JP6441136B2 - 磁気記録再生装置及び磁気記録再生方法 - Google Patents

磁気記録再生装置及び磁気記録再生方法 Download PDF

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Description

本発明の実施形態は、磁気記録再生装置及び磁気記録再生方法に関する。
磁気記録ヘッドを用いて、HDD(Hard Disk Drive)などの磁気記録媒体に情報が記録される。磁気記録再生装置において、高密度の記録が望まれている。
米国特許第7982994B1号明細書
本発明の実施形態は、高記録密度化が可能な磁気記録再生装置及び磁気記録再生方法を提供する。
本発明の実施形態によれば、磁気記録再生装置は、磁気記録媒体と、記録部と、再生部と、を含む。前記磁気記録媒体は、第1方向に延びる第1トラックと、前記第1方向に延び前記第1方向と交差する第2方向において前記第1トラックと並ぶ第2トラックと、を含む。前記第1トラックは、前記第1方向に延びる第1サブトラックと、前記第1方向に延びる第2サブトラックと、を含む。前記第2トラックは、前記第1方向に延びる第3サブトラックと、前記第1方向に延びる第4サブトラックと、を含む。前記第1サブトラックと前記第4サブトラックとの間に前記第2サブトラックが配置される。前記第2サブトラックと前記第4サブトラックとの間に前記第3サブトラックが配置される。前記記録部は、前記第1トラック及び前記第2トラックに情報を記録する。前記再生部は、前記第1サブトラック、前記第2サブトラック、及び、前記第1サブトラックと前記第2サブトラックとの間の第1境界に対向しつつ前記第1トラックに記録された第1情報を読み出し、前記第3サブトラック、前記第4サブトラック、及び、前記第3サブトラックと前記第4サブトラックとの間の第2境界に対向しつつ前記第2トラックに記録された第2情報を読み出す。前記第3サブトラックの前記第2方向に沿った第3サブトラック幅は、前記第1サブトラックの前記第2方向に沿った第1サブトラック幅よりも大きく、前記第2サブトラックの前記第2方向に沿った第2サブトラック幅よりも大きく、前記第4サブトラックの前記第2方向に沿った第4サブトラック幅よりも大きい。
本発明の別の実施形態によれば、磁気記録再生方法は、磁気記録媒体の、第1サブトラックを含む第1領域に前記第1サブトラックに対応する第1サブ情報を記録することを含む。前記磁気記録媒体は、第1方向に延びる第1トラックと、前記第1方向に延び前記第1方向と交差する第2方向において前記第1トラックと並ぶ第2トラックと、を含む。前記第1トラックは、前記第1方向に延びる前記第1サブトラックと、前記第1方向に延びる第2サブトラックと、を含む。前記第2トラックは、前記第1方向に延びる第3サブトラックと、前記第1方向に延びる第4サブトラックと、を含む。前記第1サブトラックと前記第4サブトラックとの間に前記第2サブトラックが配置される。前記第2サブトラックと前記第4サブトラックとの間に前記第3サブトラックが配置される。前記磁気記録再生方法は、前記第1領域の一部と重なり前記第2サブトラックを含む第2領域に前記第2サブトラックに対応する第2サブ情報を記録することを含む。前記磁気記録再生方法は、前記第4サブトラックを含む第4領域に前記第4サブトラックに対応する第4サブ情報を記録する第1動作の後に、前記第2領域の一部及び前記第4領域の一部と重なり前記第3サブトラックを含む第3領域に前記第3サブトラックに対応する第3サブ情報を記録することを含む。
図1(a)〜図1(c)は、第1の実施形態に係る磁気記録再生装置を例示する模式的平面図である。 図2(a)及び図2(b)は、第1の実施形態に係る磁気記録再生装置を例示する模式図である。 第1の実施形態に係る磁気記録再生装置を例示する模式的平面図である。 第1の実施形態に係る磁気記録再生装置の一部を例示する模式的斜視図である。 図5(a)〜図5(h)は、第1の実施形態に係る磁気記録再生装置に含まれる磁気記録媒体の状態を例示する模式図である。 図6(a)〜図6(d)は、第1の実施形態に係る磁気記録再生装置の動作を例示する模式図である。 図7(a)及び図7(b)は、磁気記録再生装置の動作を例示する模式図である。 図8(a)〜図8(c)は、第1の実施形態に係る磁気記録再生装置の動作を例示する模式図である。 図9(a)及び図9(b)は、磁気記録再生装置における磁気記録媒体の動作を例示する模式図である。 図10(a)〜図10(c)は、磁気記録再生装置の特性を例示するグラフ図である。 図11(a)〜図11(c)は、磁気記録再生装置の特性を例示するグラフ図である。 図12(a)〜図12(d)は、第1の実施形態に係る磁気記録再生装置の別の動作を例示する模式図である。 図13(a)〜図13(d)は、第1の実施形態に係る磁気記録再生装置の別の動作を例示する模式図である。 図14(a)〜図14(d)は、第1の実施形態に係る磁気記録再生装置を例示する模式図である。 図15(a)〜図15(c)は、第1の実施形態に係る磁気記録再生装置を例示する模式図である。 第1の実施形態に係る別の磁気記録再生装置を例示する模式的平面図である。 第1の実施形態に係る別の磁気記録再生装置を例示する模式的平面図である。 第2の実施形態に係る磁気記録再生装置を例示する模式的平面図である。 図19(a)〜図19(h)は、第2の実施形態に係る磁気記録再生装置に含まれる磁気記録媒体の状態を例示する模式図である。 第2の実施形態に係る磁気記録再生装置を例示する模式的平面図である。 第2の実施形態に係る磁気記録再生装置を例示する模式的平面図である。 第2の実施形態に係る磁気記録再生装置を例示する模式的平面図である。 第2の実施形態に係る磁気記録再生装置を例示する模式的平面図である。 第2の実施形態に係る磁気記録再生装置を例示する模式的平面図である。 第3の実施形態に係る磁気記録再生方法を例示するフローチャート図である。 実施形態に係る磁気記録再生装置を例示する模式的斜視図である。 図27(a)及び図27(b)は、実施形態に係る磁気記録再生装置の一部を例示する模式的斜視図である。
以下に、各実施の形態について図面を参照しつつ説明する。
なお、図面は模式的または概念的なものであり、各部分の厚みと幅との関係、部分間の大きさの比率などは、必ずしも現実のものと同一とは限らない。また、同じ部分を表す場合であっても、図面により互いの寸法や比率が異なって表される場合もある。
なお、本願明細書と各図において、既出の図に関して前述したものと同様の要素には同一の符号を付して詳細な説明は適宜省略する。
(第1の実施形態)
図1(a)〜図1(c)は、第1の実施形態に係る磁気記録再生装置を例示する模式的平面図である。
図2(a)及び図2(b)は、第1の実施形態に係る磁気記録再生装置を例示する模式図である。
図2(a)は斜視図であり、図2(b)は、断面図である。
図3は、第1の実施形態に係る磁気記録再生装置を例示する模式的平面図である。
図4は、第1の実施形態に係る磁気記録再生装置の一部を例示する模式的斜視図である。
図2(a)及び図2(b)に示すように、本実施形態に係る磁気記録再生装置150は、磁気記録媒体80と、磁気ヘッド50と、を含む。磁気ヘッド50は、記録部60と、再生部70と、を含む。
磁気ヘッド50は、磁気記録媒体80(例えば磁気ディスクなど)に対向して配置される。磁気ヘッド50は、媒体対向面51(ABS:Air Bearing Surface)を有する。媒体対向面51は、磁気記録媒体80に対向する。
磁気記録媒体80は、例えば媒体基板82と、媒体基板82の上に設けられた磁気記録層81と、を含む。磁気記録層81に複数の磁気記録要素84が設けられる。磁気記録媒体80は、媒体移動方向85に沿って、磁気ヘッド50に対して相対的に移動する。
後述するように、磁気記録媒体80が、ディスク状である場合、媒体移動方向85は、ディスクの円周方向に実質的に沿っている。従って、磁気ヘッド50に対する媒体移動方向85は、略円形である。狭い領域に着目すると、媒体移動方向85は、実質的に直線方向と見なすことができる。以下では、説明を簡単にするために、媒体移動方向85が、直線に沿う方向であるとして説明する。
磁気ヘッド50の記録部60から印加される磁界により、複数の磁気記録要素84のそれぞれにおいて、磁化83(磁化83の方向)が制御される。制御された磁化83が、情報となる。これにより情報の記録動作が実施される。
実施形態において、磁気記録媒体80は、例えば、垂直磁気記録媒体である。例えば、磁化83は、媒体基板82の表面と交差する。磁化83は、例えば、媒体基板82の表面に対して実質的に垂直である。磁化83は、例えば、上向き、または、下向きの2つの状態を有する。例えば、磁気記録媒体80から記録部60に向かう方向が、上向きである。例えば、記録部60から磁気記録媒体80に向かう方向が、下向きである。
この例では、記録部60は、磁極61と、記録コイル61aと、ライトシールド63と、を含む。後述するように、記録部60には、サイドシールド(図2では図示しない)がさらに設けられる。記録コイル61aにより磁極61から磁界(記録磁界)が生じる。記録磁界により、磁気記録要素84の磁化83が制御される。ライトシールド63を設けることで、記録磁界の強度が高まり制御性が向上する。
一方、複数の磁気記録要素84に記録された情報(磁化83)が、再生部70により読み出される。これにより、再生動作が実施される。
この例では、再生部70は、再生素子71と、第1再生シールド72aと、第2再生シールド72bと、第3再生シールド72cと、を含む。第1再生シールド72aと第3再生シールド72cとの間に、第2再生シールド72bが配置される。第1再生シールド72aと第2再生シールド72bとの間に、再生素子71が配置される。再生素子71には、例えば、磁気抵抗効果を有する素子などが用いられる。
例えば、ライトシールド63と磁極61とを結ぶ方向は、媒体移動方向85に沿っている。
磁気記録媒体80の特定の部分80pは、磁極61と対向した後に、ライトシールド63と対向する。
磁気記録媒体80から磁気ヘッド50に向かう方向をZ軸方向とする。Z軸方向に対して直交する1つの方向をX軸方向とする。Z軸方向及びX軸方向と直交する方向をY軸方向とする。
磁気記録媒体80は、複数のトラック(例えば、第1トラックTr1及び第2トラックTr2など)を含む。複数のトラックのそれぞれは、複数の磁気記録要素84を含む。複数のトラックのそれぞれに含まれる複数の磁気記録要素84は、ダウントラック方向に沿って並ぶ。複数のトラックは、トラック幅方向に沿って並ぶ。
例えば、ダウントラック方向は、X軸方向に沿っている。ダウントラック方向は、媒体対向面51に対して平行である。ダウントラック方向は、磁極61からライトシールド63に向かう方向に沿っている。
トラック幅方向は、Y軸方向に沿っている。トラック幅方向は、媒体対向面51に対して平行である。トラック幅方向は、磁極61からライトシールド63に向かう方向に対して垂直である。
図3に示すように、再生部70のY軸方向上の位置は、記録部60のY軸方向上の位置と、異なっても良い。
図2(a)に示すように、本実施形態においては、複数のトラックのそれぞれは、複数のサブトラックを含む。例えば、第1トラックTr1は、第1サブトラックTs1と、第2サブトラックTs2と、を含む。第2トラックTr2は、第3サブトラックTs3と、第4サブトラックTs4と、を含む。これらのサブトラックの例については、後述する。
