JP6441137B2 - 電気接続箱及びワイヤハーネス - Google Patents

電気接続箱及びワイヤハーネス Download PDF

Info

Publication number
JP6441137B2
JP6441137B2 JP2015056100A JP2015056100A JP6441137B2 JP 6441137 B2 JP6441137 B2 JP 6441137B2 JP 2015056100 A JP2015056100 A JP 2015056100A JP 2015056100 A JP2015056100 A JP 2015056100A JP 6441137 B2 JP6441137 B2 JP 6441137B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
electronic component
box body
cover
pair
locking
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2015056100A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2016178763A (ja
Inventor
寿英 浅野
寿英 浅野
貴規 北城
貴規 北城
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yazaki Corp
Original Assignee
Yazaki Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yazaki Corp filed Critical Yazaki Corp
Priority to JP2015056100A priority Critical patent/JP6441137B2/ja
Publication of JP2016178763A publication Critical patent/JP2016178763A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6441137B2 publication Critical patent/JP6441137B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Connection Or Junction Boxes (AREA)

Description

本発明は、電気接続箱及びワイヤハーネスに関する。
自動車等の車両には、バッテリなどの電源からの電力を各電子機器に分配する電気接続箱が搭載されている。この種の電気接続箱として、各種の電子部品が組み付けられる箱本体と、前記箱本体の鉛直方向上側に取り付けられるカバーとを備え、カバーの長辺方向の両端部に箱本体に係止する係止アームを設けたものが用いられている。
特開2009−112078号公報
ところで、上述の特許文献1に記載の電気接続箱は、カバーの長辺方向の両端部に係止アームを設けているために、カバーを高剛性な構成として、係止アームの係止を解除しにくくして、カバーが箱本体から外れにくくすることが求められる。しかしながら、カバーを高剛性な構成として、係止アームの係止を解除しにくくすると、カバーが箱本体から外れにくくなり、電子部品の交換作業などのメンテナンス作業を行いにくくなる虞があった。しかしながら、電気接続箱は、電子部品の交換などのメンテナンス作業を容易に行えることが望まれている。
本発明は、上記の事情に鑑みてなされたものであって、メンテナンス作業を容易に行うことができる電気接続箱及びワイヤハーネスを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明に係る電気接続箱は、電子部品が組み付けられる箱本体と、前記箱本体の鉛直方向上側に配置されて、前記箱本体に組み付けられた前記電子部品を覆う平板状の電子部品覆い部と、前記電子部品覆い部の互いに反対側の両端部から前記箱本体側に延在して前記箱本体の外側面に設けられた係止部に係止する一対の係止アームと、を備えたカバーと、を備え、前記カバーは、前記電子部品覆い部の前記一対の係止アーム間から前記箱本体に向けて凸に形成されて、前記電子部品覆い部が前記箱本体に向けて押圧されると前記箱本体の表面に接触可能な突出リブを備えることを特徴とする。
また、上記電気接続箱では、前記突出リブは、前記一対の係止アーム同士の並び方向に沿って直線状に設けられるものとすることができる。
また、上記電気接続箱では、前記係止アームは、前記並び方向に対して交差する方向の両端に設けられた一対の外側アーム部と、前記一対の外側アーム部間に設けられかつ前記一対の外側アーム部よりも前記電子部品覆い部の中央寄りに配置された中央アーム部と、前記一対の外側アーム部と前記中央アーム部とを連結する連結アーム部と、を備えるものとすることができる。
上記目的を達成するために、本発明に係るワイヤハーネスは、電子部品が組み付けられる箱本体と、前記箱本体の鉛直方向上側に配置されて前記箱本体に組み付けられた前記電子部品を覆う平板状の電子部品覆い部と、前記電子部品覆い部の互いに反対側の両端部から前記箱本体に延在して前記箱本体の外側面に設けられた係止部に係止する一対の係止アームとを備えたカバーと、を備えた電気接続箱と、前記電子部品に電気的に接続される電線と、を備え、前記カバーは、前記電子部品覆い部の前記一対の係止アーム間から前記箱本体に向けて凸に形成されて、前記電子部品覆い部が前記箱本体に向けて押圧されると前記箱本体の表面に接触可能な突出リブを備えることを特徴とする。
