JP6435110B2 - 情報処理システム - Google Patents

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この発明は、商品の販売を目的としてユーザに提供する情報を制御して管理する情報処理システムに関する。
情報処理サーバと、該情報処理サーバとネットワークを介して接続された店舗側の情報端末である店舗端末と、該情報処理サーバとネットワークを介して接続され且つユーザの操作する情報端末であるユーザ端末とを備え、前記情報処理サーバは、ユーザ情報及び商品情報が記憶された記憶装置と、ユーザ端末に対して商品の情報を出力するとともにユーザ端末からの情報が入力されるユーザ用情報入出力手段と、店舗側端末との間で情報の入出力がされる店舗用情報入出力手段とを有し、ユーザ端末に対して、販売促進のための各種情報を提供する情報処理システムが公知になっている(例えば、特許文献1を参照。)。
特開2013−239160号公報
上記文献の情報処理システムは、ユーザに対してネット上で販売した商品の販売履歴であるネット販売履歴情報と、店舗で販売した商品の販売履歴である店舗販売履歴情報とを利用して、推薦商品を選択し、この推薦商品の情報を、上記ユーザに対して提供するものであり、自身の購入履歴に基づく有意義な商品の推薦を行えるため、売上の向上が期待できる反面、近年、問題になっている店舗での売上状況の低下については、対処が不十分であるという問題がある。
本発明は、商品の販売を目的としてユーザに提供する情報を制御して管理する情報処理システムであって、店舗での売上向上が期待できる情報処理システムを提供することを課題としている。
上記課題を解決するため、本発明の情報処理システムは、商品の販売を目的としてユーザに提供する情報を制御して管理する情報処理システムであって、情報処理サーバと、該情報処理サーバとネットワークを介して接続された店舗側の情報端末である店舗側端末と、該情報処理サーバとネットワークを介して接続され且つユーザの操作する情報端末であるユーザ端末とを備え、前記情報処理サーバは、ユーザ情報及び商品情報が記憶された記憶装置と、ユーザ端末に対して商品の情報を出力するとともにユーザ端末からの情報が入力されるユーザ用情報入出力手段と、店舗側端末との間で情報の入出力がされる店舗用情報入出力手段とを有し、前記店舗側端末は、ユーザが操作可能なように構成され、前記ユーザ用情報入出力手段は、ユーザ端末を介して情報処理サーバにアクセスしてきたユーザを、記憶装置に記憶されているユーザ情報に基づいて識別し、該識別されたユーザがユーザ端末を介して購入を検討している商品を選定できる構成とし、該選定された商品である選定商品を、該ユーザのユーザ情報の一部として、記憶装置に記憶し、前記情報処理サーバと通信可能であって且つ前記店舗の販売情報が集められるPOSサーバを該情報処理サーバとは別に設けるか、或は、該POSサーバの機能を前記情報処理サーバに付与するように該情報処理サーバにPOS情報処理手段を設け、前記店舗用情報入出力手段は、前記店舗側で前記店舗側端末を操作しているユーザを、記憶装置に記憶されているユーザ情報に基づいて識別し、該識別されたユーザが選定した選定商品が存在する場合に該選定商品の少なくとも一部について、該店舗内での販売情報を、該店舗側端末を介してユーザに提供することを特徴とする。
前記識別されたユーザが選定した複数の選定商品を、店舗側端末の一画面における該選定商品を表示する部分であるお気に入り商品表示欄に、まとめて表示するにあたり、該店舗側端末側の店舗内で販売されている、或いは該店舗に在庫がある選定商品に限定して表示するものとしてもよい。
前記店舗側端末は、前記情報処理サーバとネットワークを介して接続され且つユーザが店舗側で操作可能な携帯端末であり、前記携帯端末は、該携帯端末の位置を検出する位置情報取得手段又はバーコード情報読取手段を有し、前記携帯端末は、上記位置情報取得手段によって店舗の位置と同一の位置又は近い位置を検出することによって前記ユーザのいる店舗を識別するか、或いは前記ユーザのいる店舗を識別するための情報が含まれ且つ該店舗内で表示可能な1次元バーコード又は2次元バーコードの画像を上記バーコード情報読取手段によって読み取ることによって該店舗を識別するものとしてもよい。
ユーザが、ユーザ端末を介して、事前に、購入を検討している商品を選定商品として選定した状態で、店舗を訪れた場合、店舗側端末を介して、上記ユーザには、上記選定商品のその店舗での販売情報が提供されるため、店舗での販売促進への寄与が期待できる。
本発明を適用した情報処理システムの概念図である。 ユーザ端末及び店舗端末に表示されるログイン画面である。 (A),(B)はそれぞれユーザ端末に表示されるトップ画面及び商品情報表示画面である。 (A),(B)はそれぞれ店舗端末に表示されるトップ画面及び商品情報表示画面である。 本情報処理システムの情報処理内容を示す説明図である。 情報処理サーバの構成を示すブロック図である。 記憶装置に構築されたデータベース構造を示す説明図である。 ユーザ端末に表示する目的でユーザ用情報入出力手段が行うお気に入り商品の情報取得の処理フロー図である。 店舗端末に表示する目的で店舗用情報入出力手段が行うお気に入り商品の情報取得の処理フロー図である。 ユーザ端末に表示する目的でユーザ用情報入出力手段が行うレコメンド商品の情報取得の処理フロー図である。 店舗端末に表示する目的で店舗用情報入出力手段が行うレコメンド商品の情報取得の処理フロー図である。 本発明の別実施形態の構成を示す情報処理システムの概念図である。 図12に示す情報処理システムの情報処理内容を示す説明図である。 図12に示す情報処理サーバの構成を示すブロック図である。 情報が埋め込まれた画像によって店舗を識別させる際の処理手順の少なくとも一部を示すフロー図である。 図12に示す情報処理システムの変形例の構成を示す説明図である。
