JP6433657B2 - 無線基地局、移動局、及び無線通信方法 - Google Patents

無線基地局、移動局、及び無線通信方法 Download PDF

Info

Publication number
JP6433657B2
JP6433657B2 JP2013261619A JP2013261619A JP6433657B2 JP 6433657 B2 JP6433657 B2 JP 6433657B2 JP 2013261619 A JP2013261619 A JP 2013261619A JP 2013261619 A JP2013261619 A JP 2013261619A JP 6433657 B2 JP6433657 B2 JP 6433657B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
signal
base station
mobile station
acquisition
data signal
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2013261619A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2015119349A (ja
Inventor
紀▲ユン▼ 沈
紀▲ユン▼ 沈
聡 須山
聡 須山
辰徳 小原
辰徳 小原
奥村 幸彦
幸彦 奥村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NTT Docomo Inc
Original Assignee
NTT Docomo Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NTT Docomo Inc filed Critical NTT Docomo Inc
Priority to JP2013261619A priority Critical patent/JP6433657B2/ja
Priority to PCT/JP2014/083535 priority patent/WO2015093559A1/ja
Priority to US15/105,639 priority patent/US10111108B2/en
Priority to CN201480068858.XA priority patent/CN105830481B/zh
Publication of JP2015119349A publication Critical patent/JP2015119349A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6433657B2 publication Critical patent/JP6433657B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W16/00Network planning, e.g. coverage or traffic planning tools; Network deployment, e.g. resource partitioning or cells structures
    • H04W16/24Cell structures
    • H04W16/28Cell structures using beam steering
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04BTRANSMISSION
    • H04B7/00Radio transmission systems, i.e. using radiation field
    • H04B7/02Diversity systems; Multi-antenna system, i.e. transmission or reception using multiple antennas
    • H04B7/04Diversity systems; Multi-antenna system, i.e. transmission or reception using multiple antennas using two or more spaced independent antennas
    • H04B7/06Diversity systems; Multi-antenna system, i.e. transmission or reception using multiple antennas using two or more spaced independent antennas at the transmitting station
    • H04B7/0613Diversity systems; Multi-antenna system, i.e. transmission or reception using multiple antennas using two or more spaced independent antennas at the transmitting station using simultaneous transmission
    • H04B7/0615Diversity systems; Multi-antenna system, i.e. transmission or reception using multiple antennas using two or more spaced independent antennas at the transmitting station using simultaneous transmission of weighted versions of same signal
    • H04B7/0617Diversity systems; Multi-antenna system, i.e. transmission or reception using multiple antennas using two or more spaced independent antennas at the transmitting station using simultaneous transmission of weighted versions of same signal for beam forming
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04BTRANSMISSION
    • H04B7/00Radio transmission systems, i.e. using radiation field
    • H04B7/02Diversity systems; Multi-antenna system, i.e. transmission or reception using multiple antennas
    • H04B7/04Diversity systems; Multi-antenna system, i.e. transmission or reception using multiple antennas using two or more spaced independent antennas
    • H04B7/06Diversity systems; Multi-antenna system, i.e. transmission or reception using multiple antennas using two or more spaced independent antennas at the transmitting station
    • H04B7/0697Diversity systems; Multi-antenna system, i.e. transmission or reception using multiple antennas using two or more spaced independent antennas at the transmitting station using spatial multiplexing
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L25/00Baseband systems
    • H04L25/02Details ; arrangements for supplying electrical power along data transmission lines
    • H04L25/0202Channel estimation
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L5/00Arrangements affording multiple use of the transmission path
    • H04L5/003Arrangements for allocating sub-channels of the transmission path
    • H04L5/0053Allocation of signaling, i.e. of overhead other than pilot signals
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W64/00Locating users or terminals or network equipment for network management purposes, e.g. mobility management
    • H04W64/006Locating users or terminals or network equipment for network management purposes, e.g. mobility management with additional information processing, e.g. for direction or speed determination

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • Power Engineering (AREA)
  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)

Description

本発明は、同一の移動体内に存在する多数の端末における移動通信(グループモビリティ)における無線基地局、移動局、及び無線通信方法に関する。
LTE(Long Term Evolution)やLTEの後継システム(例えば、LTEアドバンスト、FRA(Future Radio Access)、4Gなどともいう)では、半径数百メートルから数キロメートル程度の相対的に大きいカバレッジを有するマクロセルと重複して、半径数メートルから数十メートル程度の相対的に小さいカバレッジを有するスモールセル(ピコセル、フェムトセルなどを含む)が配置される無線通信システム(例えば、Heterogeneous networkともいう)が検討されている(例えば、非特許文献1)。
かかる無線通信システムでは、マクロセルとスモールセルとの双方で同一の周波数帯を用いるシナリオ(例えば、co-channelともいう)や、マクロセルとスモールセルとで異なる周波数帯を用いるシナリオ(例えば、separate frequencyともいう)が検討されている。具体的には、後者のシナリオでは、マクロセルにおいて、相対的に低い周波数帯(例えば、2GHz)を用い、スモールセルにおいて相対的に高い周波数帯(例えば、3.5GHz、10GHzなど)を用いることも検討されている。
ところで、従来の無線通信システムでは、同一の移動体(例えば、電車、バス、船など)内に存在する多数のユーザ端末における移動通信(グループモビリティ、Group Mobility、GMなどとも呼ばれる)において、各端末が個別に無線基地局との通信を行う。このため、制御信号による負荷、端末間干渉などによってシステムパフォーマンスが低下してしまう恐れがあった。特に、多数のユーザ端末を含んだ移動体がセル境界を通過する場合に、システムパフォーマンスの低下が顕著になるという課題があった。
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、グループモビリティに対して、システムパフォーマンスを向上する無線基地局、移動局、及び無線通信方法を提供することを目的とする。
本発明の無線基地局は、移動体の移動経路上にセルを形成し、前記移動体に設けられた移動局とビームフォーミングを用いて通信を行う無線基地局であって、少なくとも移動体の移動経路上に形成されるセルのエッジ領域に対して、異なるビームフォーミング用ウェイトがそれぞれ適用された複数の捕捉用信号を送信する送信部と、捕捉用信号を受信した移動局から通知される情報に基づいて、当該移動局に送信するデータ信号に適用するビームフォーミング用ウェイトを制御する制御部と、前記移動局によって次に受信される可能性があるビームフォーミング用ウェイトを予測し、前記データ信号に適用するビームフォーミング用ウェイトを有するデータ信号用の捕捉用信号と、前記予測されたビームフォーミング用ウェイトを有する予測用の捕捉用信号と、を選択する選択部と、を有し、所定期間内の異なるタイムスロットに、異なるビームフォーミング用ウェイトを有する捕捉用信号が関連付けられ、前記送信部は、前記所定期間のうち、前記データ信号用の捕捉用信号に対応するタイムスロットにおいて、前記データ信号用の捕捉用信号を送信し、前記所定期間のうち、前記予測用の捕捉用信号に対応するタイムスロットにおいて、前記予測用の捕捉用信号を送信し、前記所定期間のうち、前記データ信号用の捕捉用信号及び前記予測用の捕捉用信号が送信されないタイムスロットにおいて、前記データ信号を送信することを特徴とする。
本発明によれば、同一の移動体内に存在する多数の端末における移動通信(グループモビリティ)に対して、システムパフォーマンスを向上することができる。
本実施の形態に係る無線通信システムが適用されるネットワーク構成の概念図の一例である。 グループモビリティを利用する無線通信システムの概略説明図である。 移動経路に沿って設定された所定の固定ウェイトを利用したGM基地局−GM移動局間の通信方法の一例を説明する図である。 本実施の形態に係るGM基地局のビームフォーミング(BF)方法の一例を説明する図である。 GM基地局が形成するGMセルの設置形態の一例を示す図である。 GM基地局が形成するGMセルにおける待機走査範囲(セルエッジ領域)の設定方法の一例を示す図である。 本実施の形態に係るGM移動局の概略説明図である。 セルエッジ領域におけるGM基地局とGM移動局の通信動作の説明図である。 セルエッジ領域におけるGM基地局とGM移動局の通信動作(GM移動局が1ビーム捕捉時)の説明図である。 セルエッジ領域におけるGM基地局とGM移動局の通信動作(GM移動局が1ビーム捕捉時)の説明図である。 セルエッジ領域におけるGM基地局とGM移動局の通信動作(GM移動局が複数ビーム捕捉時)の説明図である。 セルエッジ領域におけるGM基地局とGM移動局の通信動作(GM移動局が複数ビーム捕捉時)の説明図である。 GM移動局におけるDLデータ受信時の動作の説明図である。 GM基地局におけるULデータ受信時の動作の説明図である。 GM基地局におけるビーム(IA信号)の切替動作の説明図である。 GM基地局とGM移動局の通信動作のフローチャートの一例である。 GM基地局におけるGM移動局の検出方法の一例を示す図である。 移動体に複数のGM移動局が搭載された場合の通信動作の説明図である。 本実施の形態に係るGM基地局の機能ブロック図である。 本実施の形態に係るGM移動局の機能ブロック図である。 GM移動局とGM基地局の初期接続動作の説明図である。 GM基地局がGMセルの全範囲走査を行う場合の一例を示す図である。 GM基地局におけるタイムスロット再構成動作の説明図である。
図1は、本実施の形態に係る無線通信システムが適用されるネットワーク構成の概念図の一例である。図1に示すネットワーク構成は、マクロセルを形成する無線基地局(以下、マクロ基地局又はMeNB(Macro eNodeB)という)、各スモールセルを形成する無線基地局(以下、スモール基地局又はSeNB(Small eNodeB)という)、マクロ基地局及びスモール基地局の少なくとも一つと通信するユーザ端末(UE:User Equipment)とを含む。図1においては、移動体(例えば、電車)が、所定の移動経路(例えば、線路)に沿って移動しており、多数のユーザ端末が移動体に内包されている。また、図1では、スモール基地局が、マクロセルがカバーする範囲(カバレッジエリア、セルエリア)と重畳(オーバーレイ)してスモールセルを形成するネットワーク構成を示している。
図1に示すネットワーク構成では、マクロセルにおいて相対的に低い周波数帯(以下、低周波数帯という)のキャリアF1(例えば、2GHz帯)を用い、スモールセルにおいて相対的に高い周波数帯(以下、高周波数帯という)のキャリアF2(例えば、3.5GHz帯、10GHz帯など)を用いることが検討されている。なお、本実施の形態に係る無線通信システムが適用されるネットワーク構成は、図1に示した構成に限られない。例えばスモールセルが移動経路上に形成される場合や、スモール基地局がない無線通信システムにも適用可能である。
低周波数帯のキャリアF1を用いるマクロセルにおいて、カバレッジ確保やモビリティサポートを行い、高周波数帯のキャリアF2を用いるスモールセルにおいて、容量増大やオフロードを行うこと(Macro-assisted、C/U-plane splitなどともいう)も検討されている。例えば、ユーザ端末がマクロ基地局及びスモール基地局の双方に接続可能である場合、制御メッセージを取り扱う制御プレーン(C(Control)−plane)をマクロセルによってサポートし、ユーザデータを取り扱うユーザプレーン(U(User)−plane)をスモールセルによってサポートするよう分離して制御することができる。
また、一般的に、周波数fに比例してパスロス(path-loss、伝搬損失)が増加する。このため、高周波数帯のキャリアF2が用いられるスモールセルでは、MIMO(Multiple Input Multiple Output)、Massive MIMO(3次元(3D)/Massive MIMOともいう)などによるビームフォーミング(BF:Beam Forming)を適用することで、パスロスを補償することが検討されている。
ここで、ビームフォーミング(BF:Beam Forming)とは、複数のアンテナ素子において、それぞれの送受信信号に対して振幅、位相を制御することによって、送受信ビームに指向性を持たせ、かつビームの形状を変更できる技術である。このビームフォーミングにおいては、一般にアンテナ素子数が多いほど高度な制御が可能である。言い換えると、アンテナ素子数に応じてビーム数、各ビームの形状(水平面におけるビームの幅、垂直面におけるビームの幅等)、ビームの方向及び利得を詳細に制御できる。例えば、ビームの幅を狭くすること(すなわち、細いビームを形成すること)により、高い利得(電力密度)を得ることができる。
Massive−MIMO伝送方式では、多数(例えば、100個以上)のアンテナ素子を用いてデータを送信することでデータレート(周波数利用効率)を向上させる。大量のアンテナ素子を用いてデータを送信することから、少数のアンテナ素子を用いる場合と比べて多重化に伴う伝送効率を改善でき、従来よりも高速な無線通信が可能となる。また、多数のアンテナ素子の組合せにより高度なビームフォーミングが可能となる。
図1に示すネットワーク構成において、マクロ基地局及びスモール基地局は、上位局装置(中央制御局、上位ノードとも呼ばれる)と接続される。この上位局装置は、コアネットワークに接続される。中央制御局には、例えば、アクセスゲートウェイ装置、無線ネットワークコントローラ(RNC)、モビリティマネジメントエンティティ(MME)等が含まれる。なお、上位局装置の一部又は全部の機能をマクロ基地局に設けた構成としてもよい。
ところで、従来の無線通信システムでは、1つの移動体(例えば、電車、バス、船など)内に存在する多数のユーザ端末における移動通信(グループモビリティ、GM(Group Mobility))において、各端末が個別に無線基地局との通信を行う。その結果、制御信号による負荷や、端末間干渉などによってシステムパフォーマンスが低下してしまうおそれがある。例えば、図1において、移動体がマクロセル境界を通過する場合には、移動体内の各ユーザ端末がハンドオーバを一斉に実施するため、ハンドオーバを制御するためのプロセスが大量に発生してしまい、システムパフォーマンスが低下する。
また、移動体の移動に伴う高速なチャネル変動により、無線基地局及び移動体内のユーザ端末が正確なプリコーディングを行うことができない場合、端末間干渉が生じ、通信パフォーマンスが低下する。また、移動体内のユーザ端末は、高速変動するチャネルに追従するために、無線基地局から送信される参照信号を用いたチャネル推定を頻繁に行う必要があるが、多数のユーザ端末がそれぞれ独自にチャネル推定する場合、参照信号の送信や、チャネル状態情報(CSI)のフィードバックによるオーバヘッドが大きく、システムパフォーマンスが低下する。
このように、複数のユーザ端末を含んだ移動体の移動に伴って高密度なトラフィック(通信量)の発生源が移動することとなる。そのため、移動体の移動経路周辺の無線基地局においては、移動体がセル内に存在する場合(特に、移動体が外部からセルに入ってきた場合)には高負荷が発生し、移動体がセル外に移動すると負荷が急激に減少する。その結果、無線通信システムのネットワークが不安定となってしまうおそれがある。
そこで、本発明者らは、グループモビリティにおいて、複数のユーザ端末と無線基地局との通信を中継する移動局を移動体に設け、当該移動局(GM移動局)と無線基地局(GM基地局)との通信を制御することを検討している(図2参照)。この構成によれば、ユーザ端末に変更を加えることなく、無線通信システム全体のシステムパフォーマンスを向上することが可能となる。
図2は、グループモビリティを利用する無線通信システムの概略構成図である。図2に示す無線通信システム100は、例えば、LTEシステム、LTE−Aシステム、IMT−Advanced、4G、FRA(Future Radio Access)などを適用できる。なお、以下の説明では、移動体が電車である場合を例に説明するが、本実施の形態はこれに限られるものではない。
図2に示すように、無線通信システム100は、複数のユーザ端末を有する移動体110と、移動体110に搭載されるGM移動局120と、GMセル180(180a、180b)を形成するGM基地局130(130a、130b)と、マクロセルを形成するマクロ基地局140と、スモールセルを形成するスモール基地局150と、から構成される。