本発明に係る電気接続箱は、カバーの電子部品覆い部の一対の係止アーム間に箱本体に向けて凸で箱本体に向けて押圧されると箱本体に接触可能な突出リブを備えている。これにより、電気接続箱は、電子部品覆い部の係止アーム間を箱本体に押圧することで、突出リブが箱本体に接触して、係止を解除する方向に係止アームを変形することができる。この結果、電気接続箱は、電子部品覆い部の係止アーム間を箱本体に押圧することで、
突出リブの接触した部分を支点として係止アームを変形させることができ、係止アームの係止を解除しやすくすることができて、電子部品の交換などのメンテナンス作業を容易に行うことができる、という効果を奏する。
図1は、実施形態に係る電気接続箱の概略構成を表す斜視図である。 図2は、実施形態に係る電気接続箱の箱本体とアッパカバーの概略構成を分解して表す斜視図である。 図3は、実施形態に係る電気接続箱のアッパカバーの概略構成を表す斜視図である。 図4は、実施形態に係る電気接続箱のアッパカバーの概略構成を分解して表す斜視図である。 図5は、実施形態に係る電気接続箱のアッパカバーの概略構成を下方から表す斜視図である。 図6は、図5中のVI部を拡大して表す斜視図である。 図7は、実施形態に係る電気接続箱のアッパカバーの概略構成を下方から表す平面図である。 図8は、図3中のVIII−VIII線に沿う断面図である。 図9は、図1中のIX−IX線に沿う断面図である。 図10は、図9に示されたアッパカバーを箱本体から取り外す状態の概要を表す断面図である。
以下に、本発明に係る実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施形態によりこの発明が限定されるものではない。また、下記実施形態における構成要素には、当業者が置換可能かつ容易なもの、あるいは実質的に同一のものが含まれる。
[実施形態]
図1は、実施形態に係る電気接続箱の概略構成を表す斜視図である。図2は、実施形態に係る電気接続箱の箱本体とアッパカバーの概略構成を分解して表す斜視図である。図3は、実施形態に係る電気接続箱のアッパカバーの概略構成を表す斜視図である。図4は、実施形態に係る電気接続箱のアッパカバーの概略構成を分解して表す斜視図である。図5は、実施形態に係る電気接続箱のアッパカバーの概略構成を下方から表す斜視図である。図6は、図5中のVI部を拡大して表す斜視図である。図7は、実施形態に係る電気接続箱のアッパカバーの概略構成を下方から表す平面図である。図8は、図3中のVIII−VIII線に沿う断面図である。図9は、図1中のIX−IX線に沿う断面図である。図10は、図9に示されたアッパカバーを箱本体から取り外す状態の概要を表す断面図である。なお、図1は、電気接続箱のアッパカバー及びロアカバー等を二点鎖線で図示している。
本実施形態に係る図1に示す電気接続箱100は、自動車等の車両に搭載されて、バッテリなどの電源から供給される電力を各種の電子部品102(図2に示す)等を介して、車両に搭載される各種の電子機器に分配するものである。ここで、電気接続箱100は、図1に示すように、ワイヤハーネス150に組み込まれ、電線151等の接続処理用部品を構成するコネクタ、ヒューズ、リレー、分岐部、電子制御ユニット等の電装品を集約して内部に収容するものである。電気接続箱100は、例えば、車両のエンジンルームや車体の下方部分に設置され、バッテリ等の電源と、車両内に搭載される各種電子機器との間に接続されている。なお、電気接続箱100は、ジャンクションボックス、ヒューズボックス、リレーボックスなどとも呼ばれる場合があるが、本実施形態ではこれらを総称して電気接続箱と呼ぶ。
図1に例示した電気接続箱100は、アッパカバー104が取り付けられる箱本体101の内部の収容空間部108に、種々の電子部品102が収容される。箱本体101は、例えば、ボディ103、及び、ロアカバー105等を含んで構成される。箱本体101は、ボディ103、及び、ロアカバー105に分割された2層分割構造となっている。アッパカバー104、ボディ103、及び、ロアカバー105は、絶縁性の合成樹脂によって形成される。ボディ103は、電子部品102が組み付けられる収容空間部108を形成する主たる部材である。ボディ103は、略ロの字型の筒状に形成され、この電気接続箱100がエンジンルーム等に接続された状態で、鉛直方向上側、及び、鉛直方向下側に開口が位置する。ボディ103は、鉛直方向上側の開口が、蓋状の部材であるアッパカバー104により塞がれる。ロアカバー105は、ボディ103に取り付けられて、ボディ103の鉛直方向下側の開口を塞ぐ皿状(トレイ状)の部材である。箱本体101は、ボディ103の鉛直方向上側の開口とアッパカバー104の開口とが対向し、ボディ103の鉛直方向下側の開口とロアカバー105の開口とが対向するようにして、アッパカバー104がボディ103の鉛直方向上側に組み付けられ、ロアカバー105がボディ103の鉛直方向下側に組み付けられる。箱本体101は、ボディ103に対して、種々の形式の係止機構を介してロアカバー105が係止される。また、箱本体101のボディ103の外側面103aには、アッパカバー104を係止するための係止部107(図2に示す)が設けられている。係止部107は、箱本体101のボディ103の外側面103aから突出した突起である。なお、ボディ103とアッパカバー104とロアカバー105とが積層される方向は、典型的には、この電気接続箱100がエンジンルーム等に接続された状態で、鉛直方向に沿っているが、当該電気接続箱100の設置状況によっては当該積層される方向が鉛直方向に対して所定の角度を有して設置される場合もある。