図1は、本発明を適用した情報処理システムの概念図である。図示する情報処理システムは、インターネット等のグローバルなネットワーク1を介して、管理センタ2と、一又は複数の店舗3と、商品の購入する、或いは購入を検討する利用者であるユーザが操作する情報端末であるユーザ端末4とが、互いに、TCP/IP等の汎用プロトコルで、通信可能に接続されている。
管理センタ2は、店舗3からの情報及びユーザ端末4からの情報を一括して処理する施設であり、この管理センタ2には、情報処理サーバ6と、POSサーバ7とが各別に設置され、この情報処理サーバ6及びPOSサーバ7は、管理センタ2内のローカルネットワークを介して互いに通信可能に接続されている。
店舗3は、商品を現実に販売する施設であり、この店舗3には、POSレジ8と、ユーザが操作可能なように店舗3に設置された情報端末である店舗端末(店舗側端末)9とが各別に設置されている。このPOSレジ8は、POSサーバ7に通信可能に接続されている必要があり、店舗端末9は、情報処理サーバ6と通信可能に接続されている必要がある。
図示する例では、POSレジ8及び店舗端末9は、それぞれネットワーク1を介して管理センタ2側と接続されて情報処理サーバ6及びPOSサーバ7の両方と通信可能である。
店舗端末9は、CPU、RAM及びデータ記憶手段を有してTCP/IP通信可能なタッチパネル式の情報端末、汎用OSを搭載したパソコン、或いは専用の通信端末であり、この店舗端末9は、タッチパネル操作や、キーボード操作や、マウス操作等によって操作される。
POSレジ8は、POSシステムに対応したレジ端末であり、上記POSサーバ7と共にPOSシステムを構成している。そして、各店舗3に設置されたそれぞれのPOSレジ8からの販売情報が、POSサーバ7に集められ、POSサーバ7によって一括管理されている。
ちなみに「POS」とは「Point Of Sale」の略であり、商品の販売時に販売活動に関する情報処理を行うことを意味し、これによって、各商品の販売状況や、各店舗での所定期間(一日、一週間又は一ヶ月)毎の売上額や、ユーザ毎の販売履歴等の販売に関する様々な販売情報が、データベースとしてまとめられ、管理される。このPOSシステムについては、従来公知であるため、詳細な説明は割愛する。
ユーザ端末4は、CPU、RAM及びデータ記憶手段を有してTCP/IP通信可能なタッチパネル式の情報端末、スマートフォン、携帯電話または汎用OSを搭載したパソコンであり、このユーザ端末4がユーザによって操作される。その操作手段としては、例えば、タッチパネル操作や、キーボード操作や、マウス操作等が考えられる。
上記情報処理サーバ6は、ユーザ端末4に対して、商品の情報や店舗の情報等の各種状況を提供する他、ユーザ端末4に対して、ネット販売環境を提供している。ユーザは、ユーザ端末4によって、情報処理サーバ6が提供するウェブサイトにアクセスし、このウェブサイト上で、各種情報を取得するとともに、各種商品を購入することができる。
ちなみに、このウェブサイト上(ネット上)でのユーザへの商品販売に関する情報も、POS情報として、情報処理サーバ6からPOSサーバ7に送信され、該POSサーバ7によって、一括管理される。
なお、情報処理サーバ6、POSサーバ7及びPOSレジ3において、ネット上での商品の販売履歴の情報(ネット販売履歴情報)及び店舗での商品の販売履歴(店舗販売履歴情報)を、ユーザ毎に、管理するため、ユーザには、情報処理サーバ6が提供するウェブサイトを利用するための個別のアカウント名と、該アカウント名を利用するためのパスワードとが発行されるとともに、店舗3での購入時に提示する会員カード、或いはICチップ等の記憶媒体に記憶可能なユーザの識別情報などが提供される。
これによって、ユーザが店舗3での商品購入時に会員カードやICチップを提示する行為や、情報処理サーバ6が提供するウェブサイトへのアクセス時に入力されるアカウント名及びパスワードによって、情報処理サーバ6、POSサーバ7又はPOSレジ3において、該ユーザの識別を行うことが可能になる。
図2は、ユーザ端末及び店舗端末に表示されるログイン画面である。ユーザがユーザ端末4によって、情報処理サーバ6から提供されるウェブサイトにアクセスすると、ユーザ端末4の画面上のブラウザには、ログイン画面11が表示される。
ユーザが、上記ログイン画面11のアカウント名入力欄12に上記アカウント名を入力するとともに、パスワード入力欄13に上記パスワードを入力し、ログインボタン14をクリックすると、情報処理サーバ6は、入力されたアカウント名に対応するパスワードが入力されたか否かを確認し、入力されていれば該アカウント名を有するユーザと判断してログイン処理を行い、このユーザの操作するユーザ端末4に対して、トップ画面16(図3参照)を表示する。一方、アカウント名に対応するパスワードが入力されていない場合には、ログインを許可せず、再度の入力を促す。
図3(A),(B)はそれぞれユーザ端末に表示されるトップ画面及び商品情報表示画面である。同図(A)に示す通り、ユーザ端末4に表示されるトップ画面16には、ネット上又は店舗3で販売している商品を文字検索するためのキーワード入力欄16aと、該キーワード入力欄16aに入力されたキーワードから商品の検索を行う検索ボタン16bと、販売している商品をカテゴリ検索するために商品カテゴリが表示される商品カテゴリ表示欄16cと、ログインしているユーザに推薦する一又は複数の商品(推薦商品,レコメンド商品)を表示するレコメンド商品表示欄16dと、ユーザが購入を検討する商品として選定した一又は複数のお気に入り商品(選定商品)を表示するお気に入り商品表示欄16eと、ログアウト処理を行うためのログアウトボタン16fとが設けられている。
カテゴリ商品表示欄16cには、最初は、最も上位概念の商品カテゴリが複数表示され、その内の1つをクリック(選択)すると、クリックした商品カテゴリ中で、さらに具体的な下位概念の商品カテゴリが複数表示され、以下、順次具体化された商品カテゴリの選択を、実際の商品名が表示されるまで繰返し、これによって、商品検索を行う。言換えると、商品カテゴリは、抽象・具体化によって階層管理され、ユーザの商品検索が行いやすくなっている。
例えば、店舗販売している商品及びネット販売している商品の種類が「本」である場合には、最初に表示される商品カテゴリとしては、「書籍」、「雑誌」等のカテゴリ名が考えられ、このなかでも「書籍」を選択した場合には、「実用書」、「文庫」、「文芸」等のさらに具体的なカテゴリ名が表示される一方で、「雑誌」を選択した場合には、「コミック」、週刊誌や月刊誌等の「雑誌」等のさらに具体的なカテゴリ名が表示され、このカテゴリ名の名前や階層を工夫することで、良好な検索環境をユーザに提供できる。
レコメンド商品表示欄16dには、ログインしているユーザにおける上述したネット販売履歴情報及び店舗販売履歴情報に基づいて、そのユーザに推薦する一又は複数の商品を、レコメンド商品として、表示する。レコメンド手段は、特開2013−239160号公報にも示す通り、従来公知のものを用いるため、具体的な内容は説明を省略する。
以上のように、文字検索による商品検索、商品カテゴリを利用した商品検索、表示されたレコメンド商品又はお気に入り商品からの商品検索等によって、ユーザが購入を検討したい商品を検索可能であり、このようにして検索された商品中から一の具体的な商品をクリック(選択)すると、商品情報表示画面17が表示される。
図3(B)に示す通り、ユーザ端末4に表示される商品情報表示画面17には、商品の名称である商品名が表示される商品名表示欄17aと、該商品の写真が表示される商品写真表示欄17bと、該商品の説明等を含む商品情報が表示された商品情報表示欄17cと、該商品の価格が表示される商品価格表示欄17dと、ネット上での該商品の購入手続に進む購入ボタン17eと、該商品のネット上又は店舗での購入を検討する、或いは検討する余地のある商品を、お気に入り商品として選定するチェックボックス(選定手段)17fとが設けられている。
なお、商品写真表示欄17bに、商品の写真を掲載せずに、省略することも可能である。例えば、商品が本である場合、本の写真を掲載してもよいが、不要の場合には、省略してもよい。
チェックボックス17fは、その商品がお気に入り商品であるか否かを示し、このチェックボックス17fのチェックを外すことにより、そのユーザのお気に入り商品ではなくなり、逆に、チェックを付けることにより、そのユーザのお気に入り商品となる。
上述した通り、レコメンド商品表示欄16dに表示されているレコメンド商品中から1つの商品をクリック(選択)して、該商品を、商品情報表示画面17に表示させた場合、チェックボックス17fにチェックを入れることが可能であり、これによって、レコメント商品中からもお気に入り商品を選定することも可能である。
さらに、レコメント商品表示欄16dに表示されているレコメント商品を、一操作で全て、お気に入り商品として、選択させる機能を設けてもよく、これによって、ユーザは、レコメント商品として勧められている商品を、お気に入り商品として、一気に選定可能となる。
図3(A)に示すお気に入り商品表示欄16eには、ログインしているユーザがお気に入り商品として選定した一又は複数の商品が表示される。また、このお気に入り商品をクリック(選択)した場合、上述したようにそのお気に入り商品が商品情報表示画面17に表示される。
図4(A),(B)はそれぞれ店舗端末に表示されるトップ画面及び商品情報表示画面である。ユーザは、店舗端末9を操作すると、最初にまず、ログイン画面18が表示される。図2に示す通り、このログイン画面18の構成は、上述したログイン画面11と略同一の構成である。
そして、ユーザのアカウント名をアカウント名入力欄12に、パスワードをパスワード入力欄13にそれぞれ入力してログインボタン14をクリックすることにより、情報処理サーバ6によるログイン処理が行われるが、ユーザに配布された会員カードや識別情報が記憶されたICチップを利用して、このログイン作業を簡略化することも可能であり、この場合には、店舗端末9に、会員カードの情報を読取るカード読取装置又はICチップの識別情報を読取る情報読取装置等が必要になる。
そして、ログイン処理が完了すると、店舗端末9には、トップ画面19が表示される。図4(A)に示す通り、このトップ画面19も、上記トップ画面16と略同一に構成され、具体的には、該トップ画面19には、キーワード入力欄19aと、検索ボタン19bと、商品カテゴリ表示欄19cと、レコメンド商品表示欄19dと、お気に入り商品表示欄19eと、ログアウトボタン19fとが含まれる。
このお気に入り商品欄19eには、ユーザがユーザ端末4を介して選定したお気に入り商品も表示され、ネット上で、検討した商品の情報が、そのまま店舗3に設置された店舗端末9にも表示されるため、利便性が高く、店舗3内での効率的な商品検討を行うことが可能になる。
そして、文字検索による商品の検索、商品カテゴリを利用した商品の検索、表示されたレコメンド商品の確認又は表示されたお気に入り商品の確認を行うことにより、ユーザが購入を検討したい商品を検索することが可能であり、このようにして検索した商品中から1つの商品をクリック(選択)すると、商品情報表示画面21が表示される。
図4(B)に示す通り、店舗端末9に表示される商品情報表示画面21には、商品の名称である商品名が表示される商品名表示欄21aと、該商品の写真が表示される商品写真表示欄21bと、該商品の説明等を含む商品情報が表示された商品情報表示欄21cと、該商品の価格が表示される商品価格表示欄21dと、該商品の該店舗端末9を設置した店舗3での販売情報(店舗内販売情報)を表示する店舗内販売情報表示欄21gとが設けられている。
なお、商品写真表示欄21bへの商品写真の掲載を省略することも可能であり、例えば、商品が本である場合、本の写真を掲載してもよいが、不要の場合には、その掲載を省略してもよい。
店舗内販売情報表示欄21gには、商品の店舗端末9が設置された店舗3での販売の有無や、販売している場合の在庫状況や、店内での販売場所等の情報が表示される。
また、上述した通り、お気に入り商品欄19eに表示されているお気に入り商品をクリックした場合には、該クリックしたお気に入り商品の情報が、商品情報表示画面21に表示される。このため、ユーザは、ネット上で、選定したお気に入り商品の店舗3での上記販売情報を、店舗端末9から素早く検索可能であり、これによって、ユーザに店舗3での商品購入を促すことが可能になる。
図5は、本情報処理システムの情報処理内容を示す説明図である。上述した通り、情報処理サーバ6は、商品の情報と、ユーザが選定したお気に入り商品の情報と、ユーザの店舗販売履歴情報及びネット販売履歴情報とを有し、ユーザのユーザ端末4に対して、商品の情報と、該ユーザ自身が選定したお気に入り商品の情報と、該ユーザの店舗販売履歴情報及びネット販売履歴情報に基づいて選ばれるレコメンド商品の情報とを提供する。
ユーザは、ユーザ端末4を介して、情報が提供された商品及び提案されたレコメンド商品中から、お気に入り商品を、選定可能であり、この選定の度に、情報処理サーバ6の該ユーザに関するお気に入り商品の情報が更新される。
このようにして随時、最新の情報に更新されるユーザのお気に入り商品の情報と、該ユーザへのレコメンド商品の情報とは、このユーザが店舗端末9にログインした際に、該店舗端末9にも提供され、これによって、店舗3での商品の購入を、スムーズに行うことが可能になる。
次に、図6乃至図11に基づいて、情報処理サーバ6の詳細を説明する。
図6は、情報処理サーバの構成を示すブロック図である。情報処理サーバ6は、データ記憶手段の一種である記憶装置22と、POSサーバ7との間でPOS情報等のやり取りを行うPOS情報入出力手段23と、各ユーザ端末4との間で情報のやり取りを行うユーザ用情報入出力手段24と、各店舗端末9との間で情報のやり取りを行う店舗用情報入出力手段26とを備えている。
上記記憶装置22には、データベースが構築され、アカウント名及びパスワードを登録した一又は複数のユーザに関する情報や、販売している商品の各種情報が記憶されている。商品の各種情報には、ユーザ毎に抽出可能な状態でデータベース化されたネット販売履歴情報及び店舗販売履歴情報が含まれている。記憶装置22に記憶されるデータ内容については、後述する。
上記ユーザ用情報入出力手段24は、情報処理サーバ6にアクセスしていたユーザ端末4に対して、上記ウェブサイトを提供して、上述したログイン画面11、トップ画面16及び商品情報表示画面17などを表示し、該ユーザ端末4(ユーザ)に対して、上述した通り、商品の情報を提供する他、お気に入り商品を選定する環境や、商品のネット上での購入環境を提供する。
上記POS情報入出力手段23は、店舗販売履歴情報の元になるPOS情報を、POSサーバ7から受信するとともに、ユーザ端末4を介してアクセスしている各ユーザに対して、ユーザ用情報入出力手段24から商品をネット販売した際のPOS情報を、POSサーバ7に送信する。
上記店舗用情報入出力手段26は、一又は複数の店舗3にそれぞれ設置された各店舗端末9に対して、上述したログイン画面18、トップ画面19及び商品情報表示画面21などを表示し、店舗端末9を操作するユーザに対して、商品の情報を提供する他、お気に入り商品を含む商品の該店舗での販売情報を提供する。
このため、この店舗用情報入出力手段26は、ウェブサーバによって構成してもよいが、この場合、店舗端末9のログイン画面18、トップ画面19及び商品情報表示画面21などを表示するソフトは、ウェブブラウザによって構成され、それ以外の専用ソフトを用いる場合には、その専用ソフトに対応したプログラムによって、店舗用情報入出力手段26を構成する。
図7は、記憶装置に構築されたデータベース構造を示す説明図である。記憶装置22に構築されたデータベースは、MySQLやOracle等の従来公知のリレーショナブルデータベースを用い、該データベースは、ユーザのアカウント情報を記憶するアカウントテーブル27と、各商品の主な情報を記憶する商品テーブル28と、各カテゴリの主な情報を記憶するカテゴリテーブル29と、店舗情報の主な情報を記憶する店舗テーブル31と、お気に入り商品の情報を記憶するお気に入り商品テーブル32と、ユーザ用情報入出力手段24からのネット販売の情報を記憶するネット販売テーブル33と、各店舗での販売の情報を記憶する店舗販売テーブル34とを有している。
アカウントテーブル27は、アカウントIDをイニシャルIDとして有し、その他のフィールドの項目として、上記アカウント名及びパスワードと、アカウント名及びパスワードを有するユーザの氏名であるユーザ名と、ユーザの住所や連絡先等を含む個人情報とを有している。
ユーザ用情報入出力手段24及び店舗用情報入出力手段26は、ユーザ端末4及び店舗端末9に表示されたログイン画面11,18に入力されるアカウント名及びパスワードと、上記アカウントテーブル27の情報とに基づいて、ユーザの識別を行う。
カテゴリテーブル29は、カテゴリIDをイニシャルIDとして有し、その他のフィールドの項目として、上述したカテゴリの名称であるカテゴリ名と、カテゴリの説明等を含むカテゴリ情報とを有している。
店舗テーブル31は、店舗IDをイニシャルIDとして有し、その他のフィールド項目として、店舗の名称である店舗名と、店舗に関する住所や連絡先等を含んだ店舗情報とを有している。
商品テーブル28は、商品IDをイニシャルIDとして有し、その他のフィールド項目として、商品名と、商品の属するカテゴリのカテゴリIDと、商品の説明や価格等が含まれる商品情報とを有している。上記フィールド項目により、商品テーブル28とカテゴリテーブル29とは、多対一のリレーションシップがされており、上記カテゴリIDから、そのカテゴリIDを有するカテゴリのカテゴリ名及びカテゴリ情報が取得・参照される。
お気に入り商品テーブル32は、お気に入り商品IDをイニシャルIDとして有し、その他のフィールド項目として、そのお気に入り商品を選定したユーザのアカウントIDと、選定したお気に入り商品の商品IDとを有している。
これらのフィールド項目により、お気に入り商品テーブル32とアカウントテーブル27とは、多対一のリレーションシップがされるとともに、お気に入り商品テーブル32と商品テーブル28とは、多対一のリレーションシップがされる。
これによって、お気に入り商品テーブル32の上記アカウントIDから、そのアカウントIDを有するユーザのアカウント名、ユーザ名及び個人情報が取得・参照されるとともに、お気に入り商品テーブル32の上記商品IDから、その商品IDを有する商品の商品名及び商品情報が取得・参照される。
そして、該データ構造によって、選定されたお気に入り商品の情報が、ユーザ毎に整理可能な状態で、記憶装置22に記憶される。ちなみに、上述した通り、ユーザ用情報入出力手段24は、各ユーザのユーザ端末4に対して、トップ画面16及び商品情報表示画面17を表示させ、これによって、ユーザに、お気に入り商品の選定させている。
なお、前記店舗用情報入出力手段26でも、ユーザが操作する店舗端末9に対して、トップ画面19及び商品情報表示画面21を表示させ、これによって、ユーザに、お気に入り商品の選定させてもよい。
ネット販売テーブル33は、ネット販売IDをイニシャルIDとして有し、その他のフィールド項目として、商品をネット上で購入したユーザのアカウントIDと、該商品の商品IDと、該商品の販売日時とを有している。
これらのフィールド項目により、ネット販売テーブル33とアカウントテーブル27とは、多対一のリレーションシップがされるとともに、ネット販売テーブル33と商品テーブル28とは、多対一のリレーションシップがされる。
これによって、ネット販売テーブル33の上記アカウントIDから、そのアカウントIDを有するユーザのアカウント名、ユーザ名及び個人情報が取得・参照されるとともに、ネット販売テーブル33の上記商品IDから、その商品IDを有する商品の商品名及び商品情報が取得・参照される。
そして、該データ構造によって、上述したネット販売履歴情報が、ユーザ毎に整理可能な状態で、記憶装置22に記憶される。
店舗販売テーブル34は、店舗販売IDをイニシャルIDとして有し、その他のフィールド項目として、商品を購入したユーザのアカウントIDと、該商品の商品IDと、該商品を販売した店舗の店舗IDと、該商品の販売日時とを有している。
これらのフィールド項目により、店舗販売テーブル34とアカウントテーブル27とは、多対一のリレーションシップがされ、店舗販売テーブル34と商品テーブル28とも、多対一のリレーションシップがされ、店舗販売テーブル34と店舗テーブル31とも、多対一のリレーションシップがされる。
これによって、店舗販売テーブル34の上記アカウントIDから、そのアカウントIDを有するユーザのアカウント名、ユーザ名及び個人情報が取得・参照され、店舗販売テーブル34の上記商品IDから、その商品IDを有する商品の商品名及び商品情報が取得・参照され、店舗販売テーブル34の上記店舗IDから、その店舗IDを有する店舗の店舗命及び店舗情報が取得・参照される。
そして、該データ構造によって、上述した店舗販売履歴情報が、ユーザ毎に整理可能な状態で、記憶装置22に記憶される。
また、各商品の店舗3での販売情報は、店舗3のPOSレジ8や店舗端末9自体に記憶させて管理してもよいが、本例では、POSサーバ上で、各店舗での販売商品毎の販売情報を記憶して管理しており、情報処理サーバ6は、該情報を、POS情報入出力手段23を介して、取得する。なお、この情報を、店舗端末9に記憶して管理させる場合には、情報処理サーバ6は、店舗用情報入出力手段26を介して、該情報を取得する。
さらに、各店舗3での販売商品毎の販売情報を、記憶装置22に構築される上記データベースによって、管理させてもよい。
以上のようなデータベース構成では、ユーザに関する情報であるユーザ情報として、アカウントテーブル27と、お気に入り商品テーブル32と、ネット販売テーブル33と、店舗販売テーブル34等とが存在し、これらの情報が、ユーザ毎に整理可能になっている。
図8は、ユーザ端末に表示する目的でユーザ用情報入出力手段が行うお気に入り商品の情報取得の処理フロー図である。この処理は、ユーザのログインや、お気に入り商品の選定や、ネット上での購入処理や、トップ画面16の表示内容の更新等に起因して開始され、該処理が開始されると、ステップS1に進む。
ステップS1では、ログイン時に識別されたユーザのお気に入り商品が存在するか否かを、お気に入り商品テーブル32を参照することにより確認し、そのユーザのお気に入り商品が存在すれば、ステップS2に進み、存在しなければ処理を終了させる。ステップS2では、該ユーザの各お気に入り商品の情報を取得して、処理を終了させる。
このようにして、取得されたお気に入り商品の情報は、上述したように、トップ画面16のお気に入り商品表示欄16eに表示される。
図9は、店舗端末に表示する目的で店舗用情報入出力手段が行うお気に入り商品の情報取得の処理フロー図である。この処理は、ユーザの店舗端末9へのログインや、トップ画面19の表示内容の更新等に起因して開始され、該処理が開始されると、ステップS11に進む。
ステップS11では、ログイン時に識別されたユーザのお気に入り商品が存在するか否かを、お気に入り商品テーブル32を参照することにより確認し、お気に入り商品が存在すれば、ステップS12に進み、存在しなければ処理を終了させる。ステップS12では、該ユーザの各お気に入り商品の情報と、該各お気に入り商品の上記店舗端末9が設置された店舗3での販売情報を取得して、処理を終了させる。
このようにして、取得されたお気に入り商品の情報は、トップ画面19のお気に入り商品表示欄19eに表示されるとともに、店舗3での販売情報は、商品情報表示画面21の店舗内販売情報表示欄21gに表示される。
なお、表示させるお気に入り商品は、その店舗3で販売されている商品や、さらに在庫がある商品に限定してもよく、これによって、ユーザに対して、より快適な商品検索環境を提供できる。この他、その店舗3で在庫が無ければ、他の店舗3を紹介する等の表示や、取り寄せ等の案内の表示を行ってもよい。
図10は、ユーザ端末に表示する目的でユーザ用情報入出力手段が行うレコメンド商品の情報取得の処理フロー図である。この処理は、ユーザのログインや、ネット上での購入処理や、トップ画面16の表示内容の更新等に起因して開始され、該処理が開始されると、ステップS21に進む
ステップS21では、ログイン時に識別されたユーザのネット購入履歴の情報を、ネット販売テーブル33から取得して、ステップS22に進む。ステップS22では、該ユーザの店舗購入履歴の情報を、店舗販売テーブル34から取得して、ステップS23に進む。ステップS23では、ネット販売している(ユーザ用情報入力手段24を介して販売している)商品の情報を取得し、ステップS24に進む。
ちなみに、その時点でネット販売している商品は、POSサーバ7に記憶させておいてもよいし、或いは、情報処理サーバ6の記憶装置22にデータベース化した状態で記憶させてもよい。
ステップS24では、ステップS23で抽出したネット販売されている商品中から、ユーザのネット販売履歴及び店舗販売履歴の情報に基づいて、一又は複数のレコメンド商品の情報を選び、処理を終了させる。
このようにして、選ばれたレコメンド商品は、トップ画面16のレコメンド商品表示欄16dに表示される。なお、全商品中から、レコメンド商品を選んでもよく、このようにして選ばれた商品中に、該ネット販売していない商品が存在する場合には、その商品の取り寄せ処理や、店舗での販売情報を提示してもよい。
図11は、店舗端末に表示する目的で店舗用情報入出力手段が行うレコメンド商品の情報取得の処理フロー図である。この処理は、ユーザのログインや、ネット上での購入処理や、トップ画面19の表示内容の更新等に起因して開始され、該処理が開始されると、ステップS31に進む
ステップS31では、ログイン時に識別されたユーザのネット購入履歴の情報を、ネット販売テーブル33から取得して、ステップS32に進む。ステップS32では、該ユーザの店舗購入履歴の情報を、店舗販売テーブル34から取得して、ステップS33に進む。ステップS33では、該店舗端末9が設置された店舗3で販売している商品の情報を取得し、ステップS34に進む。
ステップS34では、ステップS33で抽出した店舗販売されている商品中から、ユーザのネット販売履歴及び店舗販売履歴の情報に基づいて、一又は複数のレコメンド商品の情報を選び、処理を終了させる。
このようにして、選ばれたレコメンド商品は、トップ画面19のレコメンド商品表示欄19dに表示される。なお、全商品中から、レコメンド商品を選んでもよく、このようにして選ばれた商品中に、該店舗で販売していない商品が存在する場合には、その商品の取り寄せ処理や、他の店舗やネットでの販売情報を提示してもよい。
以上のように構成される情報処理システムによれば、ネット上での効率的な商品検索や商品購入に加えて、その際にお気に入り商品として選定した情報を、店舗3で、店舗端末9により、そのまま利用可能になるため、店舗3で快適な買い物を楽しむことが可能になり、店舗での販売が促進され、店舗のショールーム化のような事態も効率的に防止できる。
しかも、ネット販売と店舗販売の情報に基づいて選ばれたレコメンド商品は、ユーザにとって非常に有意義なものとなるため、この点からも、店舗3での商品販売が促進される。
なお、図示する例では、POSサーバ7を別途設けているが、情報処理サーバ6にPOSサーバ7の機能を付与するため、POSレジ8と通信可能な状態でPOS情報処理手段36を設け、これによって、POSサーバ7を省いて、システム構成をよりシンプルにしてもよい。
また、この情報処理システムで取扱う商品の種類は、基本的には制限されないが、ネット上で、全ての商品内容を公開すると、その価値が著しく低下するものは、ユーザが店舗を訪れることが必須になるため、このような商品に対しては、より顕著な効果を発揮することになる。その一例として、本を例に挙げたが、その他に、音楽CDや、映画若しくはドラマのDVDなどが考えられる。
次に、図12乃至図15に基づき、本発明の別実施形態について、上述の形態と異なる点を説明する。
図12は、本発明の別実施形態を示す情報処理システムの概念図である。同図に示す例では、店舗3に固定的に設置された前記店舗端末9の代わりに、持ち運び可能な情報端末である携帯端末(店舗側端末)37を用いる。
この携帯端末37は、インターネット1を介して情報処理サーバ6と接続されるとともに店舗3内でユーザが操作可能な情報端末であり、該携帯端末37は、店舗端末9のように予め定められた店舗3に設置され、その状態で保持されるわけではなく、任意の店舗3で、自由に使用されることを前提としている。このため、店舗3に訪れたユーザのユーザ端末4を、携帯端末37として用いてもよい。
図13は、図12に示す情報処理システムの情報処理内容を示す説明図である。同図に示す通り、携帯端末37の店舗側端末として用いた場合の情報処理の内容は、店舗端末9を店舗側端末として用いた場合と略同一である。
ただし、上記した店舗端末9は、それが設置されている店舗3を、該店舗端末9の情報と共に情報処理サーバ6に事前に記憶させておくことが可能であるが、この携帯端末37は、上述した通り、任意の店舗3で使用されることを前提としているので、情報処理サーバ6に、事前に、どの店舗3で携帯端末37が使用されるかを登録しておくことは難しい。
このため、この携帯端末37によって、店舗端末9と同一の機能を実現させるためには、ユーザが携帯端末37を操作する際に、該ユーザのいる店舗3を、その場で識別されることが必要であり、このため携帯端末37には上記店舗3を識別するための店舗識別手段37a(図14参照)が設けられている。
図14は、図12に示す情報処理サーバの構成を示すブロック図である。携帯端末37に設けられた店舗識別手段37aは、例えば、GPSセンサ等の位置情報取得手段であってもよい。
このGPSセンサによって携帯端末37の位置情報を取得すれば、その位置情報と同一又は近い場所にある店舗3を、今、そのユーザがいる店舗3であると識別し、それによって店舗3と識別できれば、店舗端末9の場合と同一の内容で、その後の処理を実行できる。
ちなみに、この仕組みを実現させるためには、各店舗3の位置情報を、店舗3の情報と共に、情報処理サーバ6の記憶装置22に、予め記憶されておく必要があり、これに伴って、携帯端末37は、店舗3の識別を行う前に、情報処理サーバ6の有する情報にアクセス可能となるように、そのユーザによるログイン処理等を行い、そのユーザの情報処理サーバ6での識別を事前に完了させておく必要がある。
また、店舗識別手段37aとして、規格化されたBlueTooth(登録商標)や、Wifi(登録商標)等の無線通信手段を設けてもよい。これによって、店舗3のローカルネットワークに接続されれば、そのローカルネットワークに接続された各種コンピュータ等から、その店舗3の情報を取得し、これによって、該携帯端末37を操作するユーザがいる店舗3を識別できる。
さらに、店舗識別手段37aとして、カメラ等のバーコード情報読取手段を設けてもよい。この場合、その店舗3であることを識別するための情報が埋込まれた1次元バーコードや2次元バーコードの画像を、該店舗3内に設置したPOSレジ8の表示画面や、その他の表示画面に表示させ、この情報が埋め込まれた画像を、携帯端末37によって読取ることにより、該携帯端末37がその店舗3の識別を行う。ちなみに、この画像を紙媒体等に印刷して店舗3内に掲示させてもよいが、上記した表示画面に表示させた方が、手間を掛けずに画像の更新が可能になる。
なお、このように画像を用いて店舗3の識別を行わせる場合、店舗3に訪れたユーザは、該店舗3内の表示画面に表示させた上記画像を、携帯端末37によって撮影し、その場では商品情報等の検索を行わず、該店舗3を離れた後に、この店舗3の商品情報等の検索を行うことも理論的には可能性であるが、これでは、各ユーザへの店舗3内での販売を促進するという目的を達成するには不十分である。
このため、情報を埋め込まれた画像を店舗3内に表示させることにより、該店舗3の識別を行わせる場合には、上記した他の手段と比べて、そのユーザがその店舗3にいるか否かを、より厳密に判断する必要がある。
図15は、情報が埋め込まれた画像によって店舗を識別させる際の処理手順の少なくとも一部を示すフロー図である。同図に示す処理(店舗識別処理)は、携帯端末37によって行わせもよいし、或いは情報処理サーバ6の店舗用情報入出力手段26によって行わせてもよい。また、上記一次元バーコードや二次元バーコード等の画像には、店舗3を識別させる店舗情報と共に、その画像を生成した時刻等を示す時間情報を埋め込む。
そして、店舗識別処理が開始されると、ステップS41に進む。ステップS41では、上記画像に埋め込まれた店舗3の情報を取得し、ステップS42に進む。ステップS42では、上記画像に埋め込まれた時間情報を取得し、ステップS43に進む。
ステップS43では、ステップS42に取得した時間情報から、その画像が生成された時刻と、その時点での時刻とを比較し、その判断の結果、両者の時間差が小さく、そのユーザがその店舗3内でリアルタイムに検索等の作業を実行しようとしていると考えられる場合には、ステップS44に進む一方で、両者の時間差が大きく異なっており、そのユーザがその店舗3内でリアルタイムに検索等の作業を実行しようとしているとは考えられない場合には、ステップS45に進む。
ちなみに、ユーザが店舗3にいるか否かを判断する際に基準とする時間差(基準時間差)は、店舗3に表示させる一次元バーコードや二次元バーコード等の画像の更新間隔に基づいて定めることが可能である。
例えば、上記画像を1日毎に更新する場合、基準時間差を1日とし、ステップS43において、ユーザが携帯端末37によって店舗3の商品等の検索を試みている時刻と、該店舗3で上記画像を生成した時刻との時間差が、基準時間差である1日よりも長い場合には、このユーザは既に該店舗3にはいないと判断して、ステップS45に進む一方で、該時間差が基準時間差と同一か、それよりも短い場合には、このユーザが該店舗3にいると判断して、ステップS44に進む。
また、店舗3で画像を更新する期間を、地域や季節等の時期によって変更してもよく、例えば、半日単位とか、数時間単位とか、1時間単位とか、数十分単位に変更することが可能であり、このようにして定めた更新期間毎に、店舗3に表示する画像を更新する。ちなみに、この更新期間を店舗3毎に各別に設定することも勿論可能である。
ステップS44では、そのユーザが店舗3側にいるものとして、正常処理を行い、このルーチン処理を終了させる。この正常処理の後は、図4に示すような画面を携帯端末37に表示させる。一方、ステップS45では、そのユーザが店舗3にはいないものとして、エラー処理を行い、このルーチン処理を終了させる。このエラー処理の後は、ユーザが操作している携帯端末37に対して、再度の店舗3内での画像の読取り等を促す画面表示等を行う。
なお、この1次元や2次元のバーコード等の画像には、店舗3を識別するための情報や、時間の情報等の他、その店舗3で販売している商品の情報を埋込んでもよい。
以上のように構成される情報処理システムによれば、店舗3に店舗端末9を設ける必要がなくなり、店内のスペースを広く使うことも可能になる他、ユーザの持っているユーザ端末4によっても、この携帯端末37の役割を果たせるため、利便性が高い。
なお、図14に示す例では、店舗端末9の代わりに携帯端末37を用いる例について説明したが、図16に示す通り、店舗端末9及び携帯端末37の両方を、店舗側端末として用いてもよい。
1 ネットワーク(インターネット)
3 店舗(店舗側端末)
4 ユーザ端末
6 情報処理サーバ
7 POSサーバ
9 店舗端末(店舗側端末)
19e お気に入り商品表示欄
22 記憶装置
24 ユーザ用情報入出力手段
26 店舗用情報入出力手段
36 POS情報処理手段
37 携帯端末(店舗側端末)
37a 店舗識別手段

Claims (2)

  1. 商品の販売を目的としてユーザに提供する情報を制御して管理する情報処理システムであって、
    情報処理サーバと、
    該情報処理サーバとネットワークを介して接続された店舗側の情報端末である店舗側端末と、
    該情報処理サーバとネットワークを介して接続され且つユーザの操作する情報端末であるユーザ端末とを備え、
    前記情報処理サーバは、ユーザ情報及び商品情報が記憶された記憶装置と、ユーザ端末に対して商品の情報を出力するとともにユーザ端末からの情報が入力されるユーザ用情報入出力手段と、店舗側端末との間で情報の入出力がされる店舗用情報入出力手段とを有し、
    前記店舗側端末は、ユーザが操作可能なように構成され、
    前記ユーザ用情報入出力手段は、ユーザ端末を介して情報処理サーバにアクセスしてきたユーザを、記憶装置に記憶されているユーザ情報に基づいて識別し、該識別されたユーザがユーザ端末を介して購入を検討している商品を選定できる構成とし、該選定された商品である選定商品を、該ユーザのユーザ情報の一部として、記憶装置に記憶し、
    前記情報処理サーバと通信可能であって且つ前記店舗の販売情報が集められるPOSサーバを該情報処理サーバとは別に設けるか、或は、該POSサーバの機能を前記情報処理サーバに付与するように該情報処理サーバにPOS情報処理手段を設け、
    前記店舗用情報入出力手段は、
    前記店舗側で前記店舗側端末を操作しているユーザを、記憶装置に記憶されているユーザ情報に基づいて識別し、
    該識別されたユーザが選定した選定商品が存在する場合に該選定商品の少なくとも一部について、該店舗内での販売情報を、該店舗側端末を介してユーザに提供し、
    前記識別されたユーザが選定した複数の選定商品を、店舗側端末の一画面における該選定商品を表示する部分であるお気に入り商品表示欄に、まとめて表示するにあたり、該店舗側端末側の店舗内で販売されている、或いは該店舗に在庫がある選定商品に限定して表示する
    ことを特徴とする情報処理システム。
  2. 商品の販売を目的としてユーザに提供する情報を制御して管理する情報処理システムであって、
    情報処理サーバと、
    該情報処理サーバとネットワークを介して接続された店舗側の情報端末である店舗側端末と、
    該情報処理サーバとネットワークを介して接続され且つユーザの操作する情報端末であるユーザ端末とを備え、
    前記情報処理サーバは、ユーザ情報及び商品情報が記憶された記憶装置と、ユーザ端末に対して商品の情報を出力するとともにユーザ端末からの情報が入力されるユーザ用情報入出力手段と、店舗側端末との間で情報の入出力がされる店舗用情報入出力手段とを有し、
    前記店舗側端末は、ユーザが操作可能なように構成され、
    前記ユーザ用情報入出力手段は、ユーザ端末を介して情報処理サーバにアクセスしてきたユーザを、記憶装置に記憶されているユーザ情報に基づいて識別し、該識別されたユーザがユーザ端末を介して購入を検討している商品を選定できる構成とし、該選定された商品である選定商品を、該ユーザのユーザ情報の一部として、記憶装置に記憶し、
    前記情報処理サーバと通信可能であって且つ前記店舗の販売情報が集められるPOSサーバを該情報処理サーバとは別に設けるか、或は、該POSサーバの機能を前記情報処理サーバに付与するように該情報処理サーバにPOS情報処理手段を設け、
    前記店舗用情報入出力手段は、前記店舗側で前記店舗側端末を操作しているユーザを、記憶装置に記憶されているユーザ情報に基づいて識別し、該識別されたユーザが選定した選定商品が存在する場合に該選定商品の少なくとも一部について、該店舗内での販売情報を、該店舗側端末を介してユーザに提供するように構成され、
    前記店舗側端末は、前記情報処理サーバとネットワークを介して接続され且つユーザが店舗側で操作可能な携帯端末であり、
    前記携帯端末は、該携帯端末の位置を検出する位置情報取得手段又はバーコード情報読取手段を有し、
    前記携帯端末は、上記位置情報取得手段によって店舗の位置と同一の位置又は近い位置を検出することによって前記ユーザのいる店舗を識別するか、或いは前記ユーザのいる店舗を識別するための情報が含まれ且つ該店舗内で表示可能な1次元バーコード又は2次元バーコードの画像を上記バーコード情報読取手段によって読み取ることによって該店舗を識別する
    ことを特徴とする情報処理システム。
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