JP6441194B2 - レギュレータ、シリアライザ、デシリアライザ、並列直列相互変換回路及びその制御方法 - Google Patents

レギュレータ、シリアライザ、デシリアライザ、並列直列相互変換回路及びその制御方法 Download PDF

Info

Publication number
JP6441194B2
JP6441194B2 JP2015181192A JP2015181192A JP6441194B2 JP 6441194 B2 JP6441194 B2 JP 6441194B2 JP 2015181192 A JP2015181192 A JP 2015181192A JP 2015181192 A JP2015181192 A JP 2015181192A JP 6441194 B2 JP6441194 B2 JP 6441194B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
clock signal
circuit
voltage
output
signal
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2015181192A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2017058790A (ja
Inventor
隆之 岩井
隆之 岩井
康 志津木
康 志津木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kioxia Corp
Original Assignee
Toshiba Memory Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Memory Corp filed Critical Toshiba Memory Corp
Priority to JP2015181192A priority Critical patent/JP6441194B2/ja
Priority to US15/066,563 priority patent/US9608523B1/en
Publication of JP2017058790A publication Critical patent/JP2017058790A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6441194B2 publication Critical patent/JP6441194B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03MCODING; DECODING; CODE CONVERSION IN GENERAL
    • H03M9/00Parallel/series conversion or vice versa
    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03KPULSE TECHNIQUE
    • H03K21/00Details of pulse counters or frequency dividers
    • H03K21/02Input circuits
    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03LAUTOMATIC CONTROL, STARTING, SYNCHRONISATION, OR STABILISATION OF GENERATORS OF ELECTRONIC OSCILLATIONS OR PULSES
    • H03L7/00Automatic control of frequency or phase; Synchronisation
    • H03L7/06Automatic control of frequency or phase; Synchronisation using a reference signal applied to a frequency- or phase-locked loop
    • H03L7/08Details of the phase-locked loop
    • H03L7/0807Details of the phase-locked loop concerning mainly a recovery circuit for the reference signal
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F1/00Details not covered by groups G06F3/00 - G06F13/00 and G06F21/00
    • G06F1/04Generating or distributing clock signals or signals derived directly therefrom
    • G06F1/08Clock generators with changeable or programmable clock frequency
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F1/00Details not covered by groups G06F3/00 - G06F13/00 and G06F21/00
    • G06F1/04Generating or distributing clock signals or signals derived directly therefrom
    • G06F1/10Distribution of clock signals, e.g. skew
    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03KPULSE TECHNIQUE
    • H03K23/00Pulse counters comprising counting chains; Frequency dividers comprising counting chains
    • H03K23/64Pulse counters comprising counting chains; Frequency dividers comprising counting chains with a base or radix other than a power of two
    • H03K23/68Pulse counters comprising counting chains; Frequency dividers comprising counting chains with a base or radix other than a power of two with a base which is a non-integer
    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03KPULSE TECHNIQUE
    • H03K7/00Modulating pulses with a continuously-variable modulating signal
    • H03K7/06Frequency or rate modulation, i.e. PFM or PRM
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L27/00Modulated-carrier systems
    • H04L27/26Systems using multi-frequency codes
    • H04L27/2601Multicarrier modulation systems
    • H04L27/2647Arrangements specific to the receiver only
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L7/00Arrangements for synchronising receiver with transmitter
    • H04L7/02Speed or phase control by the received code signals, the signals containing no special synchronisation information
    • H04L7/033Speed or phase control by the received code signals, the signals containing no special synchronisation information using the transitions of the received signal to control the phase of the synchronising-signal-generating means, e.g. using a phase-locked loop
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L7/00Arrangements for synchronising receiver with transmitter
    • H04L7/02Speed or phase control by the received code signals, the signals containing no special synchronisation information
    • H04L7/033Speed or phase control by the received code signals, the signals containing no special synchronisation information using the transitions of the received signal to control the phase of the synchronising-signal-generating means, e.g. using a phase-locked loop
    • H04L7/0337Selecting between two or more discretely delayed clocks or selecting between two or more discretely delayed received code signals