GM移動局120は、移動体110に設置され、当該移動体110内部に含まれるユーザ端末と、GM基地局130、マクロ基地局140及びスモール基地局150との通信を中継する。GM移動局120の送受信アンテナは、複数のアンテナ素子を有するMIMO構成であることが好ましい。当該構成により、ビームフォーミングを利用して、移動体110の移動に伴う各基地局の相対的な位置の変化に好適に追従することができ、安定した通信品質を保証することが可能となる。
GM基地局130は、移動体の移動経路をカバーするセル(GMセル)を形成する基地局であり、移動体110の移動経路に沿って設置される。GM基地局130は、移動体110に搭載されるGM移動局120を介してユーザ端末との通信を行う。GM基地局130の送受信アンテナは、複数のアンテナ素子を有するMIMO構成であることが好ましい。当該構成により、ビームフォーミングを利用して、移動体110の移動に好適に追従し、安定した通信品質、良好なリソース使用効率を保証することが可能となる。
マクロ基地局140は、相対的に広いカバレッジを有するセル(マクロセル)を形成する無線基地局であり、GM移動局120及びユーザ端末と通信することができる。なお、マクロ基地局は、eNodeB(eNB)、無線基地局、送信ポイント(transmission point)などと呼ばれてもよい。
スモール基地局150は、局所的なカバレッジを有するセル(スモールセル)を形成する無線基地局であり、GM移動局120及びユーザ端末と通信することができる。なお、スモール基地局は、RRH(Remote Radio Head)、ピコ基地局、フェムト基地局、Home eNodeB、送信ポイント、eNodeB(eNB)などと呼ばれてもよい。また、スモール基地局150は、Massive−MIMO伝送方式により通信を行うことができるMassive−MIMO基地局であっても良い。
本発明者らは、上記図2に示す無線通信システム100において、GM基地局130が、GM移動局120の移動経路の形状、幅、移動方向などに応じて、事前に決定された複数のビームフォーミング用固定ウェイト(以下、「BFウェイト」とも記す)を利用することを検討している。具体的には、GM基地局130が、事前に決定された複数のBFウェイトを一定間隔で切り替えて選択してビームを形成することを検討している。
例えば、図3に示すように、移動体110が移動経路を左側から移動してきた場合を想定する。この場合、GM基地局130は移動体110に搭載されるGM移動局120の位置を把握し、BFウェイトWによりビームを形成する。その後、所定の時間間隔毎にウェイトの更新を実施し、BFウェイトW、W、…、Wというように、適宜ウェイトを変更しつつGM移動局120との通信を実施する。
図3に示す方法では、移動体110が規則に従って移動している場合には、当該移動体110が所定の時刻に存在する地理的位置はGM基地局130で特定可能であるため、一定時間間隔でのBFウェイト切り替えによるビーム形成を好適に行うことができる。
一方で、本発明者らは、移動体110が規則的に移動しない場合には、GM基地局130があるタイミングで適用するBFウェイトがGM移動局にとって必ずしも最適とならない可能性がある点、および高いスループットを求める場合、空間多重に使用する複数ビームの利用が困難な点に着目した。そこで、本発明者らは、無線基地局(GM基地局130)が、GM移動局120捕捉用の信号を利用し、GM移動局120における捕捉用信号の受信状況に応じてBFウェイトを制御することを着想した。
具体的には、無線基地局(GM基地局)が、少なくとも移動体の移動経路上に形成するセルのエッジ領域(待機走査範囲)に対して、異なるBFウェイトがそれぞれ適用された複数の初期捕捉(IA:Initial Acquisition)信号(以下、「捕捉用信号」、「IA信号」とも記す)を送信する。そして、GM基地局は、特定のIA信号を受信したGM移動局から通知される情報(例えば、受信したIA信号に関する情報)に基づいて、GM移動局に送信するデータ信号に適用するBFウェイトを制御する。これにより、移動体110が規則的に移動しない場合であっても、GM基地局130とGM移動局120の通信において適切なBFウェイトを選択することが可能となる。
以下、本実施の形態に係る無線通信システムについて詳細に説明する。本実施の形態に係る無線通信システムは、グループモビリティを利用する無線通信システム(例えば、上記図2)であれば適用することが可能である。
GM基地局130は、移動体の移動経路上にGMセルを形成し、当該GMセルのエッジを含む一定範囲の領域(待機走査範囲)に対して、異なるBFウェイトをそれぞれ適用した複数の初期捕捉用信号(IA信号)を送信する(図4参照)。図4Aでは、GM基地局130が、n個の初期捕捉用信号(BF−IA1信号〜BF−IAn信号)を用いてセルエッジ領域を走査する場合を示している。
また、GM基地局130は、複数のIA信号を所定期間毎に切り替えて時間方向に多重して送信する。例えば、図4Bに示すように、GM基地局130は、各タイムスロットに対して、異なるBFウェイトが適用されたIA信号を時間方向に切り替えて送信する。ここで、タイムスロットとは所定の時間間隔を指し、例えば、1タイムスロットを1シンボルとすることができる。ここでは、IA1信号〜IAn信号を1タイムスロット(例えば、1シンボル)毎に切り替えて送信する場合を示している。なお、図4では、タイムスロットをシンボルとする場合を示しているが、本実施の形態はこれに限られない。
また、GM基地局130は、異なるBFウェイトが適用された複数のIA信号を、それぞれ所定のタイムスロットに対応づけて送信することができる。例えば、図4Bに示すように、サブフレームの1番目のタイムスロット(1シンボル目)でIA1信号を送信し、2番目のタイムスロットでIA2信号を送信し、n番目のタイムスロットでIAn信号を送信する。
また、GM基地局130は、各IA信号に対して、ビーム幅や方向に応じたBFウェイト(固定ウェイトWn)を適用する。この際、GM基地局130は、複数のIA信号に対して事前にデータベース等により定められたBFウェイトを利用してビームを形成することも可能である。なお、各ビームの切り替え間隔、ビーム数、ビーム幅等はシステムパラメータとして扱うことができる。例えば、ビームの走査時間(または走査周期)をサブフレーム長とし、ビーム切り替え間隔をシンボル長とし、ビーム数をサブフレーム中のシンボル数とし、ビーム幅を(待機範囲/ビーム数)、ビーム角度間隔をビーム幅と設定することができる。また、走査精度を高めた場合、走査周期をサブフレーム長の数倍にし、ビームがオーバーラップするように、ビームの角度間隔をビーム幅の数分の1と設定することもできる。また、ここでの例では、2次元(線的な)走査を例として説明しているが、待機走査範囲は3次元(面的)の領域で、ビームによる走査も3次元において行われても良い。
GM基地局130は、通信を行う周波数帯域の全帯域を利用してIA信号を送信してもよいし(図4B参照)、一部の周波数帯域に限定してIA信号を送信してもよい。例えば、セルエッジ領域に対して送信するIA信号数(ビーム数)が所定時間間隔数(タイムスロット数)より多い場合には、GM基地局130は、複数のIAを周波数方向で多重して送信することができる。
なお、GM基地局130は、GMセルのエッジ領域(待機走査範囲)において、GM移動局120を検出できない場合(検出ミス)が発生することも考えられる。したがって、GM基地局130は、待機走査範囲におけるGM移動局120の検出ミス(失敗率)に基づいて、IA信号のパラメータ(固定ビームのパラメータ(BFウェイト等)、使用帯域等)の設定を制御することができる。なお、GM移動局130は、待機走査範囲においてGM移動局120を検出ミスした場合であっても、その後にGMセル内で当該GM移動局120を検出できるように、所定周期毎に複数のIA信号を用いてGMセル全体を走査してもよい。
また、GM基地局130は、IA信号を当該GM基地局特定の系列を有する信号とすることができる。さらに、IA信号をシステム同期用の系列(例えば、LTE/LTE−Aにおける同期信号(SS信号))と、チャネル推定用の参照信号であってGM移動局120で既知となる系列(例えば、LTE/LTE−Aにおけるチャネル推定用の参照信号(RS信号))を組み合わせて(連結して)構成することができる。これにより、GM移動局120は、受信したIA信号を利用して、GM基地局130と同期すると共にチャネル推定を行うことができる。
なお、GM移動局120とGM基地局130との同期が不要な場合(例えば、GM基地局130が上位ネットワーク(例えば、マクロ基地局)と同期されている場合)、GM移動局120はGM基地局の識別番号(GM基地局ID)を上位ネットワークから取得できる。かかる場合、GM基地局130は、IA信号をチャネル推定用の参照信号の系列のみ(同期用の系列を組み合わせない)で構成することも可能である。
また、GM基地局特定の系列は、直交信号/非直交信号のいずれであってもよい。非直交信号を用いる場合には、IA信号を時間領域で直交すればよい。チャネル推定用の系列として直交系列を利用する場合には、IA信号の空間多重が可能となり、複数信号を同時に送信することが可能となる。
(GMセルの形態)
次に、移動経路上に形成されるGMセルの設置形態、待機走査範囲(セルエッジ領域)について、図5、図6を参照して説明する。GM基地局130の設置場所は、移動体110の移動経路を広くカバーできる場所とすることが好ましい。例えば、GM基地局130を、移動体110のルート(移動経路)の脇(図5A参照)、ルートの上方(図5B参照)に設ける。
GM基地局130を移動体110の移動経路の脇に設ける場合(図5A参照)、GM基地局130のアンテナ素子の正面方向(例えば、アンテナパターンの中心方向など)を、移動経路に対して鉛直に向ける。GM基地局130を移動体110の移動経路の上方に設ける場合(図5B参照)、GM基地局130のアンテナ素子の正面方向を、移動体110の進行方向に沿って一方向又は両方向に設ける。なお、GM基地局130のアンテナ素子を、進行方向に斜めで向けてもよい。GM基地局の具体的な設置形態は、移動体種別、移動ルート、GM基地局の設置環境制限などに応じて適宜決定する。
GM基地局130が形成するGMセルの範囲は、当該GM基地局130の構成(アンテナ数、送信電力など)、GMセル間隔、移動体110の種別(電車、車、新幹線、船舶など)に応じて適宜設定することができる。また、GM基地局130は、セルエッジ方向(又は、移動体110の進入方向)を含めた一定の範囲を待機走査範囲(セルエッジ領域)に設定する。GM基地局130が設定した待機走査範囲(例えば、角度範囲、方向、など)は、システムパラメータとして扱われる。なお、GM基地局130は、全ての移動体110の進行方向を考慮して、通信の制御を行う。
例えば、GM基地局130は、移動経路上においてGMセルが途切れる場所をセルエッジとして、当該セルエッジを含む周囲の領域を待機走査範囲(セルエッジ領域)として設定する(図6A参照)。なお、異なるGM基地局130a、130bにより形成されるGMセルが重なる場合には、GM基地局130a、130b同士の関係に応じてセルエッジ領域の設定を制御することができる。
例えば、図6Bに示すように、GM基地局130aが形成するGMセル1とGM基地局130bが形成するGMセル2の一部が重複する場合を想定する。GM基地局130a(GMセル1)と隣接するGM基地局130b(GMセル2)間において制御信号などの連携が可能であり、GM移動局120がGMセル1から隣接するGMセル2へ途切れなく移動・接続できる場合、GMセル1とGMセル2が重複する領域については、待機走査範囲(セルエッジ領域)を設定しなくてよい。GMセル1とGMセル2が一つのGM基地局130により形成されている場合も同様である。なお、GMセル1とGMセル2間における連携は、GM基地局間で直接信号をやり取りしても良い、マクロ基地局など上位ネットワーク経由で信号をやり取りしても良い。
一方で、GMセル1とGMセル2が重複している場合であっても、GMセル1とGMセル2間において制御信号などの連携がなく、GM移動局120がGMセル1からGMセル2へ移動する際に、通信が途切れる(連続して接続できない)場合には、GMセル1とGMセル2の重複範囲においても待機走査範囲(セルエッジ領域)を設定する。このように、GM移動局130は、移動経路上に形成されるGMセルの端部を待機走査範囲(セルエッジ領域)に設定し、当該待機走査範囲(セルエッジ領域)に複数のIA信号を送信してGM移動局120を検出することができる。
(GM移動局におけるIA信号受信動作)
次に、GM基地局から送信されたIA信号を受信したGM移動局の動作について説明する。まず、図7を参照して、本実施の形態に係るGM移動局の基本構成を説明する。図7は、本実施の形態に係るGM移動局の概略説明図であり、移動体における1つの車両111にGM移動局120が配置される場合を例に説明する。
GM移動局120は、MIMOを構成するために多数のGMセル用アンテナ素子を有する。また、GMセル用アンテナ素子数を移動体に分散して配置することにより、分散アンテナMIMOによる空間多重効果が得られると共に、GMセル間のハンドオーバを好適に行うことができる。なお、アンテナ素子の配置及び配線に係るコスト低減を優先させたい場合には、アンテナ素子を集中して配置しても良い。また、車両毎に異なるGM移動局120を設けてもよい。
また、GM移動局120は、マクロセル用、スモールセル用のアンテナ及び送受信機を搭載しており、マクロセル及びスモールセルの信号を移動体内に中継する。これにより、ユーザ端末の通信に係る接続の安定性を保証すると同時に、マクロセル及びスモールセルと複数のユーザ端末との通信をGM移動局120が統括することができる。その結果、各ユーザ端末が個別に各セルと通信する場合に比べて、マクロセル、スモールセルが要する制御信号、参照信号などの通信オーバヘッドを削減することができる。
GM移動局120におけるユーザ端末への信号及びユーザ端末からの信号の中継方法としては、DF(Decode and Forward)型中継技術及びAF(Amplifier and Forward)型中継技術を利用することができる。ただし、信号の中継方法はこれに限られない。
続いて、GM移動局120が、セルエッジ領域(待機走査範囲)においてIA信号を受信した場合の動作について図8を参照して説明する。なお、図8では、GM移動局120が、セルエッジ領域(待機走査範囲)においてGM基地局130から送信される複数のIA信号のうち、IA2信号(W)と、IA4信号(W)を受信した場合を示している(図8B参照)。IA2信号はBFウェイトWが適用され、IA4信号はBFウェイトWが適用されている。
図8Aに示すように、GM移動局120は、GM基地局130から送信されるIA信号を受信しながら移動する。この際、GM移動局120は、ビームフォーミング(BF)を行わずにIA信号を受信してもよいし、マクロ基地局などの上位ネットワークからのアシスト情報によりIA信号の到来方向などが特定可能な場合は、一定範囲内でBFを行ってIA信号を受信してもよい。GM移動局120がBFを行って受信する場合、受信範囲、ビーム幅、ビーム切り替えの有無、ビーム切り替え方法等のパラメータについて、外部(例えば、マクロ基地局又はスモール基地局)から受信するアシスト情報から適宜決定することができる。
GM移動局120は、受信したIA信号を用いて、GM基地局130を特定すると共に、周波数やタイミング同期などを実施する。また、受信したIA信号に関する情報(ビーム識別番号、チャネル推定結果等)や、GM移動局に関する情報を送信する。GM移動局120は、IA信号に関する情報とGM移動局に関する情報をマクロ基地局及び/又はスモール基地局を介してGM基地局130に送信(フィードバック)することができる。
また、GM移動局120がマクロ基地局(マクロセル)と同期している場合、GM移動局120は、GM基地局130のフレームタイミングを把握することができるため、GM基地局130が適用する各タイムスロットを特定することが可能となる。したがって、各タイムスロットに対して、特定のBFウェイトが適用されたIA信号がそれぞれ対応づけられている場合には、GM移動局120は、タイムスロット番号に基づいて受信したIA信号(IA信号の識別番号)を特定することができる。
また、GM移動局に関する情報としては、GM移動局の識別番号(GM移動局ID)、GM移動局構成(全GM移動局数、設置間隔、HW構成等)、移動体情報(種別、構成など)、移動体の移動条件(方向、速度等)、位置情報、トラフィック量等が挙げられる。なお、GM移動局120は、GM移動局に関する情報を所定周期毎に上位ネットワーク(マクロ基地局等)に送信することも可能である。この場合、更新される情報のみ所定周期毎に送信することも可能である。
また、GM移動局120が複数のIA信号を受信した場合には、受信した全てのIA信号に関する情報等を返信してもよいし、一部のIA信号に関する情報を返信してもよい。GM移動局120が、受信した複数のIA信号のうち、一部のIA信号に関する情報を返信する場合には、所定の基準値以上(例えば、チャネル推定結果が所定値以上)となるIA信号を選択して返信することができる。
(GM基地局のデータ信号送信動作)
GM基地局130は、IA信号を受信したGM移動局120から通知される情報に基づいて、当該GM移動局120に送信するデータ信号に適用するBFウェイトを制御する。具体的に、GM基地局130は、GM移動局120が受信(捕捉)したIA信号のBFウェイトをデータ信号に適用して送信する(図9A、9B参照)。
なお、ここでいうデータ信号とは、IA信号以外のDL信号の一部又は全部を指す。例えば、GM基地局130は、ユーザデータ(例えば、LTE、LTE−AにおけるPDSCH信号等)及び/又は制御信号(例えば、LTE、LTE−AにおけるPDCCH信号等)等に対して、GM移動局120が捕捉したIA信号のBFウェイトを適用する。
また、GM基地局130は、GM移動局120が受信したIA信号についても送信を続ける。この場合、GM基地局130は、当該IA信号をセルエッジ領域で送信を行ったタイムスロットと同じタイムスロットで送信し、データ信号を他のタイムスロット(他のIA信号が送信されていたタイムスロット)で送信する。
また、GM基地局130は、移動体110(GM移動局120)の移動速度や方向から、移動しているGM移動局120が次に受信(捕捉)するIA信号を予測し、予測したIA信号(予測ビーム)についても送信する。具体的に、GM基地局130は、一定時間後のGM移動局120の位置を移動速度、方向、ルート形状から予測し、予測した方向に対応するIA信号を予測ビームとして選択する。この際、GM基地局130は、予測ビームとして、予測した方向を含めた一定範囲内の複数ビーム(異なるBFウェイトが適用された複数のIA信号)を選択することも可能である。
図9では、GM移動局120がセルエッジ領域で送信される複数のIA信号の中からIA2信号(W)を受信(捕捉)した場合に、GM基地局130が送信するIA信号とデータ信号の一例を示している。
この場合、GM基地局130は、GM移動局120からマクロ基地局等を介して返信されるIA2信号に関する情報と当該GM移動局120に関する情報を取得する(図9A参照)。そして、GM基地局130は、IA2信号に適用されたBFウェイトWをデータ信号にも適用して送信する。さらに、GM基地局130は、GM移動局に関する情報等に基づいて、IA3信号を予測ビームとして選択し、IA2信号とIA3信号を所定のタイムスロット(セルエッジ領域で対応づけられたタイムスロット)で送信する(図9B参照)。この際、GM基地局130は、データ信号をIA2信号、IA3信号と異なるタイムスロットで送信する。
GM基地局130における予測ビームの選択は、GM移動局120から返信される情報に加えて、過去の結果をデータベース(DB)として蓄積して利用することも可能である。
なお、上記図9では、GM基地局130は、GM移動局120が捕捉したIA2信号(データ信号に用いるデータ信号用のIA信号)と、予測用のIA3信号を、セルエッジ領域で送信したタイムスロットと同一のタイムスロットで送信する場合を示したが、これに限られない。例えば、GM移動局120に捕捉されたIA2信号を先頭のタイムスロット(例えば、サブフレームの1シンボル目)で送信する構成としてもよい(図10A〜C参照)。この際、予測用のIA3信号は、IA2信号の次のタイムスロットで送信してもよいし(図10B参照)、セルエッジ領域で送信したタイムスロットと同一のタイムスロットで送信してもよい(図10C参照)。なお、図10B、10Cのいずれの場合においても、IA2信号、IA3信号が送信されるタイムスロットを除いたタイムスロットでデータ信号の送信を行うことができる。
また、図23Aに示すように、GM移動局120がGMセルのエッジ付近に位置している場合、待機走査範囲の外側に対する予測用ビーム(図23Aにおける予測用のIAm信号)が算出される場合がある。かかる場合、当該予測用ビーム(IAm信号)は初期フレームのタイムスロットに収まらなくなる(図23B参照)。したがって、この場合には、データ信号用のIA信号(図23AにおけるIAn信号)がフレーム(又はサブフレーム)の先頭に位置するように、タイムスロットを再構成する(図23C参照)。
タイムスロット再構成に関する情報は、GM基地局130からGM移動局120に通知される。この際、GM基地局130は、マクロ基地局やスモール基地局を介してGM移動局120にタイムスロット再構成に関する情報を通知することができる。また、これ以降、予測用のIA信号がフレーム外に位置する場合には、同様の処理(データ用のIA信号をフレームの先頭に配置する処理)を行えばよい。なお、データ用のIA信号をフレームの先頭に配置する方法(例えば、上記図10)を用いる場合には、図23に示す処理は不要となる。
GM移動局120が複数のIA信号に関する情報をGM基地局130に返信する場合には、所定のIA信号の組み合わせを選択して、選択されたIA信号のBFウェイトをデータ信号にそれぞれ適用して複数レイヤで送信する。また、選択されたデータ信号用のIA信号とは別に、予測用のIA信号を選択して所定のタイムスロットで送信する。また、GM基地局130は、データ信号用のIA信号と、予測用のIA信号をセルエッジ領域で送信したタイムスロットと同一のタイムスロットで送信し、残りのタイムスロットでデータ信号を空間多重して送信することができる。
例えば、GM基地局130は、GM移動局120から返信された複数のIA信号の各チャネル推定結果(h)からMIMOチャネル行列Hを合成し、チャネルの容量が最大になるビーム(IA信号)の組み合わせを決定する。例えば、GM基地局130ではBFを適用した信号を送信し、GM移動局120(アンテナ数N)ではBFを適用せずに受信する場合、GM基地局130は、N個のビームのそれぞれのチャネルh(サイズN×1のベクトル)利用してチャネル行列H(サイズN×Nの行列)を合成することができる(式(1)参照)。
式(1)
=(h1n,h2n,・・・,hNr,n)T
H=(h,h,・・・,h
また、GM基地局130は、ネットワークのバランスや隣接セルへの干渉等を考慮して、IA信号の組み合わせを決定してもよい。また、IA信号の組み合わせは、GM基地局130で決定してもよいし、GM移動局120又は上位制御ノードで決定してもよい。決定されたIA信号の組み合わせに関する情報は、少なくともGM基地局130とGM移動局120に通知される。
図11Aは、GM移動局120がIA2信号とIA5信号を受信して、当該IA2信号及びIA5信号に関する情報(IA信号の識別番号やチャネル推定結果等)をGM基地局130に返信する場合を示している。ここでは、IA信号の組み合わせとしてIA2信号とIA5信号が選択され、予測用のIA信号としてIA3信号とIA6信号が選択される場合を示している。
この場合、GM基地局130は、選択されたデータ信号用のIA2信号及びIA5信号と、予測用のIA3信号及びIA6信号をそれぞれセルエッジ領域で送信したタイムスロットと同一のタイムスロットでMIMO送信する(図11B参照)。具体的には、IA2信号(W)とIA3信号(W)をレイヤ1で送信し、IA5信号(W)とIA6信号(W)をレイヤ2で送信する。さらに、GM基地局130は、IA信号が送信されないタイムスロットでデータ信号を空間多重して送信する。具体的には、レイヤ1においてBFウェイトWが適用されたデータ信号を送信し、レイヤ2においてBFウェイトWが適用されたデータ信号を送信する。
なお、上記図11では、GM基地局130は、データ信号用のIA2信号及びIA5信号と、予測用のIA3信号及びIA6信号を、セルエッジ領域で送信したタイムスロットと同一のタイムスロットで送信する場合を示したが、これに限られない。
