JP6436573B2 - 受信装置、受信方法、及びプログラム - Google Patents

受信装置、受信方法、及びプログラム Download PDF

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Description

本発明は、受信装置、受信方法、及びプログラムに関する。
デジタルテレビジョン放送において、多チャンネル音声の一部のチャンネルについて、他のチャンネルと独立した音量制御を可能とするダイアログ専用チャンネルを設けることが検討されている。ダイアログ専用チャンネルには、番組の一部の要素としてダイアログ音声が提供される。ダイアログ音声対応の受信装置は、ダイアログ音声が提供されていることを認識し、全チャンネルについての音量調整とは別にダイアログ専用チャンネルについて音量調整を可能とする。このことにより、ユーザはダイアログ音声の音量を所望の聞きやすい音量に調整することができる。
例えば、特許文献1には、ダイアログ音量制御部、主音量制御部及びダイアログ音量制御部ならびに主音量制御部と結合され、ダイアログ音量及び主音量をそれぞれ個別に調節するためのダイアログ音量調節信号及び主音量調節信号を個別に生成するように構成される回路部を含むことを特徴とする装置について記載されている。
特表2010−515290号公報
しかしながら、従来のダイアログ音声対応受信装置では、ダイアログ音声を提供する放送であるダイアログ対応放送が提供されることをユーザが知る手段が用意されていなかった。また、ダイアログ対応放送においてダイアログ音声をダイアログ音声以外の音声とは別個に音量を調整できることが認知されていなかった。さらに、ダイアログ対応放送にユーザが気づいた場合でも、番組制作者や放送事業者がダイアログ音声を提供した意図を知ることができなかった。そのため、ユーザがダイアログ音声をいかに扱うべきか判断できないことがあった。
本発明は、上記の課題に鑑みてなされたものであって、ユーザにダイアログ音声について認知させ、利用を促進することができる受信装置、受信方法、及びプログラムを提供することを目的とする。
本発明の一態様は、受信した音声データから所定のチャンネルで再生させるダイアログ音声の音声データを放送番組の音声に関する補助情報に基づいて検出するダイアログ検出部と、複数のチャンネルのうち前記ダイアログ音声を再生するダイアログ専用チャンネルの音量と、その他のチャンネルの音量をそれぞれ制御する音量制御部と、前記ダイアログ検出部が検出したダイアログ音声に関する通知情報を出力する通知処理部と、を備え、前記通知情報は、前記ダイアログ音声の操作方法を案内する案内情報を含む受信装置である。
本発明の一態様によれば、ユーザにダイアログ音声について認知させ、利用を促進することができる。
第1の実施形態に係る放送システムの概略ブロック図である。 ダイアログ音声を説明するための図である。 ダイアログ音声の音量調整を説明するための図である。 音声データのストリームの例を示す図である。 補助情報のデータ構成を示す図である。 ダイアログ分類テーブルの例を示す図である。 ダイアログ分類デフォルトテーブルの例を示す図である。 第1の実施形態に係る受信装置の構成を示す概略ブロック図である。 第1の実施形態に係る受信処理を示すフローチャートである。 第1の実施形態に係る通知画面の一例を示す図である。 リモートコントローラの一例を示す外観図である。 第1の実施形態に係る通知画面の他の例を示す図である。 第1の実施形態に係る通知画面のさらに他の例を示す図である。 第1の実施形態に係る通知情報の他の形態の例を示す図である。 第1の実施形態に係る通知情報のさらに他の形態の例を示す図である。 第1の実施形態に係る通知情報の他の機器への表示例を示す図である。 第2の実施形態に係る放送システムの概略ブロック図である。 第2の実施形態に係る受信装置の構成を示す概略ブロック図である。
(第1の実施形態)
以下、本発明の第1の実施形態について、図面を参照して説明する。
図1は、本実施形態に係る放送システム1の概略ブロック図である。
放送システム1は、送信装置10と、受信装置30とを含んで構成される。放送システム1では、一般に送信装置10、受信装置30が、それぞれ複数個存在しうる。但し、以下では説明を簡潔にするため、送信装置10の個数、受信装置30の個数が、それぞれ1個である場合を例にする。
放送システム1は、放送番組を構成するコンテンツを示す番組データを所定の多重化・伝送方式を用いて伝送するシステムである。コンテンツとは、音声、映像、などの放送番組の構成要素であり、受信装置30により提示される情報である。番組データには、放送番組の音声を示す音声データと、映像を示す映像データが含まれる。以下の説明では、多重化・伝送方式として、主にMPEG−2(Moving Picture Experts Group−2)システムで規定された方式が用いられる場合を例にする。
送信装置10は、番組データと放送番組の構成を示す構成情報をそれぞれ取得し、取得した番組データと付加情報を所定の多重化方式を用いて多重化した多重化データを生成する。取得された番組データは、符号化された音声データ、符号化された映像データを含むデータである。送信装置10は、音声データや映像データのストリームをそれぞれエレメンタリストリーム(ES:Elementary Stream)として多重化し、番組データとしてトランスポートストリーム(TS:Transport Stream)を生成する。本実施形態では、放送番組のコンテンツにダイアログ音声が含まれる。ダイアログ音声は、複数のチャンネルの音声(多チャンネル音声)のうち、所定のチャンネルで再生させる音声である。ダイアログ音声は、通常の放送の音声(放送音声)と同一のストリームで送信されることも、別個のストリームで送信されることもある。ダイアログ音声については後述する。
構成情報には、個々の放送番組の構成要素であるコンテンツを示すプログラム情報と、放送番組の名称、放送日時、放送番組のジャンル、出演者など、個々の放送番組に関する番組情報が含まれる。送信装置10は、プログラム情報を示すプログラムマップテーブル(PMT:Program Map Table)と、番組情報を示すイベント情報テーブル(EIT:Event Information Table)を多重化し、構成情報としてプログラム特定サービス情報(PSI/SI:Program Specific Information/Service Information)を生成する。送信装置10は、番組データと構成情報を多重化して、多重化データを生成する。送信装置10は、生成した多重化データを搬送する放送波を受信装置30に放送伝送路11を介して送信する。送信装置10は、例えば、放送事業者の放送設備を構成する送信装置である。
放送伝送路11は、各種のデータを同時に複数の受信装置30に対して一方的に伝送する伝送路である。放送伝送路11は、放送衛星12を含んで構成される。放送衛星12は、送信装置10が送信した放送波を中継し、中継した放送波を受信装置30に送信する中継装置(図示せず)を搭載する。放送伝送路11は、その一部に通信回線、例えば、送信装置10から送信アンテナまでの間を有線又は無線で接続する通信ネットワークを含んでもよい。なお、放送伝送路11を介して各種のデータを伝送(送信、受信)することを「放送で伝送(送信、受信)する」呼ぶ。
受信装置30は、送信装置10から放送伝送路11を介して多重化データを受信し、受信した多重化データに含まれる番組データで表される放送番組のコンテンツを提示可能な電子機器である。受信装置30は、構成情報に基づいて多重化データから分離した音声データが示す音声を再生し、映像データが示す映像を表示する。受信装置30は、例えば、テレビジョン受像機、その他テレビジョン放送の受信機能を備える電子機器である。
