JP6439618B2 - 高圧ポンプ - Google Patents

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Description

本発明は、燃料を加圧して吐出する高圧ポンプに関する。
従来、燃料ポンプにより汲み上げられた比較的低圧の燃料を高圧ポンプにより加圧して高圧燃料噴射弁に供給する一方で、低圧の燃料を例えば低圧燃料噴射弁などに供給する燃料供給システムが知られている。特許文献1では、低圧の燃料が高圧ポンプの燃料室を経て低圧燃料噴射弁に供給されるように構成されている。
特許第5401360号公報
ところで、高圧ポンプのプランジャは、燃料を吐出しないときであっても往復運動する。このとき、加圧室に吸入された燃料は加圧されることなく燃料室に戻される。しかしながら、燃料を吐出しないときは、プランジャの摺動により生じた摩擦熱を吐出燃料によって排出する作用が失われる。そのため、上記加圧室から燃料室に戻される燃料は、摩擦熱により高温となってベーパーを含んでいる可能性がある。したがって、特許文献1では、低圧の燃料と共に燃料室に溜まった気泡が外部へ流出し、流出先の配管内でキャビテーションエロージョンが発生するおそれがある。
本発明は、上述の点に鑑みてなされたものであり、その目的は、燃料室に溜まった気泡が外部へ流出することを抑制可能な高圧ポンプを提供することである。
本発明による高圧ポンプの第1の態様では、ハウジングと、プランジャと、カバーと、第1内外接続部と、第2内外接続部と、仕切り部と、第1流路形成部と、第2流路形成部とを備える。ハウジングは、加圧室を形成する加圧室形成部を有する。プランジャは、加圧室の容積を増減するよう移動可能である。カバーは、加圧室に連通可能な燃料室をハウジングとの間に区画形成している。第1内外接続部は、燃料室に流入する燃料が流通する流入部として、燃料室と外部とを接続し、第2内外接続部は、燃料室から流出する燃料が流通する流出部として、燃料室と外部とを接続する。仕切り部は、燃料室を、加圧室形成部を収容し且つ第1内外連通部の内部流路に接続されている第1空間と、第2内外連通部の内部流路に接続されている第2空間とに仕切っている。第1流路形成部は、仕切り部から第1空間側に延び、第1空間と第2空間とを連通させる第1連通流路を形成している。第2流路形成部は、仕切り部から第1空間側へ延び、第1空間とは遮断されるとともに、第2空間と第2内外接続部の内部流路とを連通させる第2連通流路を形成している。
本発明による高圧ポンプの第2および第3の態様では、ハウジングと、プランジャと、カバーと、第1内外接続部と、第2内外接続部と、仕切り部と、流路形成部とを備える。ハウジングは、加圧室を形成する加圧室形成部を有する。プランジャは、加圧室の容積を増減するよう移動可能である。カバーは、加圧室に連通可能な燃料室をハウジングとの間に区画形成している。第1内外接続部および第2内外接続部は、燃料室と外部とを接続する。仕切り部は、燃料室を、加圧室形成部を収容し且つ第1内外連通部の内部流路に接続されている第1空間と、第2内外連通部の内部流路に接続されている第2空間とに仕切っている。流路形成部は、仕切り部から第1空間側に延び、第1空間と第2空間とを連通させる連通流路を形成している。本発明の第2の態様では、この連通流路の第1空間側の開口は、加圧室形成部に対して第1内外接続部とは反対側に設けられている。本発明の第3の態様では、高圧ポンプは、さらに筒部を備える。筒部は、仕切り部から加圧室形成部側へ筒状に突き出すよう形成される。
このように構成することで、加圧室から燃料室に戻される燃料に含まれるベーパーは、加圧室形成部を収容する第1空間で気泡となって溜められる。第1空間は、外部に直接つながっておらず、連通流路および第2空間を介して外部につながっている。そのため、本発明では、燃料室が外部に直接つながっている場合と比べて、第1空間の気泡が外部へ流出しにくくなっている。したがって、低圧の燃料と共に燃料室に溜まった気泡が外部へ流出することに起因して流出先の配管内でキャビテーションエロージョンが発生することを抑制可能である。