Description

本発明の実施形態は、レギュレータ、シリアライザ、デシリアライザ、並列直列相互変換回路及びその制御方法に関する。
並列直列相互変換(SerDes:Serializer/Deserializer)回路においては、変換の対象となる信号を正しく送信するためには、レーンを構成している送信回路(TX:Transmitter)間の同期を正確にとる必要がある。例えば、パラレル信号をシリアル信号に変換する際には、レーンを構成している各送信回路に入力されるパラレル信号を適切に同期する必要がある。各送信回路に適切に信号を振り分ける方法として、シリアル信号の周波数と同じ周波数を有する高速クロック信号を用いて同期する方法がある。各送信回路に対して同期信号がアサートされると、各送信回路にシリアル信号の周波数と同じ周波数である、高速クロック信号が発信される。
このとき、高速クロック信号のパスが一斉に有効となるため、回路を流れる負荷電流が急激に増加する。そして、低ドロップアウト(LDO:Low drop out)電圧レギュレータの電圧が大きくドロップし、高速クロック信号の品質が悪化してしまう。この高速クロック信号の品質の悪化により、結果的に各送信回路の分周機が正しくクロック信号を分周できずに同期が失敗する可能性がある。さらに、クロック信号を発信する側のレギュレータの電圧がドロップするのみならず、各送信回路側のレギュレータにおいても同様に負荷電流が増大するため、送信回路側の電圧もドロップしてしまう。
特開2015−37362号公報
この電圧のドロップを防止するために、安定化回路を設置して電圧を安定させることが考えられる。しかし、安定化回路を設置することにより、その安定化回路の占める面積の分だけ並列直列相互変換回路全体の面積が大きくなる懸念がある。
そこで、本発明の実施形態は、クロック信号を出力するコモンブロックから送信回路へ高速クロックを出力する前後のタイミングにおいて、レギュレータの負荷電流を制御することにより、高速クロック出力時のレギュレータの電圧ドロップを抑制し、送信回路レーン間の同期を実現する。
本発明の一実施形態に係るデシリアライザは、制御回路と、レギュレータと、レーンを構成する複数の位相混合器と、を備える。制御回路は、同期信号を出力する。レギュレータは、電圧制御回路と、クロック信号出力回路と、電流制御回路と、を備え、前記同期信号に基づき差動ロック信号を出力する。電圧制御回路は、所定の電圧を供給する。クロック信号出力回路は、前記電圧制御回路から供給される電圧により制御されたクロック信号を出力する。電流制御回路は、前記電圧制御回路から供給された電圧を前記クロック信号出力回路に供給する、電流制御回路であって、前記電圧に基づいてダミー電流を消費し、前記クロック信号出力回路が前記クロック信号を出力するタイミングで、前記ダミー電流の消費を停止する。位相混合器は、前記差動クロック信号と、前記差動クロック信号と直交する差動クロック信号である差動直交クロック信号を、前記制御回路により前記同期信号を出力されていない場合には、前記差動直交クロック信号に含まれる2つのクロック信号の双方が入力され、前記制御回路により前記同期信号を出力されている場合には、前記同期信号が出力されてから所定の時間、前記差動直交クロック信号に含まれる2つのクロック信号のうち一方のクロック信号の入力が継続されるとともに他方のクロック信号の入力が停止され、前記所定の時間が経過した後に、前記差動直交クロック信号に含まれる2つのクロック信号のうち停止されていた前記他方のクロック信号の入力が開始される、ことにより差動クロック信号と差動直交クロック信号とを混合して出力する。
本発明の別の実施形態に係るシリアライザは、
入力された入力クロック信号を分周して、周波数の異なる複数のクロック信号を出力する、分周回路と、
前記複数のクロック信号の中から、周波数の低いクロック信号から周波数の高いクロック信号に向けて順次選択して、出力する、出力信号選択回路と、
前記出力信号選択回路の出力するクロック信号の電圧を制御して出力する、レギュレータと、
を備える。
さらに、本発明の別の実施形態に係るシリアライザは、
同期信号を出力する、制御回路と、
前記制御回路から入力された前記同期信号を出力するとともに、前記同期信号が出力されてから所定時間経過後に前記同期信号をパルス状に停止した後、前記同期信号の出力を再開する、パルス生成回路と、
前記パルス生成回路の出力するパルス状に停止される前記同期信号に基づきクロック信号を出力する、クロック信号出力回路を備え、前記クロック信号出力回路から出力された前記クロック信号を制御する、レギュレータと、
を備える。
さらに、本発明の別の実施形態に係るシリアライザは、
同期信号を出力する、制御回路と、
前記同期信号に基づきクロック信号を出力する、クロック信号出力回路を備え、前記クロック信号出力回路から出力された前記クロック信号を制御する、レギュレータと、
前記同期信号が出力される所定時間前に前記レギュレータの参照電圧を通常の値から所定の値だけ高くし、前記同期信号が出力された後に前記レギュレータの参照電圧の値を低くする、電圧可変回路と、
を備える。
さらに、本発明の別の実施形態に係るシリアライザは、
同期信号を出力する、制御回路と、
前記同期信号に基づきクロック信号を出力する、クロック信号出力回路を備え、前記入力クロック信号を制御する、レギュレータであって、前記入力クロック信号の電圧を制御する電圧を供給する、電圧制御回路と、前記同期信号に基づいて前記電圧制御回路の出力する電圧にダミー電流を供給し、前記同期信号が入力された後に段階的にダミー電流の供給を停止する、電流制御回路と、を備える、レギュレータと、
を備える。
また、本発明の実施形態に係るレギュレータの制御方法は、
所定の電圧を電圧制御回路から電流制御回路に供給する、ステップと、
供給された電圧により制御されたクロック信号をクロック信号出力回路から出力する、ステップと、
前記電圧制御回路から供給された電圧を、前記クロック信号出力回路に供給する、ステップであって、前記電圧に基づいてダミー電流を消費し、前記クロック信号出力回路が前記クロック信号を出力するタイミングで、前記ダミー電流の消費を停止するステップと、
を備える。
図1は、並列直列相互変換回路を備えたシリアル信号・パラレル信号変換装置の一例を示す図である。 図2は、並列直列相互変換回路の構成を示す回路の一例を示す図である。 図3は、第1実施形態に係るレギュレータの回路を示す図である。 図4は、第1実施形態に係る電流制御回路を示す図である。 図5は、第1実施形態における電圧及び電流の変化を示すタイミングチャートである。 図6は、第1実施形態に係るレギュレータの回路の別例を示す図である。 図7は、第1実施形態の変形例1に係るレギュレータ回路を示す図である。 図8は、第1実施形態の変形例1における電圧及び電流の変化を示すタイミングチャートである。 図9は、第1実施形態の変形例2に係るレギュレータ回路を示す図である。 図10は、第1実施形態の変形例2における電圧及び電流の変化を示すタイミングチャートである。 図11は、第2実施形態に係るレギュレータの回路を示す図である。 図12は、第2実施形態に係る送信回路同期信号入力回路を示す図である。 図13は、第2実施形態における電圧及び電流の変化を示すタイミングチャートである。 図14は、第3実施形態に係る送信回路同期信号入力回路を示す図である。 図15は、第3実施形態における電圧及び電流の変化を示すタイミングチャートである。 図16は、第4実施形態に係るレギュレータの回路を示す図である。 図17は、第4実施形態に係る電圧可変回路を示す図である。 図18は、第4実施形態における電圧及び電流の変化を示すタイミングチャートである。 図19は、第5実施形態に係る電流制御回路を示す図である。 図20は、第5実施形態における電圧及び電流の変化を示すタイミングチャートである。
以下、図面を参照して、本発明の実施形態について説明する。本実施形態は、本発明を限定するものではない。
(第1実施形態)
第1実施形態に係るシリアライザは、入力信号の電圧を制御するレギュレータが出力する電流を制御することにより、入力信号の電圧を制御するレギュレータ電圧のドロップを回避しようとするものである。より詳しくを以下に説明する。
図1は、本実施形態に係るシリアライザが利用される並列直列相互変換回路の使用形態の一例を示す図である。この図1に示されているシリアル信号・パラレル信号変換装置1は、制御回路10と、並列直列相互変換(SerDes)回路12とを備えて構成される。このシリアル信号・パラレル信号変換装置1は、パラレル送信データtx_dataをシリアル差動送信信号TXP/TXNへ変換して送信し、また、シリアル差動受信信号RXP/RXNをパラレル受信データrx_dataへ変換する。
制御回路10は、電源と接続されており、並列直列相互変換回路12を制御するための同期信号TX_SYNCとモード信号modeを発信する回路である。また、並列直列相互変換回路12へパラレル送信データtx_dataを送信し、並列直列相互変換回路12からパラレル受信データrx_dataを受信する。
並列直列相互変換回路12は、制御回路10から入力される同期信号TX_SYNC及びモード信号modeに基づき、同じく制御回路10から入力されるパラレル送信データtx_dataを並列直列相互変換回路12内に備えられている送信回路においてシリアル差動送信信号TXP/TXNに変換して、送信する。同様に、外部から受信したシリアル差動受信信号RXP/RXNを並列直列相互変換回路12内に備えられている受信回路(RX:Receiver)においてパラレル受信データrx_dataへ変換して、制御回路へ出力する。このとき、並列直列相互変換回路12内の各回路において各信号は、レギュレータによりVDDとVSSに基づいた電圧に制御される。また、各信号のクロック周波数は、外部から与えられる差動リファレンスクロックCLKREFP/CLKREFNに基づいて制御される。本実施形態は、送信回路に係る実施形態であるので、以下、送信回路に係る制御について詳しく説明する。
図2は、図1に示す並列直列相互変換回路12の回路構成を示した図である。並列直列相互変換回路12は、入力されたクロック信号を各送信回路のレーンに振り分けるコモンブロック(COM)14と、レーン16A、B、・・・、nと、を備えて構成される。コモンブロック14は、位相同期回路(PLL:Phase Locked Loop)18と、VDD_CKDISTブロック20とを備えて構成される。位相同期回路18は、外部からの参照クロック信号の位相を同期し、高速クロックHS_CLKを生成する回路である。VDD_CKDISTブロック20は、レギュレータ電圧VDD_CKDISTで動作する回路ブロックである。
レーン16Aはデータを送信する回路である送信回路30Aと、データを受信する回路である受信回路40Aとを備えて構成される。送信回路30Aは、VDD_TXブロック50Aと、並列入力直列出力シフトレジスタ(PISO:Parallel In Serial Out)60Aとを備えて構成される。VDD_TXブロック50Aは、レギュレータ電圧VDD_TXで動作してクロック信号を分周する回路ブロックである。また、並列入力直列出力シフトレジスタ60Aは、パラレル送信データをシリアライズされた差動送信信号へ変換する回路である。
レーン16B、・・・、nについても、レーン16Aと同様の構成である。すなわち、レーン16nは、送信回路30nと、受信回路40nとを備えて構成され、送信回路30nは、VDD_TXブロック50nと、並列入力直列出力シフトレジスタ60nとを備えて構成される。
次に、並列直列相互変換回路12の作用を説明する。なお、VDD_CKDISTブロック20及びVDD_TXブロック50の詳細については後述するので、それ以外の構成について説明をする。まず、外部から入力された差動リファレンスクロックCLKREFP/CLDREFNは、コモンブロック14内の位相同期回路18に入力される。位相同期回路18は、入力されたクロック信号の位相を同期して、高速クロック信号HS_CLKを生成する。この高速クロック信号HS_CLKがデータを送受信する信号のクロック周波数となる。位相同期回路18により出力された高速クロック信号HS_CLKは、VDD_CKDISTブロック20に入力され、制御回路10から同期信号TX_SYNCが入力されたタイミングで、電圧やスリューなどの品質が制御された差動高速クロック信号TX_HS_CKIP/TX_HS_CKINへと変換される。
電圧やスリューなどの品質が制御された差動高速クロック信号TX_HS_CKIP/TX_HS_CKINは、レーン16Aに入力される。レーン16A内では制御された差動高速クロック信号TX_HS_CKIP/TX_HS_CKINは、VDD_TXブロック50Aに伝えられる。その後、制御された差動高速クロック信号TX_HS_CKIP/TX_HS_CKINはレーン16Aから出力される。
