JP6441859B2 - 冷却ファン及び電動機 - Google Patents

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本発明は、電動機の回転軸の反負荷側の端部に取り付けられる、電動機を冷却するための冷却ファン、及び、この冷却ファンを備えた電動機に関する。
電動機は、内部の回転子及び固定子が発熱体であるため、電動機自身を冷却するための冷却ファンを備えることがある(例えば、特許文献1)。特許文献1の電動機の冷却ファンは、筒状のボス部と、ボス部から外周側へ延在するベース部と、ベース部の一方側の面に設けられた複数の羽根とを、備える。電動機の回転軸の端部のうち、出力軸側(負荷側)とは反対側(反負荷側)の端部は、電動機の反負荷側ブラケットから突出しており、冷却ファンは、その反負荷側ブラケットから突出した回転軸端部に、嵌合、圧入、又はボルト止め等により取り付けられる。
特開2013−252032号公報
ところで、上述のような電動機においては、電動機のメンテナンス時等で、作業員が冷却ファンを回転軸から取り外すことがある。その際、作業員の手によって容易に取り外すことができないほど冷却ファンがきつく回転軸に嵌合されている場合、作業員は、マイナスドライバを両手に1本ずつ持って、各マイナスドライバの先端を反負荷側ブラケットと冷却ファンの背面との間の隙間に差し込んで、その状態で冷却ファンを手前に押すことによって、冷却ファンを回転軸から引き抜くことが多い。しかしながら、マイナスドライバの先端から強い力が掛かることによって、特に冷却ファンが樹脂製である場合に冷却ファンに破損や変形等が生じるおそれがあり、あるいは、冷却ファンに隣接する電動機構成部品(例えば、反負荷側ブラケットの表面に設けられることがある放熱フィン、あるいは、冷却ファンと反負荷側ブラケットとの間に設けられることがあるシール部品など)に塗装剥がれや破損等が生じるおそれがあった。
本発明は、上記の課題を解決するためにされたものであり、冷却ファン又はこれに隣接する電動機構成部品に破損等を生じさせることなく、冷却ファンを電動機の回転軸から容易に取り外すことが可能にされた、冷却ファン及び電動機を、提供することを目的とする。
上記目的を達成するための本発明の要旨構成は、次の通りである。
本発明の冷却ファンは、
電動機を冷却するための冷却ファンであって、
前記電動機の回転軸の反負荷側の端部に取り付けられるように構成された、筒状のボス部と、
前記ボス部から外周側へ延在する、ベース部と、
前記ベース部の中心軸線方向一方側の面に設けられた、複数の羽根と、
を備え、
前記ボス部の外周面には、前記ベース部の前記中心軸線方向一方側の面よりも前記中心軸線方向一方側へ離間した位置に、前記中心軸線方向他方側を向く段差面が設けられている。
本発明の冷却ファンによれば、冷却ファン又はこれに隣接する電動機構成部品に破損等を生じさせることなく、冷却ファンを電動機の回転軸から容易に取り外すことができる。
本発明の冷却ファンにおいて、
前記ボス部の外周面には、前記ベース部の前記中心軸線方向一方側の面よりも前記中心軸線方向一方側へ離間した位置に、前記ボス部の外周側へ突出した突起部が設けられており、
前記突起部が、前記段差面を有するようにしてもよい。
本発明の冷却ファンにおいて、
前記ボス部の外周面には、前記ボス部の直径方向に互いに対向する位置に、一対の前記段差面が設けられると、好適である。
この構成によれば、冷却ファンの取り外し作業がより容易となる。
本発明の冷却ファンにおいて、
前記ボス部の外周面には、前記段差面が、前記ボス部の全周にわたって設けられていると、好適である。
この構成によれば、冷却ファンの取り外し作業がより容易となる。
本発明の電動機は、
回転軸と、
前記回転軸の反負荷側の端部に取り付けられる、上記の冷却ファンと、
を備えている。
本発明の電動機によれば、冷却ファン又はこれに隣接する電動機構成部品に破損等を生じさせることなく、冷却ファンを、電動機の回転軸から容易に取り外すことができる。
本発明によれば、電動機の回転軸から容易に取り外すことが可能にされた冷却ファン、及び、この冷却ファンを備えた電動機を、提供することができる。