本発明の第1実施形態による高圧ポンプが適用された燃料噴射システムの概略構成を説明する図である。 図1の高圧ポンプの断面図である。 図2のIII−III線断面図である。 図3のIV−IV線断面図である。 図3のV部分の拡大図である。 本発明の第2実施形態による高圧ポンプの要部を拡大して示す図である。 本発明の第3実施形態による高圧ポンプの要部を拡大して示す図である。 本発明の第4実施形態による高圧ポンプの要部を拡大して示す図である。 本発明の第5実施形態による燃料噴射システムの概略構成を説明する図である。 本発明の第6実施形態による高圧ポンプの断面図である。 本発明の第7実施形態による高圧ポンプの断面図である。 図11のXII−XII線断面図である。 本発明の第8実施形態による高圧ポンプの断面図である。 図13の高圧ポンプが適用された燃料噴射システムの概略構成を説明する図である。 本発明の第9実施形態による高圧ポンプの断面図である。 図15の高圧ポンプが適用された燃料噴射システムの概略構成を説明する図である。
以下、本発明の複数の実施形態を図面に基づき説明する。実施形態同士で実質的に同一の構成には同一の符号を付して説明を省略する。
[第1実施形態]
本発明の第1実施形態による高圧ポンプが適用された燃料噴射システムを図1に示す。燃料噴射システム1では、燃料タンク2から燃料ポンプ3により汲み上げられた比較的低圧の燃料は、低圧燃料配管P1を通じて高圧ポンプ10の燃料室38に供給される。
燃料室38の燃料は、カム4のプロファイルに沿って往復運動するプランジャ26の下降によって加圧室24に吸入され、吸入弁51による加圧室24の閉鎖時にプランジャ26の上昇によって加圧室24で加圧される。加圧室24で加圧された燃料は、吐出弁61を開弁させ、高圧燃料配管P3を通じて高圧燃料レール5に供給される。高圧燃料レール5に蓄圧された高圧燃料は、高圧燃料噴射弁6によりエンジンの気筒内に直接噴射される。
一方、燃料室38の燃料の一部は、低圧燃料配管P2を通じて低圧燃料レール7に供給される。低圧燃料レール7に貯留された低圧燃料は、低圧燃料噴射弁8によりエンジンの吸気ポートに噴射される。燃料ポンプ3は、低圧燃料噴射弁8が噴射可能な程度の圧力まで燃料を昇圧する。
(全体構成)
先ず、高圧ポンプ10の全体構成について図2〜図4を参照して説明する。図2は、高圧ポンプ10の設置状態を示している。以下の説明では、図2の設置状態を基準にして鉛直方向の上下を説明する。
高圧ポンプ10は、下ハウジング11、シリンダ15、上ハウジング21、プランジャ26、カバー31、パルセーションダンパ41、流入部パイプ42、流出部パイプ43、吸入弁51および吐出弁61を備えている。
下ハウジング11は、エンジンに固定可能なフランジ部12と、フランジ部12から上方へ突き出す筒状のシリンダ保持部13と、フランジ部12から下方へ突き出す筒状のエンジン嵌合部14とを形成している。
シリンダ15は、有底筒状であり、底側端部16が開口側端部17に対して上方に位置するよう設けられ、開口側端部17が下ハウジング11のシリンダ保持部13の内側に圧入されて固定されている。底側端部16は、径方向へ貫通する吸入孔18および吐出孔19を有する。
上ハウジング21は、シリンダ15の底側端部16の外側に圧入されて固定されており、吸入孔18に連通し且つ吸入弁51が取り付けられている吸入流路22と、吐出孔19に連通し且つ吐出弁61が取り付けられている吐出流路23と、を有する。
シリンダ15の内部空間と、吸入孔18と、吐出孔19と、吸入流路22の一部と、吐出流路23の一部は、加圧室24を区画形成しており、プランジャ26と閉弁時の吸入弁51および吐出弁61とによって閉鎖される。シリンダ15の底側端部16および上ハウジング21は、特許請求の範囲に記載の「加圧室形成部」に相当し、以下では加圧室形成部25と記載する。下ハウジング11、シリンダ15および上ハウジング21は、特許請求の範囲に記載の「ハウジング」を構成している。