VDD_TXブロック50Aでは、制御された差動高速クロック信号TX_HS_CKIP/TX_HS_CKINを分周し、パラレル送信データtx_data[0]をシリアル信号に変換するためのクロック信号DIV2P_0を生成する。並列入力直列出力シフトレジスタ60Aは、制御回路10から入力されたパラレル送信データtx_data[0]を、このDIV2P_0信号に基づいてシリアル差動送信信号TXP[0]/TXN[0]に変換し、外部へと送信する。
一方で、レーン16Aから出力された電圧やスリューなどの品質が制御された差動高速クロック信号TX_HS_CKIP/TX_HS_CKINは、レーン16Bへと入力される。レーン16Bではレーン16Aと同様の信号の変換がされる。すなわち、VDD_TXブロック50Bにおいて、電圧が制御された差動高速クロック信号TX_HS_CKIP/TX_HS_CKINを分周し、DIV2P_1が生成され、このDIV2P_1を参照してtx_data[1]は、シリアル差動送信信号TXP[1]/TXN[1]へ変換され、外部へと送信される。この後も同様の変換がレーン16nまで行われる。
次に本実施形態に係るレギュレータの構成について、図3及び図4を用いて説明する。以下、レーン16A、B、・・・、nは同じ構成であるので、これら複数あるレーンの内、一つについて説明を行い、添え字は省略する。図3は、図2におけるVDD_CKDISTブロック20とVDD_TXブロック50の構成を示した図である。VDD_CKDISTブロック20は、レギュレータ電圧VDD_CKDISTで動作する回路ブロックであり、電圧制御回路21と、電流制御回路22と、グリッチフリー回路23と、クロック信号出力回路24と、バッファ25と、を備えて構成される。一方のVDD_TXブロック50は、レギュレータ電圧VDD_TXで動作する回路ブロックであり、電圧制御回路51と、分周回路52と、バッファ53とを備えて構成される。
電圧制御回路21は、電流制御回路22に接続されており、オペアンプOP1と、nMOS素子M1と、pMOS素子M2と、抵抗R1、R2と、を備える電圧を制御するための回路である。すなわち、オペアンプOP1の入力(+)端子に参照電圧を印加し、入力(−)端子に負帰還電圧をかけることにより定電圧回路を構成し、nMOS素子M1により電流を制御し、pMOS素子M2によりイネーブル信号が与えられたときに出力するように構成されている。なお、図3では電圧制御回路21として、具体的に一例を示したが、一般的なレギュレータ電圧を生成する回路であれば、どのような構成であっても構わない。
電流制御回路22は、電圧制御回路21と、制御回路10と、クロック信号出力回路24と、バッファ25と、に接続されており、レーン16A、B、・・・、n間において同期をとるときに起こる電圧VDD_CKDISTのドロップを押さえるための回路である。図4は、電流制御回路22の一例を示した図である。この図4を用いて、電流制御回路22の説明をする。電流制御回路22は、電圧制御回路21から出力された電圧に基づいた電流を制御し、クロック信号出力回路24及びバッファ25に電圧を供給する回路である。この電流制御回路22は、あらかじめ電圧制御回路21の出力する電圧に基づいてダミー電流を消費しておき、クロック信号出力回路24がクロックを出力するタイミングでダミー電流の消費を停止する回路である。
より具体的には、電流制御回路22は、デコーダ220と、抵抗Ra、Rb、・・・、Rnと、nMOS素子Ma、Mb、・・・、Mnと、を備えて構成される。抵抗RaとnMOS素子Maは、直列に接続され、さらにnMOS素子Maのソース側を接地することにより、ダミー電流を消費するための回路を構成する。抵抗RbとnMOS素子Mb、・・・、抵抗RnとnMOS素子Mnも、同様にそれぞれ直列に接続され、nMOS素子のソース側を接地することにより、ダミー電流を消費するための回路を構成する。
これらのダミー電流を消費するための回路は、電圧制御回路21の出力に対して、各々並列に備えられている。デコーダ220は、電流消費を制御する回路であり、モード信号modeの情報から、いずれの抵抗にダミー電流を消費させるかを決定し、ダミー電流消費の制御をする回路である。すなわち、電流制御回路22は、電圧制御回路21の出力に対して、1又は複数のダミー電流を消費する回路を備えている。
図3に戻り、他の構成について説明をする。グリッチフリー回路23は、制御回路10と、位相同期回路18と、信号入力回路24と、に接続されており、高速クロック信号HS_CLKxのグリッチを回避するための回路である。具体的には、同期信号TX_SYNCに従い高速クロック信号HS_CLKxにグリッチが乗らないタイミングでゲート回路24を開ける信号GATE_OPENを出力する。
クロック信号出力回路24は、位相同期回路18と、電流制御回路22と、グリッチフリー回路23と、バッファ25と、に接続されており、例えば、NANDゲートやクロックトインバータであり、グリッチフリー回路23から出力されたゲート信号GATE_OPENに従い、クロック出力のオン/オフを切り替える。そして、クロックが出力される状態であるときに、入力された高速クロック信号HS_CLKを電圧VDD_CKDISTに基づいて、高速クロック信号HS_CLKxとして出力する。
バッファ回路25は、電流制御回路22と、クロック信号出力回路24と、に接続されており、入力された1相のクロック信号HS_CLKxを電圧VDD_CKDISTに基づいて出力する回路である。このバッファ回路25は、1相である高速クロック信号HS_CLKxを2相の差動高速クロック信号TX_HS_CKIP/TX_HS_CKINへと変換する。なお、バッファ回路25は、送信回路へ伝送するクロック信号を調整するものであって、前段のクロック信号出力回路24の出力するクロックの電圧やスリューなどの品質が十分な値であれば、省略しても構わない。この場合、高速クロック信号HS_CLKxを、クロック信号出力回路24において2相のクロック信号TX_HS_CKIP/TX_HS_CKINへと変換する必要がある。
VDD_TXブロック50は、レギュレータ電圧VDD_TXで動作する回路ブロックであり、差動高速クロック信号TX_HS_CKIP/TX_HS_CKINを入力すると、分周してクロック信号DIV2Pを出力する回路ブロックであり、電圧制御回路51と、分周回路52と、バッファ53とを備えて構成される。電圧制御回路51は、電圧制御回路21と同様の構成であり、オペアンプOP2と、nMOS素子M3と、pMOS素子M4と、抵抗R3、R4とを備えて構成され、レギュレータ電圧VDD_TXを制御する。分周回路52は、バッファ25と、電圧制御回路51と、に接続されており、入力されたクロック信号TX_HS_CKIP/TX_HS_CKINを分周するための回路である。バッファ53は、電圧制御回路51と、分周回路52と、に接続されており、分周回路の出力するクロックの電圧やスリューなどの品質を制御するものであり、バッファ25と同様に、分周回路の出力する信号の電圧やスリューなどの品質が十分な値であれば、省略しても構わない。
以上が本実施形態に係るシリアライザの構成の説明であったが、以下、本実施形態に係るシリアライザの作用について、上述した図3及び図4を用いて説明する。まず、VDD_CKDISTブロック20の電圧制御回路21は、外部から印加されている電圧VDDと、電圧VSSとに基づき、並列直列相互変換回路12内の電源からの参照電圧VREFを電圧VDD_CKDISTへと制御する。
電流制御回路22は、制御回路10から入力されたモード信号modeに基づいて、電圧制御回路21より出力された電圧に基づきダミー電流を流すことにより、電流量を制御する。ここでモード信号modeは、例えばクロック信号HS_CLKの周波数の情報に基づいて生成される信号である。この場合、電流制御回路22は、クロック信号のクロック周波数に基づき複数のダミー電流を消費する回路を選択し、選択したダミー電流を消費する回路がダミー電流を消費するように制御する。図4を用いて電流制御回路22の作用を説明する。
入力されたモード信号modeは、デコーダ220により制御信号へと変換する。デコーダ220は、制御信号に従いオンにするnMOS素子にしきい値電圧Vth以上の電圧を印加する。例えば、nMOS素子MaにnMOS素子Maをオンにするためのしきい値電圧Vth以上の電圧EN_SINK0が印加された場合には、nMOS素子Maがオンとなり、抵抗Raを通して、ダミー電流がグラウンドへ流れる。いくつのnMOS素子がオンになるかはクロック信号の周波数などの情報により決定され、デコーダ220は、オンとする必要があるnMOS素子のゲートに電圧EN_SINKが印加されるように電圧を出力する。流すダミー電流の消費量は、制御回路10から同期信号TX_SYNCがアサートされたときに、レーンを構成する複数の送信回路30に対して高速クロック信号HS_CLKのパスがイネーブルすることによりに発生する負荷電流の量に基づいて制御される。図4においては複数のダミー電流を消費する回路が示されているが、1つの抵抗だけでダミー電流を制御することが可能な場合においては、1つのダミー電流を消費する回路が備えられていればよい。
すなわち、ダミー電流を消費する回路を制御する回路であるデコーダ220は、クロック信号のクロック周波数に基づいて、選択したダミー電流を消費する回路のnMOS素子Mxがオンとなるしきい値電圧Vth以上の電圧EN_SINKxを印加することによりダミー電流を消費する制御をする。
再び図3に戻り、VDD_CKDISTブロック20の説明をする。位相同期回路18から出力された高速クロック信号は、グリッチフリー回路23と、クロック信号出力回路24とに入力される。この状態において、制御回路10から同期信号TX_SYNCがグリッチフリー回路23に入力されると、グリッチフリー回路23により同期信号であるGATE_OPEN信号がクロック信号出力回路24に出力される。このGATE_OPEN信号がクロック信号出力回路24に入力されると、クロック信号出力回路24は、NANDゲートやクロックトインバータがクロックを出力する状態となり、レギュレータ電圧VDD_CKDISTで制御されたクロック信号HS_CLKxを出力する。
このGATE_OPEN信号がクロック信号出力回路24に入力されるタイミングで、制御回路10から電流制御回路22へ同様に同期信号TX_SYNCが入力されることにより、電流制御回路22において消費されていたダミー電流が消費されなくなる。このため、レギュレータ電圧VDD_CKDISTに掛かる負荷電流の値は、同期信号TX_SYNCが入力されるタイミングにおいて大きく変動することがなくなり、レギュレータ電圧VDD_CKDISTが大きくドロップすることもなくなる。HS_CLKxは、バッファ25により再度レギュレータ電圧VDD_CKDISTにより制御され、差動高速クロック信号TX_HS_CKIP/TX_HS_CKINとして出力される。
一方、VDD_TXブロック50では、電圧制御回路51により、レギュレータ電圧VDD_TXが生成され、分周回路52へ入力されている。VDD_CKDISTブロック20が出力した差動高速クロック信号TX_HS_CKIP/TX_HS_CKINは、VDD_TXブロック50の分周回路52へ入力される。差動高速クロック信号TX_HS_CKIP/TX_HS_CKINが入力された分周回路52では、クロック信号を分周し、さらに、レギュレータ電圧VDD_TXにより、電圧やスリューなどの品質が制御される。バッファ53は、分周回路52が出力した信号の電圧やスリューなどの品質を再度調整し、出力する。出力された信号DIV2Pは、送信するパラレル信号のクロック信号であり、図2の並列入力直列出力シフトレジスタ60へパラレル送信データtx_dataとともに入力され、シリアル差動送信信号TXP/TXNが生成され、シリアライザから出力される。
図5は、一連の動作時の各電圧及び電流の変化を示しているタイミングチャートである。一番上のグラフは、VDD_CKDISTの電圧の変化を示すグラフである。クロック信号出力回路24に入力されている高速クロック信号HS_CLKは、同期信号TX_SYNCがHighになったタイミングでグリッチの無い高速クロック信号HS_CLKxとして、バッファ25から出力される。電流制御回路22が無い状況においてはこのグリッチが除去された高速クロック信号HS_CLKxが出力されるタイミングで、破線に示すように電圧がドロップしてしまうが、電流制御回路22においてダミー電流を制御して電流を消費させることにより電圧のドロップを防ぐことができる。この消費するダミー電流の消費量は、クロック信号出力回路24に入力されるクロック信号HS_CLKが出力された場合に流れる負荷電流の量に基づいて制御される。そして、高速クロック信号は、ドロップ電圧による劣化を起こさずに、レギュレータにより差動高速クロック信号TX_HS_CKIP/TX_HS_CKINに変換され、各送信レーン16へと出力される。
