JP7003497B2 - 第1の基地局 - Google Patents

第1の基地局 Download PDF

Info

Publication number
JP7003497B2
JP7003497B2 JP2017168268A JP2017168268A JP7003497B2 JP 7003497 B2 JP7003497 B2 JP 7003497B2 JP 2017168268 A JP2017168268 A JP 2017168268A JP 2017168268 A JP2017168268 A JP 2017168268A JP 7003497 B2 JP7003497 B2 JP 7003497B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
base station
terminal device
handover
unit
information
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2017168268A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2019047310A (ja
Inventor
康平 泉井
かなだ 中安
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NEC Corp filed Critical NEC Corp
Priority to JP2017168268A priority Critical patent/JP7003497B2/ja
Priority to US16/055,410 priority patent/US10736007B2/en
Publication of JP2019047310A publication Critical patent/JP2019047310A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7003497B2 publication Critical patent/JP7003497B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W36/00Hand-off or reselection arrangements
    • H04W36/08Reselecting an access point
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W36/00Hand-off or reselection arrangements
    • H04W36/0005Control or signalling for completing the hand-off
    • H04W36/0055Transmission or use of information for re-establishing the radio link
    • H04W36/0079Transmission or use of information for re-establishing the radio link in case of hand-off failure or rejection
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W16/00Network planning, e.g. coverage or traffic planning tools; Network deployment, e.g. resource partitioning or cells structures
    • H04W16/24Cell structures
    • H04W16/28Cell structures using beam steering
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W36/00Hand-off or reselection arrangements
    • H04W36/08Reselecting an access point
    • H04W36/085Reselecting an access point involving beams of access points
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W36/00Hand-off or reselection arrangements
    • H04W36/24Reselection being triggered by specific parameters
    • H04W36/32Reselection being triggered by specific parameters by location or mobility data, e.g. speed data
    • H04W36/322Reselection being triggered by specific parameters by location or mobility data, e.g. speed data by location data
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W8/00Network data management
    • H04W8/02Processing of mobility data, e.g. registration information at HLR [Home Location Register] or VLR [Visitor Location Register]; Transfer of mobility data, e.g. between HLR, VLR or external networks
    • H04W8/08Mobility data transfer
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W36/00Hand-off or reselection arrangements
    • H04W36/24Reselection being triggered by specific parameters
    • H04W36/30Reselection being triggered by specific parameters by measured or perceived connection quality data
    • H04W36/305Handover due to radio link failure

Description

本発明は、第1の基地局に関する。
基地局と端末装置との間の無線通信では、次のようにして、ハンドオーバーに関する処理が行われる。まず、端末装置が、セル境界で当該端末装置が在圏するセル(自セル)の品質と周辺セルの品質を監視する。そして、当該監視結果が所定の条件に適合したことが、端末装置から基地局へ通知され、基地局はハンドオーバーを行うか否かの判定を行う。
また、例えば特許文献1には、移動ユニットに対する新しいサービス提供無線リンクの確立に先立って、近接エリアの中のナロービームに関する事前に確立された情報に基づいて、移動ユニットが使用している現在のアクティブセルセットに近接したエリアの中でナローターゲットビームを選択し、そして、選択したナローターゲットビームを用いて直接に、新しいサービス提供無線リンクの確立を開始することが開示されている。
特表2009-530900号公報
しかしながら、上記特許文献1などに開示されているハンドオーバーのための処理では、基地局間で制御信号の通信中に制御遅延が発生し得る。このような制御遅延の発生のため、ハンドオーバーが完了する前に、端末装置がハンドオーバー元の基地局の接続範囲外に移動してしまう場合がある。この場合、基地局と端末装置との接続が切断されるため、再接続処理が必要になってしまうという問題がある。
本発明の目的は、基地局と端末装置との間の無線接続の切断を回避することを可能にする第1の基地局を提供することにある。
本発明の第1の基地局は、端末装置との無線通信のために形成されるビームに関する情報に対応する上記端末装置の移動特性情報を取得する取得部と、上記端末装置の上記移動特性情報に基づいて、上記端末装置のためのハンドオーバーに関する処理を制御する制御部と、を備える。
本発明によれば、基地局と端末装置との間の無線接続の切断を回避することが可能になる。なお、本発明により、当該効果の代わりに、又は当該効果とともに、他の効果が奏されてもよい。
図1は、本発明の実施形態に係るシステム1の概略的な構成の一例を示す説明図である。 図2は、第1の実施形態に係る基地局100の概略的な構成の例を示すブロック図である。 図3は、基地局の取得部及び制御部のそれぞれの機能を実現する具体例を示すブロック図である。 図4は、具体例に係る動作の流れを示す図である。 図5は、ハンドオーバー処理部により行われるハンドオーバー処理と、ハンドオーバー予約処理部により行われるハンドオーバー予約処理との違いについて説明するための図である。 図6は、ハンドオーバー予約処理に失敗した場合において、失敗原因を学習することによってハンドオーバー予約処理の精度向上を行うための処理の流れを示す図である。 図7は、第1の基地局から第2の基地局に、ハンドオーバーに関する情報、具体的にはハンドオーバー予約処理のための識別情報(例えば、端末位置、移動パターンを表す情報など)を通知する処理の流れを示す図である。 図8は、第2の実施形態に係る基地局100の概略的な構成の例を示すブロック図である。
以下、添付の図面を参照して本発明の実施形態を詳細に説明する。なお、本明細書及び図面において、同様に説明されることが可能な要素については、同一の符号を付することにより重複説明が省略され得る。
説明は、以下の順序で行われる。
1.本発明の実施形態の概要
2.システムの構成
3.第1の実施形態
3.1.基地局の構成
3.2.技術的特徴
3.3.具体例
4.第2の実施形態
4.1.基地局の構成
4.2.技術的特徴
5.他の形態
<<1.本発明の実施形態の概要>>
まず、本発明の実施形態の概要を説明する。
(1)技術的課題
基地局と端末装置との間の無線通信では、次のようにして、ハンドオーバーに関する処理が行われる。まず、端末装置が、セル境界で当該端末装置が在圏するセル(自セル)の品質と周辺セルの品質を監視する。そして、当該監視結果が所定の条件に適合したことが、端末装置から基地局へ通知され、基地局はハンドオーバーを行うか否かの判定を行う。
しかしながら、ハンドオーバーのための処理が行われている間に、基地局間で制御信号の通信中に制御遅延が発生し得る。このような制御遅延の発生のため、ハンドオーバーが完了する前に、端末装置がハンドオーバー元の基地局の接続範囲外に移動してしまう場合がある。この場合、基地局と端末装置との接続が切断されるため、再接続処理が必要になってしまうという問題がある。
そこで、本発明の実施形態では、基地局と端末装置との間の無線接続の切断を回避することを可能にすることを目的とする。
(2)技術的特徴
本発明の実施形態では、例えば、第1の基地局は、端末装置との無線通信のために形成されるビームに関する情報に対応する上記端末装置の移動特性情報を取得する取得部と、上記端末装置の前記移動特性情報に基づいて、上記端末装置のためのハンドオーバーに関する処理を制御する制御部と、を備える。
これにより、例えば、ハンドオーバーの実行中に基地局間で制御遅延が発生しても、基地局と端末装置との間の無線接続の切断を回避することが可能になる。
なお、上述した技術的特徴は本発明の実施形態の具体的な一例であり、当然ながら、本発明の実施形態は上述した技術的特徴に限定されない。
<<2.システムの構成>>
図1を参照して、本発明の実施形態に係るシステム1の構成の例を説明する。図1は、本発明の実施形態に係るシステム1の概略的な構成の一例を示す説明図である。図1を参照すると、システム1は、基地局100A、基地局100B、及び端末装置200を含む。以下では、基地局100A、及び基地局100Bを総称した場合、基地局100と呼ぶ。図1に示す例では、基地局100Aからのビーム30を受ける端末装置200が、移動により、基地局100Aのカバレッジエリア10A側から基地局100Bのカバレッジエリア10B側へハンドオーバーする様子を示している。
例えば、システム1は、3GPP(Third Generation Partnership Project)の規格(standard)/仕様(specification)に準拠したシステムである。より具体的には、例えば、システム1は、LTE/LTE-Advanced及び/又はSAE(System Architecture Evolution)の規格/仕様に準拠したシステムであってもよい。あるいは、システム1は、第5世代(5G)/NR(New Radio)の規格/仕様に準拠したシステムであってもよい。当然ながら、システム1は、これらの例に限定されない。
(1)基地局100
基地局100は、無線アクセスネットワーク(Radio Access Network:RAN)のノードであり、カバレッジエリア内に位置する端末装置(例えば、端末装置200)との無線通信を行う。
例えば、基地局100は、eNB(evolved Node B)であってもよく、又は、5GにおけるgNB(generation Node B)であってもよい。基地局100は、複数のユニット(又は複数のノード)を含んでもよい。当該複数のユニット(又は複数のノード)は、上位のプロトコルレイヤの処理を行う第1ユニット(又は第1ノード)と、下位のプロトコルレイヤの処理を行う第2ユニット(又は第2ノード)とを含んでもよい。一例として、上記第1ユニットは、中央ユニット(Center/Central Unit:CU)と呼ばれてもよく、上記第2のユニットは、分散ユニット(Distributed Unit:DU)又はアクセスユニット(Access Unit:AU)と呼ばれてもよい。別の例として、上記第1ユニットは、デジタルユニット(Digital Unit:DU)と呼ばれてもよく、上記第2ユニットは、無線ユニット(Radio Unit:RU)又はリモートユニット(Remote Unit:RU)と呼ばれてもよい。上記DU(Digital Unit)は、BBU(Base Band Unit)であってもよく、上記RUは、RRH(Remote Radio Head)又はRRU(Remote Radio Unit)であってもよい。当然ながら、上記第1ユニット(又は第1のノード)及び上記第2ユニット(又は第2のノード)の呼称は、この例に限定されない。あるいは、基地局100は、単一のユニット(又は単一のノード)であってもよい。この場合に、基地局100は、上記複数のユニットのうちの1つ(例えば、上記第1ユニット及び上記第2ユニットの一方)であってもよく、上記複数のユニットのうちの他のユニット(例えば、上記第1ユニット及び上記第2ユニットの他方)と接続されていてもよい。
(2)端末装置200
端末装置200は、基地局との無線通信を行う。例えば、端末装置200は、基地局100のカバレッジエリア内に位置する場合に、基地局100との無線通信を行う。例えば、端末装置200は、UE(User Equipment)である。端末装置200は、「端末装置」の代わりに、「無線通信装置」、「無線通信端末」、「ユーザ装置」、「ユーザ端末」又は「移動局」等と呼ばれてもよい。
<<3.第1の実施形態>>
続いて、図2~図7を参照して、本発明の第1の実施形態を説明する。
<3.1.基地局の構成>
次に、図2を参照して、第1の実施形態に係る基地局100の構成の例を説明する。図2は、第1の実施形態に係る基地局100の概略的な構成の例を示すブロック図である。図2を参照すると、基地局100は、無線通信部110、ネットワーク通信部120、記憶部130及び処理部140を備える。
(1)無線通信部110
無線通信部110は、信号を無線で送受信する。例えば、無線通信部110は、端末装置からの信号を受信し、端末装置への信号を送信する。また、図1に示すように、無線通信部110は、例えば、超多素子アンテナを用いたビームフォーミング技術により、端末装置200の移動に合わせてビーム30(通信方向、及び通信距離など)を適応的に形成することにより、ビーム30を端末装置200に追従させる。具体的には、無線通信部110は、端末装置200との通信情報(例えば伝搬路推定値情報)に基づいてビームを形成する。
一例として、直進性が強いマイクロ波のような比較的高い周波数帯が用いられる場合、無線通信部110は、形成可能な複数の候補ビームの中から端末装置200のための候補ビームを選択し、選択した候補ビームに対応する端末装置200のためのビームを形成する。また、低SHF(Super High Frequency)帯のような比較的低い周波数帯が用いられる場合、無線通信部110は、複数のアンテナを用いた振幅位相演算により、対象となる端末装置200へのビーム(端末装置200以外の方向に向かう電力が打ち消されるようなビーム)を形成する。
(2)ネットワーク通信部120
ネットワーク通信部120は、ネットワークから信号を受信し、ネットワークへ信号を送信する。
(3)記憶部130
記憶部130は、基地局100の動作のためのプログラム(命令)及びパラメータ、並びに様々なデータを、一時的に又は恒久的に記憶する。当該プログラムは、基地局100の動作のための1つ以上の命令を含む。
(4)処理部140
処理部140は、基地局100の様々な機能を提供する。処理部140は、取得部141及び制御部143を含む。なお、処理部140は、これらの構成要素以外の他の構成要素をさらに含み得る。即ち、処理部140は、これらの構成要素の動作以外の動作も行い得る。取得部141及び制御部143の具体的な動作は、後に詳細に説明する。
例えば、処理部140(制御部143)は、無線通信部110を介して端末装置(例えば、端末装置200)と通信する。例えば、処理部140(制御部143)は、ネットワーク通信部120を介して他のネットワークノード(例えば、コアネットワークノード、及び他の基地局)と通信する。
(5)実装例
無線通信部110は、アンテナ及び高周波(Radio Frequency:RF)回路等により実装されてもよく、当該アンテナは、指向性アンテナであってもよい。ネットワーク通信部120は、ネットワークアダプタ並びに/又はネットワークインタフェースカード等により実装されてもよい。記憶部130は、メモリ(例えば、不揮発性メモリ及び/若しくは揮発性メモリ)並びに/又はハードディスク等により実装されてもよい。処理部140は、ベースバンド(Baseband:BB)プロセッサ及び/又は他の種類のプロセッサ等の1つ以上のプロセッサにより実装されてもよい。取得部141及び制御部143は、同一のプロセッサにより実装されてもよく、別々に異なるプロセッサにより実装されてもよい。上記メモリ(記憶部130)は、上記1つ以上のプロセッサ内に含まれていてもよく、又は、上記1つ以上のプロセッサ外にあってもよい。
基地局100は、プログラム(命令)を記憶するメモリと、当該プログラム(命令)を実行可能な1つ以上のプロセッサとを含んでもよい。当該1つ以上のプロセッサは、上記プログラムを実行して、処理部140の動作(取得部141及び/又は制御部143の動作)を行ってもよい。上記プログラムは、処理部140の動作(取得部141及び/又は制御部143の動作)をプロセッサに実行させるためのプログラムであってもよい。
なお、基地局100は、仮想化されていてもよい。即ち、基地局100は、仮想マシンとして実装されてもよい。この場合に、基地局100(仮想マシン)は、プロセッサ及びメモリ等を含む物理マシン(ハードウェア)及びハイパーバイザ上で仮想マシンとして動作してもよい。
<3.2.技術的特徴>
次に、第1の実施形態の技術的特徴を説明する。
第1の基地局(基地局100Aの取得部141)は、端末装置200との無線通信のために形成されるビームに関する情報(以下、ビーム情報ともいう。)に対応する上記端末装置200の移動特性情報を取得する。そして、第1の基地局(基地局100Aの制御部143)は、上記端末装置200の上記移動特性情報に基づいて、上記端末装置200のためのハンドオーバーに関する処理を制御する。
(1)移動特性情報
上記端末装置200の上記移動特性情報は、例えば端末装置200の移動速度及び移動方向に関する情報である。具体的に、第1の基地局(基地局100Aの取得部141)は、端末装置200との無線通信のために使用されるビームの方角、及び送信レベル等に対応した端末装置200の位置を適宜推定することにより、上記端末装置200の上記移動特性情報(移動速度と移動方向)を取得する。
(2)ハンドオーバーに関する処理の制御
第1の基地局(基地局100Aの制御部143)は、上記端末装置200の上記移動特性情報に基づいて、上記端末装置200のためのハンドオーバーが発生することを予測する。ここで、「ハンドオーバーの発生」とは、例えば通信品質の劣化などに基づいた判定処理により第1の基地局から第2の基地局へのハンドオーバーが必要になることをいう。
具体的に、第1の基地局(基地局100Aの制御部143)は、取得部141により取得された移動特性を時間ドメインで解析することにより、ハンドオーバーが発生すると判定された端末装置の移動パターンを予め学習する。例えば、第1の基地局(基地局100Aの制御部143)は、公共交通機関、及び一般道路等、ある一定の規則に基づいた端末装置の移動を予め学習する。このような学習結果を利用して、第1の基地局(基地局100Aの制御部143)は、ハンドオーバーが発生することを予測する。
ここで、上述した端末装置200の移動特性に関する学習は、端末装置のためのビーム情報に対応する移動特性と、ハンドオーバー処理開始のタイミングを見積るための情報との対応関係を記録することによって、実現可能である。ハンドオーバー処理開始タイミングを見積るための情報とは、例えば、ハンドオーバーが発生するとの判定からハンドオーバー処理完了までの時間などの、オーバーヘッド時間に関する情報である。また、ハンドオーバー処理完了とは、端末装置200の接続先がハンドオーバー先となる第2の基地局(例えば基地局100B)へ完全に移行することをいう。