そして、この箱本体101の内部の収容空間部108に組み付けられる種々の電子部品102としては、上述したように、コネクタ、ヒューズ、リレー、分岐部、電子制御ユニット等が含まれる。電気接続箱100は、ボディ103に一体的に形成される種々の形状の区画壁109、ボディ103に着脱可能に組み付けられる種々の形状の図示しないブロック等によって形成される多数のキャビティ内に、上記種々の電子部品102が組み付けられる。この場合、区画壁109、ブロック等もボディ103等と同様に絶縁性の合成樹脂によって形成される。そして、電気接続箱100は、種々の電子部品102が組み付けられたキャビティに対して、開口部110等を介して配索されて電子部品102に接続される電線151の端子等が鉛直方向下側から嵌合し電気的に接続される。前述した構成の電気接続箱100は、ボディ103等に設けられた固定ブラケット部111が車体に固定されて、車両に搭載される。また、電気接続箱100は、電子部品102に電気的に接続される電線151などと、自動車等の車両に配索されるワイヤハーネス150を構成する。即ち、ワイヤハーネス150は、電気接続箱100と、電気接続箱100の電子部品102に電気的に接続される複数の電線151とを備える。
また、本実施形態では、箱本体101の収容空間部108に組み付けられる電子部品102として、図2に示すように、ヒューズ102(以下、符号102aで示す)と、リレー102(以下、符号102bで示す)と、複数のリレーや抵抗などの電子部品で構成される電子部品ユニット102(以下、符号102cで示す)と、が用いられている。本実施形態の電気接続箱100は、ヒューズ102aが組み付けられる収容空間部108(以下、符号108aで示す)がボディ103の上面103bに複数密集して配置され、リレー102bが組み付けられる収容空間部108(以下、符号108bで示す)がボディ103の上面103bに複数密集して配置され、電子部品ユニット102cが組み付けられる収容区間部108(以下、符号108cで示す)がボディ103の上面103bに二つ並べられて配置されている。また、本実施形態では、ボディ103の収容空間部108a,108b,108cが開口した上面103bは、水平方向に沿ってほぼ平坦に形成されている。
そして、箱本体101の鉛直方向上側の開口を塞ぐアッパカバー104は、本実施形態では、複数設けられている。本実施形態では、アッパカバー104として、複数の収容空間部108aの鉛直方向上側の開口を覆うアッパカバー104(以下、符号104aで示す)と、複数の収容空間部108bの鉛直方向上側の開口を覆うアッパカバー104(以下、符号104bで示す)と、二つの収容空間部108cの鉛直方向上側の開口を覆うアッパカバー104(以下、符号104cで示す)とが少なくとも用いられている。アッパカバー104aは、特許請求の範囲に記載されたカバーに相当する。
アッパカバー104aは、ボディ103の収容空間部108aの上側の開口を塞いで、収容空間部108aに組み付けられるヒューズ102aの鉛直方向上側を覆うものである。また、アッパカバー104aは、ヒューズ102aを目視するために、透明部材により形成されている。具体的には、アッパカバー104aは、図3、図4、及び、図5に示すように、電子部品覆い部10と、一対の係止アーム20と、一対の補強壁30と、ラベル40(図3及び図4に示す)と、突出リブ50(図5に示す)とを備える。なお、以下、本明細書でいう、水平方向、鉛直方向、鉛直方向上側、鉛直方向下側とは、電気接続箱100が車体に固定されて車両に搭載された状態における水平方向、鉛直方向、鉛直方向上側、鉛直方向下側をいう。
電子部品覆い部10は、箱本体101のボディ103の鉛直方向上側に配置されて、箱本体101に組み付けられたヒューズ102aを覆う平板状に形成されたものである。具体的には、電子部品覆い部10は、複数の収容空間部108aの鉛直方向上側を覆うことができる大きさの平板状に形成され、複数の収容空間部108aと鉛直方向に間隔をあけて対面する。本実施形態では、電子部品覆い部10の平面形状は、矩形状に形成されている。
また、電子部品覆い部10の鉛直方向上側の上面10aには、上面10aから凸に形成された補強リブ11が設けられている。補強リブ11は、電子部品覆い部10の外縁部の少なくとも一部に設けられている。本実施形態では、補強リブ11は、電子部品覆い部10の外縁部のうちの図3及び図4中奥側の一方の長辺部11cと、一方の長辺部11cの両端に連なる二つの短辺部11dとに設けられている。なお、長辺部11cとは、電子部品覆い部10の外縁部のうちの電子部品覆い部10の長辺方向L(図3等に矢印で示す)と平行な部分をいい、短辺部11dとは、電子部品覆い部10の外縁部のうちの電子部品覆い部10の短辺方向S(図3等に矢印で示す)と平行な部分をいう。補強リブ11は、ラベル40の位置決めをするためにも用いられる。
また、電子部品覆い部10の鉛直方向下側のボディ103と対面する下面10bには、図5に示すように、一対のリブ12が設けられている。本実施形態では、一対のリブ12は、電子部品覆い部10の長辺方向Lの両端部に設けられている。一対のリブ12は、直線状に形成され、かつ、電子部品覆い部10の短辺方向Sと平行である。
係止アーム20は、電子部品覆い部10の互いに反対側の両端部から箱本体101のボディ103側に延在して、箱本体101のボディ103の外側面103aに設けられた係止部107に係止するものである。また、係止アーム20は、係止部107に対する係止が解除されにくくなるように、高剛性な構成である。具体的には、係止アーム20は、電子部品覆い部10の長辺方向Lの両端部から箱本体101のボディ103側に延在している。係止アーム20は、電子部品覆い部10の長辺方向Lの両端部において短辺方向Sの一方の端部寄りに配置されている。
係止アーム20は、図6、図7に示すように、電子部品覆い部10の長辺方向Lに交差する(本実施形態では、直交する)短辺方向Sの両端に設けられた一対の外側アーム部21と、一対の外側アーム部21間に設けられかつ一対の外側アーム部21よりも電子部品覆い部10の長辺方向Lの中央寄りに配置された中央アーム部22と、一対の外側アーム部21と中央アーム部22の短辺方向Sの両端とを連結する一対の連結アーム部23と、係止突起24とを一体に備える。なお、電子部品覆い部10の長辺方向Lは、一対の係止アーム20同士が並ぶ係止アーム20同士の並び方向に相当する。電子部品覆い部10の短辺方向Sは、一対の係止アーム20同士の並び方向に対して交差する方向に相当する。
一対の外側アーム部21と中央アーム部22とは、両表面が短辺方向Sに沿う平板状に形成されている。連結アーム部23は、両表面が長辺方向Lと短辺方向Sとの双方に対し交差する平板状に形成されている。係止突起24は、中央アーム部22の電子部品覆い部10から離間する先端に設けられている。係止突起24は、中央アーム部22の先端から長辺方向Lに沿って一対の係止アーム20同士が近づく方向に突出している。係止アーム20は、係止部107に係止する際には、係止突起24が係止部107上に乗り上げて、アーム部21,22,23が一対の係止アーム20同士が離間する方向に弾性変形する。その後、係止アーム20は、係止突起24が係止部107を乗り越えて、アーム部21,22,23が弾性変形していない状態に復帰して、係止部107に係止する。
一対の補強壁30は、アッパカバー104aがボディ103から脱落することを規制するために、アッパカバー104aを高剛性な構成とするものである。具体的には、補強壁30は、電子部品覆い部10の短辺方向Sの両端から箱本体101のボディ103側に延在し、かつ一対の係止アーム20同士を連結する壁である。一対の補強壁30のうち図3中手前側の一方の補強壁30には、ヒューズ102aが発生する熱を放熱するための切欠き31が設けられている。
ラベル40は、アッパカバー104aが覆うヒューズ102aの定格電流などを表示するものである。具体的には、ラベル40は、ヒューズ102aの定格電流などを示す文字や数字が表面に形成される。ラベル40は、外縁が補強リブ11により位置決めされて、電子部品覆い部10の上面10aに貼着される。つまり、補強リブ11が、ラベル40の位置決め用のリブとしても兼用される。
突出リブ50は、一対の係止アーム20間に設けられ、かつ電子部品覆い部10から箱本体101のボディ103に向けて凸に形成されて、電子部品覆い部10が箱本体101のボディ103に向けて押圧されると、箱本体101のボディ103の区画壁109の上面109a(箱本体101の表面に相当)に接触可能なものである。突出リブ50は、箱本体101のボディ103の区画壁109の上面109aに接触して、係止部107に対する係止を解除する方向に係止アーム20を変形させることを補助するものである。
具体的には、突出リブ50は、電子部品覆い部10の下面10bにおいて、一対の係止アーム20間に配置されている。なお、本明細書でいう一対の係止アーム20間とは、図7に平行斜線で示すように、電子部品覆い部10を下方からみた平面視において、一対の係止アーム20の外側アーム部21、中央アーム部22及び一対の連結アーム部23で挟まれる部分をいう。要するに、本明細書でいう一対の係止アーム20間とは、係止突起24間に挟まれる部分をいうのではなく、一対の係止アーム20全体により挟まれる部分をいう。
具体的には、突出リブ50は、電子部品覆い部10の下面10bの短辺方向Sの中央に配置され、電子部品覆い部10の長辺方向Lに沿って直線状に設けられている。また、突出リブ50は、一対のリブ12同士を連結して、アッパカバー104aを高剛性な構成としている。突出リブ50の短辺方向Sの幅、下面10bからの突出量は、長辺方向Lの全長に亘って一定である。突出リブ50は、係止アーム20が係止部107に係止して、アッパカバー104aが箱本体101のボディ103に組み付けられると、図9に示すように、ボディ103の区画壁109の上面109aから間隔をあけて対面する。また、突出リブ50は、電子部品覆い部10の上面10aのうち一対の係止アーム20間がボディ103に向けて押圧されると、図10に示すように、ボディ103の区画壁109の上面109aに接触する。