より具体的には、電流制御回路22が無い状況においては、レギュレータの回路内で消費される電流は、I_VDD_CKDISTの破線部分が示すように、HS_CLKxが立ち上がったタイミングで急激に増加してしまう。そこで、電流制御回路22において、EN_SINK0、1、・・・、nの信号によってダミー電流をあらかじめ消費させておき、同期信号TX_SYNCが入力されたタイミングでダミー電流を流すことを停止すると、グラフに示すように常時一定の電流が消費されている状態になる。このダミー電流の消費量の制御をすることにより、同期信号TX_SYNCが入力されたタイミングでVDD_CKDISTの電圧がドロップすることがなくなり、レーンを構成する各送信回路に高速クロック信号を入力することが可能となる。なお、ここでいうTX_SYNCが入力されたタイミングとは、TX_SYNCが入力された瞬間のことをいうのはもちろんのこと、TX_SYNCが入力された瞬間の所定時間前後する時間をも含む概念であるとする。以下、タイミングについては同様の解釈をとるものとする。
以上のように、本実施形態によれば、レギュレータを用いたレーン間同期回路を用いた並列直列相互変換回路12におけるシリアライザにおいて、高速クロック信号を入力する前後でのレギュレータの負荷電流が一定になるように制御をすることで、高速クロック信号出力時のレギュレータの電圧ドロップを抑制し、送信回路のレーン間同期を実現することができる。このとき、レギュレータの安定化容量を増やさずにレギュレータの電圧ドロップを抑制できるので、レギュレータの回路面積を小さく抑えることができる。また、各レーンに分配する高速クロック信号のレギュレータ電圧ドロップを抑制することでクロック品質が改善し、高速動作時にもレーン間の同期をとることが可能となる。
なお、図3は、VDD_CKDISTブロック20のレギュレータのみに電流制御回路22を備えるものであるが、VDD_TXもVDD_CKDISTと同様にドロップする可能性があることに鑑みて、図6に示すようにVDD_TXブロック50のレギュレータにも電流制御回路54を備える構成とすることもできる。この場合、上述した電流制御回路21による制御と同様の制御を電流制御回路54において行うことにより、VDD_TX電圧のドロップも、VDD_CKDIST電圧と同様に回避することが可能となる。
(第1実施形態の変形例1)
上述した第1実施形態では、送信側回路へ高速クロックを出力することにより消費される電流を考慮したダミー電流をあらかじめ消費しておくことにより、低ドロップアウトレギュレータ電圧のドロップを回避する構成の例を説明したが、送信側回路以外にも同じクロック信号を用いることがある。そこで、本変形例においては、同期信号がアサートされたタイミングで、送信側回路以外の回路、例えば受信側の回路であるデシリアライザ内の回路における消費電流を利用してクロック信号のドロップを防ぐ構成について説明する。以下、上述した第1実施形態とは異なる部分について、詳しく説明する。
図7は、本変形例の一例におけるVDD_CKDISTブロック20と、VDD_TXブロック50と、受信側の回路の一部を構成するVDD_RXブロック70の一部と、を示す図である。VDD_CKDISTブロック20は、第1実施形態における構成に加え、受信側クロック生成回路28を備える。
受信側クロック生成回路28は、図2における、受信回路40に入力されるクロック信号を生成するための回路であり、位相変換器280と、バッファ282と、を備えて構成される。位相変換器280は、位相同期回路18と、バッファ282との間に接続され、高速クロック信号HS_CLKの位相をπ/2遅らせた高速クロック信号HS_CLKyを、バッファ282へ出力する回路である。
バッファ282は、位相変換器280と、電圧制御回路21と、VDD_RXブロックとに接続される。このバッファ282は、バッファ25とほぼ同等のものであり、入力された高速クロック信号HS_CLKyの電圧やスリューなどの品質を調整し、さらに、2相の差動直交高速クロック信号HS_CLKQP/HS_CLKQNとして出力する回路である。これらの差動直交高速クロック信号HS_CLKQP/HS_CLKQNは、同期信号TX_SYNCがアサートされる前からVDD_RXブロック70へ入力されている。
VDD_RXブロック70は、受信回路40に備えられており、レギュレータ電圧VDD_RXで動作する回路ブロックである。1つの受信回路40に、1つのVDD_RXブロック70が備えられているので、VDD_TXブロック50と同様に、複数のVDD_RXブロック70によりレーンを構成している。このVDD_RXブロック70には、受信した信号のデータをラッチするためのクロック信号を生成する、位相混合器72が備えられている。
位相混合器72は、2組の直交する差動高速クロック信号TX_HS_CKIP/TX_HS_CKIN及び差動直交高速クロック信号HS_CLKQP/HS_CLKQNを混合する回路である。すなわち、位相混合器72は、差動高速クロック信号TX_HS_CKIP/TX_HS_CKINと、それらの信号からπ/2位相が遅れている差動直交高速クロック信号HS_CLKQP/HS_CLKQNが入力され、これらのクロック信号を混合した信号を出力する。また、位相混合器72についても、VDD_RXブロック70と同様に、複数の位相混合器72によりレーンが構成されている。なお、VDD_RXブロック70における他の構成要素に関しては、図示及び説明を省略する。
次に、図7及び図8を用いて、本変形例の動作を説明する。図8は、本変形例の動作時におけるタイミングチャートである。まず、受信側クロック生成回路28へ、位相同期回路18から直接高速クロック信号HS_CLKが入力されるのではなく、バッファ25から出力された高速クロック信号TX_HS_CKIPが入力されると仮定した場合を考える。この場合、同期信号TX_SYNCがアサートされたタイミングで、位相混合器72へ4重化されたクロック信号が入力される。すなわち、位相混合器72へ同じタイミングで急激に電流が流れるため、VDD_CKDISTブロック20における消費電流I_VDD_CKDISTが急激に増加し、それに従い、レギュレータ電圧VDD_CKDISTも破線のようにドロップしてしまい、それぞれのクロック信号の品質を保つことが困難となる。
そこで、受信側クロック生成回路28へ同期信号TX_SYNCのアサートと関係なく高速クロック信号HS_CLKを入力しておくことにより、このレギュレータ電圧のドロップを防ぐ。まず、同期信号TX_SYNCがアサートされるタイミングに拘わらず、位相変換器280は、高速クロック信号HS_CLKと直交する信号、すなわち、高速クロック信号HS_CLKの位相をπ/2遅らせたクロック信号HS_CLKyを定常的に出力する。バッファ282は、位相変換器280から入力された高速クロック信号HS_CLKyを2相の差動直交高速クロック信号HS_CLKQP/HS_CLKQNへと2相化して位相混合器72へと出力しておく。
このように、同期信号TX_SYNCの状態によらず、定常的にπ/2位相が遅れた差動直交高速クロック信号HS_CLKQP/HS_CLKQNを位相混合器72へと出力しておくことにより、同期信号TX_SYNCがアサートされたタイミングにおいて、回路内での消費電流の増加は、高速クロック信号TX_HS_CKIP/TX_HS_CKINが位相混合器72へと出力されることに起因する回路内の消費電流を考慮すればよいこととなる。すると、図8のように、消費電流I_VDD_CKDISTは、実線のようにほぼ一定となり、レギュレータ電圧VDD_CKDISTのドロップも、実線で示すように、減少させることが可能となる。
以上のように、本変形例によれば、レギュレータを用いたレーン間同期回路を用いた並列直列相互変換回路12におけるデシリアライザにおいて、高速クロック信号を入力する前後でのレギュレータの負荷電流が一定になるように制御をすることで、高速クロック信号出力時のレギュレータの電圧ドロップを抑制し、送信回路のレーン間同期を実現することができる。さらに、VDD_RXブロック70へVDD_CKDISTブロック20において制御したクロック信号が出力される場合においても、出力する4相のクロック信号のうち、2相のクロック信号を定常的に出力しておくことにより、同期信号TX_SYNCがアサートされたタイミングで起こるレギュレータ電圧のドロップを抑制することができる。
なお、位相混合器72は、図7に示すようにSet/Resetの信号を受け付けるようにしておいてもよい。この場合、Reset信号が入力されている時には、位相混合器72の出力を差動直交高速クロック信号HS_CLKQP/HS_CLKQN成分が0になるように制御することで、位相混合器72からの出力先においてVDD_RXブロック70内におけるクロックパスの消費電力を増加しないようにすることもできる。
(第1実施形態の変形例2)
上述した変形例1では、VDD_RXブロック70へ4相のクロック信号を入力する場合について述べたが、本変形例では、高速クロック信号TX_HS_CKIP/TX_HS_CKINに直交する、π/2位相が遅れている2相のクロック信号のうち一方のクロック信号を所定の時間、位相混合器72へ入力しない構成とすることにより、さらにレギュレータ電圧のドロップを減少させようとするものである。以下、上述した実施形態とは異なる部分について、詳しく説明する。
図9は、本変形例に係る回路構成を示す図である。本変形例においては、受信側ブロック生成回路28は、位相変換器280と、バッファ282とを備える点においては変形例1と同様であるが、さらに、位相変換器284と、バッファ286と、ディレイ回路288と、ExNOR(Exclusive NOR:排他的論理和の否定)回路290と、グリッチフリー回路292と、を備えて構成される。
位相変換器280は、変形例1と同様に、位相同期回路18と、バッファ282との間に接続され、高速クロック信号HS_CLKを入力すると、π/2位相の遅れた高速クロック信号HS_CLKyを出力する回路である。バッファ282は、位相変換器280と、電圧制御回路21と、位相混合器72と、接続される。このバッファ282は、電圧やスリューなど品質を調整するバッファであることは、変形例1と同様であるが、出力するのは、2相のクロック信号ではなく、1相の直交高速クロック信号HS_CLKQPを出力する。
位相変換器284は、位相同期回路18と、バッファ286との間に接続され、さらにグリッチフリー回路292と接続されている。この位相変換器284は、高速クロック信号HS_CLKが入力されると、3π/2位相の遅れた高速クロック信号HS_CLKzを、入力されるGATE_OPENz信号に従い出力する回路である。バッファ286は、位相変換器284と、位相混合器72との間に接続され、バッファ282と同様に、入力された高速クロック信号HS_CLKzの電圧やスリューなどの品質を調整し、1相の直交高速クロック信号HS_CLKQNを出力する回路である。
ディレイ回路288は、制御回路10と、ExNOR回路290との間に接続され、位相変換器284から高速クロック信号HS_CLKzが出力するタイミングを遅延させる回路である。ExNOR回路290は、制御回路10及びディレイ回路288と入力側に接続され、グリッチフリー回路292と出力側で接続される回路である。このExNOR回路290は、制御回路10から出力された同期信号TX_SYNC及びディレイ回路288の出力した信号がともにHighであるとき、又は、ともにLowであるときのみ、Highを出力する回路である。すなわち、制御回路から同期信号TX_SYNCが出力される前は、High信号を出力し、制御回路から同期信号TX_SYNCが出力されて、ディレイ回路288において設定された遅延時間が経過するまでは、Low信号を出力し、ディレイ回路288において設定された遅延時間が経過したのちは、High信号を出力するような回路である。
グリッチフリー回路292は、位相同期回路18と、ExNOR回路290と、位相変換器284とに接続され、位相変換器284へGATE_OPENz信号を出力する回路である。このグリッチフリー回路292は、ExNOR回路290の出力する信号がHighであるときには、High(オン)を出力し、ExNOR回路290の出力する信号がLowであるときには、Low(オフ)を出力する。さらに、オン、オフの信号を切り替える際の信号の立ち上がりや立ち下がりにおいては、位相同期回路18から入力される高速クロック信号HS_CLKに基づき、グリッチのないタイミングで信号を出力する。
次に、本変形例における受信側クロック生成回路の動作を説明する。まず、位相同期回路18から高速クロック信号HS_CLKを入力された位相変換器280は、入力された高速クロック信号HS_CLKの位相をπ/2遅らせた高速クロック信号HS_CLKyを出力する。高速クロック信号HS_CLKyが入力されたバッファ282は、電圧やスリューなどの品質を調整した1相の直交高速クロック信号HS_CLKQPを出力する。
制御回路10から同期信号TX_SYNCがアサートされていない状態においては、ExNOR回路290は、同期信号TX_SYNCであるLowの信号と、ディレイ回路288の出力信号であるLowの信号が入力され、Highの信号が出力される。Highの信号を入力されたグリッチフリー回路の出力により、GATE_OPENz信号はオンとなるので、位相変換器284も位相変換器280と同様に、高速クロック信号HS_CLKの位相を3π/2遅らせた高速クロック信号HS_CLKzを出力する。高速クロック信号HS_CLKzが入力されたバッファ286は、電圧やスリューなどの品質を調整した1相の直交高速クロック信号HS_CLKQNを出力する。そして、これらのバッファ282、286から出力されたクロック信号は、2相化され、位相混合器72へと入力される。
この状態において、制御回路10が同期信号TX_SYNCをアサートすると、ディレイ回路288により所定の時間が経過するまでは、ExNOR回路290は、同期信号TX_SYNCであるHighの信号と、ディレイ回路288の出力信号であるLowの信号が入力されることとなり、Lowを出力する。Lowが入力されたグリッチフリー回路292は、GATE_OPENz信号をオフとし、位相変換器284は、高速クロック信号HS_CLKzを出力しない状態となる。図10は、本変形例の動作におけるタイミングチャートであるが、この間は、直交高速クロック信号HS_CLKzがLowで一定となっている状態となる。この場合、位相混合器72には、2相の高速クロック信号TX_HS_CKIP/TX_HS_CKIN及び1相の直交高速クロック信号HS_CLKQPのあわせて3相のクロック信号が入力されることとなる。
次に、ディレイ回路288で設定されている遅延時間が経過した後は、ExNOR回路290には、同期信号TX_SYNCであるHighの信号と、ディレイ回路288の出力信号であるHighの信号が入力されるため、ExNOR回路290は、Highの信号を出力する。Highが入力されたグリッチフリー回路292は、GATE_OPENz信号をグリッチのないタイミングで出力する。このGATE_OPENz信号が入力された位相変換器284は、再び高速クロック信号HS_CLKzを出力し、位相混合器72には、4相の高速クロック信号が入力されることとなる。
すなわち、位相混合器72には、同期信号TX_SYNCがアサートされる前は、2相の差動直交高速クロック信号HS_CLKQP/HS_CLKQNが入力され、同期信号TX_SYNCがアサートされてから所定の時間が経過するまでは、3相のクロック信号TX_HS_CKIP/TX_HS_CKIN、HS_CLKQPが入力され、同期信号TX_SYNCがアサートされてから所定の時間が経過した後に、直交する4相のクロック信号TX_HS_CKIP/TX_HS_CKIN、HS_CLKQP/HS_CLKQNが入力されることとなる。
以上のように、本変形例によっても、レギュレータを用いたレーン間同期回路を用いた並列直列相互変換回路12におけるデシリアライザにおいて、高速クロック信号を入力する前後でのレギュレータの負荷電流が一定になるように制御をすることで、高速クロック信号出力時のレギュレータの電圧ドロップを抑制し、送信回路のレーン間同期を実現することができる。
また、VDD_RXブロック70へVDD_CKDISTブロック20において制御したクロック信号が出力される場合においても、出力する4相のクロック信号のうち、2相のクロック信号を定常的に出力しておくことにより、同期信号TX_SYNCがアサートされたタイミングで起こるレギュレータ電圧のドロップを抑制することができる。さらに、クロック信号を2相から4相へとする間に所定の時間だけクロック信号を3相とすることにより、レギュレータ電圧のドロップを上述した変形例1よりも抑制することができる。
(第2実施形態)
上述した第1実施形態では、あらかじめダミー電流を消費しておくことにより、低ドロップアウトレギュレータ電圧のドロップを回避する構成の例を説明したが、第2実施形態においては、制御回路10が発信する同期信号を制御することにより低ドロップアウトレギュレータ電圧のドロップを回避する構成について説明する。以下、上述した第1実施形態と異なる部分について、詳しく説明する。なお、並列直列相互変換回路12の構成は、第1実施形態と同様に図2に示す通りである。
図11に示すように、本実施形態に係るVDD_CKDISTブロック20は、電圧制御回路21と、バッファ25と、を備える点においては、上述した第1実施形態と同様であるが、電流制御回路22と、グリッチフリー回路23と、クロック信号出力回路24と、の代わりに、制御回路10から出力される同期信号TX_SYNCを制御するための送信機同期信号入力回路26を備えている点において、第1実施形態と異なる。
次に図12を用いて、送信機同期信号入力回路26の構成を説明する。送信機同期信号入力回路26は、同期式分周回路260と、マルチプレクサ262と、複数のディレイ回路264と、複数のアンド回路266と、複数のグリッチフリー回路268と、を備えて構成される。
同期式分周回路260は、位相同期回路18から出力された高速クロック信号HS_CLKを入力し、例えば、高速クロック信号HS_CLKを1/8、1/4、1/2、1/1に多段的に分周した周波数のクロック信号を生成する。生成された各分周されたクロック信号は、マルチプレクサ262へと出力される。マルチプレクサ262は、同期式分周回路260が分周したクロック信号うち1つをグリッチフリー回路268から出力された同期信号に基づき、バッファ25へと出力する。
ディレイ回路264は制御回路10から出力された同期信号TX_SYNCを所定の時間ずらして出力するための回路であり、同期式分周回路260で分周されたクロック信号の数と同じ個数のディレイ回路が備えられている。アンド回路266は、ディレイ回路264により遅延された同期信号TX_SYNCを、その遅延されたタイミングにおいてグリッチフリー回路268へ出力するための回路である。そして、グリッチフリー回路268は、位相同期回路18から入力されたクロック信号HS_CLKの周波数に基づき、アンド回路266の出力する同期信号を、HS_CLKxにグリッチが乗らないタイミングで、同期信号TX_SYNC0、1、2、3として出力する回路である。
次に、送信機同期信号入力回路26の作用について説明する。同期式分周回路260は、位相同期回路18から高速クロック信号HS_CLKを入力されると、多段的にHS_CLKを分周して、出力する。図12の例では、2分周、4分周、8分周と、三段階に分周され、これらの分周した高速クロック信号HS_CLKと、もとの高速クロック信号HS_CLKとをマルチプレクサ262へと出力する。マルチプレクサ262は、出力信号を選択する回路であり、これらの信号を同期信号に従いバッファ25へと出力する。出力は、多段的に分周された高速クロック信号HS_CLK及び高速クロック信号HS_CLKを、周波数の最も低い信号から高速クロック信号HS_CLKまで、周波数の低い順に所定のタイミングに基づいて選択し、出力する。出力された高速クロック信号は、上述した第1実施形態と同様にレギュレータにより電圧が制御され、出力される。
本実施形態においては、8分周された信号から順に、4分周、2分周、高速クロック信号HS_CLKそのもの、と順に出力を制御する。この出力のタイミングを計る同期信号を生成するのが、ディレイ回路264と、アンド回路266と、グリッチフリー回路268と、である。
ディレイ回路264は、制御回路10から出力された同期信号TX_SYNCを段階的に遅延させる。各遅延回路は、各分周された高速クロック信号HS_CLKを遅延させるために用いられる。すなわち、それぞれのクロック信号によるレギュレータ電圧のドロップが回復するために十分な時間を遅延させるための回路である。具体的には、遅延回路264aは、8分周された高速クロック信号HS_CLKによるレギュレータ電圧のドロップが回復するために十分な時間、同期信号を遅延させる回路である。同様に、遅延回路264bは4分周されたクロック信号によるドロップを、遅延回路264cは2分周されたクロック信号によるドロップを、遅延回路264dは高速クロック信号HS_CLKによるドロップを、それぞれ回復させるために十分な時間、同期信号を遅延させる回路である。
アンド回路266は、各ディレイ回路264から出力された同期信号を調整するためのゲート回路である。ディレイ回路264の入力と出力の論理積をとることにより、入力と出力の双方の信号がHighであるときに、グリッチフリー回路268へ同期信号を発信する。アンド回路266からの出力を受信したグリッチフリー回路268は、位相同期回路18から入力されるクロック信号HS_CLKに基づき、HS_CLKxにグリッチが乗らないタイミングで同期信号を出力する。各グリッチ回路268a、268b、268c、268dの出力した同期信号TX_SYNC0、1、2、3は、選択制御信号としてマルチプレクサ262へ入力される。
すなわち、ディレイ回路264aにおいて遅延された同期信号TX_SYNCは、グリッチフリー回路268aによりHS_CLKxにグリッチが乗らないタイミングで出力される同期信号TX_SYNC0としてマルチプレクサ262に出力される。マルチプレクサ262は、TX_SYNC0が入力されると、同期式分周機260の出力信号である8分周された高速クロック信号を選択し、バッファ回路25へと出力する。同様に、ディレイ回路264bにおいて遅延され、グリッチフリー回路268bによりHS_CLKxにグリッチが乗らないタイミングで出力される同期信号TX_SYNC1がマルチプレクサ262へと入力されると、4分周された高速クロック信号がマルチプレクサ262により選択されバッファ回路25へ出力される。2分周された高速クロック信号と、高速クロック信号HS_CLKそのものとに関しても、同様にそれぞれディレイ回路264c、264dの出力による同期信号TX_SYNC2、3を選択制御信号として、それぞれの同期信号がマルチプレクサ262へ入力されたタイミングにおいてバッファ回路25へと出力される。
次に図13を用いて、各電圧及び電流の変化について説明をする。VDD_CKDIST及びVDD_TXのグラフにある、Vminは、レギュレータ電圧として正常に運転するための最低電圧である。シリアライザに用いる高速クロック信号として電圧を制御するためには、レギュレータの電圧がこの最低電圧Vminを下回らない電圧に制御すれば十分である。最初の同期信号TX_SYNC0が入力されると、8分周されたHS_CLKが出力される。このとき、VDD_CKDISTは、回路に流れる負荷電流により電圧がドロップするが、Vminを下回らないようにする。8分周で下回るときは、さらに分周し、16分周や32分周することも考えられる。8分周されたHS_CLKによるレギュレータ電圧のドロップがもとのVDD_CKDISTに戻った後、次の同期信号TX_SYNC1が入力され、4分周されたHS_CLKが出力される。このときも、同様にVDD_CKDISTはドロップするが、Vminを下回ることはないようにする。以下同様に、高速クロック信号HS_CLKになるまで、同期信号が時間差を持って入力されることにより、結果的にレギュレータ電圧がVminを下回ることなく、高速クロック信号HS_CLKを出力することができる。
上記のように同期信号を多段的に入力すると、流れる電流は、I_VDD_CKDISTが図に示すように緩やかに増加していく。このように、負荷電流を急激に上げないことによりレギュレータ電圧がドロップしてVminを下回らないように制御することが可能となる。なお、VDD_TXについても同様であり、I_VDD_TXを急激に上げないことにより、グラフに示す通り、Vminを下回らないように制御することが可能となる。
以上のように、本実施形態によっても、レギュレータを用いたレーン間同期回路を用いた並列直列相互変換回路12において、高速クロック信号を入力する前後でのレギュレータの負荷電流を制御することにより、高速クロック信号出力時のレギュレータ電圧のドロップを抑制し、送信回路のレーン間同期を実現することができる。このとき、レギュレータの安定化容量を増やさずにレギュレータの電圧ドロップを抑制できるので、レギュレータの回路面積を小さく抑えることができる。また、各レーンに分配する高速クロック信号のレギュレータ電圧ドロップを抑制することでクロック品質が改善し、高速動作時にもレーン間の同期をとることが可能となる。
なお、本実施形態においては、分周した入力クロック信号の全てを用いてレギュレータ電圧の制御を行ったが、多段的に分周されたクロック信号の内、用いる信号の組み合わせとしては、これに限られるものではない。すなわち、Vminを下回らない範囲において、周波数の低い方から高い方へ向けて順次選択して出力するものであれば、分周機から出力された全てのクロック信号を選択する必要は無く、適宜ピックアップして選択してもよい。また、2分周したクロック信号を用いることにより、Vminを下回らないのであれば、多段的に分周するのではなく、2分周したクロック信号とクロック信号HS_CLKそのものの二つの信号のみを用いてもよい。さらに、上述した例においては、8分周、4分周、2分周としたが、分周の制御はこれらに限られず適宜必要である信号を得るための分周制御であればどのような分周であってもよい。
(第3実施形態)
