JP2006048921A - 垂直記録用磁気ヘッド及びそれを搭載した磁気ディスク装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】磁気ヘッドの記録磁界強度を劣化させずに、裏打ち層から発生する磁界により記録層の記録ビットの乱れ、再生の際のノイズを低減させる。
【解決手段】主磁極と一つ以上の補助磁極とを備えた記録ヘッドと、再生素子を備えた再生ヘッドとを有し、主磁極を挟みこむように主磁極の両側に起磁力の異なる励磁コイルを設け、主磁極を励起する起磁力を非対称とすることにより、記録磁界強度を劣化させずに、裏打ち層内の磁束密度を低減させる。これにより、磁気ヘッドの記録磁界強度を劣化させずに、裏打ち層に流れる磁束密度を低減させ、裏打ち層から発生する磁界による記録ビットの乱れや、再生の際のノイズを低減できる。
【選択図】図1

Description

本発明は、垂直記録用磁気ヘッドとそれを搭載した磁気ディスク装置に関するものである。
磁気ディスク装置では、記録媒体上のデ−タは磁気ヘッドによって読み書きされる。磁気ディスクの単位面積当たりの記録容量を多くするためには、面記録密度を高くする必要がある。しかしながら、現状の面内記録方式では、記録されるビット長が小さくなると、媒体に記録された磁化信号が熱揺らぎのために消失する問題があり、このために面記録密度があげられない課題がある。この課題を解決するための有力な技術として、媒体に垂直な方向に磁化信号を記録する垂直記録方式がある。
垂直記録方式には、記録媒体として記録層と軟磁性裏打層とを備えた二層垂直媒体を用いる方式と、裏打層を有さない単層垂直媒体を用いる方式の2種類があるが、記録媒体として二層垂直媒体を用いる場合には、主磁極と補助磁極とを備えたいわゆる単磁極型磁気ヘッドを用いて記録を行う必要がある。
軟磁性裏打ち層を有する場合、記録ヘッドから得られる記録磁界強度の増加が図られる一方で、裏打ち層が起因となる障害が発生する。例えば、記録層に記録される記録ビットの磁化信号に応じて裏打ち層内の磁化が変化することにより磁界が発生する。そのことにより記録層に記録された記録ビットを乱したり、再生素子による磁化信号の再生の際にノイズとして観測される。また、磁化の変化の振る舞いによっては、裏打ち層内から大きな磁界が発生してしまう。
補助磁極とコイルを複数設けた磁気ヘッドは知られており、例えば、次の特許文献1と非特許文献1に記載されている。これら文献に開示されている技術は、浮遊磁界に対してなされたもので、励磁コイルの起磁力を考慮しておらず、また、励磁コイルは対称構造をとっているため、裏打ち層内の磁束が起因となるノイズを抑制することはできない。
特開2001−250204号公報
IEEE Transactions on Magnetics. Vol. 38, No1, 2002(アイトルプルイー トランザクションズ オン マグネティクス 38号1巻 2002年)の163ページから168ページ
裏打ち層内の磁化が変化して磁界が発生することにより、記録層に記録された記録ビットの磁化信号を乱したり、再生素子による磁化信号の再生の際にノイズとして観測される問題は高密度記録を実現する際の大きな障害となる。
そこで、本発明は、記録ヘッドによる記録磁界強度を劣化させずに、裏打ち層内の磁束が起因となるノイズを低減させることを目的とする。
本発明の発明者らは、単磁極ヘッドと裏打ち層の磁束を3次元有限要素により解析した結果、主磁極の両側に配置された励磁コイルの巻き数と印加電流の積すなわち起磁力を異ならせて非対称にすることにより、裏打ち層に流れる磁束を減少させることができ、記録磁界強度を大きく減少させることなく、裏打ち層が起因となる記録ビットの乱れや再生の際のノイズを抑制することができることを見出した。
本発明の磁気ヘッドは、主磁極と一つ以上の補助磁極とを備えた記録ヘッドと、再生素子を備えた再生ヘッドとを有し、主磁極を挟みこむように主磁極の両側にループ形状の薄膜導体コイルを設け、両励磁コイルで励起される起磁力(巻き数と印加電流の積)を異ならせたことを特徴とする。
このような起磁力が非対称な励磁コイル構造を有する単磁極型ヘッドを用いることにより、磁気ヘッドの記録磁界強度を大きく減少させることなく、裏打ち層が起因となる記録ビットの乱れや再生の際のノイズ問題が生じない垂直記録用磁気ヘッドを提供できる。さらに、このような単磁極型磁気ヘッドを搭載することにより、従来よりも記録密度の向上した磁気ディスク装置を提供できる。
垂直記録用磁気ヘッドにおいて、主磁極と一つ以上の補助磁極とを備えた記録ヘッドと、再生素子を備えた再生ヘッドとを有し、主磁極を挟みこむように、両側に薄膜導体の励磁コイルを設け、両励磁コイルで励起される起磁力が異なるように非対称の励磁コイル構造を用いることにより、主磁極から発生する記録磁界強度を劣化させずに、裏打ち層に流れる磁束密度を低減させ、裏打ち層より発生するノイズを低減させることができる。
以下、図面を用いて本発明を説明する。
まず、本発明を理解するために、磁気ディスク装置の概略構成を説明する。図3は磁気ディスク装置の概略図である(但し、図において拡大倍率は均一では無い)。磁気ディスク装置では、回転する磁気ディスク11上に磁気ヘッド14を浮上させて磁化信号の記録再生を行う。磁気ヘッド14は、サスペンションアーム12の先端に固定されたスライダー13に搭載され、ロータリアクチュエータ15によって位置決めされる。
図4に垂直記録用磁気ヘッド14と磁気ディスク11との関係の概略図を示す(但し、図において拡大倍率は均一では無い。また、図中のヘッドは断面構造で例示し、主要な構成は簡略表示してある。)。図から明らかなように、磁気ヘッド14は、記録ヘッド16と再生ヘッド18から構成され、再生ヘッド18は再生素子8を挟み込むように上下に配置された2つのシールド膜から構成される。記録ヘッド14は主磁極と補助磁極とその間に設けられ主磁極を励起するためのループ形状の薄膜導体コイルとから構成される。記録ヘッド側に設けられる上部シールド層は記録ヘッドの補助磁極を兼用するように一体形成することもできる。
図5には、垂直記録の概念図を示す(但し、図中のヘッドは断面構造で例示し、主要な構成は簡略表示してある。)。主磁極1からでた磁界が記録層19と裏打ち層20を通り補助磁極3に入るように磁気回路を形成する。励磁コイル2に所望の電流を流すことにより主磁極1から所定方向の磁界を記録層19に印加して記録層19に所望の磁化パターンを記録する。なお、磁気ディスク媒体としては、記録層19と裏打層20の間には中間層が形成されている場合もある。再生素子7には巨大磁気抵抗効果素子(GMR)やトンネル磁気抵抗効果型素子(TMR)などが用いられる。なお、図において、17はディスクの回転方向を示し、補助磁極3は主磁極1のリーディング側25に設けられている。
図2は、本発明で用いる単磁極型記録ヘッドの第1の実施例を示す断面模式図である。本実施例では、主磁極1と1つの補助磁極3とを備え、ディスク回転方向に対して主磁極1を挟み込むようにその両側に薄膜導体の励磁コイル2a、2bをそれぞれ配置して記録ヘッドを構成する。図2は、この磁気ヘッドをトラック中心でディスク回転方向に沿った断面で示す概略模式図である。但し、図中の倍率は均一ではない。2つの励磁コイル2a、2bはディスク回転方向で接続されて主磁極1の先端部分で同極性の磁界を発生するように構成しても良いし、励磁コイル2a、2bをディスク回転方向17で接続せずに、それぞれの励磁コイルが主磁極1の先端部分で同極性の磁界を発生するように構成しても良い。
図から明らかなように、本実施例では、補助磁極が設けられていない側の励磁コイル2aの巻き数より主磁極と補助磁極の間に設けられた励磁コイル2bの巻き数を多くして、励磁コイル2bの起磁力を励磁コイル2aのそれよりも大きくしている。なお、補助磁極3は再生ヘッドの上部シールドを兼用するように一体形成しても良い。
図6は従来構造ヘッド(a)と本発明の単磁極記録ヘッド(b)を比較するため、二つの励磁コイルの起磁力を異ならせた場合の裏打ち層内の磁束密度分布を示す図である。図6において、濃淡で磁束密度の大きさを示しており、濃い色の部分が磁束密度の大きい部分である。また、図6において右側に示される磁束密度分布は、左側に図示した浮上面から見た磁気ヘッドの概略模式図の点線で囲まれた部分のみを表示してある。
図6の磁束密度分布において、図中の実線が補助磁極3を示し、主磁極1は本図の縮尺では小さすぎて点の大きさとなり、その形状は可視できていない。ここでは、裏打ち層20としては飽和磁束密度1.2Tの材料を想定してある。図6(a)で示した従来構造のヘッド(励磁コイル:0.30AT)では、裏打ち層内の磁束密度の最大値は1.13Tであったのに対し、図6(b)で示した本発明のヘッド構造では、主磁極1の両側に配置した励磁コイル2a、2bの起磁力を異ならせるため、0.10ATと0.20ATのように非対称に構成したところ、裏打ち層内に形成された磁束密度の最大値は0.59Tとなった。その際、記録磁界強度は従来構造の場合で9.0×10[A/m]に対し、本実施例のヘッド構造の場合では8.5×10[A/m]となり、その減少は10%にも満たなかった。磁束密度の最大値のみならず、図6(b)に濃淡で示すように本実施例のヘッド構造の方が裏打ち層20内の磁束密度が小さくなっており、その結果、裏打ち層20が起因となるノイズを低減できる。
なお、図6では、磁束密度の大小に応じて、濃淡で示すと共に領域1〜15に分けて示している。
図1は、本実施例に記載の磁気ヘッドによる効果を説明するための図であり、主磁極1を挟むように配置した二つの励磁コイル2a、2bによる起磁力の比率に対する裏打ち層20内の磁束密度(面内成分の最大値)と記録磁界強度の変化を示したものである。縦軸は従来構造の値で規格化してある。図から明らかなように、二つ励磁コイル2a、2bの起磁力の比率を変化させることにより、裏打ち層20内の磁束密度を低減できる。例えば、主磁極2と補助磁極3の間に配置した励磁コイル2aに対し、補助磁極が設けられていない側の励磁コイル2bの起磁力を1.5倍より大きくすることで、従来構造より磁束密度を60%に小さくできる効果を得られる。また、本実施例では、二つの励磁コイル2a、2bの起磁力比率(コイル2b/コイル2a)を2.5以下にすることが望ましい。この起磁力比率(コイル2b/コイル2a)を2.5以下にすれば、従来構造と比較して記録磁界強度の減少を10%に抑えつつ、裏打ち層20内の磁束密度を60%に小さく出来る。
また、本実施例では、主磁極の両側に配置した励磁コイル2a、2bの巻き数を異ならせて起磁力を非対称に構成したが、コイルの巻き数を一定として励磁コイル2a、2bへの印加電流値を変化させても良く、本発明で用いる起磁力が非対称な励磁コイル構造が得られる。また、励磁コイル2a、2bへの印加電流値とコイル巻き数の両方を異ならせても、起磁力が非対称な励磁コイルが得られる。
補助磁極3は主磁極1のトレーリング側に配置しても良いし、リーディング側に配置しても良く、主磁極から補助磁極に流れ込む磁束の密度が主磁極の両側で異なるように、主磁極の片側のみもしくはその両側に補助磁極を設けることができる。
また、主磁極に対してトラック幅方向の両側に励磁コイルを配置しても良い。
図7は、本発明による磁気ヘッドの第2の実施例を示す図であり、従来構造ヘッド(a)と本発明の単磁極ヘッド(b)を比較するため、主磁極1と補助磁極3の離間距離(即ち、主磁極1の補助磁極3側の面から補助磁極の主磁極側の面までの距離)D1を3μmに変化させた場合の磁束密度分布を示す。図7(a)に示した従来構造の場合では、図6(a)に示した主磁極1と補助磁極3の離間距離D1が15μmの場合に比べ、離間距離D1を狭めたことにより磁束密度の大きい部分の分布が広くなっている。一方、図7(b)に示した本発明のヘッド構造では、主磁極1と補助磁極3との離間距離D1を狭めても裏打ち層20内の磁束密度は小さくなる。
なお、図7では、磁束密度の大小に応じて、濃淡で示すと共に領域1〜15に分けて示している。
したがって、図8に模式的に図示(トラック中心でディスク回転方向に沿った断面の模式図)するように、本発明のヘッド構造では、裏打ち層20内の磁束密度を増加させずに主磁極と補助磁極の離間距離(主磁極1の補助磁極3側の面から補助磁極の主磁極側の面までの距離)D1を励磁コイル2aの膜厚T1と絶縁層(励磁コイル2aを主磁極1と補助磁極3とから絶縁分離する絶縁層)の膜厚T2の分まで小さくすることが出来る。即ち、主磁極と補助磁極の離間距離は、[コイル層数×T1+(コイル層数+1)×T2]まで小さくできる。絶縁層一層の厚さT2はその耐圧を考え100nmまで小さくできる。したがって、下部シールド8と上部シールド9とで挟まれた再生素子7から主磁極1の再生素子側の面までの距離D3を小さくでき、図8に示すように高密度記録に適した記録再生複合ヘッドを提供できる。なお、図8において、補助磁極3は上部シールド9を兼用するように一体形成しても良い。
図9は本発明による磁気ヘッドの第3の実施例を示す図であり、主磁極1を挟むようにその両側に再生素子7と補助磁極3とを配置し、さらに主磁極の両側に上述した第1の実施例や第2の実施例で示したように起磁力が異なる非対称な励磁コイル配置した磁気ヘッドの概略構成を示し、トラック中心でディスク回転方向に沿った断面の模式図である。
本実施例では、再生素子7と主磁極1との間に補助磁極3がないので、その膜厚分だけ再生素子7と主磁極1の再生素子側の面までの距離D3を近づけることができる。また、本実施例では、主磁極1から上部シールド9に流れ込む磁束を抑制するために、上部シールド9と主磁極1との離間距離(上部シールド9の主磁極側の面から主磁極1の上部シールド側の面までの距離)D2が主磁極の補助磁極側面から補助磁極の主磁極側面までの離間距離D1より大きいことが望ましい。
また、上部シールド9に流れ込む磁束を抑制するために、本実施例では、主磁極1の補助磁極側面から補助磁極の主磁極側面までの距離(主磁極と補助磁極との離間距離)D1の逆数と補助磁極3の透磁率μaの積(μa/D1)が上部シールド膜9の主磁極側面から主磁極1の上部シールド膜側面まで距離(主磁極と上部シールドとの離間距離)D2の逆数と上部シールドの透磁率μsの積(μs/D2)より大きいことが望ましい。
また、本実施例ではトレーリング側とリーディング側の配置は逆にしても良い。
図10は本発明による磁気ヘッドの第4の実施例を示す図であり、ヘッドのトラック中心でディスク回転方向に沿った断面の模式図である。本実施例では、主磁極1を両側から挟みこむようにトレーリング側とリーディング側の両方に補助磁極3a、3bを配置し、主磁極1とそれぞれの補助磁極3a、3bとの間に励磁コイル2c、2dをそれぞれ設ける。そして、一方の補助磁極3aの浮上面に対向する面積が他方の補助磁極3bの浮上面に対向する面積より小さく、面積の小さい補助磁極3a側に配置された励磁コイル2cの巻き数と印加電流の積すなわち起磁力が、面積の大きい補助磁極3b側に配置された励磁コイル2dの起磁力よりも大きくなるように構成して起磁力が非対称な励磁コイル構造を得る。
本実施例では、リーディング側励磁コイル2cの起磁力がトレーリング側励磁コイル2dの起磁力より大きく非対称なので、リーディング側の補助磁極3aの膜厚t2をトレーリング側の補助磁極3bの膜厚t1より薄くでき、その分だけ再生素子7から主磁極1まで離間距離(再生素子7から主磁極1の再生素子側面までの距離)D3を近づけられるので、高密度記録適した記録再生複合磁気ヘッドを提供できる。
また、本実施例ではトレーリング側とリーディング側の配置は逆にしても良い。
本発明による磁気ヘッドの効果を説明するための図で、裏打ち層内の磁束密度面内成分の減少を示した図。 本発明による単磁極型磁気ヘッドの第1の実施例の構造を示す断面模式図。 本発明を理解するために用いる磁気ディスク装置の概念概略図。 本発明を理解するために用いる垂直記録用磁気ヘッドと磁気ディスクとの関係を示す概略図。 垂直記録を理解するための概略図。 本発明の第1の実施例による裏打ち層内の磁束密度面内成分の減少を示した図。 本発明の第2の実施例による裏打ち層内の磁束密度面内成分の減少を示した図。 本発明による第2の実施例を示し、本発明による単磁極記録ヘッドを用いた記録再生複合ヘッドの構造模式図。 本発明による第3の実施例を示し、本発明によるた単磁極記録ヘッドを用いた記録再生複合ヘッドの構造模式図。 本発明による第4の実施例を示し、本発明による単磁極記録ヘッドを用いた記録再生複合ヘッドの構造模式図。
符号の説明
1…主磁極、2、2a、2b、2c、2d…薄膜導体コイル、3、3a、3b…補助磁極、4…主磁極膜厚、5…記録トラック幅、7…再生素子、8…下部シールド、9…上部シールド、11…磁気ディスク、12…サスペンションアーム、13…磁気ヘッドスライダー、14…磁気ヘッド、15…ロータリーアクチュエータ、16…記録ヘッド、17…ディスク回転方向、18…再生ヘッド、19…記録層、20…裏打ち層、21…浮上面、23…ディスク半径方向、24…トレーリング側、25…リーディング側、30…空気流出端、31…空気流入端、
D1…主磁極の補助磁極側の面から補助磁極の主磁極側の面までの距離、
D2…上部シールドの主磁極側の面から主磁極の上部シールド側の面までの距離、
D3…再生素子と主磁極の再生素子側の面までのまでの距離、
T1…コイルの膜厚
T2…絶縁層の膜厚
t1…二つの補助磁極のうち再生素子と距離が大きく配置された補助磁極の膜厚、
t2…再生素子と主磁極の間に配置された補助磁極の膜厚。

Claims (22)

  1. 主磁極と少なくとも1つの補助磁極とを有し、前記主磁極を挟みこむようにその両側にループ形状の薄膜導体コイルからなる励磁コイルをそれぞれ設け、前記両励磁コイルの起磁力を異ならせたことを特徴とする磁気ヘッド。
  2. 請求項1に記載の磁気ヘッドにおいて、前記補助磁極を前記主磁極の片側のみに設け、前記補助磁極がない側の前記励磁コイルの起磁力が前記補助磁極の設けられた側の励磁コイルの起磁力より大きいことを特徴とする磁気ヘッド。
  3. 請求項1または2に記載の磁気ヘッドにおいて、前記両励磁コイルの起磁力の比が1.5以上であることを特徴とする磁気ヘッド。
  4. 請求項1から3のいずれかに記載の磁気ヘッドにおいて、前記両励磁コイルの起磁力の比が2.5以下であることを特徴とする磁気ヘッド。
  5. 請求項1に記載の磁気ヘッドにおいて、前記補助磁極を前記主磁極の片側のみに設け、前記補助磁極がない側の前記励磁コイルの印加電流値が前記補助磁極の設けられた側の励磁コイルの印加電流値より大きいことを特徴とする磁気ヘッド。
  6. 請求項5に記載の磁気ヘッドにおいて、前記両励磁コイルの印加電流値の比が1.5以上であることを特徴とする磁気ヘッド。
  7. 請求項5または6に記載の磁気ヘッドにおいて、前記両励磁コイルの印加電流値の比が2.5以下であることを特徴とする磁気ヘッド。
  8. 請求項1に記載の磁気ヘッドにおいて、前記補助磁極を前記主磁極の片側のみに設け、前記補助磁極がない側の前記励磁コイルの巻き数が前記補助磁極の設けられた側の励磁コイルの巻き数より大きいことを特徴とする磁気ヘッド。
  9. 請求項8に記載の磁気ヘッドにおいて、前記両励磁コイルの巻き数の比が1.5以上であることを特徴とする磁気ヘッド。
