JP6438692B2 - 医療用布帛 - Google Patents
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Description
ステントグラフトを細くするためには、ステントグラフト用布帛の厚みを薄くすることが必要であり、ステントグラフト用布帛の厚みを薄くするためには、布帛を構成する繊維の総繊度及び単糸繊度を細くすること、即ち極細糸を用いることが必要である。
また、以下の特許文献2には、細くした繊維の総繊度及び単糸繊度に撚糸をかけているが、撚数を十分考慮しておらず、撚数が少ない場合には毛羽や糸切れが多くなる。また、撚りをかけることで糸が扁平になりにくく、透水性が高くなり、血液漏れが多くなるという問題が発生する。
このように、高生産性であり、かつ厚みが薄く、低透水性の医療用布帛はこれまで得られていない。
即ち、本発明は以下のとおりのものである。
本実施形態の医療用布帛に使用する極細繊維としては、ポリエステル、ポリプロピレン、ポリアミド、ポリウレタン、ポリエチレンテレフタレート,ポリブチレンテレフタレート,ポリシクロヘキサンテレフタレート、PTFEやETFEなどフッ素樹脂の繊維等が挙げられるが、これらに限定されない。生体内で構造安定性が高く、長期耐久性、取扱い性の良さの観点から、ポリエチレンテレフタレートなどのポリエステルやPTFEやETFEなどのフッ素樹脂が好ましい。生体内の温度変化により繊維の強度低下しないガラス転移温度が50℃以上のポリエチレンテレフタレートなどのポリエステルやPTFEやETFEなどのフッ素樹脂がさらに好ましい。
極細繊維としては、目的に応じて1種又は2種以上の繊維素材又は繊度違いを組み合わせて使用することができる。組合せの態様としては、2種以上の繊維を撚り合わせて複合繊維として使用することもできるし、織物の経糸、緯糸に別々の繊維を使用することができ、或いはその一部として部分的に使用することもできる。組み合わせ方の例として、ポリエステル繊維とフッ素樹脂の極細繊維同士の組み合わせや、ポリエステル繊維の極細繊維と単糸繊度が0.5dtex以上のポリエステル繊維との組み合わせ、ポリエステル繊維の極細繊維と単糸繊度が0.5dtex以上のフッ素樹脂繊維との組み合わせなどが挙げられる。
透水性を低くし、柔軟性を向上させるためには、フィラメント数が100以上のマルチフィラメントがより好ましい。
尚、ステントグラフトが用いられる血管で最も太いのは、胸部大動脈であり通常内径40〜50mm程度である。胸部大動脈では最大内径50mmのステントグラフトを18フレンチ(内径6mm)以下のカテーテルに挿入できることが求められているが、直径6mmの孔を通過することができる内径50mmの筒状の布帛の厚みは最大で90μmであることが本発明者らのこれまでの検討により明らかになっており、この厚みは筒状布帛の内径が変化しても大きく変わることはないので、本実施形態の極細繊維を特定するにおいては、布帛の厚み90μm以下を基準とする。
撚糸は、2種以上の異なる繊維素材又は異なる繊度を撚り合わせて複合繊維として使用することもできる。また、緯糸、経糸は各々別の撚数の撚糸を用いてもいい。さらに緯糸及び経糸の撚り方向を同一方向にすることが好ましい。これは緯糸及び経糸の撚り方向を同一方向にすることで、緯糸及び経糸の密着性を上げ、透水率を低くすることができ、かつ織物は薄くなるので好ましい。
緯糸重なり度(WW)を0.9以上にする方法は特に限定されるものではないが、1つの例として、極細糸を緯糸に使用し、かつ緯糸の打ち込み数、経糸張力を調整する方法が挙げられる。
極細糸を用いることで、糸が扁平になりやすく、緯糸の糸重なり度が向上する。
緯糸の打ち込み数に関しては、緯糸のカバーファクターが800以上となるようにサーフェスロールの速度を調整することが好ましい。緯糸のカバーファクターが800以上とすることで、緯糸密度が向上し、緯糸重なり度を向上させることができる。
緯糸のカバーファクターは、W1/2×NW{式中、W:緯糸の繊度(dtex)、NW:緯糸の本数(本/2.54cm)}で計算される。
また、経糸張力の調整範囲は0.5〜1.5g/dtにすることが好ましく、より好ましくは0.6〜1.5g/dtex、さらに好ましくは0.7〜1.5g/dtexである。経糸張力を0.5g/dtex以上にすることで、緯糸の打ちこみ時、緯糸の打ち込み性が向上し、緯糸重なり度が0.9以上になる。1.5g/dtex以下にすることで糸切れや毛羽がなく、安定して製織することができる。
経糸のカバーファクターは、T1/2×NT{式中、T:経糸の繊度(dtex)、NT:経糸の本数(本/2.54cm)}で計算される。
本実施形態のシームレス布帛の外径は、ステントグラフトが用いられる血管の内径に依存し、一般的には3mm以上50mm以下であるが、必ずしもこの領域に限定されない。
また、本実施形態の筒状シームレス織物は親水加工をコーティングされていてもよい。親水加工することにより細胞が吸着しやすくなり、優れた生体適合性を発現する。さらに血液漏れの抑制効果があると期待できる。親水剤は特に限定しないが、例としてポリエチレンオキサイド、ポリビニルアルコール等が挙げられる。
ステントの形状としては、直線形状、ジグザク形状、ダイヤモンド形状等が挙げられ、グラフトの動きにより、変形可能なジグザグ形状が好ましい。
また、筒状のシームレス織物に取り付けられるステントは連続したワイヤをらせん状に取り付けてもよく、分離したリング状のステントを2つ以上取り付けることやリング状のステントを部分的に結合することもできる。
縫合糸としては、ポリエステル、ポリプロピレン、ポリアミド、ポリウレタン、ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート、ポリシクロヘキサンテレフタレート、PTFEやETFEなどフッ素樹脂の繊維等が挙げられるが、これらに限定されない。これらはモノフィラメントでもマルチフィラメントでもよく、極細繊維でもよい。極細繊維を用いることで、縫合による穴を小さくでき、低透水率が期待できる。目的に応じて1種又は2種以上の繊維素材と組み合わせて使用することができ、組合せの態様としては、2種以上の繊維を撚り合わせて複合繊維として使用することもできるし、織物の経糸、緯糸を別の繊維を使用することができ、或いはその一部として部分的に使用することもできる。好ましくは、生体内で構造安定性が高く、長期耐久性、取扱い性の良さの観点から、ポリエチレンテレフタレートなどのポリエステルやPTFEやETFEなどのフッ素樹脂が好ましい。生体内の温度変化により、繊維の強度低下しないガラス転移温度が50℃以上のポリエチレンテレフタレートなどのポリエステルやPTFEやETFEなどのフッ素樹脂がより好ましい。
また、例として、極細繊維にはポリエチレンテレフタレート(PET)を挙げるが、この材料に限定されない。このポリエチレンテレフタレート(PET)のポリマーには、溶融紡糸し、引き続く延伸によって極細繊維を製造する、いわゆる直接溶融紡糸法を採用することが好ましい。溶融紡糸機は、乾燥機、押出機、紡糸頭を設けた公知の紡糸機を使用することができる。溶融されたPETは、紡糸頭に装着された複数の吐出ノズルより吐出され、紡出直後に紡口表面下方に設けられた冷却設備により冷却風を吹き付けて冷却固化され、マルチフィラメントとして紡糸される。
吐出ノズルの孔径は、0.15mmφ以下0.05mmφ以上であることが好ましい。
極細繊維の製造方法においては、未延伸糸の段階又は延伸糸の段階で交絡処理を付与することが、嵩高加工や織編加工時の毛羽や糸切れ低減の観点から好ましい。交絡処理は、公知の交絡ノズルを採用し、交絡数は1〜50個/mの範囲が好ましい。
織加工条件については、経糸張力の調整範囲を0.5〜1.5g/dtにすることが好ましく、より好ましくは0.6〜1.5g/dtex、さらに好ましくは0.7〜1.5g/dtexである。経糸張力を0.5g/dtex以上にすることで、緯糸の打ちこみ時、緯糸の打ち込み性が向上し、緯糸重なり度が0.9以上になる。1.5g/dtex以下にすることで糸切れや毛羽がなく、安定して製織することができる。
緯糸の打ち込み数は緯糸のカバーファクターが800以上となるようにサーフェスロールの速度を調整することが好ましい。緯糸のカバーファクターが800以上とすることで、緯糸密度が向上し、緯糸重なり度を向上させることができる。
経糸の筬通し本数の調整では、経糸のカバーファクターが800以上となるように経糸を準備して、筬通しすることで可能となる。織機回転数は、生産性の観点から80rpm以上が好ましい。製織後は、油剤等の除去を目的とした精錬処理、形態安定性を目的とした熱セットを行うことが好ましい。以上の方法で調製された筒状のシームレス織物は、縫合糸を用いてステントと組み合わせ、かつカテーテルに挿入しステントグラフトとして利用することができる。
(1)還元粘度(ηsp/c)
還元粘度(ηsp/c)は、以下のとおり計測する。
ポリエチレンテレフタレート(PET)の場合は以下のようになる。
・1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロ−2−プロパノール(HFIP)0.25デシリットルにポリエチレンテレフタレート(PET)試料0.35gを室温で溶解して希釈溶液を調整する。溶媒や溶媒量については、ポリマーの種類に応じて変更することができる。
・ウベローデ粘度管(管径:0.03)を用いて希釈溶液とHFIP溶媒の落下秒数を25℃で計測し比粘度(ηsp)を求める。
・比粘度(ηsp)をポリマー濃度C(g/dl)で除して還元粘度ηsp/cを算出する。
総繊度(dtex)は、繊維束を1周1mのかせに50回転巻き取り、その糸条の重量を計測し、それを200倍した値である。単糸繊度(dtex)は、前記方法で求めた総繊度を単糸数で除した値である。
JIS L−1096(2010) 8.7 B法記載の方法で測定した。
たて方向及びよこ方向にそれぞれ3か所で200mmの距離に印を付け、この印内のたて糸及びよこ糸をそれぞれほどき、初荷重の下で真っすぐに張った長さ(mm)を測り、織縮みを算出した。
JIS L−1096(2010)8.9.1.1 A法に基づき測定した。
200mm×200mmの試験片を3枚採取する。1枚につき、たて糸及びよこ糸それぞれ25本の糸をほどいてその質量(mg)を量り、繊度を算出した単糸繊度は、前記方法で求めた総繊度を単糸数で除した値である。
JIS L−1096(2010) 附属書Iに基づき測定した。検撚器を用い、生地から取り出した分解糸を20cmのつかみ幅で計測し、1mあたりの撚り数に換算した。
糸の張力測定装置を用い、織機稼動中に経糸ビームとバックローラーの中央部分において、経糸一本当たりに加わる張力を測定した。製織稼動時間10分間の最大値5点と最小値5点を抽出し平均を取ることで経糸一本当たりの張力とし繊度で割り返した値を用いた。
JIS L−1096(2010)8.6.1に基づき測定した。試料を平らな台上に置き、不自然なしわや張力を除いて、異なる5か所について2.54cmの区間の経糸及び緯糸の本数を数え、それぞれの平均値を算出した。
カバーファクターは(7)の織密度を用いて次式により算出した。
経糸カバーファクター=(経糸総繊度:dtex)1/2×(経糸織密度:本/2.54cm)
緯糸カバーファクター=(緯糸総繊度:dtex)1/2×(緯糸織密度:本/2.54cm)
経糸又は緯糸は、(4)の織物から評価された分解糸総繊度を用いた。
織物の経、緯方向の任意の断面画像(図2)を撮影する。織物の経方向又は緯方向の断面を撮影するための試料を通常の方法でSEM試料台にセットした。この時、垂直に乱れなく糸断面を切出すために、定規を用いて糸の間を糸に沿って刃を入れるように切出した。例えば、経糸重なり度(TT)を測定する場合は、経糸断面を撮影する必要があり、緯糸の間を緯糸に沿って刃を入れる。その後、SEMにて一視野に4から6本程度のマルチフィラメントが見やすく収まる程度の倍率(倍率200倍)で断面写真を撮影した。
経糸重なり度(TT)、緯糸重なり度(WW)は、織物の経、緯方向の撮影した断面画像(図2)からX1、X2、Yの値を計測し、次式により算出した。
糸重なり度=(X1+X2)/Y
{式中、X1:任意の糸断面の幅、X2:X1に隣接する糸断面の幅、Y:X1とX2間の幅}。
経糸重なり度(TT)を測定する場合は、経糸断面画像から上記の計算式を用いて算出する。また、緯糸重なり度(WW)を測定する場合は、緯糸断面画像から上記の計算式を用いて算出する。
織物断面画像を(9)のように撮影し、織物断面画像から図3のように任意の経糸及び緯糸の垂直方向の径(Dv)と水平方向の径(Dh)を計測し、垂直水平方向の比Dh/Dvを算出した。
経糸の単糸繊度Dw(dtex)と緯糸の単糸繊度Df(dtex)を(2)のように測定し、Dw/Dfを算出した。
布帛の膜厚シックネスゲージを用いて、荷重1Nの加圧下で、厚さを落ち着かせるために10秒間待った後に厚さをn=5で測定し、平均値を算出した。
ジャガード式開口装置のシャトル織機で40rpm、80rpmで30cmサンプルを作製した時、経糸又は緯糸に毛羽や糸切れが発生する回数N(回)を確認し、下記基準で判定した。
○:N=0
△:1≦N≦5
×:6≦N
ジャガード式開口装置のシャトル織機で40rpm、80rpmで作製したサンプルの透水率を次の方法で測定した。ANSI/AAMI/ISO 7198:1998/2001に準拠して織物の針刺し前後の透水率測定を行う。ここで針刺し後の透水率試験は、テーパー形状の3/8ニードル針を用い、任意で1cm2当り10回数針を通した後に測定される値である。針刺し前後ともに測定をn=5で行い、その針刺し前後の透水率T(cc/cm2/min)の平均値を算出し、下記基準で判定した。
○:T≦300
△:300<T≦500
×:500<T
<極細繊維>
原料にポリエチレンテレフタレート(PET)を用い、65dtexの未延伸糸を巻き取るべく溶融紡糸を行った。
ゲルマニウム触媒で重合された原料PETの性状は下記とおりであった。
還元粘度(ηsp/c):1.162dl/g
チタン含有量:2ppm
ジエチレングリコール含有量:0.8重量%
オリゴマー含有量:1.2重量%
用いた紡口は、孔径0.08mmφが穿孔された5重配列紡口であり、最内配列の吐出ノズル間距離が1.7mm、全配列間距離は8mmであった。糸条の冷却は、基本的に仰角37°の吹出し口を有する冷却風吹出し装置を用いた。また、2000m/minで未延伸糸を巻き取った。巻き取られた未延伸糸を公知の熱ロールを有する延伸機により引張伸度30%を目安に延伸熱処理を行い、極細繊維を得た。
上記の紡糸から、緯糸として総繊度30.3dtex/300フィラメントを作製した。
経糸に用いる総繊度39.4dtex/24フィラメントは、適した紡口を選択し、冷却温度を10℃に設定し溶融紡糸を行い、さらに延伸倍率を設定して作製した。
<撚糸>
公知の撚糸機を用いて経糸は500回/m、緯糸は100回/mの撚りをかけ撚糸を作製した。
<製織>
上記の経糸、緯糸を用い、シャトル織機とジャガード式開口装置を用いて、経糸カバーファクター800以上となるように筬通し幅と経糸本数を調整し、経糸張力を0.9g/dtex、織機回転数は40rpmと80rpmで動かし、内径50mmの平織筒状シームレス織物を作製した。製織中は目視で経糸又は緯糸の糸切れや毛羽を確認した。さらに、この織物に精錬、熱セットを施し仕上げた。得られた布帛の評価結果を以下の表1、2に示す。
<極細繊維>
実施例1と同様の条件で極細繊維を作製した。
<経糸、緯糸>
上記の紡糸から、緯糸として総繊度72.4dtex/450フィラメントを作製した。
経糸に用いる総繊度34.1dtex/24フィラメントは、適した紡口を選択し、冷却温度を10℃に設定し溶融紡糸を行い、さらに延伸倍率を設定して作製した。
<撚糸>
公知の撚糸機を用いて経糸は500回/m、緯糸は100回/mの撚りをかけ撚糸を作製した。
<製織>
上記の経糸、緯糸を用い、実施例1と同様の条件で、内径50mmの平織筒状シームレス織物を作製した。製織中は目視で経糸又は緯糸の糸切れや毛羽を確認した。さらに、この織物に精錬、熱セットを施し仕上げた。得られた布帛の評価結果を以下の表1、2に示す。
<極細繊維>
実施例1と同様の条件で極細繊維を作製した。
<経糸、緯糸>
上記の紡糸から、緯糸として総繊度20.1dtex/155フィラメントを作製した。
実施例2と同様の条件で紡糸を行い、経糸として総繊度34.1dtex/24フィラメントを作製した。
<撚糸>
公知の撚糸機を用いて経糸は500回/m、緯糸は100回/mの撚りをかけ撚糸を作製した。
<製織>
上記の経糸、緯糸を用い、実施例1と同様の条件で、内径50mmの平織筒状シームレス織物を作製した。製織中は目視で経糸又は緯糸の糸切れや毛羽を確認した。さらに、この織物に精錬、熱セットを施し仕上げた。得られた布帛の評価結果を以下の表1、2に示す。
<極細繊維>
実施例1と同様の条件で極細繊維を作製した。
<経糸、緯糸>
上記の紡糸から、経糸として総繊度30.3dtex/150フィラメント、緯糸として総繊度30.3dtex/300フィラメントを作製した。
<撚糸>
公知の撚糸機を用いて経糸は500回/m、緯糸は100回/mの撚りをかけ撚糸を作製した。
<製織>
上記の経糸、緯糸を用い、実施例1と同様の条件で、内径50mmの平織筒状シームレス織物を作製した。製織中は目視で経糸又は緯糸の糸切れや毛羽を確認した。さらに、この織物に精錬、熱セットを施し仕上げた。得られた布帛の評価結果を以下の表1、2に示す。
<極細繊維>
実施例1と同様の条件で極細繊維を作製した。
<経糸、緯糸>
上記の紡糸から、緯糸として総繊度50.2dtex/125フィラメントを作製した。
実施例1と同様の条件で紡糸を行い、経糸として総繊度39.4dtex/24フィラメントを作製した。
<撚糸>
公知の撚糸機を用いて経糸は500回/m、緯糸は100回/mの撚りをかけ撚糸を作製した。
<製織>
上記の経糸、緯糸を用い、実施例1と同様の条件で、内径50mmの平織筒状シームレス織物を作製した。製織中は目視で経糸又は緯糸の糸切れや毛羽を確認した。さらに、この織物に精錬、熱セットを施し仕上げた。得られた布帛の評価結果を以下の表1、2に示す。
<極細繊維>
実施例1と同様の条件で極細繊維を作製した。
<経糸、緯糸>
上記の紡糸から、緯糸として総繊度30.3dtex/300フィラメントを作製した。
実施例1と同様の条件で紡糸を行い、経糸として総繊度39.4dtex/24フィラメントを作製した。
<撚糸>
公知の撚糸機を用いて経糸は900回/mの撚りをかけ撚糸を作製し、緯糸は無撚りの糸を使用した。
<製織>
上記の経糸、緯糸を用い、実施例1と同様の条件で、内径50mmの平織筒状シームレス織物を作製した。製織中は目視で経糸又は緯糸の糸切れや毛羽を確認した。さらに、この織物に精錬、熱セットを施し仕上げた。得られた布帛の評価結果を以下の表1、2に示す。
<極細繊維>
実施例1と同様の条件で極細繊維を作製した。
<経糸、緯糸>
上記の紡糸から、緯糸として総繊度30.3dtex/300フィラメントを作製した。
実施例1と同様の条件で紡糸を行い、経糸として総繊度39.4dtex/24フィラメントを作製した。
<撚糸>
公知の撚糸機を用いて経糸は100回/m、緯糸は500回/mの撚りをかけ撚糸を作製した。
<製織>
上記の経糸、緯糸を用い、実施例1と同様の条件で、内径50mmの平織筒状シームレス織物を作製した。製織中は目視で経糸又は緯糸の糸切れや毛羽を確認した。さらに、この織物に精錬、熱セットを施し仕上げた。得られた布帛の評価結果を以下の表1、2に示す。
<経糸、緯糸>
実施例1と同様の条件で紡糸を行い、経糸、緯糸ともに総繊度39.4dtex/24フィラメントを作製した。
<撚糸>
公知の撚糸機を用いて経糸は500回/m、緯糸は100回/mの撚りをかけ撚糸を作製した。
<製織>
上記の経糸、緯糸を用い、シャトル織機とジャガード式開口装置を用いて、経糸カバーファクター800以上となるように筬通し幅と経糸本数を調整し、経糸張力を0.1g/dtex、織機回転数は40rpmと80rpmで動かし、内径50mmの平織筒状シームレス織物を作製した。製織中は目視で経糸又は緯糸の糸切れや毛羽を確認した。さらに、この織物に精錬、熱セットを施し仕上げた。得られた布帛の評価結果を以下の表1、2に示す。
<経糸、緯糸>
経糸に用いる総繊度76.1dtex/30フィラメント、緯糸に用いる総繊度39.4dtex/24フィラメントは、適した紡口を選択し、冷却温度を10℃に設定し溶融紡糸を行い、さらに延伸倍率を設定して作製した。
<撚糸>
公知の撚糸機を用いて経糸は500回/m、緯糸は100回/mの撚りをかけ撚糸を作製した。
<製織>
上記の経糸、緯糸を用い、比較例1と同様の条件で、内径50mmの平織筒状シームレス織物を作製した。製織中は目視で経糸又は緯糸の糸切れや毛羽を確認した。さらに、この織物に精錬、熱セットを施し仕上げた。得られた布帛の評価結果を以下の表1、2に示す。
<極細繊維>
実施例1と同様の条件で極細繊維を作製した。
<経糸、緯糸>
上記の紡糸から、緯糸として総繊度30.3dtex/300フィラメントを作製した。
実施例1と同様の条件で紡糸を行い、経糸として総繊度39.4dtex/24フィラメントを作製した。
<撚糸>
公知の撚糸機を用いて経糸は500回/m、緯糸は100回/mの撚りをかけ撚糸を作製した。
<製織>
上記の経糸、緯糸を用い、比較例1と同様の条件で、内径50mmの平織筒状シームレス織物を作製した。製織中は目視で経糸又は緯糸の糸切れや毛羽を確認した。さらに、この織物に精錬、熱セットを施し仕上げた。得られた布帛の評価結果を以下の表1、2に示す。
<極細繊維>
実施例1と同様の条件で極細繊維を作製した。
<経糸、緯糸>
上記の紡糸から、緯糸として総繊度30.3dtex/300フィラメントを作製した。
実施例1と同様の条件で紡糸を行い、経糸として総繊度39.4dtex/24フィラメントを作製した。
<撚糸>
公知の撚糸機を用いて経糸は500回/m、緯糸は100回/mの撚りをかけ撚糸を作製した。
<製織>
上記の経糸、緯糸を用い、シャトル織機とジャガード式開口装置を用いて、経糸カバーファクター800以下となるように筬通し幅と経糸本数を調整し、経糸張力を0.1g/dtex、織機回転数は40rpmと80rpmで動かし、内径50mmの平織筒状シームレス織物を作製した。製織中は目視で経糸又は緯糸の糸切れや毛羽を確認した。さらに、この織物に精錬、熱セットを施し仕上げた。得られた布帛の評価結果を以下の表1、2に示す。
<極細繊維>
実施例1と同様の条件で極細繊維を作製した。
<経糸、緯糸>
上記の紡糸から、緯糸として総繊度30.3dtex/300フィラメントを作製した。
実施例1と同様の条件で紡糸を行い、経糸として総繊度39.4dtex/24フィラメントを作製した。
<撚糸>
公知の撚糸機を用いて、経糸、緯糸ともに撚りをかけずに使用した。
<製織>
上記の経糸、緯糸を用い、比較例1と同様の条件で、内径50mmの平織筒状シームレス織物を作製した。製織中は目視で経糸又は緯糸の糸切れや毛羽を確認した。さらに、この織物に精錬、熱セットを施し仕上げた。得られた布帛の評価結果を以下の表1、2に示す。
<極細繊維>
実施例1と同様の条件で極細繊維を作製した。
<経糸、緯糸>
上記の紡糸から、緯糸として総繊度30.3dtex/300フィラメントを作製した。
実施例1と同様の条件で紡糸を行い、経糸として総繊度39.4dtex/24フィラメントを作製した。
<撚糸>
公知の撚糸機を用いて、経糸、緯糸ともに30回/mの撚りをかけ撚糸を作製した。
<製織>
上記の経糸、緯糸を用い、比較例1と同様の条件で、内径50mmの平織筒状シームレス織物を作製した。製織中は目視で経糸又は緯糸の糸切れや毛羽を確認した。さらに、この織物に精錬、熱セットを施し仕上げた。得られた布帛の評価結果を以下の表1、2に示す。
<極細繊維>
実施例1と同様の条件で極細繊維を作製した。
<経糸、緯糸>
上記の紡糸から、緯糸として総繊度30.3dtex/300フィラメントを作製した。
実施例1と同様の条件で紡糸を行い、経糸として総繊度39.4dtex/24フィラメントを作製した。
<撚糸>
公知の撚糸機を用いて、経糸、緯糸ともに2000回/mの撚りをかけ撚糸を作製した。
<製織>
上記の経糸、緯糸を用い、比較例1と同様の条件で、内径50mmの平織筒状シームレス織物を作製した。製織中は目視で経糸又は緯糸の糸切れや毛羽を確認した。さらに、この織物に精錬、熱セットを施し仕上げた。得られた布帛の評価結果を以下の表1、2に示す。
<極細繊維>
実施例1と同様の条件で極細繊維を作製した。
<経糸、緯糸>
上記の紡糸から、緯糸として総繊度30.3dtex/300フィラメントを作製した。
実施例1と同様の条件で紡糸を行い、経糸として総繊度39.4dtex/24フィラメントを作製した。
<撚糸>
公知の撚糸機を用いて経糸は500回/m、緯糸は100回/mの撚りをかけ撚糸を作製した。
<製織>
上記の経糸、緯糸を用い、シャトル織機とジャガード式開口装置を用いて、経糸カバーファクター800以上となるように筬通し幅と経糸本数を調整し、経糸張力を3.0g/dtex、織機回転数は40rpmと80rpmで動かし、内径50mmの平織筒状シームレス織物を作製した。製織中は目視で経糸又は緯糸の糸切れや毛羽を確認した。その結果、比較例8では、織加工過程で糸切れが多発し、布帛を得ることができなかった。これは経糸張力が1.5g/dtex以上あり、経糸が引張荷重に耐えられず、糸切れが多発したものと考えられる。
実施例7では、80rpmと織速度を上げると、数回(5回以下)毛羽が確認されたが、得られた布帛も目標物性(厚み90μm以下、針刺し前後の透水率300cc/cm2/min以下)は満足できた。これは経糸の撚数Twと緯糸の撚数Tfが(Tw+200)≧Tfを満たしていないため、毛羽が発生したと考えられる。
比較例1、2では、針刺し前後の透水率を満足することができなかった。これは単糸繊維度が太く、製織時の経糸張力が0.5g/dtex未満で、緯糸のカバーファクターが800未満だったため、緯糸、経糸重なり度が0.9未満になったので、隣接する緯糸−緯糸間及び/又は経糸−経糸間の隙間が大きくなり、透水率が大きくなったと考えられる。また比較例2は経糸の繊度が特に太いため、緯糸の織縮率が20%以上になり、隣接する緯糸−緯糸間の隙間がさらに大きくなり、透水率が大きくなったと考えられる。
比較例3では、針刺し前後の透水率を満足することができなかった。これは製織時の経糸張力が0.5g/dtex未満だったため、緯糸の打ちこみ時、緯糸の打ち込み性が低下し、さらには緯糸のカバーファクターが800未満だったため、緯糸及び経糸重なり度が0.9未満になったので、隣接する緯糸−緯糸間及び/又は経糸−経糸間の隙間が大きくなり、透水率が大きくなったと考えられる。
比較例4では、針刺し前後の透水率を満足することができなかった。これは製織時の経糸張力が0.5g/dtex未満だったため、緯糸の打ちこみ時、緯糸の打ち込み性が低下し、さらには緯糸及び経糸のカバーファクターが800未満だったため、緯糸及び経糸重なり度が0.9未満になったので、隣接する緯糸−緯糸間及び/又は経糸−経糸間の隙間が大きくなり、透水率が大きくなったと考えられる。
比較例5、6では、織機回転数を40rpmの時には緯糸、経糸ともに撚数が50回/m未満だったため、緯糸、経糸重なり度が0.9以上になり針刺し前後の透水率は満足する。しかし、撚数が少ないため、緯糸及び経糸の摩擦耐久性が低下し、織機回転数を80rpmに上げると、糸切れや毛羽が多発し、透水率を満足することができなかった。
比較例7では、撚数が緯糸、経糸ともに撚数が1000回/mを超えていたため、針刺し前後の透水率を満足することができなかった。これは1000回/m以上の撚数とすることで、織物断面の経糸及び緯糸の垂直方向の径(Dv)と水平方向の径(Dh)の比Dh/Dvが1.5未満となり、経糸、緯糸は扁平になっておらず、糸重なり度も0.9未満になったため、隣接する緯糸−緯糸間及び/又は経糸−経糸間の隙間が大きくなり、透水率が大きくなったと考えられる。
比較例8では、織加工過程で糸切れが多発し、布帛を得ることができなかった。これは経糸張力が1.5g/dtex以上あり、経糸が引張荷重に耐えられず、糸切れが多発したものと考えられる。
2 撚糸された緯糸
X1 任意の糸断面の幅
X2 X1に隣接する糸断面の幅
Y X1とX2間の幅
Dh 経糸及び/又は緯糸の水平方向の径
Dv 経糸及び/又は緯糸の垂直方向の径
Claims (10)
- 単糸繊度0.5dtex以下、総繊度7〜120dtexである極細繊維を経糸及び/又は緯糸に配し、厚みが10〜90μmである織物において、該経糸及び/又は該緯糸のフィラメントが50〜1000回/mで撚ってあり、該経糸断面の重なり係数である経糸重なり度(TT)と該緯糸断面の重なり係数である緯糸重なり度(WW)の両方が0.9以上であり、かつ、針刺し前後の透水率が300cc/cm2/min以下であることを特徴とする医療用布帛。
- 前記経糸の撚数Twと前記緯糸の撚数Tfが、Tw≧(Tf+200)の関係を満たす、請求項1に記載の医療用布帛。
- 前記高密度織物断面の経糸及び/又は緯糸の垂直方向の径(Dv)と水平方向の径(Dh)の比が1.5<Dh/Dv<10である、請求項1又は2に記載の医療用布帛。
- 前記経糸のカバーファクター(CFw)と前記緯糸のカバーファクター(CFf)の和(CFw+CFf)が1600〜2400である、請求項1〜3のいずれか1項に記載の医療用布帛。
- 前記経糸の単糸繊度Dw(dtex)と緯糸の単糸繊度Df(dtex)の比が2≦Dw/Df≦20である、請求項1〜4のいずれか1項に記載の医療用布帛。
- 前記経糸及び緯糸の織縮み率が20%以下である、請求項1〜5のいずれか1項に記載の医療用布帛。
- 筒状のシームレス布帛の形態にある、請求項1〜6のいずれか1項に記載の医療用布帛。
- 請求項1〜7のいずれか1項に記載の医療用布帛を含むステントグラフト。
- 請求項8に記載のステントグラフトが挿入されたカテーテル。
- 請求項8に記載のステントグラフトを構成要素として含むステントデリバリー装置。
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