磁気記録再生装置150においては、制御部55がさらに設けられている。制御部55は、記録部60の動作を制御する。制御部55は、例えば、磁気記録媒体80に記録される情報を入手し、磁気記録媒体80に設けられるトラックの磁気記録要素84のそれぞれの状態に関する情報を生成する。そして、制御部55は、生成した情報に基づいて、記録部60の動作を制御する。制御部55は、再生部70を制御しても良い。制御部55は、再生部70により読み出された情報を処理しても良い。
図4は、磁気ヘッド50を搭載するヘッドスライダを例示している。
磁気ヘッド50は、ヘッドスライダ3に搭載される。ヘッドスライダ3には、例えばAl/TiCなどが用いられる。ヘッドスライダ3は、磁気記録媒体80の上を、浮上または接触しながら、磁気記録媒体80に対して相対的に運動する。
ヘッドスライダ3は、例えば、空気流入側3Aと空気流出側3Bとを有する。磁気ヘッド50は、ヘッドスライダ3の空気流出側3Bの側面などに配置される。これにより、ヘッドスライダ3に搭載された磁気ヘッド50は、磁気記録媒体80の上を浮上または接触しながら磁気記録媒体80に対して相対的に移動する。
本実施形態に係る磁気ヘッド50は、例えば、瓦書き(SMR:Shingle Magnetic Recording)により、磁気記録媒体80に情報を記録する動作が可能である。
図1(a)は、磁気ヘッド50に設けられる再生部70を例示する平面図である。図1(b)は、磁気ヘッド50に設けられる記録部60を例示する平面図である。図1(a)及び図1(b)は、媒体対向面51からみた平面図である。図1(c)は、磁気記録媒体80を例示する平面図である。
図1(a)では、第3再生シールド72cが省略されている。図1(a)に示すように、再生部70において、第1再生シールド72aと第2再生シールド72bとの間に再生素子71が設けられる。この例では、第2再生シールド72bは、第1シールド膜75と、第2シールド膜76と、第3シールド膜77と、第4シールド膜78と、を含む。第4シールド膜78と第1再生シールド72aとの間に、第1シールド膜75が設けられる。第1シールド膜75と第4シールド膜78との間に第2シールド膜76が設けられる。第2シールド膜76と第4シールド膜78との間に第3シールド膜77が設けられる。
第1シールド膜75には、例えばNiFeが用いられる。第2シールド膜76には、例えばRuが用いられる。第3シールド膜77には、例えばNiFeが用いられる。第4シールド膜78には、例えばIrMnが用いられる。第1再生シールド72aには、例えばNiFeが用いられる。第3再生シールド72cには、例えばNiFeまたはFeCoNi合金などが用いられる。
第1再生シールド72aと第2再生シールド72bとの間において、再生素子71が設けられていない領域には、絶縁層71iが設けられている。
再生素子71は、例えば、第1電極71eと、第2電極71fと、第1磁性層71aと、第2磁性層71bと、第3磁性層71cと、中間層71dと、を含む。第1再生シールド72aと第2再生シールド72bとの間に、第1電極71eが設けられる。第1電極71eと第2再生シールド72bとの間に、第2電極71fが設けられる。第1電極71eと第2電極71fとの間に、第1磁性層71aが設けられる。第1電極71eと第1磁性層71aとの間に、第2磁性層71bが設けられる。第1電極71eと第2磁性層71bとの間に、第3磁性層71cが設けられる。第1磁性層71aと第2磁性層71bとの間に中間層71dが設けられる。第1磁性層71aは、例えば、磁化自由層である。第3磁性層71cは、反強磁性層である。第2磁性層71bは、磁化固定層である。実施形態において、第2磁性層71bは磁化自由層でも良い。
再生素子71は、再生素子幅Wryを有する。
再生素子幅Wryは、第1磁性層71aの第2方向(Y軸方向)の幅である。第1磁性層71aの側面がX軸方向に対して傾斜している場合がある。このように、第1磁性層71aの側面がテーパ状である場合には、第1磁性層71aのX軸方向の中心の位置における、第1磁性層71aのY軸方向の幅を、再生素子幅Wryとする。
図1(b)に示すように、記録部60は、磁極61と、ライトシールド63と、サイドシールド64と、を含む。この例では、サイドシールド64は、第1サイドシールド64aと第2サイドシールド64bとを含む。
ライトシールド63は、第1方向(例えばX軸方向)において、磁極61と離間する。サイドシールド64は、第2方向(Y軸方向)において、磁極61と離間する。第1サイドシールド64aは、第2方向において、磁極61と離間する。第2サイドシールド64は、第2方向において、磁極61と離間する。第1サイドシールド64aと第2サイドシールド64との間に、磁極61が配置される。例えば、ライトシールド63のX軸方向上の位置と、再生部70のX軸方向上の位置と、の間に、磁極61のX軸方向上の位置が配置される。
この例では、記録部60は、リターンシールド64cをさらに含む。リターンシールド64cとライトシールド63との間に、磁極61、第1サイドシールド64a及び第2サイドシールド64aが配置される。
磁極61とライトシールド63との間に第1絶縁層65aが設けられる。磁極61と第1サイドシールド64aとの間の位置、磁極61と第2サイドシールド64bとの間の位置、及び、磁極61とリターンシールド64cとの間の位置に、第2絶縁層65bが設けられる。これらの絶縁層には、例えば、酸化アルミニウムなどが用いられる。
磁気ヘッド50の記録部60は、ライトギャップWGを有する。ライトギャップWGは、磁極61とライトシールド63との間の第1方向(X軸方向)に沿った間隔である。
磁極61とサイドシールド64との間の第2方向(Y軸方向)に沿った間隔をサイドギャップSGとする。磁極61と第1サイドシールド64aとの間の第2方向(Y軸方向)に沿った間隔は、第1サイドギャップSG1である。磁極61と第2サイドシールド64bとの間の第2方向(Y軸方向)に沿った間隔は、第2サイドギャップSG2である。サイドギャップSGは、第1サイドギャップSG1及び第2サイドギャップSG2のいずれかである。例えば、第1サイドギャップSG1は、実質的に第2サイドギャップSG2と同じである。例えば、第1サイドギャップSG1は、第2サイドギャップSG2の0.8倍以上1.2倍以下でも良い。実施形態において、第1サイドギャップSG1は、第2サイドギャップSG2と異なっても良い。サイドギャップSGは、として、第1サイドギャップSG1と第2サイドギャップSG2との平均を用いても良い。
磁極61の、Y軸方向(第2方向)の幅を磁極幅Lwとする。磁極幅Lwは、媒体対向面51における、磁極61の第2方向(Y軸方向)に沿った長さの最大値である。
磁極61は、媒体対向面51において、ライトシールド63と対向する部分を有する。この部分の、第1サイドシールド64a側の端を第1磁極端部61eaとする。この部分の、第2サイドシールド64b側の端を第2磁極端部61ebとする。第1磁極端部61eaと第2磁極端部61ebとの間の距離(Y軸方向に沿った距離)が、磁極幅Lwに対応する。
記録部60は、記録幅Wwを有する。記録幅Wwは、第1磁極端部61eaと第1サイドシールド64aとの間の中点と、第2磁極端部61ebと第2サイドシールド64bとの間の中点と、の間の距離に対応する。従って、記録幅Wwは、磁極幅LwとサイドギャップSGとの和に実質的に対応する。
図1(c)に示すように、磁気記録媒体80は、第1トラックTr1と、第2トラックTr2と、を含む。
第1トラックTr1は、第1方向(例えば、X軸方向)に延びる。第2トラックTr2も、第1方向に延びる。第2トラックTr2は、第2方向において、第1トラックTr1と並ぶ。第2方向は、第1方向と交差する方向(例えば、Y軸方向)である。
第1トラックTr1は、第1方向に延びる第1サブトラックTs1と、第1方向に延びる第2サブトラックTs2と、を含む。
第2トラックTr2は、第1方向に延びる第3サブトラックTs3と、第1方向に延びる第4サブトラックTs4と、を含む。
第1サブトラックTs1と第4サブトラックTs4との間に、第2サブトラックTs2が配置される。第2サブトラックTs2と第4サブトラックTs4との間に、第3サブトラックTs3が配置される。
第1サブトラックTs1は、第2方向(例えばY軸方向)に沿った幅(第1サブトラック幅w1)を有する。
第2サブトラックTs2は、第2方向(例えばY軸方向)に沿った幅(第2サブトラック幅w2)を有する。第3サブトラックTs3は、第2方向(例えばY軸方向)に沿った幅(第3サブトラック幅w3)を有する。
第4サブトラックTs4は、第2方向(例えばY軸方向)に沿った幅(第4サブトラック幅w4)を有する。
この例では、第3サブトラック幅w3は、第1サブトラック幅w1よりも大きく、第2サブトラック幅w2よりも大きく、第4サブトラック幅w4よりも大きい。
記録部60は、第1トラックTr1及び第2トラックTr2に情報を記録する。再生部70は、第1トラックTr1に記録された情報、及び、第2トラックTr2に記録された情報を読み出す。
再生部70は、第1サブトラックTs1、第2サブトラックTs2、及び、第1サブトラックTs1と第2サブトラックTs2との間の第1境界Bs1に対向しつつ、第1トラックTr1に記録された第1情報を読み出す。
再生部70は、第3サブトラックTs3、第4サブトラックTs4、及び、第3サブトラックTs3と第4サブトラックTs4との間の第2境界Bs2に対向しつつ、第2トラックTr2に記録された第2情報を読み出す。実施形態において、第1トラックTr1と第2トラックTr2との間の境界Bt1は、第2サブトラックTs2と第3サブトラックTs3との間の境界に対応する。
第1トラックTr1においては、第1サブトラックTs1及び第2サブトラックTs2により、3値の情報が記録される。例えば、第1サブトラックTs1は、第1記録要素84aを含む、第2サブトラックTs2は、第2記録要素84bを含む。第2記録要素84bは、第2方向(Y軸方向)において、第1記録要素84aと並ぶ。第1記録要素84a及び第2記録要素84bが、1つの記録シンボル(第1記録シンボルRs1)を形成する。
第2トラックTr2においては、第3サブトラックTs3及び第4サブトラックTs4により、3値の情報が記録される。例えば、第3サブトラックTs3は、第3記録要素84cを含む。第4サブトラックTs4は、第4記録要素84dを含む。第4記録要素84dは、第2方向(Y軸方向)において、第3記録要素84cと並ぶ。第3記録要素84c及び第4記録要素84dが、1つの記録シンボル(第2記録シンボルRs2)を形成する。
第1記録要素84aは、第1サブトラックTs1に含まれる複数の磁気記録要素84の1つである。第2記録要素84bは、第2サブトラックTs2に含まれる複数の磁気記録要素84の1つである。第3記録要素84cは、第3サブトラックTs3に含まれる複数の磁気記録要素84の1つである。第4記録要素84dは、第4サブトラックTs4に含まれる複数の磁気記録要素84の1つである。
複数の磁気記録要素84(複数の記録要素)の1つの第1方向(X軸方向)の長さは、例えば、5ナノメートル(nm)以上20nm以下である。複数の記録シンボルの1つの第1方向(X軸方向)の長さLは、例えば、5nm以上20nm以下である。
図5(a)〜図5(h)は、第1の実施形態に係る磁気記録再生装置に含まれる磁気記録媒体の状態を例示する模式図である。
これらの図は、第1〜第4記録要素84a〜84dの状態を例示している。
図5(a)に示すように、第1記録要素84aの磁化83が第1状態St1であり、第2記録要素84bの磁化83が第1状態St1であるときに、第1記録シンボルRs1は、第1値である。この例では、第1値を「+1」とする。
図5(d)に示すように、第1記録要素84aの磁化83が第2状態St2であり、第2記録要素84bの磁化83が第2状態St2であるときに、第1記録シンボルRs1は、第2値である。この例では、第2値を「−1」とする。
図5(b)に示すように、第1記録要素84aの磁化83が第1状態St1であり、第2記録要素84bの磁化83が第2状態St2であるときに、第1記録シンボルRs1は、第3値である。この例では、第3値を「0」とする。
図5(c)に示すように、第1記録要素84aの磁化83が第2状態St2であり、第2記録要素84bの磁化83が第1状態St1であるときに、第1記録シンボルRs1は、第3値(すなわち、「0」)である。
図5(e)に示すように、第3記録要素84cの磁化83が第1状態St1であり、第4記録要素84dの磁化83が第1状態St1であるときに、第2記録シンボルRs2は、第1値(例えば「+1」)である。
図5(h)に示すように、第3記録要素84cの磁化83が第2状態St2であり、第4記録要素84dの磁化83が第2状態St2であるときに、第2記録シンボルRs2は、第2値(例えば「−1」)である。
図5(f)に示すように、第3記録要素84cの磁化83が第1状態St1であり、第4記録要素84dの磁化83が第2状態St2であるときに、第2記録シンボルRs2は、第3値(例えば「0」である)。
図5(g)に示すように、第3記録要素84cの磁化83が第2状態St2であり、第4記録要素84dの磁化83が第1状態St1であるときに、第2記録シンボルRs2は、第3値(例えば「0」である)。
第1状態St1において、磁化83は、例えば、上向き(磁気記録媒体80から記録部60に向かう方向)及び、下向き(記録部60から磁気記録媒体80に向かう方向)のいずれか一方である。第2状態St2において、磁化83は、例えば、上向き及び下向きのいずれか他方である。
例えば、第1状態St1における磁化83の方向は、第1方向及び第2方向を含む面(例えばX−Y平面)と交差する。第2状態St2における磁化83の方向は、第1方向及び第2方向を含む面(例えばX−Y平面)と交差する。第2状態St2における第1磁化の方向は、第1状態St1における第1磁化の方向と逆である。
このように、第1サブトラックTs1に含まれる複数の磁気記録要素84の磁化83の状態と、第2サブトラックTs2に含まれる複数の磁気記録要素84の磁化83の状態と、の組み合わせにより、1つの第1記録シンボルRs1の状態が定まる。この例では、1つの第1記録シンボルRs1は、3つの互いに異なる状態(値)を有する。同様に、第3サブトラックTs3に含まれる複数の磁気記録要素84の磁化83の状態と、第4サブトラックTs4に含まれる複数の磁気記録要素84の磁化83の状態と、の組み合わせにより、1つの第2記録シンボルRs2の状態が定まる。この例では、1つの第2記録シンボルRs2は、3つの互いに異なる状態(値)を有する。磁気記録要素84への情報の記録の際のサブトラックにおける磁化83の状態の制御は、記録部60により行われる。この際の記録部60の動作は、例えば、制御部55により制御される。
図1(c)に示すような情報の記録は、例えば、瓦書き(SMR)で、記録部60により行われる。以下、情報の記録の手順の例について説明する。
図6(a)〜図6(d)は、第1の実施形態に係る磁気記録再生装置の動作を例示する模式図である。
図6(a)に示すように、磁気記録媒体80の第1領域r1に、第1サブ情報を記録する。第1領域r1は、第1サブトラックTs1に対応する位置である。第1サブ情報は、第1トラックTr1の記録すべき情報に対応した情報の一部を含む。例えば、記録部60(磁極61)により、磁気記録媒体80の第1領域r1に、情報が記録される。情報の記録は、X軸方向に沿って行われる。第1領域r1のY軸方向の幅は、記録幅Wwに実質的に対応する。
この後、図6(b)に示すように、磁気記録媒体80の第2領域r2に、第2サブ情報を記録する。第2領域r2は、第2サブトラックTs2に対応する位置である。第2領域r2は、第1領域r1の一部と重なる。第2サブ情報は、第1トラックTr1の記録すべき情報に対応した情報の一部を含む。第2領域r2のY軸方向の幅は、記録幅Wwに実質的に対応する。例えば、瓦書き(SMR)が行われる。これにより、第2領域r2が、第1領域r1の一部と重なる。
この後、図6(c)に示すように、磁気記録媒体80の第4領域r4に、第4サブ情報を記録する。第4領域r4は、第4サブトラックTs4に対応する位置である。第4サブ情報は、第2トラックTr2の記録すべき情報に対応した情報の一部を含む。第4領域r4のY軸方向の幅は、記録幅Wwに実質的に対応する。
この後、図6(d)に示すように、磁気記録媒体80の第3領域r3に、第3サブ情報を記録する。第3領域r3は、第3サブトラックTs3に対応する位置である。第3領域r3は、第4領域r4の一部と重なる。第3サブ情報は、第2トラックTr2の記録すべき情報に対応した情報の一部を含む。第3領域r3のY軸方向の幅は、記録幅Wwに実質的に対応する。例えば、瓦書き(SMR)が行われる。これにより、第3領域r3は、第4領域r4の一部と重なる。さらに、第3領域r3は、第2領域r2の一部と重なっても良い。
すなわち、第1サブトラックTs1及び第2サブトラックTs2において、第1の瓦書きにより情報が記録される。第3サブトラックTs3及び第4サブトラックTs4において、第2の瓦書きにより情報が記録される。実施形態において、第1の瓦書きのシフトの方向と、第2の瓦書きのシフトの方向とは、互いに逆である。そして、第3サブトラックTs3の一部が、第2サブトラックTs2のための領域の一部と重なる。
第2領域r2は、第2サブ情報を記録する領域である。第3領域r3は、第3サブ情報を記録する領域である。このような第3領域r3の一部を第2領域r2の一部と重ねることで、Y軸方向における記録密度が向上できる。これにより、高記録密度化が可能な磁気記録再生装置が提供できる。
図1(c)に示すように、第1サブトラックTs1は、第2サブトラックTs2と実質的に接する。第3サブトラックTs3は、第2サブトラックTs2と実質的に接する。第4サブトラックTs4は、第3サブトラックTs3と実質的に接する。
すなわち、第1サブトラックTs1と第4サブトラックTs4との間の距離(例えば、最短距離)は、第2サブトラック幅w2と第3サブトラック幅w3との和に対応する。サブトラックの境界の揺らぎなどを考慮すると、第1サブトラックTs1と第4サブトラックTs4との間の距離は、第2サブトラック幅w2と第3サブトラック幅w3との和の0.8倍以上1.2倍以下である。この距離は、第2サブトラック幅w2と第3サブトラック幅w3との和の0.9倍以上1.1倍以下でも良い。この距離は、第2サブトラック幅w2と第3サブトラック幅w3との和の0.95倍以上1.05倍以下でも良い。
一方、上記のように、第1サブトラックTs1、第2サブトラックTs2及びそれらの境界に同時に対向して、再生部70により、情報が読み出される。記録密度を高めたときには、第1サブトラック幅w1と第2サブトラック幅w2との和は、再生部70の再生幅Wrに実質的に対応する。
再生時における再生部70のY軸方向の位置決め制御のばらつきを考慮すると、再生幅Wrは、再生素子幅Wryの1.6倍以上3倍以下であることが望ましい。再生幅Wrが再生素子幅Wryの1.6倍未満であると、位置決め制御不足に伴い、エラーレートが悪化する。その結果、再生動作のリトライが多発し、転送速度性能が劣化する。再生幅Wrが再生素子幅Wryの3倍を超えると、記録密度が不十分となる。
サブトラックの境界の揺らぎなどを考慮すると、第1サブトラック幅w1と第2サブトラック幅w2との和は、再生幅Wrの0.9倍以上1.1倍以下である。この和は、再生幅Wrの0.95倍以上1.05倍以下でも良い。
一方、この例では、第3サブトラックTs3が、最後に記録されている。従って、第3サブトラックTs3の第3サブトラック幅w3は、記録部60の記録幅Wwに実質的に対応する。サブトラックの境界の揺らぎを考慮すると、第3サブトラック幅w3は、記録幅Wwの0.9倍以上1.1倍以下である。第3サブトラック幅w3は、記録幅Wwの0.95倍以上1.05倍以下でも良い。
図7(a)及び図7(b)は、磁気記録再生装置の動作を例示する模式図である。
図7(a)に示すように、参考例の磁気記録再生装置159aにおいて、3値の磁気記録が行われる。この例では、第1トラックTr1において、第1領域r1(第1サブトラックTs1に対応する第1サブ情報が記録される領域)の一部の上に、第2領域r2(第2サブトラックTs2に対応する第2サブ情報が記録される領域)の一部が重なるように、瓦書きによる記録が行われる。第2トラックTr2において、第3領域r3(第3サブトラックTs3に対応する第3サブ情報が記録される領域)の一部の上に、第4領域r4(第4サブトラックTs4に対応する第4サブ情報が記録される領域)の一部が重なるように、瓦書きによる記録が行われる。この例では、第1トラックTr1と第2トラックTr2とが重ならない。すなわち、例えば、第2トラックTr2は、第1トラックTr1と離間している。このとき、第1トラックTr1と第2トラックTrとが占めるY軸方向の幅は、w1+w2a+w3+w4aの幅以上となる。幅w2a及びw4aは、記録幅Wwに対応する。このため、磁気記録再生装置159aのこの記録方式においては、記録密度は、実施形態における記録密度よりも低い。
図7(b)に示すように、参考例の磁気記録再生装置159bにおいても、3値の磁気記録が行われる。この例では、第1領域r1(第1サブトラックTs1に対応する第1サブ情報が記録される領域)の一部の上に、第2領域r2(第2サブトラックTs2に対応する第2サブ情報が記録される領域)の一部が重なるように、瓦書きによる記録が行われる。さらに、第2領域r2(第2サブトラックTs2に対応する第2サブ情報が記録される領域)の一部の上に、第3領域r3(第3サブトラックTs3に対応する第3サブ情報が記録される領域)の一部が重なるように、瓦書きによる記録が行われる。さらに、第3領域r3(第3サブトラックTs3に対応する第3サブ情報が記録される領域)の一部の上に、第4領域r4(第4サブトラックTs4に対応する第4サブ情報が記録される領域)の一部が重なるように、瓦書きによる記録が行われる。このとき、第1トラックTr1と第2トラックTrとが占めるY軸方向の幅は、w1+w2+w3+w4aの幅である。幅w4aは、記録幅Wwに対応する。磁気記録再生装置159bのこの記録方式においては、記録密度は、実施形態における記録密度と同等となる場合がある。
しかしながら、磁気記録再生装置159bのこの記録方式においては、記録するサブトラックの順番が単一の方向である。このため、第2トラックTr2に記録された情報を維持したまま、第1トラックTr1に記録された情報を変更することができない。第1トラックTr1に記録された情報を変更すると、例えば、第2サブトラックTs2の情報の変更に伴う、第2サブ情報を記録する第2領域r2が、第3サブトラックTs3の一部と重なる。このように、磁気記録再生装置159bのこの記録方式においては、記録するサブトラックの順番が単一の方向である。ランダムな記録(書き換え)ができない。記録するサブトラックの順番が単一の方向であることを保ちつつ、ランダムな書き換えを行うためには、第1トラックTr1と第2トラックTr2とを重ねないことになり、その結果、磁気記録再生装置159aについて説明した方式となる。
これに対して、本実施形態に係る磁気記録再生装置150においては、ランダムな書き換えが可能である。以下、情報の書き換えの例について説明する。
図8(a)〜図8(c)は、第1の実施形態に係る磁気記録再生装置の動作を例示する模式図である。
図8(a)に示す状態を初期状態とする。
図8(b)に示す例においては、この初期状態の第2トラックTr2の情報を維持したまま、第1トラックTr1の情報を書き換える。例えば、第1領域r1(第1サブトラックTs1に対応する第1サブ情報が記録される領域)に所望のサブ情報を記録する。この後、第2領域r2(第2サブトラックTs2に対応する第2サブ情報が記録される領域)に所望のサブ情報を、瓦書きにより記録する。このとき、第2トラックTr2の情報は、初期の状態が維持される。
図8(c)に示す例においては、この初期状態の第1トラックTr1の情報を維持したまま、第2トラックTr2の情報を書き換える。例えば、第4領域r4(第4サブトラックTs4に対応する第4サブ情報が記録される領域)に所望のサブ情報を記録する。この後、第3領域r3(第3サブトラックTs3に対応する第3サブ情報が記録される領域)に所望のサブ情報を、瓦書きにより記録する。このとき、第1トラックTr1の情報は、初期の状態が維持される。
このように、本実施形態に係る磁気記録再生装置150においては、高い記録密度を得つつ、ランダムな書き換えを可能にする。
図9(a)及び図9(b)は、磁気記録再生装置における磁気記録媒体の動作を例示する模式図である。
図9(a)は、実施形態に係る磁気記録再生装置150における、サブトラックの幅、記録幅Ww、及び、再生幅Wrの関係の例を示している。第1サブトラック幅w1と第2サブトラック幅w2との計が、例えば、再生幅Wrに対応する。この例では、第3領域r3(第3サブトラックTs3に対応する第3サブ情報が記録される領域)が、第2領域r2(第2サブトラックTs2に対応する第2サブ情報が記録される領域)の一部と重なっている。重なりの幅は、例えば、(Ww−Wr/2)である。第2トラックTrは、第2領域r2(第2サブトラックTs2に対応する第2サブ情報が記録される領域)と重ならない領域(非重畳領域)を含む。第2トラックTr2のうちの上記の非重畳領域の幅は、たとえば、再生幅Wrである。これにより、第1トラックTr1及び第2トラックTr2において、ランダムに書き換え可能となる。第1トラックTr1が上書きされた場合に、上記の非重畳領域部分は、上書きされず、そのまま記録が保持される。このため、上記の非重畳領域の幅を、たとえば、再生幅Wrとすることで、第1トラックTr1と、第2トラックTr2のランダムな書き換えが可能となる。
ことのき、第1〜第4サブトラックTs1〜Ts4が占める幅は、2Wr+(Ww−Wr/2)となる。このとき、1つのトラック(例えば、第1トラックTr1)の実効的な幅Wrt1は、Wr+(Ww−Wr/2)/2となる。従って、第1トラックTr1の実効的な幅Wrt1は、Wr+(Ww−Wr/2)/2以上である。
図9(b)は、2値記録の際の1つのトラックTrvを例示している。このトラックTrvの幅は、記録幅Wwである。
実施形態においては、例えば、3値記録を行う第1トラックTr1の線記録密度が、2値記録を行うトラックTrvの線記録密度よりも高くされる。3値記録を行う第1トラックTr1においては、線記録密度を決める第1方向の磁化遷移の間隔が同一の場合、1つの記録シンボルに、3値(すなわち1.5ビット)を記録している。これに対して、2値記録を行うトラックTrvにおいては、1ビットを記録している。3値記録を行う第1トラックTr1の線記録密度を、2値記録を行うトラックTrvの線記録密度よりも高くすることで、実施形態における線記録密度は、高くできる。
3値記録によるBPI(ビット/インチ)の、2値記録のBPIに対するゲインをゲインG3とする。発明者の検討によると、ゲインG3は、例えば、1.08以上である。ゲインG3は、例えば、約1.2以下である。
実施形態における3値記録の面記録密度の、2値記録の面記録密度に対するゲインを、記録容量ゲインAGとする。記録容量ゲインAGは、(2値記録におけるトラック幅/3値記録における実効的な幅=Ww/Wtr1)×ゲインG3である。実施形態においては、記録容量ゲインAGが、1よりも大きくされる。
すなわち、再生幅Wr及び記録幅Wwは、以下の関係を満たす。

AG=[Wr/{Wr+(W−Wr/2)/2}]・1.08>1

このとき、実施形態における3値記録の実効的な面記録密度は、2値記録の面記録密度よりも高くなる。
図10(a)〜図10(c)及び図11(a)〜図11(c)は、磁気記録再生装置の特性を例示するグラフ図である。
図10(a)〜図10(c)は、記録幅Wwを固定し、再生幅Wrを変えたときの記録容量ゲインAGの変化の例を示している。図10(a)〜図10(c)のそれぞれは、記録幅Wwが40nm、55nm及び70nmのそれぞれに対応する。
図11(a)〜図11(c)は、再生幅Wrを固定し、記録幅Wwを変えたときの記録容量ゲインAGの変化の例を示している。図1(a)〜図1(c)のそれぞれは、再生幅W35nm、5nm及び55nmのそれぞれに対応する。
図10(a)〜図10(c)に示すように、再生幅Wrが小さくなると、記録容量ゲインAGは、高くなる。
記録幅Wwが40nmのとき、再生幅Wrは30nm以下が良い。記録幅Wwが40nmのとき、再生幅Wrは20nm以下が望ましい。
記録幅Wwが55nmのとき、再生幅Wrは40nm以下が良い。記録幅Wwが55nmのとき、再生幅Wrは30nm以下が望ましい。
記録幅Wwが70nmのとき、再生幅Wrは50nm以下が良い。記録幅Wwが70nmのとき、再生幅Wrは40nm以下が望ましい。
図11(a)〜図11(c)に示すように、記録幅Wwが小さくなると、記録容量ゲインAGは、高くなる。
再生幅Wrが35nmのとき、記録幅Wwは45nm以上が良い。再生幅Wrが35nmのとき、記録幅Wwは65nm以上が望ましい。
再生幅Wrが45nmのとき、記録幅Wwは60nm以上が良い。再生幅Wrが45nmのとき、記録幅Wwは85nm以上が望ましい。
再生幅Wrが55nmのとき、記録幅Wwは70nm以上が良い。再生幅Wrが55nmのとき、記録幅Wwは100nm以上が望ましい。
再生幅Wrが10nm以上40nm以下で、記録幅Wwが60nm以上100nm以下であることが、とくに好ましい。
図12(a)〜図12(d)は、第1の実施形態に係る磁気記録再生装置の別の動作を例示する模式図である。
図12(a)に示すように、第1領域r1(第1サブトラックTs1に対応する第1サブ情報が記録される領域)に記録を行う。
この後、図12(b)に示すように、第4領域r4(第4サブトラックTs4に対応する第4サブ情報が記録される領域)に記録を行う。
この後、図12(c)に示すように、第2領域r2(第2サブトラックTs2に対応する第2サブ情報が記録される領域)に記録を行う。
この後、図12(d)に示すように、第3領域r3(第3サブトラックTs3に対応する第3サブ情報が記録される領域)に記録を行う。
このような手順の記録においても、図1(c)に例示した記録パターンが得られる。
第1の実施形態に係る磁気記録再生装置の別の動作としての次の手順の記録を行ってもよい。
まず、第4領域r4(第4サブトラックTs4に対応する第4サブ情報が記録される領域)に記録を行う。
この後、第1領域r1(第1サブトラックTs1に対応する第1サブ情報が記録される領域)に記録を行う。
この後、第2領域r2(第2サブトラックTs2に対応する第2サブ情報が記録される領域)に記録を行う。
この後、第3領域r3(第3サブトラックTs3に対応する第3サブ情報が記録される領域)に記録を行う。
このような手順の記録においても、図1(c)に例示した記録パターンが得られる。
図13(a)〜図13(d)は、第1の実施形態に係る磁気記録再生装置の別の動作を例示する模式図である。
図13(a)に示すように、第4領域r4(第4サブトラックTs4に対応する第4サブ情報が記録される領域)に記録を行う。
この後、図13(b)に示すように、第3領域r3(第3サブトラックTs3に対応する第3サブ情報が記録される領域)に記録を行う。
この後、図13(c)に示すように、第1領域r1(第1サブトラックTs1に対応する第1サブ情報が記録される領域)に記録を行う。
この後、図13(d)に示すように、第2領域r2(第2サブトラックTs2に対応する第2サブ情報が記録される領域)に記録を行う。
このような手順の記録による記録パターンは、図1(c)に例示した記録パターンに対して、X軸方向を軸として、反転である。この場合も、高い記録密度を得われる。そして、ランダムな書き換えが可能になる。
図14(a)〜図14(d)は、第1の実施形態に係る磁気記録再生装置を例示する模式図である。
図14(b)〜図14(d)は、図14(a)に示す一部の領域を拡大して例示している。
図14(a)に示すように、磁気記録媒体80の平面形状は、例えば、円形である。一方、先端部分が移動可能なアーム155が設けられる。アーム155の先端部分に磁気ヘッド50(すなわち、磁極61)が設けられる。アーム155が所定の支点を軸として回転することで、磁極61が、磁気記録媒体80に対して相対的に移動する。
例えば、磁気記録媒体80は、中心80cを有する円盤状である。磁気記録媒体80は、内側領域paと、外側領域pbと、中領域pcと、を含む。外側領域bと中心80cとの間に内側領域paが設けられる。外側領域pbと内側領域paとの間に中領域pcが設けられる。磁気記録媒体80は、中心80cを軸として回転する。
これらの内側領域pa、外側領域pb及び中領域pcにおいて、アーム155の延在方向とトラックの延在方向との角度が変化する。
図14(c)に示すように、例えば、中領域pcにおいては、アーム155の延在方向155aと、第1方向D1と、の間の角度は小さい。第1方向D1は、媒体移動方向85に対応する。すなわち、延在方向155aは、媒体移動方向85に対して実質的に平行である。
図14(b)に示すように、例えば、内側領域paにおいては、アーム155の延在方向155aと、第1方向D1(媒体移動方向85)と、の間の角度(スキュー角θs)の絶対値は、大きい。スキュー角θsは、例えば正である。
図14(d)に示すように、例えば、外側領域pbにおいては、アーム155の延在方向155aと、第1方向D1(媒体移動方向85)と、の間の角度(スキュー角θs)の絶対値は、大きい。スキュー角θsは、例えば負である。
実施形態において、2つのサブトラックへの記録の順序(方向)は、第1トラックTr1と第2トラックTr2とで、逆である。スキュー角θsの絶対値が大きいと、記録の順序(方向)によって、記録される情報(磁化の状態)が変化する。このため、実施形態に係る記録方式を実施する際には、スキュー角θsの絶対値が小さいことが好ましい。例えばスキュー角θsの絶対値が4度以下のときに、実施形態に係る上記の記録方式が実施されても良い。これにより、高い記録密度が得られる。
例えば、中領域pcにおいて、実施形態に係る上記の記録方式が実施される。一方、内側領域pa及び外側領域pbの少なくとも一部において、実施形態に係る上記の記録方式が実施されなくても良い。この領域では、例えば、2値記録が実施されても良い。または、この領域では、磁気記録再生装置159a及び159bについて説明した記録方式が実施されても良い。
図15(a)〜図15(c)は、第1の実施形態に係る磁気記録再生装置を例示する模式図である。