第1の基地局(基地局100Aの制御部143)は、上述したような移動特性に関する学習により、上記端末装置200の上記移動特性情報に基づいて、上記端末装置200のハンドオーバーの発生を予測する。より具体的には、第1の基地局(基地局100Aの制御部143)は、取得部141により取得された現在の移動特性を学習された移動パターンと比較することにより、ハンドオーバーが発生するか否かを事前に予測する。
例えば、第1の基地局(基地局100Aの制御部143)は、上記端末装置200の上記移動特性情報に基づいて、上記端末装置200のためのハンドオーバーが発生するタイミングを予測する。また、第1の基地局(基地局100Aの制御部143)は、上記端末装置200の上記移動特性情報に基づいて、上記端末装置200のためのハンドオーバー先となる第2の基地局(例えば基地局100B)を予測する。さらに、第1の基地局(基地局100Aの制御部143)は、上記端末装置200の上記移動特性情報に基づいて、上記第2の基地局(例えば基地局100B)で形成されるビームに関するビーム情報を予測する。
また、第1の基地局(基地局100Aの制御部143)は、上記端末装置200のためのハンドオーバーに関する情報を、上記第2の基地局(例えば基地局100B)に送信する。なお、第1の基地局(基地局100Aの制御部143)は、上記端末装置200のためのハンドオーバーに関する情報を、コアネットワークのノードに送信してもよい。つまり、上記端末装置200のためのハンドオーバーに関する情報は、コアネットワークのノードを介して上記第2の基地局(例えば基地局100B)に送信されてもよい。
ここで、上記端末装置200のためのハンドオーバーに関する情報は、上記第2の基地局(例えば基地局100B)で形成されるビームに関するビーム情報を含む。また、上記端末装置200のためのハンドオーバーに関する情報は、上記端末装置200の上記移動特性情報を含んでもよい。
以上のようにして、第1の基地局(基地局100Aの制御部143)は、端末装置200による品質測定に基づいたハンドオーバーの発生前に、予めハンドオーバー処理を開始ないし完了することで、端末装置が適切な位置でハンドオーバーを実現することができる。したがって、第1の基地局(基地局100Aの制御部143)は、ハンドオーバーの実行中に第2の基地局(基地局100B)との間で制御遅延が発生しても、端末装置との間の無線接続が切断してしまう事態を回避できる。
さらに、第1の基地局(基地局100Aの制御部143)は、例えばハンドオーバーに関する処理が終了した後、上記第2の基地局(例えば基地局100B)から、上記端末装置200のためのハンドオーバーで形成されたビームに関するビーム情報を受信する。このようにして受信された情報を移動特性に関する学習に反映させることにより、より精度良くハンドオーバーが発生するか否かを判断することが可能となる。
<3.3.具体例>
次に、図3を参照して、基地局100Aの取得部141及び制御部143を実現するための具体的な構成例について説明する。図3は、基地局100Aの取得部141及び制御部143のそれぞれの機能を実現する具体例を示すブロック図である。
図3に示す具体例において、基地局100Aの取得部141の機能は、主に、移動監視部301によって実現される。また、基地局100Aの制御部143の機能は、主に、ハンドオーバー判定部303、ハンドオーバー処理部305、移動パターン解析部307、移動パターンオーバーヘッド記録部309、移動パターン比較判定部311、ハンドオーバー処理開始位置推定部313、及びハンドオーバー予約処理部315によって実現される。なお、基地局100Bも基地局100Aと同様の構成を有するが、図3では、説明の都合上、基地局100Bの制御部143の機能の一部として、ハンドオーバー処理部355及びハンドオーバー予約処理部365を示している。
移動監視部301は、端末装置200のために形成されるビームに関するビーム情報に対応する端末位置情報を、一定時間分記録するとともにハンドオーバー処理開始位置推定部313へ出力する。また、ハンドオーバー発生信号が基地局100Aに入力された場合、移動監視部301は、記録した端末位置情報に基づいて上記移動特性情報(例えば、移動速度、及び移動方向など)を計算し、上記移動特性情報を移動パターン解析部307へ出力する。
ハンドオーバー判定部303は、例えば端末装置200から通知される通信品質に関する情報(端末装置通知信号)に基づいて、端末装置のためのハンドオーバーを行うか否かの判定を行う。ハンドオーバー判定部は、端末装置200のためのハンドオーバーを行う必要があると判定した場合、端末装置200のためのハンドオーバーの発生を通知するハンドオーバー発生信号を、移動監視部301及びハンドオーバー処理部305のそれぞれへ出力する。
ハンドオーバー処理部305は、ハンドオーバー発生信号が入力されると、基地局200Bのハンドオーバー処理部355との通信を行うことにより、ハンドオーバー制御信号の送受信を行う。
移動パターン解析部307は、移動監視部301から入力された上記移動特性情報を用いて、端末装置200の移動パターンを解析し、解析結果を移動パターン比較判定部311へ出力する。また、移動パターン解析部307は、ハンドオーバーの発生時に、上記解析結果を、移動パターンオーバーヘッド記録部309へ出力する。
移動パターンオーバーヘッド記録部309は、ハンドオーバーの発生時の端末装置200の移動パターン、および当該移動パターンに対応したハンドオーバーに要するオーバーヘッド時間を、例えば基地局100Aの記憶部130に記録させる。また、移動パターンオーバーヘッド記録部309は、ハンドオーバーの発生時の移動パターンを示す移動パターン情報テーブルを、必要に応じて移動パターン比較判定部311へ出力する。さらに、ハンドオーバーが発生すると予測された場合、移動パターンオーバーヘッド記録部309は、当該ハンドオーバーのための処理に要するオーバーヘッド時間を、ハンドオーバー処理開始位置推定部313へ出力する。
移動パターン比較判定部311は、移動パターン情報テーブルを参照して、現在の端末装置200の移動パターンに基づき、当該移動パターンがハンドオーバーを発生させる移動パターンであるか否かを判定する。移動パターン比較判定部311は、現在の端末装置200の移動パターンがハンドオーバーを発生させる移動パターンであると判定した場合、判定された移動パターンをハンドオーバー処理開始位置推定部313へ出力する。
ハンドオーバー処理開始位置推定部313は、記録された端末装置200の移動パターンに対応するハンドオーバー発生位置で、ハンドオーバーのための処理を完了させるため、次の処理を行う。すなわち、ハンドオーバー処理開始位置推定部313は、判定された移動パターンに対応するハンドオーバーのための処理に要するオーバーヘッド時間、及び端末装置200の現在位置情報を用いて、端末装置200のためのハンドオーバー処理開始位置を推定する。そして、ハンドオーバー処理開始位置推定部313は、端末装置200がハンドオーバー処理開始位置に到達したと推定した場合、ハンドオーバー予約処理部315へハンドオーバー予約発生信号を出力する。
ハンドオーバー予約処理部315は、ハンドオーバー予約発生信号が入力されると、端末装置のためのハンドオーバーを行うため、基地局200Bのハンドオーバー予約処理部365と通信して、ハンドオーバー制御信号を送受信する。
