JP6439914B2 - 摩擦材 - Google Patents

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本発明は、摩擦材に関し、特に自動車、鉄道車両及び産業機械等のブレーキパッド、ブレーキライニング及びクラッチフェーシング等に用いられる摩擦材に関するものであり、銅の含有量が少ないため環境汚染を防止でき、安定した摩擦係数を得られ、それにより鳴き及び振動が発生しにくく、耐摩耗性に優れた摩擦材に関するものである。
ディスクブレーキやドラムブレーキなどのブレーキ、或いはクラッチなどに使用される摩擦材は、摩擦作用を安定させる潤滑剤、摩擦係数を発現する研削材、補強作用をする繊維基材、及びこれらの成分を一体化する結合材などの材料からなっており、現在使用されている摩擦材は、銅繊維、アラミド繊維及びセラミック繊維等の繊維基材を用いて、摩擦係数の安定性、鳴きやジャダー特性の優れたNon−Asbestos−Organic(ノン・アスベストス・オーガニック)系の摩擦材(以下「NAO材」と称する)が主流である。
一方、近年、主に繊維基材として配合されている銅及び銅合金について、河川もしくは海洋汚染の可能性が示唆されている。
また、摩擦材への要求は益々高まっており、安定した摩擦係数、鳴き及び振動が発生しにくく、耐摩耗性に優れた摩擦材の出現が望まれている。
特許文献1には、銅の含有量が銅元素として0.5質量%以下であり、カシューダストの含有量が3.5〜10.0%質量%であり、ウォラスナイト及びマイカを含有することにより、銅や銅合金の含有量が少なくても、摩擦係数、耐クラック性及び耐摩耗性に優れた摩擦材を得られることが記載されている。
特許文献2には、銅の含有量が銅元素として0.5質量%以下であり、結合材としてアクリルエラストマー分散フェノール樹脂を7〜15質量%を含有し、無機充填材としてCa(OH)及び/又はCaOを合計で1〜5質量%含有することにより、銅や銅合金の含有量が少なくても、せん断強度、耐クラック性及び耐摩耗性に優れた摩擦材を得られることが記載されている。
特許第5051330号公報 特許第5071604号公報
しかしながら、上記従来の摩擦材にもさらなる改善の余地があり、従来の要求を超える安定した摩擦係数、それによる鳴き及び振動の発生しにくさ、耐摩耗性の実現が求められている。
本発明は、このような従来技術の有する課題に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、 銅や銅合金の含有量が少なくても安定した摩擦係数を得られ、それにより鳴き及び振動が発生しにくく、耐摩耗性に優れた摩擦材を提供することにある。
本発明者は、上記目的を達成すべく鋭意検討を重ねた結果、所定の低温及び高温有機潤滑材や研削材などを用いることにより、上記目的が達成できることを見出し、本発明を完成するに至った。
即ち、本発明の摩擦材は、低温有機潤滑剤、高温有機潤滑剤、高温無機潤滑剤、研削材及び充填材を含有し、繊維基材とハニカムコアを含有しない摩擦材である。
この摩擦材は、銅及び銅化合物の含有量が0.5質量%以下であり、上記低温有機潤滑剤の分解温度が150℃以上で、上記高温有機潤滑剤の融点が2500℃以上であり、上記研削材の融点が2500℃以上であり、
上記低温有機潤滑剤の粒径が5〜25μmの範囲にあり、上記高温有機潤滑剤の粒径が10〜50μmの範囲にある、ことを特徴とする。
本発明によれば、所定の低温及び高温有機潤滑材や研削材などを用いることとしたため、銅や銅合金の含有量が少なくても安定した摩擦係数を得られ、それにより鳴き及び振動が発生しにくく、耐摩耗性に優れた摩擦材を提供することができる。
以下、本発明の摩擦材について説明する。
本発明の摩擦材は、所定の潤滑剤、所定の研削材及び充填材を含む摩擦材である。潤滑材は、低温有機潤滑剤、高温有機潤滑材及び高温無機潤滑剤に分類できる。
<潤滑剤>
ここで、潤滑剤としては、まずは分解温度が150℃以上である低温有機潤滑剤を用いるが、この低温有機潤滑剤は、約100℃までの高頻度使用領域において固体状態を保つことにより、安定的にロータとの凝着力、すなわち摩擦係数を発現する役割を果たす。
また、200℃以上において潤滑剤として作用するので、摩擦係数を安定化させる目的で配合する。
低温有機潤滑剤は粉末の形態で添加されるが、摩擦係数を安定化させるためには、その粒径は小さく且つ分布範囲が狭いことが好ましく、その一次粒子のメジアン径は5〜20μmであることが好ましく、7.5〜17.5μmであることがより好ましい。
また、低温有機潤滑剤の配合量は1〜10質量%であることが好ましく、3〜8質量%であることがより好ましい。
上記条件を満足する配合原材料としては、カシューダスト及びタイヤかすを挙げることができる。
また、本発明の摩擦材では、融点が2500℃以上である高温有機潤滑剤を用いるが、この高温有機潤滑剤は、全使用領域において固体状態を保ち摩擦係数を安定化させる役割を果たす。
高温有機潤滑剤は粉末の形態で添加され、摩擦係数を安定化させるためには、その粒径が小さく且つ分布範囲が狭いことが好ましく、その一次粒子のメジアン径は10〜50μmであることを要し、20〜40μmであることがより好ましい。
高温有機潤滑剤の配合量は2〜8質量%であることが好ましく、3〜7質量%であることがより好ましい。
上記条件を満足する配合原材料としては、鱗片状黒鉛及び土壌黒鉛を挙げることができる。
さらに、本発明の摩擦材では、高温無機潤滑剤、好ましくは融点が1200℃以上である高温無機潤滑剤を用いる。
この高温無機潤滑剤は、全使用領域において固体状態を保ちロータへ被膜を形成し摩擦係数を安定化させる作用及び摩耗を抑制する役割を果たす。
高温無機潤滑剤は粉末の形態で添加され、摩擦係数を安定化させるためには、その粒径は小さく且つ範囲が狭いことが好ましく、その一次粒子のメジアン径は、0.2〜1μmであることが好ましく、0.2〜0.8μmであることがより好ましい。
また、高温有機潤滑剤の配合量は1〜12質量%であることが好ましく、2〜10質量%であることがより好ましい。
上記条件を満足する配合原材料としては、酸化鉄及び酸化チタンを挙げることができる。酸化鉄は四酸化三鉄及び三酸化二鉄のどちらでも構わない。
<研削材>
次に、本発明では、融点が2500℃以上の研削材を用いるが、この研削材は全使用領域において固体状態を保ち安定的にロータへの研削力、すなわち摩擦係数を発現する役割を果たす。
この研削材は粉末の形態で添加され、摩擦係数を安定化させるためには、その粒径が小さく且つ分布範囲が狭いことが好ましく、その一次粒子のメジアン径は0.2〜2μmであることが好ましく、0.4〜1.6μmであることがより好ましい。
また、研削材の配合量は2〜8質量%であることが好ましく、3〜7質量%であることがより好ましい。
上記条件を満足する配合原材料として、ジルコニアや酸化イットリウムを挙げることができる。
<充填材>
本発明の摩擦材では、充填材、好ましくは融点が1200℃以上である充填材を用いる。
この充填材は、全使用領域において固体状態を保ち安定的にロータとの凝着力、即ち摩擦係数を発現する役割を果たす。
充填剤は、粉末の形態で添加され、摩擦係数を安定化させるためには、その粒径は小さく且つ範囲が狭いことが好ましく、その一次粒子のメジアン径は、10〜30μmであることが好ましく、15〜25μmであることがより好ましい。
また、充填材の配合量は10〜30質量%であることが好ましく、15〜25質量%であることがより好ましい。
上記条件を満足する配合原材料としては、チタン酸カリウムを挙げることができる。
<金属粉>
本発明では、金属粉を用いてもよく、好ましくは融点が1400℃以上である金属粉を用いる。
この金属粉は、全使用領域において固体状態を保ち約300℃以上の高温領域でロータとの凝着力、すなわち摩擦係数を発現する役割を果たす。
この金属粉は、粉末の形態で添加され、摩擦係数を安定化させるためには、その粒径は小さく且つ範囲が狭いことが好ましく、その一次粒子のメジアン径は、2〜50μmであることが好ましく、5〜40μmであることがより好ましい。
また、この金属粉の配合量は0.5〜10質量%であることが好ましく、2〜8質量%であることがより好ましい。
上記条件を満足する配合原材料としては、鉄粉を例示できる。
また、本発明では、融点が500℃以下の金属粉を用いることができ、この金属粉は、300℃以上の高温領域でロータ表面に延伸して潤滑剤として作用し、摩擦係数を安定化させる作用及び摩耗を抑制する役割を果たす。
この金属粉は粉末の形態で添加され、摩擦係数を安定化させるためには、その粒径は小さく且つ範囲が狭いことが好ましく、その一次粒子のメジアン径は、2.5〜10μmであることが好ましく、3〜9μmであることがより好ましい。
この金属粉の配合量は0.5〜4質量%であることが好ましく、1〜3.5質量%であることがより好ましい。
上記条件を満足する配合原材料としては、亜鉛粉を例示できる。
さらに、本発明では、融点が300℃以下である金属粉を用いることができ、この金属粉は、100℃以上の領域でロータ表面に延伸して潤滑剤として作用し、摩擦係数を安定化させる作用及び摩耗を抑制する役割を果たす。
この金属粉は粉末の形態で添加され、摩擦係数を安定化させるためには、その粒径は小さく且つ範囲が狭いことが好ましく、その一次粒子のメジアン径は、3〜10μmであることが好ましく、4〜9μmであることがより好ましい。
また、この金属粉の配合量は0.5〜5質量%であることが好ましく、1〜4.5質量%であることがより好ましい。
上記条件を満足する配合原材料としては、錫粉を挙げることができる。
<結合材>
本発明では、上記の潤滑剤や研削材、充填材の他に結合材を用いることができる。
かかる結合材は、上記の潤滑剤や研削材、充填材の結合媒体の役割を果たす。結合材の配合量は、5〜20質量%であることが好ましい。
結合材の具体例としては、フェノール樹脂、メラミン樹脂、エポキシ樹脂、ポリイミド樹脂、エポキシ変性フェノール樹脂、オイル変性フェノール樹脂、アルキルベンゼン変性フェノール樹脂、カシュー変性フェノール樹脂等の各種変性フェノール樹脂、NBR等の熱硬化性樹脂が挙げられ、これらの1種を単独で又は2種以上を組み合わせて用いることができる。
<摩擦調整材>
本発明では、摩擦作用を与え且つその摩擦性能を調整するための摩擦調整材を用いてもよく、上記配合成分以外に、種々の目的に応じて種々の摩擦調整材を用いることができる。
例えば、硫酸バリウム、炭酸カルシウム、水酸化カルシウム、硫化銅、酸化ケイ素、バーミキュライト、マイカ、アルミナ、マグネシア、酸化クロム、クロマイト、ゴムダスト及びタイヤ粉末等、メラミンダストや二硫化モリブデン等の固体潤滑材等を用いることができる。
これらの摩擦調整材は、製品に要求される摩擦特性、例えば摩擦係数、耐摩耗性、振動特性及び鳴き特性等に応じて、単独で又は2種以上を組み合わせて配合することができる。
これらの摩擦調整材の配合量は、本発明の上記配合成分も含めて、摩擦材全体に対して、好ましくは50〜90質量%、より好ましくは70〜90質量%とすることができる。
次に、以上に説明した本発明の摩擦材の製造方法について説明する。
この摩擦材は、上記の潤滑剤、研削材及び充填材、必要に応じて金属粉、結合材や摩擦調整材の所定量を配合し、その配合物に、通常の製法に従って予備成形、熱成形、加熱及び研摩等の処理を施すことにより製造することができる。
本発明の摩擦材は、ブレーキパッド、レーキライニング及びクラッチフェーシングなどの種々の製品に利用される。
例えば、上記摩擦材を備えたブレーキパッドは、板金プレスにより所定の形状に成形し、脱脂処理及びプライマー処理を施し、さらに接着剤を塗布したプレッシャプレートと、摩擦材の予備成形体とを、熱成形工程において成形温度140〜180℃、成形圧力20〜80MPaで2〜10分間熱成形して両部材を一体に固着し、得られた成形品を150〜350℃の温度で1〜4時間アフタキュアを行い、最終的に仕上げ処理を施すことにより製造することができる。
以下、本発明を実施例及び比較例により更に詳細に説明するが、本発明はこれら実施例に限定されるものではない。
(実施例1〜4、比較例1〜3及び参考例1〜7
表1〜3で示す配合割合で原材料を高速ミキサーによって7分間混合し、成形温度150℃、成形圧力40MPa、成形時間5分の条件で成形し、その後250℃の温度で2時間アフタキュアを行い、各例の摩擦材を作製した。なお、各例の摩擦材は、銅及び銅化合物を含有していない。
配合原材料はについては、以下の通りである。
低温有機潤滑剤:カシューダスト(分解温度約290℃、東北加工社製 )
高温有機潤滑剤:黒鉛(融点約3500℃、日本黒鉛社製)
研削材:ジルコニア(融点約2700℃、第一稀元素化学工業社製)
高温無機潤滑剤:酸化鉄(Fe、融点約1400℃、JFEケミカル社製)
充填材:チタン酸カリウム(大塚化学社製、融点約1300℃)
金属粉:鉄(融点約1500℃)、亜鉛(融点約420℃、錫(融点約230℃)
繊維基材:スチール繊維(融点約1500℃)
結合材:フェノール
摩擦調整材:各種材料
Figure 0006439914
Figure 0006439914
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<性能評価>
摩耗寿命(パッド、ロータ)、摩擦係数(平均、変動幅)の判定は以下を基準に行った。得られた結果を表1〜3に併記した。
(1)摩耗寿命
摩耗寿命は、制動前温度100〜500℃において、初速度60km/h、減速度3m/s、制動回数1000回の条件でダイナモメータによる摩耗試験を行い、パッド及びロータ摩耗量より算出した。表1〜表3において、○等の記号の意味は以下の通りである。
パッド
○○:2万mile以上
○:1.5万mile以上、2万mile未満
×:1.5万mile未満
ロータ
○○:10万mile以上
○:5万mile以上、10万mile未満
×:5万mile未満
(2)摩擦係数
摩擦係数は、制動前温度100℃において、初速10〜180km/h、減速度1〜10m/sの条件でダイナモメータによる効き試験を行い、上記条件における摩擦係数の平均値、変動幅を算出した。表1〜表3において、○等の記号の意味は以下の通りである。
平均
○○○:0.42〜0.45
○○:0.38〜0.40
○:0.33〜0.35
変動幅
○○:0.8以下
○:1.0以下
×:1.0以上
上記実施例及び比較例、参考例の結果から、本発明の摩擦材は、銅の含有量が少ないため環境汚染を防止でき、安定した摩擦係数を得られ、それにより鳴き及び振動が発生しにくく、耐摩耗性に優れた摩擦材が得られていることが分かる。
以上、本発明を若干の実施形態及び実施例によって説明したが、本発明はこれらに限定されるものではなく、本発明の要旨の範囲内で種々の変形が可能である。
本発明の摩擦材は、自動車業界のみならず、二輪車、重機、エレベータの摩擦材にも応用可能である。

Claims (14)

  1. 低温有機潤滑剤、高温有機潤滑剤、高温無機潤滑剤、研削材及び充填材を含有し、繊維基材とハニカムコアを含有しない摩擦材であって、
    銅及び銅化合物の含有量が0.5質量%以下であり、上記低温有機潤滑剤の分解温度が150℃以上で、上記高温有機潤滑剤の融点が2500℃以上であり、上記研削材の融点が2500℃以上であり、
    上記低温有機潤滑剤の粒径が5〜25μmの範囲にあり、上記高温有機潤滑剤の粒径が10〜50μmの範囲にある、ことを特徴とする摩擦材。
  2. 金属粉として、鉄粉、亜鉛粉及び錫粉を含有することを特徴とする請求項1に記載の摩擦材。
  3. 上記低温有機潤滑剤の粒径が5〜20μmの範囲にあることを特徴とする請求項1又は2に記載の摩擦材。
  4. 上記研削材がジルコニア及び/又はイットリアから成ることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1つの項に記載の摩擦材。
  5. 上記高温無機潤滑剤の融点が1200℃以上であることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1つの項に記載の摩擦材。
  6. 上記高温無機潤滑剤の粒径が0.2〜1μmの範囲にあることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1つの項に記載の摩擦材。
  7. 上記研削材の粒径が0.2〜2μmの範囲にあることを特徴とする請求項1〜6のいずれか1つの項に記載の摩擦材。
  8. 上記充填材の融点が1200℃以上であることを特徴とする請求項1〜7のいずれか1つの項に記載の摩擦材。
  9. 上記充填材の粒径が10〜30μmの範囲にあることを特徴とする請求項1〜8のいずれか1つの項に記載の摩擦材。
  10. 上記低温有機潤滑剤の含有量が1〜10質量%、上記高温有機潤滑剤の含有量が2〜8質量%、上記高温無機潤滑剤の含有量が1〜12質量%、上記研削材の含有量が2〜8質量%、上記充填材の含有量が10〜30質量%の範囲にあることを特徴とする請求項1〜9のいずれか1つの項に記載の摩擦材。
  11. 金属粉として、鉄粉、亜鉛粉及び錫粉を含有し、鉄粉を0.5〜10質量%、亜鉛粉を0.5〜4質量%、錫粉を0.5〜5質量%の割合で含むことを特徴とする請求項10に記載の摩擦材。
  12. 上記鉄粉の粒径が2〜50μmの範囲にあることを特徴とする請求項11に記載の摩擦材。
  13. 上記亜鉛粉の粒径が2.5〜10μmの範囲にあることを特徴とする請求項11又は12に記載の摩擦材。
  14. 上記錫粉の粒径が3〜10μmの範囲にあることを特徴とする請求項11〜13のいずれか1つの項に記載の摩擦材。
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