本発明の一実施形態に係る電動機を、一部断面により示す、部分断面側面図である。 図1の電動機を、一部分解した状態で示す、部分分解斜視図である。 図3(a)は図1の冷却ファンの斜視図であり、図3(b)は図3(a)の冷却ファンのA−A線断面図である。 図1の電動機の回転軸から冷却ファンを取り外すときの様子を示す、斜視図である。 図5(a)は本発明の冷却ファンの第1変形例を示す斜視図であり、図5(b)は図5(a)の冷却ファンのB−B線断面図である。 図6(a)は本発明の冷却ファンの第2変形例を示す斜視図であり、図6(b)は図6(a)の冷却ファンのC−C線断面図である。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照して詳細に例示説明する。
本発明の一実施形態の冷却ファン及び電動機について、図1〜図4を参照して説明する。図1及び図2は、本実施形態の電動機1を示している。この電動機1は、本実施形態の冷却ファン20を備えている。冷却ファン20は、電動機1を冷却するために設けられている。
なお、本発明の冷却ファンは、本例の電動機1とは異なる任意の構成の電動機に設けられてよい。また、本発明の電動機は、本例のものに限られず、本発明の冷却ファンを備える限り、任意の構成からなるものでよい。
図1及び図2において、本実施形態の電動機1は、フレーム110と、負荷側ブラケット120と、反負荷側ブラケット130と、回転軸140と、軸受191、192と、回転子150と、固定子160と、端子箱170と、冷却ファン20と、冷却ファンカバー180とを、備えている。
フレーム110は、本例では金属製であり、ほぼ筒状に形成構成されている。端子箱170はフレーム110に固定されている。フレーム110の外周面には、複数の放熱フィン111が設けられている。各放熱フィン111は、それぞれ、フレーム110の中心軸線方向に沿って延在している。
フレーム110の両側の開放端面は、負荷側ブラケット120及び反負荷側ブラケット130によって塞がれている。本例の電動機1は、フレーム110、負荷側ブラケット120及び反負荷側ブラケット130によって、内部にほぼ密閉の空間が区画されている。そして、この密閉空間内には、発熱体となる回転子150と固定子160が収容されている。
回転軸140は、負荷側ブラケット120及び反負荷側ブラケット130を挿通して、フレーム110の中心軸線上を延在している。回転軸140は、負荷側ブラケット120及び反負荷側ブラケット130のそれぞれによって、軸受191、192を介して回転自在に保持されている。図1の例では、反負荷側ブラケット130の内周側端部と回転軸140との間にシール部材193が配置されている。フレーム110の内周側において、回転軸140の周りには回転子150が固定されており、回転子150の外周側では、固定子160がフレーム110の内周面に固定されている。
回転軸140の出力軸を構成する負荷側の端部140aは、負荷側ブラケット120から外部に突き出ている。回転軸140の負荷側とは反対側(反負荷側)の端部140bは、反負荷側ブラケット130から外部に突き出ている。この回転軸140の反負荷側の端部140bには、外扇ファンである本実施形態の冷却ファン20が取り付けられている。冷却ファン20は、回転軸140の回転に連動して回転されるように、回転軸140に装着されている。
図2及び図3に示すように、本実施形態の冷却ファン20は、筒状のボス部210と、ボス部210から外周側へ延在する円環状のベース部220と、ベース部220の中心軸線方向一方側の面FSに放射状に設けられた複数の羽根230とを、備えている。
本明細書では、ベース部220の、羽根230が設けられたほうの面(中心軸線方向一方側の面)FSを、「ベース部220の正面FS」ともいう。ベース部220の正面FSは、反負荷側ブラケット130とは反対側を向いている。一方、ベース部220の正面FSとは反対側の背面は、反負荷側ブラケット130と対向している。
冷却ファン20が回転軸140に装着された状態では、冷却ファン20の中心軸線(ひいては、ベース部220やボス部210の中心軸線)Oが、電動機1の回転軸140の中心軸線と一致する。
本明細書において、「中心軸線方向」とは、中心軸線に平行な方向を指す。また、電動機1において、「中心軸線方向一方側」、「中心軸線方向他方側」とは、それぞれ冷却ファン20及び回転軸140の中心軸線方向における反負荷側(図1の左側)、負荷側(図1の右側)をいうものとする。また、冷却ファン20において、「中心軸線方向一方側」、「中心軸線方向他方側」とは、冷却ファン20の電動機1への装着姿勢での、冷却ファン20の中心軸線方向における反負荷側(図3(a)の左手前側)、負荷側(図3(a)の右奥側)をいうものとする。
本例の冷却ファン20は、樹脂製であり、射出成形等によって一体に(一部品として)構成される。
冷却ファン20のベース部220は、本例のように開口220aを有してもよいし、開口を有しなくてもよい。
ただし、冷却ファン20は、金属製でもよい。
本例では、ボス部210の板厚は、ベース部220や羽根230の板厚よりも厚くされている。
本例では、ボス部210が回転軸140に嵌合によって取り付けられることにより、冷却ファン20が回転軸140の回転に伴って回転するように構成されている。より具体的には、ボス部210の取り付け孔210aの内周面には、回転軸140の外周面の嵌合溝(キー溝)140c(図2)と嵌合可能に構成された、嵌合突起(キー)210bが設けられている。
なお、ボス部210を回転軸140に取り付けるための機構は、本例の機構以外でもよく、例えば、ボス部210の取り付け孔210aの内周面に嵌合溝を設け、回転軸140の外周面に嵌合突起を設けて、両者を嵌合させるようにしてもよい。あるいは、ボス部210をボルト止めにより回転軸140に取り付けてもよい。
図1及び図2に示すように、冷却ファンカバー180は、冷却ファン20の正面FSと反負荷側ブラケット130の外周側とを覆うように、反負荷側ブラケット130及び/又はフレーム110に取り付けられる。冷却ファンカバー180における、冷却ファン20と中心軸線方向に対向する壁面には、多数の吸込口180aが形成されている。また、冷却ファンカバー180が装着された状態において、冷却ファンカバー180の中心軸線方向他方側(図1の右側)の開放端と、それより内周側にある反負荷側ブラケット130及び/又はフレーム110の外周面との間には、環状の吐出口180bが形成される。
このように構成された電動機1において、回転軸140の回転に伴って冷却ファン20が回転すると、冷却ファン20の回転によって、空気が吸込口180aから冷却ファンカバー180内へ取り込まれ、その後、中心軸線方向他方側(図1の右側)かつ反負荷側ブラケット130の外周側へと流れ、吐出口180bから吹き出る。吐出口180bから吹き出た空気は、放熱フィン111どうしの間を中心軸線方向他方側へ流れる。これにより、電動機1は冷却される。
図3に示すように、本例において、冷却ファン20のボス部210の外周面には、ベース部220の中心軸線方向一方側(図3(a)の左手前側)の面(正面FS)よりも中心軸線方向一方側(図3(a)の左手前側)へ離間した位置に、ボス部210の外周側へ突出した突起部211が一体に設けられている。そして、突起部211の中心軸線方向他方側(図3(a)の右奥側)の端面は、中心軸線方向他方側を向く段差面SSをなしている。後述するように、段差面SSは、冷却ファン20を回転軸140から取り外す際に用いられる取り外し治具(例えば、プーリー抜き工具P)の爪部を係合させるために、設けられている。段差面SSは、ベース部220の正面FSよりも中心軸線方向一方側へ離間されており、これにより、段差面SSとベース部220との間に、中心軸線方向の間隙が形成されている。
なお、図3の例では、一対の突起部211が、ボス部210の直径方向に互いに対向する位置にそれぞれ設けられている。すなわち、中心軸線方向他方側を向く一対の段差面SSが、ボス部210の直径方向に互いに対向する位置にそれぞれ設けられている、ともいえる。
なお、段差面SSについて、「中心軸線方向他方側を向く」とは、図3(b)のような冷却ファン10の中心軸線Oに沿う断面において、本例のように段差面SSの向く方向(段差面SSの法線の延在方向)が中心軸線方向と平行である場合に限られず、段差面SSの向く方向(段差面SSの法線の延在方向)が中心軸線方向と鋭角をなす場合も、含まれる。
図4は、本実施形態の電動機1に装着された本実施形態の冷却ファン20を、作業員が取り外す様子を示している。冷却ファン20は、例えば、電動機1のメンテナンス作業として消耗部品(例えばシール部材193)を交換する際等に、電動機1から取り外され、メンテナンス作業完了後に、再び電動機1に取り付けられる。図4に示すように、冷却ファン20は、上述の取り外し治具の一例としてのプーリー抜き工具(一般に、「プーリー抜き」あるいは「プーラー」とも呼ばれる。)Pを用いて、回転軸140から簡単に取り外しできるように、構成されたものである。
プーリー抜き工具Pは、通常、外周面にネジ部を有する棒状の軸部PSと、軸部PSの周りに装着されて、軸部PSの中心軸線周りでの回転に伴って回転軸部PSに対して軸部PSの延在方向に沿って相対移動するように構成された移動部PMとを、有する。移動部PMは、複数(図4の例では2つ)のアームを有しており、各アームの先端には爪部PCをそれぞれ有する。
冷却ファン20を取り外すにあたって、まず、作業員は、プーリー抜き工具Pの軸部PSの先端を電動機1の回転軸140の反負荷側の端面に当接させ、一対の爪部PCの先端を、それぞれ冷却ファン20の一対の突起部211とベース部220との間の間隙に差し込んで、それぞれ突起部211の段差面SSに係合させる。その状態で、作業員は軸部PSをその中心軸線周りに回転させることにより、移動部PMを手前側(作業員に近い側)へ向かって移動させる。これに伴い、一対の爪部PCが一対の段差面SS(ひいては突起部211)を手前側へ押しながら、冷却ファン20が回転軸140から引き抜かれる。
このように、本実施形態によれば、作業員が冷却ファン20の取り外し作業をする間、プーリー抜き工具Pからの力が冷却ファン20のボス部210のみに掛かることとなる。よって、プーリー抜き工具Pからの力によって、冷却ファン210のベース部220及び羽根230や、電動機1の他の構成部品(例えば反負荷側ブラケット130)に、破損等が生じるのを防止できる。
また、ボス部210には十分な強度が確保されており、プーリー抜き工具Pから強い力が掛かっても、ボス部210には破損等が生じるおそれがない。
また、プーリー抜き工具Pによって安定的に十分なトルクをボス部210に掛けることができるので、作業者は強い力を掛けずに、容易に冷却ファン20を取り外すことができる。
また、作業員は、手で直接冷却ファン20を引っ張る必要がないので、羽根230の鋭利な部分などによって手を怪我するおそれもない。
なお、本発明の冷却ファン及び電動機は、上記の実施形態に限られず、様々な変形例が可能である。
例えば、図3の例において、冷却ファン20のボス部210の外周面には、突起部211が3つ以上設けられてもよい。その場合も、各突起部211(ひいては段差面SS)は、ボス部210の周方向に沿って互いから等間隔の位置に配置されると、市販のプーリー抜き工具を使用し易いので、よい。
あるいは、図5の第1変形例のように、冷却ファン20のボス部210の外周面には、ボス部210の全周にわたって延在するように、1つの環状の突起部211(ひいては段差面SS)が設けられてもよい。この場合も、市販のプーリー抜き工具を使用し易いのでよい。
あるいは、図6の第2変形例のように、冷却ファン20のボス部210の外周面には、ボス部210の内周側へ窪んだ凹部212を設けて、この凹部212の内壁面のうち、中心軸線方向他方側(図6(a)の右奥側)を向く内壁面が、中心軸線方向他方側を向く段差面SSをなすようにしてもよい。
図6の例では、一対の凹部212が、ボス部210の直径方向に互いに対向する位置にそれぞれ設けられている。すなわち、中心軸線方向他方側を向く一対の段差面SSが、ボス部210の直径方向に互いに対向する位置にそれぞれ設けられている、ともいえる。
ただし、冷却ファン20のボス部210の外周面には、凹部212が3つ以上設けられてもよい。
なお、上述した各例において、プーリー抜き工具Pの爪部PCの先端を段差面SSとベース部220との間の間隙に差し込むことを可能にする観点から、段差面SSとベース部220の正面FSとの間の中心軸線方向の最小距離Lは、十分確保されているのが好ましい。例えば、ベース部220の外径が160mmである場合、段差面SSとベース部220の正面FSとの間の中心軸線方向の最小距離Lの好適な値の一例としては、13mm程度が挙げられる。
なお、図3の例のように、ベース部220に、段差面SSと対向する位置に開口220aが設けられている場合、段差面SSとベース部220の正面FSとの間の中心軸線方向の最小距離Lは、段差面SSとベース部220の正面FSから開口220a内へ延長させた仮想面との間の中心軸線方向の最小距離を指すものとする。
また、上述した各例において、冷却ファン20が樹脂製である場合、プーリー抜き工具Pからの力に対する十分な強度をボス部210に確保する観点から、ボス部210における段差面SSから中心軸線方向一方側(例えば図3(a)の左手前側)の部分の、中心軸線方向での板厚Tは、十分確保されているのが好ましい。例えば、ベース部220の外径が160mmである場合、ボス部210における段差面SSから中心軸線方向一方側の部分の中心軸線方向での板厚Tの好適な値の一例としては、8mm程度が挙げられる。
また、プーリー抜き工具Pの爪部PCからの力を効果的に段差面SSに作用させる観点から、冷却ファン20の中心軸線Oに沿う断面において、段差面SSとこれに中心軸線方向他方側へ連続するボス部210の外周面との間の角度θが、90°〜100°であるのが好ましく、ほぼ90°であるのがより好ましい。
なお、図3の例のように、ベース部220に、段差面SSと対向する位置に開口220aが設けられている場合、プーリー抜き工具Pの爪部PCが開口220aを通って反負荷側ブラケット130に干渉することを防止する観点から、開口220aの平面視での開口面積が比較的小さいのが好ましい。例えば、ベース部220の外径が160mmである場合、開口220aの平面視での開口面積の好適な値の一例としては、173mm程度が挙げられる。同様の観点からは、ベース部220には開口220aが設けられていないのが好ましい。
本発明の電動機は、電動機自身を冷却するための冷却ファンを備えた、あらゆる種類の電動機に適用できる。また、本発明の冷却ファンは、あらゆる種類の電動機に利用できる。
1 電動機
20 冷却ファン
110 フレーム
111 放熱フィン
120 負荷側ブラケット
130 反負荷側ブラケット
140 回転軸
140a 回転軸の負荷側の端部
140b 回転軸の反負荷側の端部
140c 嵌合溝
150 回転子
160 固定子
170 端子箱
180 冷却ファンカバー
180a 吸込口
180b 吐出口
191、192 軸受
193 シール部材
210 ボス部
210a 取り付け孔
210b 嵌合突起
211 突起部
212 凹部
220 ベース部
220a 開口
230 羽根
FS ベース部の中心軸線方向一方側の面(正面)
O 中心軸線
P プーリー抜き工具
PS 軸部
PM 移動部
PC 爪部
SS 段差面

Claims (3)

  1. 電動機を冷却するための冷却ファンであって、
    前記電動機の回転軸の反負荷側の端部に取り付けられるように構成された、筒状のボス部と、
    前記ボス部から外周側へ延在する、ベース部と、
    前記ベース部の中心軸線方向一方側の面に設けられた、複数の羽根と、
    を備え、
    前記ボス部の外周面には、前記ベース部の前記中心軸線方向一方側の面よりも前記中心軸線方向一方側へ離間した位置に、前記中心軸線方向他方側を向く段差面が設けられており、
    前記ボス部の外周面には、前記ベース部の前記中心軸線方向一方側の面よりも前記中心軸線方向一方側へ離間した位置に、前記ボス部の外周側へ突出した複数の突起部が設けられており、
    前記複数の突起部は、前記ボス部の周方向に沿って互いから間隔を空けて配置されており、
    前記複数の突起部のそれぞれが、前記段差面を有する、冷却ファン。
  2. 前記ボス部の外周面には、前記ボス部の直径方向に互いに対向する位置に、一対の前記段差面が設けられている、請求項に記載の冷却ファン。
  3. 回転軸と、
    前記回転軸の反負荷側の端部に取り付けられる、請求項1又は2に記載の冷却ファンと、
    を備えた、電動機。
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