プランジャ26は、シリンダ15の内側に挿入されており、加圧室24の容積を増減するよう軸方向へ往復移動可能である。プランジャ26は、下端部に固定されたスプリングシート27を介してスプリング28により下方へ付勢されている。加圧室24の容積は、プランジャ26が下方へ移動すると大きくなり、プランジャ26が上方へ移動すると小さくなる。
カバー31は、有底筒状であり、上方から加圧室形成部25に被さるように設けられ、開口端部が下ハウジング11のフランジ部12に溶接されて固定されている。カバー31の筒部32は、流入部パイプ42が固定されている通孔34と、吸入弁51が挿通している通孔35と、吐出弁61が挿通している通孔36と、を有する。カバー31の底部33は、流出部パイプ43が固定されている通孔37を有する。
カバー31は、加圧室24に連通可能な燃料室38を下ハウジング11、シリンダ15および上ハウジング21との間に区画形成している。「加圧室24に連通可能」とは、吸入弁51が開弁しているとき加圧室24に連通することを意味する。
パルセーションダンパ41は、燃料の圧力脈動を低減するためのものであって、燃料室38に設けられている。
流入部パイプ42は、燃料室38と外部すなわち低圧燃料配管P1とを接続する第1内外接続部であり、本実施形態では燃料室38に流入する燃料が流通する流入部である。
流出部パイプ43は、燃料室38と外部すなわち低圧燃料配管P2とを接続する第2内外接続部であり、本実施形態では燃料室38から流出する燃料が流通する流出部である。
吸入弁51は、吸入流路22を開閉可能な電磁弁である。コイル52の非通電時には、開弁スプリング53の付勢力を受けた可動子54が吸入弁体55を吸入弁座部材56から離間させることによって、吸入流路22は開放される。一方、コイル52の通電時には、可動子54が固定子コア57側に吸引され、可動子54による押し付けが解除された吸入弁体55が閉弁スプリング58の付勢力を受けて吸入弁座部材56に着座することによって、吸入流路22は遮断される。吸入弁座部材56は、カバー31の通孔35を挿通して上ハウジング21に固定された吸入弁ボディ59によって、上ハウジング21との間に挟持されている。
吐出弁61は、加圧室24の燃料の圧力に応じて吐出流路23を開閉可能である。加圧室24の燃料の圧力が所定値以上であるとき、燃料の圧力を受けた吐出弁体62が吐出弁座部材63から離間することによって、吐出流路23は開放される。吐出弁座部材63は、カバー31の通孔36を挿通して上ハウジング21に固定された吐出弁ボディ64によって、上ハウジング21との間に挟持されている。
以上のように構成された高圧ポンプ10では、燃料室38の燃料は、吸入弁51の開弁時にプランジャ26の下降によって加圧室24に吸入される。加圧室24の燃料は、吸入弁51の開弁時にはプランジャ26が上昇しても加圧されることなく燃料室38に押し戻される。一方、加圧室24の燃料は、吸入弁51の閉弁時にはプランジャ26の上昇によって加圧され、所定圧以上に達すると吐出弁61を開弁させて外部へ吐出される。
(特徴構成)
次に、高圧ポンプ10の特徴構成について図2〜図5を参照して説明する。
高圧ポンプ10は仕切り部材71をさらに備えている。仕切り部材71は、仕切り部72、筒部73および流路形成部74を形成している。
仕切り部72は、燃料室38を第1空間75と第2空間76とに仕切っている。第1空間75は、加圧室形成部25を収容しており、流入部パイプ42の内部流路に接続されている空間である。本実施形態では、第1空間75は筒部73の内側に区画されている。第2空間76は、流出部パイプ43の内部流路に接続されている空間である。また、本実施形態では、カバー31の底部33は外側へ突き出す凸部を有しており、第2空間76は上記凸部内に区画されている。また、本実施形態では、高圧ポンプ10は、例えば仕切り部72が加圧室形成部25に対し鉛直方向上側に位置するよう車両に搭載される。
筒部73は、仕切り部72から加圧室形成部25側へ突き出している。仕切り部材71は、筒部73がカバー31の内壁に圧入されて固定されている。
流路形成部74は、仕切り部72から第1空間75側へ延び、第1空間75と第2空間76とを連通させる連通流路77を形成している。本実施形態では、流路形成部74は、カバー31の筒部32との間に隙間を空けた状態で筒部73に沿って周方向へ延びる円弧部78と、円弧部78の周方向の両端からカバー31側へ突き出して当該カバー31と隙間なく接している一対のシール部79とを形成している。つまり、流路形成部74は、カバー31との間に連通流路77を形成している。本実施形態では、連通流路77は、仕切り部材71の外壁が有する、第2空間側から第1空間側まで延びるように形成された溝である。
パルセーションダンパ41は、第1空間75のうち仕切り部72と加圧室形成部25との間に設けられている。第1空間75は、加圧室形成部25と仕切り部72との間に区画され且つパルセーションダンパ41が設けられているダンパ室81と、加圧室形成部25を取り囲み且つ流入部パイプ42の内部流路に接続されている環状流路82と、を有する。
流路形成部74は、パルセーションダンパ41よりも加圧室形成部25側まで延びている。さらに言えば、流路形成部74は環状流路82まで延びている。言い換えれば、流路形成部74は、連通流路77の第1空間75側の開口83が環状流路82に位置するように形成されている。開口83は、鉛直方向で加圧室形成部25の上端よりも下に位置している。
連通流路77の開口83は、鉛直方向に見たとき吸入流路22の入口84と重ならない位置に設けられている。また、開口83は、環状流路82に沿う周方向において入口84と重ならない位置であって、加圧室形成部25に対して流入部パイプ42とは反対側の位置に設けられている。入口84を有する吸入弁ボディ59は、特許請求の範囲に記載の「加圧室形成部に固定されている部材」に相当する。
以上のように構成された高圧ポンプ10では、燃料を吐出しないとき加圧室24から燃料室38に戻される燃料は、プランジャ26の摺動により生じた摩擦熱により比較的高温となっていることから上方へ向かう傾向にあり、吸入流路22の入口84に対して上方に位置するダンパ室81に集まる。高温となった燃料にベーパーが含まれる場合、そのベーパーはダンパ室81の上部で気泡となって溜められる。一方、燃料室38の中でも比較的低温な燃料は、第1空間75の下部すなわち環状流路82に集まる。第2空間76には、環状流路82にある比較的低温な燃料が連通流路77を通じて供給される。
(効果)
以上説明したように、第1実施形態では、仕切り部72は、燃料室38を、加圧室形成部25を収容し且つ流入部パイプ42の内部流路に接続されている第1空間75と、流出部パイプ43の内部流路に接続されている第2空間76とに仕切っている。流路形成部74は、仕切り部72から第1空間75側に延び、第1空間75と第2空間76とを連通させる連通流路77を形成している。
このように構成することで、加圧室24から燃料室38に戻される燃料に含まれるベーパーは、加圧室形成部25を収容する第1空間75で気泡となって溜められる。第1空間75は、外部に直接つながっておらず、連通流路77および第2空間76を介して外部につながっている。そのため、本実施形態では、燃料室38が流出側の外部に直接つながっている比較形態と比べて、第1空間75の気泡が外部へ流出しにくくなっている。したがって、低圧の燃料と共に燃料室38に溜まった気泡が外部へ流出することに起因して流出先の低圧燃料配管P2内でキャビテーションエロージョンが発生することを抑制可能である。
また、第1実施形態では、仕切り部72から加圧室形成部25側へ突き出すよう形成された筒部73が設けられている。そのため、筒部73をカバー31の内壁に圧入することによって仕切り部材71を固定することができる。つまり、筒部73は仕切り部材71の固定部として機能している。
また、第1実施形態では、連通流路77の第1空間75側の開口83は、加圧室形成部25に対して流入部パイプ42とは反対側に設けられている。そのため、流入部パイプ42から第1空間75に流入する比較的低温な燃料は、加圧室形成部25の周囲を流れたのち連通流路77に向かう。したがって、低温燃料の流れによって加圧室形成部25を効果的に冷却することができる。
また、第1実施形態では、パルセーションダンパ41は第1空間75に設けられている。そのため、第1空間75における燃料の脈動を低減可能である。
また、第1実施形態では、仕切り部72とパルセーションダンパ41との間には空間が存在する。そのため、第1空間75に溜まる気泡は仕切り部72とパルセーションダンパ41との間の空間に溜まるので、上記気泡によってパルセーションダンパ41の脈動低減効果が薄れることが抑制される。
また、第1実施形態では、パルセーションダンパ41は、第1空間75のうち加圧室形成部25と仕切り部72との間に設けられている。流路形成部74は、連通流路77の第1空間75側の開口83がパルセーションダンパ41よりも加圧室形成部25側に位置するよう形成されている。そのため、連通流路77を流れる燃料への脈動の影響を低減することができる。
また、第1実施形態では、第1空間75は、加圧室形成部25と仕切り部72との間に区画され且つパルセーションダンパ41が設けられているダンパ室81と、加圧室形成部25を取り囲み且つ流入部パイプ42の内部流路に接続されている環状流路82と、を有する。そのため、気泡が溜まるダンパ室81と、流入部パイプ42から第1空間75に流入する燃料が真っ先に流れる環状流路82とが空間的に離される。したがって、流入部パイプ42から第1空間75に流入する燃料により気泡がかき乱されることが抑制され、気泡が連通流路77に流れ込みにくくなる。
また、第1実施形態では、流入部パイプ42はカバー31の下側に設けられている。つまり、流入部パイプ42は、第1空間75のうち下方の環状流路82につながっている。そのため、流入部パイプ42から供給される燃料を第1空間75の下部に流すことができる。したがって、第1空間75のうち上方のダンパ室81に集まる高温の燃料が連通流路77に流れ込むことを抑制可能である。
また、第1実施形態では、流路形成部74は、連通流路77の第1空間75側の開口83が環状流路82に位置するよう形成されている。そのため、第1空間75のうち上方のダンパ室81に集まる高温の燃料が連通流路77に流れ込むことを抑制可能である。
また、第1実施形態では、連通流路77の第1空間75側の開口83は、環状流路82に沿う周方向において吸入流路22の入口84と重ならない位置に設けられている。そのため、吸入流路22の入口84と連通流路77の開口83とが離されることから、入口84から燃料室38に戻される高温の燃料が連通流路77に流れ込むことを抑制可能である。
また、第1実施形態では、連通流路77の開口83は、鉛直方向に見たとき吸入流路22の入口84と重ならない位置に設けられている。そのため、入口84から燃料室38に戻されて上方へ向かう高温の燃料が連通流路77に流れ込むことを抑制可能である。
[第2実施形態]
本発明の第2実施形態では、図6に示すように、仕切り部材91は、仕切り部72、筒部73および流路形成部92から構成されている。流路形成部92は、筒状であり、内側に連通流路77を有する。このように、流路形成部92が単独で連通流路77を形成していても、第1実施形態と同様の効果を得ることができる。
[第3実施形態]
本発明の第3実施形態では、図7に示すように、仕切り部材93は、仕切り部72、筒部73および流路形成部94から構成されている。流路形成部94は、カバー95が内壁に有する溝96との間に連通流路77を形成している。このように、流路形成部94がカバー95の溝96との間に連通流路77を形成していても、第1実施形態と同様の効果を得ることができる。
[第4実施形態]
本発明の第4実施形態では、図8に示すように、仕切り部材97は、仕切り部72および流路形成部74から構成されており、仕切り部72がカバー31の内壁に圧入されて固定されている。仕切り部72は仕切り部材97の固定部として機能している。このように、仕切り部材97が筒部を有していなくても仕切り部材97をカバー31に固定することができ、第1実施形態と同様の効果を得ることができる。
[第5実施形態]
本発明の第5実施形態では、図9に示すように、低圧燃料配管P2が流出部パイプ43と燃料タンク2とを接続しており、燃料室38から流出部パイプ43に流出する燃料が燃料タンク2に戻るように構成されてもよい。
[第6実施形態]
本発明の第6実施形態では、図10に示すように、流入部パイプ42がカバー31の底部33に設けられ、また流出部パイプ43がカバー31の筒部32に設けられてもよい。これにより、流入部パイプ42の内部流路は第2空間76に直接つながり、また流出部パイプ43の内部流路は第1空間75に直接つながるように構成されてもよい。
[第7実施形態]
第1〜第6実施形態では、流入部パイプ42の燃料は、燃料室28の第1空間75を横切って流出部パイプ43まで流れる。そのため、第1空間75を構成するダンパ室81と環状流路82とが離れているとはいえ、環状流路82を流れる燃料の主流にダンパ室81の脈動が加わりやすい。
これに対して、本発明の第7実施形態では、図11および図12に示すように、流入部パイプ42は、周方向位置が仕切り部材101の流路形成部102と重なるように設けられている。つまり、連通流路103は、第1空間75を介すことなく流入部パイプ42の内部流路に直接つながっている。
また、流路形成部102は、第1空間75と流入部パイプ42の内部流路との間の少なくとも一部を遮る遮蔽部104を有する。本実施形態では、流路形成部102は、流入部パイプ42の第1空間75側への開口105よりも下方へ延びるように形成されている。つまり、遮蔽部104は、流入部パイプ42の内部流路から第1空間75側を見たとき、開口105の全部を遮蔽している。ここで、「開口105の全部を遮蔽している」とは、遮蔽部104が開口105に接して塞いでいるということではない。遮蔽部104と開口105とは互いに離れているが、流入部パイプ42の内部流路から第1空間75側を見たとき遮蔽部104が開口105の全部と重なって見えるということを意味する。
したがって、第7実施形態では、流入部パイプ42の燃料は、第1空間75を横切らずに第2空間76流出パイプ43まで流れることが可能である。そして、流入部パイプ42からカバー31内に流入する燃料の多くは、遮蔽部104にぶつかって流れ方向を変えることにより第2空間76側へ導かれる。これにより、連通流路103を経て流出部パイプ43から外部へ供給される燃料にダンパ室81の脈動が加わりにくい。そのため、供給先である例えば低圧燃料レール等における燃料の圧力を安定させ、低圧燃料噴射弁からの噴射量の安定化を図ることができる。
[第8実施形態]
第8実施形態では、図13に示すように、2つの流出部パイプ42、111が設けられている。流出部パイプ111は、周方向位置が流路形成部102とは重ならないように設けられ、環状流路82に直接つながっている。図14に示すように、流出部パイプ111は、低圧燃料配管P4を経て燃料タンク2に接続されている。したがって、第7実施形態と同様の効果を得つつ、さらに、流入部パイプ42から環状流路82および流出部パイプ111等を経て燃料タンク2に向かう燃料の流れをつくることができる。この流れによって加圧室形成部25を効果的に冷却することができる。
[第9実施形態]
第9実施形態では、図15に示すように、2つの流出部パイプ42、121が設けられている。流出部パイプ121は、周方向位置が流路形成部102とは重ならないように設けられている。仕切り部材122は、仕切り部72から第1空間75側へ延びる流路形成部123を備えている。流路形成部123は、第2空間76と流出部パイプ121の内部流路とを連通させる連通流路124を形成している。連通流路124は第1空間75とは遮断されている。つまり、連通流路124は第1空間75と直接つながっていない。連通流路103は特許請求の範囲に記載の「第1連通流路」に相当し、流路形成部102は特許請求の範囲に記載の「第1流路形成部」に相当する。また、連通流路124は特許請求の範囲に記載の「第2連通流路」に相当し、流路形成部123は特許請求の範囲に記載の「第2流路形成部」に相当する。
第9実施形態では、図16に示すように、流出部パイプ121は、低圧燃料配管P4を介して他の低圧燃料レール7に接続されている。
以上のように、2つの流出部パイプ42、121が設けられ、例えばV型エンジンのように2つの低圧燃料レール7が設けられている場合に適用されてもよい。
[他の実施形態]
本発明の他の実施形態では、流路形成部は、仕切り部材とは別の部材が形成していてもよい。例えば、流路形成部は、流入部パイプが形成していてもよい。
本発明の他の実施形態では、第1空間を介すことなく流入部パイプの内部流路に直接つながっているのは、連通流路の一部であってもよい。このような形態であっても、第1実施形態と比べると、連通流路を経て流出部パイプから外部へ供給される燃料にダンパ室の脈動が加わりにくくなる。
本発明の他の実施形態では、パルセーションダンパが設けられなくてもよい。
本発明の他の実施形態では、連通流路の第1空間側の開口は、加圧室形成部に対して流入部パイプ側に設けられてもよい。
本発明の他の実施形態では、連通流路の第1空間側の開口はダンパ室に位置していてもよい。つまり、流路形成部は環状流路まで延びていなくてもよい。
本発明の他の実施形態では、高圧ポンプは鉛直方向に関係なくどのような状態で車両に搭載されてもよい。
本発明の他の実施形態では、ハウジングは、1つまたは2つの部材で構成されてもよいし、4つ以上の部材で構成されてもよい。
本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々の形態で実施可能である。
10・・・高圧ポンプ
11・・・下ハウジング(ハウジング)
15・・・シリンダ(ハウジング)
21・・・上ハウジング(ハウジング)
24・・・加圧室
25・・・加圧室形成部
26・・・プランジャ
28・・・燃料室
31、95・・・カバー
42・・・流入部パイプ(第1内外接続部)
43、111、121・・・流出部パイプ(第2内外接続部)
72・・・仕切り部
74、92、94、102・・・流路形成部
75・・・第1空間
76・・・第2空間
77、103・・・連通流路

Claims (13)

  1. 加圧室(24)を形成する加圧室形成部(25)を有するハウジング(11、15、21)と、
    前記加圧室の容積を増減するよう移動可能なプランジャ(26)と、
    前記加圧室に連通可能な燃料室(38)を前記ハウジングとの間に区画形成しているカバー(31)と、
    前記燃料室に流入する燃料が流通する流入部として、前記燃料室と外部(P1、P2)とを接続する第1内外接続部(42)と、
    前記燃料室から流出する燃料が流通する流出部として、前記燃料室と外部(P1、P2)とを接続する2つ以上の第2内外接続部(43、121)と、
    前記燃料室を、前記加圧室形成部を収容し且つ前記第1内外接続部の内部流路に接続されている第1空間(75)と、前記第2内外連通部の内部流路に接続されている第2空間(76)とに仕切っている仕切り部(72)と、
    前記仕切り部から前記第1空間側に延び、前記第1空間と前記第2空間とを連通させる第1連通流路(103)を形成している第1流路形成部(102)と、
    前記仕切り部から前記第1空間側へ延び、前記第1空間とは遮断されるとともに、前記第2空間と前記第2内外接続部の内部流路とを連通させる第2連通流路(124)を形成している第2流路形成部(123)と、
    を備えることを特徴とする高圧ポンプ(10)。
  2. 前記連通流路の少なくとも一部は、前記第1空間を介すことなく前記第1内外接続部の内部流路に直接つながっていることを特徴とする請求項1に記載の高圧ポンプ。
  3. 前記流路形成部は、前記第1空間と前記第1内外接続部の内部流路との間の少なくとも一部を遮る遮蔽部(104)を有することを特徴とする請求項2に記載の高圧ポンプ。
  4. 前記遮蔽部は、前記第1内外接続部から前記第1空間側を見たとき、前記第1内外接続部の前記第1空間側への開口(105)の全部を遮蔽していることを特徴とする請求項3に記載の高圧ポンプ。
  5. 加圧室(24)を形成する加圧室形成部(25)を有するハウジング(11、15、21)と、
    前記加圧室の容積を増減するよう移動可能なプランジャ(26)と、
    前記加圧室に連通可能な燃料室(38)を前記ハウジングとの間に区画形成しているカバー(31、95)と、
    前記燃料室と外部(P1、P2)とを接続する第1内外接続部(42)と、
    前記燃料室と外部(P1、P2)とを接続する第2内外接続部(43)と、
    前記燃料室を、前記加圧室形成部を収容し且つ前記第1内外接続部の内部流路に接続されている第1空間(75)と、前記第2内外連通部の内部流路に接続されている第2空間(76)とに仕切っている仕切り部(72)と、
    前記仕切り部から前記第1空間側に延び、前記第1空間と前記第2空間とを連通させる連通流路(77)を形成している流路形成部(74、92、94)と、
    を備え
    前記連通流路の前記第1空間側の開口(83)は、前記加圧室形成部に対して前記第1内外接続部とは反対側に設けられていることを特徴とする高圧ポンプ(10)。
  6. 前記第1内外接続部は、前記燃料室に流入する燃料が流通する流入部であり、
    前記第2内外接続部は、前記燃料室から流出する燃料が流通する流出部であることを特徴とする請求項に記載の高圧ポンプ。
  7. 前記第2内外接続部は、前記燃料室に流入する燃料が流通する流入部であり、
    前記第1内外接続部は、前記燃料室から流出する燃料が流通する流出部であることを特徴とする請求項に記載の高圧ポンプ。
  8. 加圧室(24)を形成する加圧室形成部(25)を有するハウジング(11、15、21)と、
    前記加圧室の容積を増減するよう移動可能なプランジャ(26)と、
    前記加圧室に連通可能な燃料室(38)を前記ハウジングとの間に区画形成しているカバー(31、95)と、
    前記燃料室と外部(P1、P2)とを接続する第1内外接続部(42)と、
    前記燃料室と外部(P1、P2)とを接続する第2内外接続部(43、111、121)と、
    前記燃料室を、前記加圧室形成部を収容し且つ前記第1内外接続部の内部流路に接続されている第1空間(75)と、前記第2内外連通部の内部流路に接続されている第2空間(76)とに仕切っている仕切り部(72)と、
    前記仕切り部から前記第1空間側に延び、前記第1空間と前記第2空間とを連通させる連通流路(77、103)を形成している流路形成部(74、92、94、102)と、
    前記仕切り部から前記加圧室形成部側へ筒状に突き出すよう形成される筒部(73)と、
    を備えることを特徴とする高圧ポンプ(10)。
  9. 前記第1空間に設けられ、前記第1空間の燃料の圧力に応じて変形して当該燃料の圧力脈動を低減可能なパルセーションダンパ(41)をさらに備えることを特徴とする請求項1〜のいずれか一項に記載の高圧ポンプ。
  10. 前記パルセーションダンパは、前記第1空間のうち前記加圧室形成部と前記仕切り部との間に設けられ、
    前記流路形成部は、前記連通流路の前記第1空間側の開口(83)が前記パルセーションダンパよりも前記加圧室形成部側に位置するよう形成されていることを特徴とする請求項に記載の高圧ポンプ。
  11. 前記第1空間には、前記加圧室形成部と前記仕切り部との間に区画され且つ前記パルセーションダンパが設けられているダンパ室(81)と、前記加圧室形成部を取り囲み且つ前記第1内外接続部の内部流路に接続されている環状流路(82)とが含まれていることを特徴とする請求項または10に記載の高圧ポンプ。
  12. 前記流路形成部は、前記連通流路の前記第1空間側の開口(83)が前記環状流路に位置するよう形成されていることを特徴とする請求項11に記載の高圧ポンプ。
  13. 前記加圧室形成部または当該加圧室形成部に固定されている部材(59)は、前記第1空間と前記加圧室とを接続する吸入流路(22)の入口(84)を有し、
    前記連通流路の前記第1空間側の開口は、前記環状流路に沿う周方向において前記入口と重ならない位置に設けられていることを特徴とする請求項11または12に記載の高圧ポンプ。
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