例えば、図12Aに示すようにIA信号をタイムスロットの先頭からそれぞれ順番に送信し、残りのタイムスロットにおいてデータ信号を空間多重して送信する。あるいは、図12B、図12Cに示すように、データ信号用のIA2信号とIA5信号を一部の周波数帯域で送信し、予測用のIA3信号及びIA6信号をすべての周波数帯域で送信することができる。
この際、GM基地局130は、IA2信号とIA5信号を周波数方向に多重して送信してもよい。なお、図12Bでは、IA2信号とIA5信号をそれぞれ一部の周波数領域に連続して割当てる場合を示しており、図12Cでは、IA2信号とIA5信号を複数の周波数方向にそれぞれ分散して割当てる場合を示している。なお、データ信号用のIA信号と予測用のIA信号の割当て方法はこれらに限られず、図11Bや図12A〜Cを適宜組み合わせて設定することができる。
(DL/UL送受信)
図13は、GM移動局120がGM基地局130から送信されるデータ信号を受信する場合の模式図を示している。GM基地局130は、データ信号を送信するビームに関する情報をGM移動局120に通知する。例えば、GM基地局130は、データ信号用のIA信号と予測用のIA信号に関する情報(IA信号の識別番号、送信されるタイムスロット位置等)を直接、又はマクロ基地局やスモール基地局を介してGM移動局120に送信する。
GM移動局120は、通知された情報を参照して、GM基地局130で選択されたビーム(IA信号)に対応したチャネル推定結果からGM基地局130と同じようにMIMOチャネル行列Hを合成し、Hを用いて適切な受信ウェイトを生成してデータ信号を受信する。これにより、GM移動局120は、データ信号を送信BFおよび無線チャネルに合わせて適切に受信することが可能となる。なお、GM移動局120において、アンテナを複数車両に張出して設ける場合、全てのアンテナで一括して受信ウェイトを生成してデータ信号を受信することができる。
また、図14は、例としてGM移動局120からGM基地局130にUL信号をDLと同じ周波数で送信する場合(TDDを利用する場合)の模式図を示している。GM移動局120は、DLで受信したBFウェイト(データ信号に適用されるBFウェイト)をULの送信ウェイトとして適用して、データを送信することができる。この場合、GM基地局130は、DL送信に使用(選択)した固定ビームのBFウェイトをUL信号の受信ウェイトとして使用してULデータを受信する。なお、この際、送受信機のハードウェア等に起因する特性差がある場合には、必要に応じて補正する。
また、GM基地局130とGM移動局120は、一定時間内において、それぞれ同一のビーム(BFウェイト)を用いてデータの送受信を繰り返し行うことができる。移動体の移動速度により、GMシステムのサブフレーム内における移動変動が1つのビーム範囲に比べ小さいなどの場合、複数サブフレーム時間内における、同一ビームを用いることが可能である。この際、GM移動局120はGM基地局130から送信される予測用のIA信号についても、所定のタイムスロットで受信を行う。GM移動局120は、予測用のIA信号が割当てられるタイムスロットに関する情報を、GM基地局130から直接、又はマクロ基地局等を介して取得することができる。なお、GM移動局120は、タイムスロットが変更されない場合には既に受信済みのタイムスロット構成に基づいて予測用IA信号の割当てタイムスロットを算出してもよい。
(ビーム切替動作)
移動体110の移動に伴い、GM移動局120が受信する予測用のIA信号の品質が、データ信号用に選択されているIA信号より高くなった場合、GM移動局120はビーム品質情報をGM基地局130に通知する(図15参照)。あるいは、データ信号用のIA信号の品質が所定の基準値以下に低下した場合、GM移動局120は当該ビーム品質情報をGM基地局130に通知する。つまり、GM移動局120は、移動に伴ってデータ信号用のビーム品質が低下した場合に、ビーム変更要求をGM基地局130に通知することができる。また、ビーム変更要求の通知と同時に、予測用のIA信号から推定されたチャネル情報も一緒にGM基地局130に送信する。
GM基地局130は、GM移動局120から通知されたビーム品質情報(ビーム変更要求、チャネル情報など)に基づいて、予測用のIA信号のBFウェイトをデータ信号に適用して送信する。そして、GM移動局120が次に受信する可能性のあるIA信号を予測用のIA信号として選択する。なお、上記図11に示すように、MIMO送信により多重して送信している場合には、多重の有無、多重するビーム(IA信号)の組み合わせを再度算出する。ビーム切替に関する情報は、マクロ基地局やスモール基地局を介してGM移動局120に通知することができる。
なお、GM基地局130は、GM移動局120が次にセルエッジ(反対方向のセルエッジ)を通過するまで、データ信号に適用するIA信号の変更及び予測用IA信号の再設定を繰り返して行う。これにより、移動体110(GM移動局120)が規則的に移動しない場合であっても、GM基地局130は、適切なBFウェイトを選択してデータ信号に適用することが可能となる。
GM基地局130は、データ送受信中のGM移動局120に対して、ビーム切替のタイミングで、予測ビーム(予測用IA信号)を含めた一定範囲内でビーム走査を行ってもよい。この際、GM移動局120は、再度チャネル推定を実施し、当該チャネル推定結果をGM基地局130に返信することが好ましい。これにより、GM基地局130において、最適な送信ビームを再設定することが可能となる。なお、GM基地局130におけるビーム走査を行う範囲、再走査の間隔は、GM移動局120の速度、方向、等を考慮して決定する。
(処理フロー)
図16に本実施の形態におけるGM基地局とGM移動局との通信方法に係るフローチャートの一例を示す。
まず、GM基地局の手順について説明する。GM基地局は、移動体の移動経路上に形成されたセルのエッジ領域(待機走査範囲)に対して異なるBFウェイトが適用された複数のIA信号を送信する(ステップST101)。続いて、IA信号を受信したGM移動局からフィードバック(FB)情報を受信した場合(ステップST102のYes)には、予測ビーム(予測用のIA信号)を算出(選択)する(ステップST103)。GM移動局からフィードバックされる情報としては、当該GM移動局が受信したIA信号に関する情報(IA信号の識別子、チャネル推定結果等)や、GM移動局に関する情報が挙げられる。
予測ビームがGM基地局により形成されるGMセル内に向けられる場合には(ステップST104のYes)、データ信号用のIA信号と予測用のIA信号に関する情報をGM移動局に通知する(ステップST105)。一方、予測ビームがGM基地局により形成されるGMセル外に向けられる場合には(ステップST104のNo)、終了フラグをたてる(例えば、終了フラグ=1)(ステップST106)。その後、データ信号用のIA信号に関する情報をGM移動局に通知する。
次に、GM基地局は、所定のBFウェイトが適用されたデータ信号、データ信号用のIA信号、及び予測用のIA信号を送信すると共に、GM移動局から送信されるUL信号を受信する(ステップST107)。
GM基地局は、GM移動局からビームの品質に関する通知(ビーム変更要求)を受信した場合(ステップST108のYes)、予測ビーム(予測用IA信号)への切り替え可否を判断する(ステップST109)。予測ビームがGMセル内に設定されている場合(ステップST106の終了フラグがたっていない場合)には、GM基地局は、予測用のIA信号をデータ送信用のIA信号に切り替える(ステップST110)。そして、新たなデータ送信用のIA信号のウェイトをデータ信号に適用すると共に、予測用のIA信号を新たに設定する。一方、予測ビームがGMセル内に設定されていない場合(ステップST106の終了フラグ1がたっている場合)には、データ信号の送信を終了し、その旨をGM移動局に通知する(ステップST111)。
次に、GM移動局の手順について説明する。まず、GM移動局は、GM基地局から送信されるIA信号の受信を試みる(ステップST201)。IA信号を受信した場合には(ステップST202のYes)、受信したIA信号を特定すると共に、チャネル推定を行う(ステップST203)。なお、上述したように、各IA信号が所定のタイムスロットに対応づけられている場合、GM移動局は受信したIA信号が送信されたタイムスロットから当該IA信号を特定することができる。
続いて、GM移動局は、受信したIA信号に関する情報(IA信号の識別番号、チャネル推定結果等)とGM移動局に関する情報等をフィードバックする(ステップST204)。なお、これらの情報は、マクロ基地局やスモール基地局を介してGM基地局にフィードバックすることができる。
次に、GM移動局は、GM基地局が選択したデータ信号用のIA信号に関する情報や予測用IA信号に関する情報(ビーム情報)を受信する(ステップST205)。GM移動局は、受信したビーム情報に基づいて受信ウェイトを生成して(ステップST206)、GM基地局から送信されるIA信号及びデータ信号を受信すると共に、UL信号の送信を行う(ステップST207)。
続いて、GM移動局は、GM基地局が適用するビーム(IA信号)の品質について判断する(ステップST208)。GM移動局における予測用のIA信号のビーム品質が、データ信号用のIA信号より高くなった場合、GM移動局は当該ビーム品質情報(ビーム変更要求)をGM基地局に通知する(ステップST209)。また、GM基地局からデータ送受信の終了通知を受信した場合、GM基地局とのデータ送受信を終了する(ステップST210)。
(GM移動局とGM基地局との初期接続動作)
図21を参照して、本実施の形態に係るGM移動局120とGM基地局130との初期接続動作(上記図6におけるステップST101〜102、ステップST201〜204)の一例を具体的に説明する。なお、以下の説明は、待機走査範囲におけるGM移動局120とGM基地局130との初期接続(セルサーチ)動作に限られない。例えば、GM移動局130が待機走査範囲においてGM移動局120を検出ミスした場合に、その後にGMセル内で当該GM移動局120を検出する場合にも適用することができる。また、本実施の形態で適用可能な接続動作は以下に説明する方法に限られない。
上述したように、GM基地局130は、GM移動局120との初期接続動作に適用するIA信号として、異なる固定ウェイトが適用された複数の送信ビームを適用する。つまり、GM基地局130は、IA信号にビームフォーミングを適用し、ビーム幅が狭い送信ビームを複数生成して送信する。また、GM基地局130は、異なるウェイトが適用された各IA信号にそれぞれ識別情報(例えば、ビームID)を含めて送信する。
図21Aは、GM基地局130から送信されるIA信号の送信イメージを模式的に示している。図21Bは、GM基地局130から送信されるIA信号を時間軸及び周波数軸上に示している。GM基地局130は、図21Aに示すように、ビーム幅が狭い送信ビームを所定の方位角方向に時間間隔τ毎に変更することで、予め定めた総時間TにおいてGMセルの一部(例えば、セルエッジ領域)又はGMセル全体にBFが適用されたIA信号を送信することができる。
例えば、GM基地局130は、タイミングtでGMセルのある方向に向けて狭いビームを送信した後、タイミングtでビーム幅Φだけ方位角方向に送信方向をずらして狭いビームを送信する(図21A参照)。時間間隔τ毎に送信されるIA信号は、通信システムのシステム全体の帯域幅を利用して送信することができる。
なお、図21では、IA信号を二次元(2D)で走査する場合を示したが、三次元(3D)で走査してもよい。例えば、IA信号の送信用の狭いビームの送信方向に仰角方向を追加し、方位角方向及び仰角方向に時間間隔τ毎に変更することにより、GMセルのエリアに位置する全てのGM移動局120を走査することも可能となる。
このように、GM基地局130が複数のIA信号をセルエッジ領域だけでなく、GMセル全体に送信することにより、GM移動局130が待機走査範囲においてGM移動局120を検出ミスした場合であっても、GMセル内でGM移動局120を検出することができる(図22参照)。なお、GMセル全体へのIA信号の送信(GMセル全範囲走査)は、所定の時間間隔(例えば、10フレーム)毎に行うことが好ましい。また、GMセル全範囲走査の間隔をシステムパラメータとして扱うことができる。
GM基地局130は、セルエッジ領域(待機走査範囲)で利用するIA信号に対して、ビームが広くなるBFウェイトの利用や、一部の周波数帯域への割当て(周波数多重)等を行うことにより、全範囲走査を待機走査範囲と同じタイムスロットで実施することができる。また、GM基地局130は、GMセル全範囲走査を行う場合、セルエッジ領域(待機走査範囲)を除いた範囲を走査することも可能である。