  10. 請求項8または9に記載の磁気ヘッドにおいて、前記両励磁コイルの巻き数の比が2.5以下であることを特徴とする磁気ヘッド。
  11. 主磁極と少なくとも1つの補助磁極とを有し、前記主磁極を挟みこむようにその両側にループ形状の薄膜導体コイルからなり起磁力が異なる励磁コイルを設け、前記主磁極を両側から励磁するための起磁力を非対称としたことを特徴とする磁気ヘッド。
  12. 請求項1から11のいずれかに記載の磁気ヘッドにおいて、前記主磁極から前記補助磁極までの離間距離が前記主磁極と前記補助磁極の間に設けられた励磁コイルの厚さの2倍位以下であることを特徴とする磁気ヘッド。
  13. 請求項1から12のいずれかに記載の磁気ヘッドを記録ヘッドとし、再生素子とそれを挟みこむように配置された2つのシールド膜からなる再生ヘッドと組合わせて記録再生複合ヘッドを構成したことを特徴とする磁気ヘッド。
  14. 請求項13に記載の磁気ヘッドにおいて、前記記録ヘッドを構成する補助磁極が、前記再生ヘッドを構成するシールド膜の一方を兼用するように一体形成したことを特徴とする磁気ヘッド。
  15. 請求項13に記載の磁気ヘッドにおいて、前記再生ヘッドを、前記主磁極を挟み込むように前記補助磁極とは反対側に配置したことを特徴とする磁気ヘッド。
  16. 請求項15に記載の磁気ヘッドにおいて、前記主磁極から前記補助磁極までの離間距離が前記主磁極から該主磁極に近いシールド膜までの離間距離よりも小さいことを特徴とする磁気ヘッド。
  17. 主磁極と、前記主磁極を挟みこむようにトレーリング側とリーディング側の両方に補助磁極と励磁コイルとを有し、一方の補助磁極の浮上面に対向する面積を他方の補助磁極の浮上面に対向する面積より小さく構成し、前記面積の小さい補助磁極側に配置された励磁コイルの起磁力が前記面積の大きい補助磁極側に配置された励磁コイルの起磁力よりも大きくしたことを特徴とする磁気ヘッド。
  18. 請求項17に記載の磁気ヘッドにおいて、前記面積が小さい補助磁極側に配置された励磁コイルへの印加電流が、前記面積の大きい補助磁極側に配置された励磁コイルへの印加電流よりも大きいことを特徴とする単磁極型磁気ヘッド。
  19. 請求項17または18に記載の磁気ヘッドにおいて、前記面積が小さい補助磁極側に配置された励磁コイルの巻き数が、前記面積の大きい補助磁極側に配置された励磁コイルの巻き数よりも大きいことを特徴とする磁気ヘッド。
  20. 請求項17から19のいずれかに記載の磁気ヘッドを記録ヘッドとし、再生素子とそれを挟みこむように配置された2つのシールド膜からなる再生ヘッドを前記面積の小さい補助磁極側に配置して記録再生複合ヘッドを構成したことを特徴とする磁気ヘッド。
  21. 請求項1から20のいずれかに記載の磁気ヘッドを軟磁性の裏打ち層と記録層とが積層された回転する磁気ディスク媒体に対向させて、前記主磁極から出た磁界が前記記録層と前記裏打ち層を通り前記補助磁極に入るように磁気回路を形成し、前記励磁コイルに所望の電流を流すことにより前記主磁極から所定方向の磁界を印加して前記記録層に所望の磁化信号を記録することを特徴とする磁気ディスク装置。
  22. 主磁極と少なくとも1つの補助磁極とを有し、前記主磁極を挟みこむようにその両側にループ形状の薄膜導体コイルからなる励磁コイルをそれぞれ設け、前記両励磁コイルの起磁力を異ならせた磁気ヘッドと、軟磁性の裏打ち層と記録層とが積層された磁気ディスク媒体とを有し、前記磁気ヘッドを回転する前記磁気ディスク媒体に対向させて、前記主磁極から出た磁界が前記記録層と前記裏打ち層を通り前記補助磁極に入る磁気回路を形成し、前記励磁コイルに電流を流すことにより前記主磁極から磁界を印加して前記記録層に磁化信号を記録することを特徴とする磁気ディスク装置。
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