上述した第2実施形態においては、同期信号を遅延させることにより、段階的にクロック信号の周波数を高くする例を説明したが、第3実施形態においては、同期信号に再度同期をとるようなパルス信号を加えることにより、電圧のドロップを抑制する構成について説明する。以下、上述した各実施形態と異なる部分について、詳しく説明する。なお、並列直列相互変換回路12の構成は、第1実施形態と同様に図2に示す通りであり、VDD_CKDISTブロック20及びVDD_TXブロック50の構成は第2実施形態と同様に図11に示す通りである。
図14に示すように、本実施形態に係る送信機同期信号入力回路26は、パルス生成回路27と、グリッチフリー回路23とを備えて構成される。パルス生成回路27は、制御回路10が同期信号TX_SYNCを出力してから所定時間経過後に同期信号TX_SYNCをパルス状に停止した後、所定時間後に同期信号TX_SYNCの出力を再開する同期信号TX_SYNCxを出力する回路である。具体的には、同期信号TX_SYNCがオンになった後、所定時間経過後に、HighからLowへ向かうパルス信号を同期信号TX_SYNCへ付加し、制御された同期信号TX_SYNCxを生成する。すなわち、同期信号TX_SYNCxは、同期信号TX_SYNCがオンになった後、所定時間後に微少時間だけLowになるような同期信号である。上述した第2実施形態と同様の構成を持つレギュレータは、この制御された同期信号TX_SYNCxに基づき、高速クロック信号HS_CLKの出力を制御する。
図15を用いて、本実施形態に係る電圧及び電流の変化を、送信機同期信号入力回路26の作用とともに説明する。本実施形態においては、本来高速クロック信号HS_CLKを出力したい時よりも十分な時間前に、同期信号TX_SYNCがアサートされている。そのため、同期信号TX_SYNCがアサートされた時点においては、負荷電流I_VDD_CKDISTの急激な増大により、レギュレータ電圧VDD_CKDISTはドロップする。そして、このレギュレータ電圧VDD_CKDISTのドロップのタイミングで、高速クロック信号HS_CLKxの波形も乱れる。なお、図15においては、高速クロック信号HS_CLKNxは、HS_CLKPxと対となる差動信号であるためグラフを省略している。このドロップが回復するのに十分な時間が経過した後、すなわち、高速クロック信号HS_CLKxが正常な信号に戻った後、微少時間だけ高速クロック信号HS_CLKxの出力を停止し、再び出力することができれば、レギュレータ電圧VDD_CKDISTのドロップを抑制することが可能となる。
そのために、高速クロック信号HS_CLKxを出力するタイミングの直前に、同期信号TX_SYNCへHighからLow向きへのパルス信号resyncを加える。このパルス信号resyncにより、一時的に高速クロック信号HS_CLKPx/HS_CLKNxの出力が停止し、回路を流れる負荷電流I_VDD_CKDISTが減少するため、レギュレータ電圧VDD_CKDISTは、増加する。そして、パルス信号resyncにより一時的にLowとなった同期信号TX_SYNCxが再びHighになると、高速クロック信号HS_CLKPx/HS_CLKNxも再び出力される。このとき、回路を流れる負荷電流I_VDD_CKDISTが増大するため、レギュレータ電圧VDD_CKDISTは、ドロップする。しかしながら、このパルス信号resyncのパルス幅が、レギュレータ応答が追従できない程度に小さければ、図15に示すVDD_CKDISTの状態のように、電圧のドロップを抑えることが可能となる。
以上のように、本実施形態によっても、レギュレータを用いたレーン間同期回路を用いた並列直列相互変換回路12において、あらかじめ出力されていた高速クロック信号を、HighからLow方向へのパルス信号を付加した同期信号を用いて再び出力することにより、高速クロック信号出力時のレギュレータ電圧のドロップを抑制し、送信回路のレーン間同期を実現することができる。
(第4実施形態)
上述した第3実施形態においては、同期信号を制御することによりレギュレータ電圧のドロップを抑制する例を説明したが、第4実施形態においては、レギュレータ電圧を制御することにより、レギュレータ電圧がドロップはするものの、レーン間で同期するために必要なレギュレータ電圧を確保するような構成としたものである。以下、上述した各実施形態と異なる部分について、詳しく説明する。なお、並列直列相互変換回路12の構成は、第1実施形態と同様に図2に示す通りである。
本実施形態に係るVDD_CKDISTブロック20及びVDD_TXブロック50の構成は図16に示すように、レギュレータの電圧制御回路21、51に入力される参照電圧VREFを制御するための電圧可変回路80を備えている。
図17に示すように、電圧可変回路80は、出力電圧コントローラ82を備えて構成される。この出力電圧コントローラ82は、同期信号が出力される所定時間前にレギュレータの参照電圧を通常の値から所定の値だけ高くしておく。そして、同期信号が出力され、電圧及び電流が安定した後に、レギュレータの参照電圧の値を低くする回路である。この電圧の制御は、例えば、TRM端子からの出力を制御することにより実現される。以下、図18を用いて、電圧可変回路80の作用について説明する。
レギュレータ電圧VDD_CKDISTは、同期信号TX_SYNCが入力されるより前に、電圧可変回路80により参照電圧VREFを高くすることにより、ドロップが起きても十分にレーン間の同期が可能であるレベルまで上げられる。同期信号TX_SYNCが入力されると、回路に流れる負荷電流I_VDD_CKDISTの急激な増大のため、レギュレータ電圧VDD_CKDISTは、ドロップするが、Vminを下回ることは無い。このとき、図に示されているように、高速クロック信号TX_HS_CKIPは劣化すること無く送信回路30へと伝えられる。しかしながら、レギュレータ電圧VDD_CKDISTが安定した後においてもレギュレータ電圧VDD_CKDISTを高く確保しておくことは、電力消費の面から見て妥当ではない。そこで、レギュレータ電圧VDD_CKDISTが安定した後に、電圧可変回路80は、レギュレータ電圧VDD_CKDISTがVminを下回らない範囲で参照電圧VREFを低くしていく。
レギュレータ電圧VDD_TXに関しても同様であり、Vminを下回らないように参照電圧VREFの制御を行うことにより、負荷電流I_VDD_TXによるレギュレータ電圧VDD_TXのドロップがあるとしても、レーン間で同期をとることが可能となる。レギュレータ電圧VDD_CKDIST及びレギュレータ電圧VDD_TXを減少させるために、参照電圧VREFを低くするタイミングは、各々の回路の電圧が安定した後になるように、個々に設定することができる。
以上のように、本実施形態によっても、レギュレータを用いたレーン間同期回路を用いた並列直列相互変換回路12において、高速クロック信号が出力された際にドロップする電圧がVminを下回らないように、レギュレータ電圧を制御することにより、送信回路のレーン間同期を実現することができる。なお、図18においては、段階的に電圧を下げるような構成としたが、急激に電圧を下げるような構成でなければどのような構成を取ってもよい。例えば、連続的に電圧が下がるような構成としても構わない。また、急激に参照電圧を下げたときにおいても、レギュレータ電圧が過渡応答などによりVminを下回らないのであれば、一回の制御で通常の電圧まで落としてもよい。
(第5実施形態)
上述した第4実施形態においては、レギュレータ電圧をあらかじめ上げておく例について説明したが、第5実施形態においては、レギュレータの出力に対して、同期信号が入力されるタイミングでダミー電流を供給し、同期信号が入力された後に段階的にダミー電流の供給を停止することにより、レーン間で同期するために必要なレギュレータ電圧を確保する構成としたものである。以下、上述した各実施形態と異なる部分について、詳しく説明する。なお、並列直列相互変換回路12の構成は、第1実施形態と同様に図2に示す通りであり、VDD_CKDISTブロック20及びVDD_TXブロック50の構成も、第1実施形態と同様に図3に示す通りである。
図19は、本実施形態に係る電流制御回路22の構成を示す図である。電流制御回路22は、電圧制御回路21の出力する電圧に、同期信号TX_SYNCに基づいたタイミングでダミー電流を供給するための回路であり、ディレイコントローラ222と、電源VDD22と、複数のpMOS素子M22A、B、・・・、nと、複数の抵抗R22A、B、・・・、nとを備えて構成される。ディレイコントローラ222は、同期信号TX_SYNCに基づいて、ダミー電流の供給を開始し、同期信号が入力された後、段階的にダミー電流の供給の停止を制御するためのコントローラである。電源VDD22は、ダミー電流を付加するために用いられる電源である。pMOS素子M22Aは、電源VDD22と抵抗R22Aの間に接続され、ゲート端子はディレイコントローラ222と接続されている。このpMOS素子M22Aは、抵抗R22Aに電流を流すためのスイッチであり、ディレイコントローラによりスイッチのオン/オフの制御がされる。抵抗R22Aは、電圧を印加し、電流を流すための抵抗である。pMOS素子M22B、・・・、n及び抵抗R22B、・・・、nは、pMOS素子M22A及び抵抗R22Aと同じ作用をもたらすものである。
以下、図19及び図20を用いて電流制御回路22の作用について説明する。ディレイコントローラ222は、制御回路10から同期信号TX_SYNCが入力されると、pMOS素子M22A、B、・・・、nのゲートに印加されている電圧をLowに制御する。ゲートの電圧がLowにされた各pMOS素子M22A、B、・・・、nには、電流I0、I1、・・・、Inが流れ、電圧制御回路21の出力する電圧VDD_CKDISTに電流が供給される。このI0、I1、・・・、Inの和を、高速クロック信号HS_CLKがレーン16に出力されたときに回路に流れる負荷電流と同等の値にしておくことにより、同期信号TX_SYNCが入力される前後において回路に流れる負荷電流の値が変化しないように制御する。
このことにより、レギュレータ電圧VDD_CKDISTは、負荷電流によるドロップを引き起こさなくなる。図20において、ダミー電流が供給されていない場合には、VDD_CKDISTは、破線のようにドロップするが、ダミー電流が供給されることにより、実線のようにVminを下回ることがなくなる。そして、VDD_CKDISTが安定したタイミングにおいて、ディレイコントローラ222は、時間差を持たせてEN_SUP0、1、・・・、nをしきい値電圧以上の電圧とすることにより、pMOS素子M22A、B、・・・、nをオフにしていく。この際、全てのゲートを同時にオフにしてしまうと、回路に流れる電流が急激に減少するため、レギュレータ電圧VDD_CKDISTがVmin以下にドロップしてしまう。そこで、VDD_CKDISTに供給されるダミー電流によるドロップが大きくならないようにディレイコントローラ222は、EN_SUP0、1、・・・、nの電圧を印加するタイミングを制御する。例えば、図20に示すEN_SUP0及びEN_SUP1のグラフのように、ダミー電流I0の供給が停止されることによるレギュレータ電圧VDD_CKDISTのドロップが安定したタイミングでEN_SUP1を印加し、ダミー電流I1の供給が停止するように制御する。
以上のように、本実施形態によっても、レギュレータを用いたレーン間同期回路を用いた並列直列相互変換回路12において、高速クロック信号が出力されたタイミングで回路に流れる負荷電流と同等のダミー電流を供給することにより、レギュレータ電圧のドロップを抑制し、送信回路のレーン間同期を実現することができる。また、回路構成も一例として図に示したものであり、同じような作用をもたらすものであればどのような回路構成であってもよい。例えば、VDD22は通常に使用できる電源であれば何でもよい。
なお、上述した全ての実施形態において、同期信号はHighでアクティブになるような例を挙げたが、これに限られず、Lowでアクティブになるような同期信号であっても構わない。この場合、上記の説明文中において、同期信号のHighとLowは適宜入れ替えて読み替えるものとする。また、説明のため、多重化信号を省略している箇所もあるが、必要に応じて多重化信号とすることは本発明の要旨の範囲を逸脱するものではない。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として呈示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。また、当然のことながら、本発明の要旨の範囲内で、これらの実施の形態を部分的に適宜組み合わせることも可能である。
1:シリアル信号・パラレル信号変換装置、10:制御回路、12:並列直列相互変換回路、14:コモンブロック、16A、B、・・・、n:レーン、18:位相同期回路、20:VDD_CKDISTブロック、21:電圧制御回路、22:電流制御回路、23:グリッチフリー回路、24:クロック信号出力回路、25:バッファ、30A、B、・・・、n:送信回路、40A、B、・・・、n:受信回路、50A、B、・・・、n:VDD_TX_ブロック、51:電圧制御回路、52:分周回路、53:バッファ、60:並列入力直列出力シフトレジスタ、