図4は、具体例に係る動作の流れを示す図である。
ステップS401において、移動監視部301は、端末装置200の位置情報を一定時間分記録する。続いて、ステップS4022において、ハンドオーバー判定部303によってハンドオーバーが発生するか否かが判定される。そして、ハンドオーバーが発生する場合(S402:YES)にはステップS403に進み、ハンドオーバーが発生しない場合(S402:NO)にはステップS406に進む。
ステップS403において、移動パターン解析部307が端末装置200の移動パターンを解析し、移動パターンオーバーヘッド記録部309が当該解析結果を記録する。続いて、ステップS404において、ハンドオーバー処理部305がハンドオーバー処理を行う。続いて、ステップS405において、移動パターンオーバーヘッド記録部309は、ハンドオーバー処理部305により行われたハンドオーバーのための処理に要したオーバーヘッド時間(処理時間)を記録する。その後、図4に示す処理を終了する。
一方、ステップS406において、移動パターン解析部307は、端末装置200の現在の移動パターンを解析し、移動パターン比較判定部311は、解析した移動パターンと、ハンドオーバーの発生時に記録された移動パターン(記録パターン)と比較する。続いて、ステップS407において、移動パターン比較判定部311は、ハンドオーバーの発生時に記録された移動パターン(記録パターン)と、現在の端末装置200の移動パターンとが類似であるか否か(相関が高いか否か)を判断し、類似である場合(S407:YES)にはステップS408に進み、そうではない場合(S407:NO)にはステップS401に戻る。
ステップS408において、ハンドオーバー処理開始位置推定部313は、端末装置200のハンドオーバー処理開始位置を推定する。続いて、ステップS409において、ハンドオーバー予約処理部315は、端末装置の現在位置および記録されたオーバーヘッド時間を考慮した適切な位置で、ハンドオーバー予約処理を開始する。その後、図4に示す処理を終了する。
図5は、ハンドオーバー処理部305により行われるハンドオーバーのための処理と、ハンドオーバー予約処理部315により行われるハンドオーバー予約処理との違いについて説明するための図である。
ハンドオーバー処理部305は、端末装置200の通信品質低下を検知し、ハンドオーバー処理を開始する。このため、ハンドオーバーのための処理を開始してからハンドオーバー完了までにオーバーヘッド時間がかかる。一方、ハンドオーバー予約処理部315は、ハンドオーバー予約処理によりオーバーヘッド時間遡ってハンドオーバー処理を前倒して処理することで、通信品質低下を検知してハンドオーバーが必要であると判定される時(ハンドオーバー発生)と同時にハンドオーバー処理を完了することができる。
以上のように、基地局100Aは、ハンドオーバーのための処理の実行中に基地局間で制御遅延が発生しても、端末装置200との間の無線接続の切断を回避することが可能になる。
-他の具体例
本実施形態は、上述した具体例に限定されない。
(1)オーバーヘッド発生情報の入力を行う具体例
移動パターンオーバーヘッド記録部309は、例えばユーザインタフェースによって入力されるハンドオーバー発生情報を記録してもよい。具体的に、ハンドオーバーが発生する移動パターン及び場所等の情報がある場合、移動パターンオーバーヘッド記録部309は、予めその情報を記録して、移動特性に関する学習の基礎情報として利用してもよい。
(2)ハンドオーバー予約処理失敗時の学習を行う具体例
図6は、ハンドオーバー予約処理に失敗した場合において、失敗原因を学習することによってハンドオーバー予約処理の精度向上を行うための処理の流れを示す図である。
制御部143は、ハンドオーバー予約処理を開始(ステップS601)、ハンドオーバー予約処理中に端末装置200の接続切断(ハンドオーバー失敗)を検出する(ステップS602)。具体的に、制御部143は、ハンドオーバータイミングが早すぎたか、又は遅すぎたかなどのハンドオーバーの失敗原因を検出する。続いて、制御部143は、検出した失敗原因に基づいて、ハンドオーバー開始位置など、ハンドオーバー予約処理を修正する(ステップS603)。その後、図6に示す処理を終了する。このような失敗原因に基づいた学習処理を行うことで、ハンドオーバー処理精度を向上させることができる。
(3)ハンドオーバーの失敗のみに応じた移動パターン等の情報記録を行う具体例
移動パターンオーバーヘッド記録部309は、学習処理において、発生した全てのハンドオーバー時の移動パターンを記録せず、ハンドオーバー失敗(基地局と端末装置の接続切断発生)したときの移動パターンのみを記録してもよい。これにより、記録容量を削減しながら、学習処理を利用して基地局100Aと端末装置200との間の無線接続の切断を回避することが可能になる。
(4)ハンドオーバー先への情報通知を行う具体例
図7は、第1の基地局(基地局100A)から第2の基地局(基地局100B)に、ハンドオーバーに関する情報、具体的にはハンドオーバー予約処理のための識別情報(例えば、端末位置、移動パターンを表す情報など)を通知する処理の流れを示す図である。
第1の基地局(基地局100Aの制御部143)は、ハンドオーバー予約処理を行う場合に、ハンドオーバー先である第2の基地局(基地局100Bの制御部143)に予約処理識別情報を通知する。第2の基地局(基地局100Bの制御部143)は、ハンドオーバー予約処理の識別情報を記憶するとともに、過去に同様の通知を受けた際のビーム情報の記録があればそのビーム情報を、ビーム等制御を行う無線通信部110に通知する。これにより、過去と同様のビームが生成され、ビーム生成効率を向上させることができる。
また、ビーム生成の誤りによって端末装置との接続切断が発生した場合、基地局100Bの制御部143は、再接続処理を実施し、ビーム生成を学習および補正してもよい。過去に同様の通知を受けたことがない場合、既存のビーム生成シーケンスを実行することにより、生成したビームを学習してもよい。
(5)端末位置情報の推定を行わない具体例
端末装置200が見通し範囲内にある場合、ビームのメインローブが向いた位置に端末装置200が存在する可能性が高いと推定される。一方、端末装置200が見通し範囲外にいる場合、複数のパスを介してビームが向いた位置に端末装置200が存在する可能性が高いと考えられる。このため、上記ビーム情報だけでは、端末装置の現在位置を正しく推定できるとは限らない。
よって、取得部141は、ビームフォーミング技術によって端末装置に向けるビームを形成する際に計算する情報、例えばチャネル推定値およびビームウェイト情報などを考慮して端末装置200の現在位置情報を推定することにより取得してもよい。この場合、移動パターンオーバーヘッド記録部309は、上述したチャネル推定値およびビームウェイト情報などを端末位置情報として記録し、その変化および変化量を移動パターンとして学習する。
また、制御部143は、ハンドオーバー処理開始位置に代えてハンドオーバー処理開始時間を推定してもよい。このようにハンドオーバー処理開始時間を推定することで、端末装置が見通し範囲外であっても、ハンドオーバーのための処理の実行中に、基地局と端末装置との間の無線接続の切断を回避することが可能になる。
(6)上位装置を利用する具体例
ハンドオーバー元である基地局100Aからハンドオーバー先である基地局100Bへ情報を通知する場合、一つ以上の上位装置であるコアネットワークのノードを経由してもよい。また、ハンドオーバー予約処理の識別情報などを記憶するデータベースを上位装置に設け、基地局100Bが必要に応じて当該データベースを参照してもよい。
(7)端末位置推定の対応座標について
端末位置情報は、水平方向、垂直方向の双方を使用する3次元座標を利用してもよい。
(8)固定ビームへの対応
ビームフォーミングによるビーム生成により端末装置200を追従する場合に限らず、例えば、予め複数方向に設定された固定ビームの中から任意のビームを選択して端末装置200を追従してもよい。この場合も、取得部141は、端末装置の移動特性を取得することができる。
<<4.第2の実施形態>>
続いて、図8を参照して、本発明の第2の実施形態を説明する。上述した第1の実施形態は、具体的な実施形態であるが、第2の実施形態は、より一般化された実施形態である。
<4.1.基地局の構成>
図8を参照して、第2の実施形態に係る基地局100の構成の例を説明する。図8は、第2の実施形態に係る基地局100の概略的な構成の例を示すブロック図である。図8を参照すると、基地局100は、取得部151及び制御部153を備える。取得部151及び制御部153の具体的な動作は、後に説明する。
取得部151及び制御部153は、1つ以上のプロセッサ(BBプロセッサ及び/又は他の種類のプロセッサ等)及びメモリにより実装されてもよい。当該メモリは、当該1つ以上のプロセッサ内に含まれていてもよく、又は、上記1つ以上のプロセッサ外にあってもよい。
取得部151及び制御部153は、プログラム(命令)を記憶するメモリと、当該プログラム(命令)を実行可能な1つ以上のプロセッサとを含んでもよい。当該1つ以上のプロセッサは、上記プログラムを実行して、取得部151及び制御部153の動作を行ってもよい。上記プログラムは、取得部151及び制御部153の動作をプロセッサに実行させるためのプログラムであってもよい。
なお、基地局100は、仮想化されていてもよい。即ち、基地局100は、仮想マシンとして実装されてもよい。この場合に、基地局100(仮想マシン)は、プロセッサ及びメモリ等を含む物理マシン(ハードウェア)及びハイパーバイザ上で仮想マシンとして動作してもよい。
なお、当然ながら、基地局100は、取得部151及び制御部153以外の構成要素をさらに備えてもよい。例えば、基地局100は、第1の実施形態と同様に、無線通信部110、ネットワーク通信部120及び/若しくは記憶部130をさらに備えてもよく、並びに/又は、他の構成要素をさらに備えてもよい。
<4.2.技術的特徴>
第2の実施形態の技術的特徴を説明する。
第1の基地局(基地局100の取得部151)は、端末装置との無線通信のために形成されるビームに関する情報(以下、ビーム情報ともいう。)に対応する上記端末装置の移動特性情報を取得する。そして、第1の基地局(基地局100の制御部153)は、上記端末装置の上記移動特性情報に基づいて、上記端末装置のためのハンドオーバーに関する処理を制御する。
これにより、例えば、ハンドオーバーの実行中に基地局間で制御遅延が発生しても、基地局と端末装置との間の無線接続の切断を回避することが可能になる。
一例として、移動特性情報、及び/又はハンドオーバーに関する処理の制御についての説明は、第1の実施形態における説明と同じである。よって、ここでは重複説明を省略する。なお、この場合には、取得部151は、第1の実施形態の取得部141と同様に動作してもよく、制御部153は、第1の実施形態の制御部143と同様に動作してもよい。
当然ながら、第2の実施形態はこの例に限定されない。
<5.他の形態>
以上、本発明の実施形態を説明したが、本発明はこれらの実施形態に限定されるものではない。これらの実施形態は例示にすぎないということ、及び、本発明のスコープ及び精神から逸脱することなく様々な変形が可能であるということは、当業者に理解されるであろう。
例えば、本明細書において説明した基地局の構成要素(例えば、取得部及び/又は制御部)を備える装置(例えば、基地局を構成する複数の装置(又はユニット)のうちの1つ以上の装置(又はユニット)、又は上記複数の装置(又はユニット)のうちの1つのためのモジュール)が提供されてもよい。また、上記構成要素の処理を含む方法が提供されてもよく、上記構成要素の処理をプロセッサに実行させるためのプログラムが提供されてもよい。また、当該プログラムを記録したコンピュータに読み取り可能な非一時的記録媒体(Non-transitory computer readable medium)が提供されてもよい。当然ながら、このような装置、モジュール、方法、プログラム、及びコンピュータに読み取り可能な非一時的記録媒体も本発明に含まれる。
上記実施形態の一部又は全部は、以下の付記のようにも記載され得るが、以下には限られない。
(付記1)
第1の基地局であって、
端末装置との無線通信のために形成されるビームに関する情報に対応する前記端末装置の移動特性情報を取得する取得部と、
前記端末装置の前記移動特性情報に基づいて、前記端末装置のためのハンドオーバーに関する処理を制御する制御部と、を備える第1の基地局。
(付記2)
前記制御部は、前記端末装置の前記移動特性情報に基づいて、前記端末装置のためのハンドオーバーが発生することを予測する、付記1記載の第1の基地局。
(付記3)
前記制御部は、前記端末装置の前記移動特性情報に基づいて、前記端末装置のためのハンドオーバーが発生するタイミングを予測する、付記2記載の第1の基地局。
(付記4)
前記制御部は、前記端末装置の前記移動特性情報に基づいて、前記端末装置のためのハンドオーバー先となる第2の基地局を予測する、付記2又は3記載の第1の基地局。
(付記5)
前記制御部は、前記端末装置の前記移動特性情報に基づいて、前記第2の基地局で形成されるビームに関する情報を予測する、付記4記載の第1の基地局。
(付記6)
前記制御部は、前記端末装置のためのハンドオーバーに関する情報を、前記第2の基地局に送信する、付記4又は5記載の第1の基地局。
(付記7)
前記制御部は、前記端末装置のためのハンドオーバーに関する情報を、コアネットワークのノードに送信する、付記4又は5記載の第1の基地局。
(付記8)
前記端末装置のためのハンドオーバーに関する情報は、前記第2の基地局で形成されるビームに関する情報を含む、付記6又は7記載の第1の基地局。
(付記9)
前記端末装置のためのハンドオーバーに関する情報は、前記端末装置の前記移動特性情報を含む、付記6乃至8のうちいずれか1項記載の第1の基地局。
(付記10)
前記制御部は、前記第2の基地局から、前記端末装置のためのハンドオーバーで形成されたビームに関する情報を受信する、付記6乃至9のうちいずれか1項記載の第1の基地局。
(付記11)
端末装置との無線通信のために形成されるビームに関する情報に対応する前記端末装置の移動特性情報を取得することと、
前記端末装置の前記移動特性情報に基づいて、前記端末装置のためのハンドオーバーに関する処理を制御することと、を含む方法。
(付記12)
端末装置との無線通信のために形成されるビームに関する情報に対応する前記端末装置の移動特性情報を取得することと、
前記端末装置の前記移動特性情報に基づいて、前記端末装置のためのハンドオーバーに関する処理を制御することと、をプロセッサに実行させるプログラム。
(付記13)
端末装置との無線通信のために形成されるビームに関する情報に対応する前記端末装置の移動特性情報を取得することと、
前記端末装置の前記移動特性情報に基づいて、前記端末装置のためのハンドオーバーに関する処理を制御することと、をプロセッサに実行させるプログラムを記録したコンピュータに読み取り可能な非一時的記録媒体。
移動体通信システムにおいて、例えば、ハンドオーバーの実行中に基地局間で制御遅延が発生しても、基地局と端末装置との間の無線接続の切断を回避できる。
1 システム
100、100A、100B 基地局
141、151 取得部
143、153 制御部
200 端末装置

Claims (10)

  1. 第1の基地局であって、
    端末装置との無線通信のために形成されるビームに関する情報に対応する前記端末装置の移動特性情報を取得する取得部と、
    前記端末装置の前記移動特性情報に基づいて、前記端末装置のためのハンドオーバーに関する処理を制御する制御部と、を備え
    前記制御部は、前記移動特性情報を用いて移動パターンを解析し、
    前記解析した移動パターンを、前記端末装置の移動特性とハンドオーバー処理開始のタイミングを予測するための情報との対応関係から学習された学習済み移動パターンと比較し、
    当該比較に基づいて、前記端末装置のためのハンドオーバーが発生するタイミングを予測する第1の基地局。
  2. 前記制御部は、前記学習済み移動パターンに対応して記録されたハンドオーバーに要するオーバーヘッド時間を用いて、前記解析した移動パターンに対応するハンドオーバーに要するオーバーヘッド時間を推定する、請求項1記載の第1の基地局。
  3. 前記制御部は、前記推定したオーバーヘッド時間と前記端末装置の現在位置情報とを用いて、前記端末装置のためのハンドオーバー処理開始位置を推定する、請求項2記載の第1の基地局。
  4. 前記制御部は、前記端末装置の前記移動特性情報に基づいて、前記端末装置のためのハンドオーバー先となる第2の基地局を予測する、請求項2又は3記載の第1の基地局。
  5. 前記制御部は、前記端末装置の前記移動特性情報に基づいて、前記第2の基地局で形成されるビームに関する情報を予測する、請求項4記載の第1の基地局。
  6. 前記制御部は、前記端末装置のためのハンドオーバーに関する情報を、前記第2の基地局に送信する、請求項4又は5記載の第1の基地局。
  7. 前記制御部は、前記端末装置のためのハンドオーバーに関する情報を、コアネットワークのノードに送信する、請求項4又は5記載の第1の基地局。
  8. 前記端末装置のためのハンドオーバーに関する情報は、前記第2の基地局で形成されるビームに関する情報を含む、請求項6又は7記載の第1の基地局。
  9. 前記端末装置のためのハンドオーバーに関する情報は、前記端末装置の前記移動特性情報を含む、請求項6乃至8のうちいずれか1項記載の第1の基地局。
  10. 前記制御部は、前記第2の基地局から、前記端末装置のためのハンドオーバーで形成されたビームに関する情報を受信する、請求項6乃至9のうちいずれか1項記載の第1の基地局。
JP2017168268A 2017-09-01 2017-09-01 第1の基地局 Active JP7003497B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017168268A JP7003497B2 (ja) 2017-09-01 2017-09-01 第1の基地局
US16/055,410 US10736007B2 (en) 2017-09-01 2018-08-06 First base station, method, and non-transitory computer readable medium storing a program

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017168268A JP7003497B2 (ja) 2017-09-01 2017-09-01 第1の基地局

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2019047310A JP2019047310A (ja) 2019-03-22
JP7003497B2 true JP7003497B2 (ja) 2022-01-20

Family

ID=65517807

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017168268A Active JP7003497B2 (ja) 2017-09-01 2017-09-01 第1の基地局

Country Status (2)

Country Link
US (1) US10736007B2 (ja)
JP (1) JP7003497B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2022113220A1 (ja) * 2020-11-26 2022-06-02 三菱電機株式会社 無線通信制御システム及び無線通信制御方法

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008035287A (ja) 2006-07-28 2008-02-14 Kyocera Corp 無線通信方法、無線基地局、無線通信端末及び基地局制御装置
JP2008118551A (ja) 2006-11-07 2008-05-22 Fujitsu Ltd 移動通信装置
JP2015185955A (ja) 2014-03-20 2015-10-22 株式会社Nttドコモ ユーザ装置及び基地局
JP2017118462A (ja) 2015-12-25 2017-06-29 富士通株式会社 無線通信システムおよび基地局

Family Cites Families (27)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5890067A (en) * 1996-06-26 1999-03-30 Bnr Inc. Multi-beam antenna arrays for base stations in which the channel follows the mobile unit
TW595857U (en) * 2001-11-29 2004-06-21 Us 091219345
TW200507671A (en) * 2002-09-27 2005-02-16 Interdigital Tech Corp Mobile communications system and method for providing mobile unit handover in wireless communication systems that employ beamforming antennas
US20050272472A1 (en) * 2004-05-27 2005-12-08 Interdigital Technology Corporation Wireless communication method and system for forming three-dimensional control channel beams and managing high volume user coverage areas
JP4811596B2 (ja) * 2005-01-19 2011-11-09 日本電気株式会社 無線通信装置およびアンテナ指向性・無線リソース割り当て方法
US7697479B2 (en) * 2005-04-07 2010-04-13 Motorola, Inc. Self-learning geographically aware handoff method and system
EP1994782A4 (en) 2006-03-13 2012-02-08 Ericsson Telefon Ab L M IMPROVED TRANSFER MODE FOR ADAPTIVE ANTENNAS
US8743825B2 (en) * 2006-08-17 2014-06-03 Nokia Corporation Handovers in a communication system
US20080181180A1 (en) * 2007-01-31 2008-07-31 Jeyhan Karaoguz Efficient network hand-off utilizing stored beam-forming information
US9369934B2 (en) * 2011-04-28 2016-06-14 Telefonaktiebolaget Lm Ericsson (Publ) Method and arrangement in a wireless communication system
US9144082B2 (en) * 2012-06-13 2015-09-22 All Purpose Networks LLC Locating and tracking user equipment in the RF beam areas of an LTE wireless system employing agile beam forming techniques
WO2014036150A1 (en) * 2012-08-28 2014-03-06 Interdigital Patent Holdings, Inc. Method for handover of a communication link using a primary beam
US9473229B2 (en) * 2012-10-05 2016-10-18 Samsung Electronics Co., Ltd. High-throughput beamforming MIMO receiver for millimeter wave communication and method
US9570815B2 (en) * 2012-12-12 2017-02-14 Electronics And Telecommunications Research Institute Antenna apparatus and method for handover using the same
US9516563B2 (en) * 2013-01-21 2016-12-06 Intel Corporation Apparatus, system and method of handover of a beamformed link
KR101904951B1 (ko) * 2013-11-13 2018-10-08 삼성전자주식회사 무선 통신 시스템에서 핸드오버를 위한 타겟 셀 검색 장치 및 방법
JP6433657B2 (ja) * 2013-12-18 2018-12-05 株式会社Nttドコモ 無線基地局、移動局、及び無線通信方法
WO2015109153A1 (en) * 2014-01-17 2015-07-23 Interdigital Patent Holdings, Inc. 3gpp mmw access link system architecture
JP5945080B2 (ja) * 2014-06-19 2016-07-05 三菱電機株式会社 基地局、制御局およびハンドオーバ方法
WO2017039504A1 (en) * 2015-09-02 2017-03-09 Telefonaktiebolaget Lm Ericsson (Publ) Radio network nodes and methods for enabling mobility between said nodes
EP3400655B1 (en) * 2016-01-06 2020-09-09 Telefonaktiebolaget LM Ericsson (publ) Beam selection based on ue position measurements
US10448271B2 (en) * 2016-06-07 2019-10-15 Telefonaktiebolaget Lm Ericsson (Publ) Mobility measurement initiation using a triggering link quality measurement signal
WO2018030684A1 (ko) * 2016-08-11 2018-02-15 한국전자통신연구원 통신 시스템에서 이동성 지원 방법 및 장치
DE112016007196B4 (de) * 2016-10-06 2020-09-10 Mitsubishi Electric Corporation Strahlübertragungs-/empfangsverfahren, basisstation, endgerät und drahtloses kommunikationssystem
US11337120B2 (en) * 2017-03-24 2022-05-17 Qualcomm Incorporated Beam-aware handover procedure for multi-beam access systems
JP2018207333A (ja) * 2017-06-06 2018-12-27 富士通株式会社 基地局、無線端末、無線通信システム、及び通信制御方法
US10873866B2 (en) * 2017-09-27 2020-12-22 Electronics And Telecommunications Research Institute Method for managing radio resources in communication system and apparatus for the same

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008035287A (ja) 2006-07-28 2008-02-14 Kyocera Corp 無線通信方法、無線基地局、無線通信端末及び基地局制御装置
JP2008118551A (ja) 2006-11-07 2008-05-22 Fujitsu Ltd 移動通信装置
JP2015185955A (ja) 2014-03-20 2015-10-22 株式会社Nttドコモ ユーザ装置及び基地局
JP2017118462A (ja) 2015-12-25 2017-06-29 富士通株式会社 無線通信システムおよび基地局

Also Published As

Publication number Publication date
JP2019047310A (ja) 2019-03-22
US20190075499A1 (en) 2019-03-07
US10736007B2 (en) 2020-08-04

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US20210160741A1 (en) Method in a Base Station of a Communication System for Making a Handover Decision, Base Station, Computer Programs, and Computer Program Products
CN109891957B (zh) Ue补偿的定时提前
EP3857736B1 (en) Detection of neighboring satellites in wireless communication systems
TWI738302B (zh) 一種波束切換方法、設備及電腦存儲介質
EP3624513B1 (en) Geolocating a user equipment
US20210368468A1 (en) Positioning and measurement reporting method and apparatus
CN110493830A (zh) 切换方法及装置
CN103945469B (zh) 一种确定目标小区的方法及设备
EP3336578A1 (en) Device and method for estimating position of terminal in wireless communication system
US9445390B2 (en) Method and node for positioning in combined cell
US20220393748A1 (en) Beamforming and positioning reference signal transmissions
EP4101085A1 (en) Power efficient non-terresterial network connection establishment
EP3918839A1 (en) Network nodes and methods performed therein for supporting handover of a wireless device
JP7003497B2 (ja) 第1の基地局
US11399325B2 (en) High-gain beam handover
US20130124139A1 (en) Method and a network node for localization of a user equipment
WO2023192692A2 (en) Method and apparatus for intercell cross-trp seamless mobility
WO2018039986A1 (en) Methods, central units, and distributed units for reference signal configuration
WO2022219589A1 (en) Preconfigured smtc and measurement gaps in ntn
JP7180113B2 (ja) 基地局、方法及び端末装置
WO2023206486A1 (en) Interaction between ai-based and traditional positioning techniques
US20230276519A1 (en) Method, device and computer readable medium of communication
WO2021203386A1 (en) Reporting of event for beam failure recovery
US20240147254A1 (en) Positioning beam management
WO2023206499A1 (en) Training and inference for ai-based positioning

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20200814

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20201130

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20210413

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20210414

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20210528

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20211130

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20211213