また、アッパカバー104aは、図6及び図8に示すように、係止アーム20の電子部品覆い部10寄りの根本において弾性変形しやすくするための貫通孔60を複数備える。具体的には、貫通孔60は、電子部品覆い部10を貫通しているとともに、各係止アーム20の連結アーム部23の電子部品覆い部10寄りの根本を貫通している。
前述した構成の電気接続箱100は、ボディ103とロアカバー105とが組み付けられた状態で、収容空間部108a,108b,108cに種々のヒューズ102a、リレー102b及び、電子部品ユニット102cが組み付けられる。そして、電気接続箱100は、ボディ103にアッパカバー104a,104b,104cが組み付けられるなどして組み立てられる。こうして組み立てられた電気接続箱100は、固定ブラケット部111が車体に固定されて車両に搭載される。電気接続箱100は、例えば、車両に搭載されたままアッパカバー104aが取り外された後、ヒューズ102aを交換するメンテナンス作業が行われる。
アッパカバー104aを取り外す際には、作業員が、係止突起24の係止部107への係止を解除する方向に一方の係止アーム20を曲げようとするとともに、図10に示すように、例えば係止アーム20を曲げようする手の親指などで電子部品覆い部10の上面10aをボディ103に向けて押圧する。すると、電気接続箱100は、親指などで押圧された電子部品覆い部10の鉛直方向下側に位置する突出リブ50の一部が、図10に示すように、ボディ103の区画壁109の上面109aに接触する。すると、作業員の係止アーム20を曲げようする力が、突出リブ50のボディ103の区画壁109の上面109aに接触した一部を支点として、係止突起24の係止部107への係止を解除する方向に一方の係止アーム20を曲げるように集中することとなる。アッパカバー104aは、一方の係止アーム20の係止突起24の係止部107への係止を解除すると、ボディ103から取り外される。
以上で説明した電気接続箱100によれば、アッパカバー104aの電子部品覆い部10の一対の係止アーム20間に箱本体101のボディ103に向けて凸で箱本体101のボディ103に向けて押圧されると箱本体101のボディ103の区画壁109の上面109aに接触可能な突出リブ50を備えている。これにより、電気接続箱100は、電子部品覆い部10の係止アーム20間を箱本体101のボディ103に押圧することで、突出リブ50が箱本体101のボディ103の区画壁109の上面109aに接触して、係止を解除する方向に係止アーム20を変形することができる。この結果、電気接続箱100は、電子部品覆い部10の一対の係止アーム20間を箱本体101に向けて押圧することで、係止アーム20を高剛性な構成としても、突出リブ50を支点として係止アーム20の係止が解除される方向にアッパカバー104aを変形させることができる。したがって、電気接続箱100は、係止アーム20を高剛性な構成としても、係止アーム20の係止を解除しやすくすることができて、ヒューズ102aの交換などのメンテナンス作業を容易に行うことができる、という効果を奏する。
また、電気接続箱100は、突出リブ50が電子部品覆い部10の長辺方向Lに沿って直線状に設けられているので、電子部品覆い部10の一対の係止アーム20間の種々の箇所を押圧しても、突出リブ50をボディ103の区画壁109の上面109aに接触させることができる。この結果、電気接続箱100は、突出リブ50を支点として係止アーム20の係止が解除される方向にアッパカバー104aを変形させることができる、という効果を奏する。
また、電気接続箱100は、係止アーム20が一対の外側アーム部21と中央アーム部22と一対の連結アーム部23とを備えているので、係止アーム20を高剛性とすることができる。この結果、電気接続箱100は、長辺方向Lの両端部に係止アーム20を設けても、アッパカバー104aがボディ103から脱落することを抑制することができる、という効果を奏する。
以上で説明したワイヤハーネス150は、電気接続箱100を備えているので、ヒューズ102aの交換などのメンテナンス作業を容易に行うことができる、という効果を奏する。
なお、本発明に係る電気接続箱100は、上述した実施形態に限定されず、特許請求の範囲に記載された範囲で種々の変更が可能である。例えば、本発明に係る電気接続箱100は、箱本体101のボディ103とロアカバー104とを一体に形成してもよい。また、本発明に係る電気接続箱100は、カバーとしてのアッパカバー104aが、ヒューズ102aの他にリレー102bや電子部品ユニット102cを覆ってもよい。本発明に係る電気接続箱100は、カバーとしてのアッパカバー104aの電子部品覆い部10の平面形状を正方形状としてもよい。
10 電子部品覆い部
20 係止アーム
21 外側アーム部
22 中央アーム部
23 連結アーム部
50 突出リブ
100 電気接続箱
101 箱本体
102 電子部品
102a ヒューズ(電子部品)
102b リレー(電子部品)
102c 電子部品ユニット(電子部品)
103a 外側面
104a アッパカバー(カバー)
107 係止部
109a 上面(表面)
150 ワイヤハーネス
151 電線
L 長辺方向(並び方向)
S 短辺方向(交差する方向)

Claims (4)

  1. 電子部品が組み付けられる箱本体と、
    前記箱本体の鉛直方向上側に配置されて、前記箱本体に組み付けられた前記電子部品を覆う平板状の電子部品覆い部と、前記電子部品覆い部の互いに反対側の両端部から前記箱本体側に延在して前記箱本体の外側面に設けられた係止部に係止する一対の係止アームと、を備えたカバーと、を備え、
    前記カバーは、
    前記電子部品覆い部の前記一対の係止アーム間から前記箱本体に向けて凸に形成されて、前記電子部品覆い部が前記箱本体に向けて押圧されると前記箱本体の表面に接触可能な突出リブを備えることを特徴とする、
    電気接続箱。
  2. 前記突出リブは、前記一対の係止アーム同士の並び方向に沿って直線状に設けられる、
    請求項1に記載の電気接続箱。
  3. 前記係止アームは、前記並び方向に対して交差する方向の両端に設けられた一対の外側アーム部と、前記一対の外側アーム部間に設けられかつ前記一対の外側アーム部よりも前記電子部品覆い部の中央寄りに配置された中央アーム部と、前記一対の外側アーム部と前記中央アーム部とを連結する連結アーム部と、を備える、
    請求項2に記載の電気接続箱。
  4. 電子部品が組み付けられる箱本体と、前記箱本体の鉛直方向上側に配置されて前記箱本体に組み付けられた前記電子部品を覆う平板状の電子部品覆い部と、前記電子部品覆い部の互いに反対側の両端部から前記箱本体に延在して前記箱本体の外側面に設けられた係止部に係止する一対の係止アームとを備えたカバーと、を備えた電気接続箱と、
    前記電子部品に電気的に接続される電線と、を備え、
    前記カバーは、
    前記電子部品覆い部の前記一対の係止アーム間から前記箱本体に向けて凸に形成されて、前記電子部品覆い部が前記箱本体に向けて押圧されると前記箱本体の表面に接触可能な突出リブを備えることを特徴とする、
    ワイヤハーネス。
JP2015056100A 2015-03-19 2015-03-19 電気接続箱及びワイヤハーネス Expired - Fee Related JP6441137B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015056100A JP6441137B2 (ja) 2015-03-19 2015-03-19 電気接続箱及びワイヤハーネス