これらの図は、内側領域pa、外側領域pb及び中領域pcにおける磁極61の状態を例示している。
図15(b)に示すように、磁極61(記録部60)は、第1ベベル角θaと、第2ベベル角θbと、を有する。第1ベベル角θaは、磁極61の、第1磁極端部61eaを含む第1側面s1と、第1方向D1と、の間の角度である。第2ベベル角θbは、磁極61の、第2磁極端部61ebを含む第2側面s2と、第1方向D1と、の間の角度である。中領域pcにおいては、第1ベベル角θaの絶対値と、第2ベベル角θbの絶対値と、の差は小さい。第1ベベル角θaの絶対値は、例えば、第2ベベル角θbの絶対値と実質的に同じである。
図15(a)に示すように、内側領域paにおいては、第1ベベル角θaの絶対値は、第2ベベル角θbの絶対値よりも大きい。
図15(c)に示すように、外側領域pbにおいては、第1ベベル角θaの絶対値は、第2ベベル角θbの絶対値よりも小さい。
実施形態において、2つのサブトラックへの記録の順序(方向)は、第1トラックTr1と第2トラックTr2とで、逆である。このため、第1ベベル角θaの絶対値と、第2ベベル角θbの絶対値と、の差が大きいと、記録の順序(方向)によって、記録される情報(磁化の状態)が変化する。このため、実施形態に係る記録方式を実施する際には、第1ベベル角θaの絶対値と、第2ベベル角θbの絶対値と、の差が小さいことが好ましい。例えば、第1ベベル角θaの絶対値と、第2ベベル角θbの絶対値と、の差が、4度以下のときに、実施形態に係る上記の記録方式が実施されても良い。これにより、高い記録密度が得られる。
図16は、第1の実施形態に係る別の磁気記録再生装置を例示する模式的平面図である。
図16に示す例では、アーム155の延在方向が、アーム155の途中で変化している。すなわち、アーム155は、一端部155pと、他端部155qと、一端部155pと他端部155qとの間の中間部155rと、を有する。一端部155pに、記録部60及び再生部70が搭載される。他端部155qから中間部155rに向かう方向は、中間部155rから一端部155pに向かう方向と交差する。すなわち、一端部155pと、中間部155rと、他端部155qと、は、直線上に並ばない。
すなわち、アーム155の途中から、磁気記録媒体80の中心80cに向けて、アーム155の延在方向が曲がっている。一端部155pは、他端部155qと中間部155rとを結ぶ方向の延長線と、磁気記録媒体80の中心80cと、の間に位置する。他端部155qと、磁気記録媒体80の中心80cと、を結ぶ直線と、他端部155qと一端部155pとを結ぶ直線と、の間の角度は、他端部155qと、磁気記録媒体80の中心80cと、を結ぶ直線と、他端部155qと中間部155rとを結ぶ直線と、の間の角度よりも小さい。
これにより、内側領域pa及び外側領域pbでのスキュー角θsの絶対値を小さくすることができる。例えば、内側領域pa、中領域pc及び外側領域pbの全領域にわたって、スキュー角θsの絶対値を4度以下にすることができる。実施形態に係る上記の記録方式は、中領域pcだけでなく、内側領域pa及び外側領域pbもおいても実施されてもよい。これにより、高い記録密度が得られる。このように、アーム155において、スキュー角を小さくする構造を用いても良い。
図17は、第1の実施形態に係る別の磁気記録再生装置を例示する模式的平面図である。
図17に示す例では、記録部60において、磁極61とライトシールド63との間の距離が、Y軸方向に沿って変化している。すなわち、磁極61は、磁極中央部61cを有する。磁極中央部61cは、Y軸方向において、第1磁極端部61ea(第1サイドシールド64a側の端)と、第2磁極端部61eb(第2サイドシールド64b側の端)と、の間に設けられる。
磁極61は、ライトシールド63と対向する面(磁極面61f)を有している。この例では、磁極面61fは、磁極中央部61cにおいて後退している。一方、ライトシールド63は、磁極61と対向する面(ライトシールド面63f)を有している。ライトシールド面63fは、磁極中央部61cと対向する部分(ライトシールド中央部63c)を有している。ライトシールド中央部63cは、後退している。
磁極中央部61cとライトシールド63との間の距離(X軸方向に沿った距離)は、第1磁極端部61eaとライトシールド63との間の距離(X軸方向に沿った距離)よりも長く、第2磁極端部61ebとライトシールド63との間の距離(X軸方向に沿った距離)よりも長い。ライトギャップWGが、Y軸方向において変化している。磁極中央部61cの位置におけるライトギャップWGは、第1磁極端部61eaにおけるライトギャップWGよりも長く、第2磁極端部61ebにおけるライトギャップWGよりも長い。これにより、磁極61の端(第1磁極端部61ea及び第2磁極端部61eb)における線記録密度BPIを高めることができる。これにより、さらに高い記録密度が得られる。
(第2の実施形態)
本実施形態においては、第1の実施形態に関して説明した記録方式が種々組み合わされて実施される。本実施形態に係る磁気記録再生装置の構成は、第1の実施形態に関して説明した構成と同様であるので説明を省略する。以下、本実施形態に係る磁気記録再生装置の動作の例について説明する。
図18は、第2の実施形態に係る磁気記録再生装置を例示する模式的平面図である。
図18は、実施形態に係る磁気記録再生装置150Aにおける磁気記録媒体80を例示する平面図である。
図18に示すように、磁気記録媒体80は、第1トラックTr1及び第2トラックTr2に加え、第1方向(例えばX軸方向)に延びる第3トラックTr3と、第1方向に延びる第4トラックTr4と、を含む。第4トラックTr4は、第2方向(例えばY軸方向)において第3トラックTr3と並ぶ。
第3トラックTr3は、第1方向に延びる第5サブトラックTs5と、第1方向に延びる第6サブトラックTs6と、を含む。第4トラックTr4は、第1方向に延びる第7サブトラックTs7と、第1方向に延びる第8サブトラックTs8と、を含む。第5サブトラックTs5と第8サブトラックTs8との間に、第6サブトラックTs6が配置される。第6サブトラックTs6と第8サブトラックTs8との間に、第7サブトラックTs7が配置される。
この例では、第2トラックTr2と第4トラックTr4との間に、第3トラックTr3が配置されている。実施形態において、第2トラックTr2と第3トラックTr3との間に、第4トラックTr4が配置されても良い。実施形態において、第1トラックTr1と第3トラックTr3との間に、第4トラックTr4が配置されても良い。実施形態において、第1トラックTr1と第4トラックTr4との間に、第3トラックTr3が配置されても良い。
記録部60は、第3トラックTr3及び第4トラックTr4にさらに情報を記録する。 再生部70は、第5サブトラックTs5、第6サブトラックTs6、及び、第5サブトラックTs5と第6サブトラックTs6との間の第3境界Bs3に対向しつつ、第3トラックTr3に記録された第3情報を読み出す。
再生部70は、第7サブトラックTs7、第8サブトラックTs8、及び、第7サブトラックTs7と第8サブトラックTs8との間の第4境界Bs4に対向しつつ、第4トラックTr4に記録された第4情報を読み出す。
この例で、第3トラックTr3と第4トラックTr4との間の境界Bt2は、第6サブトラックTs6と第7サブトラックTs7との間の境界に対応する。
この例でも、第7サブトラックTs7の第2方向(Y軸方向)に沿った第7サブトラック幅w7は、第5サブトラックTs5の第2方向に沿った第5サブトラックw5よりも大きい。第7サブトラック幅w7は、第6サブトラックTs6の第2方向に沿った第6サブトラック幅w6よりも大きい。第7サブトラック幅w7は、第8サブトラックTs8の第2方向に沿った第8サブトラック幅w8よりも大きい。
第3トラックTr3及び第4トラックTr4においても、3値の記録が行われる。
すなわち、第5サブトラックTs5は、第5記録要素84eを含む。第6サブトラックTs6は、第2方向において第5記録要素84eと並ぶ第6記録要素84fを含む。第5記録要素84e及び第6記録要素84fが、第3記録シンボルRs3を形成する。
第7サブトラックTs7は、第7記録要素84gを含む。第8サブトラックTs8は、第2方向において第7記録要素84gと並ぶ第8記録要素84hを含む。第7記録要素84g及び第8記録要素84hが、第4記録シンボルRs4を形成する。
図19(a)〜図19(h)は、第2の実施形態に係る磁気記録再生装置に含まれる磁気記録媒体の状態を例示する模式図である。
図19(a)に示すように、第5記録要素84eの磁化が第1状態St1であり、第6記録要素84fの磁化が第1状態St1であるときに、第3記録シンボルRs3は、第1値(「+1」)である。
図19(d)に示すように、第5記録要素84eの磁化が第2状態St2であり、第6記録要素84fの磁化が第2状態St2であるときに、第3記録シンボルRs3は、第2値(「−1」)である。
図19(b)に示すように、第5記録要素84eの磁化が第1状態St1であり、第6記録要素84fの磁化が第2状態St2であるときに、第3記録シンボルRs3は、第3値(「0」)である。
図19(c)に示すように、第5記録要素84eの磁化が第2状態St2であり、第6記録要素84fの磁化が第1状態St1であるときに、第3記録シンボルRs3は、第3値(「0」)である。
図19(e)に示すように、第7記録要素84gの磁化が第1状態St1であり、第8記録要素84hの磁化が第1状態St1であるときに、第4記録シンボルRs4は、第1値(「+1」)である。
図19(h)に示すように、第7記録要素84gの磁化が第2状態St2であり、第8記録要素84hの磁化が第2状態St2であるときに、第4記録シンボルRs4は、第2値(「−1])である。
図19(f)に示すように、第7記録要素84gの磁化が第1状態St1であり、第8記録要素84hの磁化が第2状態St2であるときに、第4記録シンボルRs4は、第3値(「0」)である。
図19(g)に示すように、第7記録要素84gの磁化が第2状態St2であり、第8記録要素84hの磁化が第1状態St1であるときに、第4記録シンボルRs4は、第3値(「0])である。
この例においては、第7サブトラック幅w7が、第5サブトラック幅w5よりも大きく、第6サブトラック幅w6よりも大きく、第8サブトラック幅w8よりも大きい。すなわち、第3トラックTr3及び第4トラックTr4において、第1の実施形態に関して説明した記録方式が採用される。磁気記録再生装置150Aにおいて、第3トラックTr3及び第4トラックTr4においても、高い記録密度を得われる。そして、ランダムな書き換えが可能になる。
磁気記録再生装置150Aにおいて、例えば、第3トラックTr3及び第4トラックTr4の組みが、略円周状の媒体移動方向85の延長上において、第1トラックTr及び第2トラックTr2の組みと並んでも良い。
図20は、第2の実施形態に係る磁気記録再生装置を例示する模式的平面図である。
図20は、実施形態に係る磁気記録再生装置150Bにおける磁気記録媒体80を例示する平面図である。
磁気記録再生装置150Bにおいては、第6サブトラック幅w6が、第5サブトラック幅w5よりも大きく、第7サブトラック幅w7よりも大きく、第8サブトラック幅w8よりも大きい。これ以外は、磁気記録再生装置150Aと同様である。磁気記録再生装置150Bにおいても、高い記録密度を得われる。そして、ランダムな書き換えが可能になる。
図21は、第2の実施形態に係る磁気記録再生装置を例示する模式的平面図である。
図21は、実施形態に係る磁気記録再生装置150Cにおける磁気記録媒体80を例示する平面図である。
磁気記録再生装置150Cにおいては、第3トラックTr3及び第4トラックTr4においては、磁気記録再生装置159bに関して説明した記録方式が行われている。
すなわち、第8サブトラックTs8の第2方向(例えばY軸方向)に沿った第8サブトラック幅w8は、第5サブトラックTs5の第2方向に沿った第5サブトラック幅w5よりも大きい。第8サブトラック幅w8は、第6サブトラックTs6の第2方向に沿った第6サブトラック幅w6よりも大きい。第8サブトラック幅w8は、第7サブトラックTs7の第2方向に沿った第7サブトラック幅w7よりも大きい。磁気記録再生装置150Cにおいても、高い記録密度が得われる。例えば、磁気記録媒体80中の特定領域において、1つの順序(方向)の記録において高い記録密度が得られる場合がある(例えば、内側領域paまたは外側領域pbなど)。このような場合に、中領域pcにおいて、図21に例示する第1トラックTr1及び第2トラックTr2の記録を行い、内側領域pa及び外側領域pbの少なくともいずれかにおいて、図21に示す第3トラックTr3及び第4トラックTr4の記録を行っても良い。高い記録密度とランダムな書き換えとが得られる領域と、高い記録密度が得られる領域と、が得られる。磁気記録媒体80を有効に利用でき、磁気記録媒体80の全体として高い記録密度が得られる。
図22は、第2の実施形態に係る磁気記録再生装置を例示する模式的平面図である。
図22は、実施形態に係る磁気記録再生装置150Dにおける磁気記録媒体80を例示する平面図である。
磁気記録再生装置150Dにおいては、第3トラックTr3及び第4トラックTr4においては、磁気記録再生装置159aに関して説明した記録方式が行われている。
すなわち、第6サブトラックTs6の第2方向(Y軸方向)に沿った第6サブトラック幅w6は、第5サブトラックTs5の第2方向に沿った第5サブトラック幅w5よりも大きい。第8サブトラックTs8の第2方向に沿った第8サブトラック幅w8は、第7サブトラックTs7の第2方向に沿った第7サブトラック幅w7よりも大きい。
例えば、中領域pcにおいて、図22に例示する第1トラックTr1及び第2トラックTr2の記録を行い、内側領域pa及び外側領域pbの少なくともいずれかにおいて、図22に示す第3トラックTr3及び第4トラックTr4の記録を行っても良い。高い記録密度とランダムな書き換えとが得られる領域と、高い記録密度が得られる領域と、が得られる。磁気記録媒体80を有効に利用でき、磁気記録媒体80の全体として高い記録密度が得られる。
図23は、第2の実施形態に係る磁気記録再生装置を例示する模式的平面図である。
図23は、実施形態に係る磁気記録再生装置150Eにおける磁気記録媒体80を例示する平面図である。
磁気記録再生装置150Eにおいても、第3トラックTr3及び第4トラックTr4においては、磁気記録再生装置159aに関して説明した記録方式が行われている。
この例では、第5サブトラック幅w5は、第6サブトラック幅w6よりも大きい。第7サブトラック幅w7は、第8サブトラック幅w8よりも大きい。このように、第1トラックTr1及び第2トラックTr2の組みを基準としたときに、第3トラックTr3及び第4トラックTr4内の幅が大きいサブトラックの配置は、種々の変形が可能である。
図24は、第2の実施形態に係る磁気記録再生装置を例示する模式的平面図である。
図24は、実施形態に係る磁気記録再生装置150Fにおける磁気記録媒体80を例示する平面図である。
磁気記録再生装置150Fにおいては、第3トラックTr3及び第4トラックTr4にサブトラックが設けられない。これらのトラックにおいては、2値記録が行われる。
すなわち、磁気記録媒体80は、第1トラックTr1及び第2トラックTr2に加え、第1方向(例えばX軸方向)に延びる第3トラックTr3と、第1方向に延びる第4トラックTr4と、をさらに含む。第4トラックTr4は、第2方向(例えばY軸方向)において第3トラックTr3と並ぶ。
記録部60は、第3トラックTr3及び第4トラックTr4のそれぞれに2値の情報を記録する。再生部70は、第3トラックTr3対向しつつ第3トラックTr3に記録された第3情報(2値の情報)を読み出す。再生部70は、第4トラックTr4に対向しつつ第4トラックTr4に記録された第4情報(2値の情報)を読み出す。
第3トラックTr3の第2方向の幅wb1は、記録幅Wwと実質的に同じである。第4トラックTr4の第2方向の幅wb2は、記録幅Wwと実質的に同じである。
実施形態において、第3トラックTr3及び第4トラックTr4において、例えば、瓦書き(SMR)による記録が行われてもよい。例えば、領域r40(第4トラックTr4に対応する情報を記録する領域)に記録を行う。その後、領域r30(第3トラックTr3に対応する情報を記録する領域)に記録を行う。領域r30は、領域r40の一部と重なる。このとき、第4トラックTr4の第2方向の幅wb2は、第3トラックTr3の第2方向の幅wb1よりも広い。第4トラックTr4の第2方向の幅wb2は、記録幅Wwと実質的に同じである。
例えば、中領域pcにおいて、図24に例示する第1トラックTr1及び第2トラックTr2の記録を行い、内側領域pa及び外側領域pbの少なくともいずれかにおいて、図24に示す第3トラックTr3及び第4トラックTr4の記録を行っても良い。
磁気記録再生装置150C〜150Fにおいて、例えば、第1トラックTr1及び第2トラックTr2は、中領域pc内に設けられる。第3トラックTr3及び第4トラックTr4は、内側領域pa及び外側領域pbの少なくともいずれかに設けられる。
(第3の実施形態)
本実施形態は、磁気記録再生方法に係る。
図25は、第3の実施形態に係る磁気記録再生方法を例示するフローチャート図である。
この磁気記録再生方法においては、例えば、第1の実施形態に関して説明した第1トラックTr1及び第2トラックTr2に情報を記録し、記録された情報を読み出す。
すなわち、本磁気記録再生方法において、磁気記録媒体80は、第1方向に延びる第1トラックTr1と、第1方向に延び第1方向と交差する第2方向において第1トラックTr1と並ぶ第2トラックTr2と、を含む。
第1トラックTr1は、第1方向に延びる第1サブトラックTs1と、第1方向に延びる第2サブトラックTs2と、を含む。第2トラックTr2は、第1方向に延びる第3サブトラックTs3と、第1方向に延びる第4サブトラックTs4と、を含む。第1サブトラックTs1と第4サブトラックTs4との間に第2サブトラックTs2が配置される。第2サブトラックTs2と第4サブトラックTs4との間に第3サブトラックTs3が配置される。
第1サブトラックTs1を含む第1領域r1に第1サブトラックTs1に対応する第1サブ情報を記録する(図6(a)参照)。第1領域r1の一部と重なり第2サブトラックTs2を含む第2領域r2に第2サブトラックTs2に対応する第2サブ情報を記録する(図6(b)参照)。第4サブトラックTs4を含む第4領域r4に第4サブトラックTs4に対応する第4サブ情報を記録する(図6(c)参照)。第1領域r1、第2領域r2及び第4領域r4への情報の記録の第1動作の後に、以下を行う。
第2領域r2の一部及び第4領域r4の一部と重なり第3サブトラックTs3を含む第3領域r3に第3サブトラックTs3に対応する第3サブ情報を記録する(図6(d)参照)。
本磁気記録再生方法によれば、高い記録密度の情報の記録が可能になる。そして、ランダムな書き換えが可能になる。
本磁気記録再生方法において、以下の再生動作が行われる。すなわち、第1サブトラックTs1、第2サブトラックTs2、及び、第1サブトラックTs1と第2サブトラックTs2との間の第1境界Bs1に対向しつつ第1トラックTr1に記録された第1情報を読み出す。第3サブトラックTs3、第4サブトラックTs4、及び、第3サブトラックTs3と第4サブトラックTs4との間の第2境界Bs2に対向しつつ第2トラックTr2に記録された第2情報を読み出す。
本磁気記録再生方法において、第3領域r3の第2方向の幅は、第1領域r1、第2領域r2及び第4領域r4のそれぞれの第2方向の幅と実質的に同じである。境界の揺らぎなどを考慮すると、第3領域rの第2方向の幅は、第1領域r1、第2領域r2及び第4領域r4のそれぞれの第2方向の幅の0.9倍以上1.1倍以下である。
図26は、実施形態に係る磁気記録再生装置を例示する模式的斜視図である。
図27(a)及び図27(b)は、実施形態に係る磁気記録再生装置の一部を例示する模式的斜視図である。
図26に示すように、実施形態に係る磁気記録再生装置150は、ロータリーアクチュエータを用いた形式の装置である。記録用媒体ディスク180は、スピンドルモータ4に装着され、駆動装置制御部からの制御信号に応答するモータにより矢印Aの方向に回転する。本実施形態に係る磁気記録再生装置150は、複数の記録用媒体ディスク180を備えても良い。磁気記録再生装置150は、記録媒体181を含んでもよい。例えば、磁気記録再生装置150は、ハイブリッドHDD(Hard Disk Drive)である。記録媒体181は、例えば、SSD(Solid State Drive)である。記録媒体181には、例えば、フラッシュメモリなどの不揮発性メモリが用いられる。
記録用媒体ディスク180に格納する情報の記録再生を行うヘッドスライダ3は、既に説明したような構成を有し、薄膜状のサスペンション154の先端に取り付けられている。ここで、ヘッドスライダ3の先端付近に、例えば、既に説明した実施形態に係る磁気ヘッドのいずれかが搭載される。
記録用媒体ディスク180が回転すると、サスペンション154による押し付け圧力とヘッドスライダ3の媒体対向面(ABS)で発生する圧力とがつりあい、ヘッドスライダ3の媒体対向面は、記録用媒体ディスク180の表面から所定の浮上量をもって保持される。なお、ヘッドスライダ3が記録用媒体ディスク180と接触するいわゆる「接触走行型」としても良い。
サスペンション154は、駆動コイルを保持するボビン部などを有するアーム155(アクチュエータアーム)の一端に接続されている。アーム155の他端には、リニアモータの一種であるボイスコイルモータ156が設けられている。ボイスコイルモータ156は、アーム155のボビン部に巻き上げられた駆動コイルと、このコイルを挟み込むように対向して配置された永久磁石及び対向ヨークからなる磁気回路とを含むことができる。サスペンション154は、一端と他端とを有し、磁気ヘッドは、サスペンション154の一端に搭載され、アーム155は、サスペンション154の他端に接続されている。
アーム155は、軸受部157の上下2箇所に設けられたボールベアリングによって保持され、ボイスコイルモータ156により回転摺動が自在にできるようになっている。その結果、磁気ヘッドを記録用媒体ディスク180の任意の位置に移動可能となる。
図27(a)は、磁気記録再生装置の一部の構成を例示しており、ヘッドスタックアセンブリ160の拡大斜視図である。
図27(b)は、ヘッドスタックアセンブリ160の一部となる磁気ヘッドアセンブリ(ヘッドジンバルアセンブリ:HGA)158を例示する斜視図である。
図27(a)に示すように、ヘッドスタックアセンブリ160は、軸受部157と、この軸受部157から延出したヘッドジンバルアセンブリ158と、軸受部157からHGAと反対方向に延出していると共にボイスコイルモータのコイル162を支持した支持フレーム161と、を有している。
図27(b)に示したように、ヘッドジンバルアセンブリ158は、軸受部157から延出したアーム155と、アーム155から延出したサスペンション154と、を有している。
サスペンション154の先端には、ヘッドスライダ3が取り付けられている。そして、ヘッドスライダ3には、実施形態に係る磁気ヘッドのいずれかが搭載される。
すなわち、実施形態に係る磁気ヘッドアセンブリ(ヘッドジンバルアセンブリ)158は、実施形態に係る磁気ヘッドと、磁気ヘッドが搭載されたヘッドスライダ3と、ヘッドスライダ3を一端に搭載するサスペンション154と、サスペンション154の他端に接続されたアーム155と、を備える。
サスペンション154は、信号の書き込み及び読み取り用、浮上量調整のためのヒーター用、及び、例えばスピントルク発振子用などのためのリード線(図示しない)を有する。これらのリード線と、ヘッドスライダ3に組み込まれた磁気ヘッドの各電極と、が電気的に接続される。
また、磁気ヘッドを用いて磁気記録媒体への信号の書き込みと読み出しを行う信号処理部190が設けられる。信号処理部190は、例えば、図26に例示した磁気記録再生装置150の図面中の背面側に設けられる。信号処理部190の入出力線は、ヘッドジンバルアセンブリ158の電極パッドに接続され、磁気ヘッドと電気的に結合される。
このように、本実施形態に係る磁気記録再生装置150は、磁気記録媒体と、上記の実施形態に係る磁気ヘッドと、磁気記録媒体と磁気ヘッドとを離間させ、または、接触させた状態で相対的に移動可能とした可動部と、磁気ヘッドを磁気記録媒体の所定記録位置に位置合わせする位置制御部と、磁気ヘッドを用いて磁気記録媒体への信号の書き込みと読み出しを行う信号処理部と、を備える。
すなわち、上記の磁気記録媒体として、記録用媒体ディスク180が用いられる。
上記の可動部は、ヘッドスライダ3を含むことができる。
また、上記の位置制御部は、ヘッドジンバルアセンブリ158を含むことができる。
このように、本実施形態に係る磁気記録再生装置150は、磁気記録媒体と、実施形態に係る磁気ヘッドアセンブリと、磁気ヘッドアセンブリに搭載された磁気ヘッドを用いて磁気記録媒体への信号の書き込みと読み出しを行う信号処理部と、を備える。
実施形態によれば、安定した磁気記録再生が可能な磁気記録再生装置が提供される。
なお、本願明細書において、「垂直」及び「平行」は、厳密な垂直及び厳密な平行だけではなく、例えば製造工程におけるばらつきなどを含むものであり、実質的に垂直及び実質的に平行であれば良い。
以上、具体例を参照しつつ、本発明の実施の形態について説明した。しかし、本発明の実施形態は、これらの具体例に限定されるものではない。例えば、磁気記録再生装置に含まれる磁気記録媒体、磁気ヘッド、記録部、再生部及び制御部などの各要素の具体的な構成に関しては、当業者が公知の範囲から適宜選択することにより本発明を同様に実施し、同様の効果を得ることができる限り、本発明の範囲に包含される。
また、各具体例のいずれか2つ以上の要素を技術的に可能な範囲で組み合わせたものも、本発明の要旨を包含する限り本発明の範囲に含まれる。
その他、本発明の実施の形態として上述した磁気記録再生装置を基にして、当業者が適宜設計変更して実施し得る全ての磁気記録再生装置も、本発明の要旨を包含する限り、本発明の範囲に属する。
その他、本発明の思想の範疇において、当業者であれば、各種の変更例及び修正例に想到し得るものであり、それら変更例及び修正例についても本発明の範囲に属するものと了解される。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
3…ヘッドスライダ、 3A…空気流入側、 3B…空気流出側、 4…スピンドルモータ、 50…磁気ヘッド、 51…媒体対向面、 55…制御部、 60…記録部、 61…磁極、 61a…記録コイル、 61c…磁極中央部、 61ea…第1磁極端部、 61eb…第2磁極端部、 61f…磁極面、 63…ライトシールド、 63c…ライトシールド中央部、 63f…ライトシールド面、 64…サイドシールド、 64a、64b…第1、第2サイドシールド、 64c…リターンシールド、 65a、65b…第1、第2絶縁層、 70…再生部、 71…再生素子、 71a〜71c…第1〜第3磁性層、 71d…中間層、 71e、71f…第1、第2電極、 71i…絶縁層、 72a〜72c…第1〜第3再生シールド、 75〜77…第1〜第3シールド膜、 80…磁気記録媒体、 80c…中心、 80p…部分、 81…磁気記録層、 82…媒体基板、 83…磁化、 84…磁気記録要素、 84a〜84h…第1〜第8記録要素、 85…媒体移動方向、 150…磁気記録再生装置、 154…サスペンション、 155…アーム、 155p…一端部、 155q…他端部、 155r…中間部、 156…ボイスコイルモータ、 157…軸受部、 158…ヘッドジンバルアセンブリ、 160…ヘッドスタックアセンブリ、 161…支持フレーム、 162…コイル、 180…記録用媒体ディスク、 181…記録媒体、 190…信号処理部、 A…矢印、 AG…記録容量ゲイン、 AR…アスペクト比、 BR…飽和磁化比、 Bs1〜4…第1〜第4境界、 Bt1、Bt2…境界、 D1…第1方向、 L…長さ、 Wr…再生幅、 Wry…再生素子幅、 L…長さ、 Lw…磁極幅、 Rs1〜Rs4…第1〜第4記録シンボル、 SG…サイドギャップ、 SG1、SG2…第1、第2サイドギャップ、 St1、St2…第1、第2状態、 Tr1〜Tr4…第1〜第4トラック、 Trv…トラック、 Ts1〜Ts8…第1〜第8サブトラック、 WG…ライトギャップ、 bw1、bw2…幅、 dt……距離、 pa…内側領域、 pb…外側領域、 pc…中領域、 r1〜r4…第1〜第4領域、 r30、r40…領域、 s1、s2…第1、第2側面、 w1〜w8…第1〜第8サブトラック幅、 w2a、w4a…幅、 wb1、wb2…幅

Claims (20)

  1. 第1方向に延びる第1トラックと、前記第1方向に延び前記第1方向と交差する第2方向において前記第1トラックと並ぶ第2トラックと、を含む磁気記録媒体であって、
    前記第1トラックは、
    前記第1方向に延びる第1サブトラックと、
    前記第1方向に延びる第2サブトラックと、
    を含み、
    前記第2トラックは、
    前記第1方向に延びる第3サブトラックと、
    前記第1方向に延びる第4サブトラックと、
    を含み、
    前記第1サブトラックと前記第4サブトラックとの間に前記第2サブトラックが配置され、
    前記第2サブトラックと前記第4サブトラックとの間に前記第3サブトラックが配置される前記磁気記録媒体と、
    前記第1トラック及び前記第2トラックに情報を記録する記録部と、
    前記第1サブトラック、前記第2サブトラック、及び、前記第1サブトラックと前記第2サブトラックとの間の第1境界に対向しつつ前記第1トラックに記録された第1情報を読み出し、
    前記第3サブトラック、前記第4サブトラック、及び、前記第3サブトラックと前記第4サブトラックとの間の第2境界に対向しつつ前記第2トラックに記録された第2情報を読み出す再生部と、
    を備え、
    前記第3サブトラックの前記第2方向に沿った第3サブトラック幅は、前記第1サブトラックの前記第2方向に沿った第1サブトラック幅よりも大きく、前記第2サブトラックの前記第2方向に沿った第2サブトラック幅よりも大きく、前記第4サブトラックの前記第2方向に沿った第4サブトラック幅よりも大きい、磁気記録再生装置。
  2. 前記第1サブトラックは、第1記録要素を含み、
    前記第2サブトラックは、前記第2方向において前記第1記録要素と並ぶ第2記録要素を含み、
    前記第1記録要素及び前記第2記録要素が第1記録シンボルを形成し、
    前記第1記録要素の磁化が第1状態であり前記第2記録要素の磁化が前記第1状態であるときに前記第1記録シンボルは、第1値であり、
    前記第1記録要素の磁化が第2状態であり前記第2記録要素の磁化が前記第2状態であるときに前記第1記録シンボルは、第2値であり、
    前記第1記録要素の磁化が前記第1状態であり前記第2記録要素の磁化が前記第2状態であるときに前記第1記録シンボルは、第3値であり、
    前記第3サブトラックは、第3記録要素を含み、
    前記第4サブトラックは、前記第2方向において前記第3記録要素と並ぶ第4記録要素を含み、
    前記第3記録要素及び前記第4記録要素が第2記録シンボルを形成し、
    前記第3記録要素の磁化が前記第1状態であり前記第4記録要素の磁化が前記第1状態であるときに前記第2記録シンボルは、前記第1値であり、
    前記第3記録要素の磁化が前記第2状態であり前記第4記録要素の磁化が前記第2状態であるときに前記第2記録シンボルは、前記第2値であり、
    前記第3記録要素の磁化が前記第1状態であり前記第4記録要素の磁化が前記第2状態であるときに前記第2記録シンボルは、前記第3値である、請求項1記載の磁気記録再生装置。
  3. 前記第1記録要素の磁化が前記第2状態であり前記第2記録要素の磁化が前記第1状態であるときに前記第1記録シンボルは、前記第3値であり、
    前記第3記録要素の磁化が前記第2状態であり前記第4記録要素の磁化が前記第1状態であるときに前記第2記録シンボルは、前記第3値である、請求項2記載の磁気記録再生装置。
  4. 前記第1サブトラックと前記第4サブトラックとの間の距離は、前記第2サブトラック幅と前記第3サブトラック幅との和の0.8倍以上1.2倍以下である、請求項1〜3のいずれか1つに記載の磁気記録再生装置。
  5. 前記第1サブトラック幅と第2サブトラック幅との和は、前記再生部の再生幅の0.9倍以上1.1倍以下である、請求項1〜4のいずれか1つに記載の磁気記録再生装置。
  6. 前記第3サブトラック幅は、前記記録部の記録幅の0.9倍以上1.1倍以下である請求項1〜5のいずれか1つに記載の磁気記録再生装置。
  7. 前記再生部の再生幅Wrと、前記記録部の記録幅Wwと、は、
    [Wr/{Wr+(W−Wr/2)/2}]・1.08>1
    を満たす、請求項1〜4のいずれか1つに記載の磁気記録再生装置。
  8. 前記磁気記録媒体は、
    前記第1方向に延びる第3トラックと、
    前記第1方向に延び前記第2方向において第3トラックと並ぶ第4トラックと、
    をさらに含み、
    前記第3トラックは、
    前記第1方向に延びる第5サブトラックと、
    前記第1方向に延びる第6サブトラックと、
    を含み、
    前記第4トラックは、
    前記第1方向に延びる第7サブトラックと、
    前記第1方向に延びる第8サブトラックと、
    を含み、
    前記第5サブトラックと前記第8サブトラックとの間に前記第6サブトラックが配置され、
    前記第6サブトラックと前記第8サブトラックとの間に前記第7サブトラックが配置され、
    前記記録部は、前記第3トラック及び前記第4トラックにさらに情報を記録し、
    前記再生部は、
    前記第5サブトラック、前記第6サブトラック、及び、前記第5サブトラックと前記第6サブトラックとの間の第3境界に対向しつつ前記第3トラックに記録された第3情報を読み出し、
    前記第7サブトラック、前記第8サブトラック、及び、前記第7サブトラックと前記第8サブトラックとの間の第4境界に対向しつつ前記第4トラックに記録された第4情報を読み出し、
    前記第7サブトラックの前記第2方向に沿った第7サブトラック幅は、前記第5サブトラックの前記第2方向に沿った第5サブトラック幅よりも大きく、前記第6サブトラックの前記第2方向に沿った第6サブトラック幅よりも大きく、前記第8サブトラックの前記第2方向に沿った第8サブトラック幅よりも大きい、請求項1〜7のいずれか1つに記載の磁気記録再生装置。
  9. 前記磁気記録媒体は、
    前記第1方向に延びる第3トラックと、
    前記第1方向に延び前記第2方向において第3トラックと並ぶ第4トラックと、
    をさらに含み、
    前記第3トラックは、
    前記第1方向に延びる第5サブトラックと、
    前記第1方向に延びる第6サブトラックと、
    を含み、
    前記第4トラックは、
    前記第1方向に延びる第7サブトラックと、
    前記第1方向に延びる第8サブトラックと、
    を含み、
    前記第5サブトラックと前記第8サブトラックとの間に前記第6サブトラックが配置され、
    前記第6サブトラックと前記第8サブトラックとの間に前記第7サブトラックが配置され、
    前記記録部は、前記第3トラック及び前記第4トラックにさらに情報を記録し、
    前記再生部は、
    前記第5サブトラック、前記第6サブトラック、及び、前記第5サブトラックと前記第6サブトラックとの間の第3境界に対向しつつ前記第3トラックに記録された第3情報を読み出し、
    前記第7サブトラック、前記第8サブトラック、及び、前記第7サブトラックと前記第8サブトラックとの間の第4境界に対向しつつ前記第4トラックに記録された第4情報を読み出し、
    前記第8サブトラックの前記第2方向に沿った第8サブトラック幅は、前記第5サブトラックの前記第2方向に沿った第5サブトラック幅よりも大きく、前記第6サブトラックの前記第2方向に沿った第6サブトラック幅よりも大きく、前記第7サブトラックの前記第2方向に沿った第7サブトラック幅よりも大きい、請求項1〜7のいずれか1つに記載の磁気記録再生装置。
  10. 前記磁気記録媒体は、
    前記第1方向に延びる第3トラックと、
    前記第1方向に延び前記第2方向において第3トラックと並ぶ第4トラックと、
    をさらに含み、
    前記第3トラックは、
    前記第1方向に延びる第5サブトラックと、
    前記第1方向に延びる第6サブトラックと、
    を含み、
    前記第4トラックは、
    前記第1方向に延びる第7サブトラックと、
    前記第1方向に延びる第8サブトラックと、
    を含み、
    前記第5サブトラックと前記第8サブトラックとの間に前記第6サブトラックが配置され、
    前記第6サブトラックと前記第8サブトラックとの間に前記第7サブトラックが配置され、
    前記記録部は、前記第3トラック及び前記第4トラックにさらに情報を記録し、
    前記再生部は、
    前記第5サブトラック、前記第6サブトラック、及び、前記第5サブトラックと前記第6サブトラックとの間の第3境界に対向しつつ前記第3トラックに記録された第3情報を読み出し、
    前記第7サブトラック、前記第8サブトラック、及び、前記第7サブトラックと前記第8サブトラックとの間の第4境界に対向しつつ前記第4トラックに記録された第4情報を読み出し、
    前記第6サブトラックの前記第2方向に沿った第6サブトラック幅は、前記第5サブトラックの前記第2方向に沿った第5サブトラック幅よりも大きく、
    前記第8サブトラックの前記第2方向に沿った第8サブトラック幅は、前記第7サブトラックの前記第2方向に沿った第7サブトラック幅よりも大きい、請求項1〜7のいずれか1つに記載の磁気記録再生装置。
  11. 前記磁気記録媒体は、
    前記第1方向に延びる第3トラックと、
    前記第1方向に延び前記第2方向において第3トラックと並ぶ第4トラックと、
    をさらに含み、
    前記第3トラックは、
    前記第1方向に延びる第5サブトラックと、
    前記第1方向に延びる第6サブトラックと、
    を含み、
    前記第4トラックは、
    前記第1方向に延びる第7サブトラックと、
    前記第1方向に延びる第8サブトラックと、
    を含み、
    前記第5サブトラックと前記第8サブトラックとの間に前記第6サブトラックが配置され、
    前記第6サブトラックと前記第8サブトラックとの間に前記第7サブトラックが配置され、
    前記記録部は、前記第3トラック及び前記第4トラックにさらに情報を記録し、
    前記再生部は、
    前記第5サブトラック、前記第6サブトラック、及び、前記第5サブトラックと前記第6サブトラックとの間の第3境界に対向しつつ前記第3トラックに記録された第3情報を読み出し、
    前記第7サブトラック、前記第8サブトラック、及び、前記第7サブトラックと前記第8サブトラックとの間の第4境界に対向しつつ前記第4トラックに記録された第4情報を読み出し、
    前記第7サブトラックの前記第2方向に沿った第7サブトラック幅は、前記第5サブトラックの前記第2方向に沿った第5サブトラック幅よりも大きく、前記第6サブトラックの前記第2方向に沿った第6サブトラック幅よりも大きく、前記第8サブトラックの前記第2方向に沿った第8サブトラック幅よりも大きく、
    前記第5サブトラックは、第5記録要素を含み、
    前記第6サブトラックは、前記第2方向において前記第5記録要素と並ぶ第6記録要素を含み、
    前記第5記録要素及び前記第6記録要素が第3記録シンボルを形成し、
    前記第5記録要素の磁化が前記第1状態であり前記第6記録要素の磁化が前記第1状態であるときに前記第3記録シンボルは、前記第1値であり、
    前記第5記録要素の磁化が前記第2状態であり前記第6記録要素の磁化が前記第2状態であるときに前記第3記録シンボルは、前記第2値であり、
    前記第5記録要素の磁化が前記第1状態であり前記第6記録要素の磁化が前記第2状態であるときに前記第3記録シンボルは、前記第3値であり、
    前記第7サブトラックは、第7記録要素を含み、
    前記第8サブトラックは、前記第2方向において前記第7記録要素と並ぶ第8記録要素を含み、
    前記第7記録要素及び前記第8記録要素が第4記録シンボルを形成し、
    前記第7記録要素の磁化が前記第1状態であり前記第8記録要素の磁化が前記第1状態であるときに前記第4記録シンボルは、前記第1値であり、
    前記第7記録要素の磁化が前記第2状態であり前記第8記録要素の磁化が前記第2状態であるときに前記第4記録シンボルは、前記第2値であり、
    前記第7記録要素の磁化が前記第1状態であり前記第8記録要素の磁化が前記第2状態であるときに前記第4記録シンボルは、前記第3値である、請求項記載の磁気記録再生装置。
  12. 前記第5記録要素の磁化が前記第2状態であり前記第6記録要素の磁化が前記第1状態であるときに前記第3記録シンボルは、前記第3値であり、
    前記第7記録要素の磁化が前記第2状態であり前記第8記録要素の磁化が前記第1状態であるときに前記第4記録シンボルは、前記第3値である、請求項11記載の磁気記録再生装置。
  13. 前記磁気記録媒体は、
    前記第1方向に延びる第3トラックと、前記第1方向に延び前記第2方向において第3トラックと並ぶ第4トラックと、をさらに含み、
    前記記録部は、前記第3トラック及び前記第4トラックのそれぞれに2値の情報を記録し、
    前記再生部は、前記第3トラック対向しつつ前記第3トラックに記録された第3情報を読み出し、前記第4トラックに対向しつつ前記第4トラックに記録された第4情報を読み出す、請求項1〜7のいずれか1つに記載の磁気記録再生装置。
  14. 前記磁気記録媒体は、中心を有する円盤状であり、
    前記磁気記録媒体は、内側領域と、外側領域と、中領域と、を含み、
    前記外側領域と前記中心との間に前記内側領域が設けられ、
    前記外側領域と前記内側領域との間に前記中領域が設けられ、
    前記第1トラック及び前記第2トラックは、前記中領域内に設けられ、
    前記第3トラック及び前記第4トラックは、前記内側領域及び前記外側領域の少なくともいずれかに設けられる、請求項8〜1のいずれか1つに記載の磁気記録再生装置。
  15. スキュー角の絶対値は、4度以下である、請求項1〜14のいずれか1つに記載の磁気記録再生装置。
  16. 前記記録部は、磁極を含み、
    前記磁極は、第1磁極端部と、前記第1方向と交差する方向において前記第1磁極端部と離間した第2磁極端部と、を含み、
    前記第1磁極端部を含む前記磁極の第1側面と前記第1方向との間の第1ベベル角の絶対値と、前記第2磁極端部を含む前記磁極の第2側面と前記第1方向との間の第2ベベル角の絶対値と、の差は、4度以下である。請求項1〜15のいずれか1つに記載の磁気記録再生装置。
  17. 一端部と、他端部と、前記一端部と前記他端部との間の中間部と、を有するアームをさらに備え、
    前記一端部に、前記記録部及び前記再生部が搭載され、
    前記他端部から前記中間部に向かう方向は、前記中間部から前記一端部に向かう方向と交差する、請求項1〜16のいすれか1つに記載の磁気記録再生装置。
  18. 第1方向に延びる第1トラックと、前記第1方向に延び前記第1方向と交差する第2方向において前記第1トラックと並ぶ第2トラックと、を含む磁気記録媒体であって、
    前記第1トラックは、
    前記第1方向に延びる第1サブトラックと、
    前記第1方向に延びる第2サブトラックと、
    を含み、
    前記第2トラックは、
    前記第1方向に延びる第3サブトラックと、
    前記第1方向に延びる第4サブトラックと、
    を含み、
    前記第1サブトラックと前記第4サブトラックとの間に前記第2サブトラックが配置され、
    前記第2サブトラックと前記第4サブトラックとの間に前記第3サブトラックが配置される前記磁気記録媒体の、
    前記第1サブトラックを含む第1領域に前記第1サブトラックに対応する第1サブ情報を記録し、
    前記第1領域の一部と重なり前記第2サブトラックを含む第2領域に前記第2サブトラックに対応する第2サブ情報を記録し、
    前記第4サブトラックを含む第4領域に前記第4サブトラックに対応する第4サブ情報を記録する第1動作の後に、
    前記第2領域の一部及び前記第4領域の一部と重なり前記第3サブトラックを含む第3領域に前記第3サブトラックに対応する第3サブ情報を記録する磁気記録再生方法。
  19. 前記第1サブトラック、前記第2サブトラック、及び、前記第1サブトラックと前記第2サブトラックとの間の第1境界に対向しつつ前記第1トラックに記録された第1情報を読み出し、
    前記第3サブトラック、前記第4サブトラック、及び、前記第3サブトラックと前記第4サブトラックとの間の第2境界に対向しつつ前記第2トラックに記録された第2情報を読み出す、請求項18記載の磁気記録再生方法。
  20. 前記第3領域の前記第2方向の幅は、前記第1領域の第2方向の幅の0.9倍以上1.1倍以下であり、
    前記第3領域の前記第2方向の幅は、前記第2領域の第2方向の幅の0.9倍以上1.1倍以下であり、
    前記第3領域の前記第2方向の幅は、前記第4領域の第2方向の幅の0.9倍以上1.1倍以下である、請求項18または19に記載の磁気記録再生方法。
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