Claims (8)

  1. 同期信号を出力する、制御回路と、
    レギュレータであって、
    所定の電圧を供給する、電圧制御回路と、
    前記電圧制御回路から供給される電圧により制御されたクロック信号を出力する、クロック信号出力回路と、
    前記電圧制御回路から供給された電圧を前記クロック信号出力回路に供給する、電流制御回路であって、前記電圧に基づいてダミー電流を消費し、前記クロック信号出力回路が前記クロック信号を出力するタイミングで、前記ダミー電流の消費を停止する、電流制御回路と、
    を備え、前記同期信号に基づき差動クロック信号を出力する、レギュレータと、
    レーンを構成する複数の位相混合器であって、前記差動クロック信号と、前記差動クロック信号と直交する差動クロック信号である差動直交クロック信号を混合する、位相混合器と、
    を備え、
    前記位相混合器は、
    前記制御回路により前記同期信号を出力されていない場合には、前記差動直交クロック信号に含まれる2つのクロック信号の双方が入力され、
    前記制御回路により前記同期信号を出力されている場合には、前記同期信号が出力されてから所定の時間、前記差動直交クロック信号に含まれる2つのクロック信号のうち一方のクロック信号の入力が継続されるとともに他方のクロック信号の入力が停止され、前記所定の時間が経過した後に、前記差動直交クロック信号に含まれる2つのクロック信号のうち停止されていた前記他方のクロック信号の入力が開始される、
    デシリアライザ。
  2. 前記差動クロック信号に含まれる2つのクロック信号、及び、前記差動直交クロック信号に含まれる2つの信号のうち前記一方のクロック信号は、前記同期信号の状態によらずに前記位相混合器へと入力される、請求項1に記載のデシリアライザ。
  3. 前記電流制御回路は、前記クロック信号出力回路に入力されるクロック信号が出力された場合に流れる負荷電流の量に基づいて、前記ダミー電流の消費量を制御することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のデシリアライザ。
  4. 前記電流制御回路は、前記クロック信号出力回路に入力されるクロック信号のクロック周波数に基づいて、前記ダミー電流の消費量を制御する、ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載のデシリアライザ。
  5. 前記電流制御回路は、
    前記電圧制御回路の出力に対してダミー電流を流す、1又は複数のダミー電流消費回路と、
    前記クロック信号のクロック周波数に基づいて、前記1又は複数のダミー電流消費回路を選択し、選択したダミー電流消費回路がダミー電流を消費するように制御する、ダミー電流消費制御回路と、
    を備えることを特徴とする請求項4に記載のデシリアライザ。
  6. 前記ダミー電流消費回路は、直列に接続された抵抗と、nMOSトランジスタを備え、
    前記ダミー電流消費制御回路は、前記クロック信号のクロック周波数に基づいて、前記選択したダミー電流消費回路の前記nMOSトランジスタに電圧を印加することにより、ダミー電流を消費する制御をする、
    ことを特徴とする請求項5に記載のデシリアライザ。
  7. 請求項1乃至請求項6のいずれかに記載のデシリアライザに備えられる前記レギュレータと同じ構成を有するシリアライザ側レギュレータと、
    レーンを構成する複数の分周回路であって、前記シリアライザ側レギュレータから出力された信号を分周する、分周回路と、
    を備える、シリアライザと、
    請求項1乃至請求項6のいずれかに記載のデシリアライザと、を備える並列直列相互変換回路。
  8. 所定の電圧を電圧制御回路から電流制御回路に供給する、ステップと、
    前記供給された電圧により制御されたクロック信号をクロック信号出力回路から出力する、ステップと、
    前記電圧制御回路から供給された電圧を、前記クロック信号出力回路に供給する、ステップであって、前記電圧に基づいてダミー電流を消費し、前記クロック信号出力回路が前記クロック信号を出力するタイミングで、前記ダミー電流の消費を停止するステップと、
    同期信号に基づき差動クロック信号を出力するステップと
    記差動クロック信号に直交する差動クロック信号である差動直交クロック信号と、前記差動クロック信号と、を位相混合器において混合するステップと、
    を備え、
    前記混合するステップは、同期信号が出力されていない場合には、前記差動直交クロック信号に含まれる2つのクロック信号の双方が前記位相混合器に入力され、前記同期信号が出力されている場合には、前記同期信号が出力されてから所定の時間、前記差動直交クロック信号に含まれる2つのクロック信号のうち一方のクロック信号の入力が継続されるとともに他方のクロック信号の前記位相混合器への入力が停止され、前記所定の時間が経過した後に、前記差動直交クロック信号に含まれる2つのクロック信号のうち停止されていた前記他方のクロック信号の前記位相混合器への入力が開始されるステップと、
    前記位相混合器が入力されたそれぞれの信号を混合するステップと、
    を備える、
    ことを特徴とするデシリアライザの制御方法。
JP2015181192A 2015-09-14 2015-09-14 レギュレータ、シリアライザ、デシリアライザ、並列直列相互変換回路及びその制御方法 Active JP6441194B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015181192A JP6441194B2 (ja) 2015-09-14 2015-09-14 レギュレータ、シリアライザ、デシリアライザ、並列直列相互変換回路及びその制御方法
US15/066,563 US9608523B1 (en) 2015-09-14 2016-03-10 Regulator, serializer, deserializer, serializer/deserializer circuit, and method of controlling the same

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015181192A JP6441194B2 (ja) 2015-09-14 2015-09-14 レギュレータ、シリアライザ、デシリアライザ、並列直列相互変換回路及びその制御方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2017058790A JP2017058790A (ja) 2017-03-23
JP6441194B2 true JP6441194B2 (ja) 2018-12-19

Family

ID=58237432

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015181192A Active JP6441194B2 (ja) 2015-09-14 2015-09-14 レギュレータ、シリアライザ、デシリアライザ、並列直列相互変換回路及びその制御方法

Country Status (2)

Country Link
US (1) US9608523B1 (ja)
JP (1) JP6441194B2 (ja)

Families Citing this family (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US10496115B2 (en) 2017-07-03 2019-12-03 Macronix International Co., Ltd. Fast transient response voltage regulator with predictive loading
US10860043B2 (en) 2017-07-24 2020-12-08 Macronix International Co., Ltd. Fast transient response voltage regulator with pre-boosting
US10128865B1 (en) 2017-07-25 2018-11-13 Macronix International Co., Ltd. Two stage digital-to-analog converter
US10341082B1 (en) * 2018-02-27 2019-07-02 Texas Instruments Incorporated Delay modulated clock division
TWI755771B (zh) * 2020-06-24 2022-02-21 新唐科技股份有限公司 處理電路及處理方法
CN113504826B (zh) * 2021-08-04 2023-04-14 上海壁仞智能科技有限公司 动态电压频率调整电路以及动态电压频率调整方法

Family Cites Families (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100304195B1 (ko) * 1998-09-18 2001-11-22 윤종용 외부클럭신호를가지는동기형반도체메모리장치
AU2001268155A1 (en) * 2000-06-02 2001-12-17 Connectcom Microsystems, Inc. High frequency network receiver
JP2002261242A (ja) 2001-03-02 2002-09-13 Matsushita Electric Ind Co Ltd 半導体集積回路
JP2003124795A (ja) * 2001-10-12 2003-04-25 Hitachi Ltd 半導体集積回路およびその給電方法
JP2004022647A (ja) * 2002-06-13 2004-01-22 Fujitsu Ltd 半導体集積回路
JP4745096B2 (ja) * 2006-03-23 2011-08-10 住友大阪セメント株式会社 光変調器の駆動装置
JP2011066621A (ja) * 2009-09-16 2011-03-31 Toshiba Corp データ転送装置
JP2012226558A (ja) * 2011-04-20 2012-11-15 Renesas Electronics Corp 半導体集積回路装置、負荷電流安定化回路
JP6232726B2 (ja) 2013-04-03 2017-11-22 富士通株式会社 半導体集積回路及び半導体集積回路の電源制御方法
JP5894565B2 (ja) 2013-08-13 2016-03-30 株式会社東芝 レギュレータ、および、スイッチ装置

Also Published As

Publication number Publication date
US20170077808A1 (en) 2017-03-16
JP2017058790A (ja) 2017-03-23
US9608523B1 (en) 2017-03-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6441194B2 (ja) レギュレータ、シリアライザ、デシリアライザ、並列直列相互変換回路及びその制御方法
US10541693B2 (en) Method and apparatus for source-synchronous signaling
US9948310B2 (en) Methods and systems for clocking a physical layer interface
US7590211B1 (en) Programmable logic device integrated circuit with communications channels having sharing phase-locked-loop circuitry
US7276943B2 (en) Highly configurable PLL architecture for programmable logic
Song et al. A 0.47–0.66 pJ/bit, 4.8–8 Gb/s I/O transceiver in 65 nm CMOS
JPWO2005008777A1 (ja) 多電源半導体装置
JPWO2012147258A1 (ja) チャネル間スキュー調整回路
US20170148497A1 (en) Semiconductor system
EP2122625B1 (en) Digital data buffer
US8265195B2 (en) Hybrid data transmission circuit
KR100705502B1 (ko) 클록 편차를 제거하는 클록 발생 장치 및 클록 수신 장치
EP1481309B1 (en) Low jitter clock for a multi-gigabit transceiver on a field programmable gate array
US7920014B2 (en) Semiconductor integrated circuit device
US8102288B2 (en) Data transmitting circuit and method
EP1526675A2 (en) Data transmission system and data transmission apparatus
US9742413B2 (en) Electronic device and information processing apparatus
JP2004356701A (ja) ハーフレートcdr回路
JP2008199156A (ja) シリアル通信用インタフェース回路
US20120126862A1 (en) Frequency divider with phase selection functionality
JP2006287163A (ja) 半導体集積回路
US9690319B2 (en) Semiconductor device
JP2015171002A (ja) 電気・電子機器、回路、及び通信システム
Fallahi et al. A 19 mW/lane SerDes transceiver for SFI-5.1 application
JP2013062668A (ja) デューティ補正付き位相調整回路及びシリアライザ

Legal Events

Date Code Title Description
A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712

Effective date: 20170531

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20170815

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20180427

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20180426

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20180621

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20180710

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712

Effective date: 20180903

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20180905

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20181023

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20181121

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6441194

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350