JP6440645B2 - ヘルメット - Google Patents
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Description
特許文献1には、帽体を内層と外層とで形成し、内層と外層の間に間隙を形成するとともに、内層と外層にそれぞれ多数の通気孔を設け、通気孔の位置をずらせた発明が記載されている。特許文献2には帽体主部材の前部から頭頂後部に亘って帽体カバーを配置し、帽体主部材と帽体カバーの前端縁に形成した開口部と、帽体主部材と帽体カバーの後端縁に形成した開口の間に空気の流れを形成する発明が開示されている。さらに、帽体主部材の一部を凹ませて帽体カバーとの間に空間を形成し、帽体カバーの一部(側面)に開口部を形成し、帽体主部材に形成した開口部との間に通気させる思想が開示されている。
このような、従来技術の欠点に鑑み本発明は、帽体本体の頭頂部の一定領域を切除して貫通孔を形成し、この貫通孔の周囲を通気路とすることによって、より大きな通気路を確保し、大きな換気効果を実現させるとともに、帽体本体に貫通孔を形成したものであっても、強度的に優れたヘルメットの帽体を実現することを目的とするものである。
さらに、帽体頭頂部2の外周付近の複数位置、例えば帽体頭頂部の前端部と後端部に、一定間隔を隔てた帽体本体1と帽体頭頂部2の間に一定の高さで弾性的に支持し帽体頭頂部2に作用する上下方向の衝撃を吸収する衝撃吸収体5を配置するものである。
これにより、例えば、発泡合成樹脂材を圧縮方向に利用する場合に比較して比較的剛性のある合成樹脂材を衝撃吸収体として利用することができ、強度的に優れたものとすることができるとともに、空気の流れを確保する通気路12を効果的に形成することができる。
図1は、本発明の実施形態を示すヘルメットの前方斜視図、図2は後方斜視図、図3は分解斜視図である。本発明に係るヘルメットの帽体は、帽体本体1と帽体頭頂部2とで構成する。
このように、本発明では、上下二つの部品(帽体)を組み合わせ、そのつなぎ目部分に通気路4を形成するため、従来品よりも通気路4の面積を大きく確保することができる。
また、係止爪構造についても、図示実施形態とは逆に帽体本体1の上面に係止爪6を立設し、先端の爪を帽体頭頂部2の裏面に形成した係合部に係合させるものであってもよい。
図示実施形態のヘルメットでは、周縁が帽体本体1の段部10に位置する帽体頭頂部2の、左右前端部に係止爪6、6を配置するとともに、後端中央位置に係止爪を配置して帽体本体1と帽体頭頂部2を固定している。そして、帽体頭頂部2の前端と後端に、それぞれ帽体本体1との間に衝撃吸収体5、5を配置している。したがって、帽体本体1と帽体頭頂部2は、係止爪6によって両者を引き付ける係合と、係止爪による係合を引き離す方向に力が作用する衝撃吸収体5を配置することによって帽体本体1と帽体頭頂部2の係合状態は一層強固なものとなる。
衝撃吸収体5は、例えば一体の発泡スチロールのような発泡合成樹脂を配置することによっても衝撃吸収の効果はある。しかしながら、一体の発泡合成樹脂を配置する場合は、該部分の通気性を確保することができない。通気性を確保するために例えば角柱状の発泡合成樹脂を一定間隔で配列することも考えられるが、この場合十分な強度を確保することが出来ない可能性がある。強度を確保するために、剛性のある一体の合成樹脂材を帽体本体1と帽体頭頂部2の間に配置する場合は、十分な衝撃吸収効果及び通気性の効果を発揮することができない。
本発明における、弾性を有する合成樹脂材とは、発泡樹脂のように脆いものや、ゴムのように柔らかいものではなく、中実のポリプロピレン樹脂やポリエチレン樹脂のように剛性と強度を備え、外力に対して弾性変形をする合成樹脂材を意味する。
図10に示す衝撃吸収体5は、弾性を有する合成樹脂材の平板を上下に、具体的には上下斜め方向に折り返して波型の形状に形成するものであって、この形状、構造とすることによって帽体本体1と帽体頭頂部2の間に配置した場合に、衝撃吸収体5の波型の頂点である山5aと谷5bが帽体本体1と帽体頭頂部2の表面に当接し、図6に示すように帽体の内外に連通する通気路12、12が形成される。そして、帽体本体1と帽頭頂部2の間に衝撃的な力が作用すると、波型の衝撃吸収部体5のバネ効果によって衝撃力が吸収され、作業者の頭部に与える衝撃、ダメージを軽減することになる。
また、図示例の帽体内には、安全のための緩衝材としての発泡スチロールやハンモックなどの内部構造を装着して作業用ヘルメットとして使用される。
Claims (3)
- 頭頂部の一定領域を切除して貫通孔を形成した帽体本体と、前記帽体本体の貫通孔を塞ぐ大きさの帽体頭頂部とでヘルメットの帽体を構成し、
帽体本体の貫通孔部分に、上下に一定間隔を隔てて隙間を形成する状態で帽体本体と帽体頭頂部を固定することによって帽体頭頂部の外周に沿って通気路を形成し、
前記帽体本体と帽体頭頂部の固定は、帽体本体と帽体頭頂部のいずれか一方に係止爪を形成し、いずれか他方に前記係止爪に係合する係合部を形成して係合固定させるとともに、
帽体頭頂部の外周付近の複数位置において、一定間隔を隔てた帽体本体と帽体頭頂部の間に一定の高さで弾性的に支持し帽体頭頂部に作用する上方からの衝撃を吸収する衝撃吸収体を配置することを特徴とするヘルメット。 - 帽体本体には、貫通孔の内周縁に沿って段部を形成し、帽体頭頂部の外周縁部分に下方に向けて突出形成したスペーサを前記段部に支持させて帽体頭頂部の盲動と、上方からの衝撃による帽体頭頂部の撓み変形を防止する請求項1記載のヘルメット。
- 衝撃吸収体は、弾性を有する合成樹脂材によって平板を上下に折り返した波型形状に形成することによって、前記折り返しの折線方向に帽体の内外に連通する通気路を形成し、波型の頂点と谷がそれぞれ帽体本体と帽体頭頂部に当接することを特徴とする請求項1又は2に記載のヘルメット。
Priority Applications (1)
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JP2016029543A JP6440645B2 (ja) | 2016-02-19 | 2016-02-19 | ヘルメット |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2016029543A JP6440645B2 (ja) | 2016-02-19 | 2016-02-19 | ヘルメット |
Publications (2)
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JP2017145535A JP2017145535A (ja) | 2017-08-24 |
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Family Applications (1)
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Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP6440645B2 (ja) |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2000265315A (ja) * | 1999-03-16 | 2000-09-26 | Hirotoshi Suzumura | ヘルメット |
JP5222500B2 (ja) * | 2007-07-23 | 2013-06-26 | ミドリ安全株式会社 | 作業用ヘルメット |
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2016
- 2016-02-19 JP JP2016029543A patent/JP6440645B2/ja active Active
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Publication number | Publication date |
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JP2017145535A (ja) | 2017-08-24 |
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