JP6433868B2 - 塗装金属帯製造設備及びその方法 - Google Patents

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Description

本発明は、搬送される金属帯に連続的に塗装を施して塗装金属帯を製造する塗装金属帯製造設備及びその方法に関する。
従来用いられていたこの種の塗装金属帯製造設備としては、例えば下記の特許文献1等に示されている設備を挙げることができる。すなわち、従来構成では、ペイオフリールから金属帯を払い出した後に、搬送される金属帯に連続的に塗装を施して塗装金属帯を製造することが行われている。この種の塗装金属帯には、例えば表示厚さ、種類の記号及び製造業者名又はその略号等の製品情報(裏面表示)を印字することが求められている(例えば日本工業規格G3312等)。従来構成では、輪転機にセットされたゴム印により金属帯に印字を行っている。
特開2010−82607号公報
上記のような従来構成では、輪転機にセットされたゴム印により金属帯に印字を行っているので、印字ピッチを変更することが難しい。また、ゴム印の劣化及び摩耗を考慮して文字及びマークのサイズを小さくすることができない一方で、輪転機にセットできるゴム印のサイズに制限があり、印字できる情報量が制限されてしまう。
本発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、その目的は、印字ピッチを容易に変更できるとともに、印字できる情報量を増やすことができる塗装金属帯製造設備及びその方法を提供することである。
本発明に係る塗装金属帯製造設備は、搬送される金属帯に連続的に塗装を施して塗装金属帯を製造する塗装金属帯製造設備であって、塗装を施す前又は塗装を施した後の金属帯の外面に裏面表示の印字を行うインクジェットプリンタを備え、インクジェットプリンタは、金属帯がロールに巻き掛けられている位置において印字を行うように配置されており、ロールは、金属帯を往復させる迂回路の前段において金属帯を折り返すロールである
また、本発明に係る塗装金属帯製造設備は、搬送される金属帯に連続的に塗装を施して塗装金属帯を製造する塗装金属帯製造設備であって、塗装を施す前又は塗装を施した後の金属帯の外面に裏面表示の印字を行うインクジェットプリンタを備え、インクジェットプリンタは、金属帯の板幅方向に互いに離間して配置された複数の印字ヘッドを有しており、複数の印字ヘッドは、板幅方向に個々に変位可能に設けられている。
本発明に係る塗装金属帯製造方法は、搬送される金属帯に連続的に塗装を施して塗装金属帯を製造する塗装金属帯製造方法であって、塗装を施す前又は塗装を施した後に、インクジェットプリンタにより金属帯の外面に裏面表示の印字を行うことを含み、インクジェットプリンタは、金属帯がロールに巻き掛けられている位置において印字を行うように配置されており、ロールは、金属帯を往復させる迂回路の前段において金属帯を折り返すロールである
また、本発明に係る塗装金属帯製造方法は、搬送される金属帯に連続的に塗装を施して塗装金属帯を製造する塗装金属帯製造方法であって、塗装を施す前又は塗装を施した後に、インクジェットプリンタにより金属帯の外面に裏面表示の印字を行うことを含み、インクジェットプリンタは、金属帯の板幅方向に互いに離間して配置された複数の印字ヘッドを有しており、複数の印字ヘッドは、板幅方向に個々に変位可能に設けられている
本発明の塗装金属帯製造設備及びその方法によれば、インクジェットプリンタにより金属帯の外面に印字を行うので、印字ピッチを容易に変更できるとともに、印字できる情報量を増やすことができる。
本発明の実施の形態による塗装金属帯製造方法を実施するための塗装金属帯製造設備を示す構成図である。 図1の金属帯に行われる印字の態様を示す説明図である。 図1のインクジェットプリンタを示す斜視図である。 図3の第1及び第2印字ヘッドへのインク供給に係る構成を示すブロック図である。
以下、本発明を実施するための形態について、図面を参照して説明する。
実施の形態.
図1は、本発明の実施の形態による塗装金属帯製造方法を実施するための塗装金属帯製造設備を示す構成図である。図において、本実施の形態の塗装金属帯製造設備は、搬送される例えば鋼帯等の金属帯4に連続的に塗装を施して塗装金属帯を製造する設備であり、入側セクション1、中央セクション2及び出側セクション3を有している。
<入側セクション>
入側セクション1には、第1ペイオフリール100、第2ペイオフリール101、ウェルダー102及び入側ルーパー103が設けられている。
第1及び第2ペイオフリール100,101には金属帯4が巻き取られた金属帯コイルがそれぞれ挿入されており、各ペイオフリール100,101から金属帯4が順に払い出される。ウェルダー102は、第1及び第2ペイオフリール100,101の後段に配置されており、先行する金属帯4の尾端と後続の金属帯4の先端とを溶接する。ウェルダー102によって金属帯4が溶接されることで、ウェルダー102の後段に金属帯4が連続的に供給される。
入側ルーパー103は、金属帯4の搬送長を調節する装置であり、ウェルダー102の後段に配置されている。入側ルーパー103による搬送長調節が行われることで、ウェルダー102による金属帯4の溶接が行われている時でも、入側ルーパー104の後段への金属帯4の供給を維持することが可能とされる。
<中央セクション>
中央セクション2には、前処理設備200、ケミコータ201、乾燥炉202、ブライドルロール203、迂回路204、第1コータ205、第1オーブン206、第1ウォータクエンチ207、第2コータ208、第2オーブン209、第2ウォータクエンチ210及びテンションレベラー211が含まれている。
前処理設備200は、金属帯4にアルカリ脱脂を施すとともに金属帯4を水洗した後に、りん酸塩処理を金属帯4に施す設備である。ケミコータ201は、前処理設備200にて前処理が行われた金属帯4に処理液を塗布することで、金属帯4に化成処理を施す設備である。乾燥炉202は、ケミコータ201の後段にて金属帯4を乾燥させるための炉である。
ブライドルロール203は、乾燥炉202の後段にて金属帯4に作用する張力をコントロールするためのロール装置である。ブライドルロール203には、金属帯4の搬送方向に沿って順に第1及び第2ロール203a,203bが設けられている。第1及び第2ロール203a,203bには、金属帯4を折り返すように、すなわち金属帯4の搬送方向を90度よりも大きい角度変更するように、金属帯4が巻き掛けられている。
迂回路204は、第1コータ205に進入する前に金属帯4の搬送位置に基づき蛇行修正を行う機能を有した金属帯4を迂回させる搬送路である。本実施の形態の迂回路204では、第1コータ205に進入する前に、ブライドルロール203と第1コータ205とを直線で結んだ搬送路よりも長い距離だけ金属帯4を搬送するように、金属帯4が上下方向に往復される。この迂回により、第1コータ205に進入する前に金属帯4の蛇行修正が行われるとともに金属帯4の外面がより確実に乾燥される。
第1コータ205は、金属帯4に下塗りを行う設備である。第1オーブン206及び第1ウォータクエンチ207は、第1コータ205にて塗装が行われた金属帯4の塗膜を焼き付け及び冷却する設備である。
第2コータ208は、金属帯4に上塗りを行う設備である。第2オーブン209及び第2ウォータクエンチ210は、第2コータ208にて塗装が行われた金属帯4の塗膜を焼き付け及び冷却する設備である。
テンションレベラー211は、塗装及び焼き付けが施された後の金属帯4に伸びを与えて形状を矯正する装置である。
<出側セクション>
出側セクション3には、出側ルーパー300、フィルムラミネータ301、エキジットシャー302及びテンションリール303が設けられている。
出側ルーパー300は、入側ルーパー103と同様に金属帯4の搬送長を調節する装置である。出側ルーパー300による搬送長調節が行われることで、後述のエキジットシャー302による金属帯4の切断時等において、出側ルーパー300に金属帯4をためることが可能とされる。
フィルムラミネータ301は、出側ルーパー300の後段に配置されており、保護フィルムを金属帯4の表面に貼り付ける装置である。
エキジットシャー302は、フィルムラミネータ301の後段に配置されており、金属帯4を所定長さに切断する装置である。エキジットシャー302による金属帯4の切断が行われるとき、エキジットシャー302において金属帯4の搬送が止められる。
テンションリール303は、エキジットシャー302の後段に配置されており、エキジットシャー302を通過した金属帯4をコイル状に巻き取るリール体である。テンションリール303に一定量の金属帯4が巻き取られたとき、エキジットシャー302による金属帯4の切断が行われる。
テンションリール303に巻き取られた金属帯4は、塗装金属帯のコイルとして出荷される。このような塗装金属帯には、例えば表示厚さ、種類の記号及び製造業者名又はその略号等の製品情報(裏面表示)を印字することが求められている(例えば日本工業規格G3312等)。
<インクジェットプリンタ>
本実施の形態の塗装金属帯製造設備及び塗装金属帯製造方法では、第1コータ205の上流側に配置されたインクジェットプリンタ5によって、塗装前の金属帯4に印字を行う。インクジェットプリンタ5は、印字ヘッドから吐出したインク粒により非接触で金属帯4に印字を行うものであり、印字タイミングや印字領域を任意に変更できる。このため、輪転機を用いる従来構成と比較して、印字ピッチを容易に変更できるとともに、印字できる情報量を増やすことができる。
インクジェットプリンタ5は、金属帯4を搬送するロール間で金属帯4に印字を行うように配置されてもよいが、金属帯4がロールに巻き掛けられている位置において印字を行うように配置されることが好ましい。この位置において印字が行われることで、印字中の金属帯4のばたつきを抑えることができ、より鮮明に印字を行うことができる。
インクジェットプリンタ5が印字を行う位置のロールは、金属帯4の搬送方向を90度以下の角度変更するロールであってもよいが、金属帯4を折り返すロール、すなわち金属帯4の搬送方向を90度よりも大きな角度変更するロールが好ましい。金属帯4を折り返すロールへの金属帯4の巻き掛け量は、金属帯4の搬送方向を90度以下の角度変更するロールへの金属帯4の巻き掛け量よりも大きい。すなわち、金属帯4を折り返すロールにおける金属帯4の拘束距離は比較的長い。このように金属帯4を折り返すロールの位置において印字を行うことで、より確実に印字中の金属帯4のばたつきを低減でき、より確実に印字を鮮明にすることができる。
本実施の形態のインクジェットプリンタ5は、ブライドルロール203の第2ロール203bの位置において印字を行う。これは、ブライドルロール203の第2ロール203bが金属帯4の搬送方向を180度変更するロールであるとともに、印字を行うべき金属帯4の裏面が第2ロール203bにおいて解放されているためである。また、第2ロール203bが迂回路204の前段に設けられたロールであり、インクジェットプリンタ5による印字後に金属帯4の裏面に初めて接触するロールまでの距離が比較的長いためである。
次に、図2は、図1の金属帯4に行われる印字の態様を示す説明図である。金属帯4への印字の態様としては、図2の(a)、(b)及び(c)に示す態様を例として挙げることができる。
(a)に示す態様は、金属帯4の板幅方向4aの中央位置4bを挟んで2か所に同時に印字6を行う態様である。この態様を両側2点印字と呼ぶこととする。
(b)に示す態様は、金属帯4の板幅方向4aにおける片側半分の領域内の1か所に印字6を行う態様である。この態様を片側1点印字と呼ぶこととする。
(c)に示す態様は、中央位置4bの1か所に印字6を行う態様である。この態様を中央1点印字と呼ぶこととする。
次に、図3は、図1のインクジェットプリンタ5を示す斜視図である。図3に示すように、インクジェットプリンタ5は、案内部材50、第1印字ヘッド51、第2印字ヘッド52及び印字制御部53を含んでいる。
案内部材50は、金属帯4の板幅方向4aに沿って延在された長手状部材である。第1及び第2印字ヘッド51,52は、個々に金属帯4に印字を行うものであり、金属帯4の板幅方向4aに互いに離間して配置されている。これら第1及び第2印字ヘッド51,52は、図示しない駆動手段の駆動力により、案内部材50に案内されて板幅方向4aに変位可能に設けられている。
第1及び第2印字ヘッド51,52の変位範囲は、任意に設定することができる。例えば、少なくとも金属帯4の板幅方向4aの中央位置4b(図2参照)において互いに重なるように、第1及び第2印字ヘッド51,52の変位範囲を設定することができる。また、第1及び第2印字ヘッド51,52の一方の印字領域のすべてをカバーするように、第1及び第2印字ヘッド51,52の他方の変位範囲を設定することもできる。
印字制御部53は、例えばコンピュータ等により構成されるものであり、第1及び第2印字ヘッド51,52による印字、並びに第1及び第2印字ヘッド51,52の変位を制御する。
インクジェットプリンタ5の動作モードには、単使用モードと全使用モードとが含まれている。
単使用モードは、第1及び第2印字ヘッド51,52のうちの1つの印字ヘッド(第1印字ヘッド51又は第2印字ヘッド52)により印字を行う動作モードであり、上述の片側1点印字及び中央1点印字(図2(b)及び(c))に適している。
全使用モードは、第1及び第2印字ヘッド51,52のすべてにより印字を行う動作モードであり、上述の両側2点印字(図2(a))に適している。
印字制御部53は、外部からの信号に基づきインクジェットプリンタ5の動作モードを切り替える。
また、印字制御部53は、インクジェットプリンタ5の動作モードを単使用モードとしているとき、金属帯4の溶接位置に基づいて印字に使用する印字ヘッド51,52を切り替える。金属帯4の溶接位置とは、図1のウェルダー102によって先行する金属帯4の尾端と後続の金属帯4の先端とが溶接された位置である。印字制御部53は、第1印字ヘッド51及び第2印字ヘッド52の使用頻度が等しくなるように、1つ又は複数の溶接位置毎に印字に使用する印字ヘッド51,52を切り替える。この印字ヘッドの切り替えは、上述の片側1点印字及び中央1点印字を頻繁に行う場合に特に有用である。
次に、図4は、図3の第1及び第2印字ヘッド51,52へのインク供給に係る構成を示すブロック図である。インクジェットプリンタ5は、インクタンク54、溶剤タンク55、温度制御部56、混合部57及び粘度検出部58がさらに含んでいる。
インクタンク54及び溶剤タンク55は、インク原料及び溶剤をそれぞれ貯留する容器である。温度制御部56は、例えばヒータ、クーラ及び断熱容器等により構成されるものであり、インクタンク54及び溶剤タンク55のインク原料及び溶剤を加熱、冷却及び保温してそれらインク原料及び溶剤の温度を制御するものである。
混合部57は、インクタンク54のインク原料と溶剤タンク55の溶剤とを混合して、インクを生成する。混合部57で生成されたインクは、第1及び第2印字ヘッド51,52に供給されて印字に用いられる。
粘度検出部58は、例えば粘度計等により構成されるものであり、混合部57で生成されたインクの粘度を検出する。
混合部57は、粘度検出部58によって検出された粘度が所定範囲に含まれるようにインク原料と溶剤とを混合することができる。粘度が高い場合は混合する溶剤が増量され、粘度が低い場合は混合する溶剤が減量される。
温度制御部56は、粘度検出部58によって検出された粘度に基づいてインク原料及び溶剤の温度を制御することができる。粘度が高い場合はインク原料及び溶剤が昇温され、粘度が低い場合はインク原料及び溶剤が降温される。
これらの粘度に基づく混合部57及び温度制御部56の粘度調整動作は、協働されもよいし、いずれか一方のみが行われてもよい。
このような塗装金属帯製造設備及び塗装金属帯製造方法では、インクジェットプリンタ5により金属帯4の外面に印字を行うので、印字ピッチを容易に変更できるとともに、印字できる情報量を増やすことができる。
また、インクジェットプリンタ5は、金属帯4がロールに巻き掛けられている位置において印字を行うように配置されているので、印字中の金属帯4のばたつきを抑えることができ、より鮮明に印字を行うことができる。
さらに、インクジェットプリンタ5が印字を行う位置のロールは、金属帯4を折り返すロールであるので、より確実に印字中の金属帯4のばたつきを低減でき、より確実に印字を鮮明にすることができる。
さらにまた、インクジェットプリンタ5は、金属帯4の板幅方向4aに互いに離間して配置された複数の印字ヘッド51,52を有しているので、複数個所に同時に印字を行うことができ、塗装金属帯のユーザの要望により柔軟に対応することができる。
また、複数の印字ヘッド51,52は、板幅方向4aに変位可能に設けられているので、板幅方向4aの任意の位置に印字を行うことができ、塗装金属帯のユーザの要望により柔軟に対応することができる。
さらに、インクジェットプリンタ5が単使用モードで動作されているとき、印字に使用される印字ヘッド51,52が金属帯4の溶接位置に基づいて切り替えられるので、いずれか一つの印字ヘッド51,52に劣化が集中することを回避できる。
なお、実施の形態では塗装前の金属帯4にインクジェットプリンタ5が印字を行うように説明したが、塗装後の金属帯にインクジェットプリンタが印字を行ってもよい。
また、インクジェットプリンタ5に2つの印字ヘッド51,52が設けられるように説明したが、印字ヘッドの数は1又は3以上であってもよい。
さらに、印字ヘッドが変位可能に設けられるように説明しているが、印字ヘッドは固定されていてもよい。
4 金属帯
4a 板幅方向
5 インクジェットプリンタ
51,52 印字ヘッド

Claims (8)

  1. 搬送される金属帯に連続的に塗装を施して塗装金属帯を製造する塗装金属帯製造設備であって、
    塗装を施す前又は塗装を施した後の前記金属帯の外面に裏面表示の印字を行うインクジェットプリンタ
    を備え、
    前記インクジェットプリンタは、前記金属帯がロールに巻き掛けられている位置において印字を行うように配置されており、
    前記ロールは、前記金属帯を往復させる迂回路の前段において前記金属帯を折り返すロールである
    ことを特徴とする塗装金属帯製造設備。
  2. 搬送される金属帯に連続的に塗装を施して塗装金属帯を製造する塗装金属帯製造設備であって、
    塗装を施す前又は塗装を施した後の前記金属帯の外面に裏面表示の印字を行うインクジェットプリンタ
    を備え、
    前記インクジェットプリンタは、前記金属帯の板幅方向に互いに離間して配置された複数の印字ヘッドを有しており、
    前記複数の印字ヘッドは、前記板幅方向に個々に変位可能に設けられている
    ことを特徴とする塗装金属帯製造設備。
  3. 前記複数の印字ヘッドは、第1及び第2印字ヘッドを含んでおり、
    前記第1及び第2印字ヘッドの変位範囲は、互いに重なるように設定されている
    ことを特徴とする請求項記載の塗装金属帯製造設備。
  4. 前記インクジェットプリンタの動作モードには、
    前記複数の印字ヘッドのうちの1つの印字ヘッドにより印字を行う単使用モードと、
    前記複数の印字ヘッドのすべてにより印字を行う全使用モードと
    が含まれており、
    前記インクジェットプリンタが前記単使用モードで動作されているとき、印字に使用される前記印字ヘッドが前記金属帯の溶接位置に基づいて切り替えられる
    ことを特徴とする請求項2又は請求項3に記載の塗装金属帯製造設備。
  5. 搬送される金属帯に連続的に塗装を施して塗装金属帯を製造する塗装金属帯製造方法であって、
    塗装を施す前又は塗装を施した後に、インクジェットプリンタにより前記金属帯の外面に裏面表示の印字を行うこと
    を含み、
    前記インクジェットプリンタは、前記金属帯がロールに巻き掛けられている位置において印字を行うように配置されており、
    前記ロールは、前記金属帯を往復させる迂回路の前段において前記金属帯を折り返すロールである
    ことを特徴とする塗装金属帯製造方法。
  6. 搬送される金属帯に連続的に塗装を施して塗装金属帯を製造する塗装金属帯製造方法であって、
    塗装を施す前又は塗装を施した後に、インクジェットプリンタにより前記金属帯の外面に裏面表示の印字を行うこと
    を含み、
    前記インクジェットプリンタは、前記金属帯の板幅方向に互いに離間して配置された複数の印字ヘッドを有しており、
    前記複数の印字ヘッドは、前記板幅方向に個々に変位可能に設けられている
    ことを特徴とする塗装金属帯製造方法。
  7. 前記複数の印字ヘッドは、第1及び第2印字ヘッドを含んでおり、
    前記第1及び第2印字ヘッドの変位範囲は、互いに重なるように設定されている
    ことを特徴とする請求項記載の塗装金属帯製造方法。
  8. 前記インクジェットプリンタの動作モードには、
    前記複数の印字ヘッドのうちの1つの印字ヘッドにより印字を行う単使用モードと、
    前記複数の印字ヘッドのすべてにより印字を行う全使用モードと
    が含まれており、
    前記インクジェットプリンタが前記単使用モードで動作されているとき、印字に使用される前記印字ヘッドが前記金属帯の溶接位置に基づいて切り替えられる
    ことを特徴とする請求項6又は請求項7に記載の塗装金属帯製造方法。
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