JP6433474B2 - 撮像装置およびその制御方法 - Google Patents
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立体映像をユーザが鑑賞する仕組みとしては、対象物を左目で見た像及び右目で見た像に対応するように、左右方向に視差を持たせた、右目用画像と左目用画像のデータが用意される。各画像をユーザが右目と左目でそれぞれ見ることで立体視可能である。その方法には、視差バリア方式やレンチキュラ方式等のように鑑賞対象の映像を視差分割する方法がある。また左右で特性の異なるフィルタを介して、ユーザの左目と右目に異なる映像を提示する方法等が知られている。
そこで、本発明の目的は、立体視表示に用いる左目用画像および右目用画像のデータと、2次元表示に用いる正しい被写体形状の画像データを同一ファイルに記録することで再生画像の再現性を高めることである。
画素アレイ101は、マイクロレンズ202と、カラーフィルタ403と、PD404および405を有する。PD404、PD405は、図2(A)中のPD203、PD204にそれぞれ相当する。
撮像光学系を構成するレンズ部501は、被写体からの光を撮像素子505に結像する。撮像素子505は、図1に示す撮像素子100に相当し、図2(B)に示す画素構成を有する。レンズ駆動装置502は、ズーム制御、フォーカス制御、絞り制御等を行う。メカニカルシャッタ503は、シャッタ駆動装置504によって制御される。撮像素子505は、レンズ部501により結像した被写体像を画像信号に変換する。撮像信号処理回路506は、撮像素子505の出力する画像信号に対して各種の処理(画素補間処理や色変換処理等)や補正を行う。タイミング発生部507は、撮像素子505や撮像信号処理回路506に必要なタイミング信号を出力する。
撮像信号処理回路506は、撮像素子505が出力する撮像データを左目用画像と右目用画像の各データに振り分けて画像処理を行う。メモリ部508は、撮像信号処理回路506の出力データ、画像合成回路513によって生成された合成画像データ等を記憶する。
撮像装置のメイン電源が投入されると、制御系回路部の電源がオン状態となり、更に撮像信号処理回路506等の撮像処理系回路の電源がオン状態となる。ユーザが図示しないレリーズボタンを操作すると、システム制御部509が撮像素子505からのデータに基づいて、焦点状態検出に係る演算を行い、撮像装置から被写体までの距離を算出する。その後、レンズ駆動装置502がレンズ部501の可動レンズを駆動し、システム制御部509は、合焦状態であるか否かを判定する。
以下、本発明の第1実施形態について説明する。第1実施形態では、左右のPD、つまり全PDのRAW画像データを撮像信号処理回路506に入力した場合に合成画像データ、右目用画像データ、および左目用画像データをそれぞれ出力可能なシステム構成を有する。RAW画像とは、撮像素子505による各画素のデータから得られる画像であって現像処理等の画像加工を行う前の画像を意味する。
画像データファイル600は、DCFヘッダ部610、サムネイル画像部620およびJPEG画像部630の各領域を有する。JPEGは、“Joint Photographic Experts Group”の略号である。
・メタデータA(611):JPEG画像部630に格納される画像データに関連する撮影情報やパラメータ等。
・オフセット値B(612):合成サムネイル画像部621の先頭位置までのオフセットデータ。
・オフセット値C(613):左目用サムネイル画像部622の先頭位置までのオフセットデータ。
・オフセット値D(614):右目用サムネイル画像部623の先頭位置までのオフセットデータ。
・オフセット値E(615):合成JPEG画像部631の先頭位置までのオフセットデータ。
・オフセット値F(616):左目用JPEG画像部632の先頭位置までのオフセットデータ。
・オフセット値G(617):右目用JPEG画像部633の先頭位置までのオフセットデータ。
オフセット値BないしGはDCFヘッダ部610の基準位置から算出される各画像部までの相対位置情報であり、これらの値により、画像ファイル内における各画像データの開始位置が特定される。
合成サムネイル画像部621には、2D表示に使用するサムネイル画像データが記録される。左目用サムネイル画像部622と右目用サムネイル画像部623には、3D表示に使用するサムネイルの左目用画像と右目用画像のデータがそれぞれ記録される。
以上に説明したファイル構造は一例であって、画像編集等の各種用途に応じて各画像部の配置順序を変更したファイル構造にしてもよい。
S700で処理が開始すると、次のS701では撮像素子505から読み出した右側PDと左側PDを併せた全PDのRAWデータがメモリ部508上に展開され、S702へ進む。S702にて、メモリ部508上のRAW画像データに対し、RAW画像用の現像パラメータを用いて撮像信号処理回路506が現像処理を行い、出力された画像データがメモリ部508に配置されて、S703へ進む。RAW画像については、全てのPDから読み出した信号が用いられるため、前述した点光源の光が暈けた状態で撮影される被写体に対しても正しい形状の画像データとして認識できる。ここでは便宜上、右側PDと左側PDを併せた全てのPDを用いて加算合成により生成された画像のことを合成画像と呼ぶことにする。RAW画像に対して合成RAW画像、JPEG画像に対して合成JPEG画像、サムネイル画像に対して合成サムネイル画像という。なお、加算合成には加算平均処理も含むものとする。
次に、本発明の第2実施形態を説明する。第2実施形態では、右側PDと左側PDの各RAWデータをそれぞれ撮像信号処理回路506に入力して、右目用画像データ、左目用画像データを出力する。右目用画像データと左目用画像データは画像合成回路513により合成画像データとして出力される。なお、第2実施形態におけるファイル構造は、第1実施形態の場合と同様である(図5参照)。
S800で処理が開始すると、次のS801では、撮像素子505から読み出した、右側PDと左側PDによるRAWデータがメモリ部508上に展開され、S802へ進む。S802にて、メモリ部508上の右側PDのRAWデータが抽出され、RAW画像用の現像パラメータを用いて撮像信号処理回路506が現像処理を行う。出力された右目用RAW画像データはメモリ部508に配置され、S803へ進む。S803にて、メモリ部508上の左側PDによるRAWデータが抽出され、RAW画像用の現像パラメータを用いて撮像信号処理回路506が現像処理を行う。出力された左目用RAW画像データはメモリ部508に配置され、S804へ進む。
次に、本発明の第3実施形態を説明する。第3実施形態では、合成画像データ並びに右目用画像データおよび左目用画像データとともに、RAW画像データを同一ファイルに内包させる。
図8は、本実施形態における画像データのファイル構造を例示する。画像データファイル900はRAWヘッダ部910、サムネイル画像部920、表示用JPEG画像部930、RAW画像部940の各領域からなる。
・メタデータA(911):RAW画像部940に格納される画像データに関連する撮影情報やパラメータ等。
・オフセット値B(912):合成サムネイル画像部921の先頭位置までのオフセットデータ。
・オフセット値C(913):左目用サムネイル画像部922の先頭位置までのオフセットデータ。
・オフセット値D(914):右目用サムネイル画像部923の先頭位置までのオフセットデータ。
・オフセット値E(915):2D表示用JPEG画像部931の先頭位置までのオフセットデータ。
・オフセット値F(916):左目への表示用JPEG画像部932の先頭位置までのオフセットデータ。
・オフセット値G(917):右目への表示用JPEG画像部933の先頭位置までのオフセットデータ。
・オフセット値H(918):左目用RAW画像部941の先頭位置までのオフセットデータ。
・オフセット値I(919):右目用RAW画像部942の先頭位置までのオフセットデータ。
オフセット値BないしIにより、画像ファイル内における各画像データの開始位置が特定される。
合成サムネイル画像部921には、2D表示に使用するサムネイル画像データが記録される。左目用サムネイル画像部922と右目用サムネイル画像部923には、3D表示に使用するサムネイルの左目用画像と右目用画像の各データがそれぞれ記録される。
RAWファイル生成処理は第1実施形態および第2実施形態で説明したDCFファイル生成と同様に行われる。即ち、図6や図7で説明した処理に従って、各画像部921ないし923、931ないし933、941および942、あるいは940に格納する画像データがそれぞれメモリ部508上に配置される。その後、撮影情報やパラメータ等のメタデータA(911参照)が作成され、各画像部までのオフセット値BないしI(912ないし919参照)が計算されて設定が行われることにより、RAWヘッダ部910が作成される。このRAWヘッダ部910と各画像データに基づき、図8または図9に示すファイル構造の画像ファイルとして1つに結合する処理が実行され、ファイル生成処理が終了する。
以上のように、本実施形態では2D表示用の画像データとして正しい被写体形状となる画像データと、画像加工前のRAW画像データを含むファイルを生成することができる。
505 撮像素子
506 撮像信号処理回路
509 システム制御部
510 記録媒体制御I/F部
511 記録媒体
513 画像合成回路
Claims (9)
- 複数のマイクロレンズを有し、前記複数のマイクロレンズは、各マイクロレンズがそれぞれ複数の光電変換部に対応する撮像素子と、
前記各マイクロレンズに対応する画素を構成する前記複数の光電変換部より出力される2つの信号のうち、それぞれ異なる前記光電変換部に対応する第1の信号と第2の信号を合成して合成画像データを生成する画像生成手段と、
前記合成画像データと、前記第1の信号で構成される第1の画像データ及び前記第2の信号で構成される第2の画像データを含む画像ファイルを生成する画像ファイル生成手段と、を有し、
前記画像ファイルは、撮影情報及びパラメータのようなメタデータと、前記画像ファイル内の各画像エリアへのオフセットのデータを含むヘッダー部、
前記合成画像データに対応するサムネイル画像を含むサムネイル画像部、
画像部、をこの順に含み、
前記画像部では、前記合成画像データ、前記第1及び第2の画像データをこの順に含むことを特徴とする撮像装置。 - 前記画像ファイルを記録媒体に記録する記録手段を有することを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
- 前記画像ファイルは、前記合成画像データのJPEG画像を含むことを特徴とする請求項1または2に記載の撮像装置。
- 前記画像ファイルはDCF形式であることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1つに記載の撮像装置。
- 前記記録手段は、前記合成画像データに対応するサムネイル画像を前記画像ファイルに記録することを特徴とする請求項2に記載の撮像装置。
- 前記記録手段は、前記複数の光電変換部より出力される複数の信号のサムネイル画像を前記画像ファイルに記録することを特徴とする請求項2に記載の撮像装置。
- 前記各マイクロレンズに対応する画素を構成する前記複数の光電変換部は、マイクロレンズを介して、撮像光学系の異なる瞳領域を通過した光束をそれぞれ受光することを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1つに記載の撮像装置。
- 前記2つの信号を用いて焦点検出を行う焦点検出手段を有することを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1つに記載の撮像装置。
- 複数のマイクロレンズを有し、前記複数のマイクロレンズは、各マイクロレンズがそれぞれ複数の光電変換部に対応する撮像素子を有する撮像装置の制御方法であって、
前記各マイクロレンズに対応する画素を構成する前記複数の光電変換部より出力される2つの信号のうち、それぞれ異なる前記光電変換部に対応する第1の信号と第2の信号を合成して合成画像データを生成する画像生成ステップと、
前記合成画像データと、前記第1の信号で構成される第1の画像データ及び前記第2の信号で構成される第2の画像データを含む画像ファイルを生成する画像ファイル生成ステップと、を有し、
前記画像ファイルは、撮影情報及びパラメータのようなメタデータと、前記画像ファイル内の各画像エリアへのオフセットのデータを含むヘッダー部、
前記合成画像データに対応するサムネイル画像を含むサムネイル画像部、
画像部、をこの順に含み、
前記画像部では、前記合成画像データ、前記第1及び第2の画像データをこの順に含むことを特徴とする撮像装置の制御方法。
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