JP6434349B2 - 杭鉄筋籠及びその保持部材 - Google Patents
杭鉄筋籠及びその保持部材 Download PDFInfo
- Publication number
- JP6434349B2 JP6434349B2 JP2015062007A JP2015062007A JP6434349B2 JP 6434349 B2 JP6434349 B2 JP 6434349B2 JP 2015062007 A JP2015062007 A JP 2015062007A JP 2015062007 A JP2015062007 A JP 2015062007A JP 6434349 B2 JP6434349 B2 JP 6434349B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- main
- pile
- bar
- insertion hole
- reinforcing
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Landscapes
- Piles And Underground Anchors (AREA)
- Bulkheads Adapted To Foundation Construction (AREA)
Description
雄ネジ部を有するネジ鉄筋からなる主筋と、
前記主筋と交差する環状の補強枠と、
前記主筋を前記補強枠に連ねて保持する保持部材と、
を備え、前記保持部材が、前記補強枠との連結部と、前記保持部とを含み、
前記保持部には挿通穴が形成され、かつ前記挿通穴の周方向の一側には挿通開口部が形成され、更に前記挿通穴の内周には前記雄ネジ部と遊びを持って螺合可能な雌ネジ部が形成されており、
前記主筋が、前記挿通開口部から前記挿通穴に出し入れ可能、かつ前記挿通穴内において前記螺合状態での前記遊びの範囲内で、回転することなく軸線方向に変位可能、かつ軸線方向に変位することなく軸線周りに回転可能であることを特徴とする。
前記補強枠との連結部と、前記保持部とを含み、
前記保持部には挿通穴が形成され、かつ前記挿通穴の周方向の一側には挿通開口部が形成され、更に前記挿通穴の内周には前記雄ネジ部と遊びを持って螺合可能な雌ネジ部が形成されており、
前記主筋を、前記挿通開口部から前記挿通穴に出し入れ可能、かつ前記挿通穴内において前記螺合状態での前記遊びの範囲内で、回転させることなく軸線方向に変位可能、かつ軸線方向に変位させることなく軸線周りに回転可能に保持することを特徴とする。
図1〜図10は、本発明の第1実施形態を示したものである。図10に示すように、地盤2に杭1が構築されている。地盤2には、杭穴2aが形成されている。この杭穴2aに杭1が埋設されている。杭1は、杭鉄筋組立体3と、コンクリート4を含む。杭鉄筋組立体3は、複数の杭鉄筋籠10,10…によって構成されている。これら杭鉄筋籠10,10…が鉛直に一列に連なっている。
なお、鉄筋13Xの両端部どうしを所要長さだけ重ね合わせてフレア溶接等にて接合してもよい。
以下、特に断らない限り、補強枠13は、杭鉄筋籠10における最上段のものを指す。
なお、雌ネジ山33dの最大幅W33dとネジ谷33eの幅W33eとの和が、雌ネジ部33のピッチP33となる(P33=W33d+W33e)。ネジ部11b,33どうしのピッチP11b,P33は、互いに等しい(P11b=P33)。
なお、複数の主筋11,11まわりにフープ筋12が巻き付けられることで、このフープ筋12によっても主筋11が挿通開口挿通開口部31cから抜け出るのが阻止される。
図9及び図10に示すように、地盤2に杭穴2aを鉛直に掘る。なお、杭穴2a内には、ベントナイト(図示せず)を充填することで、地盤2の崩落を防止しておく。
この杭穴2aの内部に杭鉄筋組立体3を以下の手順で構築する。
雌ネジ山33dを幅小の断面三角形状に形成しておくことによって、雄ネジ部11bと雌ネジ部33との間の軸線方向の遊びを大きくできる。したがって、主筋11Aを軸線方向に十分に位置調節できる。これによって、ネジ継手20の上端部を主筋11Aの下端部に確実に螺合させることができる。この結果、図8に示すように、主筋11A,11Bどうしを、ネジ継手20を介して確実に連結することができる。
このようにして、杭鉄筋籠10Aを組立仕掛体3xの上方に継ぎ足すことができる。
その後、杭鉄筋組立体3の内部にトレミー管等のコンクリート打設管(図示せず)を挿し入れ、コンクリート4を打設する。
このようにして、杭1を構築できる。
補強枠13を鉄筋13Xで構成することによって、L字断面のアングル材で構成するよりも施工コストを低減できる。また、アングル材製の補強枠においては、コンクリート打設時に当該アングル材の水平材の下側に空気溜まりが形成されるおそれがあったが、鉄筋13X製の補強枠13においては、そのような空気溜まりの形成を防止又は抑制できる。
保持部材30で主筋11の下方変位を規制することによって、保持部材30を規制部材として兼用できる。したがって、部品点数を削減して、施工コストを低減できる。
図11及び図12は、本発明の第2実施形態を示したものである。図11に示すように、補強枠13の径方向外側に保持部材30Bが配置されている。保持部材30Bの保持部31は、平面視でU字状ないしはC字状になっており、内部に挿通穴31aが形成されている。図12(a)に示すように、挿通穴31aの内周面に雌ネジ部33が形成されている。図12(b)に示すように、保持部31の周方向の一側が開口され、そこに挿通開口部31cが形成されている。図11に示すように、挿通開口部31cは、補強枠13に向かって開口されている。
例えば、保持部材30の連結部32が、補強枠13に着脱可能に係止されるフック状になっていてもよい。
主筋11の雄ネジ部11bと保持部材の雌ネジ部33との間に十分な遊びがありさえすれば、雌ネジ山33dの断面は、三角形状に限られず、台形状になっていてもよい。
11 主筋
11b 雄ネジ部
11d 雄ネジ山
13 補強枠
30,30B 保持部材
31 保持部
31a 挿通穴
31c 挿通開口部
32 連結部
33 雌ネジ部
33d 雌ネジ山
Claims (5)
- 雄ネジ部を有するネジ鉄筋からなる主筋と、
前記主筋と交差する環状の補強枠と、
前記主筋を前記補強枠に連ねて保持する保持部材と、
を備え、前記保持部材が、前記補強枠との連結部と、前記保持部とを含み、
前記保持部には挿通穴が形成され、かつ前記挿通穴の周方向の一側には挿通開口部が形成され、更に前記挿通穴の内周には前記雄ネジ部と遊びを持って螺合可能な雌ネジ部が形成されており、
前記主筋が、前記挿通開口部から前記挿通穴に出し入れ可能、かつ前記挿通穴内において前記螺合状態での前記遊びの範囲内で、回転することなく軸線方向に変位可能、かつ軸線方向に変位することなく軸線周りに回転可能であることを特徴とする杭鉄筋籠。 - 前記雌ネジ部の雌ネジ山が、断面三角形であることを特徴とする請求項1に記載の杭鉄筋籠。
- 前記保持部が、前記補強枠の径方向外側に配置され、かつ前記挿通開口部が、前記挿通穴の周方向における前記補強枠とは反対側に開口されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の杭鉄筋籠。
- 前記保持部が、前記補強枠の径方向外側に配置され、かつ前記挿通開口部が、前記挿通穴の周方向における前記補強枠の側に開口されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の杭鉄筋籠。
- 杭鉄筋籠における、雄ネジ部を有するネジ鉄筋からなる主筋を、前記主筋と交差する環状の補強枠に連ねて保持する保持部材であって、
前記補強枠との連結部と、前記保持部とを含み、
前記保持部には挿通穴が形成され、かつ前記挿通穴の周方向の一側には挿通開口部が形成され、更に前記挿通穴の内周には前記雄ネジ部と遊びを持って螺合可能な雌ネジ部が形成されており、
前記主筋を、前記挿通開口部から前記挿通穴に出し入れ可能、かつ前記挿通穴内において前記螺合状態での前記遊びの範囲内で、回転させることなく軸線方向に変位可能、かつ軸線方向に変位させることなく軸線周りに回転可能に保持することを特徴とする杭鉄筋籠用保持部材。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015062007A JP6434349B2 (ja) | 2015-03-25 | 2015-03-25 | 杭鉄筋籠及びその保持部材 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015062007A JP6434349B2 (ja) | 2015-03-25 | 2015-03-25 | 杭鉄筋籠及びその保持部材 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2016180267A JP2016180267A (ja) | 2016-10-13 |
JP6434349B2 true JP6434349B2 (ja) | 2018-12-05 |
Family
ID=57132430
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2015062007A Active JP6434349B2 (ja) | 2015-03-25 | 2015-03-25 | 杭鉄筋籠及びその保持部材 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6434349B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP7128108B2 (ja) * | 2018-12-26 | 2022-08-30 | 祐司 勝本 | 連結鉄筋籠の設計方法 |
FR3100040B1 (fr) * | 2019-08-23 | 2021-10-01 | Sefi Intrafor | Méthode d’assemblage de cage d’armature et élément de cage d’armature pour mettre en œuvre ladite méthode |
JP7489720B2 (ja) | 2021-12-15 | 2024-05-24 | 株式会社恵信工業 | 鉄筋籠組立用のねじれ防止金具、およびこれを備える鉄筋籠 |
Family Cites Families (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE3000605C2 (de) * | 1980-01-09 | 1983-11-10 | Landshuter Baueisenbiegerei GmbH, 8300 Altdorf | Armierungskorb für Großbohrpfähle |
JP3914897B2 (ja) * | 2003-05-29 | 2007-05-16 | 株式会社泉州イワタニ | 鉄筋固定用金具、鉄筋籠、鉄筋籠の建込方法、及び鉄筋籠の組立方法 |
JP2009221763A (ja) * | 2008-03-17 | 2009-10-01 | Osakabe:Kk | 鉄筋組立装置及び鉄筋組立方法 |
JP5990052B2 (ja) * | 2012-07-17 | 2016-09-07 | Jfe継手株式会社 | ネジ節鉄筋継手 |
JP5382394B1 (ja) * | 2013-03-11 | 2014-01-08 | 株式会社恵信工業 | 連結鉄筋篭の連結建込み方法及びその連結鉄筋篭体。 |
-
2015
- 2015-03-25 JP JP2015062007A patent/JP6434349B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2016180267A (ja) | 2016-10-13 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP6434349B2 (ja) | 杭鉄筋籠及びその保持部材 | |
JP6871781B2 (ja) | 鉄筋籠の杭頭定着保持構造 | |
TW201610293A (zh) | 近海支撐結構 | |
KR20150144398A (ko) | 삼각 철근망 배근에 의한 철근콘크리트 벽체 및 이의 시공방법 | |
JP2013237982A (ja) | コンクリート杭 | |
JP5616625B2 (ja) | Sc杭及びその製造方法 | |
KR101202063B1 (ko) | 조립식 격자지보 | |
CN105239560B (zh) | 一种超大直径工程桩的钢筋笼的施工方法 | |
CN103741809A (zh) | 暗柱式预制构件连接方法 | |
JP2011043009A (ja) | 開口を有する鉄筋コンクリート梁における開口回り補強部材、並びにこれを用いた補強構造及び方法 | |
JP2015172299A (ja) | Rc造梁における開口部補強構造 | |
JP6499486B2 (ja) | 杭鉄筋籠 | |
JP2008069570A (ja) | 鉄筋内蔵コンクリート充填鋼管及びその接合方法 | |
JP4557711B2 (ja) | 鉄筋コンクリート梁における開口部回りの補強構造 | |
CN104790405B (zh) | 一种挖孔桩超重钢筋笼人工下放的方法 | |
KR102019233B1 (ko) | 철근체결장치 | |
JP2017120018A (ja) | 杭 | |
JP6274552B2 (ja) | 基礎杭構造 | |
JP5253316B2 (ja) | 既製コンクリート杭のせん断耐力強化方法 | |
JP3904907B2 (ja) | 組立式鉄筋籠と、その組立方法 | |
JP6175791B2 (ja) | 地盤の補強工法及び補強構造 | |
JP4502192B2 (ja) | 鋼管柱の柱脚接合部の構造および施工方法 | |
JP2013032682A (ja) | 建築用杭及び該建築用杭を用いる建築用杭の施工方法 | |
JP6632237B2 (ja) | 既製杭を利用した熱交換装置及び熱交換パイプ付き既製杭 | |
KR101797982B1 (ko) | 철근부착 강관구조체 및 이를 이용한 현장타설 콘크리트 파일 시공 방법 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20180216 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20181012 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20181023 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20181108 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6434349 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |