JP7005903B2 - 乾燥装置、印刷装置 - Google Patents

乾燥装置、印刷装置 Download PDF

Info

Publication number
JP7005903B2
JP7005903B2 JP2017017510A JP2017017510A JP7005903B2 JP 7005903 B2 JP7005903 B2 JP 7005903B2 JP 2017017510 A JP2017017510 A JP 2017017510A JP 2017017510 A JP2017017510 A JP 2017017510A JP 7005903 B2 JP7005903 B2 JP 7005903B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
conveyed
contact
path
heating
liquid
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2017017510A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2017170883A (ja
JP2017170883A5 (ja
Inventor
利浩 吉沼
健 小野寺
昌 澤畑
順二 中井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ricoh Co Ltd filed Critical Ricoh Co Ltd
Priority to US15/462,183 priority Critical patent/US10118411B2/en
Publication of JP2017170883A publication Critical patent/JP2017170883A/ja
Publication of JP2017170883A5 publication Critical patent/JP2017170883A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7005903B2 publication Critical patent/JP7005903B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Ink Jet (AREA)
  • Advancing Webs (AREA)
  • Drying Of Solid Materials (AREA)

Description

本発明は乾燥装置、印刷装置に関する。
連帳紙などに液体を付与して印刷を行う印刷装置として、連帳紙などに液体を付与した後に、加熱ローラなどの接触加熱手段を使用して乾燥させるものがある。
例えば、液体が付与された基材が外周面に巻回され、基材を加熱しつつ回転することにより、外周面上の搬送経路に沿って基材を搬送する加熱ローラと、加熱ローラに対して基材を案内する加熱ローラよりも小径の複数の案内ローラとを配置したものがある(特許文献1)。
特開2014-152964号公報
ところで、加熱ローラを連帳紙などの搬送される部材に接触させて加熱するには、加熱ローラの周面の少なくとも一部に搬送される部材を倣わせる必要があり、短時間で加熱するために多くの加熱ローラを配置すると、装置が大型化するという課題がある。
本発明は上記の課題に鑑みてなされたものであり、少ない加熱部材でも効率的な乾燥ができるようにすることを目的とする。
上記の課題を解決するため、本発明の請求項1に係る乾燥装置は、
液体が付与されて搬送される部材を乾燥する装置であって、
前記液体が付与されて搬送される部材に接触して当該搬送される部材を加熱する第1加熱部材と、
前記液体が付与されて搬送される部材が前記第1加熱部材に接触しながら搬送される搬送経路と、を有し、
前記搬送経路は、
前記搬送される部材の前記液体が付与された面とは反対側の面が、前記第1加熱部材に接触しながら搬送される第1経路と、
前記搬送される部材の前記液体が付与された面とは反対側の面が、前記第1経路で接触した前記第1加熱部材に再度接触しながら搬送される第2経路と、を含み、
前記搬送される部材が連続体である
構成とした。
本発明によれば、少ない加熱部材でも効率的な乾燥を行うことができるようになる。
本発明の第1実施形態に係る印刷装置の概略説明図である。 同第1実施形態における乾燥装置の拡大説明図である。 加熱ローラへの接触状態の説明に供する説明図である。 本発明の第2実施形態における乾燥装置の拡大説明図である。 本発明の第3実施形態における乾燥装置の拡大説明図である。 加熱ローラ及び加熱ドラムへの接触距離及び巻き付け角の説明に供する説明図である。 加熱ローラ径とコックリングの関係の説明に供する説明図である。 本発明の第4実施形態における乾燥装置の拡大説明図である。 本発明の第5実施形態における乾燥装置の要部拡大説明図である。 本発明の第6実施形態における乾燥装置の要部拡大説明図である。 本発明の第7実施形態に係る印刷装置の概略説明図である。
以下、本発明の実施の形態について添付図面を参照して説明する。まず、本発明の第1実施形態に係る印刷装置について図1を参照して説明する。図1は同装置の概略説明図である。
この印刷装置は、インクジェット記録装置であり、搬送される部材である連帳紙110に対して所要の色の液体であるインクを吐出付与する液体付与手段である液体吐出ヘッドを含む液体付与部101を有している。
液体付与部101は、例えば、連帳紙110の搬送方向上流側から、4色分のフルライン型ヘッド111A、111B、111C、111Dが配置されている。各ヘッド111は、それぞれ、連帳紙110に対してブラックK,シアンC、マゼンタM、イエローYの液体を付与する。なお、色の種類及び数はこれに限るものではない。
連帳紙110は、元巻きローラ102から繰り出され、搬送部103の搬送ローラ112によって、液体付与部101に対向して配置された搬送ガイド部材113上に送り出され、搬送ガイド部材113で案内されて搬送される。
液体付与部101によって液体が付与された連帳紙110は、本発明に係る乾燥装置104を経て、排出ローラ114によって送られて、巻取りローラ105に巻き取られる。
次に、第1実施形態における乾燥装置について図2及び図3も参照して説明する。図2は同乾燥装置の拡大説明図、図3は加熱ローラに対する連帳紙の接触箇所の説明に供する説明図である。
乾燥装置104は、連帳紙110の液体が付与された面と反対側の面に接触して連帳紙110を加熱する接触加熱手段10を備えている。また、接触加熱手段10を通過した連帳紙110を案内する案内ローラ17A、17Bを備えている。
接触加熱手段10は、連帳紙110と接触する周面である曲面形状の接触面11aを有する複数の第1加熱部材である加熱ローラ11A~11Eを備えている。また、接触加熱手段10は、連帳紙110を加熱ローラ11D~11Aの接触面11aに接触するように案内する接触案内部材である接触案内ローラ13A~13Dを備えている。
ここで、複数の加熱ローラ11A~11E(以下、区別しないときは「加熱ローラ11」という。他の部材も同様。)は、湾曲状に並べて配置されている。また、接触案内ローラ13は隣り合う加熱ローラ11間に配置されている。
これらの複数の加熱ローラ11及び接触案内ローラ13によって構成される連帳紙110の搬送経路(搬送路、搬送パス)20を有している。
この搬送経路20は、連帳紙110が複数の加熱ローラ11A~11Eに接触しながら第1の方向(Y1方向)に搬送される第1経路(以下、「第1経路Y1」という。)と、第1経路で接触した複数の加熱ローラ11D~11Aに再度接触しながら第2の方向(Y2方向)に搬送される第2経路(以下、「第2経路Y2」という。)とを含んでいる。
なお、本実施形態では、連帳紙110が第2経路Y2を搬送されるときに2以上の加熱ローラ11(第1加熱部材)接触する経路を構成しているが、1つの加熱ローラ11(第1加熱部材)に接触する経路であってもよい。言い換えれば、連帳紙110が第2経路Y2を搬送されるときには、複数の加熱ローラ11A~11Eのすべてに再度接触して搬送される必要はない。
ここでは、連帳紙110は、第1経路Y1では、湾曲状に配置された複数の加熱ローラ11A~11Eの外側(張力を受ける側)を、加熱ローラ11A~11Eに接触しながら搬送される。その後、連帳紙110は、第2経路Y2では、方向が転換されて、複数の加熱ローラ11E~11Aの内側(緩みが生じる側)を接触案内ローラ13で案内されて加熱ローラ11D~11Aに接触しながら搬送される。
このとき、図3に示すように、連帳紙110は、同時に同じ加熱ローラ11の離間した2箇所(a部及びb部)に接触しながら第1経路Y1及び第2経路Y2を搬送されることになる。
このように、同じ加熱部材(加熱ローラ)の異なる2箇所に同時に搬送される部材を接触させて加熱する。
これにより、少ない加熱部材で効率的に搬送される部材を乾燥することができる。
なお、本実施形態では、第1経路Y1を搬送するときに、連帳紙110に付与されたインクの水分を蒸発させて連帳紙110の液体付与面に直接触れても液体が転写されない程度まで乾燥させる。これにより、第2経路Y2において、連帳紙110の液体付与面側に接触案内ローラ13を配置することができる。
その後、第2経路Y2を搬送されることで、連帳紙110が巻取りローラ105に巻き取られるときに表面の液体が裏面に転移して剥がれることを防止できる状態になるまで乾燥させる。
次に、本発明の第2実施形態について図4を参照して説明する。図4は同実施形態における乾燥装置の拡大説明図である。
本実施形態において、乾燥装置104以外の印刷装置の構成は、第1実施形態と同様である。
また、乾燥装置104は、前記第1実施形態の乾燥装置104において、接触案内ローラ13、13間に複数(ここでは2つ)の加熱ローラ11が配置されている箇所がある。
このような構成でも、加熱ローラ11及び接触案内ローラ13の配置位置によって、第2の方向Y2に搬送するときも加熱ローラ11に接触させるように案内することができる。
そして、本実施形態の接触案内ローラ13の配置によって、接触案内ローラ13が配置されていない加熱ローラ11、11間における、第1経路Y1を搬送されている連帳紙110の部分と第2経路Y2を搬送されている連帳紙110の部分の間にスペース120が形成されている。
そこで、このスペース120に、例えば加熱ローラ11の温度制御用のセンサユニットや温度を制御する温度制御ユニット121を配置することができる。
次に、本発明の第3実施形態について図5を参照して説明する。図4は同実施形態における乾燥装置の拡大説明図である。
本実施形態において、乾燥装置104以外の印刷装置の構成は、第1実施形態と同様である。
乾燥装置104は、第1経路Y1で複数の加熱ローラ11に対して下流側となり、第2経路Y2で複数の加熱ローラ11に対して上流側となる位置に、第2加熱部材である加熱ドラム12を配置している。加熱ドラム12は、加熱ローラ11の接触面よりも曲率が小さい曲面状の接触面(周面)を有する。
ここで、加熱ドラム12は回転駆動され、加熱ローラ11は搬送される連帳紙110に連れ回りする。
そして、加熱ローラ11Eと、加熱ドラム12と、案内ローラ17によって、連帳紙110を加熱ドラム12の周囲の70%以上、好ましくは80%以上の領域に巻き付ける経路(搬送パス)を構成している。これらの加熱ドラム12及び案内ローラ17にて連帳紙110の搬送方向を第1経路Y1の方向から第2経路Y2の方向に転換している。
このとき、加熱ドラム12に対する連帳紙110の接触距離は,加熱ローラ11に対する連帳紙110の接触距離よりも長くしている。「接触距離」は、連帳紙110が加熱ドラム12、加熱ローラ11の周方向に沿った方向(搬送方向)で周面と接触している距離である。なお、加熱部材が接触面として曲面を有する曲面部材であるときには、当該曲面の周方向に沿った方向(搬送方向)で曲面と接触している距離である。
ここで、接触距離及び巻き付け角について図6を参照して説明する。
図6に示すように、加熱ドラム12の周面である接触面12aと連帳紙110との接触距離L2が、加熱ローラ11の周面である接触面11aと連帳紙110との接触距離L1よりも長くなるように搬送パスを構成している。
ここでは、加熱ドラム12の接触面12aに対する連帳紙110の巻き付け角θ2を、加熱ローラ11の接触面11aに対する連帳紙110の巻き付け角θ1よりも大きく(θ2>θ1)している。
なお、巻き付け角θ2、θ1(これを「巻き付け角θ」と総称する。)は、図6に示すように、連帳紙110が接触面12a、11aに接触を開始する点Psと接触を終了する点Peとが中心Oに対してなす角度の意味である。
したがって、巻き付け角θが大きくなると、回転体の直径が同じであれば、接触距離も長くなり、また、巻き付け角θが同じでも、回転体の直径が大きくなるほど、接触距離は長くなる。
本実施形態では、加熱ドラム12の直径を加熱ローラ11より大きくし、かつ、巻き付け角θ2をθ1より大きくしているので、いずれにしても、加熱ドラム12の接触面12aと連帳紙110との接触距離L2が加熱ローラ11の接触面11aと連帳紙110との接触距離L1よりも長くなる。
なお、上記のとおり、巻き付け角θが同じでも、回転体の直径が大きくなるほど、接触距離は長くなる。したがって、加熱ドラム12と加熱ローラ11とを同じ直径として、巻き付け角θ2をθ1より大きくするだけでも、加熱ドラム12の接触面12aと連帳紙110との接触距離L2が、加熱ローラ11の接触面11aと連帳紙110との接触距離L1よりも長くなる。
これにより、第1経路Y1を搬送されて加熱ローラ11で加熱された連帳紙110に、加熱ドラム12によって大きな熱量を与えて加熱して乾燥させることができる。
この場合、液体が付与された直後の連帳紙110は、加熱ローラ11に接触しながら第1経路Y1を搬送されることでコックリングを低減され、この状態で加熱ドラム12に巻き付けられるので、加熱ドラム12の周面に密着し、効率的な乾燥を行うことができる。
つまり、液体付与から時間が経過していない状態では、連帳紙110の強度が低下している状態であるので、連帳紙110の裏面側を広い範囲(長い接触距離)で回転体の周面(接触面)に密着させることが難しい。
そこで、付与された液体の乾燥が進んでいない初期状態では、連帳紙110の加熱ローラ11への巻き付け角を小さくして接触距離を短くしている。
ここで、加熱ローラ11の曲率を大きくすることで、連帳紙110の搬送時に発生する張力が加熱ローラ11との接触部にて押付け力と変わるために加熱ローラ11への接触状態が均一になる。この状態において、連帳紙110はコックリングやシワの発生が抑制ないし矯正され、複数の加熱ローラ11を通過するときには、連帳紙110上の液体に対して均一に乾燥に必要な熱供給を行うことができる状態になる。
このようにコックリングが抑制されて乾燥が進んでいる連帳紙110は回転体(曲面)との接触距離を長くしても接触面に密着させることができる。
そこで、複数の加熱ローラ11の下流側に配置した加熱ドラム12では連帳紙110の接触距離を長くすることにより、連帳紙110に対して大きな熱供給を行って短時間で効率的な乾燥を行うことできる。
さらに、本実施形態では、加熱ドラム12の下流側で連帳紙110の裏面を加熱ローラ11に再接触させる構成となっている。
これにより、例えば、第1経路Y1における加熱ローラ11の伝熱と加熱ドラム12の伝熱とでインクの水分を蒸発させて、その後に、第2経路Y2における加熱ローラ11の伝熱によりインクの溶剤を蒸発させてインクを連帳紙110である用紙に定着させることができる。
次に、加熱ローラ11のローラ径と連帳紙110のコックリングの関係の一例について図7を参照して説明する。
図7は加熱ローラ11の直径を変化させ、連帳紙110に生じるコックリングの高さ、コックリングのピッチを測定するとともに、目視で視認できるコックリングの有無を確認した結果を示している。
この結果から、この例では、加熱ローラ11の直径を200mmにすることで、加熱ローラ11の直径が250mmであるときに比べてコックリング高さがほぼ半減し、加熱ローラ11の直径を100mm以下にすることで、コックリングがなくなっていることが分かる。
したがって、加熱ローラ11の直径は200mm以下にすることが好ましく、より好ましくは100mm以下である。
次に、本発明の第4実施形態について図8を参照して説明する。図8は同実施形態における乾燥装置の拡大説明図である。
本実施形態において、乾燥装置104以外の印刷装置の構成は、第1実施形態と同様である。
乾燥装置104は、接触加熱手段10を構成する10個の加熱ローラ11(11A~11J)、加熱ドラム12、加熱ローラ11(11A~11J)に連帳紙110が接触するように案内する接触案内ローラ13(13A~13J)を備えている。
また、接触加熱手段10に連帳紙110を案内する案内ローラ17A~17Dと、連帳紙110を加熱ドラム12に巻き付ける案内ローラ17Eとを備えている。さらに、接触加熱手段10から出た連帳紙110を案内する案内ローラを兼ねた加熱ローラ14A、14Bを備える。
接触加熱手段10は、10個の加熱ローラ11(11A~11J)が加熱ドラム12の周囲に円弧状に配置されている。ここでは、加熱ドラム12の中心から各加熱ローラ11の中心までの距離を同じくして配置しているが、加熱ドラム12の中心と円弧状に配置された加熱ローラ11の円弧の中心とが一致する必要はない。
これにより、複数の加熱ローラ11に亘って接触して搬送されるときに、連帳紙110に負荷がかからず、適正な張力で搬送することができる。
そして、案内ローラ17Dで接触加熱手段10に案内された連帳紙110は、円弧状に配置された複数の加熱ローラ11A~11Jの外側(加熱ドラム12と反対側)に接触しながら第1経路Y1を搬送される。
その後、連帳紙110は、加熱ドラム12の周面に至って、加熱ドラム12のほぼ全周に亘って巻き付けられて接触した後、案内ローラ17E及び接触案内ローラ13Aにて、再度、加熱ローラ11Jに案内される。そして、連帳紙110は、加熱ローラ11J~11Aの内側(加熱ドラム12側)に接触案内ローラ13A~13Jで案内されて接触しながら第経路Y2を搬送される。
これにより、加熱部材の数を多くしても装置の小型化を図れる。そして、加熱部材の数を多くすることで乾燥速度を高めることができる。
次に、本発明の第5実施形態について図9を参照して説明する。図9は同実施形態における乾燥装置の要部拡大説明図である。
本実施形態では、隣り合う加熱ローラ11、11の間に配置した接触案内ローラ13は、搬送される連帳紙110を加熱ローラ11に押し付ける図9(b)に示す第1位置と、連帳紙110を加熱ローラ11に押し付けない図9(a)に示す第2位置との間で、矢印方向に移動可能に配置している。これにより、接触案内ローラ13は、加熱ローラ11群の外側の搬送経路に対して位置を変えることができる。
なお、接触案内ローラ13の移動は、例えばハンドル操作などによって手動で行うことも、或いは、駆動源を備えてアクチュエータによって行うこともできる。
このように構成したので、連帳紙110を初期装填するときの作業性を向上するため、装填作業時には、接触案内ローラ13は、加熱ローラ11群の外側の搬送経路に対して所定距離N1だけ離した退避位置とすることができる。
そして、連帳紙110を装填した後は、接触案内ローラ13を加熱ローラ11群の外側の搬送経路に対して所定距離N2(N2<N1)になる押圧位置まで移動させ、連帳紙110を隣り合う加熱ローラ11、11の共通外接線より内側に押圧する。これにより、連帳紙110の加熱ローラ11に対する接触領域を大きくすることができる。
次に、本発明の第6実施形態について図10を参照して説明する。図10は同実施形態における乾燥装置の要部拡大説明図である。
本実施形態では、第1の加熱ローラ11A~11Kと接触案内ローラ13A~13Hをそれぞれ並べて配置している。
ここで、湾曲状に配置された第1の加熱ローラ11A~11Eの群及び第1加熱ローラ11G~11Kの群の間に、それぞれ加熱ローラ11E,11F、11Gを直線状に並べた経路を介在させることで、搬送経路の一部を折り曲げて、湾曲状経路内に直線経路部分を含ませている。
つまり、搬送経路(搬送パス)の形状は、曲線形状に限らず、直線形状(ストレートパス)を一部に含む(本実施形態)ものであってもよい。
なお、上記実施形態では、複数の第1加熱部材及び第2加熱部材が回転体である例で説明しているが、その一部又は全部が回転体でないものでもよい。
また、上記各実施形態では、搬送経路が円弧状、弧状ないし湾曲状の経路である例で説明しているが、これに限るものではない。例えば、前記Y1方向(又はY2方向)の途中で折れ曲がっている経路、クランク状の経路などとすることもできる。
また、上記各実施形態では、複数の第1加熱部材が連続して並んでいる構成で説明している、途中に加熱部材以外の単なるローラ(回転体)が配置されていてもよい。
上記各実施形態においては、搬送される部材が連帳紙である例で説明しているがこれに限るものではなく、本発明係る乾燥する装置によって搬送される部材であれば特に限定されない。例えば、連続用紙、ロール紙、ウェブなどの連続体、長尺なシート材のような記録媒体(被印刷物)以外にも、壁紙、プリプレグ等の電子回路基板用シートのような被印刷物でも良い。
また、印刷装置によって、搬送される部材には、インク等の液体で文字や図形等の画像を記録する以外にも、加飾・装飾などを目的として、パターン等の意味を持たない画像をインク等の液体で付与してよい。
また、上記各実施形態においては、第2方向は第1方向と反対方向である例で説明しているが、反対方向に限定されるものではなく、第1方向に対して角度を有する方向でもよい。
次に、本発明の第7実施形態に係る印刷装置について図11を参照して説明する。図10は同印刷装置の概略説明図である。
この印刷装置は、元巻きローラ102と巻取りローラ105との間に、連帳紙110の一面に印刷して乾燥する第1印刷ユニット1001と、第1印刷ユニット1001で片面に印刷された連帳紙110の表裏を反転する反転ユニット1003と、連帳紙110の他面に印刷して乾燥する第2印刷ユニット1002とが配置されている。
第1印刷ユニット1001及び第2印刷ユニット2の液体付与部101、搬送部103、乾燥装置104の構成は、前記第1実施形態とほぼ同様(同じでもよい。)としているが、前記第2ないし第6実施形態と同じ、あるいは、ほぼ同様にすることができる。
ここで、第1印刷ユニット1001の液体付与部101は、搬送される部材である連帳紙110の第1面に液体を付与する第1液体付与手段となる。第2印刷ユニット1002の液体付与部101は、搬送される部材である連帳紙110の第1面とは反対側の第2面に液体を付与する第2液体付与手段となる。
また、第1印刷ユニット1001の乾燥装置104は、第1経路Y1では、連帳紙110の第1面が加熱ローラ11に接触する第1乾燥装置となる。第2印刷ユニット1002の乾燥装置104は、第1経路Y1では、連帳紙110の第2面が加熱ローラ11に接触する第2乾燥装置となる。
本願において、搬送される部材に付与される液体は、特に限定されないが、常温、常圧下において、または加熱、冷却により粘度が30mPa・s以下となるものであることが好ましい。より具体的には、水や有機溶媒等の溶媒、染料や顔料等の着色剤、重合性化合物、樹脂、界面活性剤等の機能性付与材料、DNA、アミノ酸やたんぱく質、カルシウム等の生体適合材料、天然色素等の可食材料、などを含む溶液、懸濁液、エマルジョンなどであり、これらは例えば、インクジェット用インク、表面処理液、電子素子や発光素子の構成要素や電子回路レジストパターンの形成用液、3次元造形用材料液等の用途で用いることができる。
液体付与手段として液体吐出ヘッドを使用するとき、液体を吐出するエネルギー発生源として、圧電アクチュエータ(積層型圧電素子及び薄膜型圧電素子)、発熱抵抗体などの電気熱変換素子を用いるサーマルアクチュエータ、振動板と対向電極からなる静電アクチュエータなどを使用するものが含まれる。
なお、本願における印刷は、画像形成、記録、印字、印写等とも同じ意味である。
10 接触加熱手段
11A~11J 加熱ローラ(第1加熱部材)
12 加熱ドラム(第2加熱部材)
13A~13J 接触案内ローラ
17A~17C 案内ローラ
101 液体付与部
103 搬送部
104 乾燥装置
110 連帳紙(搬送される部材)

Claims (17)

  1. 液体が付与されて搬送される部材を乾燥する装置であって、
    前記液体が付与されて搬送される部材に接触して当該搬送される部材を加熱する第1加熱部材と、
    前記液体が付与されて搬送される部材が前記第1加熱部材に接触しながら搬送される搬送経路と、を有し、
    前記搬送経路は、
    前記搬送される部材の前記液体が付与された面とは反対側の面が、前記第1加熱部材に接触しながら搬送される第1経路と、
    前記搬送される部材の前記液体が付与された面とは反対側の面が、前記第1経路で接触した前記第1加熱部材に再度接触しながら搬送される第2経路と、を含み、
    前記搬送される部材が連続体である
    ことを特徴とする乾燥装置。
  2. 液体が付与されて搬送される部材が搬送される第1経路と、
    前記第1経路の搬送方向下流に設けられ、前記液体が付与されて搬送される部材が搬送される第2経路と、
    前記第1経路と前記第2経路とが対向する位置に設けられ、前記第1経路及び前記第2経路において前記搬送される部材と接触して加熱する第1加熱部材と、を有し、
    前記液体が付与されて搬送される部材は、前記第1経路において、前記第1加熱部材と接触したあと非接触となり、
    前記液体が付与されて搬送される部材は、前記第2経路において、前記第1加熱部材と接触したあと非接触となり、
    前記搬送される部材が連続体である
    ことを特徴とする乾燥装置。
  3. 液体が付与されて搬送される部材が搬送される第1経路と、
    前記第1経路の搬送方向下流に設けられ、前記液体が付与されて搬送される部材が搬送される第2経路と、
    前記第1経路と前記第2経路との間に設けられ、前記搬送される部材と前記第1経路において接触し、さらに、前記搬送される部材と前記第2経路において接触して加熱する第1加熱部材と、
    前記第1経路から前記第2経路へ搬送される経路に設けられ、前記液体が付与されて搬送される部材の搬送方向を変化させる部材と、を有する
    ことを特徴とする乾燥装置。
  4. 前記第1加熱部材は複数有するとともに、湾曲状又は弧状に並べて配置され、
    前記第1経路は、前記湾曲状又は弧状に並ぶ前記複数の第1加熱部材の外側の経路であり、
    前記第2経路は、前記湾曲状又は弧状に並ぶ前記複数の第1加熱部材の内側の経路である
    ことを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の乾燥装置。
  5. 前記搬送される部材が前記第2経路を搬送されるときに、前記搬送される部材を前記第1加熱部材に接触するように案内する接触案内部材を備えている
    ことを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載の乾燥装置。
  6. 前記搬送される部材が前記第2経路を搬送されるときに、前記搬送される部材を前記第1加熱部材に接触するように案内する接触案内部材を備え、
    前記接触案内部材は、隣り合う前記第1加熱部材間に配置されている
    ことを特徴とする請求項4に記載の乾燥装置。
  7. 隣り合う前記接触案内部材間には、複数の前記第1加熱部材が配置されている
    ことを特徴とする請求項6に記載の乾燥装置。
  8. 前記接触案内部材は、前記搬送される部材の前記液体が付与された面に接触する
    ことを特徴とする請求項5ないし7のいずれかに記載の乾燥装置。
  9. 前記接触案内部材は、前記搬送される部材を前記第1加熱部材に押し付ける第1位置と、前記搬送される部材を前記第1加熱部材に押し付けない第2位置との間で移動可能である
    ことを特徴とする請求項5ないし8のいずれかに記載の乾燥装置。
  10. 前記第1経路から前記第2経路へ搬送される位置に、前記第1加熱部材の接触面よりも曲率が小さい曲面状の接触面を有する第2加熱部材が配置される
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の乾燥装置。
  11. 前記搬送方向を変化させる部材は、前記第1加熱部材の接触面よりも曲率が小さい曲面状の接触面を有する第2加熱部材である
    ことを特徴とする請求項3記載の乾燥装置。
  12. 前記第2加熱部材と前記搬送される部材との搬送方向における接触距離が、前記第1加熱部材と前記搬送される部材との搬送方向における接触距離よりも長い
    ことを特徴とする請求項10又は11に記載の乾燥装置。
  13. 前記第1加熱部材は複数有するとともに、前記第2加熱部材の周りに並べて配置されている
    ことを特徴とする請求項10又は11に記載の乾燥装置。
  14. 前記第1加熱部材は、前記搬送される部材の液体が付与された面とは反対側の面に接触する
    ことを特徴とする請求項2又は3に記載の乾燥装置。
  15. 前記第1加熱部材は、回転体であり、かつ、前記第1加熱部材の回転方向に前記液体が付与されて搬送される部材と接触する領域と非接触の領域とが交互にある
    ことを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の乾燥装置。
  16. 搬送される部材に液体を付与する液体付与手段と、
    請求項1ないし15のいずれかに記載の乾燥装置と、を備えている
    ことを特徴とする印刷装置。
  17. 前記搬送される部材の第一面に液体を付与する第1液体付与手段と、
    前記第1液体付与手段の搬送方向下流側に配置された、請求項1ないし15のいずれかに記載の乾燥装置で構成される第1乾燥装置と、
    前記第1乾燥装置の搬送方向下流側に配置され、前記搬送される部材の前記第一面とは反対側の面である第二面に液体を付与する第2液体付与手段と、
    前記第2液体付与手段の搬送方向下流側に配置された、請求項1ないし15のいずれかに記載の乾燥装置で構成される第2乾燥装置と、を備え、
    前記第1乾燥装置は、前記第1経路では、前記搬送される部材の前記第二面が前記複数の第1加熱部材に接触し、
    前記第2乾燥装置は、前記第1経路では、前記搬送される部材の前記第一面が前記複数の第1加熱部材に接触する
    ことを特徴とする印刷装置。
JP2017017510A 2016-03-18 2017-02-02 乾燥装置、印刷装置 Active JP7005903B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US15/462,183 US10118411B2 (en) 2016-03-18 2017-03-17 Drying device and printing apparatus

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016056129 2016-03-18
JP2016056129 2016-03-18

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2017170883A JP2017170883A (ja) 2017-09-28
JP2017170883A5 JP2017170883A5 (ja) 2020-01-16
JP7005903B2 true JP7005903B2 (ja) 2022-01-24

Family

ID=59970099

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017017510A Active JP7005903B2 (ja) 2016-03-18 2017-02-02 乾燥装置、印刷装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP7005903B2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2019188243A1 (ja) * 2018-03-26 2019-10-03 富士フイルム株式会社 画像形成装置
JP7172229B2 (ja) * 2018-07-23 2022-11-16 株式会社リコー 乾燥装置、印刷装置
CN116481289B (zh) * 2023-06-19 2023-09-01 山东大业股份有限公司 一种胎圈钢丝烘干装置

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20090122126A1 (en) 2007-11-09 2009-05-14 Ray Paul C Web flow path
JP2013028022A (ja) 2011-07-27 2013-02-07 Dainippon Screen Mfg Co Ltd 乾燥装置、およびインクジェットプリンタ
JP2014152964A (ja) 2013-02-06 2014-08-25 Dainippon Screen Mfg Co Ltd 乾燥装置、液状体付与乾燥装置、および乾燥方法
JP2014184711A (ja) 2013-02-19 2014-10-02 Ricoh Co Ltd 記録媒体加熱装置、及びそれを有するシステム
CN203945823U (zh) 2014-05-27 2014-11-19 浙江莱美纺织印染科技有限公司 数码喷墨印花织物含潮率控制装置
JP2016022683A (ja) 2014-07-22 2016-02-08 株式会社リコー 画像形成装置、画像形成システム、及び印刷物を生産する方法

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08114952A (ja) * 1994-10-14 1996-05-07 Ricoh Co Ltd 像形成物質除去装置

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20090122126A1 (en) 2007-11-09 2009-05-14 Ray Paul C Web flow path
JP2013028022A (ja) 2011-07-27 2013-02-07 Dainippon Screen Mfg Co Ltd 乾燥装置、およびインクジェットプリンタ
JP2014152964A (ja) 2013-02-06 2014-08-25 Dainippon Screen Mfg Co Ltd 乾燥装置、液状体付与乾燥装置、および乾燥方法
JP2014184711A (ja) 2013-02-19 2014-10-02 Ricoh Co Ltd 記録媒体加熱装置、及びそれを有するシステム
CN203945823U (zh) 2014-05-27 2014-11-19 浙江莱美纺织印染科技有限公司 数码喷墨印花织物含潮率控制装置
JP2016022683A (ja) 2014-07-22 2016-02-08 株式会社リコー 画像形成装置、画像形成システム、及び印刷物を生産する方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2017170883A (ja) 2017-09-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP7065568B2 (ja) 乾燥装置、印刷装置
JP6720691B2 (ja) 乾燥装置、印刷装置
US10118411B2 (en) Drying device and printing apparatus
JP5575958B2 (ja) 筒状印刷媒体への転写による印刷装置
JP6932331B2 (ja) 乾燥装置、印刷装置
JP6409539B2 (ja) 画像形成装置
JP7005903B2 (ja) 乾燥装置、印刷装置
JP7075614B2 (ja) 乾燥装置、印刷装置及び液体付与装置
JP6066493B2 (ja) 両面印刷方法及び装置
JP6919828B2 (ja) 搬送装置、乾燥装置、印刷装置
JP2019119607A (ja) シート矯正装置、印刷装置
JP6481343B2 (ja) 乾燥装置、印刷装置、及び、乾燥方法
JP5696505B2 (ja) プリンター
JP6849015B2 (ja) 乾燥装置、印刷装置
JP7172229B2 (ja) 乾燥装置、印刷装置
JP2021094799A (ja) 印刷装置
JP6984484B2 (ja) 塗布装置、液体を吐出する装置
JP6931479B2 (ja) 液体を吐出する装置、複数の液体吐出ヘッドの取り付け方法および液体を吐出する装置の製造方法
JP7379991B2 (ja) 加熱装置及び印刷装置
JP2013212675A (ja) インクジェット記録装置
US20150283803A1 (en) Method for preventing flutes on a non-print side
JP7338311B2 (ja) 液体吐出装置
JP7016483B2 (ja) シート材搬送装置、印刷装置
JP7040182B2 (ja) 液滴吐出装置、搬送制御装置、搬送制御方法、搬送制御プログラム
JP2021137967A (ja) インクジェット印刷装置及びインクジェット印刷方法

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20191125

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20191125

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20200916

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20201102

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20201217

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20210608

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20210725

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20211207

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20211220