受信装置30は、音声データが示す多チャンネル音声がダイアログ音声を含んだ音声データであることを当該音声データに付加された補助情報に基づいて検出する。受信装置30は、複数のチャンネルのうちダイアログ音声を再生するダイアログ専用チャンネルの音量と、その他のチャンネルの音量をそれぞれ制御し、検出したダイアログ音声に関する通知情報を出力する。通知情報を受けたユーザは、ダイアログ音声の存在に気付くことができる。また、通知情報にダイアログ専用チャンネルの音量の調整に関する案内情報を含めることで、ダイアログ音声についてその他のチャンネルと独立に音量が調整可能であることや、その調整方法がユーザに通知される。また、通知情報にダイアログ音声に関する解説情報を含めることで、例えば、放送事業者や番組制作者がダイアログ音声を提供した意図や、ダイアログ音声の概要や意義についてユーザに知得させることができる。
(ダイアログ音声)
次に、ダイアログ音声について説明する。
図2は、ダイアログ音声を説明するための図である。
ダイアログ音声とは、複数のチャンネルのうち所定のチャンネルを用いて再生される音声である。ダイアログ音声は、通例2ch(channel)よりも多くのチャンネルを有するサラウンド音声の一部として用いられる。ダイアログとは、本来、ドラマ、映画などの演芸のせりふを意味する語であるが、本実施形態では、ダイアログ音声には、せりふに限らず、主に人間が発話した音声もしくは合成された音声であって、放送番組の内容、要点、意味、背景などの内容を表す音声も含まれる。ダイアログ音声には、例えば、スポーツ放送、演芸番組、ニュース番組などの番組の解説音声が含まれる。また、ダイアログ音声は、外国語で発話された外国語音声やそれらを含む多言語音声として提供されることがある。また、ダイアログ音声は、視覚障害や聴覚障害などの知覚障害を補完するために用いられることがある。視覚障害用の音声として、例えば、映像が表現する情報を表す解説音声が用いられる。聴覚障害用の音声として、例えば、通常の音声よりも発話速度が遅い音声や、通常の音声よりも音量が大きい音声が用いられる。
図2は、受信装置30が多チャンネル音声の再生方式としてサラウンド5.1chを用いる場合を例にする。サラウンド5.1chは、所定の受聴位置Osを基準として前方正面(C:Center)、前方左(L:Left)、前方右(R:Right)、後方左(LS:Left Surround)、後方右(RS:Right Surround)に設置された5個のスピーカと、所定の周波数よりも低い周波数帯域の音声である低域効果音(LFE)専用のスピーカを用いる再生方式である。前方正面(C)、前方左(L)、前方右(R)、後方左(LS)、後方右(RS)、低域効果音(LFE)の各チャンネル又はスピーカは、それぞれFC(Front Center)、FL(Front Left)、FR(Front Right)、SL(Surround Left)、SR(Surround Right)、SW(Sub−woofer)と呼ばれることがある。
ダイアログ音声を再生するチャンネルであるダイアログ専用チャンネルとして、通例、前方正面(C)のチャンネルが用いられ、低域効果音(LFE)のチャンネルは用いられない。これは、ユーザに対してダイアログ音声を前方正面に知覚させることで、ダイアログ音声が表すせりふ、解説音声などの内容を明瞭に把握させるためである。従って、所定の内容を有する音声をダイアログ音声として用いることで、その内容をユーザに容易に把握させることができる。ダイアログ音声は、例えば、ユーザの言語、嗜好等の諸要件に応じてその内容に注目させること、ユーザの聴力を補完すること、残響・騒音などの視聴環境の影響を低減すること、を目的として用いられることが期待される。
(ダイアログ音声の音量調整)
次に、ダイアログ音声の音量調整について説明する。
図3は、ダイアログ音声の音量調整を説明するための図である。
受信装置30は、複数のチャンネルのうちダイアログ音声を再生するダイアログ専用チャンネルの音量と、その他のチャンネルの音量を個々に制御する。図3に示す例では、ダイアログ専用チャンネルの音量は、その他のチャンネルの音量との差分である相対レベルによって指定される。縦軸、横軸は、それぞれ音量のレベル、相対レベルを示す。図3は、左から右に順に相対レベルが+10dB、+7dB、0dB、−3dBである場合におけるダイアログ専用チャンネル、その他のチャンネルの音量レベルをそれぞれ示す。ダイアログ専用チャンネルの音量レベル、その他のチャンネルの音量レベルは、それぞれ塗りつぶし、白抜きの棒グラフで表される。
図3に示す例では、全チャンネル共通の音量レベルの基準値は0dBであり、相対レベルに関わらず音量レベルが基準値を超えないように制御される。0dBより高い相対レベルではダイアログ専用チャンネルの音量レベルが基準値に固定され、相対レベルが高いほどその他のチャンネルの音量が低くなる。0dB未満の相対レベルではその他のチャンネルの音量が基準値に固定され、相対レベルが低いほどダイアログ専用チャンネルの音量が低い。例えば、相対レベルが+10dBである場合、ダイアログ専用チャンネル、その他のチャンネルそれぞれの音量レベルは、それぞれ0dB、−10dBである。相対レベルが−3dBである場合、ダイアログ専用チャンネル、その他のチャンネルそれぞれの音量レベルは、それぞれ−3dB、0dBである。以下、ダイアログ専用チャンネルの音声の音量レベルをダイアログ音量と呼び、その他のチャンネルの音量レベルを他チャンネル音量と呼び、全チャンネル共通の音量レベルをチャンネル共通音量と呼ぶ。
(音声データのストリーム)
次に、音声データのストリームについて説明する。
図4は、音声データのストリームの例を示す図である。本実施形態では、送信装置10が送信する音声データのストリームは、符号化された音声データに付加情報が付加されて構成されるビットストリームである。図4は、音声データのストリームがLATM/LOAS(Low−overhead MPEG−4 Audio Transport Multiplex/Low Overhead Audio Stream)ストリーム形式で構成されている場合を例にする。LATM/LOASストリーム形式は、LOAS、LATMヘッダ、SCE1(Single Channel Element 1)、CPE1(Channel Pair Element 1)、CPE2、LFE、PCE(Program Configuration Element)、DSE(Data Stream Element)、TERM(Terminator)の各領域を有する。
LATMヘッダには、符号化された音声データに関する音声設定情報(AudioSpecificConfig)として、チャンネル設定情報(channelConfiguration)が含まれる。チャンネル設定情報には、設定値として再生方式(音声モード)を示す設定値が指定される。例えば、設定値「6」は、5.1chサラウンドを示し、設定値「13」は、22.2chサラウンドを示す。SCE1、CPE1、CPE2及びLFEには、符号化された音声データが格納される。SCE1、LFEには、それぞれ前方正面(C)、低域効果音(LFE)のチャンネルの音声データが格納される。CPE1には、前方左(L)ならびに前方右(R)のチャンネルの音声データが格納され、CPE2には、後方左(LS)ならびに後方右(RS)のチャンネルの音声データが格納される。PCEには、SCE1、CPE1、CPE2及びLFEと各チャンネルの対応関係やダイアログ情報の有無を示すエレメント構成情報が格納される。即ち、ストリームに含まれる音声データには、エレメント構成情報と補助情報が付加情報として付加される。
ダイアログ情報の有無は、エレメント構成情報に含まれるデータ要素(Data Element)として補助情報要素(num_assoc_data_element)の設定値により指定される。例えば、設定値「1」は、DSEにおいてダイアログ情報が指定されていることを示し、設定値「0」は、DSEにおいてダイアログ情報が指定されていないことを示す。DSEには、ビットストリームシンタックスとしてダイアログ情報を記述した補助情報(MPEG4_ancillary_data)が格納される。
次に、補助情報のデータ構成について説明する。
図5は、補助情報のデータ構成を示す図である。補助情報には、ダイアログ存在情報(ext_dialogue_status)、ダイアログ分類情報(dialogue_category_code)及びダイアログ分類デフォルト利得情報(dialogue_category_default_gain)が含まれる。
ダイアログ存在情報には、設定値としてダイアログ音声の有無を示す設定値が指定される。例えば、設定値「1」は、ダイアログ音声が存在することを示す。設定値「0」は、ダイアログ音声が存在しないことを示す。ダイアログ分類情報は、設定値としてダイアログ音声が属する分類(ジャンル)を示す設定値が指定される。ダイアログ分類デフォルト利得情報は、設定値として指定された分類に属するダイアログ音声に与えるデフォルトの利得を示す設定値が指定される。デフォルトの利得とは、具体的にはユーザによる指示を受けずにダイアログ音声に与えられる相対レベル又は増幅率である。
次に、ダイアログ分類情報で指定される指定値毎の分類を示すダイアログ分類テーブルの例について説明する。
図6は、ダイアログ分類テーブルの例を示す図である。図6に示す例では、設定値「0000」、「0001」、「0010」、「0011」、「0100」は、それぞれ、「聴覚障害」、「視覚障害」、「スポーツ解説」、「演芸解説」、「その他解説」を示す。受信装置30は、ダイアログ分類テーブルを参照し、指定された設定値に対応する分類を、ダイアログ音声が属する分類として特定することができる。
次に、ダイアログ分類デフォルト利得情報で指定される指定値毎の分類を示すダイアログ分類デフォルト利得テーブルの例について説明する。
図7は、ダイアログ分類デフォルトテーブルの例を示す図である。図7に示す例では、設定値「0011」、「0101」、「1000」、「1010」は、それぞれ増幅率として「0.251」、「0.501」、「1」、「1.995」を示す。これらの増幅率は、それぞれ−12dB、−6dB、0dB、+6dBの相対レベルに相当する。受信装置30は、ダイアログ分類テーブルを参照し、指定された設定値に対応するデフォルトの増幅率又は相対レベルを、ダイアログ音声に与えられる初期の増幅率又は相対レベルとして特定することができる。
(受信装置の構成)
次に、受信装置30の構成について説明する。
図8は、本実施形態に係る受信装置30の構成を示す概略ブロック図である。
受信装置30は、放送受信部31と、拡声部33と、入出力部34と、表示部35と、記憶部36と、制御部37と、を含んで構成される。
放送受信部31は、放送伝送路11を介して送信装置10からの多重化データを搬送する放送波を受信する。放送受信部31は、例えば、チューナである。放送受信部31は、放送伝送路11を介して受信した放送波による受信信号を制御部37に出力する。
拡声部33は、制御部37から入力される音声信号に基づく音声を再生する。拡声部33は、例えば、複数のスピーカを含んで構成される。個々のスピーカは、各チャンネルの音声を再生するために用いられる。拡声部33は、6個のスピーカを備えることで5.1chサラウンドの音声を再生することができる。
入出力部34は、ユーザの操作入力に応じた操作信号を取得し、取得した操作信号を制御部37に出力する。入出力部34は、スイッチ、ボタン、つまみなどの物理的な部材を含んで構成されてよいし、マウス、タッチセンサなどの汎用の部材を含んで構成されてもよい。また、入出力部34は、他の機器から無線又は有線で伝送された操作信号が入力され、入力された操作信号を制御部37に出力する入出力インターフェース又は通信インターフェースを含んで構成されてもよい。他の機器は、例えば、専用の遠隔制御機器(リモートコントローラ)、汎用の携帯電話機(いわゆるスマートフォンを含む)などの電子機器である。他の機器は、制御部37から入出力部34を介して出力された各種の情報を表示する表示部を備える電子機器であってもよい。
表示部35は、制御部37から取得した映像信号が示す映像を表示する。表示部35は、例えば、液晶ディスプレイ、有機EL(Electro−luminescence)ディスプレイなどのディスプレイである。
記憶部36は、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read−only Memory)などの記憶媒体を含んで構成される。記憶媒体として、その他に不揮発メモリ、HDD(Hard Disk Drive)などを含んでもよい。により構成される。記憶部36は、制御部37が実行する処理を記述した各種のプログラムや、それらの処理に用いられる各種のデータや、処理によって生成される各種のデータを記憶する。例えば、記憶部36は、放送番組の映像を示す映像信号や、各種の通知情報を示す映像信号を記憶する。
なお、後述するように拡声部33、入出力部34により接続される他の機器又は表示部35は、制御部37から入力された通知情報を提示する通知部38として機能する。
制御部37は、受信装置30の動作を制御する。制御部37は、復調部371と、分離部372と、音声処理部373と、通知処理部374と、を含んで構成される。また、音声処理部373は、音声復号部3731と、付加情報解析部3732と、ダイアログ検出部3733と、音量制御部3734とを含んで構成される。映像処理部375は、映像復号部3751と、表示合成部3752とを含んで構成される。制御部37は、各種の処理を実行するCPU(Central Processing Unit)などの制御デバイスと、上述した記憶媒体を含んで構成される。制御部37は、予め記憶媒体に記憶しておいた制御プログラムを読み出し、読み出した制御プログラムに記述される指令で指示される処理を実行してもよい。この実行により、復調部371と、分離部372と、音声処理部373と、通知処理部374の機能を実現する。
復調部371は、放送受信部31から入力された受信信号を所定の復調方式(例えば、QPSK:Quadrature Phase Shift Keying)を用いて復調する。復調部371において用いられる復調方式は、送信装置10で用いられた変調方式に対応する復調方式である。復調部371は、復調により得られた多重化データを分離部372に出力する。
分離部372には、放送で伝送された多重化データが復調部371から入力される。分離部372は、放送で伝送された多重化データから構成情報(PSI/SI)と番組データ(TS)を抽出する。分離部372は、構成情報に含まれるプログラム情報(PMT)に基づいて番組データの要素である音声データのストリーム(ES)と映像データのストリーム(ES)に分離する。分離部372は、分離した音声データのストリームを音声復号部3731と付加情報解析部3732に出力し、映像データのストリームを映像復号部3751に出力する。
音声復号部3731は、分離部372から入力された音声データのストリームから、チャンネル指定情報で指定されるチャンネル数の音声データを抽出する。音声復号部3731は、各チャンネルの音声データを所定の音声復号方式(例えば、MPEG−4 AAC)を用いて復号し、復号により得られた各チャンネルの音声信号を音量制御部3734に出力する。
付加情報解析部3732は、分離部372から入力された音声データのストリームにおいて音声データに付加された付加情報を解析し、ダイアログ情報の有無を判定する。具体的には、付加情報解析部3732は、当該ストリームに含まれる付加情報としてエレメント構成情報において設定されたエレメント構成情報の補助情報要素に指定された設定値を読み取る。付加情報解析部3732は、読み取った設定値が「1」である場合、ダイアログ情報があると判定し、読み取った設定値が「0」である場合、ダイアログ情報がないと判定する。ダイアログ情報があると判定するとき、付加情報解析部3732は、音声データのストリームからダイアログ情報を記述した補助情報を読み取り、読み取った補助情報をダイアログ検出部3733に出力する。
ダイアログ検出部3733は、付加情報解析部3732から入力された補助情報に基づいてダイアログ音声を検出する。具体的には、ダイアログ検出部3733は、補助情報に設定されたダイアログ存在情報を読み取る。ダイアログ検出部3733は、読み取った設定値が「1」である場合、ダイアログ音声があると判定し、読み取った設定値が「0」である場合、ダイアログ音声がないと判定する。ダイアログ検出部3733は、ダイアログ音声があると判定する場合、ダイアログ存在情報を通知処理部374に出力する。この場合、ダイアログ検出部3733は、補助情報から読み取ったダイアログ分類デフォルト利得情報を音量制御部3734に出力する。
なお、ダイアログ検出部3733は、付加情報解析部3732においてダイアログ情報があると判定されたとき、ダイアログ音声があると判定し、ダイアログ情報がないと判定されたとき、ダイアログ音声がないと判定してもよい。
音量制御部3734は、音声復号部3731から入力された各チャンネルの音声信号に係る音量を制御する。ダイアログ音声があると判定される場合、音量制御部3734は、入出力部34から入力される操作信号に基づいてダイアログ専用チャンネルの音量と他チャンネルの音量を個々に制御する。具体的には、音量制御部3734は、図3を参照して上述したように操作信号で指定される相対レベルと共通チャンネル音量に基づいてダイアログ音量と他チャンネル音量を定める。そして、音量制御部3734は、ダイアログ専用チャンネルの音声信号の信号値にダイアログ音量に対応する増幅率を乗算し、その他のチャンネル音声信号の信号値に他チャンネル音量に対応する増幅率を乗算する。音量制御部3734は、音量を制御した各チャンネルの音声信号を拡声部33に出力することにより、各チャンネルの音声を再生させる。
但し、音量制御部3734は、ダイアログ分類デフォルト利得情報に基づいてデフォルトのダイアログ音量を定める。具体的には、音量制御部3734は、記憶部36に予め記憶されたダイアログ分類デフォルト利得情報を参照し、ダイアログ分類デフォルト情報で指定される設定値に対応する相対レベルを読み取る。読み取った相対レベルが0dB以上である場合には、音量制御部3734は、ダイアログ音量を所定の基準値(例えば、0dB)に定め、他チャンネル音量を所定の基準値から相対レベルを減算して得られる値に定める。読み取った相対レベルが0dB未満である場合には、音量制御部3734は、ダイアログ音量を所定の基準値に相対レベルを加算した値に定め、他チャンネル音量を所定の基準値に定める。そして、音量制御部3734は、ダイアログ専用チャンネルの音声信号の信号値にダイアログ音量に対応する増幅率を乗算し、その他のチャンネル音声信号の信号値に他チャンネル音量に対応する増幅率を乗算する。
なお、ダイアログ音声の有無に関わらず、音量制御部3734は、操作信号が示す共通チャンネル音量に基づいて全チャンネルの音量を一斉に制御する。ダイアログ音声がないと判定される場合には、音量制御部3734は、相対レベルに基づく音量の制御を行わない。
通知処理部374は、ダイアログ検出部3733からのダイアログ存在情報の入力に応じてダイアログ音声に関する通知情報を直接又は間接的に通知部38に出力する。通知処理部374は、例えば、記憶部36に予め記憶しておいた通知画面データを読み取り、読み取った通知画面データを表示合成部3752に出力することにより、通知画面データが示す通知画面を表示部35に表示させる。通知画面には、ダイアログ音声に関する通知情報として、例えば、放送番組におけるダイアログ音声の提供、ダイアログ音量の調節に係る操作方法の案内、ダイアログ音声に関する解説が含まれてもよい。また、ダイアログ検出部3733からダイアログ音声の属性を示す属性情報が入力されるとき、通知処理部374は、属性情報に対応づけられた通知情報もしくは属性情報が付加された通知情報を通知部38に出力してもよい。属性情報として、例えば、上述したダイアログ分類情報やダイアログ音声の言語を示すダイアログ言語情報がある。ダイアログ言語情報として、補助情報に記述されたダイアログ言語情報(dialogue_main_lang_code)が利用可能である。ダイアログ検出部3733は、このダイアログ言語情報を補助情報から抽出する。通知情報の例については、後述する。
映像復号部3751は、分離部372から入力される映像データのストリームから映像データを抽出する。映像復号部3751は、抽出した映像データを所定の映像復号方式(例えば、MPEG−2 ビデオ)を用いて復号し、復号した映像データを生成する。復号した映像データは、各時刻における映像(フレーム画像)を形成する信号値を示すデータである。映像復号部3751は、復号した映像データを表示合成部3752に出力する。
表示合成部3752は、映像復号部3751から入力された映像データが示す映像と、通知処理部374から入力された通知画面データ又はその他の画面データが示す画面とを合成する。表示合成部3752は、合成により得られた合成映像を示す表示データを表示部35に出力する。
(受信方法)
次に、本実施形態に係る受信処理について説明する。
図9は、本実施形態に係る受信処理を示すフローチャートである。
(ステップS101)分離部372は、放送で伝送された多重化データに含まれるプログラム情報に基づいて、当該多重化データから音声データのストリームを分離する。その後、ステップS102に進む。
(ステップS102)付加情報解析部3732は、分離された音声データのストリームから音声データに付加された付加情報を解析し、ダイアログ情報の有無を判定する。ダイアログ情報があると判定するとき、付加情報解析部3732は、ダイアログ情報を記述した補助情報を抽出する。その後、ステップS103に進む。
(ステップS103)音声復号部3731は、音声データのストリームに含まれる各チャンネルの音声データを復号し、音声信号を取得する。その後、ステップS104に進む。
(ステップS104)ダイアログ検出部3733は、抽出された補助情報に含まれるダイアログ存在情報に基づいてダイアログ音声の有無を判定する。ダイアログ音声があると判定されるとき(ステップS104 YES)、ステップS105に進む。ダイアログ音声がないと判定されるとき(ステップS104 NO)、図9に示す処理を終了する。
(ステップS105)通知処理部374は、ダイアログ音声に関する通知情報を通知部38に出力する。通知部38は、通知処理部374からの通知情報を通知する。その後、ステップS106に進む。
(ステップS106)音量制御部3734は、各チャンネルの音声データが示す音声のうち、ダイアログ専用チャンネルの音声について、補助情報に含まれるダイアログ分類デフォルト利得情報に基づいてデフォルトのダイアログ音量を定める。音量制御部3734は、操作信号に基づいてダイアログ専用チャンネルの音量と他チャンネルの音量を制御する。拡声部33は、音量が制御された各チャンネルの音声を再生する。その後、図9に示す処理を終了する。
(通知情報の例)
次に、通知部38が通知する通知情報の例について説明する。
図10は、本実施形態に係る通知画面の一例を示す図である。図10に示す通知画面は、表示部35の表示領域の右下端から所定範囲内の領域に表示される。この領域に表示されることにより、ユーザによる映像の視認が妨げられない。通知画面に含まれるメッセージMg1が含まれる。メッセージMg1の第1文「この放送では、演劇解説のダイアログがあります。」は、放送番組において演劇解説に属する分類の内容を示すダイアログ音声が含まれることを示す。メッセージMg1の第2文「演劇解説をお聞きになる場合には、ダイアログボタンを押して音量調節を行います」は、ダイアログ音量が調節可能であることと、その調節に係る操作方法を案内する案内情報の一例である。
ダイアログ分類情報を含む通知情報を表示する際、通知処理部374は、記憶部36から読み出した通知画面データにダイアログ検出部3733からのダイアログ分類情報を付加し、ダイアログ分類情報を付加した通知画面データを表示合成部3752に出力する。また、記憶部36には、予めダイアログ分類情報が含まれた通知画面データを記憶部36に記憶させておいてもよい。その場合には、通知処理部374は、ダイアログ検出部3733から取得したダイアログ分類情報に対応する通知画面データを読み出し、読み出した通知画面データを表示合成部3752に出力する。
メッセージMg1の第2文において言及されているダイアログボタンは、リモートコントローラRc(図11)が備えるダイアログ音量を調整するためのダイアログボタンDbtである。ダイアログボタンDbtは、共通チャンネル音量を調整するための音量ボタンVbtとは別個に設けられる操作ボタンである。図11に示す例では、ダイアログボタンDbt、音量ボタンVbtの近傍には、それぞれ「ダイアログ」、「VOL」の文字が付されている。ユーザの操作によりダイアログボタンDbtが押下されるとき、リモートコントローラRcは、相対レベルを示す操作信号を受信装置30の入出力部34に無線(例えば、赤外線)で送信する。音量制御部3734は、上述したように、入出力部34からの操作信号が示す相対レベルに基づいてダイアログ音量を制御する。なお、本実施形態では「押下」とは、物理的なボタンが現実に押下されることの他、画面上に表示されたボタン又はその表示領域が操作信号により指示されることも意味する。
リモートコントローラRcは、さらに音声切替ボタンAswと4個のカラーボタンBbt、Rbt、Gbt、Ybtを備える。音声切替ボタンAswは、押下により再生対象の音声(再生対象音声)の切り替えを指示するためのボタンである。音声切替ボタンAswが機能するのは、再生対象音声が複数存在する場合である。本実施形態では、例えば、ダイアログ音声の音声データと通常の放送音声の音声データとが並列に伝送される場合、複数のダイアログ音声の音声データが並列に伝送される場合、などがある。音声処理部373は、音声切替ボタンAswが押下される都度、複数の伝送音声のいずれか又はそれらの組み合わせを重ね合わせた音声を再生対象音声として巡回的に選択する。
カラーボタンBbt、Rbt、Gbt、Ybtは、青、赤、緑、黄の各色が着色された無地のボタンである。円で囲まれる色を表す文字、例えば、「青」は、その色が着色されていることを示す文字であり、実際にはそれらの文字が表されない。本実施形態では、カラーボタンBbt、Rbt、Gbt、Ybtは、後述する機能を指示するために用いられる。以下の説明では、カラーボタンBbt、Rbt、Gbt、Ybtを、それぞれ青ボタンBbt、赤ボタンRbt、緑ボタンGbt、黄ボタンYbtと呼ぶ。
次に、通知画面の他の例について説明する。
図12は、本実施形態に係る通知画面の他の例を示す図である。図12に示す例では、通知画面は、表示部35の表示領域の左下端から所定範囲内の領域に表示される。この領域に表示されることにより、ユーザによる映像の視認が妨げられない。通知画面に含まれるメッセージMg2として「ダイアログ対応放送です。」とのメッセージと、「黄」の文字で囲まれる円と、その円に隣接した「詳細」とのメッセージを含む。「ダイアログ対応放送です。」とのメッセージは、放送番組においてダイアログ音声が提供されることを示すメッセージである。従って、その円に隣接した「詳細」とのメッセージは、黄ボタンYbtの押下により、提供されるダイアログ音声に関するより詳細な情報が表示されることを表す。ユーザの操作により黄ボタンYbtが押下されるとき、リモートコントローラRcは、詳細情報の表示を示す操作信号を受信装置30の入出力部34に送信する。通知処理部374は、入出力部34からの操作信号の入力に応じて、当該ダイアログ音声に関する詳細情報を表示合成部3752に出力することにより、表示部35に表示させる。
詳細情報は、記憶部36に予め記憶された情報、ダイアログ検出部3733が補助情報から抽出した情報のいずれでもよい。予め記憶された情報は、例えば、受信装置30の取り扱い方法を示す取扱説明書データ(電子マニュアル)である。これにより、ユーザは取扱説明書データに誘導されるので、受信装置30の取り扱いについてより詳細な情報に容易に接することができる。補助情報から抽出した情報は、例えば、ダイアログ音声に関する解説を示すダイアログ解説情報である。補助情報において、ダイアログ解説情報は、補助情報のメインダイアログコメントデータ(dialogue_main_lang_comment_data)の項目に格納される。これにより、番組制作者や放送事業者が制作した、より詳細なダイアログ音声に関する解説が伝達される。ダイアログ解説情報として、放送番組の構成やダイアログ音声の位置づけに応じた説明が含まれてもよい。例えば、スポーツ番組において、複数の解説者による解説音声がそれぞれダイアログ音声として含まれる場合、それぞれの解説者の略歴、主たる解説対象の選手、チームの解説やそれぞれの選手、チームの立場に立った競技の概要や、それらのダイアログ音声の切り替え方法などの説明が含まれてもよい。
次に、通知画面のさらに他の例について説明する。
図13は、本実施形態に係る通知画面のさらに他の例を示す図である。図13に示す例では、通知画面は、表示部35の表示領域の下辺から所定範囲内の領域に表示される。通知画面に含まれるメッセージMg3の第1文の「この放送は、フランス語音声のダイアログがあります。」とのメッセージは、提供言語がフランス語であるダイアログ音声が提供されることを示す。この提供言語は、通知処理部374は、ダイアログ検出部3733からのダイアログ言語情報が示す言語である。
メッセージMg3の第2文の「フランス語に切り替える場合には音声切替ボタンを押してください。」とのメッセージは、リモートコントローラRcの音声切替ボタンAswの押下により、提供されるダイアログ音声が再生対象の音声として選択されることを示す。
ユーザの操作により音声切替ボタンAswが押下されるとき、リモートコントローラRcは、再生対象音声の切り替えを示す操作信号を受信装置30の入出力部34に送信する。音量制御部3734は、入出力部34からの操作信号の入力に応じて、ダイアログ音声に係る音声信号の出力を開始する。このとき、音量制御部3734は、その他の音声データに基づく音声信号の出力を停止(ミュート)してもよい。
メッセージMg3には、第3文として「青ボタン、赤ボタンを押すとダイアログの音量を調整できます。」とのメッセージ、「赤」の文字で囲まれる円に隣接した「ダイアログ音量UP」とのメッセージ、「青」の文字で囲まれる円に隣接した「ダイアログ音量DOWN」とのメッセージが含まれる。これらのメッセージは、赤ボタンRbtの押下により、より高い相対レベルを与えるようにダイアログ音量が調整され、青ボタンBbtの押下により、より低い相対レベルを与えるようにダイアログ音量が調整されることを示す。
ユーザの操作により赤ボタンRbtが押下されるとき、リモートコントローラRcは、その時点までに指示された相対レベルよりも高い相対レベルを示す操作信号を示す操作信号を受信装置30の入出力部34に送信する。青ボタンBbtが押下されるとき、リモートコントローラRcは、その時点までに指示された相対レベルよりも低い相対レベルを示す操作信号を示す操作信号を受信装置30の入出力部34に送信する。音量制御部3734は、入出力部34から入力された操作信号が示す相対レベルに基づいてダイアログ音量を制御する。
通知情報の形態や内容は、図10、12、13に例示されるポップアップウィンドウとして表される通知画面に限られない。通知情報は、テキストで表されてもよく、他の情報に付加して表されてもよい。図14に示す例では、表示部35の表示領域の右上端から所定範囲内の領域にメッセージMg4が表示される。メッセージMg4のうち、「ZYX」、「BS5」、「5.1ch サラウンド」は、それぞれ放送事業者名、チャンネル名、音声の再生方式を示し、いずれも番組情報の要素である。「(ダイアログ解説あり)」は、当該番組で提供されるダイアログ音声の存在を示す通知情報に相当する。そこで、通知処理部374は、分離部372から構成情報に含まれる番組情報を抽出する。通知処理部374は、予め記憶された所定の通知情報を記憶部36から読み出し、読み出した通知情報を表すテキストと構成情報を表すテキストとを統合したテキストを示すメッセージデータを生成する。通知処理部374は、生成したメッセージデータを表示合成部3752に出力することにより、それらのテキストを表示部35に表示させる。
また、通知情報には、テキストが含まれていなくてもよく、所定の図案を有するアイコンなどの画像、所定の記号(ロゴ)であってもよい。また、通知処理部374は、これらの記号や模様を、番組情報に基づいて生成した電子番組表(EPG)のうち、該当する放送番組の表示領域に重ね合わせて表示させてもよい。
通知情報は、表示部35以外の部材を通知部38として用いることにより通知されてもよい。例えば、図15に示すように、通知情報は、表示部35の外枠部の表面に配置された発光部Leを点灯又は点滅させることにより提示されてもよい。その場合、通知処理部374は、通知情報として、発光部Leへの電力供給の有無を切り替える切替部(スイッチ)に、電力供給を指示する情報を出力する。切替部は、通知情報の入力に応じて発光部Leに電力を供給する。また、通知情報は、拡声部33を構成するスピーカから音声を再生させることにより提示されてもよい。その場合、通知処理部374は、通知情報として所定の音声信号を拡声部33に出力することにより、その音声信号が示す音声を再生させる。再生させる音声は、所定の効果音でもよいし、各種のメッセージの内容を示す発話音声もしくは合成音声、例えば、案内情報、解説情報、ダイアログ分類情報などを、その内容として示す音声でもよい。再生させる音声として、例えば、「ダイアログ対応放送です!ダイアログボタンで解説音声の強弱が調整できます!」との内容を表す音声が用いられてもよい。
また、通知情報は、入出力部34を介して他の機器から通知されてもよい。即ち、入出力部34と他の機器が、通知部38として用いられる。他の機器として表示部を有する電子機器、例えば、リモートコントローラ、携帯電話機、等が用いられてもよい(セカンドスクリーン)。表示合成部3752は、例えば、通知情報を他の機器に入出力部34を介して出力することによって、その機器が備える表示部に表示させる。
図16は、本実施形態に係る通知情報の他の機器への表示例を示す図である。図16に示す例では、他の機器は、携帯電話機UEである。携帯電話機UEは、その1つの面に表示部Dsを備える。表示部Dsの表示領域において、その上辺から所定範囲内にメッセージMg4が表示される。このメッセージMg4は、図14に示すメッセージMg4と同様の内容を含む。従って、受信装置30の表示部35とは別個のユーザ所望の機器から通知情報が提示されることにより、放送番組で提供される映像や音声の視聴が妨げられずに済む。なお、表示部を備える他の機器には、通知処理部374は、上述の通知画面や詳細情報を表示させてもよい。
なお、通知情報の出力先となる部材や機器は、予め制御部37に設定された出力先情報により指定されてもよいし、送信装置10から受信した各種の情報、例えば、補助情報、構成情報などに含まれる記述子により指定されてもよい。
以上に説明したように、本実施形態に係る受信装置30は、受信した音声データからダイアログ音声の音声データを、放送番組の音声に関する補助情報に基づいて検出するダイアログ検出部3733を備える。また、受信装置30は、ダイアログ音量と、他チャンネル音量をそれぞれ制御する音量制御部3734と、ダイアログ検出部3733が検出したダイアログ音声に関する通知情報を出力する通知処理部374とを備える。
この構成により、放送中に提供される放送番組の音声から検出されたダイアログ音声に関する通知情報が提示されるので、ユーザは検出されるダイアログ音声の存在を認知することができる。そのため、提供されるダイアログ音声の利用をユーザに促進することができる。
また、補助情報はダイアログ音声の属性を示す属性情報を含み、通知処理部374は、属性情報に応じた通知情報を出力する。
この構成により、ダイアログ音声の属性情報に応じた通知情報が提示されるので、検出されるダイアログ音声の属性情報が示す属性に応じてダイアログ音声の利用や、その利用の要否の判断をユーザに促進することができる。
また、通知情報は、ダイアログ専用チャンネルの音量の調整に関する案内情報を含む。
これにより、ユーザにはダイアログ音量が調整可能であって、その調整方法が通知される。そのため、ダイアログ音声を所望の音量で受聴するための調整をユーザに促進することができる。
また、前記通知情報は、ダイアログ音声に関する解説情報を含む。
これにより、ユーザは、ダイアログ音声に関する解説情報として、例えば、番組制作者や放送事業者による提供の意図、ダイアログ音声の概要、背景、番組における位置づけ、などを知得することができる。そのため、ダイアログ音声や当該ダイアログ音声が提供される放送番組全体についてユーザの興趣を深めることができる。
また、前記通知処理部は、前記ダイアログ音声の存在を示す通知情報の出力後、操作入力に応じてダイアログ専用チャンネルの音量の調整に関する案内情報またはダイアログ音声に関する解説情報を出力する。この構成により、提示される通知情報の表示領域を小さくして、その提示による放送番組の視聴の妨害を回避するとともに、ユーザの判断に応じてより詳細な案内情報または解説情報が提供される。そのため、ダイアログ音声の利用をさらにユーザに促進することができる。
(第2の実施形態)
次に、本発明の第2の実施形態について説明する。第1の実施形態と同一の構成については、同一の符号を付してその説明を援用する。以下、主に第1の実施形態との差異点について説明する。
第1の実施形態では、送信装置10(図1)が放送伝送路11を介して番組データを送信する放送システム1を例にした。本実施形態では、放送システム1が放送通信連携システムとして構成されている場合を例にする。
図17は、本実施形態に係る放送システム1の概略ブロック図である。
本実施形態に係る放送システム1は、さらに通信装置20を含んで構成される。
通信装置20は、受信装置30から要求信号を受信するとき、その応答としてアプリケーションプログラム(以下、アプリケーションと呼ぶ)を受信装置30に送信する。このアプリケーションは、所定の記述言語(例えば、HTML5)で記述され、放送番組を構成する一部のコンテンツのデータを含む。そのデータとして音声データが含まれることがある。このアプリケーションには、通知情報が含まれることや、その通知情報を通知部38に通知させるための命令が記述されることがある。通信装置20は、例えば、放送事業者又はコンテンツ提供者のサーバー装置である。
通信伝送路21は、通信装置20と受信装置30との間で各種のデータを双方向的に伝送する伝送路である。通信伝送路21は、例えば、インターネット、公衆無線通信網、等の広域通信網を含む。通信伝送路21には、一部に構内通信網(LAN:Local Area Network)や専用のアクセス網が含まれてもよい。なお、通信伝送路21を介して各種のデータを伝送(又は、送信、受信)することを、「通信で伝送(又は、送信、受信)する」と呼ぶことがある。
本実施形態に係る送信装置10は、さらに制御情報を取得する。制御情報は、アプリケーションの取得先情報として通信装置20のURL(Uniform Resource Locator)や、アプリケーションの起動、停止、等の実行を制御するための情報が含まれる。制御情報は、所定の形式を有するデータ、例えば、アプリケーション情報テーブル(AIT:Application Information Table)として表され、上述した構成情報に含まれる。従って、送信装置10は、この構成情報を含んだ多重化データを受信装置30に放送伝送路11を介して送信する。
次に、本実施形態に係る受信装置30の構成について説明する。
図18は、本実施形態に係る受信装置30の構成を示す概略ブロック図である。
本実施形態に係る受信装置30は、さらに通信部32と、アプリケーション処理部376とを備える。アプリケーション処理部376は、アプリケーション制御部3761と、アプリケーション実行部3762とを備える。
分離部372は、多重化データから分離された構成情報から、さらに制御情報を分離し、分離した制御情報をアプリケーション制御部3761に出力する。
アプリケーション制御部3761は、分離部372から制御情報を取得し、取得した制御情報に基づいてアプリケーションを取得し、取得したアプリケーションに記述された命令で指示される処理を制御する。なお、以下の説明ではアプリケーションに記述された命令で指示される処理を行わせることを、「アプリケーションを実行する」と呼ぶ。
アプリケーション制御部3761は、制御情報で指示されたアプリケーションの取得先情報が示す通信装置20にアプリケーションの取得を指示するための要求信号を生成する。アプリケーション制御部3761は、生成した要求信号を通信装置20に通信部32を介して送信する。アプリケーション制御部3761は、その応答として通信装置20から通信部32を介してアプリケーションを受信する。アプリケーション制御部3761は、受信したアプリケーションをアプリケーション実行部3762に出力する。アプリケーション制御部3761は、制御情報に基づいてアプリケーション実行部3762にアプリケーションの実行を開始させ、その実行を停止させる。
アプリケーション実行部3762は、アプリケーション制御部3761から入力されたアプリケーションを、アプリケーション制御部3761による制御に従って実行する。アプリケーション実行部3762は、例えば、当該アプリケーションに含まれる放送番組を構成する一部のコンテンツを示す番組データを抽出する。また、アプリケーション実行部3762は、当該アプリケーションで指定された取得先から通信伝送路21を介して番組データを取得してもよい。アプリケーション実行部3762は、取得した番組データを分離部372に出力する。分離部372は、アプリケーション実行部3762から入力された番組データから音声データと映像データを分離し、分離した音声データを音声処理部373に出力し、分離した映像データを映像処理部375に出力する。よって、当該アプリケーションの実行により指定されたコンテンツが提示される。アプリケーション実行部3762は、アプリケーションに記述された命令に基づいて、番組データが示すコンテンツの提示やその提示に関する処理を他の機能部に実行させる。例えば、アプリケーション実行部3762は、当該アプリケーションの実行として通知処理部374に、ダイアログ音声に関する通知情報を直接又は間接的に通知部38に出力する処理を行わせる。また、通知処理部374は、出力する通知情報の一部又は全部として当該アプリケーションに含まれる通知情報や、当該アプリケーションにより指定(リンク)された通知情報を用いてもよい。
以上に説明したように、本実施形態によれば、受信装置30は、通信装置20から取得したアプリケーションの実行により取得した音声データからダイアログ音声の音声データを、放送番組の音声に関する補助情報に基づいて検出する。
この構成によっても、放送中に提供されるアプリケーションの実行により取得した音声から検出されたダイアログ音声に関する通知情報が提示されるので、ユーザは検出されるダイアログ音声の存在を認知することができ、提供されるダイアログ音声の利用をユーザに促進することができる。
また、補助情報は、音声データが伝送されるストリームにおいて当該音声データに付加される。そのため、本実施形態において取得した音声データについても、受信装置30は、放送により取得した音声データと共通のダイアログ検出部3733、音量制御部3734、通知処理部374、それぞれの機能を発揮することができる。
なお、本発明は上述した各実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に示した範囲で種々の変更が可能であり、異なる実施形態にそれぞれ開示された技術的構成を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。
また、本発明の各構成要素は、任意に取捨選択することができ、取捨選択した構成を具備する発明も本発明に含まれるものである。
例えば、複数のダイアログ音声の存在を示す補助情報において、ダイアログ分類情報とダイアログ分類デフォルト利得情報のいずれか又は両者は、全てのダイアログ音声について一括して指定されてもよいし、個々のダイアログ音声について指定されてもよい。ダイアログ分類デフォルト利得情報が一括して指定された全てのダイアログ音声について、音量制御部3734は、当該ダイアログ分類デフォルト利得情報に基づいてデフォルトのダイアログ音量を定める。ダイアログ分類情報が一括して指定された全てのダイアログ音声について、通知処理部374は、当該ダイアログ分類情報に基づいて通知情報を生成、出力する。他方、音量制御部3734は、個々に指定されたダイアログデフォルト利得情報に基づいて指定対象のダイアログ音声についてそれぞれデフォルトのダイアログ音量を定める。また、通知処理部374は、個々にダイアログ分類情報に基づいて指定対象のダイアログ音声について通知情報をそれぞれ生成、出力する。
上述した実施形態では、主に音声モードが5.1chサラウンドである場合を例にしたが、その他の多チャンネル音声に係る音声モードが用いられてもよい。音声モードは、例えば、22.2chサラウンドであってもよい。また、上述した実施形態は、5.1ch、22.2chなどの多チャンネルのサラウンド音声をより少ないチャンネルの音声モード(例えば、2.0chステレオ、2.1chステレオ)にダウンミックスする手段を備えた再生システムとして実現されてもよい。このような再生システムについても、ユーザに独立に音量を調整することが可能なダイアログ音声の存在を認知させ、その利用を促すことができる。
また、受信装置30との間で各種のデータが送受信可能であれば拡声部33、入力部34、及び表示部35のいずれか又はそれらの組み合わせが受信装置30の本体から省略され、別体として構成されてもよい。
上述した実施形態では、各種のデータを伝送する際、MPEG−2システムで規定された方式を用いる場合を例にしたが、その他の多重化・伝送方式が用いられてもよい。例えば、MPEG−Hで規定されたMMT(MPEG Media Transport)によるメディアトランスポート方式が用いられてもよい。また、伝送に係るデータ形式、暗号化方式、符号化方式も、その伝送方式において利用可能なデータ形式、暗号化方式、符号化方式が用いられてもよい。
また、上述した実施形態における受信装置30の一部をコンピュータで実現するようにしてもよい。その場合、この制御機能を実現するためのプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行することによって実現してもよい。なお、ここでいう「コンピュータシステム」とは、認識データ伝送装置に内蔵されたコンピュータシステムであって、OSや周辺機器等のハードウェアを含むものとする。また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD−ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。さらに「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介してプログラムを送信する場合の通信線のように、短時間、動的にプログラムを保持するもの、その場合のサーバーやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリのように、一定時間プログラムを保持しているものも含んでもよい。また上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであってもよく、さらに前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるものであってもよい。
なお、本発明は次の態様でも実施することができる。
(1)受信した音声データから所定のチャンネルで再生させるダイアログ音声の音声データを放送番組の音声に関する補助情報に基づいて検出するダイアログ検出部と、複数のチャンネルのうち前記ダイアログ音声を再生するダイアログ専用チャンネルの音量と、その他のチャンネルの音量をそれぞれ制御する音量制御部と、前記ダイアログ検出部が検出したダイアログ音声に関する通知情報を出力する通知処理部と、を備える受信装置。
(2)前記補助情報は前記ダイアログ音声の属性を示す属性情報を含み、前記通知処理部は、前記属性情報に応じた通知情報を出力する(1)の受信装置。
(3)前記通知情報は、前記ダイアログ専用チャンネルの音量の調整に関する案内情報を含む(1)または(2)の受信装置。
(4)前記通知情報は、前記ダイアログ音声に関する解説情報を含む(1)から(3)のいずれかの受信装置。
(5)前記通知処理部は、前記ダイアログ音声の存在を示す通知情報の出力後、操作入力に応じて前記ダイアログ専用チャンネルの音量の調整に関する案内情報または前記ダイアログ音声に関する解説情報を出力する(4)の受信装置。
(6)受信装置の受信方法であって、受信した音声データから所定のチャンネルで再生させるダイアログ音声の音声データを放送番組の音声に関する補助情報に基づいて検出するダイアログ検出過程と、複数のチャンネルのうち前記ダイアログ音声を再生するダイアログ専用チャンネルの音量と、その他のチャンネルの音量をそれぞれ制御する音量制御過程と、前記ダイアログ検出過程で検出されたダイアログ音声に関する通知情報を出力する通知処理過程と、を有する受信方法。
(7)受信装置のコンピュータに、受信した音声データから所定のチャンネルで再生させるダイアログ音声の音声データを放送番組の再生に関する補助情報に基づいて検出するダイアログ検出手順、複数のチャンネルのうち前記ダイアログ音声を再生するダイアログ専用チャンネルの音量と、その他のチャンネルの音量をそれぞれ制御する音量制御手順、前記ダイアログ検出手順で検出されたダイアログ音声に関する通知情報を出力する通知処理手順、を実行させるためのプログラム。
1…放送システム、10…送信装置、11…放送伝送路、12…放送衛星、20…通信装置、21…通信伝送路、30…受信装置、31…放送受信部、32…通信部、33…拡声部、34…入出力部、35…表示部、36…記憶部、37…制御部、371…復調部、372…分離部、373…音声処理部、3731…音声復号部、3732…付加情報解析部、3733…ダイアログ検出部、3734…音量制御部、374…通知処理部、375…映像処理部、3751…映像復号部、3752…表示合成部、376…アプリケーション処理部、3761…アプリケーション制御部、3762…アプリケーション実行部、38…通知部

Claims (6)

  1. 受信した音声データから所定のチャンネルで再生させるダイアログ音声の音声データを放送番組の音声に関する補助情報に基づいて検出するダイアログ検出部と、
    複数のチャンネルのうち前記ダイアログ音声を再生するダイアログ専用チャンネルの音量と、その他のチャンネルの音量をそれぞれ制御する音量制御部と、
    前記ダイアログ検出部が検出したダイアログ音声に関する通知情報を出力する通知処理部と、
    を備え
    前記通知情報は、前記ダイアログ音声の操作方法を案内する案内情報を含む
    受信装置。
  2. 前記補助情報は前記ダイアログ音声の属性を示す属性情報を含み、
    前記通知処理部は、前記属性情報に応じた通知情報を出力する請求項1に記載の受信装置。
  3. 前記通知情報は、前記ダイアログ音声に関する解説情報を含む請求項1または請求項2に記載の受信装置。
  4. 前記通知処理部は、前記ダイアログ音声の存在を示す通知情報の出力後、操作入力に応じて前記案内情報または前記ダイアログ音声に関する解説情報を出力する請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の受信装置。
  5. 受信装置の受信方法であって、
    受信した音声データから所定のチャンネルで再生させるダイアログ音声の音声データを放送番組の音声に関する補助情報に基づいて検出するダイアログ検出過程と、
    複数のチャンネルのうち前記ダイアログ音声を再生するダイアログ専用チャンネルの音量と、その他のチャンネルの音量をそれぞれ制御する音量制御過程と、
    前記ダイアログ検出過程で検出されたダイアログ音声に関する通知情報を出力する通知処理過程と、
    を有し、
    前記通知情報は、前記ダイアログ音声の操作方法を案内する案内情報を含む
    受信方法。
  6. 受信装置のコンピュータに、
    受信した音声データから所定のチャンネルで再生させるダイアログ音声の音声データを放送番組の再生に関する補助情報に基づいて検出するダイアログ検出手順、
    複数のチャンネルのうち前記ダイアログ音声を再生するダイアログ専用チャンネルの音量と、その他のチャンネルの音量をそれぞれ制御する音量制御手順、
    前記ダイアログ検出手順で検出されたダイアログ音声に関する通知情報を出力する通知処理手順、
    を実行させるためのプログラムであって、
    前記通知情報は、前記ダイアログ音声の操作方法を案内する案内情報を含む
    プログラム
JP2015067086A 2015-03-27 2015-03-27 受信装置、受信方法、及びプログラム Active JP6436573B2 (ja)

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