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015056100A JP6441137B2 (ja) 2015-03-19 2015-03-19 電気接続箱及びワイヤハーネス

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2016178763A JP2016178763A (ja) 2016-10-06
JP6441137B2 true JP6441137B2 (ja) 2018-12-19

Family

ID=57069412

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015056100A Expired - Fee Related JP6441137B2 (ja) 2015-03-19 2015-03-19 電気接続箱及びワイヤハーネス

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6441137B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7074041B2 (ja) * 2018-12-07 2022-05-24 住友電装株式会社 電気接続箱

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6076647U (ja) * 1983-10-31 1985-05-29 タケヤ化学工業株式会社 蓋付容器
JPH0733539Y2 (ja) * 1987-10-15 1995-07-31 矢崎総業株式会社 分岐接続箱
JPH0283619U (ja) * 1988-12-13 1990-06-28
US5040627A (en) * 1990-06-14 1991-08-20 Caterpillar Inc. Mounting apparatus for a battery
JP5088090B2 (ja) * 2007-10-26 2012-12-05 住友電装株式会社 車載用の電気接続箱
JP6087110B2 (ja) * 2012-11-01 2017-03-01 矢崎総業株式会社 リレー固定構造

Also Published As

Publication number Publication date
JP2016178763A (ja) 2016-10-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5991791B2 (ja) 電池接続体及び電源装置
JP5950336B2 (ja) 電子部品モジュール
JP5875115B2 (ja) 電気接続箱
JP5813387B2 (ja) 電気接続箱
JP6374416B2 (ja) 電子部品ユニット、及び電気接続箱
US10131296B2 (en) Insert bus bar plate and method for manufacturing the same
JP5806015B2 (ja) 電気接続箱
EP2715765B1 (en) Fusible link mounting structure and electrical junction box
JP6038977B2 (ja) 係止構造、電子部品ユニット、及び、ワイヤハーネス
JP2018093671A (ja) 電気接続箱、及び、ワイヤハーネス
JP6117259B2 (ja) バスバープレート、電子部品ユニット及びワイヤハーネス
JP6441137B2 (ja) 電気接続箱及びワイヤハーネス
JP5570313B2 (ja) 電気接続箱
US20180090879A1 (en) Electronic component retaining structure, electric connection box, and wire harness
JP5099900B2 (ja) 電気接続箱
JP6575930B2 (ja) 基板ユニット
JP5286055B2 (ja) 電気接続箱
JP6654598B2 (ja) 電気接続箱、及び、ワイヤハーネス
JP2019153572A (ja) バスバ保持構造、電気接続箱、及び、ワイヤハーネス
JP2019050660A (ja) 電気接続箱およびワイヤハーネス
JP6296875B2 (ja) 電子部品ユニット
JP6227371B2 (ja) 救援端子ブロック、救援端子ブロックとフレームのアセンブリ
JP2012228109A (ja) 板金部材、バスバ及びこのバスバを備えた電気接続箱
JP4764769B2 (ja) 電気機器の連結構造
JP2016149302A (ja) ヒューズユニット

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20180216

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20181017

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20181106

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20181121

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6441137

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees