JP6435739B2 - 電子機器、動画記録装置、動画送受信制御方法及びプログラム - Google Patents

電子機器、動画記録装置、動画送受信制御方法及びプログラム Download PDF

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Description

本発明は、電子機器、動画記録装置、動画送受信制御方法及びプログラムに関する。
従来、デジタルカメラ以外の端末からの指示操作によってデジタルカメラによる撮影を行うリモート撮影が行われている。リモート撮影においては、動画撮影中の画像を確認するために、撮影の指示操作をする端末に対して、デジタルカメラからライブビュー画像を送信している。
リモート撮影に関する技術として、例えば、特許文献1には、状況に応じて画像データを圧縮してモニタに送信するデジタルカメラが開示されている。
特開2012−84968号公報
しかしながら、動画記録等のように長時間に及ぶ記録処理においては、ライブビュー画像を常時送信することにより、消費電力の観点や装置の温度上昇の観点で問題があり、装置の安定的な動作の観点から好ましくない。
即ち、従来の技術においては、遠隔操作によって動画記録を行う場合に、安定した記録動作を行うことが困難であった。
本発明は、このような状況に鑑みてなされたものであり、遠隔操作によって動画記録を行う場合に、より安定した記録動作を行うことを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の一態様の電子機器は、
外部の動画記録装置と通信する通信手段と、
前記動画記録装置の動画記録におけるフレームの範囲を変更する操作を検出する操作検出手段と、
前記動画記録装置による動画記録中に前記操作検出手段による操作の検出により発生する所定の信号を検出する第1の検出手段と、
前記第1の検出手段によって前記所定の信号を検出したことに応じて、前記動画記録装置にて記録対象となっている動画像を前記通信手段により逐次受信し、再生出力する表示制御手段と、
を備えることを特徴とする。
上記目的を達成するため、本発明の一態様の動画記録装置は、
外部の電子機器と通信する通信手段と、
動画記録におけるフレームの範囲を変更する操作を検出する操作検出手段と、
動画記録中に前記操作検出手段による操作の検出によりに発生する所定の信号を検出する第2の検出手段と、
前記第2の検出手段によって前記所定の信号を検出したことに応じて、記録対象となっている動画像を、前記通信手段を介して前記電子機器へ送信するよう制御する通信制御手段と、
を備えることを特徴とする。
上記目的を達成するため、本発明の一態様の動画記録装置は、
外部の電子機器と通信する通信手段と、
動画記録中に記録中の画像に基づいて発生する所定の信号を検出する第3の検出手段と、
前記第3の検出手段によって前記所定の信号を検出したことに応じて、記録対象となっている動画像を、前記通信手段を介して前記電子機器へ送信するよう制御する通信制御手段と、
を備えることを特徴とする。
上記目的を達成するため、本発明の一態様の動画記録装置は、
外部の電子機器と通信する通信手段と、
当該装置の温度を取得する取得手段と、
動画記録中に前記取得手段により取得された温度が特定の閾値未満か否かに基づいて発生する所定の信号を検出する第4の検出手段と、
前記第4の検出手段によって前記所定の信号を検出したことに応じて、記録対象となっている動画像を、前記通信手段を介して前記電子機器へ送信するよう制御する通信制御手段と、
を備えることを特徴とする。
本発明によれば、遠隔操作によって動画記録を行う場合に、より安定した記録動作を行うことができる。
本発明の一実施形態に係るリモート撮影システムのシステム構成を示すシステム構成図である。 本発明の一実施形態に係る電子機器及び動画記録装置のハードウェアの構成を示すブロック図である。 電子機器及び動画記録装置の機能的構成のうち、ライブビュー画像送信処理を実行するための機能的構成を示す機能ブロック図である。 図3の機能的構成を有する動画記録装置が実行するライブビュー画像送信処理の流れを説明するフローチャートである。 図3の機能的構成を有する動画記録装置が実行するライブビュー画像送信処理の流れを説明するフローチャートである。 第3実施形態における電子機器及び動画記録装置の機能的構成のうち、ライブビュー画像送信処理を実行するための機能的構成を示す機能ブロック図である。 図6の機能的構成を有する動画記録装置が実行するライブビュー画像送信処理の流れを説明するフローチャートである。 本発明の第4実施形態に係る電子機器及び動画記録装置のハードウェアの構成を示すブロック図である。 第4実施形態における電子機器及び動画記録装置の機能的構成のうち、リモート撮影制御処理を実行するための機能的構成を示す機能ブロック図である。 図9の機能的構成を有する動画記録装置が実行するリモート撮影制御処理の流れを説明するフローチャートである。
以下、本発明の実施形態について、図面を用いて説明する。
[第1実施形態]
[システム構成]
図1は、本発明の一実施形態に係るリモート撮影システム100のシステム構成を示すシステム構成図である。
図1に示すように、リモート撮影システム100は、電子機器1と、動画記録装置2と、から構成される。
電子機器1と動画記録装置2とは、Wi−Fi(Wireless Fidelity)等の無線通信あるいはUSB(Universal Serial Bus)等の有線通信によって、相互に通信可能に構成される。
動画記録装置2は、撮影した動画のデータを記録すると共に、撮影した動画をライブビュー画像として、電子機器1に送信可能である。電子機器1は、受信したライブビュー画像を表示すると共に、ユーザによって行われた撮影に関する操作を動画記録装置2に送信する。
このようなリモート撮影システム100において、例えば、動画記録等が長時間に及ぶ場合においては、ユーザが常にライブビュー画像を確認する必要性は高くないと考えられる。例えば、ライブビュー画像に変化があった場合等にライブビュー画像を確認できればよい。
そこで、本実施形態に係るリモート撮影システム100においては、ライブビュー画像を確認する必要性が高いと想定される所定の場合に限り、電子機器1は、動画記録装置2にライブビュー画像を送信する。
一方、ライブビュー画像を確認する必要性が高くない場合には、ライブビュー画像の送信を行わないことから、消費電力の増大や、装置の温度上昇を防ぎ、装置の安定的な動作を実現することができる。
以下、具体的な構成について説明する。
[ハードウェア構成]
図2は、本発明の一実施形態に係る電子機器1及び動画記録装置2のハードウェアの構成を示すブロック図である。
電子機器1は、例えばスマートフォンとして構成され、動画記録装置2は、例えばデジタルカメラとして構成される。
電子機器1は、CPU(Central Processing Unit)11と、ROM(Read Only Memory)12と、RAM(Random Access Memory)13と、画像処理部14と、バス15と、入出力インターフェース16と、撮像部17と、入力部18と、出力部19と、記憶部20と、通信部21と、ドライブ22と、を備えている。
また、動画記録装置2は、CPU31と、ROM32と、RAM33と、画像処理部34と、バス35と、入出力インターフェース36と、撮像部37と、入力部38と、出力部39と、記憶部40と、通信部41と、ドライブ42と、を備えている。
本実施形態において、電子機器1及び動画記録装置2は、それぞれ同様のハードウェア構成を有しているため、代表として電子機器1のハードウェア構成について説明する。なお、動画記録装置2のハードウェア構成において、電子機器1と同様の名称を有する部分は、概ね同様の機能を備えている。
CPU11は、ROM12に記録されているプログラム、又は、記憶部20からRAM13にロードされたプログラムに従って各種の処理を実行する。
RAM13には、CPU11が各種の処理を実行する上において必要なデータ等も適宜記憶される。
画像処理部14は、DSP(Digital Signal Processor)や、VRAM(Video Random Access Memory)等から構成されており、CPU11と協働して、画像のデータに対してMPEG等への圧縮符号化処理や復号化処理等の各種画像処理を施す。
CPU11、ROM12、RAM13及び画像処理部14は、バス15を介して相互に接続されている。このバス15は、入出力インターフェース16に接続されている。入出力インターフェース16には、撮像部17、入力部18、出力部19、記憶部20、通信部21及びドライブ22が接続されている。
撮像部17は、図示はしないが、光学レンズ部と、イメージセンサと、を備えている。
光学レンズ部は、被写体を撮影するために、光を集光するレンズ、例えばフォーカスレンズやズームレンズ等で構成される。
フォーカスレンズは、イメージセンサの受光面に被写体像を結像させるレンズである。ズームレンズは、焦点距離を一定の範囲で自在に変化させるレンズである。
光学レンズ部にはまた、必要に応じて、焦点、露出、ホワイトバランス等の設定パラメータを調整する周辺回路が設けられる。
イメージセンサは、光電変換素子や、AFE(Analog Front End)等から構成される。
光電変換素子は、例えばCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)型の光電変換素子等から構成される。光電変換素子には、光学レンズ部から被写体像が入射される。そこで、光電変換素子は、被写体像を光電変換(撮像)して画像信号を一定時間蓄積し、蓄積した画像信号をアナログ信号としてAFEに順次供給する。
AFEは、このアナログの画像信号に対して、A/D(Analog/Digital)変換処理等の各種信号処理を実行する。各種信号処理によって、ディジタル信号が生成され、撮像部17の出力信号として出力される。
このような撮像部17の出力信号を、以下、「撮像画像のデータ」と呼ぶ。撮像画像のデータは、CPU11や画像処理部14等に適宜供給される。
入力部18は、各種釦等で構成され、ユーザの指示操作に応じて各種情報を入力する。入力部18は、例えば、シャッター操作を受け付けるシャッターキーやズーム操作を受け付けるズーム操作キーとして構成される。
なお、電子機器1の入力部18は、出力部19に含まれるディスプレイ上に構成されたタッチパネルを含む。
出力部19は、ディスプレイやスピーカ等で構成され、画像や音声を出力する。 記憶部20は、ハードディスクあるいはDRAM(Dynamic Random Access Memory)等で構成され、各種画像のデータを記憶する。
通信部21は、インターネットを含むネットワークを介して他の装置(図示せず)との間で行う無線又は有線による通信を制御する。
ドライブ22には、磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク、あるいは半導体メモリ等よりなる、図示しないリムーバブルメディアが適宜装着される。ドライブ22によってリムーバブルメディアから読み出されたプログラムは、必要に応じて記憶部20にインストールされる。また、リムーバブルメディアは、記憶部20に記憶されている画像のデータ等の各種データも、記憶部20と同様に記憶することができる。
[機能的構成]
図3は、このような電子機器1及び動画記録装置2の機能的構成のうち、ライブビュー画像送信処理を実行するための機能的構成を示す機能ブロック図である。
ライブビュー画像送信処理とは、リモート撮影を行う際に、設定された条件に従って、動画記録装置2の撮像部37において取得された撮像画像のデータをライブビュー画像として送受信する一連の処理をいう。
ライブビュー画像送信処理が行われる場合、図3に示すように、電子機器1のCPU11において、操作受付部51と、操作指示部52と、表示制御部53とが機能する。
また、動画記録装置2のCPU31において、操作実行部71と、画像送信判定部72と、ライブビュー画像作成部73と、ライブビュー画像送信部74とが機能する。
また、動画記録装置2の記憶部40の一領域には、画像記憶部91が設定される。
動画記録装置2の画像記憶部91には、撮像部37において撮像され、画像処理部34において圧縮処理された撮像画像のデータが記憶される。
電子機器1において、操作受付部51は、入力部18に対するユーザの操作を受け付ける。即ち、操作受付部51は、入力部18へのユーザの操作による入力信号を検出し、入力信号に対応する操作を受け付ける。
操作指示部52は、操作受付部51が操作を受け付けたことに対応して、通信部21を介して、動画記録装置2に対する操作指示を送信する。
表示制御部53は、通信部21を介して動画記録装置2から受信したライブビュー画像を、画像処理部14によって復号化し、出力部19に表示するように制御する。なお、表示制御部53は、ライブビュー画像を受信後、次のライブビュー画像を受信するまでの間は、最後に受信したライブビュー画像の表示を維持する。
動画記録装置2において、操作実行部71は、通信部41を介して電子機器1から操作指示を受信し、受信した操作指示に応じた処理(撮影の開始、ライブビュー画像の送信制御あるいはフレームの範囲を変更するためのズームの制御等)を行う。
画像送信判定部72は、撮影モード及び電子機器1からの操作指示に基づいて、ライブビュー画像を電子機器1に送信するか否かの判定を行う。
具体的には、画像送信判定部72は、現在設定されている撮影モードが動画撮影モードでなく例えば静止画撮影モードで動作していると判定した場合、また、動画撮影モードであっても動画記録中でないと判定した場合、さらに、動画記録中であっても、その記録中の動画の解像度が所定以上の高解像(例えばフルハイビジョン画質で且つプログレッシブスキャン方式)でないと判定した場合には、逐次撮像している画像に基づくライブビュー画像を電子機器1に送信するよう制御させる。
また、画像送信判定部72は、動画撮影モードで動画記録中であって、且つ、その記録中の動画の解像度が所定以上の高解像であると判定した場合でも、その際に電子機器1からの操作指示がライブビュー画像の送信を指示するものであると判定した場合には、逐次撮像している画像に基づくライブビュー画像を電子機器1に送信するよう制御させる。
なお、ライブビュー画像の送信を指示する操作指示によって、ライブビュー画像を送信する場合、予め設定された時間をタイマで計測し、設定された時間が経過した後、ライブビュー画像の送信が自動的に終了される。
ライブビュー画像作成部73は、画像送信判定部72がライブビュー画像を送信すると判定した場合に、撮像部37から出力される撮像画像を取得して、ライブビュー画像を作成する。
ライブビュー画像送信部74は、ライブビュー画像作成部73が作成したライブビュー画像を、通信部41を介して、電子機器1に送信する。
[動作]
図4は、図3の機能的構成を有する動画記録装置2が実行するライブビュー画像送信処理の流れを説明するフローチャートである。
ライブビュー画像送信処理は、動画記録装置2の操作実行部71が、電子機器1からリモート撮影を開始させる操作指示を受け付けたことに対応して開始される。
まず、動画記録装置2の画像送信判定部72は、リモート撮影の撮影モードが動画撮影モードであるか、あるいは他の撮影モード(例えば静止画撮影モードか)を判定する(ステップS11)。
ステップS11において、リモート撮影の撮影モードが動画撮影モードではなく、例えば静止画撮影モードである判定された場合は後述のステップS15へ移行する。また、ステップS11において、リモート撮影の撮影モードが動画撮影モードであると判定された場合は、現在動画記録中であるか否かを判定する(ステップS12)。
ステップS12において、現在動画記録中でないと判定された場合は後述のステップS15へ移行する。ステップS12において、動画記録中であると判定された場合はその記録中の動画の解像度が所定以上の高解像度の動画か否かを判定する(ステップS13)。
ステップS13において、記録中の動画の解像度が所定上の高解像度の動画でないと判定された場合は後述のステップS15へ移行する。ステップS13において、記録中の動画の解像度が所定上の高解像度の動画であると判定された場合は、さらに、その時に操作実行部71が受け付けた操作指示が、ライブビュー画像の送信を指示するものであるか否かを判定する(ステップS14)。
ステップS14において操作実行部71が受け付けた操作指示がライブビュー画像の送信を指示するものでないと判定された場合は、ライブビュー画像は送信せず、本処理を終了する。
ステップS14において、操作実行部71が受け付けた操作指示がライブビュー画像の送信を指示するものであると判定された場合、ライブビュー画像作成部73は、撮像部37から出力される撮像画像を取得して、ライブビュー画像を作成する(ステップS15)。
次に、ライブビュー画像送信部74は、作成したライブビュー画像を、通信部41を介して、電子機器1に送信する(ステップS16)。
ライブビュー画像を受信した電子機器1は、表示制御部53によりライブビュー画像を出力部19に表示する。なお、このとき、ライブビュー画像送信部74は、予め設定された時間、ライブビュー画像を送信する。
このような処理により、本実施形態の動画記録装置2は、動画撮影モードでない場合、動画撮影モードであっても動画記録中でない場合、動画記録中であってもその記録中の動画が所定以上の高解像度でない場合には、ライブビュー画像を送信する。また、記録中の動画が所定以上の高解像度である場合でも、ユーザによってライブビュー画像の送信が指示されたときには、ライブビュー画像を送信し、ライブビュー画像の送信が指示されていないときには、ライブビュー画像の送信を行わない。
これにより、消費電力の増大や、装置の温度上昇を防ぎ、装置の安定的な動作を実現することができる。
したがって、遠隔操作によって動画記録を行う場合に、より安定した記録動作を行うことが可能となる。
[第2実施形態]
次に、本発明の第2実施形態について説明する。
本実施形態におけるリモート撮影システム100のハードウェア構成は、第1実施形態における図2の構成と同様である。また、本実施形態におけるリモート撮影システム100の機能的構成は、第1実施形態における図3の構成とほぼ同様である。ただし、動画記録装置2の画像送信判定部72の判定条件が異なるため、異なる部分である画像送信判定部72の機能について主として説明する。
画像送信判定部72は、撮影モード及び電子機器1からの操作指示に基づいて、ライブビュー画像を電子機器1に送信するか否かの判定を行う。
具体的には、画像送信判定部72は、動画撮影モードでないと判定した場合や、動画撮影モードであっても動画記録中でないと判定した場合、また、動画記録中であってもライブビュー画像の送信を要する特定の操作指示(ズーム操作等)が行われていると判定した場合には、ライブビュー画像を電子機器1に送信するよう制御する。
[動作]
図5は、図3の機能的構成を有する動画記録装置2が実行するライブビュー画像送信処理の流れを説明するフローチャートである。
図5において、ステップS21〜S22、S24〜S25の処理は、図4のライブビュー画像送信処理と同様であるので説明を省略する。
画像送信判定部72は、電子機器1から送信された操作指示が、ライブビュー画像の送信を要する特定の操作指示であるか否かを判定する(ステップS23)。
ステップS23において電子機器1から送信された操作指示が、ライブビュー画像の送信を要する特定の操作指示でないと判定した場合、本処理を終了する。
一方、ステップS23において、電子機器1から送信された操作指示が、ライブビュー画像の送信を要する特定の操作指示であると判定した場合、処理はステップS24に移行する。
このような処理により、本実施形態の動画記録装置2は、動画撮影モードでないと判定した場合や、動画撮影モードであっても動画記録中でないと判定した場合、また、記録中にライブビュー画像の送信を要する特定の操作指示(ズーム操作等)が行われていると判定した場合には、ライブビュー画像を送信する。一方、動画記録中であってライブビュー画像の送信を要する特定の操作指示が行われたと判定した場合は、ライブビュー画像を送信する。
これにより、消費電力の増大や、装置の温度上昇を防ぎ、装置の安定的な動作を実現することができる。
また、ライブビュー画像の送信を要するか否かを例えばズーム操作の有無で判断することで、必要な場合のみ、ライブビュー画像を送信することができる。
したがって、遠隔操作によって動画記録を行う場合に、より安定した記録動作を行うことが可能となる。
[第3実施形態]
次に、本発明の第3実施形態について説明する。
本実施形態におけるリモート撮影システム100のハードウェア構成は、第1実施形態における図2の構成と同様である。
[機能的構成]
第3実施形態において、電子機器1は、第1実施形態の機能的構成に加えて、表示報知部54を備える。また、動画記録装置2は、第1実施形態の機能的構成に加えて、画像変化検出部75を備えると共に、第1実施形態の画像送信判定部72に代えて画像送信判定部72aを備える。
図6は、このような電子機器1及び動画記録装置2の機能的構成のうち、ライブビュー画像送信処理を実行するための機能的構成を示す機能ブロック図である。図6において、表示報知部54、画像送信判定部72a及び画像変化検出部75以外の機能的構成は、第1実施形態の図3に示す構成と同様である。
動画記録装置2において、画像送信判定部72aは、画像変化検出部75から動画記録中の撮像画像データにおいて状況変化があったか否かを判定する。そして撮像画像の状況変化がある場合、ライブビュー画像を電子機器1に送信するよう制御する。
画像変化検出部75は、動画記録装置2の撮像部37において記録中の動画データに基づいて、状況変化を検出する。具体的には、画像変化検出部75は、記録中の動画における前後のフレームを比較して、画角全体が変化したか(例えば、画角全体の動きベクトルが一様に変化したか)、顔検出の状況が変化したか(例えば、特定の被写体を検知したか)、あるいは、画角内における動く物体の状況が変化したか(例えば、画角内に動く物体が進入したか)等を検出する。
電子機器1において、表示報知部54は、通信部21を介して、動画記録装置2からライブビュー画像を受信した場合に、ライブビュー画像を受信したことをユーザに報知する。表示報知部54における報知は、ライブビュー画像を受信した旨の表示や音声の出力等によって行うことができる。
表示報知部54がライブビュー画像の表示を報知することにより、記録中の状況変化というユーザが直接関与しないイベントによってライブビュー画像が表示されたことをユーザに報知することができる。
[動作]
図7は、図6の機能的構成を有する動画記録装置2が実行するライブビュー画像送信処理の流れを説明するフローチャートである。
図7において、ステップS31〜S32、S34〜S35の処理は、図4のライブビュー画像送信処理と同様であるので説明を省略する。
画像送信判定部72aは、画像変化検出部75から記録中の動画の前後のフレームから状況変化を検出したか否かを判定する(ステップS33)。
ステップS33において、状況変化を検出しなかったと判定された場合、本処理を終了する。
一方、ステップS33において、状況変化を検出したと判定された場合、処理はステップS34に移行する。
次に、ライブビュー画像送信部74は、作成したライブビュー画像を、通信部41を介して、電子機器1に送信する(ステップS35)。ライブビュー画像を受信した電子機器1は、表示制御部53によりライブビュー画像を出力部19に表示する。また、電子機器1は、表示報知部54により、ライブビュー画像を表示する旨の報知を行う。
このような処理により、本実施形態の動画記録装置2は、動画撮影モードでないと判定した場合や、動画撮影モードであっても動画記録中でないと判定した場合、また、動画記録中であっても撮像画像の状況変化があると判定した場合には、ライブビュー画像を送信する。
これにより、消費電力の増大や、装置の温度上昇を防ぎ、装置の安定的な動作を実現することができる。
また、ライブビュー画像の送信を要するか否かを撮影している状況の変化の有無で判断することで、必要な場合のみ、ライブビュー画像を送信することができる。
したがって、遠隔操作によって動画記録を行う場合に、より安定した記録動作を行うことが可能となる。
[第4実施形態]
次に、本発明の第4実施形態について説明する。
[ハードウェア構成]
本実施形態のリモート撮影システム100において、動画記録装置2は、第1実施形態のハードウェア構成に加えて、温度センサ部43を備えている。
図8は、本発明の第4実施形態に係る電子機器1及び動画記録装置2のハードウェアの構成を示すブロック図である。
本実施形態におけるリモート撮影システム100のハードウェア構成は、動画記録装置2の温度センサ部43を除き、第1実施形態の図2に示す構成と同様である。
温度センサ部43は、動画記録装置2の温度を計測し、計測した温度をCPU31に供給する。
[機能的構成]
図9は、このような電子機器1及び動画記録装置2の機能的構成のうち、リモート撮影制御処理を実行するための機能的構成を示す機能ブロック図である。
リモート撮影制御処理とは、電子機器1からリモート撮影を実行させる操作指示を動画記録装置2に供給し、動画記録装置2において、装置の温度(詳細には、動画記録処理中に画像処理部34を中心とした周辺回路部が発生する熱や、ライブビュー画像送信中に通信部41を中心とした周辺回路部が発生する熱により装置本体が暖められる温度)を監視しながらリモート撮影を行う一連の処理をいう。
第4実施形態において、電子機器1は、第1実施形態の機能的構成に加えて、撮影状況報知部55を備える。また、動画記録装置2は、第1実施形態の画像送信判定部72に代えて画像送信判定部72bを備え、第1実施形態の機能的構成に加えて、撮影記録制御部76及び撮影状況送信部77を備える。
図9において、撮影状況報知部55、画像送信判定部72b、撮影記録制御部76及び撮影状況送信部77以外の機能的構成は、第1実施形態の図3に示す構成と同様である。
動画記録装置2において、画像送信判定部72bは、温度センサ部43から動画記録装置2の温度を取得して、取得した温度が設定された閾値(例えば、75℃)未満であるか否かを判定する。画像送信判定部72bは、取得した温度が設定された閾値未満でないと判定した場合は、これ以上装置の温度が上がらないようにするため、ライブビュー画像の送信を行わないよう制御する。
撮影記録制御部76は、動画を撮影して記録する一連の処理を行う。具体的には、撮影記録制御部76は、撮像部37から撮像画像のデータを取得して、画像処理部34において圧縮・ファイル化処理を行わせ、画像記憶部91に記憶する。
動画記録装置2において、撮影状況送信部77は、ライブビュー画像の生成・送信の開始や中止を行った場合、その旨をユーザに知らせるための表示データを生成し、通信部41を介して、電子機器1に送信する。
電子機器1の撮影状況報知部55は、操作指示部52において、動画記録装置2の撮影状況送信部77において生成された表示データを受信すると、表示データに基づいて出力部19にライブビュー画像の生成・送信の開始や中止を表す画面表示を行う。
[動作]
図10は、図9の機能的構成を有する動画記録装置2が実行するリモート撮影制御処理の流れを説明するフローチャートである。
リモート撮影制御処理は、動画記録装置2の操作実行部71が、電子機器1からリモート撮影の開始操作を受け付けることにより開始される。
まず、撮影記録制御部76は、撮像部37から撮像画像のデータを取得する(ステップS41)。
次に、撮影記録制御部76は、ステップS41において取得した撮像画像のデータを画像処理部34において圧縮・ファイル化処理を行わせて、画像記憶部91に記録する(ステップS42)。
次に、画像送信判定部72bは、温度センサ部43から取得した温度が設定された閾値未満であるか否かを判定する(ステップS43)。
ステップS43において、温度センサ部43から取得した温度が設定された閾値未満であると判定した場合、処理はステップS44に移行する。
一方、ステップS43において、温度センサ部43から取得した温度が設定された閾値未満でないと判定した場合、処理はステップS48に移行する。
画像送信判定部72bは、ライブビュー画像作成部73においてライブビュー画像の作成・送信が実行中であるかを判定する(ステップS44)。
ステップS44において、ライブビュー画像の作成・送信が実行中でないと判定した場合、処理はステップS45に移行する。
一方、ステップS44においてライブビュー画像の作成・送信が実行中であると判定した場合、処理はステップS47に移行する。
画像送信判定部72bは、ライブビュー画像作成部73にライブビューの作成・送信を開始させる。これに対応して、ライブビュー画像作成部73は、ライブビューの作成・送信を開始する(ステップS45)。
撮影状況送信部77は、ライブビューの生成・送信を開始した旨をユーザに知らせるための表示データを生成し、通信部41を介して電子機器1に送信する報知処理を実行する(ステップS46)。
操作実行部71において、リモート撮影を終了する操作指示を受け付けたか否かを判断する(ステップS47)。
ステップS47において、撮影を終了する操作指示を受け付けてないと判定した場合、処理はステップS41に移行する。
一方、ステップS47において、撮影を終了する操作を受け付けたと判定した場合、リモート撮影制御処理を終了する。
画像送信判定部72bは、ライブビュー画像作成部73においてライブビューの作成・送信が実行中であるか否かを判定する(ステップS48)。
ステップS48において、ライブビューの作成・送信が実行中であると判定した場合、処理はステップS49に移行する。
一方、ステップS48において、ライブビューの作成・送信が実行中でないと判定した場合、処理はステップS51に移行する。
画像送信判定部72bは、ライブビュー画像作成部73に対してライブビュー画像の作成・送信を中止させる。これに対応して、ライブビュー画像作成部73は、ライブビューの作成・送信を中止する(ステップS49)。
撮影状況送信部77は、ライブビューの生成・送信を中止した旨をユーザに知らせるための表示データを生成し、通信部41を介して電子機器1に送信する報知処理を実行する(ステップS50)。
撮影状況送信部77は、撮影(即ち、撮像画像データの取得)・記録(即ち、記録用の撮像画像のデータの記憶)を中断した旨をユーザに知らせるための表示のデータを生成し、通信部41を介して電子機器1に送信する報知処理を実行する(ステップS51)。
画像送信判定部72bは、温度センサ部43から取得した温度が設定された閾値以上の状態から閾値未満になるまで下がったか否かを判定する(ステップS52)。
ステップS52において、温度センサ部43から取得した温度が未だ設定された閾値以上であると判定した場合、ステップS52の処理が繰り返される。
一方、ステップS52において、温度センサ部43から取得した温度が設定された閾値未満まで下がったと判定した場合、処理はステップS53に移行する。
即ち、ステップS52において、温度センサ部43から取得した温度が閾値以上の状態にあっては、その温度が閾値未満になるまでは撮影・記録が行われない。
撮影状況送信部77は、撮影・記録を再開する旨をユーザに知らせるための表示データを生成し、通信部41を介して電子機器1に送信する報知処理を実行する(ステップS53)。
このような処理により、本実施形態の動画記録装置2は、装置の温度が設定された閾値未満である場合には、ライブビュー画像の作成及び送信を実行する。一方、装置の温度が設定された閾値以上である場合、ライブビュー画像の作成及び送信を実行しない。
これにより、装置の温度上昇を防ぎ、装置の安定的な動作を実現することができる。
したがって、遠隔操作によって動画記録を行う場合に、より安定した記録動作を行うことが可能となる。
また、本実施形態の動画記録装置2は、ライブビュー画像の作成及び送信を開始した場合や中断した場合、あるいは、再開した場合に、その状況をユーザに知らせるための表示データを電子機器1に送信する。
したがって、ライブビュー画像の作成及び送信の状態をユーザに適確に報知することができる。
以上のように構成される電子機器1は、通信部21と、操作受付部51と、表示制御部53とを備える。
通信部21は、外部の動画記録装置2と通信する。
操作受付部51は、動画記録装置2による動画記録中に発生する所定の信号(ライブビュー画像の送信を行うものと判定される各種操作の信号等)を検出する。
表示制御部53は、所定の信号を検出したことに応じて、動画記録装置2にて記録対象となっている動画像(ライブビュー画像)を通信部21により逐次受信し、再生出力する。
これにより、電子機器1は、所定の信号が検出された場合に、動画像を受信して再生出力し、それ以外の場合は、動画像の受信及び再生出力を行わない。
そのため、消費電力の増大や、装置の温度上昇を防ぎ、装置の安定的な動作を実現することができる。
したがって、遠隔操作によって動画記録を行う場合に、より安定した記録動作を行うことが可能となる。
また、操作受付部51は、動画記録装置2を制御するための操作を検出する。
操作受付部51は、操作の検出により発生する所定の信号を検出する。
これにより、電子機器1は、ユーザによる操作に基づく所定の信号を検出した場合に、動画像を受信して再生出力する。
そのため、消費電力の増大や、装置の温度上昇を防ぎ、装置の安定的な動作を実現することができる。
したがって、遠隔操作によって動画記録を行う場合に、より安定した記録動作を行うことが可能となる。
また、操作受付部51において検出される操作は、動画記録におけるフレームの範囲を変更する操作である。
これにより、フレームの範囲を変更する操作が検出され、ユーザが電子機器1において動画像を確認する必要性が高い場合に、動画像を受信して再生出力する。
そのため、消費電力の増大や、装置の温度上昇を防ぎ、装置の安定的な動作を実現することができる。
したがって、遠隔操作によって動画記録を行う場合に、より安定した記録動作を行うことが可能となる。
また、動画記録装置2は、通信部41と、画像送信判定部72と、ライブビュー画像送信部74とを備える。
通信部41は、外部の電子機器と通信する。
画像送信判定部72は、動画記録中に発生する所定の信号(特定の操作が行われたことを示す信号、画像の状況変化を示す信号、温度を示す信号等)を検出する。
ライブビュー画像送信部74は、画像送信判定部72によって所定の信号を検出したことに応じて、記録対象となっている動画像(ライブビュー画像)を、通信部41を介して電子機器1へ送信するよう制御する。
これにより、動画記録装置2は、所定の信号を検出した場合に、電子機器1に動画像を送信する。
そのため、消費電力の増大や、装置の温度上昇を防ぎ、装置の安定的な動作を実現することができる。
したがって、遠隔操作によって動画記録を行う場合に、より安定した記録動作を行うことが可能となる。
また、動画記録装置2は、操作実行部71をさらに備える。
操作実行部71は、動画記録装置2を制御するための操作を検出する。
画像送信判定部72は、操作実行部71による操作の検出により発生する所定の信号を検出する。
これにより、動画記録装置2は、操作実行部71によって所定の操作が検出された場合に、電子機器1に動画像を送信する。
そのため、消費電力の増大や、装置の温度上昇を防ぎ、装置の安定的な動作を実現することができる。
したがって、遠隔操作によって動画記録を行う場合に、より安定した記録動作を行うことが可能となる。
また、操作実行部71によって検出される操作は、動画記録におけるフレームの範囲を変更する操作である。
これにより、動画記録装置2は、フレームの範囲を変更する操作が検出され、ユーザが電子機器1において動画像を確認する必要性が高い場合に、電子機器1に動画像を送信する。
そのため、消費電力の増大や、装置の温度上昇を防ぎ、装置の安定的な動作を実現することができる。
したがって、遠隔操作によって動画記録を行う場合に、より安定した記録動作を行うことが可能となる。
また、動画記録装置2は、画像変化検出部75をさらに備える。
画像変化検出部75は、記録中の画像の変化を検出する。
画像送信判定部72は、画像変化検出部75による変化の検出により発生する所定の信号を検出する。
これにより、記録中の画像の変化が検出され、ユーザが電子機器1において動画像を確認する必要性が高い場合に、電子機器1に動画像を送信する。
そのため、消費電力の増大や、装置の温度上昇を防ぎ、装置の安定的な動作を実現することができる。
したがって、遠隔操作によって動画記録を行う場合に、より安定した記録動作を行うことが可能となる。
また、画像送信判定部72は、記録中の画像に基づいて発生する所定の信号を検出する。
これにより、動画記録装置2は、記録中の画像の内容に応じて、電子機器1に動画像を送信する。
したがって、記録中の画像において、ユーザが動画像を確認する必要性が高い場合に、電子機器1に動画像を送信することができる。
また、画像送信判定部72は、記録中の画像から特定の被写体を検出したか否かに基づいて発生する所定の信号を検出する。
これにより、動画記録装置2は、特定の被写体を検出した場合のようにユーザが電子機器1において動画像を確認する必要がある場合に、電子機器1に動画像を送信する。
そのため、消費電力の増大や、装置の温度上昇を防ぎ、装置の安定的な動作を実現することができる。
したがって、遠隔操作によって動画記録を行う場合に、より安定した記録動作を行うことが可能となる。
また、画像送信判定部72は、記録中の画像から動体を検出したか否かに基づいて発生する所定の信号を検出する。
これにより、動画記録装置2は、記録中の画像から動体を検出した場合のように、ユーザが電子機器1において動画像を確認する必要がある場合に、電子機器1に動画像を送信する。
そのため、消費電力の増大や、装置の温度上昇を防ぎ、装置の安定的な動作を実現することができる。
したがって、遠隔操作によって動画記録を行う場合に、より安定した記録動作を行うことが可能となる。
また、画像送信判定部72は、特定の状態になったか否かに基づいて発生する所定の信号を検出する。
これにより、動画記録装置2は特定の状態になったか否かに応じて、電子機器1に動画像を送信する。
そのため、消費電力の増大や、装置の温度上昇を防ぎ、装置の安定的な動作を実現することができる。
したがって、遠隔操作によって動画記録を行う場合に、より安定した記録動作を行うことが可能となる。
また、特定の状態とは、動作に伴う温度上昇に対して当該動画記録装置2が所定の温度未満の状態である。
これにより、動画記録装置2は、自装置が所定の温度を超えた場合には、動画像の撮影を行わず、電子機器1に動画像を送信しない。
そのため、消費電力の増大や、装置の温度上昇を防ぎ、装置の安定的な動作を実現することができる。
したがって、遠隔操作によって動画記録を行う場合に、より安定した記録動作を行うことが可能となる。
なお、本発明は、上述の実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる範囲での変形、改良等は本発明に含まれるものである。
上述の実施形態では、ライブビュー画像の送信を要する特定の操作指示として、ズーム操作を例に挙げて説明したが、これに限られない。即ち、ライブビュー画像の送信を要する特定の操作指示は、ユーザによるライブビュー画像の確認の必要性が高いものであればよく、ユーザが測光領域を指定する操作指示等であってもよい。
また、上述の実施形態において、ライブビュー画像を送信しないと判定される場合であっても、前回のライブビュー画像から設定時間が経過している場合、ライブビュー画像を画像記録装置2から電子機器1に送信することとしてもよい。
また、上述の実施形態で説明した複数の機能を組み合わせて、電子機器1あるいは動画記録装置2に備えることとしてもよい。
また、上述の実施形態では、本発明が適用される電子機器1は、スマートフォンとして、動画記録装置2は、デジタルカメラとして説明したが、特にこれに限定されない。
例えば、本発明の動画記録装置2は、撮像部を有する電子機器一般に適用することができる。具体的には、例えば、本発明の動画記録装置2は、ノート型のパーソナルコンピュータ、ビデオカメラ、携帯型ナビゲーション装置、携帯電話機、ポータブルゲーム機等に適用可能である。また、本発明の電子機器1は、情報処理機能を有する電子機器一般に適用することができる。具体的には、例えば、本発明の電子機器1は、ノート型のパーソナルコンピュータ、テレビジョン受像機、ビデオカメラ、携帯型ナビゲーション装置、携帯電話機、スマートフォン、ポータブルゲーム機等に適用可能である。
上述した一連の処理は、ハードウェアにより実行させることもできるし、ソフトウェアにより実行させることもできる。
換言すると、図2及び図3等のハードウェア構成及び機能的構成は例示に過ぎず、特に限定されない。即ち、上述した一連の処理を全体として実行できる機能が電子機器1又は動画記録装置2に備えられていれば足り、この機能を実現するためにどのような機能ブロックを用いるのかは特に図2及び図3等の例に限定されない。
また、1つの機能ブロックは、ハードウェア単体で構成してもよいし、ソフトウェア単体で構成してもよいし、それらの組み合わせで構成してもよい。
また、上述の実施形態では、電子機器1及び動画記録装置2に備えられるハードウェア構成及び機能的構成は、他方の機器に備えられてもよく、図2及び図3等の例に限定されない。
例えば、第1実施形態の動画記録装置2の画像送信判定部72は、電子機器に備えてもよい。また、例えば、第2実施形態の動画記録装置2に備えられる画像変化検出部75は、電子機器1に備えてもよい。
一連の処理をソフトウェアにより実行させる場合には、そのソフトウェアを構成するプログラムが、コンピュータ等にネットワークや記録媒体からインストールされる。
コンピュータは、専用のハードウェアに組み込まれているコンピュータであってもよい。また、コンピュータは、各種のプログラムをインストールすることで、各種の機能を実行することが可能なコンピュータ、例えば汎用のパーソナルコンピュータであってもよい。
このようなプログラムを含む記録媒体は、ユーザにプログラムを提供するために装置本体とは別に配布されるリムーバブルメディア(図示せず)により構成されるだけでなく、装置本体に予め組み込まれた状態でユーザに提供される記録媒体等で構成される。リムーバブルメディアは、例えば、磁気ディスク(フロッピディスクを含む)、光ディスク、又は光磁気ディスク等により構成される。光ディスクは、例えば、CD−ROM(Compact Disk−Read Only Memory),DVD(Digital Versatile Disk),Blu−ray(登録商標) Disc(ブルーレイディスク)等により構成される。光磁気ディスクは、MD(Mini−Disk)等により構成される。また、装置本体に予め組み込まれた状態でユーザに提供される記録媒体は、例えば、プログラムが記録されている図2のROM12,32や、図2の記憶部20,40に含まれるハードディスク等で構成される。
なお、本明細書において、記録媒体に記録されるプログラムを記述するステップは、その順序に沿って時系列的に行われる処理はもちろん、必ずしも時系列的に処理されなくとも、並列的あるいは個別に実行される処理をも含むものである。
また、本明細書において、システムの用語は、複数の装置や複数の手段等より構成される全体的な装置を意味するものとする。
以上、本発明のいくつかの実施形態について説明したが、これらの実施形態は、例示に過ぎず、本発明の技術的範囲を限定するものではない。本発明はその他の様々な実施形態を取ることが可能であり、さらに、本発明の要旨を逸脱しない範囲で、省略や置換等種々の変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、本明細書等に記載された発明の範囲や要旨に含まれると共に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
以下に、本願の出願当初の特許請求の範囲に記載された発明を付記する。
[付記1]
外部の動画記録装置と通信する通信手段と、
前記動画記録装置による動画記録中に発生する所定の信号を検出する第1の検出手段と、
前記第1の検出手段によって前記所定の信号を検出したことに応じて、前記動画記録装置にて記録対象となっている動画像を前記通信手段により逐次受信し、再生出力する表示制御手段と、
を備えることを特徴とする電子機器。
[付記2]
前記動画記録装置を制御するための操作を検出する操作検出手段をさらに備え、
前記第1の検出手段は、前記操作検出手段による操作の検出により発生する所定の信号を検出することを特徴とする、付記1に記載の電子機器
[付記3]
前記操作検出手段において検出される操作は、動画記録におけるフレームの範囲を変更する操作であることを特徴とする、付記2に記載の電子機器
[付記4]
外部の電子機器と通信する通信手段と、
動画記録中に発生する所定の信号を検出する第2の検出手段と、
前記第2の検出手段によって前記所定の信号を検出したことに応じて、記録対象となっている動画像を、前記通信手段を介して前記電子機器へ送信するよう制御する通信制御手段と、
を備えることを特徴とする動画記録装置。
[付記5]
前記動画記録装置を制御するための操作を検出する操作検出手段をさらに備え、
前記第2の検出手段は、前記操作検出手段による操作の検出により発生する所定の信号を検出することを特徴とする付記4に記載の動画記録装置
[付記6]
前記操作検出手段において検出される操作は、動画記録におけるフレームの範囲を変更する操作であることを特徴とする付記5に記載の動画記録装置
[付記7]
記録中の画像の変化を検出する変化検出手段をさらに備え、
前記第2の検出手段は、前記変化検出手段による変化の検出により発生する所定の信号を検出することを特徴とする付記6に記載の動画記録装置。
[付記8]
前記第2の検出手段は、記録中の画像に基づいて発生する所定の信号を検出することを特徴とする付記4に記載の動画記録装置。
[付記9]
前記第2の検出手段は、記録中の画像から特定の被写体を検出したか否かに基づいて発生する所定の信号を検出することを特徴とする付記8に記載の動画記録装置。
[付記10]
前記第2の検出手段は、記録中の画像から動体を検出したか否かに基づいて発生する所定の信号を検出することを特徴とする付記8に記載の動画記録装置。
[付記11]
前記第2の検出手段は、特定の状態になったか否かに基づいて発生する所定の信号を検出することを特徴とする付記4に記載の動画記録装置。
[付記12]
前記特定の状態とは、動作に伴う温度上昇に対して当該動画記録装置が所定の温度未満の状態であることを特徴とする付記11に記載の動画記録装置。
[付記13]
外部の動画記録装置と通信する通信手段を備える電子機器で実行される動画送受信制御方法であって、
前記動画記録装置による動画記録中に発生する所定の信号を検出する第1の検出ステップと、
前記第1の検出ステップにおいて前記所定の信号を検出したことに応じて、前記動画記録装置にて記録対象となっている動画像を前記通信手段により逐次受信し、再生出力する表示制御ステップと、
を含むことを特徴とする動画送受信制御方法。
[付記14]
外部の電子機器と通信する通信手段を備える動画記録装置で実行される動画送受信制御方法であって、
動画記録中に発生する所定の信号を検出する第2の検出ステップと、
前記第2の検出ステップにおいて前記所定の信号を検出したことに応じて、記録対象となっている動画像を、前記通信手段を介して前記電子機器へ送信するよう制御する通信制御ステップと、
を含むことを特徴とする動画送受信制御方法。
[付記15]
外部の動画記録装置と通信する通信手段を備える電子機器を制御するコンピュータに、
前記動画記録装置による動画記録中に発生する所定の信号を検出する第1の検出機能と、
前記第1の検出機能によって前記所定の信号を検出したことに応じて、前記動画記録装置にて記録対象となっている動画像を前記通信手段により逐次受信し、再生出力する表示制御機能と、
を実現させることを特徴とするプログラム。
[付記16]
外部の電子機器と通信する通信手段を備える動画記録装置を制御するコンピュータに、
動画記録中に発生する所定の信号を検出する第2の検出機能と、
前記第2の検出機能によって前記所定の信号を検出したことに応じて、記録対象となっている動画像を、前記通信手段を介して前記電子機器へ送信するよう制御する通信制御機能と、
を実現させることを特徴とするプログラム。
100・・・リモート撮影システム,1・・・電子機器,2・・・動画記録装置,11,31・・・CPU,12,32・・・ROM,13,33・・・RAM,14,34・・・画像処理部,15,35・・・バス,16,36・・・入出力インターフェース,17,37・・・撮像部,18,38・・・入力部,19,39・・・出力部,20,40・・・記録部,21,41・・・通信部,22,42・・・ドライブ,43・・・温度センサ部,51・・・操作検出部,52・・・操作指示部,53・・・表示制御部,54・・・表示報知部,55・・・撮影状況報知部,71・・・操作実行部,72,72a,72b・・・画像送信判定部,73・・・ライブビュー画像作成部,74・・・ライブビュー画像送信部,75・・・画像変化検出部,76・・・撮影記録制御部,77・・・撮影状況送信部,91・・・画像記憶部

Claims (15)

  1. 外部の動画記録装置と通信する通信手段と、
    前記動画記録装置の動画記録におけるフレームの範囲を変更する操作を検出する操作検出手段と、
    前記動画記録装置による動画記録中に前記操作検出手段による操作の検出により発生する所定の信号を検出する第1の検出手段と、
    前記第1の検出手段によって前記所定の信号を検出したことに応じて、前記動画記録装置にて記録対象となっている動画像を前記通信 手段により逐次受信し、再生出力する表示制御手段と、
    を備えることを特徴とする電子機器。
  2. 外部の電子機器と通信する通信手段と、
    動画記録におけるフレームの範囲を変更する操作を検出する操作検出手段と、
    動画記録中に前記操作検出手段による操作の検出によりに発生する所定の信号を検出する第2の検出手段と、
    前記第2の検出手段によって前記所定の信号を検出したことに応じて、記録対象となっている動画像を、前記通信手段を介して前記電子機器へ送信するよう制御する通信制御手段と、
    を備えることを特徴とする動画記録装置。
  3. 記録中の画像の変化を検出する変化検出手段をさらに備え、
    前記第2の検出手段は、前記変化検出手段による変化の検出により発生する所定の信号を検出することを特徴とする請求項2に記載の動画記録装置。
  4. 外部の電子機器と通信する通信手段と、
    動画記録中に記録中の画像に基づいて発生する所定の信号を検出する第3の検出手段と、
    前記第3の検出手段によって前記所定の信号を検出したことに応じて、記録対象となっている動画像を、前記通信手段を介して前記電子機器へ送信するよう制御する通信制御手段と、
    を備えることを特徴とする動画記録装置。
  5. 前記第3の検出手段は、記録中の画像から特定の被写体を検出したか否かに基づいて発生する所定の信号を検出することを特徴とする請求項4に記載の動画記録装置。
  6. 前記第3の検出手段は、記録中の画像から動体を検出したか否かに基づいて発生する所定の信号を検出することを特徴とする請求項4記載の動画記録装置。
  7. 動画記録装置であって、
    外部の電子機器と通信する通信手段と、
    当該動画記録装置の温度を取得する取得手段と、
    動画記録中に前記取得手段により取得された温度が特定の閾値未満か否かに基づいて発生する所定の信号を検出する第4の検出手段と、
    前記第4の検出手段によって前記所定の信号を検出したことに応じて、記録対象となっている動画像を、前記通信手段を介して前記電子機器へ送信するよう制御する通信制御手段と、
    を備えることを特徴とする動画記録装置。
  8. 外部の動画記録装置と通信する通信手段を備える電子機器で実行される動画送受信制御方法であって、
    前記動画記録装置の動画記録におけるフレームの範囲を変更する操作を検出する操作検出ステップと、
    前記動画記録装置による動画記録中に前記操作検出ステップでの操作の検出により発生する所定の信号を検出する第1の検出ステップと、
    前記第1の検出ステップにおいて前記所定の信号を検出したことに応じて、前記動画記録装置にて記録対象となっている動画像を前記通信手段により逐次受信し、再生出力する表示制御ステップと、
    を含むことを特徴とする動画送受信制御方法。
  9. 外部の電子機器と通信する通信手段を備える動画記録装置で実行される動画送受信制御方法であって、
    動画記録におけるフレームの範囲を変更する操作を検出する操作検出ステップと、
    動画記録中に前記操作検出ステップでの操作の検出によりに発生する所定の信号を検出する第2の検出ステップと、
    前記第2の検出ステップにおいて前記所定の信号を検出したことに応じて、記録対象となっている動画像を、前記通信手段を介して前記電子機器へ送信するよう制御する通信制御ステップと、
    を含むことを特徴とする動画送受信制御方法。
  10. 外部の動画記録装置と通信する通信手段を備える電子機器を制御するコンピュータに、
    前記動画記録装置の動画記録におけるフレームの範囲を変更する操作を検出する操作検出機能、
    前記動画記録装置による動画記録中に前記操作検出機能による操作の検出により発生する所定の信号を検出する第1の検出機能、
    前記第1の検出機能によって前記所定の信号を検出したことに応じて、前記動画記録装置にて記録対象となっている動画像を前記通信手段により逐次受信し、再生出力する表示制御機能、
    を実現させることを特徴とするプログラム。
  11. 外部の電子機器と通信する通信手段を備える動画記録装置を制御するコンピュータに、
    動画記録におけるフレームの範囲を変更する操作を検出する操作検出機能、
    動画記録中に前記操作検出機能による操作の検出によりに発生する所定の信号を検出する第2の検出機能、
    前記第2の検出機能によって前記所定の信号を検出したことに応じて、記録対象となっている動画像を、前記通信手段を介して前記電子機器へ送信するよう制御する通信制御機能、
    を実現させることを特徴とするプログラム。
  12. 動画記録中に記録中の画像に基づいて発生する所定の信号を検出する第3の検出ステップと、
    前記第3の検出ステップにて前記所定の信号を検出したことに応じて、記録対象となっている動画像を、通信手段を介して電子機器へ送信するよう制御する通信制御ステップと、
    を含むことを特徴とする動画記録方法。
  13. 動画記録装置による動画記録中に取得された前記動画記録装置の温度が特定の閾値未満か否かに基づいて発生する所定の信号を検出する第4の検出ステップと、
    前記第4の検出ステップにて前記所定の信号を検出したことに応じて、記録対象となっている動画像を、通信手段を介して電子機器へ送信するよう制御する通信制御ステップと、
    を含むことを特徴とする動画記録方法。
  14. 外部の電子機器と通信する通信手段を備える動画記録装置を制御するコンピュータに、
    動画記録中に記録中の画像に基づいて発生する所定の信号を検出する第3の検出機能、
    前記第3の検出機能によって前記所定の信号を検出したことに応じて、記録対象となっている動画像を、前記通信手段を介して前記電子機器へ送信するよう制御する通信制御機能、
    を実現させることを特徴とするプログラム。
  15. 動画記録装置であって、外部の電子機器と通信する通信手段と、当該動画記録装置の温度を取得する取得手段と、を備える動画記録装置を制御するコンピュータに、
    動画記録中に前記取得手段により取得された温度が特定の閾値未満か否かに基づいて発生する所定の信号を検出する第4の検出機能、
    前記第4の検出機能によって前記所定の信号を検出したことに応じて、記録対象となっている動画像を、前記通信手段を介して前記電子機器へ送信するよう制御する通信制御機能、
    を実現させることを特徴とするプログラム。
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