられているため、ハウジング8内に流入した空気が、半導体モジュール2まで到達する以前に、除湿装置4によって水分を結露させることが可能になる。
除湿装置4は、ペルチェ素子43を含んでいることにより、小型で応答性に優れた吸熱装置にすることができる。また、ハウジング8内の空気の冷却のために、コンプレッサーを使用した場合に比べて、振動および騒音の発生を防ぐことができる。
除湿制御回路52は、ハウジング内湿度Hとハウジング内温度tとに基づいて、露点温度tdを算出する露点演算ステップと、露点温度tdとハウジング内温度tとの差である露点温度差Δtと、ハウジング内温度tを露点温度tdまで低下させるために必要な放熱量Qcとから、ペルチェ素子43に通電する電流Idを取得する通電量取得ステップとにより、除湿装置4の作動制御を行う。これにより、ハウジング8内において結露を発生させるために、結露センサ6によって検出されたハウジング内湿度Hと、温度センサ7によって検出されたハウジング内温度tのみに基づいて、精度よく除湿装置4を作動させることができる。また、除湿装置4の作動制御を行うために、結露センサ6と温度センサ7以外の検出装置を必要とすることがない。
ハウジング8内において、除湿装置4と半導体モジュール2との間に取り付けられた仕切板10を備えている。これにより、除湿装置4によって形成された結露が、半導体モジュール2側に飛散することを防止し、電気回路における短絡を確実に防ぐことができる。
また、仕切板10の下方部からは、除湿装置4から落下した水分を案内するための水滴ガイド部10aが、側壁8b側に突出している。これにより、ハウジング8内において、水滴が水分集積部8cに集められるため、その後の水分の処理を行いやすくなる。
また、除湿制御回路52は、制御基板5上に形成され、制御基板5上には、半導体モジュール2の作動を制御する変換制御回路51が形成されている。これにより、制御基板5を取り付けるのみで、ハウジング8内に変換制御回路51と除湿制御回路52とを形成することができ、小型で組付性のよいインバータ装置1にすることができる。
<実施形態2の構成>
以下、図5に基づいて、本発明の実施形態2によるインバータ装置1A(電力変換装置に該当する)について、実施形態1によるインバータ装置1との相違点を中心に説明する。本実施形態において、ハウジング8の互いに対向する一対の側壁8bには、それぞれ除湿装置4が取り付けられている。一対の除湿装置4は、ともに実施形態1によるものと同一の構成を有しており、それぞれ放熱板41、吸熱板42、ペルチェ素子43および放熱フィン44を含んでいる。各々の除湿装置4と半導体モジュール2との間には、実施形態1の場合と同様の仕切板10が立設されている。その他の構成は、実施形態1によるインバータ装置1と同様であるため、説明は省略する。
<実施形態2の作用効果>
本実施形態によるインバータ装置1Aにおいて、ハウジング8内には、複数の除湿装置4が設けられている。これにより、一方の除湿装置4によって冷却し損なった空気に対して、他方の除湿装置4が冷却して結露させることが可能になる。
また、呼吸栓9が設けられた側壁8bと対向した側壁8bにも除湿装置4(図5において右側のもの)が設けられている。これにより、呼吸栓9から進入し、ハウジング8の奥まで空気が到達したとしても、呼吸栓9から離れた側にある除湿装置4によって、当該空気に含まれた水分を冷却することが可能になる。
<実施形態3の構成>
以下、図6に基づいて、本発明の実施形態3によるインバータ装置1B(電力変換装置に該当する)について、実施形態1によるインバータ装置1との相違点を中心に説明する。本実施形態において、除湿装置4の吸熱板42には、電動ファン11(送風装置に該当する)が取り付けられている。電動ファン11は、除湿制御回路52から電流が供給されることにより駆動され、吸熱板42に対しハウジング8内の空気を誘導する。本実施形態による仕切板10Aの下方部には、実施形態1のものよりも長い水滴ガイド部10bが、側壁8b側に向けて突出している。その他の構成は、実施形態1によるインバータ装置1と同様であるため、説明は省略する。
<実施形態3の作用効果>
本実施形態によるインバータ装置1Bにおいて、除湿装置4の吸熱板42には、ハウジング8内の空気を、除湿装置4へと誘導する電動ファン11が取り付けられている。これにより、ハウジング8内の空気を除湿装置4へと積極的に移動させることができ、空気に含まれた水分を効率よく結露させることができる。
<実施形態4の構成>
以下、図7に基づいて、本発明の実施形態4によるインバータ装置1C(電力変換装置に該当する)について、実施形態1によるインバータ装置1との相違点を中心に説明する。本実施形態におけるハウジング8Aには、ドレンチューブ8d(排出路に該当する)が形成されている。ドレンチューブ8dは、ハウジング8Aの底板8aを貫通することにより、水分集積部8cに接続されている。ドレンチューブ8dは、水分集積部8cに集められた水分を、ハウジング8Aの外部へと排出する。ドレンチューブ8dには、水分の逆流を防止するために、逆止弁であるドレンバルブ12が設けられている。その他の構成は、実施形態1によるインバータ装置1と同様であるため、説明は省略する。
<実施形態4の作用効果>
本実施形態によるインバータ装置1Cは、ハウジング8Aに形成され、除湿装置4の作動により結露した水分を外部に排出するドレンチューブ8dを備えている。これにより、除湿装置4によって結露した水分が、ハウジング8Aの内部において再び蒸発して、空気に含まれることを防止し、半導体モジュール2等に結露することを防ぐことができる。
<実施形態5の構成>
以下、図8に基づいて、本発明の実施形態5によるインバータ装置1D(電力変換装置に該当する)について、実施形態1によるインバータ装置1との相違点を中心に説明する。本実施形態において、ハウジング8に設けられた仕切板13(ガイド壁に該当する)は、実施形態1による仕切板10よりも上方に長く形成されている。これにより、仕切板13は、呼吸栓9に対して水平方向に対向している。したがって、呼吸栓9からハウジング8内に流入した空気が、仕切板13によって除湿装置4へと導かれる。尚、本実施形態による仕切板13にも、実施形態1による仕切板10と同様に、水滴ガイド部13aが形成されている。また、本実施形態による仕切板13も、実施形態1による仕切板10と同様に、除湿装置4によって形成された結露が、半導体モジュール2側に飛散することを防止する効果を有することは言うまでもない。その他の構成は、実施形態1によるインバータ装置1と同様であるため、説明は省略する。
<実施形態5の作用効果>
本実施形態によるインバータ装置1Dにおいては、ハウジング8に取り付けられ、呼吸栓9を介して、ハウジング8内に流入した空気を、除湿装置4へと導く仕切板13を備えている。これにより、ハウジング8内に流入した空気が、半導体モジュール2に到達することを防ぎ、吸熱板42において結露させることができるため、電気回路に結露することを防止することが可能となる。
<他の実施形態>
本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、次のように変形または拡張することができる。
ハウジング8内の空気から吸熱するために使用できる手段としては、ペルチェ素子43に限られるものではなく、小型のコンプレッサーを利用して空気を冷却してもよい。
また、ハウジング8内に、除湿装置4を3つ以上設けてもよい。
また、本発明は、コンバータ装置、チョッパ回路といった、インバータ装置1以外の電力変換装置に使用してもよい。
図面中、1はインバータ装置(電力変換装置)、2は半導体モジュール(電力変換回路)、4は除湿装置(除湿手段)、5は制御基板、6は結露センサ(湿度センサ)、7は温度センサ、8,8Aはハウジング、8dはドレンチューブ(排出路)、9は呼吸栓、10,10Aは仕切板、11は電動ファン(送風装置)、13は仕切板(ガイド壁)、43はペルチェ素子、51は変換制御回路(変換制御手段)、52は除湿制御回路(除湿制御手段)、Hはハウジング内湿度、Idは通電電流、tはハウジング内温度、tdは露点温度、Δtは露点温度差、Qcは必要な放熱量を示している。

Claims (8)

  1. ハウジング(8、8A)と、
    該ハウジング内に収容され、入力電力と出力電力との間で変換を行う電力変換回路(2)と、
    を備えた電力変換装置(1)であって、
    前記ハウジングに取り付けられ、内外の空気の連通を許容するとともに、外部からの水分の浸入を防ぐ呼吸栓(9)と、
    前記ハウジング内の空気から吸熱し、結露させる、ペルチェ素子(43)を含む除湿手段(4)と、
    前記ハウジング内に設けられた湿度センサ(6)と、
    前記ハウジング内に設けられた温度センサ(7)と、
    前記湿度センサによって検出されたハウジング内湿度(H)と、前記温度センサによって検出されたハウジング内温度(t)とに基づいて、露点温度(td)を算出する露点演算ステップと、前記露点温度と前記ハウジング内温度との差である露点温度差(Δt)と、前記ハウジング内温度を前記露点温度まで低下させるために必要な放熱量(Qc)とから、前記ペルチェ素子に通電する電流(Id)を取得する通電量取得ステップと、を含み、前記除湿手段の作動制御を行う除湿制御手段と、
    を備えた電力変換装置。
  2. 前記除湿手段は、
    前記呼吸栓を介して、前記ハウジング内に流入した空気が到達可能な位置に配置されている請求項1記載の電力変換装置。
  3. 前記ハウジング内には、
    複数の前記除湿手段が設けられている請求項1または2に記載の電力変換装置。
  4. 前記ハウジング内の空気を、前記除湿手段へと誘導する送風装置(11)を備えている請求項1乃至のうちのいずれか一項に記載の電力変換装置。
  5. 前記ハウジング内において、前記除湿手段と前記電力変換回路との間に取り付けられた仕切板(10、10A、13)を備えている請求項1乃至のうちのいずれか一項に記載の電力変換装置。
  6. 前記ハウジング(8A)に形成され、前記除湿手段の作動により結露した水分を外部に排出する排出路(8d)を備えた請求項1乃至のうちのいずれか一項に記載の電力変換装置。
  7. 前記ハウジングに取り付けられ、前記呼吸栓を介して、前記ハウジング内に流入した空気を、前記除湿手段へと導くガイド壁(13)を備えた請求項1乃至のうちのいずれか一項に記載の電力変換装置。
  8. 前記除湿制御手段は、制御基板(5)上に形成され、
    該制御基板上には、前記電力変換回路の作動を制御する変換制御手段(51)が形成されている請求項1乃至のうちのいずれか一項に記載の電力変換装置。
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