GM基地局130がGMセル全範囲走査を行う場合、GM移動局120は、セルエッジ領域(待機走査範囲)と同様の動作を行う。つまり、GM移動局120は、検出したIA信号の識別情報(ビームID)に関する情報や受信品質(RSRP、RSRQ等)に関する情報をGM基地局130にフィードバックする。
これにより、GM基地局130は、待機走査範囲で検出できなかったGM移動局120に対しても、待機走査範囲で検出したGM移動局120と同様に、特定のIA信号に対応するウェイト情報を把握することができる。GM基地局130は、当該ウェイト情報を、接続後のGM移動局120との無線通信において利用する。また、GM基地局130は、待機走査範囲における検出ミス(失敗率)に基づいて、待機走査範囲において送信するIA信号を適応的に調整する。
(変形例)
なお、上記実施の形態では、セルエッジ領域に対してGM基地局130から送信される複数のIA信号を利用してGM移動局120を検出する方法を示したが、本実施の形態はこれに限られない。例えば、GM基地局130は、センサーとIA信号を併用してGM移動局120を検出する構成としてもよい。
例えば、GM基地局130に監視センサー(カメラ、レーザ、レーダ等)を設け、当該監視センサーでGM移動局120の接近を検出してもよい。この場合、GM基地局130は、監視センサーでGM移動局120を検出した時点で、GM移動局120が接近する方向に対してIA信号の送信を開始すればよい(図17参照)。この際、GM基地局130での監視精度を向上するために、GM移動局120にマーカー、ビーコン、反射物等を設けておくことが好ましい。これにより、GM基地局130は、GM移動局120の接近を効率的に検出することが可能となるため、IA信号の送信時間を低減することができる。
また、GM移動局120の接近を検出する方法として、GM移動局120が所定周期で当該GM移動局に関する情報(位置、速度、方向等)をマクロ基地局やスモール基地局に通知し、マクロセルやスモールセルからGM基地局130にGM移動局120の接近を通知してもよい。あるいは、GM移動局120の情報(位置、速度、方向等)をマクロ基地局やスモール基地局を介してGM基地局130に通知し、当該GM基地局130側でGM移動局120の接近を判断する構成としてもよい。なお、GM移動局120から通知する間隔は、当該GM移動局120の速度等を考慮して適宜設定することができる。
また、図18に示すように同じ移動体に空間的に離れた複数のGM移動局120が搭載される場合、GM基地局130は複数のGM移動局を異なるGM移動局として識別する。この場合、移動体の先頭方向に搭載されたGM移動局120aから、後続のGM移動局120bに関する情報をGM基地局130に通知することが好ましい。この場合、GM基地局130は、先頭方向に搭載されたGM移動局120aから通知された他のGM移動局120bの情報に基づいて、後続のGM移動局120bに対するビーム走査手順(例えば、後続のGM移動局120bに対する予測ビームの算出等)を簡略化することができる。なお、後続のGM移動局102bの情報としては、GM移動局間隔、GM移動局数、装置構成等が挙げられる。
なお、上記説明では、GM基地局130からIA信号を送信し、GM移動局120が当該IA信号を受信する場合について説明したが、本実施の形態はこれに限られない。例えば、GM移動局120からIA信号を送信し、GM基地局130が当該IA信号を受信する構成としてもよい。この場合、上述した説明において、GM基地局130における送受信と、GM移動局120における送受信とを反対に読み替えて適用することができる。
(GM基地局及びGM移動局の構成)
以下、本実施の形態に係るGM基地局及びGM移動局の構成について図19、図20を参照して説明する。
図19は、本実施の形態に係るGM基地局の機能ブロック図の一例である。GM基地局は、送信部301と、送信信号生成部302と、データ信号生成部303と、IA信号生成部304と、ウェイト制御部305と、受信部306と、受信データ取得部307と、IA信号情報取得部308と、予測用IA信号選択部309と、IA信号選択部310と、を有している。なお、図19は、GM基地局の特徴的な機能ブロックを示しており、GM基地局は、無線通信に必要となるその他の機能ブロックを当然有しているものとする。
IA信号生成部304は、GM移動局に送信するIA信号を生成する。IA信号生成部304は、セルエッジ領域にIA信号を送信する場合、上記図4に示したように複数のIA信号(IA1〜IAn信号)を生成する。また、IA信号生成部304は、IA信号選択部310及び/又は予測用IA信号選択部309からの情報に基づいて、GMセル内で移動中のGM移動局に対して所定のIA信号(データ送信用のIA信号、予測用のIA信号)を生成する。
データ信号生成部303は、GM移動局に送信するデータ信号(ユーザデータや制御信号等)を生成する。送信信号生成部302は、IA信号やデータ信号に所定のBFウェイトを適用して下り送信信号を生成する。IA信号やデータ信号に適用するBFウェイトは、ウェイト制御部305により制御される。
ウェイト制御部305(制御部)は、GM基地局から送信するIA信号やデータ信号に適用するBFウェイトを制御する。セルエッジ領域にIA信号を送信する場合、ウェイト制御部305は、複数のIA信号(IA1〜IAn信号)に対して異なるBFウェイトを適用する。また、ウェイト制御部305は、IA信号選択部310及び/又は予測用IA信号選択部309からの情報に基づいて、送信信号に適用するウェイトを決定することができる。
送信部301は、BFウェイトが適用された送信信号(IA信号、データ信号等)を送信する。送信部301は、セルエッジ領域においてIA信号を送信する場合、異なるBFウェイトがそれぞれ適用された複数のIA信号を、所定期間毎に切り替えて送信する(上記図4参照)。この際、送信部301は、異なるBFウェイトが適用された各IA信号を、所定のタイムスロットに対応づけて送信することができる。
また、送信部301は、データ信号用のIA信号と予測用のIA信号をそれぞれ所定のタイムスロットで送信すると共に、IA信号とデータ信号を時間方向に分割多重して送信する(上記図9、図10参照)。また、GM移動局が複数のIA信号を受信した場合には、送信部301は、IA信号が送信されないタイムスロットにおいてデータ信号を空間多重して送信することができる(上記図11、図12参照)。また、送信部301は、データ信号用のIA信号、予測用のIA信号に関する情報等をGM移動局に送信する。
なお、送信部301が送信するIA信号やデータ信号の無線リソース(タイムスロット)への割当ては、スケジューラ等で制御される。
受信部306は、GM移動局が受信したIA信号に関する情報、当該GM移動局に関する情報、及び上りデータ信号等を受信する。IA信号情報取得部308は、受信部306が受信した情報からの中から、GM移動局からフィードバックされるIA信号に関する情報(IA信号の識別子、チャネル推定結果等)を取得する。
IA信号選択部310は、IA信号情報取得部308で取得された情報に基づいて、データ信号用のIA信号(データ信号に適用するBFウェイトを有するIA信号)を選択する。例えば、GM移動局が受信(捕捉)したIA信号がデータ信号用のIA信号として選択される。予測用IA信号選択部309は、GM移動局の移動速度や方向から、移動しているGM移動局が次に受信(捕捉)するビーム(IA信号)を予測する。例えば、予測用IA信号選択部309は、一定時間後のGM移動局の位置を移動速度、方向、ルート形状から予測し、予測した方向に対応するIA信号を予測ビームとして選択する。
受信データ取得部307は、GM移動局から送信された上りデータを取得する。受信データ取得部307は、下り送信に使用したBFウェイトを上り受信ウェイトとして利用して上りデータを取得することができる。
図20は、本実施の形態に係るGM移動局の機能ブロック図の一例である。GM移動局は、送信部201と、送信信号生成部202と、データ信号生成部203と、チャネル品質情報生成部204と、ウェイト制御部205と、受信部206と、受信データ取得部207と、IA信号情報取得部208と、チャネル品質推定部209と、を有している。なお、図20は、GM移動局の特徴的な機能ブロックを示しており、GM移動局は、無線通信に必要となるその他の機能ブロックを当然有しているものとする。
受信部206は、GM基地局から送信されるIA信号及びデータ信号を受信する。なお、受信部206は、マクロ基地局、スモール基地局等から送信されるDL信号も受信可能である。
IA信号情報取得部208は、受信部206で受信したIA信号に関する情報(IA信号の識別番号等)を取得する。また、IA信号情報取得部208は、GM基地局、マクロ基地局又はスモール基地局から送信されるIA信号に関する情報(データ信号用のIA信号、予測用のIA信号に関する情報等)も取得する。IA信号情報取得部208で取得したIA信号に関する情報は、ウェイト制御部205に出力される。
受信データ取得部207は、GM基地局から送信されたデータを取得する。受信データ取得部207は、GM基地局から通知されるデータ信号用のIA信号に対応したチャネル推定結果から適切な受信ウェイトを生成して下りデータを取得することができる。
チャネル品質推定部209は、GM基地局から送信されたIA信号を用いてチャネル推定を行う。チャネル品質情報生成部204は、チャネル品質推定部209におけるチャネル推定結果に基づいて、チャネル品質情報を生成する。チャネル品質情報生成部204は、GM移動局が受信する予測用のIA信号の品質が、データ信号用のIA信号より高くなった場合、あるいは、データ信号用のIA信号の品質が所定の基準値以下に低下した場合に、当該チャネル品質情報に関する情報(ビーム変更要求)を生成する。
データ信号生成部203は、GM基地局に送信するデータ信号生成する。送信信号生成部202は、データ信号等に所定のBFウェイトを適用して上り送信信号を生成する。データ信号に適用するBFウェイトは、ウェイト制御部205により制御される。
ウェイト制御部205は、GM移動局から送信するデータ信号等に対して適用するウェイトを制御する。例えば、ウェイト制御部205は、下り信号の受信ウェイトを上り信号の送信ウェイトとして適用することができる。
送信部201は、BFウェイトが適用された送信信号(上りデータ信号等)を送信する。また、送信部201は、受信したIA信号に関する情報やGM移動局に関する情報を送信する。送信部201は、送信する信号の内容に応じてUL信号の送信先(GM基地局、マクロ基地局又はスモール基地局)を選択する。
以上のように、本実施の形態に係る無線通信システムによれば、グループモビリティに対して、移動体内のユーザ端末とGM基地局がGM移動局を介して通信を行う構成となるため、ユーザ端末に変更を加えることなく、無線通信システム全体のシステムパフォーマンスを向上することが可能となる。さらに、本実施の形態では、GM基地局がIA信号を利用し、GM移動局におけるIA信号の受信状況に応じてBFウェイトを適宜制御するため、移動体が規則的に移動しない場合であっても、GM基地局とGM移動局の通信に適切となるBFウェイトを選択することが可能となる。
以上、上述の実施形態を用いて本発明について詳細に説明したが、当業者にとっては、本発明が本明細書中に説明した実施形態に限定されるものではないということは明らかである。本発明は、特許請求の範囲の記載により定まる本発明の趣旨及び範囲を逸脱することなく修正及び変更態様として実施することができる。従って、本明細書の記載は、例示説明を目的とするものであり、本発明に対して何ら制限的な意味を有するものではない。
100 無線通信システム
110 移動体
111 車両
120 GM移動局
130 GM基地局
140 マクロ基地局
150 スモール基地局
180 GMセル
201 送信部
202 送信信号生成部
203 データ信号生成部
204 チャネル品質情報生成部
205 ウェイト制御部
206 受信部
207 受信データ取得部
208 IA信号情報取得部
209 チャネル品質推定部
301 送信部
302 送信信号生成部
303 データ信号生成部
304 IA信号生成部
305 ウェイト制御部
306 受信部
307 受信データ取得部
308 IA信号情報取得部
309 予測用IA信号選択部
310 IA信号選択部

Claims (8)

  1. 移動体の移動経路上にセルを形成し、前記移動体に設けられた移動局とビームフォーミングを用いて通信を行う無線基地局であって、
    少なくとも移動体の移動経路上に形成されるセルのエッジ領域に対して、異なるビームフォーミング用ウェイトがそれぞれ適用された複数の捕捉用信号を送信する送信部と、
    捕捉用信号を受信した移動局から通知される情報に基づいて、当該移動局に送信するデータ信号に適用するビームフォーミング用ウェイトを制御する制御部と、
    前記移動局によって次に受信される可能性があるビームフォーミング用ウェイトを予測し、前記データ信号に適用するビームフォーミング用ウェイトを有するデータ信号用の捕捉用信号と、前記予測されたビームフォーミング用ウェイトを有する予測用の捕捉用信号と、を選択する選択部と、を有し、
    所定期間内の異なるタイムスロットに、異なるビームフォーミング用ウェイトを有する捕捉用信号が関連付けられ、
    前記送信部は、前記所定期間のうち、前記データ信号用の捕捉用信号に対応するタイムスロットにおいて、前記データ信号用の捕捉用信号を送信し、前記所定期間のうち、前記予測用の捕捉用信号に対応するタイムスロットにおいて、前記予測用の捕捉用信号を送信し、前記所定期間のうち、前記データ信号用の捕捉用信号及び前記予測用の捕捉用信号が送信されないタイムスロットにおいて、前記データ信号を送信することを特徴とする無線基地局。
  2. 前記送信部は、前記異なるビームフォーミング用ウェイトがそれぞれ適用された複数の捕捉用信号を、所定期間毎に切り替えて送信することを特徴とする請求項1に記載の無線基地局。
  3. 前記送信部は、異なるビームフォーミング用ウェイトが適用された複数の捕捉用信号を、それぞれ所定のタイムスロットに対応づけて送信することを特徴とする請求項2に記載の無線基地局。
  4. 移動局から複数の捕捉用信号に関する情報が通知される場合、前記選択部は、複数のデータ信号用の捕捉用信号及び複数の予測用の捕捉用信号を選択し、前記送信部は、異なるデータ信号用の捕捉用信号のビームフォーミングウェイトが適用されたデータ信号を空間多重して送信することを特徴とする請求項に記載の無線基地局。
  5. 前記制御部は、移動局から通知されるデータ信号用の捕捉用信号の品質情報が所定値以下となった場合に、予測用の捕捉用信号のビームフォーミング用ウェイトをデータ信号に適用することを特徴とする請求項に記載の無線基地局。
  6. 前記捕捉用信号は、LTEシステム及び/又はLTE−Aシステムにおける同期信号用の系列とチャネル推定用の参照信号の系列とを組み合わせた信号であることを特徴とする請求項1から請求項の何れかに記載の無線基地局。
  7. 移動体に設けられ且つ前記移動体の移動経路上にセルを形成する無線基地局とビームフォーミングを用いて通信を行う移動局であって、
    前記無線基地局から送信される捕捉用信号及びデータ信号を受信する受信部と、
    受信した捕捉用信号に関する情報を送信する送信部と、を有し、
    所定期間内の異なるタイムスロットに、異なるビームフォーミング用ウェイトを有する捕捉用信号が関連付けられ、
    前記受信部は、前記データ信号に適用されるビームフォーミング用ウェイトを有するデータ信号用の捕捉用信号を、前記所定期間のうち前記データ信号用の捕捉用信号に対応するタイムスロットにおいて受信し、次に受信する可能性があると予測されたビームフォーミング用ウェイトを有する予測用の捕捉用信号を、前記所定期間のうち前記予測用の捕捉用信号に対応するタイムスロットにおいて受信し、前記所定期間のうち、前記データ信号用の捕捉用信号及び前記予測用の捕捉用信号が送信されないタイムスロットにおいて、前記データ信号を受信することを特徴とする移動局。
  8. 移動体の移動経路上にセルを形成する無線基地局と、前記移動体に設けられた移動局との無線通信方法であって、
    前記無線基地局、少なくとも移動体の移動経路上に形成するセルのエッジ領域に対して、異なるビームフォーミング用ウェイトがそれぞれ適用された複数の捕捉用信号を送信する工程と、
    前記無線基地局が、捕捉用信号を受信した移動局から通知される情報に基づいて、当該移動局に送信するデータ信号に適用するビームフォーミング用ウェイトを制御する工程と、
    前記無線基地局が、前記移動局によって次に受信される可能性があるビームフォーミング用ウェイトを予測し、前記データ信号に適用するビームフォーミング用ウェイトを有するデータ信号用の捕捉用信号と、前記予測されたビームフォーミング用ウェイトを有する予測用の捕捉用信号と、を選択する工程と、
    所定期間内の異なるタイムスロットに、異なるビームフォーミング用ウェイトを有する捕捉用信号が関連付けられ、前記無線基地局が、前記所定期間のうち、前記データ信号用の捕捉用信号に対応するタイムスロットにおいて、前記データ信号用の捕捉用信号を送信し、前記所定期間のうち、前記予測用の捕捉用信号に対応するタイムスロットにおいて、前記予測用の捕捉用信号を送信し、前記所定期間のうち、前記データ信号用の捕捉用信号及び前記予測用の捕捉用信号が送信されないタイムスロットにおいて、前記データ信号を送信する工程と、を有することを特徴とする無線通信方法。
JP2013261619A 2013-12-18 2013-12-18 無線基地局、移動局、及び無線通信方法 Expired - Fee Related JP6433657B2 (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013261619A JP6433657B2 (ja) 2013-12-18 2013-12-18 無線基地局、移動局、及び無線通信方法
PCT/JP2014/083535 WO2015093559A1 (ja) 2013-12-18 2014-12-18 無線基地局、移動局、及び無線通信方法
US15/105,639 US10111108B2 (en) 2013-12-18 2014-12-18 Radio base station, mobile station and radio communication method
CN201480068858.XA CN105830481B (zh) 2013-12-18 2014-12-18 无线基站、移动台以及无线通信方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013261619A JP6433657B2 (ja) 2013-12-18 2013-12-18 無線基地局、移動局、及び無線通信方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2015119349A JP2015119349A (ja) 2015-06-25
JP6433657B2 true JP6433657B2 (ja) 2018-12-05

Family

ID=53402901

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013261619A Expired - Fee Related JP6433657B2 (ja) 2013-12-18 2013-12-18 無線基地局、移動局、及び無線通信方法

Country Status (4)

Country Link
US (1) US10111108B2 (ja)
JP (1) JP6433657B2 (ja)
CN (1) CN105830481B (ja)
WO (1) WO2015093559A1 (ja)

Families Citing this family (34)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9848362B2 (en) * 2015-01-30 2017-12-19 Telefonaktiebolaget Lm Ericsson (Publ) Radio cell arrangement in high speed scenario
WO2016152114A1 (ja) * 2015-03-23 2016-09-29 日本電気株式会社 基地局装置、通信システムおよび通信方法
CN107534478A (zh) * 2015-04-30 2018-01-02 诺基亚通信公司 通信系统中的rf波束形成控制
EP3902155A1 (en) 2015-09-29 2021-10-27 Telefonaktiebolaget LM Ericsson (publ) Methods and devices for determining suitable transmit directions for beamformed transmission
KR101881166B1 (ko) * 2016-05-17 2018-07-23 한국전자통신연구원 이동무선백홀 네트워크의 빔 포밍 통신 장치 및 방법
CN106452541B (zh) * 2016-07-19 2020-01-07 北京邮电大学 一种光和无线信号相互辅助的波束赋形方法和装置
JP6608070B2 (ja) * 2016-09-06 2019-11-20 三菱電機株式会社 移動局、基地局、無線通信システムおよび通信方法
EP3518432A4 (en) 2016-09-21 2019-08-14 Panasonic Intellectual Property Corporation of America TRANSMISSION PROCEDURE, TRANSMIT DEVICE, RECEIVER METHOD AND RECEPTION DEVICE
CN109792275A (zh) * 2016-09-26 2019-05-21 瑞典爱立信有限公司 无线通信系统中的波束成形
CN107919897B (zh) * 2016-10-09 2022-05-17 株式会社Ntt都科摩 上行随机接入时执行的波束确定方法、用户设备和基站
KR102021225B1 (ko) 2017-01-25 2019-09-17 아서스테크 컴퓨터 인코포레이션 무선 통신 시스템에서 빔 상태 정보 보고를 트리거링하기 위한 방법 및 장치
JP6563969B2 (ja) * 2017-03-01 2019-08-21 ソフトバンク株式会社 通信システム
JP6822221B2 (ja) * 2017-03-03 2021-01-27 日本電気株式会社 無線基地局、無線通信システム、並びに無線基地局の制御方法及び制御プログラム
JP2019009530A (ja) * 2017-06-21 2019-01-17 ソフトバンク株式会社 無線通信装置、基地局装置、移動局装置、移動体及び通信システム
US10484964B2 (en) * 2017-08-02 2019-11-19 Futurewei Technologies, Inc. System and method for improving paging
JP7003497B2 (ja) * 2017-09-01 2022-01-20 日本電気株式会社 第1の基地局
WO2019084723A1 (en) * 2017-10-30 2019-05-09 Telefonaktiebolaget Lm Ericsson (Publ) Reception beam selection for a radio access network
JP6913649B2 (ja) 2018-03-09 2021-08-04 株式会社東芝 電子装置、車上装置及び無線通信方法
US11070262B2 (en) * 2018-03-19 2021-07-20 Qualcomm Incorporated Range extension for communication systems
WO2019201484A1 (en) * 2018-04-19 2019-10-24 Kapsch Carriercom France S.A.S. 5g nr system for communication with a user terminal
JP7166079B2 (ja) * 2018-06-08 2022-11-07 パナソニック インテレクチュアル プロパティ コーポレーション オブ アメリカ 無線通信装置
EP3826385A4 (en) * 2018-07-18 2022-03-16 Ntt Docomo, Inc. USER DEVICE AND BASE STATION DEVICE
WO2020038643A1 (en) * 2018-08-23 2020-02-27 British Telecommunications Public Limited Company Cellular telecommunications network
EP3854657A4 (en) * 2018-09-20 2022-04-20 Hitachi Kokusai Electric Inc. WIRELESS COMMUNICATION SYSTEM, BASE STATION AND WIRELESS COMMUNICATION METHOD
JP7027294B2 (ja) * 2018-10-29 2022-03-01 本田技研工業株式会社 通信システム、通信方法、及びプログラム
DE102019135901A1 (de) * 2019-02-25 2020-08-27 Samsung Electronics Co., Ltd. Drahtloskommunikationsvorrichtung und kanalschätzverfahren davon
KR102623550B1 (ko) * 2019-02-25 2024-01-11 삼성전자주식회사 무선 통신 장치 및 이의 채널 추정 방법
CN112751595B (zh) * 2019-10-29 2022-02-11 中国移动通信集团山东有限公司 一种波束调整方法、装置、存储介质和源基站
CN111343569B (zh) * 2020-02-22 2021-04-30 吉林大学 基于改进的卡尔曼算法的移动边缘计算基站选择方法
EP3876559A1 (en) * 2020-03-02 2021-09-08 Nokia Technologies Oy Future position estimation for improved reliability of connectivity
CN113365352B (zh) * 2020-03-06 2023-09-01 大唐移动通信设备有限公司 波束推荐方法、装置、网络侧设备、终端及存储介质
US20220140874A1 (en) * 2020-10-29 2022-05-05 GM Global Technology Operations LLC Method and system for beamform management for communications
JP2022185509A (ja) * 2021-06-02 2022-12-14 富士通株式会社 通信装置および通信方法
WO2023216178A1 (en) * 2022-05-12 2023-11-16 Qualcomm Incorporated Sensing-aided radio access technology communications

Family Cites Families (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0787011A (ja) * 1993-09-14 1995-03-31 Toshiba Corp 無線通信システム及び無線装置及びスイッチ
US5722049A (en) * 1995-12-05 1998-02-24 Ericsson Inc. Mobile-link system for a radio communication system wherein diversity combining is performed only for edge/boundary zone signals and not for central zone signals
ATE218010T1 (de) * 1997-02-13 2002-06-15 Nokia Corp Verfahren und vorrichtung zur richtfunkübertragung
AU2003303791A1 (en) * 2003-01-21 2004-08-13 Fujitsu Limited Adaptive control apparatus
US8863256B1 (en) * 2011-01-14 2014-10-14 Cisco Technology, Inc. System and method for enabling secure transactions using flexible identity management in a vehicular environment
AU2012287609B2 (en) 2011-07-28 2017-02-23 Samsung Electronics Co., Ltd. Apparatus and method for beamforming in wireless communication system
CN102545944A (zh) * 2011-12-12 2012-07-04 青海省电力公司信息通信公司 电网移动通信信息平台系统
CN102624431B (zh) * 2012-03-13 2014-12-17 中兴通讯股份有限公司 一种提升车载端多天线通信容量的方法和系统
CN102970731B (zh) * 2012-11-08 2016-04-06 京信通信系统(中国)有限公司 一种无线接入方法、系统及设备

Also Published As

Publication number Publication date
WO2015093559A1 (ja) 2015-06-25
US20160323756A1 (en) 2016-11-03
CN105830481B (zh) 2019-10-01
JP2015119349A (ja) 2015-06-25
CN105830481A (zh) 2016-08-03
US10111108B2 (en) 2018-10-23

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6433657B2 (ja) 無線基地局、移動局、及び無線通信方法
US11596025B2 (en) Multi-connectivity user device for wireless communication networks
JP6843964B2 (ja) ユーザ機器動作管理のためのシステム及び方法
US10051484B2 (en) Synchronization signal transmitting method and base station apparatus
US9722689B2 (en) Radio communication system, radio mobile station and radio base station
JP6763474B2 (ja) 基地局、通信装置及び方法
US9860041B2 (en) Radio base station, user terminal and radio communication method
KR101075964B1 (ko) 통신 시스템에서 다중 링크 중계 장치 및 방법
US20180054742A1 (en) Mobile communication system, methods and base station
US9226207B2 (en) Communication terminal, communication system, and method for operating communication terminal
US20240236746A1 (en) Node b measurement sharing
KR20170073521A (ko) 빔 탐색 및 신호 결합 방법

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20161206

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20180213

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20180412

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20180614

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20181009

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20181107

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6433657

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees