JP6437909B2 - 基地局および無線通信システム - Google Patents

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Description

本発明は、基地局、無線装置および無線通信システムに関し、特に、パケットの送受信による同期処理に関する。
無線LAN(Local Area Network)が広く用いられている。無線LANには、インターネット等の通信網に通信接続された複数のアクセスポイントが設置されるものがある。パーソナルコンピュータ、スマートホン等の情報端末は、アクセスポイントとの間で無線信号によるパケット通信を行い、アクセスポイントを介して通信網に通信接続する。
各アクセスポイントは、情報端末との間で無線通信が可能なサービスエリアを形成する。また、各アクセスポイントは情報端末との間で時分割通信を行い、複数の通信回線を実現する。情報端末は、あるサービスエリアから他のサービスエリアに移動するときにはハンドオーバ処理によって途切れのない通信を行う。このように、各アクセスポイントが時分割通信を行い、複数のアクセスポイントが連携して動作するためには、各アクセスポイントのパケット送受信タイミングが同期している必要がある。
そこで、各アクセスポイントは、例えば、GPS(Global Positioning System)から送信された信号から同期処理用の時刻情報を取得する。また、各アクセスポイントが、NTP(Network Time Protocol)を用いてインターネットから時刻情報を取得する無線LANもある。
以下の特許文献1には、GPSを利用した時刻同期処理システムが記載されている。このシステムでは、マスタがGPS衛星から送信された基準時刻情報を受信して、時刻の同期を行うための時刻パケットを生成する。マスタは、無線LANを介して複数のスレーブに時刻パケットをブロードキャスト(同報送信)する。また、非特許文献2には、複数の計測ノードの間で無線通信が行われる無線LANが記載されている。各計測ノードは、計測対象の物理量を計測する装置を備えており、計測値を含むパケットを送受信する。複数の計測ノードのうち1つはGPS衛星から時刻情報を受信し、複数の計測ノードの間の通信に基づいて、複数の計測ノードが動作タイミングの同期を行う。
特開2009−111654号公報
日山 雅之他、「無線LANにおける高精度時刻同期方式の検討と実験」、信学技報, vol. 108, no. 460, IA2008-79, pp. 73-78, 2009年3月. 資料番号, SITE2008-56, IA2008-79.
無線通信の規格には、無線信号の送信を行った後、所定時間以上の送信休止が要求されるものがある。このような規格の下で複数の無線装置が同期処理を実行する場合、各無線装置は、無線信号の送信時間の制限の下で同期処理を実行する必要がある。そのため、各無線装置が確実に同期処理を実行することが困難となる場合がある。
本発明は、複数の無線装置の同期処理を迅速に実行することを目的とする。
本発明は、複数の無線装置との間でパケットを送受信する無線部と、前記無線部を制御する制御部と、を備える基地局において、前記制御部は、タイミングを規定する同期パケットを各前記無線装置に同報送信する同期パケット送信処理と、前記同期パケットに応答して各前記無線装置から送信された各情報要求パケットを受信する要求受信処理と、各前記情報要求パケットに対する応答処理として、各前記無線装置に対して応答パケットを同報送信する応答送信処理と、を含む同期処理を前記無線部と共に実行し、前記要求受信処理は、前記情報要求パケットを受信した情報要求受信時刻を求める処理を含み、前記応答送信処理は、前記同期パケットが送信された同期パケット送信時刻と、各前記無線装置に対応して求められた前記情報要求受信時刻とを、前記応答パケットに含ませる処理を含み、前記制御部および前記無線部は、前記同期処理を繰り返し実行し、先の前記同期処理における前記応答送信処理を実行してから所定の休止時間が経過した後に、次の前記同期処理における前記同期パケット送信処理を実行することを特徴とする。
本発明は、複数の無線装置との間でパケットを送受信する無線部と、前記無線部を制御する制御部と、を備える基地局において、前記制御部は、タイミングを規定する同期パケットを各前記無線装置に同報送信する同期パケット送信処理と、前記同期パケットが送信された同期パケット送信時刻を含むフォローアップパケットを各前記無線装置に同報送信するフォローアップパケット送信処理と、前記同期パケットに応答して各前記無線装置から送信された各情報要求パケットを受信する要求受信処理と、各前記情報要求パケットに対する応答処理として、各前記無線装置に対して応答パケットを同報送信する応答送信処理と、を含む同期処理を前記無線部と共に実行し、前記要求受信処理は、前記情報要求パケットを受信した情報要求受信時刻を求める処理を含み、前記応答送信処理は、各前記無線装置に対応して求められた前記情報要求受信時刻を前記応答パケットに含ませる処理を含み、前記制御部および前記無線部は、前記同期処理を繰り返し実行し、先の前記同期処理における前記応答送信処理を実行してから所定の休止時間が経過した後に、次の前記同期処理における前記同期パケット送信処理を実行することを特徴とする。
本発明は、複数の無線装置との間でパケットを送受信する無線部と、前記無線部を制御する制御部と、を備える基地局において、前記制御部は、タイミングを規定する同期パケットを各前記無線装置に同報送信する同期パケット送信処理と、前記同期パケットに応答して各前記無線装置から送信された各情報要求パケットを受信する要求受信処理と、各前記情報要求パケットに対する応答処理として、各前記無線装置に対して応答パケットを同報送信する応答送信処理と、を含む同期処理を前記無線部と共に実行し、前記同期パケット送信処理は、前記同期パケットを送信する時刻を前記同期パケットに含ませる処理を含み、前記要求受信処理は、前記情報要求パケットを受信した情報要求受信時刻を求める処理を含み、前記応答送信処理は、各前記無線装置に対応して求められた前記情報要求受信時刻を前記応答パケットに含ませる処理を含み、前記制御部および前記無線部は、前記同期処理を繰り返し実行し、先の前記同期処理における前記応答送信処理を実行してから所定の休止時間が経過した後に、次の前記同期処理における前記同期パケット送信処理を実行することを特徴とする。
本発明は、複数の無線装置を備える無線通信システムにおいて、各前記無線装置は、基地局との間でパケットを送受信する無線部と、前記無線部を制御する制御部と、を備え、前記制御部は、前記基地局から各前記無線装置に同報送信され、タイミングを規定する同期パケットを受信する同期パケット受信処理と、前記同期パケットが受信されてから所定の遅延時間が経過したときに情報要求パケットを送信する要求送信処理と、前記情報要求パケットに応答して前記基地局から送信された応答パケットであって、前記基地局から各前記無線装置に同報送信された応答パケットを受信する応答受信処理と、を含む同期処理を前記無線部と共に実行し、前記応答パケットは、前記基地局が前記同期パケットを送信した同期パケット送信時刻と、前記基地局が前記情報要求パケットを受信した情報要求受信時刻と、を含み、前記同期パケット受信処理は、前記同期パケットを受信した同期パケット受信時刻を求める処理を含み、前記要求送信処理は、前記情報要求パケットを送信した時刻を示す情報要求送信時刻を求める処理を含み、前記制御部は、前記同期パケット送信時刻、前記同期パケット受信時刻、前記情報要求送信時刻、および、前記情報要求受信時刻に基づいて、前記無線装置が発する時刻を求め、複数の前記無線装置のそれぞれについて、異なる前記遅延時間が定められていることを特徴とする。
本発明は、複数の無線装置を備える無線通信システムにおいて、各前記無線装置は、基地局との間でパケットを送受信する無線部と、前記無線部を制御する制御部と、を備え、前記制御部は、前記基地局から各前記無線装置に同報送信され、タイミングを規定する同期パケットを受信する同期パケット受信処理と、前記基地局から各前記無線装置に同報送信されたフォローアップパケットであって、前記基地局が前記同期パケットを送信した同期パケット送信時刻を含むフォローアップパケットを受信するフォローアップパケット受信処理と、前記同期パケットが受信されてから所定の遅延時間が経過したときに情報要求パケットを送信する要求送信処理と、前記情報要求パケットに応答して前記基地局から送信された応答パケットであって、前記基地局から各前記無線装置に同報送信された応答パケットを受信する応答受信処理と、を含む同期処理を前記無線部と共に実行し、前記応答パケットは、前記基地局が前記情報要求パケットを受信した情報要求受信時刻を含み、前記同期パケット受信処理は、前記同期パケットを受信した同期パケット受信時刻を求める処理を含み、前記要求送信処理は、前記情報要求パケットを送信した時刻を示す情報要求送信時刻を求める処理を含み、前記制御部は、前記同期パケット送信時刻、前記同期パケット受信時刻、前記情報要求送信時刻、および、前記情報要求受信時刻に基づいて、前記無線装置が発する時刻を求め、複数の前記無線装置のそれぞれについて、異なる前記遅延時間が定められていることを特徴とする。
本発明は、複数の無線装置を備える無線通信システムにおいて、各前記無線装置は、基地局との間でパケットを送受信する無線部と、前記無線部を制御する制御部と、を備え、前記制御部は、前記基地局から各前記無線装置に同報送信され、タイミングを規定する同期パケットを受信する同期パケット受信処理と、前記同期パケットが受信されてから所定の遅延時間が経過したときに情報要求パケットを送信する要求送信処理と、前記情報要求パケットに応答して前記基地局から送信された応答パケットであって、前記基地局から各前記無線装置に同報送信された応答パケットを受信する応答受信処理と、を含む同期処理を前記無線部と共に実行し、前記同期パケットは、前記基地局が前記同期パケットを送信した同期パケット送信時刻を含み、前記応答パケットは、前記基地局が前記情報要求パケットを受信した情報要求受信時刻を含み、前記同期パケット受信処理は、前記同期パケットを受信した同期パケット受信時刻を求める処理を含み、前記要求送信処理は、前記情報要求パケットを送信した時刻を示す情報要求送信時刻を求める処理を含み、 前記制御部は、前記同期パケット送信時刻、前記同期パケット受信時刻、前記情報要求送信時刻、および、前記情報要求受信時刻に基づいて、前記無線装置が発する時刻を求め、複数の前記無線装置のそれぞれについて、異なる前記遅延時間が定められていることを特徴とする。
本発明によれば、複数の無線装置の同期処理を迅速に実行することができる。
本発明の実施形態に係る通信システムの構成を示す図である。 同期処理のシーケンスチャートである。 応答パケットの構造を示す図である。 基地局がフォローアップパケットを送信する場合のシーケンスチャートである。 応用実施形態に係る通信システムの構成を示す図である。 アドホック通信システムの構成を示す図である。 基地局のハードウエアの例を示す図である。 同期用無線装置のハードウエアの例を示す図である。
図1には、本発明の実施形態に係る通信システムの構成が示されている。通信システムは、基地局10、アクセスポイント12−1〜12−3、および情報端末20を備える。ここでは、3台のアクセスポイント12−1〜12−3が設けられた例が示されているが、アクセスポイントの数は任意である。
各アクセスポイント12−j(j=1〜3)はインターネット18に接続されており、無線LANを構成する。情報端末20は、例えば、パーソナルコンピュータ、携帯電話機である。
各アクセスポイント12−jは、情報端末20との無線通信が可能なサービスエリアを形成する。情報端末20は、自らが存在するサービスエリアを形成するアクセスポイントと無線通信を行い、インターネット18に通信接続する。
基地局10は、動作タイミング規定用の基地局時計を備えている。基地局10は、GPS衛星から基準時刻情報を受信し、基地局時計が発する時刻(基地局時刻)を基準時刻情報が表す基準時刻に合わせる。
アクセスポイント12−jは、同期用無線装置14−jおよび無線LANノード16−jを備える。同期用無線装置14−jは、無線LANノード16−jに時刻を出力するローカル時計を備えている。基地局10は、アクセスポイント12−jが備える同期用無線装置14−jとの間で通信を行い、同期用無線装置14−jと共に同期処理を実行する。同期用無線装置14−jは、同期処理を実行することによって、自らのローカル時計が発する時刻を基地局時刻に合わせる。ローカル時計は、基地局時刻に合わせられた時刻を無線LANノード16−jに与える。無線LANノード16−jは、ローカル時計から与えられた時刻に従うタイミングで動作する。これによって、無線LANノード16−1〜16−3の動作が同期する。
図2には、通信システムで実行される同期処理のシーケンスチャートが示されている。基地局10は、時刻t0に同期用無線装置14−1〜14−3を宛先とする同期パケットを送信する(S101)。同期パケットは、同期処理を実行するタイミングを規定するために各同期用無線装置に送信するパケットである。同期パケットを送信する際に、基地局10は、同期用無線装置14−1〜14−3に対して共通に割り当てられた同報アドレスを同期パケットに含ませる。また、基地局10は、同期パケットを送信した初期時刻t0(同期パケット送信時刻)を自らの基地局時計によって求め、初期時刻t0を記憶する。各同期用無線装置は、受信された同期パケットに同報アドレスが含まれていることを認識することで、同期パケットに応じた処理を実行する。
具体的には、同期用無線装置14−1は時刻t0から時間Δ1後の時刻t11に同期パケットを受信する。同期用無線装置14−2は、時刻t0から時間Δ2後の時刻t12に同期パケットを受信する。同期用無線装置14−3は、時刻t0から時間Δ3後の時刻t13に同期パケットを受信する。各同期用無線装置は、同期パケットを受信した同期パケット受信時刻を、各自が備えるローカル時計によって求め、同期パケット受信時刻を記憶する。すなわち、同期用無線装置14−1〜14−3は、それぞれ、同期パケット受信時刻t11〜t13を記憶する。
各同期用無線装置は、同期パケットを受信してから所定の応答遅延時間が経過した時に、情報要求パケットを送信する(S102)。図2に示されている例では、同期用無線装置14−1〜14−3に対し、それぞれ、応答遅延時間d1〜d3が定められている。情報要求パケットを送信する際に、各同期用無線装置は、情報要求パケットを送信する情報要求送信時刻を、各自が備えるローカル時計によって求め、情報要求送信時刻を記憶する。すなわち、同期用無線装置14−1〜14−3は、それぞれ、情報要求送信時刻t21〜t23を記憶する。
基地局10は、同期用無線装置14−1〜14−3のそれぞれから送信された各情報要求パケットを受信する。基地局10は、各情報要求パケットを受信した情報要求受信時刻t31、t32およびt33を、基地局時計によって求めて記憶する。
なお、各同期用無線装置に対して定められる応答遅延時間は、複数の同期用無線装置から送信された複数の情報要求パケットが、基地局10で時間帯を重ねて受信されないように決定される。例えば、同期用無線装置14−1〜14−3のうちの1つである同期用無線装置14−iが、初期時刻t0から時間Δi後に同期パケットを受信することが既知であるものとする。そして、他の同期用無線装置14−jが、初期時刻t0から時間Δj後に同期パケットを受信することが既知であるものとする。この場合、基地局10と同期用無線装置14−iとの間のパケットの伝搬時間はΔiであり、基地局10と同期用無線装置14−jとの間のパケットの伝搬時間はΔjである。
同期用無線装置14−iの応答遅延時間をdiとした場合、基地局10は、時刻t0+di+2Δiに同期用無線装置14−iから送信された情報要求パケットを受信する。同様に、同期用無線装置14−jの応答遅延時間をdjとした場合、基地局10は、時刻t0+dj+2Δjに同期用無線装置14−jから送信された情報要求パケットを受信する。同期用無線装置14−iおよび同期用無線装置14−jから送信された情報要求パケットが基地局10で時間帯を重ねて受信されないようにするためには、t0+di+2Δiとt0+dj+2Δjとが異なるように応答遅延時間diおよびdjを設定すればよい。例えば、応答遅延時間diと応答遅延時間djとの差の絶対値を、伝搬時間Δiと伝搬時間Δjとの差の絶対値よりも十分に大きくなるように設定すればよい。
基地局10が最後に情報要求パケットを受信してから基地局応答時間R0が経過した時刻t4に、基地局10は、同期用無線装置14−1〜14−3を宛先とする応答パケットを送信する(S103)。
応答パケットを送信する際に、基地局10は、応答パケットに同報アドレス、初期時刻t0、および各同期用無線装置についての受信時刻情報を含ませる。受信時刻情報は、送信元の同期用無線装置のアドレスと、その同期用無線装置から送信された情報要求パケットの受信時刻(情報要求受信時刻)とを対応付けた情報である。同期用無線装置14−1〜14−3のアドレスを、それぞれ、AD1〜AD3とすると、アドレスAD1と情報要求受信時刻t31とを対応付けた受信時刻情報、アドレスAD2と情報要求受信時刻t32とを対応付けた受信時刻情報、および、アドレスAD3と情報要求受信時刻t33とを対応付けた受信時刻情報が応答パケットに含められる。
図3には、応答パケットの構造が示されている。応答パケットは、ヘッド部22およびペイロード部32を含む。ヘッド部22は、プリアンブル24、通信用データ26および宛先アドレス28を含む。プリアンブル24は、応答パケットが受信されたことを同期用無線装置が識別するための符号を含む。通信用データ26には、例えば、応答パケットに含まれる符号を読み取るための情報が含まれる。宛先アドレス28には同報アドレスが記述される。
ペイロード部32は、初期時刻36、受信時刻情報38−1〜受信時刻情報38−nおよび誤り訂正符号40を含む。受信時刻情報38−1〜38−nは、それぞれ、同期用受信装置38−1〜38−nに宛てられる情報である。各受信時刻情報に含まれる情報要求受信時刻は、ある時刻からの経過時間の積算値を表す値であってもよいし、GMT(Greenwich Mean Time)を表す値であってもよい。誤り訂正符号40は、プリアンブル24、通信用データ26、宛先アドレス28、初期時刻36、および受信時刻情報38−1〜38−nを表す符号についての誤り検出および誤り訂正を、同期用無線装置が実行するための符号である。
図2に戻って引き続き同期処理について説明する。各同期用無線装置は、受信された応答パケットに同報アドレスが含まれていることを認識することで、応答パケットに応じた処理を実行する。
具体的には、同期用無線装置14−1は時刻t4から時間Δ1後の時刻t51に応答パケットを受信する。同期用無線装置14−2は、時刻t4から時間Δ2後の時刻t52に応答パケットを受信する。同期用無線装置14−3は、時刻t4から時間Δ3後の時刻t53に応答パケットを受信する。
各同期用無線装置は、応答パケットから自らに対応する受信時刻情報を抽出し、さらに、その受信時刻情報から情報要求受信時刻を取得し記憶する。すなわち、同期用無線装置14−1は、情報要求受信時刻t31を取得し記憶する。同期用無線装置14−2は、情報要求受信時刻t32を取得し記憶する。同期用無線装置14−3は、情報要求受信時刻t33を取得し記憶する。
このようなパケット送受信処理によって、同期用無線装置14−1は、初期時刻t0、同期パケット受信時刻t11、情報要求送信時刻t21、および情報要求受信時刻t31を記憶する。同期用無線装置14−2は、初期時刻t0、同期パケット受信時刻t12、情報要求送信時刻t22、および情報要求受信時刻t32を記憶する。同期用無線装置14−3は、初期時刻t0、同期パケット受信時刻t13、情報要求送信時刻t23、および情報要求受信時刻t33を記憶する。
ここでは、3台のアクセスポイント12−1〜12−3があり、各アクセスポイント12−j(j=1〜3)が同期用無線装置14−jを備える例について説明したが、アクセスポイントの数は任意である。
n個の同期用無線装置14−1〜14−nのうち1つである同期用無線装置14−kが、パケット送受信処理によって、初期時刻t0、同期パケット受信時刻t1k、情報要求送信時刻t2k、および情報要求受信時刻t3kを記憶したものとする。同期用無線装置14−kは、次の(数1)に従って、同期用無線装置14−kと基地局10との間の伝搬時間Dkを求める。
(数1)Dk=[(t1k−t0)+(t3k−t2k)]/2
(数1)は次のように導かれる。初期時刻t0および情報要求受信時刻t3kは基地局10が備える基地局時計によって求められた時刻であり、同期パケット受信時刻t1kおよび情報要求送信時刻t2kは、同期用無線装置14−kが備えるローカル時計によって求められた時刻である。基地局時計に対してローカル時計がオフセット時間Toだけ進んでいるものとすると、同期パケットの伝搬時間Ds、および情報要求パケットの伝搬時間Ddはそれぞれ(数2)および(数3)のように表される。
(数2)Ds=t1k−t0−To
(数3)Dd=t3k−t2k+To
伝搬時間Dsと伝搬時間Ddは等しくDkであるため、(数2)および(数3)の両辺を加算して2で割ることで(数1)が求められる。
同期用無線装置14−kは、次の(数4)に従ってオフセット時間Toを求める。
(数4)To=(t1k−t0)−Dk
同期用無線装置14−kは、自らのローカル時計の時刻からオフセット時間Toを減算することで、自らのローカル時計の時刻を基地局時刻に合わせる。同期用無線装置14−kは、無線LANノード16−kに自らのローカル時計の時刻を出力する。
なお、同期用無線装置14−kは、(数4)の代わりに、次の(数5)に基づいてオフセット時間Toを求め、自らのローカル時計の時刻を基地局時刻に合わせてもよい。
(数5)To=[(t1k−t0)−(t3k−t2k)]/2
(数5)は、(数2)および(数3)をオフセット時間Toについて解くことで求められる式である。また、(数5)は、(数4)のDkに(数1)のDkを代入することによっても求められる。
n個の同期用無線装置14−1〜14−nのうち、その他の同期用無線装置も同様の処理を実行する。すなわち、それぞれが備えるローカル時計の時刻からオフセット時間を減算した時刻に、それぞれが備えるローカル時計の時刻を合わせる。各同期用無線装置は、それぞれに付設された無線LANノードに自らのローカル時計が発する時刻を出力する。
このような処理によって、各無線LANノードは、基地局時刻に同期した時刻を取得する。基地局時刻は、GPS衛星から送信される基準時刻に同期しているため、各無線LANノードが認識する時刻は、基準時刻に同期する。これによって、複数の無線LANノードのそれぞれの動作が同期する。
通信システムでは、このような同期処理が繰り返し実行される。基地局10は、先の同期処理における応答パケットを送信してから所定の送信休止時間が経過した時に、次の同期処理における同期パケットを送信する。すなわち、基地局10は、応答パケットを送信した時刻t4から送信休止時間STが経過した時に、再び同期パケットを送信し、通信システムにおける同期処理が開始される。
このような処理によれば、複数の同期用無線装置を宛先として同期パケットおよび応答パケットが同報送信される。これによって、迅速に各同期用無線装置に動作タイミングに関する情報が与えられる。
上記では、応答パケットによって初期時刻t0を基地局10から各同期用無線装置に送信する実施形態について説明した。初期時刻t0は、同期パケットによって基地局10から各同期用無線装置に送信してもよい。この場合、基地局10は、同期パケットを送信する際に、初期時刻t0を同期パケットに含ませる。同期パケットを受信した各同期用無線装置は、同期パケットから初期時刻t0を抽出し、初期時刻t0を記憶する。
また、初期時刻t0は、基地局10が同期パケットを送信してから各情報要求パケットを受信するまでの間に、同期パケットとは別のフォローアップパケットによって基地局10から各同期用無線装置に送信してもよい。図4には基地局10がフォローアップパケットを送信する場合のシーケンスチャートが示されている。
基地局10は、同期パケットを初期時刻t0に送信してから所定時間δが経過した時に、フォローアップパケットを送信する(S101A)。フォローアップパケットを送信する際に、基地局10は、同期用無線装置14−1〜14−3に対して共通に割り当てられた同報アドレスと、初期時刻t0を含ませる。各同期用無線装置は、フォローアップパケットを受信すると、フォローアップパケットから初期時刻t0を抽出し、初期時刻t0を記憶する。
パケット通信に関する規格であるIEEE1588には、マスタ(基地局)が同期パケットをスレーブ(同期用無線装置)に送信した後、マスタは補助的な情報を送信するためのフォローアップパケットをスレーブに送信することが規定されている。基地局10および同期用無線装置14−1〜14−3がIEEE1588に準拠して設計されている場合には、基地局10および同期用無線装置14−1〜14−3は、図4に示される同期処理を実行してもよい。
図4に示される同期処理を実行する場合、基地局10および同期用無線装置14−1〜14−3がIEEE1588に準拠して設計されているのであれば通信システムの構築が簡単となる。一方、図2に示される同期処理では、基地局10がフォローアップパケットを送信しなくてもよいため、同期処理が単純化され迅速に同期処理が実行される。
図5には、応用実施形態に係る通信システムの構成が示されている。この通信システムは、図1に示される通信システムに対し、中継局42を設けたものである。中継局42は、中継無線装置44および中継基地局46を備える。中継無線装置44は同期用無線装置14−1および14−2と同様の構成を有し、同期用無線装置14−1および14−2と同様の処理を実行する。中継基地局46は基地局10と同様の構成を有し、基地局10と同様の処理を実行する。
中継無線装置44は基地局10との間で同期処理を実行し、そのローカル時計の時刻を基地局時刻に合わせる。中継無線装置44は、ローカル時計の時刻を中継基地局46に与える。中継基地局46は、自らが備える基地局時計の基地局時刻を、中継無線装置44から与えられた時刻に合わせる。
中継基地局46は、各アクセスポイント12−j(j=1または2)が備える同期用無線装置14−jとの間で同期処理を実行する。同期処理を実行すると共に、同期用無線装置14−jは、それぞれに付設された無線LANノード16−jにローカル時計の時刻を与える。
このような処理によって、各無線LANノード16−jは、中継基地局46の基地局時刻に同期し、さらには、基地局10の基地局時刻に同期した時刻を取得する。各無線LANノード16−jが同期用無線装置14−jから与えられた時刻に従ったタイミングで動作することで、複数のアクセスポイントの動作が同期する。また、基地局10の基地局時刻は、GPS衛星から送信される基準時刻に同期しているため、各アクセスポイントが認識する時刻は、基準時刻に同期する。
この通信システムでは、各アクセスポイント12−jが、中継局42との間で同期処理を実行し、中継局42が基地局10との間で同期処理を実行する。したがって、図1に示される通信システムに比べて、基地局10と各アクセスポイント12−jの間の距離を大きくしてもよい。
同期用無線装置および無線LANノードは、無線LANのアクセスポイントを構成する他、アドホック無線装置を構成してもよい。複数のアドホック無線装置はマルチホップ通信によって、送信元のアドホック無線装置から宛先のアドホック無線装置にパケットを送信する。マルチホップ通信とは、送信元のアドホック無線装置から送信されたパケットが、他の1つまたは複数のアドホック無線装置による中継送信によって、通信状況によっては直接、宛先のアドホック無線装置に伝送される通信形態をいう。
図6にはアドホック通信システムの構成が示されている。アドホック無線装置48−j(j=1〜3)は、同期用無線装置14−jおよび無線LANノード16−jを備える。同期用無線装置14−jは、基地局10との間で同期処理を実行し、基準時刻に同期した時刻を発生する。同期用無線装置14−jは基準時刻に同期した時刻を無線LANノード16−jに与える。無線LANノード16−jは、同期用無線装置14−jから与えられた時刻に従って動作する。これによって無線LANノード16−1〜16−3の動作タイミングが同期する。無線LANノード16−1〜16−3は動作タイミングが同期した状態でマルチホップ通信を行う。
無線LANノード16−jには、情報端末20−jが接続されている。情報端末20−jは、無線LANノード16−jにマルチホップ通信を行わせることで、宛先の情報端末との間でパケット通信を行う。
図7には基地局10のハードウエアの例が示されている。基地局10は、GPS受信部50、基地局時計51、制御部52、無線部54を備える。GPS受信部50は、GPS衛星から基準時刻情報を受信し、基準時刻を制御部52に出力する。基地局時計51は、基地局時刻を制御部52に出力する。制御部52は、基地局時計51を制御して、基地局時刻を基準時刻に合わせる。
無線部54はパケットを受信し制御部52に出力する。また、無線部54は、制御部52から出力されたパケットを送信する。
制御部52は、例えば、予め読み込まれたプログラム、または、予め書き込まれたプログラムによって演算処理を実行するプロセッサによって構成される。制御部52は、無線部54と共に同期処理を実行する。
同期処理は、例えば、次の(1)〜(3)の処理を含む。(1)同期パケットを各同期用無線装置に同報送信する同期パケット送信処理、(2)同期パケットに応答して各同期用無線装置から送信された各情報要求パケットを受信する要求受信処理、および(3)各情報要求パケットに対する応答処理として、各同期用無線装置に対して応答パケットを同報送信する応答送信処理。
要求受信処理には、情報要求パケットを受信した情報要求受信時刻を求める処理が含まれる。応答送信処理には、同期パケットが送信された同期パケット送信時刻と、各同期用無線装置に対応して求められた情報要求受信時刻とを応答パケットに含ませる処理とが含まれる。
また、同期処理は、次の(4)〜(7)の処理を含む処理であってもよい。(4)タイミングを規定する同期パケットを各同期用無線装置に同報送信する同期パケット送信処理、(5)同期パケットが送信された同期パケット送信時刻を含むフォローアップパケットを各同期用無線装置に同報送信するフォローアップパケット送信処理、(6)同期パケットに応答して各同期用無線装置から送信された各情報要求パケットを受信する要求受信処理、および(7)各情報要求パケットに対する応答処理として、各同期用無線装置に対して応答パケットを同報送信する応答送信処理。この場合、応答送信処理では同期パケット送信時刻を応答パケットに含ませなくてもよい。また、フォローアップパケットに同期パケット送信時刻を含ませる代わりに、同期パケットに同期パケット送信時刻を含ませてもよい。この場合も、応答送信処理では同期パケット送信時刻を応答パケットに含ませなくてもよい。
図8には同期用無線装置14のハードウエアの例が示されている。同期用無線装置14は、制御部56、ローカル時計57、インターフェース58、および無線部60を備える。インターフェース58には、上述の無線LANノード、情報端末等の情報処理装置が接続される。ローカル時計57は、インターフェース58に接続された情報処理装置の動作タイミングを規定する時刻を発し、制御部56に出力する。
無線部60はパケットを受信し制御部56に出力する。また、無線部60は、制御部56から出力されたパケットを送信する。
制御部56は、例えば、予め読み込まれたプログラム、または、予め書き込まれたプログラムによって演算処理を実行するプロセッサによって構成される。制御部56は、無線部60と共に同期処理を実行する。
同期処理は、例えば、次の(8)〜(10)の処理を含む。(8)同期パケットを受信する同期パケット受信処理、(9)同期パケットが受信されてから所定の遅延時間が経過したときに情報要求パケットを送信する要求送信処理、(10)情報要求パケットに応答して基地局から送信された応答パケットを受信する応答受信処理。
応答パケットには、基地局が同期パケットを送信した初期時刻(同期パケット送信時刻)、および基地局が情報要求パケットを受信した情報要求受信時刻が含まれる。同期パケット受信処理には、同期パケットを受信した時刻を示す同期パケット受信時刻を求める処理が含まれる。要求送信処理には、情報要求パケットを送信した時刻を示す情報要求送信時刻を求める処理が含まれる。
制御部56は、初期時刻、同期パケット受信時刻、情報要求送信時刻、および、情報要求受信時刻に基づいてローカル時計57を制御し、ローカル時計57が発する時刻を基地局時刻に合わせる。
制御部56は、インターフェース58に接続された情報処理装置に、ローカル時計57が発する時刻を出力する。
なお、基地局からフォローアップパケットが送信される場合には、制御部56および無線部60は、フォローアップパケットを受信するフォローアップパケット受信処理を実行してもよい。フォローアップパケット受信処理は、同期パケット受信処理に続いて実行される。また、同期パケットに初期時刻が含まれる場合は、制御部56は、同期パケットから初期時刻を取得してもよい。これらの場合、応答パケットには、基地局が同期パケットを送信した初期時刻が含まれていなくてもよい。
10 基地局、12−1〜12−3 アクセスポイント、14−1〜14−3 同期用無線装置、16−1〜16−3 無線LANノード、18 インターネット、20 情報端末、22 ヘッド部、24 プリアンブル、26 通信用データ、28 宛先アドレス、32 ペイロード部、36 初期時刻、38−1〜38−n 受信時刻情報、40 誤り訂正符号、42 中継局、44 中継無線装置、46 中継基地局、48−1〜48−3 アドホック無線装置、50 GPS受信部、51 基地局時計、52,56 制御部、54,60 無線部、57 ローカル時計、58 インターフェース。

Claims (6)

  1. 複数の無線装置との間でパケットを送受信する無線部と、
    前記無線部を制御する制御部と、を備える基地局において、
    前記制御部は、
    タイミングを規定する同期パケットを各前記無線装置に同報送信する同期パケット送信処理と、
    前記同期パケットに応答して各前記無線装置から送信された各情報要求パケットを受信する要求受信処理と、
    各前記情報要求パケットに対する応答処理として、各前記無線装置に対して応答パケットを同報送信する応答送信処理と、
    を含む同期処理を前記無線部と共に実行し、
    前記要求受信処理は、
    前記情報要求パケットを受信した情報要求受信時刻を求める処理を含み、
    前記応答送信処理は、
    前記同期パケットが送信された同期パケット送信時刻と、各前記無線装置に対応して求められた前記情報要求受信時刻とを、前記応答パケットに含ませる処理を含み、
    前記制御部および前記無線部は、
    前記同期処理を繰り返し実行し、
    先の前記同期処理における前記応答送信処理を実行してから所定の休止時間が経過した後に、次の前記同期処理における前記同期パケット送信処理を実行することを特徴とする基地局。
  2. 複数の無線装置との間でパケットを送受信する無線部と、
    前記無線部を制御する制御部と、を備える基地局において、
    前記制御部は、
    タイミングを規定する同期パケットを各前記無線装置に同報送信する同期パケット送信処理と、
    前記同期パケットが送信された同期パケット送信時刻を含むフォローアップパケットを各前記無線装置に同報送信するフォローアップパケット送信処理と、
    前記同期パケットに応答して各前記無線装置から送信された各情報要求パケットを受信する要求受信処理と、
    各前記情報要求パケットに対する応答処理として、各前記無線装置に対して応答パケットを同報送信する応答送信処理と、
    を含む同期処理を前記無線部と共に実行し、
    前記要求受信処理は、
    前記情報要求パケットを受信した情報要求受信時刻を求める処理を含み、
    前記応答送信処理は、
    各前記無線装置に対応して求められた前記情報要求受信時刻を前記応答パケットに含ませる処理を含み、
    前記制御部および前記無線部は、
    前記同期処理を繰り返し実行し、
    先の前記同期処理における前記応答送信処理を実行してから所定の休止時間が経過した後に、次の前記同期処理における前記同期パケット送信処理を実行することを特徴とする基地局。
  3. 複数の無線装置との間でパケットを送受信する無線部と、
    前記無線部を制御する制御部と、を備える基地局において、
    前記制御部は、
    タイミングを規定する同期パケットを各前記無線装置に同報送信する同期パケット送信処理と、
    前記同期パケットに応答して各前記無線装置から送信された各情報要求パケットを受信する要求受信処理と、
    各前記情報要求パケットに対する応答処理として、各前記無線装置に対して応答パケットを同報送信する応答送信処理と、
    を含む同期処理を前記無線部と共に実行し、
    前記同期パケット送信処理は、
    前記同期パケットを送信する時刻を前記同期パケットに含ませる処理を含み、
    前記要求受信処理は、
    前記情報要求パケットを受信した情報要求受信時刻を求める処理を含み、
    前記応答送信処理は、
    各前記無線装置に対応して求められた前記情報要求受信時刻を前記応答パケットに含ませる処理を含み、
    前記制御部および前記無線部は、
    前記同期処理を繰り返し実行し、
    先の前記同期処理における前記応答送信処理を実行してから所定の休止時間が経過した後に、次の前記同期処理における前記同期パケット送信処理を実行することを特徴とする基地局。
  4. 複数の無線装置を備える無線通信システムにおいて、
    各前記無線装置は、
    基地局との間でパケットを送受信する無線部と、
    前記無線部を制御する制御部と、を備え、
    前記制御部は、
    前記基地局から各前記無線装置に同報送信され、タイミングを規定する同期パケットを受信する同期パケット受信処理と、
    前記同期パケットが受信されてから所定の遅延時間が経過したときに情報要求パケットを送信する要求送信処理と、
    前記情報要求パケットに応答して前記基地局から送信された応答パケットであって、前記基地局から各前記無線装置に同報送信された応答パケットを受信する応答受信処理と、
    を含む同期処理を前記無線部と共に実行し、
    前記応答パケットは、
    前記基地局が前記同期パケットを送信した同期パケット送信時刻と、
    前記基地局が前記情報要求パケットを受信した情報要求受信時刻と、を含み、
    前記同期パケット受信処理は、
    前記同期パケットを受信した同期パケット受信時刻を求める処理を含み、
    前記要求送信処理は、
    前記情報要求パケットを送信した時刻を示す情報要求送信時刻を求める処理を含み、
    前記制御部は、
    前記同期パケット送信時刻、前記同期パケット受信時刻、前記情報要求送信時刻、および、前記情報要求受信時刻に基づいて、前記無線装置が発する時刻を求め、
    複数の前記無線装置のそれぞれについて、異なる前記遅延時間が定められていることを特徴とする無線通信システム
  5. 複数の無線装置を備える無線通信システムにおいて、
    各前記無線装置は、
    基地局との間でパケットを送受信する無線部と、
    前記無線部を制御する制御部と、を備え、
    前記制御部は、
    前記基地局から各前記無線装置に同報送信され、タイミングを規定する同期パケットを受信する同期パケット受信処理と、
    前記基地局から各前記無線装置に同報送信されたフォローアップパケットであって、前記基地局が前記同期パケットを送信した同期パケット送信時刻を含むフォローアップパケットを受信するフォローアップパケット受信処理と、
    前記同期パケットが受信されてから所定の遅延時間が経過したときに情報要求パケットを送信する要求送信処理と、
    前記情報要求パケットに応答して前記基地局から送信された応答パケットであって、前記基地局から各前記無線装置に同報送信された応答パケットを受信する応答受信処理と、
    を含む同期処理を前記無線部と共に実行し、
    前記応答パケットは、
    前記基地局が前記情報要求パケットを受信した情報要求受信時刻を含み、
    前記同期パケット受信処理は、
    前記同期パケットを受信した同期パケット受信時刻を求める処理を含み、
    前記要求送信処理は、
    前記情報要求パケットを送信した時刻を示す情報要求送信時刻を求める処理を含み、
    前記制御部は、
    前記同期パケット送信時刻、前記同期パケット受信時刻、前記情報要求送信時刻、および、前記情報要求受信時刻に基づいて、前記無線装置が発する時刻を求め、
    複数の前記無線装置のそれぞれについて、異なる前記遅延時間が定められていることを特徴とする無線通信システム
  6. 複数の無線装置を備える無線通信システムにおいて、
    各前記無線装置は、
    基地局との間でパケットを送受信する無線部と、
    前記無線部を制御する制御部と、を備え、
    前記制御部は、
    前記基地局から各前記無線装置に同報送信され、タイミングを規定する同期パケットを受信する同期パケット受信処理と、
    前記同期パケットが受信されてから所定の遅延時間が経過したときに情報要求パケットを送信する要求送信処理と、
    前記情報要求パケットに応答して前記基地局から送信された応答パケットであって、前記基地局から各前記無線装置に同報送信された応答パケットを受信する応答受信処理と、
    を含む同期処理を前記無線部と共に実行し、
    前記同期パケットは、
    前記基地局が前記同期パケットを送信した同期パケット送信時刻を含み、
    前記応答パケットは、
    前記基地局が前記情報要求パケットを受信した情報要求受信時刻を含み、
    前記同期パケット受信処理は、
    前記同期パケットを受信した同期パケット受信時刻を求める処理を含み、
    前記要求送信処理は、
    前記情報要求パケットを送信した時刻を示す情報要求送信時刻を求める処理を含み、
    前記制御部は、
    前記同期パケット送信時刻、前記同期パケット受信時刻、前記情報要求送信時刻、および、前記情報要求受信時刻に基づいて、前記無線装置が発する時刻を求め、
    複数の前記無線装置のそれぞれについて、異なる前記遅延時間が定められていることを特徴とする無線通信システム
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